JP5167948B2 - 車両用シートの連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートの連結装置に関する。詳しくは、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置に関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックがリクライニング装置を介してシートクッションと連結されており、その背凭れ角度の調整操作が行えるように構成されたものが知られている。ここで、下記特許文献1には、上記したリクライニング装置の構成が開示されている。この開示のリクライニング装置は、シートバックの骨格部に一体的に連結される円盤状のラチェットと、シートクッションの骨格部に一体的に連結される円盤状のガイドとが、互いに回転可能に支え合うように軸方向に組み付けられて構成されている。
そして、上記したラチェットとガイドとは、それらの外周部に跨るようにして軸方向に組み付けられる円筒状の保持部材によって、軸方向に外れ止めされて保持されている。この保持部材は、その円筒形状の軸方向の一端に、ラチェットの外盤面に軸方向に面が当てがわれるフランジ状の第1座面部と、ガイドの内盤面に軸方向に面が当てがわれるフランジ状の第2座面部とが軸方向に段差状に形作られて構成されている。
したがって、この保持部材の円筒内にラチェットとガイドとをそれぞれ挿通し、その後に受入口側となる開口端部を半径方向内方側にフランジ状に折り曲げ処理してガイドの外盤面にかしめることにより、ラチェットとガイドとが軸方向に挟み込まれた状態として保持されるようになっている。
特開2007−130237号公報
しかし、上記開示の従来技術では、保持部材の受入口側の開口端部をガイドの外盤面にかしめる際に、その反対側で支え用の治具を保持部材に当てがうための支え面の確保が難しい構成となっている。すなわち、保持部材のかしめ処理時には、ガイドの内盤面に当てがわれている第2座面部が、上記した支え用の治具を当てがうための支え面として設定されることとなる。したがって、この第2座面部のように第1座面部に対して段差状に折曲されて形成された部位が支え面として設定されることにより、その折曲部の丸角によって治具を当てがえる面積が実質的に狭められることとなる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、保持部材の折り曲げ処理時に支えとして当てがわれる支え具を保持部材に広く当てがえるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートの連結装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置であり、二枚の連結部材と保持部材とを有する。二枚の連結部材は、二つの対象部材の一方側或いは他方側にそれぞれ一体的に連結されて、互いに相対回転可能に盤合わせ方向に組付けられる円盤状部分を有する。保持部材は、二枚の連結部材を軸方向に外れ止めするように構成されている。二枚の連結部材は、互いの間に設けられた回転留め構造の作動状態によって、互いの相対回転が行われる状態と留められる状態とに切り換えられるようになっている。保持部材は、一方側の連結部材の外盤面に軸方向に当てがわれる第1座面部と、他方側の連結部材の内盤面に軸方向に当てがわれる第2座面部と、第2座面部から他方側の連結部材の外盤面側に向けて軸方向に延び出す複数の挿込片とを有する。挿込片が、他方側の連結部材の外周部に半径方向に突出して形成された複数の凸部の間の凹み内に挿し込まれると共に、その他方側の連結部材の外盤面側に突出した先の端部が折り曲げられることにより、この折り曲げられた面部が、他方側の連結部材の外盤面に軸方向に当てがわれる第3座面部として形成されている。挿込片の端部の折り曲げ処理は、第2座面部の背面に支え具が軸方向に面当てされて行われる。第2座面部には、他方側の連結部材の外周部に突出形成された各凸部に軸方向に当てがわれる補助座面部が、第2座面部から半径方向外方側に面一状に延出して、第2座面部と共に支え具をその背面に面当てできるように形成されている。
この第1の発明によれば、保持部材は、他方側の連結部材の外周部に突出形成された各凸部間の凹み内に各挿込片を挿通させて、その挿通先の端部を折り曲げ処理することにより、各凸部の外周部を通ることなく他方側の連結部材に結合される。この挿込片の折り曲げ処理は、他方側の連結部材の内盤面に当てがわれる第2座面部と、この第2座面部から半径方向外方側に面一状に延出して他方側の連結部材の各凸部の内盤面に当てがわれる補助座面部との背面に支え具が面当てされて行われる。このように、補助座面部に当てがわれる凸部を他方側の連結部材の外周部に突出形成しても、保持部材の各挿込片を各凸部の外周部を通らないように組み付けることができるため、装置全体の大型化を招くことなく、保持部材の折り曲げ処理時に支え具を広く当てがって、折り曲げ処理を精度良く行うことができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、保持部材に形成される挿込片と補助座面部とは、円周方向に互い違いとなってそれぞれ等間隔に配置形成されている。
この第2の発明によれば、挿込片と補助座面部とが円周方向に互い違いとなってそれぞれ等間隔に配置形成されることにより、挿込片の端部を折り曲げ処理する際の支持力が、円周方向にバランス良く釣り合うように配分されて作用する。したがって、挿込片の端部の折り曲げ処理を精度良く行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の連結装置の構成について、図1〜図8を用いて説明する。ここで、図2には、本発明の連結装置に相当するリクライニング装置4,4が装備された車両用シート1の概略構成が示されている。この車両用シート1は、背凭れとなるシートバック2が、その左右両サイドの下部位置に配設された一対のリクライニング装置4,4によって、着座部となるシートクッション3と連結されている。
これらリクライニング装置4,4は、常時はシートバック2の背凭れ角度を維持した状態に保たれている。しかし、各リクライニング装置4,4は、それらの内部に挿通された操作軸4c,4cを軸回転させる操作によって、シートバック2の背凭れ角度を変化させられるようになっている。ここで、各操作軸4c,4cは、連結ロッド4rによって互いに一体的に連結されており、その一方側の操作軸4cに連結された図示しない電動モータの駆動に伴って、左右で同期した軸回転操作が行われるようになっている。
この図示しない電動モータは、例えば車両用シート1の側部位置に配設されたスイッチの切り換え操作によって、ON/OFFに切り換えられたり、正転・逆転の切り換えが行われたりするようになっている。これにより、各リクライニング装置4,4は、各操作軸4c,4cが軸回転操作される前の常時は、シートバック2の傾き角度を維持した状態に保たれている。そして、各リクライニング装置4,4は、電動モータの駆動によって各操作軸4c,4cが軸回転操作されることにより、その動きに連動して、シートバック2の背凭れ角度を変動させるように作動する。
以下、各リクライニング装置4,4の構成について詳しく説明をする。なお、各リクライニング装置4,4は、互いに左右で対称の構成となっているが、実質的には同じ構成となっている。したがって、以下では、これらを代表して、図2の紙面向かって右側に示されているリクライニング装置4の構成についてのみ説明をする。このリクライニング装置4は、図1に示されるように、円盤形状の内歯部材10及び外歯部材20と、一対の駒状の押付部材30A,30Bと、開リング状のバネ部材40と、筒状の操作部材50と、棒状の操作軸4cと、薄い円筒状の保持部材70とが一つに組み付けられて構成されている。
これら各部材は、内歯部材10を保持部材70の円筒内部に組み付けるように軸方向に順にセットしていくことにより、一つに組み付けられている。ここで、内歯部材10が本発明の一方側の連結部材に相当し、外歯部材20が本発明の他方側の連結部材に相当する。以下、図1を参照しながら、上記した各部材の構成について更に詳しく説明をする。
先ず、内歯部材10の構成について説明をする。この内歯部材10は、その円盤形状の外周縁部が、板厚方向(軸方向)への半抜き加工によって円筒状に突出した形状に形成されている。そして、この円筒状に突出した箇所の内周面には内歯11aが形成されており、この突出した円筒部が内歯車11として形成されている。そして、内歯部材10の中心部には、上述した内歯車11の突出方向と同じ方向に突出する円筒形状の筒部12が形成されている。
この筒部12の軸心は、内歯部材10(内歯車11)の中心11rと同心となっており、その筒内には、円形状の軸孔12aが貫通して形成されている。この内歯部材10は、その外盤面がシートバック2の骨格を成すバックフレーム2fの板面と接合されることによって、バックフレーム2fと一体的に連結されている。ここで、バックフレーム2fが本発明の二つの対象部材の一方側に相当する。
ここで、内歯部材10の円盤部には、その外盤面から長円状に突出する四個のダボ13・・(・・は複数を表す。)が形成されている。これらダボ13・・は、円盤部のより外周縁に近い位置で、円周方向に等間隔に並んで配置形成されている。一方、バックフレーム2fには、上述したダボ13・・を嵌合させることのできるダボ孔2a・・が貫通形成されている。したがって、これらダボ13・・を、バックフレーム2fに貫通形成された各ダボ孔2a・・にそれぞれ嵌合させて、各嵌合部を溶着して接合することにより、内歯部材10がバックフレーム2fに対して強固に一体的に連結されている。
詳しくは、各ダボ13・・は、円周方向に延出した形状に形成されているため、それらの周方向のせん断強度が高められていると共に、それらのバックフレーム2fに対する嵌合面を広く確保できるようになっている。したがって、各ダボ13・・を介して、内歯部材10がバックフレーム2fに対して強固に一体的に連結されている。なお、バックフレーム2fにも、上述した内歯部材10に貫通形成された軸孔12aと同径の円形状の軸孔2cが板厚方向に貫通して形成されている。これら各軸孔12a,2c内には、後述する棒状の操作軸4cが挿通されるようになっている。
次に、外歯部材20の構成について説明する。この外歯部材20は、上述した内歯部材10よりもひとまわり大きな外径をもった円盤形状に形成されている。この外歯部材20は、その円盤形状の中心部が、板厚方向(軸方向)への半抜き加工によって円筒状に突出した形状に形成されている。そして、この円筒状に突出した箇所の外周面には外歯21aが形成されており、この突出した円筒部が外歯車21として形成されている。この外歯車21は、上述した内歯部材10に形成された内歯車11よりも小径に形成されている。
したがって、上述した外歯部材20は、内歯部材10に対して、外歯車21を内歯車11に噛合させるように軸方向に組み付けられることにより、互いに噛合し合って相対回転することのできる状態に組み付けられる。ここで、外歯部材20の中心部には、上述した内歯部材10の中心部に形成された軸孔12aよりもひとまわり大きな径をもつ大孔22が形成されている。この大孔22の軸心は、外歯部材20(外歯車21)の中心21rと同心となっている。
よって、上述した外歯部材20は、図5〜図6に示されるように、その大孔22の孔内に、内歯部材10に形成された筒部12を受け入れた状態として、内歯部材10に対してそれらの中心21r,11rが互いに偏心した配置関係となる状態に組み付けられる。ここで、外歯車21は、内歯車11よりも少ない歯数で形成されている。具体的には、外歯車21の外歯21aの歯数は33個であり、内歯車11の内歯11aの歯数は34個となっている。
したがって、上述した外歯部材20は、図7〜図8に示されるように、外歯車21を内歯車11の内周歯面に沿って互いの噛合位置を変えるように相対的に公転運動させることにより、互いの歯数差によって、内歯部材10に対する姿勢向きが漸次変動していくようになっている。具体的には、例えば図8に示されるように、外歯車21を内歯車11の内周歯面に沿って時計回り方向に公転させる相対運動が行われると、外歯部材20は、内歯部材10に対して図示反時計回り方向にその姿勢向きを回転(自転)させていく。
なお、実際には、内歯部材10がバックフレーム2fと連結されており、外歯部材20が後述するようにシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3fと連結されるため、内歯部材10が外歯部材20に対して噛合位置を変えながら回転運動するようになっている。したがって、上記のように外歯車21と内歯車11との間の回転運動が行われることにより、図2に示されるようにシートバック2の背凭れ角度の調整操作を行うことができる。
ここで、図1に戻って、外歯部材20の円盤部には、その外盤面から長円状に突出する六個のダボ23・・が形成されている。これらダボ23・・は、外歯車21から半径方向外方側に外れた位置に形成されており、円盤部のより外周縁に近い位置に配置されている。詳しくは、各ダボ23・・は、外歯部材20の外周部の周方向の六箇所の位置に形成された半径方向外方側に突出する各凸部25・・の半径方向内方側の位置に配置されている。ここで、各凸部25・・は、外歯部材20の外周部に、互いに円周方向に等間隔に並べられて配置されている。
一方、クッションフレーム3fには、上述したダボ23・・を嵌合させることのできるダボ孔3a・・が貫通形成されている。したがって、上述した各ダボ23・・を、クッションフレーム3fに形成されたダボ孔3a・・にそれぞれ嵌合させて、各嵌合部を溶着して接合することにより、外歯部材20がクッションフレーム3fに対して強固に一体的に連結されている。ここで、クッションフレーム3fが本発明の二つの対象部材の他方側に相当する。
詳しくは、各ダボ23・・は、円周方向に延出した形状に形成されているため、それらの周方向のせん断強度が高められていると共に、それらのクッションフレーム3fに対する嵌合面を広く確保できるようになっている。したがって、各ダボ23・・を介して、外歯部材20がクッションフレーム3fに対して強固に一体的に連結されている。なお、クッションフレーム3fにも、上述した外歯部材20に貫通形成された大孔22と同径となる円形状の大孔3cが板厚方向に貫通して形成されている。これら各大孔22,3c内には、後述する棒状の操作軸4cが挿通されるようになっている。
次に、一対の押付部材30A,30Bの構成について説明する。これら押付部材30A,30Bは、互いに左右対称に円弧状に湾曲した駒部材として形成されている。これら押付部材30A,30Bは、前述した外歯部材20に形成された大孔22の内部に収められた状態として組み付けられる。これにより、各押付部材30A,30Bは、図7に示されるように、大孔22の内周面と内歯部材10の筒部12の外周面との間に形成される偏心した隙間形状内に配置されるようになっている。
詳しくは、各押付部材30A,30Bは、外歯部材20の大孔22と内歯部材10の筒部12との間の狭くなる隙間内(図5では下方側に形成される狭くなる隙間内)に両側から挟み込み状に入り込めるように、それぞれ下方向に先細となる形状に形成されている。ここで、各押付部材30A,30Bには、これらに跨るようにして、開リング形状のバネ部材40の掛部41A,41Bがそれぞれ掛着されている。これにより、各押付部材30A,30Bは、常時はバネ部材40の附勢力によって、それらの先細状の下端部を上記した狭くなる隙間内に両側から挟み込み状に入り込ませた状態とされて保持されている。
そして、このバネ部材40のバネ力の作用により、外歯部材20は、常時は各押付部材30A,30Bによって筒部12に対して図示上方側に押圧されて、外歯車21が内歯車11に対して互いの間に隙間(バックラッシ)が生じないように押し付けられて保持されている。そして、この保持力により、外歯部材20と内歯部材10とが、互いの相対回転が押し留められた状態とされて保持されている。
しかし、この両押付部材30A,30Bの押付力による回転留め状態は、操作軸4cの軸回転操作が行われることによって解除される。ここで、図1に示されるように、操作軸4cには、筒状の操作部材50が軸方向に嵌め込まれて互いに回転方向に一体的となるように連結されている。詳しくは、操作軸4cの外周面には、図示しないセレーション状の凹凸形状が軸方向に延びて形成されている。そして、この操作軸4cが、操作部材50の筒部51に貫通形成された軸孔50a内に嵌め込まれることにより、操作軸4cがこの軸孔50aの内周面に形成された図示しないセレーション状の凹凸形状と嵌合して、操作部材50と回転方向に一体的に連結されるようになっている。
そして、この操作軸4cに連結される操作部材50には、その円盤部の図示下端部分から、筒部51と同じ軸方向に突出する押部52が形成されている。この押部52は、図7に示されるように、各押付部材30A,30Bの下端部の間に形成される隙間内に組み込まれるようになっており、図8に示されるように、操作部材50が例えば図示時計回り方向に回転操作されると、図示左側の押付部材30Aの底面部を下方側から押圧して、同左側の押付部材30Aを大孔22の内周面に沿って同方向に押し回す。
そして、この押付部材30Aの回転移動に伴って、外歯車21は、その大孔22の内周面が押されて、内歯車11の内周歯面に沿って図示時計回り方向に噛合い位置を移動させながら回転運動する。そして、この動きによって、図示右側の押付部材30Bは、上記の移動によって空けられた隙間内に更に附勢によって入り込むようにして、バネ部材40の附勢によって図示時計回り方向に回転移動する。
そして、上記した移動に伴って、図2において前述したように、シートバック2が前倒し或いは後倒し方向に回転操作されるようになっている。そして、上記した操作軸4cの回転操作をやめることにより、図7に示されるように、各押付部材30A,30Bは再びバネ部材40の附勢力によって狭くなる隙間内に入り込んだ状態となり、リクライニング装置4が再び回転留めされた状態に戻される。
次に、図1に戻って、保持部材70について説明する。この保持部材70は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれて軸方向に半抜き加工されることにより、図示右奥前の一端側に、軸方向に面を向けたフランジ状の第1座面部71と第2座面部72とを段差状に有する円筒型形状に形成されている。ここで、保持部材70の円筒型形状は、第2座面部72から軸方向に延びる複数の挿込片73・・によって断片的に形作られて形成されている。
これら挿込片73・・は、円周方向に等間隔に並んで配置形成されており、それらによって形作られた円筒形状の外径は、前述した外歯部材20の凸部25・・によって膨らんだ部分の外径とほぼ同じ寸法に設定されている。しかし、各挿込片73・・は、外歯部材20を保持部材70の円筒内に組み付ける際には、それらの隣り合う間の隙間内に外歯部材20の各凸部25・・を受け入れる格好で、各凸部25・・の間の凹み(凹部26・・)内に軸方向に挿通されるようになっている。
このように、保持部材70は、各挿込片73・・を外歯部材20の外径の膨らんだ各凸部25・・の外周部に跨らせるのではなく、各凸部25・・の間の凹部26・・内を通して軸方向に跨らせることにより、外歯部材20の凸部25・・から半径方向外方側に張り出すことなく、外歯部材20をその円筒内に組付けられるようになっている。ここで、保持部材70の第2座面部72には、上述した外歯部材20の各凸部25・・が受け入れられる各挿込片73・・の間の位置に、半径方向外方側に面一状に延出する補助座面部72a・・が形成されている。
これら補助座面部72a・・は、第2座面部72と面一状に形成されているため、保持部材70の円筒内に外歯部材20が組み付けられた際に、外歯部材20の外周部が第2座面部72と軸方向に面当接するのと同時に、各凸部25・・と軸方向に面当接する。これにより、補助座面部72a・・は、第2座面部72と共に、外歯部材20の軸方向の挿込位置の位置決めを行うようになっている。なお、第1座面部71は、保持部材70の円筒内に内歯部材10を組付けた際に、内歯部材10の外周部と軸方向に当接して、内歯部材10の軸方向の挿込位置の位置決めを行う機能面部となっている。
したがって、上記構成の保持部材70に内歯部材10が挿通されることにより、内歯部材10は、その外周部が第1座面部71と当接する位置で、保持部材70に対して位置決めされた状態として組付けられる。そして、次いで外歯部材20を保持部材70の円筒内に軸方向に組み付けることにより、外歯部材20は、その外周部が第2座面部72と面当接する位置で、保持部材70に対して位置決めされた状態として組付けられる。
そしてこのとき、外周部に形成された各凸部25・・も、第2座面部72から延出した各補助座面部72a・・に軸方向に面当接した状態として支えられた状態となる。そして、この組み付けにより、保持部材70の各挿込片73・・が、外歯部材20の各凹部26・・内に軸方向に挿通された状態となる。
したがって、次に、図6に示されるように、外歯部材20の外盤面側に突出した各挿込片73・・の先の端部73a・・を、かしめ機Mを用いて半径方向内方側に折り曲げてかしめることにより、外歯部材20と内歯部材10とが保持部材70によって軸方向に外れ止めされた状態として組付けられる。ここで、内歯部材10の外周部は、外歯部材20の外周部と保持部材70の第1座面部71との間に軸方向に僅かな隙間を有して組み付けられるようになっている。
これにより、外歯部材20と内歯部材10との間の相対回転が、保持部材70との摺動摩擦による影響を受け難くスムーズに行えるようになっている。ここで、上述した保持部材70の各挿込片73・・の先の端部73a・・をかしめ機Mによって折り曲げるかしめ処理は、その支え面となる第2座面部72の背面(図6の右側面)に支え具Jが当てがわれて行われるようになっている。
このとき、図5に示されるように、第2座面部72において補助座面部72a・・が形成されている各箇所においては、補助座面部72a・・のないその他の箇所よりも支え面の幅を広く確保できるようになっており、支え具Jを軸方向に広く当てがえるようになっている。したがって、例えばリクライニング装置4全体の小型化を図るなどして、第2座面部72の半径方向の径が小さくなってしまう場合であっても、補助座面部72a・・によって支え具Jを当てがうための支え面を補って確保することができる。
このように、本実施例のリクライニング装置4によれば、保持部材70は、外歯部材20の外周部に突出形成された各凸部25・・間の凹み(凹部26・・)内に各挿込片73・・を挿通させて、その挿通先の端部73a・・(本発明の第3座面部に相当する。)を折り曲げ処理することにより、各凸部25・・の外周部を通ることなく外歯部材20に結合される。この挿込片73・・の折り曲げ処理は、外歯部材20の内盤面に当てがわれる第2座面部72と、この第2座面部72から半径方向外方側に面一状に延出して外歯部材20の各凸部25・・の内盤面に当てがわれる補助座面部72a・・との背面に支え具Jが面当てされて行われる。
このように、補助座面部72a・・に当てがわれる各凸部25・・を外歯部材20の外周部に突出形成しても、保持部材70の各挿込片73・・を各凸部25・・の外周部を通らないように組み付けることができる。これにより、外歯部材20は、その外周部に突出形成された各凸部25・・の張り出し量が、各凹部26・・内に挿通される保持部材70の各挿込片73・・の板厚に相当する分だけ吸収された状態として保持部材70に組み付けられる。したがって、装置全体の大型化を招くことなく、保持部材70の折り曲げ処理時に支え具Jを広く当てがって、折り曲げ処理を精度良く行えるようにすることができる。
続いて、実施例2の車両用シートの連結装置の構成について、図9〜図17を用いて説明する。ここで、図2には、本実施例の車両用シート101の概略構成が示されている。この車両用シート101は、背凭れとなるシートバック102が、その左右両サイドの下部位置に配設された各リクライニング装置104,104によって、着座部となるシートクッション103と連結されている。ここで、リクライニング装置104,104が本発明の車両用シートの連結装置に相当する。
これらリクライニング装置104,104は、それらの内部に挿通されたロック解除の切換え操作を行う操作軸104c,104cが、連結ロッド104rによって互いに一体的に連結されて構成されている。これにより、各リクライニング装置104,104は、各操作軸104c,104cが一斉に回動操作される動きに伴って、シートバック102の背凭れ角度を固定したロック状態と、この固定状態を解除してシートバック102の背凭れ角度調整を行えるようにする解除状態とに、一斉に切り換えられるようになっている。ここで、各リクライニング装置104,104は、常時は附勢によってロック状態に切り換えられて保持されている。
そして、各リクライニング装置104,104は、シートクッション103の側部位置に設けられた操作レバー105を引き上げる操作によって、それらのロック状態が一斉に解除操作される。これにより、シートバック102は、その背凭れ角度の固定状態が解かれて、背凭れ角度の調整操作が行える状態となる。そして、シートバック102の背凭れ角度を調整し、操作レバー105の解除操作をやめることにより、各リクライニング装置104,104が再び附勢によってロック状態に戻されるため、シートバック102はその調整した背凭れ角度位置に固定されることとなる。
ここで、シートバック102は、シートクッション103との間に掛着された図示しない附勢ばねの附勢力によって、常時は前倒しの回動方向に附勢されている。これにより、シートバック102は、車両用シート101が着座使用されていない状態で、上述した各リクライニング装置104,104のロック状態が解除操作されることにより、附勢によって前倒しされてシートクッション103の上面部に畳み込まれるようになっている。
ここで、各リクライニング装置104,104は、通常、シートバック102が背凭れとして使用される角度領域にある時には、操作レバー105の解除操作をやめることによって、附勢によってロック状態に戻される。しかし、各リクライニング装置104,104には、上記した解除操作をやめた際に附勢によってロック状態に戻されるロックゾーンの角度領域と、解除操作をやめてもロック状態には戻されないフリーゾーンの角度領域とが設定されている。
前者のロックゾーンは、通常、シートバック102が背凭れとして使用される角度領域、具体的にはシートバック102が直立姿勢となる角度位置から後方側に倒し込まれる角度領域に設定されている。そして、後者のフリーゾーンは、シートバック102が背凭れ使用されることのない前倒れ姿勢の角度領域、具体的にはシートバック102が直立姿勢となる角度位置から前方側に倒し込まれる角度領域に設定されている。
したがって、シートバック102を前倒しする時には、各リクライニング装置104,104のロック状態を解除して、シートバック102が直立姿勢から少しでも前に傾いたら、あとは解除操作をやめてしまっても、シートバック102はシートクッション103の上面部に畳み込まれる位置まで自然と前倒しされていく。以下、上述したリクライニング装置104,104の構成について詳しく説明をする。なお、各リクライニング装置104,104は、互いに左右対称の構成となっているが、実質的には同じ構成となっている。したがって、以下ではこれらを代表して、図10の紙面向かって右側に示されている一方側のリクライニング装置104の構成についてのみ説明をする。
このリクライニング装置104は、図9に示されるように、円盤形状のラチェット110及びガイド120と、これらの円盤面の間に挟まれて配置される上下一対のポール130,130及びスライドカム140と、このスライドカム140をスライド操作するためのヒンジカム150と、このヒンジカム150を回動附勢するための巻きばね160と、ラチェット110及びガイド120を互いに板厚方向(軸方向)に挟み込んだ状態に保持して外れ止めするための保持部材170とが一つに組み付けられて構成されている。
ここで、ガイド120が本発明の一方側の連結部材に相当し、ラチェット110が本発明の他方側の連結部材に相当する。詳しくは、ラチェット110は、その円盤形状を成す円盤部111の外周部に、ガイド120への組み付け方向となる板厚方向に円筒状に突出する円筒部112と支え部115とが段差状に張り出して形成されている。これら円筒部112や支え部115は、ラチェット110の板厚方向への半抜き加工によって形成されている。これにより、支え部115は、図13に示されるように、円筒部112よりも板厚方向に突出して、その形状の一部が円筒部112と板厚方向に重なった円筒形状に形成されている。
上述した円筒部112や支え部115は、ラチェット110の回転中心まわりに描かれる円筒型形状に突出形成されている。ここで、図15に示されるように、円筒部112の内周面には、内歯を有する内周歯面112aと内歯を有さない突出平面112bとが形成されている。詳しくは、突出平面112bは、円筒部112の軸対称位置となる二箇所に形成されており、それぞれ、内周面が内周歯面112aよりも半径方向内方側に突出した平坦な湾曲面とされて形成されている。
そして、上述した内周歯面112aにより、後述する各ポール130,130をラチェット110の円筒部112の内周面に噛合させることのできるロックゾーンが形成されている。また、突出平面112bにより、各ポール130,130を円筒部112の内周面に噛合させないようにするフリーゾーンが形成されている。ところで、ラチェット110は、図11に示されるように、その円盤部111の外盤面が、シートバック102の骨格を成すバックフレーム102fの板面と接合されることにより、シートバック102と一体的に連結されている。ここで、バックフレーム102fが本発明の二つの対象部材の一方側に相当する。
詳しくは、ラチェット110の円盤部111には、その外盤面から円筒状に突出する複数のダボ113a・・やDダボ113bが形成されている。これらダボ113a・・やDダボ113bは、円盤部111のより外周縁に近い位置で、円周方向に等間隔に並べられて配置形成されている。このうち、Dダボ113bは、その突出した円筒形状の一部が断面D字状に切り欠かれて形成されており、円筒形状に突出したダボ113a・・とは形状が区別されるようになっている。
一方、バックフレーム102fには、上述したダボ113a・・やDダボ113bを嵌合させることのできるダボ孔102a・・やDダボ孔102bが貫通形成されている。したがって、これらダボ113a・・やDダボ113bを、バックフレーム102fに形成されたダボ孔102a・・やDダボ孔102bにそれぞれ嵌合させて、これら嵌合部を溶着して接合することにより、ラチェット110がバックフレーム102fに対して強固に一体的に連結されている。
そして、このラチェット110の円盤部111の中心部には、リクライニング装置104のロック解除の切換え操作を行う操作軸104c(図10参照)を挿通するための貫通孔114が形成されている。そして、バックフレーム102fにも、この貫通孔114と同軸線上の位置に、同じ目的の貫通孔102cが形成されている。
ここで、図9に戻って、ラチェット110の支え部115の外周部には、半径方向の外方側に突出する複数の凸部115a・・が、円周方向に等間隔に並べられて配置形成されている。これにより、ラチェット110は、各凸部115a・・の形成された円周方向の各箇所において、円筒部112と支え部115とによって形成される内周歯面112aからの半径方向の肉厚が、部分的に増大して形成されている。
次に、ガイド120の構成について説明をする。すなわち、ガイド120は、ラチェット110よりもひとまわり小さな外径をもつ円盤形状に形成されている。そして、このガイド120の円盤部121の外周部には、ラチェット110への組み付け方向となる板厚方向に円筒状に突出する円環部122が形成されている。この円環部122は、ガイド120の板厚方向への半抜き加工によって形成されている。
上述した円環部122は、図13に示されるように、前述したラチェット110の支え部115の筒内に軸方向に受け入れられて支え部115の筒内に緩やかに嵌り込む大きさに形成されている。したがって、ガイド120は、円環部122がラチェット110の支え部115の筒内に嵌め込まれて組み付けられることにより、円環部122が支え部115によって外周側から囲い込まれた状態となる。
これにより、ガイド120は、円環部122と支え部115との嵌合構造によって、ラチェット110に対して互いに摺動し合って相対回転することのできる支え合った状態に組み付けられるようになっている。詳しくは、円環部122は、ラチェット110の支え部115の筒内に嵌め込まれることにより、ラチェット110の円筒部112と軸方向に対面した状態に組み付けられる。
ここで、円環部122の内径は、ラチェット110の円筒部112の内径よりも大きく設定されている。これにより、円環部122は、その内周面が前述した円筒部112の内周歯面112aよりも半径方向内方側に張り出さないようになっており、前述したポール130,130の噛合を妨げないようになっている。この円環部122は、ガイド120の回転中心まわりに描かれる円筒型形状に突出形成されている。
ところで、上述したガイド120は、図12に示されるように、その円盤部121の外盤面が、シートクッション103の骨格を成すクッションフレーム103fの板面と接合されることで、シートクッション103と一体的に連結されている。ここで、クッションフレーム103fが本発明の二つの対象部材の他方側に相当する。詳しくは、ガイド120の円盤部121には、その外盤面から円筒状に突出する複数のダボ124a・・やDダボ124bが形成されている。
これらダボ124a・・やDダボ124bは、円盤部121のより外周縁に近い位置で、円周方向に等間隔に並べられて配置形成されている。このうち、Dダボ124bは、その突出した円筒形状の一部が断面D字状に切り欠かれて形成されており、円筒形状に突出したダボ124a・・とは形状が区別されるようになっている。一方、クッションフレーム103fには、上述したダボ124a・・やDダボ124bを嵌合させることのできるダボ孔103a・・やDダボ孔103bが貫通形成されている。
したがって、これらダボ124a・・やDダボ124bを、クッションフレーム103fに形成されたダボ孔103a・・やDダボ孔103bにそれぞれ嵌合させて、これら嵌合部を溶着して接合することにより、ガイド120がクッションフレーム103fに対して強固に一体的に連結されている。そして、このガイド120の円盤部121の中心部には、リクライニング装置104のロック解除の切換え操作を行う操作軸104c(図10参照)を挿通するための貫通孔125が形成されている。
そして、クッションフレーム103fにも、この貫通孔125と同軸線上の位置に、同じ目的の貫通孔103cが形成されている。この貫通孔103cは、後述する巻きばね160もその孔内部に収め入れられるように形状が大きく形成されている。次いで、図9に戻って、ガイド120の円盤部121には、その内盤面が板厚方向に「十」符号状に凹んだガイド溝123が形成されている。
このガイド溝123は、円盤部121が「十」符号状に板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。ここで、前述したダボ124a・・やDダボ124bは、このガイド溝123が形成された外盤面上の位置にそれぞれ突出して形成されている。このガイド溝123は、その図示向かって上側と下側の溝部が、後述する各ポール130,130をそれぞれ内部に収め入れることのできるポール溝123a,123aとして形成されている。
これらポール溝123a,123aは、図15に示されるように、その左右両サイドに側壁となって形成される案内壁121a,121bや案内壁121c,121dにより、ポール130,130をその溝形状に沿ってガイド120の半径方向の内外方(図示上下方向)にのみスライドさせられるようにガイドする。そして、ガイド溝123の横方向に延びる図示向かって右側と左側とその間の溝部は、後述するスライドカム140を内部に収め入れることのできるスライドカム溝123bとしてひとつなぎに形成されている。
このスライドカム溝123bは、その上下両サイドに側壁となって形成される案内壁121a,121cや案内壁121b,121dにより、スライドカム140をその溝形状に沿ってガイド120の半径方向の内外方(図示左右方向)、詳しくはポール130,130のスライド方向とは垂直な方向にのみスライドさせられるようにガイドするようになっている。次いで、図9に戻って、ガイド120の円盤部121には、その外盤面からピン形状に突出するばね掛部126,126が形成されている。これらばね掛部126,126は、後述する巻きばね160の外端162を掛着させるための機能部品となっており、その掛着位置を選択できるように円周方向の二箇所に形成されている。
次に、ポール130,130の構成について説明する。これらポール130,130は、前述したガイド120に形成された各ポール溝123a,123aの内部に収容される駒形状に形成されている。これらポール130,130は、互いに上下対称な形状に形成されている。具体的には、各ポール130,130は、その外周縁が、前述したラチェット110の円筒部112の内周面と合致する円弧状に湾曲した形状に形成されている。そして、この円弧状に湾曲した外周面には、円筒部112の内周歯面112aと噛合可能な外歯を有する外周歯面130a,130aが形成されている。
したがって、各ポール130,130は、図15に示されるように、後述するスライドカム140に押圧されて半径方向外方側にスライド操作されることにより、各外周歯面130a,130aをラチェット110の内周歯面112aに押し当ててラチェット110と噛合する。これにより、各ポール130,130とラチェット110とは、互いの噛合によって円周方向に一体的に係合した状態となる。しかし、各ポール130,130は、ガイド120との関係においては、案内壁121a,121cや案内壁121b,121dによるガイドによって、半径方向の内外方にしかスライドできないようになっている。
したがって、上記した各ポール130,130の噛合によって、ラチェット110とガイド120とが互いに回転ロックされた状態となり、リクライニング装置104が回転ロックされた状態となる。そして、このリクライニング装置104の回転ロック状態は、図16に示されるように、各ポール130,130を半径方向の内方側に引き込んで、ラチェット110との噛合状態から外すことによって解除することができる。
ここで、各ポール130,130を半径方向の内外方にスライドさせる操作は、各ポール130,130の間に配設されたスライドカム140のスライド動作によって行われる。このスライドカム140は、図9に示されるように、前述したガイド120に形成されたスライドカム溝123bの内部に収容される駒形状に形成されている。このスライドカム140は、上下対称な形状に形成されており、その図示上下側の縁部に、各ポール130,130を半径方向の外方側に押し出すための肩部142,142と、各ポール130,130を半径方向の内方側に引き込むためのフック144,144とが形成されている。
ここで、前述したポール130,130は、その半径方向内方側の形状が一部肉抜きされた門型形状に形成されている。そして、各ポール130,130は、その門型の両脚をなす脚部132,132をそれぞれスライドカム140の上縁側と下縁側の面部に当接させることにより、スライドカム140のスライド移動に伴って半径方向の外方側に押圧操作されるようになっている。
具体的には、図15に示されるように、各ポール130,130は、スライドカム140が図示右方側にスライド操作されることにより、各脚部132,132がスライドカム140の各肩部142,142に乗り上げる格好で半径方向外方側に押し出し操作される。これにより、各ポール130,130は、それらの外周歯面130a,130aをラチェット110の内周歯面112aに噛合させた状態となって保持される。
そして、各ポール130,130は、図16に示されるように、スライドカム140が図示左方側にスライド操作されることにより、その門型の内側に形成された各掛部131,131にスライドカム140の各フック144,144が引掛けられて、半径方向内方側に引き込まれる。これにより、各ポール130,130は、各脚部132,132をスライドカム140の各肩部142,142からそれらの図示右脇位置に形成された溝部143,143の内部へと引き込ませて、ラチェット110との噛合状態から外される。
ここで、各溝部143,143は、各肩部142,142から滑らかに凹み込む形状に形成されている。これにより、図15に示したように、各ポール130,130は、スライドカム140が図示右方側にスライド操作されると、それらの脚部132,132が各溝部143,143の斜面形状に沿って移動案内されながら各肩部142,142に乗り上げるようになっている。ここで、スライドカム140を図示左右方向にスライドさせる操作は、スライドカム140の中央部に貫通形成されたカム孔141内に組み付けられたヒンジカム150の回転動作によって行われる。
このヒンジカム150は、図9に示されるように、スライドカム140の中心部に貫通形成されたカム孔141内に回動可能に組み付けられている。このヒンジカム150は、ガイド120との間に掛着された巻きばね160の附勢力によって、常時は図9に示される反時計回り方向に回動附勢されている。ここで、巻きばね160は、図12に示されるように、予め捩り込まれた状態としてその内端161がヒンジカム150のばね掛部151に掛着されており、外端162がガイド120のばね掛部126に掛着されている。
これにより、ヒンジカム150は、図15に示されるように、常時はその外周部に突出形成された操作突起152によって、スライドカム140をカム孔141の内周面側から押圧して図示右方側にスライドさせるようになっている。そしてこれにより、各ポール130,130は、常時は各脚部132,132をスライドカム140の各肩部142,142に乗り上げさせた状態として、ラチェット110と噛合した状態に保持される。
ここで、ヒンジカム150は、図10において前述した操作軸104cと一体的に連結されており、操作レバー105の引き上げ操作に伴って、図9に示される巻きばね160の附勢に抗した図示時計回りに回動操作されるようになっている。すなわち、ヒンジカム150は、上記した操作レバー105の引き上げ操作によって、図15で前述したように反時計回り方向に回動操作される。これにより、図16に示されるように、スライドカム140が図示左方側にスライド操作されて、各ポール130,130がラチェット110との噛合状態から外される。
次に、図9に戻って、保持部材170について説明する。この保持部材170は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれて軸方向に半抜き加工されることにより、図示左手前の一端側に、軸方向に面を向けたフランジ状の第1座面部171と第2座面部172とを段差状に有する円筒型形状に形成されている。ここで、保持部材170の円筒型形状は、第2座面部172から軸方向に延びる複数の挿込片173・・によって断片的に形作られて形成されている。
これら挿込片173・・は、円周方向に等間隔に並んで配置形成されており、それらによって形作られた円筒形状の外径は、前述したラチェット110の凸部115a・・によって膨らんだ部分の外径とほぼ同じ寸法に設定されている。しかし、各挿込片173・・は、ラチェット110を保持部材170の円筒内に組み付ける際には、それらの隣り合う間の隙間内にラチェット110の各凸部115a・・を受け入れる格好で、各凸部115a・・の間の凹み(凹部115b・・)内に軸方向に挿通されるようになっている。
このように、保持部材170は、各挿込片173・・をラチェット110の外径の膨らんだ各凸部115a・・の外周部に跨らせるのではなく、各凸部115a・・の間の凹部115b・・内を通して軸方向に跨らせることにより、ラチェット110の凸部115a・・から半径方向外方側に張り出すことなく、ラチェット110をその円筒内に組付けられるようになっている。ここで、図9に戻って、保持部材170の第2座面部172には、上述したラチェット110の各凸部115a・・が受け入れられる各挿込片173・・の間の位置に、半径方向外方側に面一状に延出する補助座面部172a・・が形成されている。
これら補助座面部172a・・は、保持部材170の円筒内にラチェット110が組み付けられた際に、ラチェット110の支え部115が第2座面部172と面当接するのと同時に、各凸部115a・・の形成箇所の内盤面と面当接するようになっている。これにより、補助座面部172a・・は、第2座面部172と共に、ラチェット110の軸方向の挿込位置の位置決めを行うようになっている。なお、第1座面部171は、保持部材170の円筒内にガイド120を組付けた際に、ガイド120の円環部122の外盤面と軸方向に当接して、ガイド120の軸方向への挿込位置の位置決めを行う機能面部となっている。
したがって、上記構成の保持部材170にガイド120が挿通されることにより、ガイド120は、その円環部122が第1座面部171と当接する位置で、保持部材170に対して位置決めされた状態として組付けられる。そして、この組み付け状態で、ガイド120にポール130,130やスライドカム140等の組付け部品を組み付けて、次いでラチェット110を保持部材170の円筒内に軸方向に組み付けることにより、ラチェット110は、その支え部115が第2座面部172と面当接する位置で、保持部材170に対して位置決めされた状態として組付けられる。
そしてこのとき、支え部115に形成された各凸部115a・・も、第2座面部172に張り出し形成された各補助座面部172a・・に軸方向に面当接した状態として支えられた状態となる。そしてこれにより、ラチェット110は、その支え部115の円筒内にガイド120の円環部122を軸方向に緩かに嵌合させた状態として、ガイド120に対しても組付けられた状態となる。そして、この組み付けにより、図17に示されるように、保持部材170の各挿込片173・・がラチェット110の各凹部115b・・内に軸方向に挿通された状態となる。
したがって、次に、ラチェット110の外盤面側に突出した各挿込片173・・の先の端部173a・・(第3座面部)をかしめ機Mを用いて半径方向内方側に折り曲げてかしめることにより、ラチェット110とガイド120とが保持部材170によって軸方向に外れ止めされた状態として組付けられる。ここで、ガイド120の円環部122は、ラチェット110の円筒部112と保持部材170の第1座面部171との間に軸方向に僅かな隙間を有して組み付けられるようになっている。
これにより、ラチェット110とガイド120との間の相対回転が、保持部材170との摺動摩擦による影響を受け難くスムーズに行えるようになっている。また、保持部材170の第1座面部171には、その周方向の複数箇所に、内盤面から軸方向に点状に突出する突部171a・・が形成されている。これにより、ガイド120の円環部122は、第1座面部171に対しては各突部171a・・によって点接触するようになっており、その回転時の接触による摺動抵抗の影響が小さく抑えられるようになっている。
ここで、上述した保持部材170の各挿込片173・・の先の端部173a・・をかしめ機Mによって折り曲げるかしめ処理は、その支え面となる第2座面部172の背面(図17の右側面)に支え具Jが当てがわれて行われるようになっている。このとき、第2座面部172において補助座面部172a・・が形成されている各箇所においては、補助座面部172a・・のないその他の箇所よりも支え面の幅を広く確保できるようになっており、支え具Jを軸方向に広く当てがえるようになっている。
したがって、例えばリクライニング装置104全体の小型化を図るなどして、第2座面部172の半径方向の径が小さくなってしまう場合であっても、補助座面部172a・・によって支え具Jを当てがうための支え面を補って確保することができる。よって、保持部材170を、ガイド120の円環部122が、ラチェット110の円筒部112と保持部材170の第1座面部171との間に軸方向に僅かな隙間を有した状態となるように、精度良くかしめ処理することができる。
続いて、実施例3の車両用シートの連結装置(リクライニング装置104)の構成について、図18〜図20を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例2で示したリクライニング装置104と実質的な構成や作用が同じとなっている箇所については同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。
本実施例のリクライニング装置104は、図18に示されるように、ラチェット110に実施例2で示した支え部115に相当する構成部位がなく、代わりにガイド120の円環部122がラチェット110の円筒部112よりもひとまわり大きな外径を有して形成されており、円環部122の内部に円筒部112が軸方向に受け入れられるようになっている。そして、円環部122の外周部には、半径方向の外方側に突出する複数の凸部122a・・が、円周方向に等間隔に並べられて配置形成されている。これにより、ガイド120は、各凸部122a・・の形成された円周方向の各箇所において、その半径方向の肉厚が部分的に増大して形成されている。
そして、保持部材170は、図示右奥前の一端側に、軸方向に面を向けたフランジ状の第1座面部171と第2座面部172とを段差状に有する円筒型形状に形成されている。ここで、第1座面部171は、保持部材170の円筒内にラチェット110を組付けた際に、ラチェット110の円筒部112の外盤面と軸方向に当接して、ラチェット110の軸方向への挿込位置の位置決めを行う機能面部となっている。
また、第2座面部は、ガイド120を保持部材170の円筒内に組付けた際に、ガイド120の円環部122の内盤面と軸方向に当接して、ガイド120の軸方向への挿込位置の位置決めを行う機能面部となっている。そして、この第2座面部の円周方向の四箇所には、上述したガイド120の各凸部122a・・が受け入れられる各挿込片173・・の間の位置に、半径方向外方側に面一状に延出する補助座面部172a・・が形成されている。
したがって、ガイド120の円環部122が第2座面部172と面当接して受け止められることにより、同時に、各凸部122a・・が補助座面部と軸方向に面当接して受け止められることとなる。したがって、ガイド120の各凹部122b・・内に挿通された保持部材170の各挿込片の端部(第3座面部)のかしめ処理を、第2座面部と補助座面部との背面に支え具Jを広く当てがうことによって精度良く行うことができる。
以上、本発明の実施形態を三つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、上記実施例では、本発明の車両用シートの連結装置を、シートバックをシートクッションに対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置として適用したものを示した。しかし、この連結装置は、シートバックを車体フロアに対して背凭れ角度調整可能に連結する用途にも適用することができる。また、連結装置を、シート本体を車体フロアに対して旋回方向に回転させられるように連結する用途にも適用することができる。また、連結装置を、着座者の下腿部を下方側から持ち上げて支持するいわゆるオットマン装置をシートクッションや車体フロアに対して起倒回動可能に連結する用途にも適用することができる。
実施例1のリクライニング装置の分解斜視図である。 車両用シートの概略構成を表した斜視図である。 リクライニング装置の組付け状態を一方側から見て表した側面図である。 リクライニング装置の組付け状態を他方側から見て表した側面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 リクライニング装置の回転留め状態を表した図5のVII-VII線断面図である。 リクライニング装置が回転操作された状態を表した断面図である。 実施例2のリクライニング装置の分解斜視図である。 車両用シートの概略構成を表した斜視図である。 リクライニング装置の組み付け構造を表した斜視図である。 リクライニング装置の組み付け構造を表した斜視図である。 図12のXIII-XIII線断面図である。 図12のXIV-XIV線断面図である。 リクライニング装置のロック状態を表した図11のXV-XV線断面図である。 リクライニング装置のロックを解除した状態を表した断面図である。 保持部材をかしめ処理する工程図である。 実施例3のリクライニング装置の分解斜視図である。 リクライニング装置のロック状態を表した図18のXIX-XIX線断面図である。 リクライニング装置のロックを解除した状態を表した断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 シートバック
2f バックフレーム(二つの対象部材の一方側)
2a ダボ孔
2c 軸孔
3 シートクッション
3f クッションフレーム(二つの対象部材の他方側)
3a ダボ孔
3c 大孔
4 リクライニング装置(車両用シートの連結装置)
4c 操作軸
4r 連結ロッド
10 内歯部材(一方側の連結部材)
11 内歯車
11a 内歯
11r 中心
12 筒部
12a 軸孔
13 ダボ
20 外歯部材(他方側の連結部材)
21 外歯車
21a 外歯
21r 中心
22 大孔
23 ダボ
25 凸部
26 凹部
30A,30B 押付部材
40 バネ部材
41A,41B 掛部
50 操作部材
50a 軸孔
51 筒部
52 押部
70 保持部材
71 第1座面部
72 第2座面部
72a 補助座面部
73 挿込片
73a 端部(第3座面部)
101 車両用シート
102 シートバック
102f バックフレーム(二つの対象部材の一方側)
102a ダボ孔
102b Dダボ孔
102c 貫通孔
103 シートクッション
103f クッションフレーム(二つの対象部材の他方側)
103a ダボ孔
103b Dダボ孔
103c 貫通孔
104 リクライニング装置(車両用シートの連結装置)
104c 操作軸
104r 連結ロッド
105 操作レバー
110 ラチェット(他方側の連結部材)
111 円盤部
112 円筒部
112a 内周歯面
112b 突出平面
113a ダボ
113b Dダボ
114 貫通孔
115 支え部
115a 凸部
115b 凹部
120 ガイド(一方側の連結部材)
121 円盤部
121a〜121d 案内壁
122 円環部
122a 凸部
122b 凹部
123 ガイド溝
123a ポール溝
123b スライドカム溝
124a ダボ
124b Dダボ
125 貫通孔
126 ばね掛部
130 ポール
130a 外周歯面
131 掛部
132 脚部
140 スライドカム
141 カム孔
142 肩部
143 溝部
144 フック
150 ヒンジカム
151 ばね掛部
152 操作突起
160 巻きばね
161 内端
162 外端
170 保持部材
171 第1座面部
171a 突部
172 第2座面部
172a 補助座面部
173 挿込片
173a 端部(第3座面部)
J 支え具
M かしめ機

Claims (2)

  1. 二つの対象部材を互いに相対回転可能に連結する車両用シートの連結装置であって、
    前記二つの対象部材の一方側或いは他方側にそれぞれ一体的に連結されて互いに相対回転可能に盤合わせ方向に組付けられる円盤状部分を有する二枚の連結部材と、
    該二枚の連結部材を軸方向に外れ止めする保持部材と、を有し、
    前記二枚の連結部材は、互いの間に設けられた回転留め構造の作動状態によって互いの相対回転が行われる状態と留められる状態とに切り換えられるようになっており、
    前記保持部材は、前記一方側の連結部材の外盤面に軸方向に当てがわれる第1座面部と前記他方側の連結部材の内盤面に軸方向に当てがわれる第2座面部と該第2座面部から前記他方側の連結部材の外盤面側に向けて軸方向に延び出す複数の挿込片とを有し、該挿込片が前記他方側の連結部材の外周部に半径方向に突出して形成された複数の凸部の間の凹み内に挿し込まれると共に該他方側の連結部材の外盤面側に突出した先の端部が折り曲げられることにより該折り曲げられた面部が該他方側の連結部材の外盤面に軸方向に当てがわれる第3座面部として形成されており、該挿込片の端部の折り曲げ処理は前記第2座面部の背面に支え具が軸方向に面当てされて行われ、該第2座面部には前記他方側の連結部材の外周部に突出形成された各凸部に軸方向に当てがわれる補助座面部が該第2座面部から半径方向外方側に面一状に延出して該第2座面部と共に前記支え具をその背面に面当てできるように形成されていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの連結装置であって、
    前記保持部材に形成される挿込片と補助座面部とは、円周方向に互い違いとなってそれぞれ等間隔に配置形成されていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
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