JP5043367B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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本発明は、着座者の臀部を支持するシートクッション側に設けられた第1の部材と、着座者の背部を支持するシートバック側に設けられ、前記第1の部材に対して回転可能に設けられた第2の部材と、前記第1の部材、第2の部材のうちの一方の部材に設けられた係合部と、前記第1の部材、第2の部材のうちの他方の部材に設けられ、前記係合部が係脱可能な被係合部と、前記係合部を前記被係合部と係脱させる係脱部と、該係脱部を駆動する操作部と、該操作部の動きを前記係脱部へ伝達する伝達部と、前記係合部が前記被係合部に係合する方向に付勢する付勢手段とを有するリクライニング装置に関する。
リクライニング装置は、着座者の臀部を支持するシートクッション側に設けられた第1の部材と、着座者の背部を支持するシートバック側に設けられ、前記第1の部材に対して回転可能に設けられた第2の部材と、前記第1の部材、第2の部材のうちの一方の部材に設けられた係合部と、前記第1の部材、第2の部材のうちの他方の部材に設けられ、前記係合部が係脱可能な被係合部と、前記係合部を前記被係合部と係脱させる係脱部と、該係脱部を駆動する操作部と、該操作部の動きを前記係脱部へ伝達する伝達部と、前記係合部が前記被係合部に係合する方向に付勢する付勢手段とを有している。
付勢手段の付勢力に抗して、操作部を操作して、係脱部を駆動し、係合部を被係合部から離脱させると、第2の部材(シートバック)の第1の部材(シートクッション)に対する回転が許可され(アンロック状態)、シートバックは、シートクッションに対して回転可能となる。操作手段の操作力を解除すると、付勢手段の付勢力により、係合部が被係合部に係合し、第2の部材(シートバック)の第1の部材(シートクッション)に対する回転が禁止される(ロック状態)。
このようなリクライニング装置にあっては、2つの付勢手段を有するものがある。1つは、係合部が前記被係合部に係合する方向に係脱部を付勢する第1の付勢手段である。もう1つは、係合部が前記被係合部に係合する方向に前記操作部を付勢する第2の付勢手段である(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−197534公報
操作部はリクライニング装置の外部にあり、係脱部はリクライニング装置の内部にある。よって、操作部の動きをリクライニング装置の内部にある係脱部へ伝達する機構部が設けられている。
又、2つの付勢手段を有し、係合部が前記被係合部に係合する方向(ロック方向)に前記操作部が付勢されているリクライニング装置にあっては、操作部から係脱部との間には、アンロック方向のガタがある。
よって、リクライニング装置をアンロック状態としようとする場合には、操作部から係脱部との間のガタがなくなってから、操作部の動きが係脱部へ伝達され、係脱部が被係合部から離脱して、第2の部材(シートバック)の第1の部材(シートクッション)に対する回転が許可される。
よって、アンロック操作時の応答性が悪いという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、アンロック操作時の応答性がよいリクライニング装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、着座者の臀部を支持するシートクッション側に設けられた第1の部材と、着座者の背部を支持するシートバック側に設けられ、前記第1の部材に対して回転可能に設けられた第2の部材と、前記第1の部材、第2の部材のうちの一方の部材に設けられた係合部と、前記第1の部材、第2の部材のうちの他方の部材に設けられ、前記係合部が係脱可能な被係合部と、前記係合部を前記被係合部と係脱させる係脱部と、
該係脱部を駆動する操作部と、前記第2の部材の回転中心軸に配置されたシャフトであって、前記操作部に固定され、前記操作部の動きを前記係脱部へ伝達する伝達部と、前記係合部が前記被係合部に係合する方向に付勢する付勢手段と、を有するリクライニング装置において、前記付勢手段は、係合部が前記被係合部に係合する方向に前記係脱部を付勢する第1の付勢手段と、前記伝達部に係止され、前記係合部が前記被係合部に係合する方向と反対方向に前記伝達部を付勢する第2の付勢手段と、からなり、前記第1の付勢手段の付勢力を前記第2の付勢手段の付勢力より大きく設定したことを特徴とするリクライニング装置である。
前記第1の付勢手段の付勢力は前記第2の付勢手段の付勢力より大きく設定されている。よって、操作部を操作していない状態では、付勢手段の第1の付勢手段の付勢力により、係合部が被係合部に係合し、第2の部材の第1の部材に対する回転が禁止されている。
ここで、付勢手段の付勢力に抗して、操作部を操作して、係脱部を駆動し、係合部を被係合部から離脱させると、第2の部材の第1の部材に対する回転が許可され、シートバックは、シートクッションに対して回転可能となる。そして、操作手段の操作力を解除すると、付勢手段の付勢力により、係合部が被係合部に係合し、第2の部材の第1の部材に対する回転が禁止される。
請求項2に係る発明は、前記被係合部は、前記第1の部材、第2の部材のうちの一方の部材に、回転中心軸を中心として円周上に形成された内歯であり、前記係合部は、前記第1の部材と、第2の部材との間に配置されたポールに形成され、前記内歯に噛合可能な外歯であり、前記係脱部は、前記ポールを前記円周の半径方向に案内するガイド,前記回転中心軸に回転可能に設けられ、前記ポールの背部に当接可能なカムであり、前記伝達部は、前記回転中心軸に配置され、前記カムと一体となって回転するシャフトであり、前記操作部は、前記シャフトに取り付けられたレバーであることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置である。
請求項3に係る発明は、外端部が前記第2の部材に係止され、内端部が前記第1の部材に係止され、前記シートクッションを前倒れ方向に付勢する円環状のスパイラルスプリングを有し、前記第2の付勢手段は、前記スパイラルスプリングの内周内に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のリクライニング装置である。
請求項1−請求項に係る発明によれば、第2の付勢手段は、係合部が前記被係合部に係合する方向と反対方向に前記操作部を付勢しているので、操作部から係脱部までの間には、アンロック方向のガタがない。よって、アンロック操作時の応答性がよい。
図1〜図10を用いて本発明の実施の形態例を説明する。まず図6に示すように、本形態例のリクライニング装置では、シートクッション側のロアアーム201に第2の部材としてのベースプレート100が取り付けられ、シートバック側のアッパアーム202に、第1の部材としてのラチェットプレート130が取り付けられる。
図5〜図8に示すように、円盤状のベースプレート(第1の部材)100に対して、円盤状のラチェットプレート(第2の部材)130を嵌合することで、両者は相対回転可能に重ねられている。これらベースプレート100・ラチェットプレート130間に、ベースプレート100・ラチェットプレート130間の相対回転角度を調整する後述の角度調整機構を設けることで、リクライニングユニット90が完成する。
筒状の取り付け金具205は、ベースプレート100とラチェットプレート130とを外側から包み込み、ベースプレート100からラチェットプレート130が離反することを禁止するものである。具体的には、取り付け金具205はその一端がベースプレート100の外周部分に係止され、他端側のラチェットプレート保持部205aがラチェットプレート130を回転中心軸方向から押さえている。
ベースプレート100及びラチェットプレート130の回転中心軸上の位置には、穴101,穴131が形成されており、これら穴101,穴131に伝達部としての操作シャフト120が挿通されている。ラチェットプレート130のベースプレート100との対向面には、図6及び図8に示すように、操作シャフト120を中心とする円形状の凹部132が形成され、且つ該凹部132の内周壁面には被係合部としての内歯133が刻設されている。
ベースプレート100上の、ラチェットプレート130の凹部132との対向面にも、図6及び図8に示すように、凹部104が形成され、図9に示すように、この凹部104の底面には、ラチェットプレート130に向けて、一対のガイド突起105,106と、一対のガイド突起107,108とが突設されている。
本形態例では、鍛造を用いてベースプレート100を製造し、その際、ベースプレート100上におけるガイド突起105,106,107及び108の裏面側に凹部が形成されないように、言い換えれば、ガイド突起105,106,107及び108を中実状に形成し且つその周辺部分の肉厚を十分大きくとるようにして、ガイド突起105,106,107及び108の強度を上げている。
ベースプレート100におけるラチェットプレート130側とは反対側の面(ベースプレート100外表面)には、複数の突起100aが、穴101(回転中心軸Oと同軸)を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。ラチェットプレート130におけるベースプレート100側とは反対側の面(ラチェットプレート130の外表面)にも、複数の突起130aが、穴131を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。
ポール140は、ラチェットプレート130の内歯133に歯先円の半径方向から係脱可能な、係合部としての外歯141を前端面側に有するもので、図9に示すように、ガイド突起105,106のガイド面105a,106aに挟まれて、ラチェットプレート130の回転中心軸と直交する方向、すなわち内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内されている。
ポール150もポール140と全く同様な形状をしており、ガイド突起107,108のガイド面107a,108aに挟まれて、内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内され、前端面側の外歯151がラチェットプレート130の内歯133に噛合できるように構成されている。
ポール140,150の後端面146,156側の空間には、操作シャフト120と共に回動可能な係脱部としてのカム170が配置されている。すなわち、操作シャフト120の中間部には、図6に示すように、断面小判形部分123が形成されており、この断面小判形部分123が、カム170の小判穴171に嵌合している。これにより、操作シャフト120とカム170とが相対回転不可状態に嵌合し、カム170は操作シャフト120と共に一体となって回転することになる。
ポール140,150及びカム170は、同一の板厚に形成され、且つ、ベースプレート100の同一平面上に配置されている。カム170には、カム170の回転時にポール140,150の背部である後端面146,156を押圧しポール140,150の外歯141,151をラチェットプレート130の内歯133に噛合させるための傾斜カム面174b,175bが設けられている。この機能を発揮するために、傾斜カム面174b,175bの傾斜方向は、カム170がロック時回転方向に回転すると、傾斜カム面174b,175bとポール140,150の後端面146,156との接触点がカム170の回転中心軸Oから遠ざかる方向に設定されており、例えば図10における傾斜カム面175bについて示せば、右上がりの曲線または直線となる。
また、カム170には、該傾斜カム面174b,175bよりもカム170のロック時回転方向(図10における反時計方向)における前側に位置すると共に、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合時にはポール140,150の後端面146,156の端部(カム170のロック時回転方向における前側部分)に隙間を介して対向する支持面174a,175aが設けられている。この支持面174a,175aは、ラチェットプレート130からポール140,150に図10における反時計方向の荷重が加わった際には、ポール140,150の後端面146,156の端部に当接してこれを支え、それ以上のポール140,150の傾きを禁止するものである。
さらにカム170には、該傾斜カム面174b,175bよりもカム170のロック時回転方向における後側に位置すると共に、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合時にはポール140,150の後端面146,156の端部(カム170のロック時回転方向における後側部分)に対向する支持面174c,175cが設けられている。この支持面174c,175cは、ラチェットプレート130からポール140,150に図10における時計方向の荷重が加わった際には、ポール140,150の後端面146,156の端部に当接してこれを支え、それ以上のポール140,150の傾きを禁止するものである。
ポール140,150のラチェットプレート130側の面には、カム溝144,154が形成されている(本形態例では、カム溝144,154はベースプレート100側の面まで貫通した穴となっている)。また、レリーズ手段を構成するレリーズプレート180は、その一方の面がポール140,150及びカム170と重なり、他方の面がラチェットプレート130に摺接するように配置されている。レリーズプレート180の中央部には、操作シャフト120が挿通する穴181が穿設されている。
図9及び図10に示すようにカム170には、ラチェットプレート130側に突き出た突起176,177が形成されており、この突起176,177が、レリーズプレート180の穴181の縁部に形成され半径方向に延出する小長穴182,183に嵌合されている。このため、カム170とレリーズプレート180とは連動して回転することになる。
さらに図6及び図9に示すように、レリーズプレート180の回転端部には、カム溝144,154に係合する突起183,184がプレス成形等により形成されている。カム溝144,154の形状は、レリーズプレート180が図9における時計方向に回転すると、カム溝144,154と突起183,184との相互作用によって、ポール140,150をカム170の回転中心側に強制的に移動するように設定されている。
図9及び図10に示すように、第1の付勢手段としてのスパイラルスプリング191,195は、内端がベースプレート100のフック111,112に掛止され、外端がカム170の段部178,179に掛止されたもので、カム170がポール140,150の後端面146,156を押すようにカム170を回動付勢するものである。即ち、第1の付勢手段であるスパイラルスプリング191,195は、係合部であるポール140,150の外歯141,151が、被係合部である内歯133に係合する方向に係脱部であるカム170を付勢するものである。
又、図6に示すように、ポール140の板厚は、ラチェットプレート130の凹部132の底面、レリーズプレート180、ベースプレート100の凹部104の底面に若干の隙間をもって対向するような板厚に設定され、ラチェットプレート130の回転中心軸方向に移動しないようになっている。よって、図6に示すように、ポール140の外歯141は、歯幅方向でラチェットプレート130の内歯133と噛合しない部分がある。
そして、図1−3に示すように、操作シャフト120には、操作部としての操作レバー251が溶接等の手法で取り付けられている。一方、ロアアーム201の上部には、スプリングフック203が形成されている。そして、内端部が操作シャフト120の外部に露出した端面に形成されたすり割り120aに係止され、外端部がスプリングフック203に係止された第2の付勢手段としてのスパイラルスプリング211が設けられている。このスパイラルスプリング211は、係合部であるポール140,150の外歯141,151が、被係合部である内歯133に係合する方向と反対方向に操作部である操作レバー251を付勢するものである。
そして、第1の付勢手段であるスパイラルスプリング191,195の付勢力は、第2の付勢手段であるスパイラルスプリング211の付勢力より大きく設定されている。
これら第1の付勢手段であるスパイラルスプリング191,195と、第2の付勢手段であるスパイラルスプリング211とで、係合部であるポール140,150の外歯141,151が、被係合部である内歯133に係合する方向に付勢する付勢手段が構成されている。
また、アッパアーム202の下部にもスプリングフック204が形成されている。そして、内端部が前述したロアアーム201のスプリングフック203に係止され、外端部がスプリングフック204に係止されたスパイラルスプリング221が設けられている。このスパイラルスプリング221の付勢力により、アッパアーム202は前傾れ方向に付勢されている。
上記構成のリクライニング装置の作動を説明する。ロック状態では、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押して、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合した状態にあり、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止されている。
このロック状態への移行時の動きについて説明すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力を受けたカム170は、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合する方向にまず回転する。これにより、カム170の傾斜カム面174b,175bがポール140,150の後端面146,156を押圧し、ポール140,150は、その外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合する半径方向に移動する。
ポール150の外歯151とラチェットプレート130の内歯133とが噛合したロック状態において、車両の衝突等によりラチェットプレート130からポール150に荷重がかかると、ポール150はカム170の傾斜カム面175b及び支持面175a,175cによって支えられることになる。
ロック状態において、スパイラルスプリング191,195の付勢力に抗して、操作シャフト120を図10において時計方向に回転させ、カム170も時計方向に回転させると、カム170のポール140,150の後端面146,156への押圧が解除されると共に、レリーズプレート180の突起183,184がポール140,150のカム溝144,154の傾斜壁面に摺接し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133より離れる方向にポール140,ポール150が後退し、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合が解除され、ラチェットプレート(シートバック)130は、傾動可能となる(アンロック状態)。
シートバックを所望の角度まで傾動させ、操作シャフト120への操作力を解除すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に再び噛合し、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止された状態に復帰する。
このような形態例の構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本形態例では、操作シャフト120の中間部には、図6に示すように、断面小判形部分123が形成されており、この断面小判形部分123が、カム170の小判穴171に嵌合している。よって、操作シャフト120とカム170との間にはガタがある。
一方、第2の付勢手段であるスパイラルスプリング211は、係合部であるポール140,150の外歯141,151が、被係合部である内歯133に係合する方向と反対方向に操作部である操作レバー251を付勢しているので、操作シャフト120とカム170との間には、アンロック方向のガタがない。よって、アンロック操作時の応答性がよい。
尚、操作シャフト120とカム170との間にガタがない場合でも次のような効果を得ることができる。
近年、部品の共通化を図ることがなされている。リクライニング装置においても、リクライニングユニット90を共通部品とすることがなされている。リクライニングユニット90を共通部品とした場合、リクライニングユニット90は、一番生産台数が多い車種である普通車のリクライニング装置にあわせて設計される。
しかし、リクライニングユニット90が取り付けられるクライニング装置が小形で、操作レバーのレバー長が普通車並みに確保できない場合がある。この場合、第2の付勢手段であるスパイラルスプリング211の付勢力及び付勢方向が普通車の設定のままであると、操作力が重くなる。
そこで、付勢手段(第1の付勢手段であるスパイラルスプリング191,195と、第2の付勢手段であるスパイラルスプリング211)により、係合部であるポール140,150の外歯141,151が、被係合部である内歯133に係合する方向に付勢する範囲内で、本形態例のように付勢手段を構成する第2の付勢手段であるスパイラルスプリング211の付勢力の付勢方向及び付勢力の大きさを変えることで、最適な操作力を得ることができる。
形態例の発明部分を説明する図である。 図1のスパイラルスプリングの係止を説明する斜視図である。 図1の切断線A−Aでの断面図である。 形態例におけるアッパアームを示す図である。 形態例におけるリクライニングユニットの正面図である。 アッパアームやロアアームを追加した図5の切断線C−Cでの断面図である。 図5に示したリクライニングユニットの背面図である。 図5の切断線D−Dでの断面図である。 図6の切断線E−Eでの断面図である。 図9のレリーズプレートを取り除いた図である。
符号の説明
133 内歯(被係合部)
140,150 ポール
141,151 外歯(係合部)
191,195 スパイラルスプリング(第1の付勢手段)
211 スパイラルスプリング(第2のスプリング)

Claims (3)

  1. 着座者の臀部を支持するシートクッション側に設けられた第1の部材と、
    着座者の背部を支持するシートバック側に設けられ、前記第1の部材に対して回転可能に設けられた第2の部材と、
    前記第1の部材、第2の部材のうちの一方の部材に設けられた係合部と、
    前記第1の部材、第2の部材のうちの他方の部材に設けられ、前記係合部が係脱可能な被係合部と、
    前記係合部を前記被係合部と係脱させる係脱部と、
    該係脱部を駆動する操作部と、
    前記第2の部材の回転中心軸に配置されたシャフトであって、前記操作部に固定され、前記操作部の動きを前記係脱部へ伝達する伝達部と、
    前記係合部が前記被係合部に係合する方向に付勢する付勢手段と、
    を有するリクライニング装置において、
    前記付勢手段は、
    係合部が前記被係合部に係合する方向に前記係脱部を付勢する第1の付勢手段と、
    前記伝達部に係止され、前記係合部が前記被係合部に係合する方向と反対方向に前記伝達部を付勢する第2の付勢手段と、
    からなり、
    前記第1の付勢手段の付勢力を前記第2の付勢手段の付勢力より大きく設定したことを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記被係合部は、前記第1の部材、第2の部材のうちの一方の部材に、回転中心軸を中心として円周上に形成された内歯であり、
    前記係合部は、前記第1の部材と、第2の部材との間に配置されたポールに形成され、前記内歯に噛合可能な外歯であり、
    前記係脱部は、前記ポールを前記円周の半径方向に案内するガイド,前記回転中心軸に回転可能に設けられ、前記ポールの背部に当接可能なカムであり、
    前記伝達部は、前記回転中心軸に配置され、前記カムと一体となって回転するシャフトであり、
    前記操作部は、前記シャフトに取り付けられたレバーであることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 外端部が前記第2の部材に係止され、内端部が前記第1の部材に係止され、前記シートクッションを前倒れ方向に付勢する円環状のスパイラルスプリングを有し、
    前記第2の付勢手段は、前記スパイラルスプリングの内周内に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のリクライニング装置。
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