JPH0923638A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JPH0923638A JPH0923638A JP17239495A JP17239495A JPH0923638A JP H0923638 A JPH0923638 A JP H0923638A JP 17239495 A JP17239495 A JP 17239495A JP 17239495 A JP17239495 A JP 17239495A JP H0923638 A JPH0923638 A JP H0923638A
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- power
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誘導雷等によるサージ電圧の入力に伴う電源
フィルタが発生する逆起電力を吸収して、トランスやフ
ォトカプラ等の絶縁部品の破壊を防止する。 【構成】 交流電源5から入力された交流電力を整流平
滑するための整流素子D1と平滑コンデンサC5とを備
えた整流平滑部3と、この整流平滑された1次直流電力
をトランスの1次巻線と直列に接続されたスイッチング
素子によりオンオフし、トランスの2次巻線に誘起され
た電力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出
力するとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて
スイッチング素子のデューティ比を制御して出力電圧を
安定化するスイッチング電源部4と、交流入力ラインに
発生するノイズを低減するため交流入力ライン間にコモ
ンモードのインダクタL1とラインバイパスコンデンサ
C3,C4が、そして交流入力ラインとフレームグラン
ド間に放電電極A1と酸化金属バリスタB1が接続され
た定電圧手段を備えたノイズフィルタ部2とを有し、イ
ンダクタL1に並列に定電圧素子6を配置した電源装
置。
フィルタが発生する逆起電力を吸収して、トランスやフ
ォトカプラ等の絶縁部品の破壊を防止する。 【構成】 交流電源5から入力された交流電力を整流平
滑するための整流素子D1と平滑コンデンサC5とを備
えた整流平滑部3と、この整流平滑された1次直流電力
をトランスの1次巻線と直列に接続されたスイッチング
素子によりオンオフし、トランスの2次巻線に誘起され
た電力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出
力するとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて
スイッチング素子のデューティ比を制御して出力電圧を
安定化するスイッチング電源部4と、交流入力ラインに
発生するノイズを低減するため交流入力ライン間にコモ
ンモードのインダクタL1とラインバイパスコンデンサ
C3,C4が、そして交流入力ラインとフレームグラン
ド間に放電電極A1と酸化金属バリスタB1が接続され
た定電圧手段を備えたノイズフィルタ部2とを有し、イ
ンダクタL1に並列に定電圧素子6を配置した電源装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器等の電子
機器に使用される電源装置に関し、さらに詳しくは、内
外来のサージ電圧を吸収して装置の破損を防止するサー
ジ電圧吸収回路を備えた電源装置に関する。
機器に使用される電源装置に関し、さらに詳しくは、内
外来のサージ電圧を吸収して装置の破損を防止するサー
ジ電圧吸収回路を備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器等の電子機器の電源装置は、小
型化、軽量化、高効率化等の要求によりスイッチングレ
ギュレータ方式が広く採用されている。このスイッチン
グレギュレータ方式は従来のドロッパー方式に比べて、
コンバータ用トランスが50KHz〜200KHzとい
うような高周波で駆動すること、制御が断続であるため
損失が少ないこと等で、小型化、軽量化、高効率化が可
能となり、最近のOA機器等の電子機器の電源装置はそ
の殆どがスイッチングレギュレータ方式を採用してい
る。しかしながら、このようなスイッチングレギュレー
タ方式の電源装置においても、商用電源から入力される
交流電流に高調波電流が含まれ易く、落雷による誘導サ
ージ電圧の侵入、工作機械やエアコン等パワーの大きな
電子機器のオン、オフによるサージ電圧が侵入され易い
等の欠点がある。サージ電圧が交流入力ラインとニュー
トラルライン間、交流入力ラインと接地であるフレーム
グランド間、あるいはニュートラルラインとフレームグ
ランド間に侵入した場合、このサージ電圧は場合によっ
ては10KVにも達することがあり、これによりスイッ
チングトランジスタ等の半導体素子が破壊される危険性
がある。また、スイッチングレギュレータ自身のノイズ
の発生も大きく、発生部のスイッチング素子近傍にスナ
バー回路を設けて低減させているが、交流入力部から電
源外部へ流失するノイズを抑えるために交流入力部での
ノイズ低減も必要になってくる。
型化、軽量化、高効率化等の要求によりスイッチングレ
ギュレータ方式が広く採用されている。このスイッチン
グレギュレータ方式は従来のドロッパー方式に比べて、
コンバータ用トランスが50KHz〜200KHzとい
うような高周波で駆動すること、制御が断続であるため
損失が少ないこと等で、小型化、軽量化、高効率化が可
能となり、最近のOA機器等の電子機器の電源装置はそ
の殆どがスイッチングレギュレータ方式を採用してい
る。しかしながら、このようなスイッチングレギュレー
タ方式の電源装置においても、商用電源から入力される
交流電流に高調波電流が含まれ易く、落雷による誘導サ
ージ電圧の侵入、工作機械やエアコン等パワーの大きな
電子機器のオン、オフによるサージ電圧が侵入され易い
等の欠点がある。サージ電圧が交流入力ラインとニュー
トラルライン間、交流入力ラインと接地であるフレーム
グランド間、あるいはニュートラルラインとフレームグ
ランド間に侵入した場合、このサージ電圧は場合によっ
ては10KVにも達することがあり、これによりスイッ
チングトランジスタ等の半導体素子が破壊される危険性
がある。また、スイッチングレギュレータ自身のノイズ
の発生も大きく、発生部のスイッチング素子近傍にスナ
バー回路を設けて低減させているが、交流入力部から電
源外部へ流失するノイズを抑えるために交流入力部での
ノイズ低減も必要になってくる。
【0003】そこで、例えば特開平5−161258号
公報に見られるように、流出入ノイズやサージ電圧を吸
収する回路を設けた電源装置も提案されている。この電
源装置を図5の回路図により説明すると、交流電源21
にフューズF21を介してチョークコイルL21を接続
するとともに、ラインLとニュートラルラインNとの間
にそれぞれ並列に接続された2つのアクロスザラインコ
ンデンサC21,C22と、ラインLとフレームグラン
ド間およびニュートラルNとフレームグランド間とにそ
れぞれラインバイパスコンデンサC23,C24と、チ
ョークコイルL21と並列に接続された耐パルス抵抗R
21とを有するフィルタ回路を設け、この回路の出力側
に全波整流回路D21を介してスイッチング電源22を
接続している。
公報に見られるように、流出入ノイズやサージ電圧を吸
収する回路を設けた電源装置も提案されている。この電
源装置を図5の回路図により説明すると、交流電源21
にフューズF21を介してチョークコイルL21を接続
するとともに、ラインLとニュートラルラインNとの間
にそれぞれ並列に接続された2つのアクロスザラインコ
ンデンサC21,C22と、ラインLとフレームグラン
ド間およびニュートラルNとフレームグランド間とにそ
れぞれラインバイパスコンデンサC23,C24と、チ
ョークコイルL21と並列に接続された耐パルス抵抗R
21とを有するフィルタ回路を設け、この回路の出力側
に全波整流回路D21を介してスイッチング電源22を
接続している。
【0004】この構成により、スイッチング電源22か
ら外部に流出する伝導ノイズ(雑音端子電圧)や、電界
や磁界等の放射ノイズ、そしてサージ電圧の侵入に対し
ても電子機器を保護することができる。また、交流入力
のラインLとニュートラルラインN間に侵入したノーマ
ルモードのサージ電圧エネルギはこれらフィルタ回路の
各素子で吸収され、特にチョークコイルL21に発生し
た逆起電力による高電圧は、耐パルス抵抗R21の両端
にかかり、電力損失として吸収することができる。
ら外部に流出する伝導ノイズ(雑音端子電圧)や、電界
や磁界等の放射ノイズ、そしてサージ電圧の侵入に対し
ても電子機器を保護することができる。また、交流入力
のラインLとニュートラルラインN間に侵入したノーマ
ルモードのサージ電圧エネルギはこれらフィルタ回路の
各素子で吸収され、特にチョークコイルL21に発生し
た逆起電力による高電圧は、耐パルス抵抗R21の両端
にかかり、電力損失として吸収することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐パル
ス抵抗R11を用いているので、常時電流がこの抵抗R
21に流れ込み、抵抗R21による電力損失やそれに伴
う発熱が生じる欠点がある。また、抵抗R11の定格電
力を超えるサージ電圧が印加された場合には、この抵抗
の破損やパターンの溶断そしてそれに伴う発熱や発煙が
生じ非常に危険で、火災の発生等OA機器等の電子機器
の安全性や信頼性上に大きな問題になってしまう。
ス抵抗R11を用いているので、常時電流がこの抵抗R
21に流れ込み、抵抗R21による電力損失やそれに伴
う発熱が生じる欠点がある。また、抵抗R11の定格電
力を超えるサージ電圧が印加された場合には、この抵抗
の破損やパターンの溶断そしてそれに伴う発熱や発煙が
生じ非常に危険で、火災の発生等OA機器等の電子機器
の安全性や信頼性上に大きな問題になってしまう。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みなされたもので、その第1の目的は、誘導雷等による
サージ電圧の入力に伴う交流電源フィルタが発生する逆
起電力を吸収して、トランスやフォトカプラ等の絶縁部
品の破壊を防止する電子機器の電源装置として最適な電
源装置を提供するにある。本発明の第2の目的は、上記
第1の目的に加えて、サージ応答性が良くそのエネルギ
の吸収も確実で信頼性を損なうことのない電源装置を提
供するにある。
みなされたもので、その第1の目的は、誘導雷等による
サージ電圧の入力に伴う交流電源フィルタが発生する逆
起電力を吸収して、トランスやフォトカプラ等の絶縁部
品の破壊を防止する電子機器の電源装置として最適な電
源装置を提供するにある。本発明の第2の目的は、上記
第1の目的に加えて、サージ応答性が良くそのエネルギ
の吸収も確実で信頼性を損なうことのない電源装置を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、第1の手段は、交流電源から入力された交流電
力を整流平滑するための整流素子と平滑コンデンサとを
備えた整流平滑部と、この整流平滑された1次直流電力
をトランスの1次巻線と直列に接続されたスイッチング
素子によりオンオフし、トランスの2次巻線に誘起され
た電力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出
力するとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて
スイッチング素子のデューティ比を制御して出力電圧を
安定化するスイッチング電源部と、交流入力ラインに発
生するノイズを低減するため交流入力ライン間にコモン
モードのインダクタとラインコンデンサを、交流入力ラ
インとフレームグランド間に放電電極と酸化金属バリス
タとで構成された定電圧手段をそれぞれ備えたフィルタ
部とを有する電源装置において、フィルタ部にインダク
タに並列に定電圧素子を配置している。
るため、第1の手段は、交流電源から入力された交流電
力を整流平滑するための整流素子と平滑コンデンサとを
備えた整流平滑部と、この整流平滑された1次直流電力
をトランスの1次巻線と直列に接続されたスイッチング
素子によりオンオフし、トランスの2次巻線に誘起され
た電力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出
力するとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて
スイッチング素子のデューティ比を制御して出力電圧を
安定化するスイッチング電源部と、交流入力ラインに発
生するノイズを低減するため交流入力ライン間にコモン
モードのインダクタとラインコンデンサを、交流入力ラ
インとフレームグランド間に放電電極と酸化金属バリス
タとで構成された定電圧手段をそれぞれ備えたフィルタ
部とを有する電源装置において、フィルタ部にインダク
タに並列に定電圧素子を配置している。
【0008】上記第2の目的を達成するため、第2の手
段は、上記第1の手段の電源装置におけるフィルタ部の
インダクタに並列な位置、およびインダクタの交流入力
寄りの交流入力ラインとニュートラルライン間の2個所
に定電圧素子をそれぞれ配置している。
段は、上記第1の手段の電源装置におけるフィルタ部の
インダクタに並列な位置、およびインダクタの交流入力
寄りの交流入力ラインとニュートラルライン間の2個所
に定電圧素子をそれぞれ配置している。
【0009】上記第2の目的は、上記第2の手段のイン
ダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュートラル
ライン間の代わりにインダクタの整流素子寄りの交流入
力ラインとニュートラルライン間に第2の定電圧素子を
配置した第3の手段によっても達成される。
ダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュートラル
ライン間の代わりにインダクタの整流素子寄りの交流入
力ラインとニュートラルライン間に第2の定電圧素子を
配置した第3の手段によっても達成される。
【0010】上記第2の目的は、更に上記第1の手段の
電源装置におけるフィルタ部のインダクタに並列な位
置、インダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュ
ートラルライン間、およびインダクタの整流素子寄りの
交流入力ラインとニュートラルライン間の3個所に定電
圧素子をそれぞれ配置した第4の手段によっても達成さ
れる。
電源装置におけるフィルタ部のインダクタに並列な位
置、インダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュ
ートラルライン間、およびインダクタの整流素子寄りの
交流入力ラインとニュートラルライン間の3個所に定電
圧素子をそれぞれ配置した第4の手段によっても達成さ
れる。
【0011】これら定電圧素子はガスチューブアレス
タ、酸化金属バリスタ、ガスチューブアレスタと酸化金
属バリスタの直列回路、およびガスチューブアレスタと
抵抗の直列回路のいずれか1つで構成しても、また上記
第2から第4の手段のように複数の定電圧素子を有する
場合はそれらの組み合わせにより構成してもよい。
タ、酸化金属バリスタ、ガスチューブアレスタと酸化金
属バリスタの直列回路、およびガスチューブアレスタと
抵抗の直列回路のいずれか1つで構成しても、また上記
第2から第4の手段のように複数の定電圧素子を有する
場合はそれらの組み合わせにより構成してもよい。
【0012】第1の手段では、交流入力ラインに配置さ
れたコモンモードのインダクタに対して並列となるよう
に定電圧素子を配置しているので、誘導雷等によるサー
ジ電圧の入力に伴い交流電源フィルタが発生する逆起電
力を吸収して、トランスやフォトカプラ等の絶縁部品の
破壊を防止することができる。
れたコモンモードのインダクタに対して並列となるよう
に定電圧素子を配置しているので、誘導雷等によるサー
ジ電圧の入力に伴い交流電源フィルタが発生する逆起電
力を吸収して、トランスやフォトカプラ等の絶縁部品の
破壊を防止することができる。
【0013】第2の手段では、交流入力ラインのインダ
クタに対して並列となる位置、およびこのインダクタの
交流入力寄りのラインとニュートラルライン間の2個所
にそれぞれ定電圧素子を配置しているので、ノーマルモ
ードのサージ電圧が侵入してきた場合には、ラインとニ
ュートラルライン間に配置された定電圧素子により吸収
される。一方、雷等のようにノーマルモードとコモンモ
ードとが混在したサージ電圧の場合は、この定電圧素子
だけでは吸収しきず、インダクタに逆起電力が発生が、
発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧は2つ
の定電圧素子でクランプされ、それ以上のサージ電圧は
これら定電圧素子内部で吸収される。
クタに対して並列となる位置、およびこのインダクタの
交流入力寄りのラインとニュートラルライン間の2個所
にそれぞれ定電圧素子を配置しているので、ノーマルモ
ードのサージ電圧が侵入してきた場合には、ラインとニ
ュートラルライン間に配置された定電圧素子により吸収
される。一方、雷等のようにノーマルモードとコモンモ
ードとが混在したサージ電圧の場合は、この定電圧素子
だけでは吸収しきず、インダクタに逆起電力が発生が、
発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧は2つ
の定電圧素子でクランプされ、それ以上のサージ電圧は
これら定電圧素子内部で吸収される。
【0014】第3の手段では、インダクタに並列な位
置、およびこのインダクタの整流素子寄りの交流入力ラ
インとニュートラルライン間の双方に定電圧素子をそれ
ぞれ配置しているので、ラインとニュートラルライン間
にノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、イ
ンダクタに逆起電力が発生し、発生した逆起電力および
侵入してきたサージ電圧は、2つの定電圧素子によって
クランプされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電圧素
子内部で吸収される。
置、およびこのインダクタの整流素子寄りの交流入力ラ
インとニュートラルライン間の双方に定電圧素子をそれ
ぞれ配置しているので、ラインとニュートラルライン間
にノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、イ
ンダクタに逆起電力が発生し、発生した逆起電力および
侵入してきたサージ電圧は、2つの定電圧素子によって
クランプされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電圧素
子内部で吸収される。
【0015】第4の手段では、インダクタに並列な位
置、およびインダクタの交流入力寄りとインダクタの整
流素子寄りの各交流入力ラインとニュートラルライン間
の3箇所にそれぞれ定電圧素子を配置しているので、ラ
インとニュートラルライン間にノーマルモードのサージ
電圧が侵入してきた場合、インダクタに逆起電力が発生
し、発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧
は、3つの定電圧素子でクランプされ、それ以上のサー
ジ電圧はこれら定電圧素子内部で吸収される。
置、およびインダクタの交流入力寄りとインダクタの整
流素子寄りの各交流入力ラインとニュートラルライン間
の3箇所にそれぞれ定電圧素子を配置しているので、ラ
インとニュートラルライン間にノーマルモードのサージ
電圧が侵入してきた場合、インダクタに逆起電力が発生
し、発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧
は、3つの定電圧素子でクランプされ、それ以上のサー
ジ電圧はこれら定電圧素子内部で吸収される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
について説明する。なお、各実施例を通して実質的に同
じ構成要素は同一参照番号を付して、重複する説明は省
略する。
について説明する。なお、各実施例を通して実質的に同
じ構成要素は同一参照番号を付して、重複する説明は省
略する。
【0017】先ず、図1により本発明の第1実施例につ
いて説明する。図1は第1実施例を示す回路図である。
いて説明する。図1は第1実施例を示す回路図である。
【0018】電源装置は、入力部1と、ノイズフィルタ
部2、整流平滑部3そしてスイッチング電源部4とから
構成されている。入力部1は、交流電源5とこの交流電
源1のラインLに接続された過電流保護用ヒューズF1
とを有している。
部2、整流平滑部3そしてスイッチング電源部4とから
構成されている。入力部1は、交流電源5とこの交流電
源1のラインLに接続された過電流保護用ヒューズF1
とを有している。
【0019】ノイズフィルタ部2では、交流ラインに発
生するノーマルモードノイズを低減するためにラインL
とニュートラルN間にそれぞれ並列に接続された2つの
アクロスザラインコンデンサC1,C2が配置されてい
る。また、コモンモードノイズを低減するために過電流
保護用ヒューズF1の出力側とフレームグランドFG間
に、第1の定電圧素子である放電電極A1と第2の定電
圧素子である酸化金属バリスタB1とが直列となるよう
に配置されている。この直列回路の後のラインLとニュ
ートラルN間にはコモンモードのインダクタL1が、ラ
インLとフレームグランドFG間にラインバイパスコン
デンサC4が、そしてニュートラルNとフレームグラン
ドFG間にラインバイパスコンデンサC3がそれぞれ配
置されている。また、インダクタL1と並列な位置に後
述するような部材で構成された定電圧素子6が配置され
ている。
生するノーマルモードノイズを低減するためにラインL
とニュートラルN間にそれぞれ並列に接続された2つの
アクロスザラインコンデンサC1,C2が配置されてい
る。また、コモンモードノイズを低減するために過電流
保護用ヒューズF1の出力側とフレームグランドFG間
に、第1の定電圧素子である放電電極A1と第2の定電
圧素子である酸化金属バリスタB1とが直列となるよう
に配置されている。この直列回路の後のラインLとニュ
ートラルN間にはコモンモードのインダクタL1が、ラ
インLとフレームグランドFG間にラインバイパスコン
デンサC4が、そしてニュートラルNとフレームグラン
ドFG間にラインバイパスコンデンサC3がそれぞれ配
置されている。また、インダクタL1と並列な位置に後
述するような部材で構成された定電圧素子6が配置され
ている。
【0020】整流平滑部3は、交流電源5から入力する
交流電力を整流素子D1と平滑コンデンサC5とにより
整流平滑している。
交流電力を整流素子D1と平滑コンデンサC5とにより
整流平滑している。
【0021】スイッチング電源部4では、整流平滑部3
にて整流された1次直流電力をトランスの1次巻線と直
列に接続されたスイッチング素子によりオンオフし、ト
ランスの2次巻線に誘起された電力をさらに整流平滑し
て得られた2次直流電力を出力するとともに、その2次
直流電力の出力電圧に応じてスイッチング素子のデュー
ティ比を制御することにより出力電圧を安定化してい
る。このような作用をするようにトランスやスイッチン
グ素子等を設けたスイッチング電源回路は良く知られて
いるので、その詳細な構成は図示しない。
にて整流された1次直流電力をトランスの1次巻線と直
列に接続されたスイッチング素子によりオンオフし、ト
ランスの2次巻線に誘起された電力をさらに整流平滑し
て得られた2次直流電力を出力するとともに、その2次
直流電力の出力電圧に応じてスイッチング素子のデュー
ティ比を制御することにより出力電圧を安定化してい
る。このような作用をするようにトランスやスイッチン
グ素子等を設けたスイッチング電源回路は良く知られて
いるので、その詳細な構成は図示しない。
【0022】このように構成された電源装置に対して、
ラインLとフレームグランドFG間にコモンモードのサ
ージ電圧が侵入してきた場合、ノイズフィルタ部2の第
1の定電圧素子である放電電極A1から第2の定電圧素
子である酸化金属バリスタB1を通りフレームグランド
FGに至る経路、もしくはコモンモードのインダクタL
1からラインバイパスコンデンサC4を通りフレームグ
ランドFGに至る経路によって、サージエネルギは吸収
される。
ラインLとフレームグランドFG間にコモンモードのサ
ージ電圧が侵入してきた場合、ノイズフィルタ部2の第
1の定電圧素子である放電電極A1から第2の定電圧素
子である酸化金属バリスタB1を通りフレームグランド
FGに至る経路、もしくはコモンモードのインダクタL
1からラインバイパスコンデンサC4を通りフレームグ
ランドFGに至る経路によって、サージエネルギは吸収
される。
【0023】一方、ニュートラルNとフレームグランド
FG間にコモンモードのサージ電圧が侵入してきた場合
には、ノイズフィルタ部2のコモンモードのインダクタ
L1からラインバイパスコンデンサC3を通りフレーム
グランドFGに至る経路によって、サージエネルギは吸
収される。これにより、コモンモードのインダクタL1
に逆起電力が発生する。また、ラインLとニュートラル
N間にノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合
も同様にインダクタL1に逆起電力を発生する。発生し
た逆起電力はサージ応答性の優れた定電圧素子6でクラ
ンプされ、それ以上のサージ電圧は定電圧素子6内部で
吸収される。
FG間にコモンモードのサージ電圧が侵入してきた場合
には、ノイズフィルタ部2のコモンモードのインダクタ
L1からラインバイパスコンデンサC3を通りフレーム
グランドFGに至る経路によって、サージエネルギは吸
収される。これにより、コモンモードのインダクタL1
に逆起電力が発生する。また、ラインLとニュートラル
N間にノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合
も同様にインダクタL1に逆起電力を発生する。発生し
た逆起電力はサージ応答性の優れた定電圧素子6でクラ
ンプされ、それ以上のサージ電圧は定電圧素子6内部で
吸収される。
【0024】次に、図2により本発明の第2実施例につ
いて説明する。図2は第2実施例を示す回路図である。
この第2実施例と上述の第1実施例との違いは、ノイズ
フィルタ部2の交流入力ラインに挿入されたコモンモー
ドのインダクタL1の交流寄りのラインLとニュートラ
ルN間に後述するような部材で構成された定電圧素子7
を挿入したことである。その他の回路構成は上述の第1
実施例と同一であり、全体回路機能や動作も同じなので
説明は省略する この第2実施例においては、ラインLとニュートラルN
間にノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、
ラインLとニュートラルN間に配置された定電圧素子7
により大半は吸収される。しかしながら雷サージ等の場
合は、ノーマルモードとコモンモードとが混在した成分
であり、定電圧素子7だけでは吸収しきれないので、ノ
イズフィルタ部2のインダクタL1に逆起電力が発生す
る。発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧は
定電圧素子6,7でクランプされ、それ以上のサージ電
圧は定電圧素子6,7内部で吸収される。侵入してきた
サージ電圧が極めて大きく、定電圧素子7のサージ耐量
を超えるようなサージエネルギが侵入した場合は、定電
圧素子7がショートモードでの破壊となり、入力部1の
ヒューズF1が切れて接続された電子機器等のシステム
ダウンとなる場合もある。
いて説明する。図2は第2実施例を示す回路図である。
この第2実施例と上述の第1実施例との違いは、ノイズ
フィルタ部2の交流入力ラインに挿入されたコモンモー
ドのインダクタL1の交流寄りのラインLとニュートラ
ルN間に後述するような部材で構成された定電圧素子7
を挿入したことである。その他の回路構成は上述の第1
実施例と同一であり、全体回路機能や動作も同じなので
説明は省略する この第2実施例においては、ラインLとニュートラルN
間にノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、
ラインLとニュートラルN間に配置された定電圧素子7
により大半は吸収される。しかしながら雷サージ等の場
合は、ノーマルモードとコモンモードとが混在した成分
であり、定電圧素子7だけでは吸収しきれないので、ノ
イズフィルタ部2のインダクタL1に逆起電力が発生す
る。発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧は
定電圧素子6,7でクランプされ、それ以上のサージ電
圧は定電圧素子6,7内部で吸収される。侵入してきた
サージ電圧が極めて大きく、定電圧素子7のサージ耐量
を超えるようなサージエネルギが侵入した場合は、定電
圧素子7がショートモードでの破壊となり、入力部1の
ヒューズF1が切れて接続された電子機器等のシステム
ダウンとなる場合もある。
【0025】なお、電力研究所によれば、避雷針におけ
る放電電流は、ほとんど200A以下であり、200A
を超すものは5%と報告されている。具体的には放電電
流200Aに対して安全係数を5〜6倍とって、サージ
電流耐量が1000A、1250Aのものから定電圧素
子7を選定すればエネルギ耐量も十分であり、定電圧素
子7のショートモード破壊に伴うシステムダウンは皆無
とすることができる。特に高信頼度を要求される場合に
は、上記の安全係数をさらに上げて定電圧素子7を選定
すれば信頼度を向上することができる。
る放電電流は、ほとんど200A以下であり、200A
を超すものは5%と報告されている。具体的には放電電
流200Aに対して安全係数を5〜6倍とって、サージ
電流耐量が1000A、1250Aのものから定電圧素
子7を選定すればエネルギ耐量も十分であり、定電圧素
子7のショートモード破壊に伴うシステムダウンは皆無
とすることができる。特に高信頼度を要求される場合に
は、上記の安全係数をさらに上げて定電圧素子7を選定
すれば信頼度を向上することができる。
【0026】次に、図3により本発明の第3実施例につ
いて説明する。図3は第3実施例を示す回路図である。
この第3実施例と上述の第1実施例との違いは、ノイズ
フィルタ部2の交流入力ラインに挿入されたコモンモー
ドのインダクタL1の整流素子D1寄りのラインLとニ
ュートラルN間に後述するような部材で構成された定電
圧素子8を挿入したことであり、その他の回路構成は上
述の第1実施例と同一であり、全体回路機能や動作も同
じであるので、それらの説明は省略する。この第3実施
例は、ラインLとニュートラルN間にノーマルモードの
サージ電圧が侵入してきた場合、ノイズフィルタ部2の
インダクタL1に逆起電力が発生する。発生した逆起電
力および侵入してきたサージ電圧は、サージ応答性の優
れた定電圧素子6および8でクランプされ、それ以上の
サージ電圧は定電圧素子6内部で吸収される。
いて説明する。図3は第3実施例を示す回路図である。
この第3実施例と上述の第1実施例との違いは、ノイズ
フィルタ部2の交流入力ラインに挿入されたコモンモー
ドのインダクタL1の整流素子D1寄りのラインLとニ
ュートラルN間に後述するような部材で構成された定電
圧素子8を挿入したことであり、その他の回路構成は上
述の第1実施例と同一であり、全体回路機能や動作も同
じであるので、それらの説明は省略する。この第3実施
例は、ラインLとニュートラルN間にノーマルモードの
サージ電圧が侵入してきた場合、ノイズフィルタ部2の
インダクタL1に逆起電力が発生する。発生した逆起電
力および侵入してきたサージ電圧は、サージ応答性の優
れた定電圧素子6および8でクランプされ、それ以上の
サージ電圧は定電圧素子6内部で吸収される。
【0027】図4の回路図に示す本発明の第4実施例に
ついて説明する。この第4実施例と上述の第1実施例と
の違いは、ノイズフィルタ部2の交流入力ラインに挿入
されたコモンモードのインダクタL1の交流寄りのライ
ンLとニュートラルN間に定電圧素子7を、そしてイン
ダクタL1の整流素子D1寄りのラインLとニュートラ
ルN間に定電圧素子8をそれぞれ挿入したことである。
それ以外の構成は上述の第1実施例と同一である。この
第4実施例においては、ラインLとニュートラルN間に
ノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、ノイ
ズフィルタ部2のインダクタL1に逆起電力が発生す
る。発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧
は、サージ応答性の優れた定電圧素子6,7および8で
クランプされ、それ以上のサージ電圧は定電圧素子6内
部で吸収される。
ついて説明する。この第4実施例と上述の第1実施例と
の違いは、ノイズフィルタ部2の交流入力ラインに挿入
されたコモンモードのインダクタL1の交流寄りのライ
ンLとニュートラルN間に定電圧素子7を、そしてイン
ダクタL1の整流素子D1寄りのラインLとニュートラ
ルN間に定電圧素子8をそれぞれ挿入したことである。
それ以外の構成は上述の第1実施例と同一である。この
第4実施例においては、ラインLとニュートラルN間に
ノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、ノイ
ズフィルタ部2のインダクタL1に逆起電力が発生す
る。発生した逆起電力および侵入してきたサージ電圧
は、サージ応答性の優れた定電圧素子6,7および8で
クランプされ、それ以上のサージ電圧は定電圧素子6内
部で吸収される。
【0028】上述した定電圧素子6,7および8は、ガ
スチューブアレスタや、酸化金属バリスタである酸化亜
鉛バリスタや、これらガスチューブアレスタと酸化金属
バリスタとを直列に接続して構成した定電圧回路である
サージ電圧吸収回路、あるいはガスチューブアレスタと
抵抗とを直列に接続して構成した定電圧回路であるサー
ジ電圧吸収回路で構成される。
スチューブアレスタや、酸化金属バリスタである酸化亜
鉛バリスタや、これらガスチューブアレスタと酸化金属
バリスタとを直列に接続して構成した定電圧回路である
サージ電圧吸収回路、あるいはガスチューブアレスタと
抵抗とを直列に接続して構成した定電圧回路であるサー
ジ電圧吸収回路で構成される。
【0029】ここで、定電圧素子6,7および8をガス
チューブアレスタで構成した場合について説明すると、
ガスチューブアレスタは、その特性による放電開始電圧
までは殆ど電流が流れないが、端子間電圧が放電開始電
圧を超えるとガス放電を開始し、その端子間電圧は放電
開始電圧より低い放電電圧迄下がって、放電電流の大小
に関係なく一定の放電電圧を維持する。端子間電圧が放
電電圧より低下すると放電が停止して、放電開始前の状
態に戻るという自己復帰性がある。しかしながら、サー
ジ電圧が非常に高いか放電電流が大きすぎる場合は、ガ
ス放電ではなくアーク放電になって両端子間がショート
状態になり、放電電圧より低い電圧になっても放電が止
まらず、放電電極が融けて破損してしまうことがある。
なお、ノーマルモードのサージ電圧に対する作用につい
ては上述した第1実施例と同様である。
チューブアレスタで構成した場合について説明すると、
ガスチューブアレスタは、その特性による放電開始電圧
までは殆ど電流が流れないが、端子間電圧が放電開始電
圧を超えるとガス放電を開始し、その端子間電圧は放電
開始電圧より低い放電電圧迄下がって、放電電流の大小
に関係なく一定の放電電圧を維持する。端子間電圧が放
電電圧より低下すると放電が停止して、放電開始前の状
態に戻るという自己復帰性がある。しかしながら、サー
ジ電圧が非常に高いか放電電流が大きすぎる場合は、ガ
ス放電ではなくアーク放電になって両端子間がショート
状態になり、放電電圧より低い電圧になっても放電が止
まらず、放電電極が融けて破損してしまうことがある。
なお、ノーマルモードのサージ電圧に対する作用につい
ては上述した第1実施例と同様である。
【0030】次に、定電圧素子6,7および8を酸化亜
鉛バリスタで構成した場合について説明する。酸化亜鉛
バリスタは、他の酸化金属バリスタあるいは炭化珪素バ
リスタと同様に、その端子間電圧が電流の対数に略比例
する特性がある。逆にいえば、電流は端子間電圧の指数
関数に略比例するから、端子間電圧がある値を超えると
バリスタを流れる電流が急激に増大する。この特性によ
ってバリスタは定電圧素子として使用される。しかしな
がら、ガスチューブアレスタとは異なり、低い電圧でも
僅かながら電流(リーク電流)が流れ、ある値近くにな
ると無視できないリーク電流が流れるから、ある値を交
流電源のピーク電圧よりかなり高くとる必要がある。ま
た、サージ電圧を吸収する目的からみれば、ガスチュー
ブアレスタよりはるかに小型ですむ利点はあるが、サー
ジ電圧および電力が大きい時はその電力損失による発熱
のため、端子間がショート状態になってしまう場合が多
い。
鉛バリスタで構成した場合について説明する。酸化亜鉛
バリスタは、他の酸化金属バリスタあるいは炭化珪素バ
リスタと同様に、その端子間電圧が電流の対数に略比例
する特性がある。逆にいえば、電流は端子間電圧の指数
関数に略比例するから、端子間電圧がある値を超えると
バリスタを流れる電流が急激に増大する。この特性によ
ってバリスタは定電圧素子として使用される。しかしな
がら、ガスチューブアレスタとは異なり、低い電圧でも
僅かながら電流(リーク電流)が流れ、ある値近くにな
ると無視できないリーク電流が流れるから、ある値を交
流電源のピーク電圧よりかなり高くとる必要がある。ま
た、サージ電圧を吸収する目的からみれば、ガスチュー
ブアレスタよりはるかに小型ですむ利点はあるが、サー
ジ電圧および電力が大きい時はその電力損失による発熱
のため、端子間がショート状態になってしまう場合が多
い。
【0031】更に、定電圧素子6,7および8をガスチ
ューブアレスタと酸化金属バリスタとを直列に接続して
構成した定電圧回路であるサージ電圧吸収回路で構成し
た場合について説明する。このサージ電圧吸収回路にサ
ージ電圧が印加されると、上述したようにガスチューブ
アレスタは常に電流が流れていないから、立上り時のサ
ージ電圧は殆どがガスチューブアレスタの端子間にかか
る。サージ電圧が放電電圧を超えるとガスチューブアレ
スタがガス放電を開始して、酸化金属バリスタの端子間
にはサージ電圧からガスチューブアレスタの放電電圧だ
け降下した電圧が印加され、電流が流れ始め、端子間電
圧が放電電圧より低下すると放電が停止して、放電開始
前の状態に戻る。この場合、ガスチューブアレスタの放
電開始電圧に比べて酸化金属バリスタのバリスタ電圧を
低く設定し、この酸化金属バリスタで続流を防止して速
やかにサージを吸収させるようにする。
ューブアレスタと酸化金属バリスタとを直列に接続して
構成した定電圧回路であるサージ電圧吸収回路で構成し
た場合について説明する。このサージ電圧吸収回路にサ
ージ電圧が印加されると、上述したようにガスチューブ
アレスタは常に電流が流れていないから、立上り時のサ
ージ電圧は殆どがガスチューブアレスタの端子間にかか
る。サージ電圧が放電電圧を超えるとガスチューブアレ
スタがガス放電を開始して、酸化金属バリスタの端子間
にはサージ電圧からガスチューブアレスタの放電電圧だ
け降下した電圧が印加され、電流が流れ始め、端子間電
圧が放電電圧より低下すると放電が停止して、放電開始
前の状態に戻る。この場合、ガスチューブアレスタの放
電開始電圧に比べて酸化金属バリスタのバリスタ電圧を
低く設定し、この酸化金属バリスタで続流を防止して速
やかにサージを吸収させるようにする。
【0032】最後に、定電圧素子6,7および8をガス
チューブアレスタと抵抗とを直列に接続して構成したサ
ージ電圧吸収回路で構成した場合について説明する。こ
のサージ電圧吸収回路にサージ電圧が印加されると、上
述したようにガスチューブアレスタは常に電流が流れて
おらず、立上り時のサージ電圧は殆どがガスチューブア
レスタの端子間にかかる。そしてサージ電圧が放電電圧
を超えるとガスチューブアレスタがガス放電を開始し
て、抵抗の端子間にはサージ電圧からガスチューブアレ
スタの放電電圧だけ降下した電圧が印加され、電力損失
として消費される。ガスチューブアレスタの端子間電圧
が放電電圧より低下すると放電が停止して、放電開始前
の状態に戻る。このように、ガスチューブアレスタで放
電させ、抵抗で続流を防止して速やかにサージを吸収さ
せる。
チューブアレスタと抵抗とを直列に接続して構成したサ
ージ電圧吸収回路で構成した場合について説明する。こ
のサージ電圧吸収回路にサージ電圧が印加されると、上
述したようにガスチューブアレスタは常に電流が流れて
おらず、立上り時のサージ電圧は殆どがガスチューブア
レスタの端子間にかかる。そしてサージ電圧が放電電圧
を超えるとガスチューブアレスタがガス放電を開始し
て、抵抗の端子間にはサージ電圧からガスチューブアレ
スタの放電電圧だけ降下した電圧が印加され、電力損失
として消費される。ガスチューブアレスタの端子間電圧
が放電電圧より低下すると放電が停止して、放電開始前
の状態に戻る。このように、ガスチューブアレスタで放
電させ、抵抗で続流を防止して速やかにサージを吸収さ
せる。
【0033】上述した各実施例においては、入力部1の
ヒューズF1とノイズフィルタ部2との間にインダクタ
L1を配置しているが、このインダクタL1はノイズフ
ィルタ部2と整流素子D1との間に配置しても、整流素
子D1と平滑コンデンサC5との間に配置しても同様な
効果を得ることができる。また、インダクタL1に並列
に配置した定電圧素子5は、ニュートラルN側に配置し
多場合を説明したが、この定電圧素子5はラインL側に
配置しても同様な効果を得ることができ、更には定電圧
素子5ニュートラルN側とラインL側の両方に配置する
ことにより、より高い効果を得られる。更にまた、コモ
ンモードノイズ低減用としてラインLとフレームグラン
ドFG間に第1の定電圧素子である放電電極A1から第
2の定電圧素子である酸化金属バリスタB1を配置して
いるが、これら放電電極A1と酸化金属バリスタB1は
ニュートラルNとフレームグランドFG間に配置しても
同様な効果を得ることができる。また、第2の定電圧素
子である酸化金属バリスタB1は抵抗に置き換えても同
様な効果が得られるものである。
ヒューズF1とノイズフィルタ部2との間にインダクタ
L1を配置しているが、このインダクタL1はノイズフ
ィルタ部2と整流素子D1との間に配置しても、整流素
子D1と平滑コンデンサC5との間に配置しても同様な
効果を得ることができる。また、インダクタL1に並列
に配置した定電圧素子5は、ニュートラルN側に配置し
多場合を説明したが、この定電圧素子5はラインL側に
配置しても同様な効果を得ることができ、更には定電圧
素子5ニュートラルN側とラインL側の両方に配置する
ことにより、より高い効果を得られる。更にまた、コモ
ンモードノイズ低減用としてラインLとフレームグラン
ドFG間に第1の定電圧素子である放電電極A1から第
2の定電圧素子である酸化金属バリスタB1を配置して
いるが、これら放電電極A1と酸化金属バリスタB1は
ニュートラルNとフレームグランドFG間に配置しても
同様な効果を得ることができる。また、第2の定電圧素
子である酸化金属バリスタB1は抵抗に置き換えても同
様な効果が得られるものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、フィルタ部にインダクタに並列に定電圧素子を
配置しているので、誘導雷等によるサージ電圧の入力に
伴い交流電源フィルタが発生する逆起電力を吸収して、
トランスやフォトカプラ等の絶縁部品の破壊を防止する
ことができる。
発明は、フィルタ部にインダクタに並列に定電圧素子を
配置しているので、誘導雷等によるサージ電圧の入力に
伴い交流電源フィルタが発生する逆起電力を吸収して、
トランスやフォトカプラ等の絶縁部品の破壊を防止する
ことができる。
【0035】請求項2に記載の発明は、上記請求項1の
電源装置におけるフィルタ部のインダクタに並列な位
置、およびインダクタの交流入力寄りの交流入力ライン
とニュートラルライン間の2個所に定電圧素子をそれぞ
れ配置しているので、ノーマルモードのサージ電圧が侵
入してきた場合には、ラインとニュートラルライン間に
配置された定電圧素子により吸収される。一方、雷等の
ようにノーマルモードとコモンモードとが混在したサー
ジ電圧の場合は、この定電圧素子だけでは吸収しきず、
インダクタに逆起電力が発生が、発生した逆起電力およ
び侵入してきたサージ電圧は2つの定電圧素子でクラン
プされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電圧素子内部
で吸収される。
電源装置におけるフィルタ部のインダクタに並列な位
置、およびインダクタの交流入力寄りの交流入力ライン
とニュートラルライン間の2個所に定電圧素子をそれぞ
れ配置しているので、ノーマルモードのサージ電圧が侵
入してきた場合には、ラインとニュートラルライン間に
配置された定電圧素子により吸収される。一方、雷等の
ようにノーマルモードとコモンモードとが混在したサー
ジ電圧の場合は、この定電圧素子だけでは吸収しきず、
インダクタに逆起電力が発生が、発生した逆起電力およ
び侵入してきたサージ電圧は2つの定電圧素子でクラン
プされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電圧素子内部
で吸収される。
【0036】請求項3に記載の発明は、上記請求項2の
インダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュート
ラルライン間の代わりにインダクタの整流素子寄りの交
流入力ラインとニュートラルライン間に第2の定電圧素
子を配置しているのでラインとニュートラルライン間に
ノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、イン
ダクタに逆起電力が発生し、発生した逆起電力および侵
入してきたサージ電圧は、2つの定電圧素子によってク
ランプされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電圧素子
内部で吸収される。
インダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュート
ラルライン間の代わりにインダクタの整流素子寄りの交
流入力ラインとニュートラルライン間に第2の定電圧素
子を配置しているのでラインとニュートラルライン間に
ノーマルモードのサージ電圧が侵入してきた場合、イン
ダクタに逆起電力が発生し、発生した逆起電力および侵
入してきたサージ電圧は、2つの定電圧素子によってク
ランプされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電圧素子
内部で吸収される。
【0037】請求項4に記載の発明は、上記請求項1の
電源装置におけるフィルタ部のインダクタに並列な位
置、インダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュ
ートラルライン間、およびインダクタの整流素子寄りの
交流入力ラインとニュートラルライン間の3個所に定電
圧素子をそれぞれ配置しているのでラインとニュートラ
ルライン間にノーマルモードのサージ電圧が侵入してき
た場合、インダクタに逆起電力が発生し、発生した逆起
電力および侵入してきたサージ電圧は、3つの定電圧素
子でクランプされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電
圧素子内部で吸収される。
電源装置におけるフィルタ部のインダクタに並列な位
置、インダクタの交流入力寄りの交流入力ラインとニュ
ートラルライン間、およびインダクタの整流素子寄りの
交流入力ラインとニュートラルライン間の3個所に定電
圧素子をそれぞれ配置しているのでラインとニュートラ
ルライン間にノーマルモードのサージ電圧が侵入してき
た場合、インダクタに逆起電力が発生し、発生した逆起
電力および侵入してきたサージ電圧は、3つの定電圧素
子でクランプされ、それ以上のサージ電圧はこれら定電
圧素子内部で吸収される。
【0038】このように請求項2ないし4に記載の電源
装置は誘導雷等によるサージ電圧の入力に伴う交流電源
フィルタが発生する逆起電力を吸収し、サージ応答性が
良好でエネルギの吸収も確実で信頼性を損なうことのな
い電源装置が提供できる。
装置は誘導雷等によるサージ電圧の入力に伴う交流電源
フィルタが発生する逆起電力を吸収し、サージ応答性が
良好でエネルギの吸収も確実で信頼性を損なうことのな
い電源装置が提供できる。
【0039】請求項5に記載の発明は、上記請求項1な
いし4における定電圧素子をガスチューブアレスタ、酸
化金属バリスタ、前記ガスチューブアレスタと前記酸化
金属バリスタの直列回路、もしくは前記ガスチューブア
レスタと抵抗の直列回路のいずれか1つにより構成して
おり、また請求項6に記載の発明は、請求項2ないし4
における複数個の定電圧素子をガスチューブアレスタ、
酸化金属バリスタ、前記ガスチューブアレスタと前記酸
化金属バリスタの直列回路、もしくは前記ガスチューブ
アレスタと抵抗の直列回路の組み合わせにより構成して
おり、これら素子あるいは回路はフィルタ部で発生する
逆起電力やエネルギを確実に吸収することができ、サー
ジ応答性も向上させることができる。
いし4における定電圧素子をガスチューブアレスタ、酸
化金属バリスタ、前記ガスチューブアレスタと前記酸化
金属バリスタの直列回路、もしくは前記ガスチューブア
レスタと抵抗の直列回路のいずれか1つにより構成して
おり、また請求項6に記載の発明は、請求項2ないし4
における複数個の定電圧素子をガスチューブアレスタ、
酸化金属バリスタ、前記ガスチューブアレスタと前記酸
化金属バリスタの直列回路、もしくは前記ガスチューブ
アレスタと抵抗の直列回路の組み合わせにより構成して
おり、これら素子あるいは回路はフィルタ部で発生する
逆起電力やエネルギを確実に吸収することができ、サー
ジ応答性も向上させることができる。
【図1】本発明の電源装置の第1実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図2】本発明の電源装置の第2実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図3】本発明の電源装置の第3実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図4】本発明の電源装置の第4実施例を示す回路図で
ある。
ある。
【図5】従来の電源装置の一例を示す回路図である。
1 入力部 2 ノイズフィルタ部 3 整流平滑部 4 スイッチング電源部 5 交流電源 6,7,8 定電圧素子 A1 放電電極 B1 酸化金属バリスタ C1,C2 アクロスザラインコンデンサ C3,C4 ラインバイパスコンデンサ C5 平滑コンデンサ D1 整流素子
Claims (6)
- 【請求項1】 交流電源から入力された交流電力を整流
平滑するための整流素子と平滑コンデンサとを備えた整
流平滑部と、この整流平滑された1次直流電力をトラン
スの1次巻線と直列に接続されたスイッチング素子によ
りオンオフし、前記トランスの2次巻線に誘起された電
力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出力す
るとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて前記
スイッチング素子のデューティ比を制御して前記出力電
圧を安定化するスイッチング電源部と、交流入力ライン
に発生するノイズを低減するため前記交流入力ライン間
にコモンモードのインダクタとラインコンデンサを、前
記交流入力ラインとフレームグランド間に放電電極と酸
化金属バリスタとで構成された定電圧手段をそれぞれ備
えたフィルタ部とを有する電源装置において、前記フィ
ルタ部には前記インダクタに並列に定電圧素子が配置さ
れていることを特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 交流電源から入力された交流電力を整流
平滑するための整流素子と平滑コンデンサとを備えた整
流平滑部と、この整流平滑された1次直流電力をトラン
スの1次巻線と直列に接続されたスイッチング素子によ
りオンオフし、前記トランスの2次巻線に誘起された電
力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出力す
るとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて前記
スイッチング素子のデューティ比を制御して前記出力電
圧を安定化するスイッチング電源部と、交流入力ライン
に発生するノイズを低減するため前記交流入力ライン間
にコモンモードのインダクタとラインコンデンサを、前
記交流入力ラインとフレームグランド間に放電電極と酸
化金属バリスタとで構成された定電圧手段をそれぞれ備
えたフィルタ部とを有する電源装置において、前記フィ
ルタ部には前記インダクタに並列な位置、および前記イ
ンダクタの交流入力寄りの前記交流入力ラインとニュー
トラルライン間の双方に定電圧素子がそれぞれ配置され
ていることを特徴とする電源装置。 - 【請求項3】 交流電源から入力された交流電力を整流
平滑するための整流素子と平滑コンデンサとを備えた整
流平滑部と、この整流平滑された1次直流電力をトラン
スの1次巻線と直列に接続されたスイッチング素子によ
りオンオフし、前記トランスの2次巻線に誘起された電
力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出力す
るとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて前記
スイッチング素子のデューティ比を制御して前記出力電
圧を安定化するスイッチング電源部と、交流入力ライン
に発生するノイズを低減するため前記交流入力ライン間
にコモンモードのインダクタとラインコンデンサを、前
記交流入力ラインとフレームグランド間に放電電極と酸
化金属バリスタとで構成された定電圧手段をそれぞれ備
えたフィルタ部とを有する電源装置において、前記フィ
ルタ部には前記インダクタに並列な位置、および前記イ
ンダクタの前記整流素子寄りの前記交流入力ラインとニ
ュートラルライン間の双方に定電圧素子がそれぞれ配置
されていることを特徴とする電源装置。 - 【請求項4】 交流電源から入力された交流電力を整流
平滑するための整流素子と平滑コンデンサとを備えた整
流平滑部と、この整流平滑された1次直流電力をトラン
スの1次巻線と直列に接続されたスイッチング素子によ
りオンオフし、前記トランスの2次巻線に誘起された電
力をさらに整流平滑して得られた2次直流電力を出力す
るとともに、この2次直流電力の出力電圧に応じて前記
スイッチング素子のデューティ比を制御して前記出力電
圧を安定化するスイッチング電源部と、交流入力ライン
に発生するノイズを低減するため前記交流入力ライン間
にコモンモードのインダクタとラインコンデンサを、前
記交流入力ラインとフレームグランド間に放電電極と酸
化金属バリスタとで構成された定電圧手段をそれぞれ備
えたフィルタ部とを有する電源装置において、前記フィ
ルタ部には前記インダクタに並列な位置、および前記イ
ンダクタの交流入力寄りと前記インダクタの前記整流素
子寄りの各前記交流入力ラインとニュートラルライン間
にそれぞれ定電圧素子が配置されていることを特徴とす
る電源装置。 - 【請求項5】 前記定電圧素子は、ガスチューブアレス
タ、酸化金属バリスタ、前記ガスチューブアレスタと前
記酸化金属バリスタの直列回路、もしくは前記ガスチュ
ーブアレスタと抵抗の直列回路のいずれか1つにより構
成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れか1に記載の電源装置。 - 【請求項6】 複数の前記定電圧素子は、ガスチューブ
アレスタ、酸化金属バリスタ、前記ガスチューブアレス
タと前記酸化金属バリスタの直列回路、もしくは前記ガ
スチューブアレスタと抵抗の直列回路の組み合わせによ
り構成されていることを特徴とする請求項2ないし4の
いずれか1に記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17239495A JPH0923638A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17239495A JPH0923638A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0923638A true JPH0923638A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15941128
Family Applications (1)
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JP17239495A Pending JPH0923638A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0923638A (ja) |
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- 1995-07-07 JP JP17239495A patent/JPH0923638A/ja active Pending
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