JP2012091624A - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3つのロックツース共に噛み合いが確実に規制されるようにする。
【解決手段】機枠5と、蓋体7と、3つのロックツース10と、カム9と、ばね19とを備え、3つの第1〜第3規制ガイド部Q1〜Q3を反時計方向に沿って突出量が順次に小さくなるように形成する一方、夫々のロックツース10には第1〜第3規制ガイド部Q1〜Q3の夫々により半径方向外側への移動が規制される第1〜第3突起部P1〜P3を、機枠5の中心からの距離が順次に大きくなるように反時計方向に沿って形成し、第3突起部P3が、第3突起部P3とセット関係にある第3規制ガイド部Q3に対して反時計方向に位置する第1規制ガイド部Q1と干渉するのを回避するため、第3突起部P3の軸方向突出量を第1〜第2突起部P1〜P2よりも小さくする一方、第1規制ガイド部Q1の機枠5側に凹みを形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ロックツースを3つ設けた車両用シートリクライニング装置に関し、ロックツースの外歯が回動部材の内歯ギヤに噛み合うのを規制するための構成を改良したものである。
車両のシートには、シートクッションに対するシートバックの角度を変更するためのシートリクライニング装置が設けられている。該シートリクライニング装置はシートバックを最前傾の位置から最後傾の位置まで略180度の作動範囲で回動させることができ、シートバックを直立より少し後傾させた初段ロック位置から水平状態まで後倒ししたフルフラット位置までのリクライニング範囲では、任意の角度でロックすることができ、またシートバックを水平状態まで前倒ししたテーブルロック位置でもロックすることができる。そして、初段ロック位置からテーブルロック位置までの範囲には、シートバックがロックされないフリー範囲が設定されている。
該フリー範囲を設定するための構成として、特許文献1では、外歯ギヤを有するホロワー5(ロックツース)に軸方向に突出するペグ12(突起部)を形成する一方、内歯ギヤを有する背もたれチーク2(回動部材)に段差軌道Pを形成し、ペグ12が段差軌道Pの小径部分に接することにより、ホロワー5の半径方向外側への移動を規制し、ホロワー5の外歯ギヤが背もたれチーク2の内歯ギヤに噛み合うのを規制している。
近年のシートリクライニング装置では、シートバックはテーブルロック位置からフルフラット位置までの略180度の作動範囲が要求される一方で、衝突安全性の観点から高強度化の要求があり、そのためにロックツースを3つあるいは4つに増やす方向にある。
しかし、ロックツースの数を増やすと、ロックツースの外歯ギヤが回動部材の内歯ギヤに噛み合うのを規制あるいは許容するために、夫々のロックツースに軸方向に突出形成した突起部に対応させて、該突起部の半径方向外側への移動を規制しながら該突起部を円周方向へ案内する規制ガイド部を、回動部材の内周面に設けたり設けなかったりする範囲は、ロックツースが3つの場合は円周の角度である360度をロックツースの数である3で割って得られた120度が、ロックツースひとつ当たりの取り得る角度となり、したがってシートバックの作動範囲を180度にすることができず、シートバックの作動範囲が制限されてしまう。
このため、特許文献2では、3つのロックプレート5(ロックツース)のうちのひとつにのみ第2被ガイド突片54(突起部)を形成し、該第2被ガイド突片54が内歯ギヤ部材8の内面に形成された管状ガイド溝85の幅狭ガイド溝85bの位置にくると、第2被ガイド突片54を有するロックプレート5が半径方向外側へ移動して係止歯51が内歯ギヤ部材8に噛み合うのを規制されることから、カム部材6がロック方向へ回動できなくなり、これにより残りの2つのロックプレート5も半径方向外側へ押圧されず、結果として3つの全てのロックプレート5の係止歯51が内歯ギヤ部材8と噛み合わないようにしたものが提案されている。
特開平09−183327号公報 特開2001−17259号公報
ところが、複数のロックツースを有するシートリクライニング装置では、ロック時に夫々のロックツースの外歯ギヤが回動部材の内歯ギヤに均等に噛み合うように、カムが軸心に対して半径方向外側へ移動して調心し得る構成を採用しており、そのために突起部を有しないロックツースは、調心作用により半径方向外側へ移動し得るカムにより半径方向外側へ押し出される。更に、カムをロック方向へ回動させてカムがロックツースをロック方向へ押圧する位置と、カムをロック解除方向へ回動させてカムがロックツースをロック解除方向へ押圧する位置との間には、カムがロックツースをいずれの方向へも押圧していない非押圧範囲が設けられているため、シートバックがフリー範囲に位置しているときに操作レバーによるロック解除操作を行っていない状態では、ばねの付勢力によりカムがロック方向へ回動付勢されて各ロックツースをロック方向へ押圧しているが、フリー範囲であるために突起部を有するロックツースは半径方向外側への移動が拘束されており、カムは突起部を有するロックツースをロック方向へ押圧した状態で停止している。このとき、カムの回動が停止した状態でも突起部を有しないロックツースは前記非押圧範囲の分だけ更に半径方向外側へ移動できる。このため、突起部を有しないロックツースの外歯ギヤが回動部材の内歯ギヤに接触する虞がある。特に、シートバックを前傾させたテーブルロック位置からリクライニング範囲へ向ってシートバックを引き起こす際に、外歯ギヤと内歯ギヤとの歯先が接触して異音が生じ易く、作動性が悪くなる。
そこで本発明は前記の課題を解決し、ロックツースの外歯ギヤによる内歯ギヤへの噛み合いが3つのロックツース共に確実に規制されかつ180度の作動角が確保できる車両用シートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションとシートバックとのいずれか一方側に結合されたベース部材と、他方側に結合されると共に前記ベース部材に対して相対回転自在でかつ内周面に内歯ギヤを有する回動部材と、前記ベース部材と前記回動部材との軸方向間に円周方向に沿って配置され外歯ギヤを有する3つのロックツースと、前記ベース部材に設けられ前記ロックツースの夫々を半径方向へ移動可能にガイドするガイド突起部と、前記3つのロックツースで囲まれた中央位置に配置され前記夫々のロックツースを押圧して前記外歯ギヤが前記内歯ギヤに噛合するロック位置と噛合解除したロック解除位置とに前記ロックツースを移動させるカムと、該カムをロック方向へ回動付勢する付勢手段と、前記3つのロックツースの夫々に形成され前記回動部材側へ突出する突起部と、前記回動部材の内周面に半径方向軸心へ向って突出形成され前記突起部に当接して前記ロックツースがロック位置へ移動するのを規制する3つの円弧状の規制ガイド部と、を備えた車両用シートリクライニング装置において、
前記突起部の夫々は前記規制ガイド部の1つとセット関係にあり、3つの前記突起部の夫々がセット関係にある3つの規制ガイド部の夫々の内周面に当接すると、3つのロックツースの夫々がロック位置へ移動するのが規制され、
3つの突起部の夫々が、夫々の突起部とセット関係にある1つの規制ガイド部に対して回転方向の同じ側であって、少なくとも回転方向のいずれか一方側の隣に位置する他の規制ガイド部と対向する位置まで回転したときに、夫々の突起部が当該他の規制ガイド部の内周面に当接しないように、セット関係にある突起部と規制ガイド部の内周面との3組が、半径方向の互いに異なる位置に設定されると共に、少なくとも内周面が最も中心側に位置する規制ガイド部と前記ロックツースとの軸方向間に、最も半径方向外側に位置する前記突起部との干渉を回避するための逃げ空間を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、シートバックがロックされないフリー範囲の角度位置を占めるときは、ベース部材に設けられた3つのロックツースの突起部は、夫々の突起部とセット関係にあって回動部材に形成された3つの規制ガイド部の夫々と対向する位置を占めており、夫々の突起部は夫々の規制ガイド部の内周面に当接して半径方向外側へ移動するのが規制されるので、ロックツースの外歯ギヤは回動部材の内歯ギヤと噛み合わず、車両用シートリクライニング装置はロックされない。次に、シートバックが後方へ引き起こされてリクライニング範囲の角度位置を占めるときは、回動部材が一方側へ回動し、夫々の突起部は相対的に他方側へ回動したことになり、夫々の突起部は夫々の突起部とセット関係にある規制ガイド部に対して他方側の隣に位置する他の規制ガイド部と対向するが、夫々の突起部はこの他の規制ガイド部の内周面に当接することがないので、3つの突起部の夫々は半径方向外側へ移動することが許容され、ロックツースの外歯ギヤは回動部材の内歯ギヤと噛み合い、車両用シートリクライニング装置はロックされる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記回動部材に第1〜第3規制ガイド部を、半径方向中心側へ向かって突出する突出量が回転方向のいずれか一方側へ向って順次に小さくなって、幅寸法が順次に小さくなるように、円周方向に沿って形成する一方、
前記3つのロックツースの夫々に、前記第1〜第3突起部を、前記第1〜第3突起部とセット関係にある前記第1〜第3規制ガイド部に対応させて前記ベース部材の中心からの距離が順次に大きくなるように形成し、
少なくとも前記第1規制ガイド部と前記ロックツースとの軸方向間に逃げ空間を形成し、該逃げ空間を前記第3突起部が前記第1規制ガイド部に干渉することなく移動できるように、前記第3突起部の軸方向突出量を設定したことを特徴とする。
この発明によれば、シートバックがロックされないフリー範囲の角度位置を占めるときは、ベース部材に設けられた3つのロックツースの第1〜第3突起部P1,P2,P3と回動部材に形成された第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3との夫々が(P1:Q1)(P2:Q2)(P3:Q3)の位置関係となり、いずれもセット関係にある突起部と規制ガイド部とが対向しているので、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3は半径方向外側へ移動するのが規制され、ロックツースの外歯ギヤは回動部材の内歯ギヤと噛み合わず、車両用シートリクライニング装置はロックされない。次に、シートバックが後方へ倒されてリクライニング範囲の角度位置を占めるときは、回動部材が一方側へ回動し、夫々の突起部は相対的に他方側へ回動したことになるから、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3は夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3とセット関係にある第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3に対して他方側の隣に位置する規制ガイド部と対向し、突起部と規制ガイド部との位置関係は(P1:Q2)(P2:Q3)(P3:Q1)となり、最も内側の第1突起部P1は幅寸法が2番目に広い第2規制ガイド部Q2と対向するので干渉することはなく、内側から2番目の第2突起部P2は幅寸法が3番目に広い第3規制ガイド部Q3と対向するので干渉することはなく、内側から3番目の第3突起部P3は幅寸法が1番広い第1規制ガイド部Q1と対向するが、3番目の第3突起部P3は第1規制ガイド部Q1とロックツースとの軸方向間に形成した逃げ空間を通過できるように軸方向突出量を小さく形成したので干渉することはなく、第1〜第3突起部P1,P2,P3は第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3が存在しても半径方向外側へ移動することが許容され、3つのロックツースの外歯ギヤは回動部材の内歯ギヤと噛み合い、車両用シートリクライニング装置はロックされる。
請求項1に係る車両用シートリクライニング装置によれば、円周方向に沿って設けた3つの突起部の半径方向外側への移動が、円周方向に沿って設けた夫々の突起部とセット関係にある3つの規制ガイド部により規制され、回動部材が回動して夫々の突起部が回転方向のいずれか一方側のセット関係にない他の規制ガイド部と対向する位置を占めると、夫々の突起部の半径方向外側への移動は許容されるので、3つの突起部は、移動が規制される場合も許容される場合も3つが同時に規制あるいは許容されることになり、車両用シートリクライニング装置の作動性がよい。また、3つの突起部は円周方向の360度の範囲に設けられ、3つの突起部が夫々の突起部とセット関係にある3つの規制ガイド部(夫々が略120度)と対向すると規制されるが、回動部材が回動して3つの突起部が回転方向の少なくともいずれか一方側の隣に位置するセット関係にない他の規制ガイド部(夫々が略120度)に対向すると規制されないので、例えばシートバックがロックされない略90度のフリー範囲とシートバックがロックされる略90度のリクライニング範囲とからなる略180度の作動範囲を確保することが可能である。
請求項2に係る車両用シートリクライニング装置によれば、第3突起部が、第3突起部とセット関係にある第3規制ガイド部に対して回転方向の一方側の隣に位置する第1規制ガイド部と干渉するのを回避するため、第1規制ガイド部とロックツースとの軸方向間に逃げ空間を形成すると共に、第3突起部の軸方向突出量を小さくして第3突起部が逃げ空間を移動できるようにしたので、第3突起部と第1規制ガイド部との干渉を回避することができ、干渉回避のための構造が簡単である。
車両用シートリクライニング装置に係り、(a)は一部を破断して示す正面図、(b)は(a)のA−A矢視図(実施の形態)。 蓋体に係り、(a)は内部を示す斜視図、(b)は外部を示す斜視図(実施の形態)。 ばね掛けプレートに係り、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B矢視図(実施の形態)。 シートバックがテーブルロック位置を占めるときの説明図(実施の形態)。 シートバックがフリー範囲を占めるときの説明図(実施の形態)。 シートバックが初段ロック位置を占めるときの説明図(実施の形態)。 シートバックがリクライニング範囲を占めるときの説明図(実施の形態)。 シートバックがフルフラット位置を占めるときの説明図(実施の形態)。 車両用シートリクライニング装置のシートへの取付状態を示す構成図。
以下、本発明による車両用シートリクライニング装置の実施の形態を説明する。
(構成)
図9に示すように、座る部分であるシートクッション2が設けられ、該シートクッション2に対してシートバック3が車両の前後方向へ回動可能に取り付けられている。シートクッション2側にはベースブラケット4を介して機枠(ベース部材)5が結合される一方、シートバック3側にはアームブラケット6を介して蓋体(回動部材)7が結合されている。そして、シートクッション2に対してシートバック3を車両の前方である左側へ向かって倒すように付勢する図示しないばねが設けられている。
前記機枠5および前記蓋体7は、図1に示す車両用シートリクライニング装置1を構成している。該車両用シートリクライニング装置1の構成を以下に説明する。図1(b)に示すように、機枠5には円盤の内部をプレスにより半抜きして円形凹部5aが形成される一方、蓋体7には同様にして円形凹部7bが形成されると共に該円形凹部7bの内周面には内歯ギヤ7aが形成されている。そして、機枠5の円形凹部5aの内周面に蓋体7の外周部を嵌合するようにして、蓋体7が同軸状かつ相対回転自在に嵌め込まれている。そして、リング状のホルダ8の基端部が機枠5にレーザ溶接され、該ホルダ8の先端部を半径方向内側に曲げ形成することにより蓋体7の軸方向への移動が規制され、これにより機枠5と蓋体7とが軸方向に分離されることなく相対回転可能に保持されている。そして、機枠5と蓋体7との軸方向間には、ロックツース10が半径方向に沿って移動可能に設けられている。即ち、図1(a)に示すように3つのロックツース10が円周方向に略120度毎に配置され、夫々のロックツース10は円弧軌道に沿って揺動自在に構成されている。該円弧軌道の内周側には、略円柱形状の軸突起部(ガイド突起部)11が機枠5と一体成形されている。一方、円弧軌道の両端近傍の外周側には、ロックツース10を案内するためにガイド突起部(ガイド突起部)12が、隣り合うロックツース10とロックツース10との間に合計で3つ配置され、該ガイド突起部12は機枠5と一体成形されている。該ガイド突起部12には、ロックツース10をガイドする第1外周側ガイド面12aと第2外周側ガイド面12bが円周方向の両側に形成されており、これによりロックツース10の外歯ギヤ10dは円弧軌道に沿って揺動し、機枠5の略半径方向へ移動する。円弧軌道に沿って揺動するロックツース10の前記内歯ギヤ7aと対向する面には、前記内歯ギヤ7aに噛合可能な外歯ギヤ10dが形成されている。
このように外歯ギヤ10dを備えたロックツース10を内歯ギヤ7aへ向かって押圧して前記外歯ギヤ10dを前記内歯ギヤ7aに噛合させたロック位置と、噛合解除させたロック解除位置との間で前記ロックツース10を移動させるため、カム9が設けられている。該カム9は、図1(a)中の反時計方向に回動させることにより、3つのロックツース10を夫々機枠5の半径方向外側へ押圧して外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させたり、逆に時計方向へ回動させることにより噛合を解除させたりすることができる。外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させることにより、機枠5に対する蓋体7の回動が規制され、シートクッション2に対してシートバック3が固定保持される。カム9の外周面には、ロックツース10を時計方向へ揺動させて外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させるためのロックカム面9aと、ロックツース10を反時計方向へ揺動させて外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aから噛合解除させるためのロック解除カム面9bとが形成されている。
カム9をロック方向へ常時付勢する付勢手段として、ばね19が設けられている。該ばね19としては捩りコイルバネが用いられている。該ばね19は図1(b)に示すように機枠5と蓋体7との軸方向間に収容されている。そして、ばね19と機枠5との間にはばね掛けプレート13が設けられている。該ばね掛けプレート13は図3に示すように略リング形状であり、3つの外周保持部13aと2つの内周保持部13bとがフランジ状に曲げ形成されている。ばね掛けプレート13の内周部には2つの円形の凹部13cが形成され、該凹部13cに、前記カム9から軸方向へ突出形成された凸部9cが嵌合され、ばね掛けプレート13がカム9と一体に回転するように構成されている。そして、ばね掛けプレート13には係合孔13dが形成され、該係合孔13dにばね19の軸方向へ屈曲形成された内端部19aが嵌合され、該ばね19の内端部19aの近傍の円弧部分が、内周保持部13bの一方に係合している。カム9には逃げ孔9dが形成され、該逃げ孔9dにばね19の前記内端部19aが遊嵌されている。3つの前記ガイド突起部12のひとつにはバネ掛け凹部12cが形成され、該バネ掛け凹部12cにばね19の屈曲形成された外端部19bが掛けられている。
そして、該ばね19の付勢力に抗して前記カム9をロック解除方向へ回動させる操作レバーが設けられている。即ち、前記カム9の中心孔9eには図9に示す操作軸15が圧入固定されており、該操作軸15に操作レバー20が取り付けられている。
次に、ロックツース10が半径方向外側へ移動して前記外歯ギヤ10dが前記内歯ギヤ7aに噛合するのを規制あるいは規制解除するための構成について説明する。3つのロックツース10には、軸方向の蓋体7側へ向って突出する横断面形状が略三角形の第1〜第3突起部P1,P2,P3が形成されている。一方、蓋体7の内周面には、半径方向軸心へ向って突出する円弧状の第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3が形成されている。これらの第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3は、設定したフリー範囲において第1〜第3突起部P1,P2,P3が半径方向外側へ移動して外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aに噛合するのを規制するため、第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の内周面が第1〜第3突起部P1,P2,P3に対して円周方向に沿って摺動する。
夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3と第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3とは、個別にセット関係にあり、3つの組を構成する。セット関係とは、セット関係にある突起部と規制ガイド部とが図5に示すように円周方向で対向すると、突起部の半径方向外側への移動が規制される関係をいう。第1突起部P1と第1規制ガイド部Q1とはセット関係にあり、第2突起部P2と第2規制ガイド部はQ2とはセット関係にあり、第3突起部P3と第3規制ガイド部はQ3とはセット関係にある。セット関係にある突起部と規制ガイド部とが図5に示すように円周方向に3組対向したときの位置関係を(P1,Q1)(P2,Q2)(P3,Q3)と表わすと、この状態では図5(b)〜(d)に示すように3つのロックツース10の半径方向外側への移動が同時に規制される。
そして、図5の状態から蓋体7がシートバック3と共に時計方向へ回動し、図7に示すように夫々の突起部がセット関係にある規制ガイド部に対して反時計方向側の隣に位置する規制ガイド部と円周方向で対向すると、位置関係は(P1,Q2)(P2,Q3)(P3,Q1)となり、第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の存在に拘わらず第1〜第3突起部P1,P2,P3の軸方向への移動が許容されるように構成されている。
このように、セット関係にある突起部と規制ガイド部とが図5に示すように円周方向で3組対向すると突起部の半径方向外側への移動が規制され、図7に示すようにセット関係にある規制ガイド部に対して一方側の隣に位置するセット関係にない規制ガイド部と対向することにより、突起部と規制ガイド部とが円周方向で3組対向しても突起部の半径方向外側への移動は規制されないように構成したので、その構成を以下に説明する。
図1に示すように、第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3は、蓋体7の内周面7cから半径方向中心側へ向かって突出する突出量が、円周方向に沿って反時計回りに順次に小さくなり、その結果として幅寸法がW1,W2,W3の順に順次に小さくなるように形成されている。一方、3つのロックツース10には、第1〜第3突起部P1,P2,P3が、第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3が形成された反時計方向へ向って、機枠5の中心からの距離がr1,r2,r3の順に順次に大きくなるように夫々形成されている。これにより、円周方向での突起部と規制ガイド部との3組の位置関係が、図5に示すように(P1,Q1)(P2,Q2)(P3,Q3)になると、第1〜第3突起部P1,P2,P3は、セット関係にある第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の存在により半径方向外側への移動が規制され、3つのロックツース10は共にロック解除位置に保持されて外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aに噛み合うことはない。
次に、図5に示すように夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3がこれらとセット関係にある規制ガイド部Q1,Q2,Q3と対向する位置から、これらの3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3が、これらの3つの突起部P1,P2,P3に対して回転方向の同じ側であって、反時計方向側の隣に位置する他の規制ガイド部Q2,Q3,Q1と対向する位置まで相対的に回転し、位置関係が図7のように(P1,Q2)(P2,Q3)(P3,Q1)となったときに、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3が対向する他の第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3に干渉しないように構成されている。
以下に、干渉を回避するための構成について説明する。蓋体7の第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3は蓋体7の内周面7cの円周に沿って円弧状に形成されており、第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の内周面7cからの突出寸法(幅寸法)W1,W2,W3の間の突出寸法の差である(W1−W2),(W2−W3)の値は、第1〜第3突起部P1,P2,P3がこれらとセット関係にある第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の内周面に摺接するロック解除位置と、外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aに噛み合うロック位置との間の第1〜第3突起部P1,P2,P3の移動量よりも大きな値に設定されている。
そのため、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3がこれらとセット関係にある規制ガイド部Q1,Q2,Q3と対向する位置から、これらの3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3が、これらの3つの突起部P1,P2,P3に対して移動方向(回転方向)の同じ側であって、左側(反時計方向側)の隣に位置する他の規制ガイド部Q2,Q3,Q1と対向する位置まで相対的に移動(回転)すると、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3の隣に位置する他の第1〜第3規制ガイド部Q2,Q3,Q1と対向する位置を占める。具体的には、突起部と規制ガイド部との位置関係が(P1:Q2)(P2:Q3)(P3:Q1)となり、第1突起部P1は第2規制ガイド部はQ2と対向し、第2突起部P2は第3規制ガイド部Q3と対向し、第3突起部P3は第1規制ガイド部Q1と対向する。この状態では、最も内側に位置する第1突起部P1は図7(b)に示すように幅寸法が2番目に大きい第2規制ガイド部Q2と対向するので当接することはなくロック位置へ移動することができ、また、内側から2番目に位置する第2突起部P2は図7(c)に示すように幅寸法が3番目に大きい第3規制ガイド部Q3と対向するので当接することはなくロック位置へ移動することができる。なお、内側から3番目に位置する第3突起部P3については、幅寸法の1番大きい第1規制ガイド部Q1との干渉を防止するため、軸方向に逃げ空間が形成されている。
即ち、第1規制ガイド部Q1の機枠5側に凹みを形成して第1規制ガイド部Q1とロックツース10との軸方向間に逃げ空間7eが形成されている。なお、第2規制ガイド部Q2の機枠5側にも凹みが形成されてロックツース10との軸方向間にも逃げ空間7fが形成されている。そして、図5(b)(d),図7(b)(d)に示すように、第1規制ガイド部Q1と第2規制ガイド部Q2との円形凹部7bの底面からの軸方向の高さは、第3規制ガイド部Q3の高さに対して略半分の高さに設定されている。前記逃げ空間7eの第1規制ガイド部Q1とロックツース10との軸方向間の寸法をH2とし、第3突起部P3の軸方向の突出量をH1とすると、H2>H1に設定されている。
図1(b)に示すように、機枠5の外面には軸突起部11とガイド突起部12との間の部分に対応して3つの回り止め突起部5bが形成され、該回り止め突起部5bが図9に示すように前記ベースブラケット4に形成された回り止め孔4aに嵌合され、溶接結合されている。一方、蓋体7は、図2(b)に示すように第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3を蓋体7の内面に突出させてエンボス形成したことにより、蓋体7の外面の外周部に凹部7g〜7iが形成され、該凹部7g〜7iを利用して蓋体7の部分がアームブラケット6に回転しないように嵌合されて溶接結合されている。
このほか、図8のフルフラット位置から更にシートバック3が時計方向へ回動するのを規制するため、ベースブラケット4とアームブラケット6との間に図示しないストッパが設けられている。
(作用)
次に、車両用シートリクライニング装置1の作用を説明する。
車両用シートリクライニング装置1がシートに組み付けられた状態においては、通常時は図1に示すように、ばね19の付勢力によりカム9が反時計方向に回動した状態を占めており、ロックカム面9aによってロックツース10が押圧され、該ロックツース10が軸突起部11を中心として時計方向に揺動し、外歯ギヤ10dが半径方向外側へ移動して蓋体7の内歯ギヤ7aに噛合した状態になっている。即ち、ロックツース10はシートバック3の回動が規制されたロック位置になっている。
次に、操作レバー20を操作し、ばね19の付勢力に抗して操作軸15を図9中の時計方向に回動させると、カム9のロックカム面9aとロックツース10との係合が解かれると共に、ロック解除カム面9bがロックツース10を反時計方向へ押圧することになる。このため、ロックツース10は、軸突起部11を中心として反時計方向へ揺動し、外歯ギヤ10dと内歯ギヤ7aとの噛合が解かれてロック解除位置へと移動し、蓋体7の取り付けられたアームブラケット6と共にシートバック3が図示しないばねの付勢力により前倒し方向へ回動する。図示しないばねの付勢力に抗してシートバック3を後倒し方向へ向かって回動させ、希望するシートバック3の角度位置で操作レバー20から手を放すと、ばね19の付勢力によりカム9が反時計方向へ回動し、ロックカム面9aがロックツース10を押圧する。このため、ロックツース10が時計方向へ回動し、外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aと噛合し、再び図1のロック位置に戻る。
次に、シートバックの回動位置を、図4のテーブルロック位置,図5のフリー範囲,図6の初段ロック位置,図7のリクライニング範囲,図8のフルフラット位置の5つに分けて説明する。
まず、図5に示すようにシートバック3がロックされないフリー範囲の角度位置を占めるときは、機枠5に設けられた3つのロックツース10の第1〜第3突起部P1,P2,P3と蓋体7に形成された第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3との夫々が(P1:Q1)(P2:Q2)(P3:Q3)の位置関係となり、いずれもセット関係にある第1〜第3突起部P1,P2,P3と第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3とが対向し、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3は半径方向外側へ移動するのが規制され、ロックツース10の外歯ギヤ10dは蓋体7の内歯ギヤ7aと噛み合わず、車両用シートリクライニング装置はロックされない。
次に、図5に示す位置から、シートバック3が図示しないばねによって車体前方へ付勢され蓋体7が反時計方向へ回転すると、3つのロックツース10の第1〜第3突起部P1,P2,P3が、蓋体7に形成された第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の内周面を相対的に摺動した後に、図4に示すように第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3から外れるので、第1〜第3突起部P1,P2,P3は半径方向外側へ移動するのが許容され、ばね19の付勢力によりカム9が反時計方向へ回動し、外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aと噛み合い、シートバック3は略水平のテーブルロック位置となって車両用シートリクライニング装置がロックされる。
次に、図5に示す状態からシートバック3を図示しないばねの力に抗して引き起こすと、蓋体7が時計方向へ回転し、3つのロックツース10の第1〜第3突起部P1,P2,P3が、蓋体7に形成された第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3の内周面を相対的に摺動した後に、図6に示すように第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3から外れるので、第1〜第3突起部P1,P2,P3は半径方向外側へ移動するのが許容され、ばね19の付勢力によりカム9が反時計方向へ回転し、外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aと噛み合い、リクライニング範囲の最前位置である初段ロック位置で車両用シートリクライニング装置がロックされる。
次に、図7に示すようにシートバック3が更に後方へ倒されてリクライニング範囲の角度位置を占めるときは、蓋体7が時計方向へ更に回動し、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3が相対的に反時計方向へ回動したことになるから、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3はこれらとセット関係にある第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3に対して反時計方向側の隣に位置する第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3と対向し、第1〜第3突起部P1,P2,P3と第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3との位置関係が(P1,Q2)(P2,Q3)(P3,Q1)となり、最も内側の第1突起部P1は幅寸法が2番目に広い第2規制ガイド部Q2と対向するので干渉することはなく、内側から2番目の第2突起部P2は幅寸法が3番目に広い第3規制ガイド部Q3と対向するので干渉することはなく、内側から3番目の第3突起部P3は半径方向の幅W1が1番大きい第1規制ガイド部Q1とロックツース10との軸方向間に設けた軸方向の寸法がH2の逃げ空間7e内を移動するように、3番目の第3突起部P3の軸方向突出量が小さくH1に設定されており、第1〜第3突起部P1,P2,P3は半径方向外側へ移動することが許容されているので、3つのロックツース10の外歯ギヤ10dは蓋体7の内歯ギヤ7aと噛み合い、車両用シートリクライニング装置はロックされる。
最後に、操作レバー20を操作し、ばね19の付勢力に抗して操作軸15を図9中の時計方向に回動させながらシートバック3を車体後方へ倒すと、図8に示すようにシートバック3をフルフラット位置にすることができる。フルフラット位置では、シートバック3が図7に示すリクライニング範囲の角度位置を占めるときと同様に、第1〜第3突起部P1,P2,P3と第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3との位置関係が(P1,Q2)(P2,Q3)(P3,Q1)となり、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3はこれらとセット関係にない他の第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3と対向し、干渉しない関係にあるので、ロックツース10が半径方向外側へ移動してその外歯ギヤ10dが蓋体7の内歯ギヤ7aと噛み合い、車両用シートリクライニング装置がロックされる。従って、この図8に示す後傾側のフルフラット位置から、図4に示す前傾側の水平位置の間で、シートバック3を回動させ、ロックすることができるので、180度の作動角を確保することが可能となる。
この車両用シートリクライニング装置によれば、円周方向に沿って設けた3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3の半径方向外側への移動が、円周方向に沿って設けた夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3とセット関係にある3つの第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3により規制され、蓋体7が時計方向へ回動して夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3が相対的に反時計方向へ回動し、第1〜第3突起部P1,P2,P3が一方側の隣に位置する他の第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3と対向する位置を占めると、夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3の半径方向外側への移動は許容されるので、3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3は、移動が規制される場合も許容される場合も3つが同時に規制あるいは許容されることになり、車両用シートリクライニング装置の作動性がよい。また、3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3は円形凹部7bの内周面に略等間隔に設けられ、3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3が夫々の第1〜第3突起部P1,P2,P3とセット関係にある3つの第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3(夫々が略120度)と対向すると規制されるが、蓋体7が回動して3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3が回転方向の反時計方向側の隣に位置する他の第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3(夫々が略120度)に対向すると規制されないので、シートバック3がロックされない略90度のフリー範囲とシートバック3がロックされる略90度のリクライニング範囲とからなる略180度の作動範囲を確保することが可能である。なお、フリー範囲では前記角度に制限されず、略180度の作動角の中で設定できる。
この車両用シートリクライニング装置によれば、第3突起部P3が、第3突起部P3とセット関係にある第3規制ガイド部Q3に対して回転方向の反時計方向側の隣に位置する第1規制ガイド部Q1と干渉するのを回避するため、第1ガイド部Q1は、円形凹部7bの底面からの軸方向の突出量を小さくして第1ガイド部Q1とロックツース10との軸方向間に逃げ空間7eを形成すると共に第3突起部P3の軸方向突出量を小さくして逃げ空間7e内を移動できるようにしたので、第3突起部P3と第1規制ガイド部Q1との干渉を回避することができ、干渉回避のための構造が簡単である。
なお、本実施の形態では、機枠5をベースブラケット4に結合する一方、蓋体7をアームブラケット6に結合したが、取り付けを逆にしてもよい。また、この実施の形態はロックツースが円弧に沿って外歯ギヤ10dの部分が略半径方向に移動するように円弧軌道を設けた場合を示すものであるが、ロックツースが直線に沿って半径方向に移動するように直線軌道を設けるようにしてもよい。
更に、本実施の形態では蓋体7の内周面に幅寸法が順次に小さくなる第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3を反時計方向に沿って設ける一方、3つのロックツース10には中心からの距離が順次に大きくなる第1〜第3突起部P1,P2,P3を反時計方向に沿って設け、第3突起部P3が、第3突起部P3とセット関係にある第3規制ガイド部Q3に対して回転方向の反時計方向側の隣に位置する第1規制ガイド部Q1と干渉するのを回避するため、第3突起部P3の軸方向突出量を第1〜第2突起部P1,P2よりも小さくする一方、第1規制ガイド部Q1は蓋体7の円形凹部7bの底面からロックツース10側への突出量を小さくしてロックツース10との軸方向間に逃げ空間7eを形成したが、第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3のロックツース10からの高さを反時計方向に沿って順次に低くする一方、3つのロックツース10に形成する第1〜第3突起部P1,P2,P3の軸方向の高さを反時計方向に沿って順次に低く設定しても良い。この場合、最も低い第3突起部P3が、いずれの方向へ相対的に回転しても第1規制ガイド部Q1または第2規制ガイド部Q2に干渉することがなく、また2番目の高さの第2突起部P2が時計方向側に相対的に回転しても高さが最も高い第1規制ガイド部Q1と干渉することがない。この場合は、半径方向に3段の段差を設けてかつ軸方向に3段の段差を設けるため、車両用シートリクライニング装置の軸方向の長さが長くなるという課題が生じるが、回転方向に関係なくいずれの方向へも略180度の作動角を設定することができる。
また更に、3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3が、3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3に対して回転方向の同じ側であって、第1〜第3突起部P1,P2,P3とセット関係にある第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3に対して、反時計方向側の隣に位置する他の第2,第3,第1規制ガイド部Q2,Q3,Q1と対向する位置を占めるときに、第1〜第3突起部P1,P2,P3がセット関係にない他の規制ガイド部に干渉しないように構成したが、3つの第1〜第3突起部P1,P2,P3が、第1〜第3突起部P1,P2,P3とセット関係にある第1〜第3規制ガイド部Q1,Q2,Q3に対して、時計方向側の隣に位置する他の第3,第1,第2規制ガイド部Q3,Q1,Q2と対向する位置を占めるときに、第1〜第3突起部P1,P2,P3がセット関係にない他の規制ガイド部に干渉しないように構成してもよく、これらの双方を満たす構成にしてもよい。
また更に、図5(c)に示すように第2突起部P2とセット関係にある第2規制ガイド部Q2に逃げ空間7fを形成したが、図5(d)に示す第3規制ガイド部Q3と同様に第2規制ガイド部Q2に逃げ空間を形成しなくてもよい。また、このとき、第2規制ガイド部Q2とセット関係にある第2突起部P2の高さをH1に設定してもよい。
1…車両用シートリクライニング装置
2…シートクッション
3…シートバック
5…機枠(ベース部材)
7…蓋体(回動部材)
7a…内歯ギヤ
7e…逃げ空間
9…カム
10…ロックツース
10d…外歯ギヤ
19…ばね(付勢手段)
1〜P3…第1〜第3突起部
1〜Q3…第1〜第3規制ガイド部

Claims (2)

  1. シートクッションとシートバックとのいずれか一方側に結合されたベース部材と、他方側に結合されると共に前記ベース部材に対して相対回転自在でかつ内周面に内歯ギヤを有する回動部材と、前記ベース部材と前記回動部材との軸方向間に円周方向に沿って配置され外歯ギヤを有する3つのロックツースと、前記ベース部材に設けられ前記ロックツースの夫々を半径方向へ移動可能にガイドするガイド突起部と、前記3つのロックツースで囲まれた中央位置に配置され前記夫々のロックツースを押圧して前記外歯ギヤが前記内歯ギヤに噛合するロック位置と噛合解除したロック解除位置とに前記ロックツースを移動させるカムと、該カムをロック方向へ回動付勢する付勢手段と、前記3つのロックツースの夫々に形成され前記回動部材側へ突出する突起部と、前記回動部材の内周面に半径方向軸心へ向って突出形成され前記突起部に当接して前記ロックツースがロック位置へ移動するのを規制する3つの円弧状の規制ガイド部と、を備えた車両用シートリクライニング装置において、
    前記突起部の夫々は前記規制ガイド部の1つとセット関係にあり、3つの前記突起部の夫々がセット関係にある3つの規制ガイド部の夫々の内周面に当接すると、3つのロックツースの夫々がロック位置へ移動するのが規制され、
    3つの突起部の夫々が、夫々の突起部とセット関係にある1つの規制ガイド部に対して回転方向の同じ側であって、少なくとも回転方向のいずれか一方側の隣に位置する他の規制ガイド部と対向する位置まで回転したときに、夫々の突起部が当該他の規制ガイド部の内周面に当接しないように、セット関係にある突起部と規制ガイド部の内周面との3組が、半径方向の互いに異なる位置に設定されると共に、少なくとも内周面が最も中心側に位置する規制ガイド部と前記ロックツースとの軸方向間に、最も半径方向外側に位置する前記突起部との干渉を回避するための逃げ空間を形成したことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記回動部材に第1〜第3規制ガイド部を、半径方向中心側へ向かって突出する突出量が回転方向のいずれか一方側へ向って順次に小さくなって、幅寸法が順次に小さくなるように、円周方向に沿って形成する一方、
    前記3つのロックツースの夫々に、前記第1〜第3突起部を、前記第1〜第3突起部とセット関係にある前記第1〜第3規制ガイド部に対応させて前記ベース部材の中心からの距離が順次に大きくなるように形成し、
    少なくとも前記第1規制ガイド部と前記ロックツースとの軸方向間に逃げ空間を形成し、該逃げ空間を前記第3突起部が前記第1規制ガイド部に干渉することなく移動できるように、前記第3突起部の軸方向突出量を設定したことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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