JPH09285000A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

スイッチングレギュレータ

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JPH09285000A
JPH09285000A JP11330096A JP11330096A JPH09285000A JP H09285000 A JPH09285000 A JP H09285000A JP 11330096 A JP11330096 A JP 11330096A JP 11330096 A JP11330096 A JP 11330096A JP H09285000 A JPH09285000 A JP H09285000A
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JP
Japan
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constant voltage
surge
voltage
inductor
voltage element
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JP11330096A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Ishikawa
哲司 石川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落雷などのサージ電圧侵入時や入力電圧急変
時にインダクタに発生する逆起電力による半導体の損傷
を防止し、安全性と信頼性に富んだスイッチングレギュ
レータを提供する。 【解決手段】 ノイズフィルタ部2の入力端子に並列
に、第1の定電圧素子7が接続され、ノイズフィルタ部
2に、コモンモードのインダクタL11、L12とライ
ンコンデンサC1、C2とで構成されるフィルタ回路が
設けられ、インダクタL11に並列に、第3の定電圧素
子6が接続され、さらに、ノーマルモードのインダクタ
L2が設けられ、インダクタL2に第2の定電圧素子5
が並列に接続され、誘導雷などのサージ電圧と、サージ
電圧の入力により発生する逆起電力が、第1の定電圧素
子7、第2の定電圧素子5及び第3の定電圧素子6で吸
収され、サージ電圧による絶縁部品の破壊を防止し、サ
ージ応答性よく確実にサージ電圧のエネルギーの吸収が
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電力のノイズを
除去し、整流平滑化して得られる1次直流電力を、スイ
ッチング素子のデューティ比を制御してON−OFF制
御することにより、所定電圧の2次直流電力を出力する
スイッチングレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器などの電子機器の電源には、小
型軽量化と動作の効率化の要求によつて、スイッチング
レギュレータ方式が多く採用されている。スイッチング
レギュレータは、従来のドロッパータイプのものに比し
て、コンバータ用トランスが高周波(50KHz〜20
0KHz)で駆動され、制御が断続的に行われるために
損失が少なく、装置の小型軽量化が実現され、高効率化
動作が可能なために、電子機器の電源の殆どに採用され
ている。
【0003】このスイッチングレギュレータにおいて
は、商用電源から入力される交流電流に高調波電流が含
まれることがあり、また、落雷による誘導サージ電圧
や、工作機械、エアコンなどの使用電力の大きい電子機
器のON−OFFによるサージ電圧が侵入することがあ
る。これらのサージ電圧が、交流入力ラインとニュート
ラルライン間、交流入力ラインとアース間、ニュートラ
ルラインとアース間に侵入する場合、場合によってはそ
の電圧が10KVにも達することがあり、スイッチング
トランジスタなどの半導体素子が破壊されるおそれもあ
る。一方、スイッチングレギュレータ自体からのノイズ
の発生もあり、これに対しては、通常スイッチング素子
の近傍にスナバー回路を設けてノイズを低減している。
【0004】従来のスイッチングレギュレータでは、図
4に示すように、交流電源ACの端子t1が、ヒューズ
Fを介して、コモンモードのチョークコイルL11の端
子aに接続され、端子t2はコモンモードのチョークコ
イルL12の端子cに接続され、端子a、c間にライン
コンデンサC1が接続され、チョークコイルL11の端
子bとチョークコイルL12の端子d間にラインコンデ
ンサC2が接続されている。そして、チョークコイルL
12に並列に耐パルス抵抗R1が接続されている。ま
た、端子b、dが全波整流器D1の入力端子に接続さ
れ、全波整流器D1の出力端子にはスイッチング電源ト
ランス1が接続され、端子dとアース間にはコンデンサ
C3が、端子bとアース間にはコンデンサC4がそれぞ
れ接続されている。
【0005】このような構成の従来のスイッチングレギ
ュレータでは、チョークコイルL11、L12、ライン
コンデイサC1、C2からなるノイズフィルタ部が、流
出入ノイズ、サージ電圧を低減吸収している。即ち、ノ
イズフィルタ部は、スイッチング電源から外部に流出す
る伝導ノイズ(雑音端子電圧)、放射ノイズ、或いはサ
ージ電圧を抑制するばかりでなく、外部からのノイズや
サージ電圧の侵入に対して電子機器を保護する。交流入
力ラインLとニュートラルN間に侵入したノーマルモー
ドのサージ電圧のエネルギーはノイズフィルタ部の各素
子で吸収され、特に、インダクタL1に発生した逆起電
力による高電圧は、耐パルス抵抗の両端に印加され、電
力損失として吸収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のスッチン
グレギュレータでは、耐パルス抵抗R1に常時電流が流
れ込み、抵抗による電力損失や発熱が生じる。また、耐
パルス抵抗R1の定格電力を越えるサージ電圧が印加さ
れた場合には、抵抗の損傷やパターンの溶断が生じ、発
熱発煙状態となつて、火災の原因となることがあり、O
A機器などの電子機器の安全性と信頼性の上で問題とな
る。また、最近のスイッチングレギュレータでは、交流
入力電流の高調波成分を抑えるために、ノーマルモード
のインダクタを配置することが一般的であるが、このイ
ンダクタでも落雷による誘導サージ電圧その他のサージ
電圧の侵入時に、大きな逆起電力が発生するので、安全
性と信頼性上で同様の問題が生じる。
【0007】本発明は、前述したようなスイッチングレ
ギュレータの動作の現状に鑑みてなされたものであり、
その目的は、落雷などのサージ電圧侵入時や入力電圧急
変時にインダクタに発生する逆起電力による半導体の損
傷を防止し、安全性と信頼性に富んだスイッチングレギ
ュレータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、電源からの交流電力をノイ
ズフィルタ部に入力することによってノイズを除去し、
整流平滑部で整流平滑化して得られる1次直流電力をト
ランスの1次巻線と直列に接続されたスイッチング素子
によりON−OFF制御し、前記トランスの2次巻線か
ら出力される2次直流電力の電圧値に応じて、前記スイ
ッチング素子のデューティ比を制御して、所定電圧の2
次直流電力を出力するスイッチングレギュレータであ
り、前記ノイズフィルタ部の入力端子に並列に接続され
る第1の定電圧素子と、前記ノイズフィルタ部に設けら
れ、コモンモードのインダクタとコンデンサとで構成さ
れるフィルタ回路と、前記ノイズフィルタ部または前記
整流平滑部に設けられるノーマルモードのインダクタ
と、前記ノーマルモードのインダクタに並列に接続され
る第2の定電圧素子と、前記コモンモードのインダクタ
に並列に接続される第3の定電圧素子とを有することを
特徴とするものである。
【0009】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第
1の定電圧素子ないし前記第3の定電圧素子が、ガスチ
ューブアレスタであることを特徴とするものである。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第
1の定電圧素子ないし前記第3の定電圧素子が、ガスチ
ューブアレスタと抵抗との直列接続回路であることを特
徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]本発明の第1の実施の形態を図1
を参照して説明する。図1は本実施の形態の構成を示す
回路図である。
【0012】本実施の形態では、図1に示すように、入
力部1、ノイズフィルター部2、整流平滑部3及びスイ
ッチング電源部4が互いに直列に接続されていて、入力
部1においては、交流電源ACのライン端子Lにヒュー
ズF1の一端が接続され、ヒューズF1の他端と交流電
源ACのニュートラル端子N間には、第1の定電圧素子
7が接続されている。
【0013】ノイズフィルター部2においては、ヒュー
ズF1と第1の定電圧素子7との接続点に、ノーマルモ
ードのインダクタL2の一端が接続され、インダクタL
2の他端にコモンモードのインダクタL11の一端が接
続されており、また、交流電源ACのニュートラル端子
Nには、コモンモードのインダクタL12の一端が接続
されている。また、インダクタL11、L12の一端間
にはラインコンデンサC1が接続され、インダクタL1
1、L12の他端には、整流平滑部3の全波整流素子D
1の入力端子が接続されている。さらに、インダクタL
11、L12の他端間にはラインコンデンサC2が接続
され、インダクタL11の他端とアース間にはコンデン
サC4が、コンダクタL12の他端とアース間にはコン
デンサC3がそれぞれ接続されている。 そして、イン
ダクタL2に第2の定電圧素子5が並列に接続され、イ
ンダクタL11に並列に第3の定電圧素子6が接続され
ている。
【0014】また、整流平滑部3においては、全波整流
素子D1の出力端子間に平滑コンデンサC5が接続さ
れ、スイッチング電源部4においては、整流平滑部3の
全波整流素子D1の出力端子間に接続されるスイッチン
グ電源トランスTが設けられている。
【0015】このような構成の本実施の形態では、ライ
ン端子Lとアース間にコモンモードのサージ電圧が侵入
すると、このサージ電圧は、ノイズフィルター部2のイ
ンダクタンスL2、インダクタL11及びコンデンサC
4を介してアースに吸収される。この場合、サージ電圧
及びインダクタL11及びインダクタL2に発生する逆
起電力は、サージ応答性の優れた第1の定電圧素子7、
第2の定電圧素子5及び第3の定電圧素子6でクランプ
され、所定値を越えるサージ電圧はこれらの定電圧素子
5、6、7の内部で吸収される。また、ライン端子Lと
ニュートラル端子間にノーマルモードのサージ電圧が侵
入した場合も同様にして、このサージ電圧は、ノイズフ
ィルター部2のインダクタンスL2、インダクタンタL
11及びコンデンサC4を介してアースに吸収される。
この場合にも、サージ電圧及びインダクタL1及びイン
ダクタL2に発生する逆起電力は、サージ応答性の優れ
た第1の定電圧素子7、第2の定電圧素子5及び第3の
定電圧素子6でクランプされ、所定値を越えるサージ電
圧はこれらの定電圧素子5、6、7の内部で吸収され
る。
【0016】そして、このようにしてサージ電圧が除去
された交流入力電力は、整流平滑部3で全波整流平滑化
され 、得られた1次直流電力が、スイッチング電圧ト
ランスTのトランスの1次巻線と直列に接続されたスイ
ッチング素子によりON−OFF制御され、トランスの
2次巻線に誘起された電力が、さらに整流平滑化されて
2次直流電力として出力され、出力電圧に応じてスイッ
チング素子のデューティ比が制御され、スイッチング電
源トランスTからは、安定化された一定電圧値の2次直
流電力が供給される。本実施の形態の高調波阻止など、
その他の動作は、すでに図4を参照して説明した従来の
スイッチングレギュレータの動作と同一である。
【0017】このように、本実施の形態によると、ノイ
ズフィルタ部2の入力端子に並列に、第1の定電圧素子
7が接続され、ノイズフィルタ部2に、コモンモードの
インダクタL11、L12とラテンコンデンサC1、C
2とで構成されるフィルタ回路が設けられ、インダクタ
L11に並列に、第3の定電圧素子6が接続され、さら
に、ノーマルモードのインダクタL2が設けられ、イン
ダクタL2には、第2の定電圧素子5が並列に接続され
ているので、誘導雷などによるサージ電圧とその入力に
よって発生する逆起電力が、第1の定電圧素子7、第2
の定電圧素子5及び第3の定電圧素子6で吸収され、サ
ージ電圧による絶縁部品の破壊を防止すると共に、サー
ジ応答性よく確実にサージ電圧のエネルギーの吸収を行
うことが可能になる。
【0018】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態を図2を参照して説明する。図2は本実施の形態
の構成を示す回路図である。
【0019】本実施の形態では、図2に示すように、す
でに図1を参照して説明した第1の実施の形態の第1の
定電圧素子7、第2の定電圧素子5及び第3の定電圧素
子6として、それぞれガスチューブアレスタ7G、5
G、6Gが使用されている。本実施の形態のその他の部
分の構成は、すでに説明した第1の実施の形態と同一で
ある。
【0020】本実施の形態では、これらのガスチューブ
アレスタ7G、5G、6Gは、所定の放電開始電圧まで
は、殆ど電流が流れないが、端子間電圧が放電開始電圧
を越えるとガス放電が開始され、ガス放電が開始される
と、放電電流値に関係なく、端子間電圧が放電開始電圧
よりも低い放電電圧に維持され、端子間電圧が放電電圧
以下になると、放電が停止して放電開始前の状態に復帰
する。このようなガスチューブアレスタ7G、5G、6
Gの動作に伴って、本実施の形態では、すでに説明した
第1の実施の形態と同様にして、サージ電圧及びインダ
クタL11及びインダクタL2に発生する逆起電力は、
サージ応答性の優れたガスチューブアレスタ7G、5
G、6Gでクランプされ、所定値を越えるサージ電圧は
これらのガスチューブアレスタ7G、5G、6Gで吸収
される。本実施の形態のその他の動作は、すでに説明し
た第1の実施の形態の動作と同一である。
【0021】このように、本実施の形態によると、ノイ
ズフィルタ部2の入力端子に並列に、ガスチューブアレ
スタ7Gが接続され、ノイズフィルタ部2に、コモンモ
ードのインダクタL11、L12とラテンコンデンサC
1、C2とで構成されるフィルタ回路が設けられ、イン
ダクタL11に並列に、ガスチューブアレスタ6Gが接
続され、さらに、ノーマルモードのインダクタL2が設
けられ、インダクタL2に、ガスチューブアレスタ5G
が並列に接続されているので、誘導雷などによるサージ
電圧とその入力によって発生する逆起電力が、ガスチュ
ーブアレスタ5G、6G、7Gで吸収され、サージ電圧
による絶縁部品の破壊を防止すると共に、サージ応答性
よく確実にサージ電圧のエネルギーの吸収を行うことが
可能になる。
【0022】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態を図3を参照して説明する。図3は本実施の形態
の構成を示す回路図である。
【0023】本実施の形態では、図3に示すように、す
でに図1を参照して説明した第1の実施の形態の第1の
定電圧素子7、第2の定電圧素子5及び第3の定電圧素
子6として、それぞれガスチューブアレスタ7Gと抵抗
R7の直列接続回路、ガスチューブアレスタ5Gと抵抗
R5の直列接続回路、ガスチューブアレスタ6Gと抵抗
R6が使用されている。本実施の形態のその他の部分の
構成は、すでに説明した第1の実施の形態と同一であ
る。
【0024】本実施の形態では、これらのガスチューブ
アレスタ5G、6G、7Gは、所定の放電開始電圧まで
は、殆ど電流が流れないが、端子間電圧が放電開始電圧
を越えるとガス放電が開始され、ガス放電が開始される
と、抵抗R5、R6、R7には、サージ電圧から放電電
圧だけ低い電圧が印加され、電力損失として消費され
る。ガスチューブアレスタ5G、6G、7Gの端子間電
圧は、放電開始電圧よりも低い放電電圧に維持され、端
子間電圧が放電電圧以下になると、放電が停止して放電
開始前の状態に復帰する。この場合、本実施の形態で
は、サージ電圧はガスチューブアレスタ5G、6G、7
Gで放電され、抵抗5R、6R、7Rで続流が防止され
て、サージ吸収が速やかに行われる。本実施の形態のそ
の他の動作は、すでに説明した第1の実施の形態の動作
と同一である。
【0025】このようなガスチューブアレスタ7Gと抵
抗R7の直列接続回路、ガスチューブアレスタ5Gと抵
抗R5の直列接続回路、ガスチューブアレスタ6Gと抵
抗R6の直列接続回路の動作に伴って、本実施の形態で
は、すでに説明した第1の実施の形態と同様にして、サ
ージ電圧及びインダクタL11及びインダクタL2に発
生する逆起電力は、サージ応答性の優れたガスチューブ
アレスタ7G、5G、6Gでクランプされ、所定値を越
えるサージ電圧はこれらのガスチューブアレスタ7G、
5G、6Gと、それぞれに直列に接続される抵抗R7、
R5、R6とによって速やかに吸収される。
【0026】なお、以上では、第1の実施の形態の基本
的構成での定電圧素子5、6、7に対して、第2の実施
の形態では、それぞれガスチューブアレスタ5G、6
G、7Gを使用し、第3の実施の形態では、それぞれガ
スチューブアレスタ5Gと抵抗R5の直列接続回路、ガ
スチューブアレスタ6Gと抵抗R6の直列接続回路、ガ
スチューブアレスタ7Gと抵抗R7の直列接続回路を使
用した場合を説明したが、本発明はこれらの実施の形態
に限定されるものではなく、例えば定電圧素子5、6、
7に対して、酸化金属バリスタを使用したり、ガスチュ
ーブアレスタと酸化金属バリスタの直列接続回路を使用
することも可能である。また、各実施の形態では、イン
ダクタL2を、ノイズフィルタ部2の入力端子に接続し
た場合を説明したが、本発明は各実施の形態に限定され
るものではなく、インダクタL2は、ノイズフィルタ部
2の出力端子と整流平滑部3の入力端子間に接続した
り、全波整流素子D1とコンデンサC5間に接続するこ
とが可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、交流電力
をノイズフィルタ部に入力することによってノイズを除
去し、整流平滑部で整流平滑化して得られる1次直流電
力をトランスの1次巻線と直列に接続されたスイッチン
グ素子によりON−OFF制御し、トランスの2次巻線
から出力される2次直流電力の電圧値に応じて、スイッ
チング素子のデューティ比を制御して、所定電圧の2次
直流電力を出力するスイッチングレギュレータに対し
て、ノイズフィルタ部の入力端子に並列に、第1の定電
圧素子が接続され、ノイズフィルタ部に、コモンモード
のインダクタとコンデンサとで構成されるフィルタ回路
が設けられ、このインダクタに並列に、第3の定電圧素
子が接続され、ノイズフィルタ部または整流平滑部に設
けられるノーマルモードのインダクタに並列に、第2の
定電圧素子が接続されているので、誘導雷などによるサ
ージ電圧の入力によって発生する逆起電力を吸収して、
絶縁部品の破壊を防止すると共に、サージ応答性よく確
実にサージ電圧のエネルギーの吸収を行うことが可能に
なる。
【0028】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明において、第1の定電圧素子ないし第3の定電
圧素子として、ガスチューブアレスタを使用して、請求
項1記載の発明で得られる効果が実現される。
【0029】請求項3記載の発明によると、請求項1記
載の発明で得られる効果に加えて、第1の定電圧素子な
いし第3の定電圧素子として、ガスチューブアレスタと
抵抗との直列接続回路が使用されるので、より高いサー
ジ電圧や大きな放電電流に対応して、絶縁部品の破壊を
防止すると共に、サージ応答性よく確実にサージ電圧の
エネルギーの吸収を速やかに行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す回路図
である。
【図2】■本発明の第2の実施の形態の構成を示す回路
図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成を示す回路図
である。
【図4】従来のスイッチングレギュレータの構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
5 第2の定電圧素子 6 第3の定電圧素子 7 第1の定電圧素子 5G、6G、7G ガスチューブアレスタ 5R、6R、7R 抵抗 L11、L12、L2 インダクタ C1、C2、C3、C4、C5 コンデンサ D1 全波整流素子 T スイッチング電源トランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの交流電力をノイズフィルタ部
    に入力することによってノイズを除去し、整流平滑部で
    整流平滑化して得られる1次直流電力をトランスの1次
    巻線と直列に接続されたスイッチング素子によりON−
    OFF制御し、前記トランスの2次巻線から出力される
    2次直流電力の電圧値に応じて、前記スイッチング素子
    のデューティ比を制御して、所定電圧の2次直流電力を
    出力するスイッチングレギュレータであり、 前記ノイズフィルタ部の入力端子に並列に接続される第
    1の定電圧素子と、 前記ノイズフィルタ部に設けられ、コモンモードのイン
    ダクタとコンデンサとで構成されるフィルタ回路と、 前記ノイズフィルタ部または前記整流平滑部に設けられ
    るノーマルモードのインダクタと、 前記ノーマルモードのインダクタに並列に接続される第
    2の定電圧素子と、 前記コモンモードのインダクタに並列に接続される第3
    の定電圧素子とを有することを特徴とするスイッチング
    レギュレータ。
  2. 【請求項2】■請求項1記載のスイッチングレギュレー
    タにおいて、前記第1の定電圧素子ないし前記第3の定
    電圧素子が、ガスチューブアレスタであることを特徴と
    するスイッチングレギュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスイッチングレギュレー
    タにおいて、前記第1の定電圧素子ないし前記第3の定
    電圧素子が、ガスチューブアレスタと抵抗との直列接続
    回路であることを特徴とするスイッチングレギュレー
    タ。
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