JP2003324948A - 出力過電流保護回路、及び該出力過電流保護回路を備えた定電圧スイッチング電源回路 - Google Patents

出力過電流保護回路、及び該出力過電流保護回路を備えた定電圧スイッチング電源回路

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JP2003324948A
JP2003324948A JP2002133292A JP2002133292A JP2003324948A JP 2003324948 A JP2003324948 A JP 2003324948A JP 2002133292 A JP2002133292 A JP 2002133292A JP 2002133292 A JP2002133292 A JP 2002133292A JP 2003324948 A JP2003324948 A JP 2003324948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定電圧スイッチング電源回路の直流電圧出力側
がショートされた際に、直流電圧出力側に過電流が流れ
てしまうことを防止する。 【解決手段】直流出力電圧側に接続される負荷を無限大
から0へ変化させていくと、スイッチングトランジスタ
Q1が出力する高周波パルスのONデューティーが長く
なり、ある長さになると、第2の一次側巻線P2に誘起
される電圧のONデューティーの電圧が低下する。コン
デンサC23の放電電流が小さくなって「CR積分回
路」の出力電圧が上昇し、動作電圧規定用ツェナーダイ
オードZD21のツェナー電圧を超え、アノード側に
「CR積分回路」の出力電圧が出力されて「スイッチン
グトランジスタOFF回路」が動作する。前記トランジ
スタQ1のゲートは、ダイオードD21、トランジスタ
Q21及びトランジスタQ22を介して放電され、該ト
ランジスタQ1がOFFする電圧まで低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、定電圧スイッチ
ング電源回路の出力過電流保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】定電圧スイッチング電源回路は、スイッ
チングトランジスタがON−OFFのスイッチ動作を繰
り返すだけなので、不要な電力をトランジスタで熱とし
て放出することが少ない。また、変圧器も小型で損失の
少ない高周波トランスを使用しているので、電力損失が
少ないという利点がある。図4は、従来の定電圧スイッ
チング電源回路の一例を示した回路図である。
【0003】整流ブリッジDB1とコンデンサC11か
ら成る「平滑回路」で、AC電源Vinの交流電圧を平
滑して直流電圧に変換する。その直流電圧をスイッチン
グトランジスタ(電界効果トランジスタ)Q1でスイッ
チングして高周波パルスに変換する。さらに、高周波パ
ルスを高周波トランスT1で変圧し、「高周波整流回
路」で再び直流電圧に戻してVout端子とGND端子
間に出力する。出力電圧に変動があると、「電圧比較検
出部」が電圧変動を検出し、フォトカプラPC1を介し
て「デューディー比制御部」へ伝える。「デューティー
比制御部」は、スイッチングトランジスタQ1のON−
OFF間隔を変えて、高周波パルスのデューティー比を
コントロールする。高周波パルスの平均電圧が直流出力
電圧となり、デューティー比によって出力電圧がコント
ロールされるので、直流出力電圧が高いときには、ON
デューティーを狭く、直流出力電圧が低いときは、ON
デューティーを広くなるように高周波パルスのデューテ
ィー比を制御する。
【0004】このような構成を成す従来の定電圧スイッ
チング電源回路は、AC電源Vinの交流電圧が、整流
ブリッジDB1とコンデンサC11から成る平滑回路に
よって直流電圧に変換され、その直流電圧によって、起
動抵抗R1に電流が流れてスイッチングトランジスタQ
1のゲート電圧が上昇する。すると、スイッチングトラ
ンジスタQ1がONして高周波トランスT1の第1の一
次側巻線P1に電圧が発生し、位相が反転された巻き数
に応じた電圧が第2の一次側巻線P2に発生する。第2
の一次側巻線P2に発生した電圧は、コンデンサC1及
び抵抗R2を介してスイッチングトランジスタQ1のゲ
ートに+の正帰還をかけ、トランジスタQ2のベース
は、直流出力電圧の変動をフィードバックしているフォ
トカプラPC1のカプラ電流と、ツェナーダイオードZ
D1を流れる電流にて充電される。
【0005】第1の一次側巻線P1に電流が流れると、
高周波トランスT1の二次側巻線S1にも電流が流れよ
うとするが、ダイオードD1により電流は流れないた
め、エネルギーが高周波トランスT1に蓄えられる。そ
して、トランジスタQ2のベース電圧がON電圧に達す
ると、スイッチングトランジスタQ1がターンOFF
し、二次側巻線S1からエネルギーが伝達される。第2
の一次側巻線P2には逆バイアスが掛かり、トランジス
タQ2のベースが放電される。高周波トランスT1に蓄
えられたエネルギーが二次側巻線S1から全て放出され
ると、逆起電力により再びスイッチングトランジスタQ
1がターンONを始める。
【0006】以上の動作を繰り返すことによって高周波
パルスが発生する。そして、直流出力電圧の変動をフィ
ードバックしているフォトカプラPC1のカプラ電流に
よってトランジスタQ2がON−OFF制御される。そ
れによって、スイッチングトランジスタQ1がON−O
FF制御されて、高周波パルスのデューティー比が制御
され、直流出力電圧には、ツェナーダイオードZD2に
よって規定される電圧が安定して出力されることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5は、従来の定電圧
スイッチング電源回路における高周波トランスT1の一
次側巻線の電圧波形と、トランジスタQ2のベース−エ
ミッタ間の電圧波形を示したものである。また、図6
は、従来の定電圧スイッチング電源回路の直流出力電圧
に対する直流出力電流の特性を示したグラフである。
【0008】ここで、直流電圧出力側の負荷を無限大〜
0まで減らしていくと負荷に流れる電流が増加し、スイ
ッチングトランジスタQ1のONデューティー(第1の
一次側巻線P1に発生する電圧のONデューティー)が
長くなっていく。そして、あるONデューティーの長さ
になると、トランジスタQ2のベースは、フォトカプラ
PC1がONしなくても充電されるようになり、それに
よって、直流出力電圧が低下していく(図6の符号Aで
示した点)。直流出力電圧が低下していくと、スイッチ
ングトランジスタQ1のONデューティーの電圧、つま
り、第1の一次側巻線P1に発生する電圧(図4のP1
波形)のONデューティーの電圧が低下していく(図4
のP1波形の一点鎖線で示した波形)。それによって、
第2の一次側巻線P2に発生する電圧(図4のP2波
形)のONデューティーの電圧も低下していき(図4の
P2波形の一点鎖線で示した波形)、トランジスタQ2
の負へのバイアス電圧(ベース−エミッタ間電圧)が浅
くなっていって(図4のQ2Vbe波形の一点鎖線で示
した波形)、トランジスタQ2がONしやすくなってい
く。したがって、直流電圧の出力特性としては、フォー
ルドバックとなる。
【0009】さらに直流出力電圧が低下していくことに
よって、第2の一次側巻線P2の電圧が低下していき、
ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧以下になる
と、トランジスタQ2をONすることができなくなる。
すると、トランジスタQ2でスイッチングトランジスタ
Q1を連続駆動できなくなり、スイッチングトランジス
タQ1が間欠発振を始める(図6の符号Bで示した
点)。この間欠発振のON時間は、起動抵抗R1とコン
デンサC2との時定数によって決定され、OFF時間
は、負荷で決定されるので、負荷が重いほど間欠発振周
期が速くなり、直流電圧出力側をショートした状態で出
力電流が最大となる(図6の符号Cで示した点)。
【0010】このように、直流電圧出力側をショートし
た状態で出力電流が最大となってしまうので、この定電
圧スイッチング電源回路を搭載した装置の負荷側に何ら
かの異常やショートモード故障等が生じて直流電圧出力
側がショートされると、ショートしているところに過電
流が流れる虞がある。
【0011】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、定電圧スイッチング電源回
路の直流電圧出力側がショートされた際に、直流電圧出
力側に過電流が流れてしまうことを防止することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、交流電源が出力する
交流電圧を直流電圧に変換する平滑回路と、該平滑回路
が出力する直流電圧を高周波パルスに変換するスイッチ
ングトランジスタと、該スイッチングトランジスタが出
力する高周波パルスを変圧する高周波トランスと、該高
周波トランスによって変圧された高周波パルスを整流し
て直流出力電圧を得る高周波整流回路と、前記直流出力
電圧の電圧変動を検出する電圧比較検出部と、該電圧比
較検出部が検出した電圧変動に応じて前記スイッチング
トランジスタが出力する高周波パルスのデューティー比
を調節するデューティー比制御部とを備えた定電圧スイ
ッチング電源回路の出力過電流保護回路であって、前記
スイッチングトランジスタが出力する高周波パルスのデ
ューティー比を監視し、ONデューティーの比率が所定
の比率に達した時点で、前記スイッチングトランジスタ
をOFFにする、ことを特徴とした出力過電流保護回路
である。
【0013】直流電圧出力側に接続されている負荷が重
くなっていくと、スイッチングトランジスタのONデュ
ーティーが長くなっていく。そこで、スイッチングトラ
ンジスタのONデューティーの長さ、つまり、ONデュ
ーティーの比率が所定の比率に達した時点で、スイッチ
ングトランジスタをOFFにして高周波トランスへの高
周波パルス出力を停止する。それによって、ONデュー
ティーの比率が所定の比率に達した時点で、つまり、直
流電圧出力側に過電流が流れる前に、高周波トランスへ
のエネルギーの供給が行われなくなるので、直流電圧出
力側に電流が流れなくなり、直流電圧出力側に過電流が
流れることを防止することができる。
【0014】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る出力過電流防止回路によれば、直流電圧出力側に過
電流が流れる前に、直流電圧出力側に電流が流れなくな
って、直流電圧出力側に過電流が流れることを防止する
ことができるので、定電圧スイッチング電源回路の直流
電圧出力側がショートされた際に、直流電圧出力側に過
電流が流れてしまうことを防止することができるという
作用効果が得られる。
【0015】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記スイッチングトランジスタが出力する高周
波パルスのデューティー比を監視し、ONデューティー
の比率が所定の比率以上になったときに所定の直流電圧
を出力するデューティー比監視回路と、該デューティー
比監視回路から所定の直流電圧が出力された時点で、前
記スイッチングトランジスタのベース電圧を、該スイッ
チングトランジスタがOFFとなる一定の電圧に維持す
るスイッチングトランジスタOFF回路とを備える、こ
とを特徴とした出力過電流保護回路である。
【0016】本願請求項2に記載の発明に係る出力過電
流防止回路によれば、デューティー比監視回路と、スイ
ッチングトランジスタOFF回路とによって、スイッチ
ングトランジスタが出力する高周波パルスのONデュー
ティーの比率が所定の比率に達した時点で、スイッチン
グトランジスタをOFFにすることができ、それによっ
て、前述した本願請求項1に記載の発明による作用効果
を得ることができる。
【0017】本願請求項3に記載の発明は、請求項2に
おいて、前記高周波トランスは、前記スイッチングトラ
ンジスタが出力する高周波パルスが印加される第1の一
次側巻線と、該第1の一次側巻線に印加された高周波パ
ルスが誘起される第2の一次側巻線とを備え、前記デュ
ーティー比監視回路は、前記第2の一次側巻線に誘起さ
れた高周波パルスのデューティー比を監視する、ことを
特徴とした出力過電流保護回路である。
【0018】第2の一次側巻線には、第1の一次側巻線
に印加された高周波パルスが、第1の一次側巻線と第2
の一次側巻線との巻線比に応じた電圧で誘起される。し
たがって、デューティー比監視回路が第2の一次側巻線
に誘起される高周波パルスのデューティー比を監視する
ことで、スイッチングトランジスタが出力する高周波パ
ルスのデューティー比を監視することができる。
【0019】これにより、本願請求項3に記載の発明に
係る出力過電流防止回路によれば、デューティー比監視
回路が第2の一次側巻線に誘起される高周波パルスのデ
ューティー比を監視することで、スイッチングトランジ
スタが出力する高周波パルスのデューティー比を監視す
ることができ、それによって、前述した本願請求項2に
記載の発明による作用効果を得ることができる。
【0020】本願請求項4に記載の発明は、請求項3に
おいて、前記デューティー比監視回路は、前記第2の一
次側巻線の電圧を積分して出力するCR積分回路と、動
作電圧規定用ツェナーダイオードとを備え、前記CR積
分回路の出力電圧を前記動作電圧規定用ツェナーダイオ
ードのカソード側に入力し、前記CR積分回路の出力電
圧が前記動作電圧規定用ツェナーダイオードのツェナー
電圧を超えることで前記動作電圧規定用ツェナーダイオ
ードのアノード側に出力される前記積分回路の出力電圧
によって、前記スイッチングトランジスタOFF回路が
動作する、ことを特徴とした出力過電流保護回路であ
る。
【0021】直流電圧出力側に流れる電流が増加する
と、第2の一次側巻線に誘起される高周波パルスのON
デューティーが長くなるので、第2の一次側巻線の電圧
を積分して出力するCR積分回路の出力電圧が上昇す
る。そこで、直流電圧出力側に過電流が流れる前に、第
2の一次側巻線に誘起される高周波パルスのデューティ
ー比によるCR積分回路の出力電圧が、動作電圧規定用
ツェナーダイオードのツェナー電圧になるようにCR積
分回路の時定数等を設定する。
【0022】このような構成を成すデューティー比監視
回路は、第2の一次側巻線に誘起される高周波パルスの
ONデューティーの比率が所定の比率に達した時点で、
つまり、直流電圧出力側に過電流が流れる前に、CR積
分回路の出力電圧が動作電圧規定用ツェナーダイオード
のツェナー電圧まで上昇する。すると、CR積分回路の
出力電圧が動作電圧規定用ツェナーダイオードのアノー
ド側に出力され、その電圧によってスイッチングトラン
ジスタOFF回路が動作する。したがって、スイッチン
グトランジスタOFF回路が動作するときの第2の一次
側巻線に誘起される高周波パルスのONデューティーの
比率は、デューティー比監視回路のCR積分回路の時定
数と、動作電圧規定用ツェナーダイオードのツェナー電
圧によって決定されることになる。
【0023】これにより、本願請求項4に記載の発明に
係る出力過電流防止回路によれば、第2の一次側巻線の
電圧を積分して出力するCR積分回路と、CR積分回路
が出力する電圧がツェナー電圧に達した時点でスイッチ
ングトランジスタOFF回路を動作させる動作電圧規定
用ツェナーダイオードとによって、第2の一次側巻線に
誘起される高周波パルスのONデューティーの比率が所
定の比率に達した時点でスイッチングトランジスタOF
F回路を動作させることができ、それによって、前述し
た本願請求項3に記載の発明による作用効果を得ること
ができる。
【0024】本願請求項5に記載の発明は、請求項4に
おいて、前記デューティー比監視回路は、放電電流制限
用ツェナーダイオードを備え、前記第2の一次側巻線に
誘起される高周波パルスの負の電圧が前記放電電流制限
用ツェナーダイオードのツェナー電圧未満になったとき
に、前記CR積分回路のコンデンサから放電される電流
が、前記放電電流制限用ツェナーダイオードに制限され
て前記CR積分回路の出力電圧が上昇する、ことを特徴
とした出力過電流保護回路である。
【0025】第2の一次側巻線に誘起される高周波パル
スの負の電圧が、放電電流制限用ツェナーダイオードの
ツェナー電圧未満になると、CR積分回路のコンデンサ
から放電される電流が放電電流制限用ツェナーダイオー
ドによって制限された状態で、第2の一次側巻線に誘起
される高周波パルスの正の電圧によってCR積分回路の
コンデンサに充電される。したがって、コンデンサの放
電電流が減少し、CR積分回路の出力電圧が一気に上昇
して、スイッチングトランジスタOFF回路が動作する
ことになる。
【0026】したがって、直流電圧出力側に流れる電流
が急激に増加した場合においても、第2の一次側巻線に
誘起される高周波パルスの負の電圧が放電電流制限用ツ
ェナーダイオードのツェナー電圧未満になった時点か
ら、短時間でスイッチングトランジスタOFF回路を動
作させることができる。
【0027】これにより、本願請求項5に記載の発明に
係る出力過電流防止回路によれば、本願請求項4に記載
の発明による作用効果に加えて、直流電圧出力側の負荷
がいきなりショートされた場合においても、第2の一次
側巻線に誘起される高周波パルスの負の電圧が放電電流
制限用ツェナーダイオードのツェナー電圧未満になった
時点から短時間でスイッチングトランジスタOFF回路
を動作させることができるので、過電流に対して直流出
力電圧を停止させるレスポンスを向上させることができ
るという作用効果が得られる。また、CR積分回路のコ
ンデンサへの充電速度が速くなるので、コンデンサの容
量を大きく設定することも可能になり、CR積分回路の
定数設定の自由度が増すという作用効果も得られる。
【0028】本願請求項6に記載の発明は、請求項4又
は5において、前記デューティー比監視回路は、前記定
電圧スイッチング電源回路の起動時に、前記CR積分回
路の出力電圧が前記動作電圧規定用ツェナーダイオード
のツェナー電圧に達する前に、前記第2の一次側巻線の
電圧が前記デューティー比制御部を駆動可能な電圧に達
する如く、前記CR積分回路の時定数が設定されてい
る、ことを特徴とした出力過電流保護回路である。
【0029】定電圧スイッチング電源回路の起動時に直
流出力電圧が上昇していていく過程で出力電圧が低い状
態においては、第2の一次側巻線の電圧も低いので、C
R積分回路のコンデンサは、CR積分回路の時定数で充
電され、CR積分回路の出力電圧が上昇する。そして、
第2の一次側巻線の電圧が上昇し、第2の一次側巻線の
電圧がデューティー比制御部を駆動可能な電圧になる
と、スイッチング動作が始まり、CR積分回路のコンデ
ンサが充放電を繰り返し、CR積分回路の出力電圧が徐
々に低下して一定の電圧値になる。したがって、定電圧
スイッチング電源回路の起動時において、スイッチング
動作が始まる前にCR積分回路の出力電圧が上昇し、動
作電圧規定用ツェナーダイオードのツェナー電圧に達し
てしまうと、スイッチングトランジスタOFF回路が誤
動作してスイッチング動作が停止したままになってしま
う。
【0030】したがって、定電圧スイッチング電源回路
の起動時に、CR積分回路の出力電圧が動作電圧規定用
ツェナーダイオードのツェナー電圧に達する前に、第2
の一次側巻線の電圧がデューティー比制御部を駆動可能
な電圧に達するように、CR積分回路のコンデンサの容
量を設定することによって、定電圧スイッチング電源回
路の起動時に、スイッチングトランジスタOFF回路が
誤動作して、スイッチング動作が停止したままになって
しまうことを防止することができる。
【0031】これにより、本願請求項6に記載の発明に
係る出力過電流防止回路によれば、本願請求項4又は5
に記載の発明による作用効果に加えて、定電圧スイッチ
ング電源回路の起動時に、スイッチングトランジスタO
FF回路が誤動作して定電圧スイッチング電源回路が起
動できなくなることを防止することができるという作用
効果が得られる。
【0032】本願請求項7に記載の発明は、請求項2〜
6のいずれか1項において、前記スイッチングトランジ
スタOFF回路は、前記デューティー比監視回路が出力
する直流電圧によって動作し、前記スイッチングトラン
ジスタのベース電圧を、該スイッチングトランジスタが
OFFとなる一定の電圧に維持した後、前記デューティ
ー比監視回路が直流電圧を出力しなくなっても前記スイ
ッチングトランジスタがOFFとなる一定の電圧に維持
し続ける自己保持回路である、ことを特徴とした出力過
電流保護回路である。
【0033】出力過電流保護回路によって過電流を検出
し、スイッチングトランジスタOFF回路が動作したと
きは、直流電圧出力側に接続されている負荷側に何らか
の異常が起きている可能性が高い。そのため、出力過電
流保護回路が過電流を検出していない状態に復帰しても
再度、過電流を検出してしまうことになる。したがっ
て、スイッチングトランジスタOFF回路を自己保持回
路とし、一旦過電流が検出された後は、過電流が検出さ
れていない状態に復帰してもスイッチングトランジスタ
のベース電圧をスイッチングトランジスタがOFFとな
る一定の電圧に維持し続けることによって、直流電圧出
力側に電流が流れない状態を維持し続けることができ
る。
【0034】これにより、本願請求項7に記載の発明に
係る出力過電流防止回路によれば、本願請求項2〜6の
いずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、一
旦過電流が検出された後は、過電流が検出されていない
状態に復帰しても直流電圧出力側に電流が流れない状態
を維持し続けることができるので、定電圧スイッチング
電源回路の出力過電流保護を、より安全で確実に行うこ
とができるという作用効果が得られる。
【0035】本願請求項8に記載の発明は、請求項1〜
7のいずれか1項に記載の出力過電流保護回路を備えた
定電圧スイッチング電源回路である。本願請求項8に記
載の発明に係る定電圧スイッチング電源回路によれば、
定電圧スイッチング電源回路において、前述した本願請
求項1〜7のいずれか1項に記載の発明による作用効果
を得ることができる。
【0036】本願請求項9に記載の発明は、請求項8に
おいて、前記スイッチングトランジスタは、電界効果ト
ランジスタである、ことを特徴とした定電圧スイッチン
グ電源回路である。
【0037】本願請求項9に記載の発明に係る定電圧ス
イッチング電源回路によれば、本願請求項8に記載の発
明による作用効果に加えて、電界効果トランジスタは、
バイポーラトランジスタより少ない電流で動作させるこ
とができるので、より安定したスイッチング動作が可能
になり、より安定した直流電圧を出力することができる
という作用効果が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る「定
電圧スイッチング電源回路」を示した回路図である。図
2は、本願発明に係る「定電圧スイッチング電源回路」
の要部の電圧波形を示したグラフであり、図3は、本願
発明に係る「定電圧スイッチング電源回路」の直流出力
電圧に対する直流出力電流の特性を示したグラフであ
る。以下、図1〜図3を参照しながら、まず、本願発明
に係る「定電圧スイッチング電源回路」の概略構成につ
いて説明する。
【0039】整流ブリッジDB1とコンデンサC11か
ら成る「平滑回路」で、AC電源Vinの交流電圧を平
滑して直流電圧に変換する。その直流電圧をスイッチン
グトランジスタQ1でスイッチングして高周波パルスに
変換する。さらに、高周波パルスを高周波トランスT1
で変圧し、「高周波整流回路」で再び直流電圧に戻して
Vout端子とGND端子間に出力する。出力電圧に変
動があると、「電圧比較検出部」が電圧変動を検出し、
フォトカプラPC1を介して「デューディー比制御部」
へ伝える。「デューティー比制御部」は、スイッチング
トランジスタQ1のON−OFF間隔を変えて、高周波
パルスのデューティー比をコントロールする。高周波パ
ルスの平均電圧が直流出力電圧となり、デューティー比
によって出力電圧がコントロールされるので、直流出力
電圧が高いときには、ONデューティーを狭く、直流出
力電圧が低いときは、ONデューティーを広くなるよう
に高周波パルスのデューティー比を制御する。
【0040】尚、当該実施の形態においては、スイッチ
ングトランジスタQ1は、電界効果トランジスタであ
る。電界効果トランジスタは、バイポーラトランジスタ
と比較して、少ない電流で動作させることができるの
で、より安定したスイッチング動作が可能になり、より
安定した直流電圧を出力することができる。
【0041】「定電圧スイッチング電源回路」は、本願
発明に係る「出力過電流保護回路」を構成する「デュー
ティー比監視回路」と「スイッチングトランジスタOF
F回路」とを備えている。「デューティー比監視回路」
は、スイッチングトランジスタQ1が出力する高周波パ
ルスのデューティー比を監視し、ONデューティーの比
率が所定の比率以上になったときに所定の直流電圧を
「スイッチングトランジスタOFF回路」へ出力する。
「スイッチングトランジスタOFF回路」は、「デュー
ティー比監視回路」が出力する直流電圧によって動作
し、その電圧が一定の点圧値以上に上昇した際に、スイ
ッチングトランジスタQ1のベース電圧をスイッチング
トランジスタQ1がOFFとなる一定の電圧に維持す
る。
【0042】次に、本願発明に係る「定電圧スイッチン
グ電源回路」の動作について説明する。AC電源Vin
の交流電圧は、整流ブリッジDB1とコンデンサC11
から成る平滑回路によって直流電圧に変換され、その直
流電圧によって、起動抵抗R1に電流が流れてスイッチ
ングトランジスタQ1のゲート電圧が上昇する。する
と、スイッチングトランジスタQ1がONして高周波ト
ランスT1の第1の一次側巻線P1に電圧が発生し、位
相が反転された巻き数に応じた電圧が第2の一次側巻線
P2に発生する。第2の一次側巻線P2に発生した電圧
は、コンデンサC1及び抵抗R2を介してスイッチング
トランジスタQ1のゲートに+の正帰還をかけ、トラン
ジスタQ2のベースは、直流出力電圧の変動をフィード
バックしているフォトカプラPC1のカプラ電流と、ツ
ェナーダイオードZD1を流れる電流にて充電される。
【0043】第1の一次側巻線P1に電流が流れると、
高周波トランスT1の二次側巻線S1にも電流が流れよ
うとするが、ダイオードD1により電流は流れないた
め、エネルギーが高周波トランスT1に蓄えられる。そ
して、トランジスタQ2のベース電圧がON電圧に達す
ると、スイッチングトランジスタQ1がターンOFF
し、二次側巻線S1からエネルギーが伝達される。第2
の一次側巻線P2には逆バイアスが掛かり、トランジス
タQ2のベースが放電される。高周波トランスT1に蓄
えられたエネルギーが二次側巻線S1から全て放出され
ると、逆起電力により再びスイッチングトランジスタQ
1がターンONを始める。
【0044】以上の動作を繰り返すことによって高周波
パルスが発生する。そして、直流出力電圧の変動をフィ
ードバックしているフォトカプラPC1のカプラ電流に
よってトランジスタQ2がON−OFF制御される。そ
れによって、スイッチングトランジスタQ1がON−O
FF制御されて、高周波パルスのデューティー比が制御
され、直流出力電圧には、ツェナーダイオードZD2に
よって規定される電圧が安定して出力されることにな
る。
【0045】つづいて、本願発明に係る「出力過電流保
護回路」の動作について説明する。前述したように「出
力過電流保護回路」は、「デューティー比監視回路」と
「スイッチングトランジスタOFF回路」とで構成され
ている。
【0046】「デューティー比監視回路」は、コンデン
サC23と抵抗R23とから成る「CR積分回路」と、
動作電圧規定用ツェナーダイオードZD21と、放電電
流制限用ツェナーダイオードZD22とを有している。
第2の一次側巻線P2に誘起される高周波パルス(図2
のP2波形)に応じて、第2の一次側巻線P2の両端に
発生する電圧の極性が反転するので、コンデンサC23
の+側の電圧、つまり、「CR積分回路」の出力電圧
は、コンデンサC23が放電電流制限用ツェナーダイオ
ードZD22、抵抗R22、及び抵抗R23を介して充
放電を繰り返しながら、コンデンサC23と抵抗R23
との時定数で積分された一定の正側の電圧を維持する。
【0047】ここで、直流出力電圧側に接続される負荷
を無限大から0へ変化させていくと、スイッチングトラ
ンジスタQ1が出力する高周波パルス(図2のP1波
形)のデューティー比は、ONデューティーが長くな
る、つまり、ONデューティー比率が増加する。そし
て、あるONデューティーの長さになると、トランジス
タQ2のベースは、フォトカプラPC1がONしなくて
も充電されるようになり、それによって、直流出力電圧
が低下していく(図3の符号Aで示した点)。直流出力
電圧が低下していくと、スイッチングトランジスタQ1
のONデューティーの電圧、つまり、第1の一次側巻線
P1に発生する電圧のONデューティーの電圧が低下す
る(図2のP1波形の一点鎖線で示した波形)。それに
よって、第2の一次側巻線P2に発生する電圧のONデ
ューティーの電圧も低下し(図2のP2波形の一点鎖線
で示した波形)、トランジスタQ2の負へのバイアス電
圧(ベース−エミッタ間電圧)が浅くなって(図2のQ
2Vbe波形の一点鎖線で示した波形)、トランジスタ
Q2がONしやすくなる。また、コンデンサC22の負
へのバイアス電圧が小さくなり(図2のC22波形)、
それによって、コンデンサC23の放電電流が小さくな
って「CR積分回路」の出力電圧が上昇する(図2のC
23波形)。
【0048】さらに、直流出力電圧が低下すると、さら
に第2の一次側巻線P2に発生する電圧のONデューテ
ィーの電圧が低下し、放電電流制限用ツェナーダイオー
ドZD22のツェナー電圧未満になったときに、コンデ
ンサC23の放電電流が放電電流制限用ツェナーダイオ
ードZD22に制限されて「CR積分回路」の出力電圧
が一気に上昇する。それによって、直流電圧出力側に流
れる電流が急激に増加した場合においても、短時間で
「スイッチングトランジスタOFF回路」を動作させる
ことができるので、過電流に対して直流出力電圧を停止
させるレスポンスを向上させることができる。そして、
「CR積分回路」の出力電圧が動作電圧規定用ツェナー
ダイオードZD21のツェナー電圧を超え、動作電圧規
定用ツェナーダイオードZD21のアノード側に「CR
積分回路」の出力電圧が出力され、その電圧で「スイッ
チングトランジスタOFF回路」が動作する。尚、抵抗
R21は、動作電圧規定用ツェナーダイオードZD21
に流れる電流を制限するためのものである。
【0049】「スイッチングトランジスタOFF回路」
は、「デューティー比監視回路」が出力する直流電圧、
つまり、動作電圧規定用ツェナーダイオードZD21の
アノード側に出力された「CR積分回路」の出力電圧に
よって動作し、スイッチングトランジスタQ1のベース
電圧を、スイッチングトランジスタQ1がOFFとなる
一定の電圧に維持する。動作電圧規定用ツェナーダイオ
ードZD21のアノード側に出力された電圧によって、
トランジスタQ22がONし、それによって、トランジ
スタQ21がONし、スイッチングトランジスタQ1の
ゲートは、ダイオードD21、トランジスタQ21、及
びトランジスタQ22を介して放電されて、スイッチン
グトランジスタQ1がOFFする電圧まで低下する。
【0050】そして、「スイッチングトランジスタOF
F回路」は、自己保持回路になっており、トランジスタ
Q21のコレクタ電流がトランジスタQ22のベースに
流れることによって、トランジスタQ22のON状態が
保持される。よって、「CR積分回路」の出力電圧が動
作電圧規定用ツェナーダイオードZD21のツェナー電
圧未満に低下しても、トランジスタQ21及びトランジ
スタQ22のON状態が保持され、スイッチングトラン
ジスタQ1のゲート電圧をスイッチングトランジスタQ
1がOFFする電圧に維持し続けることができる。尚、
コンデンサC21は、ノイズによる「スイッチングトラ
ンジスタOFF回路」の誤動作を防止するためのもので
ある。
【0051】また、第2の一次側巻線P2の電圧が低下
してツェナーダイオードZD1のツェナー電圧以下にな
って、トランジスタQ2でスイッチングトランジスタQ
1を連続駆動できなくなり、スイッチングトランジスタ
Q1が間欠発振を始める(図2の符号Bで示した点)前
に「スイッチングトランジスタOFF回路」が動作する
ように(図2の符号Dで示した点)、「CR積分回路」
のコンデンサC23の容量と抵抗R23の抵抗値、及び
動作電圧規定用ツェナーダイオードZD21と放電電流
制限用ツェナーダイオードZD22のツェナー電圧値を
設定する。
【0052】さらに、「定電圧スイッチング電源回路」
の起動時に、「CR積分回路」の出力電圧が動作電圧規
定用ツェナーダイオードZD21のツェナー電圧に達す
る前に、第2の一次側巻線P2の電圧が「デューティー
比制御部」を駆動可能な電圧に達するように、「CR積
分回路」の時定数をコンデンサC23の容量と抵抗R2
3の抵抗値によって設定する。それによって、「定電圧
スイッチング電源回路」の起動時に「スイッチングトラ
ンジスタOFF回路」誤動作してスイッチング動作が停
止し、「定電圧スイッチング電源回路」が起動できなく
なってしまうことを防止することができる。尚、「CR
積分回路」の時定数は、「定電圧スイッチング電源回
路」の起動時に「スイッチングトランジスタOFF回
路」誤動作しない範囲において、なるべく小さい時定数
にするほうが、直流出力電源側がショートした際に、よ
り短時間でスイッチングトランジスタQ1のスイッチン
グ動作を停止できるので、より好ましいと言える。ま
た、トランジスタQ22がONするのに必要な電流がト
ランジスタQ22のベースに供給されるように、抵抗R
21、抵抗R23、及び抵抗R24の合成抵抗値に留意
する必要がある。
【0053】このようにして、「定電圧スイッチング電
源回路」の直流電圧出力側がショートされた際には、ス
イッチングトランジスタQ1のスイッチング動作による
高周波パルスが発生しなくなり、「定電圧スイッチング
電源回路」の直流出力電圧側に過電流が流れてしまうこ
とを防止することができる。
【0054】また、他の実施の形態としては、上記実施
の形態において、スイッチングトランジスタQ1をバイ
ポーラトランジスタとした「定電圧スイッチング電源回
路」が挙げられる。バイポーラトランジスタは、電界効
果トランジスタと比較して消費電力が大きく、その分ス
イッチング特性がやや劣るが安価なので、「定電圧スイ
ッチング電源回路」のコストを低減させることができ
る。
【0055】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】本願発明によれば、定電圧スイッチング
電源回路の直流電圧出力側がショートされた際に、直流
電圧出力側に過電流が流れてしまうことを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る「定電圧スイッチング電源回
路」を示した回路図である。
【図2】本願発明に係る「定電圧スイッチング電源回
路」の要部の電圧波形を示したグラフである。
【図3】本願発明に係る「定電圧スイッチング電源回
路」の直流出力電圧に対する直流出力電流の特性を示し
たグラフである。
【図4】従来の定電圧スイッチング電源回路の一例を示
した回路図である。
【図5】従来の定電圧スイッチング電源回路における高
周波トランスの一次側巻線の電圧波形と、デューティー
比制御部のトランジスタのベース−エミッタ間電圧波形
を示したものである。
【図6】従来の定電圧スイッチング電源回路の直流出力
電圧に対する直流出力電流の特性を示したグラフであ
る。
【符号の説明】
Vin AC電源 DB1 整流ブリッジ Q1 スイッチングトランジスタ R1 起動抵抗 PC1 フォトカプラ T1 高周波トランス P1 第1の一次側巻線 P2 第2の一次側巻線 S 二次側巻線 ZD21 動作電圧規定用ツェナーダイオード ZD22 放電電流制限用ツェナーダイオード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源が出力する交流電圧を直流電圧
    に変換する平滑回路と、該平滑回路が出力する直流電圧
    を高周波パルスに変換するスイッチングトランジスタ
    と、該スイッチングトランジスタが出力する高周波パル
    スを変圧する高周波トランスと、該高周波トランスによ
    って変圧された高周波パルスを整流して直流出力電圧を
    得る高周波整流回路と、前記直流出力電圧の電圧変動を
    検出する電圧比較検出部と、該電圧比較検出部が検出し
    た電圧変動に応じて前記スイッチングトランジスタが出
    力する高周波パルスのデューティー比を調節するデュー
    ティー比制御部とを備えた定電圧スイッチング電源回路
    の出力過電流保護回路であって、 前記スイッチングトランジスタが出力する高周波パルス
    のデューティー比を監視し、ONデューティーの比率が
    所定の比率に達した時点で、前記スイッチングトランジ
    スタをOFFにする、ことを特徴とした出力過電流保護
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スイッチングト
    ランジスタが出力する高周波パルスのデューティー比を
    監視し、ONデューティーの比率が所定の比率以上にな
    ったときに所定の直流電圧を出力するデューティー比監
    視回路と、該デューティー比監視回路から所定の直流電
    圧が出力された時点で、前記スイッチングトランジスタ
    のベース電圧を、該スイッチングトランジスタがOFF
    となる一定の電圧に維持するスイッチングトランジスタ
    OFF回路とを備える、ことを特徴とした出力過電流保
    護回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記高周波トランス
    は、前記スイッチングトランジスタが出力する高周波パ
    ルスが印加される第1の一次側巻線と、該第1の一次側
    巻線に印加された高周波パルスが誘起される第2の一次
    側巻線とを備え、前記デューティー比監視回路は、前記
    第2の一次側巻線に誘起された高周波パルスのデューテ
    ィー比を監視する、ことを特徴とした出力過電流保護回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記デューティー比
    監視回路は、前記第2の一次側巻線の電圧を積分して出
    力するCR積分回路と、動作電圧規定用ツェナーダイオ
    ードとを備え、前記CR積分回路の出力電圧を前記動作
    電圧規定用ツェナーダイオードのカソード側に入力し、
    前記CR積分回路の出力電圧が前記動作電圧規定用ツェ
    ナーダイオードのツェナー電圧を超えることで前記動作
    電圧規定用ツェナーダイオードのアノード側に出力され
    る前記積分回路の出力電圧によって、前記スイッチング
    トランジスタOFF回路が動作する、ことを特徴とした
    出力過電流保護回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記デューティー比
    監視回路は、放電電流制限用ツェナーダイオードを備
    え、前記第2の一次側巻線に誘起される高周波パルスの
    負の電圧が前記放電電流制限用ツェナーダイオードのツ
    ェナー電圧未満になったときに、前記CR積分回路のコ
    ンデンサから放電される電流が、前記放電電流制限用ツ
    ェナーダイオードに制限されて前記CR積分回路の出力
    電圧が上昇する、ことを特徴とした出力過電流保護回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、前記デューテ
    ィー比監視回路は、前記定電圧スイッチング電源回路の
    起動時に、前記CR積分回路の出力電圧が前記動作電圧
    規定用ツェナーダイオードのツェナー電圧に達する前
    に、前記第2の一次側巻線の電圧が前記デューティー比
    制御部を駆動可能な電圧に達する如く、前記CR積分回
    路の時定数が設定されている、ことを特徴とした出力過
    電流保護回路。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項において、
    前記スイッチングトランジスタOFF回路は、前記デュ
    ーティー比監視回路が出力する直流電圧によって動作
    し、前記スイッチングトランジスタのベース電圧を、該
    スイッチングトランジスタがOFFとなる一定の電圧に
    維持した後、前記デューティー比監視回路が直流電圧を
    出力しなくなっても前記スイッチングトランジスタがO
    FFとなる一定の電圧に維持し続ける自己保持回路であ
    る、ことを特徴とした出力過電流保護回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の出
    力過電流保護回路を備えた定電圧スイッチング電源回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記スイッチングト
    ランジスタは、電界効果トランジスタである、ことを特
    徴とした定電圧スイッチング電源回路。
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