JP5072012B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、TMR(Tunneling Magneto Resistance)等のメモリ素子を有する半導体装置の製造方法に関する。
MRAMは、電子の持つスピンに情報を蓄えることによりデータを保持するメモリであり、ランダムアクセス可能に回路が構成されている。基本物理現象としてGMR(Giant Magneto Resisance)、TMR、CMR(Colossal Magneto Resisance)を利用するタイプがある。
TMRは2層の磁性膜で絶縁層をサンドイッチする構造において、観測される抵抗変化現象を利用するタイプであり、絶縁層を挟む上下磁性層のスピンの状態で、上磁性層〜絶縁層〜下磁性層を流れる電流(すなわちTMRの抵抗値)が変化する。上下磁性層の2つのスピン状態がパラレルであると抵抗値が小さくなり、アンチパラレルであると抵抗値が大きくなる。この抵抗値変化によって情報記憶が行える。このようなTMR素子を有する磁気メモリ装置及びその製造方法を開示した文献として例えば特許文献1がある。TMRと同様な構造の素子としてMTJ(Magnetro-Tunneling Junction)素子と呼ばれる構造もあるが、以下、本願明細書中においては、「TMR素子」とはTMR素子のみならず、広くMTJ素子を含む意義を有する。
特開2003-243630号公報
しかしながら、TMR素子を構成するTMR膜(絶縁層を挟む上下磁性層)の下部引き出し電極(LS(Local Strap))を加工する際、エッチングデポジション材による異物がTMR膜の上下磁性層にデポジションされることにより、TMR膜の上下の磁性層を介するリーク電流が生じてしまい、TMR膜が所定の抵抗変化率を確保できなくなり、正常な記憶動作ができなくなり記憶精度が劣化してしまうという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、記憶精度が劣化しないTMR膜を含むメモリセルを有する半導体装置の製造方法を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項8記載の半導体装置は、半導体基板上に形成され、下部電極、前記下部電極上の一部に形成されたTMR膜及び上部電極の積層構造からなるメモリセルを有し、前記上部電極は、前記下部電極と同じ材質を用いて形成された膜厚が30〜100nmの導電性を有するハードマスク層である。
この発明に係る請求項記載の半導体装置の製造方法は、導体基板上に形成され、下部電極、前記下部電極上の一部に形成されたTMR膜及び上部電極の積層構造からなるメモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、(a) 半導体基板上に前記下部電極を形成するステップと、(b) 前記下部電極上に前記TMR膜を形成するステップと、(c) 前記TMR電極上に前記上部電極膜を形成するステップと、(d)前記上部電極上に選択的にレジストを形成するステップと、(e) 前記ステップ(d)の後、前記レジストをマスクとして、前記上部電極をパターニングするステップと、(f) 前記ステップ(e)の後、前記レジストを除去するステップと、(g) 前記ステップ(f)の後、前記上部電極をマスクとして、前記TMR膜をパターニングするステップと、(h) 前記ステップ(g)の後、前記下部電極、前記上部電極及び前記TMR膜を覆うように第1の酸化防止膜を形成するステップと、(i) 前記ステップ(h)の後、前記上部電極及び前記TMR膜を前記第1の酸化防止膜が覆った状態で、前記第1の酸化防止膜及び前記下部電極をパターニングするステップと、(j) 前記ステップ(i)の後、第2酸化防止膜を形成するステップと、(k) 前記ステップ(j)の後、全面に酸化膜を形成するステップとを備えている。
請求項6記載の半導体装置は、リード線と下部電極とは金属プラグを介して電気的に接続されるため、リード線と下部電極とを直接電気的に接続する場合に比べ、下部電極を平坦性良く形成することができ、メモリセルを精度良く形成することができる効果を奏する。
請求項8記載の半導体装置は、上部電極をハードマスクとして用いることができ、別途ハードマスクを設ける工程が不要になる分、製造工程の簡略化を図ることができる。また、上部電極の膜厚を比較的薄い30〜100nmの膜厚で形成したため、上部電極の形成時にTMR膜にかけるストレスの軽減が図れ、TMR膜の磁気特性を劣化させることもない。さらに、上部電極と下部電極とを同じ材質を用いて形成しているため、上部電極をハードマスク層としてTMR膜をエッチングする際、下部電極をエッチングストッパとして機能させることができる。
請求項記載の半導体装置の製造方法は、ステップ(h)で、下部電極、上部電極及び前記TMR膜を覆うように第1の酸化防止膜を形成しているため、ステップ(k)で酸化膜が形成される際、下部電極の上面及び側面並びにTMR膜の側面が酸化されることを確実に抑制することができる。その結果、記憶精度が劣化しないTMR膜を有するメモリセルを得ることができる。
<実施の形態1>
(構造)
図1はこの発明の実施の形態1の半導体装置であるMRAMのメモリセル部の平面構造を示す平面図であり、図2は図1のA−A断面を示す断面図である。
図1に示すように、TMR膜29は平面視して4角が丸められた縦長の形状を呈している。図2に示すように、TMR膜29下にTMR下部電極28が形成され、TMR膜29上にTMR上部電極31が形成される。これらTMR下部電極28、TMR膜29及びTMR上部電極31によりメモリセルMCが構成される。なお、本明細書中において、説明の都合上、TMR膜29及びTMR上部電極31を併せてTMR素子5と表現する場合がある。なお、TMR膜29は例えば上から強磁性層、非磁性層及び強磁性層の積層構造によりなる。強磁性層は、例えばNiFe、CoFeB、CoFeを含む磁性膜より形成され、非磁性層は、例えばアルミナ膜や酸化マグネシウムより形成される。
図3は実施の形態1のMRAMの全層における断面構造を示す断面図であり、図3(a)は図1のA−A断面、図3(b)は図1のB−B断面、図3(c)は図1のC−C断面に相当する。以下、図1〜図3を参照して実施の形態1のMRAMの構造を説明する。
半導体基板100の上層部に素子分離領域2が選択的に形成され、素子分離領域2,2間のウェル領域1wがトランジスタ形成領域として機能する。上記トランジスタ形成領域において、チャネル領域1cを挟んで一対のソース・ドレイン領域14,14が形成され、チャネル領域1c上にゲート絶縁膜11、ゲート電極12が積層され、ゲート電極12の側面に2層構造のサイドウォール13が形成される。また、ソース・ドレイン領域14及びゲート電極12上にそれぞれコバルトシリサイド領域15が形成される。
これらチャネル領域1c、ゲート絶縁膜11、ゲート電極12、サイドウォール13及びソース・ドレイン領域14により、読み出し時選択用のMOSトランジスタQ1が構成される。
MOSトランジスタQ1を含む半導体基板100上全面を覆ってSiO2等の酸化膜からなる層間絶縁膜16が形成され、層間絶縁膜16を貫通してコンタクトプラグ17が形成され、一対のソース・ドレイン領域14,14の一方のコバルトシリサイド領域15と電気的に接続される。
層間絶縁膜16上に窒化膜41、酸化膜からなる層間絶縁膜18が積層され、窒化膜41及び層間絶縁膜18を貫通してCu配線19が選択的に形成され、一のCu配線19がコンタクトプラグ17と電気的に接続される。
Cu配線19を含む層間絶縁膜18上に、窒化膜42、酸化膜からなる層間絶縁膜20及び21が積層され、窒化膜42及び層間絶縁膜20を貫通して設けられた微細孔52、層間絶縁膜21を貫通して設けられた配線孔62が形成され、微細孔52及び配線孔62に埋め込まれてCu配線22が形成される。Cu配線22はCu配線19(コンタクトプラグ17と電気的に接続される上記一のCu配線19)と電気的に接続される。
Cu配線22を含む層間絶縁膜21上に、窒化膜43、酸化膜からなる層間絶縁膜23及び24が積層され、窒化膜43及び層間絶縁膜23を貫通して微細孔53が形成され、層間絶縁膜24を貫通して配線孔63が形成され、微細孔53及び配線孔63に埋め込まれてCu配線25(リード線25r,デジット線25d)が形成される。リード線25rはCu配線22(コンタクトプラグ17上に位置するCu配線22)と電気的に接続される。
Cu配線25を含む層間絶縁膜24上に窒化膜からなる層間絶縁膜26a及び酸化膜からなる層間絶縁膜26bが積層され、平面視してリード線25rの形成領域の一部に該当する層間絶縁膜26a及び26bにビアホール9が設けられる。層間絶縁膜26b上及びビアホール9の底面及び側面上にTMR下部電極28が選択的に形成されることにより、TMR下部電極28はリード線25rと電気的に接続される。なお、TMR下部電極28は、TMR膜29と結晶格子の格子間隔が近い、例えばタンタル(Ta)により形成されるため、TMR膜29に生じる歪を低減することができる。また、TMR下部電極28は、リード線25rとTMR膜29とを電気的に接続する引き出し配線(LS(Local Strap))と呼ぶ場合もある。
TMR下部電極28上において、平面視してデジット線25dの形成領域の一部に該当する領域にTMR素子5(TMR膜29,TMR上部電極31)が選択的に形成される。TMR上部電極31はタンタル(Ta)により30〜100nmの膜厚で形成され、製造工程時においてハードマスクとしても機能する。
そして、TMR素子5の全面及びTMR下部電極28の上面上にLT(Low Temperature)−SiNより形成される層間絶縁膜30が形成される。さらに、TMR下部電極28の側面を含む全面を覆ってLT−SiNよりなる層間絶縁膜32が形成される。さらに、全面を覆ってSiO2からなる層間絶縁膜33が形成される。
層間絶縁膜33の上層部にビット線となるCu配線34が選択的に形成され、平面視してTMR素子5が形成される領域の一部において、層間絶縁膜30、層間絶縁膜32及び層間絶縁膜33を貫通してビアホール40が形成され、このビアホール40にもCu配線34が埋め込まれることにより、Cu配線34とTMR上部電極31とが電気的に接続される。そして、Cu配線34を含む層間絶縁膜33上の全面にパッシベーション膜35膜が設けられる。
実施の形態1のMRAMは上記のような構成を呈しており、以下に示す第1及び第2の特徴を有している。
第1の特徴は、LT−SiNより形成される層間絶縁膜30に加えて、層間絶縁膜32によって、TMR下部電極28の上面及び側面並びにTMR素子5の側面を全て覆っている点である。
LT−SiNよりなる層間絶縁膜30及び32は、SiO2によるなる層間絶縁膜33を堆積する際の酸化防止膜として機能するが、層間絶縁膜30のみの場合、TMR膜29の側面が薄くなった時に、酸化防止膜として十分機能することが難しいことがある。しかし、実施の形態1では2層の層間絶縁膜30及び32よりTMR膜29を保護することにより、十分な酸化防止機能を発揮することができる。さらに、TMR下部電極28の上面及び側面を覆って層間絶縁膜30及び32が形成されているため、TMR下部電極28に対しても十分な酸化防止機能を発揮することができる。
加えて、TMR下部電極28の加工時において、層間絶縁膜30がTMR素子5の側面を全て覆っているため、メモリセルMC、特にTMR膜29の側面を確実に保護することにより、エッチング・デポジション材による異物が付着してリーク電流が生じることを防ぐことができる。
また、LT−SiNは300℃以下の比較的低温で形成されるため、層間絶縁膜30及び32の製造時にTMR膜29の磁気特性を劣化させることもない。
第2の特徴は、TMR上部電極31を30〜100nmの膜厚のTaを用いることにより、製造工程時においてハードマスクとして用いることを可能にした点である。
この第2の特徴により、TMR上部電極31をハードマスクとして用いることができ、別途ハードマスクを設ける工程が不要になる分、製造工程の簡略化を図ることができる。また、TMR上部電極31の膜厚を比較的薄い30〜100nmの膜厚で形成したため、TMR上部電極31の形成時にTMR膜29にかけるストレスの軽減が図れ、TMR膜29の磁気特性を劣化させることもない。
さらに、TMR下部電極28及びTMR上部電極31を共に同じ材料(Ta)で形成することにより、TMR上部電極31をマスクとしてTMR膜29を加工する際に、TMR下部電極28がストッパとして機能し、TMR膜29をパターニング精度良く形成することができる効果も奏する。
(製造方法)
図4〜図26は実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。これらの図において、(a)は図1のA−A断面、(b)は図1のB−B断面、(c)は図1のC−C断面に相当する。また、図12〜図26における(d) は周辺回路部の断面を示している。以下、これらの図を参照して、実施の形態1のMRAMの製造方法を説明する。
まず、図4に示すように、半導体基板100の上層部に選択的に素子分離領域2を形成する。素子分離領域2,2間の半導体基板100の上層部がトランジスタ等が形成される活性領域1となる。
そして、図5に示すように、第1の導電型の不純物を導入することにより、半導体基板100の上層部にウェル領域1wを形成する。
次に、図6に示すように、ウェル領域1w上にゲート絶縁膜11を形成し、ゲート絶縁膜11上に選択的にゲート電極12を形成する。ゲート電極12下のウェル領域1wの表面がチャネル領域1cとして規定される。
その後、図7に示すように、ゲート電極12に対して自己整合的に第2の導電型(第1の導電型と反対の導電型)の不純物を注入,拡散し、ゲート電極12の側面に2層構造のサイドウォール13を形成した後、ゲート電極12及びサイドウォール13に対して自己整合的に第2の導電型の不純物を注入,拡散することによりチャネル領域1c近傍にエクステンション領域を有する一対のソース・ドレイン領域14,14を形成する。その結果、チャネル領域1c、ゲート絶縁膜11、ゲート電極12、ソース・ドレイン領域14よりなるMOSトランジスタQ1が形成される。
次に、図8に示すように、ソース・ドレイン領域14,14及びゲート電極12の表面上にそれぞれコバルトシリサイド領域15を形成する。
続いて、図9に示すように、全面に層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16を貫通してコンタクトプラグ17を選択的に形成する。このコンタクトプラグ17は一対のソース・ドレイン領域14,14のうちの一方のコバルトシリサイド領域15と電気的に接続される。
さらに、図10に示すように、全面に窒化膜41及び(酸化膜である)層間絶縁膜18を積層し、窒化膜41及び層間絶縁膜18を貫通してCu配線19を選択的に形成する。その結果、Cu配線19の一部がコンタクトプラグ17と電気的に接続される。このようにして、第1層メタル配線であるCu配線19が形成される。
続いて、図11に示すように、全面に窒化膜42、(酸化膜である)層間絶縁膜20及び21が積層され、窒化膜42及び層間絶縁膜20を貫通して微細孔52が選択的に形成され、さらに、微細孔52を含む領域上における層間絶縁膜21を貫通して配線孔62が選択的に形成され、その後、微細孔52及び配線孔62を埋め込んでCu配線22が形成される。Cu配線22はCu配線19(コンタクトプラグ17と電気的に接続されるCu配線19)と電気的に接続される。このようにして、ダマシン技術を用いて第2層メタル配線であるCu配線22が形成される。
その後、図12に示すように、全面に、窒化膜43、(酸化膜からなる)層間絶縁膜23及び24が形成され、窒化膜43及び層間絶縁膜23を貫通して微細孔53が選択的に形成され、さらに、微細孔53を含む領域上における層間絶縁膜24を貫通して配線孔63が選択的に形成され、その後、微細孔53及び配線孔63を埋め込んでCu配線25(リード線25r,デジット線25d)が形成される。そして、リード線25rがCu配線22と電気的に接続される。このようにして、ダマシン技術を用いて第3層メタル配線であるCu配線25が形成される。
また、図12の(d) に示すように、周辺領域においても、MOSトランジスタQ1と等価なMOSトランジスタQ2が半導体基板100上に形成され、第1〜第3層メタル配線それぞれにCu配線19、Cu配線22及びCu配線25が形成される。
その後、図13に示すように、全面に層間絶縁膜26a,26bを形成し、メモリセル部におけるリード線25rの領域上の一部を貫通してビアホール9を選択的に形成する。
そして、図14に示すように、全面に、TMR下部電極28、TMR膜29及びTMR上部電極31となるべき層を積層する。この際、ビアホール9の底面及び側面にTMR下部電極28が形成されることにより、TMR下部電極28はリード線25rと電気的に接続される。
この際、TMR上部電極31の膜厚を比較的薄い30〜100nmの膜厚で形成することにより、TMR上部電極31の形成時にTMR膜29にかけるストレスの軽減が図れ、TMR膜29の磁気特性を劣化させることはない。なお、TMR下部電極28及びTMR上部電極31は前述したようにTaを構成材料としており、例えば、スパッタ法により形成される。
その後、図15に示すように、図示しないパターニングされたレジストを用いてTMR上部電極31をパターニングした後、パターニングされたTMR上部電極31をハードマスクとして、TMR膜29に対しエッチングして、TMR素子5を完成する。エッチングの際、TMR上部電極31と同じTaにより構成されるTMR下部電極28がエッチングストッパとして機能する。
このように、TMR上部電極31をハードマスクとして用いることにより、別途ハードマスクを設ける工程が不要になる分、製造工程の簡略化を図ることができる。
また、レジストマスクでエッチングを行った場合のように、TMR膜29の側壁に、素子特性を悪化させる有機物系のデポジション物が付着することもなく、TMR膜29のレジスト除去のためのアッシングや洗浄処理による磁性膜の劣化もない。
次に、図16に示すように、300℃以下の低温状態で全面にLT−SiNからなる層間絶縁膜30を形成し、図17に示すように、メモリセルの形成領域のみを覆うようにパターニングされたレジスト45を形成する。
そして、図18に示すように、パターニングされたレジスト45をマスクとしてTMR下部電極28及び層間絶縁膜30をエッチングすることにより、TMR下部電極28をパターニングし、図19に示すように、レジスト45を除去する。ここで、パターニングされたレジスト45をマスクとして層間絶縁膜30をエッチング行い、レジスト45を除去した後、層間絶縁膜30をハードマスクとしてTMR下部電極28をパターニングしてもよい。これによりTMR下部電極28をさらに高精度にパターニングすることができる。
次に、図20に示すように、300℃以下の低温状態で全面にLT−SiNからなる層間絶縁膜32を形成する。その結果、TMR膜29の側面領域及びTMR下部電極28が層間絶縁膜30及び32によって覆われる。
次に、図21に示すように、SiO2からなる層間絶縁膜33を全面に形成する。この際、TMR膜29の側面領域は層間絶縁膜30及び32によって覆われるため、層間絶縁膜33の形成時に酸化防止機能を十分に発揮することができる。したがって、層間絶縁膜33の形成時にTMR膜29が悪影響を受けることはない。さらに、TMR下部電極28の上面及び側面を覆って層間絶縁膜30及び32が形成されているため、TMR下部電極28に対しても十分な酸化防止機能を発揮することができる。
さらに、層間絶縁膜30及び32の形成材料であるLT−SiNは300℃以下の比較的低温状態で形成されるため、TMR膜29の磁気特性を劣化させることもない。
その後、図22に示すように、層間絶縁膜33に対しCMP処理を施すことにより、層間絶縁膜33を平坦化する。
続いて、図23に示すように、TMR素子5の上方において、層間絶縁膜33を貫通するビアホール39を形成する。また、図23の(d)に示すように、周辺領域における一部のCu配線25の上層においてビアホール49を形成する。
そして、図24に示すように、ビット線形成用に層間絶縁膜33を選択的にエッチング除去する。この際、ビアホール39下の層間絶縁膜30及び32もエッチング除去され、ビアホール40が形成され、ビアホール49下の層間絶縁膜30及び32がエッチング除去され、ビアホール50が形成される。
次に、図25に示すように、ビアホール40及び50を含む層間絶縁膜33をエッチング除去した領域にCu配線34を埋め込むことによりビット線を形成する。その結果、メモリ回路領域において、Cu配線34はビアホール40を介してTMR素子5(TMR上部電極31)と電気的に接続され、周辺回路領域において、Cu配線34はCu配線25と電気的に接続される。このように、第4層メタル配線であるCu配線34が形成される。
最後に、図26に示すように、全面にパッシベーション膜35を形成することにより、実施の形態1のMRAM(周辺回路を含む)が完成する。
なお、実施の形態1では第3層及び第4層メタル配線にメモリセル回路(メモリセルMC,ビット線(Cu配線34)等)を構成する例を示したが、第1層及び第2層メタル配線部分にメモリセル回路を構成するようにしても良い。また、5層以上で構成しても良い。
<実施の形態2>
(構造)
図27はこの発明の実施の形態2の半導体装置であるMRAMのメモリセル部の平面構造を示す平面図であり、図28は図27のA−A断面を示す断面図である。
図29は実施の形態2のMRAMの全層における断面構造を示す断面図であり、図29(a)は図27のA−A断面、図29(b)は図27のB−B断面、図29(c)は図27のC−C断面に相当する。以下、図27〜図29を参照して実施の形態2のMRAMの構造を説明する。なお、半導体基板100〜第3層メタル配線であるCu配線25に至るまでの構造、及び層間絶縁膜33層〜パッシベーション膜35に至るまでの構造は、図1〜図3で示した実施の形態1のMRAMと同様であるため、説明を省略する。
Cu配線25を含む層間絶縁膜24上に層間絶縁膜26a及び26bが積層され、平面視してリード線25rの形成領域の一部に該当する層間絶縁膜26a及び26bにビアホール9が設けられ、このビアホール9に充填してCuプラグ10が形成される。
Cuプラグ10を含む層間絶縁膜26b上にTMR下部電極28が選択的に形成される。よって、TMR下部電極28はCuプラグ10を介してリード線25rと電気的に接続される。なお、TMR下部電極28は、TMR膜29との結晶格子の整合性をとるため、例えばタンタル(Ta)により形成される。また、TMR下部電極28は、リード線25rとTMR膜29とを電気的に接続する引き出し配線(LS(Local Strap))と呼ぶ場合もある。
TMR下部電極28上において、平面視してデジット線25dの形成領域の一部に該当する領域にTMR素子5(TMR膜29,TMR上部電極31)が選択的に形成される。TMR上部電極31はタンタル(Ta)により30〜100nmの膜厚で形成され、製造工程時においてハードマスクとしても機能する。
そして、TMR素子5の全面及びTMR下部電極28の上面上にLT−SiNより形成される層間絶縁膜30が形成される。さらに、TMR下部電極28の側面を含む全面を覆ってLT−SiNよりなる層間絶縁膜32が形成される。さらに、全面を覆ってSiO2からなる層間絶縁膜33が形成される。
実施の形態2のMRAMは上記のような構成を呈しており、実施の形態1と同様に、上述した第1及び第2の特徴を有しており、実施の形態1と同様な効果を奏する。
さらに、実施の形態2のMRAMは以下の第3の特徴を有している。第3の特徴は、Cuプラグ10はビアホール9に埋め込まれて形成されており、このCuプラグ10によってTMR下部電極28とリード線25rとの電気的に接続を図る点である。
第3の特徴を有することにより、ビアホール9はCuプラグ10によって埋め込まれているため、ビアホール9の影響を受けることなくTMR下部電極28を平坦性良く形成することができ、メモリセルMCを精度良く形成することができる効果を奏する。
以下、上記効果を実施の形態1の構造と比較して説明する。実施の形態1の場合、TMR下部電極28はビアホール9内にも形成されるため、ビアホール9とTMR素子5との形成位置間の距離が近くなるに伴い、ビアホール9の影響によりTMR下部電極28の平坦性が悪くなる。
一方、実施の形態2の構造では、ビアホール9内にCuプラグ10が埋め込まれており、TMR下部電極28をビアホール9内に形成しないため、ビアホール9とTMR素子5との距離に関係なくTMR下部電極28を平坦性良く形成することができる。すなわち、実施の形態2の構造の方が、より微細化に適している。
また、実施の形態2の構造に近い構造として、Cuプラグ10の直上、すなわち、リード線25rの上方にTMR素子5を形成する他の構造も考えられる。上記他の構造では、TMR下部電極28をCuプラグ10上に形成することになるのに対し、実施の形態2の構造ではTMR下部電極28を層間絶縁膜26b上に形成しており、実施の形態2の構造の方がTMR下部電極28を平坦性良く形成することができる。さらに、上記他の構造の場合、リード線25rがTMR素子5直下に位置する関係上、必然的にデジット線25dとTMR素子5との距離が遠くなるため、書き込み不良が生じやすいマイナス面もある。
(製造方法)
図30〜図44は実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。これらの図において、(a)は図27のA−A断面、(b)は図27のB−B断面、(c)は図27のC−C断面、(d)は周辺回路部の断面を示している。以下、これらの図を参照して、実施の形態2のMRAMの製造方法を説明する。
実施の形態1の図4〜図12で示した工程を経た後、図30に示すように、全面に層間絶縁膜26a,26bを形成し、メモリセル部におけるリード線25rの領域上の一部を貫通してビアホール9を選択的に形成する。
その後、図31に示すように、ダマシン技術を用いてビアホール9を埋めてCuプラグ10を形成する。
そして、図32に示すように、全面に、TMR下部電極28、TMR膜29及びTMR上部電極31となるべき層を積層する。この際、TMR下部電極28はCuプラグ10を介してリード線25rと電気的に接続される。TMR上部電極31の膜厚を比較的薄い30〜100nmの膜厚で形成することにより、TMR上部電極31の形成時にTMR膜29にかかるストレスの軽減が図れ、TMR膜29の磁気特性を劣化させることはない。なお、TMR下部電極28及びTMR上部電極31は前述したようにTaを構成材料としており、例えば、スパッタ法により形成される。
前述したように、TMR下部電極28はビアホール9内には形成されないため、TMR下部電極28を層間絶縁膜26b及びCuプラグ10上に平坦性良く形成することができる。
その後、図33に示すように、TMR上部電極31をパターニングした後、パターニングされたTMR上部電極31をハードマスクとして、TMR膜29に対しエッチングして、TMR素子5を完成する。エッチングの際、TMR上部電極31と同じTaにより構成されるTMR下部電極28がエッチングストッパとして機能する。
このように、TMR上部電極31をハードマスクとして用いることにより、別途ハードマスクを設ける工程が不要になる分、製造工程の簡略化を図ることができる。
また、レジストマスクでエッチングを行った場合のように、TMR膜29の側壁に、素子特性を悪化させる有機物系のデポジション物が付着することもなく、TMR膜29のレジスト除去のためのアッシングや洗浄処理による磁性膜の劣化もない。
次に、図34に示すように、全面にLT−SiNからなる層間絶縁膜30を形成し、図35に示すように、メモリセルMCの形成領域のみを覆うようにパターニングされたレジスト45を形成する。
そして、図36に示すように、パターニングされたレジスト45をマスクとしてTMR下部電極28及び層間絶縁膜30をエッチングすることにより、TMR下部電極28をパターニングし、図37に示すように、レジスト45を除去する。
次に、図38に示すように、全面にLT−SiNからなる層間絶縁膜32を形成する。その結果、TMR膜29の側面領域が層間絶縁膜30及び32によって覆われるとともに、TMR下部電極28の側面領域が層間絶縁膜32によって覆われる。
次に、図39に示すように、SiO2からなる層間絶縁膜33を全面に形成する。この際、TMR膜29の側面領域は層間絶縁膜30及び32によって覆われるため、層間絶縁膜33の形成時に酸化防止機能を十分に発揮することができる。したがって、層間絶縁膜33の形成時にTMR膜29が悪影響を受けることはない。
加えて、TMR下部電極28の加工時において、層間絶縁膜30がTMR素子5の側面を全て覆っているため、メモリセルMC、特にTMR膜29の側面を確実に保護することにより、エッチング・デポジション材による異物が付着してリーク電流が生じることを防ぐことができる。
その後、図40に示すように、層間絶縁膜33に対しCMP処理を施すことにより、層間絶縁膜33を平坦化する。
続いて、図41に示すように、TMR素子5の上方において、層間絶縁膜33を貫通するビアホール39を形成する。また、図41の(d)に示すように、周辺領域における一部のCu配線25の上層においてビアホール49を形成する。
そして、図42に示すように、ビット線形成用に層間絶縁膜33を選択的にエッチング除去する。この際、ビアホール39下の層間絶縁膜30及び32もエッチング除去され、ビアホール40が形成され、ビアホール39下の層間絶縁膜30及び32がエッチング除去され、ビアホール50が形成される。
次に、図43に示すように、ビアホール40及び50を含む層間絶縁膜33をエッチング除去した領域にCu配線34を埋め込むことによりビット線を形成する。その結果、メモリ回路領域において、Cu配線34はビアホール40を介してTMR素子5(TMR上部電極31)と電気的に接続され、周辺回路領域において、Cu配線34はCu配線25と電気的に接続される。このように、第4層メタル配線であるCu配線34が形成される。
最後に、図44に示すように、全面にパッシベーション膜35を形成することにより、実施の形態2のMRAM(周辺回路を含む)が完成する。
<実施の形態3>
(前提技術)
図45はMRAM構成の概略を示す説明図である。同図に示すように、マトリクス状に複数のメモリ素子102が配置され、列方向(図中斜め横方向)に沿って複数本の上部Cu配線134が形成され、列単位にメモリ素子102と電気的に接続され、行方向(図中斜め縦方向)に沿って複数本の下部Cu配線125が形成され、行単位にTMR素子105と電気的に接続される。
図46はメモリ素子102と上部Cu配線134及び下部Cu配線125(リード線125r,デジット線125d)との接続関係の詳細を示す断面図である。同図に示すように、半導体基板100(図示せず、図3等参照)の上方に形成される酸化膜124内を貫通して選択的に下部Cu配線125が形成され、下部Cu配線125を含む酸化膜124上に、シリコン窒化膜126a及び酸化膜126bが積層され、平面視してリード線125rの形成領域の一部に該当する層間絶縁膜126a及び126bにビアホール109(ローカルビア)が設けられる。層間絶縁膜126b上及びビアホール109の底面及び側面上に引き出し配線(LS(Local Strap))となるTMR下部電極158が選択的に形成されることにより、TMR下部電極158はリード線125rと電気的に接続される。
TMR下部電極158上において、平面視してデジット線125dの形成領域の一部に該当する領域にTMR素子105(TMR膜129,TMR上部電極131)が選択的に形成される。TMR素子105及びTMR下部電極158によってメモリ素子102が構成される。TMR膜129は上から強磁性層129a、非磁性層129b及び強磁性層129cの積層構造によりなる。
そして、TMR素子105を含む全面を覆ってSiO2からなる酸化膜133が形成される。
酸化膜133の上層部にビット線となる上部Cu配線134が選択的に形成され、平面視してTMR素子105が形成される領域の一部において酸化膜133を貫通してビアホール140が形成され、このビアホール140にも上部Cu配線134が埋め込まれることにより、上部Cu配線134とTMR上部電極131とが電気的に接続される。
上述したように、ビアホール109内にTMR下部電極158を形成することにより、下部Cu配線125(リード線125r)とTMR素子105(TMR膜129)とを電気的に接続する一般的な構造(以下、「ビアLS接続構造」と略記)は図46で示す構造となる。
図46で示した構造を得るには、一般に以下の(1)〜(9)からなる製造工程を経る。
(1) 下部Cu配線125を含む酸化膜124上にシリコン窒化膜126a及び酸化膜126bを堆積する。
(2) シリコン窒化膜126a及び酸化膜126bを貫通するビアホール109を選択的に形成する。
(3) ビアホール109を含む酸化膜126b上にTMR下部電極158となる金属薄膜を堆積する。
(4) 酸化膜126b上におけるTMR下部電極158上にTMR素子105の形成層を堆積する。
(5) TMR素子105をパターニングする。
(6) 上記(3)で形成した金属薄膜をパターニングしてTMR下部電極158を形成する。
(7) 全面に酸化膜133を堆積する。
(8) 酸化膜133を貫通するビアホール140及び上部Cu配線134の形成領域を選択的に形成する。
(9)上部Cu配線134を埋込み堆積した後、CMP処理する。
上記した(6)の工程はLS工程と呼ぶこととし、このLS工程においては、以下で示す問題点がある。
図47〜図49はビアLS接続構造(図46参照)を得るためのLS工程を示す断面図である。以下、これらの図を参照してLS工程を説明する。
図47に示すように、半導体基板の上方に形成された酸化膜124形成後、酸化膜124を貫通する下部Cu配線125(リード線125r,デジット線125d)を選択的に形成し、全面にシリコン窒化膜126a及び酸化膜126bを形成した後、シリコン窒化膜126a及び酸化膜126bを貫通しリード線125rの一部を底面としたビアホール109を形成し、ビアホール109の底面及び側面並びに酸化膜126b上にTMR下部電極158を形成した後、TMR素子105(TMR膜129,TMR上部電極131)を得、全面にレジスト155を形成した後、TMR下部電極158を素子単位に分離するための開口部156を設けることによりレジスト155をパターニングする。
そして、図48に示すように、レジスト155をマスクとしてTMR下部電極158をエッチングすることにより、TMR下部電極158をパターニングする。その後、レジスト155をアッシング処理により除去する。
この際、図48に示すように、TMR膜129の側壁における反応によりポリマー,磁性膜等からなる側壁反応部159が形成されたり、図49に示すように、ビアホール109のビア底端部領域171において、TMR下部電極158の一部の極薄成膜部または未成膜部168から、TMR下部電極158下の下部Cu配線125(リード線125r)の一部が腐食し、Cu腐食部160が発生する懸念材料があった。
このような懸念材料が生じるのは、TMR下部電極158の一部をビアホール109に埋め込んで形成する点、及びTMR下部電極158の膜厚に制約がある点との理由から、TMR下部電極158をビアホール109内に被覆性良く埋込形成できないことに起因する。なお、TMR下部電極158の膜厚に制約が生じるのは、TMR下部電極158上に形成されるTMR素子105は下地層であるTMR下部電極158のラフネスによってその特性が影響を受けるため、TMR素子105の下地層となるTMR下部電極158の膜厚は100nm以下に制限されるからである。
したがって、ビア底端部領域171においてTMR下部電極158に極薄成膜部または未成膜部168が発生してしまう可能性が高いため、レジスト155のアッシング時に極薄成膜部または未成膜部168から下部Cu配線125へのCu腐食の懸念材料は無視できない。
その結果、上記懸念材料の現実化によってTMR下部電極158とリード線25rとの電気的接続が十分に行えず、配線不良に至ってしまう問題点があった。この問題点の解決を図ったのが実施の形態3である。
(実施の形態3の構造)
図50はこの発明の実施の形態3の半導体装置であるMRAMのメモリセル部の構造を示す断面図である。なお、図50において、2つのTMR形成領域103,104(第1及び第2のTMR形成領域)にそれぞれ同一構造のTMR素子105(第1及び第2のTMR素子)が形成される構造を示している。
同図に示すように、第1の層間絶縁膜である酸化膜124を貫通して選択的に下部Cu配線125(下層配線)を構成するリード線125r及びデジット線125dがTMR形成領域103,104それぞれに形成される。なお、実施の形態3のMRAMも実施の形態1のMRAM同様に半導体基板100の上方に積層構造で形成されるが、説明の都合上、酸化膜124からの上部構造のみ図面で示し、説明している。なお、酸化膜124は実施の形態1の層間絶縁膜24(図3等参照)に相当する。
そして、下部Cu配線125を含む酸化膜124上に、シリコン窒化膜126a(第1の部分層間絶縁膜)及びSiO2からなる酸化膜126b(第2の部分層間絶縁膜)が積層され、シリコン窒化膜126a及び酸化膜126bによって第2の層間絶縁膜を構成する。
TMR形成領域103,104それぞれにおいて、平面視してリード線125rの形成領域の一部に該当する層間絶縁膜126a及び126bにビアホール109(ローカルビア)が設けられる。層間絶縁膜126b上及びビアホール109の底面及び側面上にLSとなるTMR下部電極128が選択的に形成されることにより、TMR形成領域103,104それぞれにおいてTMR下部電極128はリード線125rと電気的に接続される。
なお、TMR形成領域103のTMR下部電極128(第1の下部電極)と、TMR形成領域104のTMR下部電極128(第2の下部電極)とは、TMR形成領域103,104境界及びその近傍領域に設けられた開口部147(距離d1)により互いに分離される。
TMR形成領域103,104それぞれのTMR下部電極128上において、平面視してデジット線125dの形成領域の一部に該当する領域にTMR素子105(TMR膜129,TMR上部電極131)が選択的に形成される。なお、TMR膜129は例えば上から強磁性層129a、非磁性層129b及び強磁性層129cの積層構造によりなる。
そして、TMR下部電極128の上面及びTMR素子105の側面及び上面を覆って絶縁性膜130が形成される。なお、絶縁性膜130は例えば、窒化膜(SiN)、酸化膜(SiO2、GeO,Al23)等が考えられる。
また、絶縁性膜130は、300℃以下の低温で形成される絶縁性材料を用いて形成される。例えば、絶縁性膜130として低温で成膜した窒化膜(LT(Low Temperature)−SiN)等が考えられる。
そして、絶縁性膜130を含む全面を覆ってSiO2からなり、第3の層間絶縁膜である酸化膜133が形成される。この際、酸化膜133は酸化膜126bと化学種が同じ材料で形成される。さらに、酸化膜133は酸化膜126bと全く同一内容の製造プロセスによって製造される。
なお、開口部147にも酸化膜133が形成されることにより、TMR形成領域103のTMR下部電極128とTMR形成領域104のTMR下部電極128とは完全に絶縁分離される。
酸化膜133の上層部にビット線となる上部Cu配線134が選択的に形成され、TMR形成領域103,104それぞれにおいて平面視してTMR素子105が形成される領域の一部において酸化膜133及び絶縁性膜130を貫通してビアホール140が形成され、このビアホール140にも上部Cu配線134が埋め込まれることにより、上部Cu配線134とTMR上部電極131とが電気的に接続される。
上述したように、ビアホール109内にTMR下部電極128を形成することにより、下部Cu配線125(リード線125r)とTMR素子105(TMR膜129)とを電気的に接続するビアLS接続構造を呈している。
(効果)
図51は実施の形態3の半導体装置の効果を示す断面図である。同図に示すように、ビア底端部領域107においてTMR下部電極128の一部に極薄成膜部または未成膜部148が生じても、ビアホール109内においてTMR下部電極128上に絶縁性膜130が形成されているため、LS工程におけるTMR下部電極128パターニングに用いたレジストのアッシング処理をLS工程後に行う場合において、アッシング処理時に極薄成膜部または未成膜部148から下部Cu配線125(リード線125r)にCu腐食が進行することを確実に回避することができる。
したがって、図49に示したような、Cu腐食部160が生じることなく、TMR下部電極128とリード線125rとの間には良好な電気的に接続関係が担保され、歩留まりの向上が期待できる効果を奏する。
なお、上述した効果はTMR下部電極28上に層間絶縁膜30が形成される実施の形態1の構造(図2等参照)においても発揮することができる。
また、開口部147の近傍領域におけるTMR下部電極128と絶縁性膜130との側面はほぼ一致しているため、絶縁性膜130を新たに形成することによってTMR形成領域103,104それぞれに形成されたTMR下部電極128間の距離d1が広がることななく、集積度を損なうことがないという微細化効果を奏する。
すなわち、TMR下部電極128は、絶縁性膜130の側面に対し一致しているため、後述するように絶縁性膜130及びTMR下部電極128を同時にパターニングしてもTMR下部電極128の加工形状に悪影響を与えることない。
加えて、絶縁性膜130として300℃以下の低温で形成される低温絶縁性膜を用いているため、300℃以下の低温で絶縁性膜130を形成することにより、絶縁性膜130の形成時におけるTMR素子105の性能劣化を確実に防止できる。すなわち、絶縁性膜130の形成時にTMR素子105の特性に悪影響を与えることはない。その結果、300℃以上に至る絶縁性膜を形成する場合に比べ、TMR膜129に関し、磁性多層膜のスピン配向改善、 磁性多層膜間の交換結合改善、 熱ストレスの減少が期待できる。
なお、上述した効果は、LT−SiNより形成される層間絶縁膜30をTMR下部電極28上に形成する実施の形態1の構造(図2等参照)においても発揮することができる。
図52及び図53は絶縁性膜130を低温形成絶縁材料で構成した場合の効果を示すグラフである。図52はTMR素子105の保磁力Hcのアニール温度依存性を示し、図53はTMR素子105の異方性磁界Hkのアニール温度依存性を示している。これらの温度領域には絶縁性膜130の形成温度相当も含まれる。なお、図52及び図53においてL1は強磁性層129aの膜厚が3nmの場合、L2は強磁性層129aの膜厚が5nmの場合を示している。
図52に示すように、絶縁性膜130の形成が300℃を超える領域では、TMR素子105の温度変化に対する保磁力Hcの傾きが急峻となり、保磁力Hcを精度良く設定することが非常に困難となる。図53に示すように、絶縁性膜130の形成が300℃を超える領域では、TMR素子105の温度変化に対する異方性磁界Hkの傾きがより高くなり、異方性磁界Hkを精度良く設定することが困難となる。
このように、TMR素子105の形成後に300℃を超える処理を行うと、TMR素子105の磁気特性を精度良く制御することは困難となり、結果として磁気特性が劣化する可能性が高い。
しかしながら、実施の形態3のMRAMでは、絶縁性膜130を低温形成絶縁材料を用いて300℃以下の低温で形成することにより、TMR素子105の磁気特性劣化を効果的に抑制することができる。
さらに、図54に示すように、TMR素子105が形成されていない、酸化膜126b上のTMR周辺領域108においても、TMR下部電極128上全面に絶縁性膜130を形成しているため、LS工程時にTMR下部電極128表面における酸化防止、TMR下部電極128の電気的特性の改善(抵抗減少)効果が期待できる。
なお、上述した効果は、TMR素子5が形成されていない層間絶縁膜26b上におけるTMR下部電極28上に層間絶縁膜30を形成している実施の形態1の構造(図2等参照)においても発揮することができる。
加えて、図55に示すように、酸化膜126bと酸化膜133とを化学種において同一材料(SiO2)で形成することにより、ストラップ間絶縁領域136において、同一材料の酸化膜126bと酸化膜133とが接触する界面137が形成される。
例えば、窒化膜と酸化膜の界面が存在すると界面での欠陥を伝わり、TMR形成領域103,104において互いに隣接するTMR下部電極128,128間にリーク電流が流れることが予想される。このリーク電流は装置の微細化が進むに従い顕著な問題となる。
しかしながら、実施の形態3では、酸化膜126bと酸化膜133とを化学種を同一材料で形成することにより、界面137での欠陥を確実に低減することができるため、上記リーク電流を効果的に低減することができ、歩留まりの向上が期待できる。加えて、装置の微細化を可能にする効果を奏する。
なお、本実施の形態では、酸化膜126b及び酸化膜133が共にSiO2の場合を例に挙げたが、同一材料のlow−k膜等、他の態様でも構わないことは勿論である。
さらに、実施の形態3では、酸化膜126bと酸化膜133とをそれぞれ同一内容の製造プロセスによって形成しているため、上記リーク電流抑制効果をより一層発揮することができ、歩留まりのさらなる向上、微細化促進効果が期待できる。
(他の態様)
また、TMR形成領域103,104におけるTMR下部電極128,128間を絶縁する酸化膜133として低温で形成されるlow−k膜のみで構成することにより、TMR下部電極128,128間に生じる配線間容量を低減して高速動作が可能となる。
図56は実施の形態3の他の態様を示す断面図である。同図に示すように、ストラップ絶縁端部領域138において、TMR下部電極128の端部が酸化されることにより端部酸化領域132となっている。
このように、実施の形態3の他の態様は、端部酸化領域132の存在により、ストラップ絶縁端部領域138におけるTMR下部電極128の端部側面が絶縁性膜130より内側において位置することになる。その結果、装置の集積度を損ねることなく、TMR形成領域103,104におけるTMR下部電極128,128(第1及び第2の下部電極間)間の絶縁性を高めることができる効果を奏する。また、端部酸化領域132はTMR下部電極128に対して十分小さいため、端部酸化領域132によってTMR下部電極128の導電性が劣化することはない。
なお、端部酸化領域132を形成すべく、TMR下部電極128をチタン(Ti)、Taといった高融点金属でかつ酸化物が絶縁性を有する材料で構成することが望ましい。例えば、TMR下部電極128をTaで形成することにより、アッシング処置時にTMR下部電極128の端部から端部酸化領域132として酸化タンタル(Ta25)を形成することができる。
このように、TMR下部電極128を上述した特性のTi,Ta等により構成することにより、端部酸化領域132による上述したTMR下部電極128,128間の絶縁効果に加え、製造プロセス中におけるTMR下部電極128形成材料の拡散防止効果を奏する。
(製造方法)
図57〜図63は実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。また、図62及び図63における(a) はメモリ回路領域の断面を、これらの図の(b) は周辺回路領域の断面を示している。以下、これらの図を参照して実施の形態3のMRAMの製造方法を説明する。
まず、実施の形態1と同様な方法により、図57で示す構造を得る。すなわち、図示しない半導体基板の上方に形成される酸化膜124を貫通して選択的に形成される下部Cu配線125(リード線125r,デジット線125d)を得た後、全面にシリコン窒化膜126a及びSiO2からなる酸化膜126bを順次形成し、メモリ回路領域におけるリード線125rの領域上の一部を貫通してビアホール109を選択的に形成する。
そして、全面に、TMR下部電極128、TMR膜129及びTMR上部電極131となるべき層を積層する。この際、ビアホール109の底面及び側面にTMR下部電極128が形成されることにより、TMR下部電極128はリード線125rと電気的に接続される。その後、TMR上部電極131及びTMR膜129をパターニングして、TMR素子105を完成する。
そして、図58に示すように、300℃以下の低温状態で全面にLT−SiNからなる絶縁性膜130を形成した後、TMR形成領域103,104境界近傍領域に開口部146を有する、パターニングされたレジスト145を形成する。この際、絶縁性膜130の膜厚は例えば60nm程度でシリコン窒化膜126aの膜厚と同程度の膜厚で形成する。
このように、実施の形態3のMRAMの製造方法は、300℃以下の低温で絶縁性膜130を形成するため、絶縁性膜130形成時にTMR素子105の特性(図52,図53参照)に悪影響を与えることはない。
なお、上述した効果は、300℃以下の低温状態で全面にLT−SiNからなる層間絶縁膜30を形成する実施の形態1の製造方法(図16等参照)においても発揮することができる。
そして、図59に示すように、パターニングされたレジスト145をマスクとして絶縁性膜130及びTMR下部電極128に対し反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching; RIE)を行うことにより、絶縁性膜130及びTMR下部電極128を連続してパターニングする。このように、レジスト145により絶縁性膜130及びTMR下部電極128を連続してエッチングするため、エッチング直後において開口部147における絶縁性膜130とTMR下部電極128との側面はほぼ一致する。
その結果、TMR形成領域103(第1のTMR形成領域)におけるTMR下部電極128、TMR素子105及び絶縁性膜130(第1の下部電極、第1のTMR素子、第1の絶縁性膜)と、TMR形成領域104(第2のTMR形成領域)におけるTMR下部電極128、TMR素子105及び絶縁性膜130(第2の下部電極、第2のTMR素子、第2の絶縁性膜)とが互いに独立して形成されることになる。
そして、上記第1及び第2の絶縁性膜は互いに距離d1(所定間隔)隔てて対向する側面を有し、上記第1及び第2の下部電極は互いに距離d1隔てて対向する側面を有する。すなわち、上記第1の絶縁性膜及び上記第1の下部電極(TMR形成領域103におけるTMR下部電極128及び絶縁性膜130)は、TMR形成領域103からTMR形成領域104に向かう同一方向(第1の方向)において側面形成位置が一致し、上記第2の絶縁性膜及び上記第2の下部電極(TMR形成領域104におけるTMR下部電極128及び絶縁性膜130)は、TMR形成領域104からTMR形成領域103に向かう同一方向(第2の方向)において側面形成位置が一致する。
なお、本実施の形態において、側面が一致するとは、同一のマスクパターンを用いて連続してエッチングした場合に形成される側面を意味している。すなわち、上記第1の絶縁性膜と上記第1の下部電極の側面との第1の方向における距離(TMR形成領域103におけるTMR下部電極128及び絶縁性膜130の側面に段差が生じた場合の、TMR形成領域103からTMR形成領域104に向かう同一方向(第1の方向)における側面間の距離)は、例えば異なるマスクパターンを用いて形成されるTMR素子129の開口部147側の側面とTMR下部電極128との側面間の距離より小さい。
その後、図60に示すように、アッシング処理によりレジスト145を除去する。その結果、TMR形成領域103,104それぞれにおいて同一方向におけるTMR下部電極128及び絶縁性膜130の側面がほぼ一致した構造を得ることができる。
一方、TMR下部電極128をTi,Ta等の高融点でかつ酸化物が絶縁性を有する金属材料により形成した場合、図61に示すように、アッシング処理段階において、TMR下部電極128は開口部147における露出側面から酸化され端部酸化領域132が形成される。
すなわち、アッシング処理により上記第1及び第2の下部電極の側面から一部酸化することにより、TMR形成領域103及び104それぞれに端部酸化領域132(第1及び第2の端部酸化領域)が形成される。端部酸化領域132の形成に伴い、上記第1及び第2の下部電極の側面は上記第1及び第2の絶縁性膜の側面に対し、上記第1及び第2の方向おいて窪んで形成される。
このように、レジスト145の除去時のアッシング処理によって上記第1及び第2の下部電極の側面から一部酸化することにより、上記第1及び第2の端部酸化領域が形成されるため、上記第1及び第2の下部電極間の絶縁性をより一層高めることができる。
さらに、アッシング処理後にウェットクリーニングを行うことによりレジスト145を確実に除去することができる。この際、TMR下部電極128上には絶縁性膜130が形成されているため、ウェット洗浄(クリーニング)時にTMR下部電極128に不具合が生じることはない。
このように、レジスト145の除去処置としてアッシング処理及びウェット洗浄処理を実行するため、レジスト145を精度良く除去することができる。この際、TMR下部電極128上に絶縁性膜130が形成されているため、アッシング処理及びウェット洗浄の実行時にTMR下部電極128及びビアホール109底面におけるリード線125rに悪影響を与えることはない。
上述したように、実施の形態3のは半導体装置の製造方法は、レジスト145をマスクとして、TMR下部電極128及び絶縁性膜130を連続してエッチングして、TMR下部電極128及び絶縁性膜130をパターニングしているため、TMR下部電極128の加工後はビアホール109のTMR下部電極128は絶縁性膜130によって保護される結果、レジスト145の除去処理(アッシング処理,ウェット洗浄処理)段階においてビアホール109下のリード線125rへのダメージを回避することができ、完成された半導体装置の歩留まりの向上を図ることができる。
なお、上述した効果は、レジスト45をマスクしてTMR下部電極28及び層間絶縁膜30を同時にエッチングした後、レジスト45の除去時にTMR下部電極28上に層間絶縁膜30が形成されている実施の形態1の製造方法(図18,図19等参照)においても発揮することができる。
次に、SiO2からなる酸化膜133を全面に形成した後、図62(a) に示すように、メモリ回路領域におけるTMR素子105の上方において、酸化膜133を貫通するビアホール139(TMR用部分ビアホール)を形成し、図62(b)に示すように、周辺領域における一部の下部Cu配線125の上層において酸化膜133及び酸化膜126bを貫通するビアホール149(周辺用部分ビアホール)を形成する。この際、絶縁性膜130がビアホール139形成のストッパとして機能し、シリコン窒化膜126aがビアホール149形成のストッパとして機能する。
このように、酸化膜133はシリコン窒化膜である絶縁性膜130及びシリコン窒化膜126aと化学種が異なる材料で、かつ酸化膜126bと化学種が同一材料(SiO2)で形成されているため、ビアホール139及びビアホール149を同時に形成しても、酸化膜133及び酸化膜126bと化学種が異なる材料(異なる材質)の絶縁性膜130及びシリコン窒化膜126aをストッパとして機能させることにより、ビアホール139及び149をそれぞれ精度良く形成することができる。
さらに、TMR素子105の上方において、図63(a) に示すように、メモリ回路領域におけるビアホール139から絶縁性膜130をも貫通するビアホール140(TMR用ビアホール)を形成すると同時に、周辺領域において、図63(b) に示すように、ビアホール149からシリコン窒化膜126aをも貫通するビアホール150(周辺用ビアホール)を形成する。
この際、化学種が同一材料であるシリコン窒化膜である絶縁性膜130の膜厚とシリコン窒化膜126aとの膜厚を同程度に形成することにより、ビアホール140とビアホール150とを同時に形成しても、ビアホール140及び150をそれぞれ精度良く形成することができる。
その結果、ビアホール140及び150を同時に形成できる分、製造工程の簡略化に伴う製造コストの低減化を図ることができる。
そして、ビアホール140及び150内に上部Cu配線134を埋め込むことによりビット線を形成する。その結果、メモリ回路領域において、上部Cu配線134はビアホール140を介してTMR素子105(TMR上部電極131)と電気的に接続され、周辺回路領域において、上部Cu配線134は下部Cu配線125と電気的に接続される。このようにして、実施の形態3のMRAM(周辺回路を含む)が完成する。
この発明の実施の形態1の半導体装置であるMRAMのメモリセル部の平面構造を示す平面図である。 図1のA−A断面を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの全層における断面構造を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態1のMRAMの製造方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態1の半導体装置であるMRAMのメモリセル部の平面構造を示す平面図である。 図27のA−A断面を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの全層における断面構造を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 実施の形態2のMRAMの製造方法を示す断面図である。 MRAM構成の概略を示す説明図である。 MRAMのメモリ素子と上部Cu配線及び下部Cu配線との接続関係の詳細を示す断面図である。 ビアLS接続構造を得るためのLS工程を示す断面図である。 ビアLS接続構造を得るためのLS工程を示す断面図である。 ビアLS接続構造を得るためのLS工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態3の半導体装置であるMRAMのメモリセル部の構造を示す断面図である。 実施の形態3の半導体装置の効果を示す断面図である。 絶縁性膜の形成温度に対するTMR素子の保磁力を示すグラフである。 絶縁性膜の形成温度に対するTMR素子の異方性磁界を示すグラフである。 実施の形態3の半導体装置の効果を示す断面図である。 実施の形態3の半導体装置の効果を示す断面図である。 実施の形態3の他の態様を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。 実施の形態3のMRAMの製造方法の一部を示す断面図である。
符号の説明
5,105 TMR素子、10 Cuプラグ、25d,125 デジット線、25r ,125r リード線、28,128 TMR下部電極、29,129 TMR膜、31,131 TMR上部電極、30,32,33 層間絶縁膜、34 Cu配線(ビット線)、125 下部Cu配線、126a シリコン窒化膜、126b,133 酸化膜、134 上部Cu配線134。

Claims (9)

  1. 半導体基板上に形成され、下部電極、前記下部電極上の一部に形成されたTMR膜及び上部電極の積層構造からなるメモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、
    (a) 半導体基板上に前記下部電極を形成するステップと、
    (b) 前記下部電極上に前記TMR膜を形成するステップと、
    (c) 前記TMR電極上に前記上部電極膜を形成するステップと、
    (d)前記上部電極上に選択的にレジストを形成するステップと、
    (e) 前記ステップ(d)の後、前記レジストをマスクとして、前記上部電極をパターニングするステップと、
    (f) 前記ステップ(e)の後、前記レジストを除去するステップと、
    (g) 前記ステップ(f)の後、前記上部電極をマスクとして、前記TMR膜をパターニングするステップと、
    (h) 前記ステップ(g)の後、前記下部電極、前記上部電極及び前記TMR膜を覆うように第1の酸化防止膜を形成するステップと、
    (i) 前記ステップ(h)の後、前記上部電極及び前記TMR膜を前記第1の酸化防止膜が覆った状態で、前記第1の酸化防止膜及び前記下部電極をパターニングするステップと、
    (j) 前記ステップ(i)の後、第2酸化防止膜を形成するステップと、
    (k) 前記ステップ(j)の後、全面に酸化膜を形成するステップ、
    とを備える半導体装置の製造方法
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記ステップ(k)の後、前記酸化膜上にビット線を形成するステップをさらに備える、
    半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記ステップ(a)の前に、
    前記半導体基板上にリード線を形成するステップと、
    前記リード線上に層間絶縁膜を形成するステップと、
    前記リード線上の層間絶縁膜を貫通してビアホールを形成するステップと、
    前記ビアホールを埋め込んで金属プラグを形成するステップと、
    前記ビアホールを含む前記層間絶縁膜上に前記積層構造を形成するステップとを含み、
    前記積層構造における前記下部電極は前記金属プラグを介して前記リード線と電気的に接続され、
    前記ステップ(g)でパターニングされた後の前記TMR膜は、前記リード線から平面視所定の距離を隔てて形成される、
    半導体装置の製造方法
  4. 請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1及び第2の酸化防止膜は、それぞれ300℃以下で形成されるシリコン窒化膜を含む、
    半導体装置の製造方法
  5. 請求項1ないし請求項4のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記ステップ(g)において、前記下部電極は、前記TRM膜をエッチングする際のエッチングストッパとして機能している、
    半導体装置の製造方法
  6. 請求項1ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記上部電極と前記下部電極は同じ材質からなる、
    半導体装置の製造方法
  7. 請求項1ないし請求項6のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記上部電極の膜厚は30〜100nmである、
    半導体装置の製造方法
  8. 請求項1ないし請求項7のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記TMR膜は、第1強磁性層、非磁性層及び第2強磁性層を含む積層構造からなる、
    半導体装置の製造方法
  9. 請求項8に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1及び第2強磁性層はNiFe、CoFeBまたはCoFeからなり、
    前記非磁性層はアルミナ又は酸化マグネシウムからなる、
    半導体装置の製造方法。
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