JP2922159B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2922159B2
JP2922159B2 JP24111996A JP24111996A JP2922159B2 JP 2922159 B2 JP2922159 B2 JP 2922159B2 JP 24111996 A JP24111996 A JP 24111996A JP 24111996 A JP24111996 A JP 24111996A JP 2922159 B2 JP2922159 B2 JP 2922159B2
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shaft
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transmission shaft
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崎 正 晴 岡
代 弘 椋
吹 誠 矢
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SEIREI KOGYO KK
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  • Harvester Elements (AREA)
  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀稈を連続的に刈
取って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種コンバイ
ンにおいて、刈取部を左右横方向にスライド移動させる
ようにしたものは既に知られている。刈取部を横移動さ
せる目的は、未刈り側を左にして回り刈り作業を行う場
合には、刈取部をできるだけ左側(未刈地側)に寄せ
て、未刈り穀稈と走行クローラとの間隔を大きくして、
クローラが押し出す泥土によって未刈穀稈を押し倒さな
いようにすること、そして、中割り作業を行う場合など
には刈取部を左右中間位置若しくは右側に設定して右走
行クローラの前方に分草体を位置させ、右走行クローラ
で右側未刈り穀稈を踏み付けることがないようにする点
にある。本発明は、かかる刈取部の横スライド装置にお
いて、刈取部への伝動構造の簡略化を図ることを目的と
している。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
機体の前部に、刈取主フレームを介して左右方向横軸回
りで昇降揺動自在に連結された穀稈引起部材と刈刃を前
記刈取主フレームに対して横方向に相対スライド移動自
在に構成すると共に、前記左右方向横軸と同一軸芯上に
刈取入力軸を配設し、この刈取入力軸に縦伝動軸を連動
連結させると共に、この縦伝動軸には走行機体前側へ向
け延出され且つ縦伝動軸回りの揺動可能となされ且つ長
手方向の変位可能となされた刈取伝動軸の後端側を連動
連結させ、刈取伝動軸の先端側は、前記引起部材及び刈
刃側に装着された刈取作業入力軸にこの軸回りへ揺動可
能に連動連結させた構成のもので、左右にスライド自在
な刈取部に動力を伝える刈取伝動構造の簡略化を容易に
図り得るものである。
【0004】 上記発明は、さらに次のように具体化す
る。即ち、左右方向横軸と同体状になされ且つ縦伝動軸
を包囲した縦伝動軸用包囲部材(左右方向横軸(2
6))に、刈取伝動軸を包囲し且つ中心線方向へ伸縮自
在となされた刈取伝動軸用包囲部材(連結パイプ(4
8)及び支持パイプ(79))の後端側一体状部分(刈
取出力ケース(46))を縦伝動軸回りの揺動可能に枢
着し、また穀稈引起部材及び刈刃側に装着され且つ刈取
作業入力軸を包囲した刈取作業入力軸用包囲部材(右引
起パイプ(38))に、刈取伝動軸用包囲部材(連結パ
イプ(48)及び方持パイプ(79))の前端側一体部
分(刈取作業入力ケース(47))を刈取作業入力軸回
りの揺動可能に枢着する。これにより、左右にスライド
自在な刈取部に、エンジンの回転を確実に伝達し得るも
のとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は刈取入力部の正面断面図、図2
はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図
中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレ
ーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に固設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)を内蔵する脱穀部、(7)は刈取作業部材及び
穀稈縦搬送部材を備える2条用の刈取部、(8)はフィ
ードチェン(5)終端に連結させる排藁チェン(9)の
終端を臨ませる排藁処理部、(10)はコンバインの各
部を駆動するエンジン、(11)は揚穀筒(12)を介
して脱穀部(4)から取出す穀粒を貯溜する籾タンク、
(13)は運転席(14)及び運転操作部(15)を備
える運転台であり、刈取部(7)で刈取った穀稈を脱穀
部(4)で脱穀処理するように構成している。
【0006】図4乃至図6に示す如く、前記刈取部
(7)は、分草板(16)を介して取入れられる未刈穀
稈を起立させる引起タイン(17)を有する左右引起ケ
ース(18)と、引起された穀稈の稈元側及び穂先側を
掻込む左右スターホイル(19)及び左右掻込ベルト
(20)と、掻込時穀稈の稈元側を切断する刈刃(2
1)などの刈取作業部材を備えると共に、前記左右スタ
ーホイル(19)の掻込側に合流する2条分の穀稈の稈
元側及び穂先側をフィードチェン(5)始端に搬送する
縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイン(23)など
の穀稈縦搬送部を備える。
【0007】また、前記脱穀部(4)の前側から機台
(3)の前端に固設する走行ミッション(24)と左走
行クローラ(2)の間を通して前方斜め下方に突出させ
る刈取主フレーム(25)を備え、その刈取主フレーム
(25)の上端(脱穀機体側)両側には機体左右方向に
水平に刈取部(7)の上下回動軸である左右刈取入力ケ
ース(26)(27)が同一軸芯上で突出固定され、そ
の左右刈取入力ケース(26)(27)を機台(3)の
前端に立設固定する受台(28)に回転自在に支持させ
ると共に、前記主刈取フレーム(25)の下端両側には
左右刈取入力ケース(26)(27)と平行に左右支持
パイプ(29)(30)が同一軸芯上で突出固定され、
その支持パイプ(29)(30)に平行に一体連結させ
るガイドフレーム(31)を設け、そのガイドフレーム
(31)に左右及び中央の刈取フレーム(32)の後部
横連結パイプ(33)を左右に摺動自在に支持させると
共に、左右支持パイプ(29)(30)内に前記刈取主
フレーム(25)を貫通するめねじである内筒(34)
を回転自在に嵌合し、その内筒(34)に通すおねじで
あるスライドフレーム(35)の両端に前記後部横連結
パイプ(33)の両端を一体連結させる。
【0008】そして、前記分草板(16)が各刈取フレ
ーム(32)の先端に取付けられ、前記左右引起ケース
(18)下部が左右の刈取フレーム(32)中間に立設
固定する左右支持パイプ(36)に支持されると共に、
前記スライドフレーム(35)の両端に左右ギヤケース
(37)を介して左右引起パイプ(38)を立設固定
し、その左右引起パイプ(38)上端の左右引起駆動ケ
ース(39)に前記左右引起ケース(18)上部が支持
され、前記右スターホイル(19)及び掻込ベルト(2
0)が右引起パイプ(38)中間部に組込む掻込駆動ケ
ース(40)に支持され、前記左スターホイル(19)
及び左掻込ベルト(20)が左引起パイプ(38)中間
に連結する支持アーム(11)に支持され、前記刈刃
(21)が横連結パイプに固設する刈刃台(42)に取
付けられ、前記刈取主フレーム(25)と機台(3)間
に介設する刈取昇降シリンダ(43)の伸縮動作によ
り、各刈取作業部材を左右刈取入力ケース(26)(2
7)を支点に昇降させ、また右刈取入力ケース(27)
端部の刈取入力プーリ(44)に入力されるエンジン
(10)の動力を、右刈取入力ケース(27)及び主刈
取フレーム(25)内を通して内筒(34)の駆動ギヤ
(45)に伝達させ、その内筒(34)の正逆転駆動に
よるスライドフレーム(35)の左右スライド動作によ
り、各刈取作業部材を左右に移動させるように構成して
いる。
【0009】また、前記左刈取入力ケース(26)の中
間部に刈取出力ケース(46)を左右に回動自在に取付
け、その刈取出力ケース(46)と前記右引起パイプ
(38)中間部に組込む刈取作業入力ケース(47)間
に連結パイプ(48)を架設し、刈取作業部材の左右移
動に追従して刈取出力ケース(46)から連結パイプ
(48)を左右に回動させることにより、各刈取作業部
材の動力を刈取入力プーリ(44)から左右刈取入力ケ
ース(26)(27)及び刈取出力ケース(46)及び
連結パイプ(48)の内を通して刈取作業入力ケース
(47)に伝達するように構成している。
【0010】そして、右引起パイプ(38)中間部の刈
取作業入力ケース(47)に入力される動力を各刈取作
業部材に伝達するもので、刈取作業入力ケース(47)
から右引起パイプ(38)の内を通して右引起駆動ケー
ス(39)及び掻込駆動ケース(40)に動力が分配伝
達され、右引起ケース(18)の引起タイン(17)及
び右スターホイル(19)及び掻込ベルト(20)を駆
動し、左スターホイル(19)及び左掻込ベルト(2
0)を従動させると共に、掻込駆動ケース(40)から
右引起パイプ(38)の内を通して右ギヤケース(3
7)に動力が伝達され、その右ギヤケース(37)から
出力軸(49)を介して刈刃(21)の動力を取出し、
また右ギヤケース(37)からスライドフレーム(3
5)の内を通して左ギヤケース(37)に動力が伝達さ
れ、その左ギヤケース(37)から左引起パイプ(3
8)内を通して左引起駆動ケース(39)に動力が伝達
されて、左引起ケース(18)の引起タイン(17)を
駆動するように構成している。
【0011】ところで、前記右引起パイプ(38)の掻
込駆動ケース(40)より下側は、水平パイプ(50)
及びギヤケース(51)を介して機体右側に振った状態
で垂下され、右スターホイル(19)及び右掻込ベルト
(20)と干渉しないように形成されている。
【0012】図1及び図7及び図8にも示す如く、前記
刈取出力ケース(46)には穀稈縦搬送部材の左右回動
軸である縦軸(52)と、穀稈縦搬送部材の上下回動軸
である横軸(53)とが略直角に一体的に設けられ、そ
の縦軸(52)を介して刈取出力ケース(46)を左刈
取入力ケース(26)中間部の軸受部(26a)に回転
自在に連結すると共に、前記縦搬送チェン(22)及び
上部搬送タイン(23)の送り終端側を駆動スプロケッ
ト(54)(55)及びスプロケット軸(56)を介し
て支持させる縦搬送駆動ケース(57)を設け、その縦
搬送駆動ケース(57)を前記刈取出力ケース(46)
の横軸(53)に回転自在に連結し、刈取作業部材の昇
降に追従させてこれと一体的に前記縦搬送チェン(2
2)及び上部搬送タイン(23)の送り始端側を左右刈
取入力ケース(26)(27)を支点に昇降させると共
に、刈取作業部材の左右移動に追従させてこれと一体的
に前記縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイン(2
3)の送り始端側を縦軸(52)を支点に左右に移動さ
せるように構成している。
【0013】また前記縦軸(52)は、縦搬送チェン
(22)及び上部搬送タイン(23)の送り始端側を略
水平に左右移動させるように、左刈取入力ケース(2
6)に対して正面視で略直角に設けられ、刈取部(7)
の掻込位置に対する縦搬送チェン(22)及び上部搬送
タイン(23)の送り始端側の穀稈受継高さを一定維持
するように構成している。
【0014】さらに、前記縦軸(52)は、縦搬送チェ
ン(22)の送り終端側を前記フィードチェン(5)の
送り始端の穀稈受継ぎ面(5a)に対して平行移動させ
るように、その穀稈受継ぎ面(5a)に対して側面視で
略直角に設けられ、フィードチェン(5)の穀稈受継ぎ
面(5a)に対する縦搬送チェン(22)の穀稈受継ぎ
高さを一定維持するように構成している。
【0015】図9乃至図12にも示す如く、前記縦搬送
駆動ケース(57)にブラケット(58)を介してU字
パイプ(59)の一端を一体連結し、そのU字パイプ
(59)の他端に前記縦搬送チェン(22)を支持させ
ると共に、前記連結パイプ(48)の中間部にブラケッ
ト(60)を介して扱深さ調節モータ(61)を固設
し、モータ(61)の回転軸であるねじ軸(62)の先
端を連結パイプ(48)に固設する軸受アーム(63)
先端に回転自在に軸支して、そのねじ軸(62)を前記
横軸(53)に対して平面視で略直角方向に張設し、そ
のねじ軸(62)に螺着するナット体(64)に一端を
回転自在に連結させる押引アーム(65)を設け、その
押引アーム(65)の他端を前記U字パイプ(59)の
中間部に固設する操作アーム(66)の先端に回転自在
に連結させ、ねじ軸(62)の回転によってこの軸(6
2)上でナット体(64)を前後移動させることによ
り、押引アーム(65)及び操作アーム(66)及びU
字パイプ(59)を介して縦搬送駆動ケース(57)
を、左右刈取入力ケース(26)(27)に対しオフセ
ットする横軸(53)を支点に回動させて、縦搬送チェ
ン(22)及び上部搬送タイン(23)の送り始端側の
みを左右スターホイル(19)及び掻込ベルト(20)
に対して昇降させ、脱穀部(4)の扱室内に供給する穂
先長さを略一定に保つ扱深さ調節を行うもので、縦搬送
部材の上下回動軸中心を側面視でフィードチェン(5)
の穀稈受継ぎ面(5a)の略真横に設けたため、刈取作
業部材と一体的に縦搬送チェン(22)の送り始端側を
昇降させるとき、縦搬送部材の上下回動軸を刈取部
(7)の上下回動軸上とする従来に比べ、縦搬送チェン
(22)の送り終端側の回動半径より扱深さ調節時の縦
搬送チェン(22)の送り終端側の回動半径を短くし、
フィードチェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)に対する
縦搬送チェン(22)の送り終端側の高さ変位を小さく
するように構成している。
【0016】図1に示す如く、前記縦搬送駆動ケース
(57)のスプロケット軸(56)を横軸(53)内で
この軸芯上に設ける横伝動軸(67)に一対のベベルギ
ヤ(68)(69)を介して連動連結し、その横伝動軸
(67)を縦軸(52)内でこの軸芯上に設ける刈取作
業出力軸である縦伝動軸(70)に一対のベベルギヤ
(71)(72)を介して連動連結し、その縦伝動軸
(70)を左右刈取入力ケース(26)(27)内でこ
の軸芯上に設けて刈取入力プーリ(44)を一端に軸支
させる刈取入力軸(73)に一対のベベルギヤ(74)
(75)を介して連動連結し、縦搬送チェン(22)及
び上部搬送タイン(23)を駆動するように構成してい
る。
【0017】図5及び図7乃至図10に示す如く、前記
右引起パイプ(38)も前記縦軸(52)と同様にフィ
ードチェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)に対して側面
視で略直角に設けると共に、前記連結パイプ(48)を
フィードチェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)と側面視
で略平行に設け、連結パイプ(48)内でこの軸芯上に
設ける断面六角の伝動軸(76)と前記縦伝動軸(7
0)及び右引起パイプ(38)内でこの軸芯上に設ける
刈取作業入力軸(77)との軸角度を側面視で略直角に
設け、刈取作業部材の左右移動に追従して縦伝動軸(7
0)を中心に伝動軸(76)を左右に回動させることに
より、等速軸継手であるベベルギヤ(72)(71)
(78)により、縦伝動軸(70)と伝動軸(76)間
の伝動を行えるように構成している。
【0018】また、右引起パイプ(38)に対して回転
自在に設けた前記刈取作業入力ケース(47)から支持
パイプ(79)を突出固設させ、その支持パイプ(7
9)に連結パイプ(48)の出力側を摺動自在に嵌合さ
せると共に、刈取出力ケース(46)に内装する入力ベ
ベルギヤ(78)に前記伝動軸(76)をこの軸方向に
のみ摺動自在に嵌合させ、またその伝動軸(76)の入
力側端を出入自在に内挿させる軸カバー(80)を刈取
出力ケース(46)に一体取付けし、刈取作業部材の直
線的な左右移動に追従させて前記連結パイプ(48)を
この出力側で伸縮させる一方、伝動軸(76)をこの入
力側で伸縮させ、これら連結パイプ(48)及び伝動軸
(76)の長さ調節を行うように構成している。
【0019】上記から明らかなように、走行機体である
機台(3)の前部に、刈取主フレーム(25)を介して
左右方向横軸である刈取入力ケース(26)回りで昇降
揺動自在に連結された穀稈引起部材である引起ケース
(18)と刈刃(21)を前記刈取主フレーム(25)
に対して横方向に相対スライド移動自在に構成すると共
に、前記刈取入力ケース(26)と同一軸芯上に刈取入
力軸(73)を配設し、この刈取入力軸(73)から前
記引起ケース(18)と刈刃(21)に対して動力を伝
達する刈取伝動軸(76)を伸縮自在かつ屈折自在に取
付け、左右にスライド自在な刈取部(7)に動力を伝え
る刈取伝動構造の簡略化を図れるように構成している。
【0020】図11及び図12に示す如く、縦搬送チェ
ン(22)及び上部搬送タイン(23)により搬送され
る穀稈の穂先側を支持する穂先ガイド板(81)を設
け、そのガイド板(81)の下側前後を前記上部搬送タ
イン(23)のケース(23a)上面にブラケット(8
2)(83)を介して一体連結すると共に、前記ガイド
板(81)の上側中間部を前記U字パイプ(59)中間
にブラケット(84)を介して一体連結し、縦搬送チェ
ン(22)及び上部搬送タイン(23)と一体的に前記
ガイド板(81)を左右移動させるもので、このガイド
板(81)の裏面側空間(85)に前記扱深さ調節モー
タ(61)及びねじ軸(62)など扱深さ調節部材を配
設するように構成している。
【0021】本実施例は上記の如く構成しており、左走
行クローラ(2)によって未刈穀稈を踏まないように、
刈取部(7)の刈取作業部材及び縦搬送部を、左側のス
ライド終端位置に位置させて通常の刈取作業を行うもの
で、中割作業時、刈取部(7)を右側のスライド終端位
置までスライドさせ、左右走行クローラ(2)によって
未刈穀稈を踏むのを防止すると共に、畦際刈作業時、刈
取部(7)を畦側のスライド終端位置までスライドさ
せ、畦側の走行クローラ(2)がその畦に乗上げるのを
防止し、また刈取部(7)の左右スライド調節により未
刈穀稈列に対する条合せを行うようにしている。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行機体(3)の前部に、刈取主フレーム(25)
を介して左右方向横軸(26)回りで昇降揺動自在に連
結された穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を前記刈
取主フレーム(25)に対して横方向に相対スライド移
動自在に構成すると共に、前記左右方向横軸(26)と
同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この刈取入
力軸(73)に縦伝動軸(70)を連動連結させると共
に、この縦伝動軸(70)には走行機体(3)前側へ向
けて延出され且つ縦伝動軸(70)回りの揺動可能とな
され且つ長手方向の変位可能となされた刈取伝動軸(7
6)の後端側を連動連結させ、刈取伝動軸(76)の先
端側は、前記引起部材(18)及び刈刃(21)側に装
着された刈取作業入力軸(77)にこの軸回りへ揺動可
能に連動連結させたもので、左右にスライド自在な刈取
部(7)に動力を伝える刈取伝動構造の簡略化を容易に
図ることができ、またエンジン(10)の回転を等速断
手であるベベルギヤを介することにより動力伝動系に於
ける角速度変動を生じさせることなく伝達できるもので
ある。
【0023】 請求項2の発明は、左右方向横軸(2
6)と同体状になされ且つ縦伝動軸(70)を包囲した
左右方向横軸(26)に、刈取伝動軸(76)を包囲し
且つ中心線方向へ伸縮自在となされた刈取伝動軸用包囲
部材である連結パイプ(48)及び支持パイプ(79)
の後端側一体部分である刈取出力ケース(46)を縦伝
動軸(70)回りの揺動可能に枢着し、また穀稈引起部
材(18)及び刈刃(21)側に装着され且つ刈取作業
入力軸(77)を包囲した右引起パイプ(38)に、刈
取伝動軸用包囲部材である連結パイプ(48)及び支持
パイプ(79)の前端側一体部分である刈取作業入力ケ
ース(47)を刈取作業入力軸(77)回りの揺動可能
に枢着したものであるから、簡易な動力伝達構造であり
ながら、左右にスライド自在となされた穀稈引起部材
(18)や刈刃(21)に、エンジン(10)の回転を
確実に伝達でき、また左右方向横軸(26)、連結パイ
プ(48)、方持パイプ(79)、刈取出力ケース(4
6)、右引起パイプ(38)、刈取作業入力ケース(4
7)等の包囲部材が刈取部(7)を構成するリンク要素
として機能し刈取部(7)全体の剛世の増大に寄与する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取入力部の正面断面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】刈取部の正面図。
【図5】刈取部の側面図。
【図6】刈取部の平面図。
【図7】穀稈縦搬送部材の回動支点部の側面図。
【図8】穀稈縦搬送部材の回動支点部の平面図。
【図9】扱深さ調節部の側面図。
【図10】連結パイプの断面図。
【図11】U字パイプの平面図。
【図12】U字パイプの正面図。
【符号の説明】
(3) 機台(走行機体) (18) 引起ケース(穀稈引起部材) (21) 刈刃 (25) 刈取主フレーム(26) 刈取入力ケース(左右方向横軸、縦伝動軸用
包囲部材) (38) 右引起パイプ(刈取作業入力軸用包囲部材) (46) 刈取出力ケース(後端側一体状部分) (47) 刈取作業入力ケース(前端側一体状部分) (48) 連結パイプ(刈取伝動軸用包囲部材) (70) 縦伝動軸 (73) 刈取入力軸 (76) 刈取伝動軸(77) 刈取作業軸 (79) 支持パイプ(刈取伝動軸用包囲部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−57325(JP,U) 実開 平2−52524(JP,U) 実開 昭62−94732(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/28 101 A01D 67/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の前部に、刈取主フレームを介
    して左右方向横軸回りで昇降揺動自在に連結された穀稈
    引起部材と刈刃を前記刈取主フレームに対して横方向に
    相対スライド移動自在に構成すると共に、前記左右方向
    横軸と同一軸芯上に刈取入力軸を配設し、この刈取入力
    軸に縦伝動軸を連動連結させると共に、この縦伝動軸に
    は走行機体前側へ向けて延出され且つ縦伝動軸回りの揺
    動可能となされ且つ長手方向の変位可能となされた刈取
    伝動軸の後端側を連動連結させ、刈取伝動軸の先端側
    は、前記引起部材及び刈刃側に装着された刈取作業入力
    軸にこの軸回りへ揺動可能に連動連結させたことを特徴
    とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 左右方向横軸と同体状になされ且つ縦伝
    動軸を包囲した縦伝動軸用包囲部材に、刈取伝動軸を包
    囲し且つ中心線方向へ伸縮自在となされた刈取伝動軸用
    包囲部材の後端側一体部分を縦伝動軸回りの揺動可能に
    枢着し、また穀稈引起部材及び刈刃側に装着され且つ刈
    取作業入力軸を包囲した刈取作業入力軸用包囲部材に、
    刈取伝動軸用包囲部材の前端側一体部分を刈取作業入力
    軸回りの揺動可能に枢着したことを特徴する請求項1記
    載のコンバイン。
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