JP2006014942A - リクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リクライニング装置を大型化することなくロック強度を増大することができるコンパクトなリクライニング装置を提供すること。
【解決手段】 シートクッション及びシートバックのいずれか一方に固定されるガイドブラケット2と、シートクッション及びシートバックの他方に固定される内歯ギヤ3との間に、操作レバーに連結されたカム6と、このカム6の回動に連係して径方向に摺動する一対のロックギヤ4とを介装し、ガイドブラケット2と内歯ギヤ3とを取付リング7により一体的に組み付けるようにした。また、内歯ギヤ3の外周面を取付リング7の円筒状側部の内周面と摺接させることにより内歯ギヤ3の径方向の位置決めを行うようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は車両用シート等に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾斜角を適宜調節するためのリクライニング装置に関する。
従来、シートクッションとシートバックとの間に介設されたリクライニング装置は、シートクッションに固定された第1ブラケット(あるいはロアアーム)と、シートクッションに傾倒自在に取り付けられたシートバックに固定され、第1ブラケットに対し相対回動可能に連結された第2ブラケット(あるいはアッパアーム)とを備えている。
このリクライニング装置には、第1ブラケットと第2ブラケットとの間に介設され、第1ブラケットに対する第2ブラケットの相対回動中心と同心の支持軸に連結されて支持軸と共に回動するカムが設けられている。このカムは、支持軸の回動にともなって先端面に係止歯を備えたロックギヤを第1ブラケット及び第2ブラケット間で径方向に摺動させるものである。また、第1ブラケットには、径方向に延びる互いに平行な対向壁を備えたガイド溝が設けられ、ロックギヤがカムの回動でガイド溝内を摺動することにより係止歯がガイド溝から出没するようになっている。
一方、第2ブラケットには、上記回動中心と同心の円弧状軌跡に沿って内歯が形成されており、カムの回動でロックギヤがガイド溝から外方に突出し、その係止歯が内歯に噛合することにより第1ブラケットと第2ブラケットとの相対回動が規制されるとともに、カムの逆回動で係止歯の内歯に対する噛合が解除されることにより、第1ブラケットと第2ブラケットとが相対回動し得るようになる。
したがって、支持軸に操作レバーを取り付け、この操作レバーを操作して支持軸を回動することにより、係止歯を内歯に噛合させてシートバックをロックすることができる一方、係止歯と内歯との噛合を解除してシートバックの傾倒位置の変更を行うことが可能になる(例えば、特許文献1あるいは2参照。)。
特開2000−52826号公報(第3−4頁、図2) 特開2000−342368号公報(第2−3頁、図3)
特許文献1に記載のリクライニング装置においては、第1ブラケットに一対の三日月状の突起を形成し、この突起を第2ブラケットに形成された凹部に嵌入することにより第2ブラケットの回動時におけるガイドを行っていることから、肉厚が厚くなりリクライニング装置のコンパクト化が難しかった。また、この構成でロック強度の増大を図るためには、内歯径を大きくする必要があるが、内歯径を大きくするとリクライニング装置自体が大きくなり、やはりコンパクト化の点では難があった。
一方、特許文献2に記載のリクライニング装置においては、ロアアームに形成された凹部内に内歯を持つアッパアームを収容し、凹部の内周面とアッパアームの外周面とを摺接させることで、アッパアームのロアアームに対する径方向の位置決めを行っている。また、ロアアームとアッパアームは、その外端部が端部を折曲したフォルダにより保持されている。この構成は、肉厚を薄く形成できる点で有利ではあるが、アッパアームの内歯径を大きくしてロック強度の増大を図ろうとすると、アッパアームの外径及びロアアームの凹部の内径が大きくなり、ロアアームの外径も必然的に大きくなることから、ロック強度の増大はリクライニング装置の大型化を伴うものであった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、リクライニング装置を大型化することなくロック強度を増大することができるコンパクトなリクライニング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートクッション及び該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられるシートバックのいずれか一方に固定されるガイドブラケットと、上記シートクッション及びシートバックの他方に固定される内歯ギヤと、上記ガイドブラケット及び内歯ギヤ間に取り付けられたカムと、該カムの動きに連係して径方向に摺動する一対のロックギヤと、上記カムと一対のロックギヤを上記ガイドブラケットと内歯ギヤとの間に収容した状態で上記ガイドブラケットと内歯ギヤとを一体的に組み付ける取付リングとを備え、該取付リングが円形平面部と円筒状側部とを有し、該円筒状側部の先端部を折曲して形成された折曲部と上記円形平面部との間に上記ガイドブラケットと内歯ギヤは介装されるとともに、上記内歯ギヤの外周面を上記取付リングの円筒状側部の内周面と摺接させることにより上記内歯ギヤの径方向の位置決めを行うようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記取付リングが上記円筒状側部に形成された複数の取付片を有し、上記ガイドブラケットがその外縁に形成された複数の凸部と複数の凹部を有し、上記内歯ギヤの外径と上記凹部の外径を略等しく設定すると共に、上記複数の取付片を上記複数の凹部に嵌入させて、その先端部を折曲したことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、シートクッション及びシートバックのいずれか一方に固定された取付ブラケットに上記ガイドブラケットを固定し、上記取付ブラケットと上記ガイドブラケット間に上記折曲部を挟持したことを特徴とする。
本発明によれば、内歯ギヤの外周面を取付リングの円筒状側部の内周面と摺接させることにより内歯ギヤの径方向の位置決めを行うようにしたので、例えば特許文献2に記載のリクライニング装置に比べ、ガイドブラケットの外径が同じ場合、内歯ギヤの内歯径を大きくすることができ、リクライニング装置を大型化することなくロック強度が増大したコンパクトなリクライニング装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、例えば車両用シートの両側に取り付けられる本発明にかかるリクライニング装置Rを示しており、シートクッションに対しシートバックを傾倒自在に保持するためのものである。
リクライニング装置Rは、シートクッションとシートバックとの連結部に取り付けられる円形状のリクライナアセンブリ1を備えており、リクライナアセンブリ1は、図3乃至図5に示されるように、シートクッション(図示せず)に固定されるガイドブラケット2と、シートバック(図示せず)にガイドブラケット2に対向して固定される内歯ギヤ3と、ガイドブラケット2及び内歯ギヤ3間に介設される一対のロックギヤ4及び一対の補助ロックギヤ5と、一対のロックギヤ4を離接する方向に摺動させるカム6とを備えている。ガイドブラケット2と内歯ギヤ3は、その内部にロックギヤ4、補助ロックギヤ5、カム6を収容した状態で取付リング7により一体的に組み付けられる。カム6は操作レバー(図示せず)に連結されており、操作レバーを操作することによりカム6が回動してロックギヤ4が径方向に摺動すると共に、後述するように、ロックギヤ4の径方向の摺動に伴って補助ロックギヤ5も径方向に摺動する。
ガイドブラケット2はプレート状で略円形に形成され、操作レバーの一部が嵌入してカム6に連結される操作レバー嵌入孔2aがその中心部に穿設されるとともに、その内端面(図3における左側端面、すなわち内歯ギヤ3との対向面)には、上下にそれぞれ前後方向一対のガイド部材8が幅方向の内方に向けて突設されている。各ガイド部材8は、操作レバー嵌入孔2aに対して点対称に形状設定されている。また、上下にそれぞれ形成された前後一対のガイド部材8のロックギヤ4との対向面は平行に延在し、対向面間には各ロックギヤ4の一部(後述する噛合部)を摺接状態で嵌装する上下一対の第1ガイド溝2bが形成されている。同様に、リクライニング装置Rの前部あるいは後部において上下方向に離隔した二つのガイド部材8の対向面も平行に延在し、対向面間に各補助ロックギヤ5を摺接状態で嵌装する前後一対の第2ガイド溝2cが形成されており、第1ガイド溝2bと第2ガイド溝2cとは直交している。さらに、ガイドブラケット2の外縁には取付リング7と係合するための複数の凸部2dと複数の凹部2eとが所定の間隔で形成されており、凹部2eの外径は内歯ギヤ3の外径と略等しく設定されている(したがって、凹部2eと内歯ギヤ3の外縁は略面一に設定されている)。また、操作レバー嵌入孔2aの周囲には、シートクッションに固定された取付ブラケット(後述)に取り付けられる複数の取付ピン(ピン状突設部)2f(図1参照)が所定の間隔で幅方向外方に向けて突設されている。なお、ガイド部材8及び取付ピン2fはガイドブラケット2の所定の部位をプレスすることによりガイドブラケット2と一体的に形成されたものである。
内歯ギヤ3は略円形に形成され、その外端面(図3における左側端面)には円形突設部9が幅方向の外方に向けて突設されており、円形突設部9の中心部にはガイドブラケット2の操作レバー嵌入孔2aに対向する貫通孔3aが穿設されると共に、その周囲には、シートバックに固定された取付ブラケット(後述)に取り付けられる複数の取付ピン(ピン状突設部)3cが所定の間隔で幅方向外方に向けて突設されている。この取付ピン3cも取付ピン2fと同様、内歯ギヤ3の所定の部位をプレスすることにより内歯ギヤ3と一体的に形成されたものである。また、円形突設部9の内側は装着凹部3b(図2(b)参照)となっており、その内径寸法は上下に各一対(合計4個)設けられた上述のガイド部材8の外周面の曲率半径より僅かに大きく設定され、その内周の全面には、内歯3d(図5(b)参照)が形成されている。各ガイド部材8は、ガイドブラケット2と内歯ギヤ3とを合わせた状態で、その外周面が装着凹部3bの内周面に摺接するように装着凹部3bに嵌め込まれる。
各ロックギヤ4は、ガイドブラケット2の第1ガイド溝2bに上下動自在に嵌め込まれる噛合部10と、この噛合部10の両側に一体的に形成された第1肩部11及び第2肩部12と、第2肩部12から反対側に位置するロックギヤ4の第1肩部11に向かって延びる脚部13と、第1肩部11から一方の補助ロックギヤ5に向かって延びる第1補助ロックギヤ操作部材14と、第2肩部12から他方の補助ロックギヤ5に向かって延びる第2補助ロックギヤ操作部材15とを備えている。噛合部10は、その先端縁に形成され内歯ギヤ3の内歯3dと噛合する係止歯4aを有しており、ガイド部材8が装着凹部3bに嵌め込まれた状態で係止歯4aが内歯3dに噛合することによりガイドブラケット2と内歯ギヤ3との相対回動が規制される。また、脚部13の先端部内縁には、カム6の一部と係合してロックギヤ4を径方向内方に向かって摺動させるための凸部13aが形成されている。
脚部13の長さ寸法は、内歯ギヤ3の装着凹部3bの内部空間に摺動自在に収容された各ロックギヤ4が、径方向外方に移動して噛合部10に形成された係止歯4aが内歯ギヤ3の内歯3dと噛合する噛合位置と、径方向内方に移動して噛合部10の係止歯4aと内歯ギヤ3の内歯3dとの噛合が解除される噛合解除位置との間を移動できるように設定されている。さらに詳述すると、噛合位置と噛合解除位置との距離は、係止歯4aの歯丈寸法より若干大きめに設定され、ロックギヤ4が操作レバー嵌入孔2aから径方向外方に向けて移動することにより噛合部10の係止歯4aが内歯3dに噛合する一方、ロックギヤ4が操作レバー嵌入孔2aの方向に向けて移動することにより、係止歯4aの内歯3dに対する噛合が解除される。
また、各補助ロックギヤ5は、その先端縁に形成され内歯ギヤ3の内歯3dと噛合する係止歯5aと、一方のロックギヤ4の第1補助ロックギヤ操作部材14と他方のロックギヤ4の第2補助ロックギヤ操作部材15が収容されカム6の回動に伴って第1及び第2補助ロックギヤ操作部材14,15と摺接する二つの凹部5bとを有している。ロックギヤ4の第1及び第2補助ロックギヤ操作部材14,15と補助ロックギヤ5の二つの凹部5bは、ロックギヤ4の径方向外方あるいは内方への摺動により補助ロックギヤ5が径方向外方あるいは内方へ摺動するように形状設定されている。
カム6は、略六角形状に形成されており、一方のロックギヤ4と対向する三つの角部には、当該ロックギヤ4の第1肩部11の内周傾斜面11aと当接する第1凸部6aと、第2肩部12の内周面に形成された凸部12aと当接する第2凸部6bと、脚部13の凸部13aと当接する第3凸部6cとが形成されており、他方のロックギヤ4と対向する三つの角部にも同様に、当該ロックギヤ4の第1肩部11の内周傾斜面11aと当接する第1凸部6aと、第2肩部12の内周面に形成された凸部12aと当接する第2凸部6bと、脚部13の凸部13aと当接する第3凸部6cとが形成されている。
また、カム6の中心部には長孔6dが穿設されており、この長孔6dを介してカム6は操作レバーに連結されると共に、長孔6dの両側には二つのピン16が植設されており、二つのピン16の一方に一端が係止された渦巻ばね17の他端がガイドブラケット2の操作レバー嵌入孔2aの内縁に形成されたノッチ2gに係止されることによりカム6がロックギヤ4を径方向外方に付勢している。
取付リング7は、円形平面部7aと円形平面部7aの外縁部より垂直に延びる円筒状側部7bとを有し、円形平面部7aには内歯ギヤ3の円形突設部9の外径より僅かに大きい直径の円孔7cが形成される一方、円筒状側部7bにはガイドブラケット2の外縁に形成された凹部2eより僅かに狭い幅の複数の取付片7dが凹部2eと同じ間隔で形成されている。また、円筒状側部7bの内径は、ガイドブラケット2の外縁に形成された複数の凹部2eの直径と内歯ギヤ3の外径と略等しく(正確には、僅かに大きく)設定されている。
リクライナアセンブリ1を組み立てるに際し、ロックギヤ4、補助ロックギヤ5、カム6等をガイドブラケット2と内歯ギヤ3との間に介装した状態で取付リング7を内歯ギヤ3側から内歯ギヤ3とガイドブラケット2とに外装し、取付リング7の各取付片7dをガイドブラケット2の凹部2eの一つに嵌入させると共に、内歯ギヤ3の円形突設部9を取付リング7の円孔7cに嵌入させる。すると、取付リング7の隣接する取付片7d間のスリット7eの底部に形成された凸部7fがガイドブラケット2の凸部2dの内面と当接するので、この状態で取付片7dの先端部を内側に略90°折曲することによりリクライナアセンブリ1の組み立てが完了する。
図4に示されるように、ガイドブラケット2と内歯ギヤ3は、取付リング7の円形平面部7aと取付片7dの折曲部間に介装されると共に、内歯ギヤ3の外周面が取付リング7の円筒状側部7bの内周面と摺接し、円形突設部9の外方に位置する内歯ギヤ3の外端面が取付リング7の円形平面部7aの内端面と摺接することから、内歯ギヤ3の径方向及び幅方向のがたは取付リング7により抑制されている。すなわち、内歯ギヤ3の径方向及び幅方向の位置決めは取付リング7により行われている。なお、取付リング7の円形平面部7aの内端面には、複数(例えば、六つ)の突起7gが所定の間隔で形成されていることから、内歯ギヤ3の外端面と取付リング7の円形平面部7aの内端面との摺接は、これら複数の突起7gを介して行われ、内歯ギヤ3の外端面と取付リング7の円形平面部7aの内端面との間には、内歯ギヤ3の作動を円滑に行うための必要最小限のクリアランスが確保されている。
図1に示されるように、シートクッションには取付ブラケット18が固定され、取付ブラケット18の中心部には操作レバー嵌入孔18aが形成されると共に、操作レバー嵌入孔18aの周囲にはガイドブラケット2の取付ピン2fが挿入される複数の取付ピン挿入孔18bが所定の間隔で形成されている。同様に、シートバックには取付ブラケット19が固定され、取付ブラケット19の中心部には連結軸挿入孔19aが形成されると共に、連結軸挿入孔19aの周囲には内歯ギヤ3の取付ピン3cが挿入される複数の取付ピン挿入孔19bが所定の間隔で形成されている。
組み立てが完了したリクライナアセンブリ1は、シートクッションに固定された取付ブラケット18の取付ピン挿入孔18bにガイドブラケット2の取付ピン2fが挿入されて取付ブラケット18に溶接されると共に、シートバックに固定された取付ブラケット19の取付ピン挿入孔19bに内歯ギヤ3の取付ピン3cが挿入されて取付ブラケット19に溶接されることにより、リクライナアセンブリ1は二つの取付ブラケット18,19間に保持される。この時、図2(b)に示されるように、取付ブラケット18の内面(リクライニングアセンブリ1との対向面)が取付リング7の取付片7dの折曲部外端面に当接してガイドブラケット2と取付ブラケット18間に折曲部が挟持されるように取付ブラケット18を形状設定することにより、リクライニングアセンブリ1に負荷が加わった場合の取付片7dの折曲部の開きを防止している。
また、二つの取付ブラケット18,19には、外方に向けて折曲された渦巻ばね係止片18c、19cが一体的に形成されており、渦巻ばね(図示せず)の一端を渦巻ばね係止片18cに係止すると共に、渦巻ばねの他端を渦巻ばね係止片19cに係止することによりシートバックは前傾方向に常に付勢されている。
なお、シートバックに固定される取付ブラケット19の連結軸挿入孔19aには連結軸(図示せず)の一端が挿入されて操作レバーに連結され、連結軸の他端はシートの反対側に設けられたリクライニング装置のカムに連結されており、操作レバーの操作により左右のリクライニング装置は同期して作動する。
以下、図5を参照して上記構成の本発明にかかるリクライニング装置Rの作用を説明する。
図5(a)に示されるように、操作レバーを操作しない通常の着座状態では、渦巻ばね17の弾性力によりカム6は矢印A方向に付勢されている。
この状態では、カム6の第1凸部6a及び第2凸部6bがロックギヤ4の第1及び第2肩部11,12にそれぞれ形成された内周傾斜面11a及び凸部12aとそれぞれ当接し、ロックギヤ4を径方向外方に押圧してロックギヤ4の係止歯4aと内歯ギヤ3の内歯3dとが噛合する。また、ロックギヤ4が噛合位置にあると、ロックギヤ4の第1及び第2補助ロックギヤ操作部材14,15が、その外縁により対応する補助ロックギヤ5に形成された凹部5bの外側壁を径方向外方に押圧して係止歯5aと内歯ギヤ3の内歯3dとが噛合する。したがって、内歯ギヤ3のガイドブラケット2に対する位置あるいはシートバックのシートクッションに対する傾斜角は所定の位置あるいは所定の角度に保持されている。
この状態で、渦巻ばね17の弾性力に抗して操作レバーを引き上げると、カム6は矢印Aの逆方向に回転し、カム6の第1凸部6aはロックギヤ4の内周傾斜面11aと凸部12aとの間に形成された凹部に嵌入すると共に、カム6の第2凸部6bはロックギヤ4の第2肩部12の内周側に形成された凹部に嵌入する。さらに、カム6の第3凸部6cがロックギヤ4の脚部13の凸部13aと当接して押圧することから、ロックギヤ4の噛合部10は第1ガイド溝2bに沿って径方向内方に向かって摺動し、係止歯4aと内歯ギヤ3の内歯3dとの噛合が解除され、ロックギヤ4は、図5(a)に示される噛合位置から図5(b)に示される噛合解除位置まで移動する。ロックギヤ4が噛合位置から噛合解除位置まで移動すると、第1及び第2補助ロックギヤ操作部材14,15が、その内縁により対応する補助ロックギヤ5に形成された凹部5bの内側壁を径方向内方に押圧して係止歯5aと内歯ギヤ3の内歯3dとの噛合が解除される。したがって、シートバックのシートクッションに対する傾倒姿勢(傾斜角度)を任意に設定し得るようになる。
シートバックのシートクッションに対する傾倒姿勢を設定後、操作レバーより手を離すと、渦巻ばね17の弾性力によりカム6は矢印A方向に回転して、ロックギヤ4及び補助ロックギヤ5が径方向外方に摺動し、係止歯4a,5aが内歯ギヤ3の内歯3dと再び噛合し、シートバックは新たに設定された傾倒姿勢に保持される。
なお、上記実施の形態において、ガイドブラケット2はシートクッションに固定され、内歯ギヤ3はシートバックに固定される構成としたが、ガイドブラケット2がシートバックに固定され、内歯ギヤ3がシートクッションに固定される構成も可能である。
また、上記実施の形態において、シートバックに加わる最大荷重に対し一対のロックギヤ4の係止歯4aと内歯ギヤ3の内歯3dとの噛合のみで十分なロック強度を確保できる場合には、補助ロックギヤ5は必ずしも設ける必要はない。この場合、内歯ギヤ3の装着凹部3bの内周全面に内歯3dを形成する必要はなく、ロックギヤ4と噛合する部分にのみ内歯3dを形成すればよい。
本発明にかかるリクライニング装置はコンパクトに構成できるとともに、従来構成に比べてロック強度が増大しているので、シートバックに大荷重が加わる可能性がある車両用シートのリクライニング装置として有用である。
発明にかかるリクライニング装置の分解斜視図である。 (a)は図1のリクライニング装置の正面図であり、(b)は(a)における線IIb−IIbに沿った断面図である。 図1のリクライニング装置に設けられたリクライナアセンブリの分解斜視図である。 (a)は図3のリクライナアセンブリの正面図であり、(b)は(a)における線IVb−IVbに沿った断面図であり、(c)は(a)における線IVc−IVcに沿った断面図である。 図3のリクライナアセンブリに設けられたロックギヤ及び補助ロックギヤと内歯ギヤとの噛合状態を示しており、(a)は噛合位置における正面図であり、(b)は噛合解除位置における正面図である。
符号の説明
1 リクライニングアセンブリ、 2 ガイドブラケット、 2a 操作レバー嵌入孔、
2b 第1ガイド溝、 2c 第2ガイド溝、 2d 凸部、 2e 凹部、
2f 取付ピン、 2g ノッチ、 3 内歯ギヤ、 3a 貫通孔、
3b 装着凹部、 3c 取付ピン、 3d 内歯、 4 ロックギヤ、
4a 係止歯、 5 補助ロックギヤ、 5a 係止歯、 5b 凹部、 6 カム、
6a 第1凸部、 6b 第2凸部、 6c 第3凸部、 6d 長孔、
7 取付リング、 7a 円形平面部、 7b 円筒状側部、 7c 円孔、
7d 取付片、 7e スリット、 7f 凸部、 7g 突起、 8 ガイド部材、
9 円形突設部、 10 噛合部、 11 第1肩部、 11a 内周傾斜面、
12 第2肩部、 12a 凸部、 13 脚部、 13a 凸部、
14 第1補助ロックギヤ操作部材、 15 第2補助ロックギヤ操作部材、
16 ピン、 17 渦巻ばね、 18,19 取付ブラケット、
18a 操作レバー嵌入孔、 18b 取付ピン挿入孔、 18c 渦巻ばね係止片、
19a 連結軸挿入孔、 19b 取付ピン挿入孔、 19c 渦巻ばね係止片、
R リクライニング装置。

Claims (3)

  1. シートクッション及び該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられるシートバックのいずれか一方に固定されるガイドブラケットと、上記シートクッション及びシートバックの他方に固定される内歯ギヤと、上記ガイドブラケット及び内歯ギヤ間に取り付けられたカムと、該カムの動きに連係して径方向に摺動する一対のロックギヤと、上記カムと一対のロックギヤを上記ガイドブラケットと内歯ギヤとの間に収容した状態で上記ガイドブラケットと内歯ギヤとを一体的に組み付ける取付リングとを備え、該取付リングが円形平面部と円筒状側部とを有し、該円筒状側部の先端部を折曲して形成された折曲部と上記円形平面部との間に上記ガイドブラケットと内歯ギヤは介装されるとともに、上記内歯ギヤの外周面を上記取付リングの円筒状側部の内周面と摺接させることにより上記内歯ギヤの径方向の位置決めを行うようにしたことを特徴とするリクライニング装置。
  2. 上記取付リングが上記円筒状側部に形成された複数の取付片を有し、上記ガイドブラケットがその外縁に形成された複数の凸部と複数の凹部を有し、上記内歯ギヤの外径と上記凹部の外径を略等しく設定すると共に、上記複数の取付片を上記複数の凹部に嵌入させて、その先端部を折曲したことを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
  3. シートクッション及びシートバックのいずれか一方に固定された取付ブラケットに上記ガイドブラケットを固定し、上記取付ブラケットと上記ガイドブラケット間に上記折曲部を挟持したことを特徴とする請求項2に記載のリクライニング装置。
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