JP6056475B2 - 電源システム、同電源システムを備えた画像形成装置 - Google Patents

電源システム、同電源システムを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電源システム、同電源システムを備えた画像形成装置、詳しくは、交流電圧のゼロクロス点を検出する技術に関する。
従来、交流電圧のゼロクロス点(ゼロクロスタイミング)を検出する技術として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。その従来技術文献においては、フォトカプラを利用して交流電圧のゼロクロス点を検知する技術が開示されている。
特開2010−239774号公報
しかしながら、上記従来技術文献のように、フォトカプラを利用したゼロクロス点の検知方法では、好適にゼロクロス点を検知できるものの、フォトカプラのフォトダイオードによる消費電力量が無視できる程度に低くはなかった。そのため、検知の信頼度を維持しつつ、より省電力化が可能なゼロクロス点を検知する技術が切望されていた。
本発明は、検知の信頼度を維持しつつ、より省電力化の可能な、ゼロクロス点の検知技術を提供するものである。
本明細書によって開示される電源システムは、交流電源の交流電圧を整流平滑化し、所定の直流電圧を生成するスイッチング電源と、小容量電源回路であって、第1電極および第2電極を有し、当該第1電極が前記交流電源の一端に接続される第1コンデンサと、第1電極および第2電極を有し、当該第1電極が前記交流電源の他端に接続される第2コンデンサと、前記第1コンデンサの前記第2電極と前記第2コンデンサの前記第2電極との間に電気的に接続され、両コンデンサに印加される交流電圧を整流する整流回路と、前記整流回路の後段に接続され、前記交流電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサに接続され、前記平滑コンデンサに流れる整流電流に基づいて前記交流電源のゼロクロス点に対応したゼロクロス検出用信号を生成する信号生成回路と、を含む小容量電源回路と、制御部とを備え、前記制御部は、前記信号生成回路から前記ゼロクロス検出用信号を受け取り、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値に基づいて前記ゼロクロス点の検出を行えるか否かを判断する判断処理と、前記判断処理において前記ゼロクロス点の検出が行えると判断した場合に、前記ゼロクロス検出用信号に基づいて前記ゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出処理とを実行する。
ゼロクロス検出用信号は平滑コンデンサを用いて生成されるため、例えば、小容量電源回路への交流電力の供給のオン時に、ゼロクロス検出用信号の電圧値が所定の電圧値に到達するまでには所定の遅延時間を伴う。そのため、ゼロクロス検出用信号の電圧値が所定の電圧値に到達する以前にゼロクロス検出用信号に基づいてゼロクロス点を検出すると、ゼロクロス点の検出が確実に行われない虞があり、検出信頼度が低下する。しかしながら、ゼロクロス検出用信号に基づいてゼロクロス点を検出する際に、ゼロクロス検出用信号の電圧値に基づいてゼロクロス点の検出を行えるか否かを判断し、ゼロクロス点の検出が行えると判断した場合にゼロクロス点の検出を行うことによって、検出の信頼度を維持しつつ、省電力化の可能な、ゼロクロス点の検知を行うことができる。
上記電源システムにおいて、前記制御部は、前記判断処理において、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値に係る所定条件が満たされる場合に、前記ゼロクロス検出用信号による前記ゼロクロス点の検出を行えると判断するようにしてもよい。
ゼロクロス検出用信号の電圧値に係る所定条件が満たされる場合に、ゼロクロス検出用信号によるゼロクロス点の検出を行えると判断される。そのため、例えば、電源システムへの電源投入時であって小容量電源回路への交流電力の供給の開始時に、ゼロクロス検出用信号の電圧値が所定の電圧値に到達するまでには所定の遅延時間を伴う場合であっても、本構成によれば、所定条件として遅延時間による影響を回避する条件を設定することによって、遅延時間による影響を回避してゼロクロス点が検出できる。それによって、ゼロクロス点の検出の信頼度を維持できる。
また、本構成の電源システムと、ヒータを有する定着器とを備えた画像形成装置であって、前記制御部は、前記判断処理において前記ゼロクロス検出用信号による前記ゼロクロス点の検出を行えると判断した場合に、前記ゼロクロス点検出処理によって検出される前記ゼロクロス点に基づいて、前記ヒータの加熱制御処理を実行する、画像形成装置としてもよい。
本構成によれば、画像形成装置への電源投入時におけるヒータの加熱制御処理を精度良く行える。
また、上記電源システムにおいて、前記制御部は、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値を検出する電圧検出処理を実行し、前記所定条件は、検出された前記電圧値が所定値以上であることとしてもよい。
例えば、ゼロクロス検出用信号の論理ハイレベルに基づいてゼロクロス点の検出が行われる場合、所定値を確実にゼロクロス点が検出できる電圧値に設定することによって、ゼロクロス点検出の信頼度を維持できる。
また、上記電源システムにおいて、前記制御部は、前記スイッチング電源から前記小容量電源回路への電力供給を開始してからの経過時間を計測する計測処理を実行し、前記所定条件は、計測された前記経過時間が所定時間以上であることとしてもよい。
本構成によれば、所定時間を、ゼロクロス点を確実に検出できる所望のゼロクロス検出用信号の電圧値となる時間に設定することによって、ゼロクロス点検出の信頼度を維持できる。
また、上記電源システムにおいて、前記制御部は、前記判断処理において、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が、一定値で所定時間以上継続した否かを判断し、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が、一定値で所定の継続時間以上継続したと判断する場合に、前記ゼロクロス検出用信号による前記ゼロクロス点の検出を行えないと判断するようにしてもよい。
通常、ゼロクロス検出用信号の電圧値は、電源の周波数に応じて、ハイレベルとローレベルとの間で変化する。そのため、ゼロクロス検出用信号の電圧値が一定値で所定時間以上継続した場合は、何らかの異常が発生したことになる。そのため、この場合、ゼロクロス検出用信号によるゼロクロス点の検出を行えないと判断し、ゼロクロス点検出を行わないことによって、ゼロクロス点検出の信頼度を維持できる。
また、上記電源システムにおいて、前記平滑コンデンサは、前記交流電源が遮断された場合、所定時間以上、前記制御部の動作を確保できるコンデンサ容量を有し、制御部の動作を確保できるコンデンサ容量を有する平滑コンデンサを含み、前記制御部は、前記所定の直流電圧を検出する電圧検出処理と、前記小容量電源回路から電力の供給を受けている状態において、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値がハイレベルで前記継続時間以上継続したと判断する場合、前記スイッチング電源を起動する起動処理とを実行し、前記スイッチング電源の起動時から前記所定時間内に前記所定の直流電圧が検出されなくなる場合、前記交流電源の遮断と判断し、前記スイッチング電源の起動時から前記所定時間の経過後においても前記所定の直流電圧の検出が継続される場合には、異常な電圧が入力されていると判断し、異常電圧入力処理をさらに実行するようにしてもよい。
本構成によれば、制御部が小容量電源回路から電力の供給を受けている状態において、ゼロクロス検出用信号の電圧値が、一定値で所定時間以上継続したと判断する場合、スイッチング電源を起動される。そのため、スイッチング電源からの所定の直流電圧に基づいて、ゼロクロス検出用信号の異常の原因を、好適に検出することができる。
また、本構成の電源システムと、印刷データを受信する受信部と、前記印刷データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えた画像形成装置であって、前記制御部は、前記異常波入力処理として、前記受信部によって前記印刷データが受信された場合であっても、前記画像形成部による前記印刷データに基づく画像形成を禁止する禁止処理を実行する画像形成装置としてもよい。
本構成によれば、ゼロクロス検出用信号に基づいて異常な交流電圧が画像形成装置に入力されていると判断された場合に画像形成を禁止することによって、形成画像の品質低下を抑制できる。
また、本明細書によって開示される画像形成装置は、上記のいずれかの電源システムと、前記ゼロクロス点の検出を利用して画像を形成する画像形成部と、を備える。
本構成によれば、ゼロクロス点の検出を利用して画像を形成する画像形成装置において、ゼロクロス点検出の精度を維持しつつ、省電力化の可能な、ゼロクロス点の検知を行うことができる。
本発明によれば、検知の信頼度を維持しつつ、より省電力化の可能な、ゼロクロス点の検知を行える。
一実施形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示すブロック図 一実施形態に係る電源システムの構成を概略的に示す回路図 一実施形態におけるゼロクロス点の検出を説明するグラフ ゼロクロス点検出判定処理に係る各処理を示すフローチャート ゼロクロス検出用信号の立ち上がり時を示すグラフ ゼロクロス検出用信号の立ち上がり時を示すグラフ
<実施形態>
一実施形態について図1から図6を参照して説明する。
1.プリンタの説明
図1は、画像形成装置の一例であるプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。プリンタ1は、印刷部2、通信部3a、画像メモリ3b、および電源システム100を含む。電源システム100は、電源部10と制御装置50とを含む。電源部10はプリンタ1の電源となるものであり、印刷部2、通信部3a、画像メモリ3bおよび制御装置50に対して電力を供給する。
印刷部2は、感光ドラム2a、感光ドラム2aの表面を帯電させる帯電プロセスを実行する帯電器2b、感光ドラム2aの表面に静電潜像を形成する露光プロセスを実行する露光装置2c、感光ドラム2aの表面に形成された静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像を形成する現像プロセスを実行する現像器2d、記録媒体に現像剤像を転写する転写プロセスを実行する転写器2e、記録媒体上に転写された現像剤像を定着させる定着プロセスを実行する定着器2f等から構成されている。定着器2fは、現像剤像を熱定着させるためのヒータ2hを含む。
印刷部2は帯電プロセス、露光プロセス、現像プロセス、転写プロセス、定着プロセスを実行して、記録媒体上に印刷データに基づく画像を印刷する印刷処理を実行するものである。通信部3aはPC等の情報端末装置との間で通信を行うものであり、情報端末装置から印刷指示や印刷データを受信する機能を担う。画像メモリ3bは、情報端末装置から受信した印刷データを一時記憶するものである。
上記プリンタ1は、通信部3aが情報端末装置から印刷指示を受けて印刷データを受信すると、制御装置50が、印刷部2に帯電プロセス、露光プロセス、現像プロセス、転写プロセス、定着プロセスからなる印刷処理を実行させることで、記録媒体に印刷データに基づく画像を印刷させる。なお、印刷部2の動作電圧は主に24Vであるのに対して、通信部3a、画像メモリ3bおよび制御装置50の動作電圧は主に3.3Vである。
なお、プリンタ1は、動作モードとして通常モードと省電力モードとを有する。通常モードとは、プリンタ1が印刷指示に応答して即座に印刷処理を実行できる状態、あるいは、印刷処理を実行している状態にあるモードである。そのため、通常モードにおいては、電源システム100は動作しており、定着器2fのヒータ2hは、定着可能な温度或いは定着可能な温度よりやや低い温度に維持されるように通電制御されている。また、省電力モードとは、印刷指示が所定時間なくプリンタ1が待機状態にあるモードである。省電力モードでは、電源システム100は、その一部しか動作しておらず、定着器2fのヒータ2hは通電されていない。
2.電源システムの構成
次に、図2を参照して電源システム100の構成について説明する。上述したように、電源システム100は、電源部10と制御装置50とを含む。まず、電源システム100の電源部10の構成について説明する。電源部10は、スイッチング電源20および小容量電源回路30を含む。
スイッチング電源20は、整流平滑回路21、制御IC22、電圧発生回路23、トランス24、FET(電界効果トランジスタ)Q1、整流平滑回路25、電圧検出回路26、およびDC−DCコンバータ27、28を含む。
スイッチング電源20は、交流電源ACの交流電圧Vacを整流平滑化し、通常モードにおいて+24V、+5Vおよび+3.3Vの直流電圧を生成する。+24Vの直流電圧(以下「DC24V」と記す)は第1出力端子OUT1から出力され、+5Vの直流電圧(以下「DC5V」と記す)は第2出力端子OUT2から出力され、+3.3Vの直流電圧(以下「DC3.3V」と記す)は第3出力端子OUT3から出力される。
整流平滑回路21は、いわゆるコンデンサインプット型であり、交流電源ACの交流電圧Vac(例えば、240V)を整流するブリッジダイオードおよび整流後の電圧を平滑化するコンデンサを含む。整流平滑回路21の出力は、トランス24の一次コイルに印加される。
トランジスタQ1はNチャンネルのMOSFETであり、制御IC22からゲートにオン・オフ信号(PWM信号)が与えられることにより、オン・オフ動作する。これにより、トランス24の一次側が発振して、トランス24の二次コイルに電圧を誘起させる。
また、トランス24の一次側には電圧発生回路23が設けられている。電圧発生回路23は、トランス24の一次側に設けられた補助コイルに誘起される電圧を整流平滑化して、制御IC22用の電源電圧Vccを生成する。
整流平滑回路25はトランス24の二次コイルに誘起された電圧を整流平滑化してDC24Vを生成する。
電圧検出回路26は、フォトカプラPC1を含み、スイッチング電源20のDC24V出力の検出レベルに応じて、フォトカプラPC1の発光ダイオードLED1を発光させる。フォトカプラPC1は、制御IC22のフィードバックポートFBに接続されたフォトトランジスタPT1を含む。そのため、発光ダイオードLED1の光信号はフォトトランジスタPT1にて電気信号に戻され、DC24V出力の検出値が制御IC22のフィードバックポートFBにフィードバックされる。
DC−DCコンバータ27は、DC24VをDC5Vに変換して出力し、DC−DCコンバータ28は、DC24VをDC3.3Vに変換して出力する。
制御IC22は、制御入力ポートENに入力される制御パルス信号Scpに応じてトランジスタQ1へのオン・オフ信号を制御し、トランス24の一次側の発振を制御する。通常モードにおいては、トランス24の一次側を発振させて、各DC電圧を生成し、省電力モードにおいては、トランジスタQ1へのオン・オフ信号の出力を停止して、トランス24の一次側の発振を停止させる。すなわち、省電力モードにおいては、スイッチング電源20からDC電圧は出力されない。なお、プリンタ1の省電力モードから通常モードへの復帰時には、制御装置50から制御パルス信号Scpが制御入力ポートENに入力され、制御パルス信号Scpに応じてトランス24の一次側の発振が開始され、各DC電圧がスイッチング電源20から出力される。すなわち、プリンタ1の通常モードにおいてスイッチング電源20は出力モードとされ、プリンタ1の省電力モードにおいてスイッチング電源20は出力停止モードとされる。なお、入力ポートVHには、スイッチング電源20の始動時に電源電圧が供給される。
次に、電源システム100の制御装置(制御部の一例)50の構成について説明する。制御装置50は、ASIC(特定用途向けIC)51、モード制御IC(制御部の一例)52、スイッチング電源制御部52、および、メモリ56を含む。
ASIC(制御部の一例)51は、プリンタ1の印刷部2を制御する。ASIC51は、例えば、定着器2fのヒータ2hの通電制御を行う。モード制御IC52は、プリンタ1のモード制御を行う。
ASIC51は、電源として、スイッチング電源20のDC−DCコンバータ28からDC3.3Vを受け取る。なお、ASIC51は通常モード中に限り電力が供給されて動作状態となり、スイッチング電源20が出力停止モード、すなわち、省電力モードに移行すると、電力の供給が断たれて停止状態になる。
また、モード制御IC52は、タイマ55を含む。モード制御IC52は、通常モードにおいて、後述するように、ゼロクロス検出回路34からポートP4に入力されるゼロクロス検出用信号Pzcに基づいて、交流電源ACの交流電圧Vacのゼロクロス点ZP(図3参照)を検出する。そして、モード制御IC52は、例えば、ゼロクロス点ZPに基づいてゼロクロス信号Szcを生成し(図3参照)、ゼロクロス信号SzcをASIC51に供給する。ASIC51は、ゼロクロス信号Szcに基づいて、定着器2fのヒータ2hの通電制御を行う。タイマ55は、ゼロクロス点ZPを検出する際の時間計測等に利用される。
また、モード制御IC52のポートP1は抵抗を介してDC−DCコンバータ28のOUT3に接続され、モード制御IC52は、DC3.3Vを検出して、スイッチング電源20の出力を監視する。また、モード制御IC52の電源ポートP2は、小容量電源回路30の出力側に接続されており、通常モードおよび省電力モードにおいて小容量電源回路30から電力が供給される。モード制御IC52は、プリンタ1のモード切り換えに応じて、スイッチング電源20を、出力モードと、スイッチング電源20の発振を停止させる出力停止モードとに切り換え制御する。
すなわち、モード制御IC52は、制御IC22に対して制御パルス信号Scpを出力することにより、スイッチング電源20を出力モードと出力停止モードとに切り換える。ここで、出力モードとは、トランス24の一次側を発振させて、スイッチング電源20を出力状態にするモードであり、通常モードに対応する。一方、出力停止モードは、トランス24の発振を停止させてスイッチング電源20の出力を停止させるモードであり、省電力モードに対応する。このように、省電力モードにおいては、スイッチング電源20の出力が停止されるため、制御装置50のモード制御IC52およびスイッチング電源動作制御部53には、小容量電源回路30から電力が供給される。
スイッチング電源動作制御部53は、フォトカプラPC2の発光ダイオードLED2およびトランジスタQ2を含む。発光ダイオードLED2のアノードは、小容量電源回路30からの直流+5.6V(以下、DC5.6VBと記す)の電源ラインに接続されている。
発光ダイオードLED2は、スイッチング電源20の制御IC22の制御入力ポートENに接続されたフォトトランジスタPT2と共に、フォトカプラPC2を構成している。そのため、モード制御IC52の制御ポートP3からトランジスタQ2のベースに制御パルス信号Scpが出力されると、制御パルス信号Scpは、フォトカプラPC2を介して光伝送され、制御IC22の制御入力ポートENに入力される。
メモリ56は、ROMおよびRAMを含む。ROMには、ASIC51およびモード制御IC52が実行する各種プログラムが格納され、RAMにはプログラムが実行される際の各種データが格納される。
このように、モード制御IC52は、省電力モードから通常モードへ切り換える場合、小容量電源回路30から供給される電力によって、スイッチング電源20の発振を再開させる制御パルス信号Scpを生成し、制御パルス信号Scpを、スイッチング電源動作制御部53のフォトカプラPC2を介してスイッチング電源20に送出する。そのため、省電力モードから通常モードへの切り換えを、省電力モード時に蓄えられた電力を利用して好適に行える。
なお、ユーザは、スイッチS1によって、モード制御IC52にモードの切り換えを指示することができる。
3.小容量電源回路の構成
次に、小容量電源回路30について説明する。小容量電源回路30は省電力モードおよび通常モードにおいて制御装置50に電力を供給する。詳しくは、小容量電源回路30は、各モードにおいて、制御装置50のモード制御IC52およびスイッチング電源動作制御部53に電力を供給する。通常モードにおいては、小容量電源回路30は、交流電圧Vacの大きさに応じて、交流電源ACから制御装置50に電力を供給したり、ダイオードD5を介してスイッチング電源20のDC5Vから電力を供給したりする。省電力モードにおいては、小容量電源回路30は、平滑コンデンサC3からモード制御IC52およびスイッチング電源動作制御部53に電力を供給する。また、通常モードにおいて交流電源ACのゼロクロス点を検出するための構成を含む。
小容量電源回路30は、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、整流回路31、ツェナーダイオードZD1、平滑コンデンサC3、およびゼロクロス検出用パルス生成回路(信号生成回路の一例)34を含む。
第1コンデンサC1は、第1電極C1p1および第2電極C1p2を有し、第1電極C1p1が交流電源ACの一端に接続され、第2電極C1p2が整流回路31に接続される。また、第2コンデンサC2は、第1電極C2p1および第2電極C2p2を有し、第1電極C2p1が交流電源ACの他端に接続され、第2電極C2p2が整流回路31に接続される。
整流回路31は、第1コンデンサC1の第2電極C1p2と第2コンデンサC2の第2電極との間に電気的に接続され、両コンデンサC1、C2に印加される交流電圧Vacを整流する。整流回路31は、例えば、4個のダイオードD1,D2,D3,D4からなるブリッジ回路によって構成される。ダイオードD1およびダイオードD2のカソードは第1接続点Nd1において接続され、ダイオードD1のアノードは第1コンデンサC1の第2電極C1p2に接続され、ダイオードD2のアノードは第2コンデンサC2の第2電極C2p2に接続される。
また、ダイオードD3およびダイオードD4のアノードは第2接続点Nd2において接続され、ダイオードD3のカソードは第1コンデンサC1の第2電極C1p2に接続され、ダイオードD4のカソードは第2コンデンサC2の第2電極C2p2に接続される。第2接続点Nd2は基準電位配線Lgdに接続される。なお、本実施形態では、電源システム100はフレーム接地されており、それにより基準電位配線Lgdも接地され、基準電位配線Lgdの電位は0Vである。
平滑コンデンサC3は、整流回路31に接続され、整流された交流電圧を平滑して平滑電圧Vchを生成する。本実施形態では、平滑電圧Vchは、5.0〜6.2Vであり、通常時、5.6Vである。平滑コンデンサC3は、ダイオードD5を介してスイッチング電源20のDC5Vの出力端(第2出力端子)OUT2に電気的に接続される。そのため、プリンタ1の電源投入時には、スイッチング電源20のDC5Vによって平滑コンデンサC3に短時間で充電が可能となる。そのため、プリンタ1の電源投入時には、モード制御IC52は、スイッチング電源20のDC5Vによって動作可能となる。
また、ここで、平滑コンデンサC3は、プリンタ1への交流電源が遮断された場合、所定時間HT以上、モード制御IC52の動作を確保できるコンデンサ容量を有する。そのため、モード制御IC52は、交流電源が遮断された場合であっても、小容量電源回路30からの電力供給によって、所定時間HT以上、動作を継続することができる。なお、ここで、所定時間HTは、例えば、1s(秒)とされる。
ダイオードD5は平滑コンデンサC3からDC−DCコンバータ27側への逆流を防止するものである。また、ツェナーダイオードZD1は、交流電源ACの交流電圧Vacが上昇した場合に、平滑電圧Vchの上昇を抑制するためのものである。
ゼロクロス検出用パルス生成回路(以下、単に、「パルス生成回路」と記す)34は、整流回路31の後段の電流経路IPに接続され、電流経路IPに流れる整流電流Ircに基づいて交流電源ACのゼロクロス点ZPを検出するためのゼロクロス検出用信号Pzcを生成する。ゼロクロス検出用信号Pzcは、モード制御IC52に供給され、モード制御IC52は、後述するように、ゼロクロス検出用信号Pzcに基づいて、ゼロクロス点ZPを検出する。
パルス生成回路34は、図2に示されるように、抵抗R1、抵抗R2、ダイオードD6、およびNPNトランジスタ(以下、単に「トランジスタ」と記す)Q3を含む。
電流経路IPは、整流回路31の第1接続点Nd1から平滑コンデンサC3および抵抗R1を介して基準電位線Lgdに至る経路であり、整流電流Ircが流れる。言い換えれば、電流経路IPは、交流電源ACから出力される交流電流Iacが交流電源ACに戻る際に、交流電流Iacが経由する経路となっている。
トランジスタQ3は、整流電流Ircが電流経路IPに流れることによって生成されるベース電流によってスイッチング動作するスイッチングトランジスタとして動作する。すなわち、トランジスタQ3は、整流電流Ircをゼロクロス検出用信号Pzcに変換する。
詳しくは、トランジスタQ3のコレクタは抵抗R2の一端に接続され、ベースが電流経路IPに接続され、エミッタは基準電位線Lgdに接続される。抵抗R2はプルアップ抵抗であり、その他端はDC5.6VBの電源ラインに接続されている。
トランジスタQ3はベースに供給されるベース電流に応じてオン・オフされる。また、ゼロクロス検出用信号Pzcは、トランジスタQ3のコレクタから出力され、トランジスタQ3がオン時にはゼロVとなり、トランジスタQ3がオフ時に5.6Vとなる。モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcのパルス周期Tpを検出し、パルス周期Tpを用いて交流電源ACの交流電圧Vacのゼロクロス点ZPを検出する(図3参照)。
なお、トランジスタQ3は、NPNトランジスタに限られない。また、ゼロクロス検出用信号Pzcを生成する構成は、必ずしもトランジスタQ3および抵抗R2の構成に限られない。例えば、トランジスタQ3はFETであってもよい。その際、整流電流Ircをゲート電圧に変換する電流−電圧変換回路を設ければよい。電流−電圧変換回路として、例えば、ボルテージフォロアのオペアンプが使用できる。
4.ゼロクロス点の検出方法
次に、図3を参照して、ゼロクロス点の検出方法を説明する。なお、図3には、交流電源ACの周波数=50Hz、交流電圧Vac=240V(実効値)、コンデンサC1,C2の容量=3300pF(ピコファラッド)、ダイオードD1〜D4の順電圧降下=0.6V、負荷電流=50μA、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧=5.6V、抵抗R1の抵抗値=120kΩ、および抵抗R2の抵抗値=1MΩとした場合の波形が示される。また、図3において、電源として矩形波が入力された場合が、破線で概略的に示される。
図3に示されるように、交流電圧Vacの増加に伴って、整流電流Irc(平滑コンデンサC3に流れる電流)とツェナーダイオードZD1との合計電流である経路電流Iipが増加する。図3の時刻t1において、経路電流Iipによって抵抗R1の電圧降下、すなわちトランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧がトランジスタQ3のオン電圧を超えると、トランジスタQ3がオンされ、ゼロクロス検出用信号Pzcは0Vとなる。時刻t1以後、交流電圧Vacの変化に伴って、経路電流Iipがさらに上昇する。その後、経路電流Iipが下降して、時刻t2において抵抗R1の電圧降下がトランジスタQ3のオン電圧以下となると、トランジスタQ3がオフされ、ゼロクロス検出用信号Pzcは、ほぼ5.6Vとなる。
モード制御IC52のタイマ55は、図3の時刻t1においてゼロクロス検出用信号Pzcが0Vになると、ゼロクロス検出用信号Pzcが0Vである期間K1(時刻t1〜時刻t2)の計測を開始する。
また、タイマ55は、図3の時刻t2においてゼロクロス検出用信号Pzcが5.6Vになると、ゼロクロス検出用信号Pzcが5.6Vである期間K2(時刻t2〜時刻t3)の計測を開始する。ここで、期間K1+期間K2、すなわち、時刻t1〜時刻t3はゼロクロス検出用信号Pzcのパルス周期Tpに相当し、タイマ55は、ゼロクロス検出用信号Pzcのパルス周期Tpを検出する。そして、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcのパルス周期Tpに基づいてゼロクロス点ZP1を検出する。なお、本実施形態のパルス周期Tpは20ms(ミリ秒)となり、交流電圧Vacの周期と等しい。
パルス周期Tpが、Tp=K1+K2の場合、モード制御IC52は、図3に示されるゼロクロス点ZP1の時刻t4を、
t4=t3+(K1/2) ……式1
として算出する。
また、モード制御IC52は、図3に示されるゼロクロス点ZP2の時刻t6を、
t6=t5+(K2/2) ……式2
として算出する。
ここで、図3の時刻t1およびt3は、ゼロクロス検出用信号Pzcの立ち下がりタイミングであり、図3の時刻t2およびt5は、ゼロクロス検出用信号Pzcの立ち上がりタイミングである。そのため、言い換えれば、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcの立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングに基づいて、ゼロクロス点ZPを検出する。
以下、同様にして、ゼロクロス点ZP3〜ZP6の時刻t7〜t10を算出する。そして、モード制御IC52は、例えば、ゼロクロス点ZP1〜ZP6の時刻t4、t6〜t10において立ち上がるゼロクロス信号Szcを生成し、ASIC51は、上記したように、ゼロクロス信号Szcに基づいて、例えば、定着器2fのヒータ2hの通電制御を行う。
5.ゼロクロス点検出判定処理
次に、図4から図6を参照して、ゼロクロス点の検出を行うか否かを、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値VPに基づいて判定するゼロクロス点判定処理を説明する。ゼロクロス点検出判定処理は、プリンタ1の電源スイッチSWがオンされると(図5の時刻t0に相当)、すなわち、プリンタ1に電源が供給されると、所定のプログラムにしたがって、主に、制御装置50のモード制御IC52によって実行される。なお、ヒータ加熱に係る処理は、ASIC51によって実行される。また、電源スイッチSWが設けられない場合は、プリンタ1の電源コードが電源コンセントに差し込まれた際に、本処理が開始される。
ゼロクロス点検出判定処理において、モード制御IC52は、まず、スイッチング電源20の二次側出力が立ち上がったか否かを判定する(ステップS110)。この判断は、ここでは、例えば、ポートP1に入力されるDC−DCコンバータ28のOUT3の出力電圧であるDC3.3Vが、所定値以上、例えば、3.0V以上であるか否かによって判定される。DC3.3Vが所定値未満、すなわち3.0V未満である場合(ステップS110:NO)、DC3.3Vが所定値(3.0V)以上となるまで待機する。
一方、DC3.3Vが所定値以上となった場合、すなわち、スイッチング電源20の二次側出力が立ち上がったと判定した場合(ステップS110:YES)、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcを入力する(ステップS115)。そして、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値を検出する(ステップS117:電圧検出処理の一例)。
次いで、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcがパルス信号であるか否かを判断する(ステップS120:判断処理の一例)。言い換えれば、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値VPが一定値で所定時間以上継続した否かを判断する。ゼロクロス検出用信号Pzcがパルス信号であるか否かの判定は、例えば、検出されたゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値VPが、ハイレベルVPHとローレベルVPLとの間で、所定の周期、ここでは20msの周期で変動するか否かによって判断される。
ゼロクロス検出用信号Pzcがパルス信号であると判断した場合(ステップS120:YES)、すなわち、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値VPが一定値で所定時間以上継続していないと判断した場合、検出されたゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定電圧値以上であるか否かを判断する(ステップS125:判断処理の一例)。ここで、所定電圧値は、モード制御IC52がゼロクロス検出用信号Pzcに基づいてゼロクロス点ZPを検出し、ゼロクロス点ZPに基づいたゼロクロス信号Szcの生成を保証する電圧値であり、例えば、3.5Vとされる。
ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定電圧値以上でないと判断した場合(ステップS125:NO)、ハイレベル電圧値VPHが所定電圧値(ここでは、3.5V)以上に上昇するまで待機する。一方、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定電圧値以上であると判断した場合(ステップS125:YES;図5の時刻t1参照)、モード制御IC52は、パルス信号であるゼロクロス検出用信号PzcのローレベルVPLの時間('L'時間;図3のK1参照)が所定時間以下か否かを判断する(ステップS130:判断処理の一例)。ここで、所定時間は、例えば、電源周波数が50Hzでフレームが接地される場合、10ms(ミリ秒)とされる。
ゼロクロス検出用信号Pzcのローレベル時間K1が所定時間(ここでは10ms)以下でないと判定した場合、すなわち、ローレベル時間K1が10msより大きいと判定した場合(ステップS130:NO)、交流電源は正弦波であると判断する。すなわち、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcは必要なレベルに立ち上がっており、交流電源は正常であるため、ゼロクロス点の検出を行えると判断する。そして、モード制御IC52は、上記した方法で、ゼロクロス検出用信号Pzcに基づいてゼロクロス点ZPを検出し、ゼロクロス検出用点ZPに基づいてゼロクロス信号Szcの生成する(ステップS135)。そして、ゼロクロス信号SzcをASIC51に供給する。すなわち、加熱制御を許可する(ステップS140)。ゼロクロス信号Szcに基づいて、ASIC51は、定着器2fのヒータ2hの加熱制御を行う。より詳細には、例えば、ゼロクロス検出用信号Szcに基づいてトライアック(図示せず)の流通角を制御し、ヒータ2hの加熱制御を行う。
このように、モード制御IC52は、判断処理(ステップS120,S125,S130)においてゼロクロス検出用信号Pzcによるゼロクロス点ZPの検出を行えると判断した場合に(ステップS120:YES,S125:YES,S130:NO)、ゼロクロス点検出処理(ステップS135)によって検出されるゼロクロス点ZPに基づいてゼロクロス検出用信号Szcを生成し、ヒータ2hの加熱を許可し、ASIC51はヒータ2hの加熱制御処理を実行する。そのため、プリンタ1への電源投入時におけるヒータ2hの加熱制御処理を精度良く行える。
一方、ステップS130において、ゼロクロス検出用信号Pzcのローレベル時間が所定時間以下であると判定した場合、すなわち、ローレベル時間K1が10ms以下と判定した場合(ステップS130:YES)、交流電源として矩形波が入力されたと判断し、エラー処理を行う(ステップS145)。エラー処理として、例えば、その旨、表示部4にエラー表示する。また、モード制御IC52は、エラー処理として、通信部(受信部の一例)3aによって印刷データが受信された場合であっても、画像形成部2による印刷データに基づく画像形成を禁止する禁止処理を実行する。このように、ゼロクロス検出用信号Pzcに基づいて、異常な交流電圧として矩形波の電圧がプリンタ1に入力されていると判断された場合に画像形成を禁止することによって、形成画像の品質低下を抑制できる。
また、エラー処理として、スイッチング電源動作制御部53を制御して、スイッチング電源20の発振を停止させるようにしてもよい。
ここで、ゼロクロス検出用信号Pzcのローレベル時間K1に基づいて、交流電源が正弦波であるか矩形波であるの判断がなされるのは以下の理由による。すなわち、図3に示されるように、交流電源が矩形波である場合、経路電流Iipは、矩形波のレベル変換時にしか平滑コンデンサC3に流れないため、ローレベル時間K1が、正常な正弦波である場合と比べてかなり短い。そのため、ローレベル時間K1に基づいて、例えば、計測されたローレベル時間K1を所定の判別時間と比較することによって、交流電源が正弦波であるか矩形波であるかの判断ができる。
また、ステップS120に戻って、ゼロクロス検出用信号Pzcがパルス信号でないと判定した場合(ステップS120:NO)、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcが正常でなく、ゼロクロス検出用信号Pzcに基づいてゼロクロス点ZPの検出が行えないと判断し、ヒータ2hの加熱制御を行わない。言い換えれば、ヒータ2hの加熱を禁止する(ステップS150)。
すなわち、モード制御IC52は、ステップS120の判断処理において、ゼロクロス検出用信号Vzcの電圧値VPが、一定値で所定時間以上継続した否かを判断し、ゼロクロス検出用信号Vzcの電圧値VPが、一定値で所定の継続時間以上継続したと判断する場合に、ゼロクロス検出用信号Vzcがパルス信号でないと判断し(ステップS120:NO)、ゼロクロス検出用信号Vzcによるゼロクロス点ZPの検出を行えないと判断する。ここで、所定の継続時間は、例えば、70msとされる。
通常、ゼロクロス検出用信号Vzcの電圧値VPは、電源の周波数に応じて、ハイレベルVPHとローレベルVPLとの間で変化する。そのため、ゼロクロス検出用信号Vzcの電圧値VPが一定値で所定時間以上継続した場合は、電源オン時でまだゼロクロス検出用信号Vzcが形成されていないか、あるいはゼロクロス検出用信号Vzcの生成に関して何らかの異常が発生したことになる。そのため、この場合、ゼロクロス検出用信号Vzcによるゼロクロス点ZPの検出を行えないと判断し、ゼロクロス点検出を行わないことによって、ゼロクロス点検出の信頼度を維持できる。
次いで、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号PzcがハイレベルVPHで所定時間、一定か否か、ここでは5.6Vで一定か否かを判断する(ステップS155)。ここで所定時間は、上記したように、例えば、70msとされる。ゼロクロス検出用信号PzcがハイレベルVPHで所定時間一定でないと判断した場合(ステップS155:NO)、すなわち、ゼロクロス検出用信号PzcがローレベルVPLで、ここでは0Vで所定時間(ここでは70ms)、一定であると判断した場合、ローレベルVPLのゼロクロス検出用信号Pzcの入力を継続するために、ステップS115に戻る。これは、例えば、交流電源のオン時であって、まだゼロクロス検出用信号Pzcが立ち上がっていない場合に相当する(図5の期間K3参照)。
一方、ゼロクロス検出用信号PzcがハイレベルVPHで所定時間一定であると判断した場合(ステップS155:YES、図6の時刻t2参照)、モード制御IC52は、現在、省電力モードであるか否かを判断する(ステップS160)。ここで、所定時間は、例えば、省電力モードであると判断した場合(ステップS160:YES)、スイッチング電源動作制御部53を制御して、スイッチング電源20の発振を開始させ、スイッチング電源20を起動する(ステップS165)。スイッチング電源20を起動させるのは、ゼロクロス検出用信号PzcがハイレベルVPHである原因を検知するためである。
一方、省電力モードでないと判断した場合(ステップS160:NO)、モード制御IC52は、スイッチング電源20の直流出力は所定値以上か否かを判断する(ステップS170)。ここでは、モード制御IC52は、スイッチング電源20の直流出力として、例えば、DC3.3Vを監視し、DC3.3Vが0.5V以上か否かを判断する。
スイッチング電源20の直流出力が所定値(ここでは0.5V)以上でないと判断した場合(ステップS170:NO)、すなわち、スイッチング電源20の直流出力が所定値未満であると判断した場合、電源供給が遮断されたとして、例えば、停電が発生した、あるいは電源スイッチSWが不意にオフされたとして、バックアップ処理を行う(ステップS175)。バックアップ処理として、モード制御IC52は、例えば、停電等により印刷途中に電源がオフされた場合、メモリ56に印刷データを記憶させる。
一方、スイッチング電源20の直流出力が所定値(0.5V)以上であると判断した場合(ステップS170:YES)、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル継続期間('H'期間)が所定時間K4(図6参照)以上か否かを判断する(ステップS180)。ここで、所定時間K4は、交流電源が遮断された場合であっても、モード制御IC52が、小容量電源回路30の平滑コンデンサC3からの電力供給によって、動作を継続することができる時間であり、例えば、1s(秒)とされる。
ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル継続期間が所定時間K4以上でないと判断した場合(ステップS180:NO)、すなわち、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル継続期間が所定時間K4未満であると判断した場合、ハイレベルのゼロクロス検出用信号Pzcの入力を継続するために、ステップS115の処理に戻る。
一方、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル継続期間が所定時間K4以上であると判断した場合(ステップS180:YES、図6の時刻t3参照)、モード制御IC52は、電源電圧として直流電圧が入力されたとして、エラー処理を行う(ステップS185:異常波入力処理の一例)。モード制御IC52は、エラー処理として、例えば、その旨、表示部4にエラー表示させる。
また、モード制御IC52は、エラー処理として、通信部(受信部の一例)3aによって印刷データが受信された場合であっても、画像形成部2による印刷データに基づく画像形成を禁止する禁止処理を実行する。このように、ゼロクロス検出用信号Pzcに基づいて、正弦波電圧でない異常な電圧がプリンタ1に入力されていると判断された場合に画像形成を禁止することによって、形成画像の品質低下を抑制できる。
また、このように、省電力モード時におけるゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値が、ハイレベル値で所定時間以上継続したと判断される場合、スイッチング電源20が起動され、スイッチング電源20からの所定の直流電圧に基づいて、ゼロクロス検出用信号Pzcの異常の原因を、すなわち、異常電源の入力を好適に検出することができる。
なお、上記ステップS120,S125,S130の、ゼロクロス検出用信号Pzの電圧値に基づいてゼロクロス点ZPの検出を行えるか否かの判断処理の全てが行われる場合に限られない。例えば、ステップS120の判断処理およびステップS120に係る処理は省略されてもよい。また、ステップS120およびステップS130の判断処理は省略され、ステップS125の判断処理のみが行われてもよい。あるいは、ステップS125の判断を省略し、ステップS120とステップS130の判断処理が行われるようにしてもよい。
6.本実施形態の効果
ゼロクロス検出用信号Pzcは、小容量電源回路30の平滑コンデンサC3を用いて生成されるため、例えば、小容量電源回路30への交流電力の供給の開始時に、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定の電圧値、例えば、3.5Vに到達するまでには所定の遅延時間を伴う(図5参照)。そのため、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定の電圧値に到達する以前の、低いハイレベル電圧値VPHのゼロクロス検出用信号Pzcに基づいてゼロクロス点ZPの検出を開始すると、ゼロクロス点ZPの検出が確実の行えない虞があり、その場合、検出の信頼度が低下する。しかしながら、ゼロクロス検出用信号Pzcに基づいてゼロクロス点ZPを検出する際に、本実施形態では、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHに基づいてゼロクロス点ZPの検出を行えるか否かを判断し(ステップS120,S125,S130)、ゼロクロス点ZPの検出を行えると判断した場合(ステップS120:YES,S125:YES,S130:NO)に、ゼロクロス点ZPの検出を行う。それによって、ゼロクロス点ZPの検出の信頼度が維持される。
また、小容量電源回路30の整流電流Ircは、スイッチング電源20の整流電流と比べてはるかに小さい。そのため、小容量電源回路30に流れる整流電流Ircを利用してゼロクロス検出を行うことによって、従来のフォトカプラを用いたゼロクロス検出に比べて、より省電力化の可能な、ゼロクロス点の検知を行える。そのため、本実施形態によれば、ゼロクロス点ZPの検出の信頼度を維持しつつ、省電力化の可能な、ゼロクロス点ZPの検知を行うことができる。
また、モード制御IC52は、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値VPに係る所定条件が満たされる場合に(ステップS125:YES)、ゼロクロス検出用信号Pzcによるゼロクロス点ZPの検出を行えると判断する。本実施形態では、所定条件は、検出されたハイレベル電圧値VPHが所定値VPth以上であることとされる。
すなわち、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値VPHに係る所定条件が満たされる場合に、ゼロクロス検出用信号Pzcによるゼロクロス点の検出を行えると判断される。そのため、電源システム100への電源投入時であって小容量電源回路30への交流電力の供給の開始時に、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定の電圧値VPthに到達するまでには所定の遅延時間を伴う場合であっても、所定条件として遅延時間による影響を回避する条件を設定することによって、遅延時間による影響を回避してゼロクロス点ZPが検出できる。それによって、検出の信頼度を維持しつつ、省電力化の可能な、ゼロクロス点ZPの検知を行うことができる。その際、本実施形態では、ゼロクロス検出用信号Pzcの論理ハイレベル電圧値VPHに基づいてゼロクロス点ZPの検出が行われる。そのため、所定電圧値VPthを確実にゼロクロス点ZPが検出できる電圧値に設定することによって、ゼロクロス点検出の信頼度を維持できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、ゼロクロス検出用信号Pzcの電圧値に係る所定条件として、当該所定条件が、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHが所定値VPth以上である例を示したが、これに限られない。例えば、モード制御IC52に、スイッチング電源20から小容量電源回路30への電力供給を開始してからの経過時間を計測する計測処理を実行させ、所定条件は、計測された経過時間が所定時間以上であること、としてもよい。その際、所定時間を、ゼロクロス検出用信号Pzcのハイレベル電圧値VPHがゼロクロス点ZPを確実に検出できる所望の電圧値VPthまで上昇する時間に設定することによって、ゼロクロス点検出の信頼度を維持できる。
(2)上記実施形態においては、基準電位配線Lgdが接地され、フレーム接地されている例を示したがこれに限られず、本発明は、基準電位配線Lgdが接地されていない場合、すなわち、フレーム接地されていない場合にも適用できる。
(3)上記実施形態において、本明細書によって開示される電源システム100を画像形成装置に適用した例を示すが、これに限られない。電源システム100は、通常モードと省電力モードとを有するあらゆる装置に適用できる。
(4)上記実施形態においては、制御部を、ASIC51とモード制御IC52とによって構成する例を示したが、これに限られない。制御部は、例えば、モード制御IC52の動作機能を含むASIC51のみによって構成されてもよい。また、ASICと、他の複数の回路とによって構成されてもよいし、あるいは、CPUとその他の個別の回路とによって構成されてもよい。
1…プリンタ、2f…ヒータ、2h…ヒータ、20…スイッチング電源、30…小容量電源回路、31…整流回路、34…ゼロクロス検出用パルス生成回路、50…制御装置、52…モード制御IC、100…電源システム、C1…第1コンデンサ、C2…第2コンデンサ、C3…平滑コンデンサ

Claims (5)

  1. 交流電源の交流電圧を整流平滑化し、所定の直流電圧を生成するスイッチング電源と、
    小容量電源回路であって、
    第1電極および第2電極を有し、当該第1電極が前記交流電源の一端に接続される第1コンデンサと、
    第1電極および第2電極を有し、当該第1電極が前記交流電源の他端に接続される第2コンデンサと、
    前記第1コンデンサの前記第2電極と前記第2コンデンサの前記第2電極との間に電気的に接続され、両コンデンサに印加される交流電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路の後段に一端が接続され、前記交流電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    ゼロクロス検出用信号を生成する信号生成回路であって、
    前記平滑コンデンサの他端と基準電位線との間に接続される第1抵抗と、
    前記平滑コンデンサの他端と前記第1抵抗との間にベースが接続され、前記基準電位線にエミッタが接続されるトランジスタと、
    前記トランジスタのコレクタと前記整流回路の後段との間に接続される第2抵抗と、を含み、
    前記整流回路から前記平滑コンデンサおよび前記第1抵抗を介して前記基準電位線に至る経路を流れる整流電流を、前記トランジスタによって前記ゼロクロス検出用信号としてのパルス信号に変換する信号生成回路と、
    前記トランジスタのベースにアノードが接続され、前記整流回路の後段にカソードが接続されるツェナーダイオードと、を含む小容量電源回路と、
    制御部と、を備え、
    前記信号生成回路は、前記トランジスタのコレクタから前記パルス信号を出力する構成であり、
    前記制御部は、
    前記信号生成回路から受け取った前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が一定値で第1時間以上継続したか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理において前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が前記一定値で前記第1時間以上継続していないと判断したことを条件に、前記ゼロクロス検出用信号に基づいて前記ゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出処理と、を実行する、電源システム。
  2. 請求項1に記載の電源システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記ゼロクロス検出用信号の電圧値を検出する第1電圧検出処理を実行し、
    前記判断処理において、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が前記一定値で前記第1時間以上継続していないと判断し、且つ前記第1電圧検出処理において検出された前記電圧値が所定値以上であると判断したことを条件に、前記ゼロクロス点検出処理を実行する、電源システム。
  3. 請求項1に記載の電源システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記スイッチング電源から前記小容量電源回路への電力供給を開始してからの経過時間を計測する計測処理を実行し、
    前記判断処理において、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が前記一定値で前記第1時間以上継続していないと判断し、且つ前記計測処理において計測された前記経過時間が所定時間以上であると判断したことを条件に、前記ゼロクロス点検出処理を実行する、電源システム。
  4. 請求項1に記載の電源システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記判断処理において、前記ゼロクロス検出用信号の電圧値が前記一定値で前記第1時間以上継続していないと判断し、且つ前記ゼロクロス検出用信号の電圧値がローレベルで前記第1時間よりも短い第2時間以上継続したと判断したことを条件に、前記ゼロクロス点検出処理を実行する、電源システム。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電源システムと、
    ヒータを有する定着器を含み、印刷データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ゼロクロス点検出処理によって検出される前記ゼロクロス点に基づいて、前記ヒータの加熱制御処理を実行する、画像形成装置。
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