JP2009165778A - 車両用シートの連結装置 - Google Patents

車両用シートの連結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009165778A
JP2009165778A JP2008010352A JP2008010352A JP2009165778A JP 2009165778 A JP2009165778 A JP 2009165778A JP 2008010352 A JP2008010352 A JP 2008010352A JP 2008010352 A JP2008010352 A JP 2008010352A JP 2009165778 A JP2009165778 A JP 2009165778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
axial direction
holding member
vehicle seat
connecting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008010352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5176560B2 (ja
Inventor
Atsutaka Mihashi
篤敬 三橋
Hideki Uramichi
秀輝 浦道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2008010352A priority Critical patent/JP5176560B2/ja
Publication of JP2009165778A publication Critical patent/JP2009165778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5176560B2 publication Critical patent/JP5176560B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】車両用シートのリクライニング装置のように、二つの連結部材を軸方向に組み付けて構成される連結装置において、この両連結部材を保持部材によって軸方向に良好に位置決めした状態で支えられるようにする。
【解決手段】車両用シートの連結装置であるリクライニング装置4は内歯部材10(一方側の連結部材)と外歯部材20(他方側の連結部材)と保持部材70とを有する。保持部材70は内歯部材10と外歯部材20とを軸方向に支えて組み付けた状態に保持する構成であり、その軸方向の組み付けにより軸方向の一端に形成された軸方向に面を有する当てがい面71を内歯部材10の外周部に対して軸方向に一定の間隔を開けて当てがった状態として外歯部材20の外周部に軸方向に当接する当接片72・・を有する。当接片72・・は、外歯部材20の外周部の外周縁から半径方向内方側に外れた位置で外周部と軸方向に当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートの連結装置に関する。詳しくは、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置に関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックがリクライニング装置を介してシートクッションと連結されており、その背凭れ角度の調整操作が可能とされた構成が知られている。ここで、下記特許文献1には、上記したリクライニング装置の構成が開示されている。この開示では、リクライニング装置は、シートクッションの骨格部とシートバックの骨格部とにそれぞれ一体的に連結される二枚の円盤状部材と、これらを軸方向に挟み込むようにして互いに重合させた状態に保持する保持部材とを有する。
上記した二枚の円盤状部材には、それぞれ、外周縁部が軸方向に突出した円筒部が形成されている。そして、両円盤状部材は、その一方側の円筒部内に他方側の円筒部が嵌め込まれて組み付けられることにより、互いに相対回転可能に支え合う構成となっている。一方、保持部材は、上述した両円盤状部材の円筒部同士を軸方向に挟み込むフランジ状の挟持面を両端に有する円筒型形状に形成されている。
詳しくは、保持部材の一端側の挟持面は、予め曲げ加工されて形成されており、保持部材の円筒内部に両円盤状部材を組み付けた後、他端側の挟持面がかしめ処理されて曲げ形成されるようになっている。ここで、上述した他端側の挟持面が当てがわれる他方側の円盤状部材は、その円筒部の外周面が、円周方向に凹凸が繰り返されるスプライン形状に形成されている。
そして、この円盤状部材に軸方向に嵌め込まれる保持部材の円筒部は、上述した凹凸形状と嵌合するように、凹部内を軸方向に挿通されるように軸方向に延びる面を有する部位と、凸部に軸方向に当接する部位と、が円周方向に繰り返される形状に形成されている。これにより、保持部材は、その軸方向に挿通される位置が、凸部と当接する軸方向の位置に位置決めされるようになるため、両円盤状部材を軸方向に挟み込む軸方向の隙間管理を良好に行うことができる。
特開2006−14942号公報
しかし、上記開示の従来技術では、保持部材は、円盤状部材の凸部に対して半径方向の外周縁側に近い位置で当接するようになっている。したがって、円盤状部材の外周縁が、打ち抜き等の加工によるダレによって角に丸みを帯びて形成されている場合には、保持部材の軸方向の位置決めが良好に行えなくなることがある。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートのリクライニング装置のように、二つの連結部材を軸方向に組み付けて構成される連結装置において、この両連結部材を保持部材によって軸方向に良好に位置決めした状態で支えられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートの連結装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置であり、二つの連結部材と保持部材とを有する。二つの保持部材は、二つの対象部材の一方側或いは他方側にそれぞれ一体的に連結されて、互いに相対回転可能に支え合うように軸方向に組み付けられる。保持部材は、二つの連結部材を軸方向に支えて組み付けた状態に保持する。保持部材は、その軸方向の組み付けにより軸方向の一端に形成された軸方向に面を有する当てがい面を一方側の連結部材の外周部に対して軸方向に一定の間隔を開けて当てがった状態として他方側の連結部材の外周部に軸方向に当接する当接部を有する。当接部は、他方側の連結部材の外周部の外周縁から半径方向内方側に外れた位置で外周部と軸方向に当接する。
この第1の発明によれば、保持部材は、その軸方向の組み付けにより、当てがい面を一方側の連結部材の外周部に軸方向に当てがうと共に、当接部を他方側の連結部材の外周部に軸方向に当接させる。したがって、この当接部の当接により、保持部材の両連結部材に対する軸方向の組み付け位置を位置決めすることができる。この当接部は、他方側の連結部材の外周部に対して、外周縁から半径方向内方側に外れた位置で軸方向に当接する。したがって、特に上記した外周部の外周縁が打ち抜き等の加工によるダレなどによって角に丸みを帯びて形成されている場合にも、保持部材の当接部をこの丸みの影響を受け難い内方側の位置に当接させることができる。よって、両連結部材を保持部材によって軸方向に良好に位置決めした状態で支えられるようにすることができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、両連結部材は、全体として、一方側の連結部材の外径が他方側の連結部材の外径よりも小さくなる円盤型形状に形成されている。他方側の連結部材の外周部は、半径方向に起伏する凸部と凹部とが円周方向に並ぶ凹凸形状に形成されている。保持部材は、他方側の連結部材の外周部に形成された凹部に軸方向に挿通される挿通部と、他方側の連結部材の外周部に軸方向に当接する当接部とを有する形状に形成されている。
この第2の発明によれば、他方側の連結部材は、その外周部に形成された凹部内に保持部材の挿通部が軸方向に挿通される構成となっている。したがって、保持部材が凸部の外周を通って軸方向に挿通される構成と比べると、全体としての半径方向への張り出し量が少なく抑えられる。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、保持部材に形成された当接部は、他方側の連結部材に対して凸部の形成された円周方向の位置で軸方向に当接するようになっている。
この第3の発明によれば、保持部材の当接部と挿通部とは、互いに円周方向に重ならない配置とされる。よって、保持部材の形状を単純化することができるため、保持部材を板材の曲げ加工などによって簡単に形成することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの連結装置の構成について、図1〜図8を用いて説明する。ここで、図3には、本実施例の車両用シート1の概略構成が示されている。この車両用シート1は、背凭れとなるシートバック2が、その両サイドの下部位置に配設された左右一対のリクライニング装置4,4によって、着座部となるシートクッション3と連結されている。ここで、各リクライニング装置4,4が本発明の車両用シートの連結装置に相当する。
これらリクライニング装置4,4は、常時はシートバック2の背凭れ角度を維持した状態に保たれている。しかし、各リクライニング装置4,4は、それらの内部に挿通された操作軸4c,4cを軸回動させる操作によって、シートバック2の背凭れ角度を変化させるようになっている。ここで、各操作軸4c,4cは、連結ロッド4rによって互いに一体的に連結されており、その一方の操作軸4cに連結された図示しない電動モータの駆動に伴って、左右で同期した軸回動操作が行われるようになっている。
この図示しない電動モータは、例えば車両用シート1の側部位置に配設されたスイッチの切換え操作によって、ON/OFFに切り換えられたり、正転・逆転の切換えが行われたりするようになっている。これにより、各リクライニング装置4,4は、各操作軸4c,4cが軸回動操作される前の常時は、シートバック2の傾き角度を維持した状態に保たれている。そして、各リクライニング装置4,4は、電動モータの駆動によって各操作軸4c,4cが軸回動操作されることにより、その動きに連動して、シートバック2の背凭れ角度を変動させるように作動する。
以下、各リクライニング装置4,4の構成について詳しく説明をする。なお、各リクライニング装置4,4は、互いに左右で対称の構成となっているが、実質的には同じ構成となっている。したがって、以下では、これらを代表して、図3の紙面向かって右側に示されているリクライニング装置4の構成についてのみ説明をする。
このリクライニング装置4は、図1〜図2に示されるように、円盤形状の内歯部材10及び外歯部材20と、一対の駒状の偏心部材30A,30Bと、開リング形状のバネ部材40と、回転盤としてなる操作部材50と、丸棒状の操作軸4cと、円筒状の保持部材70とが一つに組み付けられて構成されている。ここで、内歯部材10が本発明の一方側の連結部材に相当し、外歯部材20が本発明の他方側の連結部材に相当する。
これら各部材は、金属製となっているが、操作部材50だけは、樹脂製の部材によって形成されている。そして、これら各部材は、内歯部材10を保持部材70の円筒内部に組み付けるように軸方向に順にセットしていくことによって、一つに組み付けられている(図4参照)。以下、上記した各部材の構成について更に詳しく説明をする。
先ず、図1〜図2を参照しながら、内歯部材10の構成について説明をする。この内歯部材10は、その円盤形状の外周縁部が、板厚方向(軸方向)への半抜き加工によって円筒状に突出した形状に形成されている。そして、この円筒状に突出した部位の内周面には内歯11aが形成されており、この突出した円筒部が内歯車11として形成されている。そして、内歯部材10の中心部には、上述した内歯車11の突出方向と同じ方向に突出する円筒形状の筒部12が形成されている。
この筒部12の軸心は、内歯部材10(内歯車11)の中心11rと同心となっており、その筒内には、円形状の軸孔12aが貫通して形成されている。この内歯部材10は、図2に示されるように、その外盤面がシートバック2の骨格を成すバックフレーム2fの板面と接合されることによって、バックフレーム2fと一体的に連結されている。ここで、バックフレーム2fが本発明の二つの対象部材の一方側に相当する。
ここで、内歯部材10の円盤部には、その外盤面から突出するようにして、円周方向に延びる長円形状のダボ13・・(・・は複数を表す。)が円周方向の三箇所の位置に形成されている。そして、バックフレーム2fには、上述した各ダボ13・・を嵌合させることのできるダボ孔2a・・が板厚方向に貫通して形成されている。したがって、これらダボ13・・を各ダボ孔2a・・に嵌合させてこれらの嵌合部を溶着して接合することにより、内歯部材10がバックフレーム2fに対して強固に一体的に連結されている。
なお、バックフレーム2fにも、上述した内歯部材10に貫通形成された軸孔12aと同径となる円形状の軸孔2cが板厚方向に貫通して形成されている。これら各軸孔12a,2cには、後述する丸棒状の操作軸4cが挿通されるようになっている。
次に、図1に戻って、外歯部材20の構成について説明する。この外歯部材20は、上述した内歯部材10よりもひとまわり大きな外径をもった円盤形状に形成されている。この外歯部材20は、その円盤形状の中心部が、板厚方向(軸方向)への半抜き加工によって円筒状に突出した形状に形成されている。そして、この円筒状に突出した部位の外周面には外歯21aが形成されており、この突出した円筒部が外歯車21として形成されている。この外歯車21は、上述した内歯部材10に形成された内歯車11よりも小径に形成されている。
したがって、上述した外歯部材20は、内歯部材10に対して、外歯車21を内歯車11に噛合させるように軸方向に組み付けられることにより、互いに噛合し合って相対回転することのできる状態に組み付けられる。ここで、外歯部材20の中心部には、上述した内歯部材10の中心部に形成された軸孔12aよりもひとまわり大きな径をもつ大孔22が形成されている。この大孔22の軸心は、外歯部材20(外歯車21)の中心21rと同心となっている。
よって、上述した外歯部材20は、図5〜図7に示されるように、その大孔22の孔内に、内歯部材10に形成された筒部12を受け入れた状態として、内歯部材10に対してそれらの中心21r,11rが互いに偏心する状態に組み付けられる。ここで、外歯車21は、内歯車11よりも少ない歯数で形成されている。具体的には、外歯車21の外歯21aの歯数は33個であり、内歯車11の内歯11aの歯数は34個となっている。
したがって、図5に示されるように、上述した外歯部材20は、外歯車21を内歯車11の内周面に沿って互いの噛合位置を変えるように相対的な公転運動をさせることにより、互いの歯数差によって、内歯部材10に対する姿勢向きが漸次変動していくようになっている。具体的には、例えば図6に示されるように、外歯車21が内歯車11の内周面に沿って時計回り方向に公転する相対運動が行われると、外歯部材20は、内歯部材10に対して図示反時計回り方向にその姿勢向きを回転(自転)させていく。
なお、実際には、内歯部材10がバックフレーム2fと連結されており、外歯部材20が後述するようにシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3fと連結されるため、内歯部材10が外歯部材20に対して噛合位置を変えながら回転運動するようになっている。したがって、上記のように外歯車21と内歯車11との間の回転運動が行われることにより、図3に示されるようにシートバック2の背凭れ角度の調整操作が行われるようになっている。
ところで、図1に戻って、上述した外歯部材20の外周縁部は、その図示上下左右の一部ずつを残して外周縁部が肉抜きされた形状となっており、半径方向に起伏する凸部20y・・と凹部20x・・とが円周方向に交互に繰り返される凹凸形状に形成されている。この外歯部材20は、その外盤面がクッションフレーム3fの板面と接合されることによって、クッションフレーム3fと一体的に連結されている。ここで、クッションフレーム3fが本発明の二つの対象部材の他方側に相当する。
ここで、外歯部材20の円盤部には、その外盤面から突出するようにして、円周方向に延びる長円形状のダボ23・・が円周方向の四箇所の位置に形成されている。詳しくは、各ダボ23・・は、上述した外歯部材20の外周縁部に形成された各凸部20y・・と同じ円周方向の位置にそれぞれ配置形成されている。そして、クッションフレーム3fには、上述した各ダボ23・・を嵌合させることのできるダボ孔3a・・が板厚方向に貫通して形成されている。
したがって、これらダボ23・・を各ダボ孔3a・・に嵌合させると共にこれらの嵌合部を溶着して接合することにより、外歯部材20がクッションフレーム3fに対して強固に一体的に連結されている。なお、クッションフレーム3fには、上述した外歯部材20に貫通形成された大孔22と同じくらいの径をもつ円形状の大孔3cが板厚方向に貫通して形成されている。この大孔3cには、後述する丸棒状の操作軸4cや操作部材50が差し込まれるようになっている。
次に、図1に戻って、一対の偏心部材30A,30Bの構成について説明する。これら偏心部材30A,30Bは、互いに左右対称に湾曲した円弧状の駒部材として形成されている。これら偏心部材30A,30Bは、前述した外歯部材20に形成された大孔22の内部に収められた状態に組み付けられるようになっている。これにより、各偏心部材30A,30Bは、この大孔22の内周面と前述した内歯部材10の筒部12の外周面との間に形成される偏心した隙間内に配置されるようになっている。
詳しくは、図5に示されるように、各偏心部材30A,30Bは、外歯部材20の大孔22と内歯部材10の筒部12との間の狭くなる隙間内(図5では下方側に形成される狭くなる隙間内)に両挟み状に入り込める先細状の形状に形成されている。ここで、各偏心部材30A,30Bには、これらに跨るようにして、開リング形状のバネ部材40の掛部41A,41Bがそれぞれ掛着されている。これにより、各偏心部材30A,30Bは、常時はバネ部材40の附勢力によって、それらの先細状の下端部を上記した狭くなる隙間内に入り込ませた状態に保持されている。
そして、上記した入り込み力の作用により、外歯部材20は、常時は各偏心部材30A,30Bを介して筒部12に対して図示上方側に押圧された状態として、外歯車21が内歯車11に対して互いの噛合歯間に隙間(バックラッシ)のない状態に押し付けられて保持されている。そして、この保持力により、外歯部材20は、内歯部材10に対して、前述した両歯車間の公転運動が押し留められた回転留め状態とされて保持されている。
しかし、この両偏心部材30A,30Bの附勢による回転留め状態は、操作軸4cの軸回動操作が行われることによって解除される。具体的には、図1に示されるように、操作軸4cには、回転盤として形成された操作部材50が、軸方向に嵌め込まれて互いに回転方向に一体的に連結されている。詳しくは、操作軸4cの外周面には、セレーション状の凹凸形状が軸方向に延びて形成されている。そして、この操作軸4cが、操作部材50の筒部51に貫通形成された軸孔50a内に嵌め込まれることにより、操作軸4cがこの軸孔50aの内周面に形成されたセレーション状の凹凸形状と嵌合して、操作部材50と回転方向に一体的に連結されるようになっている。
そして、この操作軸4cと連結された操作部材50の円盤部には、図示下端部において、軸方向に突出する押し部52が形成されている。この押し部52は、図5に示されるように、前述した両偏心部材30A,30Bの間の狭くなる隙間内に配置されるようになっている。これにより、押し部52は、操作部材50が例えば図示時計回り方向に回動操作されると、図6に示されるように、図示左側の偏心部材30Aの下端部を押圧し、同左側の偏心部材30Aを大孔22の内周面に沿わせて同方向に押し動かす。
そして、この偏心部材30Aの移動に伴って、外歯車21は、その大孔22の内周面が押される動きによって、内歯車11の内周面に沿って図示時計回り方向に噛合い位置を移動させながら回転運動する。そして、この動きによって、図示右側の偏心部材30Bは、上記の移動によって空けられた隙間内に更に入り込むようにして、バネ部材40の附勢によって図示時計回り方向に移動する。したがって、この移動により、図3において前述したように、シートバック2を前倒し方向に回転させたり後倒し方向に回転させたりすることができる。
そして、図5に示されるように、上記した操作軸4cの回動操作を止めることにより、各偏心部材30A,30Bは再びバネ部材40の附勢力によって隙間内に入り込んだ状態となり、リクライニング装置4が回転留めされた状態となる。
次に、図1に戻って、保持部材70について説明する。この保持部材70は、図示奥側の一端に軸方向に面を向けたフランジ状の当てがい面71を有する円筒型形状に形成されている。そして、この保持部材70の円筒部には、軸方向に短く延び出す円弧状の内周面をもつ当接片72・・と、軸方向に長く延び出す円弧状の内周面をもつ挿通片73・・と、が円周方向に交互に繰り返すように配置形成されている。ここで、当接片72・・が本発明の当接部に相当し、挿通片73・・が本発明の挿通部に相当する。
ここで、上述した各挿通片73・・や当接片72・・は、それぞれ、保持部材70の中心軸のまわりに描かれる円弧状に湾曲した内周面をもつ曲板形状とされている。詳しくは、各挿通片73・・は、それらの互いに円周方向に向かい合うもの同士の内周面間の径が、前述した外歯部材20の凹部20x・・の外周面間の外径と同じ大きさとなっている。また、各当接片72・・は、同内周面間の径が、上述した各挿通片73・・の内周面間の径よりも小さくなっている。
すなわち、上述した当接片72・・と挿通片73・・とは、互いに円周方向に内外に段違いに配置されるように形成されている。そして、各当接片72・・は、前述した外歯部材20の各凸部20y・・が形成されている円周方向の各位置に形成されており、各挿通片73・・は、外歯部材20の凹部20x・・が形成されている円周方向の各位置に形成されている。したがって、上記構成の保持部材70は、その円筒内部に内歯部材10と外歯部材20とが組み付けられたものが挿通されることにより、各挿通片73・・に対して外歯部材20の各凹部20x・・が軸方向に差し込まれていく。
そして、この外歯部材20の挿通移動は、図7に示されるように、保持部材70の各当接片72・・が外歯部材20の外盤面に軸方向に当接する位置で止められる。これにより、保持部材70は、上述した当てがい面71を内歯部材10の外周部の外盤面に対して軸方向に一定の間隔を開けて当てがった状態として、各当接片72・・を外歯部材20の外周部の外盤面に当接させた状態となる。そして、保持部材70は、図1に示されるように、クッションフレーム3fに貫通して形成された各長孔3h・・内に各挿通片73・・を差し込んで嵌合させると共に、これらの嵌合部を溶着することにより、クッションフレーム3fに対して強固に一体的に接合されている(図8参照)。
これにより、図7に示されるように、保持部材70は、各当接片72・・を外歯部材20の外盤面に当接させた状態として、クッションフレーム3fに対して強固に一体的に連結されている。したがって、この組み付け状態では、内歯部材10の外盤面と保持部材70の当てがい面71との間に僅かな隙間が設けられた状態とされるため、内歯部材10の外歯部材20に対する相対回転が阻害されないようになっている。
ここで、前述したように、保持部材70に形成された各当接片72・・は、各挿通片73・・よりも半径方向内方側の位置に形成されている。したがって、各当接片72・・は、外歯部材20の外盤面に対してその外周縁から半径方向内方側に大きく外れた位置で軸方向に当接することとなり、その当接位置の位置決めが安定して行われるようになっている。すなわち、各当接片72・・が各挿通片73・・よりも半径方向内方側の位置に形成されていることに加え、各当接片72・・が当接する外歯部材20の外周部には、それぞれ、半径方向外方側に突出する凸部20y・・が形成されているからである。
このように、本実施例の車両用シートの連結装置であるリクライニング装置4によれば、保持部材70は、その軸方向の組み付けにより、当てがい面71を内歯部材10の外周部に軸方向に当てがうと共に、当接片72・・を外歯部材20の外周部に軸方向に当接させる。したがって、この当接片72・・の当接により、保持部材70の内歯部材10や外歯部材20に対する軸方向の組み付け位置を位置決めすることができる。
この当接片72・・は、外歯部材20の外周部に対して、外周縁から半径方向内方側に外れた位置で軸方向に当接する。したがって、特に上記した外歯部材20の外周部の外周縁が打ち抜き等の加工によるダレなどによって角に丸みを帯びて形成されている場合にも、保持部材70の当接片72・・をこの丸みの影響を受け難い内方側の位置に当接させることができる。よって、内歯部材10と外歯部材20とを保持部材70によって軸方向に良好に位置決めした状態で支えられるようにすることができる。
また、外歯部材20は、その外周部に形成された各凹部20x・・内に保持部材70の挿通片73・・が軸方向に挿通される構成となっている。したがって、保持部材70が各凸部20y・・の外周を通って軸方向に挿通される構成と比べると、全体としての半径方向への張り出し量が少なく抑えられる。また、保持部材70の当接片72・・と挿通片73・・とは、互いに円周方向に重ならない配置とされる。よって、保持部材70の形状を単純化することができるため、保持部材70を板材の曲げ加工などによって簡単に形成することができる。
続いて、実施例2の車両用シートの連結装置(リクライニング装置4)の構成について、図9を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した車両用シートの連結装置(リクライニング装置4)と実質的に同じ構成となっている箇所については、その内容の説明を省略し、内容の異なる箇所について説明することとする。
本実施例のリクライニング装置4では、保持部材70の各挿通片73・・の挿通された先が、かしめ処理によって、外歯部材20の外盤面に当てがわれるように曲げ形成されるようになっている。これにより、各挿通片73・・をクッションフレーム3f(図1参照)に接合することなく、保持部材70によって内歯部材10と外歯部材20とを軸方向に挟み込むようにして保持することができる。
続いて、実施例3の車両用シートの連結装置(リクライニング装置104)の構成について、図10を用いて説明する。このリクライニング装置104は、円盤形状のラチェット110及びガイド120と、これらの円盤面の間に挟まれて配置される上下一対のポール130,130及びスライドカム140と、このスライドカム140をスライド操作するためのヒンジカム150と、このヒンジカム150を回動附勢するための附勢バネ160と、ラチェット110及びガイド120を互いに板厚方向(軸方向)に挟み込んだ状態に保持するための保持部材170とが1つに組み付けられて構成されている。
ここで、ラチェット110が本発明の一方側の連結部材に相当し、ガイド120が本発明の他方側の連結部材に相当する。上記したラチェット110は、シートバック2のバックフレーム2fに一体的に連結され、ガイド120は、実施例1の図1で示したシートクッション3のクッションフレーム3fに一体的に連結されるようになっている。
詳しくは、ラチェット110には、その円盤部111の外周縁において、板厚方向に円筒状に突出する円筒部112が形成されている。そして、この円筒部112の内周面には、内歯112aと突出平面112bとが形成されている。この突出平面112bは、内歯112aよりも半径方向内方側に突出した位置に平坦な面を有して形成されており、円筒部112の内周面上の軸対称となる二箇所の位置に配置されている。
そして、この内歯112aの形成された円周方向の回転角度領域が、後述するポール130,130との噛合によるロックが行えるロックゾーンとして設定されており、突出平面112bが形成された回転角度領域が、上記したロックが行われないフリーゾーンとして設定されている。ここで、ラチェット110の円盤部111には、その外盤面から円筒状に突出する複数のダボ113a・・やDダボ113bが形成されている。
これらダボ113a・・やDダボ113bは、ラチェット110を上述した図示しないバックフレーム2fに強固に一体的に接合するための嵌合部として形成されている。このラチェット110の円盤部111の中心には、リクライニング装置104のロック解除の切換え操作を行う操作軸(図示省略)を挿通するための貫通孔114が形成されている。
次に、ガイド120の構成について説明する。このガイド120は、ラチェット110よりもひとまわり大きな外径をもった円盤形状に形成されている。このガイド120の円盤部121の外周縁には、ラチェット110に向けて板厚方向に円筒状に突出する円筒部122が形成されている。この円筒部122は、上述したラチェット110の円筒部112を外周側から囲い込むことのできる大きさに形成されている。
この円筒部122の円筒内部にラチェット110の円筒部112が組み付けられた状態では、ガイド120とラチェット110とは、互いの円筒形状を嵌合させた状態として、互いに摺動し合って相対回転することのできる状態とされる。そして、上述したガイド120の円筒部122(外周縁部)は、その図示上下左右の一部ずつを残して外周縁部が肉抜きされた形状となっており、半径方向に起伏する凸部122y・・と凹部122x・・とが円周方向に交互に繰り返される凹凸形状に形成されている。
ここで、ガイド120の円盤部121には、その外盤面から円筒状に突出する複数のダボ124a・・やDダボ124bが形成されている。これらダボ124a・・やDダボ124bは、ガイド120を上述した図示しないクッションフレーム3fに強固に一体的に連結するための嵌合部として形成されている。このガイド120の円盤部121の中心には、前述した図示しない操作軸を挿通するための貫通孔125が形成されている。そして、ガイド120の円盤部121には、その内盤面が板厚方向に「十」符号状に凹んだガイド溝123が形成されている。
このガイド溝123は、その図示向かって上側と下側の溝部が、後述する各ポール130,130をそれぞれ内部に収め入れることのできるポール溝123a,123aとして形成されている。これらポール溝123a,123aは、その左右両サイドに側壁となって形成される案内壁121a,121bや案内壁121c,121dの形状により、ポール130,130をその溝形状に沿ってガイド120の半径方向の内外方(図示上下方向)にのみスライドさせられるようにガイドする。そして、ガイド溝123の横方向に延びる図示向かって右側と左側とその間の溝部が、後述するスライドカム140を内部に収め入れることのできるスライドカム溝123bとしてひとつなぎに形成されている。
このスライドカム溝123bは、その上下両サイドに側壁となって形成される案内壁121a,121cや案内壁121b,121dの形状により、スライドカム140をその溝形状に沿ってガイド120の半径方向の内外方(図示左右方向)にのみスライドさせられるようにガイドする。そして、ガイド120の円盤部121には、外盤面からピン形状に突出するバネ掛部126,126が形成されている。これらバネ掛部126,126は、後述する附勢バネ160(巻きバネ)の外端162を掛着させるための機能部品となっており、その掛着位置を選択できるように円周方向の二箇所に形成されている。
次に、ポール130,130の構成について説明する。これらポール130,130は、前述したガイド120に形成された各ポール溝123a,123aの内部に収容される駒形状に形成されている。これらポール130,130は、互いに上下対称な形状に形成されている。具体的には、各ポール130,130は、その外周縁が、前述したラチェット110の円筒部112の内周面と合致する円弧状に湾曲した形状に形成されている。そして、この円弧状に湾曲した外周面には、上記ラチェット110の円筒部112の内周面に形成された内歯112aと噛合可能な外歯130a,130aが形成されている。
したがって、各ポール130,130は、後述するスライドカム140に押圧されて半径方向外方側にスライドすることにより、外歯130a,130aがラチェット110の内周面に形成された内歯112aと噛合した状態となる。これにより、各ポール130,130とラチェット110とは、互いの噛合によって、円周方向に一体的な状態となる。しかし、各ポール130,130は、ガイド120との関係においては、半径方向の内外方にしかスライドすることができないようになっている。
したがって、ラチェット110は、噛合状態となった各ポール130,130を介して、ガイド120に対する相対回転が規制された状態となる。これにより、リクライニング装置104がロックされた状態となる。このリクライニング装置104のロック状態は、各ポール130,130が半径方向内方側に引き込まれて、ラチェット110との噛合状態から外されることによって解除される。
ここで、各ポール130,130を半径方向の内外方にスライドさせる操作は、ポール130,130の間に配設されたスライドカム140の動きによって行われる。このスライドカム140は、前述したガイド120に形成されたスライドカム溝123bの内部に収容される駒形状に形成されている。このスライドカム140は、上下対称な形状に形成されている。具体的には、スライドカム140には、その図示上下側の縁部に、各ポール130,130を半径方向外方側に押し出すことのできる肩部142,142と、各ポール130,130を半径方向内方側に引き込むことのできるフック144,144とが形成されている。
ここで、前述したポール130,130は、その半径方向内方側の形状が一部肉抜きされた門型形状に形成されている。そして、各ポール130,130は、その門型の両脚をなす脚部132,132をそれぞれスライドカム140の上縁側と下縁側の面部とに当接させることにより、スライドカム140によって半径方向外方側に押圧操作されるようになっている。具体的には、各ポール130,130は、スライドカム140が図示右方側にスライドした状態では、各脚部132,132をスライドカム140の各肩部142,142に乗り上げさせた状態として半径方向外方側に押し出された状態に保持される。
これにより、各ポール130,130は、各外歯130a,130aをラチェット110の内歯112aに噛合させた状態として保持される。そして、各ポール130,130は、スライドカム140が図示左方側にスライドすることにより、その門型の内側に形成された各掛部131,131にスライドカム140の各フック144,144が引掛けられて、半径方向内方側に引張られる。これにより、各ポール130,130の各肩部142,142に乗り上げさせていた脚部132,132が、その右脇位置にある溝部143,143の内部へと引き込まれて、各ポール130,130とラチェット110との噛合状態が解除される。
上述したスライドカム140を図示左右方向にスライドさせる操作は、スライドカム140の中央部に貫通形成されたカム孔141の内部に組み付けられたヒンジカム150の動きによって行われる。このヒンジカム150は、スライドカム140の中心部に貫通形成されたカム孔141の内部に回動可能に組み付けられている。このヒンジカム150は、ガイド120との間に掛着された附勢バネ160(巻きバネ)の附勢力によって、常時は図示時計回り方向に回動附勢されている。ここで、附勢バネ160は、その内端161がヒンジカム150のバネ掛部151に掛着されており、外端162がガイド120のバネ掛部126に掛着されている。
これにより、ヒンジカム150は、常時はその外周部に突出形成された操作突起152によって、スライドカム140をカム孔141の内面側から押圧して図示右方側にスライドさせるようになっている。そしてこれにより、各ポール130,130は、各脚部132,132をスライドカム140の各肩部142,142に乗り上げさせた状態として、ラチェット110と噛合したロック状態に保持される。
このヒンジカム150は、前述した図示しない操作軸と一体的に連結されており、この操作軸が図示しない操作レバーの手動による引き上げ操作によって回動操作されることにより、上記した附勢バネ160の附勢に抗して図示反時計回り方向に回動操作されるようになっている。これにより、スライドカム140が図示左方側にスライド操作されて、各ポール130,130が、ラチェット110との噛合状態から外される。
次に、保持部材170について説明する。この保持部材170は、実施例1で示した保持部材70と同様に、図示奥側の一端に軸方向に面を向けたフランジ状の当てがい面171を有する円筒型形状に形成されている。そして、この保持部材170の円筒部には、軸方向に短く延び出す円弧状の内周面をもつ当接片172・・と、軸方向に長く延び出す円弧状の内周面をもつ挿通片173・・と、が円周方向に交互に繰り返すように配置形成されている。ここで、当接片172・・が本発明の当接部に相当し、挿通片173・・が本発明の挿通部に相当する。
そして、保持部材170は、その円筒内部にラチェット110やガイド120が組み付けられることにより、ラチェット110の円筒部112の外盤面に対して当てがい面171を軸方向に一定の間隔を開けて当てがった状態として、各当接片172・・をガイド120の円筒部122の内盤面に軸方向に当接させた状態に組み付けられる。なお、本実施例では、各挿通片173・・は、その挿通された先が、かしめ処理によって、ガイド120の円筒部122の外盤面に当てがわれるように曲げ形成されるようになっている。
以上、本発明の実施形態を3つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、上記実施例では、本発明の車両用シートの連結装置を、シートバック2をシートクッション3に対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置4,104として適用したものを示した。しかし、この連結装置は、傾動式シートバックを車体フロアに対して連結する用途にも適用することができる。
また、連結装置を、シート本体を車体フロアに対して旋回方向に回転させられるように連結する用途にも適用することができる。また、連結装置を、着座者の下腿部を下方側から持ち上げて支持するいわゆるオットマン装置をシートクッションや車体フロアに対して傾動可能に連結する用途にも適用することができる。
また、他方側の連結部材(外歯部材20,ガイド120)の外周部が凹凸形状に形成されたものを示したが、凹凸のない滑らかな曲面形状に形成されたものであってもよい。この場合には、保持部材に形成される挿通部が他方側の連結部材の外周面に当てがわれると共に、半径方向内方側に入り込んで形成される当接部が他方側の連結部材の外周部に軸方向に当接する構成となる。
また、上記実施例のように、他方側の連結部材(外歯部材20,ガイド120)の外周部が凹凸形状に形成されているものでは、保持部材に形成される当接部が挿通部と半径方向に並んだ位置に形成されていても、半径方向外方側に突出した凸部によって、当接部を他方側の連結部材の外周縁から半径方向内方側に外れた位置に当接させることができる。
実施例1のリクライニング装置の分解斜視図である。 リクライニング装置を図1の反対側から見た分解斜視図である。 車両用シートの概略構成図である。 リクライニング装置の組み付け状態を表した斜視図である。 図4のV-V線断面図である。 図5の状態からリクライニング装置が回転操作された状態を表した断面図である。 図5のVII-VII線断面図である。 図5のVIII-VIII線断面図である。 実施例2のリクライニング装置を表した斜視図である。 実施例3のリクライニング装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 シートバック
2f バックフレーム(二つの対象部材の一方側)
2a ダボ孔
2c 軸孔
3 シートクッション
3f クッションフレーム(二つの対象部材の他方側)
3a ダボ孔
3c 大孔
3h 長孔
4 リクライニング装置(車両用シートの連結装置)
4c 操作軸
4r 連結ロッド
10 内歯部材(一方側の連結部材)
11 内歯車
11a 内歯
11r 中心
12 筒部
12a 軸孔
13 ダボ
20 外歯部材(他方側の連結部材)
20x 凹部
20y 凸部
21 外歯車
21a 外歯
21r 中心
22 大孔
23 ダボ
30A,30B 偏心部材
40 バネ部材
41A,41B 掛部
50 操作部材
50a 軸孔
51 筒部
52 押し部
70 保持部材
71 当てがい面
72 当接片(当接部)
73 挿通片(挿通部)
104 リクライニング装置(車両用シートの連結装置)
110 ラチェット(一方側の連結部材)
111 円盤部
112 円筒部
112a 内歯
112b 突出平面
113a ダボ
113b Dダボ
114 貫通孔
120 ガイド(他方側の連結部材)
121 円盤部
121a〜121d 案内壁
122 円筒部
122x 凹部
122y 凸部
123 ガイド溝
123a ポール溝
123b スライドカム溝
124a ダボ
124b Dダボ
125 貫通孔
126 バネ掛部
130 ポール
130a 外歯
131 掛部
132 脚部
140 スライドカム
141 カム孔
142 肩部
143 溝部
144 フック
150 ヒンジカム
151 バネ掛部
152 操作突起
160 附勢バネ
161 内端
162 外端
170 保持部材
171 当てがい面
172 当接片(当接部)
173 挿通片(挿通部)

Claims (3)

  1. 二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置であって、
    前記二つの対象部材の一方側或いは他方側にそれぞれ一体的に連結されて互いに相対回転可能に支え合うように軸方向に組み付けられる二つの連結部材と、
    該二つの連結部材を軸方向に支えて組み付けた状態に保持する保持部材とを有し、
    該保持部材はその軸方向の組み付けにより軸方向の一端に形成された軸方向に面を有する当てがい面を一方側の連結部材の外周部に対して軸方向に一定の間隔を開けて当てがった状態として他方側の連結部材の外周部に軸方向に当接する当接部を有し、該当接部は前記他方側の連結部材の外周部の外周縁から半径方向内方側に外れた位置で該外周部と軸方向に当接することを特徴とする車両用シートの連結装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの連結装置であって、
    前記両連結部材は全体として一方側の連結部材の外径が他方側の連結部材の外径よりも小さくなる円盤型形状に形成されており、該他方側の連結部材の外周部は半径方向に起伏する凸部と凹部とが円周方向に並ぶ凹凸形状に形成されており、前記保持部材は該他方側の連結部材の外周部に形成された凹部に軸方向に挿通される挿通部と該他方側の連結部材の外周部に軸方向に当接する前記当接部とを有する形状に形成されていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  3. 請求項2に記載の車両用シートの連結装置であって、
    前記保持部材に形成された当接部は前記他方側の連結部材に対して前記凸部の形成された円周方向の位置で軸方向に当接するようになっていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
JP2008010352A 2008-01-21 2008-01-21 車両用シートの連結装置 Expired - Fee Related JP5176560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008010352A JP5176560B2 (ja) 2008-01-21 2008-01-21 車両用シートの連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008010352A JP5176560B2 (ja) 2008-01-21 2008-01-21 車両用シートの連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009165778A true JP2009165778A (ja) 2009-07-30
JP5176560B2 JP5176560B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=40967647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008010352A Expired - Fee Related JP5176560B2 (ja) 2008-01-21 2008-01-21 車両用シートの連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5176560B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011021496A1 (ja) * 2009-08-21 2011-02-24 アイシン精機株式会社 車両用シートリクライニング装置
JP2011131758A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Fuji Kiko Co Ltd 車両のシートリクライニング装置
JP2015226565A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 トヨタ紡織株式会社 リクライナ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07124029A (ja) * 1993-05-07 1995-05-16 Bertrand Faure Automob Bfa 車両用シートの接合装置
JP2002119352A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Aisin Seiki Co Ltd リクライニング装置
JP2006014942A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Delta Kogyo Co Ltd リクライニング装置
JP2006204891A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Delta Kogyo Co Ltd ブラケットの角度調整装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07124029A (ja) * 1993-05-07 1995-05-16 Bertrand Faure Automob Bfa 車両用シートの接合装置
JP2002119352A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Aisin Seiki Co Ltd リクライニング装置
JP2006014942A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Delta Kogyo Co Ltd リクライニング装置
JP2006204891A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Delta Kogyo Co Ltd ブラケットの角度調整装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011021496A1 (ja) * 2009-08-21 2011-02-24 アイシン精機株式会社 車両用シートリクライニング装置
JP2011042276A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
US8430453B2 (en) 2009-08-21 2013-04-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Seat reclining device for vehicle
JP2011131758A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Fuji Kiko Co Ltd 車両のシートリクライニング装置
JP2015226565A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 トヨタ紡織株式会社 リクライナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5176560B2 (ja) 2013-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5177134B2 (ja) 連結装置
JP5167948B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5315757B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5177144B2 (ja) 車両用シートの回転留め装置
JP5309665B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2010022392A (ja) 歯車及びこの歯車を用いた連結装置
JP2010035738A (ja) 車両用シートの連結装置
JP4935423B2 (ja) 連結装置
JP5176560B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5028037B2 (ja) リクライニング装置
JP4720660B2 (ja) 連結装置
JP2009138758A (ja) 回転留め装置
JP5186827B2 (ja) 回転留め装置
JP4720659B2 (ja) 連結装置
JP2008194281A (ja) 連結装置
JP2009247648A (ja) 車両用シートの連結装置
JP5034759B2 (ja) 回転留め装置
JP5169232B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5223423B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2010000900A (ja) 車両用シートの連結装置
JP2009254438A (ja) 車両用シートの連結装置
JP5278085B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2009165583A (ja) 車両用シートの連結装置
JP2008196625A (ja) 連結装置
JP5104321B2 (ja) 車両用シートの連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160118

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees