JP4387244B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、スイッチング電源装置であり、特に、出力電圧電流特性として定電流垂下特性を持つ充電器用スイッチング電源装置に関するものである。
従来から、例えば充電器用の電源装置として、2次側制御回路を備えることで、負荷の変動に対して良好な出力特性である定電流垂下特性を有するスイッチング電源装置が、広く利用されている。
この充電器用のスイッチング電源装置では、バッテリーを定電流で充電するための、2次側定電流制御回路を構成して、定電流垂下特性を実現するのが一般的である。しかしながら、この2次側定電流制御回路には、消費電力の増加、コストアップや部品点数の増加という課題があり、これを解決するために、この2次側定電流制御回路を構成することなく定電流垂下特性を実現する必要性が高まっている。
特許文献1には、定電流動作時には、出力電圧が低下するにつれて、スイッチング素子を流れる電流のピーク値を低くすることにより、2次側定電流制御回路を構成することなしに、定電流垂下特性を実現するフライバック電源が公開されている。
特許文献1に開示された従来のスイッチング電源装置の構成例を図10に示す。図10において、101はスイッチング素子である。130はスイッチング素子101の制御回路であり、この制御回路130は、入出力部として、起動用電源入力部PIN、補助電源電圧入力部VCC、電流検出入力部CS、スイッチング素子駆動出力部OUT、制御回路のGND出力部GNDを持つ。
制御回路130は、スイッチング素子101をスイッチングさせる発振回路を備え、OUTによってスイッチング素子101のゲートを駆動させる。これにより、スイッチング素子101は周期を持ってスイッチングを行い、トランス140の1次巻線140Aのインダクタンスにより、スイッチング素子101を流れる電流IDSは入力電圧VINに比例した傾きを持つ三角波となる。
制御回路130は、抵抗102の電圧を検出する電流検出入力部CSの電圧によって、スイッチング素子101に流れる電流IDSを検出する。また、制御回路130はスイッチング素子101の過電流保護機能を持ち、電流IDSが電流リミットILIMITと呼ばれるIDSの最大値まで大きくなると、スイッチング素子101を自動的にオフさせる。
制御回路130は、VCC電圧(補助電源電圧入力部VCCの電圧)が一定電圧よりも高い時には、VCC電圧の上昇によってスイッチング素子101のオンデューティーを小さくする。また、VCC電圧が一定電圧よりも低い場合には、補助電源電圧入力部VCC端子へ流れ込む電流の低下により、IDSの最大値である電流リミットILIMITを低下させる。このとき、電流リミットILIMITは、出力電流IOを一定に保つため、補助電源電圧入力部VCC端子へ流れ込む電流の関数で変化する。
140はトランスであり、1次巻線140Aと、2次巻線140Bと、補助巻線140Cを有している。補助巻線140Cには、ダイオード131とコンデンサ134とで構成される整流平滑回路が接続され、半導体装置130の補助電源部、および出力電圧検出部として活用され、補助電源電圧入力部VCC端子へ入力される。
2次巻線140Bには、ダイオード150とコンデンサ151とで構成される整流平滑回路が接続され、負荷154へ接続される。
以上のように構成されたスイッチング電源装置について、図面を用いて以下にその動作を説明する。
図11は図10の各部の動作波形を説明したタイムチャートである。
VCC電圧が一定電圧よりも高い時には定電圧動作となり、VCC電圧の上昇によってスイッチング素子101のオンデューティーを小さくし、定電圧特性を実現する。さらに負荷が重くなって、スイッチング素子101を流れる電流IDSのピーク値が電流リミットILIMITまで大きくなり、出力電力が最大になることで、出力電圧VOが低下すると、この電圧に比例してVCC電圧が低下する。そして、VCC電圧が一定電圧よりも低い場合には、補助電源電圧入力部VCC端子へ流れ込む電流の低下により、IDSの最大値である電流リミットILIMITを低下させる。このとき、出力電流IOを一定に保つため、電流リミットILIMITは補助電源電圧入力部VCC端子へ流れ込む電流の関数で変化し、定電流特性が実現される。
ここで、この例に限らず、スイッチング素子101に過電流保護機能を設け、そこを流れる電流の最大値を設定することにより最大出力を決めて、それより重い負荷における出力電圧の低下を過負荷として検出し、そこから定電流動作とする方法は一般的ではあるが、実際の電源においては問題がある。
実際の回路においては、スイッチング素子101を流れる電流IDSのピーク値IDpeakは電流リミットILIMITに比べて大きくなる。これは、図12(a)に示すように、制御回路130がスイッチング素子101を流れる電流を検出してからスイッチング素子101をオフさせるまでに、過電流保護遅れ時間Tdと呼ばれる一定の遅れ時間が存在するためである。
図12(a)には入力電圧VINが異なる場合のスイッチング素子101を流れる電流IDSの波形を示したが、入力電圧VINが異なる場合には、スイッチング素子101を流れる電流IDSの電流波形の傾きが異なるのに対してTdは変化しないため、必然的にTd期間における電流値の伸びが変化する。このため、同じ電流リミットILIMITでもIDpeakは入力電圧VINによって変化する。つまり、入力電圧VINが高いときには、IDSの傾きが大きく、IDpeakも大きくなり、入力電圧VINが低くなるときには、IDSの傾きが小さく、IDpeakも小さくなる。
これにより、高い入力電圧VINでは、同じILIMITでもIDpeakが高くなり、最大の出力電力Poが大きくなる。これは過負荷の検出が重負荷側に移動することを意味し、これにより定電流垂下特性における出力電流IOが大きくなる。
図3(b)には、このような常に一定の電流リミットILIMITを採用した時の定電流垂下特性を示した。非連続モードの場合の出力電力Poは
Po=A×L×IDpeak2×fosc (式1)
(A:定数、L:トランス140の1次巻線のインダクタンス、fosc:発振周波数)
であり、IDpeakが一定であれば、入力電圧VINが変化しても出力電力Poは一定となるが、上記したような理由により、入力電圧VINによりIDpeakが変化し、出力電流IOが変化してしまう。これが、スイッチング電流の最大値によって過負荷を検出する場合の問題点である。
上記した特許文献1では、この問題点を解決するための機能を提案している。図13に示すようにスイッチング素子101がオンしてからの一定時間、電流リミットILIMITがオン時間Tonにリニアに上昇し、その後、スイッチング素子101がオンした時の値まで低下するように変化させる機能を制御回路130が備えている。この電流リミットILIMIT上昇時の傾きを適当な値によって設定することによって、入力電圧VINが高くIDSの傾きが大きい時には、ILIMITが低くなり、入力電圧VINが低くIDSの傾きが小さい時には、ILIMITが高くなる。図12(b)に示すように、このような鋸型の電流リミットILIMITにより入力電圧VINによるIDSの最大値IDpeakの変化を小さくすることが出来る。
この鋸型のIDSの電流リミットILIMITにより、結果的に過負荷の検出が一定に近くなり、定電流特性時の出力電流値IOの変化を抑えることができる。
特開2003−189612号公報
しかしながら、この一定の過電流保護遅れ時間Tdに対して、どのようなIDSの傾きにおいても、IDpeakを一定にしようとすると、電流リミットILIMITの時間変化は時間に対してリニアではなくなる。厳密な計算によれば、IDpeakを一定にする電流リミットILIMITは、時間tに対して
ILIMIT=IDpeak×(t−Td)/t (式2)
で表される変化をする必要がある。また、この式における t は、スイッチング素子がオンしてからの時間である。図14のILIMIT1は、Td=150nsの時に、IDpeakが入力電圧によらず1アンペアになる電流リミットILIMITである。これによると、このILIMIT1は、1次時間微分係数を正、2次時間微分係数を負とする、単純増加、上に凸な関数となり、リニアな時間変化を行わない。
また、ILIMIT2はスイッチング素子のオン時間Tonが1.0〜4.5μsの範囲で変化する時に、IDpeakの誤差が±3%程度になるように設定された時間tに対してリニアに変化する電流リミットILIMITである。ここで、Tonとはスイッチング素子がオンしている期間を表し、厳密には、スイッチング素子がオンしてから、IDSがILIMITまで大きくなった後、Tdだけ遅れてスイッチング素子がオフするまでの時間を言う。IDpeak2は、このILIMIT2を電流リミットILIMITとした時の、実際の電流IDSのピーク値IDpeakである。
このように、リニアな時間変化を行うILIMITでも、あるTonの範囲内ではIDpeakの入力電圧依存性を小さくすることができる。例に挙げたTonの範囲(1.0〜4.5μs)は、4.5倍の範囲であり、例えばワールドワイド入力(AC85〜282V)の入力電圧範囲に十分対応することができる。
ただし、過電流保護遅れ時間Tdに対して、Tonが短い時、つまりTd/Tonが大きい時には、IDpeakの入力電圧依存性を小さくすることは難しい。このため、Tdが長いこと、Tonが短いことはリニアな時間変化を行うILIMITで、IDpeakの入力依存性を小さくすることには不利となる。このことは、例に挙げた図14中のILIMIT2を採用した時のIDpeak2が、Tonが1μs以下の時には、著しく1Aから外れていることからも分かる。
特許文献1では、ILIMITを小さくすることにより、二次側に供給されるエネルギーを小さくして、定電流特性を実現しているが、結果的にIDpeakが小さくなり、Tonが短くなる。
上記したように、時間に対してリニアに変化する鋸型のILIMITでは、オン時間が短くなるとIDpeakは著しく変化するので、このようにILIMITを小さくすることによって定電流動作を実現する場合には、出力電流IOを入力電圧VINと負荷の重さの変動に対して一定にするのは非常に困難になる。図12(c)には、定電流動作時に電流リミットILIMITが低下し、IDpeakが低下した時のIDS波形を示したが、このように、ILIMITの傾きを図12(b)の場合と同じにした場合では、入力電圧VIN、つまりIDS波形の傾きの変化によって、IDpeakが変化する。
さらに、このILIMITが低下するにつれて、ILIMITの傾きを大きくすることにより、IDpeakの変化を小さくすることができるが、前述したようにTonがTdに比べて小さい時には広い入力電圧範囲に対応できなくなる。
このために、定電流動作時に、鋸型のILIMITを低下させて制御を行う方法では、図3(c)に示すような定電流垂下特性となり、出力電圧VOが低下した時に入力電圧VINによって出力電流IOが変化してしまうと予想される。
そこで、本発明は、上記した課題に対し、スイッチング素子のオン時のデューティ比が小さくなっても、良好な定電流垂下特性の得られるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明のスイッチング電源装置は、トランスと、トランスの1次巻線と直列に接続され、1次巻線を介して入力電圧が印加されるスイッチング素子と、トランスの2次巻線と接続され、2次巻線に発生する2次側電圧を整流し且つ平滑化することにより出力電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、スイッチング素子の動作を制御する制御回路とを備え、制御回路は、スイッチング素子をオンオフ動作させるスイッチング信号を発生する発振回路と、スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路で検出された電流値がスイッチング素子を流れる電流の最大値に達したときにスイッチング信号のスイッチング素子への入力を停止させるスイッチング信号制御回路と、スイッチング素子を流れる電流の最大値がスイッチング素子の各オン期間内でオンしている時間長に応じて大きくなるようにする回路構成部と、出力電圧生成回路で生成される出力電圧が所定の第1の閾値以下のときに出力電圧の増減に応じて発振回路で発生するスイッチング信号の周波数を増減させる周波数可変回路とを有している。
この構成により、出力電圧が第1の閾値以下の時には、ほぼ一定の出力電流を供給することができ、2次側に定電流制御回路を設けることなく、出力電圧が低下した時でも入力電圧によって出力電流が変化しない良好な定電流垂下特性を簡単に得ることができる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、トランスと、トランスの1次巻線と直列に接続され、1次巻線を介して入力電圧が印加されるスイッチング素子と、トランスの2次巻線と接続され、2次巻線に発生する2次側電圧を整流し且つ平滑化することにより出力電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、スイッチング素子の動作を制御する制御回路とを備え、制御回路は、スイッチング素子をオンオフ動作させるスイッチング信号を発生する発振回路と、スイッチング素子に流れる電流を検出し、その検出値をスイッチング素子の各オン期間内でオンしている時間長に応じて小さくなるように補正する電流検出補正回路と、電流検出補正回路で検出および補正された電流の最大値を、出力電圧生成回路の出力電圧値の増加・減少に応じて減少・増加するように決定するクランプ回路と、電流検出補正回路で検出および補正された電流値がクランプ回路で決定される電流の最大値に達したときにスイッチング信号のスイッチング素子への入力を停止させるスイッチング信号制御回路と、出力電圧生成回路で生成される出力電圧が所定の第1の閾値以下のときに出力電圧の増減に応じて発振回路で発生するスイッチング信号の周波数を増減させる周波数可変回路とを有している。
この構成によると、電流検出補正回路にてスイッチング素子に流れる電流の検出値をスイッチング素子の各オン期間内でオンしている時間長に応じて小さくなるように補正することは、結果として、スイッチング素子を流れる電流の最大値がスイッチング素子の各オン期間内でオンしている時間長に応じて大きくなるようにすることと等価であり、先述の発明と同様、出力電圧が第1の閾値以下の時には、ほぼ一定の出力電流を供給することができ、2次側に定電流制御回路を設けることなく、出力電圧が低下した時でも入力電圧によって出力電流が変化しない良好な定電流垂下特性を簡単に得ることができる。
また、本発明において、トランスは、2次側電圧と比例した1次側電圧を発生する補助巻線を有し、補助巻線と接続され、補助巻線に発生する1次側電圧を整流し且つ平滑化することにより補助電源電圧を生成する補助電源電圧生成回路を設け、周波数可変回路は、補助電源電圧生成回路で生成される補助電源電圧が出力電圧の第1の閾値に対応する所定の第2の閾値以下のときに補助電源電圧の増減に応じて発振回路で発生するスイッチング信号の周波数を増減させるように構成してもよい。
また、本発明において、スイッチング素子と制御回路とが同一半導体基板上に形成された半導体装置からなるように構成することにより、省スペース化、低コスト化を実現できる。
また、本発明において、半導体装置は、クランプ回路で決定される電流の最大値のレベルを可変にするための端子を有することが好ましく、これにより半導体装置の電流リミットを可変とすることで定電流動作時の出力電流を自由に設定できる。
本発明によれば、2次側に定電流制御回路を設けることなく、スイッチング素子のオン時のデューティ比が小さく、出力電圧が低下した時でも入力電圧によって出力電流が変化しない良好な定電流垂下特性を簡単に得ることができる。
また、スイッチング素子と制御回路を1つの半導体装置として構成することにより、省スペース化、低コスト化を実現できる。そしてさらに半導体装置の電流リミットを可変とすることで定電流動作時の出力電流を自由に設定できる。
以下、本発明の実施の形態のスイッチング電源装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態のスイッチング電源装置の一例を示すブロック図である。この図1において、30はスイッチング電源制御用半導体装置であり、スイッチング素子1とその制御回路から構成されている。
半導体装置30は、外部端子として、スイッチング素子1の入力端子DRAIN(以下、DRAIN端子という)、補助電源電圧入力端子VCC(以下、VCC端子という)、内部回路電源端子VDD(以下、VDD端子という)、フィードバック信号入力端子FB(以下、FB端子という)、過電流保護値可変端子CL(以下、CL端子という)、スイッチング素子1の出力端子および制御回路のグランド端子GND(以下、GND端子という)の6端子を備えている。
2は、半導体装置30の内部回路電源を供給するためのレギュレータで、起動電流をVCC端子へ流すためのスイッチ2Aと、起動電流をVDD端子へ流すためのスイッチ2Bと、VCC端子からVDD端子へ電流を供給するためのスイッチ2Cを備えている。
3は、起動用の回路電流を供給するための起動用定電流源であり、起動時にスイッチ2Aを介してVCC端子へ起動電流を供給する。また、起動後にVCC端子電圧が一定電圧以下のときは、スイッチ2Bを介してVDD端子へ回路電流を供給する。
7は、半導体装置30の起動/停止を制御するための起動/停止回路であり、VDD端子の電圧を検出し、VDD端子電圧が一定電圧以下のときは、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる信号を、NAND回路5へ出力する。
6は、スイッチング素子1に流れる電流を検出するためのドレイン電流検出回路であり、検出した電流を電圧信号に変換して、比較器8へ信号を出力する。11は、フィードバック信号制御回路であり、FB端子に入力される電流信号を電圧信号に変換して、クランプ回路12を経由して、比較器8へ信号を出力する。クランプ回路12は、この電圧信号の最大値を決定し、これがドレイン電流の最大値を決定し、スイッチング素子1の過電流保護として機能する。また、この最大値は電源の最大出力電力を決定する。比較器8は、フィードバック信号制御回路11からの出力信号と、ドレイン電流検出回路6からの出力信号が等しくなったときに、RSフリップフロップ回路10のリセット端子へ信号を出力する。
14は、VCC電圧検出回路であり、VCC端子電圧を検出し、起動/停止回路7、発振周波数可変回路15に信号を送る。15は発振周波数可変回路であり、VCC端子電圧が一定電圧以下の時には、VCC端子電圧に応じて発振周波数低下信号を、発振回路9へ出力し、結果的に発振周波数はVCC端子電圧にリニアに変化する。
9は発振回路であり、スイッチング素子1の最大デューティサイクルを決める、最大デューティサイクル信号9Aと、スイッチング素子1の発振周波数を決める、クロック信号9Bを出力する。また、発振周波数可変回路15から発振周波数低下信号が入力されると、VCC端子電圧と比例して発振周波数が小さくなる。最大デューティサイクル信号9Aは、NAND回路5と、ドレイン電流検出可変回路13へ入力され、クロック信号9Bは、RSフリップフロップ回路10のセット端子へ入力される。
13はドレイン電流検出可変回路であり、発振回路9からの最大デューティサイクル信号9Aに応じて、ドレイン電流の検出値を変化させることにより、鋸型の電流リミットの時間変化を実現する。
NAND回路5へは、起動/停止回路7の出力信号と、最大デューティサイクル信号9Aと、RSフリップフロップ回路10の出力信号が入力される。NAND回路5の出力信号は、ゲートドライブ回路4へ入力され、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
また、40はトランスであり、1次巻線40Aと、2次巻線40Bと、1次側補助巻線40Cを有している。
1次側補助巻線40Cには、ダイオード31とコンデンサ32とで構成される整流平滑回路が接続され、半導体装置30の補助電源部として活用され、VCC端子へ入力される。また、1次側補助巻線40Cは、出力電圧VOを発生する2次巻線40Bの定数倍の電圧波形を発生するため、平滑コンデンサ32の両端には出力電圧VOの定数倍の電圧が発生し、VCC電圧検出回路14によって検出される。33は、VDD端子電圧の安定化用コンデンサである。34は、制御信号を2次側から1次側へ伝達するための制御信号伝達回路であり、フォトトランジスタ34Aと、フォトダイオード34Bから構成される。フォトトランジスタ34Aのコレクタは、VDD端子と接続され、フォトトランジスタ34Aのエミッタは、FB端子と接続される。
2次巻線40Bには、ダイオード50とコンデンサ51とで構成される整流平滑回路が接続され、負荷54へ接続される。シャントレギュレータ57は、抵抗52と抵抗53により出力電圧VOを分圧した電圧を検出し、2次側出力電圧VOが一定になるようにフォトダイオード34Bに流れる電流を制御する。
このスイッチング電源装置では、2次巻線40Bと極性が同じため出力電圧VOの定数倍の電圧波形を発生する1次側補助巻線40Cが発生する電圧をVCC電圧検出回路14により検出することで、過負荷時にドレイン電流ピークが電流リミットまで大きくなることで、出力電圧VOが低下し、VCC端子電圧が一定電圧以下になったところから周波数をVCC端子の電圧、及び出力電圧VOにリニアに低下させることにより、定電流垂下特性を実現することができる。
また、前述したように、スイッチング素子1のオン期間において、電流リミットILIMITが増加する時間変化をさせる場合には、電流検出遅れ時間Tdに対してオン時間Tonがある程度大きい、ある範囲内では、スイッチング素子1を流れるドレイン電流IDSのピーク値IDpeakの入力電圧VINによる変化を小さくすることができる。
また、鋸型の電流リミットILIMITにより、スイッチング素子1のオン時間が電流検出遅れ時間Tdに対してある程度大きいTonの範囲内ではIDpeakをほぼ一定にでき、さらに定電流動作時には周波数のみを変化させるため、Tonが小さくならないためIDpeakが一定となり、全ての出力電圧VOの範囲でも出力電流IOが入力電圧VINにより変化しない、精度の高い定電流垂下特性を実現することができる。
以上のように構成された、スイッチング電源装置の動作を、図1〜図3を用いて説明する。図2は、図1の各部の動作波形を説明したタイムチャートであり、図3(a)はこの構成により得られる出力電圧電流特性図である。
図1において、入力端子には、たとえば商用の交流電源が整流平滑されてつくられる、直流電圧VINが入力される。直流電圧VINは、トランス40の1次巻線40Aを介して、半導体装置30のDRAIN端子に印加される。そして、起動用定電流源3で作られる起動電流が流れ、レギュレータ2内のスイッチ2Aを介して、コンデンサ32を充電し、VCC端子の電圧が上昇する。また、レギュレータ2内のスイッチ2Cは、VDD端子電圧が一定電圧になるように動作するため、起動電流の一部は、スイッチ2Cを介してVDD端子に接続されたコンデンサ33を充電し、VDD端子の電圧も上昇する。レギュレータ2内のスイッチ2Bは、起動後の状態において、起動直後や過負荷時など、VCC端子電圧が一定値以下のときに、スイッチング動作のオフ期間中に導通し、VCC端子電圧が不足してもVDD端子電圧が低下しないようにしている。
VCCおよびVDD端子電圧が上昇し、VDD端子電圧が起動/停止回路7で設定された起動電圧に達すると、スイッチング素子1のスイッチング動作が開始される。スイッチング動作が開始されると、トランス40の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線40B、1次側補助巻線40Cに電流が流れる。
2次巻線40Bに流れる電流は、ダイオード50とコンデンサ51により整流平滑されて、直流電力となり、負荷54に電力を供給する。スイッチング動作が繰り返されることで、出力電圧VOが徐々に上昇し、抵抗52、抵抗53と、シャントレギュレータ57で設定された電圧に達すると、シャントレギュータ57により、フォトダイオード34Bに流れる電流が増加する。そして、フォトトランジスタ34Aに流れる電流が増加し、FB端子に流れ込む電流も増加する。FB端子電流が増加すると、比較器8に入力される電圧が低下するため、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSが小さくなる。このような負帰還がかかることで、出力電圧VOは安定化される。
1次側補助巻線40Cに流れる電流は、ダイオード31とコンデンサ32により整流平滑されて、半導体装置30の補助電源として活用され、VCC端子に電流を供給する。VDD端子電圧が一度起動電圧に達すると、レギュレータ2内のスイッチ2Aはオフとなるため、起動後の半導体装置30の電源は、1次側補助巻線40Cから供給されるようになる。1次側補助巻線40Cの極性は、2次巻線40Bと同一のため、VCC端子電圧は出力電圧VOに比例した電圧となる。ただし、VCC端子電圧が一定電圧以下のときは、レギュレータ2内のスイッチ2Bが導通可能となるため、このときは起動電流がスイッチ2Bを介してVDD端子に供給されることで、VDD端子電圧が安定化される。
出力電圧VOが安定化された後、負荷54に流れる出力電流IOを増加させていくと、出力電圧VOが低下し、フォトダイオード34Bに流れる電流は減少する。そしてフォトトランジスタ34Aに流れる電流が減少し、FB端子へ流れ込む電流も減少するため、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSは大きくなる。そして、FB端子に流れ込む電流量がさらに減少し、フィードバック信号制御回路11の出力電圧が大きくなり、その信号がクランプ回路12によってクランプされると、スイッチング素子1を流れるドレイン電流IDSが設定された電流リミット値となり、出力電力が最大値になり出力電圧VOは低下し始める。
また、制御回路30の定電圧源であるCL端子とGNDの間に挿入された抵抗35を流れる電流値によって、この電流リミットILIMITのレベルが変化する。
図8には発振回路9とドレイン電流検出可変回路13のタイムチャートを示した。
ドレイン電流検出可変回路13は発振回路9から最大デューティサイクル信号9Aが入力され、最大デューティサイクル信号9AがHの時に、この回路内部のコンデンサに電流が充電され、最大デューティサイクル信号9AがLの時に、コンデンサに電流が放電されることにより、電圧信号Vcap2が作られ、これが電流信号Islopeに変換されてドレイン電流検出回路6に入力され、この信号により、電流リミットILIMITは図8に示すような時間変化をし、図13とは異なるものの、スイッチング素子のオン期間中に電流リミットILIMITが増加するという条件を満たす鋸型の電流リミットが形成される。
電流リミットILIMITがこのような時間変化をするため、この出力電力が最大となったときの、電流検出遅れ時間Tdを考慮した実際のドレイン電流ピーク値IDpeakは、TonがTdと比較してある程度大きい時には、入力電圧VINによらずほぼ一定となる。このため、この電源の最大出力電力は、入力電圧VINによらず一定になり、過負荷となる出力電流IOも入力電圧VINによらず一定となる。
前述の繰り返しになるが、図14のILIMIT2はTd=150ns、IDpeak=1Aとした場合に、Ton=1.0〜4.5μsでIDpeakの変化が±3%以内になるILIMITの時間変化である。このTonの範囲は4.5倍であり、ワールドワイド入力(AC85〜282V)に対応できる。また、このTonの範囲(Ton=1.0〜4.5μs)は、例えばスイッチング周波数を100kHzとした場合には、オンデューティーが10〜45%であり、非連続モードの電源として十分使用可能なオンデューティーの範囲であるため、制御回路部を汎用性の高い半導体装置とすることも可能となる。
そして、VCC端子電圧が低下し一定電圧以下になると、発振周波数可変回路15が作動を開始し、周波数低下信号IFLを発振回路9へ出力する。
図9には、発振周波数低下に関する信号のタイムチャートを示した。図9に示すように、電流IFLはVCC端子電圧が低下するにつれてリニアに増加する。この電流IFLが発振周波数foscを決定する発振回路9の内部コンデンサの充放電基準電流Itrim1を減少させ、電流Itrim1は、図に示すようにVCC端子電圧が低下するにつれてリニアに低下する。そして、この結果、VCC端子電圧の低下とともに発振周波数foscはリニアに低下する。
ここで、非連続モードの場合の出力電力は
A×L×IDpeak2×fosc=VO×IO (式3)
(A:定数、L:トランス40の1次巻線のインダクタンス)
で表されるため、IDpeakが変化しない時には、出力電圧VOと発振周波数foscがリニアに変化すれば出力電流IOは常に一定となる。
さらに、特許文献1に開示された例とは違い、周波数は低下するもののILIMITのレベルは変化しないため、出力電圧VO及びVCC端子電圧が低下した時にもTonは変化しない。このため、定電流動作領域においても、スイッチング素子のオン期間にリニアに増加するILIMITに対して、入力電圧VINによってIDpeakが変化しないTonの範囲内に、オン時間Tonを保つことができる。これにより、定電流動作領域においても、入力電圧VINによって出力電流IOが変化することはなく、図3(a)のような定電流特性を実現することができる。
以下には、これらの構成例を実現する内部回路の例を説明する。
図4には、ドレイン電流検出回路6と、フィードバック信号制御回路11、クランプ回路12、比較器8からなる、定電圧制御時のフィードバック制御と電流リミットの決定及び、ドレイン電流の検出の回路構成の一例を示した。
FB端子から入力される電流IFBは11Aと11Bからなるカレントミラー回路と抵抗13Cにより、電流IFBが大きい時ほど低い電圧が、電流IFBが小さい時ほど高い電圧がクランプ回路12に入力される。この電圧はクランプ回路12により、ある電圧以下にクランプされ、比較器8に入力される。このクランプ電圧により電流リミットが決定される。
図5には、ドレイン電流検出可変回路13の構成の一例を示した。充放電回路13Aは、発振回路9より入力される最大デューティサイクル信号9AがHの時には、コンデンサ13Bを一定の電流で充電し、最大デューティサイクル信号9AがLの時には、コンデンサ13Bを放電する。図8には、このドレイン電流検出可変回路13の各部のタイムチャートを示した。このときのコンデンサにかかる電圧Vcap2の時間変化は、図8に示すような非連続的な三角波となる。このVcap2はバイポーラトランジスタ13C、13Dと抵抗13Eにより電流信号に変化され、13Fと13Gからなるカレントミラー回路、13Hと13Iからなるカレントミラー回路により、この電流信号の定数倍の大きさの電流信号Islopeとして、ドレイン電流検出回路6に入力される。
ドレイン電流検出回路6は、スイッチング素子1のドレイン電流IDSを電圧信号Vrefに変換する。また、Vrefは抵抗6Aと抵抗6Bの間の電圧値である。ここで、スイッチング素子1のドレインの電圧は、図4から、
RON×IDS=Vref×(R1+R2)/R2+Islope×R1 (式4)
(RON:スイッチング素子1のオン抵抗値、R1,R2:抵抗6A,6Bの抵抗値)
であり、IDSは次のように表される。
IDS={(R1+R2)×Vref+R1×R2×Islope}/(RON×R2)
(式5)
そして、このVrefが、クランプ回路12から比較器8に入力される電圧Vgと同じになるとき、スイッチング素子1がオフされる。この時のドレイン電流をIDSFBとすると、次のように表される。
IDSFB={(R1+R2)×Vg+R1×R2×Islope}/(RON×R2)
(式6)
クランプ回路12により決定されるVgの最大値VgMAXにより、電流リミットILIMITが決定され、次のように表される。
ILIMIT={(R1+R2)×VgMAX+R1×R2×Islope}
/(RON×R2) (式7)
このため、Islopeが図8のように時間変化するときには、ILIMITはスイッチング素子がオンしている間上昇する、図8のような変化をする。
また、クランプ回路12は抵抗35の抵抗値により決まるCL端子電流ICLの大きさが大きくなると、そのクランプ電圧が低下し、電流リミットLIMITのレベルも下がる。
図6に発振回路9の構成例を示し、図8には、このタイムチャートを示した。この回路は、充放電回路9Cが作る三角波信号Vcapを、クロック信号変換回路9Eが最大デューティサイクル信号9Aとクロック信号9Bに変換する構成になっている。
充放電回路9Cには充放電基準電流Itrim1が注入され、このItrim1の定数倍の電流値で容量9Dを充電し、Vcapがある電圧(Vref1)に達すると、Itrim1の定数倍の電流値で容量9Dは放電される。また、Vcapがある電圧(Vref2)に達すると、容量9Dが充電され始める。
この三角波信号Vcapの周波数がスイッチング素子の発振周波数foscとなるため、発振周波数foscは充放電基準電流Itrim1に比例する。
クロック信号変換回路9Eは、充放電回路9Cが容量9Dを充電する期間をH、逆に放電する期間をLとして、図8に示したような最大デューティサイクル信号9A(MAX DUTY)を作成して、NAND回路5とドレイン電流検出回路13に出力し、また、充放電回路9Cが容量9Dを充電する時にHのパルスを発生する信号としてクロック信号9Bを作成し、図8に示したようなクロック信号9B(CLOCK)を作成して、RSフリップフロップ回路10に出力する。
図7には、VCC電圧検出回路14と発振周波数可変回路15から構成されるVCC端子電圧によって発振周波数が低下する回路の構成の一例を示した。また、図9(a)には、このタイムチャートを示した。
VCC電圧検出回路14の抵抗14A、抵抗14B、抵抗14CによりVCC端子電圧を検出し、VCC端子電圧が一定電圧(VCC_A)以下になったときには、PchMOSFET15Gがオンし、反転増幅器15Aが作動し始める。この反転増幅器15Aには、抵抗14A、抵抗14B、抵抗14Cにより出力されるVCCの定数倍の電圧が入力され、ある電圧値Vref3と比較され、その差の反転成分が増幅率=1で出力されるものとする。
すると、この反転増幅器15Aの出力電流VFLは次のように表される。
VFL=Vref3−B×VCC (式8)
(B:定数、Vref3:任意の値の基準電圧)
さらに、抵抗15Dを流れる電流をIFL1とすると、
IFL1=VFL/R3 (式9)
(R3:抵抗15Dの抵抗値)
と表される。この電流IFL1は15Eと15Fからなるカレントミラー回路と、15Hと15Iからなるカレントミラー回路により、定数倍された電流IFLとなり、次のように表される。
IFL=VFL/R3×C
=(Vref3−B×VCC)×C/R3
=Vref3×C/R3−(B×C/R3)×VCC (式10)
(C:定数)
定電流動作時には、基準電流Itrimより作られた電流Itrim2から電流IFLを引くことでItrim1を減らし、容量9Dの充放電電流を減らし、発振周波数foscを低下させる。このとき、R3と定数B、Cを
B=Vref3/VCC_A (式11)
R3=Vref3×C/Itrim2 (式12)
という関係にすることで、VFL、IFL、Itrim1の変化は図9(a)のようになり、Itrim1はVCC端子電圧に対して、リニアに変化するため、図9(b)のように発振周波数fsocもVCC端子電圧に対してリニアに変化するようになる。
なお、この例では、VCC端子の電圧によって出力電圧を検出し、その電圧に対してスイッチング素子1の発振周波数foscを変化させているが、例えば、半導体装置に定電圧の端子を追加し、その端子とVCC端子の間に抵抗を挿入し、その端子に注入される電流により出力電圧を検出して、その電流の変化とともに発振周波数foscを変化させる方法など、出力電圧を検出し、その電圧に対して発振周波数foscを低下させているものであれば、他の方法でも構わない。
また、この例では、ドレイン電流検出をスイッチング素子1のオン抵抗を利用することにより行っているが、例えば、スイッチング素子1とシリーズに挿入された抵抗を利用してドレイン電流の検出を行う方法など、ドレイン電流の検出ができるものであれば、どのようのな方法であるかは、この発明の効果に影響を与えない。
さらに、この例では、ドレイン電流検出回路6によるドレイン電流検出値が、スイッチング素子1がオンしている期間内でオンしている時間長に応じて小さくなるように補正されることにより、結果として、スイッチング素子1がオンしている期間内に、オンしている時間長に応じて電流リミットILIMITが大きくなるような構成にしているが、逆に、クランプ回路12の形成するクランプ電圧を、スイッチング素子1がオンしている期間内でオンしている時間長に応じて大きくなるように変化させる方法など、結果的にスイッチング素子1がオンしている期間内に、オンしている時間長に応じて電流リミットILIMITを大きくすることができれば、どのような構成であっても同様な効果が得られることは明らかである。
また、このスイッチング電源の構成例、内部回路の構成はあくまでも一例であり、他の構成であっても、請求項の内容を満たすものであれば構わない。
本発明のスイッチング電源装置は、2次側の制御ICを用いることなく良好な定電流垂下特性を実現することができ、小型軽量化、及び低コスト化された充電器等に有用である。
本発明の実施の形態のスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態のスイッチング電源装置の動作を示すタイムチャート スイッチング電源装置における出力電圧電流特性を示す図であり、(a)は本発明の実施の形態のスイッチング電源装置における出力電圧電流特性、(b)は電流リミットが時間変化しないスイッチング電源装置における出力電圧電流特性、(c)は従来のスイッチング電源装置における出力電圧電流特性を示す図 本発明の実施の形態のスイッチング電源装置のフィードバック信号制御回路及び、ドレイン電流検出回路の一例を示す図 本発明の実施の形態のスイッチング電源装置のドレイン電流検出可変回路の一例を示す図 本発明の実施の形態のスイッチング電源装置の発振回路の一例を示す図 本発明の実施の形態のスイッチング電源装置のVCC電圧検出回路、及び発振周波数可変回路の一例を示す図 本発明の実施の形態のスイッチング電源装置の発振回路及び、過電流リミットのタイムチャート (a)は本発明の実施の形態のスイッチング電源装置の発振周波数可変回路のタイムチャート、(b)は本発明の実施の形態のスイッチング電源装置のVCC端子電圧と発振周波数foscの関係を示す図 従来のスイッチング電源装置における制御回路の一構成例を示す図 従来のスイッチング電源装置の動作を示すタイムチャート スイッチング電源装置の電流リミットILIMITとスイッチング素子電流ピーク値IDpeakと入力電圧VINの関係を示す図であり、(a)は電流リミットILIMITに時間変化のないスイッチング電源装置での関係を示す図、(b)は従来のスイッチング電源装置での関係を示す図、(c)は定電流動作時の従来のスイッチング電源装置での関係を示す図 従来のスイッチング電源装置の電流リミットの時間変化を示す図 スイッチング素子電流ピーク値IDpeakを一定にする電流リミットの時間変化を示す図
符号の説明
1 スイッチング素子
2 レギュレータ
2A、2B、2C スイッチ
3 起動用定電流源
4 ゲートドライブ回路
5 NAND回路
6 ドレイン電流検出回路
6A、6B 抵抗
7 起動/停止回路
8 比較器
9 発振回路
9A 最大デューティサイクル信号
9B クロック信号
9C 充放電回路
9D 容量
9E クロック信号変換回路
10 RSフリップフロップ回路
11 フィードバック信号制御回路
11A、11B NchMOSFET
11C 抵抗
12 クランプ回路
13 クランプ電圧可変回路
13A 充放電回路
13B コンデンサ
13C PNPトランジスタ
13D NPNトランジスタ
13F、13G PchMOSFET
13H、13I NchMOSFET
14 P型MOSFET
14A、14B、14C 抵抗
14D 比較器
15A 反転増幅器
15B PNPトランジスタ
15C NPNトランジスタ
15E、15F、15G、15J、15K PchMOSFET
15H、15I NchMOSFET
15L 定電流源
30 スイッチング電源用半導体装置
31 ダイオード
32、33 コンデンサ
34 制御信号伝達回路
34A フォトトランジスタ
34B フォトダイオード
35、52、53、55、56 抵抗
40 トランス
40A 1次巻線
40B 2次巻線
40C 補助巻線
50 ダイオード
51 コンデンサ
54 負荷
57 シャントレギュレータ
101 スイッチング素子
130 制御回路
131 ダイオード
132、134 コンデンサ
133 抵抗
140 トランス
140A 1次巻線
140B 2次巻線
140C 補助巻線
150 ダイオード
151 コンデンサ
154 負荷

Claims (5)

  1. トランスと、
    前記トランスの1次巻線と直列に接続され、前記1次巻線を介して入力電圧が印加されるスイッチング素子と、
    前記トランスの2次巻線と接続され、前記2次巻線に発生する2次側電圧を整流し且つ平滑化することにより出力電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、
    前記スイッチング素子の動作を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子をオンオフ動作させるスイッチング信号を発生する発振回路と、
    前記スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路で検出された電流値が前記スイッチング素子を流れる電流の最大値に達したときに前記スイッチング信号の前記スイッチング素子への入力を停止させるスイッチング信号制御回路と、
    前記スイッチング素子を流れる電流の最大値が前記スイッチング素子の各オン期間内でオンしている時間長に応じて大きくなるようにする回路構成部と、
    前記出力電圧生成回路で生成される前記出力電圧が所定の第1の閾値以下のときに前記出力電圧の増減に応じて前記発振回路で発生するスイッチング信号の周波数を増減させる周波数可変回路とを有したスイッチング電源装置。
  2. トランスと、
    前記トランスの1次巻線と直列に接続され、前記1次巻線を介して入力電圧が印加されるスイッチング素子と、
    前記トランスの2次巻線と接続され、前記2次巻線に発生する2次側電圧を整流し且つ平滑化することにより出力電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、
    前記スイッチング素子の動作を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子をオンオフ動作させるスイッチング信号を発生する発振回路と、
    前記スイッチング素子に流れる電流を検出し、その検出値を前記スイッチング素子の各オン期間内でオンしている時間長に応じて小さくなるように補正する電流検出補正回路と、
    前記電流検出補正回路で検出および補正された電流の最大値を、前記出力電圧生成回路の出力電圧値の増加・減少に応じて減少・増加するように決定するクランプ回路と、
    前記電流検出補正回路で検出および補正された電流値が前記クランプ回路で決定される電流の最大値に達したときに前記スイッチング信号の前記スイッチング素子への入力を停止させるスイッチング信号制御回路と、
    前記出力電圧生成回路で生成される前記出力電圧が所定の第1の閾値以下のときに前記出力電圧の増減に応じて前記発振回路で発生するスイッチング信号の周波数を増減させる周波数可変回路とを有したスイッチング電源装置。
  3. 前記トランスは、前記2次側電圧と比例した1次側電圧を発生する補助巻線を有し、
    前記補助巻線と接続され、前記補助巻線に発生する前記1次側電圧を整流し且つ平滑化することにより補助電源電圧を生成する補助電源電圧生成回路を設け、
    前記周波数可変回路は、前記補助電源電圧生成回路で生成される前記補助電源電圧が前記出力電圧の前記第1の閾値に対応する所定の第2の閾値以下のときに前記補助電源電圧の増減に応じて前記発振回路で発生するスイッチング信号の周波数を増減させるようにした請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチング素子と前記制御回路とが同一半導体基板上に形成された半導体装置からなる、請求項1、2または3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記半導体装置は、前記クランプ回路で決定される電流の最大値のレベルを可変にするための端子を有する請求項4に記載のスイッチング電源装置。
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