JP2002305945A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2002305945A
JP2002305945A JP2001112210A JP2001112210A JP2002305945A JP 2002305945 A JP2002305945 A JP 2002305945A JP 2001112210 A JP2001112210 A JP 2001112210A JP 2001112210 A JP2001112210 A JP 2001112210A JP 2002305945 A JP2002305945 A JP 2002305945A
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JP
Japan
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cutting
case
shaft
unit
triaxial
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Pending
Application number
JP2001112210A
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English (en)
Inventor
Koji Moriyama
浩二 森山
Yoshitaka Shinpo
喜崇 新保
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取部の部品点数の削減化と重量の軽
減化を容易に可能とさせる。 【解決手段】 本機側からの回転駆動力を入力させる
刈取1軸39を有する刈取1軸ケース26と、刈取1軸
39の回転を下方の刈取3軸41に伝達させる刈取2軸
40を有する刈取2軸ケース27と、刈取部7の各駆動
部に駆動力を伝達させる刈取3軸41を有する刈取3軸
ケース29とを備え、脱穀部3前方にこれら刈取1軸ケ
ース・2軸ケース・3軸ケースを介して刈取部7を昇降
自在に装備させるコンバインにおいて、刈取3軸ケース
29に設ける穀稈掻込ホイル37及び刈刃10の駆動ケ
ース67を一体型構造に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穀稈を連続的に刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本機側からの回転駆動
力を入力させる刈取1軸を有する刈取1軸ケースと、刈
取1軸の回転を下方の刈取3軸に伝達させる刈取2軸を
有する刈取2軸ケースと、刈取部の各駆動部に駆動力を
伝達させる刈取3軸を有する刈取3軸ケースとを備え、
脱穀部前方にこれら刈取1軸ケース・2軸ケース・3軸
ケースを介して刈取部を昇降自在に装備させるコンバイ
ンにあって、穀稈を掻込む掻込ホイルと穀稈を刈取る刈
刃とを刈取部に有する構造においては、掻込ホイルの駆
動ケースと刈刃の駆動ケースは通常別体に刈取3軸ケー
スなどに設けているため、部品点数が多く、重量も重た
いものとなって機体の小型軽量化を困難とさせるなどの
不都合があった。
【0003】また、穀稈引起装置の駆動を刈取3軸ケー
スの刈取3軸から取出す従来構造の場合、引起装置と3
軸ケース間を連結する引起駆動軸も長尺のものを必要と
して重量の軽減化が図れないという不都合があった。さ
らに刈取3軸ケースを従来のパイプフレーム構造に形成
した場合、刈刃や掻込ホイルなど駆動する駆動ケースを
パイプフレームに一体的に設ける必要があるため、構造
が複雑且つ大型化するなどの不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、本機
側からの回転駆動力を入力させる刈取1軸を有する刈取
1軸ケースと、刈取1軸の回転を下方の刈取3軸に伝達
させる刈取2軸を有する刈取2軸ケースと、刈取部の各
駆動部に駆動力を伝達させる刈取3軸を有する刈取3軸
ケースとを備え、脱穀部前方にこれら刈取1軸ケース・
2軸ケース・3軸ケースを介して刈取部を昇降自在に装
備させるコンバインにおいて、刈取3軸ケースに設ける
穀稈掻込ホイル及び刈刃の駆動ケースを一体型構造に形
成して、穀稈掻込ホイル及び刈刃を駆動する駆動ケース
の部品点数を削減させ、重量を軽減させて機体の小型軽
量化を容易に可能とさせるものである。
【0005】また、穀稈掻込ホイルをウオームギヤ部材
を介し刈取3軸ケースの刈取3軸に連動連結させて、刈
取3軸から伝動チェンなど伝動部材を介することなく直
接的に掻込ホイルを駆動して、重量の軽減化やメンテナ
ンスの工数及び費用の低減化を容易に図るものである。
【0006】さらに、穀稈を引起す穀稈引起装置と刈取
1軸ケースの刈取1軸とを引起駆動軸を介し直接的に連
動連結させて、刈取1軸から1本の引起駆動軸で穀稈引
起装置を直接的に駆動するもので、駆動系の簡素化を図
ると共に、引起駆動軸の長さを短縮化して重量の軽減化
を図るものである。
【0007】また、本機側からの回転駆動力を入力させ
る刈取1軸を有する刈取1軸ケースと、刈取1軸の回転
を下方の刈取3軸に伝達させる刈取2軸を有する刈取2
軸ケースと、刈取部の各駆動部に駆動力を伝達させる刈
取3軸を有する刈取3軸ケースとを備え、脱穀部前方に
これら刈取1軸ケース・2軸ケース・3軸ケースを介し
て刈取部を昇降自在に装備させるコンバインにおいて、
刈取3軸ケースを刈取各部を駆動するチェンケースに設
けて、従来の刈取パイプフレームを廃止し重量の軽減化
を図ると共に、刈取3軸ケースの強度を向上させるもの
である。
【0008】さらに、刈取穀稈を脱穀部まで搬送する縦
搬送部材をチェンケースに駆動連結させて、穀稈引起装
置と縦搬送部材を連係リンクで連結させるなどの必要な
く、刈取部の昇降に縦搬送部材を良好に追従させて、穀
稈搬送姿勢を適正維持させ穀稈の搬送精度を向上させる
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、
図3は同正面図であり、図中符号1はトラックフレーム
2に装設させる左右一対の走行クローラ、3は扱胴4及
びフィードチェン5及び揺動選別盤6を備えて脱穀選別
によって穀粒を収集する脱穀部、7は2条分の穀稈引起
装置である引起ケース8及び掻込機構9及び刈刃10を
備える刈取部であり、脱穀部3左側に縦搬送部材である
株元搬送チェン11と穂先搬送タイン12とで形成する
穀稈搬送経路13を備える。また14は作業者搭乗用の
ステップ15及び座乗用運転席16及び丸形操向ハンド
ル17を備える運転台、18は運転席16左側に備える
前後進用走行変速レバー、19は脱穀部3からの穀粒を
揚穀筒20によって投入する籾タンク、21は脱穀部3
からの排藁を切断して放出するカッター、22はエンジ
ン、23はミッションケースである。
【0010】そして、脱穀部3の前方に刈取部7を装設
させ、刈取部7の刈取り穀稈を脱穀部3に送給させる刈
取り穀稈搬送経路13の搬送方向即ち機体進行方向に対
して脱穀部3の扱胴4中心を平面視で略90度傾けて設
け、扱胴4後側で平行に延設させるフィードチェン5に
よって排藁をカッター21に送出させ、従来の排藁チェ
ンを不要にして搬送機構の簡素化により軽量化を行い、
収穫作業性の向上並びに製造コストの低減などを図るも
ので、機体の略中心部に脱穀部3を設け、略機体中央の
扱胴4を中心に左側及び後側に、大重量部品である刈取
り穀稈搬送用の株元搬送チェン11及びフィードチェン
5を延設させ、機体の小型化並びに機体の重量バランス
の向上などを図るように構成している。
【0011】また、未刈取り穀稈を起立させる刈取部7
の引起ケース8上端側を左側に傾斜させて設け、作業者
が搭乗するステップ15及び運転席16を刈取部7の刈
り幅右側上方の機体中央寄りで低位置に配置し、刈取部
7と運転席16の左右設置幅を小さくして機体の左右重
量バランス向上及び小型化を行い、かつステップ15な
どから離れて穀稈穂先側を搬送させると共に、2条分の
略平行な各引起ケース8を運転席16と反対側に傾けて
設け、刈取部7の上方で低位置に運転席16を設け、か
つ運転者が搭乗するステップ15左側に引起ケース8を
近接させて配置し、作業者の搭乗による機体の重心移動
を少なくし、作業者が搭乗しない機体重心を機体中央に
設定し、トラック荷台に積んだときに偏荷重によってト
ラック荷台が傾く不具合をなくし、小さい積載重量の小
型トラックを用いて安定良く輸送させるように構成して
いる。
【0012】さらに、刈取部7の刈刃10右側部上方に
作業者搭乗用のステップ15を配置させ、刈刃10とス
テップ15を平面視でラップさせ、刈取部7とステップ
15の左右全幅を小さく形成して機体の小型化を行い、
かつ作業者を機体中央寄りに搭乗させて機体の左右重量
バランスを向上させると共に、左右クローラ1設置幅の
右半分に運転席16を設け、左半分に2条分の引起ケー
ス8を設け、作業者が搭乗するステップ15の真横に2
条分の引起ケース8を立設し、機体左右幅の縮少と同時
に機体前後長を短縮し、小型軽量化並びに機体重量バラ
ンス向上などを図るように構成している。
【0013】図4乃至図6に示す如く、左右トラックフ
レーム2を下端側に一体固定させる本機フレーム24を
左右走行クローラ1間に立設させ、前記扱胴4及びフィ
ードチェン5など本機フレーム24に取付けて脱穀部3
を形成すると共に、本機フレーム24前端の左右軸受ブ
ラケット25に左右軸受25aを介して左右方向の刈取
1軸ケース26を着脱自在に固定させている。
【0014】そして、前記刈取1軸ケース26に前後方
向の刈取2軸ケース27とパイプフレーム28によって
左右方向の刈取3軸ケース29を連結させ、振止めリン
クであるパイプフレーム28によって刈取部7の左右方
向の揺振(横振れ)を防ぐと共に、分草板30を備える
分草フレーム31などを刈取3軸ケース29に連結させ
ている。
【0015】また、前記運転台14右側面と右分草フレ
ーム31の間に四角パイプフレーム32を連結させ、刈
取2軸ケース27とパイプフレーム32とで平行リンク
33を形成して、前後方向に移動の小さい刈取部7の昇
降を可能とさせると共に、電動昇降モータを備える電動
昇降シリンダ34を本機フレーム24に取付け、刈取2
軸ケース27とパイプフレーム28を連結する連結フレ
ーム35に昇降シリンダ34のピストンロッド36を連
結させて、昇降シリンダ34の駆動制御によって刈取部
7を昇降させるように構成している。
【0016】図7、図8、図10にも示す如く、前記掻
込機構9は左右1対の掻込ホイル37・38を備え、右
掻込ホイル37をエンジン22に連動連結させて駆動側
に設け、右掻込ホイル37に噛み合わせる左掻込ホイル
38を従動側に設けるもので、前記刈取1軸ケース2
6、刈取2軸及び3軸ケース27・29にそれぞれ刈取
1軸39、2軸40、3軸41を内挿させ、エンジン2
2の出力軸42に唐箕43の駆動軸44及びベルト伝達
系45を介し2番還元コンベア軸46を、また該コンベ
ア軸46にベルト伝達系47を介し刈取1軸39を連動
連結させると共に、刈取1軸39にベベルギヤ48を介
し刈取2軸40を、また刈取2軸40にベベルギヤ49
を介し刈取3軸41を連動連結させ、刈取3軸41にウ
オームギヤ部材であるウオーム50及びウオームホイル
51を介して右掻込ホイル37のホイル駆動軸52を連
動連結させて、右掻込ホイル37の駆動を行うように構
成している。なお、53は1番コンベア軸、54は揚穀
筒20の揚穀軸、55は吸排塵ファン56のファン駆動
軸である。
【0017】また、図6、図8にも示す如く、前記刈取
3軸41に対しホイル駆動軸52を後側位置に配設し、
右掻込ホイル37の上側に右引起ケース8aを駆動する
ための増速用チェンケース57を設け、右引起ケース8
aの上端側にベベルケース58を介し連結する右引起駆
動パイプ59の下端側をチェンケース57上面に連結さ
せて、掻込ホイル37と引起駆動パイプ59との干渉を
防止した刈取部7のコンパクトな構成を可能とさせるも
ので、右引起駆動パイプ59に内挿する右引起駆動軸6
0とホイル駆動軸52とを連動連結する増速用スプロケ
ット61・62及びチェン63をチェンケース57に内
設させ、該チェンケース57の左側面57aを右引起駆
動パイプ59の穀稈巻付防止ガイドとして作用させるよ
うに設けて、部品点数の削減や重量の軽減化を図るよう
に構成している。なお左引起ケース8bを駆動する左引
起駆動パイプ64の左引起駆動軸65は刈取3軸41の
左端にベベルギヤ66を介し直接的に連動連結させたも
のである。
【0018】さらに図8に示す如く、ウオーム50及び
ウオームホイル51を内設する右掻込ホイル37の駆動
ケースを刈刃10の駆動ケースと一体化させて一体型駆
動ケース67に設け、刈刃10を駆動する刈刃クランク
68の刈刃駆動軸69と刈取3軸41とを連動連結する
1組のベベルギヤ70を、ウオーム50及びウオームホ
イル51と一体に駆動ケース67内に組込んで、部品点
数を削減させ重量を軽減させるもので、刈取3軸41の
前側より刈刃10の駆動を、後側より右掻込ホイル37
の駆動を取出して、刈刃10の駆動構造を小型コンパク
トなものとさせると共に、掻込ホイル37の大型化を可
能とさせて掻込み性能を向上させるように構成してい
る。
【0019】図9に示す如く、前記刈刃10の可動刃7
1は刈刃クランク68の駆動ローラ72に係合連結させ
るクランク受け体73を備え、刈刃10を刈刃駆動軸6
9の略前方延長線上の高さ位置に設けて、刈刃クランク
68の駆動軌跡である上下代Aを刈刃10より上下に突
出させるように設けると共に、刈刃10の固定受刃74
上面と受け体73の最大高さ部までの高さ寸法Bを最小
に抑えて、刈刃10より上方に突出する受け体73の突
出代を小さくして穀稈や雑草が受け体73に引掛るなど
の不都合を低減させるように構成している。
【0020】図4、図6に示す如く、前記搬送チェン1
1及び搬送タイン12は中間部をガイド部材74で一体
連結させ、本機フレーム24の脱穀左側面に固定する扱
胴軸受ケース75に後端側の搬送駆動ケース76を回動
自在に軸支させ、左引起ケース8bに連係リンク77を
介し搬送タイン12の先端側を連結させるもので、左引
起ケース8bのベベルケース58に長短稈調節用電動扱
深モータ78を設け、該扱深モータ78のネジ軸79の
先端側を左引起ケース8b背面の軸受部材80に回転自
在に支持させ、ネジ軸79に結合連結させる結合部材8
1と搬送タイン12とをリンク軸82を介し前記連係リ
ンク77で連結させて、刈取部7の上昇及び下降時には
搬送チェン11及びタイン12を上昇及び下降分だけ上
昇或いは下降させて穀稈搬送姿勢に乱れが起生するのを
防止すると共に、扱深モータ78の作用位置を搬送タイ
ン12の先端側位置に設けてバランスバネなどの必要の
ない搬送チェン11及びタイン12のスムーズな上下調
節を可能とさせるように構成している。
【0021】また、右分草フレーム31にサイドデバイ
ダ83の先端側を支持させ、本機後側のエンジンカバー
84の外側面のフレーム取付部材85にデバイダ83の
後側延設端を支持させると共に、デバイダ83の中間部
とエンジンカバー84外側面の後上部にそれぞれ設ける
デバイダ取付部材86・87に稈ガイド棒88の両端を
前低後高の略斜状に支持させ、フィードチェン5送り始
端の左側位置に稈ガイド棒88の略中間部を臨ませる状
態に設けて、縦搬送チェン11及びタイン12からフィ
ードチェン5への穀稈受継ぎ時に株元が未刈稈に干渉し
て穀稈搬送姿勢に乱れが発生するなどの不都合を解消さ
せるように構成している。
【0022】図11に示すものは、前述同様刈取3軸4
1にウオーム50及びウオームホイル51を介し右掻込
ホイル37のホイル駆動軸52を連動連結させたもの
で、該構成の場合ホイル駆動軸52を刈取3軸41より
前側位置に配設して、右引起ケース8aに右掻込ホイル
37を近接させた良好な穀稈の掻込みを可能とさせると
共に、前述同様刈取3軸41から直接低速回転出力を取
出した部品点数が少なく且つ駆動系が簡単なホイル37
の駆動を行うように構成したものである。
【0023】図12に示すものは、右引起ケース8a上
端側の軸受部材89と刈取1軸ケース26の1軸駆動ケ
ース90間を右引起駆動パイプ91によって連結させ、
引起ケース8aの比引起タイン92をチェン93を介し
駆動する引起駆動スプロケット94に引起駆動パイプ9
1内の右引起駆動軸95及び駆動ケース90内のベベル
ギヤ96を介して刈取1軸39を連動連結させて、刈取
1軸39から1本の右引起駆動軸95によって直接的に
右引起ケース8aを駆動するように設けて、駆動系の簡
素化と、右引起駆動パイプ91及び軸95の長さを短縮
化して重量の軽減化を図るように構成している。
【0024】また、前記駆動ケース90に刈取2軸ケー
ス27を介し連結する刈取3軸駆動ケース97に前記刈
刃10の刈刃クランク68や、掻込機構9を構成する掻
込ベルト98の掻込チェンスプロケット99を設けて、
刈刃10や掻込ベルト98の駆動を行うように構成した
ものである。
【0025】図13、図14に示すものは、前述実施例
にあって刈取3軸ケース29をパイプフレーム構造とす
るのに対し、金属或いは樹脂成型品などで形成するチェ
ンケース100に設け、引起ケース8・掻込機構9・刈
刃10・株元搬送チェン11など全刈取駆動部の駆動を
チェンケース100で行う構成を示すもので、刈取1軸
ケース26に回動自在に連結させる刈取2軸ケースであ
る2軸ケース部101をチェンケース100後端側に取
外し自在に固定させ、刈取1軸39にベベルギヤ102
を介し連動連結させる刈取2軸103を2軸ケース部1
01に内設させ、刈取2軸103の中間に自在継手10
4を介設させ、チェンケース100内に臨ませる刈取2
軸103に駆動チェンスプロケット105を設けてい
る。そして、刈刃10の刈刃駆動軸69と、株元搬送チ
ェン11の駆動スプロケット106を駆動するスプロケ
ット軸107と、引起駆動軸60・65と、掻込ベルト
98の駆動チェン108を駆動するチェンスプロケット
99のスプロケット軸109などに従動チェンスプロケ
ット110を設けて、前記駆動スプロケット105にチ
ェン111を介し各スプロケット110を連動連結させ
て、全刈取駆動部の駆動を行うように構成したものであ
る。該構造の場合、刈取1軸39を中心としてチェンケ
ース100全体を回動可能とさせて、刈取部7の全駆動
部を適正に保った昇降が行えると共に、3軸ケースをチ
ェンケース111とすることによって、部品点数が少な
く軽量にして充分な強度を確保して耐久性にも秀れ、ま
た1軸ケース26を本機フレーム24側に固定可能とさ
せて、本機フレーム24の強度を向上させ機体の剛性を
良好なものとさせることができる。さらに前記チェンケ
ース100は刈取2軸103の自在継手104の中心点
104aでも回動可能とさせることができるもので、中
心点104aを中心としてチェンケース100を回動さ
せた場合、チェンケース100の前後移動量の小さい回
動を可能とさせて刈取部7の前後巾が大きく変化するの
が抑制される。また、前記スプロケット軸107の中間
に自在継手112を介設して、自在継手112の中心点
112aを中心とした搬送チェン11のみの回動を可能
とさせて、刈取部7の上下動に対する搬送チェン11に
よる扱深さ調節を行って、穀稈の適正な脱穀を可能とさ
せるように構成している。
【0026】図15に示すものは、引起ケース8・掻込
機構9・刈刃10・株元搬送チェン11など全刈取駆動
部の駆動を行うチェンケース100の略中央にギヤケー
ス113を固設させ、該ギヤケース113を刈取1軸ケ
ース26に刈取2軸ケース114を介し連結させ、2軸
ケース114内の刈取2軸103を刈取1軸39にベベ
ルギヤ115を介し連動連結させると共に、チェンケー
ス100内の駆動チェンスプロケット116のスプロケ
ット軸117にベベルギヤ118を介し刈取2軸103
を連動連結させ、前記スプロケット軸107の中間に自
在継手112を介設して、自在継手112の中心点11
2aを中心に搬送チェン11のみを回動可能とさせて、
前述実施例同様下方のチェンケース100から搬送チェ
ン11の駆動をとって、刈取部7の上下動に搬送チェン
11を良好に追従可能とさせると共に、刈取部7に対し
搬送チェン11のみを回動させ扱深さ調節を容易に可能
とさせて、穀稈の適正な脱穀を行うように構成してい
る。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、本機側からの回転駆動力を入力させる刈取1軸39
を有する刈取1軸ケース26と、刈取1軸39の回転を
下方の刈取3軸41に伝達させる刈取2軸40を有する
刈取2軸ケース27と、刈取部7の各駆動部に駆動力を
伝達させる刈取3軸41を有する刈取3軸ケース29と
を備え、脱穀部3前方にこれら刈取1軸ケース・2軸ケ
ース・3軸ケースを介して刈取部7を昇降自在に装備さ
せるコンバインにおいて、刈取3軸ケース29に設ける
穀稈掻込ホイル37及び刈刃10の駆動ケース67を一
体型構造に形成したものであるから、穀稈掻込ホイル3
7及び刈刃10を駆動する駆動ケース67の部品点数を
削減させ、重量を軽減させて機体の小型軽量化を容易に
可能とさせることができるものである。
【0028】また、穀稈掻込ホイル37をウオームギヤ
部材50・51を介し刈取3軸ケース29の刈取3軸4
1に連動連結させるものであるから、刈取3軸から伝動
チェンなど伝動部材を介することなく直接的に掻込ホイ
ル37を駆動して、重量の軽減化やメンテナンスの工数
及び費用の低減化を容易に図ることができるものであ
る。
【0029】さらに、穀稈を引起す穀稈引起装置8と刈
取1軸ケース26の刈取1軸39とを引起駆動軸95を
介し直接的に連動連結させたものであるから、刈取1軸
39から1本の引起駆動軸95で穀稈引起装置8を直接
的に駆動するもので、駆動系の簡素化を図ると共に、引
起駆動軸95の長さを短縮化して重量の軽減化を図るこ
とができるものである。
【0030】また、本機側からの回転駆動力を入力させ
る刈取1軸39を有する刈取1軸ケース26と、刈取1
軸39の回転を下方の刈取3軸41に伝達させる刈取2
軸40を有する刈取2軸ケース27と、刈取部7の各駆
動部に駆動力を伝達させる刈取3軸41を有する刈取3
軸ケース29とを備え、脱穀部3前方にこれら刈取1軸
ケース・2軸ケース・3軸ケースを介して刈取部7を昇
降自在に装備させるコンバインにおいて、刈取3軸ケー
ス100を刈取各部を駆動するチェンケースに設けたも
のであるから、従来の刈取パイプフレームを廃止し重量
の軽減化を図ると共に、刈取3軸ケース100の強度を
向上させることができるものである。
【0031】さらに、刈取穀稈を脱穀部3まで搬送する
縦搬送部材11をチェンケース100に駆動連結させた
ものであるから、穀稈引起装置8と縦搬送部材11を連
係リンクで連結させるなどの必要なく、刈取部7の昇降
に縦搬送部材11を良好に追従させて、穀稈搬送姿勢を
適正維持させ穀稈の搬送精度を向上させることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同正面図。
【図4】刈取部の側面図。
【図5】刈取部の平面図。
【図6】刈取部の側面説明図。
【図7】刈取部の平面説明図。
【図8】掻込ホイルの駆動ケース部の断面説明図。
【図9】刈刃の側面説明図。
【図10】刈取駆動系の説明図。
【図11】掻込ホイルの他の駆動説明図。
【図12】引起ケース部の変形説明図。
【図13】チェンケース部の側面説明図。
【図14】チェンケース部の側面説明図。
【図15】チェンケース部の変形説明図。
【符号の説明】
3 脱穀部 8 引起ケース(引起装置) 10 刈刃 26 刈取1軸ケース 27 刈取2軸ケース 29 刈取3軸ケース 37 掻込ホイル 39 刈取1軸 41 刈取3軸 50 ウオーム(ウオームギヤ部材) 51 ウオームホイル(ウオームギヤ部材) 95 引起駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA03 AB01 AD03 AF01 AG03 BA08 CA01 CB02 CE02 DA01 DA02 DA03 DA06 DB03 DC05 DD01 DD02 DD03 DD04 2B076 AA03 BA03 CA03 CA10 CA19 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機側からの回転駆動力を入力させる刈
    取1軸を有する刈取1軸ケースと、刈取1軸の回転を下
    方の刈取3軸に伝達させる刈取2軸を有する刈取2軸ケ
    ースと、刈取部の各駆動部に駆動力を伝達させる刈取3
    軸を有する刈取3軸ケースとを備え、脱穀部前方にこれ
    ら刈取1軸ケース・2軸ケース・3軸ケースを介して刈
    取部を昇降自在に装備させるコンバインにおいて、刈取
    3軸ケースに設ける穀稈掻込ホイル及び刈刃の駆動ケー
    スを一体型構造に形成したことを特徴とするコンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】 穀稈掻込ホイルをウオームギヤ部材を介
    し刈取3軸ケースの刈取3軸に連動連結させたことを特
    徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 穀稈を引起す穀稈引起装置と刈取1軸ケ
    ースの刈取1軸とを引起駆動軸を介し直接的に連動連結
    させたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 本機側からの回転駆動力を入力させる刈
    取1軸を有する刈取1軸ケースと、刈取1軸の回転を下
    方の刈取3軸に伝達させる刈取2軸を有する刈取2軸ケ
    ースと、刈取部の各駆動部に駆動力を伝達させる刈取3
    軸を有する刈取3軸ケースとを備え、脱穀部前方にこれ
    ら刈取1軸ケース・2軸ケース・3軸ケースを介して刈
    取部を昇降自在に装備させるコンバインにおいて、刈取
    3軸ケースを刈取各部を駆動するチェンケースに設けた
    ことを特徴とするコンバイン。
  5. 【請求項5】 刈取穀稈を脱穀部まで搬送する縦搬送部
    材をチェンケースに駆動連結させたことを特徴とする請
    求項4記載のコンバイン。
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