JP4969653B2 - 交流直流変換装置及びその装置を用いた圧縮機駆動装置並びに空気調和機 - Google Patents

交流直流変換装置及びその装置を用いた圧縮機駆動装置並びに空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、入力電流の高調波電流を抑制し、交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換装置及びその装置を用いた圧縮機駆動装置並びに空気調和機に関するものである。
従来の交流直流変換装置は、電源電圧のゼロクロスに同期して半周期に1回だけ電源短絡させ、リアクタに流れる高調波電流を抑制して力率の改善を図るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、電源半周期に1回だけの電源短絡ではリアクタが肥大化するために、電源半周期に2回以上短絡するようにしてリアクタの小型化を図っているものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、全波整流と倍電圧整流を切り替えるスイッチと、電源短絡を行うためのスイッチとを備え、これら2つのスイッチのスイッチングで高調波電流を抑制し、力率改善するものもある(例えば、特許文献3、4参照)。
また、スイッチを高周波のPWMにて動作させることにより、入力電流を略正弦波状に制御して高調波を抑制し、力率改善を図るものもある(例えば、特許文献5参照)。
またさらに、2つのスイッチングを動作させることにより、高調波電流を抑制しようとするものもある。(例えば、非特許文献1参照)。
特許2763479号公報 特許3485047号公報 特開2003−9535号公報 特許3687641号公報 特許2140103号公報 星伸一、大口國臣、「単相マルチレベル整流回路のスイッチングパターン決定法」、H17年度電気学会産業応用部門大会、No.1−61
電源半周期毎にスイッチを動作させて短絡電流を流す方式は、非常に単純な制御であり、電源半周期でのスイッチの動作は、100Hzもしくは120Hzでの低周波スイッチングとなり、発生ノイズも少なく、安価に高調波電流の抑制を実現できる方式として広く実用化されている。
しかし、電源から流入する入力電流に含まれる高調波電流には限度値が決められており、その限度値以下に抑制する必要があるが、限度値以下に高調波電流を抑制する場合、リアクタが大型化する課題があった。
そこで、引用の特許文献2に示すように、スイッチの短絡動作の回数を増加させて高調波抑制性能を変えることなく、リアクタを小型化する技術が示されているが、消費電力が増加し、入力電流が増加すると、インダクタンス値は同一でもリアクタが大型化する課題があった。
そこで、引用の特許文献5に示すように、高周波のPWM、特に周波数に対しての記載はないが、一般的には15〜20kHz以上のスイッチング周波数にてスイッチを動作させる方式は、電流が略正弦波となり、高調波電流は激減する。また、出力される直流電圧をスイッチがオフしているときの直流電圧よりも高く昇圧するのは、理論的に可能であり、リアクタが磁気飽和するまでは昇圧可能である。
しかしながら、引用の特許文献5の場合、入力電流を検出し、入力電流を略正弦波化する電流制御であるため、高速な制御処理を必要とし、高周波なPWM制御が必要となる。高周波PWM制御であるため、発生ノイズが多く、ノイズ対策のためのコストが膨大となる。また、入力電流を略正弦波化する電流制御のため、高速な制御が必要であり、処理性能の高いマイコンや専用ICによるアナログ制御のための複雑な周辺回路のため、高価であるという課題があった。
また、引用の特許文献3、4のように、全波整流と倍電圧整流とを切替えるスイッチと電源短絡を行うスイッチを設けることにより、直流電圧の可変範囲は広くなるが、低周波のスイッチングであるため、リアクタの大型化の課題は解決されていなかった。
さらに、2つのスイッチで整流器の入力電圧のレベルを増加させて、入力電流の高調波を抑制することが引用の非特許文献1に記載されているが、この方式は、低周波のスイッチングでリアクタを小型化することが可能という利点はあるものの、直流電圧を制御する、消費電力が変化する、などの動作条件が変化することを想定してGA(遺伝的アルゴリズム)により、スイッチのオン・オフタイミングを演算しておかなければならなかった。そのため、GAは複雑な演算と世代交代を繰り返した後でなければ、パラメータが決定されないという点でマイコンなどの制御CPUに搭載することに課題があり、予め演算したパラメータをメモリなどに記憶させておく必要があり、機種数の多い製品への実用は開発期間が長くかかり、また、記憶量も多く、実用上の難があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、5kHz以下の低周波のスイッチングPWMにて、高周波PWMよりも安価に高調波電流を抑制し、力率改善を実現することのできる交流直流変換装置を得るものである。
さらに、第2の目的は、電源半周期に1回または数回の電源短絡による高調波を抑制する方式により、リアクタを小型化し、同等レベルの低コスト化を実現することができる交流直流変換装置を得るものである。
また、第3の目的は、動作条件が異なる複数の機種でも実用化可能なように、直流電圧を制御し、かつ、消費電力に応じてスイッチのオン・オフタイミングが可変されるようにフィードバック構成をとり、実用化することができる交流直流変換装置を得るものである。
本発明に係る交流直流変換装置は、交流電源にリアクタを介して接続される整流器と、整流器の出力端子間に直列に接続された複数のコンデンサと、一端が整流器の一方の入力端子に接続され、他端が複数のコンデンサの接続点に接続された第1の双方向スイッチと、一端が整流器の他方の入力端子に接続され、他端が第1の双方向スイッチの他端に接続された第2の双方向スイッチと、整流器に入力される電圧から所望の出力電圧値に制御するように交流電源の半周期間中に第1および第2の双方向スイッチを動作させる制御手段とを備えたものである。
本発明によれば、整流器に入力される電圧から所望の出力電圧値に制御するように交流電源の半周期間中に第1および第2の双方向スイッチを動作させるので、リアクタに流れる電流を正弦波化することができる。これにより、従来の電源半周期に1回もしくは数回だけスイッチを動作させる従来の方式よりリアクタを小型化することが可能となる。
また、高周波PWMによるスイッチ動作よりリアクタを小型化することができないが、低周波の1kHz〜5kHz程度のPWMにて動作することが可能となり、高周波PWMによるノイズ対策でのコストアップがなく、安価に実用化することができる。
さらに、所望の出力電圧値をフィードバック制御することにより、所望の出力電圧値を得るために必要なパラメータを探索することなく、機種数や仕様の異なる製品群に容易に適用することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。 実施の形態1を説明する上での従来の波形図である。 実施の形態1を説明するための理想状態での回路構成図である。 実施の形態1における原理動作を説明するための電圧波形図である。 実施の形態1の交流直流変換装置における第1および第2の双方向スイッチの動作に応じて示す回路図である。 図3における原理回路構成から導いて示すベクトル図である。 実施の形態1の交流直流変換装置におけるフィードバック制御を示すブロック図である。 実施の形態1の交流直流変換装置における動作信号の変調波形図である。 本発明の実施の形態2に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。 実施の形態2の交流直流変換装置における第1および第2の双方向スイッチの動作信号の割付を示す波形図である。 実施の形態2における他の回路ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。 空気調和機の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態5の交流直流変換装置における制御回路の動作信号生成部を示す制御ブロック図である。 実施の形態5の交流直流変換装置におけるパルス密度変調の動作波形図である。 実施の形態5の交流直流変換装置におけるパルス幅変調とパルス密度変調を示す波形図である。 交流直流変換装置に用いられたリアクタの構成図である。 双方向スイッチの他の例を示す回路図である。
符号の説明
1 交流電源、2 整流器、3 第1の双方向スイッチ、4 第2の双方向スイッチ、
5 リアクタ、5a 巻線、6 第1のコンデンサ、7 第2のコンデンサ、8 直流負荷、9 仮想交流電源、10 第1の双方向スイッチ、11 第2の双方向スイッチ、
20 制御回路、21 電源位相検出部、22 過電流検出部、23 第1の電圧検出器、24 第2の電圧検出器、25 過電圧検出部、26 コンバータ電圧演算部、
27 動作信号生成部、30 圧縮機、30a モータ、31 凝縮器、32 膨張弁、33 蒸発器、40 ΔΣ変換器、41 積分器、42 量子化器、43 遅延回路、
51 巻線、52 中央部コア、53 上側コア、54 樹脂部材、60 第1のスイッチング素子、61 第1のダイオード、62 第2のスイッチング素子、63 第2のダイオード。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。
図1に示す交流直流変換装置は、交流電源1の交流を整流する整流器2と、整流器2の一方の入力端子に一端が接続された第1の双方向スイッチ3と、整流器2の他方の入力端子に一端が接続された第2の双方向スイッチ4と、交流電源1と整流器2の一方の入力端子との間に挿入されたリアクタ5と、整流器2の出力端子間に直列に接続された第1および第2のコンデンサ6、7と、交流電源1の半周期間中に第1および第2の双方向スイッチ6、7の双方を動作させて所望の出力電圧値に制御し、直流負荷8に印加させる制御回路20とを備えている。第1の双方向スイッチは、例えばIGBT3aとダイオード整流器3bとから構成され、第2の双方向スイッチは、同様にIGBT4aとダイオード整流器4bとから構成されている。
図1の回路構成は、第1および第2の双方向スイッチ3、4を除いて、引用の特許文献3、4と何ら変わるものではないが、第1および第2の双方向スイッチ3、4の動作により効果が大きく変わるため、その相違について説明する。
まず、図2を参照しながら例えば引用の特許文献3に記載の動作について説明する。図2は実施の形態1を説明する上での従来の波形図である。
従来技術は、スイッチSW1にて電源半周期に1パルスの短絡動作を行い、スイッチSW2にて全波整流と倍電圧整流の切り替えを行うようにしている。電源半周期にスイッチSW1が1パルスの短絡動作を行うと、図2(b)に示すような入力電流波形となる。これは、電源電圧のゼロクロス点(図2(a)の黒点)から予め設定されたTdlの遅延時間後に、Tonの時間幅だけ1パルスの短絡動作信号(図2(c)の信号)でオン動作することにより、スイッチSW1に電流が流れ、尖った電流が加算された電流が流れる(図2(b)参照)。
スイッチSW2は、前述したように全波整流と倍電圧整流とを切り替える目的で構成されているため、リレーのようなメカ式スイッチでも構成可能である。これは、直流負荷8に印加される直流電圧の電圧値を全波整流による電圧を基準にするか、倍電圧整流による電圧を基準にするかの基準レベルを2つ持つことで電圧の制御範囲を広くしようとするものである。
一方、実施の形態1においては、第1および第2の双方向スイッチ3、4は、共にオン・オフを繰り返すため、メカ式スイッチでは接点寿命やオン・オフ時の溶着などの課題があり、半導体によるスイッチ構成が必須となる。また、実施の形態1では、第1および第2の双方向スイッチ3、4の動作目的は同じであり、異なる目的にて動作する従来技術と大きな差異がある。さらに言えば、実施の形態1の交流直流変換装置は、図3に示すような仮想交流電源として表されるように、2つの双方向スイッチ3、4を双方とも動作させることで実現する。
図3は実施の形態1を説明するための理想状態での回路構成図である。なお、交流電源1およびリアクタ5は図1に示すものと同様であり、交流直流変換装置を仮想交流電源9とする。また、交流電源1の両端電圧をVs、仮想交流電源9の両端電圧をVc、リアクタ5に流れる電流をIとする点も図1と同様である。
交流電源1と仮想交流電源9との差電圧によって、リアクタ5に流れる電流Iが決まる。リアクタ電流Iは交流量であるため、リアクタ5の両端電圧をjwLIとおくと、jwLI=Vs−Vcで表される。ここで、wは角周波数、Lはリアクタ5のインダクタンス、jは虚数を示す。
交流電源1の電圧Vsは、Vs=V1・sin(wt)、仮想交流電源9の電圧Vcは、Vc=V2・sin(wt−φ)、φはVsとVcの位相差とおき、V1=V2と仮定すると、リアクタ5に流れる電流Iは、
I=1/jwL・2・sin(φ/2)・cos(wt−φ/2)
となる。VsとVcの位相差が変動しなければ、sin(φ/2)は定数となるので、定数をひとくくりにKとおくと、電流Iは、
I=−j・K・cos(wt−φ/2)
となる。
このように、仮想交流電源9より出力される電圧Vcが正弦波状に出力されれば、リアクタ5に流れる電流I、言い換えると入力電流Iは正弦波化された電流となり、高調波電流が抑制される。また、電流Iと交流電源1との位相差がゼロになると、電源力率は100%となることから、仮想交流電源9における振幅V2 と交流電源1との位相差φを適切に制御して正弦波電圧を出力すれば、入力電流の高調波を抑制し、力率向上を実現できる。
そこで、引用の非特許文献1に記載の通り、第1および第2の双方向スイッチ3、4を動作させることにより、図1に示す整流器2の入力端子間の電圧Vcが図4に示すような3レベル化された略正弦波状の電圧となる。図4に示すVoは直流負荷8に印加される直流電圧である。なお、図4は実施の形態1における原理動作を説明するための電圧波形図である。
次に、図4の電圧波形について、図5に示す回路に基づいて説明する。図5は実施の形態1の交流直流変換装置における第1および第2の双方向スイッチの動作に応じて示す回路図である。
第1および第2の双方向スイッチ3、4が2つあるため、そのオンとオフの組み合わせは4通りとなる。2つの双方向スイッチ3、4が同時にオンしたときは(電源短絡モード)、整流器2の入力端子間が短絡される。この時の回路動作を図5(a)に示す。第1および第2の双方向スイッチ3、4が同時にオンしている場合は、前述の如く整流器2の入力端子間が短絡されているため、電圧VcはVc=0となり、図4に示す電圧波形の領域(1)の電圧がコンバータ電圧Vcとして出力される。
第1の双方向スイッチ3がオン、第2の双方向スイッチ4がオフのときは(第1の倍電圧整流モード)、図5(b)に示すように、整流器2の入力端子間の電圧Vcは、第2のコンデンサ7の両端電圧と等しいため、直流電圧Voの1/2となり、コンバータ電圧Vcとして出力される。この場合は、電圧波形の領域は(2)である。
逆に、第1の双方向スイッチ3がオフ、第2の双方向スイッチ4がオンしたときは(第2の倍電圧整流モード)、図5(c)に示すように、整流器2の入力端子間の電圧は、第1のコンデンサ6の両端電圧と等しくなるため、図5(b)と同様に直流電圧Voの1/2となる。この場合は、引き続き領域(2)の電圧がコンバータ電圧Vcとして出力される。
次に、第1の双方向スイッチ3がオフ、第2の双方向スイッチ4がオフの場合は(全波整流モード)、図5(d)に示すように、全波整流状態となるので、整流器2の入力端子間の電圧Vcは、第1および第2のコンデンサ6、7の両端電圧であるVoと等しくなり、この時の電圧波形の領域は(3)である。
図4に示す電圧波形の領域(1)〜(3)の発生する時間比率や発生順序を適切に制御することによって、コンバータ電圧Vcは3レベル状の正弦波電圧として出力可能である。
図5に示す(e)〜(h)も前記と同様の動作で、交流電源1の極性が異なるだけの違いである。Vcの方向のみが変わっていないのは、Vcの極性、言い換えればVsの極性が負のときには、Vcも負極性となっていることを示すためである。よって、極性が負のときの領域もVc=−Vo/2の逆極性となる領域(2’)、Vc=−Voとなる領域(3’)を発生させることができる。
以上のように、第1および第2の双方向スイッチ3、4のオン・オフ動作を上手く組み合わせることにより、整流器2の入力端子間電圧であるVcを電源半周期に1回または2回の短絡動作スイッチングよりも多レベル化、すなわち、0、Vo/2、Voの3レベル化された電圧を出力することで、低周波のスイッチングのままリアクタ5の小型化が可能になる。
さらに、図5(b)、(c)、(f)、(g)の状態は、第1および第2のコンデンサ6、7の接続点と交流電源1の一端と接続されるので、所謂、倍電圧整流と同じ構成の回路となる。このような2つの双方向スイッチ3、4のうち、片側だけがオンする状態の出現率、言い換えると、Vo/2がコンバータ電圧Vcとして出力される割合を適切に制御することにより、直流電圧Voの値を全波整流で得られる直流電圧以上の値に制御できることを意味する。
2つの双方向スイッチ3、4の動作をパソコンなどの解析手段等で予め決めておくことにより、制御する技術が非特許文献1に記載されている。しかしながら、オン・オフするタイミングは位相角度に応じて無限に設定することが可能であり、さらに、直流電圧Voを所望する電圧値になるようなオン・オフタイミングを探索することは事実上不可能に近かった。
そこで、非特許文献1ではGAを用いて探索する手法が提案されているが、高調波電流を抑制する以外に、直流電圧Voを所望する値まで探索する手法までは見出されていない状況であった。さらに、動作する負荷条件が変化する製品や機種数が多い製品では、このように無限にあるパラメータから必要なパラメータを抽出する方式は実用化しにくい。
本実施の形態1では、予め演算によりオン・オフタイミングを探索するのではなく、フィードバック制御により、2つの双方向スイッチ3、4のオン・オフタイミングを決定する。
ここで、本実施の形態1におけるフィードバック制御を図6を用いて説明する。図6は図3における原理回路構成から導いて示すベクトル図であり、教科書にも記載される一般的なものである。図6(a)は交流電源1の電圧Vsに対し、リアクタ5で電流Iが遅れ位相を示すベクトル図である。この電流Iに直交するようにリアクタ5での電圧降下jwLIが発生し、整流器2の入力端子間のコンバータ電圧となるVcとのベクトル加算で交流電源1の電圧Vsと一致する。
ここで、力率が1となるコンバータ電圧Vcを出力するには、図6(a)の三角形が図6(b)に示すように、VsとjwLIが直交する直角三角形となればよい。そこで、コンバータ電圧Vcは、交流電源1に対して遅れ位相φが、
φ=tan-1 (wLI/Vs)
となるように位相角を制御すればよい。また、コンバータ電圧Vcの振幅V2 は、V2 =V1 /cos(φ)となるべく、出力すればよい。もしくは、図6(b)の直角三角形の三平方の定理より、√(Vs2 +(wLI)2 )と出力しても良い。
出力する電圧の位相角および振幅が一意に決まるように制御系を構築すれば、公知であるノコギリ波変調や三角波変調、空間ベクトル変調、ダイポーラ変調などの変調方式を適用することで2つの双方向スイッチ3、4を動作させるべき動作信号を生成できる。
コンバータ電圧Vcの振幅V2 は、位相角φの関数であるため、まず、交流電源1の電圧Vsとコンバータ電圧Vcとの位相差φをフィードバックで導出すればよい。今回、交流直流変換装置の出力の直流電圧Voを制御するため、直流電圧制御により、位相角φを求める。
図7に位相角φの制御のための制御ブロックの一例を示す。直流電圧指令値と直流電圧検出値(Vo)とを比較し、その差分をPI制御器に入力する。PI制御器での出力は、一般的に電流指令であることは、引用の特許文献5からも明らかである。従って、PI制御器からの出力値となるべく電流が流れれば、位相角φの制御が可能となる。
位相角φは、交流電源1の電圧Vsと入力電流Iの関数であり、交流電源1の電圧Vsは既知であることから、PI制御器の出力を前述した位相角φの数式の電流Iに入力することで、位相角φが導出できる。位相角φが導出できれば、振幅V2 も簡単に算出される。さらに、位相角φを交流電源1の位相に同期させるために、PLLさせて動作させることは問題なく、位相角φの精度向上が図れ、高調波電流がさらに低減できる効果を奏する。また、図7(b)に示すように、位相角φから振幅V2 を生成するのではなく、図6(b)に示す直角三角形の関係から、図7(b)に示すようにPI制御器の出力である電流指令から振幅V2 を導出しても何ら問題なく、同等の効果を有することは言うまでもない。
これによりコンバータ電圧Vcを生成できる。この電圧Vcから第1および第2の双方向スイッチ3、4への分配は、一般的なユニポーラ変調で実現できる。そのユニポーラ変調の波形図を図8に示す。図8の(a)、(b)に示す正弦波波形は出力電圧Vcである。図8(a)が第1の双方向スイッチ3のための変調信号、図8(b)が第2の双方向スイッチ4のための変調信号である。
まず、図8(a)の波形について説明する。正極性と負極性にて反転した三角波にて比較する。負極側の絶対値をとれば、正極側と一致するのでユニポーラ変調である。コンバータ電圧Vcが搬送波である三角波より大きい場合にオフすることで、第1の双方向スイッチ3の動作信号が得られる(図8(c)の波形(Hi側がオン)参照)。
次に、図8(b)の波形であるが、第2の双方向スイッチ4は、コンバータ電圧Vcに対し負極側となるので、変調波形は図8(a)に対し180度位相を反転した正弦波の−Vcとなる。さらに、搬送波である三角波も図8(a)に対し180度位相を反転させている。この変調波と搬送波を前記と同様に比較し、第2の双方向スイッチ4の動作信号が得られる(図8(d)の波形参照)。
図8の(c)と(d)の波形にて、第1の双方向スイッチ3と第2の双方向スイッチ4を動作させることで発生するコンバータ電圧Vcは、図8の(c)と(d)の波形を足し合わせても得られる。しかし、図8の(c)と(d)はHiがスイッチのオンであるため、Hiを0、Loを1として加算すると、図8(e)のチョッピングされたコンバータ電圧Vcが得られる。これにより、ユニポーラ変調を適用することによりコンバータ電圧Vcを第1および第2の双方向スイッチ3、4へ分配できる。
ここで、図5における(c)、(d)は交流電源1が同一極性であり、Vo/2を出力する同一回路形態、所謂倍電圧整流の構成であるが、同一極性中に異なるVo/2を出力する回路構成を設ける必要がある。2つのコンデンサ6、7を直列に2個設けて直流電圧Voの1/2を出力しているが、Vo/2を出力している時は倍電圧整流であるため、第1のコンデンサ6もしくは第2のコンデンサ7の何れかが充電されることとなる。片側のコンデンサだけ充電するとコンデンサ両端間の出力電圧の1/2と成らなくなり、コンバータ電圧Vcが歪むことにより、入力電流も歪んでしまい、高調波電流を抑制できない。
したがって、交流電源1の同一極性中に第1のコンデンサ6および第2のコンデンサ7が充電され、直流電圧Voの1/2のバランスが保たれるように第1の双方向スイッチ3と第2の双方向スイッチ4をバランス良く動作させる必要がある。
ここで、ユニポーラ変調は、第1の双方向スイッチ3のみオンの状態と、第2の双方向スイッチ4のみオンの状態と、この2つのVc=Vo/2となる動作モードが交互に発生する点で本回路の構成に非常に適している変調方式である。
なお、本実施の形態1では、ユニポーラ変調として説明しているが、ユニポーラ変調でなくとも2つの双方向スイッチ3、4にてコンバータ電圧Vcが出力されるようにバランス良く分配できれば、例えば、バイポーラ変調やダイポーラ変調、ノコギリ波変調や空間ベクトル変調など、どのような変調方法でも同等の効果を有することは言うまでもない。
以上のように実施の形態1によれば、第1の双方向スイッチ3と第2の双方向スイッチ4をバランスよく動作させ、整流器2の入力端子間であるコンバータ電圧Vcを3レベル状の正弦波電圧とすることにより、リアクタ5に流れる電流Iを正弦波化することができる。これにより、従来の電源半周期に1回もしくは数回だけスイッチを動作させる方式よりもリアクタ5を小型化することが可能となる。
また、高周波PWMによるスイッチ動作よりリアクタ5を小型化することができないが、低周波、例えば1kHz〜5kHz程度のPWMにて動作させることが可能となり、高周波PWMによるノイズ対策でのコストアップがなく、安価に実用化することができる。これは、コンバータ電圧Vcを正弦波化して出力するだけで入力電流制御無しで入力電流を略正弦波に実現可能なためであり、これにより低周波なPWMにて動作可能となる。
さらに、コンバータ電圧Vcを例えばユニポーラ変調などの変調方式を用い、直流電圧Voをフィードバック制御することにより、所望の出力電圧を得るために必要なパラメータを探索することなく、機種数や仕様の異なる製品群に容易に適用することが可能となる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図9において、第1の双方向スイッチ10には、IGBT3aに流れる電流を検出する電流検出器3cが設けられ、第2の双方向スイッチ11には、同様にIGBT4aに流れる電流を検出する電流検出器4cが設けられている。
制御回路20は、交流電源1の位相を検出する電源位相検出部21と、第1の双方向スイッチ10と第2の双方向スイッチ11からの検出電流に基づき過電流を検出する過電流検出部22と、第1のコンデンサ6の両端電圧を検出する第1の電圧検出器23と、第2のコンデンサ7の両端電圧を検出する第2の電圧検出器24と、第1の電圧検出器23と第2の電圧検出器24とからの電圧に基づき過電圧を検出する過電圧検出部25と、第1および第2の電圧検出器23、24により検出された電圧と電源位相検出部21の電源位相とに基づき直流電圧指令値にフィードバック制御する第1および第2の双方向スイッチ10、11の動作によるコンバータ電圧Vcをそれぞれ演算するコンバータ電圧演算部26と、過電流検出部22および過電圧検出部25からの信号とコンバータ電圧演算部26により演算されたコンバータ電圧Vcから2つの双方向スイッチ10、11の動作信号を生成する動作信号生成部27とを備えている。
第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7は、コンデンサ両端間の電圧が平衡している必要がある。それは、コンバータ電圧Vcが一方のコンデンサの両端電圧を交互に出力するからであり、この電圧レベルがVo/2ではない場合、コンバータ電圧Vcが非対称の高調波歪みを有する電圧源となるため、リアクタ5に流れる電流Iに高調波電流が発生してしまう。また、高調波電流が増加するだけでなく、直流オフセット成分が入力電流に重畳するため、交流電源1に接続される他の機器への悪影響を及ぼすことが懸念される。さらに、コンデンサの両端に印加される電圧が一方のみコンデンサの耐圧を超えることも懸念され、また、一方のみのコンデンサだけ劣化が進行する恐れもある。
そこで、第1のコンデンサ6の両端電圧を検出する第1の電圧検出器23、第2のコンデンサ7の両端電圧を検出する第2の電圧検出器24により、相互のコンデンサ両端電圧を検出する。例えば、図5(b)では、第1の双方向スイッチ3をオンすると第2のコンデンサ7が充電され、図5(c)では、第2の双方向スイッチ4をオンすると第1のコンデンサ6が充電される。逆に交流電源1の極性が反転すると、図5(f)のように第1の双方向スイッチ3をオンすると第1のコンデンサ6が充電され、図5(g)では、第2の双方向スイッチ4をオンすると第2のコンデンサ7が充電される。
このように、交流電源1の極性によって、スイッチと充電されるコンデンサが入れ替わる。この入れ替わりが、コンデンサ間の電圧アンバランスを発生させる。これについて以下に説明する。
第1のスイッチ双方向10と第2の双方向スイッチ11が共にオンしている場合、前述したようにコンバータ電圧Vcは0となる。しかしながら、2つの双方向スイッチ10、11は、図1もしくは図9ではIGBTとダイオード整流器とにより構成されており、これら半導体は、オン状態でも僅かながら飽和電圧が発生し、電圧=0ではない。したがって、交流電源1の正極性の時、コンバータ電圧Vcは、Vc>0であり、負極性の時、コンバータ電圧Vcは、Vc<0である。
コンバータ電圧Vcは交流電源1の電圧Vsより遅れ位相になっている。したがって、VsとVcの極性が反対極性となる状態が交流電源1のゼロクロス直後に発生する。このゼロクロス直後の極性違いの状態では、スイッチングにより充電されるコンデンサと飽和電圧の関係が反転する。そのため、充電されるコンデンサが交流電源1の極性によって入れ替わると、この僅かな極性違いの区間における僅かな飽和電圧だけが誤差電圧となり、相殺されずに一方だけのコンデンサに充電されてしまう。
これは、例えば、負極の飽和電圧が第1のコンデンサ6に、正極の飽和電圧が第2のコンデンサ7に充電されることを意味する。なお、逆の極性の飽和電圧も各々のコンデンサ6、7に充電されることもあり得ることを断っておく。
従って、本実施の形態2では、ゼロクロス付近のアンバランス発生要因であるこの誤差電圧を必ず一方のコンデンサに充電するように第1および第2の双方向スイッチ10、11を動作させる。図10を使用して説明する。図10は実施の形態2の交流直流変換装置における第1および第2の双方向スイッチの動作信号の割付を示す波形図である。なお、図10は、図8の変調信号に対応して記載するため、図8(a)の変調信号である正弦波に対応しているのが、図10(a’)の実線の正弦波である。同図(a’)の一点鎖線の正弦波は交流電源1の電圧Vsを表す。交流電源1の電圧Vsを1/4周期毎の区間に分け、それを1〜4と図10に示す。交流電源1の立上りゼロクロス点から正極性でのピーク点までを区間1とし、正極性のピーク点から立下りのゼロクロス点までを区間2とする。
図8において、2つの双方向スイッチ10、11を動作させる動作信号(c)、(d)はduty幅が異なるため、(c)で動作させた場合と(d)で動作させた場合ではコンデンサへの充電量は異なる。図8(c)の信号は第1の双方向スイッチ10であるSaの動作信号とし、(d)の信号は第2の双方向スイッチ11であるSbの動作信号とすると、図10に示す区間1では図8(c)の信号による充電は第2のコンデンサ7に、区間3では第1のコンデンサ6に行われる。前述の遅れ位相による飽和電圧の誤差が無ければ、図8(c)の動作信号をSaへ割り当てておけば、交流電源1の極性反転により、充電コンデンサが入れ替わるので、充電量が相殺され、アンバランスは発生しない。
しかしながら、飽和電圧の誤差のため、図8(c)の信号は、第1の双方向スイッチ10であるSaと第2の双方向スイッチ11であるSbの両者に均等に割り振る。区間1と区間3での倍電圧整流における充電コンデンサを一致させるため、区間1と区間3、区間2と区間4で図8(c)、(d)の動作信号の割り振りを変える。
図10における(f)の信号は、図8(c)の動作信号の割付を表した信号である。図8(c)の信号を区間1と4は第1の双方向スイッチ10であるSa、区間2と3は第2の双方向スイッチ11であるSbに割り付ける。同様に図10(g)の信号は、図8(d)の動作信号の割付を示した信号である。図10(f)と(g)に示すように、交流電源1の1/4周期毎に動作信号の割付を変化させ、電源半波での位相角と充電コンデンサの配分を一致させるように動作信号を割り当てる。
このようにユニポーラ変調で得られた動作信号を、充電されるコンデンサを考慮して再割付することで電圧のアンバランスを抑制することができる。また、前記では、区間1と4、区間2と3の組み合わせにて再割付の信号を生成したが、充電されるコンデンサを考慮して再割付すればよく、例えば、交流電源1の極性に応じて、充電されるコンデンサが入れ替わるため、交流電源1の極性に合わせて再割付をしても同等の効果が得られる。交流電源1の極性に合わせることは、区間1と2、区間3と4で組み合わせることとなる。
さらに、第1の電圧検出器23は、第1のコンデンサ23を充電するスイッチのための変調率を算出するために使用し、第2の電圧検出器24は第2のコンデンサを充電するスイッチのための変調率を算出するために利用する。
以上のように実施の形態2によれば、充電モードが電源の位相角で常時一致するように2つの双方向スイッチ10、11の動作信号の割付を変更し、さらに、2つの双方向スイッチ10、11をオン・オフする動作信号の変調率算出を各々検出する電圧に基づいて実施することで、第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7との間のコンデンサ電圧のアンバランスを極力抑制することが可能となる。
また、第1および第2の電圧検出器23、24により検出された電圧との差電圧を演算し、差電圧の分だけ双方のコンデンサ充電量を調整するように変調率を操作しても、前記と同等の効果を有することは言うまでもない。さらに、1キャリア中に第1および第2の電圧検出器22、23による差電圧をPWMのduty比として補正し、コンデンサの充電量を操作することでアンバランスを抑制するよう制御しても前記と同等の効果を有することは言うまでもない。
なお、本実施の形態2では、第1の電圧検出器23で第1のコンデンサ6の電圧を、第2の電圧検出器24で第2のコンデンサ7の電圧を検出するように構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、直流負荷8に印加される直流電圧Voと第2の電圧検出器24にて検出される第2のコンデンサ7の電圧を検出し、第1のコンデンサ6の電圧を検出しなくとも演算により求めるようにしても良い。
さらに、本実施の形態2では、ユニポーラ変調にて説明しているため、交流電源1の同一極性中に倍電圧整流となるスイッチのオン動作モードが2種類、図5の(c)と(d)、(f)と(g)が必ず発生しているが、ユニポーラ変調を用いない構成の場合、必ず倍電圧整流の異なる動作モード、換言すると直列に接続された2つのコンデンサ6、7の双方共に整流器2の入力端子に接続されることが必要であり、これによりコンデンサ電圧のアンバランスを抑制することが可能となる。さらに、交流電源1の異極性において各々のコンデンサ6、7の充電量は平衡させるよう2つの双方向スイッチ10、11の動作を制御することが重要である。
また、図11に示すように第1および第2のコンデンサ6、7に並列に抵抗12、13よりなる分圧回路を接続することで、直流電圧Voの分圧電圧が第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7の接続点となる中間電圧となるため、コンデンサ間の電圧差が抵抗分圧によって抑制できる。さらに、図1や図9に示すようにリアクタ5を交流電源1の片側のみに挿入するのではなく、図11に示すように両側にリアクタ5a、5bを挿入することによってもアンバランスを低減することができる。このような回路要素の追加によっても電圧のアンバランスを抑制できる。
また、本実施の形態2では、コンデンサ電圧を平衡化するように動作させて高調波電流の抑制や直流オフセット成分の抑制を図る構成としているが、これに限定されるものではなく、例えば、入力電流の高調波電流を検出するために、入力電流検出器を設け、高調波電流を少なくするように変調率や振幅を補正するような構成としても何ら問題が無く、同等の効果を有することは言うまでもない。
更に言えば、入力電流ではなく、第1および第2の双方向スイッチ10、11の接続点と第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7の接続点との間を流れる中性点電流を検出し、このオフセット成分を抑制するように構成しても、同等の効果を有することは言うまでもない。
以上のように構成することにより、コンデンサ間のアンバランスを抑制し、アンバランス抑制により発生する高調波電流、特に偶数次を抑制できる。さらに、直流オフセット成分も抑制でき、交流電源系統に接続される他の機器への影響を抑えることができ、信頼性の高い交流直流変換装置を得ることができる。またさらに、コンデンサの耐圧を必要以上に高くすることなく適正な値のものを使用でき、一方のみのコンデンサの劣化進行も抑制できる。
実施の形態3.
図12は本発明の実施の形態3に係る交流直流変換装置を示す回路ブロック図である。なお、図1、図9で説明した実施の形態1、2と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図12に示す交流直流変換装置は、第1および第2の双方向スイッチ10、11の接続点と第1および第2のコンデンサ6、7の接続点との間に、2つの双方向スイッチ10、11の短絡破損時に回路を保護するためのリレー14(第3の双方向スイッチ)が設けられ、直列接続の抵抗12、13に並列に接続された平滑コンデンサ16を備えている。この平滑コンデンサ16は、第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7の直列接続による両端電圧を安定化させるためである。また、交流電源1との接続線に挿入されたヒューズ15を備えている。
前述した平滑コンデンサ16は、前述の通り直列接続された第1のコンデンサ6および第2のコンデンサ7の接続点である中性点電圧をコンバータ電圧Vcに利用してコンバータ電圧Vcを制御している。しかしながら、コンデンサは直列接続すると、合成コンデンサ容量が単品でのコンデンサ容量に対し低下する。例えば、第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7の容量が共に1000uFの場合、合成コンデンサ容量は、その半分の500uFとなる。そこで、平滑コンデンサ16により、低下したコンデンサ容量を補助する。言い換えると、直流負荷8に対し、コンデンサ容量として1000uF必要であると仮定すると、第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7の容量が共に1000uFとし、平滑コンデンサ16の容量を500uFとすれば、合成コンデンサ容量が1000uFとなる。
このように、直流負荷8に対し、必要なコンデンサ容量を平滑コンデンサ16により補助することで、部品点数を少なく、必要な容量を確保することができる。
なお、コンデンサは容量と耐圧にて価格が決まるが、平滑コンデンサ16は、第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7に対し、少ない容量で直流負荷8に対して大きな容量が確保できるが、2倍の耐圧が必要となる。容量UPよりも耐圧UPの方がコスト高であるならば、平滑コンデンサ16を接続するのではなく、第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ7の容量UPで実現しても何ら差し支えなく、最少のコストアップで実現できることは言うまでもない。
次に、リレー14について説明する。第1および第2の双方向スイッチ10、11は、それぞれIGBT3a、4aなどのスイッチング素子が短絡故障を起こさないようにするための電流検出部3c、4cを備えており、短絡故障は過電流検出部22により保護されている。しかしながら、製品の安全性をさらに確保するために過電流保護されない稀な場合に備えてリレー14が設けられている。このリレー14は、通常オンしており、オフする場合は稀な保護動作のみである。
引用の特許文献1、2では、スイッチング素子が短絡故障すると、交流電源を常時短絡することとなるため、必ず交流電源からの入力側に設置されるヒューズが溶断し、製品の破損が進まないようにしている。また、引用の特許文献3、4では、スイッチング素子が短絡故障した場合、もう一方のリレーであるスイッチがオンのときにヒューズが溶断し、リレーであるスイッチがオフしている場合は、倍電圧整流状態となって問題なく動作可能になっている。
本実施の形態3では、スイッチング素子(IGBT3a、4a)を2個用い、仮に一方が短絡故障している場合に他方がオンしている条件では、前述の特許文献3、4と同様に短絡電流が流れる。しかしながら、短絡故障を発生させないための電流検出部3c、4cを有しているため、ヒューズ15が溶断する前に過電流保護により動作保護されることとなる。
前述したように従来技術では、短絡故障していれば必ずヒューズが溶断することで製品が動作しなくなり、ユーザーが故障を認識できるが、本実施の形態3では、一方のスイッチング素子が短絡故障しても、他方のスイッチ素子が正常に動作していれば、ヒューズ15を溶断することなく、交流直流変換装置としては動作を継続することとなる。このような状況の元で動作を継続すると、交流電源系統に高調波電流を多く流出し、直流オフセットが重畳した電流を流すこととなり、例えば、一般家庭に使用される電化製品などへの悪影響を及ぼすことが予想される。
そこで、本実施の形態3では、前述したように、第1および第2の双方向スイッチ10、11の接続点と、第1および第2のコンデンサ6、7の接続点との間にリレー14が挿入されており、さらに、過電流検出部22からの異常信号が多発する場合に、スイッチング素子の短絡故障と判断して第1および第2の双方向スイッチ10、11の動作を停止させ、リレー14をオフさせるような信号を出力する。
一方のスイッチング素子が短絡故障していると、倍電圧整流を同じ動作モードとなるため、直流負荷8側には全波整流を基準にした場合の2倍の電圧が出力される。直流負荷8側でその耐圧まで保証されていれば良いが、例えば、国内200Vを電源とした場合、倍電圧時には565V程度が出力され、交流電源系統の電圧変動が+10%のとき622Vまで上昇してしまう。通常の半導体の耐圧は600Vが一般的であり、それ以上の耐圧はコストアップの要因となるため、負荷側は600V以上の印加電圧は容認できない場合が多いと予測される。そこで、リレー14の開動作により、必ず全波整流による整流電圧程度の出力に抑制することで、接続する直流負荷8の耐圧破壊を抑制することができる。
次に、過電圧保護について説明する。正常状態であれば、第1および第2の双方向スイッチ10、11を共にオフする。この時、過電圧保護レベルとしては全波整流基準の電圧より高い第1の過電圧レベルとすると、2つの双方向スイッチ10、11を共にオフしても、この第1の過電圧レベルを下回らない場合は、例えば、第1の過電圧レベルより高く、倍電圧整流基準より低く設定された第2の過電圧レベルを超えた場合に、前記のリレー14をオフするようにする。
これにより、ノイズなどによる誤動作や直流負荷8の急停止などによる直流電圧Voの上昇に対し、過電圧保護で2つの双方向スイッチ10、11の動作を停止させ、それでも電圧が低下しない場合は、何れか一方のスイッチが破損している恐れもあるので、リレー14をオフし、強制的に全波整流モードとする。
また、第2の過電圧レベルよりも高い第3の過電圧レベルを設定しておき、第1および第2の双方向スイッチ10、11における短絡破損の保護のためのリレー14が溶着し、第3の過電圧レベルを超えるようであれば、2つの双方向スイッチ10、11の双方ともオンさせて、電源短絡を強制的に発生させ、ヒューズ15を溶断させるように動作させても良い。
なお、第3の過電圧保護レベルによる動作は、回路のハードウェアにて実施しても良いし、制御マイコンなどのソフトウェアで実施してもよい。これにより、保護のための部品の保護も実現でき、念には念を入れた保護であることから、本実施の形態3の交流直流変換装置を採用した製品の信頼性が向上する。
実施の形態4.
図13は本発明の実施の形態4に係る圧縮機駆動装置を示す回路ブロック図、図14は空気調和機の冷媒回路図である。なお、今までに述べた実施の形態と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
本実施の形態4の圧縮機駆動装置は、図13に示すように、交流直流変換装置と、この交流直流変換装置の出力端に接続されたインバータ18と、インバータ18の出力端に接続されたモータ30a(永久磁石モータ)とから構成されている。モータ30aは、図14に示すように、空気調和機の冷媒回路上に設けられた圧縮機30のモータである。前記の交流直流変換装置により、出力の直流電圧Voを全波整流前後から倍電圧整流前後まで任意に可変することができる。これにより、圧縮機30のモータ設計の自由度が増す。
例えば、空気調和機のように、運転時間が長い低速回転にて効率が良くなるようにモータ30aを設計すると、モータ30aの起電圧定数が上昇し、急速冷房、急速暖房時のモータ最高回転数に必要なモータ印加電圧が上昇してしまうため、昇圧限界までのモータ設計としなければならなかった。
そこで、本実施の形態4の圧縮機駆動装置を空気調和機に適用した場合、急速冷房、急速暖房時の出力である直流電圧Voを昇圧し、モータ最高回転数に必要な直流電圧Voを任意に可変させることが可能となる。これにより、低速運転時に効率が良くなるようにモータ30aを設計し、最高回転時には、交流直流変換装置にて直流電圧Voを昇圧することで最高回転数を確保することができる。
これにより、急速冷房、急速暖房、過負荷運転時の空気調和機の性能を落とすことなく、低速運転時、言い換えるとユーザーの通常使用時の効率を向上させることができる。
また、出力の直流電圧Voをモータ30aの回転数や負荷トルク、軸出力やインバータ出力に応じて制御することにより、モータ30aに対して最適な直流電圧Voとなり、インバータ18の動作により発生するモータ30aでの鉄損が抑制されるため、モータ30aおよびインバータ18の効率を高めることができる。
なお、モータ30aを駆動する場合、高速回転時は高い直流電圧Voが必要であるが、低速時は直流電圧Voが低くてもモータ30aを駆動することが可能であるので、図4に示すようなスイッチングにて第1および第2の双方向スイッチ10、11を動作させるよりも、従来技術にて示される図2のようなスイッチングにより動作させて直流電圧Voを確保するようにしても良い。
また、モータ30aを駆動する場合、モータ30aの回転数に応じて、第1および第2の双方向スイッチ10、11の動作を図2あるいは図4の方式の何れかに切り替えても何ら差し支えなく、モータ30aおよびインバータ18、交流直流変換装置の全てを含めた全体の効率が高くなるように構成しても前述と同等の効果もしくはそれ以上の効果を有することは言うまでもない。さらに、図2では電源半周期に1パルスのみの動作であるが、数回程度の動作であれば何ら支障はなく、ノイズ発生量が増えないレベル以下のパルス数が望ましい。
実施の形態5.
図15は本発明の実施の形態5の交流直流変換装置における制御回路の動作信号生成部を示す制御ブロック図、図16は実施の形態5の交流直流変換装置におけるパルス密度変調の動作波形図、図17は実施の形態5の交流直流変換装置におけるパルス幅変調とパルス密度変調を示す波形図である。
本実施の形態5は、モータ30aを駆動するインバータ18を負荷とする交流直流変換装置の制御回路20の動作信号生成部27に、一般的なアナログディジタル変換などで用いられているΔΣ変換器40を適用したものである。このΔΣ変換器40は、積分器41と、量子化器42と、遅延回路43とを有し、入力信号をパルス密度変調(PDM)する。前述の実施の形態まではユニポーラ変調にて説明していたが、ユニポーラ変調も三角波を搬送波として変調信号、ここでは、コンバータ電圧Vcと比較し、第1及び第2の双方向スイッチ10、11の動作信号を生成している。したがって、ユニポーラ変調もパルス幅変調(PWM)にて動作波形を生成していると言える。
第1の双方向スイッチ10と第2の双方向スイッチ11とに動作信号を分配するために、前述の如くユニポーラ変調を用いて説明したが、パルス密度変調について説明する。
PDMは、パルス間の密度にて変調をかける方式であり、図16(a)に示す正弦波をパルス密度変調すると、図16(b)のような信号が得られる。本実施の形態5の交流直流変換装置は、可能な限り、低周波スイッチングにして、引用の特許文献1又は2でのノイズ対策の部品レベルにコストを抑制することが目的である。
そこで、ユニポーラにて変調波のコンバータ電圧Vcをパルス密度変調すると、PWMによる波形に対し、さらに、スイッチングの少なくノイズ発生の少ない動作信号を得ることができる。これにより、1〜5kHzといった低周波スイッチングをさらに低周波のスイッチングにすることができ、ノイズ対策費用を削減し、コストアップを抑制できる。
また、パルス密度変調は、DA変換としても利用可能であるため、前述とは異なり、コンバータ電圧VcをまずPWMにて動作信号を生成し、そのPWM信号をパルス密度変調(PDM)することでも適用できる。このように構成すると、図17に示すように、PWM信号よりパルス数を低減でき、特にピーク付近でのスイッチングを抑制することができる。これにより、自己発生ノイズをPWM制御より低減でき、安価なノイズ対策で実用化できる。
なお、本実施の形態5では、パルス密度変調にて説明したが、何もパルス密度変調(PDM)でなくとも構わず、例えば、位相角を所定区間に分割し、その中で時間比率を分配するように構成しても良い。さらに、負荷量が一定、この場合はモータ30aの出力が一定のとき、位相角に応じてPWM信号のduty比率が一意に設定されるため、繰返し制御などを利用し、パルス数を低減させるように構成しても良い。これにより、PDMと同様にスイッチングを少なくなり、発生ノイズを抑制できるので安価なノイズ対策で実用化できる。
また、各実施の形態では、低周波でスイッチングしており、1〜5kHzと低いキャリア周波数のPWMであっても、PDMであっても、低周波スイッチングとなるため、耳障りな低い電磁騒音がリアクタ5から聞こえる。例えば図18に示すように、中央部に巻線51が施されている形状のリアクタ5の場合は、中央部のコア52が電磁石となり、頭上の横向きになったコア53を引き寄せ、ここが振動するために電磁騒音の原因となっている。中央部のコア52と上側のコア53には空隙、所謂ギャップがある。そこで、図18に示すように、そのギャップに例えば非磁性材の樹脂部材54を挿入することで、上側のコア53の撓み振動を抑制し、リアクタ5からの電磁騒音を抑制できる。コア52、53から発生する電磁騒音であるため、巻線51がアルミ線、銅線、その他の素材であっても同等の効果を有することは言うまでもない。
なお、ギャップに非磁性材の樹脂部材54を挿入したことを述べたが、これに限定されるものではなく、リアクタ5からの電磁騒音を抑制することが可能な構造であれば何でも良い。さらに、PWM制御の場合、キャリア周波数成分を主成分とするピーク音が発生するが、PDMにした場合、キャリア周波数による特定周波数のピークが分散され、耳障りの悪いピーク音を抑制できる。またさらに、PWM制御で空間ベクトル制御などを用いてベクトルをランダムにばらつかせてキャリア周波数成分を分散させても差し支えない。
またさらに、第1および第2の双方向スイッチがIGBT3a、4aとダイオード整流器3b、4bとで構成されていることを述べたが、図19に示すように、一方向に電流を流す直列接続の第1のスイッチング素子60および第1のダイオード61と、前記第1のスイッチング素子60および第1のダイオード61に並列に接続され、前記電流を逆方向に流す直列接続の第2のスイッチング素子62および第2のダイオード63とから構成される双方向スイッチであっても良い。なお、図19では第1のスイッチング素子60と第1のダイオード61との接続点と、第2のスイッチング素子62と第2のダイオード63との接続点とが接続されていないが、これらの接続点を接続した双方向スイッチであっても良い。
本発明の直流交流変換装置の活用例として、直流で電力消費を行う負荷向けの電源装置に利用可能である。特に、インバータの電源装置として利用でき、モータ30aを駆動するインバータ18に適用することによる省エネの実現、安価でノイズの少ない交流直流変換装置を、空気調和機や冷凍機、洗濯乾燥機のほか、冷蔵庫、除湿器、ヒートポンプ式給湯機、ショーケース、掃除機など家電製品全般に適用可能であり、ファンモータや換気扇、手乾燥機などへの適用も可能である。さらには、モータ30aではなく、静止物、例えば電磁誘導加熱調理器など電磁誘導を用いる製品への適用も可能である。

Claims (29)

  1. 交流電源にリアクタを介して接続される整流器と、
    該整流器の出力端子間に直列に接続された複数のコンデンサと、
    一端が前記整流器の一方の入力端子に接続され、他端が前記複数のコンデンサの接続点に接続された第1の双方向スイッチと、
    一端が前記整流器の他方の入力端子に接続され、他端が前記第1の双方向スイッチの他端に接続された第2の双方向スイッチと、
    前記整流器に入力される電圧から所望の出力電圧値に制御するように交流電源の半周期間中に前記第1および第2の双方向スイッチを動作させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする交流直流変換装置。
  2. 前記第1および第2の双方向スイッチの他端の接続点と前記複数のコンデンサの接続点との間に挿入された常閉の第3の双方向スイッチを備えたことを特徴とする請求項1記載の交流直流変換装置。
  3. 前記制御手段は、前記整流器の入力端子間の電圧が正弦波状になるように前記第1および第2の双方向スイッチを動作信号で動作させることを特徴とする請求項1又は2記載の交流直流変換装置。
  4. 前記制御手段は、前記整流器の入力端子間の電圧の振幅および位相差の何れかが少なくとも一方を制御するように前記第1および第2の双方向スイッチを動作させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の交流直流変換装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1および第2の双方向スイッチをそれぞれPWMした動作信号により動作させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の交流直流変換装置。
  6. 前記制御手段により生成されたそれぞれのPWMの動作信号は、交流電源の所定の位相角毎に交互に切り替えて前記第1および第2の双方向スイッチを動作させることを特徴とする請求項5記載の交流直流変換装置。
  7. 前記制御手段は、PWMした動作信号をさらにPDMして前記第1および第2の双方向スイッチを動作させることを特徴とする請求項5又は6記載の交流直流変換装置。
  8. 前記制御手段は、PWMした動作信号を所定の位相角毎に発生比率に応じて再配分して前記第1および第2の双方向スイッチの動作回数を低下させることを特徴とする請求項5又は6記載の交流直流変換装置。
  9. PWMのキャリアは5kHz以下であることを特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載の交流直流変換装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1および第2の双方向スイッチの動作信号をPDMにて生成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の交流直流変換装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1および第2の双方向スイッチを共にオフする全波整流モードと、
    前記第1の双方向スイッチをオンし、前記第2の双方向スイッチをオフする第1の倍電圧整流モードと、
    前記第1の双方向スイッチをオフし、前記第2の双方向スイッチをオンする第2の倍電圧整流モードと、
    前記第1および第2の双方向スイッチを共にオンする電源短絡モードとを備え、
    交流電源の半周期間中に前記4つのモード全てを発生させることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の交流直流変換装置。
  12. 前記制御手段は、前記第1の倍電圧整流モードと前記第2の倍電圧整流モードを、交流電源の同一極性中の発生割合が均一化するように制御することを特徴とする請求項11記載の交流直流変換装置。
  13. 前記制御手段は、前記第1の倍電圧整流モードと前記第2の倍電圧整流モードを、互いに交流電源の異なる極性中の発生割合が均一化するように制御することを特徴とする請求項11記載の交流直流変換装置。
  14. 前記制御手段は、前記第1の倍電圧整流モードと前記第2の倍電圧整流モードが交互に発生するように制御することを特徴とする請求項11記載の交流直流変換装置。
  15. 前記複数のコンデンサの両端電圧をそれぞれ検出する電圧検出器を備え、
    前記制御手段は、前記電圧検出器により検出された複数のコンデンサの両端電圧の差が小さくなるように前記第1の倍電圧整流モードと前記第2の倍電圧整流モードの発生割合を制御することを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の交流直流変換装置。
  16. 前記整流器の負極側に接続されたコンデンサの両端電圧を検出する電圧検出器を備え、
    前記制御手段は、前記電圧検出器により検出されたコンデンサの両端電圧と出力電圧とから残りのコンデンサの両端電圧を演算し、かつ、これら両端電圧の差が小さくなるように前記第1の倍電圧整流モードと前記第2の倍電圧整流モードの発生割合を制御することを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の交流直流変換装置。
  17. 前記制御手段は、出力電力もしくは入力電流に応じて所望の出力電圧値が得られるように前記第1および第2の双方向スイッチを動作させることを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の交流直流変換装置。
  18. 前記制御手段は、交流電源の半周期間中に前記第1および第2の双方向スイッチを動作させて所望の出力電圧値に制御し、出力電圧が所定値以上のときに前記第3の双方向スイッチをオフすることを特徴とする請求項2乃至17の何れかに記載の交流直流変換装置。
  19. 前記制御手段は、出力電圧が予め設定された第1の電圧レベルよりも高いときに、前記第1および第2の双方向スイッチを強制的にオフし、出力電圧が第1の電圧レベルよりも高く設定された第2の電圧レベルよりも高いときは、前記第3の双方向スイッチをオフすることを特徴とする請求項2乃至17の何れかに記載の交流直流変換装置。
  20. 前記整流器の入力端側に挿入されたヒューズを備え、
    前記制御手段は、出力電圧が予め設定された第1の電圧レベルよりも高いときに、前記第1および第2の双方向スイッチを強制的にオフし、出力電圧が第1の電圧レベルよりも高く設定された第2の電圧レベルよりも高いときは、前記第3の双方向スイッチをオフし、さらに、出力電圧が第2の電圧レベルよりも高く設定された第3の電圧レベルよりも高いときは、第1および第2の双方向スイッチを強制的にオンして、前記ヒューズを溶断させることを特徴とする請求項2乃至17の何れかに記載の交流直流変換装置。
  21. 前記複数のコンデンサに並列に接続された平滑コンデンサを備えていることを特徴とする請求項1乃至20の何れかに記載の交流直流変換装置。
  22. 前記複数のコンデンサに並列に接続された分圧回路を備えたことを特徴とする請求項1乃至21の何れかに記載の交流直流変換装置。
  23. 前記リアクタは、前記整流器の各入力端側にそれぞれ挿入されていることを特徴とする請求項1乃至22の何れかに記載の交流直流変換装置。
  24. 前記リアクタは、磁束の空隙部に電磁騒音抑制のための非磁性材が挿入されていることを特徴とする請求項1乃至23の何れかに記載の交流直流変換装置。
  25. 前記第1および第2の双方向スイッチは、少なくともダイオード整流器とスイッチング素子にて構成されていることを特徴とする請求項1乃至24の何れかに記載の交流直流変換装置。
  26. 前記第1および第2の双方向スイッチは、一方向に電流を流す直列接続の第1のスイッチング素子および第1のダイオードと、前記第1のスイッチング素子および第1のダイオードに並列に接続され、前記電流を逆方向に流す直列接続の第2のスイッチング素子および第2のダイオードとからなることを特徴とする請求項1乃至24の何れかに記載の交流直流変換装置。
  27. 請求項1乃至26の何れかに記載の交流直流変換装置と、
    出力端に圧縮機のモータが接続され、前記交流直流変換装置からの直流電力を交流電力に変換するインバータと
    を備えたことを特徴とする圧縮機駆動装置。
  28. 前記交流直流電源装置の制御手段は、第1の双方向スイッチもしくは第2の双方向スイッチの少なくとも一方が電源半周期に1回から数回程度動作させる制御モードを有し、前記モータの回転数又はモータ入力に応じて当該制御モードに切り替えることを特徴とする請求項27記載の圧縮機駆動装置。
  29. 請求項27又は28記載の圧縮機駆動装置により冷媒が循環されることを特徴とする空気調和機。
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