JP5102705B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートクッション及びシートバックを具備した車両用シートに用いられるリクライニング装置に関する。
車両用シートのリクライニング装置の基本機能は、シートクッション(座部)に対するシートバック(背もたれ部)の傾斜角度を調節して所望の傾斜角度にシートバックを保持することにある(図1参照)。それに加えてリクライニング装置には、直立又は傾斜状態にあるシートバックをシートクッション上にスムーズに前倒しするという機能が求められている。最近の車両用シートでは、図1に示すように、シートバック13の略直立状態から後方に向かう角度範囲は、シートバックの傾斜角度を選択できると共にその選択された傾斜角度にシートバックを保持することができるロック可能範囲として設定されている。他方、シートバック13の略直立状態から前方に向かう角度範囲は、シートバック13をロックフリー状態に陥らせてシートクッション12上に一気に前倒しすることができるロックフリー範囲として設定されている。
このようなシートバックのロック可能状態とロックフリー状態とを選択可能なリクライニング装置の一例が、特許文献1(車両の座席の関節機構)に開示されている。
特許文献1の装置は、回転軸(X)を中心として相対的に旋回可能な第1の側板(7)(ベースプレートに対応)及び第2の側板(8)(ギヤプレートに対応)、並びに、第1の側板に対しその半径方向に移動可能に取り付けられた二つの軸受金(11a,11b)(ロックギヤに対応)を備えている。一般に、第1の側板がシートクッションに連結され、第2の側板にはシートバックが連結される。第2の側板の内周部には、全周にわたって連続する内歯(13)が形成されており、二つの軸受金の各々には、前記内歯に噛合可能な外歯(12a)が設けられている。各軸受金は、その外歯が第2側板の内周部の内歯に噛合する活動位置(ロック位置)と、その外歯が第2側板の内周部の内歯に噛合しない控え位置(アンロック位置)との間を、制御装置(16)によって切り替えられる。なお、制御装置(16)は、制御レバー(6)と一体化されたカム(17)、そのカムを特定方向に付勢する中央バネ(18)及び前記カムと連動すると共に軸受金の移動を制御する制御カバー(21)によって構成される。各軸受金が活動位置に配置されることで、第1の側板に対して第2の側板がロックされ、シートバックが傾動不能となる。他方、各軸受金が控え位置に配置されることで、第1及び第2の側板間のロックが解除され、シートバックが自由に傾動可能となる。
更に特許文献1の装置では、各軸受金の上に、軸方向に突出するピン(15a,15b)が設けられている。また、第2の側板には、前記内歯が形成された内周部の更に内側領域において、各軸受金のピンと係合可能な円形の傾斜路(24)が形成されている。この傾斜路(24)は、軸受金をその控え位置に維持するような形で軸受金のピンと連動するように適合されたロック解除用角度領域(C,D)、及び、軸受金の径方向移動を許容するような形で軸受金のピンと連動しないように適合されたロック用角度領域(A,B)を有している。
従って、制御レバーの操作時に、第1及び第2の側板間の相対配置関係(ひいてはシートクッションとシートバックの相対配置関係)が、各軸受金のピン(15a,15b)がロック用角度領域(A,B)内にあるような場合には、制御レバーの操作に応じてシートバックのロック及びアンロックを任意選択することができる。これに対し、第1及び第2の側板間の相対配置関係が、各軸受金のピン(15a,15b)がロック解除用角度領域(C,D)内にあるような場合には、制御レバーの操作にかかわらず、シートバックはロックされない。実際の車両では、図1に示したロック可能領域およびロックフリー領域が、上記傾斜路のロック用角度領域(A,B)およびロック解除用角度領域(C,D)によってそれぞれ実現されるように、座席の関節機構(リクライニング装置)がシートに組み付けられている。
特開2005−319298号(優先権主張基礎:0404777(フランス))
リクライニング装置にあっては、ロックギヤとギヤプレートとの間の噛合強度を極力高めたいという技術的要請が本質的に存在する。特に乗用車の後部座席にあっては、シートバックの上部位置に3点式シートベルトの支持部を設定することが多いため、衝突時、後部座席のシートバックにはそれを前傾させようとする過大な荷重が及びやすい。それ故、後部座席用のリクライニング装置にあっては、前部座席用のリクライニング装置以上に、ロックギヤとギヤプレートとの間の噛合強度の高さが求められる。
ロックギヤとギヤプレートとの間の噛合強度を高めるための最も初歩的な対策は、ギヤプレートの内歯に噛合するロックギヤの外歯の数を増やすこと(即ちギヤプレートの内歯の総数に対する全ロックギヤの外歯の総数の割合を高めること)である。より実際的にはリクライニング装置が具備するロックギヤの数を、従来の2つから3つ以上に増やすことである。
しかしながら、単にロックギヤの数だけを増やすという設計を採用した場合、前述のロックフリー範囲を十分な広角度に確保することが難しくなるという新たな問題が持ち上がる。即ち、従来の構成ではロックギヤの数が2つだったので、1つのロックギヤに割り当てられるギヤプレート内周部の角度範囲が180度(°)あり、その180度の範囲をロック部とロックフリー部とに分配することができた。それ故、1つのロックギヤのロックフリー部のために90度又はそれ以上の角度範囲を設定することも比較的容易であった。しかし、仮にロックギヤの数が3つになると、1つのロックギヤに割り当てられるギヤプレート内周部の角度範囲が120度にまで減ってしまい、その狭い120度の範囲をロック部とロックフリー部とに分配しなければならない。その場合、ロック部の角度範囲を必要最小限の角度(例えば70度)にとどめたとしても、ロックフリーの角度範囲が非常に狭い角度(例えば50度)に制限されてしまい、ロックフリー状態でのシートバックの前倒しに制約が生じてしまう。
本発明の目的は、ギヤプレートの内歯の総数に対するロックギヤの外歯の総数の割合を増やしたとしても、ベースプレートに対しギヤプレートをロックフリーとすることができる角度範囲を広く確保することが可能なリクライニング装置を提供することにある。
本発明は、車両シート用のリクライニング装置である。このリクライニング装置は、共通の中心軸を中心として相対回動可能に合体されるベースプレート及びギヤプレートであって、前記両プレートのうちの一方がシートクッションに連結され、他方がシートバックに連結されるところのベースプレート及びギヤプレート、前記ギヤプレートの外周環状部の内側に設けられた複数の内歯、前記ベースプレートに対しその半径方向に移動可能に装着されると共に、前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な複数の外歯をそれぞれに有する複数のロックギヤ、並びに、操作レバーの操作に基づいて、各ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合するロック位置と、各ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合しないアンロック位置との間で前記複数のロックギヤを同時に切り替えるための操作カム機構、を備えている。
更に、前記複数のロックギヤの各々は、位置制御用係合部を有する。前記ギヤプレートは、前記外周環状部の内歯よりも内側において、前記各ロックギヤの位置制御用係合部と係合して各ロックギヤの半径方向移動を規制すべく周方向に形成された規制カム部を備える。前記規制カム部は、前記操作レバーの操作に起因する前記操作カム機構の動作に応じて前記ロックギヤが前記ロック位置と前記アンロック位置との間で切り替え配置されるのを許容すべく、第1の所定角度範囲(θ1)にわたって設けられた複数のロック可能角度領域と、前記操作カム機構の動作にかかわらず前記ロックギヤが前記ロック位置に配置されるのを阻止すべく、第2の所定角度範囲(θ2)にわたって設けられた複数のロック不能角度領域とを有している。当該リクライニング装置は更に、前記規制カム部に係合した状態で前記ギヤプレートに対して相対回動可能に設けられたロックフリー保持部材を備える。前記ロックフリー保持部材は、それぞれが前記規制カム部の各ロック可能角度領域に配置されると共にそのロック可能角度領域内において当該規制カム部に沿って相対移動可能な複数のロック阻止部を有しており、これらロック阻止部の各々は、ロック不能角度領域にある規制カム部との間で前記ロックギヤの位置制御用係合部を受け渡し可能に形成されている。
好ましくは、本発明のリクライニング装置は更に、前記ロックフリー保持部材を特定の回動方向へ付勢する付勢手段を備えており、この付勢手段の付勢作用により、前記複数のロック阻止部の各々が、それに対応する前記ロック不能角度領域の一端に配置されて当該ロック不能角度領域と仮連結される。
好ましくは、本発明のリクライニング装置では、前記ロックギヤの数が3個以上であり、前記ロックフリー保持部材は、前記ロックギヤと同数の前記ロック阻止部を有する。
[作用]
このリクライニング装置によれば、ベースプレート及びギヤプレート間の相対配置関係(即ちシートクッションとシートバックの相対配置関係)が、各ロックギヤの位置制御用係合部が規制カム部のロック可能角度領域にあるような場合には、操作レバーの操作に応じて、ロックギヤをロック位置又はアンロック位置に選択的に配置することができ、シートバックのロック又はアンロック状態を任意選択することができる。他方、ベースプレート及びギヤプレート間の相対配置関係(即ちシートクッションとシートバックの相対配置関係)が、各ロックギヤの位置制御用係合部が規制カム部のロック不能角度領域にあるような場合には、ロックギヤのロック位置への配置が常に阻止され、シートバックはロックフリー状態となって手動での自由な前傾又は後傾が可能になる。
更に本発明のリクライニング装置は、複数のロック阻止部を有するロックフリー保持部材を具備しているため、機能的で次のような特徴を有する。
即ち、シートバックの手動操作に基づいてベースプレート及びギヤプレート間の相対配置関係が変化し、各ロックギヤの位置制御用係合部が規制カム部のロック不能角度領域からロック可能角度領域に移行する際に、各ロックギヤの位置制御用係合部が、ロック可能角度領域に配置されたロック阻止部に受け渡される。その後、各ロックギヤの位置制御用係合部は、ロックフリー保持部材のロック阻止部に係合した状態を維持したまま、ベースプレート及びギヤプレート間の相対回動に伴って規制カム部のロック可能角度領域を相対移動する。このため、各ロックギヤの位置制御用係合部がロック可能角度領域に存在するにもかかわらず、各ロックギヤはロック位置への切り替えが阻止され、ロックギヤによるロック状態は実現せず、ロックフリー状態がそのまま維持される。つまり、ロックフリー保持部材のロック阻止部によって、規制カム部のロック可能角度領域が一時的に無効化され、暫定的なロック不能角度領域への転換が図られる。その結果、個々のロックギヤにとっての実質的なロック不能角度範囲は、一つのロック不能角度領域に対応する第2の所定角度範囲(θ2)と、前記ロック阻止部によって暫定的なロック不能角度領域に転換されるところの一つのロック可能角度領域に対応する第1の所定角度範囲(θ1)との和(θ2+θ1)にまで拡大される。
このように本発明によれば、規制カム部のロック可能角度範囲内を移動可能な複数のロック阻止部を有するロックフリー保持部材を追加したことで、ベースプレートに対しギヤプレートをロックフリー状態とできる角度範囲を広くすることができる。
本発明のリクライニング装置によれば、ギヤプレートの内歯の総数に対するロックギヤの外歯の総数の割合を仮に増やしたとしても、ベースプレートに対しギヤプレートをロックフリーとすることができる角度範囲を広く確保することができる。つまり、ロックギヤとギヤプレートとの間の噛合強度の向上と、広範なロックフリー角度の確保との両立を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態に従うリクライニング装置を図面を参照しつつ説明する。
図2及び図3に示すように、リクライニング装置は、センターシャフト1、ベースプレート2、ギヤプレート3、プレート連結用リングカバー4、複数のロックギヤ5(本例では3つ)、操作カム6、リンクプレート7、複数のロックギヤ用スプリング8(本例では3つ)、ロックフリー保持部材としてのフリーブラケット9、及び、付勢手段としてのフリーブラケット用スプリング10を備えており、これらの部材(1〜10)を組み立てて得られる装置ユニットとして提供される。
図2,3及び4に示すように、ベースプレート2は、リクライニング装置の基台を構成する円盤状の部材であって、本実施形態では車両用シートのシートクッション12側に連結固定されるものである。また、ギヤプレート3は、ベースプレート2に対して回動可能に組み付けられる概して円盤状の部材であって、本実施形態では車両用シートのシートバック13側に連結固定されるものである。ベースプレート2は外周環状部21を有している。そして、ベースプレート2とギヤプレート3とは、ベースプレートの外周環状部21の内周面に対しギヤプレート3の外周面を接触させた状態で相対回動可能に合体連結されている。プレート連結用リングカバー4は、リクライニング装置の外周部の被覆材であると同時に両プレート2,3の合体連結状態を維持するための連結手段でもある。
図4に示すように、ベースプレート2には、その中心から偏心した3箇所に均等間隔をおいて3つのガイド部22が突設されている。隣り合う二つのガイド部22の間にはロックギヤ5がそれぞれ配置され、各ロックギヤ5は、それを挟持する二つのガイド部22によって半径方向に移動可能に支持されている。
図2,3,6及び7に示すように、ギヤプレート3は外周環状部31を有している。その外周環状部31の内側には、複数の内歯32がその環状部31の内周全体にわたって連続形成されている。これらの内歯32は、後述するロックギヤ5の外歯52を噛合させることができるものである。また、ギヤプレート3は、その外周環状部31の内歯32よりも内側位置において、円環状に形成された規制カム部33を有している。この規制カム部33は、各ロックギヤ5の一部(後述する制御突起53)と係合して各ロックギヤ5の半径方向移動を規制すべく周方向に沿って設けられている。この規制カム部33の詳細については、後ほど説明する。
図2,3及び4に示すように、3つのロックギヤ5はいずれも同じ形状である。各ロックギヤ5は、その両側部が平行に形成され、上記ガイド部22の側端面に沿ってベースプレート2の半径方向に移動可能となっている。各ロックギヤ5には、その外側円弧辺においてギヤプレートの内歯32と噛合可能な複数の外歯52が形成されている。また、各ロックギヤ5の一面(ギヤプレート3と対向する面)には、位置制御用係合部としての制御突起53が設けられている。
本実施形態では、センターシャフト1、操作カム6、リンクプレート7及び3つのロックギヤ用スプリング8が協働して、3つのロックギヤ5の配置を同時に切り替えるための操作カム機構を構成している。
図2,3及び4に示すように、操作カム6は、ベースプレート2の中心位置に配置されており、各ロックギヤ5のギヤプレート3に対する噛合およびその解除に関与する。この操作カム6は、センターシャフト1と一体化されて当該シャフト1と同期回転可能となっている。
3つのロックギヤ5には、それぞれに対応するようにロックギヤ用スプリング8が設けられている。各ロックギヤ用スプリング8は、好ましくは円弧形をした棒状のばね材であって、その一端がロックギヤ5に連結されると共に他端がベースプレート2に連結固定されている。各ロックギヤ用スプリング8は、各ロックギヤ5を外方向(即ちロックギヤの外歯52がギヤプレートの内歯32に噛合した状態を維持する方向)に付勢する。
図2,3及び5に示すように、リンクプレート7は、当該リンクプレート7に設けられた凹部(図示略)と前記操作カム6に設けられた凸部(図示略)との凹凸係合関係に基づいて、操作カム6に対し一体回転可能に装着されている。つまり、リンクプレート7は、操作カム6及びセンターシャフト1と同期回転可能となっている。このリンクプレート7には、3つのロックギヤの制御突起53にそれぞれ対応する3つのガイド孔71が形成されている。各ガイド孔71は略扇形状をなし、各ガイド孔71にはロックギヤ5の制御突起53が挿通される。そして、各ガイド孔71の外側縁は、リンクプレート7の回転位相に応じて各ロックギヤ5の位置を制御し得るように傾斜状又はS字湾曲状に形成されている。
即ち、リンクプレート7が所定の回転位相にある場合には、各制御突起53がリンクプレート7の半径方向における最も外側に位置することが許容され、各ロックギヤ5は、ロックギヤ用スプリング8の付勢作用によって、ロックギヤ5の外歯52がギヤプレート3の内歯32に噛合する「ロック位置」に配置可能となる。ロックギヤ5がロック位置に配置される回転位相から、リンクプレート7が回転されるに伴って、各ガイド孔71の外側縁が各制御突起53をリンクプレート7の半径方向内側に向けて誘導し、各ロックギヤ5は、ロックギヤ用スプリング8の付勢作用に抗して内方向(即ちリンクプレート7の中心に接近する方向)に引き込まれる。その結果、各ロックギヤ5は、その外歯52がギヤプレート3の内歯32に噛合しない「アンロック位置」に配置可能となる。
センターシャフト1の一端部には操作レバー14が連結されており(図2参照)、操作レバー14の操作に基づいて乗員は操作カム機構の動作を制御することができる。即ち、乗員が操作レバー14をロック解除方向に操作することで、センターシャフト1、操作カム6及びリンクプレート7が所定方向に一体回転され、3つのロックギヤ5が同時にロック位置からアンロック位置に切り替えられる。すると、ベースプレート2に対するギヤプレート3のロックが解除され、シートバック13が角度調節可能になる。その後、乗員が操作レバー14から手を離すと、ロックギヤ用スプリング8の付勢作用によって各ロックギヤ5は、アンロック位置からロック位置に復帰し、ベースプレート2に対しギヤプレート3がロックされる。なお、ロックギヤ5の復帰に伴って、センターシャフト1、操作カム6及びリンクプレート7も復帰回動する。このように操作カム機構は、乗員による操作レバー14の操作に基づいて、ロック位置とアンロック位置との間で3つのロックギヤ5を同時に切り替える。
図6に示すように、ギヤプレート3に設けられた円環状の規制カム部33には、3つのロック可能角度領域34(34A,34B,34C)と、3つのロック不能角度領域35(35A,35B,35C)とが交互に設けられている。基本的に1つのロックギヤ5の制御突起53(例えば53A)に対して、1つのロック可能角度領域34(例えば34A)と、それに隣接する1つのロック不能角度領域35(例えば35A)とが割り当てられる。以下では、53A,34A及び35Aからなる第1の組合せに着目して説明する。53B,34B及び35Bからなる第2の組合せ、並びに、53C,34C及び35Cからなる第3の組合せにも、同じ説明が当てはまることは言うまでもない。
規制カム部33のロック可能角度領域34Aは角度範囲θ1(例えば約90°)にわたって設けられ、それに隣接するロック不能角度領域35Aは角度範囲θ2(例えば約30°)にわたって設けられている。ロック可能角度領域34Aの規制カム部は、ロック不能角度領域35Aの規制カム部よりも半径方向外側に位置している。図6に示すように、ロックギヤの制御突起53Aがロック可能角度領域34A内にある限り、操作レバー14の操作に起因する操作カム機構の動作時に、規制カム部33は制御突起53Aの外方向への移動を規制せず、ロックギヤ5は、ロック位置とアンロック位置との間の切り替えを許容される。
これに対し、ロック不能角度領域35Aの規制カム部は、ロック可能角度領域34Aの規制カム部よりも半径方向内側に位置している。このため、ロックギヤの制御突起53Aがロック不能角度領域35A内にあると、制御突起53Aの外方向への移動が規制カム部33によって規制され、その結果、ロックギヤ5は、操作カム機構の動作にかかわらず、アンロック位置からロック位置への移動を阻止される。換言すれば、ロック不能角度領域35Aの規制カム部は、操作カム機構の作用を無効化して、ロックギヤ5を常にアンロック位置に保持する働きをする。
図2,3,6及び8に示すように、本実施形態のリクライニング装置には、前記円環状の規制カム部33のロック可能角度領域34に係合した状態でギヤプレート3に対して相対回動可能なロックフリー保持部材としてのフリーブラケット9が追加されている。
図8に示すように、フリーブラケット9は、3つの腕部91を備えた略三角形状のプレート材として形成されている。フリーブラケットの3つの腕部91の各先端部には、ロック阻止部92(92A,92B,92C)が形成されている。フリーブラケット9は、3つのロック阻止部92が前記規制カム部33の3つのロック可能角度領域34(34A,34B,34C)にそれぞれ配置されるような態様でギヤプレート3に対して組み付けられる。各ロック阻止部92は、それぞれに対応するロック可能角度範囲34内にて規制カム部33の円弧に沿って相対移動可能となっている。図6に示すように、例えばロック阻止部92Aがロック可能角度領域34Bの一方の端に配置されるとき、ロック不能角度領域35Aの規制カム部の円弧に連続する円弧を形作るように当該ロック阻止部92Aは形成されている(92B,92Cについても同じ)。その結果、各ロック阻止部92は、ロック不能角度領域35にある規制カム部との間でロックギヤ5の制御突起53を受け渡し可能となっている。
また図8に示すように、各ロック阻止部92は、当該ロック阻止部92に受け渡された制御突起53を受け止めるストッパ部93を有している。このストッパ部93は、ベースプレート2に対しギヤプレート3がある一方向に回動したときでも、当該ロック阻止部92を制御突起53に係止させてフリーブラケット9の連れ回り回動を抑止するための係止部である。
図2及び図7に示すように、ギヤプレート3の中央部の最奥には、フリーブラケット9を特定の回動方向へ付勢する付勢手段としてのフリーブラケット用スプリング10が配設されている。このフリーブラケット用スプリング10は、好ましくは渦巻きばねであり、その渦巻きばねの一端(外端)10aはギヤプレート3の本体に掛止されると共に、他端(内端)10bは、フリーブラケット9の中央シャフト挿通孔94に隣接して形成された切欠き95に掛止されている(図8参照)。このフリーブラケット用スプリング10の付勢作用により、図6並びに図9(a),(b)及び(c)に示すように、3つのロック阻止部92A,92B,92Cは、それぞれに対応するロック不能角度領域35A,35B,35Cの一端に配置されて当該対応するロック不能角度領域と仮連結される。
次に、本実施形態のリクライニング装置の作用について説明する。
[ロック可能範囲での作用]
シートバック13が図1のロック可能範囲にあるとき、ギヤプレート3の規制カム部33、三つの制御突起53およびフリーブラケット9の三つのロック阻止部92は、図9に示すような配置関係にある。この場合には、乗員が操作レバー14から手を離している限り、ロックギヤ用スプリング8によって各ロックギヤ5は外方向に付勢される。そして、各ロックギヤ5は、その外歯52がギヤプレート3の内歯32に噛合するロック位置に配置され、シートバック13は所定の傾斜角度にロックされる。
かかるシートバックのロック状態を解除する場合、乗員は操作レバー14を手動操作する(具体的には、操作レバー14を引き上げる又は押し下げる)。操作レバー14の操作に基づき、センターシャフト1、操作カム6およびリンクプレート7が同期回転される。それに伴い、リンクプレート7の略扇状のガイド孔71の外側縁がロックギヤ5の制御突起53をガイドし、各ロックギヤ5が内方向(中心軸Xに向かう方向)に引き込まれる。その結果、ロックギヤ5は、その外歯52がギヤプレート3の内歯32から離脱するアンロック位置に配置され、シートバック13の傾角が変更可能となる。
図9(a)は、シートバック13が図1のロック可能範囲にあるときの前記三者(33,53,92)の基準位置を示す。操作レバー14の操作を伴いながらシートバック13を図1のロック可能範囲内で前傾させると、ギヤプレート3の規制カム部33及びフリーブラケット9が図9(a)の基準位置から時計回り方向に連れ回り回動して、図9(b)の位置(各制御突起53がそれに対応するロック可能角度領域34の最前端となる位置)を占める。この場合、シートバック13は図1のロック可能範囲内における最前傾位置(初段ロック位置)に保持される。この状態から操作レバー14の操作を伴いながらシートバック13を後傾させると、ギヤプレート3の規制カム部33及びフリーブラケット9が図9(b)の位置から反時計回り方向に連れ回り回動して、図9(c)の位置(各制御突起53がそれに対応するロック可能角度領域34の最後端となる位置)を占める。この場合、シートバック13は図1のロック可能範囲内における最後傾位置(最終段ロック位置)に保持される。
このように本実施形態のリクライニング装置によれば、規制カム部33のロック可能角度領域34の設定角度θ1にほぼ対応するところの、初段ロック位置から最終段ロック位置までの角度範囲内で、シートバック13の傾斜角度を段階的に調節することができる。
[ロックフリー範囲での作用]
次に、図10(b)(図9(b)の再掲)の初段ロック状態からシートバック13を前倒しする場合の作用について説明する。先ず、シートバック13のロック状態を解除すべく操作レバー14を手動操作すると、前記操作カム機構(1,6,7,8)によって全てのロックギヤ5が、ロックギヤ用スプリング8の付勢力に抗して内方向に引き込まれてロック位置からアンロック位置に切り替え配置される。各ロックギヤ5の内方向移動に伴って、各制御突起53は、ロック可能角度領域34の規制カム部33から離れ、ロック不能角度領域35の規制カム部33に乗り上げ可能な位置に変位する。このタイミングでシートバック13を前傾させると、各制御突起53が規制カム部33のロック不能角度領域35に乗り上げ、シートバック13はロックフリー状態となる。引き続きシートバック13を前傾させると、ギヤプレート3の規制カム部33及びフリーブラケット9が図10(b)の位置から時計回り方向に連れ回り回動し、各制御突起53がロック不能角度領域35に沿って相対摺動して図10(d)に示す状態になる。ギヤプレート3、フリーブラケット9および制御突起53の三者が図10(b)から図10(d)の配置に切り替わるまでの間、シートバック13はロックフリー状態のまま、ロック不能角度領域35の角度θ2に相当する角度だけ前傾する。
図10(d)の状態では、各ロック不能角度領域35の一端部にフリーブラケット9の各ロック阻止部92が仮連結しているため、各制御突起53は、それぞれに対応するロック阻止部92上に円滑に受け渡される。即ち例えば、第1の制御突起53Aは、第2の制御突起53B用のロック可能角度領域34Bに進入したにもかかわらず、その角度領域34B内を相対移動するロック阻止部92Aに乗り上げる形となるため、ロック位置への切り替えが阻止され、アンロック位置に保たれる。従って、シートバック13もロックフリー状態を引き続き維持することができ、角度θ2だけ前傾させた後もそのまま引き続いて前傾させることができる。
シートバック13の更なる前傾に伴って、ギヤプレート3の規制カム部33は図10(d)から図10(e)の配置に向けて時計回り方向に連れ回り回動する。この間、各ロック阻止部92のストッパ部93はそれぞれに対応する制御突起53に当接するため、フリーブラケット9はギヤプレート3に追従して回転せず、各ロック阻止部92は各制御突起53の隣接位置にとどまる。そして、ギヤプレート3、フリーブラケット9および制御突起53の三者が図10(d)から図10(e)の配置に切り替わるまでの間も、シートバック13はロックフリー状態を保ったまま、ロック可能角度領域34の角度θ1に相当する角度だけ更に前傾する。こうして、例えば第1の制御突起53A用のロック不能角度領域35Aの時計回り方向先端側の端部が、図10(b)に示す第1の制御突起53Aに当接した位置から、図10(e)に示す第3の制御突起53A用のロック阻止部92Cに当接してそれ以上の回動を阻止される位置に達するまでの、約(θ2+θ1)の角度範囲にわたってロックフリー状態を保ち続けることができる。なお、図10(e)の状態では、シートバック13はロックフリー状態での最前傾位置(例えば、シートバック13がシートクッション12上に完全に折り重なってシートバック13の背面がほぼ水平状態となる位置)に配置される。
ロックフリー最前傾位置にあるシートバック13を初段ロック位置にまで復帰させるには、乗員がシートバック13を後方(起立方向又は復帰方向)に向けて復帰回動させればよい。シートバック13の復帰回動に伴って、ギヤプレート3は反時計回り方向に連れ回り回動する。図10(e)の状態から角度θ1だけ復帰回動させると、ギヤプレート3、フリーブラケット9及び制御突起53の三者は図10(d)の状態に復帰する。そこから更に初段ロック位置に向けての復帰回動を続行すると、各ロック不能角度領域53の時計回り方向後端側の端部が各ロック阻止部92を反時計回り方向に押圧することで、ギヤプレート3及びフリーブラケット9が一体化して反時計回り方向に連れ回り回動する。これに伴い、各制御突起53はそれぞれ対応するロック阻止部92からロック不能角度領域35上に移行し、ロック不能角度領域35の規制カム部33に沿って相対摺動する。そして、図10(d)の状態から角度θ2だけ復帰回動されると、各制御突起53はロック不能角度領域35を通過して図10(b)の初段ロック位置に復帰する。初段ロック位置では、ロックギヤ用スプリング8の作用により各ロックギヤ5がロック位置に配置され、シートバック13がロックされる。
本実施形態によれば、規制カム部33のロック可能角度範囲34内で移動可能な複数のロック阻止部92を有するフリーブラケット9を設けたことで、規制カム部33のロック可能角度領域34を一時的に無効化して「暫定的なロック不能角度領域」に転換することが可能になる。その結果、一つのロックギヤ5にとっての実質的なロック不能角度範囲は、一つのロック不能角度領域(例えば35A)の角度範囲θ2と、前記ロック阻止部92によって暫定的にロック不能角度領域に転換されるところの一つのロック可能角度領域(例えば34B)の角度範囲θ1との和(θ2+θ1)にまで拡大される。
このようにフリーブラケット9を追加したことで、ベースプレート2に対しギヤプレート3をロックフリー状態とできる角度範囲を広く確保することができるので、ロックギヤ5の数を3つ又はそれ以上とした場合でも、ベースプレート2に対しギヤプレート3をロックフリーとすることができる角度範囲を狭めることがない。従って、本実施形態によれば、ベースプレート2とギヤプレート3との間のロックフリー角度を犠牲にすることなく、各ロックギヤ5とギヤプレート3との間の噛合強度を高めることができる。
[変更例]上記実施形態では、図11(イ)に示すように、フリーブラケット9の各ロック阻止部92の内縁を、ギヤプレート3の規制カム部33のロック不能角度領域35の内縁と連続し得るような円弧形状に形成したが、図11(ロ)に示すような形状に形成してもよい。即ち、各ロック阻止部92をその周方向先端部から後端部に向かって次第に広がる略テーパな形状とすることで、各ロック阻止部92の内縁を、ロック不能角度領域35の円弧状内縁に対して交差するような傾斜した形状に形成してもよい。図11(ロ)の構成によれば、フリーブラケット9の加工精度が多少悪く、図11(ハ)のようにロック阻止部92の外縁とロック可能角度領域35の規制カム部33との間に若干の隙間が生ずるような事態が生じたとしても、ロック不能角度領域35からロック阻止部92への制御突起53の受け渡しを支障なく円滑に行うことができ、フリーブラケット9の加工精度及び/又は組付け精度の悪さを補償して、リクライニング装置の円滑な動作を確保することができる。
[変更例]図12は本発明に従うリクライニング装置の別の実施形態を示す。本発明の主要な部材であるフリーブラケット9は図12に示すような形状であってもよい。即ち、フリーブラケット9の中央本体部96を略円板状に形成すると共に、その略円板状の中央本体部96から3つの腕部91が三方に延びるように形成してもよい。
[変更例]上記実施形態及び図12の変更例では、ロックフリー保持部材としてのフリーブラケット9と、付勢手段としてのフリーブラケット用スプリング10とを別体にて構成した。これに代えて、フリーブラケット9の本体部の一部にバネ弾性を付与することにより、ロックフリー保持部材が付勢手段を一体的に内包する(又は兼ねる)ように構成してもよい。
車両用シートを横から見たときの概略側面図。 一実施形態に従うリクライニング装置の径方向断面図。 リクライニング装置の主要部分についての分解断面図。 図1のP−P線での断面の概略を示す断面図。 図1のQ−Q線での断面の概略を示す断面図。 図1のR−R線での断面の概略を示す断面図。 ギヤプレートの内面側を示す正面図。 フリーブラケットの正面図。 (a)、(b)及び(c)は、主に規制カム部のロック可能角度領域の作用を説明する図。 (b)、(d)及び(e)は、主にフリーブラケットによるロックフリー状態保持作用を説明する図。 (イ)は一実施形態におけるフリーブラケットのロック阻止部の拡大図、(ロ)及び(ハ)はフリーブラケットのロック阻止部の変更例を示す図。 リクライニング装置(及びフリーブラケット)の別の実施形態を示す分解斜視図。
符号の説明
1…センターシャフト(操作カム機構の一要素)
2…ベースプレート
3…ギヤプレート
5…ロックギヤ
6…操作カム(操作カム機構の一要素)
7…リンクプレート(操作カム機構の一要素)
8…ロックギヤ用スプリング(操作カム機構の一要素)
9…フリーブラケット(ロックフリー保持部材)
10…フリーブラケット用スプリング(付勢手段)
12…車両用シートのシートクッション
13…車両用シートのシートバック
14…操作レバー
21…ベースプレートの外周環状部
31…ギヤプレートの外周環状部
32…ギヤプレートの内歯
33…ギヤプレートの規制カム部
34…ロック可能角度領域
35…ロック不能角度領域
52…ロックギヤの外歯
53…ロックギヤの制御突起(位置制御用係合部)
92…フリーブラケットのロック阻止部
X…中心軸

Claims (3)

  1. 共通の中心軸を中心として相対回動可能に合体されるベースプレート及びギヤプレートであって、前記両プレートのうちの一方がシートクッションに連結され、他方がシートバックに連結されるところのベースプレート及びギヤプレート、
    前記ギヤプレートの外周環状部の内側に設けられた複数の内歯、
    前記ベースプレートに対しその半径方向に移動可能に装着されると共に、前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な複数の外歯をそれぞれに有する複数のロックギヤ、並びに、
    操作レバーの操作に基づいて、各ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合するロック位置と、各ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合しないアンロック位置との間で前記複数のロックギヤを同時に切り替えるための操作カム機構、
    を備えた車両シート用のリクライニング装置において、
    前記複数のロックギヤの各々は、位置制御用係合部を有し、
    前記ギヤプレートは、前記外周環状部の内歯よりも内側において、前記各ロックギヤの位置制御用係合部と係合して各ロックギヤの半径方向移動を規制すべく周方向に形成された規制カム部を備え、
    前記規制カム部は、前記操作レバーの操作に起因する前記操作カム機構の動作に応じて前記ロックギヤが前記ロック位置と前記アンロック位置との間で切り替え配置されるのを許容すべく、第1の所定角度範囲(θ1)にわたって設けられた複数のロック可能角度領域と、前記操作カム機構の動作にかかわらず前記ロックギヤが前記ロック位置に配置されるのを阻止すべく、第2の所定角度範囲(θ2)にわたって設けられた複数のロック不能角度領域とを有しており、
    当該リクライニング装置は更に、前記規制カム部に係合した状態で前記ギヤプレートに対して相対回動可能に設けられたロックフリー保持部材を備え、
    前記ロックフリー保持部材は、それぞれが前記規制カム部の各ロック可能角度領域に配置されると共にそのロック可能角度領域内において当該規制カム部に沿って相対移動可能な複数のロック阻止部を有しており、これらロック阻止部の各々は、ロック不能角度領域にある規制カム部との間で前記ロックギヤの位置制御用係合部を受け渡し可能に形成されていることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記リクライニング装置は更に、前記ロックフリー保持部材を特定の回動方向へ付勢する付勢手段を備えており、この付勢手段の付勢作用により、前記複数のロック阻止部の各々が、それに対応する前記ロック不能角度領域の一端に配置されて当該ロック不能角度領域と仮連結される、ことを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
  3. 前記ロックギヤの数が3個以上であり、前記ロックフリー保持部材は、前記ロックギヤと同数の前記ロック阻止部を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリクライニング装置。
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