JP4992722B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置製造方法に関する。
電源を切っても記憶を保持できるフラッシュメモリは、携帯電話のようなモバイル機器に使用され、現在広く普及している。
そのフラッシュメモリの一つのメモリセルは、トンネル絶縁膜、フローティングゲート、中間絶縁膜、及びコントロールゲートをこの順に半導体基板上に形成してなり、このようなメモリセルが周辺回路と共に半導体基板に集積形成されて一つのフラッシュメモリが構成される。
このようなフラッシュメモリについては、例えば下記の特許文献1〜3に開示されている。
フラッシュメモリの製造工程では、導電膜をパターニングしてコントロールゲートを形成する工程のように様々なパターニング工程が行われるが、パターニングの後に余分な膜が残存していると、その膜が剥離して他の部分に再付着し、その部分がパターン不良になり、ひいては半導体装置の歩留まりが低下するという問題が発生する。
また、フラッシュメモリに限らず、一般の半導体装置の製造工程では、パターンの微細化に伴い、露光工程での光近接効果によってフローティングゲート等のデバイスパターンの変形が顕著となる。このようなパターン変形を防止するために、通常はOPC(Optical Proximity Correction)とよばれる形状補正をレチクル(露光用マスク)の遮光パターンに対して施し、その遮光パターンの投影像がデバイスパターンの設計形状になるようにする。
例えば、下記の特許文献4では、帯状の繰り返しパターンに対するOPCとして、各パターンの角を斜めに切り取る補正を提案している。
特開2005−129760号公報 特開2005−142362号公報 特開2005−244086号公報 特開平1−188857号公報
本発明の目的は、フラッシュメモリセルを備え、歩留まりを向上させることが可能な半導体装置製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、互いに平行で且つ間隔がおかれた複数の帯状の活性領域を前記半導体基板に画定する工程と、前記活性領域における前記半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜と前記素子分離絶縁膜のそれぞれの上に第1導電膜を形成する工程と、前記第1導電膜上にフォトレジストを塗布する工程と、終端に向かって幅が順に狭くなる二以上の幅狭部を有する複数の帯状の遮光パターンが透明基板の上に互いに平行に形成された露光用マスクを用いて、前記フォトレジストを露光する工程と、前記フォトレジストを現像して、前記複数の活性領域のそれぞれを包含し且つ互いに離間した複数の帯状のレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクに用い、前記第1導電膜を選択的にエッチングする工程と、前記レジストパターンを除去する工程と、前記レジストパターンを除去した後に、前記素子分離絶縁膜と前記第1導電膜のそれぞれの上に中間絶縁膜を形成する工程と、前記中間絶縁膜の上に第2導電膜を形成する工程と、前記第1導電膜、前記中間絶縁膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、前記活性領域の上に前記トンネル絶縁膜、フローティングゲート、前記中間絶縁膜、及びコントロールゲートを順に形成してなるフラッシュメモリセルを形成すると共に、前記活性領域の終端の前記素子分離絶縁膜の上に、島状の下部導体パターン、前記中間絶縁膜の切片、及びダミーゲート電極を順に形成してなる構造体を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
次に、本発明の作用について説明する。
本発明によれば、フォトレジストを露光する工程において、終端に向かって幅が順に狭くなる二以上の幅狭部を有する複数の帯状の遮光パターンを備えた露光用マスクを用いる。
このような幅狭部を二以上設けることで、光近接効果によるフォーカスマージンの低下が防止され、露光時にフォーカスが多少ずれても投影像同士が繋がるのを防止できる。
その結果、レジストパターンをマスクに用いて第1導電膜を選択的にエッチングする工程において、光近接効果に起因するパターンの変形量が低減された帯状に第1導電膜がパターニングされ、パターニング後の第1導電膜同士が光近接効果によって互いに繋がるのが抑制される。
ここで、フラッシュメモリセルと構造体とを形成する工程では、第1導電膜の側面に形成されていた中間絶縁膜がエッチングされずにフェンスとして残る。また、第1導電膜は、光近接効果に起因するパターン変形が抑制された帯状にパターニングされているので、コントロールゲートとダミー導体パターンの間におけるフェンスも、パターン変形に伴う丸みが抑制され、実質的に直線状になる。
このような直線状のフェンスは、異種の形状同士の組み合わせ、例えば曲線と直線とを組み合わせて得られるフェンスと比較してプロセス中に剥離し難い。よって、本発明では、剥離したフェンスが別の部分に付着してその部分にパターン不良が発生するのを未然に防ぐことができ、半導体装置の歩留まりを向上させることが可能となる。
更に、本発明では、中間絶縁膜の切片をダミー導体パターンで覆うようにしたので、たとえ第1導電膜の先端部分が光近接効果によって丸みを帯び、この部分の第1導電膜の形状を反映した曲線状の段差部分が切片に形成されても、ダミー導体パターンがエッチングマスクとなるため、段差部分がフェンスとなることはない。従って、この曲線状の不安定なフェンスが形成されず、フェンスの発生に伴う半導体装置の歩留まり低下をより一層効果的に防止することが可能となる。
図1は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図2は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図3は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図4は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図5は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図6は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図7は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図8は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図9は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図10は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図11は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。 図12は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その12)である。 図13は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その13)である。 図14は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その14)である。 図15は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その15)である。 図16は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図(その16)である。 図17は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その1)である。 図18は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その2)である。 図19は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その3)である。 図20は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その4)である。 図21は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その5)である。 図22は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その6)である。 図23は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その7)である。 図24は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その8)である。 図25は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その9)である。 図26は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その10)である。 図27は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その11)である。 図28は、仮想的な半導体装置の製造途中の平面図(その12)である。 図29は、仮想的な半導体装置を製造するのに使用されるレチクルの拡大平面図である。 図30は、図29のレチクルを用いて形成された第1レジストパターンの平面形状が、露光装置の焦点ずれによってどのように変化するのかをシミュレーションして得られた平面図である。 図31は、本発明の第1実施形態において、光近接効果による投影像の変形を低減するために案出されたレチクルの拡大平面図である。 図32は、図31のレチクルを用いて形成された第1レジストパターンの平面形状が、露光装置の焦点ずれによってどのように変化するのかをシミュレーションして得られた平面図である。 図33は、本発明の第1実施形態において、光近接効果による投影像の変形をより一層低減するために案出されたレチクルの拡大平面図である。 図34は、図33のレチクルを用いて形成された第1レジストパターンの平面形状が、露光装置の焦点ずれによってどのように変化するのかをシミュレーションして得られた平面図である。 図35は、予備的事項のレチクルと、本発明の第1実施形態のレチクルのそれぞれを使用して得られた第1レジストパターンの平面形状のシミュレーション結果と、実際のレジストパターンのSEM像とを併記した図である。 図36は、予備的事項で説明したレチクル(左側)、幅狭部を一段だけ設けたレチクル(中央)、及び幅狭部を二段設けたレチクル(右側)の順に、フォーカスマージンが拡大する様子を模式的に示す平面図である。 図37は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図38は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図39は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図40は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図41は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図42は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図43は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図44は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図45は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図46は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図47は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。 図48は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その12)である。 図49は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その13)である。 図50は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その14)である。 図51は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その15)である。 図52は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その16)である。 図53は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その17)である。 図54は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その18)である。 図55は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その19)である。 図56は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その20)である。 図57は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図58は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図59は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図60は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図61は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図62は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図63は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図64は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図65は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図66は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図67は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。 図68は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その12)である。 図69は、図33で説明したレチクルとダミーコントロールゲートとの設計上の位置関係を示す拡大平面図である。
(1)予備的事項の説明
本発明の実施の形態の前に、本発明の予備的事項について説明する。
図1〜図16は、仮想的な半導体装置の製造途中の断面図であり、図17〜図28はその平面図である。以下、その半導体装置の製造方法について説明する。
最初に、図1に示すように、シリコン(半導体)基板1に素子分離溝1aを形成した後、その素子分離溝1a内に素子分離絶縁膜2としてシリコン酸化膜をCVD法で埋め込む。
図17は、このようにして素子分離絶縁膜2を形成した後の平面図であり、先の図1の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図17のA1−A1線に沿う断面図である。また、図1のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図17のB1−B1線、C1−C1線、及びD1−D1線に沿う断面図に相当する。
図17に示されるように、半導体基板1には周辺回路領域Iとセル領域IIとが画定されている。そして、図17のセル領域IIは、その終端付近、つまり素子分離溝1aで囲まれるシリコン基板1の活性領域の端部付近が拡大されている。
次に、図2に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、素子分離絶縁膜2が形成されていない部分のシリコン基板1の表面を熱酸化することにより第1熱酸化膜6を形成する。そして、その第1熱酸化膜6をスルー膜として使用するイオン注入により、セル領域IIのシリコン基板の深部にnウエル3を形成する。更に、セル領域IIにおいてそのnウエル3よりも浅い部分のシリコン基板1に第1pウエル5を形成すると共に、周辺回路領域Iのシリコン基板1に第2pウエル4を形成する。
続いて、図3に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、スルー膜として使用した第1熱酸化膜6を除去し、シリコン基板1を再度熱酸化して、周辺回路領域Iとセル領域IIのシリコン基板1にトンネル絶縁膜15を形成する。その後、トンネル絶縁膜15の上に第1導電膜7としてポリシリコン膜を形成した後、第1導電膜7の上にポジ型のフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して、平面形状が帯状の第1レジストパターン8を形成する。
図18は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図3の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図18のA2−A2線に沿う断面図である。また、図3のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図18のB2−B2線、C2−C2線、及びD2−D2線に沿う断面図に相当する。
図18に示されるように、複数の第1レジストパターン8は、本来は帯状になるように互いに孤立して形成されるべきであるが、この例では、露光時の光近接効果によって、セル領域IIの終端付近で互いに繋がるように形成されてしまっている。
図29は、第1レジストパターン8を形成するために使用されたレチクル(露光用マスク)の拡大平面図である。
このレチクル100は、石英よりなる透明基板101と、その上に形成された遮光パターン102とにより構成されたハーフトーン型のレチクルである。このうち、遮光パターン102は、KrFレーザ光やArFレーザ光のような露光光を遮光するMoSiNよりなる。
また、遮光パターン102は、互いに間隔がおかれた帯状の複数であり、その各々は図18に示した第1レジストパターン8の形状に対応する。但し、図29では、図の都合上、遮光パターン102の延在方向を第1レジストパターン8(図18参照)の延在方向から90°だけ回転してある。
上記のように、レチクル100において遮光パターン102が孤立して形成されていても、既述の光近接効果によって、複数の第1レジストパターン8はそれらの終端付近において繋がってしまう。
その後に、図4に示すように、第1レジストパターン8をマスクにして第1導電膜7をエッチングし、第1導電膜7を帯状にパターニングする。
このエッチングを終了後、第1レジストパターン8は除去される。
図19は、このように第1レジストパターン8を除去した後の平面図であり、先の図4の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図19のA3−A3線に沿う断面図である。また、図4のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図19のB3−B3線、C3−C3線、及びD3−D3線に沿う断面図に相当する。
図19に示されるように、帯状にパターニングされた第1導電膜7の各々は、第1レジストパターン8と同様にその終端付近で互いに繋がるように形成される。
次いで、図5に示すように、シリコン基板1の上側全面に中間絶縁膜9としてONO膜を全面に形成する。そのONO膜は、点線円内に示されるように、第1酸化シリコン膜9f、窒化シリコン膜9g、及び第2酸化シリコン膜9hをこの順に積層してなり、リーク電流の低さ及び誘電率向上の為にフラッシュメモリの中間絶縁膜に好適に使用される。
図20は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図5の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図20のA4−A4線に沿う断面図である。また、図5のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図20のB4−B4線、C4−C4線、及びD4−D4線に沿う断面図に相当する。
図20に示されるように、中間絶縁膜9には、下地の第1導電膜7を反映した段差部分9xが形成される。
ここで、周辺回路領域Iにはフラッシュメモリのセルを形成しないので、周辺回路領域における中間絶縁膜9は不要である。
そこで、次の工程では、図6に示すように、中間絶縁膜9の上に第2レジストパターン10を形成し、その第2レジストパターン10をマスクにして周辺回路領域Iにおける中間絶縁膜9をドライエッチングして除去する。このエッチングでは、C4F8、Ar、CO、及びO2の混合ガスがエッチングガスとして使用され、中間絶縁膜9の下のトンネル絶縁膜15もエッチングされて除去され、その下のシリコン基板1の表面が露出する。
図21は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図6の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図21のA5−A5線に沿う断面図である。また、図6のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図21のB5−B5線、C5−C5線、及びD5−D5線に沿う断面図に相当する。
その後に、酸素アッシングによって第2レジストパターン10を除去した後、ウエット処理によりシリコン基板1の表面を洗浄する。
次に、図7に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、基板温度を850℃、処理時間を40分とする酸化条件を採用し、周辺回路領域Iに露出しているシリコン基板1の表面を熱酸化して熱酸化膜を厚さ約12nmに形成し、その熱酸化膜をゲート絶縁膜12とする。
更に、SiH4とPH3とを反応ガスとして使用する減圧CVD法を採用して、各絶縁膜9、12の上に、リンがin-situでドープされた厚さ約180nmのポリシリコン膜を第2導電膜13として形成する。そして、この第2導電膜13の上に、プラズマCVD法により窒化シリコン膜を厚さ約30nmに形成し、それを反射防止膜14とする。
図22は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図7の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図22のA6−A6線に沿う断面図である。また、図7のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図22のB6−B6線、C6−C6線、及びD1−D1線に沿う断面図に相当する。
次いで、図8に示すように、反射防止膜14上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第3レジストパターン16とする。
図23は、このようにして第3レジストパターン16を形成した後の平面図であり、先の図8の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図23のA7−A7線に沿う断面図である。また、図8のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図23のB7−B7線、C7−C7線、及びD7−D7線に沿う断面図に相当する。
図23に示されるように、第3レジストパターン16は、周辺回路領域Iを覆うと共に、セル領域IIにおいてコントロールゲートに相当するストライプ状の平面形状を有する。
続いて、図9に示すように、第3レジストパターン16をエッチングマスクとして使用して第1、第2導電膜7、13、及び中間絶縁膜9をパターニングする。そのパターニングはプラズマエッチングチャンバ内で行われ、ポリシリコンよりなる第1、第2導電膜7、13のエッチングガスとしてはCl2とO2との混合ガスが使用され、ONO膜よりなる中間絶縁膜9のエッチングガスとしてはCH3FとO2との混合ガスが使用される。
このようなパターニングの結果、周辺回路領域Iに第2導電膜14を残しながら、セル領域IIでは、第1、第2導電膜7、13と中間絶縁膜9とがそれぞれフローティングゲート7a、コントロールゲート13a、中間絶縁膜9aとされる。
また、セル領域IIの第1断面に示されるように、セル領域IIの終端における素子分離絶縁膜2上にはダミーコントロールゲート13bが形成され、第1導電膜7よりなる下部導電体7bがそのダミーコントロールゲート13bによって覆われる。
この後に、第3レジストパターン16を除去する。
図24は、第3レジストパターン16を除去した後の平面図であり、先の図9の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図24のA8−A8線に沿う断面図である。また、図9のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図24のB8−B8線、C8−C8線、及びD8−D8線に沿う断面図に相当する。
図24に示されるように、各コントロールゲート13aの間のスペースでは、第1導電膜7(図20参照)の上面に形成されていた中間絶縁膜9はエッチングされて除去されるものの、第1導電膜7の側面に形成された中間絶縁膜9は、第1導電膜7の膜厚と同程度に基板1の厚さ方向に厚く形成されているので、エッチングされずにフェンス9dとして残る。
次に、図10に示すように、フローティングゲート7aとコントロールゲート13aのそれぞれの側面を熱酸化することにより、これらの側面に厚さが約10nm程度の熱酸化膜17を形成する。その熱酸化膜17は、最終的に形成されるフラッシュメモリセルのリテンション特性を向上させる役割を担い、ダミーコントロールゲート13bの側面にも形成される。
次いで、図11に示すように、フローティングゲート7aとコントロールゲート13aとをマスクとするイオン注入により、セル領域IIのシリコン基板1にn型不純物としてAs-をイオン注入する。そのイオン注入の条件は例えば加速エネルギ50KeV、ドーズ量6.0×1014cm-2である。そのようなイオン注入の結果、フローティングゲート7aの横のシリコン基板1に第1n型ソース/ドレインエクステンション18aが形成されることになる。
図25は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図11の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図25のA9−A9線に沿う断面図である。また、図11のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図25のB9−B9線、C9−C9線、及びD9−D9線に沿う断面図に相当する。
次に、図12に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、フローティングゲート7aとコントロールゲート13aのそれぞれの側面を再び熱酸化することにより、熱酸化膜17の膜厚を更に9.5nmだけ増大させる。その後に、シリコン基板1の平坦面上での厚さが約115nmになるようにプラズマCVD法により各領域I、IIに窒化シリコン膜を形成する。そして、RIEによりその窒化シリコン膜をエッチバックして、フローティングゲート7aとコントロールゲート13aのそれぞれの横に第1絶縁性サイドウォール20として残す。
その第1サイドウォール20は、ダミーコントロールゲート13bの横にも形成される。
次いで、図13に示すように、第4レジストパターン21をマスクに使用しながら、周辺回路領域Iにおける第2導電膜13をエッチングし、第4レジストパターン21の下でエッチングされずに残った第2導電膜13をゲート電極13cとする。
図26は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図13の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図26のA10−A10線に沿う断面図である。また、図13のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図26のB10−B10線、C10−C10線、及びD10−D10線に沿う断面図に相当する。
続いて、図14に示すように、TEOSを反応ガスとして使用するプラズマCVD法により、シリコン基板1の平坦面上での厚さが100nmになるように全面に酸化シリコン膜を形成した後、その酸化シリコン膜をエッチバックして、第1絶縁性サイドウォール20とゲート電極23cのそれぞれの側面に第2絶縁性サイドウォール22を形成する。
このエッチバックでは、コントロールゲート13aで覆われていない部分のトンネル絶縁膜15がエッチングされ、コントロールゲート13aの下方にのみトンネル絶縁膜15が残される。
次に、図15に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第2絶縁性サイドウォール22、コントロールゲート13a、及びゲート電極13cをマスクとするイオン注入により、図示のようなn型ソース/ドレイン領域25aとp型ソース/ドレイン領域25bとを形成する。このイオン注入におけるn型不純物とp型不純物との打ち分けは、不図示のレジストパターンを用いて行われ、イオン注入が終了後にそのレジストパターンは除去される。
また、n型不純物としてはP+イオンを採用し、それを加速エネルギ10KeV、ドーズ量6.0×1015cm-2の条件でイオン注入する。そして、p型不純物としてはB+イオンが採用され、それを加速エネルギ5KeV、ドーズ量4.0×1015cm-2の条件でイオン注入する。
次いで、スパッタ法により厚さ8nmのコバルト膜と厚さ10nmの窒化チタン(TiN)膜とをこの順に全面に形成する。そして、基板温度を約550℃、処理時間を約0.5分とするRTA(Rapid Thermal Anneal)によりこれらの膜をアニールしてシリコンと反応させる。そして、APMとSPMとの混合溶液をエッチング液として用いて、素子分離絶縁膜2等の上で未反応となっているコバルト膜と窒化チタン膜とをウエットエッチングして除去し、シリコン基板1の表層にコバルトシリサイド層26を残す。なお、上記したAPMとは純水、過酸化水素水、及びNH4OHの混合溶液を指し、SPMとは硫酸と過酸化水素水との混合溶液を指す。
コバルトシリサイド層26はゲート電極13cの上面にも形成され、それによりゲート電極13cはサイリサイド構造となる。
その後に、コバルトシリサイド層26にRTAによるアニールを再び施し、コバルトシリサイド層26を低抵抗化する。そのRTAの条件としては、例えば基板温度を800℃、処理時間0.5分が採用される。
ここまでの工程により、周辺回路領域IにMOSトランジスタTRが形成された。
一方、セル領域IIでは、コントロールゲート13a、中間絶縁膜9a、フローティングゲート7a、トンネル絶縁膜15、及びn型ソース/ドレイン領域25aで構成されるフラッシュメモリセルFLが形成されたことになる。
図27は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図15の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図27のA11−A11線に沿う断面図である。また、図27のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図27のB11−B11線、C11−C11線、及びD11−D11線に沿う断面図に相当する。
次に、図16に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコン基板1の上側全面に、CVD法により層間絶縁膜27として酸化シリコン膜を形成する。そして、CMP法によりこの層間絶縁膜27を平坦化した後、フォトリソグラフィにより層間絶縁膜27をパターニングし、ソース/ドレイン領域25a、25bの上の層間絶縁膜27にコンタクトホールを形成する。
次いで、そのコンタクトホールの内面と層間絶縁膜27の上面に、スパッタ法によりグルー膜として窒化チタン膜を形成した後、CVD法によりこのグルー膜の上にタングステン膜を形成し、このタングステン膜でコンタクトホールを完全に埋め込む。その後に、層間絶縁膜27の上面の余分なグルー膜とタングステン膜とをCMP法により研磨して除去し、これらの絶縁膜をコンタクトホール内にのみ導電性プラグ28として残す。
なお、図28は、この工程を終了した後の平面図であり、先の図16の周辺回路領域Iとセル領域II(第1断面)は図28のA12−A12線に沿う断面図である。また、図16のセル領域IIの第2〜第4断面は、それぞれ図28のB1−B1線、C1−C1線、及びD1−D1線に沿う断面図に相当する。
以上により、フラッシュメモリの基本構造が完成したことになる。
このフラッシュメモリによれば、図27の平面図に示したように、セル領域IIにおけるコントロールゲート13aの間のスペースに、コントロールゲート13aのパターニング時にエッチングされなかったONO膜よりなる中間絶縁膜9がフェンス9dとして残る。
そのフェンス9dは、物理的に不安定ではあるが、コントロールゲート13aの間においては直線状に形成されているので、プロセス中で剥離する可能性は低い。
一方、セル領域IIの終端部分では、既述のように、パターニングされた第1導電膜7の平面形状が、露光時の光近接効果によって丸みを帯びるので、中間絶縁膜9の段差部分9xも丸みを帯びることになる。そして、ダミーコントロールゲート13bを形成しない場合は、この段差部分9xがエッチングされずに曲線状のフェンスとして残ることになる。
しかしながら、このような曲線状のフェンスは、コントロールゲート13a間の直線状のフェンス9dよりも一層不安定であり、プロセス中に剥離する可能性が大きい。
そこで、この例では、セル領域IIの終端にダミーコントロールゲート13bを設け、このダミーコントロールゲート13bによりその下の中間絶縁膜9を覆い、セル領域IIの終端に曲線状のフェンスが形成されないようにしている。
この構造は、ダミーコントロールゲート13bの下におけるフェンスの剥離防止にある程度の効果がある。
しかし、本願発明者が調査したところ、上記のダミーコントロールゲート13bと真のコントロールゲート13aとの間の部分、すなわち図27の点線円Aにおけるフェンス9dも非常に剥離し易いことが分かった。これは、この部分のフェンス9dの平面形状が直線状から曲線状に移行する境目にあり、このような異種の形状の組み合わせによってフェンス9dが物理的に非常に不安定になるためと推測される。
フェンス9dがプロセス中に剥離すると、シリコン基板1の別の部分にフェンス9dが再付着し、その部分にパターン不良を引き起こす。その結果、フラッシュメモリが不良となり、半導体装置の歩留まりが低下してしまうので、点線円Aにおけるフェンス9dの剥離を防止する新たな対策が必要となる。
本願発明者は、このような問題点に鑑み、以下に説明するような本発明の実施の形態に想到した。
(2)第1実施形態
上記した予備的事項の例では、図18に示した第1レジストパターン8を露光により形成する際に、図29で説明したハーフトーン型のレチクル100を使用した。
図29に示したように、そのレチクル100が備える遮光パターン102は、第1レジストパターン8(図18参照)の設計形状を単に相似拡大して得られたものであり、光近接効果によって投影像が変形することについて考慮されていない。
図30は、このレチクル100を用いて得られた第1レジストパターン8の平面形状が、露光装置の焦点ずれΔd(μm)によってどのように変化するのかをシミュレーションして得られた平面図である。
なお、図30におけるパターン濃度は、遮光パターン102の投影像における光の強度を示す。
図30に示されるように、焦点ずれΔdが0.4以上になると、光近接効果によって隣接する第1レジストパターン8同士が繋がってしまうことが理解できる。
図31は、このような光近接効果による投影像の変形を低減するために案出されたレチクル103の拡大平面図である。
このレチクル103では、遮光パターン102の終端付近の二つの長辺102aに、エッジ102bをそれぞれ一つだけ設けてなる。以下では、このエッジ102bから先の部分を幅狭部104と呼ぶ。
図32は、このような幅狭部104が形成されたレチクル103を用いて得られた第1レジストパターン8の平面形状が、露光装置の焦点ずれΔdによってどのように変化するのかをシミュレーションして得られた平面図である。
図32では、焦点ずれΔdが0.4の場合、第1レジストパターン8同士の繋がりの幅が先の図30よりも狭くなり、第1レジストパターン8の変形がある程度改善されている。しかし、焦点ずれΔdが0.4の場合に第1レジストパターン8同士が繋がってしまっていることに変わりは無い。
図33は、光近接効果による投影像の変形を更に低減するために案出されたレチクル105の拡大平面図である。
このレチクル105では、遮光パターン102の長辺102aに設けられるエッジ102bの数を更に一つだけ増やし、終端に向かって幅が順に狭くなる二つの幅狭部104を形成した。
なお、図33に示される距離D1〜D6の値は特に限定されないが、本実施形態ではそれらの値を次のようにする:
D1=400nm
D2=10nm
D3=10nm
D4=120nm
D5=150nm
D6=200nm
但し、これらの値は、光近接効果による像の変形が無いと仮定した場合における、遮光パターン102のシリコン基板上での投影像の値である。レチクル105における遮光パターン102の実際の値は、これらの値に露光装置の縮小率(1/4倍)の逆数を乗じたものとなる。
図34は、このような幅狭部104が二つ形成されたレチクル105を用いて得られた第1レジストパターン8の平面形状が、露光装置の焦点ずれΔdによってどのように変化するのかをシミュレーションして得られた平面図である。
図34に示されるように、上記のレチクル105を用いると、焦点ずれΔdが0.4の場合に第1レジストパターン8同士が繋がらなくなり、第1レジストパターン8同士が繋がるまでの焦点ずれ(フォーカスマージン)を大きくすることができる。
図35は、予備的事項で説明したレチクル100(比較例)と、上記のレチクル105のそれぞれを使用して得られた第1レジストパターン8の平面形状のシミュレーション結果と、実際のレジストパターン108のSEM(Scanning Electron Microscope)像とを併記した図である。図35では、左側に比較例を示し、右側に本実施形態を示してある。
図35に示されるように、比較例のSEM像では、シュミレーション通りに第1レジストパターン8の先端部分が膨らむのに対し、幅狭部104を二段設けたレチクル105を使用した場合のSEM像では、第1レジストパターン8の先端部分の膨らみが抑制される。
図36は、予備的事項で説明したレチクル100(左側)、幅狭部104を一段だけ設けたレチクル103(中央)、及び幅狭部104を二段設けたレチクル105(右側)の順に、フォーカスマージンが拡大する様子を模式的に示す平面図である。なお、図36では、上段の三つの図が理論上の平面レイアウトを示し、下段の三つの図が実際の出来上がりの平面レイアウトを示す。
図33及び図34を参照して説明したように、幅狭部104が二段設けられたレチクル105は、第1レジストパターン8を形成する際のフォーカスマージンを拡大するのに有効であり、以下に説明する実施形態でもこのレチクル105を使用する。
ところで、このレチクル105の遮光パターン102は、EB(Electron Beam)描画装置を用いたリソグラフィにより、石英よりなる透明基板101上に形成されたMoSiNよりなる遮光膜をパターニングして形成される。
EB描画装置では、透明基板101の面内において互いに直行するx方向とy方向に電子ビームを偏向することで描画が行われるので、図33に示した遮光パターン102のように、x方向とy方向に延びる直線で輪郭が構成されるパターンを描画するのは容易である。
これに対し、既述の特許文献4のように、帯状の露光パターンの角を斜めに切る場合では、x方向とy方向への偏向量を僅かずつ調整しながら斜めの部分を電子ビームで描画する必要があるため、描画に時間がかかり、ひいてはレチクルの作成コストが上昇するという問題を招いてしまう。
ここで、図33のレチクル105の遮光パターン102に対するOPCとしては、遮光パターン102の形状補正を計算機で行うオートOPCと、その形状補正を人間が行うマニュアルOPCとがある。
本実施形態では、遮光パターン102に幅狭部104を付与するために、オートAPCとマニュアルAPCのどちらを用いても構わない。
しかし、現在の技術では、遮光パターン102のように帯状の繰り返しパターンに対してオートAPCを適用するのは困難である。これは、オートAPCでは、パターン間隔とパターンの線幅補正量との対で構成されるOPCテーブルを用いており、遮光パターン102のような繰り返しパターンに対してこのOPCテーブルを作成するのが困難なためである。
よって、現状では、マニュアルOPCを用いて遮光パターン102に幅狭部104を付与することになる。
但し、今後技術が進歩した場合には、勿論オートOPCにより幅狭部104を付与してもよい。
(3)第2実施形態
図37〜図56は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図であり、図57〜図68はその平面図である。本実施形態では、ゲート長を0.13μmとするデザインルールを採用し、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のロジック混載メモリを作製する。
最初に、図50に示すように、周辺回路領域Iとセル領域IIとに画定されたシリコン基板50にSTI用の素子分離溝50aを形成し、その溝50a内に素子分離絶縁膜51として酸化シリコンを形成する。なお、STIに代えて、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により素子分離絶縁膜51を形成してもよい。
また、シリコン基板50の周辺回路領域Iは、高電圧トランジスタ形成領域IH、中電圧トランジスタ形成領域IM、及び低電圧トランジスタ形成領域ILに更に細分される。
図57は、この工程を終了後の平面図である。そして、先の図37におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図57のE1−E1線、F1−F1線、G1−G1線に沿う断面に相当する。また、図37における周辺回路領域Iの断面図は、図57のH1−H1線に沿う断面図に相当する。但し、周辺回路領域Iには最終的には10個のMOSトランジスタが作製されるが、図が煩雑になるのを避けるために、図37とこれ以降の平面図では、一つのMOSトランジスタが作製される部分の周辺回路領域Iのみを示す。
図57に示されるように、素子分離絶縁膜51で囲まれたシリコン基板50の活性領域50bは、活性領域IIに間隔をおいて帯状に複数形成される。
次に、図38に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコン基板50の全面を熱酸化して厚さが約15nmの犠牲絶縁膜(不図示)を形成する。
続いて、n型不純物のP+イオンをシリコン基板50にイオン注入し、シリコン基板50の深部に第1nウエル53を形成する。そのイオン注入の条件は特に限定されないが、本実施形態では加速エネルギ2MeV、ドーズ量2×1013cm-2を採用する。
次いで、2ステップのイオン注入によりシリコン基板50にp型不純物のB+イオンを注入して第1〜第3pウエル54〜56を形成する。そのイオン注入の条件は、例えば第1ステップが加速エネルギ420KeV、ドーズ量1.4×1013cm-2、第2ステップが加速エネルギ100KeV、ドーズ量3.6×1012cm-2である。
高電圧トランジスタ形成領域IHには、閾値電圧の高いn型MOSトランジスタと閾値電圧の低いn型MOSトランジスタとが形成されるが、後者の閾値電圧が上記の第1pウエル54によって制御される。
更に、加速エネルギ100KeV、ドーズ量4.0×1012cm-2の条件でシリコン基板50にp型不純物のB+イオンをイオン注入することにより、第4〜第6pウエル57〜59を形成する。
これらのウエルのうち、第4pウエル57は、高電圧トランジスタ形成領域IHに後で形成される閾値電圧の高いn型MOSトランジスタの閾値電圧を制御するものである。一方、第5、第6pウエル58、59は、中電圧トランジスタ形成領域IMと低電圧トランジスタ形成領域ILに後で形成されるn型MOSトランジスタのチャネルストップ層としての機能を有する。
続いて、2ステップのイオン注入により、シリコン基板50にn型不純物のP+イオンを注入して第2〜第4nウエル60〜62を形成する。そのイオン注入では、第1ステップにおいて加速エネルギ600KeV、ドーズ量1.5×1013cm-2の条件が採用され、第2ステップにおいて加速エネルギ240KeV、ドーズ量9.0×1011cm-2の条件が採用される。
高電圧トランジスタ形成領域IHには、閾値電圧の高いp型MOSトランジスタと閾値電圧の低いp型MOSトランジスタとが形成されるが、後者の閾値電圧が上記の第2pウエル60によって制御される。
次いで、加速エネルギ240KeV、ドーズ量3.6×1012cm-2の条件でシリコン基板50にn型不純物のP+イオンをイオン注入することにより、第5〜第7nウエル63〜65を形成する。
これらのウエルのうち、第5nウエル63は、高電圧トランジスタ形成領域IHに後で形成される閾値電圧の高いp型MOSトランジスタの閾値電圧を制御するものである。一方、第6、第7nウエル64、65は、中電圧トランジスタ形成領域IMと低電圧トランジスタ形成領域ILに後で形成されるp型MOSトランジスタのチャネルストップ層としての機能を有する。
次に、p型不純物のB+イオンをシリコン基板50にイオン注入して、セル領域IIに後で形成されるフラッシュメモリセルの閾値電圧を制御するための第1p型不純物拡散領域66を形成する。そのイオン注入の条件としては、例えば、加速エネルギ40KeV、ドーズ量6×1013cm-2が採用される。
なお、上記したそれぞれのイオン注入では、最初に形成した犠牲絶縁膜がスルー膜として使用されると共に、その犠牲絶縁膜上の不図示のレジストパターンにより不純物が打ち分けられて、各イオン注入を終了した後にそのレジストパターンを除去する。
その後に、フッ酸溶液によるウエットエッチングで犠牲絶縁膜を除去してシリコン基板50の清浄面を露出させ、例えば基板温度900℃〜1050℃、処理時間30分の熱処理条件でシリコン基板50の表面に熱酸化膜を厚さ約10nmに形成し、それをトンネル絶縁膜52とする。
次に、図39に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、SiH4とPH3とを反応ガスとして使用する減圧CVD法により、トンネル絶縁膜52の上に、in-situでリンがドープされたポリシリコン膜を厚さ約90nmに形成し、それを第1導電膜67とする。
次いで、この第1導電膜67の上にポジ型のフォトレジストを塗布する。
そして、第1実施形態の図33で説明したレチクル105を用い、ステッパ等の露光装置において上記のフォトレジストを露光する。この露光工程では、露光装置の焦点を、図33に示したレチクル105の遮光パターン102の投影像同士が繋がらないような焦点ずれの範囲内で設定する。
その後に、フォトレジストを現像し、図示のような第1レジストパターン68を形成する。
図58は、このように第1レジストパターン68を形成した後の平面図であり、先の図39におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図58のE2−E2線、F2−F2線、G2−G2線に沿う断面に相当する。また、図39における周辺回路領域Iの断面図は、図58のH2−H2線に沿う断面図に相当する。
図33で説明したように、レチクル105は、光近接効果に起因するフォーカスマージンの低下を抑制することが可能であるため、本露光工程において露光装置のフォーカスが多少ずれても、投影像同士が繋がるのを防止できる。その結果、図58に示されるように、このレチクル105を用いて形成された帯状の複数の第1レジストパターン68の各々は、光近接効果によって繋がることなく、互いに分離して形成されることになる。
なお、この帯状の第1レジストパターン68の延在方向は、ワードラインの直交方向に等しい。
次いで、図40に示すように、上記の第1レジストパターン68をマスクとして使用しながら第1導電膜67をエッチングすることにより、第1導電膜67をパターニングして周辺回路領域Iから除去する。
この後に、第1レジストパターン68は除去される。
図59は、この工程を終了後の平面図であり、先の図40におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図59のE3−E3線、F3−F3線、G3−G3線に沿う断面に相当する。また、図40における周辺回路領域Iの断面図は、図59のH3−H3線に沿う断面図に相当する。
図59に示されるように、上記のようにして互いに分離された第1レジストパターン68(図58参照)をマスクにしたことで、セル領域IIにおける第1導電膜67も互いに分離し、ワードラインの直交方向に延在する複数の帯状となる。
次に、図41に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第1導電膜67上と、周辺回路領域I上のトンネル絶縁膜52上とに、減圧CVD法を用いて酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とをこの順にそれぞれ厚さ5nm、8nmに形成する。更に、ArとO2との混合ガス雰囲気中において、基板温度約950℃、加熱時間約90分間の熱処理条件で窒化シリコン膜の表面を酸化し、その表面に約6nmの酸化シリコン膜を形成する。これにより、第1酸化シリコン膜69f、窒化シリコン膜69g、及び第2酸化シリコン膜69hをこの順に積層してなるONO膜が中間絶縁膜69として全面に形成されたことになる。
なお、ONO膜中の窒化シリコン膜を酸化する際の熱処理や、図38で説明したトンネル絶縁膜52を形成する際の熱処理により、シリコン基板50に形成されていたウエル中の不純物が拡散してその分布がブロードとなる。
その後、各絶縁膜52、69をスルー膜にしながら、シリコン基板60にp型不純物のB+イオンをイオン注入することにより、中電圧トランジスタ形成領域IMにおいてn型MOSトランジスタの閾値電圧を調節するための第2p型不純物拡散領域82を形成する。そのイオン注入の条件は特に限定されないが、本実施形態では加速エネルギ15KeV、ドーズ量7.0×1012cm-2の条件が採用される。
続いて、各絶縁膜52、69をスルー膜とするイオン注入により、加速エネルギ150KeV、ドーズ量6.0×1012cm-2の条件でシリコン基板50にn型不純物のAs-イオンをイオン注入して、中電圧トランジスタ形成領域IMにおいてp型MOSトランジスタの閾値電圧を調節するための第1n型不純物拡散領域83を形成する。
次に、加速エネルギ35KeV、ドーズ量4.5×1012cm-2の条件でシリコン基板50にp型不純物のB+イオンをイオン注入して第3p型不純物拡散領域84を形成する。低電圧トランジスタ形成領域ILには、高閾値電圧と低閾値電圧の二つのn型MOSトランジスタと、高閾値電圧と低閾値電圧の二つのp型MOSトランジスタとが後で形成されるが、そのうちの高閾値電圧のn型MOSトランジスタの閾値電圧が上記の第3p型不純物拡散領域84により制御される。
次いで、シリコン基板50にn型不純物のAs-イオンをイオン注入して、低電圧トランジスタ形成領域ILにおける高閾値電圧のp型MOSトランジスタの閾値電圧調節用の第2n型不純物拡散領域85を形成する。そのイオン注入の条件としては、例えば加速エネルギ150KeV、ドーズ量2.0×1012cm-2の条件が採用される。
なお、上記した閾値調節用の各拡散領域は、中間絶縁膜69上に形成された不図示のレジストパターンにより打ち分けが行われ、各ウエルを形成した後にそのレジストパターンは除去される。
図60は、この工程を終了後の平面図であり、先の図41におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図60のE4−E4線、F4−F4線、G4−G4線に沿う断面に相当する。また、図41における周辺回路領域Iの断面図は、図60のH4−H4線に沿う断面図に相当する。
ここまでの工程により、図41に示したように、周辺回路領域Iにおけるトランジスタの閾値電圧を制御するための拡散領域82〜85の形成が終了したので、これらの拡散領域82〜85をイオン注入で形成する際にスルー膜として使用した周辺回路領域Iの絶縁膜52、69はこれ以降の工程では不要となる。
そこで、次の図42に示す工程では、その周辺回路領域Iの各絶縁膜52、69を選択的に除去するために、セル領域IIを覆う第2レジストパターン70を中間絶縁膜69の上に形成する。
そして、この第2レジストパターン70をマスクとして使用しながら、C4F8、Ar、CO、及びO2の混合ガスをエッチングガスとするプラズマエッチングにより、周辺回路領域Iの各絶縁膜52、69を選択的にエッチングして除去し、周辺回路領域Iにおけるシリコン基板50の表面を露出させる。
図61は、この工程を終了後の平面図であり、先の図42におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図61のE5−E5線、F5−F5線、G5−G5線に沿う断面に相当する。また、図42における周辺回路領域Iの断面図は、図61のH5−H5線に沿う断面図に相当する。
その後に、酸素アッシングによって第2レジストパターン70を除去した後、ウエット処理によりシリコン基板50の表面を洗浄する。
次に、図43に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、基板温度を850℃、処理時間を40分とする酸化条件を採用し、周辺回路領域Iに露出しているシリコン基板50の表面を熱酸化して熱酸化膜を厚さ約12nmに形成する。その後に、セル領域IIと高電圧トランジスタ形成領域IHの上に不図示のレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをマスクにして、中電圧トランジスタ形成領域IM及び低電圧トランジスタ形成領域ILに形成された上記の熱酸化膜をエッチングして除去し、その熱酸化膜を高電圧トランジスタ形成領域IHのみに残す。
更に、中電圧トランジスタ形成領域IMと低電圧トランジスタ形成領域ILにおいて露出しているシリコン基板50の表面を熱酸化して、これらの領域に熱酸化膜を厚さ約7.0nmに形成する。その酸化条件としては、例えば、基板温度800℃〜900℃、処理時間約10分が採用される。そして、セル領域II、高電圧トランジスタ形成領域IH及び中電圧トランジスタ形成領域IMの上に不図示のレジストパターンを形成し、それをマスクにして上記の熱酸化膜をエッチングすることにより、その熱酸化膜を低電圧トランジスタ形成領域ILから除去し、低電圧トランジスタ形成領域ILにおけるシリコン基板50の表面を露出させる。その後に、マスクとして使用したレジストパターンを除去する。
次いで、酸素雰囲気中で基板温度を約700℃〜800℃、処理時間を約5分とする酸化条件を採用して、低電圧トランジスタ形成領域ILにおいて露出しているシリコン基板50の表面に熱酸化膜を形成する。その熱酸化膜の厚さは特に限定されないが、本実施形態では約2.2nmとする
上記した三回の熱酸化により、高電圧トランジスタ形成領域IH、中電圧トランジスタ形成領域IM、及び低電圧トランジスタ形成領域ILには、最終的な厚さがそれぞれ16nm、7.5nm、及び2.2nmの熱酸化膜よりなるゲート絶縁膜71が形成されたことになる。
その後、図44に示すように、SiH4とPH3とを反応ガスとして使用する減圧CVD法を採用して、各絶縁膜69、71の上に、リンがin-situでドープされた厚さ約180nmのポリシリコン膜を第2導電膜74として形成する。更に、この第2導電膜74の上に、プラズマCVD法により窒化シリコン膜を厚さ約30nmに形成し、それを反射防止膜75とする。
図62は、この工程を終了後の平面図であり、先の図44におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図61のE6−E6線、F6−F6線、G6−G6線に沿う断面に相当する。また、図44における周辺回路領域Iの断面図は、図62のH6−H6線に沿う断面図に相当する。
但し、図62では、図が煩雑になるのを防ぐため、反射防止膜75を省略している。
図62に示されるように、中間絶縁膜69には、下地の第1導電膜67を反映した段差部分69xが形成される。
次に、図45に示すように、反射防止膜75上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第3レジストパターン76とする。
図63は、この工程を終了後の平面図であり、先の図45におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図63のE7−E7線、F7−F7線、G7−G7線に沿う断面に相当する。また、図45における周辺回路領域Iの断面図は、図63のH7−H7線に沿う断面図に相当する。
図63に示されるように、第3レジストパターン76は、セル領域IIにおいてワードライン形状を有する。
次いで、図46に示すように、第3レジストパターン76をエッチングマスクとして使用して第1、第2導電膜67、74、及び中間絶縁膜69をパターニングする。
このようなパターニングの結果、第2導電膜74を周辺回路領域Iに残しながら、セル領域IIにおける第1、第2導電膜67、74が、それぞれフローティングゲート67a、及びコントロールゲート74aとなる。
また、セル領域IIの終端における素子分離絶縁膜51上には、パターニングされた第2導電膜74よりなるダミーコントロールゲート(ダミー導体パターン)74bが形成される。そして、セル領域IIの終端においてパターニングされずに残った中間絶縁膜69の切片69cと、パターニングされた第1導電膜67よりなる下部導体パターン67bとが、上記のダミーコントロールゲート74bによって覆われる。
セル領域IIの終端では、このような下部導体パターン67b、切片69c、及びダミーコントロールゲート74bをこの順に積層してなる構造体98が形成される。
上記のパターニングは、例えばプラズマエッチングチャンバ内において3ステップのエッチングにより行われる。
第1のエッチングステップでは、エッチングガスとしてCl2とO2との混合ガスを用い、コントロールゲート74a及びダミーコントロールゲート74bとならない部分の第2導電膜74を選択的にエッチングして除去する
第2のエッチングステップでは、エッチングガスとしてCH3FとO2との混合ガスを用い、コントロールゲート74aとダミーコントロールゲート74bの間の第1導電膜67の上面に形成された中間絶縁膜69を選択的にエッチングして除去する。
そして、第3のエッチングステップでは、エッチングガス(エッチャント)としてCl2とO2との混合ガスを用い、コントロールゲート74aとダミーコントロールゲート74bの間の第1導電膜67を選択的にエッチングして除去する。
このパターニングを終了後、第3レジストパターン76は除去される。
図64は、この工程を終了後の平面図であり、先の図46におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図64のE8−E8線、F8−F8線、G8−G8線に沿う断面に相当する。また、図46における周辺回路領域Iの断面図は、図64のH8−H8線に沿う断面図に相当する。
図64に示されるように、コントロールゲート74aとダミーコントロールゲート74bは、活性領域50b(図57参照)の延在方向の直角方向に互いに平行に延在する帯状である。
また、各コントロールゲート74aの間のスペースでは、第1導電膜67(図63参照)の上面に形成されていた中間絶縁膜69は、既述の第2のエッチングステップにおいてエッチングされて除去される。
しかし、第1導電膜67の側面に形成された中間絶縁膜69は、第1導電膜67の膜厚と同程度にシリコン基板50の厚さ方向に厚く形成されているので、第2のエッチングステップにおいてエッチングされずにフェンス69dとして残る。
また、第2のエッチングステップにおいてエッチングガスとして使用されるCH3FとO2との混合ガスに対し、中間絶縁膜69のエッチングレートが第1導電膜67のそれよりも遅いという点も、フェンス69dの形成を助長する一つの要因となる。
そのフェンス69dは、素子分離絶縁膜51上において、活性領域50b(図57参照)に沿ってフローティングゲート67aの側面から下部導体パターン67bに延在する。
そして、セル領域IIの終端に形成された既述の下部導体パターン67bは、パターニング前の第1導電膜67が分離された帯状となっているので、このパターニングによって互いに分離した島状となる。更に、既述の中間絶縁膜69の切片69cは、島状の下部導体パターン67bのそれぞれに共通になるように、コントロールゲート74aと平行な帯状に形成される。
また、ダミーコントロールゲート74bは、上から見た場合に、上記の下部導体パターン67bを包含するように形成される。
図69は、図33で説明したレチクル105の遮光パターン102とダミーコントロールゲート74bとの設計上の位置関係を示す拡大平面図である。
なお、図69では、設計レイアウトを分かり易くするために、遮光パターン102とダミーコントロールゲート74bとを同一図面に記載しているが、実際のデバイスでは、図69の遮光パターン102はパターニング後の第1導電膜67(図59参照)に対応する。
図69に示されるように、本実施形態では、ダミーコントロールゲート74bのコントロールゲート74a寄りの長辺74cを、遮光パターン102の幅狭部104に交わる位置に形成する。
また、図69に示される距離D4、D5は、図33で説明した値と同じである。一方、図69の距離D7〜D9は、例えば次の値を有する:
D7=710nm
D8=200nm
D9=450nm
続いて、図47に示すように、フローティングゲート67aとコントロールゲート74aのそれぞれの側面を熱酸化することにより、これらの側面に厚さが約10nm程度の熱酸化膜77を形成する。その熱酸化膜77は、最終的に形成されるフラッシュメモリセルのリテンション特性を向上させる役割を担う。
その熱酸化膜77は、ダミーコントロールゲート74bと下部導体パターン67bの側面にも形成される。
次いで、図48に示すように、周辺回路領域Iを覆う不図示のレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをマスクにしてシリコン基板50にn型不純物としてAs-をイオン注入する。そのイオン注入の条件は特に限定されないが、本実施形態では例えば加速エネルギ50KeV、ドーズ量6.0×1014cm-2を採用する。そのようなイオン注入の結果、フローティングゲート67aの横のシリコン基板50には、第1n型ソース/ドレインエクステンション78bが形成されることになる。
その後に、上記のレジストパターンを除去する。
図65は、この工程を終了後の平面図であり、先の図48におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図65のE9−E9線、F9−F9線、G9−G9線に沿う断面に相当する。また、図48における周辺回路領域Iの断面図は、図65のH9−H9線に沿う断面図に相当する。
次に、図49に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、フローティングゲート67aとコントロールゲート74aのそれぞれの側面を再び熱酸化することにより、熱酸化膜77の膜厚を更に9.5nmだけ増大させる。その後に、シリコン基板50の平坦面上での厚さが約115nmになるようにプラズマCVD法により各領域I、IIに窒化シリコン膜を形成する。そして、RIEによりその窒化シリコン膜をエッチバックして、ダミーコントロールゲート74bとフローティングゲート67aのそれぞれの横に第1絶縁性サイドウォール79として残す。
次いで、図50に示すように、シリコン基板50の上側全面にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して、周辺回路領域Iにおいてゲート電極形状の平面形状を有する第4レジストパターン80を形成する。
次に、図51に示すように、第4レジストパターン80をマスクにするエッチングにより、周辺回路領域Iの第2導電膜74を周辺トランジスタ用の第1〜第10ゲート電極74e〜74nにする。そのようなエッチングは、例えば、Cl2とO2との混合ガスをエッチングガスとするRIEにより行われる。
図66は、この工程を終了後の平面図であり、先の図51におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図66のE10−E10線、F10−F10線、G10−G10線に沿う断面に相当する。また、図51における周辺回路領域Iの断面図は、図66のH10−H10線に沿う断面図に相当する。
この後に、第4レジストパターン80は除去される。
続いて、図52に示すように、第1〜10ゲート電極74e〜74nをマスクにしながらシリコン基板50にAs又はP等のn型不純物をイオン注入することにより、図示のような第2〜第8n型ソース/ドレインエクステンション78c〜78gを形成する。また、これと同様にBF2等のp型不純物をシリコン基板50にイオン注入することにより、図示のような第1〜第5p型ソース/ドレインエクステンション78h〜78lを形成する。なお、上記のイオン注入におけるn型不純物とp型不純物との打ち分けは、不図示のレジストパターンを用いて行われ、イオン注入が終了後にそのレジストパターンは除去される。
次に、図53に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、TEOSを反応ガスとして使用するプラズマCVD法により、シリコン基板50の平坦面上での厚さが100nmになるように全面に酸化シリコン膜を形成した後、その酸化シリコン膜をエッチバックして、第1絶縁性サイドウォール79と第1〜10ゲート電極74e〜74nの側面に第2絶縁性サイドウォール81を形成する。
なお、このエッチバックでは、第2絶縁性サイドウォール81がマスクとなってトンネル絶縁膜52がパターニングされ、そのトンネル絶縁膜52がフローティングゲート67aの下にのみ残される。
更に、周辺回路領域Iでは、第1〜10ゲート電極74e〜74nで覆われていない部分のゲート絶縁膜71が除去される。
次いで、図54に示すように、第2絶縁性サイドウォール81、コントロールゲート74a、及び第1〜10ゲート電極74e〜74nをマスクとするイオン注入により、図示のような第1〜第6n型ソース/ドレイン領域90b〜90gと、第1〜第5p型ソース/ドレイン領域90h〜90lとを形成する。このイオン注入におけるn型不純物とp型不純物との打ち分けは、不図示のレジストパターンを用いて行われ、イオン注入が終了後にそのレジストパターンは除去される。また、そのイオン注入の条件も特に限定されない。本実施形態では、n型不純物としてP+イオンを採用し、それを加速エネルギ10KeV、ドーズ量6.0×1015cm-2の条件でイオン注入する。また、p型不純物としてはB+イオンが採用され、それを加速エネルギ5KeV、ドーズ量4.0×1015cm-2の条件でイオン注入する。更に、そのイオン注入では、p型MOSトランジスタのゲート電極(第3、第4、第6、第9、第10ゲート電極74g、74h、74j、74m、74n)にB+イオンが導入され、これらのゲート電極の導電性がp型にされる。
ここまでの工程により、高電圧トランジスタ形成領域IHと低電圧トランジスタ形成領域ILのそれぞれには、センスアンプ等のロジック回路を構成するn型MOSトランジスタTRn(Low Vth)、TRn(High Vth)と、p型MOSトランジスタTRp(Low Vth)、TRp(High Vth)とが形成される。各トランジスタに付されたLow VthとHigh Vthは、そのトランジスタの閾値電圧の高低を示すものである。
このように閾値電圧が高いものと低いものとを混在させると、閾値電圧が低いトランジスタを使用することで回路を高速に動作させることができるとともに、スタンバイ時にはその閾値電圧が低いトランジスタをオフ状態にし、代わりに閾値電圧が高いトランジスタを使用することで、スタンバイ中に発生するリーク電流を抑制することができる。
また、上記のトランジスタのうち、高電圧トランジスタ形成領域IHに形成されるものは、ゲート電極に印加される電圧が5Vの高電圧トランジスタとなり、低電圧トランジスタ形成領域ILに形成されるものは1.2Vの低電圧トランジスタとなる。
そして、中電圧トランジスタ形成領域IMには、ゲート電極への印加電圧が共に3.3Vのn型MOSトランジスタTRnとp型MOSトランジスタTRpとが図示のように形成される。
一方、セル領域IIでは、コントロールゲート74a、中間絶縁膜69、フローティングゲート67a、トンネル絶縁膜52、及び第1n型ソース/ドレイン領域90bで構成されるフラッシュメモリセルFLが形成される。
本実施形態では、周辺回路領域Iに形成された10個のMOSトランジスタがロジック回路の主モジュールを構成する。そして、これらのトランジスタによって、セル領域IIにおける入出力が制御されることになる。
図67は、この工程を終了後の平面図であり、先の図54におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図67のE11−E11線、F11−F11線、G11−G11線に沿う断面に相当する。また、図54における周辺回路領域Iの断面図は、図67のH11−H11線に沿う断面図に相当する。
次に、図55に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコン基板50の上側全面に、スパッタ法により厚さ8nmのコバルト膜と厚さ10nmの窒化チタン(TiN)膜とをこの順に形成する。次いで、基板温度を約550℃、処理時間を約0.5分とするRTA(Rapid Thermal Anneal)によりこれらの膜をアニールしてシリコンと反応させる。そして、APMとSPMとの混合溶液をエッチング液として用いて、素子分離絶縁膜51等の上で未反応となっているコバルト膜と窒化チタン膜とをウエットエッチングして除去し、シリコン基板50の表層にコバルトシリサイド層92を残す。なお、上記したAPMとは純水、過酸化水素水、及びNH4OHの混合溶液を指し、SPMとは硫酸と過酸化水素水との混合溶液を指す。
コバルトシリサイド層92は、第1〜10ゲート電極74e〜74nの上面にも形成され、それにより各ゲート電極74e〜74nがサイリサイド構造になる。
その後に、コバルトシリサイド層92にRTAによるアニールを再び施し、コバルトシリサイド層92を低抵抗化する。そのRTAの条件は特に限定されないが、本実施形態では基板温度を800℃とし、処理時間を0.5分とする。
なお、コバルトシリサイド層92に代えて、別の高融点金属シリサイド層、例えばニッケルシリサイド層を形成してもよい。
次に、図56に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコン基板50の上側全面にCVD法により窒化シリコン膜を厚さ約70nmに形成し、それをエッチングストッパ膜93とする。次いで、そのエッチングストッパ膜93の上にCVD法により層間絶縁膜94として酸化シリコン膜を形成する。
続いて、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により層間絶縁膜94の上面を研磨して平坦化する。平坦化の結果、エッチングストッパ膜93と層間絶縁膜94とを合わせた厚さはシリコン基板50の平坦面上で約600nmとなる。その後に、フォトリソグラフィにより層間絶縁膜94とエッチングストッパ膜93とをパターニングして、各ソース/ドレイン領域90b〜90lの上にコンタクトホールを形成する。
そのフォトリソグラフィでは、エッチングストッパ膜93をストッパに使用して層間絶縁膜94を選択的にエッチングする第1のエッチングステップの後、エッチングガスを変えてコバルトシリサイド層92(図52参照)をストッパにする第2のエッチングステップでエッチングストッパ膜93が選択的にエッチングされる。
更に、上記したコンタクトホールの内面と層間絶縁膜94の上面とに、スパッタ法によりTi膜とTiN膜とをこの順に形成し、それらをグルー膜とする。そして、六フッ化タングステンを反応ガスとして使用するCVD法により、そのグルー膜の上にW(タングステン)膜を形成してコンタクトホールを完全に埋め込む。そして、層間絶縁膜94の上面に形成された余分なW膜とグルー膜とをCMP法により除去し、それらを各コンタクトホールの中にのみ導電性プラグ96として残す。
図68は、この工程を終了後の平面図であり、先の図56におけるセル領域IIの第1〜第3断面は、それぞれ図68のE12−E12線、F12−F12線、G12−G12線に沿う断面に相当する。また、図56における周辺回路領域Iの断面図は、図68のH12−H12線に沿う断面図に相当する。
この後は、層間絶縁膜94(図56参照)の上に一層目の金属配線を形成する工程に移るが、その詳細については省略する。このようにして形成される金属配線のうち、フラッシュメモリセルFLの二つの第1n型ソース/ドレイン90bのそれぞれに電気的に接続されるものは、例えばNAND型フラッシュメモリのビットライン(BL)とソースライン(SL)として機能する。
以上により、本実施形態に係る半導体装置の基本構造が完成した。
上記した本実施形態によれば、図58に示したような平面形状を有する第1レジストパターン68を形成するために、図33で説明したレチクル105を用いて、フォトレジストを露光した。
そのレチクル105は、図33で説明したように、終端に向かって幅が順に狭くなる二つの幅狭部104を有しているので、光近接効果による遮光パターン102の投影像の変形量が小さくなり、露光装置におけるフォーカスマージン、すなわち投影像同士が繋がらずに互いに孤立し得るフォーカスずれを大きくすることができる。
従って、図58に示したように、上記の露光装置でフォーカスが多少ずれても、このレチクル105を用いて形成された複数の第1レジストパターン68が互いに分離して形成され、この第1レジストパターン68をマスクにしてパターニングされた第1導電膜67(図59参照)も互いに分離される。
その結果、図65のように、ダミーコントロールゲート74bと真のコントロールゲート13aの間の部分、すなわち図65の点線円Bにおいて、中間絶縁膜69のフェンス69dの平面形状が略直線状になり、図27の点線円Aのような直線から曲線への移行部分が形成されない。
予備的事項で説明したように、フェンス69dに直線から曲線への移行部分が存在すると、この部分のフェンス69dが剥離し易いという問題がある。
これに対し、本実施形態では、そのような移行部分が存在しないので、プロセス中にフェンス69dが剥離することを効果的に防止することができ、フェンス69dが剥離した場合に見られるパターン不良等といった不具合が発生するのが抑止され、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
更に、本実施形態では、図65に示されるように、光近接効果によって丸みを帯びた切片69cの段差部分69xをダミーコントロールゲート74bで覆うようにした。
これによれば、図46で説明した中間絶縁膜69のパターニング時にダミーコントロールゲート74bがエッチングマスクとなるので、この段差部分69xがフェンスとならない。従って、セル領域IIの終端に曲線状の剥離しやすいフェンスが発生せず、そのフェンスに起因する半導体装置の歩留まり低下をより一層防止することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、図29、図31、図33においてハーフトーン型のレチクル100、103、105を説明したが、これらに代えて、クロム等の遮光膜を有するバイナリー型のレチクルを用いてもよい。

Claims (8)

  1. 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、互いに平行で且つ間隔がおかれた複数の帯状の活性領域を前記半導体基板に画定する工程と、
    前記活性領域における前記半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、
    前記トンネル絶縁膜と前記素子分離絶縁膜のそれぞれの上に第1導電膜を形成する工程と、
    前記第1導電膜上にフォトレジストを塗布する工程と、
    終端に向かって幅が順に狭くなる二以上の幅狭部を有する複数の帯状の遮光パターンが透明基板の上に互いに平行に形成された露光用マスクを用いて、前記フォトレジストを露光する工程と、
    前記フォトレジストを現像して、前記複数の活性領域のそれぞれを包含し且つ互いに離間した複数の帯状のレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクに用い、前記第1導電膜を選択的にエッチングする工程と、
    前記レジストパターンを除去する工程と、
    前記レジストパターンを除去した後に、前記素子分離絶縁膜と前記第1導電膜のそれぞれの上に中間絶縁膜を形成する工程と、
    前記中間絶縁膜の上に第2導電膜を形成する工程と、
    前記第1導電膜、前記中間絶縁膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、前記活性領域の上に前記トンネル絶縁膜、フローティングゲート、前記中間絶縁膜、及びコントロールゲートを順に形成してなるフラッシュメモリセルを形成すると共に、前記活性領域の終端の前記素子分離絶縁膜の上に、島状の下部導体パターン、前記中間絶縁膜の切片、及びダミーゲート電極を順に形成してなる構造体を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記フラッシュメモリセルと前記構造体とを形成する工程は、
    前記コントロールゲート及び前記ダミー導体パターンとならない部分の前記第2導電膜を選択的にエッチングして除去する第1のエッチングステップと、
    前記コントロールゲートと前記ダミー導体パターンの間の前記第1導電膜の上面に形成された前記中間絶縁膜を選択的にエッチングして除去する第2のエッチングステップと、
    前記中間絶縁膜をエッチングした後、前記中間絶縁膜のエッチングレートが前記第2導電膜のエッチングレートよりも遅くなるエッチャントを使用して、前記コントロールゲートと前記ダミー導体パターンの間の前記第1導電膜を選択的にエッチングして除去する第3のエッチングステップとを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第3のエッチングステップにおける前記エッチャントとして、Cl2とO2との混合ガスを使用すると共に、
    前記第1導電膜としてポリシリコン膜を採用し、前記中間絶縁膜としてONO膜を採用することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記フラッシュメモリセルと前記構造体とを形成する工程において、前記コントロールゲートと前記ダミー導体パターンとを、前記活性領域の延在方向の直角方向に互いに平行に延在する帯状に形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記フラッシュメモリセルと前記構造体とを形成する工程において、前記ダミー導体パターンの前記コントロールゲート寄りの長辺を、前記遮光パターンの前記幅狭部に交わる位置に形成することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記フラッシュメモリセルと前記構造体とを形成する工程において、前記下部電極を包含するように前記ダミー導体パターンを形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記フォトレジストを露光する工程において、露光装置の焦点を、前記遮光パターンの投影像同士が繋がらないような焦点ずれの範囲内で設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1導電膜としてポリシリコン膜を採用することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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