JP5102705B2 - リクライニング装置 - Google Patents
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Description
このリクライニング装置によれば、ベースプレート及びギヤプレート間の相対配置関係(即ちシートクッションとシートバックの相対配置関係)が、各ロックギヤの位置制御用係合部が規制カム部のロック可能角度領域にあるような場合には、操作レバーの操作に応じて、ロックギヤをロック位置又はアンロック位置に選択的に配置することができ、シートバックのロック又はアンロック状態を任意選択することができる。他方、ベースプレート及びギヤプレート間の相対配置関係(即ちシートクッションとシートバックの相対配置関係)が、各ロックギヤの位置制御用係合部が規制カム部のロック不能角度領域にあるような場合には、ロックギヤのロック位置への配置が常に阻止され、シートバックはロックフリー状態となって手動での自由な前傾又は後傾が可能になる。
図2及び図3に示すように、リクライニング装置は、センターシャフト1、ベースプレート2、ギヤプレート3、プレート連結用リングカバー4、複数のロックギヤ5(本例では3つ)、操作カム6、リンクプレート7、複数のロックギヤ用スプリング8(本例では3つ)、ロックフリー保持部材としてのフリーブラケット9、及び、付勢手段としてのフリーブラケット用スプリング10を備えており、これらの部材(1〜10)を組み立てて得られる装置ユニットとして提供される。
シートバック13が図1のロック可能範囲にあるとき、ギヤプレート3の規制カム部33、三つの制御突起53およびフリーブラケット9の三つのロック阻止部92は、図9に示すような配置関係にある。この場合には、乗員が操作レバー14から手を離している限り、ロックギヤ用スプリング8によって各ロックギヤ5は外方向に付勢される。そして、各ロックギヤ5は、その外歯52がギヤプレート3の内歯32に噛合するロック位置に配置され、シートバック13は所定の傾斜角度にロックされる。
次に、図10(b)(図9(b)の再掲)の初段ロック状態からシートバック13を前倒しする場合の作用について説明する。先ず、シートバック13のロック状態を解除すべく操作レバー14を手動操作すると、前記操作カム機構(1,6,7,8)によって全てのロックギヤ5が、ロックギヤ用スプリング8の付勢力に抗して内方向に引き込まれてロック位置からアンロック位置に切り替え配置される。各ロックギヤ5の内方向移動に伴って、各制御突起53は、ロック可能角度領域34の規制カム部33から離れ、ロック不能角度領域35の規制カム部33に乗り上げ可能な位置に変位する。このタイミングでシートバック13を前傾させると、各制御突起53が規制カム部33のロック不能角度領域35に乗り上げ、シートバック13はロックフリー状態となる。引き続きシートバック13を前傾させると、ギヤプレート3の規制カム部33及びフリーブラケット9が図10(b)の位置から時計回り方向に連れ回り回動し、各制御突起53がロック不能角度領域35に沿って相対摺動して図10(d)に示す状態になる。ギヤプレート3、フリーブラケット9および制御突起53の三者が図10(b)から図10(d)の配置に切り替わるまでの間、シートバック13はロックフリー状態のまま、ロック不能角度領域35の角度θ2に相当する角度だけ前傾する。
2…ベースプレート
3…ギヤプレート
5…ロックギヤ
6…操作カム(操作カム機構の一要素)
7…リンクプレート(操作カム機構の一要素)
8…ロックギヤ用スプリング(操作カム機構の一要素)
9…フリーブラケット(ロックフリー保持部材)
10…フリーブラケット用スプリング(付勢手段)
12…車両用シートのシートクッション
13…車両用シートのシートバック
14…操作レバー
21…ベースプレートの外周環状部
31…ギヤプレートの外周環状部
32…ギヤプレートの内歯
33…ギヤプレートの規制カム部
34…ロック可能角度領域
35…ロック不能角度領域
52…ロックギヤの外歯
53…ロックギヤの制御突起(位置制御用係合部)
92…フリーブラケットのロック阻止部
X…中心軸
Claims (3)
- 共通の中心軸を中心として相対回動可能に合体されるベースプレート及びギヤプレートであって、前記両プレートのうちの一方がシートクッションに連結され、他方がシートバックに連結されるところのベースプレート及びギヤプレート、
前記ギヤプレートの外周環状部の内側に設けられた複数の内歯、
前記ベースプレートに対しその半径方向に移動可能に装着されると共に、前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な複数の外歯をそれぞれに有する複数のロックギヤ、並びに、
操作レバーの操作に基づいて、各ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合するロック位置と、各ロックギヤの外歯が前記ギヤプレートの内歯に噛合しないアンロック位置との間で前記複数のロックギヤを同時に切り替えるための操作カム機構、
を備えた車両シート用のリクライニング装置において、
前記複数のロックギヤの各々は、位置制御用係合部を有し、
前記ギヤプレートは、前記外周環状部の内歯よりも内側において、前記各ロックギヤの位置制御用係合部と係合して各ロックギヤの半径方向移動を規制すべく周方向に形成された規制カム部を備え、
前記規制カム部は、前記操作レバーの操作に起因する前記操作カム機構の動作に応じて前記ロックギヤが前記ロック位置と前記アンロック位置との間で切り替え配置されるのを許容すべく、第1の所定角度範囲(θ1)にわたって設けられた複数のロック可能角度領域と、前記操作カム機構の動作にかかわらず前記ロックギヤが前記ロック位置に配置されるのを阻止すべく、第2の所定角度範囲(θ2)にわたって設けられた複数のロック不能角度領域とを有しており、
当該リクライニング装置は更に、前記規制カム部に係合した状態で前記ギヤプレートに対して相対回動可能に設けられたロックフリー保持部材を備え、
前記ロックフリー保持部材は、それぞれが前記規制カム部の各ロック可能角度領域に配置されると共にそのロック可能角度領域内において当該規制カム部に沿って相対移動可能な複数のロック阻止部を有しており、これらロック阻止部の各々は、ロック不能角度領域にある規制カム部との間で前記ロックギヤの位置制御用係合部を受け渡し可能に形成されていることを特徴とするリクライニング装置。 - 前記リクライニング装置は更に、前記ロックフリー保持部材を特定の回動方向へ付勢する付勢手段を備えており、この付勢手段の付勢作用により、前記複数のロック阻止部の各々が、それに対応する前記ロック不能角度領域の一端に配置されて当該ロック不能角度領域と仮連結される、ことを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
- 前記ロックギヤの数が3個以上であり、前記ロックフリー保持部材は、前記ロックギヤと同数の前記ロック阻止部を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリクライニング装置。
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JP2008155412A JP5102705B2 (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | リクライニング装置 |
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Family Applications (1)
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JP2008155412A Active JP5102705B2 (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | リクライニング装置 |
Country Status (1)
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