JP4497069B2 - 継手装置 - Google Patents

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本発明は、車両用シートに用いられるリクライニング装置等の継手装置に関する。詳しくは、同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻止しその状態を保持するロック状態と、を成す継手装置に関する。
従来、この種の継手装置としては、例えば特許文献1に開示された車両用シートのリクライニング装置にかかる技術が知られている。この開示技術では、背もたれ部たるシートバックがリクライニング装置に連結されており、シートクッションに対する傾き角度位置の調整が行えるようになっている。
詳しくは、リクライニング装置は、シートバック側に接合された円盤形状のラチェットと、シートクッション側に接合された円盤形状のガイドとが、互いの盤面を対向させた状態で相対回動可能に組み付けられている。ここで、ラチェットは、その外周縁部位において軸方向に突出した形状の円筒形状部位を有する。この円筒形状部位には、その内周面に沿って内歯が形成されており、ラチェットがガイドに組み付けられた状態では、内歯が両円盤に囲まれた内部空間に露呈して配置される。一方、ガイドには、その盤面上に、半径方向の外側面に外歯を有する複数のポールを保持する窪み形状の案内部が形成されている。この案内部は、各ポールをそれぞれガイドの径方向に対してのみ移動可能に保持している。更に、ガイドの軸上位置には、リクライニング操作用の解除レバーに連結されてこれに回動操作されるカムが配置されている。このカムは、解除レバーの回動操作状態によって、前述した各ポールを径方向の内側から外側に押し出して(前進させて)各ポールの外歯をラチェットの内歯と噛合させる状態と、この噛合状態を外すべく各ポールを後退可能とする状態と、に切換えられる。この、各ポールの外歯とラチェットの内歯とが噛合した状態では、ラチェットとガイドとの相対回動が阻止されるため、リクライニング装置がシートバックの傾き角度位置を保持可能なロック状態となる。ここで、解除レバーは、常時は、各ポールをラチェットの内歯に押し付ける回動方向に附勢されており、リクライニング装置をロック状態として保持している。そして、この附勢力に抗して解除レバーの回動操作(解除操作)を行うことにより、各ポールをラチェットの内歯から後退させ、リクライニング装置の相対回動を許容するアンロック状態に切換えることができる。
ところで、上記リクライニング装置には、乗員がシートに着座する際には使用することのない回動領域、例えばシートバックがシートクッションに対して車両の前方側寄りに傾倒した姿勢となる回動領域において、解除レバーの解除操作を止めてもリクライニング装置がアンロック状態のまま保持されるフリーゾーンが設定されている。具体的には、特許文献1の開示技術では、ラチェットとガイドとの盤面間に、円盤形状のフリーゾーンプレートを設けている。このフリーゾーンプレートは、ラチェットと一体となって回動し、その回動位置によって少なくとも一つのポールと係合する構成となっており、この係合によって、各ポールの前進移動をラチェットの内歯と噛合する前の途中位置までに止めることができる。詳しくは、フリーゾーンプレートは、上記少なくとも一つのポールとは係合するものの、これに隣接するポールとは係合しない構成となっている。これにより、ラチェットとガイドとの相対回動領域において、各ポールをラチェットの内歯に噛合させることのできるロックゾーンを広く確保することができる。
特開2002−209660号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の技術では、リクライニング装置(継手装置)にフリーゾーンを設定するために、別途、フリーゾーンプレートを組み付ける必要があったため、かかる部品点数の増加に伴って装置全体の製造コストが高くなったり重量が増加したりする問題があった。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、フリーゾーンプレート等の別途の組付部品を設けることなく、継手装置に広い領域のロックゾーンやフリーゾーンを設定することにある。
上記課題を解決するために、本発明の継手装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻止しその状態を保持するロック状態と、を成す継手装置であって、第1部材及び第2部材の一方の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、円盤形状の外周縁部位において軸方向に突出して円筒形状部位が形成されており、円筒形状部位の内周面に内歯が形成されているラチェットと、第1部材及び第2部材の他方の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、ラチェットに対して相対回動可能に互いの盤面を対向させた状態で組み付けられるガイドと、ガイドのラチェットに対向する側の盤面上に円周方向に間隔を置いて複数配置されており、ガイドに対して半径方向にのみそれぞれ移動可能な状態として保持されており、半径方向外側面に外歯を有するポールと、ガイドの軸上位置に軸回動可能に配置され、軸回動に伴って各ポールをガイドの半径方向の内側から外側に押し出して、各ポールの外歯をラチェットの円筒形状部位の内周面に形成された内歯に噛合させることのできるカムと、ガイドをラチェットに対して相対回動可能に保持するべく、これらの外周縁部位同士を軸方向かつ半径方向に挟み込んだ状態として取付けられる外周リングと、を有し、ラチェットの円筒形状部位の内周面の周方向の一部の範囲における軸方向の一部の幅範囲には、内歯が欠歯とされていると共に内歯の歯先よりも半径方向の内方に突出した突出部位面が形成されており、ポールは、その半径方向外側面に形成される外歯が、ラチェットの円筒形状部位の内周面の周方向の一部の範囲外に形成される内歯に対応した軸方向幅として形成され周方向の一部の範囲外に形成される内歯と噛合することができる第1のポールと、ラチェットの円筒形状部位の内周面の周方向の一部の範囲に形成された突出部位面を除く軸方向幅に形成された内歯に対応した軸方向幅として形成されラチェットの周方向の如何なる位置でも内歯と噛合することができる第2のポールと、の種類を有し、ラチェットに形成された突出部位面の回動領域内に第1のポールと第2のポールとが配置されているものである。
この第1の発明によれば、ラチェットとガイドとの相対回動位置が、ラチェットに形成された突出部位面とカムに押し出された第1のポールとが干渉する関係位置にある時には、押し出された第1のポールは、突出部位面と当接する位置でその前進移動が阻止される。そして、これにより、カムの押し出し方向の回動も阻止されるため、各ポールの外歯とラチェットの内歯とが噛合することがない。すなわち、この関係位置となる回動領域が、フリーゾーンとして設定される。また、この突出部位面は、第2のポールとは干渉しない。したがって、ラチェットとガイドとが相対回動する回動領域のうち、突出部位面と第1のポールとが干渉しない回動領域、すなわち押し出された各ポールの外歯をラチェットの内歯と噛合させることのできる回動領域(ロックゾーン)が広く確保される。
更に、第2の発明は、上述した第1の発明において、ポールは板状として形成されており、第2のポールの板厚は第1のポールの板厚より薄肉とされており、第2のポールはその板厚方向に一部突出した突起部位が形成されて第1のポールと同じ板厚として形成されており、ラチェットの内盤面とガイドの内盤面との間で軸方向に支持されているものである。
この第2の発明によれば、突起部位によって、板厚の薄い第2のポールがラチェットの内盤面とガイドの内盤面との間で軸方向に支持される。これにより、第2のポールの軸方向位置が定められる。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、第2のポールに形成される突起部位は、第2のポールの板状部材が半抜き加工されて形成されているものである。
この第3の発明によれば、突起部位は、半抜き加工によって、第2のポールの板状部材から軸方向に突出した形状に形成される。
次に、第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、複数のポールのうち1個のみが第2のポールとして配置されているものである。
この第4の発明によれば、第1のポールは、突出部位面との干渉を回避する構成ではないため、軸方向幅を比較的大きく形成することが可能である。したがって、この軸方向幅に形成された第1のポールによって、外歯の形成領域も広げられるため、ラチェットの内歯と噛合される噛合領域が広く確保される。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、フリーゾーンプレート等の別途の組付部品を設けることなく、継手装置に広い領域のロックゾーンやフリーゾーンを設定することができる。また、フリーゾーンの回動領域では、ラチェットに内歯よりも突出して形成された突出部位面に対して第1のポールを直接に押し当てて噛合を阻止することができる。したがって、このような第1のポールの前進移動を阻止する係止構造を別途の組付部品に対して設定する場合と比べ、これらの間で生じる寸法誤差の影響を受け難くすることができる。また、ポールをガイドの円周方向に均等間隔に配置してもロックゾーンやフリーゾーンを広く確保することができるため、カムによってポールをラチェットに押圧する際の押圧力を安定して作用させることができる。
更に、第2の発明によれば、第2のポールの軸方向のガタツキをなくすることができ、ロック及びアンロックの切換操作を円滑に行うことができる。
更に、第3の発明によれば、突起部位を、安定した支持強度を持たせて簡単に形成することができる。
更に、第4の発明によれば、ラチェットとポールとの噛合強度を高めることができ、ラチェットとガイドとのロック状態を安定させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。以下の実施例では、本発明の継手装置の構成を、車両用シートのリクライニング装置として採用している。
始めに、実施例1のリクライニング装置4の構成について、図1〜図6を用いて説明する。図1はリクライニング装置4の分解斜視図、図2はシートバック2の傾き角度の調整可能範囲を表した側面図、図3はリクライニング装置4の内部構造を側面視して表した断面図、図4はリクライニング装置4のロック状態及びアンロック状態を正面視して表した断面図、図5はリクライニング装置4がロックゾーンLにある状態を正面視して表した断面図、図6はリクライニング装置4がフリーゾーンFにある状態を正面視して表した断面図、図7はリクライニング装置4のロックゾーンLとフリーゾーンFを表した断面図である。なお、図2及び図4〜図7では、リクライニング装置4の配置が同じ向きに表されている。また、図4において仮想線で引き出し線の示された外歯41a〜41cは、実線で表されているが、仮想線で表した状態を意図している。
本実施例のリクライニング装置4は、図2に良く示されるように、車両用シート1の左右両側の位置にそれぞれ設けられており、シートバック2とシートクッション3とを連結している。詳しくは、リクライニング装置4は、シートバック2の骨格を成すバックフレーム(図示省略)と、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム(図示省略)と、にそれぞれ接合されており、これらを同軸上の位置で相対回動可能な状態に連結している。このリクライニング装置4は、シート1において回動操作(解除操作)可能に設けられた解除レバーUに連結されている。そして、リクライニング装置4は、解除レバーUの操作状態によって、上記の相対回動が許容されたアンロック状態と、相対回動が阻止(禁止)されたロック状態と、に切換えられるようになっている。
ここで、解除レバーUは、常時は同図の実線で示される操作前位置に戻されるように回動附勢されている。この操作前の位置状態では、リクライニング装置4をロック状態に保持している。そして、この操作前位置から、解除レバーUを時計回り方向に回動操作することにより、リクライニング装置4をアンロック状態に切換えることができる。これにより、解除レバーUを回動操作している間は、シートバック2のシートクッション3に対する傾き角度位置を調整することができる。そして、解除レバーUの回動操作を止めることにより、解除レバーUは、同図の仮想線で示される操作後位置から反時計回り方向に附勢されて回動し、実線で示される操作前位置に戻される。これにより、リクライニング装置4を再びロック状態に戻すことができ、傾き角度位置の調整されたシートバック2を、その傾き角度位置にて保持することができる。
なお、シートバック2とシートクッション3との連結部位には、シートバック2をシートクッション3側に前倒しする方向に回動附勢する附勢バネ(図示省略)が設けられている。これにより、リクライニング装置4がアンロック状態に切換えられた状態では、シートバック2を上記前倒し方向に附勢回動させることができる。
ところで、リクライニング装置4には、上記操作後位置にある解除レバーUの回動操作を止めても、リクライニング装置4がロック状態に戻されず、アンロック状態のまま保持されるフリーゾーンFが設定されている。このフリーゾーンFは、乗員がシート1に着座する際には使用することのない回動領域に設定されている。本実施例では、図2の実線で示されているシートバック2の起立姿勢位置を境界として、この境界位置からシートバック2をシートクッション3側に向けて前倒しして折畳姿勢とする回動位置(仮想線位置)までの回動領域をフリーゾーンFとして設定している。これにより、シートバック2を上記の起立姿勢位置(実線位置)からシートクッション3側に倒し込んで折畳姿勢とする際には、一旦回動操作した解除レバーUの操作状態を維持しなくても、同前倒し操作を継続して行うことができるため、かかる操作が簡便となる。
続いて、リクライニング装置4の構成について、詳しく説明する。すなわち、リクライニング装置4は、図1に良く示されるように、ラチェット10、ガイド20、セットプレート30、ポール40a〜40c、回動カム50、ヒンジカム60、バネ部材70がそれぞれ組み付けられて構成されている。
先ず、上記構成の概略を説明すると、ラチェット10は、ガイド20に対して、互いの盤面を対向させた状態でセットプレート30によってカシメ固定され、互いに相対回動可能な状態に組み付けられる。ここで、ラチェット10は、シートバック2(図2参照)側に一体に接合され、ガイド20は、シートクッション3(図2参照)側に一体に接合される。また、ポール40a〜40cは、ガイド20に対して半径方向にのみ移動可能に保持され、ラチェット10と噛合することで、リクライニング装置4をロック状態に切換える機能を果たす。また、回動カム50及びヒンジカム60は、互いに回動方向に一体となるように組み付けられる。これら回動カム50及びヒンジカム60は、その回動により、ポール40a〜40cをガイド20の半径方向の内側から外側に押し出してラチェット10に押し付ける機能を果たす。また、バネ部材70は、ガイド20とヒンジカム60とに連結される。このバネ部材70は、ポール40a〜40cを上記押し付け方向に押し出し附勢するべく、ヒンジカム60を回動附勢する機能を果たす。
ここで、ラチェット10と接合されるシートバック2が本発明の第1部材及び第2部材の一方に相当し、ガイド20と接合されるシートクッション3が本発明の第1部材及び第2部材の他方に相当し、セットプレート30が本発明の外周リングに相当し、回動カム50及びヒンジカム60を組み合わせて成る構成が本発明のカムに相当する。
詳しくは、ラチェット10は、図1に良く示されるように、概略円盤形状を成し、この円盤形状の内盤面10a側には、外周縁部位10dが内盤面10aからその軸方向に突出した形状の円筒形状部位11が形成されている。また、この内盤面10aには、円周方向の複数の位置(6箇所)に、背裏側の外盤面10bに向けて部分的に半抜き加工されて成る嵌合溝部12が形成されている。
前者の円筒形状部位11は、その内周面の周方向の一部を除く略全域に亘って、内歯11aが形成されている。詳しくは、この内周面の周方向の一部には、上記内歯11aが欠歯とされていると共に内歯11aの歯先よりも半径方向の内方に突出した形状の突出部位面11bが形成されている。この突出部位面11bは、図3に良く示されるように、円筒形状部位11の内周面の軸方向の一部に形成されている。そして、突出部位面11bから軸方向に外れた位置の円筒形状部位11の内周面には、内歯11aが形成されている。
後者の嵌合溝部12は、図1に良く示されるように、ラチェット10の外盤面10bとシートバック2(図2参照)とを接合する際に、このシートバック2側の接合面に形成される対応する嵌合溝部(共に図示省略)に嵌め込まれて接合される。これにより、ラチェット10の外盤面10bとシートバック2側の接合面とを高い接合強度でもって接合することができる。なお、6個の嵌合溝部12のうち1個の嵌合溝部12aは、他の嵌合溝部12とは異なる形状に形成されている。この形状の異なる嵌合溝部12aによって、上記接合時における嵌合位置の位置決めが行えるようになっている。
また、ラチェット10の回動中心10cには、ヒンジカム60等の軸部材を差し込み可能とする貫通孔13が形成されている。
次に、ガイド20は、図1に良く示されるように、概略円盤形状を成し、この円盤形状の内盤面20aには、ポール40a〜40cを半径方向に移動可能に収容することのできるガイド溝部21a〜21cが互いに円周方向に120度間隔を置いた3箇所の位置に形成されている。これらガイド溝部21a〜21cは、ガイド20が内盤面20a側から背裏側の外盤面20bに向けて回動中心20cを通る放射状に半抜き加工されることにより一連に形成されている。また、ガイド溝部21a〜21cの形成された3箇所の位置には、背裏側の外盤面20bに向けて更に部分的に半抜き加工されて成る嵌合溝部22がそれぞれ形成されている。また、外盤面20bには、巻バネから成るバネ部材70の外周側端部を掛合することのできる掛部23が、外盤面20b上の2箇所の位置に突出して設けられている。
詳しくは、図4に良く示されるように、ガイド溝部21a〜21cは、収容されたポール40a〜40cを、それぞれ半径方向にのみ移動可能となるように保持する。ここで、ガイド20がラチェット10に組み付けられた状態では、前述したラチェット10の円筒形状部位11の内周面に形成された内歯11aが、各ガイド溝部21a〜21cの形成された内部空間に露呈する状態、詳しくは内歯11aが各ガイド溝部21a〜21cの半径方向の外周縁を取り囲む状態に配置される。
次いで、嵌合溝部22は、図1に良く示されるように、ガイド20の外盤面20bとシートクッション3(図2参照)とを接合する際に、このシートクッション3側の接合面に形成される対応する嵌合溝部(共に図示省略)に嵌め込まれて接合される。これにより、ガイド20の外盤面20bとシートクッション3側の接合面とを高い接合強度でもって接合することができる。
また、ガイド20の回動中心20cには、ヒンジカム60等の軸部材を差し込み可能とする貫通孔24が形成されている。
次に、セットプレート30は、図1に良く示されるように、中空の薄円板がその板厚方向に半抜き加工されて形成されている。詳しくは、図3に良く示されるように、その内周縁側の部位面が、ラチェット10の外盤面10bの外周縁部位10dと当接するラチェット保持面31として形成されている。そして、セットプレート30は、ラチェット保持面31から半径方向の外方に向けて、ラチェット10やガイド20の外周縁部位10d,20dに当接することのできる段状に折曲されて形成されている。そして、セットプレート30は、その外周縁側の部位面が、ガイド20の外盤面20bの外周縁部位20dと当接する形状にカシメ処理されるガイド保持面32として形成されている。ここで、セットプレート30は、ラチェット10とガイド20との間に僅かな隙間を持たせた状態で組み付けられる。したがって、セットプレート30の組み付けによって、ラチェット保持面31とガイド保持面32との間で、ラチェット10とガイド20とを相対回動可能な状態として保持することができる。
次に、3個のポール40a〜40cは、図1に良く示されるように、板形状を成し、ガイド20の3箇所の位置に形成されたガイド溝部21a〜21c内に配置される。これにより、各ポール40a〜40cは、ガイド溝部21a〜21c内を半径方向にのみ進退移動可能となるように保持される。これら各ポール40a〜40cは、その半径方向の外側面に、外歯41a〜41cがそれぞれ形成されている。したがって、図4に良く示されるように、リクライニング装置4の組み付け状態で、各ポール40a〜40cを半径方向の外方に前進移動させることにより、各外歯41a〜41cをラチェット10に形成された内歯11aと噛合させることができる。この噛合状態では、各ポール40a〜40cを介して、ラチェット10とガイド20とが相対回動不能な状態となる。すなわち、リクライニング装置4がロック状態となる。
ここで、各ポール40a〜40cの進退移動は、後述する回動カム50の回動操作に伴って行われる。そのために、各ポール40a〜40cの半径方向の内側面の部位には、回動カム50に形成された操作腕51a〜51cによって押引操作を受けることのできる形状として、回動する操作腕51a〜51cと常に係合する窪み形状の操作受部42a〜42cが形成されている。
ところで、1個のポール40cは、図3に良く示されるように、その他のポール40a,40bと比べて板厚が薄く形成されている。そして、ポール40cには、その薄板部材となる薄肉形状部位43cにおいて、その一部が軸方向に向けて突出した形状の突起部位44cが形成されている。この薄肉形状部位43cにより、ポール40cは、その押し出される半径方向の外側位置に突出部位面11bが位置する場合であっても、この突出部位面11bとの干渉を回避して、外歯41cを突出部位面11bから軸方向に外れた位置に形成された内歯11aと噛合させることができる。また、突起部位44cは、ポール40cの薄肉形状部位43cが板厚方向に半抜き加工されて形成されている。この突起部位44cにより、ポール40cは、板厚寸法が担保され、その他のポール40a,40bと同じように、ラチェット10の内盤面10aとガイド20の内盤面20aとの間で軸方向に支持される。これにより、ポール40cの軸方向のガタツキを抑えて、薄肉形状部位43cの軸方向位置を定位置に保持することができる。ここで、ポール40a,40bが本発明の第1のポールに相当し、ポール40cが本発明の第2のポールに相当する。
次に、回動カム50は、図1に良く示されるように、ガイド20の回動中心20cの軸上位置において、軸回動可能に配置されている。
この回動カム50は、3つのポール40a〜40cの配置された円周方向の3箇所の位置に、半径方向の外方に伸びる操作腕51a〜51cを有する。詳しくは、図4に良く示されるように、操作腕51a〜51cは、回動カム50から時計回り方向に伸び出す形状に形成されている。これら操作腕51a〜51cは、リクライニング装置4が組み付けられた状態では、各ポール40a〜40cの操作受部42a〜42cの形状と常に係合するように配置される。したがって、回動カム50を図4の仮想線で示される位置状態から反時計回り方向に回動させることにより、時計回り方向に半径方向の外方に伸び出した形状の操作腕51a〜51cが、各ポール40a〜40cをガイド20の半径方向の内側から外側に押し出す。これにより、図4の実線で示されるように、各ポール40a〜40cをラチェット10の内周面に押し付けることができる。また、回動カム50を図4の実線で示される位置状態から時計回り方向に回動させることにより、時計回り方向に半径方向の外方に伸び出した形状の操作腕51a〜51cが、各ポール40a〜40cをガイド20の半径方向の内側に引き寄せて、ラチェット10の内周面から後退させる。
また、図1に良く示されるように、回動カム50の回動中心50cには、ヒンジカム60を嵌合させるための嵌合孔52が形成されている。
次に、ヒンジカム60は、図1に良く示されるように、ガイド20の回動中心20cの軸上位置において、軸回動可能に配置されている。このヒンジカム60は、回動カム50と解除レバーU(図2参照)とに一体に組み付けられ、解除レバーUの回動操作力を回動カム50に伝達し、回動カム50を同方向に回動変位させる機能を果たす。具体的には、ヒンジカム60は、回動カム50に形成された嵌合孔52に嵌合されて回動方向に一体に組み付けられている。詳しくは、ヒンジカム60は、その円周方向の一部分が径方向の外方に突出した鉤形状に形成されている。そして、この鉤形状のヒンジカム60は、回動カム50に形成された嵌合孔52に嵌合されることにより、この回動カム50と回動方向に対して一体に組み付けられる。
また、ヒンジカム60は、ガイド20の貫通孔24に差し込まれる側の軸方向の端部に、巻バネから成るバネ部材70の内周側端部を掛合させることのできる角形状の掛部61が形成されている。ここで、ヒンジカム60とガイド20との間にバネ部材70が掛合された状態では、ヒンジカム60は、図4に示す反時計回り方向に回動附勢される。したがって、ヒンジカム60は、この回動附勢力によって、前述した回動カム50を反時計回り方向に附勢回動させることができる。これにより、各ポール40a〜40cをラチェット10の内周面に押し付けることができる。また、このバネ部材70(図1参照)の回動附勢力によって、解除レバーU(図2参照)を、操作前位置に向けて附勢回動させることができる。すなわち、バネ部材70の回動附勢力によって、解除レバーUが操作前位置に戻される方向に回動附勢されると共に、各ポール40a〜40cがラチェット10の内周面に向けて移動附勢される。
ところで、図5及び図6に良く示されるように、リクライニング装置4の組み付けられた状態では、ポール40cは、前述したラチェット10に形成された突出部位面11bの回動変位する回動領域内に配置される。具体的には、突出部位面11bは、図5の仮想線で示される回動角度位置と、図6の仮想線で示される回動角度位置と、の間の180度の回動領域を回動変位する。この突出部位面11bの回動領域において、突出部位面11bがポール40cの押し出される半径方向の外側位置に位置する場合であっても、ポール40cは、突出部位面11bとの干渉を回避して、外歯41cを突出部位面11bから軸方向に外れた位置に形成された内歯11aと噛合させることができる。これにより、図2に良く示されるように、シートバック2は、上記リクライニング装置4の回動変位に対応して、紙面内右側に仮想線で示される後倒位置と、紙面内左側に仮想線で示される前倒位置と、の間の180度の回動領域において、傾き角度位置の調整を行うことができる。
ここで、図5に良く示されるように、突出部位面11bは、内歯11aの歯先よりも半径方向の内方に突出して形成されている。したがって、同図の実線位置と仮想線位置とに示されるように、突出部位面11bがポール40a〜40cと干渉しない関係位置にある時には、ポール40a〜40cをラチェット10の内周面に向けて前進移動させることにより、外歯41a〜41cと内歯11aとを噛合させることができる。すなわち、この関係位置となる回動領域が、解除レバーU(図2参照)の回動操作を止めることでラチェット10とガイド20との相対回動を阻止することのできるロックゾーンLとして設定される。
一方、図6における突出部位面11bの実線位置と仮想線位置とに示されるように、突出部位面11bがポール40aと干渉する関係位置にある時には、ポール40a〜40cをラチェット10の内周面に向けて前進移動させることにより、外歯41aが突出部位面11bと当接する。したがって、この当接位置において、ポール40aの前進移動が阻止される。そして、これにより、回動カム50の押し出し方向の回動も阻止されるため、全てのポール40a〜40cにおいて、その外歯41a〜41cとラチェット10の内歯11aとが噛合することが阻止される。すなわち、この関係位置となる回動領域が、解除レバーU(図2参照)の回動操作を止めてもラチェット10とガイド20との相対回動を許容することのできるフリーゾーンFとして設定される。
なお、本実施例では、図5の仮想線で示された回動位置から実線で示された回動位置までの領域(図2においては紙面内右側に仮想線で示される後倒位置から実線位置までの領域)が、ロックゾーンLとして、94度の角度領域に設定されている。また、同実線で示された回動位置を境界として、図6の仮想線で示された回動位置までの領域(図2においては実線位置を境界として、紙面内左側に仮想線で示される前倒位置までの領域)が、フリーゾーンFとして、86度の角度領域に設定されている。これらロックゾーンL及びフリーゾーンFの設定された領域を図7にまとめて示した。
続いて、本実施例の使用方法を説明する。ここで、シート1の初期位置状態は、図2に良く示されるように、シートバック2が実線位置に示される起立姿勢位置にある状態で、解除レバーUが操作前位置にある状態となっている。この状態では、リクライニング装置4がロックゾーンLにあってロック状態となっており、シートバック2がその傾き角度位置にて保持されている。
そこで、先ず、初期位置状態にあるシートバック2をシートクッション3側に前倒しして折畳姿勢状態とする方法について説明する。始めに、解除レバーUを回動操作し、リクライニング装置4をアンロック状態に切換える。そして、例えばシートバック2にかかる前倒し方向の回動附勢力に従って、シートバック2を少し前倒しすると、リクライニング装置4はフリーゾーンFに入る。この状態では、解除レバーUの回動操作を止めても、リクライニング装置4のアンロック状態が継続されるため、そのままシートバック2をシートクッション3側に倒し込んで折畳姿勢状態(図2の紙面内左側に仮想線で示される前倒位置状態)とすることができる。なお、折畳姿勢状態としたシートバック2を初期位置状態(図2の実線位置状態)に戻す操作も、シートバック2をその前倒し方向にかかる回動附勢力に抗して起こし上げる操作を行う他は、上記と同様にして行うことができる。
次に、初期位置状態にあるシートバック2を後倒しして傾き角度位置を調整する方法について説明する。始めに、解除レバーUを回動操作し、リクライニング装置4をアンロック状態に切換える。そして、解除レバーUの回動操作を継続したまま、シートバック2をその前倒し方向にかかる回動附勢力に抗して後傾させて傾き角度位置の調整を行う。そして、その後に、解除レバーUの回動操作を止めると、リクライニング装置4がロック状態に切換えられる。これにより、シートバック2を、その傾き角度を調整した位置にて保持することができる。なお、シートバック2は、リクライニング装置4がロックゾーンL(図5参照)にある回動領域では、上記の方法によって傾き角度の調整を行うことができ、最大で、図2の紙面内右側に仮想線で示される後傾位置まで傾き角度位置の調整を行うことができる。
このように、本実施例のリクライニング装置4によれば、フリーゾーンプレート等の別途の組付部品を設けることなく、広い領域のロックゾーンLやフリーゾーンFを設定することができる。また、フリーゾーンFの回動領域では、ラチェット10に形成された突出部位面11bに対してポール40aを直接に押し当てて内歯11aとの噛合を阻止することができる。したがって、このようなポール40a〜40cの前進移動を阻止する係止構造を別途の組付部品に対して設定する場合と比べ、これらの間で生じる寸法誤差の影響を受け難くすることができる。また、本実施例のようにポール40a〜40cをガイド20の円周方向に均等間隔に配置してもロックゾーンLやフリーゾーンFを広く確保することができるため、回動カム50によってポール40a〜40cをラチェット10に押圧する際の押圧力を安定して作用させることができる。
更に、ポール40cに形成した突起部位44cによって、薄肉形状部位43cの軸方向位置を安定させることができ、リクライニング装置のロック及びアンロックの切換操作を円滑に行うことができる。この突起部位44cは、ポール40cの薄肉形状部位43cを半抜き加工することによって、安定した支持強度を持たせて簡単に形成することができる。
更に、1個のポール40cのみ、突出部位面11bとの干渉を回避する構成とすることで、他のポール40a,40bには形成領域の広い外歯41a,41bを形成することができる。したがって、ラチェット10とガイド20とのロック状態を安定させることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、本発明の継手装置は、上記実施例で示したリクライニング装置に限定されず、同軸上に相対回動可能に配設される部材同士を連結する種々の継手構造に適用することができる。
また、リクライニング装置において、ラチェットがシートクッション側に連結されて、ガイドがシートバック側に連結される構成であっても良い。
また、薄肉に形成されたポールに形成される突起部位は、ポールを半抜き加工して形成したものに限定されず、別部材をポールに一体に固定したものであっても良い。また、突起部位を設けない構成としても構わない。但し、この場合には、ポールがラチェットの内盤面とガイドの内盤面との間でガタツキし易くなることに留意が必要である。
また、3個のポールがガイドの円周方向に120度間隔に配置されたものを示したが、円周方向に4個以上配したものであっても良い。
また、複数のポールを、突出部位面との干渉を回避することのできる構成としても良い。但し、この場合には、ポールの薄肉化に伴って外歯の形成領域が狭められるため、ラチェットとガイドとのロック強度が低下することに留意が必要である。
リクライニング装置の分解斜視図である。 シートバックの傾き角度の調整可能範囲を表した側面図である。 リクライニング装置の内部構造を側面視して表した断面図である。 リクライニング装置のロック状態及びアンロック状態を正面視して表した断面図である。 リクライニング装置がロックゾーンにある状態を正面視して表した断面図である。 リクライニング装置がフリーゾーンにある状態を正面視して表した断面図である。 リクライニング装置のロックゾーンとフリーゾーンを表した断面図である。
符号の説明
1 シート
2 シートバック(第1部材及び第2部材の一方)
3 シートクッション(第1部材及び第2部材の他方)
4 リクライニング装置(継手装置)
10 ラチェット
10a 内盤面
10b 外盤面
10c 回動中心
10d 外周縁部位
11 円筒形状部位
11a 内歯
11b 突出部位面
12 嵌合溝部
12a 嵌合溝部
13 貫通孔
20 ガイド
20a 内盤面
20b 外盤面
20c 回動中心
20d 外周縁部位
21a〜21c ガイド溝部
22 嵌合溝部
23 掛部
24 貫通孔
30 セットプレート(外周リング)
31 ラチェット保持面
32 ガイド保持面
40a,40b ポール(第1のポール)
40c ポール(第2のポール)
41a〜41c 外歯
42a〜42c 操作受部
43c 薄肉形状部位
44c 突起部位
50 回動カム(カム)
50c 回動中心
51a〜51c 操作腕
52 嵌合孔
60 ヒンジカム(カム)
61 掛部
70 バネ部材
U 解除レバー
L ロックゾーン
F フリーゾーン

Claims (4)

  1. 同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻止しその状態を保持するロック状態と、を成す継手装置であって、
    第1部材及び第2部材の一方の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、該円盤形状の外周縁部位において軸方向に突出して円筒形状部位が形成されており、該円筒形状部位の内周面に内歯が形成されているラチェットと、
    第1部材及び第2部材の他方の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、前記ラチェットに対して相対回動可能に互いの盤面を対向させた状態で組み付けられるガイドと、
    該ガイドの前記ラチェットに対向する側の盤面上に円周方向に間隔を置いて複数配置されており、前記ガイドに対して半径方向にのみそれぞれ移動可能な状態として保持されており、半径方向外側面に外歯を有するポールと、
    前記ガイドの軸上位置に軸回動可能に配置され、該軸回動に伴って前記各ポールを前記ガイドの半径方向の内側から外側に押し出して、当該各ポールの外歯を前記ラチェットの円筒形状部位の内周面に形成された内歯に噛合させることのできるカムと、
    前記ガイドを前記ラチェットに対して相対回動可能に保持するべく、これらの外周縁部位同士を軸方向かつ半径方向に挟み込んだ状態として取付けられる外周リングと、
    を有し、
    前記ラチェットの円筒形状部位の内周面の周方向の一部の範囲における軸方向の一部の幅範囲には、前記内歯が欠歯とされていると共に前記内歯の歯先よりも半径方向の内方に突出した突出部位面が形成されており、
    前記ポールは、その半径方向外側面に形成される外歯が、前記ラチェットの円筒形状部位の内周面の周方向の一部の範囲外に形成される内歯に対応した軸方向幅として形成され該周方向の一部の範囲外に形成される内歯と噛合することができる第1のポールと、前記ラチェットの円筒形状部位の内周面の周方向の一部の範囲に形成された前記突出部位面を除く軸方向幅に形成された内歯に対応した軸方向幅として形成され前記ラチェットの周方向の如何なる位置でも内歯と噛合することができる第2のポールと、の種類を有し、
    前記ラチェットに形成された前記突出部位面の回動領域内に前記第1のポールと第2のポールとが配置されていることを特徴とする継手装置。
  2. 請求項1に記載の継手装置であって、
    前記ポールは板状として形成されており、前記第2のポールの板厚は第1のポールの板厚より薄肉とされており、該第2のポールはその板厚方向に一部突出した突起部位が形成されて前記第1のポールと同じ板厚として形成されており、前記ラチェットの内盤面と前記ガイドの内盤面との間で軸方向に支持されていることを特徴とする継手装置。
  3. 請求項2に記載の継手装置であって、
    前記第2のポールに形成される突起部位は、該第2のポールの板状部材が半抜き加工されて形成されていることを特徴とする継手装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の継手装置であって、
    前記複数のポールのうち1個のみが第2のポールとして配置されていることを特徴とする継手装置。
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