JP4824945B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートの背もたれの角度調整を行うリクライニング装置に関する。さらに詳しくは、ベースプレートに対してラチェットプレートが回転可能に重ねられ、その回転中心軸上には操作シャフトが配置され、ラチェットプレートのベースプレートとの対向面には、操作シャフトを中心とする円形状の凹部が形成され、かつ該凹部の内周壁面には内歯が形成され、さらに凹部には、内歯に歯先円の半径方向から係脱可能な外歯を前端面側に有するポールが配置され、一方、ベースプレートには、ポールを半径方向に摺動案内するガイド突起が設けられ、ポールの後端面側の空間には、操作シャフトと共に回動可能なカムが配置され、付勢手段により、カムはポールの後端面を押圧しポールの外歯をラチェットプレートの内歯に噛合させる方向に付勢されており、該付勢手段の付勢力に抗して、操作シャフトでもってカムを回転させる際には、レリーズ手段がポールをカムの回転中心側に強制的に移動させ、ポールの外歯をラチェットプレートの内歯から離脱させるリクライニング装置に関する。
この種のリクライニング装置のレリーズ手段として、カムと共に回転し、ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるレリーズプレートを有したものがある。
そして、レリーズプレートにはカム溝が形成され、ポールにはカム溝に係合する突起が形成されている(尚、レリーズプレートにピン、ポールにカム溝を設けてもよい)。リクライニング装置のロックを解除する際には、操作シャフトを回転させてカム及びレリーズプレートを回転させる。すると、レリーズプレートのカム溝の壁面がポールの突起を押し、カム溝に案内されてポールがカムの回転中心側に強制的に移動するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−34695号公報(図1〜図2)
この種のリクライニング装置では、アンロック動作は、レリーズプレートのカム溝の端部にポールの突起が当接することにより終了する。
アンロックする操作力は、操作シャフト、レリーズプレートを介してポールへ伝達される。したがって、操作シャフトとレリーズプレートとの間のクリアランスと、レリーズプレートのカム溝とポールの突起との間のクリアランスとにより、アンロック終了時のレリーズプレートの回転位置のばらつきが大きくなる。従って、カム溝を長めにして、確実なアンロックを得るようにしている。
この場合、アンロック時の操作シャフトを回転させる角度、即ち、アンロック時の操作ストロークが大きくなるという問題点がある。
又、シートのアウタ側に操作シャフトに取り付けられる操作レバーを設ける場合がある。この場合、見栄えをよくするために、操作レバーの基端側を樹脂等のカバーで覆い、カバーに開口を設け、開口を介して操作レバーの先端側のみを外部に露出させることがある。アンロック時の操作ストロークが大きいと、操作レバーのストロークも大きくなるので、カバーの開口が大きくなり、見栄えが悪くなる。
更に、アンロック時、レリーズプレートのカム溝の端部とポールの突起とが当接する。従って、大きなアンロック操作力であっても、レリーズプレート、ポールの突起が変形しない強度が必要である。しかし、大きなアンロック操作力に対しても耐えうる強度を有するレリーズプレート(レリーズ手段)を得るためには、コストがかかる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その第1の課題は、アンロック時の操作ストロークが小さいリクライニング装置を提供することにある。
第2の課題は、コストダウンが図れるリクライニング装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、ベースプレートに対してラチェットプレートが回転可能に重ねられ、その回転中心軸上には操作シャフトが配置され、前記ラチェットプレートの前記ベースプレートとの対向面には、前記操作シャフトを中心とする円形状の凹部が形成され、かつ該凹部の内周壁面には内歯が形成され、さらに前記凹部には、前記内歯に歯先円の半径方向から係脱可能な外歯を前端面側に有するポールが配置され、一方、前記ベースプレートには、前記ポールを前記半径方向に摺動案内するガイド突起が設けられ、前記ポールの後端面側の空間には、前記操作シャフトと共に回動可能なカムが配置され、付勢手段により、該カムは前記ポールの後端面を押圧し前記ポールの外歯を前記ラチェットプレートの内歯に噛合させる方向に付勢されており、該付勢手段の付勢力に抗して、前記操作シャフトでもって前記カムを回転させる際には、レリーズ手段が前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させ、前記ポールの外歯を前記ラチェットプレートの内歯から離脱させるリクライニング装置であって、前記カムと前記ポールとに、前記ポールの外歯が前記ラチェットプレートの内歯から離脱すると、当接して、前記カムのそれ以上の回転を禁止すると共に、前記ポールを前記ラチェットプレートの内歯に噛合する方向と交差する方向に押すカムストッパ面と、ポールストッパ面とを形成したことを特徴とするリクライニング装置である。
この発明において、通常は、付勢手段の付勢力によりカムは回転して、ポールの後端面を押圧し、ポールの外歯がラチェットプレートの内歯に噛合し、ベースプレートとラチェットプレートとの相対的な回転が禁止されたロック状態となる。
ここで、付勢手段の付勢力に抗して、操作シャフトを回転させ、カムを回転させると、レリーズ手段がポールを強制的にカムの回転中心側に強制的に移動させ、ポールの外歯がラチェットプレートの内歯から離脱し、リクライニング装置のロックが解除される。
更に、ポールの外歯がラチェットプレートの内歯から離脱すると、カムのカムストッパ面がポールのポールストッパ面に当接して、それ以上のカムの回転、即ち、操作シャフトの回転が禁止される。
請求項2に係る発明は、前記ポール及び前記カムは、前記ベースプレートの同一平面上に配置され、さらに、前記ポールの前記ラチェットプレート側の面にはカム溝、該カム溝に係合する突起のうちのいずれか一方が形成され、前記レリーズ手段は、前記カムと共に回転し、前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるためのレリーズプレートを有し、該レリーズプレートは、その一方の面が前記ポール及び前記カムと重なり、他方の面が前記ラチェットプレートに摺接するように配置されると共に、その回転端部には、前記カム溝、該カム溝に係合する突起のうちの他方が形成され、前記カム溝と前記突起との相互作用によって、前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるものであることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置である。
請求項1、請求項2に係る発明によれば、前記カムと前記ポールとに、前記ポールの外歯を前記ラチェットプレートの内歯から離脱させると、当接して前記カムのそれ以上の回転を禁止するカムストッパ面と、ポールストッパ面とを形成したことにより、アンロック動作は、カムのカムストッパ面がポールのポールストッパ面に当接することにより終了する。アンロックする操作力は、操作シャフトからカムへ伝達される。したがって、アンロック時の操作シャフトの回転のばらつきの要因が、操作シャフトとカムとのクリアランスだけとなり、従来のリクライニング装置よりもアンロック時の操作シャフトを回転させる角度、即ち、アンロック時の操作ストロークが小さくなる。
又、カム、ポール、ポールを案内するガイド突起が設けられたベースプレートは、リクライニング装置がロック状態で十分なロック強度を有するように、強度が高く設定されている。アンロック動作は、カムのカムストッパ面がポールのポールストッパ面に当接することにより終了する。従って、大きなアンロック操作力であっても、強度の高いカムとポールとが当接するので、高い強度のレリーズ手段が不要となり、コストがかからない。
請求項2に係る発明によれば、前記ポール及び前記カムは、前記ベースプレートの同一平面上に配置され、さらに、前記ポールの前記ラチェットプレート側の面にはカム溝、該カム溝に係合する突起のうちのいずれか一方が形成され、前記レリーズ手段は、前記カムと共に回転し、前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるためのレリーズプレートを有し、該レリーズプレートは、その一方の面が前記ポール及び前記カムと重なり、他方の面が前記ラチェットプレートに摺接するように配置されると共に、その回転端部には、前記カム溝、該カム溝に係合する突起のうちの他方が形成され、前記カム溝と前記突起との相互作用によって、前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるものであることにより、レリーズプレートにカム溝、または突起を一体的に形成することができ、この部分の構成を簡単にできると共に、レリーズプレートをプレス成形により安価に成形できるため、装置のコストダウンを図れる。
図1〜図7を用いて本発明の実施の形態例を説明する。まず図3に示すように、本形態例のリクライニング装置では、シートクッション側のロアアーム201にベースプレート100が取り付けられ、シートバック側のアッパアーム202に、ラチェットプレート130が取り付けられる。
図2〜図5に示すように、円板状のベースプレート100に対して、円板状のラチェットプレート130を嵌合することで、両者は相対回転可能に重ねられている。筒状の取り付け金具205は、ベースプレート100とラチェットプレート130とを外側から包み込み、ベースプレート100からラチェットプレート130が離反することを禁止するものである。具体的には、取り付け金具205はその一端がベースプレート100の外周部分に係止され、他端側のラチェットプレート保持部205aがラチェットプレート130を回転軸方向から押さえている。
ベースプレート100及びラチェットプレート130の回転中心軸上の位置には、穴101,穴131が形成されており、これら穴101,穴131に操作シャフト120が挿通されている。ラチェットプレート130のベースプレート100との対向面には、図3及び図5に示すように、操作シャフト120を中心とする円形状の凹部132が形成され、かつ該凹部132の内周壁面には内歯133が刻設されている。
ベースプレート100上の、ラチェットプレート130の凹部132との対向面にも、図3及び図5に示すように、凹部104が形成され、図6に示すように、この凹部104の底面には、ラチェットプレート130に向けて、一対のガイド突起105,106と、一対のガイド突起107,108とが突設されている。
ベースプレート100におけるラチェットプレート130側とは反対側の面には、シートクッション側のロアアーム201に取り付けるための複数の結合用突起100aが、穴101を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。ラチェットプレート130におけるベースプレート100側とは反対側の面にも、シートバック側のアッパアーム202に取り付けるための複数の結合用突起130aが、穴131を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。
ポール140は、ラチェットプレート130の内歯133に歯先円の半径方向から係脱可能な外歯141を前端面側に有するもので、図6に示すように、ガイド突起105,106のガイド面105a,106aに挟まれて、ラチェットプレート130の回転中心軸と直交する方向、すなわち内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内されている。
ポール150についても同様に、ガイド突起107,108のガイド面107a,108aに挟まれて、内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内され、前端面側の外歯151がラチェットプレート130の内歯133に噛合できるように構成されている。
ポール140,150の後端面146,156側の空間には、操作シャフト120と共に回動可能なカム170が配置されている。すなわち、操作シャフト120の中間部には、図3に示すように、断面小判形部分123が形成されており、この断面小判形部分123が、カム170の小判穴171に嵌合している。これにより、操作シャフト120とカム170とが相対回転不可状態に嵌合し、カム170は操作シャフト120と共に回転することになる。
ポール140,150及びカム170は、同一の板厚に形成され、かつ、ベースプレート100の同一平面上に配置されている。カム170には、カム170の回転時にポール140,150の後端面146,156を押圧しポール140,150の外歯141,151をラチェットプレート130の内歯133に噛合させるための傾斜カム面174b,175bが設けられている。この機能を発揮するために、傾斜カム面174b,175bの傾斜方向は、カム170がロック時回転方向に回転すると、傾斜カム面174b,175bとポール140,150の後端面146,156との接触点がカム170の回転中心Oから遠ざかる方向に設定されており、例えば図1における傾斜カム面175bについて示せば、右上がりの曲線又は直線となる。
又、カム170には、該傾斜カム面174b,175bよりもカム170のロック時回転方向(図7における反時計方向)における前側に位置すると共に、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合時にはポール140,150の後端面146,156の端部(カム170のロック時回転方向における前側部分)に隙間を介して対向する支持面174a,175aが形成された突部174d,175dが形成されている。この支持面174a,175aは、ラチェットプレート130からポール140,150に図7における反時計方向の荷重が加わった際には、ポール140,150の後端面146,156の端部に当接してこれを支え、それ以上のポール140,150の傾きを禁止するものである。
さらにカム170には、該傾斜カム面174b,175bよりもカム170のロック時回転方向における後側に位置すると共に、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合時にはポール140,150の後端面146,156の端部(カム170のロック時回転方向における後側部分)に対向する支持面174c,175cが設けられている。この支持面174c,175cは、ラチェットプレート130からポール140,150に図7における時計方向の荷重が加わった際には、ポール140,150の後端面146,156の端部に当接してこれを支え、それ以上のポール140,150の傾きを禁止するものである。
カム170の突部174d、175dの傾斜カム面174b,175b側の側部には、カムストッパ面174e,175eが形成されている。一方、カム170の傾斜カム面174b,175bが押圧するポール140,150の後端面146,156が形成された突部145,155の側部には、カムストッパ面174e,175eと当接可能なポールストッパ面145a,155aが形成されている。
これら、カムストッパ面174e,175e、ポールストッパ面145a,155aは、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133から離脱すると、当接するように形成されている。そして、カムストッパ面174e,175eと、ポールストッパ面145a,155aとが当接すると、カム170のそれ以上の回転を禁止するようになっている。
ポール140,150のラチェットプレート130側の面には、カム溝144,154が形成されている(本形態例では、カム溝144,154はベースプレート100側の面まで貫通した穴となっている)。又、レリーズ手段を構成するレリーズプレート180は、その一方の面がポール140,150及びカム170と重なり、他方の面がラチェットプレート130に摺接するように配置されている。レリーズプレート180の中央部には、操作シャフト120が挿通する穴181が穿設されている。
図6及び図7に示すようにカム170には、ラチェットプレート130側に突き出た突起176,177が形成されており、この突起176,177が、レリーズプレート180の穴181の縁部に形成され半径方向に延出する小長穴182,183に嵌合されている。このため、カム170とレリーズプレート180とは連動して回転することになる。
さらに図3及び図6に示すように、レリーズプレート180の回転端部には、カム溝144,154に係合する突起183,184がプレス成形等により形成されている。カム溝144,154の形状は、レリーズプレート180が図6における時計方向に回転すると、カム溝144,154と突起183,184との相互作用によって、ポール140,150をカム170の回転中心側に強制的に移動するように設定されている。
図6及び図7に示すように、付勢手段としてのスパイラルスプリング191,195は、内端がベースプレート100のフック111,112に掛止され、外端がカム170の段部178,179に掛止されたもので、カム170がポール140,150の後端面146,156を押すようにカム170を回動付勢するものである。
上記構成のリクライニング装置の作動を説明する。ロック状態では、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押して、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合した状態にあり、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止されている。
ロック状態において、スパイラルスプリング191,195の付勢力に抗して、操作シャフト120を図7において時計方向に回転させ、カム170も時計方向に回転させると、カム170のポール140,150の後端面146,156への押圧が解除されると共に、レリーズプレート180の突起183,184がポール140,150のカム溝144,154の傾斜壁面に摺接し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133より離れる方向にポール140,ポール150が後退し、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合が解除され、ラチェットプレート(シートバック)130は、傾動可能となる(アンロック状態)。
このアンロック動作は、カムストッパ面174e,175eと、ポールストッパ面145a,155aとが当接することにより終了する。
シートバックを所望の角度まで傾動させ、操作シャフト120への操作力を解除すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に再び噛合し、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止された状態に復帰する。
このような形態例の構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)カム170とポール140,150とに、ポール140,150の外歯141,151をラチェットプレート130の内歯133から離脱させると、当接してカム170のそれ以上の回転を禁止するカムストッパ面174e,175eと、ポールストッパ面145a,155aとを形成したことにより、アンロック動作は、カムストッパ面174e,175eと、ポールストッパ面145a,155aとが当接することにより終了する。
アンロックする操作力は、操作シャフト120からカム170へ伝達される。したがって、アンロック時の操作シャフト120の回転のばらつきの要因が、操作シャフト120とカム170とのクリアランスだけとなり、従来のリクライニング装置よりもアンロック時の操作シャフト120を回転させる角度、即ち、アンロック時の操作ストロークが小さくなる。
(2)カム170、ポール140,150、ポール140,150を案内するガイド突起105,106,107,108が設けられたベースプレート100は、リクライニング装置がロック状態で十分なロック強度を有するように、強度が高く設定されている。アンロック動作は、カム170のカムストッパ面174e,175eがポール140,150のポールストッパ面145a,155aに当接することにより終了する。従って、大きなアンロック操作力であっても、強度の高いカム170とポール140,150とが当接するので、高い強度のレリーズプレート(レリーズ手段)180が不要となり、コストがかからない。
(3) レリーズプレート180の回転端部に、カム溝144,154に係合する突起183,184が形成され、カム溝144,154と突起183,184との相互作用によって、ポール140,150をカム170の回転中心側に強制的に移動させるように構成することにより、カム溝144,154への係合部をレリーズプレート180に一体に形成したので、この部分の構成を簡単にできると共に、レリーズプレートをプレス成形により安価に成形できるため、装置のコストダウンを図れる。
(4) ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合位置と、カム溝144,154の側壁部とレリーズプレート180の突起183,184との当接位置が、カム170の回転中心軸方向に関して略同じ平面上の位置になるため、レリーズプレート180を用いて、ポール140,150を移動させる場合(アンロック操作)、ポール140,150をラチェットプレート130の回転平面から浮き上がらせる方向の力が発生しないので、アンロック操作フィーリングがよい。
尚、本発明は上記形態例に限定されるものではない。例えば、上記形態例では、レリーズプレート180に突起183,184を形成し、ポール140,150にカム溝144,154を形成したが、逆に、レリーズプレート180にカム溝を形成し、ポール140,150に突起を形成してもよい。
又、装置の取り付け方法としては、シートクッション側のロアアーム201に、ラチェットプレート130を取り付け、シートバック側のアッパアーム202に、ベースプレート100を取り付けるようにしてもよい。ポール(140,150)の数についても、1個でも3個以上でもよく、カム170の付勢も上記スパイラルスプリング191,195による方法に限らない。
図7中の要部の拡大図である。 本形態例のリクライニング装置の外観を示す図である。 図2の切断線C−Cでの断面図である。 図2の背面図である。 図2の切断線D−Dでの断面図である。 図3の切断線E−Eでの断面図である。 図6のレリーズプレートを取り除いた図である。
符号の説明
100 ベースプレート
120 操作シャフト
130 ラチェットプレート
133 内歯
140,150 ポール
145a,155a ポールストッパ面
141,151 外歯
144,154 カム溝
170 カム
174e,175e カムストッパ面
180 レリーズプレート
183,184 突起

Claims (2)

  1. ベースプレートに対してラチェットプレートが回転可能に重ねられ、その回転中心軸上には操作シャフトが配置され、前記ラチェットプレートの前記ベースプレートとの対向面には、前記操作シャフトを中心とする円形状の凹部が形成され、かつ該凹部の内周壁面には内歯が形成され、さらに前記凹部には、前記内歯に歯先円の半径方向から係脱可能な外歯を前端面側に有するポールが配置され、一方、前記ベースプレートには、前記ポールを前記半径方向に摺動案内するガイド突起が設けられ、前記ポールの後端面側の空間には、前記操作シャフトと共に回動可能なカムが配置され、付勢手段により、該カムは前記ポールの後端面を押圧し前記ポールの外歯を前記ラチェットプレートの内歯に噛合させる方向に付勢されており、該付勢手段の付勢力に抗して、前記操作シャフトでもって前記カムを回転させる際には、レリーズ手段が前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させ、前記ポールの外歯を前記ラチェットプレートの内歯から離脱させるリクライニング装置であって、
    前記カムと前記ポールとに、
    前記ポールの外歯が前記ラチェットプレートの内歯から離脱すると、当接して、前記カムのそれ以上の回転を禁止すると共に、前記ポールを前記ラチェットプレートの内歯に噛合する方向と交差する方向に押すカムストッパ面と、ポールストッパ面とを形成したことを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記ポール及び前記カムは、前記ベースプレートの同一平面上に配置され、さらに、前記ポールの前記ラチェットプレート側の面にはカム溝、該カム溝に係合する突起のうちのいずれか一方が形成され、
    前記レリーズ手段は、
    前記カムと共に回転し、前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるためのレリーズプレートを有し、該レリーズプレートは、その一方の面が前記ポール及び前記カムと重なり、他方の面が前記ラチェットプレートに摺接するように配置されると共に、その回転端部には、前記カム溝、該カム溝に係合する突起のうちの他方が形成され、前記カム溝と前記突起との相互作用によって、前記ポールを前記カムの回転中心側に強制的に移動させるものであることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
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