JP4835312B2 - エアベルトとアンカとの接続体及びエアベルト装置 - Google Patents

エアベルトとアンカとの接続体及びエアベルト装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両等の移動体の乗員を車両衝突時等に保護するための部材に関するものであり、特にガス発生装置からのガスによって膨張するようにしたエアベルトとアンカとの接続体に関する。また、本発明はこのエアベルトとアンカとの接続体を備えたエアベルト装置に関する。
周知の通りエアベルト装置は、シートベルト装置のウェビングの一部(とくに乗員の身体に当る部分)を膨張可能なエアベルトにて構成したものであり、車両の衝突時や横転時にはガス発生装置が作動し、エアベルトが膨張する。特開2001−260807号等の通り、このエアベルト装置として、エアベルトの一端をタングに接続し、該タング及び該タングが装着されるバックルにそれぞれガス通路を設け、該ガス通路を介してエアベルト内にガスを導入するものがある。このエアベルトの他端は、通常のシートベルト装置と同様のウェビングに縫合により接続され、このウェビングがシートベルトリトラクタに巻き取られる。
エアベルトをタングに接続する場合、タングの後端に設けられた筒状部にエアベルトの先端を外嵌させ、ホースバンドで外側から締め付けている。
エアベルトをガス導入可能なタングに接続する代りに、エアベルトをインフレータ付きのラップアンカに接続し、該インフレータからガスをエアベルト内に導入することもある。
このようなエアベルトとタングやラップアンカとの接続部及びエアベルトとウェビングとの縫合による接続部は、なるべく接続強度が高い方が望ましい。
そこで、これらの接続部の接続強度が高いエアベルトとアンカとの接続体を提供することを目的として、バッグと、バッグを覆うメッシュウェビングとからなり、内部にガスが導入されるエアベルトと、該エアベルトの先端が接続されたタングとを有し、該タングの後部に開口が設けられ、該開口に前記エアベルトの先端を挿通した後、折り返してエアベルト同士を重ね合わせ、両者を縫合したエアベルトとアンカとの接続体が考えられている。
特開2001−260807号
従来提案されているこの種のエアベルトとアンカとの接続体では、メッシュウェビングだけでなく、バッグもタングの開口に挿通されているため、この開口をそれだけ大きなものとする必要があった。
本発明は、タングの開口を小さくしてもエアベルトをアンカに接続することができるエアベルトとアンカとの接続体と、このエアベルトとアンカとの接続体を用いたエアベルト装置とを提供することを目的とする。
請求項1のエアベルトとアンカとの接続体は、バッグ(3)及び該バッグ(3)を覆うメッシュウェビング(4)を有し、該バッグ(3)内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルト(1)と、該エアベルト(1)の先端が接続されたアンカ(10)とを有し、該アンカ(10)に開口(13)が設けられ、該開口(13)に前記エアベルト(1)の先端を挿通した後、折り返してエアベルト(1)の基端側と重ね合わせ、両者を縫合してなるエアベルトとアンカとの接続体において、該メッシュウェビング(4)の先端側は該バッグ(3)の先端よりも延出しており、該メッシュウェビング(4)の先端側のみが該開口(13)に挿通されており、該メッシュウェビング(4)のうち該開口(13)よりも先端側のメッシュウェビング先端部(4a)は、該エアベルト(1)の前記基端側において該バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)と縫合されており、該バッグ(3)の先端側には、該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出した、ガスが導入されない延出片部(3e)と、該バッグ(3)に膨張用のガスを供給するためのガス発生器(11)に接続されるガス導入口(3b)とが形成されており、該ガス導入口(3b)は、該延出片部(3e)の側辺に沿って該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出しており、該延出片部(3e)の側辺は、該延出片部(3e)の延出方向の基端側から先端側まで全長にわたって、該ガス導入口(3b)の外周面に連なっており、該延出片部(3e)は、該開口(13)に対し非挿通とされており、該メッシュウェビング先端部(4a)は、該バッグ(3)の該延出片部(3e)の部分に重ね合わされて該延出片部(3e)及びメッシュウェビング(4)と縫合されていることを特徴とするものである。
請求項2のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項1において、前記エアベルト(1)は、さらに、前記メッシュウェビング(4)及びバッグ(3)の後端側に一端が連結されたウェビング(2)を備えており、該ウェビング(2)の一端が第1のシーム(6)により該バッグ(3)の後端側に連結されており、該メッシュウェビング(4)の後端側は、該バッグ(3)の後端側よりも該ウェビング(2)の他端側に長く延出しており、該メッシュウェビング(4)のうち、該バッグ(3)の後端側から所定距離離隔した箇所において、該メッシュウェビング(4)が該ウェビング(2)に第2のシーム(7)により縫合されており、該メッシュウェビング(4)は、その膨張時の長手方向の収縮量(S )が、該バッグ(3)の膨張時の長手方向の収縮量(S )よりも大きくなるように構成されており、該バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)が膨張した場合には、該メッシュウェビング(4)の該収縮量(S )と該バッグ(3)の該収縮量(S )との差から、該メッシュウェビング(4)の後端が該バッグ(3)の後端に接近し、該ウェビング(2)のうち前記シーム(6,7)同士の間の部分が弛んだ状態となるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項3のエアベルトとアンカとの接続体は、ウェビング(2)、該ウェビング(2)に沿うバッグ(3)並びに該ウェビング(2)及び該バッグ(3)を覆うメッシュウェビング(4)を有し、該バッグ(3)内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルト(1)と、該エアベルト(1)の先端が接続されたアンカ(10)とを有し、該アンカ(10)に開口(13)が設けられ、該開口(13)に前記エアベルト(1)の先端を挿通した後、折り返してエアベルト(1)の基端側と重ね合わせ、両者を縫合してなるエアベルトとアンカとの接続体において、該メッシュウェビング(4)及びバッグ(3)の後端側は、該ウェビング(2)の長手方向の途中部に縫合されており、該ウェビング(2)及び該メッシュウェビング(4)の先端側はそれぞれ該バッグ(3)の先端よりも延出しており、該ウェビング(2)及びメッシュウェビング(4)の先端側のみが該開口(13)に挿通されており、該メッシュウェビング(4)のうち該開口(13)よりも先端側のメッシュウェビング先端部(4a)は、該エアベルト(1)の前記基端側において該ウェビング(2)、バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)と縫合されており、該バッグ(3)の先端側には、該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出した、ガスが導入されない延出片部(3e)と、該バッグ(3)に膨張用のガスを供給するためのガス発生器(11)に接続されるガス導入口(3b)とが形成されており、該ガス導入口(3b)は、該延出片部(3e)の側辺に沿って該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出しており、該延出片部(3e)の側辺は、該延出片部(3e)の延出方向の基端側から先端側まで全長にわたって、該ガス導入口(3b)の外周面に連なっており、該延出片部(3e)は、該開口(13)に対し非挿通とされており、該メッシュウェビング先端部(4a)は、該バッグ(3)の該延出片部(3e)の部分に重ね合わされて該ウェビング(2)、延出片部(3e)及びメッシュウェビング(4)と縫合されていることを特徴とするものである。
請求項4のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項3において、前記ウェビング(2)は、前記バッグ(3)内を引き通されていることを特徴とするものである。
請求項5のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項4において、前記バッグ(3A)は、前記ウェビング(2)の乗員側に配置される乗員側配置部(31)と、該ウェビング(2)の反乗員側に配置される反乗員側配置部(32)とを有しており、該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)とは、これらの一側辺同士を繋ぐ中間部を介して一連一体に形成され、該中間部を介して相互に連通したものとなっており、該バッグ(3A)を該ウェビング(2)に取り付けるに当たっては、該バッグ(3A)を、平たく展延させた状態から該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)との間において二つ折りにし、該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)との間に該ウェビング(2)を挟み込み、該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)との対向辺同士を縫合して該バッグ(3A)を筒状とし、該乗員側配置部(31)及び反乗員側配置部(32)の後端側をそれぞれ該ウェビング(2)に縫合することを特徴とするものである。
請求項6のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項3ないしのいずれか1項において、前記メッシュウェビング(4)の後端側は、前記バッグ(3)の後端側よりも前記ウェビング(2)の後端側へ長く延出しており、該バッグ(3)の後端側は、該ウェビング(2)の長手方向の途中部に第1のシーム(6)により縫合されており、該メッシュウェビング(4)のうち、該バッグ(3)の後端側から所定距離離隔した箇所において、該メッシュウェビング(4)が該ウェビング(2)に第2のシーム(7)により縫合されており、該メッシュウェビング(4)は、その膨張時の長手方向の収縮量(S )が、該バッグ(3)の膨張時の長手方向の収縮量(S )よりも大きくなるように構成されており、該バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)が膨張した場合には、該メッシュウェビング(4)の該収縮量(S )と該バッグ(3)の該収縮量(S )との差から、該メッシュウェビング(4)の後端が該バッグ(3)の後端に接近し、該ウェビング(2)のうち前記シーム(6,7)同士の間の部分が弛んだ状態となるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項7のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項2ないしのいずれか1項において、該メッシュウェビング(4)と該ウェビング(2)との縫合は、その縫い目が実質的に該メッシュウェビング(4)の長手方向と交叉方向に延在するように行われていることを特徴とするものである。
請求項8のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項ないし7のいずれか1項において、前記メッシュウェビング(4)の先端側と前記エアベルト(1)の基端側との縫合は、その縫い目が実質的に該メッシュウェビング(4)の長手方向と交叉方向に延在するように行われていることを特徴とするものである。
請求項9のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項ないし8のいずれか1項において、該エアベルト(1)を囲む保護カバー(5)が設けられていることを特徴とするものである。
請求項10のエアベルトとアンカとの接続体は、請求項1ないし9のいずれか1項において、前記バッグ(3)は、複数枚の基布を重ね合わせ、それらの周縁部を周縁シーム(3a)で縫合して袋状としたものであり、該バッグ(3)の先端側では、該周縁シーム(3a)は、該基布の外周縁から離隔しており、該周縁シーム(3a)とバッグ(3)の先端との間に、ガスが導入されない前記延出片部(3e)が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1のエアベルト装置は、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエアベルトとアンカとの接続体、及びガス発生装置を備えてなる。
請求項1のエアベルトとアンカとの接続体では、アンカの開口にメッシュウェビングのみを挿通させている。そのため、メッシュウェビングとバッグとを該開口に挿通させる場合に比べて開口が小さくても済むようになる。また、開口を小さくすることにより、アンカを小型化することも可能である。
なお、本発明において、アンカは、エアベルトの端部を留めるためのものであり、ラップアンカであってもよく、タングであってもよい。
本発明のエアベルトとアンカとの接続体にあっては、バッグが膨張した場合には、バッグを覆うメッシュウェビングもこれに追従して膨張する。本発明においては、このメッシュウェビングは、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されている。従って、このメッシュウェビングは、膨張するとその長手方向の大きさが小さくなり、エアベルトにテンションを加えるようになる。
請求項のエアベルトとアンカとの接続体では、メッシュウェビング先端部のエアベルト基端側に対する縫合強度が高いものとなる。
請求項のように、本発明のエアベルトは、メッシュウェビング及びバッグの後端側に、通常のシートベルトと同様のベルト材料等よりなるウェビングの一端が連結された構成であってもよい。この場合、エアベルトの後端側のアンカ(例えばタング)にこのウェビングを通すことにより、このエアベルトの後端側のアンカの開口も小さくて済むようになり、このエアベルトの後端側のアンカも小型化することができる。
請求項の態様では、メッシュウェビングの後端側が、バッグの後端側よりもこのウェビング側へ長く延出しており、メッシュウェビングのうち、バッグの後端側から所定距離離隔した箇所において、該メッシュウェビングがこのウェビングに縫合されている。
なお、バッグが膨張した場合、このバッグ自体も長手方向に収縮するが、通常、メッシュウェビングの膨張時の長手方向の収縮量は、このバッグの膨張時の長手方向の収縮量よりも大きなものとなる。そのため、上記請求項の態様においては、バッグとメッシュウェビングとが共に膨張した場合には、両者の収縮量の差から、該メッシュウェビングの後端側がバッグの後端側に接近するようになる。これにより、ウェビングのうち該メッシュウェビングの後端側とバッグの後端側との間の部分は弛んだ状態となる。
一般に、エアベルトに張力が加えられ、膨張したバッグがこの張力によって引き伸ばされると、この膨張したバッグの太さが小さくなる。そのため、このバッグの膨張に追従して膨張したメッシュウェビングの太さも小さくなる。この結果、メッシュウェビングの長さが大きくなり、このメッシュウェビングからエアベルトに加えられるテンションが小さくなる。
これに対し、上記請求項の態様にあっては、バッグ及びメッシュウェビングが膨張した状態では、ウェビングのうち該メッシュウェビングの後端側とバッグの後端側との間の部分が弛んでいるので、エアベルトに張力が加えられても、バッグにはこの張力が作用せず、バッグがこの張力によって引き伸ばされることがない。従って、この膨張したバッグの太さが小さくなることが防止ないし抑制される。この結果、メッシュウェビングからエアベルトに加えられるテンションが小さくなることも防止ないし抑制される。
請求項のエアベルトとアンカとの接続体においては、アンカの開口にメッシュウェビング及びウェビングのみを挿通させるため、さらにバッグを挿通させる場合に比べてアンカの開口が小さくて済むようになる。
請求項のエアベルトとアンカとの接続体にあっては、メッシュウェビング及びウェビングのエアベルト基端側に対する縫合強度が高いものとなる。
請求項4,5のように、ウェビングは、バッグ内を引き通されていてもよい。
請求項の態様にあっては、前述の請求項の態様と同様の作用効果が奏される。
通常、メッシュウェビングを構成する編物は、複数の編み糸がメッシュウェビングの長手方向と平行に並ぶように編まれており、これらの編み糸同士の間隔が容易に広がりうるようになっている。そのため、メッシュウェビングとウェビングとの縫合や、メッシュウェビングの先端側と前記エアベルトの基端側との縫合を、その縫い目が該メッシュウェビングの長手方向と平行方向に延在するように行うと、この編み糸同士の間に縫合糸が入り込み易い。このように編み糸同士の間に縫合糸が入り込むと、その分だけメッシュウェビングの幅が大きくなり、設計値と実際の製品との間に寸法誤差が生じる。
そのため、請求項7,8のように、メッシュウェビングとウェビングとの縫合や、メッシュウェビングの先端側と前記エアベルトの基端側との縫合は、その縫い目が実質的に該メッシュウェビングの長手方向と交叉方向に延在するように行われていることが好ましい。このようにメッシュウェビングの縫合を行うことにより、縫合糸が該メッシュウェビングの編み糸同士の間に入り込みにくくなり、実際に製作されたメッシュウェビングの幅が設計値よりも大きくなることが防止ないし抑制される。
なお、本発明において、縫い目が実質的に該メッシュウェビングの長手方向と交叉方向に延在するとは、この縫い目がメッシュウェビングの長手方向と直交方向に延在しているか、又はこのメッシュウェビングの長手方向と直交方向からの傾きが10°以下、特に4°以下であることをいう。ただし、本発明においては、この縫い目の全長の10%以下、特に4.7%以下であれば、この縫い目が部分的にメッシュウェビングの長手方向にも延在していてもよい。
請求項のエアベルトとアンカとの接続体によると、メッシュウェビングが保護カバーで保護される。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図〜第3図は実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体を示すものであり、第1図(a)はエアベルトとアンカとの接続体の正面図、第1図(b)は保護カバーを取り外した状態のエアベルトとアンカとの接続体の正面図、第2図(a)はエアベルトとアンカとの接続体の背面図、第2図(b)は保護カバーを取り外した状態のエアベルトとアンカとの接続体の背面図、第3図(a),(b)は保護カバー及びメッシュウェビングを取り外した状態のエアベルトとアンカとの接続体の正面図である。
このエアベルトとアンカとの接続体は、エアベルト1をアンカとしてのラップアンカ10に接続したものである。
エアベルト1は、非膨張式の通常のノーマルベルト材料よりなるウェビング2と、後端側が該ウェビング2の先端にシーム6(第3図)によって縫合されたバッグ3と、該バッグ3を囲むメッシュウェビング4と、該メッシュウェビング4の略全体及びウェビング2の先端側を覆う保護カバー5とを有する。
バッグ3は、複数枚の基布を重ね合わせ、それらの周縁部をシーム3aで縫合して袋状としたものである。この基布の最大幅はウェビング2の幅よりも大である。
バッグ3のシーム3aの大部分は、該バッグ3の外周縁に沿っているが、バッグ3の先端側では外周縁から離隔しており、このシーム3aとバッグ3の先端との間に、ガスが導入されない延出片部3e(第3図(b)参照)が形成されている。
第3図の通り、バッグ3は、その両側を折り返すことにより、ウェビング2と略等幅の帯状とされる。このバッグ3の先端側に形成されたガス導入口3bがインフレータ11に接続される。このインフレータ11はラップアンカ10に保持部材12によって固定されている。ガス導入口3bは、例えば、該インフレータ11のガス噴出口に外嵌され、外周囲からバンド(図示略)を締め付けることにより該インフレータ11に接続される。
なお、この実施の形態では、バッグ3を構成する基布同士をシーム3aで縫合するに当り、該基布同士の間から若干のガスリークが許容されるようにこれらの縫合を行っている。また、ガス導入口3bとインフレータ11との接続構造は、これらの間から若干のガスリークが許容されるように構成されている。ただし、このようにバッグ3を構成する基布同士の間や、ガス導入口3bとインフレータ11との接続部からガスをリークさせる代わりに、該バッグ3にベントホール(図示略)を設けてもよい。
メッシュウェビング4は、この折り畳まれた帯状のバッグを覆っている。このメッシュウェビングは、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されている。
このメッシュウェビング4の後端側は、シーム7によってウェビング2の先端近傍に縫合されている。なお、前記シーム6はウェビング2の最先端部に位置する。シーム7はウェビング2の最先端よりも若干離隔している。
メッシュウェビング4の先端側は細幅部4a(第2図)となっている。この細幅部4aのみがラップアンカ10の開口13に挿通されて折り返され、該細幅部4aの先端側がメッシュウェビング4の基端側に重ね合わされ、シーム8により縫合されている。なお、基端側とは、開口13よりもバッグ3側の部分を示す。この細幅部4aの先端側が重なった位置は、前記バッグ3の延出片部3eの部分である。細幅部4aは、メッシュウェビング4の基端側と該バッグ延出片部3eに対しシーム8により縫合される。
なお、第3図に明瞭に示される通り、バッグ延出片部3eはラップアンカ10から若干離隔しており、バッグ3は開口13には挿通されていない。開口13にはメッシュウェビング4の細幅部4aのみが挿通されている。
保護カバー5は、細長い長方形状のシート状材料を折り返し、テアシーム(図示略)で縫合して筒状としたものである。このテアシームは、バッグ3が膨張するときには破断する強度のものである。
この保護カバー5は、ウェビング2の先端部からラップアンカ10の直近位置まで延在している。保護カバー5の後端側はシーム7を覆っており、この後端側がテアシーム5tによってウェビング2に縫合されている。保護カバー5の先端側は、シーム8を覆っているが、ラップアンカ10からは若干離隔している。この保護カバー5の先端側はテアシーム5tによってメッシュウェビング4に縫合されている。これらテアシーム5tも、バッグ3が膨張するときに破断する強度のものである。
このラップエアベルト1は、自動車の座席に座った乗員の腹部に沿って引き回されるものである。ラップアンカ10は、ボルト等の留付金具15によってシートサイドフレーム(図示略)に取り付けられる。
図示は省略するが、ウェビング2の途中に、通常のシートベルト装置と同一のタングが挿通されている。ウェビング2の後端側は、ショルダアンカを通った後、シートベルトリトラクタに巻取可能に連結されている。
この実施の形態では、上記のようにラップアンカ10の開口13にメッシュウェビング4のみが挿通されているので、メッシュウェビング及びバッグの双方を該開口13に挿通させる場合に比べて開口13を小さく設計することが可能であり、ラップアンカ10をその分だけ小さく設計することも可能である。
このように構成されたエアベルト装置を搭載した自動車が衝突した場合、インフレータ11がガス噴出作動し、バッグ3が膨張し、乗員を拘束する。バッグ3は、膨張すると長さが短くなる。また、このバッグ3の膨張に追従してメッシュウェビング4も膨張するが、メッシュウェビング4は、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されているので、このメッシュウェビング4も、その膨張に伴って長さが短くなる。この結果、ウェビング2にテンションが加えられ、乗員が座席に拘束される。また、この際、バッグ3を構成する基布同士の間や、ガス導入口3bとインフレータ11との接続部からガスが漏出することにより、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
このラップエアベルト1にあっては、バッグ3がメッシュウェビング4によって被包されているので、その分だけバッグ3の膨張時の耐圧強度が高い。また、バッグ3が膨張したときに、このバッグ3自体の長さが短くなるのに加え、メッシュウェビング4の長さも短くなるので、ラップエアベルト1に対しより効果的にテンションを加えることができる。
第4図及び第5図を参照して別の実施の形態について説明する。
第4図(a)は別の実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体における保護カバー及びメッシュウェビングを取り除いた状態の正面図、第4図(b)は第4図(a)においてバッグを展延した状態の正面図、第5図は第4図(b)を裏返しとした状態を示す背面図である。
第1図〜第3図の実施の形態では、ラップアンカ10の開口13にメッシュウェビング4のみを挿通させているが、この第4図及び第5図の実施の形態は、該開口13にメッシュウェビング4とウェビング2とを挿通させるようにしたものである。
この実施の形態のラップエアベルト1Aにおいては、ウェビング2もラップアンカ10まで延在しており、バッグ3はこのウェビング2の延在方向の途中部に配設されている。即ち、該ウェビング2は、バッグ3と重なるように延在し、その先端側2aは該バッグ3の先端から延出している。このウェビング2の先端部2aは開口13に挿通しうるように細幅となっており、メッシュウェビング4の最先端まで延在している。このウェビング2の先端部2aが開口13に挿通されて折り返され、シーム9によってウェビング2の基端側に縫合されている。
図示はしないが、メッシュウェビング4の先端部4aも、第1〜3図と同様に開口13に挿通され、シーム8によってメッシュウェビング4の基端側に縫合される。シーム8の縫合位置は前記実施の形態と同一であり、このシーム8によってバッグ3の延出部3e、ウェビング2及びメッシュウェビング4が縫い合わされている。図示は省略するが、この実施の形態においても、保護カバー5が第1,2図と同様に装着される。
この実施の形態のその他の構成は第1〜3図の実施の形態と同様であり、第4,5図において、第1〜3図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態においては、開口13にメッシュウェビング4とウェビング2のみが挿通されているので、メッシュウェビング4と、ウェビング2と、バッグ3とを開口13に挿通する場合に比べて開口13を小さく設計することが可能であり、ラップアンカ10を小さく設計することも可能である。
この実施の形態のラップエアベルト1Aでも、バッグ3がメッシュウェビング4によって被包されているので、その分だけバッグ3膨張時の耐圧強度が高い。また、バッグ3が膨張したときに、このバッグ3自体の長さが短くなるのに加え、メッシュウェビング4の長さも短くなるので、ラップエアベルト1に対しより効果的にテンションを加えることができる。
このラップエアベルト1Aにあっても、インフレータ11がガス噴出作動してバッグ3が膨張すると、このバッグ3自体、並びにこのバッグ3の膨張に追従して膨張したメッシュウェビング4の長さが短くなり、ウェビング2にテンションが生じる。なお、このとき、ウェビング2のうち該シーム7,8同士の間の部分は、膨張して長さが短くなったバッグ3及びメッシュウェビング4によって短絡され、弛んだ状態となる。
このラップエアベルト1Aが乗員の移動を拘束すると、該ラップエアベルト1Aに張力が作用し、この張力によってバッグ3及びメッシュウェビング4が引き伸ばされる。これに伴い、シーム7,8同士の間隔が広がり、遂にはウェビング2のうち該シーム7,8同士の間の部分の弛みがなくなる。この結果、ラップエアベルト1A(バッグ3及びメッシュウェビング4)はそれ以上伸びなくなる。
なお、このラップエアベルト1Aにあっても、該バッグ3の基布同士の縫合部やガス導入口3bとインフレータ11との接続部からガスが漏出することにより、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
バッグ3及びメッシュウェビング4の後端側にウェビング2の先端側を連結した場合には、ラップエアベルトが乗員拘束時に所定以上伸長することを防止ないし抑制するために、該バッグ3の内圧を高くする必要がある。これに対し、ウェビング2の先端側がラップアンカ10に連結されているラップエアベルト1Aにあっては、バッグ3の膨張時の内圧が低くても、このウェビング2がピンと張った状態(弛みなく展張された状態)となることにより、ラップエアベルト1Aの所定以上の伸長が規制される。このため、バッグ3の膨張時の内圧を低く設定することが可能である。また、これにより、インフレータ11として比較的低出力のものを採用することが可能である。
さらに、このラップエアベルト1Cは、ウェビング2がピンと張った状態となると、このウェビング2によって張力に対抗するようになるため、バッグ3及びメッシュウェビング4の後端側にウェビング2の先端側を連結した場合に比べ、バッグ3及びメッシュウェビング4をウェビング2に縫合するシーム6〜9の要求強度は低くても足りる。このため、これらのバッグ3及びメッシュウェビング4とウェビング2との縫合を簡易化することも可能である。
第6図(a)はさらに別の実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体における保護カバー及びメッシュウェビングを取り除いた状態の正面図、第6図(b)は第6図(a)においてバッグが膨張した状態の正面図、第6図(c)は第6図(b)のC−C線矢視図、第7図はバッグの構成を示す平面図及び断面図である。なお、第7図(a)はバッグを平たく展延させた状態を示し、第7図(b)はウェビングの乗員側及び反乗員側の双方を取り囲むようにバッグを取り付けた状態を示し、第7図(c),(d)は、それぞれ第7図(a),(b)のC−C線及びD−D線に沿う断面図である。
この実施の形態のラップエアベルト1Bは、第4,5図のラップエアベルト1Aにおいて、ウェビング2を乗員側から反乗員側まで連続して取り囲むバッグ3Aを設けた構成となっている。
このバッグ3Aは、ウェビング2の乗員側に配置される乗員側配置部31と、ウェビング2の反乗員側に配置される反乗員側配置部32とを有している。なお、第7図(a)に示すように、この実施の形態では、該乗員側配置部31は、前述の各実施の形態におけるバッグ3と同様の構成を有し、反乗員側配置部32は、該乗員側配置部31からガス導入口3bを省略した如き構成を有している。また、図示の通り、これらの乗員側配置部31と反乗員側配置部32とは、これらの一側辺同士を繋ぐ中間部(符号略)を介して一連一体に形成され、該中間部を介して相互に連通したものとなっている。
このバッグ3Aをウェビング2に取り付けるに当っては、第7図(a),(c)から第7図(b),(d)のように、バッグ3Aを、平たく展延させた状態から該乗員側配置部31と反乗員側配置部32との間(前記中間部)において二つ折りにし、これらの間にウェビング2を挟み込み、該乗員側配置部31と反乗員側配置部32との対向辺同士をシーム33で縫合する。そして、これらの乗員側配置部31及び反乗員側配置部32の後端側をそれぞれシーム7によってウェビング2に縫合する。これにより、該バッグ3Aは筒状とされ、ウェビング2がこのバッグ3Aの内側を引き通されたものとなる。
なお、この実施の形態では、ウェビング2の先端部2aをラップアンカ10の開口13に挿通して折り返し、シーム9によって該ウェビング2の基端側に縫合するに際し、該バッグ3A(乗員側配置部31)の先端側の延出部3eも一緒に縫合している。
第6図(a)の通り、バッグ3Aは、その両側を折り返されてウェビング2と略等幅の帯状とされている。そして、図示は省略するが、このバッグ3Aの全周を被包するようにメッシュウェビング4が装着されている。
この実施の形態のその他の構成は、前述の第4,5図の実施の形態と同様であり、第6,7図において第4,5図と同一符号は同一部分を示している。
このラップエアベルト1Aにあっては、ウェビング2の乗員側から反乗員側まで連続してバッグ3Aが膨張するので、乗員保護効果が高い。
もちろん、このラップエアベルト1Bにあっても、前述の第4,5図のラップエアベルト1Aと同様の作用効果も奏される。
第8図(a)はさらに別の実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体における保護カバー及びメッシュウェビングを取り除いた状態の正面図であり、第8図(b)は第8図(a)においてバッグが膨張した状態の正面図である。
この実施の形態のラップエアベルト1Cにおいては、バッグ3の後端側にウェビング2の先端側がシーム6によって縫合されると共に、バッグ3の先端側(延出部3e)には、該バッグ3をラップアンカ10に連結するための連結ウェビング16の後端側が縫合されている。
該連結ウェビング16は、ウェビング2と同様の、通常のシートベルトを構成するベルト材料よりなる。この連結ウェビング16の先端側は、メッシュウェビング4の最先端まで延在しており、この連結ウェビング16の先端部がラップアンカ10の開口13に挿通されて折り返され、シーム17によって該連結ウェビング16の基端側に縫合されている。
この実施の形態では、該バッグ3を被包したメッシュウェビング4の後端側は、該バッグ3の後端(シーム6)よりもウェビング2の後端側へ長く延出しており、このメッシュウェビング4のうち、該バッグ3の後端(シーム6)から所定距離離隔した箇所において、該メッシュウェビング4とウェビング2とがシーム7により縫合されている。
詳しい図示は省略するが、メッシュウェビング4の先端側は、前述の各実施の形態と同様に、ラップアンカ10の開口13に挿通され、該メッシュウェビング4の基端側に縫合される。この縫合位置も、前述の各実施の形態と同一である。
この実施の形態のその他の構成は第1〜3図の実施の形態と同様であり、第8図において、第1〜3図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態においても、開口13にメッシュウェビング4と連結ウェビング16のみが挿通されているので、開口13を比較的小さく設計することが可能であり、ラップアンカ10を小さく設計することも可能である。
以下に、この実施の形態のラップエアベルト1Cの作用について説明する。
前述の通り、メッシュウェビング4は、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されている。従って、このメッシュウェビング4は、バッグ3の膨張に追従して膨張すると、その長手方向の大きさが小さくなり、ラップエアベルト1Cにテンションを加えるようになる。
この際、バッグ3自体も膨張時には長手方向に収縮するが、このメッシュウェビング4の膨張時の長手方向の収縮量Sは、バッグ3の膨張時の長手方向の収縮量Sよりも大きなものとなる。このラップエアベルト1Cにあっては、メッシュウェビング4の後端側(シーム7)が、バッグ3の後端(シーム6)から所定距離離隔してウェビング2に縫合されているので、第8図(b)のように、バッグ3及びメッシュウェビング4が膨張した場合には、これらの収縮量S,Sの差から、メッシュウェビング4の後端がバッグ3の後端に接近し、ウェビング2のうち該シーム6,7同士の間の部分が弛んだ状態となる。
一般に、膨張したバッグ3が、ラップエアベルトに加えられた張力によって引き伸ばされると、この膨張したバッグ3の太さが小さくなる。そのため、このバッグ3の膨張に追従して膨張したメッシュウェビング4の太さも小さくなる。この結果、メッシュウェビング4の長さが大きくなり、このメッシュウェビング4からラップエアベルトに加えられるテンションが小さくなる。
これに対し、この実施の形態のラップエアベルト1Cにあっては、バッグ3及びメッシュウェビング4が膨張した状態では、ウェビング2のうち該メッシュウェビング4の後端側(シーム7)とバッグ3の後端側(シーム6)との間の部分が弛んでいるので、エアベルト1Cに張力が加えられても、バッグ3にはこの張力が作用せず、バッグ3がこの張力によって引き伸ばされることがない。従って、この膨張したバッグ3の太さが小さくなることが防止ないし抑制される。この結果、メッシュウェビング4からラップエアベルト1Cに加えられるテンションが小さくなることも防止ないし抑制される。
なお、このラップエアベルト1Cにあっても、前述の第1〜3図のラップエアベルト1と同様の作用効果も奏される。
このラップエアベルト1Cは、バッグ3の後端側にウェビング2の先端側が連結されているが、第4,5図のラップエアベルト1Aのように、ウェビング2をラップアンカ10まで延在させ、その先端側を該ラップベルト10の開口13に挿通してもよい。
前述の通り、メッシュウェビング4は、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されている。このメッシュウェビング4の編み組織の拡大図を第9図に示す。なお、第9図(a)は、メッシュウェビング4が幅方向(周方向)に伸長していない状態(即ちバッグ非膨張時)を示し、第9図(b)は、メッシュウェビング4が幅方向に伸長した状態(即ちバッグ膨張時)を示している。第9図において、Lはメッシュウェビング4の長手方向を示し、Wはメッシュウェビング4の幅方向(周方向)を示している。
メッシュウェビング4は、一般的に、第9図のようなデンビ組織と称される編み組織を有した編物よりなる。この編物は、複数の編み糸がメッシュウェビング4の長手方向Lと略平行に並ぶように編まれており、第9図(a)から(b)のように、これらの編み糸同士の間隔が容易に広がりうるようになっている。そのため、メッシュウェビング4と他部材(例えばウェビング2等)との縫合を、その縫い目が該メッシュウェビング4の長手方向と平行方向に延在するように行うと、この編み糸同士の間に縫合糸が入り込み易い。このように編み糸同士の間に縫合糸が入り込むと、その分だけメッシュウェビング4の幅が大きくなり、設計値と実際の製品との間に寸法誤差が生じる。
そのため、このメッシュウェビング4と他部材との縫合は、その縫い目が実質的に該メッシュウェビング4の長手方向と交叉方向に延在するように行われていることが好ましい。このようにメッシュウェビング4の縫合を行うことにより、縫合糸が該メッシュウェビング4の編み糸同士の間に入り込みにくくなり、実際に製作されたメッシュウェビング4の幅が設計値よりも大きくなることが防止ないし抑制される。
なお、本発明において、縫い目が実質的に該メッシュウェビング4の長手方向と交叉方向に延在するとは、この縫い目がメッシュウェビング4の長手方向と直交方向に延在しているか、又はこのメッシュウェビング4の長手方向と直交方向からの傾きが10°以下、特に4°以下であることをいう。ただし、本発明においては、この縫い目の全長の10%以下、特に4.7%以下であれば、この縫い目が部分的にメッシュウェビング4の長手方向にも延在していてもよい。
第10図(a)〜(b)に、このような縫合方法の実施例を示す。なお、第10図(a)〜(c)は、いずれも、メッシュウェビング4の後端側とウェビング2とを縫合するシーム7を例に挙げて示している。
第10図(a)では、複数条のシーム7をメッシュウェビング4の長手方向と略直交方向に平行に延設することにより、メッシュウェビング4をウェビング2に縫合している。
第10図(b)では、シーム7を、メッシュウェビング4の長手方向と略直交方向に複数回往復するように延設している。なお、この実施の形態では、シーム7は、メッシュウェビング4の長手方向と略直交方向の一端側において略コ字形に折り返すようにして往復しているが、この折り返し地点においてシーム7がメッシュウェビング4の長手方向に延在する長さはわずかであり、メッシュウェビング4の幅は殆ど、又は実質的に全く大きくならない。
第10図(c)では、シーム7をメッシュウェビング4の長手方向と略直交方向及び斜め方向にジグザグ状(Z字状)に延設している。
なお、これらの縫合方法はいずれも一例であり、メッシュウェビング4の縫合方法はこれに限定されない。また、当然ながら、シーム7以外のシームも、このようにメッシュウェビング4の長手方向と交叉方向に延設することが好ましい。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、バッグ3の形状や折り畳みは図示以外であってもよいことは明らかである。
上記実施の形態ではラップエアベルトをラップアンカに接続しているが、ラップエアベルトをアンカとしてのタングに上記実施の形態と同様にして接続し、前記特開2001−260807号のように該タングにガス導入口を設けてもよい。
また、エアベルトはラップに限らずショルダエアベルトであってもよく、この場合もショルダエアベルトが特開2001−260807号のようにタングに接続されてもよい。
(a)図はエアベルトとアンカとの接続体の正面図、(b)図は保護カバーを取り外した状態のエアベルトとアンカとの接続体の正面図である。 (a)図はエアベルトとアンカとの接続体の背面図、(b)図は保護カバーを取り外した状態のエアベルトとアンカとの接続体の背面図である。 (a)図は保護カバー及びメッシュウェビングを取り外した状態のエアベルトとアンカとの接続体の正面図、(b)図は(a)図においてバッグを平たく展延した状態の正面図である。 (a)図は別の実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体における保護カバー及びメッシュウェビングを取り除いた状態の正面図、(b)図は(a)図においてバッグを平たく展延した状態の正面図である。 図4(b)を裏返しとした状態を示す背面図である。 (a)図はさらに別の実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体における保護カバー及びメッシュウェビングを取り除いた状態の正面図、(b)図はバッグ膨張時の正面図、(c)図は(b)図のC−C線矢視図である。 図6のエアベルトのバッグの構成図である。 (a)図はさらに別の実施の形態に係るエアベルトとアンカとの接続体における保護カバー及びメッシュウェビングを取り除いた状態の正面図、(b)図はバッグ膨張時の正面図である。 メッシュウェビングの編み組織を示す拡大図である。 メッシュウェビングの好ましい縫合方法の例を示す要部正面図である。
符号の説明
1,1A〜1C ラップエアベルト
2 ウェビング
3,3A バッグ
4 メッシュウェビング
5 保護カバー
5t テアシーム
6,7,8,9,17 シーム
10 ラップアンカ
11 インフレータ
16 連結ウェビング
31 乗員側配置部
32 反乗員側配置部

Claims (11)

  1. バッグ(3)及び該バッグ(3)を覆うメッシュウェビング(4)を有し、該バッグ(3)内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルト(1)と、
    該エアベルト(1)の先端が接続されたアンカ(10)とを有し、
    該アンカ(10)に開口(13)が設けられ、該開口(13)に前記エアベルト(1)の先端を挿通した後、折り返してエアベルト(1)の基端側と重ね合わせ、両者を縫合してなるエアベルトとアンカとの接続体において、
    該メッシュウェビング(4)の先端側は該バッグ(3)の先端よりも延出しており、
    該メッシュウェビング(4)の先端側のみが該開口(13)に挿通されており、
    該メッシュウェビング(4)のうち該開口(13)よりも先端側のメッシュウェビング先端部(4a)は、該エアベルト(1)の前記基端側において該バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)と縫合されており、
    該バッグ(3)の先端側には、
    該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出した、ガスが導入されない延出片部(3e)と、
    該バッグ(3)に膨張用のガスを供給するためのガス発生器(11)に接続されるガス導入口(3b)と
    が形成されており、
    該ガス導入口(3b)は、該延出片部(3e)の側辺に沿って該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出しており、
    該延出片部(3e)の側辺は、該延出片部(3e)の延出方向の基端側から先端側まで全長にわたって、該ガス導入口(3b)の外周面に連なっており、
    該延出片部(3e)は、該開口(13)に対し非挿通とされており、
    該メッシュウェビング先端部(4a)は、該バッグ(3)の該延出片部(3e)の部分に重ね合わされて該延出片部(3e)及びメッシュウェビング(4)と縫合されていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  2. 請求項1において、前記エアベルト(1)は、さらに、前記メッシュウェビング(4)及びバッグ(3)の後端側に一端が連結されたウェビング(2)を備えており、
    該ウェビング(2)の一端が第1のシーム(6)により該バッグ(3)の後端側に連結されており、
    該メッシュウェビング(4)の後端側は、該バッグ(3)の後端側よりも該ウェビング(2)の他端側に長く延出しており、
    該メッシュウェビング(4)のうち、該バッグ(3)の後端側から所定距離離隔した箇所において、該メッシュウェビング(4)が該ウェビング(2)に第2のシーム(7)により縫合されており、
    該メッシュウェビング(4)は、その膨張時の長手方向の収縮量(S )が、該バッグ(3)の膨張時の長手方向の収縮量(S )よりも大きくなるように構成されており、
    該バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)が膨張した場合には、該メッシュウェビング(4)の該収縮量(S )と該バッグ(3)の該収縮量(S )との差から、該メッシュウェビング(4)の後端が該バッグ(3)の後端に接近し、該ウェビング(2)のうち前記シーム(6,7)同士の間の部分が弛んだ状態となるように構成されていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  3. ウェビング(2)、該ウェビング(2)に沿うバッグ(3)並びに該ウェビング(2)及び該バッグ(3)を覆うメッシュウェビング(4)を有し、該バッグ(3)内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルト(1)と、
    該エアベルト(1)の先端が接続されたアンカ(10)とを有し、
    該アンカ(10)に開口(13)が設けられ、該開口(13)に前記エアベルト(1)の先端を挿通した後、折り返してエアベルト(1)の基端側と重ね合わせ、両者を縫合してなるエアベルトとアンカとの接続体において、
    該メッシュウェビング(4)及びバッグ(3)の後端側は、該ウェビング(2)の長手方向の途中部に縫合されており、
    該ウェビング(2)及び該メッシュウェビング(4)の先端側はそれぞれ該バッグ(3)の先端よりも延出しており、
    該ウェビング(2)及びメッシュウェビング(4)の先端側のみが該開口(13)に挿通されており、
    該メッシュウェビング(4)のうち該開口(13)よりも先端側のメッシュウェビング先端部(4a)は、該エアベルト(1)の前記基端側において該ウェビング(2)、バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)と縫合されており、
    該バッグ(3)の先端側には、
    該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出した、ガスが導入されない延出片部(3e)と、
    該バッグ(3)に膨張用のガスを供給するためのガス発生器(11)に接続されるガス導入口(3b)と
    が形成されており、
    該ガス導入口(3b)は、該延出片部(3e)の側辺に沿って該バッグ(3)の先端から該アンカ(10)側に延出しており、
    該延出片部(3e)の側辺は、該延出片部(3e)の延出方向の基端側から先端側まで全長にわたって、該ガス導入口(3b)の外周面に連なっており、
    該延出片部(3e)は、該開口(13)に対し非挿通とされており、
    該メッシュウェビング先端部(4a)は、該バッグ(3)の該延出片部(3e)の部分に重ね合わされて該ウェビング(2)、延出片部(3e)及びメッシュウェビング(4)と縫合されていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  4. 請求項において、前記ウェビング(2)は、前記バッグ(3)内を引き通されていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  5. 請求項4において、前記バッグ(3A)は、前記ウェビング(2)の乗員側に配置される乗員側配置部(31)と、該ウェビング(2)の反乗員側に配置される反乗員側配置部(32)とを有しており、
    該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)とは、これらの一側辺同士を繋ぐ中間部を介して一連一体に形成され、該中間部を介して相互に連通したものとなっており、
    該バッグ(3A)を該ウェビング(2)に取り付けるに当たっては、該バッグ(3A)を、平たく展延させた状態から該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)との間において二つ折りにし、該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)との間に該ウェビング(2)を挟み込み、該乗員側配置部(31)と反乗員側配置部(32)との対向辺同士を縫合して該バッグ(3A)を筒状とし、該乗員側配置部(31)及び反乗員側配置部(32)の後端側をそれぞれ該ウェビング(2)に縫合することを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  6. 請求項ないしのいずれか1項において、前記メッシュウェビング(4)の後端側は、前記バッグ(3)の後端側よりも前記ウェビング(2)の後端側へ長く延出しており、
    該バッグ(3)の後端側は、該ウェビング(2)の長手方向の途中部に第1のシーム(6)により縫合されており、
    該メッシュウェビング(4)のうち、該バッグ(3)の後端側から所定距離離隔した箇所において、該メッシュウェビング(4)が該ウェビング(2)第2のシーム(7)により縫合されており、
    該メッシュウェビング(4)は、その膨張時の長手方向の収縮量(S )が、該バッグ(3)の膨張時の長手方向の収縮量(S )よりも大きくなるように構成されており、
    該バッグ(3)及びメッシュウェビング(4)が膨張した場合には、該メッシュウェビング(4)の該収縮量(S )と該バッグ(3)の該収縮量(S )との差から、該メッシュウェビング(4)の後端が該バッグ(3)の後端に接近し、該ウェビング(2)のうち前記シーム(6,7)同士の間の部分が弛んだ状態となるように構成されていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  7. 請求項ないしのいずれか1項において、該メッシュウェビング(4)と該ウェビング(2)との縫合は、その縫い目が実質的に該メッシュウェビング(4)の長手方向と交叉方向に延在するように行われていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項において、前記メッシュウェビング(4)の先端側と前記エアベルト(1)の基端側との縫合は、その縫い目が実質的に該メッシュウェビング(4)の長手方向と交叉方向に延在するように行われていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項において、該エアベルト(1)を囲む保護カバー(5)が設けられていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項において、前記バッグ(3)は、複数枚の基布を重ね合わせ、それらの周縁部を周縁シーム(3a)で縫合して袋状としたものであり、
    該バッグ(3)の先端側では、該周縁シーム(3a)は、該基布の外周縁から離隔しており、該周縁シーム(3a)とバッグ(3)の先端との間に、ガスが導入されない前記延出片部(3e)が形成されていることを特徴とするエアベルトとアンカとの接続体。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエアベルトとアンカとの接続体、及びガス発生装置を備えてなるエアベルト装置。
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