JPH10295142A - 畦草刈機 - Google Patents

畦草刈機

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JPH10295142A
JPH10295142A JP9110725A JP11072597A JPH10295142A JP H10295142 A JPH10295142 A JP H10295142A JP 9110725 A JP9110725 A JP 9110725A JP 11072597 A JP11072597 A JP 11072597A JP H10295142 A JPH10295142 A JP H10295142A
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cutting
mowing
mower
reaping
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紘一 戸崎
Yoshihiko Miyahara
佳彦 宮原
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Akishi Kuromi
晃志 黒見
Shinya Inada
真也 稲田
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Kubota Corp
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 法面用刈取装置の重量や法面用刈取装置が受
ける刈り取り反力に抗した操縦操作が行い易くなるとと
もに、刈り取り作業時における操縦者の歩行を容易にす
ることのできる、操縦性の向上が図られた畦草刈機を提
供する。 【解決手段】 畦草刈機において、歩行型に構成した走
行機体1の左右中心近くに、走行路面に生えた草類を刈
り取る路面用刈取装置2を配備するとともに、前記走行
機体1の横一側方に、前記走行路面の一側端に連なる傾
斜面に生えた草類を刈り取る法面用刈取装置3を配備
し、かつ、機体後方に延出した操縦ハンドル9を、その
左右中心X1が前記走行機体1の左右中心X2よりも前
記法面用刈取装置3の反対側に偏位する状態に配設し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行型に構成した
走行機体の左右中心近くに、走行路面に生えた草類を刈
り取る路面用刈取装置を配備するとともに、前記走行機
体の横一側方に、前記走行路面の一側端に連なる傾斜面
に生えた草類を刈り取る法面用刈取装置を配備してある
畦草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような畦草刈機において、
操縦ハンドルは、例えば実開昭61‐95229号公報
などで開示されているように、その左右中心が走行機体
の左右中心上に位置する状態、言い換えると、機体中心
に対して左右対称となる状態に配設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような畦草刈機は、走行機体の横一側方に法面用刈取装
置を配備していることにより、法面用刈取装置側が重く
なって安定性が悪くなるという欠点を有するものである
ことから、上記従来技術のように、操縦ハンドルをその
左右中心が走行機体の左右中心上に位置する状態に配設
しているだけでは、法面用刈取装置側が重くなった畦草
刈機のバランスを保つことが難しくなるとともに、法面
用刈取装置の重量に抗した操縦操作が行い難くなり、も
って、ハンドルが法面用刈取装置側に取られて法面用刈
取装置による刈り高さが不揃いになる不都合や、畦草刈
機が法面用刈取装置側に傾くことにより法面用刈取装置
で傾斜面の土を削らせて刈刃を破損させる虞が生じ易く
なっていた。しかも、刈り取り作業時には、法面用刈取
装置が受ける刈り取り反力によって更にハンドルが法面
用刈取装置側に取られ易くなることから、その反力にも
抗して走行を安定させて良好な刈り取り作業を行えるよ
うにするためには、操縦操作にかなりの労力を要するよ
うになっていた。又、操縦ハンドルの左右中心を走行機
体の左右中心上に位置させていることから、刈り取り作
業時には、操縦ハンドルが傾斜面に近くなって操縦者が
歩行し難くなるという不都合も生じるようになってい
た。
【0004】本発明の目的は、法面用刈取装置の重量や
法面用刈取装置が受ける刈り取り反力に抗した操縦操作
が行い易くなるとともに、刈り取り作業時における操縦
者の歩行を容易にすることのできる、操縦性の向上が図
られた畦草刈機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、畦草刈機
において、歩行型に構成した走行機体の左右中心近く
に、走行路面に生えた草類を刈り取る路面用刈取装置を
配備するとともに、前記走行機体の横一側方に、前記走
行路面の一側端に連なる傾斜面に生えた草類を刈り取る
法面用刈取装置を配備し、かつ、機体後方に延出した操
縦ハンドルを、その左右中心が前記走行機体の左右中心
よりも前記法面用刈取装置の反対側に偏位する状態に配
設した。
【0006】上記請求項1記載の発明によると、操縦ハ
ンドルの左右中心を走行機体の左右中心よりも法面用刈
取装置の反対側に偏位させていることから、操縦ハンド
ルの左右中心を走行機体の左右中心上に位置させた場合
に比較して、畦草刈機のバランスを保つために畦草刈機
を法面用刈取装置の反対側に倒し付勢する、あるいは、
ハンドルが法面用刈取装置側に取られることを阻止する
ために畦草刈機を法面用刈取装置の反対側に操向付勢す
る、といった操作を操縦ハンドルで行う際に要する操作
力を軽減することができるので、法面用刈取装置側が重
くなった畦草刈機のバランスを保つことが容易になると
ともに、法面用刈取装置の重量に抗した操縦操作が行い
易くなる。つまり、ハンドルが法面用刈取装置側に取ら
れて法面用刈取装置による刈り高さが不揃いになる不都
合や、畦草刈機が法面用刈取装置側に傾くことにより法
面用刈取装置で傾斜面の土を削らせて刈刃を破損させる
虞が生じることを抑制できるようになる。
【0007】又、ハンドルが法面用刈取装置側に取られ
ることを阻止するための操作に要する操作力を軽減でき
ることによって、刈り取り作業時に、法面用刈取装置が
受ける刈り取り反力によって更にハンドルが法面用刈取
装置側に取られ易くなったとしても、操縦ハンドルの操
作によって充分に対応することができるので、容易に走
行を安定させることができて良好な刈り取り作業が行え
るようになる。
【0008】しかも、操縦ハンドルの左右中心を走行機
体の左右中心よりも法面用刈取装置の反対側に偏位させ
ていることによって、操縦ハンドルの左右中心を走行機
体の左右中心上に位置させた場合に比較して、刈り取り
作業時には操縦ハンドルが傾斜面から離れる側に位置す
るようになるので、刈り取り作業時に操縦者が歩行し難
くなるといった不都合が生じることも回避できるように
なる。
【0009】従って、法面用刈取装置の重量や法面用刈
取装置が受ける刈り取り反力に抗した操縦操作が行い易
くなるとともに、刈り取り作業時における操縦者の歩行
を容易にすることができて、操縦性の向上を図ることが
できるとともに、刈り高さ精度の向上を図ることがで
き、更に、法面用刈取装置が傾斜面の土を削ることに起
因した刈刃の破損を抑制できる畦草刈機を提供し得るに
至った。
【0010】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記走行機体の横一
側から横外側方に向けて複数の回転ブレードを並設して
前記法面用刈取装置を構成するとともに、前記複数の回
転ブレードのうちの最横外側端に位置する回転ブレード
の駆動軸に凸曲面状の接地面を有する接地体を装着し
た。
【0011】上記請求項2記載の発明によると、接地体
が傾斜面に接地することによって、刈り取り作業時に、
法面用刈取装置により傾斜面の土を削らせて刈刃を破損
させる虞が生じることを解消できるようになる。又、法
面用刈取装置の重量を接地体を介して傾斜面に受けさせ
ることができ、これによって、法面用刈取装置の重量に
よってハンドルが法面用刈取装置側に取られることを抑
制できるので、畦草刈機のバランスを保つことが容易に
なるとともに、法面用刈取装置の重量に抗した操縦操作
が行い易くなる。つまり、法面用刈取装置による刈り高
さが不揃いになる不都合をより好適に抑制できるように
なる。しかも、刈り取り作業時には、接地体が回転ブレ
ードとともに回転するようになることから、この回転に
よって、刈り取り作業時に法面用刈取装置が受ける刈り
取り反力に抗する推進力を発生させることができ、刈り
取り反力を軽減させることができるようになる。つま
り、法面用刈取装置が受ける刈り取り反力に抗した操縦
操作がより行い易くなることから、より容易に走行を安
定させることができて、より良好な刈り取り作業が行え
るようになる。
【0012】従って、法面用刈取装置の重量や法面用刈
取装置が受ける刈り取り反力に抗した操縦操作をより行
い易くすることができて、より一層の操縦性の向上を図
ることができるとともに、より一層の刈り高さ精度の向
上を図ることができ、更に、法面用刈取装置が傾斜面の
土を削ることに起因した刈刃の破損を回避できる畦草刈
機を提供し得るに至った。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1には畦草刈機の全体側面が、又、図2
には畦草刈機の全体平面が夫々示されており、この畦草
刈機は、歩行型に構成された走行機体1、走行路面に生
えた草類を刈り取る路面用刈取装置2、及び走行路面の
一側端に連なる傾斜面に生えた草類を刈り取る法面用刈
取装置3、などによって構成されている。走行機体1
は、側面視略L字状の機体フレーム4、機体フレーム4
に載置されたエンジン5、機体フレーム4の後方に立設
配備されたミッションケース6、エンジン5の出力軸5
aからミッションケース6の上部側に配備された入力軸
6aに亘って掛け渡されたベルト式伝動機構7、ミッシ
ョンケース6の左横側下部に配備された駆動車輪8、及
び機体フレーム4から後方に向けて延設された操縦ハン
ドル9、などによって構成されている。路面用刈取装置
2は、駆動車輪8の前方において走行機体1の左右中心
近くに位置するよう機体フレーム4にて支持されてい
る。法面用刈取装置3は、走行機体1の左横側方に位置
するよう路面用刈取装置2の左側端に連結されている。
路面用刈取装置2の前方には前輪10が配備されてお
り、路面用刈取装置2の荷重を地面に預けた安定姿勢で
走行させることができるようになっている。又、法面用
刈取装置3の前方には補助輪11が配備されており、法
面用刈取装置3の荷重をも地面に預けた安定姿勢で走行
させることができるようになっている。操縦ハンドル9
は、機体フレーム4の後部上端に左右向きの連結支点P
1周りに上下揺動自在に連結されており、その上下揺動
操作によって延出端の高さ位置を作業者の身長に応じた
高さ位置に変更できて、操縦性の向上を図れるようにな
っている。尚、操縦ハンドル9は、ノブ付きボルト12
の締め付けによって所望の揺動姿勢で機体フレーム4に
固定できるよう構成されており、その延出端の高さ調節
操作を工具を用いることなく簡便に行えるようになって
いる。
【0015】図1〜9に示すように、路面用刈取装置2
は、機体フレーム4の前部から前方に向けて水平姿勢で
延設されたハウジング13と、このハウジング13内に
おいて縦向きの駆動軸芯P2周りに回転自在に装備され
た一枚の回転ブレード14、などによって構成されてい
る。ハウジング13は、機体フレーム4の前部に固定さ
れた板金製の天板13Aと、この天板13Aに右壁部と
後壁部とを形成するよう連結されたゴム板13Bによっ
て構成されている。法面用刈取装置3は、路面用刈取装
置2の左側端に前後軸芯P3周りに上下揺動自在に連結
されたハウジング15と、このハウジング15内におい
て駆動軸芯P4周りに回転自在に装備された一枚の回転
ブレード16とからなる第一刈取部3A、及び、第一刈
取部3Aの駆動軸芯P4周りに前後揺動自在に連結され
たハウジング17と、このハウジング17内において並
設された駆動軸芯P5,P6周りに回転自在に装備され
た二枚の回転ブレード18,19とからなる第二刈取部
3B、などによって構成されている。第一刈取部3Aの
ハウジング15は、板金製の天板15Aによって構成さ
れている。第二刈取部3Bのハウジング17は、板金製
の天板17Aと、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの左
側方に位置させた状態において左壁部と後壁部とを形成
するよう天板17Aに連結されたゴム板17Bによって
構成されている。つまり、法面用刈取装置3は、路面用
刈取装置2の左側端に前後軸芯P3周りに上下揺動自在
に連結されており、この上下揺動操作によって、その姿
勢を、法面用刈取装置3が刈り取り作業を行う作業面に
沿った姿勢に変更できるようになっている。又、法面用
刈取装置3は、第一刈取部3Aに対して第二刈取部3B
が駆動軸芯P4周りに前後揺動自在となるよう構成され
ており、第二刈取部3Bの前後揺動操作によって、その
刈り幅を、法面用刈取装置3が刈り取り作業を行う作業
面の長さに応じた長さに変更できるようになっている。
【0016】尚、第二刈取部3Bは、その前後揺動範囲
が、第一刈取部3Aの直左側方位置より少し後方側へ駆
動軸芯P4周りに揺動偏位させた左側方位置(図2、図
3及び図6参照)から、第一刈取部3Aの略直後方位置
より少し左側方側へ駆動軸芯P4周りに揺動偏位させた
後方位置(図4及び図7参照)に亘る範囲に設定される
とともに、各回転ブレード18,19が、左側方位置に
おいては機体の左右方向に並ぶ状態となり、又、後方位
置においては機体の前後方向に並ぶ状態となるよう設定
されている。つまり、第二刈取部3Bを第一刈取部3A
に対する左側方位置に位置させることによって法面用刈
取装置3の刈り幅を最大にすることができるとともに、
第二刈取部3Bを第一刈取部3Aに対する後方位置に位
置させることによって法面用刈取装置3の刈り幅を最小
にすることができるようになっている。又、第二刈取部
3Bの前後揺動範囲を上記のように設定したことによっ
て、いずれの揺動姿勢においても第二刈取部3Bのハウ
ジング17の前縁部はその延出端側ほど後方に位置する
傾斜状になることから、刈り取り作業時に第二刈取部3
Bのハウジング17の前縁部が受ける草類の抵抗から、
法面用刈取装置3を機体側へ寄せるあるいは持ち上げる
分力を発生させることができるとともに、第二刈取部3
Bのハウジング17に対する草類の抵抗による後方への
押圧力を軽減させることができるので、刈り取り作業時
における操縦性の向上を図れるようになっている。
【0017】図3〜7に示すように、路面用刈取装置2
の回転ブレード14と法面用刈取装置3の各回転ブレー
ド16,18,19は、隣接するもの同士が互いの刈り
取り領域(回転軌跡)の一部が重なり合う状態となるよ
う近接配備されるとともに、隣接するもの同士の接触を
回避できる回転位相で夫々が回転するよう設定されてい
る。又、上述のように法面用刈取装置3の刈り幅を変更
する際には、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの回転ブ
レード16の駆動軸芯P4周りに前後揺動させることか
ら、法面用刈取装置3の刈り幅変更にかかわらず、各回
転ブレード14,16,18,19の距離を一定に維持
できるようになっている。つまり、刈り取り作業時に
は、法面用刈取装置3の刈り幅変更にかかわらず、路面
用刈取装置2と法面用刈取装置3との間、法面用刈取装
置3における第一刈取部3Aと第二刈取部3Bとの間、
及び第二刈取部3Bの回転ブレード18,19間におい
て刈り残しが発生する、並びに各回転ブレード14,1
6,18,19のうちの隣接するもの同士が接触する、
などの不都合が生じることを回避できるよう構成されて
いる。
【0018】図1〜9に示すように、路面用刈取装置2
と法面用刈取装置3の第一刈取部3Aは、夫々に装備さ
れた回転ブレード14,16の駆動軸14a,16a同
士が第一伝動機構20によって連動連結されている。第
一伝動機構20は、路面用刈取装置2の駆動軸14aに
伝動可能に連結されたベベルギヤ式の第一ギヤ伝動部2
0A、第一刈取部3Aの駆動軸16aに伝動可能に連結
されたベベルギヤ式の第二ギヤ伝動部20B、伸縮自在
に構成された軸伝動部20C、及びそれらの各ギヤ伝動
部20A,20Bを軸伝動部20Cに伝動可能に連結す
る自在継手20D、などによって屈曲自在かつ伸縮自在
に構成されており、前後軸芯P3周りでの路面用刈取装
置2に対する法面用刈取装置3の上下揺動を許容するよ
うになっている。第一伝動機構20における法面用刈取
装置3側の端部には、法面用刈取装置3の第二刈取部3
Bに装備された各回転ブレード18,19の駆動軸18
a,19a同士を連動連結する第二伝動機構21が伝動
可能に連結されている。第二伝動機構21は、第一伝動
機構20の第二ギヤ伝動部20Bに伝動可能に連結され
るベベルギヤ式の第一ギヤ伝動部21A、第一刈取部3
Aに隣接する側の回転ブレード18の駆動軸18aに伝
動可能に連結されるベベルギヤ式の第二ギヤ伝動部21
B、第一刈取部3Aから離間する側の回転ブレード19
の駆動軸19aに伝動可能に連結されるベベルギヤ式の
第三ギヤ伝動部21C、及びそれらの各ギヤ伝動部21
A,21B,21Cを伝動可能に連結する軸伝動部21
D、などによって、第二刈取部3Bとの駆動軸芯P4周
りでの一体前後揺動が可能となるよう構成されている。
第一伝動機構20の第一ギヤ伝動部20Aには入力軸2
0aが装備されており、この入力軸20aとエンジン5
の出力軸5aとに亘ってベルトテンション式の刈取クラ
ッチ22が架設されている。
【0019】つまり、路面用刈取装置2は、刈取クラッ
チ22及び第一伝動機構20を介して伝達されるエンジ
ン5からの動力によって、回転ブレード14が駆動され
るようになっている。又、法面用刈取装置3は、前後軸
芯P3周りでの上下揺動による姿勢変更、及び駆動軸芯
P4周りでの第二刈取部3Bの前後揺動による刈り幅変
更にかかわらず、刈取クラッチ22、第一伝動機構2
0、及び第二伝動機構21、を介して伝達されるエンジ
ン5からの動力によって、夫々の回転ブレード16,1
8,19が駆動されるようになっている。
【0020】図1〜5,図17及び図18に示すよう
に、法面用刈取装置3は、操縦ハンドル9における右側
のハンドル杆9Aに前後揺動操作可能に立設された第一
操作レバー23に、第一伝動機構20の第一ギヤ伝動部
20Aに左右揺動自在に支持された操作アーム24、第
一操作レバー23から操作アーム24に亘るレリーズワ
イヤ25、及び操作アーム24から第一刈取部3Aのハ
ウジング15に固着された第一伝動機構20の第二ギヤ
伝動部20Bに亘る操作ロッド26、などを介して連係
されている。第一操作レバー23は、右側のハンドル杆
9Aに装着されたガイド板27との係合によって所望の
操作位置に保持できるようになっている。つまり、第一
操作レバー23の法面用刈取装置3の自重に抗した後方
側への揺動操作によって、法面用刈取装置3を前後軸芯
P3周りに上昇揺動させることができるとともに、第一
操作レバー23の前方側への揺動操作によって、法面用
刈取装置3をその自重で前後軸芯P3周りに下降揺動さ
せることができるようになっている。又、第一操作レバ
ー23を所望の操作位置においてガイド板27に係合さ
せることによって、法面用刈取装置3を前後軸芯P3周
りでの所望姿勢で保持できるようになっている。尚、路
面用刈取装置2のハウジング13から操作アーム24に
亘って、第一操作レバー23により法面用刈取装置3を
上昇揺動させる際の操作力を軽減するアシスト用のガス
シリンダ28が架設されており、このガスシリンダ28
の作用によって第一操作レバー23による法面用刈取装
置3の上昇揺動操作を軽い操作で行えるようになってい
る。
【0021】図1〜5及び図19に示すように、法面用
刈取装置3の第二刈取部3Bは、第一刈取部3Aの駆動
軸芯P4周りに第二刈取部3Bと一体前後揺動する第二
伝動機構21が、操縦ハンドル9における左側のハンド
ル杆9Bに前後揺動操作可能に立設された第二操作レバ
ー29にプッシュプルワイヤ30を介して連係されてい
る。つまり、第二操作レバー29の前後揺動操作によっ
て、第二刈取部3Bを第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周
りに前後揺動させることができ、もって、法面用刈取装
置3の刈り幅を変更できるようになっている。第二操作
レバー29には、第一伝動機構20の第二ギヤ伝動部2
0Bに固着された扇型の被係合板31に対する第二伝動
機構21の軸伝動部21Dに揺動自在に支持された係合
アーム32の係合を解除する操作杆33が内嵌されてい
る。操作杆33と係合アーム32は、操作杆33の下端
に枢支連結されるとともに第二操作レバー29に前後揺
動自在に支持されたクランクアーム34と、クランクア
ーム34から係合アーム32に亘るレリーズワイヤ35
によって連係されている。操作杆33は、第二操作レバ
ー29からクランクアーム34に亘って掛け渡された引
っ張りバネ36によって第二操作レバー29の上部から
突出するよう付勢されている。係合アーム32は、つる
巻きバネ37によって被係合板31に係合するよう付勢
されている。つまり、引っ張りバネ36とつる巻きバネ
37に抗して操作杆33を押し込み操作することによっ
て、被係合板31に対する係合アーム32の係合を解除
できるようになっており、この状態において第二操作レ
バー29による第二刈取部3Bの前後揺動操作を行える
ようになっている。又、操作杆33の押し込み操作を解
除することによって、つる巻きバネ37の付勢により係
合アーム32を被係合板31に係合させることができ、
もって、第二刈取部3Bを駆動軸芯P4周りでの所望姿
勢で保持できるようになっている。
【0022】図1及び図19に示すように、刈取クラッ
チ22は、操縦ハンドル9における左側のハンドル杆9
Bに上下揺動操作可能に装備された刈取クラッチレバー
38とレリーズワイヤ39を介して連係されており、左
側のハンドル杆9Bと刈取クラッチレバー38との共握
りによる刈取クラッチレバー38の上方への揺動操作に
よって伝動状態に切り換えられるデッドマン方式に構成
されている。
【0023】図2〜4,図6及び図7に示すように、法
面用刈取装置3における第一刈取部3Aの後端には、第
一刈取部3Aにて刈り取られた刈り草などの後方への飛
散を防止する後壁体40が配備されている。後壁体40
は、後壁部を形成するゴム板40Aとゴム板40Aを支
持する支持部材40Bによって構成されており、前後軸
芯P3の延長線上に設定された縦軸芯P7周りに前後揺
動自在に、かつ、前後軸芯P3周りに上下揺動自在とな
るように、法面用刈取装置2の第一刈取部3Aから後方
に向けて延設されたブラケット3aに支持されるととも
に、第二刈取部3Bにリンク41を介して連係されてい
る。つまり、後壁体40は、駆動軸芯P4周りでの第二
刈取部3Bの前後揺動操作に連動して縦軸芯P7周りに
前後揺動するとともに、前後軸芯P3周りでの法面用刈
取装置3の上下揺動操作に連動して同軸芯P3周りに上
下揺動するよう構成されており、これによって、第二刈
取部3Bを第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りに前後揺
動させる法面用刈取装置3の刈り幅変更、及び前後軸芯
P3周りでの法面用刈取装置3の姿勢変更にかかわら
ず、第一刈取部3Aから後方への刈り草などの飛散を防
止できるとともに、第一刈取部3Aの後端に配備される
ものでありながらも、第二刈取部3Bを第一刈取部3A
の駆動軸芯P4周りに前後揺動させる法面用刈取装置3
の刈り幅変更の際に障害になることが防止されている。
【0024】図3〜5に示すように、第二刈取部3Bを
第一刈取部3Aの駆動軸芯P4周りで前後揺動させる法
面用刈取装置3の刈り幅変更の際には、その操作に伴っ
て第一刈取部3Aのハウジング15と第二刈取部3Bの
ハウジング17とが離間して隙間が形成される場合があ
ることから、その隙間を埋めるためのカバー42が、第
二刈取部3Bのハウジング17における第一刈取部3A
側の端部から第一刈取部3Aに向けて延設されている。
つまり、第二刈取部3Bのハウジング17における第一
刈取部3A側の端部にカバー42を設けたことによっ
て、刈り取り作業時に、法面用刈取装置3の刈り幅変更
によって法面用刈取装置3のハウジング15,17間に
形成される隙間から刈り草が飛散することを阻止できる
ようになっている。尚、第一刈取部3Aのハウジング1
5における第二刈取部3B側の上面部分には、第一刈取
部3Aの上面からのカバー42の浮き上がりを阻止する
押さえ板43が配備されており、この押さえ板43によ
って、第一刈取部3Aの上面とカバー42の間から刈り
草が飛散することを阻止できるようになっている。
【0025】図7及び図20に示すように、法面用刈取
装置3は、第二刈取部3Bの遊端を最後方に位置させた
最小刈り幅状態では、第二刈取部3Bの遊端が駆動車輪
8の後端近くに位置するよう設定されており、これによ
って、駆動車輪8の支軸8aを支点にして機体の前部側
を大きく浮上させることができるようになっている。つ
まり、例えば、第二刈取部3Bの遊端を最後方に位置さ
せて機体の左右幅を最小にした状態での走行中に段差部
を乗り越えさせる必要が生じた場合、第二刈取部3Bの
遊端が駆動車輪8の後端よりも大きく後方に位置するよ
う設定したものにおいては、駆動車輪8の車軸8aを支
点にして機体の前部側を浮上させようとしても、第二刈
取部3Bの遊端が路面に接触することによって機体の前
部側を大きく浮上させることができないことから、段差
部を容易に乗り越えさせることができない不都合が生じ
るのであるが、上記の構成においては、第二刈取部3B
の遊端が駆動車輪8の後端近くに位置するよう設定して
いることから、図20に示すように、駆動車輪8の支軸
8aを支点にして機体の前部側を大きく浮上させること
ができるので、段差部を容易に乗り越えさせることがで
きるようになっている。
【0026】図6及び図7に示すように、路面用刈取装
置2は、回転ブレード14が平面視左周りに回転するよ
う構成されている。法面用刈取装置3は、第二刈取部3
Bにおける第一刈取部3A側の回転ブレード18が平面
視左周りに、又、他の回転ブレード16,19が平面視
右周りに回転するよう構成されている。この構成によっ
て、路面用刈取装置2の回転ブレード14と法面用刈取
装置3における第一刈取部3Aの回転ブレード16にて
刈り取った刈り草を、各回転ブレード14,16の作用
により、それらの回転ブレード14,16間に案内でき
るとともに、それらの回転ブレード14,16間から後
方に向けて円滑に排出でき、又、法面用刈取装置3にお
ける第二刈取部3Bの各回転ブレード18,19にて刈
り取った刈り草を、各回転ブレード18,19の作用に
よって、それらの回転ブレード18,19間に案内でき
るとともに、それらの回転ブレード18,19間から後
方に向けて円滑に排出できるようになっている。つま
り、路面用刈取装置2の回転ブレード14を平面視右周
りに回転するよう構成した場合に生じる、その回転ブレ
ード14にて刈り取られた刈り草が路面用刈取装置2の
ハウジング13と回転ブレード14との間に堆積して刈
り取りや走行に支障をきたすといった不都合や、法面用
刈取装置3の第二刈取部3Bにおける遊端側の回転ブレ
ード19を平面視左周りに回転するよう構成した場合に
生じる、その回転ブレード19にて刈り取られた刈り草
が、第二刈取部3Bのハウジング17と回転ブレード1
9との間に堆積して刈り取りや走行に支障をきたすとい
った不都合、更には、各回転ブレード14,16,1
8,19が同方向に回転するよう構成した場合に生じ
る、それらの回転ブレード14,16,18,19にて
刈り取られた刈り草が、それらの間から排出されずに堆
積して刈り取りや走行に支障をきたすといった不都合な
どを回避できる、刈り取り性能及び走行性能の面におい
て優れたものとなっている。
【0027】図2,図6及び図7に示すように、駆動車
輪8は、その支軸8aであるミッションケース6の下部
から左外側方に向けて延設された駆動軸8aに装着され
た一対のゴムタイヤ8Aによって構成されており、ミッ
ションケース6を介して伝達されるエンジン5からの動
力によって駆動されるようになっている。図15及び図
16に示すように、ミッションケース6の上部側には、
その入力軸6aに伝動可能に連結された走行用の減速機
構Aが配備されている。減速機構Aには、エンジン5か
らの動力を高低二段に切り換え減速可能な変速部Aa
と、エンジン5から駆動車輪8への伝動を断続するクラ
ッチ部Abとが装備されている。詳述すると、減速機構
Aは、入力軸6aに相対回転自在に外嵌された第一高速
ギヤ44と第一低速ギヤ45、第一高速ギヤ44に噛合
する第二高速ギヤ46、第一低速ギヤ45に噛合する第
二低速ギヤ47、第二高速ギヤ46と第二低速ギヤ47
を一体回転自在に支持するよう入力軸6aの下方に配備
された伝動軸48、伝動軸48に一体形成された第一中
継ギヤ48aに噛合する状態で入力軸6aに相対回転自
在に外嵌された第二中継ギヤ49、入力軸6aに相対回
転自在かつ摺動移動自在に外嵌されるとともに摺動操作
によって第二中継ギヤ49に一体形成された被噛合爪4
9aに噛合可能な噛合爪50aを有するシフトギヤ5
0、及びシフトギヤ50に噛合する状態で伝動軸48に
相対回転自在に外嵌された最終ギヤ51、などによって
構成されており、それらのうち、第一高速ギヤ44、第
一低速ギヤ45、第二高速ギヤ46、及び第二低速ギヤ
47によって変速部Aaが構成されている。又、第二中
継ギヤ49とシフトギヤ50によってクラッチ部Abが
構成されている。減速機構Aの最終ギヤ51には出力ス
プロケット52が一体回転自在に装着されており、この
出力スプロケット52から、駆動車輪8駆動用の駆動軸
8aに一体回転自在に装着された入力スプロケット53
に亘ってチェーン54が巻き掛けられている。つまり、
上記の構成から、駆動車輪8は、エンジン5からの動力
が断続切り換え可能かつ高低二段切り換え可能に伝達さ
れるようになっている。
【0028】図1,図2及び図15に示すように、変速
部Aaの切り換え操作は、ミッションケース6の上部左
側から後方に向けて延設された変速レバー55の左右方
向への揺動操作により、入力軸6aに摺動移動自在に内
嵌されたキー56a付きのシフト軸56を摺動させて、
キー56aを第一高速ギヤ44又は第一低速ギヤ45に
択一的に係合させることによって行えるようになってい
る。又、図1及び図17に示すように、クラッチ部Ab
の切り換え操作は、シフトギヤ50にシフトフォーク5
7とレリーズワイヤ58とを介して連係された状態で操
縦ハンドル9における右側のハンドル杆9Aに上下揺動
操作可能に装備された走行クラッチレバー59を、右側
のハンドル杆9Aとの共握りによりシフトフォーク57
を伝動切り方向に操作するバネ(図示せず)の付勢に抗
して上方へ揺動操作することによって伝動状態に切り換
えるデッドマン方式に構成されている。
【0029】図1〜4,図15及び図16に示すよう
に、前輪10は、ミッションケース6における減速機構
Aと駆動車輪8駆動用の駆動軸8aとの間に配設された
動力取出軸6bに、動力取出軸6bから路面用刈取装置
2のハウジング13に支持された中継伝動軸機構60に
亘る第一チェーン式伝動機構61と、中継伝動軸機構6
0から前輪10の支軸10aに亘る第二チェーン式伝動
機構62とを介して伝動可能に連結されている。動力取
出軸6bには、減速機構Aの伝動軸48に装着された出
力スプロケット52から駆動軸8aに装着された入力ス
プロケット53に亘って巻き掛けられたチェーン54
に、その巻き掛け経路中において噛合するスプロケット
6cが一体回転可能に連結されている。つまり、前輪1
0は、ベルト式伝動機構7、ミッションケース6、第一
チェーン式伝動機構61、中継伝動軸機構60、及び第
二チェーン式伝動機構62を介して伝達されるエンジン
5からの動力によって駆動されるようになっている。
【0030】以上の構成から、例えば、畦草刈機を農道
などの走行路を分断する灌漑用の水路などを渡らせる場
合に、前後いずれか一方の車輪8又は10を持ち上げて
他方の車輪10又は8のみで走行させるようにしても、
他方の車輪10又は8の駆動力によって機体を走行させ
るための推進力を充分に得られるようになっている。つ
まり、前輪10が単なる遊転輪である場合には、前輪1
0のみで走行させる際に推進力を得るためには、駆動車
輪8を持ち上げながら機体を押し出す(前進時)あるい
は引っ張る(後進時)といった動作が必要になり、かな
りの労力を要するようになるのであるが、上記の構成に
おいては、前輪10も駆動輪であることから、前輪10
のみで走行させる場合にも、機体を押し出すあるいは引
っ張るといった推進力を得るための動作を行わなくて
も、機体を走行させるための推進力を充分に得ることが
できるのであり、もって、前輪10のみで走行させる際
の労力をかなり軽減できるようになっている。又、畦草
刈機を一方の車輪8又は10のみで走行させる際の走行
路の状態が、雑草などが生い茂っている状態や起伏の激
しい状態であったとしても、各車輪8,10が駆動輪で
あることから、容易に畦草刈機を生い茂った雑草などや
走行路の起伏に抗して走行させることができるようにな
っている。
【0031】要するに、いずれか一方の車輪8又は10
でも、生い茂った雑草などや走行路の起伏に抗して畦草
刈機を走行させるだけの充分な推進力を得ることができ
るので、一方の車輪8又は10を持ち上げるだけの労力
で、畦草刈機を農道などの走行路を分断する水路などを
容易に渡らせることができるようになっている。しか
も、前輪10も駆動輪であることによって、作業地の土
質が軟弱であったとしても充分な推進力を得ることがで
きるので、作業性の向上を図れるようになっている。
又、前輪10駆動用の動力取出軸6bを駆動車輪8駆動
用の駆動軸8aよりも上位に配設していることによっ
て、前輪10駆動用の伝動系が機体の傾斜や地面の凹凸
などによって地面などに接触して破損することを抑制で
きるようになっている。
【0032】図1〜4及び図12〜14に示すように、
第二チェーン式伝動機構62は、路面用刈取装置2のハ
ウジング13に縦軸芯P8周りに左右揺動回動自在に装
着された左右一対の支持壁63a,63bを有する支持
ブラケット63に、横軸芯P9周りに上下揺動自在に支
持された状態で前方に向けて延設されており、その延出
端に前輪10が装着されるようになっている。つまり、
第二チェーン式伝動機構62の縦軸芯P8周りの左右揺
動操作によって前輪10の操向角を調節できるととも
に、第二チェーン式伝動機構62の横軸芯P9周りの上
下揺動操作によって路面用刈取装置2に対する前輪10
の高さ位置を変更でき、路面用刈取装置2による刈り高
さを変更できるようになっている。そして、第二チェー
ン式伝動機構62は、拡径部64aを備えたノブ付きボ
ルト64の締め付けにより、支持ブラケット63におけ
る左側の支持壁63aに複数(本実施形態においては図
14に示すように五つ)の拡径部65aを有するように
形成された長孔65のいずれかの拡径部65aに係合さ
せることによって、所望の揺動姿勢に工具を用いること
なく固定できるようになっており、これによって、路面
用刈取装置2の刈り高さ変更操作を簡便に行えるように
なっている。
【0033】中継伝動軸機構60は、第一チェーン式伝
動機構61に伝動可能に連結される入力軸60a、第二
チェーン式伝動機構62に伝動可能に連結される出力軸
60b、及び入力軸60aと出力軸60bとを伝動可能
に連結する自在継手60c、などによって縦軸芯P8周
りに屈曲自在に構成されており、第二チェーン式伝動機
構62の縦軸芯P8周りでの左右揺動を許容するように
なっている。第二チェーン式伝動機構62は、操縦ハン
ドル9の近傍に位置するよう右側のハンドル杆9Aから
後方に向けて左右揺動操作可能に延設された操向レバー
71に、中継伝動軸機構60を支持する支持ブラケット
72に左右揺動自在に支持されたクランクアーム73、
操向レバー71からクランクアーム73に亘る第一操作
ロッド74、及びクランクアーム73から第二チェーン
式伝動機構62に亘る第二操作ロッド75、などを介し
て連係されている。操向レバー71は、操縦ハンドル9
に装着されたガイド板76との係合によって所望の操作
位置に保持できるようになっている。
【0034】以上の構成から、操向レバー71の左右揺
動操作によって、駆動輪に構成された前輪10の操向角
を調節できるとともに、操向レバー71を所望の操作位
置においてガイド板76に係合させることによって、前
輪10を所望の操向角で固定保持できるようになってお
り、刈り取り作業時には、前輪10が法面用刈取装置3
の反対側向きになるように前輪10の操向角を調節する
ことによって(図2,図3及び図6参照)、刈り取り作
業時に法面用刈取装置3が受ける刈り取り反力によって
走行機体1が法面用刈取装置3側に振られて直進性が損
なわれることを抑制することができ、これによって、刈
り取り作業時の走行を安定させることができるととも
に、直進性が損なわれることによって法面用刈取装置3
による刈り高さが不揃いになることを抑制できるように
なっている。又、非作業時には、前輪10が前後向きに
なるように前輪10の操向角を調節することによって
(図4及び図7参照)、非作業時の走行を安定させるこ
とができるようになっている。つまり、操縦操作に要す
る労力を軽減しながらも、走行時の安定性の向上を図れ
るとともに法面用刈取装置3による刈り高さ精度の向上
を図れるようになっている。
【0035】その上、前輪10の操向角を調節する操向
レバー71を操縦ハンドル9の近傍に配備していること
から、刈り取り作業時には、操縦位置に居ながらも前輪
10の操向角を法面用刈取装置3が受ける刈り取り反力
に応じた適切な操向角に容易に調節できるようになって
いる。又、非作業時の走行においても、法面用刈取装置
3の重量によって走行機体1が法面用刈取装置3側に振
られるようになる場合には、操縦位置に居ながらも前輪
10の操向角を、その振れ量に応じた適切な操向角に調
節できるようになっている。つまり、前輪10の操向角
を調節する操向レバー71を操縦ハンドル9の近傍に配
備していることによって、前輪操向操作の操作性の向上
を図れるとともに、作業時及び非作業時にかかわらず、
より一層の走行時の安定性の向上を図れる上に、刈り取
り作業時における刈り高さ精度のより一層の向上を図れ
るようになっている。
【0036】図2〜4,図10及び図11に示すよう
に、補助輪11は、第一伝動機構20の第二ギヤ伝動部
20Bから前方に向けて延設された支持アーム66、及
び支持アーム66から横軸芯P10周りに上下揺動自在
に延設された支持杆67を介して、法面用刈取装置3に
おける第一刈取部3Aの前方に法面用刈取装置3に対す
る高さ位置の変更が可能となるように配設されている。
つまり、補助輪11を第一刈取部3Aの前方に配設して
いることにより、法面用刈取装置3を最小刈り幅に設定
した状態でも、補助輪11を法面用刈取装置3の刈り幅
内に位置させることができるので、法面用刈取装置3を
最小刈り幅に設定した状態で走行させる必要のある狭い
作業地であっても、その作業地に入ることができるとと
もに、その作業地においても法面用刈取装置3の荷重を
地面に預けた安定姿勢で走行できるようになっており、
これによって、走行時の安定性ならびに作業性の向上を
図れるようになっている。又、法面用刈取装置3に対す
る補助輪11の高さ位置を変更することによって、法面
用刈取装置3による刈り高さを変更できるようになって
いる。支持杆67の後端には、複数(本実施形態におい
ては図10に示すように五個)の連結孔68aが穿設さ
れた連結板68が装着されており、支持杆67は、その
連結孔68aのいずれかに支持アーム66に装備された
連結ピン66aを挿通することによって、所望の揺動姿
勢に工具を用いることなく固定できるようになってい
る。そして、この構成によって、法面用刈取装置3の刈
り高さ変更操作を簡便に行えるようになっている。
【0037】図3,図4及び図8〜11に示すように、
支持杆67は、その軸芯P11周りに回動自在に連結板
68に支持されるとともに、その後部に固着された操作
アーム67aが、路面用刈取装置2のハウジング13に
立設された固定板69に前後軸芯P12周りに上下揺動
自在に連結された揺動アーム70の遊端に枢支連結され
ている。この構成から、支持杆67に装着された補助輪
11は、法面用刈取装置3の前後軸芯P3周りの上下揺
動操作に連動して、支持杆67の軸芯P11周りに回動
するようになっており、この回動によって、法面用刈取
装置3に対する姿勢を変更して略垂直姿勢に維持される
ようになっている。つまり、補助輪11は、法面用刈取
装置3の傾斜角にかかわらず略垂直姿勢に維持されるこ
とによって法面用刈取装置3の荷重を受け易くなり、こ
れによって、補助輪11にかかる荷重によって得られる
傾斜面に対する食い込み力が大きくなることから、傾斜
面における横滑りが生じ難くなっている。尚、図8及び
図9に示すように、路面用刈取装置2の固定板69に対
する揺動アーム70の連結位置を変更できるように構成
されており、この連結位置の変更によって補助輪11の
基準姿勢を変更できるようになっている。
【0038】図2に示すように、操縦ハンドル9は、そ
の左右中心X1が走行機体1の左右中心X2よりも法面
用刈取装置3の反対側に偏位した状態となるように配設
されている。詳述すると、走行機体1の左前横側に法面
用刈取装置3を配備したことによって機体の重心aが走
行機体1の左前横側に偏位するのに対し、その機体重心
aと走行機体1の左右中心X2上にある駆動車輪8の中
心点bとを結ぶ線L上に操縦ハンドル9の左右の握持部
9a,9bの中間点cが位置するように、各ハンドル杆
9A,9Bを屈曲させた状態で機体フレーム4から後方
に向けて延設させている。この構成から、畦草刈機のバ
ランスを保つために駆動車輪8を支点にして畦草刈機を
法面用刈取装置3の反対側に倒し付勢する(言い換える
と、駆動車輪8を支点にして法面用刈取装置3を持ち上
げ付勢する)、あるいは、操縦ハンドル9が法面用刈取
装置3側に取られることを阻止するために駆動車輪8を
支点にして畦草刈機を法面用刈取装置3の反対側に操向
付勢する、といった操作を操縦ハンドル9で行う際に要
する操作力を軽減できるようになっており、これによっ
て、法面用刈取装置3側が重くなった畦草刈機のバラン
スを保つことが容易になるとともに、法面用刈取装置3
の重量に抗した操縦操作が行い易くなる。つまり、操縦
ハンドル9が法面用刈取装置3側に取られて法面用刈取
装置3による刈り高さが不揃いになる不都合や、畦草刈
機が法面用刈取装置3側に傾くことにより法面用刈取装
置3で傾斜面の土を削らせて回転ブレード16,18,
19を破損させる虞が生じることを抑制できるようにな
っている。
【0039】又、操縦ハンドル9が法面用刈取装置3側
に取られることを阻止するための操作に要する操作力を
軽減できることによって、刈り取り作業時に、法面用刈
取装置3が受ける刈り取り反力によって更に操縦ハンド
ル9が法面用刈取装置3側に取られ易くなったとして
も、操縦ハンドル9の操作によって充分に対応できるよ
うになっており、もって、容易に走行を安定させること
ができて刈り高さ精度の高い良好な刈り取り作業を行え
るようになっている。
【0040】しかも、操縦ハンドル9の左右中心X1を
走行機体1の左右中心X2よりも法面用刈取装置3の反
対側に偏位させていることによって、操縦ハンドル9の
左右中心X1を走行機体1の左右中心X2上に位置させ
た場合に比較して、刈り取り作業時には操縦ハンドル9
が傾斜面から離れる側に位置するようになり、それに伴
って操縦者も傾斜面から離れるようになることから、刈
り取り作業時に操縦者が歩行し難くなるといった不都合
が生じることも回避できるようになっている。
【0041】図8及び図9に示すように、法面用刈取装
置3における複数の回転ブレード16,18,19のう
ちの最左横外側端に位置する回転ブレード19の駆動軸
19aには、凸曲面状の接地面77aを有する接地体7
7が装着されており、刈り取り作業時には、この接地体
77が傾斜面に接地することによって、法面用刈取装置
3により傾斜面の土を削らせて回転ブレード16,1
8,19を破損させる虞が生じることを、傾斜面の形状
などにかかわらず回避できるようになっている。又、法
面用刈取装置3の重量を接地体77を介して傾斜面に受
けさせることができ、これによって、法面用刈取装置3
の重量によって操縦ハンドル9が法面用刈取装置3側に
取られることを抑制できるので、畦草刈機のバランスを
保つことが更に容易になるとともに、法面用刈取装置3
の重量に抗した操縦操作も更に行い易くなっている。つ
まり、法面用刈取装置3による刈り高さが不揃いになる
不都合をより好適に抑制できるようになっている。しか
も、刈り取り作業時には、接地体77が回転ブレード1
9とともに平面視右周りに回転するようになることか
ら、この回転によって、刈り取り作業時に法面用刈取装
置3が受ける刈り取り反力に抗する推進力や法面用刈取
装置3を機体側へ寄せるあるいは持ち上げる力を発生さ
せることができ、もって、刈り取り反力を軽減させるこ
とができるようになっている。つまり、法面用刈取装置
3が受ける刈り取り反力に抗した操縦操作がより行い易
くなることから、より容易に走行を安定させることがで
きて、より刈り高さ精度の高い良好な刈り取り作業を行
えるようになっている。
【0042】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 路面用刈取装置2としては、複数の回転ブレード1
4を装備して構成されたものであってもよく、又、上下
一対の刃体同士の相対的な横往復摺動によって刈り取り
を行うよう構成されたものなどであってもよい。 法面用刈取装置3を走行機体1の右横側方に配備す
るようにしてもよい。 法面用刈取装置3の第一刈取部3Aに複数の回転ブ
レード16を並列装備するようにしてもよい。 法面用刈取装置3の第二刈取部3Bに一枚の回転ブ
レード18を装備するようにしてもよく、又、三枚以上
の回転ブレード18,19を装備するようにしてもよ
い。 法面用刈取装置3としては、上下一対の刃体同士の
相対的な横往復摺動によって刈り取りを行うよう構成さ
れたものなどであってもよい。 操縦ハンドル9としては、その構成が上記実施形態
のものに限定されるものではなく、その左右中心X1が
走行機体1の左右中心X2よりも法面用刈取装置3の反
対側に偏位した状態で配設されるものであれば種々の変
更が可能なものである。 接地体77を、法面用刈取装置3における回転ブレ
ード19以外の回転ブレード16,18にも装着するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】畦草刈機の全体側面図
【図2】畦草刈機の全体平面図
【図3】前輪の支持構造並びに各刈取装置の構成を示す
法面用刈取装置を最大刈り幅に設定した状態の刈取部の
平面図
【図4】前輪の支持構造並びに各刈取装置の構成を示す
法面用刈取装置を最小刈り幅に設定した状態の刈取部の
平面図
【図5】各刈取装置の構成を示す刈取部の縦断正面図
【図6】法面用刈取装置を最大刈り幅に設定した状態で
の前輪操向角の調節状態を示す畦草刈機の概略平面図
【図7】法面用刈取装置を最小刈り幅に設定した状態で
の前輪操向角の調節状態を示す畦草刈機の概略平面図
【図8】法面用刈取装置を水平姿勢に設定した状態を示
す刈取部の正面図
【図9】法面用刈取装置を傾斜姿勢に設定した状態を示
す刈取部の正面図
【図10】補助輪の支持構造を示す法面用刈取装置の縦
断側面図
【図11】補助輪の支持構造を示す要部の横断平面図
【図12】前輪の操向角調節構造及び高さ調節構造を示
す要部の側面図
【図13】前輪の高さ調節構造を示す要部の横断平面図
【図14】前輪の高さ調節構造を示す要部の側面図
【図15】ミッションケース内の伝動構造を示す縦断正
面図
【図16】ミッションケース内の伝動構造を示す縦断側
面図
【図17】法面用刈取装置を上下揺動操作する操作レバ
ー部の構成を示す要部の側面図
【図18】法面用刈取装置を上下揺動操作する操作レバ
ー部の構成を示す要部の平面図
【図19】法面用刈取装置の刈り幅を変更する操作レバ
ー部の構成を示す要部の側面図
【図20】段差部に乗り上げた状態を示す歩行型草刈機
の概略側面図
【符号の説明】
1 走行機体 2 路面用刈取装置 3 法面用刈取装置 9 操縦ハンドル 16 回転ブレード 18 回転ブレード 19 回転ブレード 19a 駆動軸 77 接地体 77a 接地面 X1 左右中心(操縦ハンドル) X2 左右中心(走行機体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸崎 紘一 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 宮原 佳彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 黒見 晃志 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 稲田 真也 大阪府南河内郡美原町木材通4丁目15番5 号 クボタ精機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行型に構成した走行機体の左右中心近
    くに、走行路面に生えた草類を刈り取る路面用刈取装置
    を配備するとともに、前記走行機体の横一側方に、前記
    走行路面の一側端に連なる傾斜面に生えた草類を刈り取
    る法面用刈取装置を配備し、かつ、機体後方に延出した
    操縦ハンドルを、その左右中心が前記走行機体の左右中
    心よりも前記法面用刈取装置の反対側に偏位する状態に
    配設してある畦草刈機。
  2. 【請求項2】 前記走行機体の横一側から横外側方に向
    けて複数の回転ブレードを並設して前記法面用刈取装置
    を構成するとともに、前記複数の回転ブレードのうちの
    最横外側端に位置する回転ブレードの駆動軸に凸曲面状
    の接地面を有する接地体を装着してある請求項1記載の
    畦草刈機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001037312A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Kioritz Corp 自走草刈機
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JP2015043725A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 有限会社曽田農機設計事務所 刈取作業機
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