JP2006307889A - 継手装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フレームFB1とフレームFC1とを連結しこれらの相対回動を許容するアンロック状態と阻害するロック状態とを成す継手装置(リクライニング装置1)である。フレームFB1と接合され内歯12を有するラチェット10と、内歯12に噛合する外歯32a〜dを有するポール30a〜dと、フレームFC1に接合されポール30a〜dを保持するガイド20と、ポール30a〜dを内歯12に対して押動するカム40とを有し、フリーゾーン部材70,80には突出部72,82が設けられており、ポール30dの外歯32dは突出部72,82の設けられた軸方向位置まで延びる長さを有しカム40に押動されて突出部72,82と干渉しポール30a〜dの外歯32a〜dが内歯12に対して後退したアンロック状態として保持される。
【選択図】 図1
Description
ところで、上記ラチェットの内周面、もしくは軸方向でこの内周面からはみ出した位置には、内歯よりも半径方向の内方に突出した形状の突出部が、円周方向に沿って部分的に形成されている。この突出部が形成された領域では、ポールをラチェットの内歯に向けて移動させても、ポールは、突出部と干渉するため、内歯に対して後退したアンロック状態として保持される。すなわち、リクライニング装置の回動域のうち、突出部の形成されている回動域が、リクライニング装置をアンロック状態として保持するフリーゾーンとして設定されている。
先ず、本発明の第1の発明は、同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻害しその状態を保持するロック状態と、を成す継手装置であって、第1部材及び第2部材の一方と接合され、円筒形状でその内周面に内歯を有するラチェットと、ラチェットの円筒内部で円周方向に所定の間隔で配置され、ラチェットの内歯に対向する外歯を有するポールと、第1部材及び第2部材の他方に接合され、ポールをラチェットの内歯に対して進退可能に保持するガイドと、ポールと係合する位置に配置され回動によりポールをラチェットの内歯に対して押動するカムと、を有し、ラチェットの内周面もしくは軸方向で内周面からはみ出した位置には、その内周面に形成された内歯よりも半径方向の内方に突出した突出部がポールに対応する円周方向の位置に設けられており、ポールの外歯は、突出部の設けられた軸方向位置まで延びる長さを有し、第1部材と第2部材とが予め定められた相対回動位置状態の時に、カムに押動されたポールの外歯が突出部と干渉し、ポールの外歯が内歯に対して後退したアンロック状態として保持されるものである。
この第1の発明によれば、第1部材と第2部材とが予め定められた相対回動位置状態となる時に、ポールは、その対応する円周方向の位置に設けられた突出部にそれぞれ干渉する。詳しくは、ポールの最外周縁に形成された外歯が、直接、突出部に対して当接する。これにより、ポールの外歯がラチェットの内歯に対して後退した状態のアンロック状態として保持される。
この第2の発明によれば、作動プレートにより、ラチェットの内歯に対して押動されたポールが、カムの回動に伴って一斉に引き戻されて後退する。
この第3の発明によれば、突出部は、専用部品として組み付けられるフリーゾーン部材に設定されている。したがって、フリーゾーンの設定を変える場合には、突出部の形態の異なる他の部品に取り替えるのみで良い。
この第4の発明によれば、3つ以上のポールが、ラチェットの内歯に対して一斉に噛合する。
先ず、本発明の第1の発明によれば、フリーゾーンにおいては、ポールの外歯を、直接、内歯よりも半径方向の内方に突出した突出部の位置に位置決めすることができる。すなわち、ポールをラチェットの内歯に対して後退させる後退位置の位置決め精度を向上させることができる。
更に、本発明の第2の発明によれば、継手装置を安定したアンロック状態とすることができる。したがって、第1部材と第2部材とを相対回動させる操作性が向上する。
更に、本発明の第3の発明によれば、専用部品を取り替えるのみで、ロックゾーンやフリーゾーンの設定を簡単に変更することができる。
更に、本発明の第4の発明によれば、ロック状態をより安定させることができる。
図1〜図6は、本発明の継手装置に相当するリクライニング装置1の一実施例を示すものである。図1はリクライニング装置1を分解して表した斜視図、図2はリクライニング装置1の組付状態を表した正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5はリクライニング装置1がロックゾーンにある状態を図3のC−C線から見た断面図、図6はリクライニング装置1がフリーゾーンにある状態を図3のC−C線から見た断面図である。なお、図2において、実線で示された状態はリクライニング装置1のロック状態を示しており、仮想線で示された状態はアンロック状態を示している。
本実施例のリクライニング装置1は、図示しない車両用シートのシートバックとシートクッションとの間に配置されている。詳しくは、リクライニング装置1は、図2に良く示されるように、シートバック側のフレームFB1,FB2とシートクッション側のフレームFC1,FC2とを相対回動可能な状態に連結している。ここで、フレームFB1,FB2が本発明の第1部材及び第2部材の一方に相当し、フレームFC1,FC2が本発明の第1部材及び第2部材の他方に相当する。また、リクライニング装置1は、シートに設けられた解除レバー(図示省略)に連結されており、この解除レバーの操作状態(回動状態)に応じて、フレームFB1,FB2とフレームFC1,FC2との間の相対回動を阻害(禁止)したロック状態と、相対回動を許容したアンロック状態と、に切換えられるようになっている。
このリクライニング装置1は、解除レバーの回動操作を行う前の通常状態では、上記のロック状態(図2の実線で示された状態)として保持されている。そして、リクライニング装置1は、解除レバーを回動操作することにより、アンロック状態(図2の仮想線で示された状態)に切換えられる。これにより、シートバックをシートクッションに対して相対的に回動させることができ、シートバックの傾倒姿勢を変えることができる。また、解除レバーは、上述した回動操作を止めると、回動操作を行う前の通常状態の位置に弾性的に戻される構成となっている。これにより、リクライニング装置1は、再び元のロック状態に切換えられ、このロック状態のままで保持される。以上の操作によって、シートバックのシートクッションに対する傾倒姿勢を調整することができる。
また、リクライニング装置1には、解除レバーの回動操作を止めてもリクライニング装置1がアンロック状態のままで保持される回動領域(フリーゾーン)が設定されている。このフリーゾーンは、乗員がシートに着座する際には使用することのない回動領域、例えばシートバックがシートクッションに対して車両の前方側寄りに傾倒した姿勢の回動領域に設定されている。これにより、例えばシートバックをシートクッション側に倒し込んで折り畳み状態とする際には、解除レバーの回動操作を途中で止めてもシートバックを倒し込むことができるため、かかる操作を簡便化することができる。
また、ラチェット10は、図1に良く示されるように、円筒形状の内周面10bに内歯12を有する。この内歯12は、図5に良く示されるように、後述するポール30a〜30dと噛合可能に形成されており、リクライニング装置1をロック状態として保持するロックゾーンを構成している。また、図3及び図4に良く示されるように、ラチェット10の軸方向の両側には、内歯12よりも半径方向の内方に突出した形状の突出部72,82を備えたフリーゾーン部材70,80が設けられている。これらフリーゾーン部材70,80は、ラチェット10に対し、溶接されて一体的とされている。そして、突出部72,82の形成された領域は、図6に良く示されるように、ポール30a〜30dを内歯12に対して後退させたアンロック状態として保持するフリーゾーンを構成している。なお、突出部72,82の構成については、後に詳しく説明する。
このガイド20は、図3に良く示されるように、ラチェット10の円筒形状内の同軸上の位置に、相対回動可能な状態として組み付けられる。また、図1に良く示されるように、ガイド20の周壁には、ポール30a〜30dを外周面20a側から挿し込んだ状態として保持する収容部22a〜22dが形成されている。これら収容部22a〜22dは、図2に良く示されるように、ガイド20の周壁における円周方向の4箇所の位置に等間隔に配置されている。詳しくは、収容部22a〜22dは、ポール30a〜30dをガイド20の外周面20aよりも半径方向の内方の位置に収めることのできる大きさの窪み形状に形成されている。そして、これら収容部22a〜22dは、その窪み形状の両側面によって、ポール30a〜30dの円周方向(回動方向)への移動を規制している。また、収容部22a〜22dには、ポール30a〜30dに形成された足部31a〜31dをそれぞれ挿し込むために、ガイド20の周壁が半径方向に貫通された形状の貫通孔22eがそれぞれ形成されている。この貫通孔22eは、図1に良く示されるように、足部31a〜31dがそれぞれ挿し込まれる側の部位、すなわち外周面20a側の部位が、その開口端に向けて開口が曲線状に広くなる形状に形成されている。
これにより、ポール30a〜30dは、貫通孔22e及び収容部22a〜22dの形状に沿って、それぞれ、ガイド20の半径方向に対してのみ移動可能とされる。すなわち、ポール30a〜30dは、ラチェット10の内歯12に対してそれぞれ進退可能に保持されている。したがって、ポール30a〜30dがラチェット10の内歯12の位置に移動して噛合した状態(図2の実線位置の状態)では、ガイド20とラチェット10との相対回動が不能な状態となる。
また、図3に良く示されるように、ポール30a〜30dには、後述する作動プレート50に向けて延びる形状の突接部33a〜33dが形成されている。なお、図3では、ポール30a,30bの突接部33a,33bのみが表されている。
また、ポール30a〜30dは、図3に良く示されるように、ラチェット10の軸方向に対する長さが、内周面10bの両側からはみ出す長さに形成されている。これにより、ポール30a〜30dは、ラチェット10の両側に設けられたフリーゾーン部材70,80にかかる状態とされている。しかしながら、図1に良く示されるように、ポール30dを除くポール30a〜30cは、外歯32a〜32cの軸方向で両側端の部位が切除された肉抜形状とされている。すなわち、ポール30dのみが、外歯32がその軸方向両側端まで形成されている。このため、図5及び図6に良く示されるように、ポール30a〜30dがフリーゾーン部材70,80に形成された突出部72,82と干渉する関係位置にある場合でも、ポール30dのみが突出部72,82に対してその外歯32dが干渉し、他のポール30a〜30cは突出部72,82とは干渉しない。
このカム40は、図3に良く示されるように、ガイド20の円筒形状内に収まる大きさの円筒形状に形成されている。そして、カム40は、ガイド20の円筒形状内の同軸上の位置に、相対回動可能な状態として組み付けられている。また、図2に良く示されるように、カム40がガイド20に組み付けられた状態では、カム40の外周面40aに形成された押送部41a〜41dが、前述したポール30a〜30dの足部31a〜31dにそれぞれ係合する。これら押送部41a〜41dは、ポール30a〜30dの各配設位置に対応して、円周方向の4箇所の位置に等間隔に形成されている。詳しくは、押送部41a〜41dの形状は、カム40の中心点から外周面40aまでの半径が、図2で示す紙面内時計回りの方向に漸次大きくなる板カム形状に形成されている。したがって、カム40を同図で示す反時計回りに回動させると、ポール30a〜30dは、ラチェット10の内歯12に対して後退した位置(同図の仮想線位置)から、内歯12に噛合する位置(実線位置)まで一斉に押動される。また、図4に良く示されるように、カム40の軸方向側面(紙面内左側面)には、作動プレート50を掛合するための突起42が形成されている。この突起42は、円周方向の複数の位置(例えば4箇所)に等間隔に形成されている。
また、図1に良く示されるように、カム40の円周方向の4箇所の位置(等間隔の位置)には、長孔状の係合孔53a〜53dがそれぞれ形成されている。これら係合孔53a〜53dは、図3に良く示されるように、作動プレート50が組み付けられた状態では、ポール30a〜30dの突接部33a〜33dとそれぞれ係合する。なお、図3では、突接部33a,33bと係合孔53a,53bとの係合状態が表されている。これら係合孔53a〜53dは、図1に良く示されるように、前述したカム40に形成された押送部41a〜41dの形状に対応して、これら押送部41a〜41dの径が漸次大きくなる方向に向けて、半径方向の幅長が漸次大きくなる形状とされている。これにより、例えば、図2においてカム40を反時計回りに回動させてポール30a〜30dをラチェット10の内歯12に向けて押動する場合には、ポール30a〜30dに対する係合孔53a〜53dの半径方向の幅長が漸次大きくなり、これらポール30a〜30dの半径方向への移動を許容する。また、この状態からカム40を時計回りに回動させると、ポール30a〜30dに対する係合孔53a〜53dの半径方向の幅長は、漸次小さくなる。これにより、ポール30a〜30dをラチェット10の内歯12から一斉に引き戻して後退させることができる(図2の仮想線で示された状態)。
また、カム40は、ポール30a〜30dをラチェット10の内歯12に向けて一斉に押動する機能を有する。そして、作動プレート50は、ラチェット10の内歯12に押動されたポール30a〜30dを一斉に引き戻して後退させる機能を有する。
そして、突出部72,82は、ガイド20(図2参照)を図5に示される位置から相対的に反時計回りの方向に回動させた図6に示される位置関係の状態では、内歯12に向けて押動されたポール30dに干渉する。これにより、カム40の回動が規制され、全てのポール30a〜30dが、内歯12に対して後退した状態のアンロック状態として保持される。ここで、他のポール30a〜30cは、フリーゾーン部材70,80に形成された突出部72,82と干渉する関係位置にある場合でも、前述した肉抜形状によって、常に、突出部72,82との干渉が回避されている。したがって、図5に良く示されるように、ポール30dが内歯12と噛合する位置関係となるときには、他のポール30a〜30cも、突出部72,82と干渉することなく、一斉に内歯12と噛合する。なお、図6では、説明を簡単にするために、ラチェット10をガイド20(図2参照)に対して相対的に時計回りの方向に回動させた状態として示している。
このリクライニング装置1は、解除レバー(図示省略)の回動操作を行う前の通常状態では、図2の実線で示されるように、フレームFB1,FB2とフレームFC1,FC2との間の相対回動が阻害された状態のロック状態として保持されている。詳しくは、スプリング60(図1参照)によって、カム40が紙面内反時計回り方向に回動附勢されている。そして、この回動附勢されたカム40によって、ポール30a〜30dが一斉にラチェット10の内歯12に押動されて噛合状態とされている(図5参照)。これにより、ラチェット10とガイド20との相対回動が阻害された状態として保持される。
そして、解除レバーを回動操作することにより、リクライニング装置1がアンロック状態に切換えられる。詳しくは、図2に示されるように、解除レバーを回動操作すると、カム40が、スプリング60(図1参照)の回動附勢力に抗して、紙面内時計回り方向に回動する。そして、このカム40の回動に連動して、作動プレート50も同方向に回動する。これにより、ポール30a〜30dが、ラチェット10の内歯12から一斉に引き戻された状態(図2の仮想線で示された状態)として保持される。そして、これにより、ラチェット10とガイド20とのロック状態が解除され、相対回動が許容された状態となる。
したがって、この状態では、シートバックをシートクッションに対して相対的に回動させることができ、シートバックの傾倒姿勢を所望の位置に調整することができる。そして、その後に、解除レバーの回動操作を止めると、カム40は、スプリング60(図1参照)の回動附勢力によって、紙面内反時計回り方向に回動する。これにより、ポール30a〜30dがラチェット10の内歯12と噛合状態となり、リクライニング装置1は、再び元のロック状態に切換えられてこのロック状態のままで保持される。すなわち、シートバックのシートクッションに対する傾倒姿勢が維持される。
また、例えば解除レバーの回動操作によってリクライニング装置1をアンロック状態とし、シートバックをシートクッションに対して車両の前方側寄りの傾倒位置まで回動させると、リクライニング装置1はフリーゾーンに入る。これにより、図6に良く示されるように、ポール30dとこれに対応する突出部72,82とが干渉する位置関係となる。この状態では、解除レバーの回動操作を止めても、ポール30dと突出部72,82とが干渉し、全てのポール30a〜30dが内歯12に対して後退した状態として保持される。すなわち、リクライニング装置1がアンロック状態として保持される。これにより、例えば、シートバックをシートクッション側に倒し込んで折り畳み状態とする操作を簡便に行うことができる。
また、この状態からシートバックを車両の後方に向けて回動させると、リクライニング装置1は、フリーゾーンから脱する。これにより、ポール30a〜30dは、図5に良く示されるように、ラチェット10の内歯12と再び噛合状態となり、リクライニング装置1は、再び元のロック状態に切換えられて保持される。
更に、作動プレート50によって、リクライニング装置1を安定したアンロック状態とすることができる。したがって、フレームFB1,FB2とフレームFC1,FC2とを相対回動させる操作性を向上させることができる。
更に、4個のポール30a〜30dをラチェット10に一斉に噛合させることができるため、ロック状態を安定させることができる。
更に、突出部72,82が、専用部品として組み付けられるフリーゾーン部材70,80に設定されている。したがって、例えばフリーゾーンの設定を変える場合には、突出部の形態の異なる他の部品に取り替えるのみで良く、ロックゾーンやフリーゾーンの設定を簡単に変更することができる。
例えば、本実施例では、本発明の継手装置に相当するものとしてリクライニング装置1を示したが、その他にも、同軸上に相対回動可能に配設された種々の部材同士を連結する継手装置に適用することができる。また、例えば、特開2003−118447号公報に開示されたリクライニング装置のように、ラチェットとガイドとを外周リングによって連結する他のタイプの構成にも適用することができる。
また、ポール30a〜30d及びこれに関連する構成をリクライニング装置1における円周方向の4箇所の位置(等間隔の位置)に設定したものを示したが、この設定数は特に限定されるものではない。すなわち、上記の設定数は、継手装置にかかる負荷の大きさや設置スペース等の使用目的に合わせて適宜決定すればよい。
また、フリーゾーン部材70,80として2枚使用したものを示したが、どちらか一方のみを使用する構成であってもよい。この場合には、リクライニング装置のアンロック状態が円周方向で偏った位置で構成されるため、アンロック状態の安定性が低下することに留意が必要である。また、フリーゾーン部材70,80に形成された突出部72,82を、ラチェットの内周面上に形成した構成としてもよい。これにより、かかる部品点数の削減を図ることができると共に、軸方向の寸法を小さく抑えることができる。
また、突出部72,82がポール30dにのみ干渉する構成としたものを示したが、他のポールにも干渉する構成としてもよい。例えば、対向配置されたポールを突出部にそれぞれ干渉させる構成とすれば、円周方向に対してバランスのよいアンロック状態を達成することができる。
また、ラチェット10の内歯12に押動されたポール30a〜30dを一斉に引き戻して後退させる作動プレート50を示したが、例えばラチェットとポールとが噛合する歯丈や圧力角を和らげることにより、作動プレートの不要な構成としてもよい。
10 ラチェット
10a 外周面
10b 内周面
11a,11b 連結部
12 内歯
13a〜13d 突出部
20 ガイド
20a 外周面
20b 内周面
21a,21b 連結部
22a〜22d 収容部
22e 貫通孔
23 掛止部
30a〜30d ポール
31a〜31d 足部
32a〜32d 外歯
33a〜33d 突接部
40 カム
40a 外周面
41a〜41d 押送部
42 突起
50 作動プレート
51 挿通孔
52 掛合孔
53a〜53d 係合孔
60 スプリング
70 フリーゾーン部材
70a 内周面
71 受承孔
72 突出部
80 フリーゾーン部材
80a 内周面
81 受承孔
82 突出部
A 操作アーム
FB1,FB2 フレーム(第1部材及び第2部材の一方)
B1,B2 嵌合孔
FC1,FC2 フレーム(第1部材及び第2部材の他方)
C1,C2 嵌合孔
t1,t2 係合突部
Claims (4)
- 同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻害しその状態を保持するロック状態と、を成す継手装置であって、
第1部材及び第2部材の一方と接合され、円筒形状でその内周面に内歯を有するラチェットと、
該ラチェットの円筒内部で円周方向に所定の間隔で配置され、ラチェットの内歯に対向する外歯を有するポールと、
第1部材及び第2部材の他方に接合され、前記ポールをラチェットの内歯に対して進退可能に保持するガイドと、
前記ポールと係合する位置に配置され回動によりポールをラチェットの内歯に対して押動するカムと、
を有し、
ラチェットの内周面もしくは軸方向で該内周面からはみ出した位置には、その内周面に形成された内歯よりも半径方向の内方に突出した突出部がポールに対応する円周方向の位置に設けられており、
少なくとも1つのポールの外歯は、突出部の設けられた軸方向位置まで延びる長さを有し、第1部材と第2部材とが予め定められた相対回動位置状態の時に、カムに押動されて突出部と干渉し、内歯に対して後退したアンロック状態として保持されることを特徴とする継手装置。 - 請求項1に記載の継手装置であって、
前記ポールと係合する位置に配置されると共にカムに対して回動方向に一体的に連結され、カムの回動に伴ってラチェットの内歯に押動されたポールを一斉に引き戻して後退させる作動プレートを有することを特徴とする継手装置。 - 請求項1または請求項2に記載の継手装置であって、
前記突出部は、前記ラチェットの軸方向で内周面からはみ出した位置に設定されたフリーゾーン部材に設けられていることを特徴とする継手装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の継手装置であって、
前記ポールは、前記ラチェットの円筒内部で円周方向に3つ以上設定されていることを特徴とする継手装置。
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