JP3372914B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源装
置に関し、特に入力電源が遮断あるいは瞬断した時に出
力保持時間を延長する機能を備えるスイッチング電源装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチング電源装置は小型、
高効率を特徴とし、コンピュータ等の情報処理装置など
に搭載され広く使用されている。これ等使用装置側から
はスイッチング電源装置に対し、その給電電圧が環境条
件の変化に対して常に安定であることが望まれる。
【0003】例えば、入力電源の瞬断に対してはその影
響が出力側に出ないことが望ましい。また、入力電源を
遮断後、出力電圧が入力変動の規格範囲内に保持されて
いる時間は、出力保持時間と定義されているが、情報処
理装置等では、この出力保持時間を利用してデータや機
器動作の保護を行うため、スイッチング電源には一定時
間以上の出力保持時間が求められている。
【0004】一般に出力保持時間を延長するためには、
入力平滑コンデンサの静電容量を大きくすることであ
る。例えば、特開平10−4674号公報に記載された
方法は次の通りである。図7はこの従来例を示す回路図
である。図7において、電源装置71は交流入力を整流
する整流回路73と入力側平滑コンデンサ74とスイッ
チング電源部75と出力側平滑コンデンサ76とから構
成され、入力側平滑コンデンサ74と並列に設けられた
装置側接続端子T5にユニットパネル72の追加コンデ
ンサ77をユニット側接続端子T6を介しプラグイン方
式で接続するものである。即ち整流回路部73の出力側
とスイッチング電源部75の入力側との間の平滑コンデ
ンサ74に外部から追加コンデンサ77を必要に応じて
選択的に追加して交流入力遮断状態でも出力保持時間を
延長可能としたものである。
【0005】また、特開平8−322253号公報に記
載された方法は次の通りである。図8はこの従来例を示
す回路図である。図8において、本電源装置は、交流入
力を整流するダイオード整流部と平滑用の2つのコンデ
ンサC1、C2とコンデンサC1、C2を直列あるいは
並列に切換えるための直/並列切り換え回路85とから
成るコンデンサ部82と、切り換え制御部87と、強制
放電回路83を含む電圧変換部84とから構成され、交
流入力が正常状態の場合、コンデンサC1、C2を並列
接続し、交流入力の瞬断が発生した場合、コンデンサC
1、C2を直列に接続するように直/並列切り換え回路
85のSW1、2、3を切り換え制御回路87で切り換
える。
【0006】即ち、コンデンサC1,C2は正常状態で
は並列接続であるが、交流入力が瞬断した場合はコンデ
ンサC1,C2の電圧が所定の時定数で低下し、これが
所定の電圧まで低下した時に直列接続に切り換え、電圧
変換部84への入力電圧を上げて負荷への給電時間を長
くするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例にお
いては入力側の平滑コンデンサを追加する、あるいは2
つの平滑コンデンサを直/並列に接続切り換えを行って
いるが、前者においては追加コンデンサを用意しなけれ
ばならず電源装置の小型化、低コスト化に反するという
問題があり、また後者においては2つの平滑コンデンサ
を必要とし、また切り換え回路が必要になるなど前者と
同様な問題がある。特に後者においては切り換え接点を
電力回路に挿入するのは信頼性の点で望ましくない問題
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明のスイッチン
グ電源装置は、交流電源から交流電圧を入力し直流電圧
に変換する整流回路と、前記直流電圧を平滑する大容量
の平滑コンデンサと、前記直流電圧を直流入力電圧とし
これをパルス化すると同時にパルス幅を制御し安定化さ
れた直流出力電圧を出力する安定化電源回路と、前記入
力直流電圧を監視し前記直流入力電圧が低下し所定の検
出値以下となった時に前記安定化電源回路の動作を停止
させて入力側を過電流から保護するための低入力電圧保
護回路とから成るスイッチング電源装置において、前記
交流電圧を監視しこれが遮断された時に入力断信号を出
力する入力断検出回路を備え、前記低入力電圧保護回路
は前記入力断信号を入力し前記検出値を下方向にシフト
する。
【0009】前記低入力電圧保護回路は、前記基準値の
シフト幅を可変可能にしても良い。
【0010】第2の発明のスイッチング電源装置は、交
流電源から交流電圧を入力し直流電圧に変換する整流回
路と、前記直流電圧を平滑する大容量の平滑コンデンサ
と、前記直流電圧を直流入力電圧としこれをパルス化す
ると同時にパルス幅を制御して安定化された直流出力電
圧を出力する安定化電源回路と、前記直流入電圧を監視
し前記直流入力電圧が低下し所定の検出値以下となった
時に前記安定化電源回路の動作を停止させて入力側を過
電流から保護するための低入力電圧保護回路とから成る
スイッチング電源装置において、前記交流電圧を監視し
これが遮断された時に入力断信号を出力する入力断検出
回路を備え、前記安定化電源回路は前記入力断信号を入
力し前記パルス幅の最大制御幅を広げている。
【0011】前記安定化電源回路は、前記入力断信号を
入力した時に広げる前記パルス幅の最大制御幅を可変可
能にしても良い。
【0012】また、前記第1および第2の発明のスイッ
チング電源装置は、前記入力断検出回路は、入力された
交流電圧のゼロクロス点及び遮断時のゼロクロス点をパ
ルス出力で検出するゼロクロス検出回路と、前記パルス
出力を所定の時定数で平滑しアナログ電圧を出力する平
滑回路と、前記アナログ電圧と所定の基準値とを比較し
前記アナログ電圧が前記基準値を越えた時(即ち、前記
交流電圧の遮断時)に出力が反転するオペアンプと、前
記オペアンプの出力で出力が閉から開の状態に反転する
前記入力断信号を出力する出力回路とを備える構成とし
ても良い。
【0013】更に前記第1および第2の発明のスイッチ
ング電源装置は、前記入力断検出回路は、内部回路用電
源を前記直流入力電源から電圧変換して生成する補助電
源回路を備えても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態例を示すブロック図、図2は図1における部分詳細
を示す回路図、図3は本発明の原理を説明する特性図、
図4は図1における各部の電圧波形を示す波形図であ
る。
【0015】図1について、本発明の第1の実施の形態
例のスイッチング電源装置の構成を説明する。
【0016】交流電源1から交流電圧VACを入力し直流
電圧に変換する整流回路2と、直流電圧に平滑する大容
量の平滑コンデンサ3と、この平滑コンデンサ3の両端
電圧を直流入力電圧VINとしこれをパルス化し整流平滑
することにより所定の電圧の直流出力電圧VOUTを出力
すると同時にパルス幅を制御し直流出力電圧VOUTを安
定化する安定化電源回路4と、直流入力電圧VINを監視
し直流入力電圧VINが低下し所定の検出値以下となった
時に安定化電源回路4の動作を停止させて入力側を過電
流から保護するための低入力電圧保護回路6と、交流電
圧VACを監視しこれが遮断された時に入力断信号101
を出力する入力断検出回路5とを備えて構成し、低入力
電圧保護回路6は入力断信号101を入力し前記検出値
を下方向にシフトするようにしている。
【0017】また、低入力電圧保護回路6は、前記検出
値のシフト量が可変可能である。
【0018】次に図2について、図1の本発明に関係す
る各回路の詳細構成を説明する。入力断検出回路5は、
入力された交流電圧VACのゼロクロス点及び遮断時のゼ
ロクロス点をパルス出力V51で検出するゼロクロス検出
回路51と、パルス出力V51を所定の時定数で平滑しア
ナログ電圧V52を出力する平滑回路52と、アナログ電
圧V52と所定の基準値VREFとを比較しアナログ電圧V
52が基準値VREFを越えた時(即ち、交流電圧の遮断
時)に出力されていた電圧がOVに変化する電圧信号を
出力するオペアンプ53と、オペアンプ53の出力する
電圧信号で出力が閉から開の状態に変化する入力断信号
101を出力する出力トランジスタ54とを備えて構成
している。
【0019】低入力電圧保護回路6は、入力された直流
入力電圧VINを分圧して監視電圧V 6を生成する抵抗器
61および並列接続される可変抵抗器62、65と、V
6を入力し内部基準電圧と比較しV6がこの基準電圧より
低下した時にオン信号を出力する低電圧検出回路63
と、このオン信号で動作し制御信号102を出力する出
力トランジスタ64とで構成されている。尚、可変抵抗
器65は入力断検出回路5の入力断信号101により可
変抵抗器62から開放されV6を上方にシフトする。
【0020】安定化電源回路4は、VINを入力し駆動パ
ルスによりこれをパルス化するスイッチング回路(S
W)41と、パルスを電圧変換すると同時に入出力を絶
縁するためのトランス42と、電圧変換されたパルスを
整流、平滑して直流出力電圧V OUTを出力する整流平滑
回路43と、VOUTを入力し、内部の基準電圧と比較
し、その電圧誤差を検出し、制御電圧VCを出力する制
御回路44と、VCによりパルス幅が制御される駆動パ
ルスをSW回路41へ供給するパルス発振器(OSC)
45とから構成されている。尚、VCの制御線には制御
端子TCが設けられており、ここには低入力電圧保護回
路6の出力が接続されており、この制御信号102を入
力すると、即ち、出力トランジスタ64がオンすると制
御端子TC間は短絡されVCはOVとなりOSC45は動
作を停止する。
【0021】尚、入力断検出回路5は直流入力電圧VIN
を入力し、電圧変換して内部の各回路へ電源供給する補
助電源回路56、また安定化電源回路4も同様に直流入
力電圧VINを入力し電圧変換して内部の各回路へ電源供
給する補助電源回路46をそれぞれ有している。しかし
前者の出力は入力側回路に用いるもので入力側と回路的
に絶縁されていないが、後者の出力は出力側回路に用い
るので入力側とは絶縁されたものである。また両者は入
力交流電圧が遮断された時の各回路の動作に支障がない
ように充分な出力保持時間を有している。
【0022】次に図3を参照して本装置の動作原理を説
明する。図3において、(a)に示したように入力交流
電圧VACが平常状態にあって何らかの原因で遮断された
とする。この時点をt1とすると、(b)に示したよう
に直流入力電圧VINはこのt1から平滑コンデンサ3の
充電電荷の放電が始まり所定の時点数で低下して行く。
このVINが低入力電圧保護回路6の第1の検出電圧V
L1まで低下した時に、従来の装置はこの時点で安定化
電源回路4の動作を停止させているので、(c)に示し
たように直流出力電圧VOUT はt2の時点で点線のよう
に低下する。これに対し本発明の装置は、入力断検出回
路5においてVACの遮断を検出すると第1の検出電圧V
L1は低下して第2の検出電圧VL2となるので、V
OUT は若干低下しながらも所定の電圧を維持し、(c)
に示したようにt3時点で実線のように低下する。即ち
本発明は従来の保持時間△t1に加えて△t2だけ保持
時間を延長することができる。
【0023】尚、低入力電圧保護回路6は、入力交流電
圧が低下した時に入力電流は増加し、これを長時間放置
すると危険な過電流状態となるので、直流入力電圧VIN
を監視し所定の基準値以下で装置の動作を停止して保護
する。尚本発明ではこの基準値を下げるが交流電圧の遮
断時なのでこの保護機能を損なうものではない。
【0024】次に図2,図4を参照して動作につき詳細
に説明する。図4において(a)に示すように入力交流
電圧VACが瞬断した場合、入力断検出回路5において、
ゼロクロス検出回路51の出力電圧V51は(b)に示す
ように瞬断前の平常時はゼロクロス点で短パルスを、ま
た瞬断時のt1〜t4間では長パルスを出力する。そし
てこのV51は次の平滑回路52で(c)に示すように所
定の時定数で平滑された出力電圧V52となりオペアンプ
53に入力される。オペアンプ53では反転入力側の基
準電圧VREFと比較され、平常時のV52はVREF以下であ
るのでオペアンプ53の出力は所定の電圧を出力してお
り、出力トランジスタ54をオン状態にしている。瞬断
時のV52は瞬断時点t1より立ち上がりt1′時点でV
REF を越えるのでこの時出力はOVに変化し、出力トラ
ンジスタ54はオフ状態となる。即ち入力断信号101
を出力する。
【0025】入力断信号101は、次の低入力電圧保護
回路6に入力され監視電圧V6 を上方に変化させる。こ
の監視電圧V6 はVINを分圧したもので、VACが平常時
においては入力断信号101はオンであるので可変抵抗
器65は可変抵抗器62に並列接続されている。即ち、
6 は可変抵抗器61と可変抵抗器62,65とにより
分圧された電圧であるが、VACが遮断されると入力断信
号101はオフとなるので可変抵抗器61と可変抵抗器
62との分圧になりV6 は平常時より高くなる。
【0026】即ち、図4(d)に示すように監視電圧V
6 は、VACが平常時においては内部の低電圧検出の基準
電圧VLVより高い状態にあるが、瞬断開始点t1より低
下を始めるが、入力断検出回路5が入力断信号101を
出力した時点t1′で所定のシフト量だけ高くなる。V
6 は引き続き低下が進みVLV以下となった時点t3で低
電圧を検出して制御信号102を出力する。この制御信
号102は安定化電源回路4の制御端子TC を短絡して
その動作を停止させる。この結果(d)に示すように直
流出力電圧VOUT は低下する。
【0027】尚、(d)において、従来の装置のように
ACの遮断を検出する機能がない場合、あるいは遮断を
検出しない程度の低下の場合、V6 はt1′時点で点線
で示したようにそのまま低下して行きt2時点でVLV
越えるので、この時点でVOU T は低下してしまうことに
なる。即ち従来の装置の保持時間△t1に加えて本発明
では△t2の延長保持時間が得られる。尚、この部分の
説明は先に図3でも説明したことと同様である。(図4
では直流入力電圧をV6 で説明したが図3ではVINで
説明した相違である)次に瞬断の終了時点t4に至ると
6 は上昇を開始しVLVを越える時点t5で安定化電源
回路4の動作停止を開放し、VOUT は上昇を始めt6時
点で復旧する。尚、V52は瞬断の終了時点t4から低
下を始めるが、ヒステリヒス特性のためVREFより更に
低下した時点で復旧する。
【0028】本動作例はVACのt1からt2までの比較
的長い瞬断の例であるが、VOUT への影響は僅かな時間
の電圧低下に留まっている。瞬断がこれにより短ければ
OU T には影響はなくなる。
【0029】尚、低入力電圧保護回路6において、可変
抵抗器65、62は可変することができるので、この両
可変抵抗器を相補的に可変してV6 のシフト量を最適値
(即ち最大の延長保持時間△t2を得る点)に設定する
ことができる。
【0030】次に第2の発明の実施の形態例を説明す
る。図5は第2の発明の形態例を示すブロック図、図6
は図5における部分詳細を示す回路図である。
【0031】図5において、本装置は図1の装置と比べ
て、入力断検出回路5が出力する入力断信号101を安
定化電源回路7へ加えている点が構成上相違するが他は
同一の構成である。安定化電源回路7は、入力断信号1
01を入力すると制御回路のパルス幅の最大制御幅を広
げる。尚この最大制御幅は可変可能となっている。
【0032】また、図6について本装置の部分詳細を説
明するが、図2の装置と比べて前述したように入力断検
出回路5の出力する入力断信号101は安定化電源回路
7へ入力している点が相違し、安定化電源回路7は入力
断信号101を入力すると制御回路74の制御電圧VC
の最大値を上方にシフトする。
【0033】次に本装置の動作原理を説明するが、図3
で説明した内容と全く同様である。即ち、交流電圧VAC
の遮断により直流入力電圧VINが低下を始めると、安
定化電源回路7は直流出力電圧VOUT をパルス幅制御で
維持するが、パルスが最大制御幅に至って制御を停止す
るのでVOUT は低下する。即ち図示のVINがVL1に達し
たt1時点である。しかし本発明では入力断信号101
によりパルスの最大制御幅を広げているのでVINがVL2
に達した時点t3でVOUT が低下し、結局、従来の装置
の保持時間△t1に加えて延長保持時間△t2が得られ
る。
【0034】尚、本装置は直流入力電圧VINの低下に対
する低電圧保護回路6の検出点が安定化電源回路のパル
スの最大制御幅に至る点より下方に設定されていること
が使用条件である。即ち、本発明はこのような設定を行
う小型電源装置、あるいは低電圧保護回路6を有してい
ない電源装置などに使用される。
【0035】次に本装置の動作説明であるが、図2と相
違する安定化電源回路7の関係部分のみを説明する。制
御回路74は制御電圧VCを出力するが、このVCはVCC
を抵抗器77と可変抵抗器78、79とで分圧した電圧
を制御回路74の出力トランジスタ(図示せず)で制御
して得られる。このVC は基準値を中心に制御状態によ
り上下に変化するが、VOUT が低下した場合は上方に変
化してOSC75のパルス幅を広げてVOUTを一定に維
持する。このパルスの最大幅、即ちVCの最大値は制御
回路74の出力トランジスタがオープンコレクタの時の
抵抗器77と可変抵抗器78、79との分圧値が決ま
る。平常時は入力断信号101はオン状態であるので可
変抵抗器78、79は並列接続となっており、入力断を
検出し入力断信号101がオフ状態となると可変抵抗器
79は開放されるので、VC 最大値は上方へシフトして
パルスの最大制御幅が拡大する。尚、可変抵抗器78、
79は可変できるのでVC の最大値を最適値(最大の△
t2を得られる点)に容易に設定することができる。
【0036】尚、第1および第2の発明共、入力電源は
交流の例で説明したが直流であっても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスイッチン
グ電源装置は、入力交流電源の遮断を検出し、この検出
信号により一時的に低電圧保護回路の低電圧検出点を下
方にシフトするか、あるいはスイッチングパルスの最大
制御幅を拡大して直流出力電圧の低下を遅らし保持時間
を延長しているので、入力側の平滑コンデンサを大容量
化して保持時間を延長するなどの方法に比べて簡単であ
り、装置の小型化および低コスト化に貢献する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図
である。
【図2】図1における部分詳細を示す回路図である。
【図3】動作原理を説明する特性図である。
【図4】図1における動作を説明する波形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図
である。
【図6】図5における部分詳細を示す回路図である。
【図7】第1の従来例を示すブロック図である。
【図8】第2の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 平滑コンデンサ 4、7 安定化電源回路 5 入力断検出回路 6 低入力電圧保護回路 41 スイッチング回路(SW) 42 トランス 43 整流平滑回路 44 制御回路 45 パルス発振器(OSC) 46 補助電源回路 51 ゼロクロス検出回路 52 平滑回路 53 オペアンプ 54 出力トランジスタ 56 補助電源回路 61 抵抗器 62、65 可変抵抗器 63 低電圧検出回路 64 出力トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−4674(JP,A) 特開 平8−322253(JP,A) 特開 平4−193026(JP,A) 特開 平1−315262(JP,A) 実開 昭60−114531(JP,U) 実開 昭60−82988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 7/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から交流電圧を入力し直流電圧
    に変換する整流回路と、前記直流電圧を平滑する大容量
    の平滑コンデンサと、前記直流電圧を直流入力電圧とし
    これをパルス化すると同時にパルス幅を制御し安定され
    た直流出力電圧を出力する安定化電源回路と、前記入力
    直流電圧を監視し前記直流入力電圧が低下し所定の検出
    値以下となった時に前記安定化電源回路の動作を停止さ
    せて入力側を過電流から保護するための低入力電圧保護
    回路とから成るスイッチング電源装置において、前記交
    流電圧を監視しこれが遮断された時に入力断信号を出力
    する入力断検出回路を備え、前記低入力電圧保護回路は
    前記入力断信号を入力し前記検出値を下方向にシフトす
    ることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記低入力電圧保護回路は、前記基準値
    のシフト幅を可変可能にすることを特徴とする請求項1
    記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源から交流電圧を入力し直流電圧
    に変換する整流回路と、前記直流電圧を平滑する大容量
    の平滑コンデンサと、前記直流電圧を直流入力電圧とし
    これをパルス化すると同時にパルス幅を制御して安定化
    された直流出力電圧を出力する安定化電源回路と、前記
    直流入電圧を監視し前記直流入力電圧が低下し所定の検
    出値以下となった時に前記安定化電源回路の動作を停止
    させて入力側を過電流から保護するための低入力電圧保
    護回路とから成るスイッチング電源装置において、前記
    交流電圧を監視しこれが遮断された時に入力断信号を出
    力する入力断検出回路を備え、前記安定化電源回路は前
    記入力断信号を入力し前記パルス幅の最大制御幅を広げ
    ることを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記安定化電源回路は、前記入力断信号
    を入力した時に広げる前記パルス幅の最大制御幅を可変
    可能にすることを特徴とする請求項3記載のスイッチン
    グ電源装置。
  5. 【請求項5】 前記入力断検出回路は、入力された交流
    電圧のゼロクロス点及び遮断時のゼロクロス点をパルス
    出力で検出するゼロクロス検出回路と、前記パルス出力
    を所定の時定数で平滑しアナログ電圧を出力する平滑回
    路と、前記アナログ電圧と所定の基準値とを比較し前記
    アナログ電圧が前記基準値を越えた時(即ち、前記交流
    電圧の遮断時)に出力が反転するオペアンプと、前記オ
    ペアンプの出力で出力が閉から開の状態に反転する前記
    入力断信号を出力する出力回路とを備えることを特徴と
    する請求項1、2、3あるいは4記載のスイッチング電
    源装置。
  6. 【請求項6】 前記入力断検出回路は、内部回路用電源
    を前記直流入力電源から電圧変換して生成する補助電源
    回路を備えることを特徴とする請求項5記載のスイッチ
    ング電源装置。
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