JP2010104703A - シートリクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リクライナの回転強度を上げる。
【解決手段】シートクッションに結合された固定部材2と、該固定部材2に対して回動自在であってシートバックに結合され回動部材3と、該回動部材3の内周面に形成された内歯3aと、該内歯3aに噛み合う外歯4aを有するロックツース4と、該ロックツース4を軌道に沿って案内するガイド手段5と、ロックツース4を押し出して外歯4aを内歯3aに噛合させ固定部材2に対する回動部材3の回動をロックするカム6と、該カム6をロック方向へ回転付勢する渦巻きばね7と、該渦巻きばね7の付勢力に抗してカム6をロック解除方向へ回転させる操作レバーとを備え、ガイド手段5としてロックツース4の両側部に、固定部材2へ向って軸方向へ突出する一対のガイド突起4bを形成し、該ガイド突起4bが入り込んでロックツース4を案内するガイド溝2aを固定部材2の内面に夫々形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートリクライニング装置の回転強度を大きくすることにより、外径寸法を小さくしても回転強度が低下しないようにしたものである。
車両用のシートリクライニング装置は、シートクッションと該シートクッションに対して回動するシートバックとの間にリクライナを設けて構成されている。即ち、シートクッションに設けたクッション側アームとシートバックに設けたバック側アームとがリクライナを介して相対的に回動可能に連結されている。
シートクッションやシートバックを小型化するために、クッション側アームやバック側アームの幅寸法を小さくしたいという要求があり、そのためにはリクライナの外径寸法を小さくすることが必要になる。外径寸法を小さくしても回動を規制するための強度は従来と同程度に保持されなければならず、リクライナの回動を規制するための部分の強度が問題になる。
従来のシートリクライニング装置に係る発明としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。クッション側アームまたはバック側アームとのいずれか一方に結合されたハウジング12の内部には3つの爪16が揺動可能に設けられており、カム18により押し出された爪16が揺動し、該爪16の歯付面40がクッション側アームまたはバック側アームとの他方に結合されたカバープレート14の内周面の歯60に噛み合うと、カバープレート14がハウジング12に対してロックされ、バック側アームがロックされる。カバープレート14を回動させる過大な力が作用すると、爪16を回動させようとする力が作用し、ピポット突出部30または案内突出部32(内面凸部)により爪16の回動が規制される。一方、ハウジング12とクッション側アームまたはバック側アームとの相対的な回動は、ハウジング12の外面から突出すると共にクッション側アームまたはバック側アームに形成された嵌合孔に嵌合される円形の3つの突出部(外面凸部)により規制される。つまり、ハウジング12については、カバープレート14との相対的な回動は爪16を介して前記内面凸部により規制され、クッション側アームまたはバック側アームとの相対的な回動は前記外面凸部により規制される。
特開2002−521165号公報
ところが、特許文献1に記載のシートリクライニング装置は、内面凸部,外面凸部がいずれもエンボス加工して形成されるため、単一の円の内面と外面との同じ位置に両者を重ねて形成することができず、どちらか一方のみの形成となり、従って内面凸部を形成する部分の面積を大きくして回転強度を大きくしようとしても、内面凸部を大きくした分だけ外面凸部が小さくなり、その大きさには限界がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決し、回転強度を一段と大きくしたシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションと該シートクッションに対して回動自在なシートバックとのいずれか一方に結合された固定部材と、他方に結合され前記固定部材に対して回動自在な回動部材と、該回動部材に円形凹部が形成され該円形凹部の内周面に形成された内歯と、該内歯に噛み合う外歯を有すると共に前記回動部材と前記固定部材との間に設けられたロックツースと、該ロックツースを前記外歯が前記内歯に噛み合う位置と噛み合いが解除される位置との間に形成される軌道に沿って案内するガイド手段と、前記軌道に沿って前記ロックツースを押し出して前記外歯を前記内歯に噛合させ前記固定部材に対する前記回動部材の回動をロックするカムと、該カムをロック方向へ回転付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記カムをロック解除方向へ回転させる操作レバーとを備えたシートリクライニング装置において、前記ガイド手段として前記ロックツースの両側部に、前記固定部材へ向って軸方向へ突出する一対のガイド突起を形成し、該ガイド突起が入り込んで前記ロックツースを案内する一対のガイド溝を前記固定部材の内面に夫々形成したことを特徴とする。
この発明によれば、カムによりロックツースを押し出すと、ロックツースは一対のガイド突起が一対のガイド溝に沿って移動し、外歯が内歯に噛み合うので、固定部材に対して回動部材がロックされる。ロック状態で回動部材を回動させる外力が作用すると、この外力が噛合部を介してロックツースを回動させる方向に作用し、一対のガイド溝の内壁が一対のガイド突起を支持する。このとき、ガイド突起には剪断力が作用する一方、固定部材には圧縮力が作用する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のシートリクライニング装置において、前記一対のガイド突起のうちの少なくとも一方の一部又は全部が、前記ロックツースの外歯形成部位よりも内側に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、一対のガイド突起のうちの少なくとも一方の一部又は全部が、ロックツースの外歯形成部位の側面よりも内側に設けられているので、ロックツースの円周方向の幅寸法を小さくすることができ、固定部材に円周方向に沿ってロックツースを配置した場合に円周方向でロックツースの占有する角度が小さくなり、円周方向に沿って配置するロックツースの数を増やすことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1〜2のいずれかに記載のシートリクライニング装置において、前記固定部材の内面に前記ガイド溝を形成することにより前記固定部材の外面には凸部が形成され、該凸部が前記固定部材を前記シートクッションまたは前記シートバックに結合したときの回り止め部となることを特徴とする。
この発明によれば、例えばエンボス加工により固定部材の内面にガイド溝を形成すると、固定部材の外面には必然的に凸部が形成されるので、該凸部を、固定部材をシートクッションまたはシートバックに結合する際の回り止め部として用いることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のシートリクライニング装置において、前記ロックツースの前記軌道が前記固定部材の半径方向に沿った直線であり、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝とが少なくとも一対のうちの一方と他方との内側どうしあるいは外側どうしに設けられて互いに平行な一対のガイド面で接していることを特徴とする。
この発明によれば、カムの回動により、ロックツースが半径方向外側へ直線移動し、その外歯が回動部材の内歯と噛み合い、回動部材が固定部材に対してロックされる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のシートリクライニング装置において、前記ロックツースの前記軌道が、前記内歯の内側近傍を中心とする円弧であり、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝とが前記円弧と同心の円弧状のガイド面どうしで接していることを特徴とする。
この発明によれば、カムの回動により、ロックツースが半径方向外側へ円弧に沿って移動し、その外歯が回動部材の内歯と噛み合い、回動部材が固定部材に対してロックされる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のシートリクライニング装置において、前記一対のガイド突起は、前記円弧の中心まわりに略90度をなす位置に配置され、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝とが前記ガイド突起と前記ガイド溝とに設けられたガイド面で夫々接していることを特徴とする。
この発明によれば、ロックツースの一対のガイド突起に形成された4つのガイド面と固定部材の4つのガイド溝との摺動接触する部分が、ロックツースの円弧軌道の中心まわりの4方向を支持する関係にあるので、ロックツースの移動が円滑になると共にロックツースのがたつきが抑制される。
請求項7に係る発明は、請求項1〜3に記載のシートリクライニング装置において、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝との一対のうちの少なくとも一方は、前記ロックツースの前記軌道が半径方向に沿っており、一方のガイド突起と一方のガイド溝とが両側のガイド面で接することを特徴とする。
この発明によれば、一対のガイド突起の少なくとも一方は回動部材の回動中心を中心とする円周方向の両側でガイド溝と摺動接触するため、ロック時には少なくとも一方のガイド突起と一方のガイド溝とが回動部材のいずれの方向への回動も阻止することになる。
請求項1に係るシートリクライニング装置によれば、ロックツースの外歯を挟んだ両側部に固定部材へ向って軸方向へ突出する一対のガイド突起を形成し、該ガイド突起を案内する一対のガイド溝を固定部材の内面に夫々形成したので、ロック状態で回動部材を回動させる外力が作用すると、ガイド突起には剪断力が作用する一方、固定部材には圧縮力が作用し、外歯を有するロックツースは熱処理が施されて固定部材よりも強度が大きいので剪断力に対する強度が十分に保持されている一方、ガイド溝を介して固定部材に加わるのは圧縮力のみであり、圧縮力に対する強度は十分に保持されている。従って、回転強度を向上させながら固定部材には従来のように内部へ突出するガイド突起を設ける必要がないため、この空いたスペースの分だけ固定部材の外径寸法を小さくすることが可能となり、回転強度の向上と小径化とを同時に達成することが可能である。
請求項2に係るシートリクライニング装置によれば、一対のガイド突起のうちの少なくとも一方の一部又は全部がロックツースの外歯形成部位の側面よりも内側に設けられているので、固定部材の円周方向に沿って設けるロックツースの数を増やすことが可能となり、シートリクライニング装置の小径化と共に回転強度を更に大きくできる。
請求項3に係るシートリクライニング装置によれば、固定部材の内面にガイド溝を形成すると、固定部材の外面には必然的に凸部が形成されるので、該凸部を、固定部材をシートクッションまたはシートバックに結合する場合の回り止め部として用いることができる。従って、固定部材の外面に別個に凸部を形成する必要がない。
請求項4に係るシートリクライニング装置によれば、一対のガイド突起と一対のガイド溝とが互いに平行な一対のガイド面どうしによって接しているので、カムの回動により、ロックツースの一対のガイド突起が固定部材の一対のガイド溝に沿って半径方向外側へ直線移動し、その外歯が回動部材の内歯と噛み合い、回動部材が固定部材に対してロックされる。
請求項5に係るシートリクライニング装置によれば、一対のガイド突起と一対のガイド溝とが内歯の内側近傍を中心とする円弧状のガイド面で接しているのでカムの回動により、ロックツースの一対のガイド突起が固定部材の一対のガイド溝に沿って半径方向外側へ円弧状に移動し、その外歯が回動部材の内歯と噛み合い、回動部材が固定部材に対してロックされる。
請求項6に係るシートリクライニング装置によれば、ロックツースの一対のガイド突起に形成された4つのガイド面と固定部材の4つのガイド溝との摺動接触する部分が、ロックツースの円弧軌道の中心まわりの4方向を支持する関係にあるので、ロックツースの移動が円滑になると共にロックツースのがたつきが抑制される。
請求項7に係るシートリクライニング装置によれば、ロック時に回動部材によりロックツースがいずれの方向へ回動させられようとしても、一方のガイド突起と一方のガイド溝とがいずれの方向への回動をも阻止する。
以下、本発明によるシートリクライニング装置の実施の形態を、スライドタイプ(実施の形態1〜実施の形態3)と、揺動タイプ(実施の形態4〜実施の形態5)とに分けて説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1を図1,図2に基づいて説明する。
(構成)
車両には図2に示すシートが設けられている。即ち、座る部分であるシートクッション21が設けられ、該シートクッション21に対してシートバック22が車両の前後方向へ回動可能に取り付けられている。シートクッション21にはベースプレート23を介してリクライナ1の固定部材の部分が結合される一方、シートバック23にはアームプレート24を介してリクライナ1の可動部材の部分が結合されている。そして、シートクッション21に対してシートバック22を車両の前方である左側へ向かって倒すように付勢する図示しないスプリングが設けられている。
前記リクライナ1の構成を図1に示す。リクライナ1を構成する固定部材2は略円盤形であって内側には円形凹部が形成されている。一方、回動部材3は前記固定部材2の円形凹部に回動自在に嵌め込まれている。該回動部材3にも円形凹部が形成され、該円形凹部の内周面には内歯3aが形成されている。そして、固定部材2と回動部材3とはリング状のホルダ13により囲繞され、相対回転自在かつ軸方向へ相対的に移動しないように規制されている。
前記固定部材2の円形凹部と前記回動部材3の円形凹部とで形成される空間の中心位置にカム6が設けられると共に、該カム6と半径方向外側の内歯3aとの間には一対のロックツース4が設けられている。該ロックツース4には前記内歯3aに噛み合う外歯4aが形成されている。そして、該外歯4aが前記内歯3aに噛み合う位置と噛み合いが解除される位置との間に形成される軌道であって固定部材2の半径方向の軌道に沿って、ロックツース4を案内するガイド手段5が設けられている。
該ガイド手段5について説明する。前記ロックツース4の外歯4aを挟んだ両側部に、固定部材2へ向って軸方向へ突出する一対のガイド突起4bが形成されている。該ガイド突起4bは、前記外歯4aが形成された歯幅寸法W0の外歯形成部位よりも外側に形成されている。このため、ロックツース4の全幅は、W0よりも大きいW1となる。一方、固定部材2の内面には、前記ガイド突起4bが入り込んでロックツース4を案内するガイド溝2aがエンボス加工により夫々形成されている。これにより、一対のガイド突起4bの夫々に平行に形成される左右の側面4c,4dが、これらと対向する前記ガイド溝2aの左右の内壁2b,2eに夫々摺動接触している。これにより、一対のガイド突起4bの側面4c,4dおよびガイド溝2aの内壁2b,2eがガイド面として機能し、こられのガイド面に案内されてロックツース4は固定部材2の半径方向に沿う直線軌道に沿って移動することができる。なお、平行な4つのガイド面が全て摺動接触する構成にするのは寸法のばらつきがあるために難しく、ガタの発生に繋がる虞がある。そのため、一対のガイド突起4bと一対のガイド溝2aとは一方と他方の内側(側面4cと内壁2e)どうしあるいは外側(側面4dと内壁2b)どうしが常に接するように対向するガイド面の間の隙間(クリアランス)が設定される。
一対のロックツース4を前記直線軌道に沿って半径方向外側へ押し出して前記外歯4aを前記内歯3aに噛合させ固定部材2に対する回動部材3の回動をロックするカム6が設けられている。該カム6には外歯4aを有する一対のロックツース4の背面を押圧する押圧部6aと回り止め部6bとが形成されている。該回り止め部6bは、回動部材6に外力が作用してロックツース4に回転力が作用した場合に、ロックツース4が押圧部6aを中心として回動して傾くのを規制する。そして、該カム6をロック方向である図中の反時計方向へ回転付勢する付勢手段として渦巻きばね7が設けられている。該渦巻きばね7は、固定部材2の内面に突出形成されたばね掛け凸部2cにその基端部を掛けた状態で固定され、先端部がカム6の相互に180度をなす位置に形成されたバネ掛け凸部6cに掛けられている。
一方、これらのロックツース4を半径方向中心部へ向って復帰させるため、軸方向でのカム6と回動部材3との間に解除プレート14が設けられ、該解除プレート14はカム6と一体に結合されている。該解除プレート14にはカム面14aを有する略三角形のカム孔14bが形成され、該カム孔14bにはロックツース4から軸方向へ突出する突起部4eが挿通されている。このため、解除プレート14を時計方向へ回動させると、一対のロックツース6が半径方向中心部へ向って復帰する。
このほか、カム6には略四角形の中心孔6dが形成され、該中心孔6dには図2に示す操作軸25が嵌め込まれ、該操作軸25には操作レバー26が設けられている。この操作レバー26は、渦巻きばね7の付勢力に抗して前記カム6および前記解除プレート14を時計方向へ回転させてロック解除するために設けられる。また、操作軸25は固定部材2と回動部材3の中心に設けた図示しない中心孔を貫通して回動可能に支持されている。
前記のように固定部材2の内面にガイド溝2aがエンボス加工により形成されていることから、図1(a)に示すように固定部材2の外面には凸部2dが形成され、図2のように固定部材2を前記シートクッション21の前記クッション側アーム23に結合すると、該凸部2dがクッション側アーム23の嵌合孔23aに嵌合され回り止め部となる。なお、凸部2dとは別個に、固定部材2の一対の凸部2dの間の部分に外方へ突出する回り止め部を設けることもできる。
内歯3a,外歯4aが形成される回動部材3,ロックツース4および前記カム6は、硬さが要求されることから焼き入れ等の熱処理(硬化処理)が施される一方、ガイド面の寸法に精度が要求される前記固定部材2には熱処理が施されていない。
(作用)
次に、シートリクライニング装置の作用を説明する。
この発明によれば、渦巻きばね7の付勢力によりカム6が図1中の反時計方向へ回動させられ、これによりロックツース4が半径方向外側へ押し出される。即ち、ロックツース4の一対のガイド突起4bが一対のガイド溝2aに沿って移動し、外歯4aが内歯3aに噛み合うので、固定部材2に対して回動部材3がロックされる。ロック状態で固定部材2に対して回動部材3を回動させる外力が作用すると、回動部材3の回動が噛合部を介してロックツース4へ伝わる。ロックツース4は一対のガイド突起4bを有しており、該一対のガイド突起4bの側面4c,4dが一対のガイド溝2aの内壁2b,2eにより支持される。このとき、ガイド突起4bには剪断力が作用する一方、固定部材2には圧縮力が作用する。前記のように外歯4aを有するロックツース4には焼き入れ等の熱処理が施されて固定部材2よりも強度が大きいので剪断力に対する強度が十分に保持されている一方、ガイド溝2aの内壁2b,2eを介して固定部材2に加わるのは圧縮力のみであり、圧縮力に対する強度は十分に保持されている。また、ロックツース4を介して作用する外力は、一方のガイド突起4bの側面4cを一方のガイド溝2aの内壁2eが支持し、他方のガイド突起4bの側面4dを他方のガイド溝2aの内壁2dが支持することにより、一対のガイド突起4bを固定部材2の一対のガイド溝により支持するため、回転強度の大幅な向上を図ることができる。従って、従来のように固定部材2に内方へ突出するガイド突起を設ける必要がなく、この空いたスペースの分だけ固定部材の外径寸法を小さくすることが可能となり、回転強度の向上と小径化とを同時に達成することが可能である。
次にシートバックの回動角度を変更するために操作レバー26を操作してカム6を渦巻きばね7の付勢力に抗して時計方向へ回動させる。すると、カム6と一体に回転する解除プレート14のカム面14aが突起部4eを押圧するので、一対のロックツース4は固定部材2の中心部へ向って後退し、ロックツース4の外歯4aが内歯3aから離れる。従ってシートバックが開放され、シートバックを回動させてその角度を自由に変更することができる。
この発明によれば、カム6の回動により、ロックツース4が半径方向外側へ直線移動し、その外歯4aが回動部材3の内歯3aと噛み合い、回動部材3が固定部材2に対してロックされる。
この発明によれば、例えばエンボス加工により固定部材2の内面にガイド溝2aを形成すると、固定部材2の外面には必然的に凸部2dが形成されるので、該凸部2dを、固定部材2をシートクッション21のクッション側アーム23に結合する場合の回り止め部として用いることができる。従って、固定部材2の外面に別個に凸部を形成する必要がない。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2を図3に基づいて説明する。この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図のように、前記一対のガイド突起4bの全体が、前記ロックツース4の外歯形成部位(W0の部分)よりも内側に一体に設けられている。このため、ロックツース4の全幅W2は、外歯4aの歯幅寸法W0と同じであって、W2=W0となる。
この発明によれば、一対のガイド突起4bが、前記ロックツース4の外歯形成部位よりも内側に設けられているので、ロックツース4の円周方向の幅(W2)を小さくすることができ、固定部材2に円周方向に沿ってロックツース4を配置した場合に円周方向でロックツース4の占有する角度が小さくなり、円周方向に沿って配置するロックツース4の数を増やすことが可能となる。従って、リクライナ1の更なる小径化と回転強度の向上を図ることができる。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
なお、この実施の形態では、2つのガイド突起4bの全体を前記ロックツース4の外歯4aの歯幅(W0)よりも内側に設けているが、一方のガイド突起4bをロックツース4の外歯4aの歯幅(W0)よりも内側に設け、他方のガイド突起4bを実施の形態1のようにロックツース4の外歯4aの歯幅(W0)よりも外側に設けてもよく、更には少なくとも一方のガイド突起4bの全体ではなく、一部をロックツース4の外歯4aの歯幅(W0)の内側に設けるようにしてもよい。
(c)実施の形態3
次に、実施の形態3を図4に基づいて説明する。この実施の形態は、実施の形態2の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
この実施の形態3は、実施の形態2と同様に、ロックツース4の全幅W2を、外歯4aの歯幅寸法W0と同じにし、W2=W0としたものである。そして、ロックツース4を円周方向に沿って均等に3つ配置したものである。
ロックツース4の全幅W2が小さいので、ロックツース4どうしの間に渦巻きばね7を配置しても、ロックツース4を円周方向に沿って3つ均等配置することが可能となる。ロックツース4の数が増えるので、リクライナ1の回転強度が大幅に向上する。
その他の構成,作用は実施の形態2と同じなので、説明を省略する。
(d)実施の形態4
次に、実施の形態4を説明する。
実施の形態1〜3はロックツースの軌道が固定部材の半径方向に沿う直線としたものであるが、実施の形態4はロックツースの軌道が回動部材の内歯の内側近傍を中心として描かれる円弧としたものである。その他の構成は同じなので、共通する部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図5〜図9に示すように、回動部材3の内歯3aを形成した円形凹部の内周面の内側近傍に設定した揺動中心Pを中心とする円弧に沿ってロックツース4を揺動させるため、固定部材2の内面には揺動中心Pを中心とする円弧状の2つのガイド溝8,9が形成されている。一方、ロックツース4には外歯4aを挟んだ両側に一対のガイド突起10,11が一体に形成されている。一方のガイド突起10は一部が外歯4aの歯幅よりも内側に位置して固定部材2へ向って軸方向へ突出してガイド溝8に嵌め込まれている。他方のガイド突起11は外歯4aの歯幅よりも外側に位置し、揺動中心Pを中心として前記一方のガイド突起10に対して略90度をなす位置に配置されており、固定部材2へ向って軸方向へ突出してガイド溝9に嵌め込まれている。図8(a)に示すように2つのガイド溝8,9のうちのガイド溝8はガイド面として前記揺動中心Pを中心とする円弧内壁8a,8b,8cを有しており、ガイド溝9はガイド面として前記揺動中心Pを中心とする円弧内壁9a,9bを有する。一方、図8(b)に示すように2つのガイド突起10,11のうちのガイド突起10は前記円弧内壁8b,8cと対向して摺動するガイド面として揺動中心Pを中心とする円弧側面10B,10Cを有しており、ガイド突起11は前記円弧内壁9a,9bと対向して摺動接触するガイド面として揺動中心Pを中心とする円弧側面11A,11Bを有する。なお、ガイド突起10は、円弧側面10Bよりも外歯4a側に、前記円弧内壁8aと対向する方向へ突出する突起10Aを有している。これは、回動部材3を介してロックツース4に図5の反時計方向の外力が作用し、円弧側面10Bが円弧内壁8bへ押し付けられる場合に、突起10Aが円弧内壁8aに食い込むことにより、ロックツース4が半径方向内側のカム6側へ移動しようとするのを軽減するようにしたものである。また、ガイド突起10の一部はロックツース4の外歯形成部位の側面、つまりは外歯4aが形成されている部分の端部よりも内側(右側)に位置しており、ガイド突起10の残りが外歯形成部位よりも外側(左側)に位置している。
これらの一対のガイド突起10,11は、揺動中心Pのまわりに略90度をなす位置に配置されており、対応する一対のガイド溝8,9と摺動接触する一対の円弧側面10B,10C,11A,11Bを備えているので、ロックツース4に円周方向の360度のいずれの方向から力が作用してもガイド突起10,11の円弧側面とガイド溝8,9の円弧内壁とが略90度間隔の4つの方向で当接し、ロックツース4が確実に支持される。即ち、図8(b)に示すように、ロックツース4が、揺動中心Pを中心として描いた円を外周面とする仮想固定軸12を有すると仮定した場合に、ガイド突起11の円弧側面11Bの部分が、仮想固定軸12の外周面12Aの部分に対応し、ロックツース4に斜め下方からから作用する力はガイド突起11の円弧側面11Bの部分を介してガイド溝9の円弧内壁9bで受けることになる。次に、ガイド突起10の円弧側面10Cの部分が同様にして仮想固定軸12の外周面12Bの部分に対応し、ロックツース4に左方から作用する力はガイド突起10の円弧側面10Cの部分を介してガイド溝8の円弧内壁8cで受けることになる。次に、ガイド突起11の円弧側面11Aの部分が同様にして仮想固定軸12の外周面12Cの部分に対応し、ロックツース4に斜め上方から作用する力はガイド突起11の円弧側面11Aの部分を介してガイド溝9の円弧内壁9aで受けることになる。最後に、ガイド突起10の円弧側面10Bの部分が同様にして仮想固定軸12の外周面12Dの部分に対応し、ロックツース4に右方から作用する力はガイド突起10の円弧側面10Bの部分を介してガイド溝8の円弧内壁8bで受けることになる。つまり、前記一対のガイド突起10,11における4つの円弧側面10B,10C,11A,11Bが前記ガイド溝8,9の円弧内壁8b,8c,9a,9bに略90度間隔で4つの方向から当接しているので、ロックツース4の揺動中心Pを中心とする半径方向の360度のいずれの方向への移動も規制され、ロックツース4の移動が円滑に行われると共にロックツース4のがたつきが抑制される。
前記ガイド溝9には円弧内壁9a,9bの間の一方の側面にバックアップ内壁9cが形成されており、該バックアップ内壁9cには階段状の段部9dが形成されている。一方、ガイド突起11にはバックアップ内壁9cに対向する側面に当接面11Cと摺動外周面11Dとが形成され、両者間には突出部11Eが形成されている。これは、外力により回動部材3が図5の時計方向へ回動させられた場合に、当接面11Cがバックアップ面9cに当接して、当接面11Cとバックアップ面9cとの隙間がなくなる前に、突出部11Eが段部9dに当接し、突出部11Eが段部9dから反力Fを受け、この反力Fの方向が突出部11Eから円弧側面11Bに引いた接線よりもカム6の中心側へ向うように構成し、これにより、ロックツース4の外歯4a側の部分とガイド突起11側の部分との間が破断する曲げモーメントの発生を防止している。即ち、外力により回動部材3が時計方向へ回動させられた場合には、ガイド突起11の円弧側面11Aがガイド溝9の円弧内壁9aに押圧されて揺動中心Pへ向って反力が作用するため、ロックツース4の外歯4aとは反対側の端部が反時計方向へ押圧されることになりロックツース4が破断する虞があるので、これを回避したものである。また、一方のガイド突起10の一対の円弧側面10B,10Cとこれと摺動接触するガイド溝8の円弧内壁8b,8cとが半径方向に沿って設けられ、回動部材3の円周方向の両側に並べて配置されているため、回動部材3が時計方向へ回動させられると、円弧側面10Cが円弧内壁8cに押圧されて反力が作用し、ロックツース4を介して回動部材3の回動を阻止する。
ロック状態で回動部材3を反時計方向へ回動させる外力が作用し、ガイド突起11がガイド溝9の内部で移動して内壁9eに当接すると、ガイド突起11が内壁9eに沿ってカム6の中心へ向かうことから、内歯3aへの外歯4aの噛み合いを外す方向の反力が発生する虞がある。このため、図5に示すようにロック時にガイド突起11がガイド溝9の内壁9eに当接しないように、両者間には大きな隙間Gが形成されている。そして、一方のガイド突起10の突起10Aと円弧側面10Bとがガイド溝8の円弧内壁8a,8bへ押圧されて反力が発生し、この反力がロックツース4を介して回動部材3に作用し、回動部材3の反時計方向への回動を阻止する。
このほか、図7に示すように実施の形態1〜3と同様にして固定部材2の内面にばね掛け凸部2cが突出形成され、該ばね掛け凸部2cに渦巻きばね7の基端部が掛けられ、先端部がカム6の相互に180度をなす位置に形成されたバネ掛け凸部6cに掛けられている。
実施の形態1〜3と同様に固定部材2の内面にガイド溝8,9がエンボス加工により形成されており、このため図9に示すように、固定部材2の外面には凸部2dが形成され、該凸部2dが固定部材2をシートクッションのクッション側アームに結合する場合の回り止め部となる。図6,図7に示すように、可動部材3の外面にも可動部材3をバック側アームに結合する場合の回り止め用の凸部3bが形成されている。
この実施の形態では、カム6には実施の形態1〜3に記載された押圧部6a,6bに代えて、ロック部6eとロック解除部6fとが形成されている。また、カム6の中心孔6dに図示しない操作軸が圧入結合されており、該操作軸には、渦巻きばね7の付勢力に抗して前記カム6をロック解除方向である時計方向へ回転させるため図2と同様に操作レバーが設けられている。
次に、作用を説明する。
この発明によれば、カム6の反時計方向への回動により、ロックツース4が半径方向外側へ揺動中心Pを中心とする円弧に沿って移動し、その外歯4aが回動部材3の内歯3aと噛み合い、回動部材3が固定部材2に対してロックされる。ロックツース4が円弧に沿って揺動する際には、ガイド突起10の円弧側面10B,10Cがガイド溝8の円弧内壁8b,8cと摺動し、ガイド突起11の円弧側面11A,11Bがガイド溝9の円弧内壁9a,9bと摺動する。
この発明によれば、一対のガイド突起10,11の4つの円弧側面10B,10C,11A,11Bがガイド溝8,9の円弧内壁8b,8c,9a,9bに当接するので、ロックツース4は揺動中心Pまわりの略90度間隔の4つの方向で支持されることになり、ロックツース4は揺動中心Pの円周方向のいずれの方向に対しても移動が規制されるため、ロックツース4の揺動が円滑に行われると共にロックツース4のがたつきが抑制される。
この発明によれば、一対のガイド突起10,11の少なくとも一方のガイド突起10は回動部材3の回動中心を中心とする円周方向の両側でガイド溝8の円弧内壁8b,8cと摺動接触するため、ロック時には少なくとも一方のガイド突起10と一方のガイド溝8とが回動部材3のいずれの方向への回動も阻止することになる。
このため、回動部材3が外力により図5の時計方向へ回動させられようとした場合は、ガイド突起10の円弧側面10cがガイド溝8の円弧内壁8cによって支持されると共にガイド突起11の円弧側面11Aと突出部11Eとがガイド溝9の内壁9aとバックアップ内壁9cとにより支持され、一対のガイド突起10,11と一対のガイド溝8,9とにより回動部材3の移動が阻止される。従ってリクライナ1の回転強度を大幅に向上させることができる。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
(E)実施の形態5
最後に、実施の形態5を図10に基づいて説明する。この実施の形態は、実施の形態4の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
前記実施の形態4はロックツースを2つ設けた場合の構成を示したものであり、この実施の形態5はロックツースを3つ設けた場合を示すものである。なお、この実施の形態では、カム6を付勢する図示しない渦巻きばねが回動部材3とカム6との軸方向間に配置され、一端がカム6に係止されると共に他端が固定部材2に係止されている。
その他の構成,作用は実施の形態4と同じなので、説明を省略する。
なお、実施の形態4,5は一方のガイド突起の一部がロックツースの外歯形成部位の側面よりも内側に設けられている構成を採用したものであるが、ガイド突起の全部がロックツースの外歯形成部位の側面よりも内側に位置する構成を採用することもできる。また、ガイド突起の全部がロックツースの外歯形成部位の側面よりも外側に位置する構成を採用することもできる。更に、固定部材の内面にガイド溝を形成することにより固定部材の外面には凸部が形成され、該凸部が固定部材をシートクッションまたはシートバックに結合する際の回り止め部となる構成を採用したものであるが、固定部材の外面にガイド溝形成による凸部とは別個に外面に突出する周り止め部が形成される構成を採用してもよい。更に、実施の形態4〜5は一対のガイド突起の4つの側面がガイド溝の4つの内壁に当接している場合の構成を採用したものであるが、ガイド面には幅があるため相互に当接する側面と内壁とは少なくとも3つあればよい。即ち、隣り合うガイド面のなす角度が160度よりも小さくなるようにして円周方向の少なくとも3方向から支持されればロックツースの移動を規制できるからである。また更に、リクライナの固定部材をシートクッションに固定し、回動部材をシートバックに結合したが、この逆の組み合わせであっても良い。
シートリクライニング装置に係り、(a)は(b)のA−A矢視図、(b)は一部破断して示す正面図(実施の形態1)。 シートリクライニング装置の外観図(実施の形態1)。 シートリクライニング装置に係り、(a)は(b)のB−B矢視図、(b)は一部破断して示す正面図(実施の形態2)。 シートリクライニング装置に係り、(a)は(b)のC−C矢視図、(b)は一部破断して示す正面図(実施の形態3)。 シートリクライニング装置を一部破断(図6のE−E矢視)して示す正面図(実施の形態4)。 図5のD−D矢視図(実施の形態4)。 シートリクライニング装置の分解斜視図(実施の形態4)。 (a)はガイド溝の拡大図、(b)はロックツースの拡大図(実施の形態4)。 要部の断面図(実施の形態4)。 シートリクライニング装置を一部破断して示す構成図(実施の形態5)。
符号の説明
2…固定部材
2a…ガイド溝
2b,2e…ガイド溝の内壁(ガイド面)
2d…凸部(回り止め部)
3…回動部材
3a…内歯
4…ロックツース
4a…外歯
4b…ガイド突起
4c,4d…ガイド突起の側面(ガイド面)
5…ガイド手段
6…カム
7…渦巻きばね(付勢手段)
P…揺動中心
8a,8b,8c,9a,9b…ガイド溝の円弧内壁(ガイド面)
10B,10C,11A,11B…ガイド突起の円弧側面(ガイド面)

Claims (7)

  1. シートクッションと該シートクッションに対して回動自在なシートバックとのいずれか一方に結合された固定部材と、他方に結合され前記固定部材に対して回動自在な回動部材と、該回動部材に円形凹部が形成され該円形凹部の内周面に形成された内歯と、該内歯に噛み合う外歯を有すると共に前記回動部材と前記固定部材との間に設けられたロックツースと、該ロックツースを前記外歯が前記内歯に噛み合う位置と噛み合いが解除される位置との間に形成される軌道に沿って案内するガイド手段と、前記軌道に沿って前記ロックツースを押し出して前記外歯を前記内歯に噛合させ前記固定部材に対する前記回動部材の回動をロックするカムと、該カムをロック方向へ回転付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記カムをロック解除方向へ回転させる操作レバーとを備えたシートリクライニング装置において、
    前記ガイド手段として前記ロックツースの両側部に、前記固定部材へ向って軸方向へ突出する一対のガイド突起を形成し、該ガイド突起が入り込んで前記ロックツースを案内する一対のガイド溝を前記固定部材の内面に夫々形成したことを特徴とするシートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載のシートリクライニング装置において、
    前記一対のガイド突起のうちの少なくとも一方の一部又は全部が、前記ロックツースの外歯形成部位よりも内側に設けられていることを特徴とするシートリクライニング装置。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載のシートリクライニング装置において、
    前記固定部材の内面に前記ガイド溝を形成することにより前記固定部材の外面には凸部が形成され、該凸部が前記固定部材を前記シートクッションまたは前記シートバックに結合したときの回り止め部となることを特徴とするシートリクライニング装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のシートリクライニング装置において、
    前記ロックツースの前記軌道が前記固定部材の半径方向に沿った直線であり、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝とが少なくとも一対のうちの一方と他方との内側どうしあるいは外側どうしに設けられて互いに平行な一対のガイド面で接していることを特徴とするシートリクライニング装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のシートリクライニング装置において、
    前記ロックツースの前記軌道が、前記内歯の内側近傍を中心とする円弧であり、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝とが前記円弧と同心の円弧状のガイド面どうしで接していることを特徴とするシートリクライニング装置。
  6. 請求項5に記載のシートリクライニング装置において、
    前記一対のガイド突起は、前記円弧の中心まわりに略90度をなす位置に配置され、前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝とが前記ガイド突起と前記ガイド溝とに設けられたガイド面で夫々接していることを特徴とするシートリクライニング装置。
  7. 請求項1〜3に記載のシートリクライニング装置において、
    前記一対のガイド突起と前記一対のガイド溝との一対のうちの少なくとも一方は、前記ロックツースの前記軌道が半径方向に沿っており、一方のガイド突起と一方のガイド溝とが両側のガイド面で接することを特徴とするシートリクライニング装置。
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