JP3177560B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents
シートリクライニング装置Info
- Publication number
- JP3177560B2 JP3177560B2 JP06297194A JP6297194A JP3177560B2 JP 3177560 B2 JP3177560 B2 JP 3177560B2 JP 06297194 A JP06297194 A JP 06297194A JP 6297194 A JP6297194 A JP 6297194A JP 3177560 B2 JP3177560 B2 JP 3177560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- cam
- lower tooth
- groove
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
いられるシートリクライニング装置に関する。
おけるシートバックの傾斜角度を所望に設定して、着座
者の安楽姿勢又は最適運転姿勢を確保するための装置で
ある。
に示すように、シートクッション1に固定するベースプ
レート2に、ヒンジシャフト3を介してシートバック4
に固定するアーム5が回動自在に軸支され、アーム5に
はヒンジシャフト3を中心とする所定半径の円周上に歯
部6aを形成したアッパーツース6が連結され、この歯
部6aに係脱する歯部7aを有するロアーツース7がベ
ースプレート2に軸支されている。
カム8と該カム8を回動させる操作レバー9がベースプ
レート2に回動自在に軸支されている。なお、ヒンジシ
ャフト3とロアーツース7、カム8及び操作レバー9の
軸7e,9aを両持ちするためにホルダープレート2a
がベースプレート2と平行に配置されている。そして、
操作レバー9とベースプレート2との間にはばね9bが
弾装されてカム8がロアーツース7をアッパーツース6
に押し付けるように常に付勢している。
回動させれば、カム8が回動してその当接部8aがロア
ーツース7の常接部7bから離れてカム溝7c内に移動
し、当接部(当接面)7dを押し下げながらロアーツー
ス7がアッパーツース6から離れて両者の噛合が解除さ
れ、アッパーツース6はヒンジシャフト3を中心として
回動自在な状態となる。
望の角度に設定した段階で、操作レバー9を離すと、操
作レバー9はばね9bの力により元の状態に戻り、カム
8が逆に回動して当接部8aがカム溝7cから常接部7
bに移動し、ロアーツース7をアッパーツース6に押し
付けることにより両者の歯部6a,7aが噛合し、これ
により所望に設定したシートバック4の傾斜角度でロッ
クされるというものである。
来のシートリクライニング装置によれば、ロアーツース
7はカム8が回動してその当接部8aが進入するための
カム溝7cを軸7eと常接部7bとの間に有し、そのカ
ム溝7cを形成するために幅狭部Dが常接部7bと軸7
eとの間に形成されている。
7の機械的強度を低下させる原因となるから、これを解
決するために、ロアーツース7の材質のグレードアップ
や板厚のアップが必要となってコスト上昇をもたらす。
cに進退するように回動する構成であるから、カム8と
ロアーツース7との間に所要の離間距離を保有しなけれ
ばないために、ヒンジ3、ロアーツース7及びカム8の
軸7e,9aの配置を短縮して小型化できないため、シ
ートリクライニング装置の小型化が実現できなかった。
グ装置の小型化を実現することを目的とする。
め、この発明にかかるシートリクライニング装置は、ベ
ースプレート又はホルダープレートに回動自在に軸支さ
れたアッパーツースの歯部と、操作レバーとともに回動
するカムをロアーツースに形成した溝に摺接させながら
ロアーツースを回動させることにより、ロアーツースの
歯部とが係脱してアッパーツースの回動角度を自在に設
定できるシートリクライニング装置において、前記ロア
ーツースにその軸支端部と相対向する他端部側において
アッパーツースとロアーツースの歯部の噛合を解除する
方向へロアーツースを回動させるカムとの当接面を有し
ないロアツース溝を形成するとともに、該ロアツース溝
の上部側に前記歯部及び前記カムが摺接する常接部を形
成する一方、前記カムにはロアツースに形成された前記
常接部に摺接する接触部と、ロアーツース溝の下部側に
当接するストッパー部を形成し、前記接触部をロアーツ
ースの軸支部より遠ざかる方向へ回動して前記歯部の噛
合を解除することを特徴とする。
と、カムがロアーツースのロアツース溝から外方へ出る
ように回動してロアーツースの歯部とアッパーツースの
歯部との噛合を解除するとともに、カムのストッパー部
がロアーツースのロアツース溝の下部側に当接してロア
ーツースの必要以上の回動を阻止する。
る。図1及び図2はシートリクライニング装置の要部で
あるロック機構部をユニット化したものを示す。
0間にアッパーツース11とロアーツース12及びカム
13が軸11a,12a,13aでそれぞれ回動自在に
軸支されてデバイスユニット28が形成される。軸12
a,13aはそれぞれの両端部がホルダープレート10
から外方へ突出し、その突出端部をベースプレートに穿
設した透孔に貫通させ、かつ、かしめることができる長
さを有する。
突出させたのは、デバイスユニット28を座席装置の左
右両側のベースプレートに配置すると、ベースプレート
の外側にデバイスユニット28がそれぞれ配置されなけ
ればならないからである。また、軸11aは、図2に示
すように、2枚のホルダープレート10にエンボス穴1
0aを形成し、両エンボス穴10aを互いに合致し合わ
せて形成される。エンボス穴10aにはヒンジシャフト
27が挿入される。
7を中心とする所定半径の円周上に歯部11bが形成さ
れ、かつ、アーム40を連結するための透孔11cが穿
設されている。アーム40は座席装置に合わせて適宜の
形状及び寸法のものを選択できる。
る他端部側にロアツース溝15が形成され、そのロアツ
ース溝15の上部側に歯部12bが形成され、ロアツー
ス溝15の上部側にカム13の接触部18が当接する常
接部16が形成され、ロアツース溝15の下部側にカム
13の弧部22が摺接するとともに、カム13のストッ
パー部21が当接する摺接部17が形成されている。
aが入り込む程度の近接した配置で、すなわち、カム1
3の基部23と弧部22に摺接部17が常に接触する程
度に両者が近接配置されて、軸13aとロアーツース1
2の軸12aの軸間距離を短縮した状態で設けられてい
る。
に当接する接触部18と、その側方に形成したばね掛け
突部19と、操作レバー50と連結するためのピン51
を挿入するピン挿入孔20と、接触部18と相対向する
側に形成されたストッパー部21と、摺接部17が摺接
する弧部22及び基部23と、常接部16が摺接する弧
部24とからなる略星形形状である。
レート10,10の合わせ部からなるばね掛け突部25
との間にはばね26が弾装され、カム13を軸13aを
中心として反時計方向へ回転付勢している。カム13の
軸13aには操作レバー50が同軸で回動自在に軸支さ
れ、操作レバー50に突設したピン51をピン挿入孔2
0に挿入する。
本発明の目的ではなく、したがって、一方のホルダープ
レート10をベースプレートに代えたシートリクライニ
ング装置としてもよいことはいうまでもない。
おいて、操作レバー50を軸13aを中心として図示時
計方向へ回動操作すると、カム13が軸13aを中心と
してばね26に抗して時計方向へ回動し、図3(A)に
示すように、接触部18が常接部16から離れる。
離れて弧部24を摺接し、かつ、摺接部17が弧部22
を摺接しながら、ロアーツース12は軸12aを中心と
して図示時計方向へ回動する。そのため、図3(B)に
示すように、歯部11bと歯部12bとの噛合が解除さ
れ始める。
(C)に示すように、歯部11b,12bの噛合が完全
に外れ、かつ、カム13のストッパー部21がロアーツ
ース12の摺接部17に当接してロアーツース12の不
必要な回動を阻止するため、カム13の回動は僅かな角
度で足りる。
aを中心として回動可能な状態になる。ローアツース1
2はカム13から全くフリーな状態になることはなく、
常にカム13と接触して係合関係を維持する。
度に傾斜させて操作レバー50を離すと、操作レバー5
0はばね26の力で元の状態に戻り、カム13が前記と
逆方向へ回動する。
向へ回動して常接部16に当接することにより、ロアー
ツース12は軸12aを中心として図示反時計方向へ回
動し、歯部12bがアッパーツース11の歯部11bに
噛合する。したがって、着座者が所望に設定したシート
バックの傾斜角度が維持される。
もので、この例ではアーム40とロアーツース12とカ
ム13及びホルダープレート10の形状を若干変更する
とともに、カム13を付勢するばね26を圧縮スプリン
グとしたデバイスユニット28をシートリクライニング
装置として完成した例を示す。29はベースプレート、
40はヒンジシャフト27に中心部を嵌合させた1枚の
プレートからなるアーム、31はヒンジシャフト27に
内端部を係止した渦巻きばねである。操作レバー50と
カム13とはピン51で連結されている。
及びカム13にそれぞれ形成した嵌合突起部33,34
に嵌め込まれており、しかも、図5に示すように、2枚
のホルダープレート10,10の一部に断面半円形の曲
げ部35,35を設け、その合致する内面側に形成され
る筒状空間内に挿入され、圧縮するときの不正変形(軸
方向伸縮以外の方向への変形)を規制するようにしてあ
る。嵌合突起部33はばね26の端部の中心部に位置す
るように、一方のホルダープレート10に曲げ部35か
ら分離させるための切込部36を形成して構成される。
また、嵌合突起部34側の曲げ部35には操作レバー5
0を操作してカム13のピン51が入り込むための切込
部37が形成されている。
6を用いることにより、ばね26の両端部にフック状の
係止部を設ける必要性がなく、したがって、その省略さ
れた係止部の長さ分のスペースが有効に活用できる。す
なわち、デバイスユニット28を取り付けるベースプレ
ートには強度を高めるための凸凹やその他の部品を取り
付けるためのスペースが必要だからである。しかして、
圧縮スプリングが圧縮されて嵌合突起部33,34から
外れ易くなるのを曲げ部35,35が圧縮スプリングの
不正変形を規制することにより防止する。
ツースにその軸支端部と相対向する他端部側においてア
ッパーツースとロアーツースの歯部の噛合を解除する方
向へロアーツースを回動させるカムとの当接面を有しな
いロアツース溝を形成するとともに、該ロアツース溝の
上部側に前記歯部及び前記カムが摺接する常接部を形成
する一方、前記カムにはロアツースに形成された前記常
接部に摺接する接触部と、ロアーツース溝の下部側に当
接するストッパー部を形成し、前記接触部をロアーツー
スの軸支部より遠ざかる方向へ回動して前記歯部の噛合
を解除するようにしたから、歯部と軸支端部との間に幅
狭の部分が形成されることなく、したがって、ロアーツ
ースの強度が向上する。
から退出する方向へ僅かな角度で回動するようにし、カ
ムとロアーツースとの軸間距離を短縮でき、ロック機構
部又はデバイスユニットを小型化できる。
短縮できるために、操作レバーのレバー比を大きく取
れ、その操作性が軽くなるとともに、カムの回動角度も
僅少で足りるから、ホルダープレートも小型化でき、種
々の形状をしたベースプレートにも取り付け易くなる利
点を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベースプレート又はホルダープレートに
回動自在に軸支されたアッパーツースの歯部と、操作レ
バーとともに回動するカムをロアーツースに形成した溝
に摺接させながらロアーツースを回動させることによ
り、ロアーツースの歯部とが係脱してアッパーツースの
回動角度を自在に設定できるシートリクライニング装置
において、前記ロアーツースにその軸支端部と相対向す
る他端部側においてアッパーツースとロアーツースの歯
部の噛合を解除する方向へロアーツースを回動させるカ
ムとの当接面を有しないロアツース溝を形成するととも
に、該ロアツース溝の上部側に前記歯部及び前記カムが
摺接する常接部を形成する一方、前記カムにはロアツー
スに形成された前記常接部に摺接する接触部と、ロアー
ツース溝の下部側に当接するストッパー部を形成し、前
記接触部をロアーツースの軸支部より遠ざかる方向へ回
動して前記歯部の噛合を解除することを特徴とするシー
トリクライニング装置。 - 【請求項2】 カムはロアーツースのロアツース溝の上
端側に当接する接触部と、その側方に形成したばね掛け
突部と、軸部を挟んで前記接触部と相対向する側に形成
されてロアーツースのロアツース溝の下部側に当接する
ストッパー部と、該ストッパー部から前記軸部にかけて
形成されロアツース溝の下部側が摺接する弧部を有し、
カムの回動により強制的にロアーツースとアッパーツー
スの歯部が噛合を解除することを特徴とする請求項1に
記載のシートリクライニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06297194A JP3177560B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | シートリクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06297194A JP3177560B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | シートリクライニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265150A JPH07265150A (ja) | 1995-10-17 |
JP3177560B2 true JP3177560B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=13215750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06297194A Expired - Lifetime JP3177560B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | シートリクライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177560B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9905414B2 (en) | 2000-09-28 | 2018-02-27 | President And Fellows Of Harvard College | Vapor deposition of metal oxides, silicates and phosphates, and silicon dioxide |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7292832B2 (ja) * | 2018-07-20 | 2023-06-19 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP06297194A patent/JP3177560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9905414B2 (en) | 2000-09-28 | 2018-02-27 | President And Fellows Of Harvard College | Vapor deposition of metal oxides, silicates and phosphates, and silicon dioxide |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07265150A (ja) | 1995-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000004970A (ja) | リクライニング装置 | |
JP3838003B2 (ja) | 車両用シートリクライニング装置 | |
JP3958533B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP3289355B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP3974355B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JP3190786B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP2002102000A (ja) | 車両用シートリクライニング装置 | |
JP3177560B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP4105312B2 (ja) | シートのリクライニング装置 | |
JP3762188B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JP3606512B2 (ja) | 車両シート用リクライナー | |
JP3990872B2 (ja) | 車両用シートリクライニング装置 | |
JP2002177083A (ja) | リクライニング装置 | |
JP3186447B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP3210515B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP3592749B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JPH1057175A (ja) | 車両シート用リクライナー | |
JP3053354B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP4220176B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JP2002291562A (ja) | 車両用シートリクライニング装置及びその製造方法 | |
JP2001037571A (ja) | リクライニング装置 | |
JP2944468B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP3694650B2 (ja) | 車両シート用リクライナー | |
JP3989283B2 (ja) | リクライニング機構 | |
JP3694651B2 (ja) | 車両シート用リクライナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |