JP4882362B2 - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、シートクッションに対してシートバックを傾斜させるための車両用シートリクライニング装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シートリクライニング装置は、内歯(25a)を有するアッパプレート(2)と、複数のポール(50,60)が径方向に移動可能に装着されたロアプレート(1)とを備え、回転軸周りに設けたカム(40)の回転により、アッパプレートの内歯とポールの外歯(54,64)とを噛合又は解除することで、ロアプレートに対するアッパプレートの回動を規制又は許容している。これにより、シートクッションに対するシートバックの回動が規制又は許容され、シートバックを乗員着座等に好適な所要の傾斜角度に調整・保持することができる。
また、アッパプレートの内歯を形成する凹部(25)には、その内径よりも縮小された内径を有して同心で更に凹設された凹部(26)が形成されている。そして、この凹部(26)には、その内周面から径方向内側に突出する第1ストッパ部(27a)及び第2ストッパ部(27b)が所定角度をおいて形成されている。一方、特定の1つのポール(50)には凸部(51)が形成されており、この凸部の回転軸を中心とする周方向一側又は他側の端面に第1又は第2ストッパ部の対向面が当接されることで、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度、即ちシートクッションに対するシートバックの回動角度が所定角度に保持されるようにしている。
さらに、凹部(26)には、特定の1つのポールが配置される側の第1及び第2ストッパ部間の所定の角度範囲でこれら第1及び第2ストッパ部よりも小さい突出長で内周面から径方向内側に突出する規制部(28)が形成されている。当該ポールの凸部が規制部と径方向で対向している状態では、該凸部の径方向外側の端面が規制部の対向面に当接されることで、アッパプレートの内歯と噛合するためのポールの径方向への移動が規制され、ロアプレートに対するアッパプレートの回動が許容されたままとなる。つまり、この規制部は、ロアプレートに対するアッパプレートの回動の許容状態が維持される角度範囲、即ちシートクッションに対するシートバックの回動の許容状態が維持される角度範囲を規定している。従って、シートクッションに対するシートバックの回動角度は、上述した角度範囲を除いた範囲で保持可能となる。
特開2003−379号公報
ところで、特許文献1では、2種類のポール(50,60)を要することになり、部品の品目数の増大を余儀なくされる。また、上述したロアプレートに対するアッパプレートの回動の許容状態の維持等は、アッパプレートと特定の1つのポール(50)との係合のみによって実現されており、残りのポール(60)は、特定の1つのポールのカム孔(56)に突起(47)が挿入されることでこれと係合するカム(40)を介して制御されている。従って、残りのポールは、そのカム孔(66)に挿入される突起(47)との間のクリアランスの範囲で径方向に移動可能となり、例えばロアプレートに対するアッパプレートの回動が許容される状態であるにも関わらず、その外歯(64)がアッパプレートの内歯と干渉するなどして操作性が悪くなる可能性がある。
本発明の目的は、部品の品目数の増大を抑制することができる車両用シートリクライニング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1〜4に記載の発明は、シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に保持される第1プレートと、内歯を有して該第1プレートに回動自在に支持されシートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に保持される第2プレートと、前記内歯に径方向で対向する外歯を有して前記第1プレートに等角度間隔で配設され、径方向への移動に伴い前記内歯と前記外歯とが噛合又は解除されて前記第2プレートの前記第1プレートに対する回動を規制又は許容する複数のポールとを有する車両用シートリクライニング装置において、前記複数のポールにそれぞれ設けられた第1凸部と、前記各第1凸部の径方向外側に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第1凸部が当接されることで前記内歯と前記外歯とを噛合不能にする規制部と、前記複数のポールにそれぞれ設けられた第2凸部と、前記各第2凸部の周方向に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第2凸部に当接されることで前記第1プレートに対する前記第2プレートの回動角度を所定角度に保持するストッパ部とを有することを要旨とする。
記構成によれば、前記各ポールの第1凸部が規制部に当接されることで、前記内歯と前記外歯とが噛合不能にされ、前記第1プレートに対する前記第2プレートの回動の許容状態が維持される。一方、前記各ポールの第2凸部にストッパ部が当接されることで、前記第1プレートに対する前記第2プレートの回動角度が所定角度に保持される。この場合、前記複数のポールの全てが同一形状とされるため、上述した第1及び第2プレートの回動動作の実現のために複数種類のポールが必要とされることはなく、部品の品目数の増大が抑制される。
また、請求項に記載の発明は、前記第2プレートは、前記内歯の内周側で軸方向に円形に凹設された凹部を有し、前記規制部及び前記ストッパ部は、前記凹部の内周面からそれぞれ径方向内側に突出形成され、前記規制部は、前記ストッパ部として兼用されてなり、前記第2凸部は、前記第1凸部の周方向一側に連続して該第1凸部よりも径方向外側に突出形成されている
同構成によれば、前記規制部は、前記ストッパ部として兼用されることで、前記第2プレートの形状がより簡易化される。
また、請求項に記載の発明では、前記第2プレートは、前記内歯の内周側で軸方向に円形に凹設された第1凹部と、該第1凹部の内周側で軸方向に円形に更に凹設された第2凹部とを有し、前記規制部及び前記ストッパ部は、前記第1及び第2凹部のいずれか一方及び他方の内周面からそれぞれ径方向内側に突出形成されている
同構成によれば、前記規制部及び前記ストッパ部は、軸方向の位置が互いに異なるように前記第2プレートに形成される。従って、前記第1凸部と前記規制部との当接、及び、前記第2凸部と前記ストッパ部との当接も互いに異なる軸方向の位置でそれぞれ行われる。このため、各当接に係る動作(第1プレートに対する第2プレートの回動の許容状態の維持、若しくは、第1プレートに対する第2プレートの回動角度の所定角度への保持)の互いの干渉が好適に抑制される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記複数のポールにそれぞれ半抜きにて成形されたカム穴と、前記各カム穴に挿入される突起を有し、回転に伴い該突起でカム穴を押圧して各ポールを径方向に移動させるカムとを備え、前記第1凸部は、前記カム穴を形成する半抜きの外壁面にて形成されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記第1凸部は、前記カム穴を形成する半抜きの外壁面にて形成されていることで、例えば前記第1凸部及び前記カム穴を個別に配置・形成する場合に比べて前記ポールの形状がより簡易化される。
また、請求項に記載の発明では、前記第2プレートは、前記内歯の内周側で軸方向に円形に凹設された第1凹部と、該第1凹部の内周側で等角度間隔に軸方向に円弧状に更に凹設されて前記各第2凸部が挿入される第2凹部とを有し、前記規制部は、前記第1凹部の内周面から径方向内側に突出形成され、前記ストッパ部は、前記各第2凸部の周方向に対向される前記第2凹部の内壁面によって形成されている
同構成によれば、前記規制部及び前記ストッパ部(第2凹部)は、軸方向の位置が互いに異なるように前記第2プレートに形成される。従って、前記第1凸部と前記規制部との当接、及び、前記第2凸部と前記ストッパ部との当接も互いに異なる軸方向の位置でそれぞれ行われる。このため、各当接に係る動作(第1プレートに対する第2プレートの回動の許容状態の維持、若しくは、第1プレートに対する第2プレートの回動角度の所定角度への保持)の互いの干渉が好適に抑制される。
請求項1乃至に記載の発明では、部品の品目数の増大を抑制することができる車両用シートリクライニング装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面に従って説明する。
図1及び図2は、自動車などの車両に搭載される車両用シートリクライニング装置を示す分解斜視図及び断面図である。なお、車両用シートリクライニング装置は、基本的に図1〜図2で示される構造を、車両シートの幅方向で一対で備えており、ここでは車両の前方に向かって右側に配置される構造を代表して示している。従って、以下の説明は、各側に配置される構造に共通のものとして、右側に配置される構造を代表して説明する。
図2に示したように、車両用シートリクライニング装置は、シートクッションの骨格をなす金属板からなるシートクッションフレーム11を備えるとともに、このシートクッションフレーム11には、シートバックの骨格をなす金属板からなるシートバックフレーム12が、ロック機構20を介して回転軸Oを中心に回動可能に連結されている。なお、上記ロック機構20は、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動を規制する状態と許容する状態とを切り替えるためのもので、基本的にシートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動規制状態を保持する。
次に、上記ロック機構20について説明する。
前記シートクッションフレーム11の内側面に溶接にて固着される第1プレートとしてのロアプレート21は、金属板の半抜き(ハーフブランキング)により成形されたもので、図1に示したように、中央部に貫通孔21aを有するリング状に形成されている。なお、上記ロアプレート21には、貫通孔21aに連続してその径方向外側に凹設された係止孔21bが形成されている。
また、上記ロアプレート21には、シートクッションフレーム11の反対側において円形に凹設された凹部22が形成されている。そして、この凹部22には、その底壁から突出する複数(3つ)の凸部23が等角度(120度)間隔で形成されている。なお、各凸部23は、周方向に2分される2つの成形部23a,23bからなるとともに、隣接する凸部23との間で平行になるように径方向に平坦に伸びる側面23cを有している。そして、上記ロアプレート21は、各隣接する側面23c間において径方向に伸びるガイド溝24を形成している。
図2に示したように、前記シートバックフレーム12の内側面に溶接にて固着されるアッパプレート26は、金属板の半抜きにより成形されたもので、前記凹部22の内径と同等の外径を有するとともに中央部に軸挿通孔26aを有するリング状に形成されている。このアッパプレート26は、その外周面が前記凹部22の内周面と摺接するように装着されている。すなわち、アッパプレート26は、ロアプレート21に軸支されている。これにより、前記シートバックフレーム12は、ロアプレート21及びアッパプレート26(ロック機構20)を介してシートクッションフレーム11に対し回動可能に連結されている。
上記アッパプレート26には、シートバックフレーム12の反対側(ロアプレート21側)において軸挿通孔26aと同心で軸方向に円形に凹設された凹部27が形成されている。そして、この凹部27の内周面には内歯27aが形成されている。アッパプレート26がロアプレート21に装着された状態では、前記ガイド溝24の径方向に内歯27aが対向する。また、上記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された凹部28が形成されている。
図3に示したように、上記アッパプレート26は、凹部28の内周面28aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)のストッパ部としての第1ストッパ部28bを有している。また、上記アッパプレート26は、周方向で各隣接する第1ストッパ部28b間に配置されるように、凹部28の内周面28aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)のストッパ部としての第2ストッパ部28cを有している。これら第1及び第2ストッパ部28b,28cの径方向内側への突出長は互いに同等に設定されている。さらに、上記アッパプレート26は、各第2ストッパ部28cの周方向一側(図3において反時計回転方向の側)に連続する態様で、凹部28の内周面28aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)の規制部28dを有している。規制部28dの径方向内側への突出長は、第2ストッパ部28cの径方向内側への突出長よりも短く設定されている。つまり、第2ストッパ部28c及び規制部28dは、階段状をなすように径方向内側に突出形成されている。
図2に示したように、アッパプレート26がロアプレート21に装着された状態において、これらの外周部には、金属板からなるリング状のホルダ29が装着されており、ロアプレート21及びアッパプレート26は、このホルダ29により相対回動が許容された状態で軸方向に抜け止めされている。
アッパプレート26がロアプレート21に装着された状態において、前記凹部22と凹部27,28とで形成される内部空間には、金属板の半抜きにより成形されたカム31が回転軸Oを中心に回転可能に収容されている。図1に示したように、このカム31は、等角度(120度)間隔で径方向に伸びる複数(3つ)のカム部31aを有するとともに、各カム部31aには、軸方向と平行にアッパプレート26側に突出するピン状の突起31bが形成されている。また、上記カム31は、前記貫通孔21aの内径よりも小さい外径を有して軸方向一側(ロアプレート21側)に円柱状に突設された突壁部31cを備えるとともに、この突壁部31cともどもその中央部を軸方向に貫通する断面扁平円形状(小判形状)の嵌合孔31dが形成されている。さらに、図2に示したように、上記突壁部31cには、径方向と並行に伸びて嵌合孔31d側に開口する溝部31eが形成されている。
図1に示したように、前記各ガイド溝24には、その周方向の幅よりも若干小さい幅を有して矩形の板状に形成されたポール32が配置されるとともに、各ポール32の先端部は、前記凸部23の側面23cと摺接することで径方向の移動が案内されている。また、各ポール32の先端部には、前記アッパプレート26の内歯27a(図2参照)と噛み合う外歯32aが形成されるとともに、各ポール32の基端部には、厚さ方向に貫通するカム穴32bが形成されている。このカム穴32bは回転軸Oを中心とする周方向に対して傾斜しており、ポール32はカム穴32bに前記カム31の突起31bが挿入されることでこれと係合する。
さらに、図2に示したように、各ポール32には、外歯32aとカム穴32bとの間において軸方向の段差部が設定されるとともに、この段差部の径方向に対向する端面はポールカム面32cを形成している。このポールカム面32cは、ポール32の側面を横切るように、且つ、外歯32aのピッチ円に対して傾斜角を持つように伸びている。ポール32は、ポールカム面32cに前記カム部31aの先端面が当接することでこれと係合する。
すなわち、ロアプレート21及びアッパプレート26間(内部空間)にカム31及びポール32が収容された状態においてカム31が一側(図1において時計回転方向)に回動するとき、ポール32はカム穴32bがカム31の突起31bに押圧されることでガイド溝24に沿って径方向に引き込むように移動する。このとき、ポール32の外歯32aとアッパプレート26の内歯27aとの噛み合いが解除されることで、同アッパプレート26はロアプレート21に対して回動可能になる。そして、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態が設定される。
一方、カム31が他側(図1において反時計回転方向)に回動するとき、ポール32はカム穴32bがカム31の突起31bに押圧され、且つ、ポールカム面32cがカム部31aの先端面に押圧されることでガイド溝24に沿って径方向に飛び出すように移動する。このとき、ポール32の外歯32aとアッパプレート26の内歯27aとが噛み合い、同アッパプレート26はロアプレート21に対して回動不能になる。そして、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態が設定される。
ここで、図2に示したように、上記カム穴32bの形成されたポール32の基端部は、外歯32aの形成された先端部に対し上述した段差分だけ軸方向にずれており、その径方向に前記凹部28の内周面28aが対向する。そして、ポール32の先端部には、上記段差分で凹部28側に形成される空間を利用して第1凸部及び第2凸部としての凸部32dが軸方向と平行に突出形成されている。つまり、この凸部32dの軸方向の位置は、上記内周面28aの軸方向の位置と重合している。図3に示したように、前記ポール32は、周方向で各隣接する第1ストッパ部28b及び規制部28d間に配置されており、同ポール32が前述の態様で径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、上記凸部32dの径方向外側の先端面32eは、前記内周面28aよりも径方向内側に、且つ、前記規制部28dの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている(図3(a)参照)。
一方、上記ポール32が前述の態様で径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、上記凸部32dの先端面32eは、前記規制部28dの径方向内側の先端面よりも径方向内側に、且つ、前記第1及び第2ストッパ部28b,28cの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置される(図3(b)参照)。従って、前記ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動角度は、同ロアプレート21に配設される各ポール32の凸部32dの周方向に対向される前記第1又は第2ストッパ部28b,28cが当接されることで対応する所定角度に保持される(図3(b)(c)参照)。
特に、図3(b)に示したように、第2ストッパ部28cが凸部32dの近傍に配置されている状態では、前記規制部28dは、凸部32dの先端面32eに対向されている。従って、この状態では、ポール32は、凸部32dが規制部28dに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動の許容状態が維持される。
なお、図3(b)に示したように、ポール32(凸部32d)によりアッパプレート26の図示反時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最前方に回動する前倒れの状態に相当する。一方、図3(c)に示したように、ポール32(凸部32d)によりアッパプレート26の図示時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最後方に回動する後倒れの状態に相当する。つまり、前倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動の許容状態が維持され、シートバックフレーム12の後方への回動が許容されている。一方、後倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動が規制され、シートバックフレーム12の回動角度が堅固に保持されている。
図1に示したように、前記ロアプレート21の中央部、即ち前記貫通孔21aの内周側には、略四角形の一定断面を有する線材を渦巻き状に曲成してなるスプリング33が収容されている。このスプリング33は内周側から外周側に向かって図示反時計回転方向に巻回されている。そして、外周側に配置されたその一端33aは、径方向外側に屈曲して前記ロアプレート21の係止孔21bに挿通・係止されるとともに、内周側に配置されたその他端33bは、径方向内側に屈曲して前記カム31の溝部31eに挿通・係止される(図2参照)。なお、上記スプリング33は、前記嵌合孔31dを軸方向に開放するようにカム31の回転軸O周り、即ち突壁部31cの外周側に巻回されている。このスプリング33は、ロアプレート21に対してカム31が他側(図1において反時計回転方向)に回動するように、即ちロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態が設定される側に付勢する。
従って、上記カム31は、スプリング33の付勢力により、基本的に各ポール32を介してロアプレート21に対するアッパプレート26の回動規制状態を保持し、シートクッションフレーム11に対するシートバックフレーム12の回動規制状態を保持する。そして、カム31は、スプリング33に抗してロアプレート21に対し図示時計方向に回動するときに、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態へと切り替える。なお、カム31の操作力が解放されたとき、前記規制部28dがポール32の凸部32dの先端面32eに対向されていると、スプリング33の付勢力に関わらずロアプレート21に対するアッパプレート26の回動の許容状態が維持されることは既述のとおりである。
前記シートクッションフレーム11、スプリング33の収容されたロアプレート21の貫通孔21a、カム31の嵌合孔31d及びアッパプレート26の軸挿通孔26aに順次、挿通される金属棒からなる連結軸34は、外側に延出するフランジ34aを有するとともに、このフランジ34aから軸方向一側(シートクッションフレーム11側)に突設され前記嵌合孔31dに嵌合する断面扁平円形状(小判形状)の嵌合部34bと、同嵌合部34bに連続して軸方向一側に更に突設された連結部34cとを一体的に備える。なお、上記連結軸34は、軸挿通孔26aから突出するその先端部に環状のプッシュナット35が装着されることで、前記シートクッションフレーム11に近接するフランジ34aとの間で軸方向に位置決めされている。このとき、上記嵌合部34bは、前記嵌合孔31dの軸方向の位置に合わせて配置され(図2参照)、カム31と一体回転するように連結されている。
また、この連結軸34は、その連結部34cにおいて、対をなす反対側の連結軸34の対応する連結部34cと一体回転するように連結されている。従って、両側の連結軸34が連動して回転することで、各対応する連結軸34の嵌合部34bと嵌合孔31dにおいて嵌合する両側のカム31も一体回転する。
さらに、前記連結軸34は、フランジ34aから軸方向他側(シートクッションフレーム11の反対側)に突設された取付部34dを一体的に備えるとともに、図1に示した一側の連結軸34には、取付部34dが挿通されて当該連結軸34と一体回転するように連結された操作レバー36が取着されている。この操作レバー36は、連結軸34を介して両側のカム31を、スプリング33に抗してロアプレート21に対し図示時計方向に回動させるための操作力、即ちロアプレート21に対するアッパプレート26の回動許容状態へと切り替えるための操作力を入力するためのものである。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記各ポール32の凸部32dが規制部28dに当接されることで、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能にされ、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動の許容状態が維持される。一方、前記各ポール32の凸部32dに第1ストッパ部28b又は第2ストッパ部28cが当接されることで、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動角度が各対応する所定角度に保持される。この場合、前記複数のポール32の全てが同一形状とされるため、上述したロアプレート21及びアッパプレート26の回動動作の実現のために複数種類のポールが必要とされることはなく、部品の品目数の増大を抑制することができる。そして、ひいてはコストを削減することができる。
(2)本実施形態では、前記ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動の許容状態(アンロック状態)の維持に際し、前記各凸部32d及び規制部28dが同時に当接され、全てのポール32の外歯32aとアッパプレート26の内歯27aとが個別に噛合不能にされる。従って、ポール32の外歯32aとアッパプレート26の内歯27aとの干渉をより確実に防止し、良好な操作性を得ることができる。
(3)本実施形態では、前記ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動角度の所定角度での保持状態においては、前記各凸部32d及びストッパ部(第1又は第2ストッパ部28b,28c)が同時に当接されることになるため、当該状態の保持を複数の凸部32d及びストッパ部で分担して行うことができる。従って、前記ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動角度の所定角度での保持をより堅固に行うことができる。
(4)本実施形態では、前記ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動の許容状態(アンロック状態)を維持するための第1凸部(凸部32d)が、ロアプレート21に対するアッパプレート26の回動角度を所定角度に保持するための第2凸部として兼用されることで、ポール32の形状をより簡易化することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態について図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、ポールに、ロアプレートに対するアッパプレートの回動の許容状態を維持するための凸部(第1凸部)と、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度を所定角度に保持するための凸部(第2凸部)とを個別に設け、アッパプレートの規制部をストッパ部として兼用にしたことが第1の実施形態と異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図4は、本実施形態のアッパプレート41及びポール42を概略的に示す正面図である。同図に示されるように、アッパプレート41の前記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された凹部43が形成されている。そして、上記アッパプレート41は、凹部43の内周面43aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)の規制部及びストッパ部としての係合部43bを有している。
一方、前記ロアプレート21のガイド溝24に配置されるポール42は、周方向で各隣接する係合部43b間に配置されており、前記カム穴32bの形成された基端部と前記外歯32aの形成された先端部との間の中間部44は、同基端部に略面一となる態様で先端部に対し軸方向にずれている。そして、中間部44の径方向に前記凹部43の内周面43aが対向する。つまり、この中間部44の軸方向の位置は、上記内周面43aの軸方向の位置と重合している。この中間部44は、周方向一側(図4において時計回転方向の側)に円弧状の外周面44aを有するとともに、同外周面44aの周方向他側(図4において反時計回転方向の側)に連続して同外周面44aよりも径方向外側に突出形成された第1凸部44b及び第2凸部44cを有している。第1凸部44bの径方向外側への突出長は、第2凸部44cの径方向外側への突出長よりも短く設定されている。つまり、第1及び第2凸部44b,44cは、階段状をなすように径方向外側に突出形成されている。
図4(a)に示したように、ポール42が径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、前記外周面44aは、前記係合部43bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に、且つ、前記第1凸部44bの径方向外側の先端面は、前記係合部43bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に、且つ、前記第2凸部44cの径方向外側の先端面は、前記内周面43aよりも径方向内側に配置されている。
一方、上記ポール42が径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、前記第1凸部44bの径方向外側の先端面は、前記係合部43bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に、且つ、前記第2凸部44cの径方向外側の先端面は、前記係合部43bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置される(図4(b)参照)。従って、前記ロアプレート21に対するアッパプレート41の回動角度は、同ロアプレート21に配設される各ポール42の第2凸部44cの周方向に対向される前記係合部43bが当接されることで対応する所定角度に保持される(図4(b)(c)参照)。
特に、図4(b)に示したように、係合部43bが第1凸部44b側で第2凸部44cの近傍に配置されている状態では、前記係合部43bは、第1凸部44bの先端面に対向されている。従って、この状態では、ポール42は、第1凸部44bが係合部43bに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート21に対するアッパプレート41の回動の許容状態が維持される。
なお、図4(b)に示したように、ポール42(第2凸部44c)によりアッパプレート41の図示反時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最前方に回動する前倒れの状態に相当する。一方、図4(c)に示したように、ポール42(第2凸部44c)によりアッパプレート41の図示時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最後方に回動する後倒れの状態に相当する。つまり、前倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート41の回動の許容状態が維持され、シートバックフレーム12の後方への回動が許容されている。一方、後倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート41の回動が規制され、シートバックフレーム12の回動角度が堅固に保持されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(3)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記ロアプレート21に対するアッパプレート41の回動の許容状態(アンロック状態)を維持するための規制部(係合部43b)が、ロアプレート21に対するアッパプレート41の回動角度を所定角度に保持するためのストッパ部として兼用されることで、アッパプレート41の形状をより簡易化することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態について図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、ロアプレートに対するアッパプレートの回動の許容状態を維持するための凸部(第1凸部)及びこれと係合する規制部と、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度を所定角度に保持するための凸部(第2凸部)及びこれと係合するストッパ部とを軸方向の位置が互いに異なるように配置・形成したことが第1及び第2の実施形態と異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態の車両用シートリクライニング装置を示す断面図であり、図6は、アッパプレート51及びポール52を概略的に示す正面図である。同図に示されるように、アッパプレート51の前記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された第1凹部53が形成されている。そして、図6に示したように、上記アッパプレート51は、第1凹部53の内周面53aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)のストッパ部53bを有している。また、上記第1凹部53には、ストッパ部53bの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された第2凹部54が形成されている。そして、上記アッパプレート51は、第2凹部54の内周面54aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)の規制部54bを有している。規制部54bは、その周方向中央部の角度位置がストッパ部53bの周方向中央部の角度位置に一致するように配置・形成されており、同規制部54bの周方向の幅は、ストッパ部53bの周方向の幅よりも大きく設定されている。また、規制部54bの径方向内側への突出長は、ストッパ部53bの径方向内側への突出長よりも短く設定されている。
一方、前記ロアプレート21のガイド溝24に配置されるポール52は、周方向で各隣接するストッパ部53b間に配置されており、前記カム穴32bの形成された基端部と前記外歯32aの形成された先端部との間の中間部55は、同基端部に略面一となる態様で先端部に対し軸方向にずれている(図5参照)。そして、中間部55の径方向に前記第1凹部53の内周面53aが対向する。つまり、この中間部55の軸方向の位置は、上記内周面53aの軸方向の位置と重合している。
上記中間部55の周方向一側(図6において時計回転方向の側)には、前記第2凹部54側に形成される空間を利用して第1凸部55aが軸方向と平行に突出形成されている。つまり、この第1凸部55aの軸方向の位置は、上記内周面54aの軸方向の位置と重合している(図5参照)。また、この中間部55は、円弧状の外周面55bを有するとともに、同外周面55bの周方向中央部から径方向外側に突出形成された第2凸部55cを有している。
図6に示したように、前記ポール52が径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、上記第1凸部55aの径方向外側の先端面は、前記内周面54aよりも径方向内側に、且つ、前記規制部54bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。また、上記第2凸部55cの径方向外側の先端面は、前記内周面53aよりも径方向内側に、且つ、前記ストッパ部53bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。さらに、前記外周面55bは、前記ストッパ部53bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に配置されている。
一方、上記ポール52が径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、前記第1凸部55aの径方向外側の先端面は、前記規制部54bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に、且つ、前記第2凸部55cの径方向外側の先端面は、前記ストッパ部53bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置される。従って、前記ロアプレート21に対するアッパプレート51の回動角度は、同ロアプレート21に配設される各ポール52の第2凸部55cの周方向に対向される前記ストッパ部53bが当接されることで対応する所定角度に保持される。
特に、ストッパ部53bが第1凸部55a側で第2凸部55cの近傍に配置される状態では、前記規制部54bは、第1凸部55aの先端面に対向される。従って、この状態では、ポール52は、第1凸部55aが規制部54bに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート21に対するアッパプレート51の回動の許容状態が維持される。
なお、ポール52(第2凸部55c)によりアッパプレート51の図示反時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最前方に回動する前倒れの状態に相当する。一方、ポール52(第2凸部55c)によりアッパプレート51の図示時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最後方に回動する後倒れの状態に相当する。つまり、前倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート51の回動の許容状態が維持され、シートバックフレーム12の後方への回動が許容されている。一方、後倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート51の回動が規制され、シートバックフレーム12の回動角度が堅固に保持されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(3)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記規制部54b及び前記ストッパ部53bは、軸方向の位置が互いに異なるように前記アッパプレート51に形成される。従って、前記第1凸部55aと前記規制部54bとの当接、及び、前記第2凸部55cと前記ストッパ部53bとの当接も互いに異なる軸方向の位置でそれぞれ行われる。このため、各当接に係る動作(ロアプレート21に対するアッパプレート51の回動の許容状態の維持、若しくは、ロアプレート21に対するアッパプレート51の回動角度の所定角度への保持)の互いの干渉を好適に抑制することができる。
(第4の実施形態)
以下、本発明を具体化した第4の実施形態について図面に従って説明する。なお、第4の実施形態は、前記カム31の突起31bが挿入されるポールのカム穴を厚さ方向に貫通させることなく半抜きにて成形するとともに、このカム穴を形成する半抜きの外壁面にてロアプレートに対するアッパプレートの回動の許容状態を維持するための凸部(第1凸部)を形成したことが第3の実施形態と異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図7は、本実施形態の車両用シートリクライニング装置を示す断面図であり、図8は、アッパプレート61及びポール62を概略的に示す正面図である。同図に示されるように、アッパプレート61の前記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された第1凹部63が形成されている。そして、図8に示したように、上記アッパプレート61は、第1凹部63の内周面63aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)のストッパ部63bを有している。また、上記第1凹部63には、ストッパ部63bの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された第2凹部64が形成されている。そして、上記アッパプレート61は、第2凹部64の内周面64aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)の規制部64bを有している。規制部64bは、その周方向中央部の角度位置がストッパ部63bの周方向中央部の角度位置に一致するように配置・形成されており、同規制部64bの周方向の幅は、ストッパ部63bの周方向の幅よりも大きく設定されている。また、規制部64bの径方向内側への突出長は、ストッパ部63bの径方向内側への突出長と同等に設定されている。
一方、前記ロアプレート21のガイド溝24に配置されるポール62は、周方向で各隣接するストッパ部63b間に配置されており、その基端部には、半抜きにて成形されたカム穴62aが形成されている。このカム穴62aは回転軸Oを中心とする周方向に対して傾斜しており、ポール62はカム穴62aに前記カム31の突起31bが挿入されることでこれと係合する。
ここで、図7に示したように、上記カム穴62aの形成されたポール62の基端部は、外歯32aの形成された先端部に対し軸方向にずれており、その径方向に前記第1凹部63の内周面63aが対向する。また、図9(a)(b)に併せ示したように、上記ポール62の基端部には、カム穴62aを形成する半抜きの外壁面にて形成される第1凸部65が形成されている。この第1凸部65は、前記第2凹部64側に形成される空間を利用して軸方向と平行に突出形成されている。つまり、この第1凸部65の軸方向の位置は、上記内周面64aの軸方向の位置と重合している(図7参照)。なお、上記第1凸部65の径方向外側の先端面は、回転軸Oを中心とする円弧状の外周面65aを形成する。この外周面65aは、前記カム穴62aに対応してポール62の周方向一側(図8において時計回転方向の側)に配置されている。
一方、ポール62の先端部には、第1凹部63側に形成される空間を利用して第2凸部62bが軸方向と平行に突出形成されている。つまり、この第2凸部62bの軸方向の位置は、上記内周面63aの軸方向の位置と重合している(図7参照)。
図8に示したように、前記ポール62が径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、上記第1凸部65の外周面65aは、前記内周面64aよりも径方向内側に、且つ、前記規制部64bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。また、上記第2凸部62bの径方向外側の先端面は、前記内周面63aよりも径方向内側に、且つ、前記ストッパ部63bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。
一方、上記ポール62が径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、前記第1凸部65の外周面65aは、前記規制部64bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に、且つ、前記第2凸部62bの径方向外側の先端面は、前記ストッパ部63bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置される。従って、前記ロアプレート21に対するアッパプレート61の回動角度は、同ロアプレート21に配設される各ポール62の第2凸部62bの周方向に対向される前記ストッパ部63bが当接されることで対応する所定角度に保持される。
特に、ストッパ部63bが第1凸部65(外周面65a)側で第2凸部62bの近傍に配置される状態では、前記規制部64bは、第1凸部65の外周面65aに対向される。従って、この状態では、ポール62は、第1凸部65が規制部64bに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート21に対するアッパプレート61の回動の許容状態が維持される。
なお、ポール62(第2凸部62b)によりアッパプレート61の図示反時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最前方に回動する前倒れの状態に相当する。一方、ポール62(第2凸部62b)によりアッパプレート61の図示時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最後方に回動する後倒れの状態に相当する。つまり、前倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート61の回動の許容状態が維持され、シートバックフレーム12の後方への回動が許容されている。一方、後倒れの状態では、ロアプレート21に対するアッパプレート61の回動が規制され、シートバックフレーム12の回動角度が堅固に保持されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第3の実施形態と同様の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記第1凸部65は、前記カム穴62aを形成する半抜きの外壁面にて形成されていることで、例えば第1凸部及びカム穴を個別に配置・形成する場合に比べてポール62の形状をより簡易化することができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明を具体化した第5の実施形態について図面に従って説明する。なお、第5の実施形態は、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度を所定角度に保持するためのストッパ部を、第1凹部に所定角度ごとに凹設された複数の第2凹部にて形成したことが第3の実施形態と異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図10は、アッパプレート71及びポール72を概略的に示す正面図である。同図に示されるように、アッパプレート71の前記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された第1凹部73が形成されている。そして、上記アッパプレート71は、第1凹部73の内周面73aから等角度(120度)間隔で径方向内側に突出形成された複数(3つ)の規制部73bを有している。また、上記第1凹部73には、規制部73bの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円弧状に更に凹設された複数(3つ)の第2凹部74が形成されている。これら第2凹部74は、等角度(120度)間隔で配置されている。各第2凹部74の周方向一側及び他側(図10において反時計回転方向及び時計回転方向の側)の各内壁面は、第1ストッパ部74a及び第2ストッパ部74bを形成する。前記規制部73bは、その周方向中央部の角度位置が第2ストッパ部74bの角度位置に一致するように配置・形成されている。
一方、前記ロアプレート21のガイド溝24に配置されるポール72は、周方向で各第2凹部74に合わせて配置されており、前記カム穴32bの形成された基端部と前記外歯32aの形成された先端部との間の中間部75は、同基端部に略面一となる態様で先端部に対し軸方向にずれている。そして、中間部75の径方向に前記第1凹部73の内周面73aが対向する。つまり、この中間部75の軸方向の位置は、上記内周面73aの軸方向の位置と重合している。
上記中間部75は、円弧状の外周面75aを有するとともに、同外周面75aの周方向中央部から径方向外側に突出形成された第1凸部75bを有している。また、この中間部75の周方向他側(図10において反時計回転方向の側)には、前記第2凹部74側に形成される空間を利用して第2凸部75cが軸方向と平行に突出形成されている。つまり、この第2凸部75cの軸方向の位置は、上記第2凹部74の軸方向の位置と重合している。
図10に示したように、前記ポール72が径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、上記第1凸部75bの径方向外側の先端面は、前記内周面73aよりも径方向内側に、且つ、前記規制部73bの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。また、上記第2凸部75cの径方向外側の先端面は、前記第2凹部74の径方向外側の内周面よりも径方向内側に、且つ、同第2凹部74の径方向内側の内周面よりも径方向外側に配置されている。さらに、前記外周面75aは、前記規制部73bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に配置されている。
一方、上記ポール72が径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、前記第1凸部75bの径方向外側の先端面は、前記規制部73bの径方向内側の先端面よりも径方向内側に、且つ、前記第2凸部75cの径方向内側の先端面は、前記第2凹部74の径方向内側の内周面よりも径方向外側に配置される。従って、前記ロアプレート21に対するアッパプレート71の回動角度は、同ロアプレート21に配設される各ポール72の第2凸部75cの周方向に対向される前記第1及び第2ストッパ部74a,74bが当接されることで対応する所定角度に保持される。
特に、第2ストッパ部74bが第2凸部75cの近傍に配置されている状態では、前記規制部73bは、第1凸部75bの先端面に対向されている。従って、この状態では、ポール72は、第1凸部75bが規制部73bに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート21に対するアッパプレート71の回動の許容状態が維持される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(3)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記規制部73b及び前記第1及び第2ストッパ部74a,74b(第2凹部74)は、軸方向の位置が互いに異なるように前記アッパプレート71に形成される。従って、前記第1凸部75bと前記規制部73bとの当接、及び、前記第2凸部75cと前記第1又は第2ストッパ部74a,74bとの当接も互いに異なる軸方向の位置でそれぞれ行われる。このため、各当接に係る動作(ロアプレート21に対するアッパプレート71の回動の許容状態の維持、若しくは、ロアプレート21に対するアッパプレート71の回動角度の所定角度への保持)の互いの干渉を好適に抑制することができる。
(第6の実施形態)
以下、本発明を具体化した第6の実施形態について図面に従って説明する。なお、第6の実施形態は、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度を所定角度に保持するための凸部(第2凸部)を、ロアプレートに形成したことが第1の実施形態と異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図11は、本実施形態のロアプレート81、アッパプレート82及びポール83を概略的に示す正面図である。同図に示されるように、ロアプレート81の有する前記複数の凸部23のうち一側(図11の下側)に配置される凸部23の各成形部23a,23bには、第2凸部81aが軸方向と平行に突出形成されている。これら第2凸部81aは、ロアプレート81及びその鏡像が同一構造となるように配置されている。換言すれば、ロアプレート81は、車両シートの幅方向で対をなす左右のロック機構に共用可能となっている。
アッパプレート82の前記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された凹部84が形成されている。そして、上記アッパプレート82は、凹部84の内周面84aから径方向内側に突出形成されたストッパ部としての第1ストッパ部84b及び第2ストッパ部84cを有している。なお、前記各第2凸部81aの径方向外側の先端面は、前記内周面84aよりも径方向内側に、且つ、前記第1及び第2ストッパ部84b,84cの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されており、第2凸部81aは、前記凹部84側に形成される空間を利用して突出形成されている。つまり、この第2凸部81aの軸方向の位置は、上記内周面84aの軸方向の位置と重合している。これら第2凸部81aは、第1及び第2ストッパ部84b,84c間の角度位置に配置されている。
さらに、上記アッパプレート82は、周方向で前記第2凸部81aが配置される側とは反対側となる第1及び第2ストッパ部84b,84c間の角度位置で、凹部84の内周面84aから径方向内側に突出形成された複数(2つ)の規制部84dを有している。
一方、前記ロアプレート81のガイド溝24に配置されるポール83の前記カム穴32bの形成された基端部と前記外歯32aの形成された先端部との間の中間部85は、同基端部に略面一となる態様で先端部に対し軸方向にずれている。そして、中間部85の径方向に前記凹部84の内周面84aが対向する。つまり、この中間部85の軸方向の位置は、上記内周面84aの軸方向の位置と重合している。また、上記中間部85は、円弧状の外周面85aを有するとともに、同外周面85aの周方向中央部から径方向外側に突出形成された第1凸部85bを有している。
図11(a)(c)に示したように、前記ポール83が径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、上記第1凸部85bの径方向外側の先端面は、前記内周面84aよりも径方向内側に、且つ、前記規制部84dの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。
一方、上記ポール83が径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、前記第1凸部85bの径方向外側の先端面は、前記規制部84dの径方向内側の先端面よりも径方向内側に配置される(図11(b)参照)。従って、前記ロアプレート81に対するアッパプレート82の回動角度は、いずれかの第2凸部81aの周方向に対向される前記第1又は第2ストッパ部84b,84cが当接されることで対応する所定角度に保持される(図11(b)(c)参照)。
特に、図11(b)に示したように、第1ストッパ部84bが一方の第2凸部81aに当接される状態では、前記両規制部84dは、第1凸部85bの先端面に対向される。従って、この状態では、ポール83は、第1凸部85bが規制部84dに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート81に対するアッパプレート82の回動の許容状態が維持される。
なお、図11(b)に示したように、ロアプレート81(第2凸部81a)によりアッパプレート82の図示反時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最前方に回動する前倒れの状態に相当する。一方、図11(c)に示したように、ロアプレート81(第2凸部81a)によりアッパプレート82の図示時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最後方に回動する後倒れの状態に相当する。つまり、前倒れの状態では、ロアプレート81に対するアッパプレート82の回動の許容状態が維持され、シートバックフレーム12の後方への回動が許容されている。一方、後倒れの状態では、ロアプレート81に対するアッパプレート82の回動が規制され、シートバックフレーム12の回動角度が堅固に保持されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記複数のポール83のうちの2つの第1凸部85bが規制部84dに当接されることで、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能にされ、前記ロアプレート81に対する前記アッパプレート82の回動の許容状態が維持される。一方、前記各ポール83の形状に影響しない前記ロアプレート81の第2凸部81aに第1又は第2ストッパ部84b,84cが当接されることで、前記ロアプレート81に対する前記アッパプレート82の回動角度が所定角度に保持される。この場合、前記複数のポール83の全てが同一形状とされるため、上述したロアプレート81及びアッパプレート82の回動動作の実現のために複数種類のポールが必要とされることはなく、部品の品目数の増大を抑制することができる。そして、ひいてはコストを削減することができる。特に、ポール83に第2凸部を設ける必要がないため、その形状をより簡易化することができる。
(2)本実施形態では、前記ロアプレート81に対するアッパプレート82の回動の許容状態(アンロック状態)の維持に際し、2つの規制部84dに前記第1凸部85bが同時に当接され、2つのポール83の外歯32aとアッパプレート82の内歯27aとが個別に噛合不能にされる。従って、ポール83の外歯32aとアッパプレート82の内歯27aとの干渉をより確実に防止し、良好な操作性を得ることができる。
(3)本実施形態では、対をなす左右のロック機構に共用可能なロアプレート81を採用したことで、部品の品目数の増大を抑制することができる。
(第7の実施形態)
以下、本発明を具体化した第7の実施形態について図面に従って説明する。なお、第7の実施形態は、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度を所定角度に保持するための凸部(第2凸部)及びストッパ部の当接を、2箇所で同時に行うようにしたことが第6の実施形態と異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図12は、本実施形態のロアプレート86、アッパプレート87及び前記ポール83を概略的に示す正面図である。同図に示されるように、ロアプレート86の有する前記複数の凸部23において、回転軸Oを挟んで互いに相反する側(図12の右上側及び左下側)に配置される各成形部23a,23bには、第2凸部86a,86bが軸方向と平行に突出形成されている。これら第2凸部86a,86bは、ロアプレート86及びその鏡像が同一構造となるように配置されている。
アッパプレート87の前記凹部27には、内歯27aの内周側でその内径よりも縮小された内径を有して同心で軸方向に円形に更に凹設された凹部88が形成されている。そして、上記アッパプレート87は、上記第2凸部86a,86b間の各角度位置で、凹部88の内周面88aから径方向内側に突出形成されたストッパ部88b,88cを有している。なお、前記第2凸部86a,86bの径方向外側の先端面は、前記内周面88aよりも径方向内側に、且つ、前記ストッパ部88b,88cの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されており、第2凸部86a,86bは、前記凹部88側に形成される空間を利用して突出形成されている。つまり、これら第2凸部86a,86bの軸方向の位置は、上記内周面88aの軸方向の位置と重合している。
さらに、上記アッパプレート87は、一方のストッパ部88bの周方向中間部の内周面から径方向内側に更に突出形成された規制部88dを有している。
なお、前記ポール83の中間部85の径方向に前記凹部88の内周面88aが対向することは前記第6の実施形態と同様である。
図12(a)(c)に示したように、前記ポール83が径方向に飛び出している状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合状態では、上記第1凸部85bの径方向外側の先端面は、前記内周面88aよりも径方向内側に、且つ、前記規制部88dの径方向内側の先端面よりも径方向外側に配置されている。
一方、上記ポール83が径方向に引き込んでいる状態、即ち内歯27a及び外歯32aの噛合の解除状態では、前記第1凸部85bの径方向外側の先端面は、前記規制部88dの径方向内側の先端面よりも径方向内側に配置される(図12(b)参照)。従って、前記ロアプレート86に対するアッパプレート87の回動角度は、各第2凸部81aの周方向に対向される前記ストッパ部88b,88cが当接されることで対応する所定角度に保持される(図12(b)(c)参照)。
特に、図12(b)に示したように、ストッパ部88b,88cの周方向一側(図12において反時計回転方向の側)の端面が第2凸部86b,86aにそれぞれ当接される状態では、前記規制部88dは、第1凸部85bの先端面に対向される。従って、この状態では、ポール83は、第1凸部85bが規制部88dに当接されることで径方向への移動が規制され、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能とされる。このとき、ロアプレート86に対するアッパプレート87の回動の許容状態が維持される。
なお、図12(b)に示したように、ロアプレート86(第2凸部86a,86b)によりアッパプレート87の図示反時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最前方に回動する前倒れの状態に相当する。一方、図12(c)に示したように、ロアプレート86(第2凸部86a,86b)によりアッパプレート87の図示時計回転方向への回動が規制される状態は、シートクッションフレーム11に対しシートバックフレーム12が最後方に回動する後倒れの状態に相当する。つまり、前倒れの状態では、ロアプレート86に対するアッパプレート87の回動の許容状態が維持され、シートバックフレーム12の後方への回動が許容されている。一方、後倒れの状態では、ロアプレート86に対するアッパプレート87の回動が規制され、シートバックフレーム12の回動角度が堅固に保持されている。
ここで、図13(a)(b)(c)は、車両の前方に向かって左側に配置されるロアプレート86等を図12(a)(b)(c)の各動作に対応させて示したものである。同図から明らかなように、上記アッパプレート87は、その非対称構造により左右別々の部品となるものの、それ以外の部品(ロアプレート86、ポール83)は、左右で共用しても同一の動作を実現できることが確認される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第6の実施形態における(3)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記複数のポール83のうちの1つの第1凸部85bが規制部88dに当接されることで、前記内歯27aと前記外歯32aとが噛合不能にされ、前記ロアプレート86に対する前記アッパプレート87の回動の許容状態が維持される。一方、前記各ポール83の形状に影響しない前記ロアプレート86の第2凸部86a,86bにストッパ部88b,88cが当接されることで、前記ロアプレート86に対する前記アッパプレート87の回動角度が所定角度に保持される。この場合、前記複数のポール83の全てが同一形状とされるため、上述したロアプレート86及びアッパプレート87の回動動作の実現のために複数種類のポールが必要とされることはなく、部品の品目数の増大を抑制することができる。そして、ひいてはコストを削減することができる。特に、ポール83に第2凸部を設ける必要がないため、その形状をより簡易化することができる。
(2)本実施形態では、前記ロアプレート86に対するアッパプレート87の回動角度の所定角度での保持状態においては、2つの第2凸部86b,86a及びストッパ部88b,88cが同時に当接されることになるため、当該状態の保持をこれらで分担して行うことができる。従って、前記ロアプレート86に対するアッパプレート87の回動角度の所定角度での保持をより堅固に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第3及び第4の実施形態において、第1凸部55a,65及び規制部54b,64bと、第2凸部55c,62b及びストッパ部53b,63bとの軸方向の配置関係は逆であってもよい。
・ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度を所定角度に保持するための第2凸部を、被結合体としてのホルダ29に形成してもよい。例えば、アッパプレートの裏面側の外周面から径方向外側にストッパ部を突出形成する。そして、ストッパ部が周方向に対向されるようにホルダ29の内周部から径方向内側に第2凸部を突出形成する。このように変更しても、前記ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度は、ホルダ29の第2凸部の周方向に対向されるストッパ部が当接されることで対応する所定角度に保持される。なお、ホルダ29をロアプレートに対し回転不能に結合すべく、これらの間に適宜の係合手段を設定することが好ましい。
・前記各実施形態において、ロアプレートに対するアッパプレートの回動角度が保持される所定角度は、前倒れ及び後倒れのいずれか一方の状態に相当する所定角度のみであってもよい。
・前記各実施形態において、ポールの個数は、複数であればいくつであってもよい。
・前記各実施形態においては、ロアプレート及びアッパプレートをそれぞれシートクッション側及びシートバック側に保持するようにしたが、これらの関係は逆であってもよい。
本発明の第1の実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す断面図。 (a)(b)(c)は、同実施形態を概略的に示す正面図。 (a)(b)(c)は、本発明の第2の実施形態を概略的に示す正面図。 本発明の第3の実施形態を示す断面図。 同実施形態を概略的に示す正面図。 本発明の第4の実施形態を示す断面図。 同実施形態を概略的に示す正面図。 (a)(b)は、ポールを示す斜視図。 本発明の第5の実施形態を概略的に示す正面図。 (a)(b)(c)は、本発明の第6の実施形態を概略的に示す正面図。 (a)(b)(c)は、本発明の第7の実施形態を概略的に示す正面図。 (a)(b)(c)は、同実施形態を概略的に示す正面図
符号の説明
11…シートクッションフレーム、12…シートバックフレーム、20…ロック機構、21…第1プレートとしてのロアプレート、26,41,51,61,71,82,87…アッパプレート、28,43,84,88…凹部、27a…内歯、28a,43a,53a,54a,63a,64a,73a,84a,88a…内周面、28b,84b…ストッパ部としての第1ストッパ部、28c,84c…ストッパ部としての第2ストッパ部、28d,54b,64b,73b,84d,88d…規制部、29…被結合体としてのホルダ、31…カム、31b…突起、32,42,52,62,72,77,83…ポール、32a…外歯、32d…第1及び第2凸部としての凸部、43b…規制部及びストッパ部としての係合部、44b,55a,65,75b,85b…第1凸部、44c,55c,62b,75c,81a,86a,86b…第2凸部、53,63,73…第1凹部、53b,63b,88b,88c…ストッパ部、54,64,74…第2凹部、62a…カム穴。

Claims (4)

  1. シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に保持される第1プレートと、内歯を有して該第1プレートに回動自在に支持されシートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に保持される第2プレートと、前記内歯に径方向で対向する外歯を有して前記第1プレートに等角度間隔で配設され、径方向への移動に伴い前記内歯と前記外歯とが噛合又は解除されて前記第2プレートの前記第1プレートに対する回動を規制又は許容する複数のポールとを有する車両用シートリクライニング装置において、
    前記複数のポールにそれぞれ設けられた第1凸部と、
    前記各第1凸部の径方向外側に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第1凸部が当接されることで前記内歯と前記外歯とを噛合不能にする規制部と、
    前記複数のポールにそれぞれ設けられた第2凸部と、
    前記各第2凸部の周方向に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第2凸部に当接されることで前記第1プレートに対する前記第2プレートの回動角度を所定角度に保持するストッパ部とを有し、
    前記第2プレートは、前記内歯の内周側で軸方向に円形に凹設された凹部を有し、
    前記規制部及び前記ストッパ部は、前記凹部の内周面からそれぞれ径方向内側に突出形成され、
    前記規制部は、前記ストッパ部として兼用されてなり、
    前記第2凸部は、前記第1凸部の周方向一側に連続して該第1凸部よりも径方向外側に突出形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  2. シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に保持される第1プレートと、内歯を有して該第1プレートに回動自在に支持されシートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に保持される第2プレートと、前記内歯に径方向で対向する外歯を有して前記第1プレートに等角度間隔で配設され、径方向への移動に伴い前記内歯と前記外歯とが噛合又は解除されて前記第2プレートの前記第1プレートに対する回動を規制又は許容する複数のポールとを有する車両用シートリクライニング装置において、
    前記複数のポールにそれぞれ設けられた第1凸部と、
    前記各第1凸部の径方向外側に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第1凸部が当接されることで前記内歯と前記外歯とを噛合不能にする規制部と、
    前記複数のポールにそれぞれ設けられた第2凸部と、
    前記各第2凸部の周方向に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第2凸部に当接されることで前記第1プレートに対する前記第2プレートの回動角度を所定角度に保持するストッパ部とを有し、
    前記第2プレートは、前記内歯の内周側で軸方向に円形に凹設された第1凹部と、該第1凹部の内周側で軸方向に円形に更に凹設された第2凹部とを有し、
    前記規制部及び前記ストッパ部は、前記第1及び第2凹部のいずれか一方及び他方の内周面からそれぞれ径方向内側に突出形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  3. 請求項に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記複数のポールにそれぞれ半抜きにて成形されたカム穴と、
    前記各カム穴に挿入される突起を有し、回転に伴い該突起でカム穴を押圧して各ポールを径方向に移動させるカムとを備え、
    前記第1凸部は、前記カム穴を形成する半抜きの外壁面にて形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  4. シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に保持される第1プレートと、内歯を有して該第1プレートに回動自在に支持されシートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に保持される第2プレートと、前記内歯に径方向で対向する外歯を有して前記第1プレートに等角度間隔で配設され、径方向への移動に伴い前記内歯と前記外歯とが噛合又は解除されて前記第2プレートの前記第1プレートに対する回動を規制又は許容する複数のポールとを有する車両用シートリクライニング装置において、
    前記複数のポールにそれぞれ設けられた第1凸部と、
    前記各第1凸部の径方向外側に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第1凸部が当接されることで前記内歯と前記外歯とを噛合不能にする規制部と、
    前記複数のポールにそれぞれ設けられた第2凸部と、
    前記各第2凸部の周方向に対向されるように前記第2プレートに等角度間隔で形成され、該第2凸部に当接されることで前記第1プレートに対する前記第2プレートの回動角度を所定角度に保持するストッパ部とを有し、
    前記第2プレートは、前記内歯の内周側で軸方向に円形に凹設された第1凹部と、該第1凹部の内周側で等角度間隔に軸方向に円弧状に更に凹設されて前記各第2凸部が挿入される第2凹部とを有し、
    前記規制部は、前記第1凹部の内周面から径方向内側に突出形成され、
    前記ストッパ部は、前記各第2凸部の周方向に対向される前記第2凹部の内壁面によって形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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