JPH11245840A - 作業車輌の走行装置 - Google Patents

作業車輌の走行装置

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JPH11245840A
JPH11245840A JP10049345A JP4934598A JPH11245840A JP H11245840 A JPH11245840 A JP H11245840A JP 10049345 A JP10049345 A JP 10049345A JP 4934598 A JP4934598 A JP 4934598A JP H11245840 A JPH11245840 A JP H11245840A
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traveling
devices
vehicle body
speed
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JP10049345A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takekata
毅 武方
Yoshimasa Matsuda
善正 松田
Kiyoshi Iiizumi
清 飯泉
Yoshimichi Ouchi
義道 大内
Yoshinobu Furukawa
好伸 古川
Riyuuji Akehi
龍二 明比
Ichiaki Uemoto
壹章 上本
Masayuki Anami
雅之 阿波
Hakuro Takahashi
伯郎 高橋
Mikiji Hirota
幹司 廣田
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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  • Harvester Elements (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】旋回を迅速に行なうことができると共に、この
旋回に必要な駆動力を少なくしてエンジン出力を浪費す
ることなく、燃料効率の良い作業車輌を提供すること。
及び、直進時における車体の前後傾斜姿勢を適正な姿勢
に維持して、車体に設ける作業装置を適正な姿勢に維持
し、効率の良い作業ができる作業車輌を提供すること。 【解決手段】車体1の左右に配置する無限軌道帯式走行
装置2,2を前後方向に複数に分割して設ける。そし
て、これら走行装置2a,2a,2b,2bのうち少な
くとも前側左右の走行装置2a,2aを操向可能に構成
する。更に、前側左右の走行装置2a,2aと後側左右
の走行装置2b,2bとを相異なる速度で駆動可能に構
成する。以上より成る作業車輌の走行装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等の
作業車輌に設ける走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバイン等の作業車輌は、
車体に左右一対の無限軌道帯式走行装置を備えており、
操向操作によって旋回内側の走行装置の駆動を停止して
旋回する構成である。尚、操向操作によって旋回内側の
走行装置の駆動速度を低下させて緩旋回を行なう構成の
ものも創出されている。
【0003】また、特開平6−270834号公報、特
開平6−270835号公報に開示されているように、
車体の左右に配置する無限軌道帯式走行装置を、夫々、
前後方向に2分割して設け、4分割式の無限軌道帯式走
行装置とした構成のものがある。この構成において、直
進時には前後左右の走行装置を全て同じ速度で駆動して
走行し、操向操作によって前側左右の走行装置を操向作
動すると共に旋回内側の走行装置の駆動を停止して旋回
する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術のよう
に、車体に左右一対の無限軌道帯式走行装置を備えた構
成においては、旋回内側の走行装置の駆動を停止して旋
回する際、この走行装置の接地長が長いがために旋回抵
抗が大きなものとなる。また、車体の左右に配置する無
限軌道帯式走行装置を、夫々、前後方向に2分割して設
け、4分割式の無限軌道帯式走行装置とした構成におい
ても、前側左右の走行装置が操向作動するものの、やは
り旋回内側の走行装置の駆動を停止して旋回するもので
あるため、旋回抵抗が大きなものとなる。
【0005】従って、迅速な旋回ができないばかりか、
この旋回に大きな駆動力を必要としてエンジン出力を浪
費し、燃料効率の悪い作業車輌となっていた。そして、
左右一対の無限軌道帯式走行装置を備えた構成におい
て、走行路面が軟弱であると、前進走行時に、駆動反力
によって走行装置の後部が沈下し、車体が後下がり傾斜
姿勢となる。また、同様に、4分割式の走行装置におい
ても、前後左右の走行装置を全て同じ速度で駆動して走
行するため、前進時に、後側の左右の走行装置が沈下
し、車体が後下がり傾斜姿勢となる。
【0006】従って、車体の前後傾斜姿勢を適正な姿勢
に維持できないため、車体に設ける作業装置を適正な姿
勢に維持できず、作業走行に支障を来すこととなってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、車体1の左右に配置する無限軌道帯式走行装
置2,2を前後方向に複数に分割して設け、これら走行
装置2a,2a,2b,2bのうち少なくとも前側左右
の走行装置2a,2aを操向可能に構成すると共に、前
記前側左右の走行装置2a,2aと後側左右の走行装置
2b,2bとを相異なる速度で駆動可能に構成したこと
を特徴とする作業車輌の走行装置としたものである。
【0008】これにより、車体1の左右において前後方
向に複数に分割して設けられた無限軌道帯式走行装置2
a,2a,2b,2bを前進駆動すると、車体1は前進
走行する。そして、少なくとも前側左右の走行装置2
a,2aを左右に操向することにより、車体1は旋回を
開始する。この際、前側左右の走行装置2a,2aと後
側左右の走行装置2b,2bとを相異なる速度で駆動
し、例えば、前側左右の走行装置2a,2aを後側左右
の走行装置2b,2bより高速で駆動すれば、車体1は
迅速に旋回する。
【0009】また、例えば、軟弱な走行路面を直進走行
する際に、後側左右の走行装置2b,2bを前側左右の
走行装置2a,2aより高速で駆動すれば、後側左右の
走行装置2b,2bの沈下が抑えられ、車体1の前後傾
斜姿勢が適正に維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について、
コンバインを例示して説明する。4は機体フレ−ム、2
は機体フレ−ム4の下方位置に設けた無限軌道帯式走行
装置、5は機体フレ−ム4の上部に搭載して設けた脱穀
装置、6は機体フレ−ム4の上部に設けた操縦部、7は
エンジンであり、以上により、車体8を構成する。
【0011】そして、前脱穀装置5は、扱胴と受網とを
内装する上側の扱室と、選別棚と唐箕と一番螺旋と二番
螺旋とを内装する下側の選別室とにより構成し、前記扱
室の上部を包囲する上部カバ−9に穀稈供給装置10の
挾扼杆11を設け、該挾扼杆11の下方に対向してフィ
−ドチェン12を設ける。また、前記脱穀装置5の前側
には、刈取部13を設ける。刈取部13は、最前方位置
に設けた分草体14と、該分草体14の後方に設けた穀
稈引起装置15と、該穀稈引起装置15の後方に設けた
掻込装置と、該掻込装置の下方に設けたスタ−ホイル
と、掻込装置とスタ−ホイルの上下中間に始端部を配置
した株元側搬送装置18と、前記掻込装置の下方に設け
た刈刃19と、前記株元側搬送装置18の終端部に始端
部を臨ませ切断された穀稈を搬送する株元側引継搬送装
置20と、該株元側引継搬送装置20上方に設けた穂先
側引継搬送装置21等を有して構成する。尚、このよう
にして構成した刈取部13は、車体8に対して上下方向
に回動自在に軸支し、刈取上下シリンダ22により昇降
回動自在に構成する。
【0012】しかして、前記無限軌道帯式走行装置2
は、前側左右の無限軌道帯式走行装置2a,2aと、後
側左右の無限軌道帯式走行装置2b,2bとに分割して
構成する。そして、前記前側左右の無限軌道帯式走行装
置2a,2aは、左右の前側走行フレ−ム23a,23
aに対して、その前端部に前側駆動スプロケット24
a,24aを駆動可能に支持する前側駆動油圧モ−タ2
5a.25aを取り付け、その中間部に複数の転輪26
a,26a群を回転自在に支持し、その後端部に緊張輪
27a.27aを回転自在に支持し、更に、前記前側駆
動スプロケット24a,24a、複数の転輪26a,2
6a群、緊張輪27a.27aに対して無限軌道帯28
a,28aを巻き掛けて構成する。
【0013】また、前記左右の前側走行フレ−ム23
a,23aの長手方向中央部上面に前側荷重支持部29
a,29aを形成し、該前側荷重支持部29a,29a
を、前記機体フレ−ム4前側下面から下方へ延出した左
右の前側支持脚30a,30aの下端部に対して、前側
縦軸31a,31aにより左右回動自在に取り付ける。
これにより、前記前側左右の無限軌道帯式走行装置2
a,2aは、前記前側縦軸31a,31a中心に左右方
向に姿勢変更可能となる。
【0014】尚、前記左右の前側走行フレ−ム23a,
23aを、前記左右の前側支持脚30a,30aの下端
部に対して、前記前側縦軸31a,31aと共に、前側
横軸32a,32aにより上下回動をも自在に取り付
け、前記前側左右の無限軌道帯式走行装置2a,2a
を、前記前側横軸32a,32a中心に上下方向にも姿
勢変更可能に構成してもよい。
【0015】一方、前記後側左右の無限軌道帯式走行装
置2b,2bは、左右の後側走行フレ−ム23b,23
bに対して、その前端部に後側駆動スプロケット24
b,24bを駆動可能に支持する後側駆動油圧モ−タ2
5b.25bを取り付け、その中間部に複数の転輪26
b,26b群を回転自在に支持し、その後端部に緊張輪
27b.27bを回転自在に支持し、更に、前記後側駆
動スプロケット24b,24b、複数の転輪26b,2
6b群、緊張輪27b.27bに対して無限軌道帯28
b,28bを巻き掛けて構成する。
【0016】また、前記左右の後側走行フレ−ム23
b,23bの長手方向中央部上面に後側荷重支持部29
b,29bを形成し、該後側荷重支持部29b,29b
を、前記機体フレ−ム4後側下面から下方へ延出した左
右の後側支持脚30b,30bの下端部に対して、後側
縦軸31b,31bにより左右回動自在に取り付ける。
これにより、前記後側左右の無限軌道帯式走行装置2
b,2bは、前記後側縦軸31b,31b中心に左右方
向に姿勢変更可能となる。
【0017】尚、前記左右の後側走行フレ−ム23b,
23bを、前記左右の後側支持脚30b,30bの下端
部に対して、前記後側縦軸31b,31bと共に、後側
横軸32b,32bにより上下回動をも自在に取り付
け、前記後側左右の無限軌道帯式走行装置2b,2b
を、前記後側横軸32b,32b中心に上下方向にも姿
勢変更可能に構成してもよい。
【0018】そして、前記左右の前側走行フレ−ム23
a,23aにおける前側縦軸31a,31aより前側に
位置する部位同士を、前側ラック杆33aによって軸着
連結し、一方、前記左右の後側走行フレ−ム23b,2
3bにおける後側縦軸31b,31bより前側に位置す
る部位同士を、後側ラック杆33bによって軸着連結す
る。 更に、前記操縦部6にステアリングホイ−ル34
を回転操作自在に設け、該ステアリングホイ−ル34に
よって回転操作される操作回転軸35の下端部を、ユニ
バ−サルジョイント36を介して前側操向軸37aの上
端部に連動連結する。そして、前記前側操向軸37aの
下端部に取り付けた前側操向ギヤ38aを、前記前側ラ
ック杆33aに噛み合わせる。
【0019】また、後側操向軸37bの下端部に取り付
けた後側操向ギヤ38bを、前記後側ラック杆33bに
噛み合わせる。そして、機体前後方向に沿って操向伝動
軸39を回転自在に配置し、前記前側操向軸37aの上
部に取り付けた前側操向ベベルギヤ40aに、操向伝動
軸39の前端部に取り付けた前側受動ベベルギヤ41a
を噛み合わせ、一方、前記後側操向軸37bの上端部に
取り付けた後側操向ベベルギヤ40bに、操向伝動軸3
9の後端部に取り付けた後側駆動ベベルギヤ41bを噛
み合わせる。尚、前記ラック杆、操向ギヤ、ベベルギヤ
等の噛み合い状態は、夫々の噛み合い位置に設けるケ−
シングによって所定の位置に保持される構成である。
【0020】以上の構成により、ステアリングホイ−ル
34を回動操作すると、上述のラック杆、操向ギヤ、ベ
ベルギヤの連動によって、前側の無限軌道帯式走行装置
2a,2aが平行状態を維持したまま前記ステアリング
ホイ−ル34の回動操作方向へ姿勢変更し、一方、後側
の無限軌道帯式走行装置2b,2bが平行状態を維持し
たまま反対方向へ姿勢変更する。
【0021】前記前側駆動油圧モ−タ25a,25aと
後側駆動油圧モ−タ25b,25bとを駆動する油圧回
路は、4基の可変容量型油圧ポンプ42a,42a,4
2b,42bと前記前側駆動油圧モ−タ25a,25
a、後側駆動油圧モ−タ25b,25bとの間に、夫
々、閉回路を成して構成する。そして、前記4基の可変
容量型油圧ポンプ42a,42a,42b,42bは、
夫々、前記エンジン7によって常時駆動し、前記操縦部
6に設ける変速レバ−43の操作によって、4基が連動
してその吐き出し油量を無段階に変更調節可能、且つ、
吐き出し方向を正逆切り換え可能に構成する。尚、前記
4基の可変容量型油圧ポンプ42a,42a,42b,
42bは、夫々の斜盤角度を、前側斜盤角調節モ−タ4
4a,44a、後側斜盤角調節モ−タ44b,44bに
よって変更調節することにより、その吐き出し油量を独
立して変更調節することも可能である。
【0022】そして、コントロ−ラ45(連繋手段3)
に対して、その入力側に、前記ステアリングホイ−ル3
4の回動操作角を検出する操舵角検出用ポテンショメ−
タ46と、前記前側駆動油圧モ−タ25a,25a及び
後側駆動油圧モ−タ25b,25bの出力軸の駆動回転
速度を検出する前側駆動速度検出用回転センサ47a,
47aと後側駆動速度検出用回転センサ47b,47b
と、駆動速度変更スイッチ48と、車体前後傾斜検出セ
ンサ49と、走行装置沈下量検出センサ50とを接続す
る。一方、前記コントロ−ラ45の出力側には、前記前
側斜盤角調節モ−タ44a,44a、後側斜盤角調節モ
−タ44b,44bを接続する。
【0023】以上の構成により、車体1を前進させ、分
草体14により穀稈を分草し、次に、穀稈を分草し、次
に穀稈引起装置15により引き起こし、引起穀稈を掻込
装置16およびスタ−ホイル17により掻き込み、株元
側搬送装置18の始端部で株元側を挾持した状態で刈刃
19により切断し、切断された穀稈の株元側は株元側搬
送装置18により株元側引継搬送装置20に搬送され、
穂先は穂先側引継搬送装置21により搬送して脱穀装置
5に穀稈を供給して脱穀処理する。
【0024】このような刈取作業において、圃場の一辺
を刈り終え、他辺へ向けて旋回を行う際、操縦者は、操
縦部6のステアリングホイ−ル34を旋回方向へ回動操
作する。これによって、前側の無限軌道帯式走行装置2
a,2aが平行状態を維持したまま前記ステアリングホ
イ−ル34の回動操作方向へ姿勢変更し、一方、後側の
無限軌道帯式走行装置2b,2bが平行状態を維持した
まま反対方向へ姿勢変更する。
【0025】そして、この走行装置の姿勢変更と共に、
前側の走行装置2a,2a、後側の走行装置2b,2b
の駆動速度が自動的に変速される。この自動変速は、ス
テアリングホイ−ル34の回動操作角を操作舵角検出用
ポテンショメ−タ46によって検出し、この操舵角に応
じて、コントロ−ラ45から、前記前側斜盤角調節モ−
タ44a,44a、後側斜盤角調節モ−タ44b,44
bに作動出力がなされて行われるもので、この出力結果
は、前記前側駆動速度検出用回転センサ47a,47a
と後側駆動速度検出用回転センサ47b,47bとによ
ってフィ−ドバックされ、操舵角が大きくなるほど前側
斜盤角調節モ−タ44a,44a、後側斜盤角調節モ−
タ44b,44bの作動量が大きくなるように、コント
ロ−ラ45に設定した連続ラインに合致すべく制御され
る。尚、この連続ラインを、段階的なものとし、ステア
リングホイ−ル34の回動操作角が設定角度に達したと
きに、斜盤角調節モ−タを作動させるように構成しても
よい。
【0026】この制御は、例えば、前側斜盤角調節モ−
タ44a,44aを増速操作して、前側左右の走行装置
2a,2aを増速し、後側左右の走行装置2b,2bよ
り高速で駆動しながら迅速な旋回を行うものである。ま
た、例えば、後側斜盤角調節モ−タ44b,44bを増
速操作して、後側左右の走行装置2b,2bを増速し、
前側左右の走行装置2a,2aより高速で駆動しながら
迅速な旋回を行うものである。
【0027】一方、直進走行時においても、前記駆動速
度変更スイッチ48を前増速側に操作することにより、
コントロ−ラ45からの出力によって前側斜盤角調節モ
−タ44a,44aを増速操作し、前側左右の走行装置
2a,2aを増速し、後側左右の走行装置2b,2bよ
り高速で駆動することが可能である。また、前記駆動速
度変更スイッチ48を後増速側に操作することにより、
コントロ−ラ45からの出力によって後側斜盤角調節モ
−タ44b,44bを増速操作し、後側左右の走行装置
2b,2bを増速し、前側左右の走行装置2a,2aよ
り高速で駆動することが可能である。これによって、軟
弱路面走行時の、後側左右の走行装置2b,2bの沈下
を抑え、車体1の前後傾斜姿勢を適正に維持することが
可能である。
【0028】また、前記車体前後傾斜検出センサ49に
よる検出結果が、車体1の後下がり傾斜を検出すると、
コントロ−ラ45からの出力によって後側斜盤角調節モ
−タ44b,44bを増速操作し、後側左右の走行装置
2b,2bを増速することが可能である。これによっ
て、軟弱路面走行時の、後側左右の走行装置2b,2b
の沈下を抑え、車体1の前後傾斜姿勢を、水平姿勢ない
し任意の設定姿勢を基準とした適正範囲に維持すること
が可能である。
【0029】また、後進時等、前記車体前後傾斜検出セ
ンサ49による検出結果が、車体1の前下がり傾斜を検
出すると、コントロ−ラ45からの出力によって前側斜
盤角調節モ−タ44a,44aを増速操作し、前側左右
の走行装置2a,2aを増速することが可能である。こ
れによって、軟弱路面後進走行時の、前側左右の走行装
置2a,2aの沈下を抑え、車体1の前後傾斜姿勢を、
水平姿勢ないし任意の設定姿勢を基準とした適正範囲に
維持することが可能である。
【0030】また、走行装置沈下量検出センサ50によ
る検出結果が、走行装置の所定量以上の沈下状態を検出
すると、コントロ−ラ45からの出力によって前側斜盤
角調節モ−タ44a,44aを増速操作し、前側左右の
走行装置2a,2aを増速することが可能である。これ
によって、沈下状態からの脱出が容易となる。また、走
行装置沈下量検出センサ50による検出結果が、走行装
置の所定量以上の沈下状態を検出すると、コントロ−ラ
45からの出力によって後側斜盤角調節モ−タ44b,
44bを増速操作し、後側左右の走行装置2b,2bを
増速することが可能である。これによって、軟弱路面走
行時の、後側左右の走行装置2b,2bの沈下を抑え、
車体1の前後傾斜姿勢を適正に維持することが可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】この発明においては、旋回を迅速に行な
うことができると共に、この旋回に必要な駆動力を少な
くしてエンジン出力を浪費することなく、燃料効率の良
い作業車輌を提供することができた。また、直進時にお
ける車体の前後傾斜姿勢を適正な姿勢に維持することが
可能であり、車体に設ける作業装置を適正な姿勢に維持
し、効率の良い作業ができる作業車輌を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるコンバインの側
面図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるコンバインの平
面図である。
【図3】この発明の実施の形態における要部の説明用側
面図である。
【図4】この発明の実施の形態における要部の説明用平
面図である。
【図5】この発明の実施の形態における油圧回路図であ
る。
【図6】この発明の実施の形態におけるブロック回路図
である。
【符号の説明】
1 車体 2 無限軌道帯式走行装置 2a 前側の無限軌道帯式走行装置 2b 後側の無限軌道帯式走行装置
フロントページの続き (72)発明者 大内 義道 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 古川 好伸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 明比 龍二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 上本 壹章 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 阿波 雅之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 高橋 伯郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 廣田 幹司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 西崎 宏 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1の左右に配置する無限軌道帯式走
    行装置2,2を前後方向に複数に分割して設け、これら
    走行装置2a,2a,2b,2bのうち少なくとも前側
    左右の走行装置2a,2aを操向可能に構成すると共
    に、前記前側左右の走行装置2a,2aと後側左右の走
    行装置2b,2bとを相異なる速度で駆動可能に構成し
    たことを特徴とする作業車輌の走行装置。
JP10049345A 1998-03-02 1998-03-02 作業車輌の走行装置 Pending JPH11245840A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1080926A2 (en) 1999-08-31 2001-03-07 Riso Kagaku Corporation Method of and apparatus for making stencil

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1080926A2 (en) 1999-08-31 2001-03-07 Riso Kagaku Corporation Method of and apparatus for making stencil

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