JP2004253538A - リアクタ - Google Patents

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哲也 湊
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Abstract

【課題】流入電流の変化に対し磁気騒音を低減させたリアクタを提供する。。
【解決手段】磁気ギャップ4に磁気ギャップスペ−サ5を配し、コイル3に電流流入時磁束と直交する中央磁脚1aの積層面に溝1bを設け、溝1b内にて中央磁脚積層溶接1cをする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータエアコン等の電源力率改善に用いられるリアクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリアクタは、図4・図5に示すような外鉄型の鉄心を使用するものであった。図4、5に示すとおり、E型積層鉄心1の中央磁脚1aと、これに対向して配置されるI型積層鉄心2との間に磁気飽和特性を調整する磁気ギャップ4を形成し、中央磁脚1aの周囲にコイル3を巻装し、さらにコイルへの電流流入時に発生する磁束と直交するE型積層鉄心1の中央磁脚1aを1cにて積層溶接し、磁気ギャップ4には非磁性体の磁気ギャップスペ−サ5を配し、E型積層鉄心1とI型積層鉄心2の突合せ部6を溶接固定する構成のものであった(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−31122号公報(図12)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、流入する電源電流の周期的変化によって鉄心積層間に発生する磁気振動に対する抑制ほうほうとして、積層溶接部1cにおいて溶接加工をしている。しかし、前記溶接加工時、溶接始終部に溶接電流の急激な変化により0.5mm程度の突起が発生する傾向があった。そしてこのギャップが積層部間の均一な接触を妨げ、磁気振動によるビビリ等の騒音を発生することがあった。
【0005】
この対策として、磁気ギャップスペ−サ5を鉄心間に勘合させる手段が取られていたが、前記突起により、磁気ギャップスペ−サ5の鉄心に対する接触圧力が低下し、振動防止効果が減じるなどして、効果は完全ではなかった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するために、磁気ギャップに挿入する磁気ギャップスペ−サ厚みを最適化し得る鉄心形態の低騒音リアクタを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明はコイルに電流流入時発生する磁束と直交する鉄心中央磁脚の磁束積層面に溝を設け、溝内にて鉄心積層間溶接をするものである。
【0008】
上記構成により、磁気ギャップ寸法に対し、最適厚みの磁気ギャップスペ−サが選択可能となり、磁気ギャップ部鉄心積層面に発生する磁気吸引力による振動を防止し、騒音を減少させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるリアクタの断面図であり、図2はE型積層鉄心の斜視図である。図1、図2において、従来例で用いた図4、図5と同じ構成については同符号を用い、説明は省略する。
【0011】
電流流入時に発生する磁束と直交する中央磁脚1aの積層面の中央に、深さ1mm程度の溝1bを設けたE型積層鉄心1を溝1b内の1cにて鉄心積層間溶接し、中央磁脚1aの周囲にコイル3を巻装し、磁気ギャップ4に樹脂成形品や紙等リアクタの耐熱温度に適する部材を用いた磁気ギャップスペ−サ5を配し、E型積層鉄心1とI型積層鉄心2の突合せ部6を溶接固定する。尚、磁気ギャップスペ−サ5の厚みはE型積層鉄心1とI型積層鉄心2との突合せ部溶接が可能な最大厚みとする。つまり、2ヶ所のE型積層鉄心1とI型積層鉄心2の突合せ溶接部6溶接時に加わる圧力により磁気ギャップスペ−サ5の厚み減少を踏まえ、突合せ溶接後、磁気ギャップ4の寸法Tと合致する厚みに設定するのが望ましい。
【0012】
かかる構成によればコイルヘ電流流入時発生する磁束と直交するE型積層鉄心1の中央磁脚1aに溝を設け、溝1b内の1cにて中央磁脚積層を溶接し、密着させることにより、磁気ギャップスペ−サ5と対向するE型積層鉄心1の中央磁脚1a及びI型積層鉄心2は強い接触圧力を持つ形態にでき、流入電流の変化時発生する磁気吸引力による振動を機械的に押さえることができ、磁気ギャップスペ−サ5による強い接触圧力を持たない中央磁脚1aの溝1b部は磁気ギャップ長が他部より長く、大きな磁気抵抗を保持し、他部に磁束が集中するため、磁気吸引力は他部より大幅に小さくなり、磁気吸引力による振動自体が低下することになり、振動による騒音を低下することができる。
【0013】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施例を示した、リアクタの正面図である。
図1に示した中央磁脚1aの部分を、E型積層鉄心1から分離し、図3の中央磁脚1dとし、中央磁脚1dの上下の対向する位置に、溝1eを設け、さらにその底部1fにて中央磁脚層を溶接し密着させたものである。
【0014】
この構成により、磁気ギャップスペ−サ5と対向する中央磁脚1d及びI型積層鉄心2は強い接触圧力を持つ形態にでき、流入電流の変化時発生する磁気吸引力による振動を機械的に押さえることができ、磁気ギャップスペ−サ5による強い接触圧力を持たない中央磁脚1dの溝1e部は磁気ギャップ長が他部より長く、大きな磁気抵抗を保持し、他部に磁束が集中するため、磁気吸引力は他部より大幅に小さくなり、磁気吸引力による振動自体が低下することになり、振動による騒音を低下することができる。
【0015】
なお、本発明の実施の形態1および2において、図4のように中央磁脚1a並びに1dの積層面の溝1c並びに1eの形状を台形形状でなく長方形あるいは円弧形状にしても同様な効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明は、第1の積層鉄心の中央磁脚と、前記第1の積層鉄心の中央磁脚に対向する第2の積層鉄心との間に、非磁性体の磁気ギャップスペ−サを配してなる磁気ギャップを有し、前記第1の積層鉄心の中央磁脚の周囲にコイルが巻装されている外鉄型リアクタにおいて、コイルヘ電流流入時発生する磁束と直交する中央磁脚積層面に溝を設け、前記溝内にて中央磁脚積層を溶接したものである。
【0017】
また本発明は、第1の積層鉄心をE型積層鉄心とし、第2の積層鉄心をI型積層鉄心としたものである。
【0018】
また本発明は、第1の積層鉄心と第2の積層鉄心の間に第3の積層鉄心を設けたものである。
【0019】
また本発明は、第1の積層鉄心をC型積層鉄心とし、第2・第3の積層鉄心をI型積層鉄心としたものである。
【0020】
また本発明は、溝の断面形状を台形あるいは長方形あるいは円弧としたものである。
【0021】
以上の構成をなすことにより、流入電流の周期的変化にって発生する磁気振動に伴い誘発される、ビビリ等の騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるリアクタ断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるE型積層鉄心斜視図
【図3】本発明の実施の形態2におけるリアクタ断面図
【図4】本発明の実施例1並びに実施例2における他の溝形状の図
【図5】従来のリアクタ断面図
【図6】従来のリアクタにおけるE型積層鉄心斜視図
【符号の説明】
1 E型積層鉄心
1a、1d 中央磁脚
1b、1e 中央磁脚溝
1c 中央磁脚積層溶接部
2 I型積層鉄心
3 コイル
4 磁気ギャップ
5 磁気ギャップスペ−サ
6 突合せ溶接部
7 C型積層鉄心

Claims (5)

  1. 第1の積層鉄心の中央磁脚と、前記第1の積層鉄心の中央磁脚に対向する第2の積層鉄心との間に、非磁性体の磁気ギャップスペ−サを配してなる磁気ギャップを有し、前記第1の積層鉄心の中央磁脚の周囲にコイルが巻装されている外鉄型リアクタにおいて、コイルヘ電流流入時発生する磁束と直交する中央磁脚積層面に溝を設け、前記溝内にて中央磁脚積層を溶接したことを特徴とするリアクタ。
  2. 第1の積層鉄心をE型積層鉄心とし、第2の積層鉄心をI型積層鉄心としたことを特徴とする、請求項1記載のリアクタ。
  3. 第1の積層鉄心と第2の積層鉄心の間に第3の積層鉄心を設けたことを特徴とする、請求項1記載のリアクタ。
  4. 第1の積層鉄心をC型積層鉄心とし、第2・第3の積層鉄心をI型積層鉄心としたことを特徴とする、請求項3記載のリアクタ。
  5. 溝の断面形状を台形あるいは長方形あるいは円弧としたことを特徴とする、請求項1記載のリアクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2020035881A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 ファナック株式会社 ギャップ付鉄心形リアクトル

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