JP2002209661A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2002209661A
JP2002209661A JP2001014769A JP2001014769A JP2002209661A JP 2002209661 A JP2002209661 A JP 2002209661A JP 2001014769 A JP2001014769 A JP 2001014769A JP 2001014769 A JP2001014769 A JP 2001014769A JP 2002209661 A JP2002209661 A JP 2002209661A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のリクライニング装置の内部構造を有効に
利用してわずかな部材を追加することにより、内部構造
が簡単なメモリ機構付きのリクライニング装置を提供
し、装置の大型化および装置の重量増大を抑制する。 【解決手段】メモリ機構は、ポール16とラチェット1
2c間に配置したメモリプレート18と、メモリプレー
ト18をホルダ側(固定円盤11)およびラチェット1
2c側(可動円盤12)に選択的に連結する結手段と、
同連結手段による連結を選択的に切替える連結切替手段
(第2操作レバー24)を備え、ポール16は、メモリ
プレート18が固定円盤11側に連結しているときには
ラチェット12cに対する進退を許容され、メモリプレ
ート18が可動円盤12に連結しているときにはラチェ
ット12cに対する進退を規制されかつメモリプレート
18の回転を許容する連結関係にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリクライニング装置
に関し、特に、メモリ機構付きのリクライニング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シートバックを前方へ傾倒し得
るリクライニングシートにおいては、前方へ傾倒状態に
あるシートバックを起立状態に復帰させる場合には、シ
ートバックは、リクライニング装置に設定されている初
段ロック位置に復帰するように構成されている。このた
め、シートバックを任意のロック位置にてロックして起
立させている使用状態において、シートバックを前方へ
傾倒状態にした後に、元の起立状態に復帰させる場合、
一旦初段ロック位置に復帰させたシートバックを位置調
整する必要があって使い勝手がよくない。
【0003】このため、シートバックを前方へ傾倒する
際のシートバックの起立位置を記憶するメモリ機構を備
えたリクライニング装置が、例えば特開平11−700
28号公報に提案されている。当該リクライニング装置
を備えるリクライニングシートにおいては、メモリ機構
が前方へ傾倒する際のシートバックの起立位置を記憶し
ていて、前方へ傾倒状態にあるシートバックを起立状態
に復帰させる場合には、メモリ機構がシートバックをそ
の記憶位置に誘導して、シートバックを前方へ傾倒する
際の起立位置に復帰させるものである。
【0004】従って、このようなメモリ機構付きのリク
ライニング装置によれば、使い勝手のよいリクライニン
グシートを構成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メモリ機構付きのリクライニング装置は、上記した公報
に提案されているリクライニング装置からも明らかなよ
うに、メモリプレート、メモリカム、メモリスラグ等の
多数の構成部材からなるもので、これらの部材が複雑な
形状に形成されていることから、リクライニング装置の
内部構造が複雑になるとともに、組付け性に大きな問題
があり、しかも、装置が必然的に大型化するとともに重
量が増大することになる。
【0006】従って、本発明の目的は、既存のリクライ
ニング装置の内部構造を有効に利用してわずかな部材を
追加することにより、内部構造が簡単なメモリ機構付き
のリクライニング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はリクライニング
装置に関するもので、先端側に外歯を有するポールと、
内周側に内歯を有する円環状でシートバックまたはシー
トクッションに結合されるラチェットと、前記ポールを
前記ラチェットの内歯に対して進退可能に保持し前記シ
ートクッションまたはシートバックに結合されるホルダ
と、前記ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して
前記ラチェットに噛合させるとともに任意の操作力によ
り動作して前記ポールに対する押圧力を解除して同ポー
ルと前記ラチェットの噛合状態を解除するカム体を備
え、前記ポールと前記ラチェットの噛合時には同ラチェ
ットと前記ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記ポー
ルと前記ラチェットの噛合解除時には同ラチェットと前
記ホルダの相対回転を許容する形式のリクライニング装
置を適用対象とするものである。
【0008】しかして、本発明に係るリクライニング装
置においては、上記した形式のリクライニング装置にお
いて、前記シートバックの起立状態から前方への傾倒動
作に応じて前記ポールと前記ラチェットとの噛合を規制
し、かつ、前記シートバックの傾倒状態から元の起立状
態へ復帰した際には前記ポールと前記ラチェットとの噛
合を許容する機能を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明に係るリクライニング装置において
は、具体的には、下記の各種の態様を採ることができ
る。
【0010】すなわち、本発明に係るリクライニング装
置は、基本的には、前記ラチェットの前記ホルダに対す
る相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記
ラチェットに対する噛合を許容するとともにその他の位
置では噛合を規制するメモリ手段と、前記シートバック
の前方への傾倒動作に応じて前記メモリ手段を前記ラチ
ェットに連結する連結手段と、前記ラチェットが記憶位
置に復帰するまでは前記連結手段による連結を保持し復
帰時には連結を解除する保持手段を備えている態様を採
ることができる。
【0011】この基本的態様においては、前記メモリ手
段は、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角
度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに
対する噛合を許容し、その他の位置では前記ポールと係
合して噛合を規制する構成、前記連結手段は、前記シー
トバックの前方への傾倒動作に応じて前記メモリ手段を
前記ラチェット側に移動して同ラチェットに連結して同
ラチェットと互いに同期的に回転させる構成を採ること
ができる。
【0012】また、当該基本的態様においては、前記メ
モリ手段は、前記ポールに設けた突起部の周方向への移
動を許容する通路を形成する溝を有するメモリプレート
であり、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転
角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェット
に対する噛合を許容する幅広の溝部を有し、その他の位
置では前記ポールの突起部と係合して噛合を規制する幅
狭の溝部を有する構成とし、前記連結手段は、前記シー
トバックの前方への傾倒動作に応じて前記メモリ手段を
前記ラチェット側に移動して同ラチェットに連結する押
圧手段を有し連結した前記メモリ手段を前記ラチェット
と同期的に回転させる構成とし、前記保持手段は、前記
メモリ手段を前記ラチェットとの連結を解除する方向に
付勢するばねと、記憶位置でのみ前記メモリ手段と前記
ホルダとの間で互いに嵌合して前記メモリ手段を前記連
結手段による連結状態から解除するとともに前記メモリ
手段を前記ホルダと相対回転しないようにし、記憶位置
以外では前記ばねの付勢力に抗して前記メモリ手段を前
記連結手段による連結状態に保持する嵌合部を有する構
成を採ることがきる。
【0013】さらにまた、当該基本的態様においては、
前記ラチェットは前記円環状の内周側に壁部を有し、同
壁部と前記ポールとの間に前記メモリ手段および前記ば
ねが配置される構成、前記メモリ手段を構成するメモリ
プレートは外周縁に外歯を有し、同外歯は前記ラチェッ
トの内歯に隣接して設けた内歯に噛合可能に形成されて
前記連結手段を構成している構成、前記ポールは、前記
シートバックの傾倒動作時と角度調整動作時の前記ラチ
ェットに対する噛合の解除動作が連動している構成を採
ることができる。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明に係るリクライニング装置
においては、シートバックの起立状態から前方への傾倒
動作に応じてポールとラチェットとの噛合を規制し、か
つ、シートバックの傾倒状態から元の起立状態へ復帰し
た際にはポールとラチェットとの噛合を許容する機能を
備えている。このため、当該リクライニング装置によれ
ば、シートバックを傾倒状態から起立状態に復帰させる
場合、シートバックを倒覆前の起立位置に確実に復帰さ
せることができる。かかる機能を有する機構は簡単な構
成とすることができて、内部構造が簡単なメモリ機構付
きのリクライニング装置を構成することができるととも
に、メモリ機構を内蔵させることによる装置の大型化お
よび装置の重量増大を抑制することができる。
【0015】本発明に係るリクライニング装置の基本的
な態様では、メモリ手段を構成するメモリプレートがホ
ルダ側に連結している場合には、ポールはラチェットの
内歯に対する進退を許容されているため、カム体の動作
により、ポールをラチェットの内歯に噛合させ、かつ、
その噛合を解除させることができる。これにより、リク
ライニングシートのシートバックを所望の位置に調整し
て起立状態に保持することができる。
【0016】当該リクライニング装置においては、メモ
リ機構を構成するメモリプレートがラチェット側に連結
すると、メモリプレートはポールのラチェットに対する
噛合位置を記憶した状態でラチェット側に連結される。
また、この連結状態では、ポールのラチェットの内歯に
対する進退を規制され、かつ、ポールによるメモリプレ
ートの回転規制が解かれて、シートバックの前方への傾
倒時には、メモリプレートはポールのラチェットに対す
る噛合位置を記憶した状態でラチェットと一体に回転し
て、シートバックの前方への傾倒を許容する。
【0017】また、前方へ傾倒状態にあるシートバック
を起立復帰させる場合には、シートバックの後方への回
動により、メモリプレートはラチェットと一体に回転す
る。メモリプレートが、ポールのラチェットに対する噛
合位置を記憶した位置に回転復帰すると、メモリプレー
トの連結がラチェット側からホルダ側に切替わるととも
に、ポールはラチェットの内歯に対する進退を許容さ
れ、ポールがラチェットに噛合してシートバックを前方
へ傾倒する際のロック位置の起立状態に復帰させる。
【0018】このように、当該リクライニング装置によ
れば、使い勝手のよいリクライニングシートを構成する
ことができるが、当該リクライニング装置を構成するメ
モリ機構は、1枚のメモリプレートを主要構成部材とし
て、既存のリクライニング装置の内部構造を有効に利用
して構成されている。このため、内部構造が簡単なメモ
リ機構付きのリクライニング装置を構成することができ
るとともに、メモリ機構を内蔵させることによる装置の
大型化および装置の重量増大を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一例に係るリクライニング装置
の一部省略縦断正面図、図2は当該リクライニング装置
における図1の2−2線での縦断面図、図3は当該リク
ライニング装置における図1の3−3線での縦断面図、
図4は当該リクライニング装置を分解した斜視図であ
る。
【0020】当該リクライニング装置Rは、固定円盤1
1、可動円盤12、支持軸13、ロック解除用の第1操
作レバー14、カムプレート15、2個のスライドポー
ル16、操作アーム17、メモリプレート18、板バネ
19、スパイラルスプリング21、セットプレート2
2、3本の押圧ピン23、および前倒し用の第2操作レ
バー24にて構成されている。かかる構成において、固
定円盤11は本発明におけるホルダに相当し、可動円盤
12は本発明におけるラチェットを具備し、カムプレー
ト16は本発明におけるカム体に相当する。また、メモ
リプレート18、板バネ19、および各押圧ピン23
は、本発明におけるメモリ機構を構成するもので、板バ
ネ19および各押圧ピン23は、当該メモリ機構におけ
る連結手段を構成する。
【0021】当該リクライニング装置Rにおいて、固定
円盤11と可動円盤12は互いに対向して重合されてい
て、可動円盤12側から嵌合されたセットプレート22
の外周縁部をかしめることにより、一体的に結合されて
いる。カムプレート15、各スライドポール16、操作
アーム17、メモリプレート18、板バネ19およびス
パイラルスプリング21は、後述するように、固定円盤
11と可動円盤12が形成する収容空間部に収容された
状態で、これらの構成部材の中央部を貫通する支持軸1
3に直接的に、または構成部材を介して間接的に支持さ
れている。支持軸13の外端部には、第1操作レバー1
4および第2操作レバー24が取付けられている。当該
リクライニング装置Rにおいては、その固定円盤11を
シートクッションの後端部に取付けられるロアアームA
1に組付けられ、かつ、その可動円盤12をシートバッ
クの下端部に取付けられるアッパアームA2に組付けら
れて、シートバックをシートクッションに前後方向へ回
動可能に支持して、リクライニングシートを構成する。
【0022】当該リクライニング装置Rを構成する固定
円盤11は、図2〜図4に示すように、円盤本体11a
の内側に段付きの円形凹所11bを備え、円形凹所11
b内には、十字状に交差して縦横に延びるガイド溝11
cが形成されている。ガイド溝11cは、円形凹所11
bよりも一段と深く形成されていて、ガイド溝11cの
各交差部の4カ所の外側角部が略三角形状を呈する受承
壁部11dとなっている。各受承壁部11dは、円盤本
体11aと同一の厚み寸法となっている。円形凹所11
bの中央部には、貫通孔11eが形成されているととも
に掛止溝11fが形成されている。また、円形凹所11
bの周縁部には、係合突起11gが形成されている。
【0023】可動円盤12は、図2〜図4に示すよう
に、円盤本体12aの内側に段付きの円形凹所12bを
備え、円形凹所12bの外側大径部である円環状部の内
周の全周面、および、内側小径部である円環状部の内周
の全周面に内歯が形成されていて、外側大径部円環状部
がラチェット12cに形成され、かつ、内側小径部の円
環状部が後述するメモリプレート18が噛合する連結部
12dに形成されている。円盤本体12aは、固定円盤
11の開口部側に重合された際には、その円形凹所11
bに丁度嵌合する寸法に形成されている。また、円形凹
所12bの中央部には固定円盤11の貫通孔11eに対
向する円筒状ボス12eが形成されている。
【0024】カムプレート15は、長方形状のプレート
本体15aの上下の縁部の中央部に係合突起部15bを
備えるとともに、係合突起部15bを挟んで左右の部位
に凹凸状の受承カム部15cを備えている。また、プレ
ート本体15aの中央部には、後述する操作アーム17
が嵌合する嵌合穴15dが形成されている。カムプレー
ト15は、固定円盤11のガイド溝11cにおける十字
状に交差する交差部に、横方向へ移動可能に嵌合され
る。
【0025】スライドポール16は門形形状を呈するも
ので、図2〜図4に示すように、先端側に外歯16bを
有するポール本体16aと、ポール本体16aの外歯1
6bとは反対側の後端(組付けた状態では径内方側)か
ら延びる左右一対の脚部16c,16dを備えている。
ポール本体16aの外歯16bは、可動円盤12のラチ
ェット12cに噛合可能に構成されている。また、ポー
ル本体16aの一方の脚部16dの内側面には、内方へ
突出する係合突起部16eが形成されている。
【0026】各ポール16は、カムプレート15を挟ん
で、固定円盤11のガイド溝11cにおける交差部の上
下の部位に上下方向へ移動可能に嵌合されて、各脚部1
6c,16dにて、カムプレート15の各受承カム部1
5cに受承される。各スライドポール16は、この組付
け状態においては、係合突起部16eをカムプレート1
5の係合突起部15bに対向して係合し得る位置にあ
る。また、一方のスライドポール16には、組付けた状
態で後述するメモリプレート18側に突出する連結突起
16fが形成されている。
【0027】操作アーム17は、図2〜図4に示すよう
に、円筒状本体17aに外方へ突出する係合アーム部1
7bを備えるとともに、円筒状本体17aの内周にスプ
ラインを備えている。操作アーム17は、操作軸13上
にスプライン嵌合して一体回転可能に組付けられて、カ
ムプレート15の嵌合孔15eに嵌合し、係合アーム部
17bが嵌合孔15eの内周面の一部に係合して、カム
プレート15を回転すべく機能する。
【0028】メモリプレート18は、円板状本体18a
の外周面に歯部18bを備えるとともに、円板状本体1
8aの外周縁部に、同外周縁に沿って延びる円弧状溝1
8cと、固定円盤11に設けた係合突起11gに対向し
得る部位に係合凹所18dを備え、さらには、可動円盤
12の円筒状のボス部12eに嵌合する円形穴18eを
備えている。円弧状溝18cは、径方向に小幅の長尺溝
部18c1と、長尺溝部18c1の先端部に位置する径方
向に大幅の短尺溝部18c2とからないるもので、円弧
状溝18cには、組付け状態において、一方のポール1
6に設けた連結突起16fが嵌合する。これにより、同
スライドポール16は連結突起16fを介してメモリプ
レート18に連結し、連結突起16fが長尺溝部18c
1内に位置している場合には、長尺溝部18c1に沿って
相対的に摺動し、連結突起16fが短尺溝部18c2内
に位置する場合にのみ径方向へ進退する。
【0029】板バネ19は、円環状を呈するもので、バ
ネ本体19aの中央部には、可動円盤12の円筒状ボス
部12eに嵌合する円形穴19bを備えている。
【0030】スパイラルスプリング21は所定の巻き数
を有するもので、図4に示すように、内端部21aは方
形状に巻回されており、かつ、外端部21bは外方へ突
出している。内端部21aは、操作アーム17の円筒状
本体17aに丁度外嵌できる寸法に形成され、かつ、外
端部21bは固定円盤11の掛止溝11fの一方に掛止
し得る寸法に形成されている。
【0031】セットプレート22は、図4に示すよう
に、環状のプレート本体22aの外周縁部に筒部22b
を備えているもので、固定円盤11と可動円盤12を互
いに重合された状態において、可動円盤12側から固定
円盤11の外周側に嵌合し得る寸法に形成されている。
セットプレート22は、可動円盤12および固定円盤1
1に外嵌した状態で、図1に示すように、筒部22bの
先端部をかしめて、固定円盤11および可動円盤12を
互いに結合するようになっている。
【0032】各押圧ピン23は、図2〜図4に示すよう
に、固定円盤11の円盤本体11aの3箇所の部位に植
設されているもので、脚部23aが円盤本体11aの内
外を進退可能に貫通している。各押圧ピン23において
は、図3に示すように、頭部23bがロアアームA1の
貫通孔a1を貫通していて、第2操作レバー24の内側
面とメモリプレート18の一側面に当接して位置してい
る。
【0033】これらの各構成部材は、例えば下記の順序
で組付けられて、図1〜図3に示す構造のリクライニン
グ装置を構成している。すなわち、固定円盤11の貫通
孔11eに支持軸13を貫通し、貫通した支持軸13上
に、スパイラルスプリング21、操作アーム17、カム
プレート15、各ポール16、メモリプレート18、板
バネ19、および可動円盤12をこの順序で組付け、次
いで、セットプレート22を可動円盤12側から固定円
盤11の外周に嵌合し、セットプレート22の筒部22
bの先端部を図1に示すようにかしめる。これにより、
リクライニング装置が組立てられる。
【0034】組立てられた当該リクライニング装置Rに
おいては、図1〜図3に示すように、可動円盤12がア
ッパアームA2に組付けられ、固定円盤11がロアアー
ムA1に組付けられるとともに、操作軸13上に第2操
作レバー24、スパイラルスプリング25、および第1
操作レバー14が組付けられる。なお、ロアアームA1
をシートクッションの後端部に組付け、かつ、アッパア
ームA2をシートバックの下端部に組付けることによ
り、リクライニングシートが構成される。
【0035】この組付け状態においては、スパイラルス
プリング21の外端部21bは固定円盤11の掛止溝1
1fの一方に掛止されていて、操作アーム17の筒状本
体17aはスパイラルスプリング21の内端部21a内
に挿入されている。カムプレート15は、固定円盤11
のガイド溝11c内にて横方向に摺動可能に配置されて
操作アーム17に外嵌し、操作アーム17の係合アーム
17bがカムプレート15の嵌合孔15dに嵌合してい
る。また、各スライドポール16は、固定円盤11のガ
イド溝11c内にてカムプレート15の上下の部位に半
径方向へ摺動可能に位置している。メモリプレート18
は、板バネ19とともに、可動円盤12の円筒状ボス1
2e上に嵌合していて、板バネ19の軸方向のバネ力に
より、カムプレート15および各スライドポール16の
側面に当接している。
【0036】また、この組付け状態においては、各スラ
イドポール16は、固定円盤11の受承壁部11dで周
方向の移動を規制されていて、その両脚部16c,16
dにてカムプレート15の各受承カム部15cに受承さ
れ、その係合突起部16eがカムプレート15の係合突
起部15bに対向している。また、一方のスライドポー
ル16に設けた連結突起16fは、メモリプレート18
の円弧状溝18cに嵌合して短尺溝部18c2に位置し
ている。カムプレート15は、操作アーム17を介して
受けるスパイラルスプリング21の周方向のバネ力によ
り図示左方へ移動していて、各スライドポール16の各
脚部16c,16dを各受承カム部15cの凸部にて受
承し、各スライドポール16を前進させてラチェット1
2cの歯部の一部に噛合させている。
【0037】また、この組付け状態においては、メモリ
プレート18は板バネ19の軸方向のバネ力により可動
円盤12の連結部12dとは離間していて、図3に示す
ように、各押圧ピン23の脚部23aを先端側から押圧
して、その頭部23bを第2操作レバー24の内面に当
接させている。また、メモリプレート18は、その係合
凹所18dを固定円盤11の係合突起11gに係合し
て、固定円盤11に連結状態にある。各押圧ピン23の
頭部23bは、第2操作レバー24が非操作状態にある
場合には同操作レバー24の内面に設けた凹所24aに
位置し、第2操作レバー24が回動操作されると同操作
レバー24の平面部24bに位置して軸方向に押動さ
れ、メモリプレート18を板バネ19に抗して軸方向に
押動して可動円盤12の連結部12dに連結する。
【0038】第1操作レバー14と第2操作レバー24
においては、第1操作レバー14は操作軸13に対して
一体回転可能に組付けられており、第2操作レバー24
は操作軸13に対して回転可能に組付けられている。第
2操作レバー24は、前方に延びる前側レバー部24c
と後方へ延びる後側レバー部24dを備えるとともに、
前側レバー部24cの根本部に掛止片部24eを備えて
いる。第2操作レバー24の掛止片部24eは、同操作
レバー24を回動操作したとき第1操作レバー14の中
間部に掛止して、同操作レバー14を一体に回動操作す
べく機能する。
【0039】次ぎに、当該リクライニング装置Rの作動
について、図5〜図7に基づいて説明する。なお、図5
〜図7においては、同図(a)はラチェット12c、カ
ムプレート15、スライドポール16、各操作レバー1
4,24の動作関係を示す正面視的説明図であり、同図
(b)はその断面図であり、同図(c)はラチェット1
2c、スライドポール16、メモリプレート18の動作
関係を示す正面視的説明図である。
【0040】当該リクライニング装置Rは、第1操作レ
バー14および第2操作レバー24が共に非操作状態に
ある場合には図1〜図3に示す状態にあって、図5に示
すように、カムプレート15は両スライドポール16を
前進させてラチェット12cに噛合させて、可動円盤1
2を固定円盤11に対してロックしている。これによ
り、リクライニングシートにおいては、シートバックが
シートクッションに対して起立状態に保持されている。
この場合、メモリプレート18は固定円盤11側に連結
されている。一方のスライドポール16においては、図
5(c)に示すように、その連結突起16fがメモリプ
レート18の円弧溝18cにおける短尺溝部18c2に
位置していて、ラチェット12cに対して進退可能な状
態にあって、可動円盤12の固定円盤11に対するロッ
クを解除可能な状態にある。
【0041】このため、第1操作レバー14を回動操作
すれば、操作軸13がスパイラルスプリング21に抗し
て回転し、操作アーム17を介してカムプレート15を
図示右方へ摺動させる。これにより、各スライドポール
16の脚部16c,16dは、カムプレート15の受承
カム部15cにおける凹部に移行するとともに、カムプ
レート15の係合突起部15bがスライドポール16の
係合突起部16eに係合して、スライドポール16を操
作軸13側に後退させる。この結果、スライドポール1
6はラチェット12cから離間して可動円盤12の固定
円盤11に対するロック状態が解除され、可動円盤12
は固定円盤11に対して回転可能となる。
【0042】これにより、シートバックは前後方向に傾
動可能となり、シートバックのシートクッションに対す
る傾斜角度を任意に調整することができる。この調整時
においては、メモリプレート18は固定円盤11に連結
されて一体であって、一方のスライドポール16とメモ
リプレート18との位置関係は不変であり、スライドポ
ール16は進退可能な状態にある。このため、第1操作
レバー14の回動操作を解除すれば、スパイラルスプリ
ング21の周方向のバネ力によりカムプレート15が図
示左方に摺動して、各スライドポール16をラチェット
12cに対して前進させて、ラチェット12cの歯部の
一部に噛合させる。この結果、可動円盤12は固定円盤
11に対してロックされ、シートバックはその調整位置
にてシートクッションに保持される。
【0043】当該リクライニング装置Rにおいて、シー
トバックを前方へ傾倒させる場合には、第2操作レバー
24を回動操作する。第2操作レバー24の回動操作
は、前側レバー部24cを引上げ操作することによって
も、また、後側レバー部24dを踏込み操作することに
よっても可能である。第2操作レバー24の回動操作に
より、第1操作レバー14が連動して回動操作される。
【0044】第2操作レバー24を回動操作すれば、図
6に示すように、各押圧ピン23の頭部23bが第2操
作レバー24の凹所24aから平面部24bに移行し
て、メモリプレート18を板バネ19に抗して軸方向に
押動し、メモリプレート18を固定円盤11の係合突起
部11gから離間させるとともに、可動円盤12の連結
部12dに噛合させて可動円盤12に連結させる。メモ
リプレート18は、可動円盤12への連結時には、連結
直前のスライドポール16との位置関係を保持した状態
で可動円盤12に連結されることから、シートバックの
その時点での起立位置を記憶する。
【0045】また、第1操作レバー14の回動操作によ
り、操作軸13がスパイラルスプリング21に抗して回
転し、操作アーム17を介してカムプレート15を図示
右方へ摺動させる。これにより、各スライドポール16
の脚部16c,16dは、カムプレート15の受承カム
部15cにおける凹部に移行するとともに、カムプレー
ト15の係合突起部15bがスライドポール16の係合
突起部16eに係合して、スライドポール16を操作軸
13側に後退させる。この結果、スライドポール16は
ラチェット12cから離間して可動円盤12の固定円盤
11に対するロック状態が解除され、また、一方のスラ
イドポール16の連結突起16fは、メモリプレート1
8における円弧溝18cの長尺溝部18c1と同一円周
上に位置する。
【0046】これにより、シートバックは前後方向に傾
動可能となり、シートバックはスパイラルスプリング2
5のバネ力で前方へ傾倒する。シートバックの傾倒時に
は、一方のスライドポール16の連結突起16fは、図
6(c)に示すように、メモリプレート18における円
弧溝18cの長尺溝部18c1内を移行し、また、この
間、両スライドポール16は、ラチェット12c側への
前進を規制されて、可動円盤12の固定円盤11に対す
るロック解除状態を保持し、メモリプレート18の可動
円盤12との一体回転を許容する。シートバックの傾倒
後には、第2操作レバー24は回動復帰しているが、第
1操作レバー14は回動操作位置にあって、可動円盤1
2の固定円盤11に対するロック解除状態が保持されて
いる。
【0047】傾倒状態にあるシートバックを起立状態に
復帰させるには、シートバックをスパイラルスプリング
25のバネ力に抗して後方へ回動する。シートバックが
第2操作レバー24の復帰位置に対応する位置に回動さ
れると、図7(b)に示すように、固定円盤11に植設
されている各押圧ピン23の頭部23bが第2操作レバ
ー24の凹所24aに位置するとともに、固定円盤11
の係合突起11gがメモリプレート18の係合凹所18
dに対向する。このため、メモリプレート18は、各押
圧ピン23からの押圧状態から解放されて、板バネ19
の軸方向のバネ力により固定円盤11側に押動され、可
動円盤12の連結を解除されて固定円盤に連結される。
【0048】また、メモリプレート18の固定円盤11
側への連結時には、一方のスライドポール16の連結突
起16fは、メモリプレート18における円弧溝18c
の短尺溝部18c2に復帰していて、各スライドポール
16はラチェット12c側へ前進してラチェット12c
の歯部の一部に噛合して、可動円盤12を固定円盤11
に、シートバックの前方への傾倒直前の位置でロックす
る。これにより、シートバックは、前方への傾倒直前の
起立位置に復帰して、起立状態を保持される。
【0049】このように、当該リクライニング装置Rに
よれば、使い勝手のよいリクライニングシートを構成す
ることができるが、当該リクライニング装置Rを構成す
るメモリ機構は、1枚のメモリプレート18を主要構成
部材として、既存のリクライニング装置の内部構造を有
効に利用して構成されている。このため、内部構造が簡
単で、組付け性も良好なメモリ機構付きのリクライニン
グ装置を構成することができるとともに、メモリ機構装
置を内蔵させたことによる大型化および装置の重量増大
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の一部省略縦
断正面図である。
【図2】同リクライニング装置の図1における2−2線
に沿った縦断面図である。
【図3】同リクライニング装置の図1における3−3線
に沿った縦断面図である。
【図4】同リクライニング装置を分解した斜視図であ
る。
【図5】同リクライニング装置におけるラチェット、カ
ムプレート、スライドポール、各操作レバーの一動作関
係を示す正面視的説明図(a)、同断面図(b)、およ
びラチェット、スライドポール、メモリプレートの一動
作関係を示す正面視的説明図(c)である。
【図6】同リクライニング装置におけるラチェット、カ
ムプレート、スライドポール、各操作レバーの他の一動
作関係を示す正面視的説明図(a)、同断面図(b)、
およびラチェット、スライドポール、メモリプレートの
他の一動作関係を示す正面視的説明図(c)である。
【図7】同リクライニング装置におけるラチェット、カ
ムプレート、スライドポール、各操作レバーのさらに他
の一動作関係を示す正面視的説明図(a)、同断面図
(b)、およびラチェット、スライドポール、メモリプ
レートのさらに他の一動作関係を示す正面視的説明図
(c)である。
【符号の説明】
R…リクライニング装置、A1…ロアアーム、A2…アッ
パアーム、11…固定円盤、11a…円盤本体、11b
…円形凹所、11c…ガイド溝、11d…受承壁部、1
1e…貫通孔、11f…掛止溝、11g…係合突起、1
2…可動円盤、12a…円盤本体、12b…円形凹所、
12c…ラチェット、12d…連結部、12e…円筒状
ボス、13…支持軸、14…第1操作レバー、15…カ
ムプレート、15a…プレート本体、15b…係合突起
部、15c…受承カム部、15d…嵌合穴、16…スラ
イドポール、16a…ポール本体、16b…外歯、16
c,16d…脚部、16e…係合突起部、16f…連結
突起、17…操作アーム、17a…円筒状本体、17b
…係合アーム部、18…メモリプレート、18a…円板
状本体、18b…歯部、18c…円弧状溝、18c1…
長尺溝部、18c2…短尺溝部、18d…係合凹所、1
8e…円形穴、19…板バネ、19a…バネ本体、19
b…円形穴、21…スパイラルスプリング、21a…内
端部、21b…外端部、22…セットプレート、22a
…プレート本体、22b…筒部、23…押圧ピン、23
a…脚部、23b…頭部、24…第2操作レバー、24
a…凹所、24b…平面部、24c…前側レバー部、2
4d…後側レバー部、24e…掛止片部、25…スパイ
ラルスプリング。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端側に外歯を有するポールと、内周側に
    内歯を有する円環状でシートバックまたはシートクッシ
    ョンに結合されるラチェットと、前記ポールを前記ラチ
    ェットの内歯に対して進退可能に保持し前記シートクッ
    ションまたはシートバックに結合されるホルダと、前記
    ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して前記ラチ
    ェットに噛合させるとともに任意の操作力により動作し
    て前記ポールに対する押圧力を解除して同ポールと前記
    ラチェットの噛合状態を解除するカム体を備え、前記ポ
    ールと前記ラチェットの噛合時には同ラチェットと前記
    ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記ポールと前記ラ
    チェットの噛合解除時には同ラチェットと前記ホルダの
    相対回転を許容するリクライニング装置において、前記
    シートバックの起立状態から前方への傾倒動作に応じて
    前記ポールと前記ラチェットとの噛合を規制し、かつ、
    前記シートバックの傾倒状態から元の起立状態へ復帰し
    た際には前記ポールと前記ラチェットとの噛合を許容す
    る機能を備えていることを特徴とするリクライニング装
    置。
  2. 【請求項2】先端側に外歯を有するポールと、内周側に
    内歯を有する円環状でシートバックまたはシートクッシ
    ョンに結合されるラチェットと、前記ポールを前記ラチ
    ェットの内歯に対して進退可能に保持し前記シートクッ
    ションまたはシートバックに結合されるホルダと、前記
    ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して前記ラチ
    ェットに噛合させるとともに任意の操作力により動作し
    て前記ポールに対する押圧力を解除して同ポールと前記
    ラチェットの噛合状態を解除するカム体を備え、前記ポ
    ールと前記ラチェットの噛合時には同ラチェットと前記
    ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記ポールと前記ラ
    チェットの噛合解除時には同ラチェットと前記ホルダの
    相対回転を許容するリクライニング装置において、前記
    ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶す
    べき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合
    を許容するとともにその他の位置では噛合を規制するメ
    モリ手段と、前記シートバックの前方への傾倒動作に応
    じて前記メモリ手段を前記ラチェットに連結する連結手
    段と、前記ラチェットが記憶位置に復帰するまでは前記
    連結手段による連結を保持し復帰時には連結を解除する
    保持手段を備えていることを特徴とするリクライニング
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のリクライニング装置にお
    いて、前記メモリ手段は、前記ラチェットの前記ホルダ
    に対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポール
    の前記ラチェットに対する噛合を許容し、その他の位置
    では前記ポールと係合して噛合を規制するものであり、
    かつ、前記連結手段は、前記シートバックの前方への傾
    倒動作に応じて前記メモリ手段を前記ラチェット側に移
    動して同ラチェットに連結して同ラチェットと互いに同
    期的に回転させるものであることを特徴とするリクライ
    ニング装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のリクライニング装置にお
    いて、前記メモリ手段は、前記ポールに設けた突起部の
    周方向への移動を許容する通路を形成する溝を有するメ
    モリプレートであり、前記ラチェットの前記ホルダに対
    する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前
    記ラチェットに対する噛合を許容する幅広の溝部を有
    し、その他の位置では前記ポールの突起部と係合して噛
    合を規制する幅狭の溝部を有するものであり、前記連結
    手段は、前記シートバックの前方への傾倒動作に応じて
    前記メモリ手段を前記ラチェット側に移動して同ラチェ
    ットに連結する押圧手段を有し連結した前記メモリ手段
    を前記ラチェットと同期的に回転させるものであり、前
    記保持手段は、前記メモリ手段を前記ラチェットとの連
    結を解除する方向に付勢するばねと、記憶位置でのみ前
    記メモリ手段と前記ホルダとの間で互いに嵌合して前記
    メモリ手段を前記連結手段による連結状態から解除する
    とともに前記メモリ手段を前記ホルダと相対回転しない
    ようにし、記憶位置以外では前記ばねの付勢力に抗して
    前記メモリ手段を前記連結手段による連結状態に保持す
    る嵌合部を有するものであることを特徴するリクライニ
    ング装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のリクライニング装置にお
    いて、前記ラチェットは前記円環状の内周側に壁部を有
    し、同壁部と前記ポールとの間に前記メモリ手段および
    前記ばねが配置されていることを特徴とするリクライニ
    ング装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載のリクライニング
    装置において、前記メモリ手段を構成するメモリプレー
    トは外周縁に外歯を有し、同外歯は前記ラチェットの内
    歯に隣接して設けた内歯に噛合可能に形成されて前記連
    結手段を構成していることを特徴とするリクライニング
    装置。
  7. 【請求項7】請求項2,3,3,4,5または6に記載
    のリクライニング装置において、前記ポールは、前記シ
    ートバックの傾倒動作時と角度調整動作時の前記ラチェ
    ットに対する噛合の解除動作が連動していることを特徴
    とするリクライニング装置。
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