JP4873524B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4873524B2
JP4873524B2 JP2005148823A JP2005148823A JP4873524B2 JP 4873524 B2 JP4873524 B2 JP 4873524B2 JP 2005148823 A JP2005148823 A JP 2005148823A JP 2005148823 A JP2005148823 A JP 2005148823A JP 4873524 B2 JP4873524 B2 JP 4873524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
special
normal
variation time
special symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005148823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006320661A (ja
Inventor
隆一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2005148823A priority Critical patent/JP4873524B2/ja
Publication of JP2006320661A publication Critical patent/JP2006320661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4873524B2 publication Critical patent/JP4873524B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における確率変動遊技および変動時間短縮を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常遊技より多くの賞球が得られる、いわゆる大当たりと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている(例えば、特許文献1参照)。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画面と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。また、図柄等の画像にキャラクタを用いて変動表示にストーリーを持たせる演出を施したり、特別遊技への移行確率を変動させる確率変動遊技や特別遊技の終了後に特別図柄の変動時間を短縮させる変動時間短縮遊技等の特定遊技の制御によっても遊技者の期待感を高めている。
特開2003−230714号公報
従来の弾球遊技機では、確率変動中においては、遊技性の異なる確率変動遊技の終了条件と時間短縮遊技の終了条件とが一致していたため、確率変動遊技が継続していれば、時間短縮遊技も継続していることを意味し、その逆に、時間短縮遊技が継続していれば、確率変動遊技も継続していることを意味していた。このため、遊技者は、確率変動遊技および時間短縮遊技のうちいずれか一方の遊技状態が終了したことを確認さえすれば、他方の遊技状態が終了したことが把握できていた。このように、本来ならば確率変動遊技と時間短縮遊技とは異なる遊技状態であるにも関わらず、確率変動中においては、確率変動遊技および時間短縮遊技遊技者があたかも1つの遊技状態であるかのようにセットされていたため、遊技性が半減していた。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、弾球遊技機において確率変動遊技および変動時間短縮遊技に関する遊技性を向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口に遊技球が入球したときランダムな値を抽選値として取得する抽選値取得手段と、抽選値について当否を判定するための当否判定テーブルとして、当たりとなるべき当選値を1個以上定めた通常判定テーブルと当たりとなるべき当選値を通常判定テーブルよりも多く定めた特殊判定テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、通常判定テーブルと特殊判定テーブルのいずれかを遊技状態に応じて選択するテーブル選択手段と、テーブル選択手段が特殊判定テーブルを選択した状態において、抽選値取得手段が抽選値を取得するたびに所定の当選確率でテーブル選択手段に通常判定テーブルを選択させるか否かを判定するテーブル選択判定手段と、選択された当否判定テーブルを参照して、取得された抽選値が当たりとなるべき抽選値に一致するか否かにより抽選値の当否を判定する当否判定手段と、抽選の結果を示すための特別図柄を特別図柄表示装置に変動表示させる特別図柄表示手段と、特別図柄の変動表示に要する特別図柄変動時間を定める特別図柄変動時間設定手段と、抽選値が当たりと判定されたとき、通常遊技より遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、を備え、特別図柄変動時間設定手段は、選択された当否判定テーブルの如何に関わらず、特別遊技の実行後に順次表示される特別図柄の特別図柄変動時間を所定の図柄表示回数を上限として通常の特別図柄変動時間より短い特別図柄変動時間に設定する。
この態様によると、抽選値取得手段が抽選値を取得するたびに所定の当選確率でテーブル選択手段に通常判定テーブルを選択させるか否かが判定され、さらに、確率変動遊技と変動時間短縮遊技とが独立して制御されるため、変動時間短縮遊技が継続中であっても、確率変動遊技が継続しているとは限らない。このため、遊技者に対して、確率変動遊技の継続と変動時間短縮遊技の継続について個別の期待感をもって遊技させることができる。特に、確率変動遊技の継続について遊技者に対して明示しないことにより、確率変動遊技か否かについて推測を交えた期待感をもって遊技者に遊技させることができる。
上記態様において、遊技球が通過可能な作動口と、始動口を拡開可能な始動口拡開装置を用いて始動口を拡開させる始動口拡開手段と、作動口への遊技球の通過を契機として、始動口を拡開させるか否かを所定の抽選確率で決定する始動口拡開抽選手段と、始動口拡開抽選手段の抽選結果を示すための普通図柄を普通図柄表示装置に変動表示させる普通図柄表示手段と、普通図柄の変動表示に要する普通図柄変動時間を定める普通図柄変動時間設定手段と、をさらに備え、普通図柄変動時間設定手段は、図柄表示回数が残存している状態において、普通図柄変動時間を通常の普通図柄変動時間より短い普通図柄変動時間に設定してもよい。また、上記態様において、始動口拡開手段は、図柄表示回数が残存している状態において、始動口拡開抽選手段により始動口を拡開させることが決定された場合に始動口の拡開時間を通常よりも長くしてもよい。
この態様によれば、変動時間短縮遊技において遊技者に有利な遊技状態を提供することができ、変動時間短縮遊技に対する期待感を高めることができる。また、遊技者は普通図柄の変動時間の短縮や普通電動役物の開放時間をもってしても確率変動遊技の継続について確信が持てないため、限られた情報から確率変動の継続を推測しながら、確率変動遊技の継続について期待感をもって遊技者に遊技させることができる。
上記態様において、選択された当否判定テーブルの如何に関わらず、特別図柄変動時間設定手段によって設定された特別図柄変動時間に応じて、図柄の変動表示以外の方法で視覚的演出および聴覚的演出のうち少なくともいずれか一方を実行する演出実行手段をさらに備えてもよい。
この態様によれば、遊技者は少なくとも変動時間短縮遊技が継続しているか否かを容易に把握することができる。また、遊技者は、ランプ等の演出からも確率変動の継続について推測できないため、さらに限られた情報から確率変動の継続を推測しながら、確率変動の継続について期待感をもって遊技者に遊技させることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、確率変動遊技および変動時間短縮遊技に関する遊技性を向上させることができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口の普通電動役物を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の略中央に設けられた特別図柄表示装置61および演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62を拡開させるための抽選の契機となる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。
大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上特定領域へ落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、例えば8回繰り返される。
特別遊技が発生した場合であって抽選などの所定の条件が満たされた場合、特別遊技の終了後に特定遊技として確率変動遊技および変動時間短縮遊技が開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。変動時間短縮遊技においては、特別図柄の変動時間が短縮される。確率変動遊技および変動時間短縮遊技の詳細については後述する。
作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄と呼ばれる図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。変動短縮遊技の実行中においては、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、始動口62が開放状態となる時間が相対的に長く設定される。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64は、その上部に抽選保留ランプ20が設けられ、左側部に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。操作ボタン82は、遊技者が遊技機側所定の指示へ入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。
当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する当否判定テーブル記憶手段113を有する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否判定テーブル記憶手段113は、当否抽選値について当否を判定するための当否判定テーブルとして、当たりとなるべき当選値を1個以上定めた通常判定テーブルと当たりとなるべき当選値を通常判定テーブルよりも多く定めた特殊判定テーブルを記憶する。
通常判定テーブルは、当否抽選値が0から65535までの65536通りの値をとる場合には、たとえば65317から65535までを当たりとなる値の範囲と定め、残りの0から65316までを外れとなる値の範囲と定める。この通常判定テーブルを用いた場合の当選確率は約1/300となる。
一方、特殊判定テーブルは、当否抽選値が0から65535までの65536通りの値をとる場合には、たとえば64445から65535までを当たりとなる値の範囲と定め、残りの0から64444までを外れとなる値の範囲と定める。この特殊判定テーブルを用いた場合の当選確率は約1/60となり、通常判定テーブルを用いたときと比べて、当たりが発生しやすくなっている。
当否抽選手段112は、通常時には通常確率による当否判定のための通常判定テーブルを参照し、確率変動時には通常確率より当たりの確率が高くなる特殊判定テーブルを参照する。当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112がいずれの当否テーブルを選択するかは、図4において後述する当否判定テーブル選択手段200によって定められる。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61および演出表示装置60に表示させる特別図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターン決定テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。図柄決定手段114は、当否抽選手段112による当否判定結果に応じて複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。図柄決定手段114は、決定した停止図柄および変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、図柄決定手段114により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした1回または複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数、大入賞口66の特定領域への通過検出の有無に基づいて、単位遊技を継続させるか否か、すなわち次回の単位遊技を開始するか否かを判定する。次回の単位遊技を開始するための継続条件が満足されない場合、または単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、特定遊技を制御する。ここで「特定遊技」は、特別遊技への移行確率を変動させる確率変動遊技(以下、適宜「確変」ともいう)や、図柄変動の時間を短縮させる変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」ともいう)などの遊技を含む。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄を含む演出画像の変動パターンとして複数の変動パターンデータを保持する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターンに応じて決定する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と演出画像の変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出画像の変動パターンは、演出画像の変動表示態様、すなわち演出画像の変動開始から変動停止までの演出過程が定義される。変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出画像の変動パターンを選択する。
演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果を、選択された変動パターンデータにしたがって演出表示装置60へ演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
図4は、特定遊技実行手段122の機能ブロック図を示す。特定遊技実行手段122は、当否判定テーブル選択手段200、当否判定テーブル選択判定手段202、特別図柄変動時間設定手段210および変動時間テーブル記憶部212を有する。
当否判定テーブル選択手段200は、通常判定テーブルと特殊判定テーブルのいずれかを遊技状態に応じて選択する。当否判定テーブル選択手段200は、特別遊技終了後に所定の選択確率で通常判定テーブルと特殊判定テーブルのいずれかを選択する。当否判定テーブル選択手段200が特殊判定テーブルを選択する条件として、たとえば特別遊技が発生した場合に特別図柄が確率変動遊技を示す図柄で停止したことが挙げられる。当否判定テーブル選択手段200は、特別遊技終了後に特殊判定テーブルが選択された場合において、後述する当否判定テーブル選択判定手段202によって通常判定テーブルを選択することが判定されるまでは特殊判定テーブルが選択し続ける。一方、当否判定テーブル選択判定手段202によって通常判定テーブルを選択することが判定されると、当否判定テーブル選択手段200は、通常判定テーブルを選択する。これにより、確率変動状態の継続回数は固定的とはならず、所定の当選確率に基づく統計的な分布を呈する。これにより、遊技者は確率変動状態の継続について期待感をもって遊技することができる。
当否判定テーブル選択判定手段202は、当否判定テーブル選択手段200が特殊判定テーブルを選択した状態において、当否抽選手段112が当否抽選値を取得するたびに所定の当選確率で当否判定テーブル選択手段200に通常判定テーブルを選択させるか否かを判定する。
特別図柄変動時間設定手段210は、特別図柄の変動表示に要する特別図柄変動時間を定める。特別図柄変動時間設定手段210は、選択された当否判定テーブルの如何に関わらず、特別遊技の実行後に順次表示される特別図柄の特別図柄変動時間を所定の図柄表示回数、たとえば100回を上限として通常の特別図柄変動時間より短い特別図柄変動時間すなわち「時短」に設定する。時短遊技は、所定の図柄表示回数を消化した段階で終了となるほか、所定の図柄表示回数を消化するまでに次回の当たりが発生した段階で終了する。
特別図柄変動時間設定手段210により時短遊技が実行されている場合に、演出表示制御手段134は、図柄の変動表示を用いずに、遊技効果ランプ90を用いた視覚的演出処理およびスピーカ18を用いた聴覚的演出のうち少なくともいずれか一方を実行することが好ましい。これによれば、遊技者は少なくとも時短遊技が継続しているか否かを容易に把握することができる。また、遊技者は、ランプ等の演出からも確率変動遊技の継続について推測できないため、さらに限られた情報から確率変動遊技の継続を推測しながら、確率変動遊技の継続について期待感をもって遊技することがでる。
変動時間テーブル記憶部212は、特別図柄の変動時間を定める複数の変動時間テーブルを有する。変動時間テーブルは、遊技状態が時短であるか否かに応じて特別図柄の変動時間を定めるだけでなく、保留球の数に応じて特別図柄の変動時間を可変とすることが好ましい。保留球の数が多い場合の特別図柄の変動時間を短縮することにより、遊技展開をテンポよく早めることができ、単位時間当たりの特別図柄の変動回数を増やすことができる。
このように、特定遊技実行手段122において、確率変動遊技と時短遊技とを独立して制御することにより、時短遊技が継続中であっても、確率変動遊技が継続しているとは限らないので、遊技者は、確率変動遊技の継続と時短遊技の継続に対して個別の期待感をもって遊技することができる。特に、確率変動遊技の継続について遊技者に対して明示しないことにより、遊技者は確率変動遊技か否かについて推測を交えた期待感をもって遊技することができる。
また、遊技者は普通図柄の変動時間の短縮や普通電動役物の開放時間をもってしても確率変動遊技の継続について確信が持てないため、限られた情報から確率変動の継続を推測しながら、確率変動遊技の継続について期待感をもって遊技することができる。
図5は、変動時間テーブル記憶部212が有する通常時の変動時間テーブル300を示す。
変動時間テーブル300は、保留球の数ごとに、変動時間と選択確率との関係を定める。変動時間テーブル300において、保留球の数が多くなるにつれて、選択される変動時間が短くなるように、変動時間と選択確率とが定められている。たとえば、保留球が0の場合には、変動時間として「25秒」が選択される確率が最も高いのに対して、保留球が4の場合には、変動時間として「13秒」が選択される確率が最も高い。この結果、変動時間および選択確率に基づいて算出される変動時間の期待値は、保留球の数が多くなるにつれて短くなっている。
図6は、変動時間テーブル記憶部212が有する時短時の変動時間テーブル310を示す。
変動時間テーブル310において、保留球の数に応じて、選択される変動時間が通常遊技に比べてより短くなるように、変動時間と選択確率とが定められている。たとえば、保留球が0の場合には、変動時間として「10秒」が選択される確率が最も高くなり、通常遊技に最も選択されやすい。この結果、変動時間および選択確率に基づいて算出される変動時間の期待値が、保留球の数が多くなるにつれて短くなるとともに、各保留球の数に対応する変動時間の期待値が通常状態の変動時間の期待値に比べて短くなる。
図7は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図8は、図7におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が変動パターンデータにしたがって演出画像の変動表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40をスキップする。
図9は、図7におけるS34を詳細に示すフローチャートである。まず、確率変動遊技が継続中か否かが判定される(S100)。具体的には、当否判定テーブル選択手段200が通常判定テーブルと特殊判定テーブルのいずれかを選択しているかによって判定される。確率変動遊技中でない場合には(S100のN)、通常判定テーブルを用いて当否判定が行われる(S102)。一方、確率変動遊技中である場合には(S100のY)、次回以降も確率変動遊技を継続するか否かを定めるために、当否判定テーブル選択判定手段202により当否判定テーブルの選択処理が行われる(S104)。続いて、特殊判定テーブルを用いて当否判定が行われる(S106)。
図10は、図7におけるS40を詳細に示すフローチャートである。まず、時短遊技が継続中か否かが判定される(S200)。具体的には、特別遊技終了後の図柄変動の回数が時短遊技の継続回数として定められた上限に到達したか否かにより判定される。時短遊技が継続中である場合には(S200のY)、時短用の変動時間テーブル310を参照して特別図柄の変動時間が定められ(S210)、定められた変動時間に従って特別図柄の変動表示が実行される(S220)。時短遊技が継続中である場合には(S200のN)、通常時の変動時間テーブル300を参照して特別図柄の変動時間が定められ(S230)、定められた変動時間に従って特別図柄の変動表示が実行される(S240)。
図11は、図7におけるS16を詳細に示すフローチャートである。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S72)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 特定遊技実行手段の機能ブロック図を示す。 変動時間テーブル記憶部が有する通常時の変動時間テーブルを示す。 変動時間テーブル記憶部が有する時短時の変動時間テーブルを示す。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図7におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS34を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS40を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS16を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 90 遊技効果ランプ、 100 遊技制御装置、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 118 メイン表示制御手段、 122 特定遊技実行手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段。

Claims (1)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口に遊技球が入球したときランダムな値を抽選値として取得する抽選値取得手段と、
    前記抽選値について当否を判定するための当否判定テーブルとして、当たりとなるべき当選値を1個以上定めた通常判定テーブルと当たりとなるべき当選値を前記通常判定テーブルよりも多く定めた特殊判定テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
    前記通常判定テーブルと前記特殊判定テーブルのいずれかを遊技状態に応じて選択するテーブル選択手段と、
    前記選択された当否判定テーブルを参照して、前記取得された抽選値が当たりとなるべき当選値に一致するか否かにより前記抽選値の当否を判定する当否判定手段と、
    前記当否の判定結果を示すための特別図柄が所定の図柄で停止したことを条件として、前記特殊判定テーブルを選択して参照することによって通常遊技より遊技者に有利な特別遊技への移行確率を通常の確率状態よりも高くする確率変動遊技中において、前記抽選値取得手段が前記抽選値を取得するたびに所定の当選確率で前記テーブル選択手段に前記通常判定テーブルを選択させるか否かを前記当否判定手段による判定に先だって判定するテーブル選択判定手段と、
    前記特別図柄を特別図柄表示装置に変動表示させる特別図柄表示手段と、
    前記特別図柄の変動表示に要する特別図柄変動時間を定める特別図柄変動時間設定手段と、
    前記抽選値が当たりと判定されたとき、前記特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記遊技球が通過可能な作動口と、
    前記始動口を拡開可能な始動口拡開装置を用いて前記始動口を拡開させる始動口拡開手段と、
    前記作動口への前記遊技球の通過を契機として、前記始動口を拡開させるか否かを所定の抽選確率で決定する始動口拡開抽選手段と、
    前記始動口拡開抽選手段の抽選結果を示すための普通図柄を普通図柄表示装置に変動表示させる普通図柄表示手段と、
    前記普通図柄の変動表示に要する普通図柄変動時間を定める普通図柄変動時間設定手段と、
    記当否判定テーブルとして通常判定テーブルと特殊判定テーブルのいずれが選択されたかに関わらず、前記特別図柄変動時間設定手段によって設定された特別図柄変動時間に応じて、図柄の変動表示以外の方法で視覚的演出および聴覚的演出のうち少なくともいずれかを実行する演出実行手段と、
    を備え、
    前記特別図柄変動時間設定手段は、前記通常遊技中において、前記特別図柄の変動中または前記特別遊技中における遊技球の前記始動口への落入に応じてなされた抽選の結果であり図柄変動がまだ実行されていない保留の数である前記抽選値の保留数が多いほど前記特別図柄変動時間が短くなるように、前記選択された当否判定テーブルの如何に関わらず、前記特別遊技の終了を契機とし前記特別図柄の所定の図柄表示回数を上限として、前記特別遊技の実行後に順次表示される前記特別図柄の前記特別図柄変動時間を通常の特別図柄変動時間より短い特別図柄変動時間に設定し、前記通常遊技のうち前記特別遊技の終了後に前記特別図柄の変動時間を短縮させる変動時間短縮遊技中では、前記通常遊技中における変動時間短縮遊技以外の場合よりも特別図柄変動時間を短く設定し、
    前記普通図柄変動時間設定手段は、前記変動時間短縮遊技において、前記普通図柄変動時間を通常の普通図柄変動時間より短い普通図柄変動時間に設定し、
    前記始動口拡開手段は、前記変動時間短縮遊技において、前記始動口の拡開時間を通常よりも長くし、
    前記当否判定手段は、前記確率変動遊技中では前記選択された特殊判定テーブルを参照して前記抽選値の当否を判定し、前記通常遊技中における前記確率変動遊技以外の場合では前記選択された通常判定テーブルを参照して前記抽選値の当否を判定し、
    前記演出実行手段は、前記変動時間短縮遊技の実行中に、図柄の変動表示以外の方法で視覚的演出および聴覚的演出のうち少なくともいずれかを実行し、遊技の開始時および終了時が前記変動時間短縮遊技から独立した遊技である前記確率変動遊技の実行中には、当該確率変動遊技を実行中である旨を示唆する演出を実行しないことを特徴とする弾球遊技機。
JP2005148823A 2005-05-20 2005-05-20 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4873524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005148823A JP4873524B2 (ja) 2005-05-20 2005-05-20 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005148823A JP4873524B2 (ja) 2005-05-20 2005-05-20 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006320661A JP2006320661A (ja) 2006-11-30
JP4873524B2 true JP4873524B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=37540749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005148823A Expired - Fee Related JP4873524B2 (ja) 2005-05-20 2005-05-20 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4873524B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083300A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Sophia Co Ltd 遊技機

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5153154B2 (ja) * 2007-02-07 2013-02-27 株式会社平和 パチンコ遊技機の遊技制御装置
JP5218883B2 (ja) * 2007-03-30 2013-06-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP4736061B2 (ja) * 2007-05-22 2011-07-27 タイヨーエレック株式会社 弾球遊技機
JP2009291544A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP5178880B2 (ja) * 2011-05-20 2013-04-10 株式会社ソフイア 遊技機
JP5926006B2 (ja) * 2011-06-22 2016-05-25 京楽産業.株式会社 ぱちんこ遊技機
JP5785993B2 (ja) * 2013-06-26 2015-09-30 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5612170B2 (ja) * 2013-06-26 2014-10-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5613801B2 (ja) * 2013-08-06 2014-10-29 株式会社三共 遊技機
JP5795656B2 (ja) * 2014-04-02 2015-10-14 株式会社ニューギン 遊技機

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136693A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Heiwa Corp 遊技機の情報表示装置
JP2002315905A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP4055884B2 (ja) * 2001-05-18 2008-03-05 株式会社藤商事 弾球遊技機
JP2003169922A (ja) * 2001-12-06 2003-06-17 Samii Kk 弾球遊技機
JP2003339970A (ja) * 2002-05-31 2003-12-02 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2004187938A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP4347154B2 (ja) * 2004-07-20 2009-10-21 株式会社三共 遊技機
JP2006087795A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2006141556A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Kpe Inc パチンコ遊技機
JP2006212242A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Daikoku Denki Co Ltd パチンコ遊技機
JP4700986B2 (ja) * 2005-03-16 2011-06-15 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083300A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Sophia Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006320661A (ja) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873524B2 (ja) 弾球遊技機
JP5354770B2 (ja) 弾球遊技機
JP4811820B2 (ja) 弾球遊技機
JP4725954B2 (ja) 弾球遊技機
JP4674800B2 (ja) 弾球遊技機
JP5105433B2 (ja) 弾球遊技機
JP5116084B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009297194A (ja) 弾球遊技機
JP4674816B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009240376A (ja) 弾球遊技機
JP2008237643A (ja) 弾球遊技機
JP2008161388A (ja) 弾球遊技機
JP4919224B2 (ja) 弾球遊技機
JP5207460B2 (ja) 弾球遊技機
JP5019560B2 (ja) 弾球遊技機
JP4817454B2 (ja) 弾球遊技機
JP4878315B2 (ja) 弾球遊技機
JP4623568B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007037711A (ja) 弾球遊技機
JP4623569B2 (ja) 弾球遊技機
JP5510972B2 (ja) 弾球遊技機
JP5131672B2 (ja) 弾球遊技機
JP4771337B2 (ja) 弾球遊技機
JP5105438B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007268037A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4873524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees