JPH0442994Y2 - - Google Patents

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JPH0442994Y2
JPH0442994Y2 JP1985041803U JP4180385U JPH0442994Y2 JP H0442994 Y2 JPH0442994 Y2 JP H0442994Y2 JP 1985041803 U JP1985041803 U JP 1985041803U JP 4180385 U JP4180385 U JP 4180385U JP H0442994 Y2 JPH0442994 Y2 JP H0442994Y2
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JP
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frame
case
horizontal
raking
reaping
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は穀稈を刈取つて脱穀処理するコンバイ
ンに関する。
(ロ) 従来技術 従来、コンバインの前処理装置は各種の伝動ケ
ースを単体として前処理枠に取付けており、ま
た、前記伝動ケースは前処理枠の付属物として前
処理枠に取付けられていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知のコンバインにおける前処理装置は、
各伝動ケース間の軸芯距離が不正確になり、その
ため前処理枠の溶接精度及び伝動ケースの取付精
度を高精度にする必要があつた。
また、伝動ケースは前処理枠に対する単なる付
属物であつたので、それを支承するため前処理枠
を著しく大なる強度に構成しなければならず、コ
スト高になると共に機台から前方へ大きく突出し
た前処理装置の重量が異常に大となつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は掻込輪、穀稈引起装置、穀稈掻込装
置、横搬送チエーン及び刈刃等を装着する刈取フ
レームと、掻込輪等を駆動する伝動ケースとを備
えたコンバインにおいて、前記刈取フレームを前
後の横フレームと横方向に間隔を隔てた複数の縦
フレームで構成し、伝動ケースをその後部横軸ケ
ースと前部横軸ケースを前後方向の軸ケースと連
結フレームで連結して筐枠に構成し、前記刈取フ
レームの横フレームを前記伝動ケースの前後の横
軸ケース間に下方から重合して一体的に結合し、
前記前部横軸ケースには掻込輪に伝動するギヤケ
ースを装着し、後部横軸ケースには横搬送チエー
ンに伝動するギヤケースを装着することにより、
各種のギヤケースの軸芯距離を正確に設定するこ
とができるようにすると共に伝動ケースを前処理
枠の強度部材になし、これにより高強度でありな
がらコスト及び重量を軽減して前述の問題点を解
決した。
(ホ) 作用 分草体で分草され、引起体で引起された穀稈は
刈刃により刈取られ、それが掻込輪、茎部掻込チ
エン及び株元掻込チエン等により掻込まれて横搬
送チエンに合流し、その搬送終端で縦搬送装置に
受継がれて後送されてから揚送装置に継送され
る。
また、揚送された穀稈の株元部は脱穀装置のフ
イードテエンに受継がれ、穂側は供給口に挿入さ
れて脱穀処理される。
そして、前処理枠を組立てる時、刈取フレーム
の後部寄り上面に伝動ケースの前部寄りを重合
し、この重合部を着脱自在に連結固定すると両者
が一体的な枠組を構成することとなり、相互に補
強し合うと共に伝動ケースに付設した各種のギヤ
ケースの位置が一定になり、また、各種の軸が支
承されている刈取フレームと伝動ケースとが固定
されるので、刈取フレームの各種の軸と伝動ケー
スのギヤケースとの位置関係が特定され、伝動軸
の軸芯距離を正確にかつ容易に設定することがで
きる。
また、組立及び分解を容易に行なうことができ
る。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は走行装置2を有する機台3上に搭載した自脱
型の脱穀装置であつて、他側には前部から順に操
作盤4、操縦席5、その下部にエンジンEを、ま
た後部には穀粒タンク等を配設してあり、前方に
は複数の分草体7……中分草体8……、穀稈引起
装置9、掻込輪10……、株元掻込チエン11…
…、ラグ付き茎部掻込ベルト12……、掻込爪付
き茎部掻込チエン13……、刈刃14及び横搬送
チエン15等からなる刈取装置を設け、該刈取装
置の一側から後方上方に向けて縦搬送装置16を
配設し、該縦搬送装置16の終端と前記脱穀装置
1の供給部との間には株元揚送体17と穂側揚送
体18を並列に配設してなる揚送装置を設けてあ
る。
次に5条刈タイプのコンバインにおける各部の
構成について詳述する。
[刈取装置] 前記穀稈引起装置9は第1図に示すように引起
経路が隣接する2対の引起体9a……及び右側
(前方からみて)にあつて引起経路が外側になつ
ている1つの引起体9bで構成されており、上部
の筒状伝動ケース19により駆動される。
掻込輪10……は左側の2個を噛合させ、それ
らとは別に右側の3個を横方向の列状に噛合させ
ると共に縦軸20……に取付け、それらの縦軸2
0……の上部のプーリー21……に前記茎部掻込
ベルト12……の後部を巻き掛け、左から2番目
と4番目の縦軸20,20に取付けたスプロケツ
ト22,22とそれらの後方の駆動スプロケツト
23,23に前記株元掻込チエン11,11を張
設してあるので、左側から2番目の掻込輪10は
それに噛合する1番目の掻込輪10を駆動し、4
番目の掻込輪10はその両側に噛合する3番目及
び5番目の掻込輪10,10を回転させ、その結
果、5番目の掻込輪10は平面視で反時計方向へ
回転し、これに対応する外側の株元掻込チエン1
1aは後部の駆動スプロケツト23aにより駆動
され、右側の2個の掻込輪10,10を支承する
軸受はそれらの掻込輪10,10が噛合するよう
に支持する取付金10Aを介して刈取枠に着脱可
能に取付けてある。
また、最も右側にある掻込輪10の軸20aは
第2図に示す如く上端で下段の茎部掻込チエン1
3aを駆動し、該茎部掻込チエン13aの後部の
従動スプロケツトの軸は上段の茎部掻込チエン1
3bを駆動し、更に、左端の前記プーリー21は
V溝が2段になつており、その他方のV溝と側方
に軸支した遊動プーリー21aとの間にはラグ付
き茎部掻込ベルト12aを張設して後述する広い
掻込通路の穀稈掻込みを行なうようにしてある。
前記駆動スプロケツト23,23の軸24,2
4は第3図に示す如くギヤケース25,25から
立上つており、前記茎部掻込ベルト12……より
上部に上下2段の茎部掻込チエン13……を張設
してあり、また、操縦席5の前方でかつ既刈地寄
りとなる左側から一番目の分草体7とそれに隣接
する中分草体8との間隔を、他の部位の分草掻込
経路幅より広くし、穀稈列と直交して刈取を行な
う場合、又は広幅になつている麦を刈取る時等
に、前行程で機体が蛇行して刈取を行ない、刈取
線が凹凸になつていても刈り残しを生じないよう
にしてある。
前記横搬送チエン15は始端が左側の株元掻込
チエン11の後部の横送り終端部寄りに対向し、
終端部は後方へ屈曲していて駆動スプロケツト1
5aにより駆動される。
[縦搬送装置] 縦搬送装置16は搬送チエンの搬送面に挟持レ
ール26aを対設した株元搬送体26と搬送爪付
のチエンに保持間隙を隔ててガイド杆を対設した
穂側搬送体27とで構成されており、それらはギ
ヤケース28から立上がつた軸29のスプロケツ
トにより駆動され、前記穂側搬送体27の前部は
前記横搬送チエン15と平行な横搬送部を有して
いる。
そして、この縦搬送装置16は後述する斜筒9
4に固定されたモーター16aによりリンク16
b……を介し、前記ギヤケース28の横軸Pを中
心としてリフトアーム16cにより上下傾動して
扱深調節を行なう。
[揚送供給装置] 第1図,第3図及び第5図において、前記株元
揚送体17と穂側揚送体18は前記脱穀装置1の
前面から突出したフレーム31にU字杆32を介
して支持されており、それらの揚送体17,18
の始端部が前記株元搬送体26の終端より下方に
臨み終端は脱穀装置1の供給口33から突出した
入口板33aより高くなつており、それらは前記
縦搬送装置16の株元搬送体26及び穂側搬送体
27の終端部が始端部間に入り込む間隔で平行に
配設してあり、株元揚送体17は各プレートに低
い突起を有するチエン17aとその連結ピンの外
側に回動自在に取付けられていて上昇行程でガイ
ドレール17bの上ガイド部により起立突出し、
下降行程では下ガイド部で倒伏案内されながら下
降する掻上爪17c……とからなり、穂側揚送体
18は前記株元揚送体17の掻上爪17cより長
い掻上爪18a……を有しており、穂側揚送体1
8の穂側には第1図に示すように場送案内板34
を併設し、前記株元揚送体17と穂側揚送体18
の間には、上端が前記入口板33aの下面に固定
された上部傾斜案内板35と、下部が前記ギヤケ
ース28の上面に蝶着されていて前記上部傾斜案
内板35の下部上面に重合する可動案内板36と
を設けてある。
また、前記株元揚送体17の駆動スプロケツト
37及び穂側揚送体18の駆動スプロケツト38
は第5図に示す如くフイードチエン1aの従動ス
プロケツト40を軸支した軸41に装着してあ
り、クラツチケース42内のクラツチ43はシフ
ター44の作動により上記従動スプロケツト40
の側面に刻設したクラツチ爪に係脱し、前記シフ
ター44は走行クラツチペタル45にワイヤー4
6により連動連結してあるので、作業中に走行ク
ラツチペタル45を踏込むと走行クラツチが切
れ、刈取装置及び縦搬送装置16は走行装置2に
連動しているので、機体及び刈取装置等が停止
し、同時に前記クラツチ43が切れて揚送装置も
停止する。
更に、前記株元揚送体17の上面にはガイド杆
47を対設してあり、このガイド杆47の下端部
は株元搬送体26の挟持レール26aを保持する
枠体48の後端外側面にピン50で第6図aに実
線と鎖線で示すように前後回動自在に枢支されて
おり、縦搬送装置16を上下傾動して扱深さ調節
を行なつた時、ピン50は縦搬送装置16の回動
中心となる横軸Pに側面視で極めて接近した位置
になるので、ガイド杆47は基部を中心として自
在に傾動して株元場送体17の搬送面に近接して
常に押え作用をなす。
また、手扱ぎ作業を行なう時、チエンジレバー
を操作してサブミツシヨン57の主クラツチを切
ると走行装置2及び前処理装置が停止するから走
行クラツチペタル45を踏み込まない状態で前記
揚送供給装置のクラツチ43を入りにしておくこ
とができ、この状態で前記ガイド杆47を第6図
aに示す前方のイ位置(浅扱ぎ調節時)、又はロ
位置(深扱ぎ調節時)に回動すると、作業者は供
給口33より低い位置にある株元揚送体17及び
穂側揚送体18に手刈穀稈を楽な姿勢で供給する
ことができ、また、刈取脱穀作業に復帰する時、
第6図に示すように前記ガイド杆47を後方へ傾
動して軽く押すと、後部が挟扼レール1bの外側
面に固定されていて前部を開口させたスプリング
板51が外側方へ押し出されてその基部に当接
し、前部はストツパー52に受止められて所定の
案内姿勢にセツトされる。
而して、前記株元揚送体17及び穂側揚送体1
8の駆動スプロケツト37,38の直径はフイー
ドチエン1aの従動スプロケツト40の直径より
小であるからフイードチエン1aの搬送速度V1
は揚送装置の揚送速度V2より大になつている。
[前処理枠及び伝動装置] 前処理枠は第2図及び第4図に示すように前記
横軸Pを支承するギヤケース28,28aの側部
をトツプリンク53の前部の二又状部にて枢支
し、また下部の重心部近傍を左右一対のロアリン
ク54,54で枢支し、トツプリンク53の後部
は支柱55と一体なフレーム31で、またロアリ
ンク54,54の後部は機台3に支持されてお
り、前処理装置は油圧シリンダ56の伸縮作動に
より略一定の水平な姿勢を保つて昇降し、エンジ
ンEの動力はサブミツシヨン57にクラツチ58
を介して入力され、後述する屈折伝動機構81を
介して伝動される後部横軸ケース60は3つのギ
ヤケース61,62,63を有し、前部横軸ケー
ス65は4つのギヤケース66,67,25,2
5を備えており、該前部横軸ケース65の右端と
後部横軸ケース60の右端を、ホルダー70でL
字状に螺着した連結枠71により一体的に結合
し、前記後部横軸ケース60の左端のギヤケース
61と前部横軸ケース65の左から2番目のギヤ
ケース67とを前後方向の軸ケース72で連結す
ることにより一体的な枠体を兼ねていて平面視で
横向きのコ字状をなす伝動ケース73に構成して
ある。
また、刈取フレーム74は前記各分草体7……
及び中分草体8……を取付けた複数の縦フレーム
75……を2本の横フレーム76,77と刈刃フ
レーム78とで連結して構成してあり、この刈取
フレーム74の横フレーム76には左右に前後方
向の連結フレーム79,79を熔接することによ
り固定してあり、この刈取フレーム74の後部を
第4図に示す如く前記伝動ケース73からなる枠
体の前部に下方から重合し、左側の連結フレーム
79の前部を前部横軸ケース65から後方へ突出
した取付板65aに、後部を後部横軸ケース60
の下部に突設したブラケツト60aにそれぞれボ
ルトで締着して着脱可能に固定し、右側の連結フ
レーム79の前部を前部横軸ケース65に突設し
た取付板65bに、後部を前記ギヤケース62の
下面にそれぞれボルトで締着して着脱可能に固定
して刈取フレーム74と伝動ケース73とを一体
にしてあり、右端の前記縦フレーム75は後部寄
りで分割してボルト80により着脱可能に結合し
てある。
そして、前記屈折伝動機構81は第1〜3,9
図に示すように操縦席5の下部の機枠に変速装置
82を取付け、該変速装置82の入力プーリー8
3をサブミツシヨン57の手前のプーリー84で
駆動し、その出力プーリー85を中間軸86のプ
ーリー87にクラツチプーリー付きベルト88で
連動連結し、中間軸86のスプロケツト89と前
記後部横軸ケース60内の横軸90に取付けたス
プロケツト91とはチエン91aで連動連結して
あり、前記中間軸86の軸受86aは後部が前記
出力プーリー85の軸受筒85aに回動自在に遊
嵌された後部屈折アーム92の前端に設けた半円
状受部により後面を支承され、前部屈折アーム9
3の上部は前記軸受86aに固定され、下部は後
部横軸ケース60に遊嵌されているので前記油圧
シリンダー56により前処理枠を昇降させた場
合、該前処理枠は、前述のようにトツプリンク5
3とロアリンク54とにより規制されて略一定の
姿勢を保つて昇降するので、後部横軸ケース60
は、機台3と一体になつている変速装置に対して
相対距離を変化させながら昇降するが、前記前部
屈折アーム93と後部屈折アーム92の中間軸8
6を屈折点として屈伸することとなつて軸間距離
が変化することがなく円滑な伝動を行なうことが
でき、脱穀装置1はエンジンEで別に駆動され
る。
また、前記縦搬送装置16を駆動するギヤケー
ス28に臨設して設けたギヤケース28aは前記
後部横軸ケース60のギヤケース62にバツク伝
動軸を内装した斜筒94により連結されおり、ギ
ヤケース28,28a内の前記横軸Pはトツプリ
ンク53の前部支点が一致しているので、無理な
く確実な伝動を行なうことができ、前記穀稈引起
装置9の筒状伝動ケース19にはギヤケース66
から立上がつた軸19aにより入力される。
更に、前記トツプリンク53は側面視で第9図
a,bに示すように上下傾動範囲の中間Oで株元
揚送体17及び穂側揚送体18と略直交している
ので、前処理装置を昇降させて刈高さを調節した
時、株元搬送チエン26の終端と株元揚送体17
等との間隔が殆ど変化せず、刈高さの如何に拘ら
ず穀稈の継送を確実に行なうことができる。
[穀稈案内装置] 前記前部屈折アーム93には屈折伝動機構の外
側及び前面を覆う平面視でL字状をなすカバーを
兼ねた後部横案内板95をステー96を介して着
脱可能に螺着してあり、この後部横案内板95
は、左から2番目と3番目にある引起体9a,9
aの下部寄り背面から後方へ延出させた縦案内部
97a,97aとそれらの後端を連結した横案内
部97bとからなる下案内板97の横案内部97
bに第1図及び第3図に示すように横搬送経路を
隔てて対向しており、右から1番目と2番目の引
起体9a,9bの背面にも下案内板97を装着し
てあり、左端の引起体9aの背面から後方へ向け
て延設した幅の広い案内板97cは後部を折曲し
て前記横搬送経路の後面に沿わせてあり、該案内
板97cの上下方向の中間部をヘ字状の突条部9
7c′に形成し、軸19aの保持筒から横方向へ突
出させたチヤンネル型支持腕97dを前記突条部
97c′の後面に嵌合して螺着してあるので、案内
板97cの後部を強固に支持することができると
共に前記突条部97c′が横送りされる穀稈に線接
触することとなり、搬送抵抗を小さくして穀稈を
整然と横送りすることができる。
また、前記下案内板97の直上部にも横案内部
が前記下案内板97の横案内部97bと略同一面
をなすと共に側面視で三角形状をなす上案内板9
8を設けてあり、この上案内板98の上部の傾斜
部はその略全面を対応する引起体9a……,9b
の背面にボルト99……にて螺着し、下部は第3
図及び第7図に示す如く上方の茎部掻込チエン1
3の支持枠に藁屑が通過する程度の僅かの間隙を
おいてステー99a,99aにより着脱可能に螺
着してある。
[梳上分草装置] 前記穀稈引起装置9の非作用側が近接している
引起体9a,9aの間の下部には梳上分草装置1
00を第2,3図及び第8図に示すように装着し
てあり、該梳上分草装置100は一方の引起体9
aの遊動スプロケツト9dの軸によりチエンを介
して前後方向の軸101を駆動し、チエンケース
102の上部と下部に軸支したスプロケツトには
梳上爪103……チエン起伏可能に装着した梳上
チエン104を張設し、上部のスプロケツトの軸
104aを前記軸101により傘歯車を介して駆
動すると、上記梳上爪103……は上昇側ではガ
イドレール105により地面際から第3図に示す
如く引起爪の1〜2ピツチ(望ましくは1.5〜2
ピツチ)(但し図中は1ピツチ)程度で、かつ
下案内板97の下縁部又は下段にある茎部掻込チ
エン13の前部若しくは茎部掻込ベルト12と対
応する高さまで低い梳上げ高さで起立突出して強
制的に梳上分草し、その梳上の上限で穀稈が引起
爪に受渡されると、それ以後引起爪により引きほ
ぐしながら穂側まで無理なく分草し、梳上分草を
引起体9a,9aの上部まで行なうものより脱粒
及び稈の引き抜き等を少なくすることができる。
また、前記梳上爪103は下降行程で第8図a
に示すように引起体9a,9a間に侵入して下降
し、引起体9a……の非作用側後面は開口してお
り、この開口部の前部から後方へ向けて折曲した
ガイド板106,106はチエンケース102の
後方開口部から藁屑や泥土等を後方下方に案内す
ると共にそれらが引起体9a,9aの対向する開
口部に侵入するのを防止し、後端部に形成される
間隙107からは引起体9a,9aから排出され
る藁屑等が落下する。
更に、図示してないが未刈取地側の引起体9b
の外側に前記梳上分草装置100又は引起体9b
と略等しい高さの梳上分草装置を付設する。
[作用] 次に作用について説明する。
分草体7……及び中分草体8……で分草され、
梳上分草装置100で梳上分草されながら穀稈引
起装置9により引起される穀稈は株元部を茎部掻
込ベルト12……,12aによる掻込まれて刈刃
14により刈取られ、左側の掻込経路から横送経
路に掻込まれた穀稈は後部を案内板97cと後部
横案内板95とにより案内され、前部は上案内板
98及び下案内板97により案内され、中間の掻
込経路から掻込まれた穀稈は左側から横送りされ
てくる穀稈に合流し、横送経路の終端の弯曲部に
合流する。
このようにして横送りされた穀稈は縦搬送装置
16に受継がれて後送され、その間に図外の扱深
さセンサーの検出結果によりモーター16aが作
動して縦搬送装置16が上下回動して扱深さ調節
が行なわれ、その搬送終端では株元搬送体26と
株元揚送体17の下部とがラツプしているので、
スムーズに持ち換えられ、ガイド杆47に押さえ
られた状態で株元揚送体17と掻上爪17cとに
受継がれ、穂側は穂側揚送体18上に落下して掻
上爪18aに受継がれて夫々揚送される。
その際、縦搬送装置16の終端部は株元揚送体
17と穂側揚送体18の始端部間に入り込んでい
るので、縦搬送装置16の終端から落下した穀稈
の株元部と穂側は株元揚送体17と穂側揚送体1
8上に確実に受止められ、かつ、縦搬送装置16
の株元搬送体26及び穂側搬送体27の搬送終端
より外側にて広い間隔で受継いで揚送することと
なり、横方向の安定した姿勢で揚送し、株元部は
脱穀装置1のフイードチエン1aと挟扼レール1
bの始端に整然と継送し、穂側も姿勢を乱すこと
なく、しかも揚送遅れを生ずることなく供給口3
3に供給することができる。
湿田のように走行装置2が沈下するような場
合、刈取装置及び縦搬送装置16等を油圧シリン
ダ56で前処理枠を上昇させた時、屈折伝動機構
81の後部屈折アーム92と前部屈折アーム93
との角度が小さくなるだけで軸芯の間隔は一定で
あるので、無理のない伝動を行なうことができ
る。
而して、前処理枠を組立る場合、予め連結フレ
ーム79,79を刈取フレーム74の横フレーム
76にそれぞれ熔接し、前記後部横軸ケース60
の未刈地側端部と前部横軸ケース65の端部とを
平面視でL字状をなす連結枠71で一体的に連結
し、前記刈取フレーム74の上に伝動ケース73
を後部横軸ケース60と前部横軸ケース65との
間に上記横フレーム76が臨むように重合し、連
結フレーム79,79の前部と後部を、取付板6
5a,65b、ブラケツト60a及びギヤケース
62にボルトでそれぞれ締着すると、刈取フレー
ム74と軸ケース72でコ字状の筐枠に結合され
た伝動ケース73とが一体の前処理枠に構成さ
れ、両者が相互に補強し合うこととなる。
また、伝動ケース73内の各ギヤケース61,
62,63,67,25,25等の位置が特定さ
れることは勿論のこと、刈取フレーム74に取付
ける掻込輪10……茎部掻込チエン13……等の
軸を所定位置に設定することができる。
(ト) 考案の効果 本考案は、掻込輪10……、穀稈引起装置、穀
稈掻込装置、横搬送チエーン15及び刈刃14等
を装着する刈取フレーム74と、掻込輪10……
等を駆動する伝動ケース73とを備えたコンバイ
ンにおいて、前記刈取フレーム74を前後の横フ
レーム76,77と横方向に間隔を隔てた複数の
縦フレーム75……で構成し、伝動ケース73を
その後部横軸ケース60と前部横軸ケース65を
前後方向の軸ケース72と連結フレーム79で連
結して筐枠に構成し、前記刈取フレーム74の横
フレーム76を前記伝動ケース73の前後の横軸
ケース間に下方から重合して一体的に結合し、前
記前部横軸ケース65には掻込輪10に伝動する
ギヤケース25を装着し、後部横軸ケース60に
は横搬送チエーン15に伝動するギヤケース62
を装着したので、筐体になつている伝動ケース7
3と、前後の横フレーム76,77及び複数の縦
フレームが筐体状になつた刈取フレーム74とが
上下で重合固定状態になつて相互に補強し合うこ
ととなり、構成部材を小型化しても強固でかつ軽
量な刈取フレーム74及び伝動ケース73を得る
ことができる。
また、掻込輪10に伝動するギヤケース25を
装着した前部横軸ケース65と横搬送チエーン1
5を装着した後部横軸ケース60とが前後方向の
軸ケース72と連結フレーム79とにより連結さ
れているので、各伝動部の軸心間隔を容易にかつ
正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの前部の展開平面図、第2図
は同上側面図、第3図aは前方からみて右側の掻
込経路を省略した同上側面図、bは上部案内板の
断面図、cは下部案内板の断面図、第4図は前処
理枠の平面図、第5図aは揚送装置の縦断面図、
bは同上横断面図、cは株元揚送体の掻上爪を内
側に付設した例の横断面図、第6図aは揚送装置
の側面図、bはガイド杆係止部の平面図、第7図
は穀稈掻込部の分解側面図、第8図aは梳上分草
装置の縦断平面図、bは同上斜視図、第9図aは
屈折伝動部及びトツプリンクの傾動範囲の下限を
示す側面図、bは同上傾動範囲の上限を示す側面
図である。 9a……引起体、10……掻込輪、11……株
元掻込チエン、13……茎部掻込チエン、16…
…縦搬送装置、25,61,62,63,66,
67……ギヤケース、60……後部横軸ケース、
65……前部横軸ケース、71……連結枠、72
……軸ケース、73……伝動ケース、74……刈
取フレーム、75……縦フレーム、76,77…
…横フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 掻込輪10……、穀稈引起装置、穀稈掻込装
    置、横搬送チエーン15及び刈刃14等を装着す
    る刈取フレーム74と、掻込輪10……等を駆動
    する伝動ケース73とを備えたコンバインにおい
    て、前記刈取フレーム74を前後の横フレーム7
    6,77と横方向に間隔を隔てた複数の縦フレー
    ム75……で構成し、伝動ケース73をその後部
    横軸ケース60と前部横軸ケース65を前後方向
    の軸ケース72と連結フレーム79で連結して筐
    枠に構成し、前記刈取フレーム74の横フレーム
    76を前記伝動ケース73の前後の横軸ケース間
    に下方から重合して一体的に結合し、前記前部横
    軸ケース65には掻込輪10に伝動するギヤケー
    ス25を装着し、後部横軸ケース60には横搬送
    チエーン15に伝動するギヤケース62を装着し
    たことを特徴とするコンバインにおける刈取フレ
    ーム。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606122A (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 井関農機株式会社 刈取機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS606122A (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 井関農機株式会社 刈取機

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