JPH10218004A - 作業車輌の走行装置 - Google Patents

作業車輌の走行装置

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JPH10218004A
JPH10218004A JP9026547A JP2654797A JPH10218004A JP H10218004 A JPH10218004 A JP H10218004A JP 9026547 A JP9026547 A JP 9026547A JP 2654797 A JP2654797 A JP 2654797A JP H10218004 A JPH10218004 A JP H10218004A
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steering
traveling devices
running device
turning
traveling
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JP9026547A
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English (en)
Inventor
Takaaki Murata
隆昭 村田
Yoshimichi Ouchi
義道 大内
Masahiro Kurokawa
雅博 黒河
Mikiji Hirota
幹司 廣田
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Tomoyuki Ichimaru
智之 市丸
Osamu Tomita
冨田  治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操向操作系の構成を簡素化できると共に、旋回
を円滑に行なえ、エンジン出力を浪費することのない燃
料効率の良い無限軌道帯式走行装置を備えた作業車輌を
提供する。 【解決手段】車体1の左右に配置する無限軌道帯式走行
装置2,2を前後方向に複数に分割して設ける。これら
走行装置2a,2a,2b,2bのうち少なくとも前側
左右の走行装置2a,2aを独立して駆動可能に且つ左
右方向に姿勢変更自在に構成する。操向操作に関連して
前側左右の走行装置2a,2aの駆動速度を相異ならし
める連繋手段3を設ける。もって、連繋手段3の作動に
起因する前側左右の走行装置2a,2aの駆動速度差に
よって前側左右の走行装置2a,2aを操向方向に姿勢
変更させる。以上より成る作業車輌の走行装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等の
作業車輌に設ける走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバイン等の作業車輌は、
車体に左右一対の無限軌道帯式走行装置を備えており、
操向操作によって旋回内側の走行装置の駆動を停止して
旋回する構成である。尚、操向操作によって旋回内側の
走行装置の駆動速度を低下させて緩旋回を行なう構成の
ものも創出されている。
【0003】また、特開平6−270834号公報、特
開平6−270835号公報に開示されているように、
車体の左右に配置する無限軌道帯式走行装置を、夫々、
前後方向に2分割して設け、4分割式の無限軌道帯式走
行装置とした構成のものがある。この構成においては、
操向操作によって前側左右の走行装置を操向方向に姿勢
変更すると共に旋回内側の走行装置の駆動を停止して旋
回する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術のよう
に、車体に左右一対の無限軌道帯式走行装置を備えた構
成においては、旋回内側の走行装置の駆動を停止して旋
回する際、この走行装置の接地長が長いがために旋回抵
抗が大きなものとなる。また、車体の左右に配置する無
限軌道帯式走行装置を、夫々、前後方向に2分割して設
け、4分割式の無限軌道帯式走行装置とした構成におい
ても、前側左右の走行装置を姿勢変更させる操作連繋機
構が複雑であり、また、やはり旋回内側の走行装置の駆
動を停止して旋回するものであるため、旋回抵抗が大き
なものとなる。
【0005】従って、円滑な旋回ができないばかりか、
この旋回に大きな駆動力を必要としてエンジン出力を浪
費し、燃料効率の悪い作業車輌となっていたのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、車体1の左右に配置する無限軌道帯式走行装
置2,2を前後方向に複数に分割して設け、これら走行
装置2a,2a,2b,2bのうち少なくとも前側左右
の走行装置2a,2aを独立して駆動可能に且つ左右方
向に姿勢変更自在に構成すると共に、操向操作に関連し
て前記前側左右の走行装置2a,2aの駆動速度を相異
ならしめる連繋手段3を設け、もって、該連繋手段3の
作動に起因する前側左右の走行装置2a,2aの駆動速
度差によって該前側左右の走行装置2a,2aを操向操
作方向に姿勢変更させることを特徴とする作業車輌の走
行装置としたものである。
【0007】これにより、車体1の左右に配置する無限
軌道帯式走行装置2,2を前進駆動することによって、
車体1は前進走行する。そして、車体1に設ける操向操
作装置を操向操作すると、連繋手段3の作動により、少
なくとも前側左右の走行装置2a,2aの駆動速度が相
異なるものとなり、これによって生ずる前側左右の走行
装置2a,2aの駆動速度差によって該前側左右の走行
装置2a,2aが操向操作方向に姿勢変更し、車体1は
この方向に緩旋回する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について、
コンバインを例示して説明する。4は機体フレ−ム、2
は機体フレ−ム4の下方位置に設けた無限軌道帯式走行
装置、5は機体フレ−ム4の上部に搭載して設けた脱穀
装置、6は機体フレ−ム4の上部に設けた操縦部、7は
エンジンであり、以上により、車体8を構成する。
【0009】そして、前脱穀装置5は、扱胴と受網とを
内装する上側の扱室と、選別棚と唐箕と一番螺旋と二番
螺旋とを内装する下側の選別室とにより構成し、前記扱
室の上部を包囲する上部カバ−9に穀稈供給装置10の
挾扼杆11を設け、該挾扼杆11の下方に対向してフィ
−ドチェン12を設ける。また、前記脱穀装置5の前側
には、刈取部13を設ける。刈取部13は、最前方位置
に設けた分草体14と、該分草体14の後方に設けた穀
稈引起装置15と、該穀稈引起装置15の後方に設けた
掻込装置と、該掻込装置の下方に設けたスタ−ホイル
と、掻込装置とスタ−ホイルの上下中間に始端部を配置
した株元側搬送装置18と、前記掻込装置の下方に設け
た刈刃19と、前記株元側搬送装置18の終端部に始端
部を臨ませ切断された穀稈を搬送する株元側引継搬送装
置20と、該株元側引継搬送装置20上方に設けた穂先
側引継搬送装置21等を有して構成する。尚、このよう
にして構成した刈取部13は、車体8に対して上下方向
に回動自在に軸支し、刈取上下シリンダ22により昇降
回動自在に構成する。
【0010】しかして、前記無限軌道帯式走行装置2
は、前側左右の無限軌道帯式走行装置2a,2aと、後
側左右の無限軌道帯式走行装置2b,2bとに分割して
構成する。そして、前記前側左右の無限軌道帯式走行装
置2a,2aは、左右の前側走行フレ−ム23a,23
aに対して、その前端部に前側駆動スプロケット24
a,24aを駆動可能に支持する前側駆動油圧モ−タ2
5a.25aを取り付け、その中間部に複数の転輪26
a,26a群を回転自在に支持し、その後端部に緊張輪
27a.27aを回転自在に支持し、更に、前記前側駆
動スプロケット24a,24a、複数の転輪26a,2
6a群、緊張輪27a.27aに対して無限軌道帯28
a,28aを巻き掛けて構成する。
【0011】また、前記左右の前側走行フレ−ム23
a,23aの長手方向中央部上面に前側荷重支持部29
a,29aを形成し、該前側荷重支持部29a,29a
を、前記機体フレ−ム4前側下面から下方へ延出した左
右の前側支持脚30a,30aの下端部に対して、前側
縦軸31a,31aにより左右回動自在に取り付ける。
これにより、前記前側左右の無限軌道帯式走行装置2
a,2aは、前記前側縦軸31a,31a中心に左右方
向に姿勢変更可能となる。
【0012】尚、前記左右の前側走行フレ−ム23a,
23aを、前記左右の前側支持脚30a,30aの下端
部に対して、前記前側縦軸31a,31aと共に、前側
横軸32a,32aにより上下回動をも自在に取り付
け、前記前側左右の無限軌道帯式走行装置2a,2a
を、前記前側横軸32a,32a中心に上下方向にも姿
勢変更可能に構成してもよい。
【0013】一方、前記後側左右の無限軌道帯式走行装
置2b,2bは、左右の後側走行フレ−ム23b,23
bに対して、その前端部に後側駆動スプロケット24
b,24bを駆動可能に支持する後側駆動油圧モ−タ2
5b.25bを取り付け、その中間部に複数の転輪26
b,26b群を回転自在に支持し、その後端部に緊張輪
27b.27bを回転自在に支持し、更に、前記後側駆
動スプロケット24b,24b、複数の転輪26b,2
6b群、緊張輪27b.27bに対して無限軌道帯28
b,28bを巻き掛けて構成する。
【0014】また、前記左右の後側走行フレ−ム23
b,23bの長手方向中央部上面に後側荷重支持部29
b,29bを形成し、該後側荷重支持部29b,29b
を、前記機体フレ−ム4後側下面から下方へ延出した左
右の後側支持脚30b,30bの下端部に対して、後側
縦軸31b,31bにより左右回動自在に取り付ける。
これにより、前記後側左右の無限軌道帯式走行装置2
b,2bは、前記後側縦軸31b,31b中心に左右方
向に姿勢変更可能となる。
【0015】尚、前記左右の後側走行フレ−ム23b,
23bを、前記左右の後側支持脚30b,30bの下端
部に対して、前記後側縦軸31b,31bと共に、後側
横軸32b,32bにより上下回動をも自在に取り付
け、前記後側左右の無限軌道帯式走行装置2b,2b
を、前記後側横軸32b,32b中心に上下方向にも姿
勢変更可能に構成してもよい。
【0016】そして、前記左右の前側走行フレ−ム23
a,23aにおける前側縦軸31a,31aより前側に
位置する部位同士を、前側ラック杆33aによって軸着
連結し、一方、前記左右の後側走行フレ−ム23b,2
3bにおける後側縦軸31b,31bより前側に位置す
る部位同士を、後側ラック杆33bによって軸着連結す
る。
【0017】更に、前記操縦部6にステアリングホイ−
ル34を回転操作自在に設け、該ステアリングホイ−ル
34によって回転操作される操作回転軸35の下端部
に、該ステアリングホイ−ル34の回転操作角度を検出
する操舵角検出用ポテンショメ−タ36を設ける。そし
て、前記機体フレ−ム4に回転自在に支持した前側操向
軸37aの下端部に前側操向ギヤ38aを取り付け、該
前側操向ギヤ38aを、前記前側ラック杆33aに噛み
合わせる。
【0018】また、前記機体フレ−ム4に回転自在に支
持した後側操向軸37bの下端部に後側操向ギヤ38b
を取り付け、該後側操向ギヤ38bを、前記後側ラック
杆33bに噛み合わせる。そして、前記機体フレ−ム4
上に、機体前後方向に沿って、前側操向伝動軸39aと
後側操向伝動軸39bとを回転自在に配置し、前記前側
操向軸37aの上部に取り付けた前側操向ベベルギヤ4
0aに、前側操向伝動軸39aの前端部に取り付けた前
側駆動ベベルギヤ41aを噛み合わせ、一方、前記後側
操向軸37bの上端部に取り付けた後側操向ベベルギヤ
40bに、後側操向伝動軸39bの後端部に取り付けた
後側駆動ベベルギヤ41bを噛み合わせる。尚、前記ラ
ック杆、操向ギヤ、ベベルギヤ等の噛み合い状態は、夫
々の噛み合い位置に設けるケ−シングによって所定の位
置に保持される構成である。
【0019】更に、前記前側操向伝動軸39aと後側操
向伝動軸39bとを、夫々、機体フレ−ム4上に固定し
た前側操舵用モ−タMaと後側操舵用モ−タMbとによ
って正逆転駆動可能に構成する。この構成により、前側
操向伝動軸39aと後側操向伝動軸39bとを、前側操
舵用モ−タMaと後側操舵用モ−タMbとによって正逆
転駆動すると、上述のラック杆、操向ギヤ、ベベルギヤ
の連動によって、前側の無限軌道帯式走行装置2a,2
aと後側の無限軌道帯式走行装置2b,2bとが平行状
態を維持したまま姿勢変更する。尚、前記前側操舵用モ
−タMaと後側操舵用モ−タMbとは、非作動時におい
ては、自由回転状態にあり、前記前側操向伝動軸39a
側及び後側操向伝動軸39b側から逆に回転させること
も可能である。
【0020】前記前側駆動油圧モ−タ25a,25aと
後側駆動油圧モ−タ25b,25bとを駆動する油圧回
路は、4基の可変容量型油圧ポンプ42a,42a,4
2b,42bと前記前側駆動油圧モ−タ25a,25
a、後側駆動油圧モ−タ25b,25bとの間に、夫
々、閉回路を成して構成する。そして、前記4基の可変
容量型油圧ポンプ42a,42a,42b,42bは、
夫々、前記エンジン7によって常時駆動し、前記操縦部
6に設ける変速レバ−43の操作によって、4基が連動
してその吐き出し油量を無段階に変更調節可能、且つ、
吐き出し方向を正逆切り換え可能に構成する。尚、前記
4基の可変容量型油圧ポンプ42a,42a,42b,
42bは、夫々の斜盤角度を、前側斜盤角調節モ−タ4
4a,44a、後側斜盤角調節モ−タ44b,44bに
よって変更調節することにより、その吐き出し油量を独
立して変更調節することも可能である。
【0021】そして、コントロ−ラ45(連繋手段3)
に対して、その入力側に、前記ステアリングホイ−ル3
4の回動操作角を検出する操舵角検出用ポテンショメ−
タ36と、前記前側操向伝動軸39aと後側操向伝動軸
39bとの回動角度を検出する前側操向ポテンショメ−
タ46a及び後側操向ポテンショメ−タ46bと、前記
前側駆動油圧モ−タ25a,25a及び後側駆動油圧モ
−タ25b,25bの出力軸の駆動回転速度を検出する
前側駆動速度検出用回転センサ47a,47aと後側駆
動速度検出用回転センサ47b,47bとを接続する。
一方、前記コントロ−ラ45の出力側には、前記前側操
舵用モ−タMa,後側操舵用モ−タMb、前側斜盤角調
節モ−タ44a,44a、後側斜盤角調節モ−タ44
b,44bを接続する。
【0022】以上の構成により、車体1を前進させ、分
草体14により穀稈を分草し、次に、穀稈を分草し、次
に穀稈引起装置15により引き起こし、引起穀稈を掻込
装置16およびスタ−ホイル17により掻き込み、株元
側搬送装置18の始端部で株元側を挾持した状態で刈刃
19により切断し、切断された穀稈の株元側は株元側搬
送装置18により株元側引継搬送装置20に搬送され、
穂先は穂先側引継搬送装置21により搬送して脱穀装置
5に穀稈を供給して脱穀処理する。
【0023】このような刈取作業において、圃場の一辺
を刈り終え、他辺へ向けて旋回を行う際、操縦者は、操
縦部6のステアリングホイ−ル34を旋回方向へ回動操
作する。この際、ステアリングホイ−ル34の回動操作
角を操舵角検出用ポテンショメ−タ36によって検出
し、この操舵角に応じて、コントロ−ラ45から、前記
前側斜盤角調節モ−タ44a,44aに作動出力がなさ
れ、これによって、左右の前側駆動油圧モ−タ25a,
25aの駆動速度が異なったものとなる。そして、この
左右の前側駆動油圧モ−タ25a,25aの駆動速度
は、前記前側駆動速度検出用回転センサ47a,47a
によってフィ−ドバックされ、操舵角が大きくなるほど
左右の前側駆動油圧モ−タ25a,25aの駆動速度差
が大きくなるように、コントロ−ラ45に設定した連続
ラインに合致すべく制御される。尚、この連続ライン
を、段階的なものとし、ステアリングホイ−ル34の回
動操作角が設定角度に達したときに、斜盤角調節モ−タ
を作動させるように構成してもよい。また、この制御
は、例えば、旋回内側の前側斜盤角調節モ−タ44aを
減速操作して、旋回内側の前側駆動油圧モ−タ25aを
旋回外側の前側駆動油圧モ−タ25aよりも緩速で駆動
し、これによって、前側の旋回内側の走行装置2aを旋
回外側の走行装置2aより緩速で駆動して旋回を行うも
のである。尚、これと逆に、旋回外側の走行装置2aの
駆動速度を増速操作して、前側の旋回外側の走行装置2
aを旋回内側の走行装置2aより高速で駆動して旋回を
行うものでもよい。
【0024】以上のように、前側の左右の走行装置2
a,2aの駆動速度を異ならしめることによって、前側
の走行装置2a,2aは、その各々の牽引速度の差によ
り、平行状態を維持したまま、前側操舵用モ−タMaに
拘らず、操向操作方向へ姿勢変更する。これによって、
円滑に緩旋回を行うことができる。尚、前側の走行装置
2a,2aのみ、或は前側と後側の走行装置2a,2
a,2b,2bを機体フレ−ム4に対して昇降駆動可能
に構成してもよい。この構成により、例えば、車体8の
前後傾斜姿勢を傾斜センサ−によって検出し、この検出
結果に基づいて、前側の左右の走行装置2a,2aを機
体フレ−ム4に対して昇降駆動し、或はこれに加えて後
側の左右の走行装置2b,2bを機体フレ−ム4に対し
て逆方向に昇降駆動することにより、車体8の前後傾斜
姿勢を水平に維持するものである。これによって、脱穀
装置5内の選別状態を良好に維持することができる。
【0025】また、前述の構成により、次のように操舵
制御を行ってもよい。即ち、ステアリングホイ−ル34
の回動操作により、この回動操作角を操舵角検出用ポテ
ンショメ−タ36によって検出し、コントロ−ラ45か
ら前側操向用モ−タMaと後側操向用モ−タMbとに出
力され、これによって、前側の左右の走行装置2a,2
aを操向方向へ姿勢変更させると共に、後側の左右の走
行装置2b,2bを旋回方向と逆の方向へ姿勢変更させ
る構成である。尚、前後の左右の走行装置2a,2a,
2b,2bの姿勢変更量は、前側操向ポテンショメ−タ
46aと後側操向ポテンショメ−タ46bとによってコ
ントロ−ラ45へフィ−ドバックされ、ステアリングホ
イ−ル34の回動操作角が大きくなるほど前後の走行装
置2a,2a,2b,2bの姿勢変更量が大きくなるよ
う、コントロ−ラ45に設定した連続ラインに合致すべ
く制御される。
【0026】尚、この連続ラインを、段階的なものと
し、ステアリングホイ−ル34の回動操作角が設定角度
に達したときに、前側操向用モ−タMaと後側操向用モ
−タMbとを作動させるように構成してもよい。また、
ステアリングホイ−ル34の回動操作角が設定角度以内
にある場合には、前側操向用モ−タMaのみを作動さ
せ、ステアリングホイ−ル34の回動操作角が前記の設
定角度を越えた場合に、前側操向用モ−タMaの作動に
加えて後側操向用モ−タMbが作動開始するように設定
してもよい。
【0027】また、前記コントロ−ラ45の入力側に操
舵状態切換スイッチ48を接続し、このスイッチの操作
により、前側の左右の走行装置2a,2aのみを操向方
向へ姿勢変更可能にする状態と、後側の左右の走行装置
2b,2bのみを操向方向と逆の方向へ姿勢変更可能に
する状態と、前側の左右の走行装置2a,2aを操向方
向へ姿勢変更可能にすると共に後側の左右の走行装置2
b,2bを操向方向と逆の方向へ姿勢変更可能にする状
態と、のいずれかを選択できるように構成してもよい。
これによって、操向路面の状態に応じて、その旋回状態
を切り換えることができる。
【0028】また、前記コントロ−ラ45の入力側に無
限軌道帯式走行装置2の沈下量を検出するセンサを接続
し、これによって検出される沈下量が設定量以内にある
場合には、前側操向用モ−タMaのみを作動させ、沈下
量が前記の設定量を越えた場合に、前側操向用モ−タM
aの作動に加えて後側操向用モ−タMbが作動開始する
ように設定してもよい。これによって、走行装置の沈下
量に応じて、その旋回状態を切り換えることができる。
【0029】また、前記コントロ−ラ45の入力側に車
体8の傾斜量を検出するセンサを接続し、これによって
検出される傾斜量が設定量以内にある場合には、前側操
向用モ−タMaのみを作動させ、傾斜量が前記の設定量
を越えた場合に、前側操向用モ−タMaの作動に加えて
後側操向用モ−タMbが作動開始するように設定しても
よい。これによって、車体8の傾斜量に応じて、その旋
回状態を切り換えることができる。
【0030】また、前記前記コントロ−ラ45の入力側
に刈取対象穀稈の有無を検出する穀稈センサを接続し、
これによって刈取対象穀稈が検出されている場合には、
前側操向用モ−タMaのみを作動させる状態に拘束し、
刈取対象穀稈が検出されない状態になると、前側操向用
モ−タMaの作動に加えて後側操向用モ−タMbが作動
開始するように設定してもよい。これによって、刈取作
業走行状態での車体8の急旋回を防止し、刈取対象穀稈
のなぎ倒しを防ぐことができると共に、圃場の一辺を刈
り終えた回行時には、旋回性を向上させることができ
る。
【0031】
【発明の効果】この発明においては、操向操作に基づく
連繋手段3の作動により、少なくとも前側左右の走行装
置2a,2aの駆動速度が相異なり、これによって生ず
る前側左右の走行装置2a,2aの駆動速度差によって
該前側左右の走行装置2a,2aが操向操作方向に姿勢
変更し、車体1をこの方向へ緩旋回させることができ
る。従って、前側左右の走行装置2a,2aを操向方向
へ姿勢変更させるための操作連繋機構を特に設ける必要
がなく、構成を簡素化できる。また、この緩旋回によっ
て旋回抵抗を小さく抑え、旋回を円滑に行なうことがで
きると共に、この旋回に必要な駆動力を少なくしてエン
ジン出力を浪費することなく、燃料効率の良い作業車輌
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるコンバインの側
面図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるコンバインの平
面図である。
【図3】この発明の実施の形態における要部の説明用側
面図である。
【図4】この発明の実施の形態における要部の説明用平
面図である。
【図5】この発明の実施の形態における油圧回路図であ
る。
【図6】この発明の実施の形態におけるブロック回路図
である。
【符号の説明】
1 車体 2 無限軌道帯式走行装置 2a 前側の無限軌道帯式走行装置 2b 後側の無限軌道帯式走行装置 3 連繋手段
フロントページの続き (72)発明者 廣田 幹司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 萩山 丈士 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 市丸 智之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 冨田 治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1の左右に配置する無限軌道帯式走
    行装置2,2を前後方向に複数に分割して設け、これら
    走行装置2a,2a,2b,2bのうち少なくとも前側
    左右の走行装置2a,2aを独立して駆動可能に且つ左
    右方向に姿勢変更自在に構成すると共に、操向操作に関
    連して前記前側左右の走行装置2a,2aの駆動速度を
    相異ならしめる連繋手段3を設け、もって、該連繋手段
    3の作動に起因する前側左右の走行装置2a,2aの駆
    動速度差によって該前側左右の走行装置2a,2aを操
    向操作方向に姿勢変更させることを特徴とする作業車輌
    の走行装置。
JP9026547A 1997-02-10 1997-02-10 作業車輌の走行装置 Pending JPH10218004A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102336227A (zh) * 2010-07-16 2012-02-01 芦正安 4×4同步驱动履带式铁甲车行驶底盘
US20220097704A1 (en) * 2020-09-30 2022-03-31 Ford Global Technologies, Llc Crawl operations for four-wheel steering vehicles
US11993262B2 (en) * 2020-09-30 2024-05-28 Ford Global Technologies, Llc Crawl operations for four-wheel steering vehicles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220097704A1 (en) * 2020-09-30 2022-03-31 Ford Global Technologies, Llc Crawl operations for four-wheel steering vehicles
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