JP2003086773A - 磁気メモリ装置およびその製造方法 - Google Patents

磁気メモリ装置およびその製造方法

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JP2003086773A JP2001272187A JP2001272187A JP2003086773A JP 2003086773 A JP2003086773 A JP 2003086773A JP 2001272187 A JP2001272187 A JP 2001272187A JP 2001272187 A JP2001272187 A JP 2001272187A JP 2003086773 A JP2003086773 A JP 2003086773A
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magnetic
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interlayer insulating
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Masahiko Hirai
匡彦 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低く抑えつつ、磁気メモリ装置の
信頼性を向上させる。 【解決手段】 第2の層間絶縁膜11の一部を除去して
配線溝を形成し、この配線溝内に書き込み線である第2
のメタル配線19を形成する。第2の層間絶縁膜11お
よび第2のメタル配線19の上面を研磨して平坦化し、
第2の層間絶縁膜11および第2のメタル配線19の上
に、アルミナを含む材料を堆積して200nm以下の厚
さの第3の層間絶縁膜12を形成する。そして、第3間
層間絶縁膜12上にTMR素子18を形成し、これを部
分的にエッチングする。TMR素子18の下磁性層15
と第2のメタル配線19の間の間隔は、200nm以下
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗効果素子を
用いた不揮発固体メモリである磁気メモリ装置およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体メモリである半導体メモリ装
置が情報機器等に広く用いられており、DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelect
ric Random Access Memory)、EEPROM(Electric
ally Erasable Programmable Read-Only Memory)など
その種類も様々である。このような半導体メモリ装置の
特性は一長一短であり、これら従来の半導体メモリ装置
により現在の情報機器において要求されるスペックの全
てを満たすことは困難である。
【0003】そこで、近年では磁気抵抗効果素子を用い
た磁気メモリ装置(MRAM:Magnetic Random Access
Memory)が研究開発されている。磁気メモリ装置は、
情報の保存に磁性膜を用いているため、電源を落として
も情報が消えない不揮発性を有している。そしてこの磁
気メモリ装置は、記録時間、読み出し時間、記録密度、
書き換え可能回数、消費電力等の様々な特性に関して、
各種情報機器において求められるスペックを全て満たす
ものと期待されている。
【0004】この磁気メモリ装置のメモリセルには、磁
気抵抗効果素子が設けられている。このような磁気抵抗
効果素子としては、スピン依存トンネル磁気抵抗効果素
子(TMR素子)が好適である。TMR素子は、2つの
強磁性層とその間に挟んだ薄い非磁性層からなるセルが
情報を記憶する基本構造となるものであり、磁気抵抗変
化率(MR比)が他の磁気抵抗効果素子と比較して大き
く、抵抗値が数kΩ〜数十kΩと磁気メモリ装置のメモ
リセルとして最適な値に設定することが可能なため、磁
気メモリ装置の記憶素子として一般的に用いられてい
る。
【0005】このTMR素子は、非磁性層を挟み込んだ
磁性層の磁化が平行である場合(図13(a)参照)
と、反平行である場合(図13(b)参照)とで抵抗値
が異なるため、抵抗値が異なるこの2つの状態を、それ
ぞれ「0」と「1」として記憶することができる。例え
ば、2つの磁性層のうち、一方の磁化方向を固定して、
他方の磁化方向を外部磁界により変化させることによ
り、「0」または「1」の状態を記憶させることができ
る。これがいわゆる情報の書き込み動作である。磁化方
向の変化は、TMR素子の近傍に配置した配線に電流を
流して発生する磁界を利用する方法が知られている。
【0006】そして、電圧または電流を検出するなどし
てこのTMR素子の抵抗値を求め、その抵抗値の大きさ
により、「0」か「1」か判断できる。これがいわゆる
情報の読み出し動作である。より詳しくは、抵抗の絶対
値で「0」か「1」か判断する絶対検出方式と、書き込
みの際より弱い磁場を印加して、保磁力が低い方の磁性
層だけを磁化反転させて「0」または「1」の状態を読
み出す差動検出方式が知られている。
【0007】図13に示すように磁性層の面に水平な方
向に磁化したいわゆる面内磁化膜を用いるTMR素子
は、素子サイズを小さくすると、磁性層内部で生じる反
磁界(自己減衰界)や、端面における磁化のカーリング
などにより、記録保持する磁性層の磁化方向が一方向に
定まらず不安定になってしまうなど、MR比が低下し情
報を保持できなくなるという問題が生じる。従って、面
内磁化のTMR素子は、素子サイズをあまり小さくする
と情報の保持ができなくなるため、メモリ装置の小型化
や高集積化には限界があった。
【0008】この問題を解決するために、特開平11−
213650号公報には、磁性層の面に垂直な方向に磁
化したいわゆる垂直磁化膜を用いるTMR素子(図14
参照)が開示されている。この垂直磁化のTMR素子
は、素子サイズが小さくなっても反磁界が小さく、安定
して情報の保持が行えるので、面内磁化のTMR素子よ
りも小型で高集積化した磁気メモリ装置を構成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記したようなTMR
素子を用いて磁気メモリ装置を構成する場合、MOSF
ET(電界効果型トランジスタ)上にTMR素子を積層
した構造が一般的である。そして、TMR素子をMOS
FETと接続する電気系統の他に、TMR素子の上下に
電気配線が設けられ、この電気配線を流れる電流により
発生する磁界によりTMR素子の磁化状態を決定して情
報を記憶させる構成である。
【0010】その構成の一例としては、図15に示すよ
うに、TMR素子101の両側方の斜め下方の位置に書
き込み線であるメタル配線102が設けられ、TMR素
子101の直上にメタル配線102と直交するビット線
103が設けられている。メタル配線102もビット線
103も、図示しない外部回路に接続されている。TM
R素子101の両側方のメタル配線102に流す電流に
より発生する磁界によって、TMR素子101の磁性層
105の磁化方向を変化させることができる。さらに、
ビット線103に流す電流により発生する磁界によっ
て、メタル配線102によるTMR素子101の磁性層
105の磁化方向決定を補助する。ビット線103は、
いわばアシスト磁界を生成するものである。
【0011】例えば、初期状態において、TMR素子1
01の、非磁性層106を挟む上磁性層104も下磁性
層105も磁化方向が下から上へ向かう方向であり、上
磁性層104の磁気保持力が強いとする。メタル配線1
02に電流を流さなければ、TMR素子101の両磁性
層104,105の平行な磁化方向が維持される。従っ
て、TMR素子101の抵抗値は変化しない。しかし、
TMR素子101の右側のメタル配線102に図面奥か
ら手前へ向かう電流を、左側のメタル配線102に図面
手前から奥へ向かう電流を流すと、特に下磁性層105
には、元々の磁化方向を打ち消そうとする上から下へ向
かう磁界が生じ、下磁性層105の磁化方向が変化す
る。上磁性層104は磁化保持力が強いため、下から上
へ向かう磁化方向に変化はない。これによって、TMR
素子101の両磁性層104,105の磁化方向が反平
行状態になる。従って、TMR素子101の抵抗値が小
さくなる。この抵抗値の変化を検知することによって、
記録の読み出しが行える。なお、ビット線103に流す
電流の向きは、磁性層104,105の磁化方向に直接
影響するものではないが、この電流により生じる磁界
が、メタル配線102を流れる電流により生じる磁界を
補強して、磁性層105の磁化を変化させるに十分な強
い磁界とすることができる。
【0012】このような構成であるため、メタル配線1
02およびビット線103にあまり大きな電流を流さな
くても、TMR素子101の磁性層105にできるだけ
強い磁界を印加できるようにすることが、TMR素子1
01のメモリとしての信頼性向上および消費電力抑制の
ために重要である。そして、そのためには、メタル配線
102とTMR素子101との距離をできるだけ近接さ
せることが望まれる。
【0013】そこで本発明の目的は、TMR素子と、そ
れに磁界を印加するためのメタル配線とをできるだけ近
接させることのできる、磁気メモリ装置およびその製造
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、主に膜
面垂直方向に磁化する第1の磁性層および第2の磁性層
と、第1の磁性層と第2の磁性層との間に位置する非磁
性層とからなる磁気抵抗効果素子と、磁気抵抗素子の下
方に位置して磁界を印加するための電流が流される書き
込み線とを有する不揮発性の磁気メモリ装置において、
書き込み線の上面が位置する層と、磁気抵抗素子の下面
が位置する層との間に介在する絶縁膜が、200nm以
下の厚さであるところにある。
【0015】絶縁膜がアルミナを含む材料からなること
が好ましい。
【0016】また、本発明のもう一つの特徴は、主に膜
面垂直方向に磁化する第1の磁性層および第2の磁性層
と、第1の磁性層と第2の磁性層との間に位置する非磁
性層とからなる磁気抵抗効果素子と、磁気抵抗素子の下
方に位置して磁界を印加するための電流が流される書き
込み線とを有する不揮発性の磁気メモリ装置の製造方法
において、絶縁膜の一部を除去して配線溝を形成する工
程と、書き込み線を形成するための導電性材料を配線溝
内に堆積する工程と、少なくとも書き込み線を形成する
ための導電性材料の上面を研磨して平坦化する工程と、
平坦化工程の後に、絶縁膜および書き込み線の上に厚さ
が200nm以下の絶縁性薄膜を形成する工程と、絶縁
性薄膜より上方に磁気抵抗効果素子を形成する工程とを
含むところにある。
【0017】絶縁膜を構成する絶縁材料が、アルミナを
含む材料であることが好ましい。
【0018】磁気抵抗効果素子を部分的に取り除く工程
をさらに含んでいてもよい。
【0019】絶縁膜は50nm以上の厚さであることが
好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1に示す本実施形態の磁気メモリ装置の
構成について説明する。
【0022】単結晶シリコン基板或いはSOI基板などか
らなる半導体基板1の所定の個所に素子分離領域2が形
成されている。本実施形態に用いられる素子分離領域2
としては、STI(Shallow Trench Isolation)、LOCO
Sなどの方法により形成された誘電体からなる。そし
て、半導体基板1上に酸化シリコンなどのゲート絶縁膜
3を介してドープされた多結晶シリコンなどからなるゲ
ート電極4が設けられ、1対のゲート電極4の間にソー
ス領域5、ゲート電極4と素子分離領域2との間にドレ
イン領域6がそれぞれ作り込まれて、トランジスタ構造
が構成されている。ここではゲート電極4側に低不純物
濃度のドープ領域を有するLDD(Lightly Doped Drain)
構造のMOSトランジスタを例に挙げているが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0023】このようにトランジスタ構造が構成された
半導体基板1上に、SiO2、BPSG等からなる第1の層
間絶縁膜7が形成されている。そして、ソース領域5お
よびドレイン領域6の上方において第1の層間絶縁膜7
を貫通して設けられているコンタクトホール8に、タン
グステン等からなる第1のプラグ9が形成されている。
この第1のプラグ9には、Ti/AlSiCu/Ti等
の積層体からなる第1のメタル配線10が接続されてい
る。詳述しないが、第1のプラグ9を介してソース領域
5と接続されている第1のメタル配線10は、接地線に
接続されており、第1のプラグ9を介してドレイン領域
6と接続されている第1のメタル配線10は、図示しな
い周辺回路または外部回路に接続されている。
【0024】SiO2等からなる第2の層間絶縁膜11
と、アルミナ等からなる第3の層間絶縁膜(絶縁性薄
膜)12がさらに積層されており、ドレイン領域6の上
方においてこの第2,3の層間絶縁膜11,12を貫通
して設けられているコンタクトホール13に、タングス
テン等からなる第2のプラグ(導電部材)14が形成さ
れている。さらに、この第2のプラグ14上には、例え
ば、下磁性層(第2の磁性層)15となるGdFe、ト
ンネル障壁層(非磁性層)16となるAlOx、上磁性
層(第1の磁性層)17となるTbFeからなるTMR
素子18が形成されている。TMR素子18の下磁性層
15は、第2のプラグ14、第1のメタル配線10、第
1のプラグ9を介して、ドレイン領域6に接続されてい
る。
【0025】また、第2の層間絶縁膜11の上部には、
銅等からなる第2のメタル配線19が形成されている。
この第2のメタル配線19は、TMR素子18の両側に
近接して配置されており、TMR素子18に磁場を印加
して情報を書き込むための書き込み線である。そして、
第2のメタル配線19上は200nm以下の厚さの第3
の層間絶縁膜(絶縁性薄膜)12に覆われている。TM
R素子18の外周は、SiO2等からなる第4の層間絶
縁膜20に覆われている。
【0026】さらに、銅等からなるビット線21が形成
され、TMR素子18の上磁性層17に接続されてい
る。このビット線21の周囲はSiO2等からなる第5
の層間絶縁膜22に覆われ、ビット線21を含む全面
が、SiN等からなるパッシベーション膜(保護膜)2
3により覆われている。
【0027】なお、図示しないが、以上説明した図1に
示すメモリセルの外部には周辺回路が形成されている。
【0028】この磁気メモリ装置において、第2のメタ
ル配線19に電流が流れると、TMR素子18の下磁性
層15に磁場が印加される。第2のメタル配線19によ
る磁場により下磁性層15の磁化方向が決められ、これ
と、予め保持されている上磁性層17の磁化方向とが一
致するか否かによって、状態「0」か「1」か判断され
る。すなわち、情報が読み出される。なお、ビット線2
1を流れる電流によっても磁場がTMR素子18に印加
される。この磁場は、いわばアシスト磁場であって、第
2のメタル配線19による磁化方向決定を補助して効率
を向上させるものである。
【0029】本発明に用いられる第1及び第2のプラグ
としては、Wの他に、Al,Cu、或いはこれらを主成分とす
る合金などを用いることができる。また、必要に応じ
て、プラグの形成に先立ってコンタクトホールの側面及
び底面に、Ti、Ta、TiN、TaN、WN、TiSi、TaSi、TiSi
N、TaSiN、TiWなどから選択される少なくとも一種のバ
リアメタルとなる導電体を形成することも好ましいもの
である。プラグやバリアメタルとなる材料は、CVD、ス
パッタリングなどの周知の方法により形成できる。
【0030】本発明に用いられる第1のメタル配線とし
ては、AlSiCu以外に、AlCu,AlTi,AlSiTi,AlNd、Cuなど
の金属を用いることもできる。更に必要に応じて、その
上下の面や側面にTi、Ta、TiN、TaN、WN、TiSi、TaSi、
TiSiN、TaSiN、TiWなどから選択される少なくとも一種
のバリアメタルとなる導電体を形成することも好ましい
ものである。
【0031】本発明に用いられる第2のメタル配線とし
ては、上述した第1のメタル配線と同じものを用いるこ
ともできるが、比較的大電流を流すことから、Cu又はAu
などの高導電性材料を用いることが望ましい。又、Cuや
Auの拡散を防止すべくその上下面及び側面に、Ti、Ta、
TiN、TaN、WN、TiSi、TaSi、TiSiN、TaSiN、TiWなどか
ら選択される少なくとも一種のバリアメタルとなる導電
体を形成することも好ましいものである。メタル配線や
バリアメタルとなる材料は、CVD、スパッタリング、め
っきなどの周知の方法により形成できる。
【0032】第1及び第2の層間絶縁膜としては、ノンド
ープの酸化シリコン、BやPがドープされた酸化シリコ
ン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、アルミナ、ダイ
ヤモンドライクカーボン、フルオロカーボン、Fドープ
の酸化シリコンなどの無機絶縁膜、或いはポリイミド、
ポリアリールエーテル、BCBなどの有機絶縁膜から選
択される少なくとも一種を用いることができる。これら
の材料はCVD、スパッタリング、塗布法などにより形
成できる。
【0033】本発明に用いられる第3の層間絶縁膜とし
ては、膜厚を200nm以下の厚さにすることができる
ものであれば、上述した第1及び第2の層間絶縁膜と同じ
材料の膜を用いることも可能であるが、より好ましくは
アルミナを用いることが好ましいものである。アルミナ
はスパッタリングなどの方法により形成することができ
る。
【0034】第2のメタル配線上に形成される第3の層間
絶縁膜を形成するに先立って、第2のメタル配線の上面
及び第2の層間絶縁膜11の上面がほぼ一致するように
CMP等の方法により平坦化しておくことが好ましいも
のである。このような平坦化の方法としては、第2のメ
タル配線のパターンを形成した後、その配線パターンの
間及び配線パターンの上面を覆う絶縁体を堆積した後
に、上部の不要な絶縁体をCMP等により研磨除去し
て、配線パターンの上面を露出させる方法、或いは、平
坦な上面を有する絶縁体に配線溝を形成した後、少なく
ともその溝を埋めるように金属を堆積させ、その金属の
不要な部分をエッチングやCMPにより除去する方法が
挙げられる。後者のうちCMPを使う方法はダマシン法
として知られた方法であり、本発明における第2のメタ
ル配線の形成方法としてより好ましいものである。
【0035】又、本発明においては、第3の層間絶縁膜
(絶縁性薄膜)の形成後に、そこにホールを形成して第
2のプラグを形成するが、この第2のプラグも同様にダマ
シン法により形成することが好ましいものである。こう
すると、TMR素子の下面が平滑な面となるので、良好
な特性をもつTMR素子を形成することができる。
【0036】この磁気メモリ装置の製造方法について、
各工程に沿った図1〜11と、図12のフローチャート
とを参照して説明する。なお、図1〜11において、
(a)は平面図であり、簡略化のために各絶縁膜等を省
略し主要な部分のみを図示している。(b)は断面図で
ある。
【0037】図2に示すように、まず、単結晶シリコン
からなる半導体基板1の所定の個所に溝を掘って、この
溝内にCVD(Chemical Vapor Deposition)法により
SiO2を堆積して、素子分離領域2を形成する(ステ
ップS1)。本実施形態の素子分離領域2は、STI
(Shallow Trench Isolation)の例を示しているがこれ
に限定されるものではない。
【0038】そして、半導体基板1上にゲート絶縁膜3
を介してゲート電極4を設ける。そして、イオン・イン
プランテーションにより、1対のゲート電極4の間にソ
ース領域5を、ゲート電極4と素子分離領域2との間に
ドレイン領域6をそれぞれ作り込む。こうして半導体基
板1にトランジスタ構造を構成する(ステップS2)。
本実施形態では、ソース領域5を共有してその両側にそ
れぞれゲート電極4およびドレイン領域6が設けられて
いる。ここではLDD構造のMOSトランジスタの例を
図示している。
【0039】このようにトランジスタ構造が構成された
半導体基板1上に、CVD法等によりSiO2やBPS
Gらなる第1の層間絶縁膜7を形成する(ステップS
3)。
【0040】次に、図3に示すように、RIE(Reacti
ve Ion Etching)法等により、ソース領域5上およびド
レイン領域6上の第1の層間絶縁膜7を部分的に除去し
て、コンタクトホール8を形成する(ステップS4)。
【0041】そして、図4に示すように、CVD法等に
より、タングステンでコンタクトホール8を埋めて第1
のプラグ9を形成する(ステップS5)。この状態で、
CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、
第1の層間絶縁膜7および第1のプラグ9の上面を平滑
にする(ステップS6)。
【0042】続いて、図5に示すように、スパッタリン
グにより、Ti/AlSiCu/Ti層を形成し、RI
E法によりパターニングして、第1のプラグ9に接続さ
れた第1のメタル配線10を形成する(ステップS
7)。詳述しないが、第1のプラグ9を介してソース領
域5と接続されている第1のメタル配線10は、接地線
に接続されている。第1のプラグ9を介してドレイン領
域6と接続されている第1のメタル配線10は、図示し
ない周辺回路または外部回路に接続されている。
【0043】それから、図6に示すように、CVD法に
よりSiO2からなる第2の層間絶縁膜11を形成し
(ステップS8)、RIE法によりこれを部分的に除去
して、配線溝24を形成する(ステップS9)。
【0044】次に、図7に示すように、めっきにより配
線溝24内に銅からなる第2のメタル配線19を形成し
(ステップS10)、CMP法により第2の層間絶縁膜
11および第2のメタル配線19の上面を平滑にする
(ステップS11)。この第2のメタル配線19は、T
MR素子18に磁場を印加して情報を書き込むための書
き込み線である。
【0045】そして、図8に示すように、スパッタリン
グにより、アルミナからなる第3の層間絶縁膜12を形
成する(ステップS12)。このとき、後工程で配置さ
れるTMR素子18の磁性層に第2のメタル配線19を
通る電流により効率よく磁場を印加するために、第2の
メタル配線19上において第3の層間絶縁膜12の厚さ
が200nm以下となるようにする。第3の層間絶縁膜
12の膜厚制御は極めて精緻に行う。
【0046】続いて、図9に示すように、RIE法によ
り、ドレイン領域6上の第1のメタル配線10の上方に
位置する第3の層間絶縁膜12を位置精度よく部分的に
除去して、コンタクトホール13を形成する(ステップ
S13)。そして、CVD法により、タングステンでコ
ンタクトホール13を埋めて第2のプラグ(導電部材)
14を形成する(ステップS14)。この状態で、CM
P法により、第3の層間絶縁膜12および第2のプラグ
14の上面を平滑にする(ステップS15)。
【0047】ここで、図10に示すように、第2のプラ
グ14上にTMR素子18を形成する(ステップS1
6)。具体的には、スパッタリングにより、下磁性層
(第2の磁性層)15となるGdFe、トンネル障壁層
(非磁性層)16となるAlOx、上磁性層(第1の磁
性層)17となるTbFeを順次積層した後、イオンミ
リング法により形状を整える。
【0048】それから、図11に示すように、TMR素
子18を埋めるように、CVD法によりSiO2からな
る第4の層間絶縁膜20を形成する(ステップS1
7)。この状態で、CMP法により、第4の層間絶縁膜
20を研磨してTMR素子18の上面を露出させる(ス
テップS18)。
【0049】図1に示すように、CVD法によりSiO
2からなる第5の層間絶縁膜22を形成する(ステップ
S19)。そして、RIE法により第5の層間絶縁膜2
2の所定の位置に溝を形成し、めっきにより、この溝内
に銅からなるビット線21を形成する(ステップS2
0)。CMP法により第5の層間絶縁膜22およびビッ
ト線21の上面を平滑にする(ステップS21)。最後
に、CVD法によりSiNからなるパッシベーション膜
(保護膜)23を形成する(ステップS22)。
【0050】このようにして、本発明のメモリセルが完
成する。なお、メモリセルの形成と並行して、図示しな
い周辺回路が形成されて、磁気メモリ装置が完成する。
なお、各部材の材質や具体的な形成方法については、前
記した例に限られものではなく、様々な変更が可能であ
る。
【0051】本実施形態によると、第3の層間配線膜1
2を200nm以下に薄く形成することにより、書き込
み線である第2のメタル配線19とTMR素子18との
間を近接させることができ、低電流でも効率よくTMR
素子18の第2の磁性層15に磁界を印加することがで
きる。従って、消費電力を低く抑えつつ、TMR素子1
8の第2の磁性層15の磁化方向決定の信頼性を向上さ
せることができる。これによって、TMR素子18のメ
モリとしての信頼性が向上する。
【0052】なお、第3の層間絶縁膜12がアルミナか
らなる構成であると、TMR素子18を所望の形状に形
成するためにRIEを行う際のエッチングマージンを小
さくすることができるため、第3の層間絶縁膜12の一
層の薄型化が可能である。これは、アルミナが、一般的
な絶縁膜の材料であるSiO2等と比べて削られにくい
ため、同じRIE工程に際して、SiO2膜等よりもエ
ッチングマージンを必要としないためである。ただし、
少なくとも50nm程度のエッチングマージンをとるこ
とが好ましい。
【0053】しかし、本発明は、この実施形態に限定さ
れるものではなく、第3の層間絶縁膜12を窒化物やS
iO2等により形成することも可能である。
【0054】(他の実施形態)本発明の磁気メモリ装置
を製造するための別の製造方法について説明する。
【0055】まず、単結晶シリコンからなる半導体基板
1の所定の個所に溝を掘って、この溝内にCVD(Chem
ical Vapor Deposition)法により酸化シリコンを堆積
してその表面を研磨して、上面が単結晶シリコンの活性
領域(トランジスタが作られる領域)と同じレベルの上
面をもつ素子分離領域2を形成する。
【0056】そして、半導体基板1上に熱酸化により酸
化シリコンからなるゲート絶縁膜3を形成した後、多結
晶シリコンからなるゲート電極4を形成する。イオン・
インプランテーションにより、多結晶シリコンのゲート
電極パターンをマスクにして低不純物濃度のドープ領域
を形成する。熱酸化により多結晶シリコンの表面に酸化
膜を形成した後、エッチバックを行いゲート電極の側壁
に側壁酸化膜を残す。再びイオン・インプイランテーシ
ョンを行い不純物濃度の高いソース領域5とドレイン領
域6を形成する。更に必要に応じてソース領域とドレイ
ン領域とゲート電極の上面にPt、Co、Niなどの高
融点金属を堆積し、熱処理してシリサイド化した後、シ
リサイド化されなかった高融点金属をエッチング除去す
ることにより、シリサイド層を形成してもよい。
【0057】こうして半導体基板1にLDD構造のMO
Sトランジスタ構造を作製する。
【0058】このようにトランジスタ構造が構成された
半導体基板1上に、CVD法等によりSiO2やBPS
Gからなる第1の層間絶縁膜7を形成し、必要に応じて
リフローやCMPによりその上面を平坦化する。
【0059】次に、RIE(Reactive Ion Etching)法
等により、ソース領域5上およびドレイン領域6上の第
1の層間絶縁膜7を部分的に除去して、コンタクトホー
ル8を形成する。
【0060】そして、第1のプラグ9を形成する。プラ
グの形成方法としては、必要に応じて、コンタクトホー
ル内及び第1の層間絶縁膜7の上面にTi、TiN、T
a、TaNなどのバリアメタルを形成した後、その上に
タングステン等の金属をCVD法により堆積させ、コン
タクトホール外のタングステン等の金属をエッチング又
は研磨により除去する方法、或いは、コンタクトホール
内にタングステンなどの金属を選択CVDにより堆積
し、必要に応じて、その上面を研磨する方法が挙げられ
る。
【0061】続いて、スパッタリングにより、Ti/A
lCu/Ti積層体のようにバリアメタルで金属層を挟
んだ膜を形成し、RIE法によりパターニングして、第
1のプラグ9に接続された第1のメタル配線10を形成
する。因みに、この第1のメタル配線は、先に絶縁膜を
形成しておき、それに配線パターン応じた溝を形成し、
その溝内に金属を埋め込んで、不要な金属をCMPで除
去する方法(シングルダマシン法)により形成すること
も可能である。
【0062】RIE法によりパターニングして第1のメ
タル配線10を形成した後には、CVD法及び塗布法に
より酸化シリコン等からなる第2の層間絶縁膜を形成
し、エッチバックやCMPにより上面を平坦化する。こ
の後にデュアルダマシン法により第2のメタル配線を形
成する場合には、第2のメタル配線の下方に窒化シリコ
ンなどのエッチストップ層が存在するように、複数種の
絶縁膜を積層して第2の層間絶縁膜を形成するとよい。
【0063】第2の層間絶縁膜を、RIE法により部分
的に除去して、配線溝24を形成する。
【0064】次に、少なくとも配線溝24内にTiやT
iNなどからなるバリアメタルを形成した後、その上に
CVDによりCu又はAuの薄膜を形成する。そして、
めっきによりCVDによるCu又はAu薄膜の上にCu
又はAuを堆積させる。
【0065】CMP法により第2の層間絶縁膜11上面
のCu(又はAu)及びバリアメタルを除去して、第2
のメタル配線19を形成する。必要に応じてその上面に
再びバリアメタルを形成することも好ましいものであ
る。
【0066】そして、スパッタリングにより、アルミナ
からなる第3の層間絶縁膜12を形成する。このとき、
後工程で配置されるTMR素子18の磁性層に第2のメ
タル配線19を通る電流により効率よく磁場を印加する
ために、第2のメタル配線19上において第3の層間絶
縁膜12の厚さが200nm以下となるようにする。
【0067】続いて、RIE法により、ドレイン領域6
上の第1のメタル配線10の上方に位置する第3の層間
絶縁膜12を位置精度よく部分的に除去して、コンタク
トホール13を形成する。
【0068】そして、少なくともホール13内にTiや
TiNなどからなるバリアメタルを形成した後、その上
にCVDによりCu又はAuの薄膜を形成する。そし
て、めっきによりCVDによるCu又はAu薄膜の上に
Cu又はAuを堆積させる。この状態で、CMP法によ
り、第3の層間絶縁膜12上のCu(又はAu)及びバ
リアメタルを除去して、第2のプラグ14を形成する。
必要に応じてその上面に再びバリアメタルを形成するこ
とも好ましいものである。こうしてプラグ14の上面を
平滑にする(ステップS15)。
【0069】そして、第2のプラグ14上にTMR素子
18を形成する。具体的には、スパッタリングにより、
下磁性層(第2の磁性層)15となるGdFe、トンネ
ル障壁層(非磁性層)16となるAlOx、上磁性層
(第1の磁性層)17となるTbFe、更には保護電極
層となるPt、Au、W、などを順次積層した後、イオ
ンミリング法により形状を整える。
【0070】それから、TMR素子18を埋めるよう
に、CVD法及び塗布法により酸化シリコンなどからな
る第4の層間絶縁膜20を形成する。
【0071】そして、CMP法により、第4の層間絶縁
膜20を研磨してTMR素子18の上面を露出させる。
【0072】CVD法や塗布法により酸化シリコンから
なる第5の層間絶縁膜22を形成する。そして、RIE
法により第5の層間絶縁膜22の所定の位置に溝を形成
する。少なくともこの溝内にTiやTiNなどからなる
バリアメタルを形成した後、その上にCVDによりCu
又はAuの薄膜を形成する。そして、めっきによりCV
DによるCu又はAu薄膜の上にCu又はAuを堆積さ
せる。CMP法により第5の層間絶縁膜22上面のCu
(又はAu)及びバリアメタルを除去して、ビット線2
1を形成する。必要に応じてその上面に再びバリアメタ
ルを形成することも好ましいものである。
【0073】最後に、CVD法によりSiNからなるパ
ッシベーション膜(保護膜)23を形成する(ステップ
S22)。
【0074】このようにして、本発明のメモリセルが完
成する。なお、メモリセルの形成と並行して、図示しな
い周辺回路が形成されて、磁気メモリ装置が完成する。
なお、各部材の材質や具体的な形成方法については、前
記した例に限られものではなく、様々な変更が可能であ
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によると、T
MR素子の下面と書き込み線の上面との間に介在する絶
縁膜が薄いため、両者が近接する。従って、書き込み線
に電流が流されたときに効率よくTMR素子の磁性層に
磁界を印加することができる。また、書き込み線の電流
密度を小さくし、印加磁場のばらつきを少なくすること
ができる。そして、消費電力の低減や、磁気メモリ装置
の信頼性の向上が図れる。特に、この絶縁膜がアルミナ
を含む材料からなる場合、より一層の薄型化が可能であ
り、前記した効果をよりよく発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の磁気メモリ装置の要
部断面図である。
【図2】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図3】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図4】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図5】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図6】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図7】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図8】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図9】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程を
示す要部断面図である。
【図10】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程
を示す要部断面図である。
【図11】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程
を示す要部断面図である。
【図12】第1の実施形態の磁気メモリ装置の製造工程
を示すフローチャートである。
【図13】面内磁化のTMR素子模式図である。
【図14】垂直磁化のTMR素子模式図である。
【図15】従来の磁気メモリ装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離領域(STI) 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 5 ソース領域 6 ドレイン領域 7 第1の層間絶縁膜 8 コンタクトホール 9 第1のプラグ 10 第1のメタル配線 11 第2の層間絶縁膜(下方の絶縁膜) 12 第3の層間絶縁膜(絶縁性薄膜) 13 コンタクトホール 14 第2のプラグ 15 下磁性層(第2の磁性層) 16 トンネル障壁層(非磁性層) 17 上磁性層(第1の磁性層) 18 TMR素子(トンネル磁気抵抗効果素子) 19 第2のメタル配線(書き込み線) 20 第4の層間絶縁膜 21 ビット線 22 第5の層間絶縁膜 23 パッシベーション膜 24 配線溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 43/08 H01L 29/46 R Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB03 BB14 BB17 BB18 BB20 BB21 BB22 BB32 BB33 BB39 CC01 CC05 DD08 DD16 DD19 DD37 DD43 DD78 DD84 DD91 EE03 EE05 EE09 EE16 FF14 FF17 FF18 FF22 GG09 GG16 GG19 HH12 5F033 HH04 HH07 HH09 HH10 HH11 HH13 HH18 HH21 HH23 HH27 HH30 HH33 HH34 JJ08 JJ09 JJ11 JJ12 JJ18 JJ19 JJ21 JJ23 JJ27 JJ30 JJ32 JJ33 JJ34 KK03 KK09 KK18 KK25 LL01 MM01 MM05 MM08 MM12 MM13 NN06 NN07 NN38 PP06 PP15 PP27 PP28 QQ08 QQ09 QQ13 QQ14 QQ31 QQ37 QQ48 QQ73 QQ76 RR03 RR04 RR06 RR08 RR11 RR13 RR14 RR15 RR21 RR22 RR25 SS08 SS11 SS21 SS27 TT02 TT08 VV06 VV16 WW02 XX01 5F083 FZ10 JA35 JA36 JA37 JA39 JA40 JA56 JA57 MA06 MA19 PR40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主に膜面垂直方向に磁化する第1の磁性
    層および第2の磁性層と、前記第1の磁性層と第2の磁
    性層との間に位置する非磁性層とからなる磁気抵抗効果
    素子と、該磁気抵抗素子の下方に位置して磁界を印加す
    るための電流が流される書き込み線とを有する不揮発性
    の磁気メモリ装置において、 前記書き込み線の上面が位置する層と、前記磁気抵抗素
    子の下面が位置する層との間に介在する絶縁膜が、20
    0nm以下の厚さであることを特徴とする磁気メモリ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜がアルミナを含む材料からな
    る請求項1に記載の磁気メモリ装置。
  3. 【請求項3】 主に膜面垂直方向に磁化する第1の磁性
    層および第2の磁性層と、前記第1の磁性層と第2の磁
    性層との間に位置する非磁性層とからなる磁気抵抗効果
    素子と、該磁気抵抗素子の下方に位置して磁界を印加す
    るための電流が流される書き込み線とを有する不揮発性
    の磁気メモリ装置の製造方法において、 絶縁膜の一部を除去して配線溝を形成する工程と、 前記書き込み線を形成するための導電性材料を前記配線
    溝内に堆積する工程と、 少なくとも前記書き込み線を形成するための前記導電性
    材料の上面を研磨して平坦化する工程と、 前記平坦化工程の後に、前記絶縁膜および前記書き込み
    線の上に厚さが200nm以下の絶縁性薄膜を形成する
    工程と、 前記絶縁性薄膜より上方に前記磁気抵抗効果素子を形成
    する工程とを含むことを特徴とする磁気メモリ装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜を構成する前記絶縁材料が、
    アルミナを含む材料である請求項3に記載の磁気メモリ
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記磁気抵抗効果素子を部分的に取り除
    く工程をさらに含む、請求項4に記載の磁気メモリの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記絶縁膜は50nm以上の厚さであ
    る、請求項5に記載の磁気メモリの製造方法。
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