JP4858570B2 - 車両用サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サンルーフ装置に関するものである。
従来、車両用サンルーフ装置としては、例えば特許文献1に記載されたもの(いわゆる、アウタスライドサンルーフ)が知られている。この装置では、全閉状態において、車両前後に配置されたシューを後方に移動させると、ガイドレールに回動自在に連係された昇降リンクの先端が上昇してチルトアップ状態に移行する。また、チルトアップ状態において、前記シューを更に後方に移動させると、可動パネルがチルトアップした状態で後方移動して全開状態に移行する。
特開2005−153803号公報
ところで、特許文献1の車両用サンルーフ装置では、全閉状態から全開状態に至るまでに要する前記シューの移動量(作動ストローク)が、全閉状態〜チルトアップ状態〜全開状態の移動量となるため、全閉状態からチルトアップ状態に移行するまでの前記シューの移動量(以下、「チルト作動ストローク」ともいう)を増加すると全開状態に移行するまでの該シューの移動量、即ち可動パネルの開口量が減少してしまう。
一方、チルト作動ストロークは、可動パネルが昇降する高負荷状態の区間に相当することから、より長く確保することが好ましい。仮に、チルト作動ストロークを減少すると、単位作動ストローク当たりの負荷が増大して、その分、前記シューを駆動する電気的駆動源(モータなど)の大型化を余儀なくされてしまう。
本発明の目的は、電気的駆動源を大型化することなく、可動パネルの開口量をより増加することができる車両用サンルーフ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の屋根部に形成された開口部を開閉する可動パネルと、前記開口部の車両幅方向縁部に設けられ、車両前後方向に延在するガイドレールと、前記可動パネルの車両幅方向縁部後側に連係されて、前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に設けられ、電気的駆動源により移動駆動される後側摺動部材と、前記可動パネルの車両幅方向縁部前側に揺動自在に係止され、車両前後方向において前記後側摺動部材よりも車両前方の所定位置に保持される移動不能状態及び前記所定位置から車両後方への移動が許容される移動可能状態に選択的に切り替えられるチェック手段とを備え、全閉状態において、前記後側摺動部材を前記ガイドレールに沿って車両前方に移動させて、前記移動不能状態にある前記チェック手段に係止される前記可動パネルの前側を支点に前記後側摺動部材に連係される前記可動パネルの後側を上昇させてチルトアップ状態にする車両用サンルーフ装置において、前記後側摺動部材に設けられたチェック解除手段を備え、前記チェック解除手段は、チルトアップ状態において、前記可動パネルの作動を伴わない前記後側摺動部材の更なる車両前方への移動により、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動によって前記チェック手段を前記移動可能状態に切り替えつつ前記チェック手段を一体で移動させる係合状態に切り替わり、前記係合状態において、前記可動パネルの作動を伴わない前記後側摺動部材の更なる車両前方への移動により、前記チェック手段から解放される係合解除状態に切り替わることを要旨とする。
同構成によれば、前記チェック解除手段の前記係合状態において、前記後側摺動部材を車両後方に移動させると、前記チェック手段が前記移動可能状態に切り替わりつつ、前記チェック解除手段と一体で車両後方に移動する。従って、前記チェック手段に係止される前記可動パネルは、チルトアップ状態のまま開放される。この場合、前記可動パネルの全開状態を規定する前記後側摺動部材等の最大の移動量は、前記可動パネルをチルトアップ状態にする際の逆方向の前記後側摺動部材の移動量に制約されることはなく、前記チェック解除手段を前記係合状態又は前記係合解除状態に切替可能な前記可動パネルの作動を伴わない当該移動量のみを別途、確保すればよい。従って、前記可動パネルの全開状態を規定する前記後側摺動部材等の最大の移動量、即ち前記可動パネルの開口量をその分、増加することができる。
一方、前記チェック解除手段の前記係合状態において、前記後側摺動部材を車両前方に更に移動させると、前記チェック解除手段が前記係合解除状態に切り替わる。従って、この状態で、前記後側摺動部材を車両後方に移動させると、前記可動パネルの作動を伴わない期間を経た後、前記移動不能状態にある前記チェック手段に係止される前記可動パネルの前側を支点に前記後側摺動部材に連係される前記可動パネルの後側が下降して全閉状態になる(復帰する)。
また、前記可動パネルを全閉状態からチルトアップ状態(あるいはその逆)にする際の前記後側摺動部材の移動量を十分に確保できるため、該後側摺動部材の単位移動量当たりの負荷を減少することができ、ひいては前記電気的駆動源の大型化を回避することができる。
なお、本発明において、前記チェック手段による前記可動パネルの車両幅方向縁部前側の揺動自在な係止とは、当該係止位置を中心とする前記可動パネルの回動を許容する係止のみならず、その他の部材に設定された回転軸や仮想中心を中心とする前記可動パネルの回動を許容する係止を含むものとする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンルーフ装置において、前記チェック解除手段は、ガイド突部を有し、前記移動不能状態において、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記チェック解除手段が前記係合状態に切り替わる際に前記ガイド突部の進入を許容する第1経路と、前記第1経路の前端に連通され、前記ガイド突部が進入することで前記チェック解除手段を前記係合解除状態に切り替える第2経路と、前記第1経路及び前記第2経路の連通部において前記ガイド突部を前記第1経路から前記第2経路へと移動するように付勢する付勢手段とを備えることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用サンルーフ装置において、前記チェック手段は、前記移動不能状態において、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記チェック解除手段が前記係合状態に切り替わる際に前記ガイド突部の進入を許容する前記第1経路と、前記第1経路の前端に連通され前記後側摺動部材の更なる車両前方への移動に伴い前記ガイド突部が進入することで前記チェック解除手段を前記係合解除状態に切り替える前記第2経路と、前記第1経路及び前記第2経路の連通部において前記ガイド突部を前記第1経路から前記第2経路へと移動するように付勢する前記付勢手段とを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記チェック解除手段の前記係合状態から前記係合解除状態への切り替えを、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い、前記ガイド突部を前記第1経路から前記第2経路に移動(進入)させる極めて簡易な構造で行うことができる。また、前記ガイド突部の前記第1経路から前記第2経路への移動を前記付勢手段にて助勢することで、前記チェック解除手段を前記係合状態から前記係合解除状態へとより確実に切り替えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用サンルーフ装置において、前記チェック手段は、係合溝を有し、前記チェック解除手段は、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記移動不能状態にある前記チェック手段の前記係合溝を通過するとともに、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動により前記係合溝に嵌入して前記チェック手段を一体で移動するように前記係合溝を押圧する係合突部を有することを要旨とする。
同構成によれば、前記移動不能状態にある前記チェック手段は、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記係合突部が前記係合溝を通過するとともに、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動により前記係合突部が前記係合溝に嵌入して該係合溝を押圧することで、前記チェック解除手段と一体で車両後方に移動する。このように、前記チェック手段が前記チェック解除手段と一体で車両後方に移動する際、前記係合溝に前記係合突部が嵌入していることで、これらチェック手段及びチェック解除手段をより安定した状態で車両後方に一体移動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用サンルーフ装置において、前記チェック手段は、前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に設けられ、前記可動パネルに係止されるチェックブロックと、前記係合溝を有して前記チェックブロックに回動自在に連結され、前記所定位置において前記ガイドレールに形成された係止部に係止される側に付勢されて前記移動不能状態を維持するチェックレバーとを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記チェック手段は、前記可動パネルの係止(即ち可動パネルの車両前後位置規制)及び前記移動不能状態と前記移動可能状態との切り替えの各機能を2部品(チェックブロック及びチェックレバー)で分担して行うことで、各機能の動作をより確実に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用サンルーフ装置において、前記チェック手段は、前記チェックレバーに回動自在に連結され、付勢力が付加されて前記ガイドレールと係合する所定初期位置に保持される係合突部規制レバーを有し、前記係合突部は、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記付勢力に抗して前記係合突部規制レバーを回動させて前記係合溝を通過するとともに、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動により前記係合突部規制レバーを介して該係合突部規制レバーに係合する前記ガイドレールを押圧して前記チェックレバーを前記係止部から解放することを要旨とする。
同構成によれば、前記係合溝を通過した前記係合突部は、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動により前記係合突部規制レバーを介して該係合突部規制レバーに係合する前記ガイドレールを押圧して前記チェックレバーを前記係止部から解放する。このように、前記係合突部規制レバーを介して前記係合突部の押圧力を前記ガイドレールに中継することで、前記移動不能状態から前記移動可能状態へとより確実に切り替えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用サンルーフ装置において、前記後側摺動部材の車両前後方向の位置を検出する位置検出手段と、前記後側摺動部材の車両前後方向の位置に基づき、前記電気的駆動源を駆動制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記チェック解除手段が前記係合状態から前記係合解除状態に切り替わる前記可動パネルの作動を伴わない車両前後方向の範囲を前記後側摺動部材が移動するとき、前記電気的駆動源の停止を禁止することを要旨とする。
同構成によれば、前記チェック解除手段が前記係合状態から前記係合解除状態に切り替わる前記可動パネルの作動を伴わない車両前後方向の範囲を前記後側摺動部材が移動するとき、前記制御手段により前記電気的駆動源の停止が禁止される。従って、前記チェック解除手段の前記係合状態及び前記係合解除状態で共用される前記後側摺動部材の車両前後方向の範囲で該後側摺動部材が停止して、前記チェック解除手段の現状が前記係合状態及び前記係合解除状態のいずれにあるのかが不明になることを回避することができる。
本発明では、電気的駆動源を大型化することなく、可動パネルの開口量をより増加することができる車両用サンルーフ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す側面図。 (a)は同実施形態を示す底面図であり、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図。 同実施形態の動作を示す側面図。 (a)は同実施形態の動作を示す底面図であり、(b)(c)は(a)のB−B線及びC−C線に沿った断面図。 (a)(b)は同実施形態の動作を示す底面図。 同実施形態の動作を示す側面図。 同実施形態を模式的に示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図7は、自動車などの車両の屋根部としてのルーフ10に搭載されたサンルーフ装置11を斜め上方から見た模式図である。同図に示されるように、ルーフ10にはルーフ開口部10aが形成されている。そして、ルーフ開口部10aには、該ルーフ開口部10aを開閉する可動パネル12が搭載されている。なお、可動パネル12は、チルトアップ動作及び車両前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。可動パネル12の開閉作動においては、チルトアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタスライド方式が採用されている。
次に、可動パネル12の開閉作動に係る構造について説明する。なお、サンルーフ装置11は、可動パネル12の開閉作動に係る構造をルーフ開口部10aの車両幅方向両側に対で備えており、以下では基本的に車両幅方向片側の当該構造のみについて説明する。
図1は、サンルーフ装置11を一部破断して示す側面図である。また、図2(a)は、サンルーフ装置11の車両前部を一部破断して示す底面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線に沿った断面図である。なお、図2(b)は、図1のA−A線に沿った断面図でもあり、図2(a)では便宜的に幅方向を図2(b)に合わせて描画している。
図1に示すように、サンルーフ装置11は、ルーフ開口部10aの車両幅方向縁部に設けられ、車両前後方向に延在するガイドレール13を備える。ガイドレール13は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、図2(b)に示すように、底壁部13a、該底壁部13aの幅方向両端から車両上方に突出する対の側壁部13b及び該側壁部13bの上端から互いの対向側に突出する対のフランジ13c,13dを一体的に有して断面略C字状に成形されている。
図1に示すように、ガイドレール13には、その内壁面に遊嵌される状態で後側摺動部材としてのリアシュー16が車両前後方向に移動自在に装着されている。このリアシュー16は、ガイドレール13の両フランジ13c,13d間の開口を通じてガイドレール13の上方に突出する略三角形の支持片16aを有するとともに、該支持片16aの上端部に固着され車両幅方向一側(図1において紙面に直交する奥側)に突出するガイドピン16bを有する。また、ガイドレール13には、リアシュー16の前側でその内壁面に遊嵌される状態でフロントシュー17が車両前後方向に移動自在に装着されている。このフロントシュー17は、ガイドレール13の両フランジ13c,13d間の開口を通じてガイドレール13の上方に突出する略三角形の支持片17aを有するとともに、該支持片17aの上端部に固着された支持軸17bを有する。
一方、前記可動パネル12の車両幅方向縁部下面には、車両前後方向に延在するブラケット18が固着されている。このブラケット18の後側には、車両前後方向に延在するガイド溝19が形成されている。このガイド溝19は、前方に向かうに従い下降するように傾斜する傾斜部19aを有するとともに、該傾斜部19aの前端に連続してガイドレール13と概ね平行に延在する直線部19bを有する。そして、ガイド溝19には、前記ガイドピン16bが移動自在に嵌入されている。また、ブラケット18の前側は、前記支持軸17bにて支持片17aに回動自在に連結されている。
ここで、可動パネル12の全閉状態では、前記ガイドピン16bはガイド溝19の最上部となる傾斜部19aの後端に配置されている。従って、この状態で、リアシュー16の車両前方への移動に伴い、前記ガイドピン16bが傾斜部19aに沿ってその前端まで移動すると、ブラケット18(可動パネル12)は、支持軸17bを中心に後側が上昇するように回動してチルトアップ状態となる(図3参照)。このとき、ガイド溝19の直線部19bは、ガイドレール13と平行に延在するように設定されている。つまり、チルトアップ状態では、リアシュー16の車両前後方向への移動に伴い、前記ガイドピン16bが直線部19bに沿って移動しても可動パネル12が作動することはない。
図1に示すように、ガイドレール13には、フロントシュー17の後側でチェック手段20が設置されている。このチェック手段20は、チェックブロック21と、チェックレバー22と、係合突部規制レバー23とを備えて構成される。
チェックブロック21は、車両前後方向に延在する本体部26と、該本体部26の前端から上側に屈曲して前記ブラケット18に固着された係止ピン18aを上下方向に移動可能に係止する係止突部27を一体的に有して側面視略L字形状を呈している。つまり、チェックブロック21は、支持軸17bを中心とする可動パネル12の回動に際し、係止突部27において係止ピン18aを支点とする可動パネル12の前側の揺動を許容している。そして、図2に示すように、本体部26は、その長手方向全長に亘ってガイドレール13の一方のフランジ13dに車両前後方向に移動可能に嵌合するガイド部26aと、前端部でガイドレール13の他方のフランジ13cに車両前後方向に移動可能に嵌合するガイド部26bとを有する。つまり、チェックブロック21は、両ガイド部26a,26bによりガイドレール13(フランジ13c,13d)に沿って車両前後方向に移動自在に装着されている。従って、チェックブロック21が移動することで、該チェックブロック21(係止突部27)に係止される可動パネル12がフロントシュー17等とともに車両前後方向に移動する。
また、本体部26は、図4に示すように、フランジ13dの基端側でガイド部26aの上面から上側に突出する断面略L字状のガイド片26cを有する。ガイド片26cの内壁面は、ガイド部26aの上面とともにフランジ13c側に開口する断面略U字状の第1経路28を形成する。図1に示すように、ガイド片26c(第1経路28)は、係止突部27の車両後方で車両前後方向に延在しており、その前部は、連通部OPを介して上方に開口している。そして、ガイド片26cの上面は、第1経路28の上側に重ねられる態様で車両前後方向に延在する第2経路29を形成する。なお、ガイド部26aには、幅方向において第1経路28等に隣接して付勢手段としての板ばね30が片持ち支持にて連結されている。この板ばね30の自由端となる先端部は、車両前側に延出して前記連通部OPの位置でガイド片26cの上面に概略一致する高さ位置に配置されている。
図2(a)に示すように、ガイド部26bの基端部には、支持軸22aにより前記チェックレバー22が回動自在に連結されている。このチェックレバー22は、支持軸22aの下端から車両上方(図2(a)において紙面に直交する奥方向)にフランジ13cの高さ位置まで隆起する略斧形状のチェック部22bを有する。一方、前記フランジ13cの所定位置には、チェックレバー22の支持軸22a周りの回動に伴いチェック部22bの略矩形状の頭部が嵌入可能な略矩形状の係止部としての切り欠き13eが形成されている。従って、本体部26(チェックブロック21)は、チェック部22bが切り欠き13eに嵌入することで、車両前後方向においてリアシュー16よりも車両前方の所定位置に保持される移動不能状態に切り替えられ、チェック部22bが切り欠き13eから外れることで、前記所定位置から車両後方への移動が許容される移動可能状態に切り替えられる。そして、可動パネル12の車両前後位置は、チェックブロック21が前述の移動不能状態にあるときに所定位置に規制されている。チェックブロック21の移動不能状態は、例えば可動パネル12の全閉状態において設定されている。なお、チェックレバー22は、図示しない付勢部材により、チェック部22bが切り欠き13eに嵌入する側(図2(a)において反時計回転方向に回動する側)に常時付勢されている。
また、チェック部22bの略矩形状の頭部には、フランジ13dの対向側で係合溝22cが形成されている。この係合溝22cは、車両後方に向かうに従いフランジ13c側に近付くように傾斜している。そして、チェックレバー22は、チェック部22bが切り欠き13eに嵌入するとき、係合溝22cを挟んでその前後にガイド部26aとの間で係合溝22cと同等の開口幅に設定されて車両前後方向に延在する導入路31を形成する。
図2(a)に示すように、チェック部22bの係合溝22cよりも先端側(後側)には、チェック部22bの下側で前記係合突部規制レバー23が支持軸23aにより回動自在に連結されている。この係合突部規制レバー23は、支持軸23aから車両後方に延出してフランジ13c側の側壁部13bに当接可能な鉤爪状の当接片23bを有するとともに、支持軸23aから車両前方に延出して導入路31内に突出可能な鉤爪状の規制片23cを有する。係合突部規制レバー23は、チェックブロック21の前述の移動不能状態において、当接片23bが対向する側壁部13bに当接しているとき、規制片23cが導入路31内に突出して該導入路31の車両前後方向の連通を遮断するように設定されている。このときの係合突部規制レバー23の回動位置を「所定初期位置」という。また、係合突部規制レバー23は、支持軸23a周りに図示時計回転方向に回動することで、2点鎖線にて併せ示したように、規制片23cによる導入路31の遮断を解放可能に設定されている。
なお、係合突部規制レバー23は、図示しない付勢部材により、当接片23bが前記側壁部13bに当接する側(図2(a)において反時計回転方向に回動する側)に常時付勢されている。ただし、係合突部規制レバー23に対する付勢力は、チェック部22bを切り欠き13eに嵌入する際のチェックレバー22に対する付勢力よりも小さく設定されており、従って、係合突部規制レバー23に対する付勢力によってチェック部22bが切り欠き13eから外されることはない。
図1に示すように、前記リアシュー16の前端部には、略平板状の連結アーム41が支持軸41aにより回動自在に連結されている。この連結アーム41は、車両前方にチェックブロック21(ガイド部26a)まで延出しており、支持軸41a周りに設けられたコイルスプリング42により、その前端がチェックブロック21のガイド部26a上面に当接する側(図1において反時計回転方向に回動する側)に常時付勢されている。
連結アーム41の前端部には、図4(b)に示すように、前記導入路31に対向して下方に突出する略円柱状の係合突部43が固着されている。図2(a)に示すように、この係合突部43は、リアシュー16及び連結アーム41の車両前方への移動に伴い導入路31に沿って車両前方に移動する。この際、係合突部43は、規制片23cを押圧することで、係合突部規制レバー23に付加される付勢力に抗して該係合突部規制レバー23を図4(a)において時計回転方向に回動させつつ前記係合溝22cを通過する。これに伴い、係合突部43から解放された係合突部規制レバー23は、前記所定初期位置に復帰する。
また、この状態で、リアシュー16及び連結アーム41が車両後方に移動すると、係合突部43は、前記所定初期位置に復帰している係合突部規制レバー23の規制片23cを押圧する。このとき、係合突部43に押圧されて図4(a)において反時計回転方向に回動しようとする係合突部規制レバー23は、当接片23bにて対向する側壁部13bを押圧することで、支持軸23aを介してチェック部22b(チェックレバー22)を図4(a)において時計回転方向に回動する側、即ちチェック部22bが前記切り欠き13eから外れる側に押圧する(図5(a)参照)。
そして、リアシュー16及び連結アーム41が車両後方に更に移動すると、規制片23cを更に押圧する係合突部43は、規制片23cに沿って前記係合溝22cに進入し始める(図5(b)参照)。このとき、チェックレバー22は、チェック部22bが前記切り欠き13eから完全に外れて、該切り欠き13eから解放される。そして、チェックブロック21は前述の移動可能状態に切り替わる。従って、この状態で、リアシュー16及び連結アーム41が車両後方に更に移動すると、係合溝22cにて係合突部43を係止するチェックレバー22がチェックブロック21とともに車両後方に移動する(係合状態)。
また、連結アーム41の前端部には、図4(b)に示すように、前記第1経路28等に臨む幅方向に突出する略円柱状のガイド突部44が固着されている。このガイド突部44は、連結アーム41がチェックブロック21のガイド部26a上面に当接している状態では、前記第1経路28に挿入されて該第1経路28に沿って車両前後方向に移動可能となっている。従って、リアシュー16及び連結アーム41の車両前後方向の移動に伴う前述の係合突部43及び係合突部規制レバー23の係合を損ねることはない。
一方、図6に示すように、リアシュー16及び連結アーム41の車両前方への移動に伴い、ガイド突部44が前記板ばね30に乗り上げながら第1経路28の前側の連通部OPに達すると、板ばね30に付勢されるガイド突部44を連通部OPを介して前記第2経路29に進入させる態様で、連結アーム41が図示時計回転方向に回動する。このとき、ガイド突部44は、前記ガイド片26cの上面に当接して第2経路29に沿って車両前後方向に移動可能となっている。また、係合突部43は、第1及び第2経路28,29の段差分だけ車両高さ方向にシフトして配置される。このとき、係合突部43の車両後方への移動軌跡上から前記係合突部規制レバー23が外れるように設定されている。従って、ガイド突部44が第2経路29に進入している状態では、リアシュー16及び連結アーム41が車両後方に移動しても、チェックブロック21等が車両後方に移動することはない(係合解除状態)。そして、ガイド突部44が第2経路29(ガイド片26c)の後端に到達すると、ガイド突部44がガイド片26cから解放されることで、連結アーム41は、コイルスプリング42に付勢されてチェックブロック21のガイド部26a上面に当接するまで図示反時計回転方向に回動(戻り回動)する。連結アーム41、コイルスプリング42、係合突部43及びガイド突部44は、チェック解除手段40を構成する。
なお、ガイド突部44が第1経路28又は第2経路29を移動している間は、リアシュー16のガイドピン16bは前記直線部19bに配置されるように設定されている。従って、チェック解除手段40が前述の係合状態又は係合解除状態に切り替わる間に、可動パネル12が作動することはない。そして、チェック解除手段40の係合状態において、リアシュー16及び連結アーム41がチェックブロック21等と一体で車両後方に移動すると、可動パネル12はチルトアップ状態のまま車両後方に移動してルーフ開口部10aを開放する。あるいは、チェック解除手段40の係合解除状態において、チェックブロック21等を残置したままリアシュー16及び連結アーム41が車両後方に移動すると、前記ガイドピン16bが傾斜部19aに沿ってその後端まで移動することで、ブラケット18(可動パネル12)は、支持軸17bを中心に後側が下降する態様で全閉状態となる(復帰する)。
図1に示すように、サンルーフ装置11は、リアシュー16を移動駆動する電気的駆動源としてのモータ51を備えるとともに、該モータ51を駆動制御する例えばマイクロコンピュータからなる制御手段52を備え、更に制御手段52に接続されてリアシュー16の車両前後方向の位置(例えばモータ51の回転量)を検出する位置検出手段としての位置センサ53を備える。制御手段52は、操作スイッチ(図示略)から入力した開閉操作信号に基づいて、可動パネル12を開閉すべく位置センサ53に検出されたリアシュー16の車両前後方向の位置に基づきモータ51を駆動制御する。特に、制御手段52は、チェック解除手段40が前記係合状態から前記係合解除状態に切り替わる車両前後方向の範囲をリアシュー16が移動するとき、モータ51の停止を禁止する。これは、位置センサ53に検出されるリアシュー16の車両前後方向の位置が、チェック解除手段40の係合状態及び係合解除状態のいずれの状態にあるのかが不明になることを回避するためである。
ここで、本実施形態の動作について総括して説明する。
図1に示すように、チェック手段20が前記移動不能状態にある可動パネル12の全閉状態において、リアシュー16の車両前方への移動に伴い、前記ガイドピン16bが傾斜部19aに沿ってその前端まで移動すると、ブラケット18(可動パネル12)は、支持軸17bを中心に後側が上昇するように回動してチルトアップ状態となる。この状態で、リアシュー16が車両前方に更に移動すると、図3に示すように、可動パネル12の作動を伴うことなく、前述の態様でチェック解除手段40が係合状態に切り替わる。従って、この状態で、リアシュー16が車両後方に移動すると、チェック手段20が前記移動可能状態に切り替わりつつ一体で車両後方に移動し、可動パネル12はチルトアップ状態のままルーフ開口部10aを開放する。その後、リアシュー16が車両前方に移動すると、係合突部43にて係合溝22cの押圧されるチェック手段20が一体で車両前方に移動し、可動パネル12はチルトアップ状態のままルーフ開口部10aを閉鎖する。そして、チェック手段20が前記移動不能状態に復帰する(図4参照)。
一方、図3に示す状態で、リアシュー16が車両前方に更に移動すると、図6に示すように、可動パネル12の作動を伴うことなく、前述の態様でチェック解除手段40が係合解除状態に切り替わる。従って、この状態で、リアシュー16が車両後方に移動し、前記ガイドピン16bが傾斜部19aに沿ってその後端まで移動すると、ブラケット18(可動パネル12)は、支持軸17bを中心に後側が下降することで全閉状態となる(復帰する)。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、チェック解除手段40の前記係合状態において、リアシュー16を車両後方に移動させると、チェック手段20が前記移動可能状態に切り替わりつつ、チェック解除手段40と一体で車両後方に移動する。従って、チェック手段20に係止される可動パネル12は、チルトアップ状態のまま開放される。この際、可動パネル12に連結されるフロントシュー17も一体で車両後方に移動する。この場合、可動パネル12の全開状態を規定するリアシュー16等の最大の移動量は、可動パネル12をチルトアップ状態にする際の逆方向(車両前方)のリアシュー16の移動量に制約されることはなく、チェック解除手段40を前記係合状態又は前記係合解除状態に切替可能な可動パネル12の作動を伴わない当該移動量のみを別途、確保すればよい。従って、可動パネル12の全開状態を規定するリアシュー16等の最大の移動量、即ち可動パネル12の開口量をその分、増加することができる。
一方、チェック解除手段40の前記係合状態において、リアシュー16を車両前方に更に移動させると、チェック解除手段40が前記係合解除状態に切り替わる。従って、この状態で、リアシュー16を車両後方に移動させると、可動パネル12の作動を伴わない期間を経た後、前記移動不能状態にあるチェック手段20に係止される可動パネル12の前側(係止ピン18a)を支点にリアシュー16に連係される可動パネル12の後側が下降して全閉状態になる(復帰する)。
また、可動パネル12を全閉状態からチルトアップ状態(あるいはその逆)にする際のリアシュー16の移動量を十分に確保できるため、該リアシュー16の単位移動量当たりの負荷を減少することができ、ひいてはモータ51の大型化を回避することができる。
(2)本実施形態では、チェック解除手段40の前記係合状態から前記係合解除状態への切り替えを、リアシュー16の車両前方への移動に伴い、ガイド突部44を第1経路28から第2経路29に移動(進入)させる極めて簡易な構造で行うことができる。また、ガイド突部44の第1経路28から第2経路29への移動を板ばね30にて助勢することで、チェック解除手段40を前記係合状態から前記係合解除状態へとより確実に切り替えることができる。
(3)本実施形態では、前記移動不能状態にあるチェック手段20は、リアシュー16の車両前方への移動に伴い係合突部43が係合溝22cを通過するとともに、その後のリアシュー16の車両後方への移動により係合突部43が係合溝22cに嵌入して該係合溝22cを押圧することで、前記移動可能状態に切り替わりつつチェック解除手段40と一体で車両後方に移動する。このように、チェック手段20がチェック解除手段40と一体で車両後方に移動する際、係合溝22cに係合突部43が嵌入していることで、これらチェック手段20及びチェック解除手段40をより安定した状態で車両後方に一体移動させることができる。
(4)本実施形態では、チェック手段20は、可動パネル12の係止(即ち可動パネル12の車両前後位置規制)及び前記移動不能状態と前記移動可能状態との切り替えの各機能を2部品(チェックブロック21及びチェックレバー22)で分担して行うことで、各機能の動作をより確実に行うことができる。
(5)本実施形態では、係合溝22cを通過した係合突部43は、その後のリアシュー16の車両後方への移動により係合突部規制レバー23を介して該係合突部規制レバー23に係合するガイドレール13を押圧して係合突部規制レバー23を切り欠き13eから解放する。このように、係合突部規制レバー23を介して係合突部43の押圧力をガイドレール13に中継することで、前記移動不能状態から前記移動可能状態へとより確実に切り替えることができる。また、例えばリアシュー16の車両後方への移動により係合突部43が係合溝(22c)を押圧する際の分力のみで切り欠き13eから解放する場合に比べて車両前後方向に対する係合溝の傾斜角度を急峻に設定できるため、その分、チェックレバー22(チェック手段20)を車両前後方向により短縮化することができる。
(6)本実施形態では、チェック解除手段40が前記係合状態から前記係合解除状態に切り替わる可動パネル12の作動を伴わない車両前後方向の範囲をリアシュー16が移動するとき、制御手段52によりモータ51の停止が禁止される。従って、チェック解除手段40の前記係合状態及び前記係合解除状態で共用されるリアシュー16の車両前後方向の範囲で該リアシュー16が停止して、チェック解除手段40の現状が前記係合状態及び前記係合解除状態のいずれにあるのかが不明になることを回避することができる。
(7)本実施形態では、リアシュー16の単位移動量当たりの負荷、即ちモータ51の負荷を減少することで、該モータ51の動作をその揺れの抑制された安定したものにすることができ、例えばモータ51の挙動に基づく挟み込み対処制御をより容易に行うことができる。
(8)本実施形態では、リアシュー16の車両前方への移動に伴い第1経路28に進入したガイド突部44は、リアシュー16が車両後方に移動しても係合突部43がチェックレバー22等と係合することで第1経路28から出ることができず、リアシュー16が車両前方に更に移動することで第1経路28から出ることができる。つまり、チェック解除手段40の係合状態又は係合解除状態への切り替えは、リアシュー16の車両前方への移動に限定された一方通行となっており、当該切替動作の信頼性を向上することができる。また、チェック解除手段40の係合状態又は係合解除状態への切り替えは、リアシュー16のガイドピン16bがガイド溝19の直線部19bを移動する可動パネル12の作動を伴わない範囲で行われることで、当該切替動作を行う際のモータ51の負荷を最小限に抑えることができる。
(9)本実施形態では、作動の切り替えに係る部品を可動パネル12の前側に集約して配置したことで、ガイドレール13の断面形状及びその加工工程を簡素化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、フロントシュー17を割愛してもよい。この場合、チェック手段20(チェックブロック21)の係止突部27において、可動パネル12(ブラケット18)の前側を係止ピン18aを中心に回動可能に係止することが好ましい。このように変更することで、部品点数を削減することができる。
・前記実施形態においては、チェック解除手段40の係合状態から係合解除状態への切り替えを、チェック手段20(係合突部規制レバー23)に対し、チェック解除手段40(ガイド突部44)を車両高さ方向にずらして行ったが、例えばチェック手段に対し、チェック解除手段を車両幅方向にずらして行うように構成してもよい。あるいは、チェック解除手段の係合状態から係合解除状態への切り替えを、該チェック解除手段に対し、チェック手段を車両高さ方向又は車両幅方向にずらして行うように構成してもよい。
・前記実施形態においては、チルトアップ状態の完了後、リアシュー16の車両前方への移動に伴い、係合突部43にて係合突部規制レバー23を押圧して係合溝22cを通過させチェック解除手段40を係合状態に切り替えたが、係合突部及びチェックレバーのいずれか一方に対し、いずれか他方を車両高さ方向又は車両幅方向にずらして係合溝を通過させチェック解除手段を係合状態に切り替えるように構成してもよい。
・前記実施形態において、リアシュー16及びブラケット18の連係態様は一例である。例えば、リアシュー16(支持片16a)にガイド溝19と逆向きのガイド溝を形成し、該ガイド溝に移動可能に嵌入するガイドピンをブラケット18の後側に固着してもよい。
OP…連通部、10…ルーフ(屋根部)、10a…ルーフ開口部(開口部)、11…サンルーフ装置、12…可動パネル、13…ガイドレール、13e…切り欠き(係止部)、16…リアシュー(後側摺動部材)、17…フロントシュー、20…チェック手段、21…チェックブロック、22…チェックレバー、22c…係合溝、23…係合突部規制レバー、28…第1経路、29…第2経路、30…板ばね(付勢手段)、40…チェック解除手段、43…係合突部、44…ガイド突部、51…モータ(電気的駆動源)、52…制御手段、53…位置センサ(位置検出手段)。

Claims (7)

  1. 車両の屋根部に形成された開口部を開閉する可動パネルと、
    前記開口部の車両幅方向における両縁部に設けられ、車両前後方向に沿って延在するガイドレールと、
    前記可動パネルの車両幅方向における両縁部の後側部位に連係されて、前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に設けられる後側摺動部材と、
    前記後側摺動部材を移動させる電気的駆動源と、
    前記可動パネルの前記両縁部の前側部位に揺動自在に係止されるチェック機構であって、車両前後方向において前記後側摺動部材よりも前方の所定位置に保持される移動不能状態及び前記所定位置から車両後方への移動が許容される移動可能状態に選択的に切り替えられる前記チェック機構とを備え、
    前記可動パネルの全閉状態において、前記後側摺動部材が前記ガイドレールに沿って車両前方に移動することによって、前記可動パネルは、前記移動不能状態にある前記チェック機構に係止されている前記前側部位を支点にその後側が上昇し、それによってチルトアップ状態に移行する車両用サンルーフ装置において、
    前記後側摺動部材に設けられたチェック解除機構を備え、
    前記チェック解除機構は、前記チルトアップ状態において、前記可動パネルの作動を伴わない前記後側摺動部材の更なる車両前方への移動により係合状態に切り替わり、その係合状態では、前記チェック解除機構は、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動によって前記チェック機構を前記移動可能状態に切り替えつつ前記チェック機構を一体で移動させ、
    前記チェック解除機構は、前記係合状態において、前記可動パネルの作動を伴わない前記後側摺動部材の更なる車両前方への移動により、前記チェック機構から解放される係合解除状態に切り替わるサンルーフ装置。
  2. 記チェック解除機構はガイド突部を有し、前記サンルーフ装置はさらに、
    前記チェック機構の移動不能状態において、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記チェック解除機構が前記係合状態に切り替わる際に前記ガイド突部の進入を許容する第1経路と、
    前記第1経路の前端に連通され、前記ガイド突部が進入することで前記チェック解除機構を前記係合解除状態に切り替える第2経路と、
    前記第1経路及び前記第2経路の連通部において前記ガイド突部を前記第1経路から前記第2経路へと移動するように付勢する付勢部材とを備える請求項1に記載のサンルーフ装置。
  3. 記チェック機構が、前記第1経路と前記第2経路と前記付勢部材とを有する請求項2に記載の車両用サンルーフ装置。
  4. 記チェック機構は係合溝を有し、
    前記チェック解除機構は係合突部を有し、その係合突部は、
    前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記移動不能状態にある前記チェック機構の前記係合溝を通過するとともに、
    その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動により前記係合溝に嵌入して前記チェック機構を一体で移動させるように前記係合溝を押圧する請求項1〜3のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。
  5. 記チェック機構は、
    前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に設けられ、前記可動パネルに係止されるチェックブロックと、
    前記係合溝を有して前記チェックブロックに回動自在に連結され、前記所定位置において前記ガイドレールに形成された係止部に係止される側に付勢されて前記移動不能状態を維持するチェックレバーとを有する請求項4に記載のサンルーフ装置。
  6. 記チェック機構は係合突部規制レバーを有し、その係合突部規制レバーは、前記チェックレバーに回動自在に連結されるとともに、前記ガイドレールと係合する所定初期位置に保持されるように付勢力を受け
    前記係合突部は、前記後側摺動部材の車両前方への移動に伴い前記付勢力に抗して前記係合突部規制レバーを回動させて前記係合溝を通過するとともに、その後の前記後側摺動部材の車両後方への移動により前記係合突部規制レバーを介して該係合突部規制レバーに係合する前記ガイドレールを押圧して前記チェックレバーを前記係止部から解放する請求項5に記載のサンルーフ装置。
  7. 記後側摺動部材の車両前後方向の位置を検出する位置検出と、
    前記後側摺動部材の車両前後方向の位置に基づき、前記電気的駆動源を駆動制御する制御部とを備え、
    前記制御は、前記チェック解除機構が前記係合状態から前記係合解除状態に切り替わる範囲であって前記可動パネルの作動を伴わない車両前後方向の範囲を前記後側摺動部材が移動するとき、前記電気的駆動源の停止を禁止する請求項1〜6のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。
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