JP5131672B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における画面表示内容を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常遊技より多くの賞球が得られる、いわゆる大当たりと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている(例えば、特許文献1参照)。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画面と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。また、図柄等の画像にキャラクタを用いて変動表示にストーリーを持たせる演出を施したり、特別遊技への移行確率を変動させる確率変動等の特定遊技の制御によっても遊技者の期待感を高めている。
特開2003−230714号公報
ここで、従来の第1種ぱちんこ遊技機においては、確率変動へ移行するか否かは大当たりとなる停止図柄の態様に対応していた。したがって、遊技者は液晶ディスプレイに表示される図柄変動および停止図柄を通じて、確率変動へ移行するか否かの判定結果を直ちに把握することができた。しかしながら、遊技者は、変動表示が停止し大当たりの表示がされない限りにおいて確率変動への移行を知ることはできない。このように、大当たりが確定する前から確率変動への移行を示唆することができないため、大当たりが確定するまでは確率変動への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができない場合が多かった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、弾球遊技機において新たな手法により確率変動などの特定遊技への移行の期待感を高めることで遊技性向上を図る技術の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、始動入賞口への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示す特別図柄が変動表示される特別図柄表示装置と、当否抽選が当たりであった場合、その当たりにより発生する特別遊技の終了後に、通常遊技から再び特別遊技へ移行するための条件を遊技者に有利な状態となる特定遊技へ移行させるか否かを判定する特定遊技判定手段と、当否抽選の結果を演出的に示す装飾図柄が変動表示される演出表示装置と、1回または複数回の単位遊技を含んで構成される特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、特別遊技中に表示させる演出内容としてそれぞれが異なる単位遊技において特定遊技判定手段による判定結果を示すようストーリーの展開が定められた複数の特別遊技演出パターンを保持する演出パターン記憶手段と、演出表示装置による装飾図柄の変動表示およびその背景画像の表示を制御し、特定遊技判定手段による判定結果を特別遊技制御手段により実行される特別遊技中に演出表示装置における表示を介して示す演出表示制御手段と、前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行中に演出表示装置に表示させるべき演出として、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを特定遊技判定手段による判定結果に応じて選択する特別遊技演出決定手段と、装飾図柄が変動表示される際に表示する背景画像を複数保持する背景画像記憶手段と、装飾図柄が変動表示される際に表示する背景画像を決定する背景画像決定手段と、を備える。背景画像決定手段は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、特別遊技演出パターンに応じて背景画像を決定する。演出表示制御手段は、背景画像としていずれかの画像が選択された場合に、その選択された背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示させる。
ここで「特定遊技」とは、特別遊技への移行確率を変動させる確率変動(以下、適宜「確変」ともいう)や、図柄変動の時間を短縮させる変動時間短縮(以下、適宜「時短」ともいう)など、通常遊技から特別遊技へ移行するための条件が遊技者に有利な状態の遊技を含む。また、特別図柄表示装置と演出表示装置は、単一の画面に表示する構成であってもよい。
この態様によると、当否抽選の結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行中に演出表示装置に表示させるべき演出として、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを特定遊技判定手段による判定結果に応じて選択し、その選択された特別遊技演出パターンに応じて背景画像を決定し、その背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示することができる。そのため、この態様によると、当否抽選の結果が当たりであった場合にどの特別遊技演出パターンが特別遊技中に表示されるかを当たりの発生前から示唆することができる。また、装飾図柄の変動が停止するまでの間に特別遊技演出パターンに応じて選択された背景画像を表示することで、特定遊技へ移行するか否かを変動表示が停止する前から間接的に示唆することができるので、変動表示中においても特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。また、特定遊技への移行が特別遊技中に報知されるまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
演出パターン記憶手段は、複数の特別遊技演出パターンとして、特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンと特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンとを記憶し、特別遊技演出決定手段は、第1の特別遊技演出パターンと第2の特別遊技演出パターンのいずれかを特定遊技判定手段による判定結果に応じて選択し、背景画像記憶手段は、複数の背景画像として、第1の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第1の背景画像と、第2の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第2の背景画像とを記憶し、背景画像決定手段は、第1の特別遊技演出パターンおよび第2の特別遊技演出パターンのいずれが選択されたかに応じて所定確率の下で第1の背景画像および第2の背景画像のいずれかを選択してもよい。
この態様によると、特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンおよび特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンのいずれが選択されたかに応じて、所定確率の下で、第1の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第1の背景画像および第2の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第2の背景画像のいずれかを選択することができる。これにより、表示された背景画像の種類により、変動表示が停止した後に行われるかもしれない特別遊技における特別遊技演出パターンを所定確率の下で示唆することができる。また、所定確率の下で第1の背景画像および第2の背景画像のいずれかを選択するので、背景画像の表示から変動表示が停止した後に行われるかもしれない特別遊技においていずれの特別遊技演出パターンが行われるかを確実に予測することはできない。そのため、背景画像が表示されてから変動表示が停止するまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
背景画像決定手段は、第1の特別遊技演出パターンが選択された場合、第2の特別遊技演出パターンが選択された場合より高い確率で第1の背景画像を選択してもよい。
この態様によると、第1の背景画像が表示された場合、第2の背景画像が表示された場合より高い確率で第1の特別遊技演出パターンによる特別遊技の演出が行われるため、特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。また、第2の背景画像が表示された場合、低確率ではあるが第1の特別遊技演出パターンによる特別遊技の演出の可能性が残されているため、第2の背景画像が表示された後も変動表示が停止するまで遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
背景画像決定手段は、装飾図柄の変動表示が開始される前に、背景画像を決定してもよい。
この態様によると、装飾図柄の変動表示が開始される前から背景画像を表示することができるので、変動表示が開始される前からであっても、特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、始動入賞口への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示す特別図柄が変動表示される特別図柄表示装置と、当否抽選が当たりであった場合、その当たりにより発生する特別遊技の終了後に、通常遊技から再び特別遊技へ移行するための条件を遊技者に有利な状態となる特定遊技へ移行させるか否かを判定する特定遊技判定手段と、当否抽選の結果を演出的に示す装飾図柄が変動表示される演出表示装置と、1回または複数回の単位遊技を含んで構成される特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、特別遊技中に表示させる演出内容としてそれぞれが異なる単位遊技において特定遊技判定手段による判定結果を示すようストーリーの展開が定められた複数の特別遊技演出パターンを保持する演出パターン記憶手段と、演出表示装置による装飾図柄の変動表示およびその背景画像の表示を制御し、特定遊技判定手段による判定結果を特別遊技制御手段により実行される特別遊技中に演出表示装置における表示を介して示す演出表示制御手段と、装飾図柄が変動表示される際に表示する複数の背景画像を保持する背景画像記憶手段と、前記装飾図柄が変動表示される際に表示する前記背景画像を決定する背景画像決定手段と、前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行中に演出表示装置に表示させるべき演出として、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを選択する特別遊技演出決定手段と、を備える。背景画像決定手段は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、複数の背景画像からいずれかを特定遊技判定手段による判定結果に応じて所定確率の下で選択する。特別遊技演出決定手段は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを、特定遊技判定手段による判定結果および複数の背景画像からいずれが選択されたかに応じて選択する。演出表示制御手段は、背景画像としていずれかの画像が選択された場合に、その選択された背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示させる。
この態様によると、前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、装飾図柄が変動表示されるまでに表示させる背景画像を、特定遊技判定手段による判定結果に応じて所定の確率の下で選択し、特別遊技の実行中に演出表示装置に表示させるべき演出として、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを特定遊技判定手段による判定結果および選択された背景画像に応じて選択し、その背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示することができる。そのため、この態様によると、当否抽選の結果が当たりであった場合には、表示された背景画像により、特別遊技中に実行される特別遊技演出パターンを示唆することができ、特定遊技へ移行する可能性を遊技者に間接的に示唆することができる。また、背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示することで、変動表示が停止する前に特定遊技へ移行するか否かを示唆することができるので、変動表示中においても特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。また、特定遊技への移行が特別遊技中に報知されるまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、新たな手法により特定遊技への期待感を高めることで遊技性向上を図ることができる。
以下に説明する弾球遊技機は、当否抽選の結果を演出的に示す装飾図柄の変動が停止するまでの間に表示する背景画像により、当否抽選が当たりであった場合に特別遊技において行われる特別遊技演出パターンが複数の特別遊技演出パターンのいずれであるかを示唆することができる。その結果、間接的に特別遊技終了後の特定遊技への移行の可能性を示唆することができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口の普通電動役物を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の略中央に設けられた特別図柄表示装置61および演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192の変動と、特別図柄192に連動する装飾図柄190を含む演出画像の変動を表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に対応した図柄であり、その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動する形で装飾図柄190を変動表示する液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、特別図柄192で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。演出表示装置60は、この実施の形態では液晶ディスプレイで構成されるが、ドラムなどの機械式回転装置やLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施の形態では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62を拡開させるための抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄と呼ばれる図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64は、その上部に抽選保留ランプ20が設けられ、左側部に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。操作ボタン82は、遊技者が遊技機側所定の指示へ入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および装飾図柄190が変動表示される。特別図柄192および装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および装飾図柄190が大当たりを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が発生した場合であってそのときの当たり停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技として確率変動遊技および変動時間短縮遊技が開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。変動時間短縮遊技の実行中においては、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、始動口62が開放状態となる時間が相対的に長く設定される。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施の形態におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施の形態におけるメイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。本実施の形態におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。例えば、当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、通常時には通常確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「非確変当否判定テーブル」と呼ぶ)を参照し、確率変動時には通常確率より当たりの確率が高くなる当否テーブル(以下、確変当否判定テーブル)を参照する。非確変当否判定テーブルにおいては所定の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。確変当否判定テーブルにおいては、非確変当否判定テーブルにおける当たりの範囲より広い範囲の当否抽選値が当たりと判定される。当否抽選手段112は、これら複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定することにより特別図柄抽選を実行する。
当否抽選手段112は、複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄の形で変動表示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す装飾図柄が演出表示装置60において変動表示される。
次に、図4を参照して図柄決定手段114を説明する。図4は、図柄決定手段114の機能ブロック図である。図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61および演出表示装置60に表示させる特別図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果に応じて決定する。
詳述すると、図柄決定手段114は、0〜255の範囲で生成されるパターン抽選値に応じて特別図柄の変動パターンを決定する。また、図柄決定手段114は0〜255の範囲で生成される図柄決定抽選値に応じて特別図柄の停止図柄態様を決定する。当否抽選値が当たりであるときには、図柄決定抽選値によって、確変大当たり、非確変大当たりのいずれとなるかが決定される。
図柄決定手段114は、当否抽選手段112による当否抽選の結果が当たりであった場合、その当たりにより発生する特別遊技の終了後に、通常遊技から再び特別遊技へ移行するための条件を遊技者に有利な状態となる特定遊技へ移行させるか否かを判定する特定遊技判定手段200と、特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得する図柄抽選値取得手段202とを備える。
図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。図柄決定手段114は、特別図柄や普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターン決定テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、図柄抽選値取得手段202により特別図柄を決定するための図柄決定抽選値を取得し、当否抽選手段112による当否判定結果と図柄決定抽選値とに応じて特別図柄の停止図柄を決定する。図柄決定手段114は、当否抽選手段112による当否判定結果に応じて複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。図柄決定手段114は、決定した停止図柄および変動パターンを示すデータ、停止図柄をメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。
メイン表示制御手段118は、当否抽選手段112による抽選の結果を、図柄決定手段114により決定された変動パターンにしたがって特別図柄の変動表示として特別図柄表示装置61に表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選手段112による当否抽選結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特別遊技は、大入賞口66の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした1回または複数回の単位遊技で構成される。単位遊技は例えば15回を上限として繰り返され、1回の単位遊技において大入賞口66を約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の継続回数、大入賞口66の特定領域への通過検出の有無に基づいて、単位遊技を継続させるか否か、すなわち次回の単位遊技を開始するか否かを判定する。次回の単位遊技を開始するための継続条件が満足されない場合、または単位遊技の上限回数を消化した場合には、特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、確率変動状態における遊技を制御する。特定遊技実行手段122は、当否抽選値が特定遊技へ移行すべき値であった場合、特別遊技後の遊技状態を確率変動状態へ移行させる。このときには、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が特別図柄抽選のために参照すべき当否判定テーブルとして、確変当否判定テーブルを設定する。確率変動状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
次に、図5を参照してパターン記憶手段130を説明する。図5は、パターン記憶手段130の機能ブロック図である。パターン記憶手段130は、装飾図柄を含む演出画像の変動パターンとして複数の変動パターンデータを保持する。
詳述すると、パターン記憶手段130は、特別遊技中に表示させる演出内容としてそれぞれが異なる単位遊技において特定遊技判定手段200による判定結果を示すようストーリーの展開が定められた複数の特別遊技演出パターンを保持する演出パターン記憶手段220と、装飾図柄が変動表示される際に表示する背景画像を複数保持する背景画像記憶手段222とを備える。
演出パターン記憶手段220は、複数の特別遊技演出パターンとして、特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンと特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンとを記憶している。これにより、いずれの特別遊技演出パターンが表示されるかにより特定遊技へ移行するか否かを特別遊技中あるいは特別遊技が終了した際に知ることができる。
背景画像記憶手段222は、複数の背景画像として、特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第1の背景画像と、特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第2の背景画像とを記憶する。つまり、遊技者は背景画像を見ることで、その後の特別遊技が複数の特別遊技演出パターンのうちいずれの特別遊技演出パターンで行われるかをある程度予測することができ、その情報に基づいて特定遊技への移行可能性を知ることができる。
次に、図6を参照して演出決定手段132を説明する。図6は、演出決定手段132の機能ブロック図である。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターン、に応じて決定する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルや、変動パターンを決定するために参照すべきパターンテーブルを保持する。
装飾図柄の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、例えば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄として揃える数字には、特別図柄と同じ数字が選ばれるのが好ましい。例えば、特別図柄が「3」の場合は装飾図柄が「333」となる。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、装飾図柄の停止図柄と演出画像の変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出画像の変動パターンは、演出画像の変動表示態様、すなわち演出画像の変動開始から変動停止までの演出過程が定義される。変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出画像の変動パターンを選択する。
演出決定手段132は、特別遊技演出決定手段230と、背景画像決定手段232とを備える。特別遊技演出決定手段230は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、特別遊技の実行中に演出表示装置60に表示させるべき演出として、演出パターン記憶手段220に記憶されている複数の特別遊技演出パターンからいずれかを特定遊技判定手段200による判定結果に応じて選択する。背景画像決定手段232は、演出表示装置60に表示させる背景画像を決定する。また、背景画像決定手段232は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、選択された特別遊技演出パターンに応じて背景画像記憶手段222に記憶されている複数の背景画像から装飾図柄の変動が停止するまでの間に表示される背景画像を決定する背景画像決定手段232とを備える。
特別遊技演出決定手段230は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを特定遊技判定手段200による判定結果に応じて選択することで、特定遊技へ移行するか否かの判定結果をどのタイミングで報知するかを決定することができる。
特別遊技演出決定手段230は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、例えば、前述の第1の特別遊技演出パターンおよび前述の第2の特別遊技演出パターンのいずれかを特定遊技判定手段200による判定結果に応じて選択することができる。
背景画像決定手段232は、前述の第1の背景画像および第2の背景画像を含む複数の背景画像の中からいずれかを演出表示装置60の背景画像として選択する。また、背景画像決定手段232は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、例えば、第1の特別遊技演出パターンおよび第2の特別遊技演出パターンのいずれが選択されたかに応じて所定確率の下で前述の第1の背景画像および前述の第2の背景画像のいずれかを選択する。また、背景画像決定手段232は、いずれの背景画像も選択しない場合があってもよい。例えば、当否抽選の結果がはずれであった場合には背景画像の出現率を低くし、当否抽選の結果が当たりであった場合には背景画像の出現率を高くすることで、背景画像を見た遊技者に対して大当たり発生への期待感を高めさせることができる。
このように、本実施の形態に係るぱちんこ遊技機10は、表示された背景画像の種類により、変動表示が停止した後に行われるかもしれない特別遊技における特別遊技演出パターンを所定確率の下で示唆することができる。一方、ぱちんこ遊技機10は、所定確率の下で第1の背景画像および第2の背景画像のいずれかを選択するので、当否抽選が当たりであった場合であっても、背景画像の表示から変動表示が停止した後に行われる特別遊技においていずれの特別遊技演出パターンが行われるかを遊技者に確実に報知することはできない。そのため、ぱちんこ遊技機10は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、背景画像が表示されてから特定遊技への移行が特別遊技中に報知されるまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
また、背景画像決定手段232は、第1の特別遊技演出パターンが選択された場合、第2の特別遊技演出パターンが選択された場合より高い確率で第1の背景画像を選択するようにしてもよい。
これによれば、ぱちんこ遊技機10は、第1の背景画像が表示された場合、第2の背景画像が表示された場合より高い確率で第1の特別遊技演出パターンによる特別遊技の演出が行われるため、特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。また、第2の背景画像が表示された場合、低確率ではあるが第1の特別遊技演出パターンによる特別遊技の演出の可能性が残されているため、第2の背景画像が表示された後も変動表示が停止するまで遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
また、背景画像決定手段232は、装飾図柄の変動表示が開始される前に、背景画像を決定してもよい。これによれば、本実施の形態に係るぱちんこ遊技機10は、装飾図柄の変動表示が開始される前から背景画像を表示することができるので、変動表示が開始される前からであっても、特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。
次に、図7を参照して演出表示制御手段134を説明する。図7は、演出表示制御手段134の機能ブロック図である。演出表示制御手段134は、当否抽選手段112による当否抽選の結果を、選択された変動パターンデータにしたがって演出表示装置60へ演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理を更に制御する。
詳述すると、演出表示制御手段134は、選択された変動パターンにしたがって演出表示装置60による装飾図柄の変動表示を実行する装飾図柄表示手段240と、装飾図柄が変動表示される際の背景画像の表示を実行する背景画像表示手段242とを備える。
本実施の形態におけるぱちんこ遊技機10は、装飾図柄とは別に演出のための画像が演出表示装置60に表示される。例えば、演出表示装置60における背景画像もここでいう演出のための画像の一種である。背景画像表示手段242は背景を表示させ、装飾図柄表示手段240はその上に重ねて装飾図柄を変動表示させる。パターン記憶手段130は、この演出のための画像の動画再生過程を定めた変動パターンや背景画像も複数種類記憶する。演出決定手段132は、これらの変動パターンを遊技状態に応じて適宜選択する。演出表示制御手段134は、こうして選択された変動パターンにしたがって、画像を表示させる。
したがって、演出表示制御手段134は、背景画像としていずれかの画像が選択された場合に、その選択された背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示させることができる。また、演出表示制御手段134は、演出表示装置60による装飾図柄の変動表示およびその背景画像の表示を制御する。また、演出表示制御手段134は、特定遊技判定手段200による判定結果を特別遊技制御手段120により実行される特別遊技中に演出表示装置60における表示を介して示すことができる。
演出パターン記憶手段220は、特別遊技中に表示させる演出内容としてそれぞれが異なる単位遊技において特定遊技判定手段200による判定結果を示すようストーリーの展開が定められた複数の特別遊技演出パターンを保持する。演出表示制御手段134は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、単位遊技の回数に応じて複数の特別遊技演出パターンから特別遊技演出決定手段230により決定された特別遊技演出パターンを選択し、その特別遊技演出パターンにしたがって特別遊技中の演出を演出表示装置60に表示させる。
これにより、特定遊技へ移行させるか否かの判定結果を背景画像により遊技者に示唆することができる。また、背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示することで、変動表示が停止する前に特定遊技へ移行するか否かを示唆することができるので、変動表示中においても特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。また、背景画像が表示されてから特定遊技への移行が特別遊技中に報知されるまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
(特別遊技演出ストーリー)
次に、本実施の形態に係る特別遊技演出パターンについて説明する。例えば、特別遊技全体を通して展開するストーリーとして2種類のキャラクタが登場し、これらのキャラクタ同士が単位遊技ごとに格闘するストーリーが各特別遊技演出パターンに描かれる。このストーリーでは、演出決定手段132により決定された報知タイミングとなる単位遊技において、特定のキャラクタに関する特定の動作シーンや特定の格闘結果シーンが描かれている。これらのシーンは、特定遊技へ移行する旨を暗示する。したがって、遊技者は特定の単位遊技においてキャラクタがどのように動作し、どのような格闘結果となるかを判別することによって、特定遊技へ移行するか否かを把握することができる。また、特定の動作は3回目の単位遊技、6回目の単位遊技、8回目の単位遊技、および特別遊技終了時のいずれかであり、遊技者は特定の動作または格闘結果の発生を期待しながら特別遊技を進行させる。また、特別遊技の開始シーンでは、特定遊技へ移行するか否かを暗示するために移行可能性を示す画像を表示させる。例えば、異なる背景色が施された複数のオープニング画像がパターン記憶手段130に保持されるとともに、移行可能性のレベルごとにオープニング画像が対応付けられている。
演出決定手段132は、特定遊技判定手段200による判定結果をもとに特定遊技への移行可能性をランダムで設定し、設定した移行可能性に応じてオープニング画像を演出パターン記憶手段220から選択する。選択されたオープニング画像は演出表示制御手段134により演出表示装置60へ表示される。特別遊技の開始シーンを通じて特定遊技への移行可能性を遊技者に推測させることができるので、特定遊技に対する遊技者の期待感を高めることができる。また、報知タイミングが特別遊技終了時に設定され、特定遊技へ移行する旨を特別遊技終了時に暗示する場合、その暗示画面を表示させる時間の分だけ特別遊技の終了タイミングを遅延させる。本実施の形態においては、例えば特別遊技の終了タイミングが実質的に遅延されるような、特別遊技の演出時間が長い特別遊技演出パターンが演出パターン記憶手段220から選択される。
特定遊技判定手段200による判定結果が特定遊技へ移行する旨を示す場合、遊技者は移行の旨を図柄変動停止時、3回目の単位遊技、6回目の単位遊技、8回目の単位遊技、および特別遊技終了時のいずれかのタイミングで把握することができる。一方、特定遊技判定手段200による判定結果が特定遊技へ移行しない旨を示す場合、その旨が遊技者に対して特に報知されないので、遊技者は特別遊技が終了して次回の図柄変動が開始されるまでは特定遊技へ移行しないことを把握することができない。すなわち、特別遊技が終了して図柄変動が開始されるまでは特定遊技への移行可能性が残されているように見えるので、特定遊技発生に対する遊技者の期待を長時間持続させることができ、遊技性を向上させることができる。
図8は、特別図柄範囲テーブルの内容を模式的に示す図である。特別図柄範囲テーブル210は、第1特別図柄範囲テーブル212、第2特別図柄範囲テーブル214、および第3特別図柄範囲テーブル216で構成され、図柄決定手段114に保持される。第1特別図柄範囲テーブル212は、確変大当たり、すなわち特定遊技への移行を伴う大当たりが発生した場合に参照される。第2特別図柄範囲テーブル214は、非確変大当たり、すなわち特定遊技への移行を伴わない大当たりが発生した場合に参照される。第3特別図柄範囲テーブル216は、外れ、すなわち特別遊技へ移行しない旨の判定がなされた場合に参照される。
特別図柄は、「0」から「9」までの10種類の数字図柄と、「−」の記号図柄で構成され、各テーブルにはこれらの数字または記号の図柄と、図示しない図柄決定抽選値との対応関係が定められている。例えば、図柄「0」に対して図柄決定抽選値「0」〜「25」が対応付けられるといったように、各図柄に対して図柄決定抽選値の範囲が対応付けられる。
第1特別図柄範囲テーブル212には「0」から「9」までのすべての図柄がその特別図柄範囲に含まれる。一方、第2特別図柄範囲テーブル214には、「0」〜「2」、「4」〜「6」、「8」、「9」の図柄がその特別図柄範囲に含まれる。すなわち、「3」と「7」の図柄は特定遊技への移行が確定される停止図柄であり、「3」と「7」以外の図柄だけが第1特別図柄範囲テーブル212および第2特別図柄範囲テーブル214の双方に含まれ、両テーブルに共通する図柄となっている。したがって、停止図柄が「3」または「7」となった場合は特定遊技への移行が確定したことを遊技者はただちに把握できるが、停止図柄が「3」「7」以外となった場合、遊技者は停止図柄を見ただけでは特定遊技へ移行するか否かを把握することはできない。第3特別図柄範囲テーブル216には、記号「−」の図柄のみがその特別図柄範囲に含まれる。あるいは、特別図柄は、「0」の数字図柄と「−」の記号図柄との2種類で構成されてもよい。この場合、「0」の数字図柄を特別遊技への移行が確定される停止図柄とし、「−」の図柄を外れの停止図柄とすることで、遊技者が停止図柄を見ただけでは特定遊技へ移行する否かを把握することができないようにし、特定遊技へ移行するか否かはその後の装飾図柄の変動表示において示してもよい。
すでに述べたように、遊技球が始動口62に入球すると、0〜65535の範囲で当否抽選値が取得される。それとあわせて0〜255の範囲で特別図柄の停止図柄を決定するための図柄決定抽選値が得られる。当否抽選値が当たりであるときには、この図柄決定抽選値に応じて、確変大当たり、非確変大当たりのいずれとなるかが決定される。
1.確変大当たり
図柄決定抽選値が、0〜128の範囲にあるときには確変大当たりとなる。特別遊技制御手段120は、特別図柄の変動表示が停止した後に特別遊技を実行する。特定遊技実行手段122は、特別遊技の終了後の通常遊技を高確率状態とし、特別遊技終了後の通常遊技において、時短遊技を実行する。そのため、確変大当たりが発生し、特別遊技が実行された後の通常遊技は、時短高確率状態となる。その後、時短遊技終了条件が成立すると、通常高確率状態に移行する。
2.非確変大当たり
図柄抽選値が129〜255の範囲にあるときには非確変大当たりとなる。特別遊技制御手段120は、特別図柄の変動表示が停止した後に特別遊技を実行する。特定遊技実行手段122は、特別遊技の終了後の通常遊技を低確率状態とする。
3.外れ
当否抽選値が外れの範囲にあるときには図柄抽選値にかかわりなく外れとなる。この場合、特別遊技は実行されず、特別図柄抽選の当たり確率が変更されることもないし、時短遊技も実行されない。
図9は、報知タイミングテーブルの内容を模式的に示す。演出決定手段132は、本図の報知タイミングテーブルを参照して報知タイミングを決定する。例えば、特別図柄が「3」または「7」になった場合は、報知タイミングを「図柄の変動停止時」に設定し、特別図柄が「3」および「7」以外の図柄であった場合は、報知タイミングを「3ラウンド目」、「6ラウンド目」、「8ラウンド目」、「終了時」のいずれかに設定する。演出表示制御手段134は、演出決定手段132による決定に応じて演出パターン記憶手段220からいずれかの特別遊技演出パターンを選択する。つまり、特別遊技演出決定手段230は、特定遊技への移行を報知する場合には、その報知タイミングに応じた第1の特別遊技演出パターンを選択し、特定遊技への移行が行われない場合は、第2の特別遊技演出パターンを選択する。
図10は、特別遊技の演出内容を模式的に示す図である。演出表示制御手段134は、演出パターン記憶手段220から選択した特別遊技演出パターンにしたがって以下の画面を演出表示装置60に表示させる。まず特別遊技の開始とともにオープニング画面300を表示させる。このオープニング画面300には、特定遊技への移行可能性に応じて異なる背景色が施されている。1ラウンド目の単位遊技において画面302が表示され、2ラウンド目の単位遊技において画面304が表示される。その後、演出決定手段132により報知タイミングが「3ラウンド目」に設定されている場合は画面306が表示され、「3ラウンド目」に設定されていなければ画面322が表示される。画面306と画面322とでは登場するキャラクタが異なるので、遊技者は3ラウンド目に登場するキャラクタの違いによって特定遊技へ移行するか否かを把握する。すなわち、画面306が表示されれば遊技者は特定遊技への移行を知ることができ、画面322が表示されれば特定遊技への移行はまだ確認できないので、6ラウンド目以降の画面に期待することとなる。
3ラウンド目で画面306が表示された後は、4〜8ラウンド目にそれぞれ画面308、画面310、画面312、画面314、画面316が表示され、最後に特定遊技への移行が確定されたことを示す終了画面318が表示された後、再び図柄変動画面320のように図柄変動が再開される。一方、3ラウンド目で画面322が表示された場合は、4、5ラウンド目でそれぞれ画面324、画面326が表示された後、演出決定手段132により報知タイミングが「6ラウンド目」に設定されている場合は画面328が表示され、「6ラウンド目」に設定されていなければ画面330が表示される。画面328では一方のキャラクタによる攻撃を他方のキャラクタがかわす場面が描かれており、画面330では一方のキャラクタによる攻撃を他方のキャラクタがかわすことができなかった場面が描かれている。このように画面内容が異なるので、遊技者は6ラウンド目の画面内容の違いによって特定遊技へ移行するか否かを把握する。すなわち、画面328が表示されれば遊技者は特定遊技への移行を知ることができ、画面330が表示されれば特定遊技への移行はまだ確認できないので、8ラウンド目以降の画面に期待することとなる。
6ラウンド目で画面328が表示された後は、7、8ラウンド目にそれぞれ画面314、画面316が表示され、最後に特定遊技への移行が確定されたことを示す終了画面318が表示された後、再び図柄変動画面320のように図柄変動が再開される。一方、6ラウンド目で画面330が表示された場合は、7ラウンド目で画面332が表示された後、演出決定手段132により報知タイミングが「8ラウンド目」に設定されている場合は画面334が表示され、「8ラウンド目」に設定されていなければ画面336が表示される。画面334では一方のキャラクタによる攻撃を受けた他方のキャラクタが立ち上がる場面が描かれており、画面336では一方のキャラクタによる攻撃を受けた他方のキャラクタが倒れる場面が描かれている。このように画面内容が異なるので、遊技者は8ラウンド目の画面内容の違いによって特定遊技へ移行するか否かを把握する。すなわち、画面334が表示されれば遊技者は特定遊技への移行を知ることができ、画面336が表示されれば特定遊技への移行はまだ確認できないので、終了時の画面に期待することとなる。
8ラウンド目で画面334が表示された後は、特定遊技への移行が確定されたことを示す終了画面318が表示された後、再び図柄変動画面320のように図柄変動が再開される。一方、8ラウンド目で画面336が表示された場合は、特定遊技への移行が確定されなかったことを示す終了画面338が表示される。ここで、演出決定手段132により報知タイミングが「終了時」に設定されている場合は特別遊技終了タイミングが遅延され、遅延処理画面340が表示される。遅延処理画面340には、特定遊技へ移行する旨が記載されており、遊技者は特別遊技の最後に特定遊技への移行を知ることができる。遅延処理画面340が表示された後は再び図柄変動画面320のように図柄変動が再開される。一方、特定遊技判定手段200により特定遊技へ移行しない旨の判定がなされていた場合は、遅延処理画面340が表示されないまま再び図柄変動画面320のように図柄変動が再開される。これにより、遊技者は特定遊技へ移行しない旨を知ることができる。
(背景画像表示)
本実施例においては、確率変動へ移行するか否かを図10のような特別遊技中のストーリー展開を通じて遊技者へ報知するが、特別遊技を構成する各単位遊技は、長い場合は30秒にも及ぶため、当たりが発生してから確率変動への移行報知までには相当な時間を要する可能性がある。しかし、確率変動への移行可能性だけは、当たり発生前から図柄変動中の背景画像を通じてあらかじめ示唆しているので、確率変動の移行有無がなかなか報知されないことによる遊技者のストレスを軽減させつつ、効果的に確率変動移行への期待感を高めさせることができる。
図11は、変動表示が停止するまでの間に表示される背景画像を模式的に示す図である。背景画像記憶手段222は、図11に示すように、複数の背景画像として、特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第1の背景画像400と、特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンが選択される可能性が高いことを示す第2の背景画像404と、第1の背景画像400および第2の背景画像404と異なる第3の背景画像402とを記憶する。
第1の背景画像400には、例えば、特別遊技における演出において主人公となるキャラクタがアップで表示されており、その後の特別遊技における主人公の勝利を予想させる画像となっている。第2の背景画像404は、特別遊技における演出において敵役となるキャラクタがアップで表示されており、その後の特別遊技における主人公の敗北を予想させる画像となっている。第3の背景画像402は、第1の背景画像400や第2の背景画像404とは異なり、その後の特別遊技におけるストーリー展開を何ら予想させない画像となっている。
そして、背景画像決定手段232は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、第1の特別遊技演出パターンおよび第2の特別遊技演出パターンのいずれが選択されたかに応じて所定確率の下で前述の各背景画像のいずれかを選択する。その結果、遊技者は背景画像を見た段階で、当たりであるか否か、および当たりであった場合にその後の特別遊技が複数の特別遊技演出パターンのうちいずれの特別遊技演出パターンで行われるかをある程度予測することができる。つまり、特別遊技終了後の特定遊技への移行の可能性をある程度予測することができる。そのため、背景画像が表示されてから特定遊技への移行が報知されるまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続させることができ、遊技性を高めることができる。
また、背景画像決定手段232は、当否抽選の結果が当たりであった場合に、第1の特別遊技演出パターンが選択されたときは第1の背景画像が選択される確率が高確率な当たり背景画像選択テーブルを参照し、第2の特別遊技演出パターンが選択されたときは第1の背景画像が選択される確率が低確率な外れ背景画像選択テーブルを参照するようにしてもよい。
(ぱちんこ遊技機における動作過程)
図12は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。図12に示す処理はループ処理として繰り返し実行される処理である。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行し(S10)、特別遊技フラグがオフであり特別遊技中でないと判定されれば(S12のN)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技フラグがオンであり特別遊技中であると判定されれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図13は、図12におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行し(S34)、背景画像決定手段232が背景画像決定処理を実行する(S35)。当否判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が決定された背景画像を含む演出画像の変動表示を変動パターンデータにしたがって開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、特定遊技への移行を報知するタイミングを判定する移行判定処理を実行する(S42)。図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40、S42をスキップする。
図14は、図13におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、当否抽選手段112は当否抽選値の当否を当否判定テーブルを参照して判定する(S91)。確変状態か非確変状態であるかに応じて当たりとなるべき当否抽選値の範囲が異なることはすでに説明した通りである。
確変大当たりであれば(S92のY)、特定遊技実行手段122は特別遊技の終了後に時短遊技を開始させる設定とし(S94)、特別遊技終了後に高確率状態とする設定にする(S95)。すなわち、特別遊技終了後の時短高確率状態へ移行が予約される。
非確変大当たりであれば(S92のN、S93のY)、特定遊技実行手段122は特別遊技の終了後に時短遊技を開始させる設定とし(S96)、特別遊技終了後に低確率状態とする設定にする(S97)。すなわち、特別遊技終了後の時短低確率状態へ移行が予約される。
外れであれば(S92のN、S93のN)、特別図柄抽選の確率は変動しないし、時短遊技も実行されることはない。図柄決定手段114は、パターン抽選値を取得して、特別図柄の変動パターンを決定する(S98)。また、特別図柄抽選の結果に応じて停止図柄がセットされ、特別遊技の演出パターン決定処理を実行する(S99)。
図15は、図14におけるS99の特別遊技の演出パターン決定処理を詳細に示すフローチャートである。当否抽選の結果が特別遊技へ移行する旨を示す場合には、この処理により、演出パターン記憶手段220に記憶されている複数の特別遊技演出パターンからいずれかを特定遊技判定手段200による判定結果に応じて選択することができる。
当否抽選手段112の当否抽選の判定結果が特別遊技へ移行する旨を示す場合であって、特定遊技への移行も確定している場合(S68のY、S70のY)、特別図柄がいずれであるかを判定する(S72)。特別図柄が「3」および「7」のいずれかであった場合(S72のY)、演出決定手段132は図柄変動時に特定遊技への移行を報知する旨を決定する(S74)。S72において、特別図柄が「3」および「7」のいずれでもなかった場合(S72のN)、演出決定手段132は判定結果の報知タイミングを決定する(S76)。例えば、演出決定手段132は、図10に示すような特別遊技の演出内容を複数のパターンの中から決定することで、間接的に報知タイミングを決定してもよい。具体的には、演出決定手段132が、演出内容として複数のパターンのうちいずれかを選択した結果、図10に示す3ラウンド目で画面306が表示された場合、演出決定手段132は、この時点を特定遊技への移行を報知する報知タイミングとして決定したことになる。あるいは、演出決定手段132が、演出内容として複数のパターンのうちいずれかを選択した結果、図10に示す6ラウンド目で画面328が表示された場合は、演出決定手段132は、この時点を特定遊技への移行を報知する報知タイミングとして決定したことになる。最後に、演出表示制御手段134は特別遊技において表示すべき第1の特別遊技演出パターンを、報知の有無および報知タイミングに基づいて選択し(S78)、S99のフローを終了する。特定遊技への移行がない場合(S70のN)、特定遊技への移行を報知する必要がないため、S72〜S76をスキップし、特別遊技において表示すべき第2の特別遊技演出パターンを選択し(S78)、S99のフローを終了する。
当否抽選手段112の当否抽選の判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合(S68のN)、特別遊技中の演出パターンを選択する必要がないため、S70〜S78をスキップし、S99のフローを終了する。
図16は、図13におけるS35の背景画像決定処理を詳細に示すフローチャートである。この処理により、特別遊技演出パターンに応じて背景画像を決定することができる。特別遊技への移行が決まっている場合(S50のY)、S78において選択された特別遊技演出パターンの情報を取得し(S52)、特別遊技へ移行しないことが決まっている場合(S50のN)、S52をスキップする。そして、背景画像決定手段232は、特別遊技演出パターンに応じて背景画像を選択し決定する(S54)。
ここで、背景画像決定手段232は、特別遊技が行われない場合でも、装飾図柄が変動表示する間に演出表示装置60の背景として、背景画像記憶手段222に記憶されている画像の中から背景画像を選択するとよい。これにより、特別遊技への移行可能性がないことを背景画像の有無により遊技者に示唆しないようにでき、その後の変動表示中においても特別遊技への移行に対する遊技者の期待感を維持することができる。
図17は、図13におけるS42の報知タイミング判定処理を詳細に示すフローチャートである。当否抽選手段112による当否抽選の判定結果が大当たりを示す場合であって(S80のY)、決定された特別図柄が「3」か「7」であった場合(S82のY)、図柄変動の停止時にスピーカ18や遊技効果ランプ90を通じて特定遊技への移行を報知し(S84)、特別遊技フラグをオンする(S86)。S80において、当否抽選手段112による当否抽選の判定結果が大当たりでなかった場合は(S80のN)、S82以降の処理をスキップしてS42のフローを終了する。S82において、決定された特別図柄が「3」および「7」のいずれでもなかった場合は(S82のN)、S84をスキップして特別遊技フラグをオンする(S86)。
このような処理により、決定された特別図柄が「3」か「7」の場合は、特定遊技への移行を早めに遊技者に報知することができる。また、決定された特別図柄が「3」および「7」のいずれでもなかった場合は、その時点では特定遊技への移行を報知せず、その後の特別遊技中においても遊技者の期待感を高く維持することができる。
したがって、本実施の形態に係るぱちんこ遊技機10は、装飾図柄の変動表示が停止される前に表示される背景画像や、特別遊技全体を通して展開されるストーリーにより、種々の段階で特定遊技への移行を示唆することが可能となる。その結果、特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を長時間維持し高めることができ、遊技性向上を図ることができる。
図18は、図12におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。特別遊技フラグがオンになっていた場合であって(S100のY)、特別遊技が開始済みでなければ(S102のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始してS106へ移行する(S104)。特別遊技が開始済みであれば(S102のY)、S104をスキップしてS106へ移行する。特別遊技フラグがオンになっていなければ(S100のN)、S102以降の処理をすべてスキップしてS16のフローを終了する。
S106において、大入賞口66が開放済みでなければ(S106のN)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放するとともに単位遊技を開始する(S108)。大入賞口66が開放済みであればS108をスキップする(S106のY)。第1の特別遊技演出パターンに応じた当該ラウンドの単位遊技が演出決定手段132により決定された報知タイミングに該当する場合(S110のY)、そのタイミングにて特定遊技へ移行する旨を報知手段としてのスピーカ18や遊技効果ランプ90を通じて報知する(S112)。当該ラウンドが報知タイミングでなければ(S110のN)、S112をスキップする。
大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S114のY)、または、開放時間が経過していないものの(S114のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S116のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S118)。開放時間が経過しておらず(S114のN)、大入賞口への入球数も9球以上に達していない場合は(S116のN)、S118以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S118における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が8に達している場合であって(S120のY)、演出決定手段132により決定された報知タイミングが「特別遊技終了時」に設定されている場合(S122のY)、スピーカ18や遊技効果ランプ90は特定遊技への移行を報知し(S124)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオフにする(S126)。報知タイミングが「特別遊技終了時」でなければS124をスキップし(S122のN)、特別遊技フラグをオフにする(S126)。S120において、ラウンド数が8に達していなければ(S120のN)、ラウンド数に1を加算して(S128)、S16のフローを終了する。なお、特別遊技におけるラウンド数は8以外の数であってもよく、例えばラウンド数を15としてもよい。
変形例として、背景画像決定手段232は、複数の背景画像からいずれかを特定遊技判定手段200による判定結果に応じて所定確率の下で選択し、特別遊技演出決定手段230は、特別遊技の実行中に演出表示装置60に表示させるべき演出として、複数の特別遊技演出パターンからいずれかを、特定遊技判定手段200による判定結果および複数の背景画像からいずれが選択されたかに応じて選択してもよい。
この態様によっても、特定遊技へ移行させるか否かの判定結果を背景画像により遊技者に示唆することができる。また、背景画像を装飾図柄の変動が停止するまでの間に背景として表示することで、変動表示が停止する前に特定遊技へ移行するか否かを示唆することができるので、変動表示中においても特定遊技への移行に対する遊技者の期待感を喚起することができる。また、特定遊技への移行可能性が特別遊技中に報知されるまでの長時間にわたって遊技者の期待感を持続することができ、遊技性を高めることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施の形態におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 図柄決定手段の機能ブロック図である。 パターン記憶手段の機能ブロック図である。 演出決定手段の機能ブロック図である。 演出表示制御手段の機能ブロック図である。 特別図柄範囲テーブルの内容を模式的に示す図である。 報知タイミングテーブルの内容を模式的に示す。 特別遊技の演出内容を模式的に示す図である。 変動表示が停止するまでの間に表示される背景画像を模式的に示す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図12におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図13におけるS34の当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図14におけるS99の特別遊技の演出パターン決定処理を詳細に示すフローチャートである。 図13におけるS35の背景画像決定処理を詳細に示すフローチャートである。 図13におけるS42の報知タイミング判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図12におけるS16の特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 66 大入賞口、 100 遊技制御装置、 110 入球判定手段、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 124 開閉制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 190 装飾図柄、 192 特別図柄、 200 特定遊技判定手段、 202 図柄抽選値取得手段、 210 特別図柄範囲テーブル、 220 演出パターン記憶手段、 222 背景画像記憶手段、 230 特別遊技演出決定手段、 232 背景画像決定手段、 240 装飾図柄表示手段、 242 背景画像表示手段。

Claims (4)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示す特別図柄の変動開始から変動終了までの変動過程を定める特図変動パターンにしたがって前記特別図柄を変動表示させる特別図柄表示装置と、
    前記当否抽選が当たりであった場合、その当たりにより発生する前記特別遊技の終了後に、通常遊技から再び特別遊技へ移行するための条件を遊技者に有利な状態となる特定遊技へ移行させるか否かを判定する特定遊技判定手段と、
    前記当否抽選の結果を示す装飾図柄を含む演出画像の変動開始から変動停止までの演出過程を定める演出変動パターンにしたがう前記演出画像の変動表示において、前記特図変動パターンに応じて選択された前記演出変動パターンにしたがって前記演出画像を変動表示させる演出表示装置と、
    1回または複数回の単位遊技を含んで構成される特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記特別遊技中に表示させる演出内容としてそれぞれが異なる単位遊技において前記特定遊技判定手段による判定結果を示すようストーリーの展開が定められた複数の特別遊技演出パターンとして、前記特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンと前記特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンを保持する演出パターン記憶手段と、
    前記演出表示装置による前記演出画像の変動表示および前記演出画像とは別の演出として前記特定遊技へ移行するか否かを示唆する画像である背景画像の表示を制御し、前記特定遊技判定手段による判定結果を前記特別遊技制御手段により実行される特別遊技中に前記演出表示装置における表示を介して示す演出表示制御手段と、
    前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、前記特別遊技の実行中に前記演出表示装置に表示させるべき演出として、前記第1の特別遊技演出パターンと前記第2の特別遊技演出パターンからいずれかを前記特定遊技判定手段による判定結果に応じて選択する特別遊技演出決定手段と、
    記背景画像として、第2の背景画像が表示される場合より高い確率で前記第1の特別遊技演出パターンの演出が行われることを示唆する第1の背景画像と、前記第1の背景画像が表示される場合より低い確率で前記第1の特別遊技演出パターンの演出が行われることを示唆する前記第2の背景画像とを保持する背景画像記憶手段と、
    前記演出画像が変動表示される際に表示する前記背景画像を前記当否抽選の結果に応じた基準にしたがって決定する背景画像決定手段と、
    を備え、
    前記背景画像決定手段は、前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、前記第1の特別遊技演出パターンおよび前記第2の特別遊技演出パターンのいずれが選択されたかに応じて所定確率の下で前記第1の背景画像および前記第2の背景画像のいずれかを選択し、
    前記演出表示制御手段は、前記背景画像としていずれかの画像が選択された場合に、その選択された背景画像を前記演出画像の変動が停止するまでの間に背景として表示させて、前記特定遊技へ移行させるか否かの判定結果を前記背景画像により遊技者に示唆することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記背景画像決定手段は、前記第1の特別遊技演出パターンが選択された場合、前記第2の特別遊技演出パターンが選択された場合より高い確率で前記第1の背景画像を選択することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記背景画像決定手段は、前記演出画像の変動表示が開始される前に、前記背景画像を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口への遊技球の入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示す特別図柄の変動開始から変動終了までの変動過程を定める特図変動パターンにしたがって前記特別図柄が変動表示される特別図柄表示装置と、
    前記当否抽選が当たりであった場合、その当たりにより発生する前記特別遊技の終了後に、通常遊技から再び特別遊技へ移行するための条件を遊技者に有利な状態となる特定遊技へ移行させるか否かを判定する特定遊技判定手段と、
    前記当否抽選の結果を示す装飾図柄を含む演出画像の変動開始から変動停止までの演出過程を定める演出変動パターンにしたがう前記演出画像の変動表示において、前記特図変動パターンに応じて選択された前記演出変動パターンにしたがって前記演出画像を変動表示させる演出表示装置と、
    1回または複数回の単位遊技を含んで構成される特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記特別遊技中に表示させる演出内容としてそれぞれが異なる単位遊技において前記特定遊技判定手段による判定結果を示すようストーリーの展開が定められた複数の特別遊技演出パターンとして、前記特定遊技への移行を示す第1の特別遊技演出パターンと前記特定遊技への非移行を示す第2の特別遊技演出パターンを保持する演出パターン記憶手段と、
    前記演出表示装置による前記演出画像の変動表示および前記演出画像とは別の演出として前記特定遊技へ移行するか否かを示唆する画像である背景画像の表示を制御し、前記特定遊技判定手段による判定結果を前記特別遊技制御手段により実行される特別遊技中に前記演出表示装置における表示を介して示す演出表示制御手段と、
    記背景画像として、第2の背景画像が表示される場合より高い確率で前記第1の特別遊技演出パターンの演出が行われることを示唆する第1の背景画像と、前記第1の背景画像が表示される場合より低い確率で前記第1の特別遊技演出パターンの演出が行われることを示唆する前記第2の背景画像とを保持する背景画像記憶手段と、
    前記演出画像が変動表示される際に表示する前記背景画像を前記当否抽選の結果に応じた基準にしたがって決定する背景画像決定手段と、
    前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、前記特別遊技の実行中に前記演出表示装置に表示させるべき演出として、前記第1の特別遊技演出パターンと前記第2の特別遊技演出パターンからいずれかを選択する特別遊技演出決定手段と、
    を備え、
    前記背景画像決定手段は、前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、前記第1の背景画像および前記第2の背景画像からいずれかを前記特定遊技判定手段による判定結果に応じて所定確率の下で選択し、
    前記特別遊技演出決定手段は、前記当否抽選の結果が当たりであった場合に、前記第1の特別遊技演出パターンと前記第2の特別遊技演出パターンからいずれかを、前記特定遊技判定手段による判定結果および前記第1の背景画像および前記第2の背景画像からいずれが選択されたかに応じて選択し、
    前記演出表示制御手段は、前記背景画像としていずれかの画像が選択された場合に、その選択された背景画像を前記演出画像の変動が停止するまでの間に背景として表示させて、前記特定遊技へ移行させるか否かの判定結果を前記背景画像により遊技者に示唆することを特徴とする弾球遊技機。
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