JP6569414B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、出力電圧をフィードバック信号等で制御するスイッチング電源装置に関する。
スイッチング電源装置は、商用の交流電圧を任意の電圧の直流電圧に変換して出力するようにしている。このスイッチング電源装置の一例としてフライバック方式のスイッチング電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このフライバック方式のスイッチング電源装置は、図7に示すように、商用交流電源100をダイオードブリッジ101で全波整流してフライバックトランス102の一次側巻線L1の一端に供給し、この一次側巻線L1の他端と接地との間にスイッチング素子103と電流検出抵抗104の直列回路を接続し、スイッチング素子103を半導体制御装置110でスイッチング制御することにより、フライバックトランス102の二次側巻線L2の出力を整流した所定の直流電圧を負荷105に供給するようにしている。この負荷105に供給する直流電圧をシャントレギュレータ回路106で検出し、フォトカプラ107を介してフィードバック電圧として半導体制御装置110に供給している。
この半導体制御装置110では、図8に示すように、負荷に供給する電圧のフィードバック電圧がFB端子に入力されるとともに、スイッチング素子103を流れる電流を電流検出抵抗104で検出した電流検出信号がCS端子に入力され、フィードバック電圧をレベルシフト回路114でレベルシフトした電圧(厳密に言えば、スロープ補償回路からの信号を減ずることによりスロープ補償したフィードバック電圧を、レベルシフト回路114でレベルシフトした電圧)と電流検出信号とをコンパレータ115で比較し、このコンパレータ115から電流検出信号がレベルシフトした電圧に達したときにハイレベルとなる比較信号を出力する。また、半導体制御装置110では、フィードバック電圧に応じた周波数のパルス信号を発振する発振器111の発振出力を1ショット回路112に供給し、この1ショット回路112の1ショット信号をRSフリップフロップ113のセット端子に供給する。このRSフリップフロップ113のリセット端子には、前述したコンパレータ115の出力信号が入力されている。このRSフリップフロップ113の出力と1ショット回路112の出力とをオアゲート117に供給し、このオアゲート117の出力信号を発振器111の出力が一方の入力側に供給されたアンドゲート118に供給し、このアンドゲート118の出力をゲートドライバ116に供給して、このゲートドライバ116からスイッチング素子を制御するスイッチング制御信号を出力する。
次に、上述した従来例の軽負荷時の動作を説明する。この軽負荷時には、半導体制御装置110のFB端子に入力されるフィードバック電圧Vfbは、図10(a)に示すように、比較的緩やかに増加して時点t1で設定閾値電圧Vfbtを超えてから上側ピーク値に達し、その後比較的急峻に減少して時点t2で設定閾値電圧Vfbtを超えて減少し、その後図示しないが下側ピーク値に達した後再度緩やかに増加することを繰り返す。
このFB端子に入力されたフィードバック電圧Vfbはレベルシフト回路114でレベルシフトされる。このレベルシフト回路114では、フィードバック電圧Vfbと出力電圧Vfb_inとの関係が図9に示す特性線Llsで設定されている。この例では、フィードバック信号Vfbの変化率に対して出力信号Vfb_inの変化率が小さくなるように設定されている。
このため、図10(a)に示すようにフィードバック電圧Vfbが増加及び減少を繰り返すと、レベルシフト回路114の出力電圧Vfb_inは、図10(b)に示すように、フィードバック信号fbの増加率及び減少率を抑制した状態すなわち傾きを抑えて増加及び減少を繰り返す。
このとき、コンパレータ119では、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbt以下であるときには、ローレベルの比較信号を1ショット回路112に出力することにより、この1ショット回路112からの1ショット信号の出力が停止される。一方、コンパレータ115では電流検出信号Viがフィードバック電圧をレベルシフトした出力信号Vfb_inに到達したときにコンパレータ115から出力される比較信号がRSフリップフロップ113のリセット端子に入力されているので、このRSフリップフロップ113がリセット状態を維持し、その出力信号がローレベルを維持する。
このため、アンドゲート118の出力はローレベルを維持し、ゲートドライバ116はスイッチング制御信号の出力を停止しており、スイッチング素子103はオフ状態となっている。
このとき、フライバックトランス102の二次側巻線L2側では、二次側巻線L2に接続された出力コンデンサから負荷に電流を供給していて、出力コンデンサに対する一次側からのエネルギ供給がないため、出力電圧は徐々に低下する。この出力電圧の低下はシャントレギュレータ回路106で検出され、フォトカプラ107から出力されるフィードバック電圧Vfbは図10(a)に示すように増加する。
そして、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbt以上となるとコンパレータ119の出力がハイレベルに反転し、1ショット回路112からの1ショット信号の出力が再開され、これによってRSフリップフロップ113がセットされて、その出力信号がオアゲート117を介し、アンドゲート118を介してゲートドライバ116に供給され、このゲートドライバ116からスイッチング素子103をターンオンさせるスイッチング制御信号が出力される。
そして、スイッチング素子103がオン状態となると、ダイオードブリッジ101からの直流電流がフライバックトランス102の一次側巻線L1、スイッチング素子103、電流検出抵抗104を通じて流れる。
これによって、電流検出抵抗104で検出される電流検出信号Vi(CS端子の電圧)が図10(b)に示すように、増加を開始し、この電流検出信号Viがフィードバック電圧Vfbをスロープ補償した後にレベルシフトした信号Vfb_inに到達すると、コンパレータ115からハイレベルの比較信号が出力され、RSフリップフロップ113がリセットされる。これによって、ゲートドライバ116から出力されるスイッチング制御信号が図10(c)に示すように、オフ状態となる。
その後、1ショット回路112から1ショット信号が得られる毎に、ゲートドライバ116から出力されるスイッチング制御信号がオン状態となり、電流検出信号Viがフィーバック信号をレベルシフトした信号Vfb_inに到達するとオフ状態に制御されることを繰り返す。そして、一次側から二次側にエネルギが充分供給されるようになると出力電圧が上昇するとともにフィーバック信号Vfbが減少し、時点t2でフィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbt未満となると、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbt以上に回復するまでスイッチング制御信号の出力が停止される。
特開2012−100451号公報
ところで、上記従来例では、レベルシフト回路114の変換特性が図9に示すように、フィードバック電圧Vfbが零から増加したときに、レベルシフト回路114の出力信号Vfb_inも零から増加するように設定されている。このため、図10(a)に示すように、軽負荷状態で、フィードバック電圧Vfbの減少が急峻である場合には、フィードバック電圧Vfbをレベルシフトした出力信号Vfb_inの減少も図10(b)に示すように急峻となる。
このため、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbt未満に低下する時点t2の直前で、1ショット回路112から1ショット信号が出力された場合には、ゲートドライバ116から出力されるスイッチング制御信号が図10(c)に示すようにオン状態となったときに、電流検出信号Viが増加し始めて直ぐに出力信号Vfb_inに到達する場合が生じる。この場合には、ゲートドライバ116から出力されるスイッチング制御信号のオン状態のパルス幅が短くなり過ぎ、フライバックトランス102の一次側巻線L1に蓄積するエネルギが少なくなり、負荷105への電力供給に寄与せず、スイッチング素子103がスイッチングしているだけのスイッチングロス状態となって、この分効率が悪化するという課題がある。
そこで、本願発明は、上記従来例の課題に着目してなされたものであり、スイッチング制御信号のパルス幅が短くなりすぎることを制限して、スイッチング素子のスイッチング動作による負荷への電力供給効率を向上させることができるスイッチング電源装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るスイッチング電源装置の一態様は、入力電圧が印加されるトランスの一次側主巻線に直列に接続されたスイッチング素子をスイッチング制御し、このトランスの二次側主巻線に生じた電圧を整流して負荷に対する出力電圧を得るスイッチング電源動作部と、スイッチング素子をスイッチング制御する制御部とを備え、制御部は、設定した出力設定電圧と前記出力電圧との誤差を表すフィードバック電圧が設定閾値を下回ったか否かを判定するフィードバック電圧判定回路と、このフィードバック電圧に基づく信号とスイッチング素子の電流を電圧として検出する電流検出信号とを比較する比較回路と、フィードバック電圧に基づく周波数で発振する発振回路と、フィードバック電圧判定回路の判定結果、比較回路の比較信号及び発振回路の発振信号に基づいてスイッチング素子を制御するスイッチング制御信号を出力する駆動回路と、軽負荷時のスイッチング終了時における前記スイッチング制御信号のパルス幅を負荷への電力供給に寄与可能な最小パルス幅以上に保持するパルス幅保持部とを備えている。
本発明の一態様によれば、軽負荷時におけるスイッチング制御信号のスイッチング終了時最小パルス幅を規制することができ、スイッチング素子のスイッチングロスを抑制して負荷への電力供給効率を向上させることができる。
本発明に係るスイッチング電源装置の一実施形態を示す全体構成の回路図である。 図1の制御回路の具体的構成を示すブロック図である。 パルス幅変調発振器の周波数特性を示す特性線図である。 フィードバック電圧クランプ回路のクランプ特性を示す特性線図である。 フィードバック電圧クランプ回路の具体的構成を示す回路図である。 軽負荷時の動作の説明に供する信号波形図である。 従来例のスイッチング電源装置の全体構成を示す回路図である。 図7の半導体制御装置の具体的構成を示すブロック図である。 レベルシフト回路のレベルシフト特性を示す特性線図である。 従来例の軽負荷時の動作の説明に供する信号波形図である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
以下、本発明の一の実施の形態に係るスイッチング電源御装置について図面を参照して説明する。
スイッチング電源装置の全体構成は、図1に示すように、交流電源1に接続された交流入力端子1a及び1bを有し、これら交流入力端子1a及び1bがトランスを構成する巻線2a,2bの一端に接続され、巻線2a,2bの他端は、コンデンサ3の両端子に接続されている。これら巻線2a,2bおよびコンデンサ3は、入力フィルタを構成している。
コンデンサ3の両端子は、ダイオードブリッジ4の交流入力端子に接続され、ダイオードブリッジ4の出力側の正極端子は、平滑用コンデンサ5の正極端子に接続されているとともに、フライバックトランス6の一次側巻線L11の一端に接続されている。一次側巻線L11の他端はスイッチング素子としてのNチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)7のドレインに接続されている。MOSFET7のソースは、電流検出抵抗8を介して接地されている。
MOSFET7のゲートは、制御部としての制御回路11のOUT端子に接続され、このOUT端子から出力されるスイッチング制御信号によってスイッチング動作される。
制御回路11は、集積回路により構成され、OUT端子の他、VH端子、過熱ラッチ保護用のLAT端子、フィードバック制御用のFB端子、電流検出用のCS端子、GND端子、内部電源生成用のVCC端子などを備えている。
制御回路11のVH端子は、コンデンサ3の一端にダイオード9及び電流制限抵抗10を介して接続されている。制御回路11のLAT端子は、サーミスタ12の一端に接続され、サーミスタ12の他端は接地されている。制御回路11のFB端子は、出力電圧に相当する信号を入力するよう接続されている。制御回路11のCS端子は、コンデンサ13および抵抗14の共通接続点に接続され、コンデンサ13の他端は接地され、抵抗14の他端は、電流検出抵抗8に接続されている。コンデンサ13および抵抗14は、電流検出抵抗8によって検出された信号のノイズフィルタを構成している。
制御回路11のVCC端子は、コンデンサ15の正極端子およびダイオード16のカソード端子に接続され、コンデンサ15の負極端子は接地されている。ダイオード16のアノード端子は、トランス6の一次側補助巻線L12の一端に接続され、一次側補助巻線L12の他端は接地されている。コンデンサ15、ダイオード16および一次側補助巻線L12は、一次側補助巻線L12に生起された交流電圧を直流電源電圧に変換する回路を構成し、制御回路11の電源回路を構成している。
トランス6は、二次側巻線L21を有し、その一端は、ダイオード20のアノード端子に接続されている。ダイオード20のカソード端子は、コンデンサ21の正極端子に接続され、コンデンサ21の負極端子は、二次側巻線L21の他端に接続され、かつ接地されている。二次側巻線L21、ダイオード20およびコンデンサ21は、二次側巻線L21に生起された交流電圧を直流電圧に変換する回路を構成し、スイッチング電源装置の出力回路を構成しており、コンデンサ21の正極端子が負荷27に接続されている。
また、コンデンサ21の正極端子は、フォトカプラ22の発光ダイオード22aのアノード端子に接続され、発光ダイオード22aのカソード端子は、シャントレギュレータ回路23を構成するシャントレギュレータ24のカソード端子に接続され、シャントレギュレータ24のアノード端子は接地されている。このシャントレギュレータ24は、コンデンサ21の正極端子と負極端子との間に直列接続されたシャントレギュレータ回路23を構成する分圧抵抗25,26の接続点に接続されている。このシャントレギュレータ回路23によって、負荷27に供給される電圧が検出され、その検出結果がフォトカプラ22を介して制御回路11にフィードバック電圧Vfbとして供給される。このフィードバック電圧Vfbは負荷の大きさを示す信号ともなっていて、負荷が重いほど(負荷27に流れる電流が大きいほど)フィードバック電圧Vfbの値は大きくなり、負荷が軽いほど(負荷27に流れる電流が小さいほど)フィードバック電圧Vfbの値は小さくなる。
ここで、交流電源1、ダイオードブリッジ4、平滑用コンデンサ5、フライバックトランス6、MOSFET7、ダイオード20、コンデンサ21でスイッチング電源動作部を構成している。
次に、制御回路11の具体的構成について図2を伴って説明する。制御回路11は、VH端子及びVCC端子間に接続された、起動時にVH端子からVCC端子へ電流を供給する起動回路31と、この起動回路31とVCC端子との間に接続されたVCC端子の電圧が低いときに制御回路11を停止させる低電圧誤動作防止回路32と、VCC端子に接続された例えば3Vの内部電源を形成する内部電源回路33とを備えている。VH端子は起動時に電源端子VCCへ電流を供給するためのものであり、制御回路11の主電源端子はVCC端子である。
なお、低電圧誤動作防止回路32の出力電圧がオアゲート34を介して起動回路31に起動信号として供給されるとともに、後述するオアゲート49を介してゲートドライバ60に動作停止信号として供給される。
また、内部電源回路33は、VCC端子の電源電圧が正常範囲内であるときには3Vの内部電源電圧を動作電源として制御回路11内の各回路に供給するとともに、VCC端子の電源電圧が設定電圧以下に低下したときに、制御回路11内の各回路をリセットするリセット信号を出力する。
また、制御回路11は、FB端子に接続されたパルス幅変調(PWM)用発振器35を有する。このパルス幅変調用発振器35はフィードバック電圧Vfbに対し、図3に示す周波数特性を有する。すなわち、フィードバック電圧Vfbが比較的大きな所定電圧Vfb2以上となる重負荷時には、最大周波数fmaxの一定周波数となり、フィードバック電圧Vfbが所定電圧Vfb2未満となる軽負荷時には、フィードバック電圧Vfbが所定電圧Vfb2から減少するに応じて周波数fが減少し、所定電圧Vfb2より十分に小さい所定電圧Vfb1以下では、最小周波数fminに固定されるように設定されている。なお、パルス幅変調用発振器35の出力側から出力される信号Dmaxは、スイッチング周期における最大デューティ比(オン時比率)を規定する信号である。
このパルス幅変調用発振器35の出力側にはサブハーモニック発振を防止するためのスロープ補償回路36と、比較的短い所定幅の1ショット信号Ssを出力する1ショット回路37とが接続されている。この1ショット回路37の出力側はアンドゲート38の一方の入力端子及びオアゲート39の一方の入力端子が接続されている。
アンドゲート38の出力側は、RSフリップフロップ40のセット端子Sに接続され、このRSフリップフロップ40の出力端子Qがオアゲート39の他方の入力端子に接続されている。
オアゲート39の出力側及びパルス幅変調用発振器35の出力側がアンドゲート42の2つの入力端子に個別に接続され、このアンドゲート42の出力側がゲートドライバ60に接続されている。
また、制御回路11は、FB端子が抵抗Rfbを介して内部電源回路33に接続され、フィードバック電圧Vfbを出力するフォトトランジスタ22bに電流を供給するように構成されている。また、FB端子には、フィードバック電圧Vfbが比較的小さい値の設定閾値電圧Vfbtを下回っているか否かを判定するフィードバック電圧判定回路43が接続されている。このフィードバック電圧判定回路43は、コンパレータで構成され、非反転入力端子に設定閾値電圧Vfbtが入力され、反転入力端子にフィードバック電圧が入力されている。このフィードバック電圧判定回路43では、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbtを上回っているときにハイレベルとなり、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbtを下回っているときにローレベルとなる判定信号をアンドゲート38の他方の入力端子に出力する。
さらに、コンパレータ46によるFB端子の電圧とCS端子の電圧の比較に際し、図7に示す従来の半導体制御装置ではFB端子の電圧からスロープ補償回路からの信号を減じていたのに対し、本実施の形態では、CS端子に加算回路44が接続されてCS端子の電圧にスロープ補償回路36からの補償信号を加算するようにしている。FB端子には、パルス幅保持部としてのフィードバック電圧クランプ回路45が接続されている。このフィードバック電圧クランプ回路45は、フィードバック電圧Vfbと出力信号Vfb_cpとの関係が、図4に示すように、フィードバック電圧Vfbがフィードバック電圧判定回路43の設定閾値電圧Vfbtより高い設定電圧Vfb1以上であるときには、フィードバック電圧Vfbの増加に比例してクランプ出力電圧Vfb_cpが増加するが、フィードバック電圧Vfbが設定電圧Vfb1未満となると、出力信号Vfb_cpが定電圧Vs1にクランプされる特性に設定されている。
ここで、フィードバック電圧クランプ回路45の具体的構成は、図5に示すように、構成されている。すなわち、フィードバック電圧クランプ回路45は、非反転入力端子にフィードバック電圧Vfbが入力されるオペアンプ45aと、内部電源回路33からの内部電源電圧が印加される電源端子45cと接地との間に直列に接続された第1抵抗R1及び分圧回路を構成する第2抵抗R2と第3抵抗R3の直列回路と、オペアンプ45aの出力端子と第1抵抗R1及び第2抵抗R2の接続点Xとの間に接続された第4抵抗R0と、第2抵抗R2及び第3抵抗R3の接続点に接続された出力端子toとを備えている。
そして、第4抵抗R0と接続点Xとの接続点がオペアンプ45aの反転入力端子に接続されている。
ここで、オペアンプ45aの電源電圧も内部電源回路33からの内部電源電圧とグランド電位が供給されていると仮定したときに、オペアンプ45aの出力可能電圧は、内部電源電圧である上限電圧とグランド(GND)電位である0〔V〕の下限電圧との間の電圧範囲となる。
このように仮定し、さらに内部電源電圧を3〔V〕とした場合に、第1抵抗R1及び第2抵抗R2の接続点Xの電圧VXは、以下のように算出することができる。
まず、オペアンプ45aの出力が内部電源電圧3〔V〕に達したときには、第1抵抗R1と第4抵抗R0とが並列に接続されているものと考えることができ、このときのフィードバック電圧クランプ回路45の出力電圧Voutの最大出力電圧Vomaxは、抵抗R0〜R3の抵抗値もR0〜R3で表すと、
Figure 0006569414
で表すことができる。したがって、電圧VXの最大値VXmaxは、
Figure 0006569414
で表すことができる。
一方、オペアンプ45aの出力が最低電圧0〔V〕に達したときに出力電圧Voutは最小値となり、その最小出力電圧Vominは、
Figure 0006569414
で表すことができる。したがって、VXmaxは、
Figure 0006569414
で表すことができる。
したがって、例えば第1抵抗R1〜第4抵抗R4の抵抗値が全て1〔Ω〕であるとすると、X点の最大電圧VXmax=(4/5)×3〔V〕となり、X点の最小電圧VXmin=(2/5)×3〔V〕となり、最大出力電圧Vomax=(2/5)×3〔V〕、最小出力電圧Vomin=(1/5)×3〔V〕となり、フィードバック電圧Vfbの下限側及び上限側で定電圧にクランプされることになる。
これら最大出力電圧Vomax及び最小出力電圧Vominのクランプ電圧は第1抵抗R1〜第4抵抗R0の抵抗値を選択することにより、任意に設定することができる。なお、オペアンプ45aの出力が内部電源電圧3Vより小さく、最低電圧0Vより大きいときは、オペアンプ45aの仮想短絡により電圧VXはフィードバック電圧Vfbに等しくなり、出力電圧Voutはフィードバック電圧Vfbを抵抗R1,R2で分圧した値となる。
フィードバック電圧クランプ回路45の出力側は、比較回路を構成するコンパレータ46の反転入力端子に接続され、このコンパレータ46の非反転入力端子は加算回路44の出力側に接続されている。したがって、コンパレータ46から、加算回路44の出力よりもクランプ出力信号Vfb_cpが大きいときにローレベル、加算回路44の出力よりもクランプ出力信号Vfb_cpが小さいときにハイレベルとなる比較信号が出力される。コンパレータ46の出力側はオアゲート47を介してRSフリップフロップ40のリセット端子Rに接続されている。
また、制御回路11は、LAT端子に電流を供給する定電流源50と、LAT端子の電圧が低下したことを検出してハイレベルの比較信号を出力するコンパレータ51と、このコンパレータ51の比較信号が入力され、この比較信号のハイレベルが所定時間継続したときにハイレベルのタイマ信号を出力するラッチタイマ回路52と、ラッチタイマ回路52のタイマ信号がセット端子SETに入力されるラッチ回路53とを備えている。このラッチ回路53の加熱保護時にハイレベルとなるラッチ信号がオアゲート47を介してゲートドライバ60のOFF端子に入力されるとともに、起動管理回路54のon端子に入力される。この起動管理回路54では、VCC端子の電源電圧を監視し、電源電圧が低下したときに起動信号を起動回路31に対してオアゲート34を介して出力する。
ここで、1ショット回路37、アンドゲート38、RSフリップフロップ40、オアゲート39、アンドゲート42、オアゲート47及びゲートドライバ60で駆動回路DRが構成されている。
また、制御回路11は、VH端子と接地との間に、Vh電圧を分圧する抵抗61及び62を備えている。これら抵抗61及び62の接続点がVH電圧検出回路63に接続され、このVH電圧検出回路63で検出したVh電圧を補正回路64で補正した補正電圧と、CS端子に供給される電流検出信号Viとが入力される過電流比較器65を備えている。過電流比較器65で過電流を検出したときに、ハイレベルの比較信号がオアゲート47を介してRSフリップフロップ40のリセット端子Rに入力される。
次に、上記実施形態の軽負荷時の動作について図6を伴って説明する。
この軽負荷時には、制御回路11のFB端子に入力されるフィードバック電圧Vfbは、図6(a)に示すように、時点t1から比較的緩やかに増加して時点t2で設定閾値電圧Vfbtを超えてから時点t4で上側ピーク値に達し、その後比較的急峻に減少して時点t6で設定閾値電圧Vfbtを超えて減少し、その後図示しないが下側ピーク値に達した後再度緩やかに増加することを繰り返す。
ここで、フィードバック電圧Vfbが時点t4以降急峻に減少する理由は、バースト動作に入るときは負荷が軽い状態なので、MOSFET7をスイッチングすることにより、出力電圧が急増し、フィードバック電圧Vfbが急減する。すなわち、負荷への電力供給が殆どない状態なので、一次側から二次側に送られるエネルギのほとんどがそのままコンデンサ21に蓄えられることから、MOSFET7の少しのスイッチング動作でコンデンサ21の電圧、すなわち二次側の出力電圧がすぐ増加する。二次側の出力電圧が上昇すると、シャントレギュレータ24すなわちフォトダイオード21aの通過電流量が多くなってフォトトランジスタ22bのオン抵抗が小さくなるので、フォトカプラ22の出力電圧であるフィードバック電圧Vfbが急減する。
そして、制御回路11のFB端子に入力されたフィードバック電圧Vfbはフィードバック電圧クランプ回路45で少なくともフィードバック電圧判定回路43の設定閾値電圧Vfbtより高い値より低い領域で図4に示すように定電圧Vs1にクランプされる。このフィードバック電圧クランプ回路45では、上述のようにレベルシフト機能(抵抗R2,R3による分圧)も兼ね備えていることから、フィードバック電圧Vfbの増加率に対して出力信号Vfb_cpの増加率が低くなるように設定されている。
したがって、フィードバック電圧クランプ回路45から出力される出力信号Vfb_cpは、図6(b)に示すように、フィードバック信号Vfbが定電圧Vs1(=上述のVXmin)を下回っている時点t1〜時点t3の区間では、上述の電圧Vominを維持し、時点t3を超えるとフィードバック電圧Vfbの増加率より低い増加率で増加し、時点t4で上側ピーク値に達した後、フィードバック電圧Vfbの減少率より低い減少率で減少し、時点t5でフィードバック電圧Vfbが定電圧Vs1に達することにより、以後フィードバック電圧Vfbの減少にかかわらず定電圧Vominを維持する。
一方、パルス幅変調用発振器35では、軽負荷時であるので、図3に示すように、フィードバック電圧Vfbに比例する周波数fの最大デューティ比を規定する信号Dmaxを出力しており、この信号Dmaxが1ショット回路37に供給されることにより、信号Dmaxの立ち上がりで比較的短いショットパルスを出力し、このショットパルスがアンドゲート38に供給される。
このとき、フィードバック電圧判定回路43では、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbt以下である時点t1〜時点t2間ではローレベルの比較信号をアンドゲート38に出力する。このため、アンドゲート38からはショットパルスが出力されず、RSフリップフロップ40はリセット状態を維持する。
この状態では、パルス幅変調用発振器35から出力される信号Dmaxがアンドゲート42に供給されるとともに、1ショット回路37から出力される1ショットパルスがオアゲート39を介してアンドゲート42に供給されるので、アンドゲート42から1ショットパルスがゲートドライバ60に出力される。このため、MOSFET7が1ショットパルスでオンオフ制御される。ここで、1ショットパルスがオアゲート39に入力されるのは、スイッチング素子7(MOSFET7)がオンするときのノイズでスイッチング素子が直ちにターンオフしてしまわないようにするためである。また、過電流比較器65で過電流を検出したときは、1ショットパルスのパルス幅でスイッチング素子がオンすることになるので、この幅はスイッチングノイズを防ぐ最小限のものとなっている。このパルス幅は、一次側から二次側へエネルギ転送が実質上できないほどの短時間である。
その後、時点t2で、フィードバック電圧Vfbが、図6(a)に示すように、設定閾値電圧Vfbtを上回ると、フィードバック電圧判定回路43の判定信号がハイレベルに反転する。この判定信号がアンドゲート38に供給されるので、このアンドゲート38から1ショット回路37から出力される1ショットパルスがRSフリップフロップ40のセット端子Sに供給され、このRSフリップフロップ40がセットされる。
その結果、RSフリップフロップ40の出力端子Qから出力されるハイレベルの出力信号がオアゲート39を介してアンドゲート42に供給され、このアンドゲート42からハイレベルの出力信号がゲートドライバ60へオン信号として供給される。このため、ゲートドライバ60から、図6(c)に示すように、オン状態のスイッチング制御信号がMOSFET7のゲートに出力され、MOFET7がターンオンされる。
このとき、MOSFET7がターンオンする際に、主回路の容量分の放電やゲート駆動電流などと寄生インダクタンスによって、電流検出信号の電圧が上昇する方向のサージ状の電流が発生する。このサージ状電流が発生することにより、コンパレータ46から出力される比較信号がハイレベルに反転し、この比較信号がRSフリップフロップ40のリセット端子Rに供給されることにより、このRSフリップフロップ40がリセットされてしまうことになる。
しかしながら、サージ状電流の発生時に、RSフリップフロップ40のセット端子Sには1ショットパルスが供給されており、RSフリップフロップ40ではセット信号が優先されるため、比較信号によるリセット信号が入力されてもセット状態を継続する。このため、MOSFET7のターンオン時のサージ状電流の影響を防止することができる。
その後、MOSFET7がオン状態となることにより、CS端子に入力される電流検出信号Viは、図6(b)に示すように、増加して行き、時点t2′で電流検出信号Viがフィードバック電圧クランプ回路45の出力信号Vfb_cpに到達すると、コンパレータ46からハイレベルの比較信号が出力される。この比較信号がRSフリップフロップ40のリセット端子Rに供給されるので、このRSフリップフロップ40がリセットされ出力端子Qから出力される出力信号がローレベルに反転する。このため、アンドゲート42の出力信号がローレベルとなって、ゲートドライバ60から出力されるスイッチング制御信号が図6(c)に示すようにローレベルに反転し、MOSFET7がターンオフされる。
その後、1ショットパルスが出力される毎に、上記と同様の動作を繰り返して順次電流検出信号Viがフィードバック電圧クランプ回路45の出力電圧Vfb_cpに到達する間のパルス幅のスイッチング制御信号が形成されて、MOSFET7がターンオン及びターンオフを繰り返す。
さらに、時点t5でフィードバック電圧クランプ回路45の出力信号Vfb_cpの減少が停止されて定電圧Vominとなる。したがって、この時点t5からフィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbtを下回る時点t6までの間に1ショットパルスが出力されると、これによって、RSフリップフロップ40がセットされて出力信号がハイレベルとなる。このため、ゲートドライバ60から図6(c)に示すスイッチング制御信号がMOSFET7のゲートに出力されることにより、MOSFET7がターンオンされる。
これにより、CS端子に供給される電流検出信号Viが図6(b)に示すように増加し、この電流検出信号Viがフィードバック電圧クランプ回路45の出力信号Vfb_cpの定電圧Vominに到達すると、コンパレータ46の比較信号がハイレベルとなって、RSフリップフロップ40がリセットされ、ゲートドライバ60から出力されるスイッチング制御信号がローレベルに反転し、MOSFET7がターンオフされる。
このとき、フィードバック電圧クランプ回路45から出力される出力信号Vfb_cpの最小電圧が定電圧Vominにクランプされているので、MOSFET7がターンオンして電流検出信号Viが増加し始めてから出力信号Vfb_cpに到達するまでの間に形成されるスイッチング制御信号のパルス幅が1ショットパルスより幅広であるスイッチング終了時最小パルス幅となる。このスイッチング制御信号終了時にはスイッチング終了時最小パルス幅より短いパルス幅は形成されることがないので、一次側から二次側へのエネルギ伝達が行われずにスイッチングロスだけ生じるようなことがなく、スイッチングロスを抑制して効率を向上させることができる。
しかも、スイッチング制御信号のスイッチング終了時最小パルス幅の設定がフィードバック電圧クランプ回路45でフィードバック電圧Vfbの少なくとも小電圧領域で且つ設定閾値電圧Vfbtより高い電圧で出力信号Vfb_cpが定電圧Vs1となるように設定するだけでよいので、スイッチング終了時最小パルス幅の設定を容易に行うことができる。
このように、軽負荷時には、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbtを上回っている区間でMOSFET7をスイッチング制御し、フィードバック電圧Vfbが設定閾値電圧Vfbtを下回っている区間でMOSFET7のスイッチングを停止することを繰り返すことになり、バースト動作となる。
重負荷時には、パルス幅変調用発振器35の発振周波数が高周波数で固定されるとともに、MOSFET7が連続してスイッチング動作される。
なお、上記実施形態においては、フィードバック電圧クランプ回路45にレベルシフト機能を兼用させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、フィードバック電圧クランプ回路45にレベルシフト機能を設けることなく、フィードバック電圧クランプ回路45の前段にレベルシフト回路を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、フィードバック電圧クランプ回路45をオペアンプ45a及び第1抵抗R1〜第4抵抗R0の4つの抵抗で構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、フィードバック電圧Vfbが設定電圧Vfb1より低い領域で接続点Xの電圧VXが零まで低下することがないように設定できれば、分圧回路を構成する第2抵抗R2及び第3抵抗R3の抵抗値によって決まる固定値にクランプすることができる。要は、スイッチング制御信号の最小パルス幅を負荷への電力供給に寄与できる最小パルス幅未満になることがないようにできればよいものである。
また、上記実施形態においては、フィードバック電圧Vfbをフィードバック電圧クランプ回路45で少なくとも最小電圧側をクランプすることにより、スイッチング制御信号のパルス幅がスイッチング終了時最小パルス幅より低下することを防止するようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、フィードバック電圧クランプ回路45を省略し、これに代えて電流検出信号Viの設定電圧以下への低下を抑制する電圧低下抑制回路を設けるようにしてもよい。この場合には、電流検出信号Viと設定電圧とを比較する比較回路を設け、フィードバック電圧Vfbと電流検出信号Viの大小関係が逆転したとしても、この比較回路で電流検出信号Viが設定電圧に達したことを検出するまではスイッチング素子へのスイッチング制御信号の出力を変化させずに継続するようにすればよい。例えば、比較回路で電流検出信号Viが設定電圧に達したことを検出するまで、コンパレータ46の出力がRSフリップフロップ40に伝達されないようにするブロック回路を設ける構成にすればこの動作を実現することができる。
1…交流電源、4…ダイオードブリッジ、6…フライバックトランス、L11…一次側巻線、L21…二次側巻線、L12…一次側補助巻線、7…スイッチング素子、8…電流検出抵抗、11…制御回路、22…フォトカプラ、23…シャントレギュレータ回路、27…負荷、24…シャントレギュレータ、31…起動回路、32…低電圧誤動作防止回路、33…内部電源回路、35…パルス幅変調用発振器、37…1ショット回路、40…RSフリップフロップ、43…フィードバック電圧判定回路、45…フィードバック電圧クランプ回路、45a…オペアンプ、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、R3…第3抵抗、R0…第4抵抗、46…コンパレータ、60…ゲートドライバ、DR…駆動回路

Claims (5)

  1. 入力電圧が印加されるトランスの一次側主巻線に直列に接続されたスイッチング素子をスイッチング制御し、当該トランスの二次側主巻線に生じた電圧を整流して負荷に対する出力電圧を得るスイッチング電源動作部と、
    前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、設定した出力設定電圧と前記出力電圧との誤差を表すフィードバック電圧が設定閾値を下回ったか否かを判定するフィードバック電圧判定回路と、前記フィードバック電圧に基づく信号と前記スイッチング素子の電流を電圧として検出する電流検出信号とを比較する比較回路と、前記フィードバック電圧に基づく周波数で発振する発振回路と、前記フィードバック電圧判定回路の判定結果、前記比較回路の比較信号及び前記発振回路の発振信号に基づいて前記スイッチング素子を制御するスイッチング制御信号を出力する駆動回路と、軽負荷時のスイッチング終了時における前記スイッチング制御信号のパルス幅を負荷への電力供給に寄与可能な最小パルス幅以上に保持するパルス幅保持部とを備えている
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記パルス幅保持部は、前記フィードバック電圧の少なくとも低電圧側をクランプした出力信号を形成するフィードバック電圧クランプ回路を備え、該フィードバック電圧クランプ回路の出力信号と前記スイッチング素子の電流を電圧として検出する電流検出信号とを前記比較回路で比較することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記フィードバック電圧クランプ回路は、前記フィードバック電圧が少なくとも前記フィードバック電圧判定回路の設定閾値以下であるときに定電圧にクランプすることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記フィードバック電圧クランプ回路は、前記フィードバック電圧が非反転入力端子に入力されるオペアンプと、所定電源電圧が入力される電源端子と接地との間に直列に接続された第1抵抗、第2抵抗及び第3抵抗と、前記オペアンプの出力端子と前記第1抵抗及び第2抵抗の接続点との間に接続された第4抵抗と、前記第2抵抗及び第3抵抗の接続点に接続された前記出力信号を出力する出力端子とを備えるとともに、前記第1抵抗及び第2抵抗の接続点の電位が前記オペアンプの反転入力端子に入力されていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記パルス幅保持部は、前記電流検出信号が設定電圧以上になるまで前記比較回路の出力を無効とする電圧低下抑制回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
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