JP5039468B2 - 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置 - Google Patents

基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5039468B2
JP5039468B2 JP2007195034A JP2007195034A JP5039468B2 JP 5039468 B2 JP5039468 B2 JP 5039468B2 JP 2007195034 A JP2007195034 A JP 2007195034A JP 2007195034 A JP2007195034 A JP 2007195034A JP 5039468 B2 JP5039468 B2 JP 5039468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cleaning
holding means
brush
rotation holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007195034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009032889A (ja
Inventor
耕二 西山
讓一 西村
弘至 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Semiconductor Solutions Co Ltd
Original Assignee
Screen Semiconductor Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Semiconductor Solutions Co Ltd filed Critical Screen Semiconductor Solutions Co Ltd
Priority to JP2007195034A priority Critical patent/JP5039468B2/ja
Priority to KR1020080065408A priority patent/KR101001061B1/ko
Priority to TW097126032A priority patent/TWI421926B/zh
Priority to US12/179,559 priority patent/US8286293B2/en
Priority to CN2008101443196A priority patent/CN101355019B/zh
Publication of JP2009032889A publication Critical patent/JP2009032889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5039468B2 publication Critical patent/JP5039468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • H01L21/67046Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing using mainly scrubbing means, e.g. brushes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting

Description

本発明は、基板を洗浄する基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置に関する。
半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等の各種基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
このような基板処理装置では、一般に、一枚の基板に対して複数の異なる処理が連続的に行われる。特許文献1に記載された基板処理装置は、インデクサブロック、反射防止膜用処理ブロック、レジスト膜用処理ブロック、現像処理ブロックおよびインターフェイスブロックにより構成される。インターフェイスブロックに隣接するように、基板処理装置とは別体の外部装置である露光装置が配置される。
上記の基板処理装置においては、インデクサブロックから搬入される基板は、反射防止膜用処理ブロックおよびレジスト膜用処理ブロックにおいて反射防止膜の形成およびレジスト膜の塗布処理が行われた後、インターフェイスブロックを介して露光装置へと搬送される。露光装置において基板上のレジスト膜に露光処理が行われた後、基板はインターフェイスブロックを介して現像処理ブロックへ搬送される。現像処理ブロックにおいて基板上のレジスト膜に現像処理が行われることによりレジストパターンが形成された後、基板はインデクサブロックへと搬送される。
近年、デバイスの高密度化および高集積化に伴い、レジストパターンの微細化が重要な課題となっている。従来の一般的な露光装置においては、レチクルのパターンを投影レンズを介して基板上に縮小投影することによって露光処理が行われていた。しかし、このような従来の露光装置においては、露光パターンの線幅は露光装置の光源の波長によって決まるため、レジストパターンの微細化に限界があった。
そこで、露光パターンのさらなる微細化を可能にする投影露光方法として、液浸法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の投影露光装置においては、投影光学系と基板との間に液体が満たされており、基板表面における露光光を短波長化することができる。それにより、露光パターンのさらなる微細化が可能となる。
特開2003−324139号公報 国際公開第99/49504号パンフレット
ところで、上記特許文献2の投影露光装置においては、基板と液体とが接触した状態で露光処理が行われるので、露光処理前に基板に汚染物質が付着すると、その汚染物質が液体中に混入する。
露光処理前においては、基板に対して種々の成膜処理が施されるが、この成膜処理の過程で、基板の端部が汚染する場合がある。このように、基板の端部が汚染された状態で基板の露光処理を行うと、露光装置のレンズが汚染され、露光パターンの寸法不良および形状不良が発生するおそれがある。
本発明の目的は、基板の端部の必要な部分を十分に清浄にすることが可能な基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、液浸法により基板に露光処理を行う露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、基板に処理を行うための処理部と、処理部の一端部に隣接するように設けられ、処理部と露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、処理部は、露光装置による露光処理前の基板の一面に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットを含み、処理部および受け渡し部の少なくとも一方は、感光性膜形成ユニットによる感光性膜の形成後であって露光装置による露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置を備え、基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板に接触可能に設けられた洗浄ブラシと、洗浄ブラシを移動させる駆動機構と、基板回転保持手段に保持された基板の一面に略垂直な方向の回転軸の周りで浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、浄ブラシは、基板回転保持装手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能な第1の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の他面の周縁部に接触可能な円環平面状の第2の洗浄面とを有し、第1および第2の洗浄面は回転軸を中心として一体的に設けられ、駆動機構は、洗浄ブラシが基板の一面、一面側のベベル領域および端面領域に接触せず、洗浄ブラシの第1および第2の洗浄面が基板の他面側のベベル領域および他面の周縁部に同時に接触する位置に洗浄ブラシを移動させるものである。
この基板処理装置では、処理部において感光性膜形成ユニットにより基板の一面に感光性材料からなる感光性膜が形成され、受け渡し部によりその基板が処理部から露光装置に受け渡される。露光装置において基板に露光処理が行われた後、露光処理後の基板が受け渡し部により露光装置から処理部へ戻される。感光性膜形成ユニットによる感光性膜の形成後であって露光装置による露光処理前には、基板洗浄装置により基板が洗浄される。
基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで洗浄ブラシがブラシ回転手段によって回転する。その状態で、洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
浄ブラシの第の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触することにより、基板の他面側のベベル領域が洗浄される。また、洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面の周縁部に接触することにより、基板の他面の周縁部が洗浄される。
これにより、基板の他面側のベベル領域および基板の他面の周縁部に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。そのため、基板の端部の汚染に起因する露光装置内の汚染を確実に防止することができ、露光パターンの寸法不良および形状不良の発生を防止することができる
(2)洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能な円柱状の第の洗浄面をさらに有し、第の洗浄面は、回転軸を中心として第1および第2の洗浄面に一体的に設けられてもよい。
この場合、洗浄ブラシの第の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触することにより、基板の端面領域が洗浄される。それにより、基板の端面領域に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。
(3)洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第4の洗浄面をさらに有し、第4の洗浄面は、回転軸を中心として第1および第2の洗浄面に一体的に設けられてもよい。
この場合、洗浄ブラシの第4の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。それにより、基板の一面側のベベル領域に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。
第2の発明に係る基板処理装置は、露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、基板に処理を行うための処理部と、処理部の一端部に隣接するように設けられ、処理部と露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、処理部および受け渡し部の少なくとも一方は、露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置と、基板の一面と他面とを反転させる反転装置とを備え、基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、端部洗浄ブラシと一体的に設けられ、反転装置による反転後に基板回転保持手段に保持された基板の他面に接触可能な面洗浄ブラシと、基板回転保持手段に保持された基板の一面に略垂直な方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、端部洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、第1、第2および第3の洗浄面は回転軸を中心として一体的に設けられるものである。
この基板処理装置では、処理部において基板に所定の処理が施され、受け渡し部によりその基板が処理部から露光装置に受け渡される。露光装置において基板に露光処理が行われた後、露光処理後の基板が受け渡し部により露光装置から処理部へ戻される。露光装置による露光処理前には、基板洗浄装置により基板が洗浄される。
基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシがブラシ回転手段によって回転する。その状態で、端部洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
端部洗浄ブラシの第1の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。また、端部洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触することにより、基板の端面領域が洗浄される。さらに、端部洗浄ブラシの第3の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触することにより、基板の他面側のベベル領域が洗浄される。また、反転装置により基板の一面と他面とが反転された後に、面洗浄ブラシが基板回転保持手段に保持された基板の他面に接触することにより、基板の他面が洗浄される。
それにより、基板の一面側のベベル領域、端面領域、他面側のベベル領域および他面に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。そのため、基板の端部の汚染に起因する露光装置内の汚染を確実に防止することができ、露光パターンの寸法不良および形状不良の発生を防止することができる。
)第の発明に係る基板処理装置は、露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、基板に処理を行うための処理部と、処理部の一端部に隣接するように設けられ、処理部と露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、処理部および受け渡し部の少なくとも一方は、露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置を備え、基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、基板回転保持手段に保持された基板の表面に対して傾斜する方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、端部洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の一面の周縁部に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、第1、第2および第3の洗浄面は回転軸を中心として一体的に設けられるものである。
この基板処理装置では、処理部において基板に所定の処理が施され、受け渡し部によりその基板が処理部から露光装置に受け渡される。露光装置において基板に露光処理が行われた後、露光処理後の基板が受け渡し部により露光装置から処理部へ戻される。露光装置による露光処理前または露光処理後には、基板洗浄装置により基板が洗浄される。
基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に対して傾斜する方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシがブラシ回転手段によって回転する。その状態で、端部洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
端部洗浄ブラシの第1の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触することにより、基板の端面領域が洗浄される。また、端部洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。また、端部洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面の周縁部に接触することにより、基板の一面の周縁部が洗浄される。
これにより、基板の端面領域、一面側のベベル領域、および基板の一面の周縁部に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。そのため、露光処理前の基板を洗浄する場合には、基板の端部の汚染に起因する露光装置内の汚染を確実に防止することができ、露光パターンの寸法不良および形状不良の発生を防止することができる。また、露光処理後の基板を洗浄する場合には、基板の端部が十分に清浄な状態で現像処理を行うことができる。それにより、基板の端部の汚染に起因する現像性能の低下を防止することができる。
参考形態に係る基板処理装置は、露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、基板に処理を行うための処理部と、処理部の一端部に隣接するように設けられ、処理部と露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、処理部および受け渡し部の少なくとも一方は、露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置を備え、基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた第1および第2の洗浄ブラシと、基板回転保持手段に保持された基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで第1および第2の洗浄ブラシをそれぞれ回転させる第1および第2のブラシ回転手段とを含み、第1の洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面を有し、第2の洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第2の洗浄面を有するものである。
この基板処理装置では、処理部において基板に所定の処理が施され、受け渡し部によりその基板が処理部から露光装置に受け渡される。露光装置において基板に露光処理が行われた後、露光処理後の基板が受け渡し部により露光装置から処理部へ戻される。露光装置による露光処理前または露光処理後には、基板洗浄装置により基板が洗浄される。
基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで第1の洗浄ブラシが第1のブラシ回転手段によって回転するとともに、第2の洗浄ブラシが第2のブラシ回転手段によって回転する。その状態で、第1および第2の洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
第1の洗浄ブラシの第1の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。また、第2の洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触することにより、基板の他面側のベベル領域が洗浄される。
この場合、基板の一面側のベベル領域と他面側のベベル領域とを同時に洗浄することができ、基板の一面側および他面側のベベル領域に付着する汚染物を迅速かつ十分に取り除くことができる。そのため、露光処理前の基板を洗浄する場合には、基板の端部の汚染に起因する露光装置内の汚染を確実に防止することができ、露光パターンの寸法不良および形状不良の発生を防止することができる。また、露光処理後の基板を洗浄する場合には、基板の端部が十分に清浄な状態で現像処理を行うことができる。それにより、基板の端部の汚染に起因する現像性能の低下を防止することができる。
1および第2の洗浄ブラシの少なくとも一方は、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能な円柱状の第3の洗浄面をさらに有し、第3の洗浄面は、回転軸を中心として第1または第2の洗浄面に一体的に設けられるてもよい。
この場合、第3の洗浄面を基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触させることにより、基板の端面領域を洗浄することができる。それにより、基板の端面領域に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。
)基板洗浄装置は、基板回転保持手段により保持される基板の一面に洗浄液を供給する第1の洗浄液供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、洗浄液によって基板の一面が洗浄される。また、基板の回転に伴う遠心力により、洗浄液が基板の一面を伝って基板の端部に導かれる。それにより、基板の端部の洗浄をより効果的に行うことができる。
)基板洗浄装置は、基板回転保持手段により保持される基板の他面に洗浄液を供給する第2の洗浄液供給手段をさらに含んでもよい。
この場合、洗浄液によって基板の他面が洗浄される。また、基板の回転に伴う遠心力により、洗浄液が基板の他面を伝って基板の端部に導かれる。それにより、基板の端部の洗浄をより効果的に行うことができる。
)第4の発明に係る基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板に接触可能に設けられた洗浄ブラシと、洗浄ブラシを移動させる駆動機構と、基板回転保持手段に保持された基板の面に略垂直な方向の回転軸の周りで洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の他面の周縁部に接触可能な円環平面状の第の洗浄面とを有し、第1および第2の洗浄面は回転軸を中心として一体的に設けられ、駆動機構は、洗浄ブラシが基板の一面、一面側のベベル領域および端面領域に接触せず、洗浄ブラシの第1および第2の洗浄面が基板の他面側のベベル領域および他面の周縁部に同時に接触する位置に洗浄ブラシを移動させるものである。
この基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで洗浄ブラシがブラシ回転手段によって回転する。その状態で、洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
浄ブラシの第の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触することにより、基板の他面側のベベル領域が洗浄される。また、洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面の周縁部に接触することにより、基板の他面の周縁部が洗浄される。
これにより、基板の他面側のベベル領域および基板の他面の周縁部に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。
参考形態に係る基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、端部洗浄ブラシと一体的に設けられ、基板回転保持手段に保持された基板の一面に接触可能な面洗浄ブラシとを含み、基板回転保持手段に保持された基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、端部洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、第1、第2および第3の洗浄面は回転軸を中心として一体的に設けられるものである。
この基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシがブラシ回転手段によって回転する。端部洗浄ブラシは基板回転保持手段により保持される基板の端部に接触し、面洗浄ブラシは基板回転保持手段により保持される基板の一面に接触する。
端部洗浄ブラシの第1の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。また、端部洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触することにより、基板の端面領域が洗浄される。さらに、端部洗浄ブラシの第3の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触することにより、基板の他面側のベベル領域が洗浄される。また、面洗浄ブラシが基板回転保持手段により保持される基板の一面に接触することにより、基板の一面が洗浄される。
これにより、基板の一面、一面側のベベル領域、端面領域、および他面側のベベル領域に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。
)第の発明に係る基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、基板回転保持手段に保持された基板の表面に対して傾斜する方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、端部洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、基板回転保持手段により保持される基板の一面の周縁部に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、第1、第2および第3の洗浄面は回転軸を中心として一体的に設けられるものである。
この基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に対して傾斜する方向の回転軸の周りで端部洗浄ブラシがブラシ回転手段によって回転する。その状態で、端部洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
端部洗浄ブラシの第1の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触することにより、基板の端面領域が洗浄される。端部洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。また、端部洗浄ブラシの第3の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面の周縁部に接触することにより、基板の一面の周縁部が洗浄される。
これにより、基板の端面領域、一面側のベベル領域および基板の一面の周縁部に付着する汚染物を十分に取り除くことができる。
参考形態に係る基板洗浄装置は、基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた第1および第2の洗浄ブラシと、基板回転保持手段に保持された基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで第1および第2の洗浄ブラシをそれぞれ回転させる第1および第2のブラシ回転手段とを含み、第1の洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面を有し、第2の洗浄ブラシは、基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第2の洗浄面を有し、第1および第2の洗浄ブラシの少なくとも一方は、基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能な円柱状の第3の洗浄面をさらに有し、第3の洗浄面は、回転軸を中心として第1または第2の洗浄面に一体的に設けられるものである。
この基板洗浄装置においては、基板回転保持手段により基板が保持されつつ回転する。また、基板回転保持手段により保持される基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで第1の洗浄ブラシが第1のブラシ回転手段によって回転するとともに、第2の洗浄ブラシが第2のブラシ回転手段によって回転する。その状態で、第1および第2の洗浄ブラシが基板の端部に接触する。
第1の洗浄ブラシの第1の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触することにより、基板の一面側のベベル領域が洗浄される。また、第2の洗浄ブラシの第2の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触することにより、基板の他面側のベベル領域が洗浄される。
この場合、基板の一面側のベベル領域と他面側のベベル領域とを同時に洗浄することができ、基板の一面側および他面側のベベル領域に付着する汚染物を迅速かつ十分に取り除くことができる。
また、第1および第2の洗浄ブラシの少なくとも一方に設けられる第3の洗浄面が基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触することにより、基板の端面領域が洗浄される。したがって、基板の端面領域に付着する汚染物も十分に取り除くことができる。また、基板の一面側のベベル領域および他面側のベベル領域に加えて基板の端面領域も同時に洗浄することができる。
10)基板洗浄装置は、基板回転保持手段により保持される基板の一面に洗浄液を供給する第1の洗浄液供給手段をさらに備えてもよい。
この場合、洗浄液によって基板の一面が洗浄される。また、基板の回転に伴う遠心力により、洗浄液が基板の一面を伝って基板の端部に導かれる。それにより、基板の端部の洗浄をより効果的に行うことができる。
11)基板洗浄装置は、基板回転保持手段により保持される基板の他面に洗浄液を供給する第2の洗浄液供給手段をさらに備えてもよい。
この場合、洗浄液によって基板の他面が洗浄される。また、基板の回転に伴う遠心力により、洗浄液が基板の他面を伝って基板の端部に導かれる。それにより、基板の端部の洗浄をより効果的に行うことができる。
本発明によれば、基板の端部の必要とする部分を十分に洗浄することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について図面を用いて説明する。以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等をいう。
(1)基板処理装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。なお、図1ならびに後述する図2〜図4には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。
図1に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15を含む。また、インターフェースブロック15に隣接するように露光装置16が配置される。露光装置16においては、液浸法により基板Wに露光処理が行われる。
以下、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15の各々を処理ブロックと呼ぶ。
インデクサブロック9は、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(制御部)30、複数のキャリア載置台40およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRには、基板Wを受け渡すためのハンドIRHが設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10は、反射防止膜用熱処理部100,101、反射防止膜用塗布処理部50および第1のセンターロボットCR1を含む。反射防止膜用塗布処理部50は、第1のセンターロボットCR1を挟んで反射防止膜用熱処理部100,101に対向して設けられる。第1のセンターロボットCR1には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1,CRH2が上下に設けられる。
インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間には、雰囲気遮断用の隔壁17が設けられる。この隔壁17には、インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS1,PASS2が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS1は、基板Wをインデクサブロック9から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS2は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からインデクサブロック9へ搬送する際に用いられる。
また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1,PASS2において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。また、基板載置部PASS1,PASS2には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。なお、上記の光学式のセンサおよび支持ピンは、後述する基板載置部PASS3〜PASS13にも同様に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11は、レジスト膜用熱処理部110,111、レジスト膜用塗布処理部60および第2のセンターロボットCR2を含む。レジスト膜用塗布処理部60は、第2のセンターロボットCR2を挟んでレジスト膜用熱処理部110,111に対向して設けられる。第2のセンターロボットCR2には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3,CRH4が上下に設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間には、雰囲気遮断用の隔壁18が設けられる。この隔壁18には、反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS3,PASS4が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS3は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS4は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられる。
現像処理ブロック12は、現像用熱処理部120,121、現像処理部70および第3のセンターロボットCR3を含む。現像処理部70は、第3のセンターロボットCR3を挟んで現像用熱処理部120,121に対向して設けられる。第3のセンターロボットCR3には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH5,CRH6が上下に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11と現像処理ブロック12との間には、雰囲気遮断用の隔壁19が設けられる。この隔壁19には、レジスト膜用処理ブロック11と現像処理ブロック12との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS5,PASS6が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS5は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS6は、基板Wを現像処理ブロック12からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられる。
レジストカバー膜用処理ブロック13は、レジストカバー膜用熱処理部130,131、レジストカバー膜用塗布処理部80および第4のセンターロボットCR4を含む。レジストカバー膜用塗布処理部80は、第4のセンターロボットCR4を挟んでレジストカバー膜用熱処理部130,131に対向して設けられる。第4のセンターロボットCR4には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH7,CRH8が上下に設けられる。
現像処理ブロック12とレジストカバー膜用処理ブロック13との間には、雰囲気遮断用の隔壁20が設けられる。この隔壁20には、現像処理ブロック12とレジストカバー膜用処理ブロック13との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS7,PASS8が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS7は、基板Wを現像処理ブロック12からレジストカバー膜用処理ブロック13へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS8は、基板Wをレジストカバー膜用処理ブロック13から現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられる。
レジストカバー膜除去ブロック14は、露光後ベーク用熱処理部140,141、レジストカバー膜除去用処理部90および第5のセンターロボットCR5を含む。露光後ベーク用熱処理部141はインターフェースブロック15に隣接し、後述するように、基板載置部PASS11,PASS12を備える。レジストカバー膜除去用処理部90は、第5のセンターロボットCR5を挟んで露光後ベーク用熱処理部140,141に対向して設けられる。第5のセンターロボットCR5には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH9,CRH10が上下に設けられる。
レジストカバー膜用処理ブロック13とレジストカバー膜除去ブロック14との間には、雰囲気遮断用の隔壁21が設けられる。この隔壁21には、レジストカバー膜用処理ブロック13とレジストカバー膜除去ブロック14との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS9,PASS10が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS9は、基板Wをレジストカバー膜用処理ブロック13からレジストカバー膜除去ブロック14へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS10は、基板Wをレジストカバー膜除去ブロック14からレジストカバー膜用処理ブロック13へ搬送する際に用いられる。
インターフェースブロック15は、反転ユニットRT、洗浄処理ユニットSD1、第6のセンターロボットCR6、エッジ露光部EEW、送りバッファ部SBF、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットPASS−CP(以下、P−CPと略記する)、基板載置部PASS13、インターフェース用搬送機構IFRおよび乾燥処理ユニットSD2を含む。なお、洗浄処理ユニットSD1は、露光処理前の基板Wに洗浄処理を行い、乾燥処理ユニットSD2は、露光処理後の基板Wに乾燥処理を行う。
また、第6のセンターロボットCR6には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH11,CRH12(図4参照)が上下に設けられ、インターフェース用搬送機構IFRには、基板Wを受け渡すためのハンドH1,H2(図4参照)が上下に設けられる。インターフェースブロック15の詳細については後述する。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15が順に並設されている。
図2は、図1の基板処理装置500を+X方向から見た概略側面図であり、図3は、図1の基板処理装置500を−X方向から見た概略側面図である。なお、図2においては、基板処理装置500の+X側に設けられるものを主に示し、図3においては、基板処理装置500の−X側に設けられるものを主に示している。
まず、図2を用いて、基板処理装置500の+X側の構成について説明する。図2に示すように、反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用塗布処理部50(図1参照)には、3個の塗布ユニットBARCが上下に積層配置されている。各塗布ユニットBARCは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック51およびスピンチャック51上に保持された基板Wに反射防止膜の塗布液を供給する供給ノズル52を備える。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用塗布処理部60(図1参照)には、3個の塗布ユニットRESが上下に積層配置されている。各塗布ユニットRESは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック61およびスピンチャック61上に保持された基板Wにレジスト膜の塗布液を供給する供給ノズル62を備える。
現像処理ブロック12の現像処理部70には、5個の現像処理ユニットDEVが上下に積層配置されている。各現像処理ユニットDEVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック71およびスピンチャック71上に保持された基板Wに現像液を供給する供給ノズル72を備える。
レジストカバー膜用処理ブロック13のレジストカバー膜用塗布処理部80には、3個の塗布ユニットCOVが上下に積層配置されている。各塗布ユニットCOVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック81およびスピンチャック81上に保持された基板Wにレジストカバー膜の塗布液を供給する供給ノズル82を備える。レジストカバー膜の塗布液としては、レジストおよび水との親和力が低い材料(レジストおよび水との反応性が低い材料)を用いることができる。例えば、フッ素樹脂である。塗布ユニットCOVは、基板Wを回転させながら基板W上に塗布液を塗布することにより、基板W上に形成されたレジスト膜上にレジストカバー膜を形成する。
レジストカバー膜除去ブロック14のレジストカバー膜除去用処理部90には、3個の除去ユニットREMが上下に積層配置されている。各除去ユニットREMは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック91およびスピンチャック91上に保持された基板Wに剥離液(例えばフッ素樹脂)を供給する供給ノズル92を備える。除去ユニットREMは、基板Wを回転させながら基板W上に剥離液を塗布することにより、基板W上に形成されたレジストカバー膜を除去する。
なお、除去ユニットREMにおけるレジストカバー膜の除去方法は上記の例に限定されない。例えば、基板Wの上方においてスリットノズルを移動させつつ基板W上に剥離液を供給することによりレジストカバー膜を除去してもよい。
インターフェースブロック15内の+X側には、エッジ露光部EEWおよび3個の乾燥処理ユニットSD2が上下に積層配置される。各エッジ露光部EEWは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック98およびスピンチャック98上に保持された基板Wの周縁を露光する光照射器99を備える。
次に、図3を用いて、基板処理装置500の−X側の構成について説明する。図3に示すように、反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用熱処理部100,101には、2個の加熱ユニット(ホットプレート)HPおよび2個の冷却ユニット(クーリングプレート)CPがそれぞれ積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部100,101には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用熱処理部110,111には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部110,111には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
現像処理ブロック12の現像用熱処理部120,121には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、現像用熱処理部120,121には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジストカバー膜用処理ブロック13のレジストカバー膜用熱処理部130,131には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、レジストカバー膜用熱処理部130,131には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジストカバー膜除去ブロック14の露光後ベーク用熱処理部140には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置され、露光後ベーク用熱処理部141には2個の加熱ユニットHP、2個の冷却ユニットCPおよび基板載置部PASS11,PASS12が上下に積層配置される。また、露光後ベーク用熱処理部140,141には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
次に、図4を用いてインターフェースブロック15について詳細に説明する。
図4は、インターフェースブロック15を+Y側から見た概略側面図である。図4に示すように、インターフェースブロック15内において、−X側には、反転ユニットRTおよび3個の洗浄処理ユニットSD1が積層配置される。また、インターフェースブロック15内において、+X側の上部には、エッジ露光部EEWが配置される。
エッジ露光部EEWの下方において、インターフェースブロック15内の略中央部には、送りバッファ部SBF、戻りバッファ部RBF、2個の載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13が上下に積層配置される。エッジ露光部EEWの下方において、インターフェースブロック15内の+X側には、3個の乾燥処理ユニットSD2が上下に積層配置される。
また、インターフェースブロック15内の下部には、第6のセンターロボットCR6およびインターフェース用搬送機構IFRが設けられている。第6のセンターロボットCR6は、反転ユニットRTおよび洗浄処理ユニットSD1と、エッジ露光部EEW、送りバッファ部SBF、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13との間で上下動可能かつ回動可能に設けられている。インターフェース用搬送機構IFRは、載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13と、乾燥処理ユニットSD2との間で上下動可能かつ回動可能に設けられている。
(2)基板処理装置の動作
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について図1〜図4を参照しながら説明する。
(2−1)インデクサブロック〜レジストカバー膜除去ブロックの動作
まず、インデクサブロック9〜レジストカバー膜除去ブロック14の動作について簡単に説明する。
インデクサブロック9のキャリア載置台40の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、ハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に載置する。
本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。
さらに、インデクサロボットIR、第1〜第6のセンターロボットCR1〜CR6およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に載置された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、その基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。
その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを反射防止膜用塗布処理部50に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部50では、露光時に発生する低在波やハレーションを減少させるために、塗布ユニットBARCにより基板W上に反射防止膜が塗布形成される。
次に、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用塗布処理部50から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS3に載置する。
基板載置部PASS3に載置された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、その基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。
その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジスト膜用塗布処理部60に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部60では、塗布ユニットRESにより反射防止膜が塗布形成された基板W上にレジスト膜が塗布形成される。
次に、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用塗布処理部60から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS5に載置する。
基板載置部PASS5に載置された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、その基板Wを基板載置部PASS7に載置する。
基板載置部PASS7に載置された基板Wは、レジストカバー膜用処理ブロック13の第4のセンターロボットCR4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、その基板Wをレジストカバー膜用塗布処理部80に搬入する。このレジストカバー膜用塗布処理部80では、塗布ユニットCOVによりレジスト膜が塗布形成された基板W上にレジストカバー膜が塗布形成される。
次に、第4のセンターロボットCR4は、レジストカバー膜用塗布処理部80から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジストカバー膜用熱処理部130,131に搬入する。その後、第4のセンターロボットCR4は、レジストカバー膜用熱処理部130,131から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS9に載置する。
基板載置部PASS9に載置された基板Wは、レジストカバー膜除去ブロック14の第5のセンターロボットCR5により受け取られる。第5のセンターロボットCR5は、その基板Wを基板載置部PASS11に載置する。
基板載置部PASS11に載置された基板Wは、インターフェースブロック15の第6のセンターロボットCR6により受け取られ、後述するように、インターフェースブロック15および露光装置16において所定の処理が施される。インターフェースブロック15および露光装置16において基板Wに所定の処理が施された後、その基板Wは、第6のセンターロボットCR6によりレジストカバー膜除去ブロック14の露光後ベーク用熱処理部141に搬入される。
露光後ベーク用熱処理部141においては、基板Wに対して露光後ベーク(PEB)が行われる。その後、第6のセンターロボットCR6は、露光後ベーク用熱処理部141から基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS12に載置する。
なお、本実施の形態においては露光後ベーク用熱処理部141により露光後ベークを行っているが、露光後ベーク用熱処理部140により露光後ベークを行ってもよい。
基板載置部PASS12に載置された基板Wは、レジストカバー膜除去ブロック14の第5のセンターロボットCR5により受け取られる。第5のセンターロボットCR5は、その基板Wをレジストカバー膜除去用処理部90に搬入する。レジストカバー膜除去用処理部90においては、レジストカバー膜が除去される。
次に、第5のセンターロボットCR5は、レジストカバー膜除去用処理部90から処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS10に載置する。
基板載置部PASS10に載置された基板Wは、レジストカバー膜用処理ブロック13の第4のセンターロボットCR4により基板載置部PASS8に載置される。
基板載置部PASS8に載置された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、その基板Wを現像処理部70に搬入する。現像処理部70においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。
次に、第3のセンターロボットCR3は、現像処理部70から現像処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを現像用熱処理部120,121に搬入する。その後、第3のセンターロボットCR3は、現像用熱処理部120,121から熱処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS6に載置する。
基板載置部PASS6に載置された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により基板載置部PASS4に載置される。基板載置部PASS4に載置された基板Wは反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により基板載置部PASS2に載置される。
基板載置部PASS2に載置された基板Wは、インデクサブロック9のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。これにより、基板処理装置500における基板Wの各処理が終了する。
(2−2)インターフェースブロックの動作
次に、インターフェースブロック15の動作について詳細に説明する。
上述したように、インデクサブロック9に搬入された基板Wは、所定の処理を施された後、レジストカバー膜除去ブロック14(図1)の基板載置部PASS11に載置される。
基板載置部PASS11に載置された基板Wは、インターフェースブロック15の第6のセンターロボットCR6により受け取られる。第6のセンターロボットCR6は、その基板Wをエッジ露光部EEW(図4)に搬入する。このエッジ露光部EEWにおいては、基板Wの周縁部に露光処理が施される。
次に、第6のセンターロボットCR6は、エッジ露光部EEWからエッジ露光済みの基板Wを取り出し、その基板Wを洗浄処理ユニットSD1のいずれかに搬入する。洗浄処理ユニットSD1においては、上述したように露光処理前の基板Wに洗浄処理が行われる。
ここで、露光装置16による露光処理の時間は、通常、他の処理工程および搬送工程よりも長い。その結果、露光装置16が後の基板Wの受け入れをできない場合が多い。この場合、基板Wは送りバッファ部SBF(図4)に一時的に収納保管される。本実施の形態では、第6のセンターロボットCR6は、洗浄処理ユニットSD1から洗浄処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを送りバッファ部SBFに搬送する。
次に、第6のセンターロボットCR6は、送りバッファ部SBFに収納保管されている基板Wを取り出し、その基板Wを載置兼冷却ユニットP−CPに搬入する。載置兼冷却ユニットP−CPに搬入された基板Wは、露光装置16内と同じ温度(例えば、23℃)に維持される。
なお、露光装置16が十分な処理速度を有する場合には、送りバッファ部SBFに基板Wを収納保管せずに、洗浄処理ユニットSD1から載置兼冷却ユニットP−CPに基板Wを搬送してもよい。
続いて、載置兼冷却ユニットP−CPで上記所定温度に維持された基板Wが、インターフェース用搬送機構IFRの上側のハンドH1(図4)により受け取られ、露光装置16内の基板搬入部16a(図1)に搬入される。
露光装置16において露光処理が施された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRの下側のハンドH2(図4)により基板搬出部16b(図1)から搬出される。インターフェース用搬送機構IFRは、ハンドH2により、その基板Wを乾燥処理ユニットSD2のいずれかに搬入する。乾燥処理ユニットSD2においては、上述したように露光処理後の基板Wの乾燥処理が行われる。具体的には、例えば露光処理後の基板Wが水平に保持され、その基板W上に純水等のリンス液が液盛りされる。そして、基板Wが高速で回転されるとともに基板Wの中心部に向けて不活性ガスが吹き付けられる。それにより、基板W上に付着する液体がリンス液と一体的に基板Wの外方へ移動する。その結果、基板W上の液体が取り除かれ、基板Wが乾燥される。
乾燥処理ユニットSD2において乾燥処理が施された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRのハンドH1(図4)により取り出される。インターフェース用搬送機構IFRは、ハンドH1により、その基板Wを基板載置部PASS13に載置する。
基板載置部PASS13に載置された基板Wは、第6のセンターロボットCR6により受け取られる。第6のセンターロボットCR6は、その基板Wをレジストカバー膜除去ブロック14(図1)の露光後ベーク用熱処理部141に搬送する。
なお、除去ユニットREM(図2)の故障等により、レジストカバー膜除去ブロック14が一時的に基板Wの受け入れをできないときは、戻りバッファ部RBFに露光処理後の基板Wを一時的に収納保管することができる。
(3)洗浄処理ユニットについて
次に、洗浄処理ユニットSD1の詳細について説明する。図5は、洗浄処理ユニットSD1の構成を説明するための図である。図5に示すように、洗浄処理ユニットSD1は、基板Wを水平に保持するとともに、基板Wの中心を通る鉛直軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック521を備える。
スピンチャック521は、チャック回転駆動機構522によって回転される回転軸523の上端に固定されている。また、スピンチャック521には吸気路(図示せず)が形成されている。スピンチャック521上に基板Wを載置した状態で吸気路内を排気することにより、基板Wの下面をスピンチャック521に真空吸着し、基板Wを水平姿勢で保持することができる。
スピンチャック521の近傍には、複数(本例では2つ)の下面ノズル524が外側上方に向けて設けられている。また、スピンチャック521の上方には、上面ノズル525が斜め下方に向けて設けられている。各下面ノズル524には洗浄液供給管524aが接続され、上面ノズル525には洗浄液供給管525aが接続されている。洗浄液供給管524a,525aを通して下面ノズル524および上面ノズル525に洗浄液が供給される。本実施の形態では、洗浄液として純水を用いる。
基板Wの洗浄処理時には、基板Wがスピンチャック521に保持された状態で回転される。回転される基板Wの下面に向けて下面ノズル524から洗浄液が供給される。また、回転される基板Wの上面に向けて上面ノズル525から洗浄液が供給される。下面ノズル524および上面ノズル525から吐出された洗浄液は遠心力によって外方に広がる。それにより、基板Wの表面および基板Wの裏面の周縁領域が洗浄される。
スピンチャック521の外方には、ベベル洗浄部530が配置されている。ベベル洗浄部530は洗浄ブラシ531を備える。洗浄ブラシ531は、保持部材532,533によって鉛直軸周りに回転可能に保持されており、ブラシ回転駆動機構534によって回転駆動される。
保持部材532にはアーム535が連結されている。アーム535は、アーム駆動機構536によって上下方向および水平方向に移動する。アーム駆動機構536によるアーム535の移動に伴い、洗浄ブラシ531が上下方向および水平方向に移動する。
洗浄ブラシ531は鉛直軸に関して回転対称な形状を有し、上ベベル洗浄面531a、端面洗浄面531bおよび下ベベル洗浄面531cを有する。端面洗浄面531bは鉛直方向を軸心とする円筒面である。上ベベル洗浄面531aは端面洗浄面531bの上端から外側上方に傾斜して延び、下ベベル洗浄面531cは端面洗浄面531bの下端から外側下方に傾斜して延びる。
基板Wの洗浄処理時には、ベベル洗浄部530の洗浄ブラシ531により、基板Wのベベル部Rが洗浄される。
ここで、基板Wのベベル部Rについて説明する。図6は、基板Wのベベル部Rの詳細を示す図である。図6に示すように、ベベル部Rは、基板Wの外周部において、基板Wの平坦な表面に連続的につながるように傾斜する上ベベル領域A、基板Wの平坦な裏面に連続的につながるように傾斜する下ベベル領域C、および端面領域Bを含む。なお、基板Wの表面とは回路パターン等の各種パターンが形成される基板Wの面をいい、基板Wの裏面とはその反対側の基板Wの面をいう。
鉛直面に対する上ベベル領域Aの傾斜角θ1と鉛直面に対する下ベベル領域Cの傾斜角θ2とは互いにほぼ等しい。図5に示す洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531aおよび下ベベル洗浄面531cの鉛直面に対する傾斜角は、基板Wの上ベベル領域Aおよび下ベベル領域Cの傾斜角θ1,θ2とほぼ等しく設定される。
基板Wの洗浄処理時には、図5に示す洗浄ブラシ531がブラシ回転駆動機構534によって回転するとともにアーム駆動機構536によって基板Wのベベル部Rに向けて移動する。さらに、洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531a、端面洗浄面531bおよび下ベベル洗浄面531cが基板Wのベベル部Rの上ベベル領域A、端面領域Bおよび下ベベル領域C(図6)にそれぞれ接触するように、洗浄ブラシ531が上下方向に移動する。
なお、下面ノズル524および上面ノズル525から吐出される洗浄液は、基板Wの回転に伴う遠心力により、基板Wの裏面および表面を伝ってベベル部Rに導かれる。すなわち、洗浄ブラシ531と基板Wのベベル部Rとの接触部分に洗浄液が供給される。
図7は基板Wおよび洗浄ブラシ531の回転方向を示す平面図であり、図8は基板Wと洗浄ブラシ531との接触状態を示す図である。
図7に示すように、洗浄ブラシ531と基板Wとは互いに同じ方向に回転される。この場合、洗浄ブラシ531と基板Wとの接触部分において、洗浄ブラシ531と基板Wとの相対的な回転速度が高くなる。それにより、基板Wのベベル部Rが効率良く洗浄される。
図8(a)に示すように、洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531aが基板Wの上ベベル領域Aに接触することにより、基板Wの上ベベル領域Aが洗浄される。上記のように、基板Wの上ベベル領域Aの傾斜角と洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531aの傾斜角とは互いにほぼ等しい。そのため、基板Wの上ベベル領域Aの全域に洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531aを接触させることができる。それにより、上ベベル領域Aの全域を確実に洗浄することができる。
また、図8(b)に示すように、洗浄ブラシ531の下ベベル洗浄面531cが基板Wの下ベベル領域Cに接触することにより、基板Wの下ベベル領域Cが洗浄される。上記のように、基板Wの下ベベル領域Cの傾斜角と洗浄ブラシ531の下ベベル洗浄面531cの傾斜角とは互いにほぼ等しい。そのため、基板Wの下ベベル領域Cの全域に洗浄ブラシ531の下ベベル洗浄面531cを接触させることができる。したがって、下ベベル領域Cの全域を確実に洗浄することができる。
さらに、図8(c)に示すように、洗浄ブラシ531の端面洗浄面531bが基板Wの端面領域Bに接触することにより、基板Wの端面領域Bが洗浄される。
このように、洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531a、端面洗浄面531bおよび下ベベル洗浄面531cを基板Wの上ベベル領域A、端面領域Bおよび下ベベル領域Cに接触させることにより、基板Wのベベル部Rの全域を確実に洗浄することができる。それにより、基板Wのベベル部Rに付着する汚染物を確実に取り除くことができる。
基板Wの上ベベル領域A、端面領域Bおよび下ベベル領域Cの洗浄後、洗浄ブラシ531が基板Wから離間する。続いて、回転軸553(図5)の回転速度が上昇することにより、基板Wに付着する洗浄液が遠心力によって振り切られる。それにより、基板Wが乾燥される。なお、効率よく確実に基板Wを乾燥させるために、基板WにN(窒素)等の不活性ガスを吹き付ける不活性ガス供給ノズルをさらに設けてもよい。
(3−a)洗浄ブラシの他の設置例
図9は、洗浄ブラシ531の他の設置例を示す図である。図9の洗浄処理ユニットSD1においては、洗浄ブラシ531が鉛直軸に対して傾斜するように設けられている。洗浄ブラシ531の傾斜角は、下ベベル洗浄面531cが水平面に平行になるように設定される。
図10は、図9の洗浄処理ユニットSD1における基板Wのベベル部Rの洗浄処理について説明するための図である。図10に示すように、この洗浄処理ユニットSD1では、洗浄ブラシ531の下ベベル洗浄面531cによって基板Wの下面の周縁領域を洗浄することができる。それにより、基板Wの下面の周縁領域に付着する汚染物をより確実に取り除くことができる。
また、基板Wの下ベベル領域Cに洗浄ブラシ531の端面洗浄面531bを接触させることにより、基板Wの下ベベル領域Cを洗浄することができる。さらに、基板Wの端面領域Bに洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531aを接触させることにより、基板Wの端面領域Bを洗浄することができる。
なお、洗浄ブラシ531の傾斜角を任意に制御可能な構成としてもよい。その場合、図8に示したように洗浄ブラシ531を直立姿勢とした状態で基板Wのベベル部Rの上ベベル領域A、下ベベル領域および端面領域を洗浄することができる。さらに、図10に示したように洗浄ブラシ531を傾斜させることにより、基板Wの下面の周縁領域を洗浄することができる。
(3―b)ベベル洗浄部の他の例
図11は、ベベル洗浄部530の他の例を示す図である。図11のベベル洗浄部530が図に示したベベル洗浄部530と異なる点は、洗浄ブラシ531の代わりに洗浄ブラシ540を備える点である。
洗浄ブラシ540が図5の洗浄ブラシ531と異なるのは以下の点である。洗浄ブラシ540の下部には、外方に突出するように下面洗浄部541が形成されている。下面洗浄部541の上面(以下、下面洗浄面と呼ぶ)541aは、下ベベル洗浄面531cの下端から水平面に沿って外方に延びている。
この洗浄ブラシ540を用いた場合には、基板Wの上ベベル領域A、端面領域Bおよび下ベベル領域Cに加えて、下面洗浄面541aによって基板Wの裏面の周縁領域を洗浄することができる。
(3−c)ベベル洗浄部のさらに他の例
図12は、ベベル洗浄部530のさらに他の例を示す図である。図12のベベル洗浄部530においては、保持部材533の下面に、裏面洗浄ブラシ545が取り付けられている。
このベベル洗浄部530では、基板Wの上ベベル領域A、下ベベル領域および端面領域に加えて、裏面洗浄ブラシ545によって基板Wの裏面全域を洗浄することができる。具体的には、まず、図8に示したように、基板Wの上ベベル領域A、下ベベル領域および端面領域が洗浄ブラシ531によって洗浄される。そして、基板Wに付着する洗浄液が振り切られて基板Wが乾燥された後、第6のセンターロボットCR6(図4)により洗浄処理ユニットSD1から基板Wが一旦搬出される。
次いで、その基板Wが反転ユニットRT(図4)に搬入される。反転ユニットにおいて、基板Wの表面と裏面とが反転される。すなわち、基板Wの裏面が上方に向けられる。その基板Wが、再度洗浄処理ユニットSD1に搬入される。再度洗浄処理ユニットSD1に搬入された基板Wは、裏面が上方に向けられた状態でスピンチャック521により保持される。
その状態で、基板Wが回転されるとともに上面ノズル525から洗浄液が供給される。そして、ベベル洗浄部530の裏面洗浄ブラシ545が基板Wの裏面に接触する状態で基板Wの中心部から周縁部にかけて走査する。それにより、裏面洗浄ブラシ545によって基板Wの裏面の全域が洗浄され、基板Wの裏面に付着する汚染物がより確実に取り除かれる。
なお、ブラシ回転駆動機構534によって裏面洗浄ブラシ545が洗浄ブラシ531と一体的に回転駆動される構成としてもよい。また、本例では、基板Wのベベル部Rを洗浄した後に基板Wの裏面を洗浄するが、基板Wの裏面を洗浄した後に基板Wのベベル部Rを洗浄してもよい。
また、図12のベベル洗浄部530を用いる場合には、真空吸着式のスピンチャック521の代わりに、例えば基板Wのベベル部Rを複数の保持ピンによって保持し、これら複数の保持ピンの各々を鉛直軸周りに回転させることにより基板Wを回転させることが可能なスピンチャックを用いることが好ましい。この場合、基板Wの表面に形成された膜を損傷することなく、裏面が上方に向けられた状態で基板Wを回転させることができる。
(3−d)ベベル洗浄部の参考
ベベル洗浄部530の代わりに、図13に示すベベル洗浄部560,570を用いてもよい。図13は、ベベル洗浄部560,570を備えた洗浄処理ユニットSD1を示す図である。
図13に示すように、ベベル洗浄部560,570は、それぞれ図のベベル洗浄部530と同様に保持部材532,533、ブラシ回転駆動機構534、アーム535およびアーム駆動機構536を備える。
ベベル洗浄部560がベベル洗浄部530(図5)と異なる点は、洗浄ブラシ531の代わりに洗浄ブラシ561を備える点である。洗浄ブラシ561は、洗浄ブラシ531の上ベベル洗浄面531aおよび端面洗浄面531bに相当する上ベベル洗浄面561aおよび端面洗浄面561bを有する。
ベベル洗浄部570がベベル洗浄部530と異なる点は、洗浄ブラシ531の代わりに洗浄ブラシ571を備える点である。洗浄ブラシ571は、洗浄ブラシ531の端面洗浄面531bおよび下ベベル洗浄面531cに相当する端面洗浄面571bおよび下ベベル洗浄面571cを有する。
基板Wの洗浄処理時には、洗浄ブラシ561,571がブラシ回転駆動機構534およびアーム駆動機構536によってそれぞれ個別に駆動される。
図14および図15は、ベベル洗浄部560,570の洗浄ブラシ561,571による基板Wのベベル部Rの洗浄処理について説明するための図である。図14(a)に示すように、洗浄ブラシ561の上ベベル洗浄面561aが基板Wの上ベベル領域Aに接触するとともに洗浄ブラシ571の下ベベル洗浄面571cが基板Wの下ベベル領域Cに接触することにより、基板Wの上ベベル領域Aおよび下ベベル領域Cが洗浄される。
また、図14(b)に示すように、洗浄ブラシ561の端面洗浄面561bおよび洗浄ブラシ571の端面洗浄面571bが基板Wの端面領域Bに接触することにより、基板Wの端面領域Bが洗浄される。
このように、ベベル洗浄部560,570を用いた場合には、基板Wの上ベベル領域Aおよび下ベベル領域Cを同時に洗浄することができる。そのため、基板Wの上ベベル領域Aおよび下ベベル領域Cを順に洗浄する場合に比べて、洗浄時間を短縮することができる。
また、図15に示すように、洗浄ブラシ561の上ベベル洗浄面561a、洗浄ブラシ571の下ベベル洗浄面571cおよび洗浄ブラシ561,571の端面洗浄面561b,571bを基板Wの上ベベル領域A、端面領域Bおよび下ベベル領域Cに同時に接触させてもよい。この場合、基板Wの上ベベル領域A、端面領域Bおよび下ベベル領域Cを同時に洗浄することができる。
(4)実施の形態の効果
(4−1)基板のベベル部の洗浄による効果
上記実施の形態では、露光装置16において基板Wの露光処理が行われる前に、洗浄処理ユニットSD1において露光処理前の基板Wのベベル部Rが洗浄される。それにより、基板Wのベベル部Rの汚染に起因する露光装置内の汚染を防止することができ、露光パターンの寸法不良および形状不良の発生を防止することができる。
(4−2)基板の表面の洗浄による効果
露光装置16において基板Wの露光処理が行われる前に、洗浄処理ユニットSD1において露光処理前の基板Wの表面が洗浄される。この洗浄処理時に、基板W上のレジストカバー膜の成分の一部が洗浄液中に溶出し、洗い流される。そのため、露光装置16において基板Wが液体と接触しても、基板W上のレジストカバー膜の成分は液体中にほとんど溶出しない。また、露光処理前の基板Wに付着した塵埃等を取り除くことができる。これらの結果、露光装置16内の汚染が防止される。
(4−3)露光処理後の基板の乾燥処理による効果
インターフェースブロック15の乾燥処理ユニットSD2において、露光処理後の基板Wの乾燥処理が行われる。それにより、露光処理時に基板Wに付着した液体が、基板処理装置500内に落下することが防止される。
また、露光処理後の基板Wの乾燥処理を行うことにより、露光処理後の基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着することが防止されるので、基板Wの汚染を防止することができる。
また、基板処理装置500内を液体が付着した基板Wが搬送されることを防止することができるので、露光処理時に基板Wに付着した液体が基板処理装置500内の雰囲気に影響を与えることを防止することができる。それにより、基板処理装置500内の温湿度調整が容易になる。
また、露光処理時に基板Wに付着した液体がインデクサロボットIRおよび第1〜第6のセンターロボットCR1〜CR6に付着することが防止されるので、露光処理前の基板Wに液体が付着することが防止される。それにより、露光処理前の基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着することが防止されるので、基板Wの汚染が防止される。その結果、露光処理時の解像性能の劣化を防止することができるとともに露光装置16内の汚染を防止することができる。
また、乾燥処理ユニットSD2から現像処理部70へ基板Wを搬送する間に、レジストの成分またはレジストカバー膜の成分が基板W上に残留した洗浄液およびリンス液中に溶出することを確実に防止することができる。それにより、レジスト膜に形成された露光パターンの変形を防止することができる。その結果、現像処理時における線幅精度の低下を確実に防止することができる。
これらの結果、基板処理装置500の電気系統の異常等の動作不良を防止することができるとともに、基板Wの処理不良を確実に防止することができる。
(4−4)レジストカバー膜の塗布処理の効果
露光装置16において基板Wに露光処理が行われる前に、レジストカバー膜用処理ブロック13において、レジスト膜上にレジストカバー膜が形成される。この場合、露光装置16において基板Wが液体と接触しても、レジストカバー膜によってレジスト膜が液体と接触することが防止されるので、レジストの成分が液体中に溶出することが防止される。
(4−5)レジストカバー膜の除去処理の効果
現像処理ブロック12において基板Wに現像処理が行われる前に、レジストカバー膜除去ブロック14において、レジストカバー膜の除去処理が行われる。この場合、現像処理前にレジストカバー膜が確実に除去されるので、現像処理を確実に行うことができる。
(4−6)インターフェース用搬送機構の効果
インターフェースブロック15においては、載置兼冷却ユニットP−CPから露光装置16に基板Wを搬送する際、乾燥処理ユニットSD2から基板載置部PASS13へ基板Wを搬送する際には、インターフェース用搬送機構IFRのハンドH1が用いられ、露光装置16から乾燥処理ユニットSD2へ基板を搬送する際には、インターフェース用搬送機構IFRのハンドH2が用いられる。
すなわち、液体が付着していない基板Wの搬送にはハンドH1が用いられ、液体が付着した基板Wの搬送にはハンドH2が用いられる。
この場合、露光処理時に基板Wに付着した液体がハンドH1に付着することが防止されるので、露光処理前の基板Wに液体が付着することが防止される。また、ハンドH2はハンドH1より下方に設けられるので、ハンドH2およびそれが保持する基板Wから液体が落下しても、ハンドH1およびそれが保持する基板Wに液体が付着することを防止することができる。それにより、露光処理前の基板Wに液体が付着することを確実に防止することができる。その結果、露光処理前の基板Wの汚染を確実に防止することができる。
(4−7)載置兼冷却ユニットP−CPを配設したことによる効果
インターフェースブロック15において、露光装置16による露光処理前の基板Wを載置する機能と、基板Wの温度を露光装置16内の温度に合わせるための冷却機能とを兼ね備えた載置兼冷却ユニットP−CPを設けることにより、搬送工程を削減することができる。基板の厳密な温度管理が要求される液浸法による露光処理を行う上では、搬送工程を削減することは重要となる。
上記により、スループットを向上することが可能となるとともに、搬送のアクセス位置を削減することができるので信頼性を向上することが可能となる。
特に、2個の載置兼冷却ユニットP−CPを設けていることにより、さらにスループットを向上することができる。
(5)他の実施の形態
上記実施の形態では、洗浄処理ユニットSD1において、洗浄液として純水を用いるが、純水の代わりに界面活性剤、溶剤またはIPA(イソプロピルアルコール)等のアルコール薬液を用いてもよい。この場合、化学的洗浄によってより高い洗浄効果を得ることができる。
また、ベベル洗浄部530,560,570を乾燥処理ユニットSD2に設けてもよい。この場合、乾燥処理ユニットSD2において、露光処理後の基板Wのベベル部Rが洗浄された後、基板Wが乾燥される。露光処理後の基板Wのベベル部Rが洗浄されることにより、現像処理ブロック12において基板Wのベベル部Rが十分に清浄な状態で現像処理を行うことができる。それにより、ベベル部Rの汚染に起因する現像性能の低下を確実に防止することができる。
また、洗浄処理ユニットSD1または乾燥処理ユニットSD2がインターフェースブロック15以外のブロックに設けられてもよい。
また、洗浄処理ユニットSD1、乾燥処理ユニットSD2、塗布ユニットBARC,RES、COV、ベベル研磨ユニットBP、基板洗浄ユニットWC、現像処理ユニットDEV、反転ユニットRT、除去ユニットREM、加熱ユニットHP、冷却ユニットCPおよび載置兼冷却ユニットP−CPの個数は、各処理ブロックの処理速度に合わせて適宜変更してもよい。例えば、エッジ露光部EEWを2個設ける場合は、乾燥処理ユニットSD2の個数を2個にしてもよい。
(6)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13およびレジストカバー膜除去ブロック14が処理部の例であり、インターフェースブロック15が受け渡し部の例であり、洗浄処理ユニットSD1または乾燥処理ユニットSD2が基板洗浄装置の例である。
また、スピンチャック521およびチャック回転駆動機構522が基板回転保持手段の例であり、ブラシ回転駆動機構534がブラシ回転手段の例であり、洗浄ブラシ531,540が洗浄ブラシまたは端部洗浄ブラシの例であり、アーム駆動機構536が駆動機構の例である。上ベベル洗浄面531aが請求項3における第4の洗浄面の例でありかつ請求項4,5,9における第1の洗浄面の例である。端面洗浄面531bが請求項2における第3の洗浄面の例でありかつ請求項4,5,9における第2の洗浄面の例である。下ベベル洗浄面531cが請求項1,2,3,8における第1の洗浄面の例でありかつ請求項4,5,9における第3の洗浄面の例である。下面洗浄面541aが請求項1,2,3,8における第2の洗浄面の例である。
また、反転ユニットRTが反転装置の例であり、裏面洗浄ブラシ545が面洗浄ブラシの例であり、洗浄ブラシ561が第1の洗浄ブラシの例であり、洗浄ブラシ571が第2の洗浄ブラシの例であり、上ベベル洗浄面561aが第1の洗浄ブラシの第1の洗浄面の例であり、下ベベル洗浄面571cが第2の洗浄ブラシの第2の洗浄面の例であり、端面洗浄面561b,571bが第1および第2の洗浄ブラシの第3の洗浄面の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の基板の処理等に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置を+X方向から見た概略側面図である。 図1の基板処理装置を−X方向から見た概略側面図である。 インターフェースブロックを+Y側から見た概略側面図である。 洗浄処理ユニットの構成を説明するための図である。 基板のベベル部の詳細を示す図である。 基板および洗浄ブラシの回転方向を示す平面図である。 基板と洗浄ブラシとの接触状態を示す図である。 洗浄ブラシの他の設置例を示す図である。 図9の洗浄処理ユニットにおける基板のベベル部の洗浄処理について説明するための図である。 ベベル洗浄部の他の例を示す図である。 ベベル洗浄部のさらに他の例を示す図である。 さらに他の例に係るベベル洗浄部を備えた洗浄処理ユニットを示す図である。 図13のベベル洗浄部の洗浄ブラシによる基板のベベル部の洗浄処理について説明するための図である。 図13のベベル洗浄部の洗浄ブラシによる基板のベベル部の洗浄処理について説明するための図である。
符号の説明
9 インデクサブロック
10 反射防止膜用処理ブロック
11 レジスト膜用処理ブロック
12 現像処理ブロック
13 レジストカバー膜用処理ブロック
14 レジストカバー膜除去ブロック
15 インターフェースブロック
500 基板処理装置
521 スピンチャック
522 チャック回転駆動機構
530,560,570 ベベル洗浄部
531,540,561 洗浄ブラシ
531a,561a 上ベベル洗浄面
531b,561b,571b 端面洗浄面
531c,571c 下ベベル洗浄面
541a 下面洗浄面
534 ブラシ回転駆動機構
545 裏面洗浄ブラシ
SD1 洗浄処理ユニット
SD2 乾燥処理ユニット
W 基板

Claims (11)

  1. 液浸法により基板に露光処理を行う露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、
    基板に処理を行うための処理部と、
    前記処理部の一端部に隣接するように設けられ、前記処理部と前記露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、
    前記処理部は、前記露光装置による露光処理前の基板の一面に感光性材料からなる感光性膜を形成する感光性膜形成ユニットを含み、
    前記処理部および前記受け渡し部の少なくとも一方は、前記感光性膜形成ユニットによる感光性膜の形成後であって前記露光装置による露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置を備え、
    前記基板洗浄装置は、
    基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板に接触可能に設けられた洗浄ブラシと、
    前記洗浄ブラシを移動させる駆動機構と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の前記一面に略垂直な方向の回転軸の周りで前記洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、
    記洗浄ブラシは、
    記基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能な第1の洗浄面と
    前記基板回転保持手段により保持される基板の前記他面の周縁部に接触可能な円環平面状の第2の洗浄面とを有し、
    前記第1および第2の洗浄面は前記回転軸を中心として一体的に設けられ、
    前記駆動機構は、前記洗浄ブラシが基板の前記一面、前記一面側のベベル領域および端面領域に接触せず、前記洗浄ブラシの前記第1および第2の洗浄面が基板の前記他面側のベベル領域および前記他面の周縁部に同時に接触する位置に前記洗浄ブラシを移動させることを特徴とする基板処理装置。
  2. 記洗浄ブラシは、前記基板回転保持手段により保持される基板の前記端面領域に接触可能な円柱状の第の洗浄面をさらに有し、
    前記第の洗浄面は、前記回転軸を中心として前記第1および第2の洗浄面に一体的に設けられることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記洗浄ブラシは、前記基板回転保持手段により保持される基板の前記一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第4の洗浄面をさらに有し、
    前記第4の洗浄面は、前記回転軸を中心として前記第1および第2の洗浄面に一体的に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、
    基板に処理を行うための処理部と、
    前記処理部の一端部に隣接するように設けられ、前記処理部と前記露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、
    前記処理部および前記受け渡し部の少なくとも一方は、
    露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置と、
    基板の前記一面と前記他面とを反転させる反転装置とを備え、
    前記基板洗浄装置は、
    基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、
    前記端部洗浄ブラシと一体的に設けられ、前記反転装置による反転後に前記基板回転保持手段に保持された基板の前記他面に接触可能な面洗浄ブラシと、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の表面に略垂直な方向の回転軸の周りで前記端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、
    前記端部洗浄ブラシは、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、
    前記第1、第2および第3の洗浄面は前記回転軸を中心として一体的に設けられることを特徴とする基板処理装置。
  5. 露光装置に隣接するように配置される基板処理装置であって、
    基板に処理を行うための処理部と、
    前記処理部の一端部に隣接するように設けられ、前記処理部と前記露光装置との間で基板の受け渡しを行うための受け渡し部とを備え、
    前記処理部および前記受け渡し部の少なくとも一方は、露光処理前の基板を洗浄する基板洗浄装置を備え、
    前記基板洗浄装置は、
    基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の表面に対して傾斜する方向の回転軸の周りで前記端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、
    前記端部洗浄ブラシは、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の一面の周縁部に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、
    前記第1、第2および第3の洗浄面は前記回転軸を中心として一体的に設けられることを特徴とする基板処理装置。
  6. 前記基板洗浄装置は、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の一面に洗浄液を供給する第1の洗浄液供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記基板洗浄装置は、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の他面に洗浄液を供給する第2の洗浄液供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板に接触可能に設けられた洗浄ブラシと、
    前記洗浄ブラシを移動させる駆動機構と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の面に略垂直な方向の回転軸の周りで前記洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、
    前記洗浄ブラシは
    記基板回転保持手段により保持される基板の他面側のベベル領域に接触可能なテーパ状の第の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の前記他面の周縁部に接触可能な円環平面状の第の洗浄面とを有し、
    前記第1および第2の洗浄面は前記回転軸を中心として一体的に設けられ、
    前記駆動機構は、前記洗浄ブラシが基板の前記一面、前記一面側のベベル領域および端面領域に接触せず、前記洗浄ブラシの前記第1および第2の洗浄面が基板の前記他面側のベベル領域および前記他面の周縁部に同時に接触する位置に前記洗浄ブラシを移動させることを特徴とする基板洗浄装置。
  9. 基板を保持しつつ回転させる基板回転保持手段と、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の端部に接触可能に設けられた端部洗浄ブラシと、
    前記基板回転保持手段に保持された基板の表面に対して傾斜する方向の回転軸の周りで前記端部洗浄ブラシを回転させるブラシ回転手段とを含み、
    前記端部洗浄ブラシは、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の端面領域に接触可能なテーパ状の第1の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の一面側のベベル領域に接触可能な円柱状の第2の洗浄面と、
    前記基板回転保持手段により保持される基板の一面の周縁部に接触可能なテーパ状の第3の洗浄面とを有し、
    前記第1、第2および第3の洗浄面は前記回転軸を中心として一体的に設けられることを特徴とする基板洗浄装置。
  10. 前記基板回転保持手段により保持される基板の一面に洗浄液を供給する第1の洗浄液供給手段をさらに備えることを特徴とする請求項8または9記載の基板洗浄装置。
  11. 前記基板回転保持手段により保持される基板の他面に洗浄液を供給する第2の洗浄液供給手段をさらに含むことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の基板洗浄装置。
JP2007195034A 2007-07-26 2007-07-26 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置 Active JP5039468B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007195034A JP5039468B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置
KR1020080065408A KR101001061B1 (ko) 2007-07-26 2008-07-07 기판세정장치 및 이를 갖춘 기판처리장치
TW097126032A TWI421926B (zh) 2007-07-26 2008-07-10 基板洗淨裝置及具備其之基板處理裝置
US12/179,559 US8286293B2 (en) 2007-07-26 2008-07-24 Substrate cleaning device and substrate processing apparatus including the same
CN2008101443196A CN101355019B (zh) 2007-07-26 2008-07-25 基板清洗装置及具有该基板清洗装置的基板处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007195034A JP5039468B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009032889A JP2009032889A (ja) 2009-02-12
JP5039468B2 true JP5039468B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=40293939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007195034A Active JP5039468B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8286293B2 (ja)
JP (1) JP5039468B2 (ja)
KR (1) KR101001061B1 (ja)
CN (1) CN101355019B (ja)
TW (1) TWI421926B (ja)

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205004A (ja) 2010-03-26 2011-10-13 Sokudo Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
US20110296634A1 (en) * 2010-06-02 2011-12-08 Jingdong Jia Wafer side edge cleaning apparatus
JP5583503B2 (ja) * 2010-07-14 2014-09-03 東京エレクトロン株式会社 基板洗浄装置、およびこれを備える塗布現像装置
US20130111678A1 (en) * 2011-11-08 2013-05-09 Applied Materials, Inc. Brush box module for chemical mechanical polishing cleaner
US9939529B2 (en) 2012-08-27 2018-04-10 Aktiebolaget Electrolux Robot positioning system
US20140083456A1 (en) * 2012-09-26 2014-03-27 Corning Incorporated Method and apparatus for substrate edge cleaning
KR20150141979A (ko) 2013-04-15 2015-12-21 악티에볼라겟 엘렉트로룩스 돌출 측부 브러시를 구비하는 로봇 진공 청소기
WO2014169943A1 (en) 2013-04-15 2014-10-23 Aktiebolaget Electrolux Robotic vacuum cleaner
US9478444B2 (en) * 2013-07-23 2016-10-25 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Mechanisms for cleaning wafer and scrubber
JP6064831B2 (ja) * 2013-08-08 2017-01-25 三菱電機株式会社 試験装置、試験方法
WO2015090399A1 (en) 2013-12-19 2015-06-25 Aktiebolaget Electrolux Robotic cleaning device and method for landmark recognition
KR102116596B1 (ko) 2013-12-19 2020-05-28 에이비 엘렉트로룩스 나선형 패턴으로 이동하는 사이드 브러시를 구비한 로봇 진공 청소기
EP3084538B1 (en) 2013-12-19 2017-11-01 Aktiebolaget Electrolux Robotic cleaning device with perimeter recording function
JP6494118B2 (ja) 2013-12-19 2019-04-03 アクチエボラゲット エレクトロルックス 障害物の乗り上げの検出に伴うロボット掃除機の制御方法、並びに、当該方法を有するロボット掃除機、プログラム、及びコンピュータ製品
EP3084540B1 (en) 2013-12-19 2021-04-14 Aktiebolaget Electrolux Robotic cleaning device and operating method
CN105744872B (zh) 2013-12-19 2020-01-14 伊莱克斯公司 旋转侧刷的自适应速度控制
EP3084539B1 (en) 2013-12-19 2019-02-20 Aktiebolaget Electrolux Prioritizing cleaning areas
CN105848545B (zh) 2013-12-20 2019-02-19 伊莱克斯公司 灰尘容器
WO2016005012A1 (en) 2014-07-10 2016-01-14 Aktiebolaget Electrolux Method for detecting a measurement error in a robotic cleaning device
KR102271782B1 (ko) 2014-09-08 2021-06-30 에이비 엘렉트로룩스 로봇 진공 청소기
EP3190939B1 (en) 2014-09-08 2021-07-21 Aktiebolaget Electrolux Robotic vacuum cleaner
CN106998980B (zh) 2014-12-10 2021-12-17 伊莱克斯公司 使用激光传感器检测地板类型
WO2016091320A1 (en) 2014-12-12 2016-06-16 Aktiebolaget Electrolux Side brush and robotic cleaner
KR102339531B1 (ko) 2014-12-16 2021-12-16 에이비 엘렉트로룩스 로봇 청소 장치를 위한 경험-기반의 로드맵
US10678251B2 (en) 2014-12-16 2020-06-09 Aktiebolaget Electrolux Cleaning method for a robotic cleaning device
JP6027640B2 (ja) * 2015-02-25 2016-11-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム
EP3282912B1 (en) 2015-04-17 2020-06-10 Aktiebolaget Electrolux Robotic cleaning device and a method of controlling the robotic cleaning device
JP6461748B2 (ja) * 2015-08-25 2019-01-30 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
EP3344104B1 (en) 2015-09-03 2020-12-30 Aktiebolaget Electrolux System of robotic cleaning devices
KR102588486B1 (ko) 2016-03-15 2023-10-11 에이비 엘렉트로룩스 로봇 청소 장치 및 로봇 청소 장치에서의 절벽 검출 실시 방법
WO2017194102A1 (en) 2016-05-11 2017-11-16 Aktiebolaget Electrolux Robotic cleaning device
WO2018051825A1 (ja) 2016-09-13 2018-03-22 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置
JP6740066B2 (ja) 2016-09-13 2020-08-12 株式会社Screenホールディングス 基板洗浄装置、基板処理装置および基板洗浄方法
JP7023065B2 (ja) * 2016-09-13 2022-02-21 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置
US11474533B2 (en) 2017-06-02 2022-10-18 Aktiebolaget Electrolux Method of detecting a difference in level of a surface in front of a robotic cleaning device
US11921517B2 (en) 2017-09-26 2024-03-05 Aktiebolaget Electrolux Controlling movement of a robotic cleaning device
JP7195841B2 (ja) * 2018-09-21 2022-12-26 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置
CN211957594U (zh) * 2020-05-29 2020-11-17 北京鲁汶半导体科技有限公司 一种离子束刻蚀旋转平台
CN112051679A (zh) * 2020-10-15 2020-12-08 深圳市金晓时代科技有限公司 一种液晶显示屏的制程设备及其制程工艺
JP2023142161A (ja) * 2022-03-24 2023-10-05 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法
JP2024016703A (ja) * 2022-07-26 2024-02-07 株式会社Screenホールディングス 基板洗浄装置および基板洗浄方法
TWI806788B (zh) * 2022-10-11 2023-06-21 邱俊榮 光罩清潔設備、光罩翻轉機構及光罩清潔方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3030796B2 (ja) 1992-07-24 2000-04-10 東京エレクトロン株式会社 洗浄処理方法
JPH11625A (ja) 1997-06-13 1999-01-06 Mitsubishi Materials Corp ウェーハの洗浄装置
AU2747999A (en) 1998-03-26 1999-10-18 Nikon Corporation Projection exposure method and system
JP4040759B2 (ja) * 1998-07-29 2008-01-30 芝浦メカトロニクス株式会社 洗浄装置
KR100338765B1 (ko) * 1999-09-27 2002-05-30 윤종용 웨이퍼 세정장치
JP4323041B2 (ja) * 1999-12-21 2009-09-02 芝浦メカトロニクス株式会社 基板の洗浄処理装置
US6550091B1 (en) * 2000-10-04 2003-04-22 Lam Research Corporation Double-sided wafer edge scrubbing apparatus and method for using the same
US20030029479A1 (en) * 2001-08-08 2003-02-13 Dainippon Screen Mfg. Co, Ltd. Substrate cleaning apparatus and method
JP2003151943A (ja) * 2001-11-19 2003-05-23 Speedfam Clean System Co Ltd スクラブ洗浄装置
JP2003197592A (ja) 2001-12-27 2003-07-11 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板端面洗浄装置および基板処理装置
JP4342147B2 (ja) * 2002-05-01 2009-10-14 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
US7306002B2 (en) * 2003-01-04 2007-12-11 Yong Bae Kim System and method for wet cleaning a semiconductor wafer
US20050172430A1 (en) * 2003-10-28 2005-08-11 Joseph Yudovsky Wafer edge cleaning
KR100795622B1 (ko) * 2005-03-30 2008-01-17 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 기판처리장치 및 기판처리방법
JP4522329B2 (ja) * 2005-06-24 2010-08-11 株式会社Sokudo 基板処理装置
US7766565B2 (en) * 2005-07-01 2010-08-03 Sokudo Co., Ltd. Substrate drying apparatus, substrate cleaning apparatus and substrate processing system
JP2007012998A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理システム
JP4486003B2 (ja) * 2005-07-07 2010-06-23 大日本スクリーン製造株式会社 基板洗浄ブラシ、ならびにこれを用いた基板処理装置および基板処理方法
JP5132108B2 (ja) 2006-02-02 2013-01-30 株式会社Sokudo 基板処理装置
KR100892809B1 (ko) * 2006-03-30 2009-04-10 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 기판처리장치 및 기판처리방법
JP2007273611A (ja) 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 基板処理装置および基板処理方法
JP4719051B2 (ja) 2006-03-30 2011-07-06 ソニー株式会社 基板処理装置および基板処理方法
JP4719052B2 (ja) 2006-03-30 2011-07-06 ソニー株式会社 基板処理装置および基板処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI421926B (zh) 2014-01-01
CN101355019A (zh) 2009-01-28
TW200913028A (en) 2009-03-16
CN101355019B (zh) 2012-02-01
JP2009032889A (ja) 2009-02-12
US20090025155A1 (en) 2009-01-29
US8286293B2 (en) 2012-10-16
KR20090012067A (ko) 2009-02-02
KR101001061B1 (ko) 2010-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5039468B2 (ja) 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理装置
JP5008268B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4939376B2 (ja) 基板処理装置
JP4926433B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4522329B2 (ja) 基板処理装置
JP5154007B2 (ja) 基板処理装置
JP5154008B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4667252B2 (ja) 基板処理装置
JP5008280B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP5154006B2 (ja) 基板処理装置
JP2006310724A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4794232B2 (ja) 基板処理装置
JP5183993B2 (ja) 基板処理装置
US20080212049A1 (en) Substrate processing apparatus with high throughput development units
JP2007214365A (ja) 基板処理装置
JP2007201078A (ja) 基板処理装置
JP2008288447A (ja) 基板処理装置
JP2006140199A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4949064B2 (ja) 基板処理装置
JP2007189139A (ja) 基板処理装置
JP2007012998A (ja) 基板洗浄装置およびそれを備えた基板処理システム
JP4753641B2 (ja) 基板処理システム
JP5308054B2 (ja) 基板処理装置
JP5183994B2 (ja) 基板処理装置
JP4579029B2 (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5039468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250