JP2003070583A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2003070583A
JP2003070583A JP2001262787A JP2001262787A JP2003070583A JP 2003070583 A JP2003070583 A JP 2003070583A JP 2001262787 A JP2001262787 A JP 2001262787A JP 2001262787 A JP2001262787 A JP 2001262787A JP 2003070583 A JP2003070583 A JP 2003070583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを低減できるリクライニング装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 溝(第2のガイド手段)100bとポー
ル150の凸部150bとの隙間(W)をガイド突起
(第1のガイド手段)107とポール150との隙間
(w)より大きく設定し、ポール150が傾むくと、ポ
ール150とカム170とが複数の箇所で当接するよる
と共に、ポール150の外歯151の一部がラチェット
130の内歯134と深く噛合するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベースアームと、
該ベースアームに対して傾動可能に設けられ、前記ベー
スアームとの対向面には傾動中心を中心とする内歯が形
成されたラチェットと、前記ベースアームと前記ラチェ
ットとの間に設けられ、前端部側には前記ラチェットの
内歯に噛合可能な外歯が形成されたポールと、前記ベー
スアームに、前記ポールの両側部を挟むように設けら
れ、前記ポールを前記傾動の中心軸と直交する方向に案
内する第1のガイド手段と、前記ポールと前記ベースア
ームとの間に設けられ、前記ポールを前記傾動の中心軸
と直交する方向に案内する第2のガイド手段と、前記ベ
ースアームと前記ラチェットとの間に設けられ、前記ポ
ールの後端部側の一箇所を前記ポールの外歯方向に押し
て前記ポールの外歯を前記ラチェットの内歯に噛合させ
るカムとを有したリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリクライニング装置の構成を図1
3および図14を用いて説明する。これらの図におい
て、シートクッション側のロアアーム(ベースアーム)
1にはヒンジピン5が固着され、ここに操作ハンドル2
が回転可能に取り付けられている。シートバック側のラ
チェット7には、ヒンジピン5が挿通する穴9が形成さ
れ、ロアアーム1に対して傾動可能となっているととも
に、穴9(傾動中心)を中心とする内歯11が形成され
ている。
【0003】ロアアーム1とラチェット7との間には、
ラチェット7の内歯11に噛合可能な外歯13が形成さ
れたポール15が設けられている。このポール15の背
面の一箇所(図13においてX)を押してポール15の
外歯13をラチェット7の内歯11に噛合させるカム1
7は、ヒンジピン5に回転可能に取り付けられている。
【0004】ヒンジピン5には、シートの他方の側部に
設けられたリクライニング機構にカム17の動きを伝達
するコネクティングパイプ23が回転可能に設けられて
いる。
【0005】又、ロアアーム1には、ポール15を挟む
ように設けられ、ポール15をヒンジピン(傾動中心
軸)5と直交する方向に案内するガイド突起20(第1
のガイド手段)が設けられている。
【0006】カム17には、ピン21が取り付けられ、
ピン21の一方の端部側は、ラチェット7に形成された
円弧状の長穴25を挿通し、操作ハンドル2に接続され
ている。スプリング19は、その一端部がロアアーム1
に、他端部が操作ハンドル2に掛止されており、このス
プリング19の付勢力により、操作ハンドル2,カム1
7を介してポール15は、外歯13がラチェット7の内
歯11に噛合する方向に付勢されている。
【0007】カム17に取り付けられたピン21の他方
の端部側は、ロアアーム1に形成された円弧状の長穴2
7を介して、コネクティングパイプ23に固着されたア
ーム29に取り付けられている。又、ラチェット7に
は、シートバックのフレームであるバックフレーム31
が固着されている。
【0008】更に、ポール15のロアアーム1との対向
面には、ロアアーム1方向に突出する凸部15aが形成
され、この凸部15aはロアアーム1に形成され、ポー
ル15をヒンジピン(傾動中心軸)5と直交する方向に
案内する溝1a(第2のガイド手段)に係合している。
【0009】上記リクライニング装置の作動を説明す
る。通常は、スプリング19の付勢力により、カム17
がポール15の背面を押し、ポール15の外歯13がラ
チェット7の内歯11に噛合し、ラチェット(シートバ
ック)7の回転が禁止されている(ロック状態)。
【0010】操作ハンドル2をスプリング19の付勢力
に抗して上方に操作すると、ピン21を介してカム17
が回転する。すると、カム17のポール15の背面への
押圧が解除されるとともに、ポール15がロアアーム1
のガイド突起20(第1のガイド手段),溝1a(第2
のガイド手段)に案内され、ポール15の外歯13とラ
チェット7の内歯11との噛合が解除され、ラチェット
(シートバック)7は、傾動可能となる(アンロック状
態)。
【0011】又、カム17の動きは、ピン21,アーム
29,コネクティングパイプ23を介して、シートの他
方の側部に設けられたリクライニング機構のカム(カム
17相当のもの)へ伝達される。
【0012】そして、操作ハンドル2を上方に操作する
操作力を解除すると、スプリング19の付勢力により、
操作ハンドル2は下方に回転移動し、ピン21を介して
カム17も下方に回転し、カム17はポール15の背面
を押圧し、ポール15はロアアーム1のガイド突起2
0,溝1aに案内され、ポール15の外歯13がラチェ
ット7の内歯11に再び噛合し、ロック状態に復帰す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のリ
クライニング装置において、ポール15の両側と第1の
ガイド手段であるガイド突起20との隙間、ポール15
の凸部15aと第2のガイド手段である溝1aとの隙間
は、一般にガタが生じないように最小限とされ、更に、
略同じ間隔の隙間となっている。
【0014】ラチェット7に矢印Y方向の回転荷重が作
用すると、ポール15は第1のガイド手段であるガイド
突起20および第2のガイド手段ある溝1aに略同時に
当接し、第1のガイド手段であるガイド突起20および
第2のガイド手段である溝1aに作用する荷重は分散さ
れ、第1のガイド手段であるガイド突起20および第2
のガイド手段である溝1aは、ほとんど変形しない。
【0015】よって、ポール15自体もほとんど傾かな
いので、回転荷重はポール15の背面の一箇所(図14
においてX)を介して、カム17へ伝達される。一方、
カム17がたわむと、ポール15の外歯13とラッチ7
の内歯11との噛合が浅くなり、ロック強度が弱くな
る、上記構成の場合、カム17の一箇所に回転荷重が集
中するので、カム17がその荷重に耐え、たわまないよ
うするためには、カム17の強度を大きく設定しなけれ
ばならず、コストが高くなる問題点がある。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、コストを低減できるリクライニング
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、ベースアームと、該ベースアームに対して傾動可
能に設けられ、前記ベースアームとの対向面には傾動中
心を中心とする内歯が形成されたラチェットと、前記ベ
ースアームと前記ラチェットとの間に設けられ、前端部
側には前記ラチェットの内歯に噛合可能な外歯が形成さ
れたポールと、前記ベースアームに、前記ポールの両側
部を挟むように設けられ、前記ポールを前記傾動の中心
軸と直交する方向に案内する第1のガイド手段と、前記
ポールと前記ベースアームとの間に設けられ、前記ポー
ルを前記傾動の中心軸と直交する方向に案内する第2の
ガイド手段と、前記ベースアームと前記ラチェットとの
間に設けられ、前記ポールの後端部側の一箇所を前記ポ
ールの外歯方向に押して前記ポールの外歯を前記ラチェ
ットの内歯に噛合させるカムとを有したリクライニング
装置において、前記第2のガイド手段のガイド面と前記
ポールとの隙間を前記第1のガイド手段のガイド面と前
記ポールとの隙間より大きく設定し、前記ポールが傾く
と前記ポールと前記カムとが複数の箇所で当接すると共
に、前記ポールの外歯の一部が前記ラチェットの内歯と
深く噛合するように構成したことを特徴とするリクライ
ニング装置である。
【0018】前記第2のガイド手段のガイド面と前記ポ
ールとの隙間を前記第1のガイド手段のガイド面と前記
ポールとの隙間より大きく設定し、前記ポールが傾くと
前記ポールと前記カムとが複数の箇所で当接すると共
に、前記ポールの外歯の一部が前記ラチェットの内歯と
深く噛合するように構成したことにより、ラチェットに
大きな荷重が作用すると、ポールは最初に第1のガイド
手段に当接し、荷重が第1のガイド手段に作用する。よ
って、荷重によって第1のガイド手段が変形し、ポール
が傾く。
【0019】ポールが傾くと、ポールが第2のガイド手
段に当接し、その結果、第1のガイド手段、第2のガイ
ド手段でポールが支持されるので、それ以上のポールの
傾きは禁止される。
【0020】そして、前記ポールと前記カムとが複数の
箇所で当接するように構成したことにより、荷重はポー
ルから複数の箇所を介してカムに伝達される。また、ポ
ールが傾くと、前記ポールの外歯の一部が前記ラチェッ
トの内歯と深く噛合するように構成したことにより、噛
合が深くなる箇所では内歯と外歯とのくさび効果によ
り、通常よりも大きな噛合力が発生し、全体として噛合
強度が低下することはない。
【0021】よって、従来例のように、カムの一箇所に
集中して荷重が作用しないので、従来例よりもカムの強
度を低くすることができ、コストを低減できる。請求項
2記載の発明は、前記ポールと前記カムとが複数の箇所
で当接する際に、前記ポールから前記カムへ伝達される
力の方向が、前記ポールの回転中心を向くように前記ポ
ールと前記ラチェットを構成したことを特徴とする請求
項1記載のリクライニング装置である。
【0022】前記ポールと前記カムとが複数の箇所で当
接する際に、前記ポールから前記カムへ伝達される力の
方向が、前記ポールの回転中心を向くように前記ポール
と前記ラチェットを構成したことにより、ポールに押さ
れてカムが自転することを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図12を用いて本発明の実
施の形態例のリクライニング装置の全体構成を説明す
る。
【0024】本形態例のリクライニング装置では、シー
トクッション側のフレーム201に、ベースアーム10
0がロアアームとして取り付けられ、シートバック側の
バックフレーム202に、ラチェット130が取り付け
られる(図6〜図8参照)。
【0025】特に図6〜図9及び図12に示すように、
ベースアーム100には、回動シャフト120の円柱部
121を回転可能に支持する嵌合穴101が中央部に形
成され、さらに、この嵌合穴101の周囲には、嵌合穴
101と同軸的に、ラチェット130側に突き出た二つ
の同一形状の断面円弧状支持部102,103が対向す
るように形成されている。
【0026】ラチェット130の中央部の嵌合穴131
(図10参照)には、断面円弧状支持部102,103
が回転自在に嵌合しており、このため、ベースアーム1
00に対してラチェット130は傾動可能となってい
る。そして、ベースアーム100の外周部とラチェット
130の外周部とは、取り付け金具205により、相対
回転可能に接合されている。ラチェット130のベース
アーム100との対向面には、図10に示すように、ラ
チェット130の傾動中心を中心とする略円形の凹部1
32が形成され、該凹部内周面には内歯133,134
が刻設されている。
【0027】ベースアーム100上の、ラチェット13
0の凹部132との対向面にも、凹部104(図9参
照)が形成され、該凹部104の底面上部には、ラチェ
ット130に向けて第1のガイド手段であるガイド突起
105,106が突設され、底面下部には、ラチェット
130に向けて第1のガイド手段であるガイド突起10
7,108が突設されている。
【0028】ポール140は、特に図4,図9及び図1
2に示すように、ガイド突起105,106のガイド面
105a,106aに挟まれて、上記傾動の中心軸と直
交する方向に摺動案内され、前端部の外歯141がラチ
ェット130の内歯133に噛合できるように構成され
ている。ポール150についても同様に、ガイド突起1
07,108のガイド面107a,108aに挟まれ
て、上記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、
前端部の外歯151がラチェット130の内歯134に
噛合できるように構成されている。
【0029】又、図4および図6に示すように、ポール
140,150のベースアーム100との対向面には、
ベースアーム100方向に突出する略矩形の凸部140
a,150aが形成され、この凸部140a,150a
はベースアーム100に形成され、ポール140,15
0を傾動の中心軸と直交する方向に案内する溝100
a,100b(第2のガイド手段)に係合している。
【0030】ここで、図1に示すように、第1のガイド
手段であるガイド突起107,108のガイド面と、ポ
ール150との隙間をw、第2のガイド手段である溝1
00bのガイド面とポール150の凸部150bとの隙
間をWとしたとき、 W>w となるように、設定した。
【0031】回動シャフト120の第1の断面小判形部
分122には、レリーズ操作部としてのレリーズレバー
160の小判穴が嵌合し、回動シャフト120の第2の
断面小判形部分123には、カム170の小判穴171
が嵌合している。このため、回動シャフト120には、
レリーズレバー160とカム170とが相対回転不可状
態に嵌合していることになる。このカム170には、ベ
ースアーム100の断面円弧状支持部102,103が
遊嵌する円弧状長穴172,173が穿設されており、
カム170はベースアーム100に対して一定範囲内で
回転できるようになっている。
【0032】すなわち、カム170は、回動シャフト1
20とともに回転し、押圧部174,175でもって、
ポール140,150の背面142,152の被押圧部
142a,152aをその外歯141,151方向に押
して、ポール140,150の外歯141,151をラ
チェット130の内歯133,134に噛合させるもの
である。
【0033】又、カム170とポール140とには、カ
ム170の押圧部174とポール140の背面142の
被押圧部142aと以外に、ポール140が傾いた際
に、カム170の押圧部174の一方のサイドに形成さ
れた当接部174aにポール140の当接部142b
が、カム170の押圧部174の他方のサイドに形成さ
れた当接部174bにポール140の当接部142cが
当接可能となっている。
【0034】同様に、カム170とポール150とに
は、カム170の押圧部175とポール150の背面1
52の被押圧部152aと以外に、ポール150が傾い
た際に、カム170の押圧部175の一方のサイドに形
成された当接部175aにポール150の当接部152
bが、カム170の押圧部175の他方のサイドに形成
された当接部175bにポール150の当接部152c
が当接可能となっている。
【0035】このカム170には、ラチェット130側
に突き出た突起176,177が形成されており、この
突起176,177がレリーズプレート180の穴18
1,182に嵌合されている。このため、カム170と
レリーズプレート180とは連動して回転することにな
る。
【0036】このレリーズプレート180には、ポール
140,150の板厚方向の突起143,153に嵌合
する長穴状のカム穴183,184が形成されており、
このカム穴183,184の形状は、レリーズレバー1
60をロック解除方向に回転させたとき、カム穴18
3,184のカム面が突起143,153を押圧し、ポ
ール140,150を背面側に後退させ、前端部の外歯
141,151をラチェット130の内歯133、13
4から離脱させるように形成されている。
【0037】付勢手段としてのスパイラルスプリング1
91,195は、内端がベースアーム100のフック1
11,112に掛止され、外端がカム170の段部17
8,179に掛止され、カム170がポール140,1
50の背面を押すようにカム170を回動付勢するもの
である。
【0038】回動シャフト120の第3の断面小判形部
分124には、回動シャフト120の回転を他方のシー
ト側部に設けたリクライニング機構の回動シャフトに伝
達するために、コネクティングパイプ(図示せず)が連
結されている。
【0039】本形態例では、回動シャフト120の第2
の断面小判形部分123とカム170の小判穴171と
の円弧状嵌合部に、セレーションが切られている。又、
回動シャフト120の抜け止めのために、回動シャフト
120には止輪207が嵌着されている。
【0040】上記構成のリクライニング装置の作動を説
明する。通常は、スパイラルスプリング191,195
の付勢力により、カム170がポール140,150の
背面を押し、ポール140,150の外歯141,15
1がラチェット130の内歯133,134に噛合し、
ラチェット(シートバック)130の回転が禁止されて
いる(ロック状態)。
【0041】レリーズレバー160を図5において上方
に持ち上げると、スパイラルスプリング191,195
の付勢力に抗して回動シャフト120,カム170,レ
リーズプレート180が図4における時計方向に回転す
る。
【0042】すると、カム170のポール140,15
0の背面への押圧が解除されるとともに、レリーズプレ
ート180のカム穴183,184のカム面がポール1
40,150の突起143,153を押圧し、ポール1
40,150を背面側に後退させる。このため、ポール
140,150はガイド突起105〜108のガイド面
105a〜108aに案内されて、背面側に移動し、ポ
ール140,150の外歯141,151とラチェット
130の内歯133,134との噛合が解除され、ラチ
ェット(シートバック)130は、傾動可能となる(ア
ンロック状態)。
【0043】又、回動シャフト120の動きは、コネク
ティングパイプを介して、他方のシート側部に設けられ
たリクライニング機構の回動シャフトへ伝達される。シ
ートバックを所望の角度まで傾動させ、レリーズレバー
160への操作力を解除すると、スパイラルスプリング
191,195の付勢力により、カム170がポール1
40,150の背面を押し、ポール140,150の外
歯141,151がラチェット130の内歯133,1
34に再び噛合し、ラチェット(シートバック)130
の回転が禁止された状態に復帰する。
【0044】本実施の形態例では、図1に示すように、
第1のガイド手段であるガイド突起107,108と、
ポール150との隙間をw、第2のガイド手段である溝
100bとポール150の凸部150bとの隙間をWと
したとき、 W>w となるように、設定したことにより、以下のような効果
を得ることができる。 (1)図2に示すように、ラチェット130に矢印C方
向の回転荷重が作用すると、ポール150は最初に第1
のガイド手段であるガイド突起107に当接し、荷重が
第1のガイド突起107に作用する。よって、荷重によ
ってガイド突起107が変形し、ポール150が傾く。
【0045】ポール150が傾くと、ポール150の凸
部150bが第2のガイド手段であるベースアーム10
0の溝100bに当接し、その結果、第1のガイド手段
であるガイド突起107、第2のガイド手段である溝1
00bでポール150が支持されるので、それ以上のポ
ール150の傾きは禁止される。
【0046】そして、ポール150が傾いた際に、カム
170の押圧部175の一方のサイドに形成された当接
部175bにポール150の当接部152cが当接し、
荷重はポール150からから2つの箇所(ポール150
の被押圧部152a→カム170の押圧部175,ポー
ル150の当接部152c→カム170の当接部175
b)を介してカム170に伝達される。
【0047】よって、従来例のように、カムの一箇所に
集中して荷重が作用しないので、従来例よりもカムの強
度を低くすることができ、コストを低減できる。更に、
ポール150が傾くと、ポール150の外歯151とラ
チェット130の内歯134との噛合箇所のうち、ガイ
ド突起107側の噛合は浅くなるが、ガイド突起108
側の噛合は深くなる。
【0048】そして、噛合が深くなる箇所では内歯と外
歯とのくさび効果により、通常よりも大きな噛合力が発
生し、全体として噛合強度が低下することはない。又、
ポール150の被押圧部152a→カム170の押圧部
175へ伝達される力F1の方向と、ポール150の当
接部152c→カム170の当接部175bへ伝達され
る力F2の方向は、いずれも回動シャフト120(カム
170の中心)を向いているので、カム170が自転す
ることもない。
【0049】又、図3に示すように、ラチェット130
に矢印CC方向の回転荷重が作用すると、ポール150
は最初に第1のガイド手段であるガイド突起108に当
接し、荷重が第1のガイド突起108に作用する。よっ
て、荷重によってガイド突起108が変形し、ポール1
50が傾く。
【0050】ポール150が傾くと、ポール150の凸
部150bが第2のガイド手段であるベースアーム10
0の溝100bに当接し、その結果、第1のガイド手段
であるガイド突起108、第2のガイド手段である溝1
00bでポール150が支持されるので、それ以上のポ
ール150の傾きは禁止される。
【0051】そして、ポール150が傾いた際に、カム
170の押圧部175の一方のサイドに形成された当接
部175aにポール150の当接部 152bが当接
し、荷重はポール150からから2つの箇所(ポール1
50の被押圧部152a→カム170の押圧部175,
ポール150の当接部152b→カム170の当接部1
75a)を介してカム170に伝達される。
【0052】よって、従来例のように、カムの一箇所に
集中して荷重が作用しないので、従来例よりもカムの強
度を低くすることができ、コストを低減できる。更に、
ポール150が傾くと、ポール150の外歯151とラ
チェット130の内歯134との噛合箇所のうち、ガイ
ド突起108側の噛合は浅くなるが、ガイド突起107
側の噛合は深くなる。
【0053】そして、噛合が深くなる箇所では内歯と外
歯とのくさび効果により、通常よりも大きな噛合力が発
生し、全体として噛合強度が低下することはない。又、
ポール150の被押圧部152a→カム170の押圧部
175へ伝達される力F1の方向と、ポール150の当
接部152b→カム170の当接部175aへ伝達され
る力F2′の方向は、いずれも回動シャフト120(カ
ム170の中心)を向いているので、カム170が自転
することもない。
【0054】尚、上記説明は、ポール150で行った
が、ポール140でも同じことが言える。加えて、本形
態例では、ベースアーム100に、回動シャフト120
を回転可能に支持する嵌合穴101と、ラチェット13
0側に突き出た二つの断面円弧状支持部102,103
とを設け、カム170には、回動シャフト120に相対
回転不可状態に嵌合する小判穴171と断面円弧状支持
部102,103が遊嵌する円弧状長穴172,173
とを設け、ラチェット130には、断面円弧状支持部1
02,103の外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴13
1を設けたので、ベースアーム100,回動シャフト1
20,ラチェット130,カム170の連係機構を簡素
化でき、構成の簡素化による製造コストの低減も図れ
る。
【0055】尚、本発明は上記形態例に限定されるもの
ではない。例えば、シートクッション側のフレーム20
1に、ラチェット130をロアアームとして取り付け、
シートバック側のバックフレーム202に、ベースアー
ム100を取り付けるようにしてもよい。又、ポール
(140,150)の数は、1個でも3個以上でもよ
く、カム170の付勢も上記スパイラルスプリング19
1,195による方法に限らない。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の本発
明によれば、前記第2のガイド手段のガイド面と前記ポ
ールとの隙間を前記第1のガイド手段のガイド面と前記
ポールとの隙間より大きく設定し、前記ポールが傾くと
前記ポールと前記カムとが複数の箇所で当接すると共
に、前記ポールの外歯の一部が前記ラチェットの内歯と
深く噛合するように構成したことにより、ラチェットに
大きな荷重が作用すると、ポールは最初に第1のガイド
手段に当接し、荷重が第1のガイド手段に作用する。よ
って、荷重によって第1のガイド手段が変形し、ポール
が傾く。
【0057】ポールが傾くと、ポールが第2のガイド手
段に当接し、その結果、第1のガイド手段、第2のガイ
ド手段でポールが支持されるので、それ以上のポールの
傾きは禁止される。
【0058】そして、前記ポールと前記カムとが複数の
箇所で当接するように構成したことにより、荷重はポー
ルから複数の箇所を介してカムに伝達される。また、ポ
ールが傾くと、前記ポールの外歯の一部が前記ラチェッ
トの内歯と深く噛合するように構成したことにより、噛
合が深くなる箇所では内歯と外歯とのくさび効果によ
り、通常よりも大きな噛合力が発生し、全体として噛合
強度が低下することはない。
【0059】よって、従来例のように、カムの一箇所に
集中して荷重が作用しないので、従来例よりもカムの強
度を低くすることができ、コストを低減できる。請求項
2記載の発明によれば、前記ポールと前記カムとが複数
の箇所で当接する際に、前記ポールから前記カムへ伝達
される力の方向が、前記ポールの回転中心を向くように
前記ポールと前記ラチェットを構成したことにより、ポ
ールに押されてカムが自転することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の発明部分の拡大図であ
る。
【図2】実施の形態例の作用効果を説明する図である。
【図3】実施の形態例の作用効果を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態例を示す図5からベースア
ームを取り除いた正面図である。
【図5】本発明の実施の形態例の外観を示す正面図であ
る。
【図6】図4及び図5の切断線C−Cにおける断面図で
ある。
【図7】図4及び図5の切断線D−Dにおける断面図で
ある。
【図8】図4及び図5の切断線E−Eにおける断面図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態例中のベースアームの背面
図である。
【図10】本発明の実施の形態例中のラチェットの正面
図である。
【図11】本発明の実施の形態例中のカムの背面図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態例中の主要部の概略分解
斜視図である。
【図13】従来のリクライニング装置の一部破断正面図
である。
【図14】図13の切断線B−Bにおける拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
100 ベースアーム 100b 溝 130 ラチェット 134 内歯 150 ポール 151 外歯 150b 凸部 170 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 修 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3B099 AA05 BA04 CA04 CA29 CA31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースアームと、 該ベースアームに対して傾動可能に設けられ、前記ベー
    スアームとの対向面には傾動中心を中心とする内歯が形
    成されたラチェットと、 前記ベースアームと前記ラチェットとの間に設けられ、
    前端部側には前記ラチェットの内歯に噛合可能な外歯が
    形成されたポールと、 前記ベースアームに、前記ポールの両側部を挟むように
    設けられ、前記ポールを前記傾動の中心軸と直交する方
    向に案内する第1のガイド手段と、 前記ポールと前記ベースアームとの間に設けられ、前記
    ポールを前記傾動の中心軸と直交する方向に案内する第
    2のガイド手段と、 前記ベースアームと前記ラチェットとの間に設けられ、
    前記ポールの後端部側の一箇所を前記ポールの外歯方向
    に押して前記ポールの外歯を前記ラチェットの内歯に噛
    合させるカムと、 を有したリクライニング装置において、 前記第2のガイド手段のガイド面と前記ポールとの隙間
    を前記第1のガイド手段のガイド面と前記ポールとの隙
    間より大きく設定し、 前記ポールが傾くと前記ポールと前記カムとが複数の箇
    所で当接すると共に、 前記ポールの外歯の一部が前記ラチェットの内歯と深く
    噛合するように構成したことを特徴とするリクライニン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記ポールと前記カムとが複数の箇所で
    当接する際に、前記ポールから前記カムへ伝達される力
    の方向が、前記ポールの回転中心を向くように前記ポー
    ルと前記ラチェットを構成したことを特徴とする請求項
    1記載のリクライニング装置。
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