JP6287723B2 - エアベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアベルト装置に関する。
ウェビングに装着された三つ折りのエアバッグであって、折り畳まれた状態から膨張展開する際に、並列する複数本の筒状バッグが連結した膨張形状となるものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2013−184559号公報
しかしながら、上記した従来例では、エアバッグがウェビングを中心として膨張展開するため、エアバッグの内圧が高くなると、乗員に当たる部分がウェビング付近に集中し、乗員拘束時の荷重がエアバッグに分散し難いと考えられる。
本発明は、上記事実を考慮して、乗員拘束時の荷重を主拘束部材及び副拘束部材に分散させることを目的とする。
請求項1に係るエアベルト装置は、シートに着座した乗員を拘束するための帯状の主拘束部材と、前記主拘束部材に接続され、ガスの供給を受けた際に前記主拘束部材の幅方向に展開する膨張部と、前記主拘束部材に対して並列に設けられると共に、前記膨張部の上方及び下方で前記主拘束部材に接続され、前記膨張部の展開状態において前記主拘束部材と前記膨張部との接続位置に対して前記主拘束部材の幅方向に離れた位置で前記膨張部に接続されると共に前記主拘束部材の幅方向に並び前記乗員を拘束する副拘束部材と、を有する。
このエアベルト装置では、膨張部が、ガスの供給を受けて主拘束部材の幅方向に展開することにより、膨張部に夫々接続された主拘束部材と副拘束部材とが、該主拘束部材の幅方向に離れる。主拘束部材と副拘束部材とが離れることによって、シートに着座した乗員を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重を主拘束部材及び副拘束部材に分散させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のエアベルト装置において、前記膨張部の展開状態において、前記主拘束部材は、前記主拘束部材の幅方向における前記膨張部の一端部に設けられ、前記副拘束部材は、前記膨張部の他端部に接続されている。
このエアベルト装置では、主拘束部材の幅方向において、膨張部の一端部に主拘束部材が設けられ、他端部に副拘束部材が接続されているので、膨張部の展開時に主拘束部材と副拘束部材とが膨張部の両側に位置することとなる。このため、乗員拘束時の荷重を主拘束部材及び副拘束部材に広範囲で分散させることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のエアベルト装置において、前記膨張部は、前記副拘束部材の上部で展開する上部チャンバと、前記副拘束部材の下部で展開する下部チャンバとを有している。
このエアベルト装置では、膨張部がガスの供給を受けて展開する際に、その上部チャンバ及び下部チャンバが展開する。このように展開する部位を限定することにより、膨張部の基布及び容量を少なくできる。またこれによって、膨張部の展開の迅速化、低コスト化を図ることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエアベルト装置において、前記主拘束部材は、ウェビングであり、前記副拘束部材は、折り畳まれた前記主拘束部材及び前記膨張部を包み、前記膨張部の展開により開裂する意匠カバーである。
このエアベルト装置では、膨張部が、ガスの供給を受けて主拘束部材の幅方向に展開することにより、ウェビングと意匠カバーとが、該主拘束部材の幅方向に離れる。ウェビングと意匠カバーとが離れることによって、シートに着座した乗員を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重をウェビング及び意匠カバーに分散させることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエアベルト装置において、前記主拘束部材及び前記副拘束部材は、何れもウェビングである。
このエアベルト装置では、膨張部が、ガスの供給を受けて主ウェビングの幅方向に展開することにより、主ウェビングと、副ウェビングとが、該主ウェビングの幅方向に離れる。主ウェビングと副ウェビングが離れることによって、シートに着座した乗員を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重を主ウェビングと副ウェビングに分散させることができる。
以上説明したように、請求項1に記載のエアベルト装置によれば、乗員拘束時の荷重を主拘束部材及び副拘束部材に分散させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のエアベルト装置によれば、乗員拘束時の荷重を主拘束部材及び副拘束部材に広範囲で分散させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のエアベルト装置によれば、膨張部の展開の迅速化、低コスト化を図ることができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載のエアベルト装置によれば、乗員拘束時の荷重をウェビング及び意匠カバーに分散させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載のエアベルト装置によれば、乗員拘束時の荷重を主ウェビング及び副ウェビングに分散させることができる、という優れた効果が得られる。
図1,図2は第1実施形態に係り、図1は、エアベルト装置において、膨張部が展開した状態を示す正面図である。 (A)は、図1の矢印2C−2Cの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図2(A)の断面位置において、膨張部の展開途中の状態を示す拡大断面図である。(C)は、図2(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。 図3から図5は第2実施形態に係り、図3は、エアベルト装置において、膨張部が展開した状態を示す正面図である。 (A)は、図3の矢印4C−4Cの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図4(A)の断面位置において、膨張部の展開途中の状態を示す拡大断面図である。(C)は、図4(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。 (A)は、図3の矢印5B−5Bの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図5(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。 図6から図8は第3実施形態に係り、図6は、エアベルト装置において、膨張部が展開した状態を示す正面図である。からを示す図である。 (A)は、図6の矢印7C−7Cの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図7(A)の断面位置において、膨張部の展開途中の状態を示す拡大断面図である。(C)は、図7(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。 (A)は、図6の矢印8C−8Cの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図8(A)の断面位置において、膨張部の展開途中の状態を示す拡大断面図である。(C)は、図8(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。 図9から図11は第4実施形態に係り、図9は、エアベルト装置において、膨張部が展開した状態を示す正面図である。 (A)は、図9の矢印10C−10Cの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図10(A)の断面位置において、膨張部の展開途中の状態を示す拡大断面図である。(C)は、図10(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。 (A)は、図9の矢印11C−11Cの位置において、通常時のエアベルト装置を示す拡大断面図である。(B)は、図11(A)の断面位置において、膨張部の展開途中の状態を示す拡大断面図である。(C)は、図11(A)の断面位置において、膨張部が展開した状態を示す拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1,図2において、本実施形態に係るエアベルト装置10は、例えば車両(図示せず)の前面衝突の際に、シート12に着座した乗員14を保護するため装置であって、主拘束部材の一例たるウェビング16と、膨張部18と、副拘束部材の一例たる意匠カバー22とを有している。
ウェビング16は、シート12に着座した乗員14を拘束するための帯状の部材である。このウェビング16は、例えばリトラクタ(図示せず)に巻取り可能に構成され、乗員14の装着時には該ウェビング16を乗員14の体格に合わせてリトラクタから引き出すことができるようになっている。ウェビング16は、バックル装置24と係合可能なタングプレート26に通されている。タングプレート26は、ウェビング16に沿って、ある程度動かすことができるようになっている。ウェビング16の下端は、アンカ29に留められている。このアンカ29は、シート12におけるバックル装置24の設置側と反対側の側方下部に設けられている。
図1,図2において、膨張部18は、ウェビング16に接続され、図示しないインフレータからガスの供給を受けた際にウェビング16の幅方向に展開する袋体である。この膨張部18は、面状に展開する1チャンバで構成されている。膨張部18は、縫製部S1においてウェビング16に接続され、縫製部S2において意匠カバー22に接続されている。縫製部S1は、ウェビング16の長手方向に沿って設けられている。縫製部S1の周囲にはガスが通過可能な空間があり、その空間を通じて、膨張部18のウェビング16側と意匠カバー22側との間でガスが流れるようになっている。縫製部S2の縫製方向は、意匠カバー22の長手方向となっている。これにより、リトラクタやタングプレート26において、意匠カバー22でのしわの発生が抑制されるようになっている。
膨張部18の上端及び下端の少なくとも一方には、インフレータからのガスを膨張部18内に供給するためのガス導入部18U,18Lが設けられている。図示の例では、ガス導入部18U,18Lが膨張部18の上下に設けられているが、これはインフレータの配置に応じて選択的に用いられる。インフレータがウェビング16の上方に配置され、ガスが上方から供給される場合には、上側のガス導入部18Uが使用される。また、インフレータがウェビング16の下方に配置され、ガスが下方から供給される場合には、下側のガス導入部18Lが使用される。使用されない側のガス導入部はベントホールとして使用することも可能である。また、使用されない側のガス導入部を省略してもよい。
乗員14によるウェビング16の装着状態において、膨張部18の上端の位置は、乗員14の例えば頭部14Hの高さに位置している。同様に、膨張部18の下端の位置は、乗員14の例えば胸部14Cの下部の高さに位置している。
図2(A)に示されるように、意匠カバー22は、通常時は、膨張部18と、膨張部18が設けられる部位のウェビング16を覆っており、縫製部S5において、意匠カバー22の端部同士が、該意匠カバー22の長手方向に沿って縫合されている。縫製部S5は、縫製部S2に対してウェビング16の幅方向の反対側に位置しており、膨張部18の展開時に破断することで、意匠カバー22が開裂するようになっている。通常時において、膨張部18は折り畳まれ、ウェビング16と重ねられている。
図1に示されるように、意匠カバー22は、ウェビング16に対して並列に設けられている。意匠カバー22の両端は、膨張部18の上方及び下方でウェビング16に接続されている(縫製部S3,S4)。図2(C)に示されるように、意匠カバー22は、膨張部18の展開状態においてウェビング16と膨張部18との接続位置(縫製部S1)に対してウェビング16の幅方向に離れた位置で膨張部18に接続されている(縫製部S2)。換言すれば、意匠カバー22は、膨張部18の展開状態において、ウェビング16と膨張部18との接続位置(縫製部S1)から該膨張部18の展開方向に離れた位置で膨張部18に接続されている(縫製部S2)。意匠カバー22は、膨張部18よりも剛性が高く、膨張部18の展開時に乗員14を拘束する部材となる。剛性が高いと伸長性が低くなるので、乗員14の拘束が可能となる。
図2に示されるように、縫製部S2は、第1縫製部S21と、第2縫製部S22と、第3縫製部S23とを有している。第1縫製部S21においては、膨張部18の基布同士が2枚重ねの状態で気密に縫製されている。第2縫製部S22においては、膨張部18の基布と、意匠カバー22を構成する2枚の部材のうち、一方の部材とが2枚重ねの状態で縫製されている。そして第3縫製部S23においては、意匠カバー22を構成する2枚の部材が重ねられて縫製されている。このように、縫製部S2(第1縫製部S21、第2縫製部S22、第3縫製部S23)では、基布や部材がすべて2枚重ねとされている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図2(A)において、本実施形態に係るエアベルト装置10では、縫製部S2で基布や部材がすべて2枚重ねとされているので、段差が目立たず、通常時の厚さを薄くできる。
車両において、例えば前面衝突が検知されると、インフレータが作動し、膨張用のガスが発生する。このガスは、ガス導入部18U又はガス導入部18L(図1)を通じて、エアベルト装置10の膨張部18に供給される。膨張部18がガスの供給を受けて膨張し始めると、その圧力により縫製部S5(図2(A))が破断し、図2(B)に示されるように、意匠カバー22が開裂する。これにより、図2(C)に示されるように、膨張部18がウェビング16の幅方向に展開し、膨張部18に夫々接続されたウェビング16と意匠カバー22とが、該ウェビング16の幅方向に離れる。これによって、通常時と比較して、エアベルト装置10でシート12に着座した乗員14を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重をウェビング16及び意匠カバー22に分散させることができる。なお、図2(C)は、膨張部18が展開後、ある程度ガスが抜けた状態を示している。
これに加えて、膨張部18が面状に展開する1チャンバで構成されているので、乗員拘束時の荷重を、該膨張部18にも広く分散させることができる。また、膨張部18の厚みにより、乗員14の拘束開始タイミングを早め、乗員14の移動量を低減させることができる。更に、斜め衝突や側面衝突時における乗員14の拘束状態を安定させることも可能である。
図1において、意匠カバー22の両端は、縫製部S3,S4においてウェビング16に接続されているので、乗員拘束時には、ウェビング16及び意匠カバー22に張力が作用し、該ウェビング16及び意匠カバー22が互いに接近しようとする。しかしながら、本実施形態では、ウェビング16と意匠カバー22の間に膨張部18が存在するため、そのような動きは抑制される。
[第2実施形態]
図3から図5において、本実施形態に係るエアベルト装置20では、主拘束部材の一例たる主ウェビング17と、膨張部28と、副拘束部材の一例たる副ウェビング32とを有している。副ウェビング32の両端は、膨張部28の上方及び下方で主ウェビング17に接続されている(縫製部S3,S4)。
図3において、膨張部28は、主ウェビング17及び副ウェビング32に接続され、図示しないインフレータからガスの供給を受けた際に主ウェビング17の幅方向に展開する袋体である。この膨張部28は、展開状態において、主ウェビング17の長手方向に直列に配置された例えば2箇所の環状部28A,28Bが、連結部28Cにより連結された構造となっている。図4に示されるように、環状部28A,28Bは、夫々管状に構成されている。また、図5に示されるように、連結部28Cも管状に構成されている。この連結部28Cにより、2つの環状部28A,28Bの内部は互いに連通している。なお、膨張部28が2箇所の環状部28A,28Bを有するものとしたが、環状部は1箇所であってもよく、また3箇所以上であってもよい。
乗員14による主ウェビング17の装着状態において、膨張部28の上端(環状部28Aの上端)の位置は、乗員14の例えば頭部14Hの高さに位置している。同様に、膨張部28の下端(環状部28Bの下端)の位置は、乗員14の例えば胸部14Cの下部の高さに位置している。
図3に示されるように、膨張部28の上端及び下端の少なくとも一方には、インフレータ(図示せず)からのガスを膨張部28内に供給するためのガス導入部28U,28Lが設けられている。このガス導入部28U,28Lは、第1実施形態におけるガス導入部18U,18Lと同様に、インフレータの配置に応じて選択的に用いられる。
図4(C)に示されるように、膨張部28の展開状態において、主ウェビング17は、該主ウェビング17の幅方向における膨張部28の一端部に接続され、副ウェビング32は、膨張部28の他端部に接続されている。具体的には、膨張部28の環状部28Aは、縫製部S6において主ウェビング17に接続され、縫製部S7において副ウェビング32に接続されている。縫製部S6,S7は、主ウェビング17の幅方向に環状部28Aが最も広がる位置に設けられている。図3に示されるように、膨張部28の環状部28Bは、縫製部S8において主ウェビング17に接続され、縫製部S9において副ウェビング32に接続されている。縫製部S8,S9は、主ウェビング17の幅方向に環状部28Bが最も広がる位置に設けられている。
図4において、意匠カバー22は、通常時は膨張部18と、膨張部28が設けられる部位の主ウェビング17を覆っている。本実施形態では、副拘束部材として副ウェビング32が設けられているので、意匠カバー22は単なる被覆部材である。従って、意匠カバー22は、膨張部28より剛性が低くてもよい。なお、第1実施形態のように、意匠カバー22を副拘束部材として用いてもよい。
図4に示されるように、副ウェビング32の幅方向において、該副ウェビング32の縫製部S6と反対側の端部は、意匠カバー22に接続されている(縫製部S10)。縫製部S10は、第1縫製部S101と、第2縫製部S102とを有している。第1縫製部S101においては、副ウェビング32と、意匠カバー22を構成する2枚の部材のうち、一方の部材とが2枚重ねの状態で縫製されている。第2縫製部S102においては、意匠カバー22を構成する2枚の部材が重ねられて縫製されている。このように、縫製部S10(第1縫製部S101、第2縫製部S102)では、基布や部材がすべて2枚重ねとされている。これにより、単純な構成でありながら、縫製部S10において段差が目立たず、通常時のエアベルト装置20の厚さが薄くなっている。
なお、図3においては、意匠カバー22の図示を省略している。また、図5(B)においては、膨張部28の環状部28Aと、縫製部S6,S7を図示しているが、図5(A)においては、これらの図示を省略している。他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図2(A)において、本実施形態に係るエアベルト装置20では、縫製部S10で副ウェビング32と、意匠カバー22の部材が枚重ねとされているので、段差が目立たず、通常時の厚さを薄くできる。
車両において、例えば前面衝突が検知されると、インフレータが作動し、膨張用のガスが発生する。このガスは、ガス導入部28U又はガス導入部28L(図3)を通じて、エアベルト装置20の膨張部28に供給される。膨張部28がガスの供給を受けて膨張し始めると、その圧力により縫製部S5(図4(A),図5(A))が破断し、図4(B)に示されるように、意匠カバー22が開裂する。これにより、図4(C)に示されるように、膨張部28の環状部28A,28Bが主ウェビング17の幅方向に展開し、該膨張部28に夫々接続された主ウェビング17及び副ウェビング32が、該主ウェビング17の幅方向に離れる。具体的には、主ウェビング17と副ウェビング32とが膨張部28の両側に位置することとなる。このため、通常時と比較して、エアベルト装置20でシート12に着座した乗員14を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重を主ウェビング17及び副ウェビング32に広範囲で分散させることができる。
[第3実施形態]
図6から図8において、本実施形態に係るエアベルト装置30は、主ウェビング17と、副ウェビング32と、膨張部38とを有している。
膨張部38は、乗員14が主ウェビング17を装着した状態において、副ウェビング32の上部で展開する上部チャンバ38Aと、副ウェビング32の下部で展開する下部チャンバ38Bとを有している。上部チャンバ38Aと下部チャンバ38Bとは、主ウェビング17の長手方向に沿った連通部38Cにより互いに連通している。連通部38Cは、膨張部38の展開時に、主ウェビング17の下側(乗員側)に重なるようになっている。図6においては、連通部38Cの幅が主ウェビング17の幅よりも広くなっているが、主ウェビング17の幅以下であってもよい。
また、膨張部38の展開状態において、上部チャンバ38Aの長さと下部チャンバ38Bの長さは同等に設定されている。長さの方向は、上部チャンバ38A及び下部チャンバ38Bが夫々位置する部位での主ウェビング17の幅方向である。なお、上部チャンバ38A及び下部チャンバ38Bの長さは、互いに異なっていてもよく、例えば上部チャンバ38Aよりも下部チャンバ38Bを長く設定してもよい。
図6に示されるように、上部チャンバ38Aは、縫製部S11において主ウェビング17に接続され、縫製部S12において副ウェビング32に接続されている。また、下部チャンバ38Bは、縫製部S13において主ウェビング17に接続され、縫製部S14において副ウェビング32に接続されている。上部チャンバ38Aと下部チャンバ38Bの間の位置、例えば図6の8C−8Cの位置においては、膨張部38は、主ウェビング17及び副ウェビング32の何れにも接続されていない(図8(C))。
乗員14による主ウェビング17の装着状態において、上部チャンバ38Aの位置は、該乗員14の例えば頭部14Hの高さに位置している。同様に、下部チャンバ38Bの位置は、乗員14の例えば胸部14Cの下部の高さに位置している。
図6に示されるように、膨張部38の上端及び下端の少なくとも一方には、インフレータ(図示せず)からのガスを膨張部38内に供給するためのガス導入部38U,38Lが設けられている。このガス導入部38U,38Lは、第1実施形態におけるガス導入部18U,18Lと同様に、インフレータの配置に応じて選択的に用いられる。
図7,図8に示されるように、意匠カバー22は、主ウェビング17及び副ウェビング32及び膨張部38を包む2枚の部材で構成され、各々の部材は縫製部S5,S15において縫合されている。意匠カバー22は副ウェビング32とは接続されていない。従って、意匠カバー22は、膨張部38の展開時に副ウェビング32から離脱し得る構成となっている。なお、意匠カバー22は、副ウェビング32と接続されていてもよい。
なお、膨張部38における上部チャンバ38Aと下部チャンバ38Bの間の領域に、幕状の非膨張部(図示せず)を設けてもよい。この場合、乗員拘束時の荷重を該非膨張部にも分散させることができる。
他の部分については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。車両において、例えば前面衝突が検知されると、インフレータが作動し、膨張用のガスが発生する。このガスは、ガス導入部38U又はガス導入部38L(図6)を通じて、エアベルト装置30の膨張部38に供給される。膨張部38がガスの供給を受けて膨張し始めると、その圧力により縫製部S5(図7(A),図8(A))が破断し、図7(B)に示されるように、意匠カバー22が開裂する。そして、図6に示されるように、膨張部38の上部チャンバ38A及び下部チャンバ38Bが、主ウェビング17の幅方向に展開し、該膨張部38に夫々接続された主ウェビング17及び副ウェビング32が、該主ウェビング17の幅方向に離れる(図7(C),図8(C))。これにより、通常時と比較して、エアベルト装置30でシート12に着座した乗員14を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重を広範囲で分散させることができる。なお、図7(C),図8(C)は、膨張部38が展開後、ある程度ガスが抜けた状態を示している。
本実施形態では、図6、図8に示されるように、膨張部38として展開する部位は、上部チャンバ38A、下部チャンバ38B及び連通部38Cに限定されている。これにより、膨張部38の容量及び膨張部38を構成する基布を少なくできる。またこれによって、膨張部38の展開の迅速化、低コスト化を図ることができる。
[第4実施形態]
図9から図11において、本実施形態に係るエアベルト装置40は、主ウェビング17及び副ウェビング32と、膨張部48とを有している。
膨張部48は、上部チャンバ48Aと、下部チャンバ48Bと、中部チャンバ48Cとを有している。上部チャンバ48Aは、乗員14が主ウェビング17を装着した状態において、副ウェビング32の上部で展開する部位である。下部チャンバ48Bは、乗員14が主ウェビング17を装着した状態において、副ウェビング32の下部で展開する部位である。中部チャンバ48Cは、上部チャンバ48Aと下部チャンバ48Bの間に位置し、該上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bに連通している。乗員14による主ウェビング17の装着状態において、上部チャンバ48Aの位置は、該乗員14の例えば頭部14Hの高さに位置している。同様に、下部チャンバ48Bの位置は、乗員14の例えば胸部14Cの下部の高さに位置している。
図10(C)に示されるように、膨張部48の上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bは、主ウェビング17及び副ウェビング32に対して、夫々全面的に重ねられている。具体的には、主ウェビング17は、上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bの下側(乗員側)に夫々重ねられ、縫製部S16,S17において縫製されている。副ウェビング32は、上部チャンバ48A、中部チャンバ48C及び下部チャンバ48Bの上側(反乗員側)に重ねられ、縫製部S18において連続的に縫製されている。
一方、図9,図11(C)に示されるように、中部チャンバ48Cは、副ウェビング32に重ねられているが、主ウェビング17には重ねられていない。換言すれば、矢印11C−11Cの位置での中部チャンバ48Cの幅は、矢印10C−10Cの位置での上部チャンバ48Aの幅よりも小さくなっている。なお、中部チャンバ48Cは、主ウェビング17に一部重ねられていてもよい。
図9、図10(A)に示されるように、上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bの中央部には、互いに対向する基布同士を部分的に縫製する縫製部S18が設けられている。この縫製部S18は、上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bの展開を安定させるために設けられている。なお、膨張部48の折畳み形状は、例えば蛇腹折りとされている。
膨張部48の上端及び下端の少なくとも一方には、インフレータ(図示せず)からのガスを膨張部48内に供給するためのガス導入部(図示せず)が設けられている。このガス導入部は、第1実施形態におけるガス導入部18U,18Lと同様に、インフレータの配置に応じて選択的に用いられる。
他の部分については、第3実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。車両において、例えば前面衝突が検知されると、インフレータが作動し、膨張用のガスが発生する。このガスは、ガス導入部(図示せず)を通じて、エアベルト装置40の膨張部48に供給される。膨張部48がガスの供給を受けて膨張し始めると、その圧力により縫製部S5(図10(A),図11(A))が破断し、図10(B)に示されるように、意匠カバー22が開裂する。そして、図9に示されるように、膨張部48の上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bが、主ウェビング17の幅方向に展開し、該膨張部48に夫々接続された主ウェビング17及び副ウェビング32が、該主ウェビング17の幅方向に離れる(図10(C),図11(C))。これにより、通常時と比較して、エアベルト装置40でシート12に着座した乗員14を拘束する際の接触面積が増える。このため、乗員拘束時の荷重を広範囲で分散させることができる。なお、図10(C),図11(C)は、膨張部48が展開後、ある程度ガスが抜けた状態を示している。
また、本実施形態では、上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bの中央部に縫製部S18が設けられているので、上部チャンバ48A及び下部チャンバ48Bの展開が安定する。また、上部チャンバ48Aと下部チャンバ48Bの間に中部チャンバ48Cが設けられているので、乗員拘束時の荷重を、該膨張部48にも広く分散させることができる。また、膨張部48の厚みにより、乗員14の拘束開始タイミングを早め、乗員14の移動量を低減させることができる。
更に、図9に示されるように、矢印11C−11Cの位置での中部チャンバ48Cの幅は、矢印10C−10Cの位置での上部チャンバ48Aの幅よりも小さい。従って、膨張部48の容量及び膨張部48を構成する基布を少なくできる。またこれによって、膨張部48の展開の迅速化、低コスト化を図ることができる。
また、縫製部S17が、上部チャンバ48A、中部チャンバ48C及び下部チャンバ48Bにかけて連続的に設けられているので、膨張部48と副ウェビング32との位置ずれが生じ難い。このため、斜め衝突や側面衝突時における乗員14の拘束状態を安定させることも可能である。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
主拘束部材として、ウェビング16及び主ウェビング17を挙げたが、主拘束部材はこれに限られず、乗員14を拘束可能な部材であればよい。また、副拘束部材として、意匠カバー22、副ウェビング32を挙げたが、副拘束部材はこれに限られず、乗員14を拘束可能な部材であればよい。また、副拘束部材は1つに限られず、主拘束部材に対して2つ以上並列に設けられていてもよい。
図2(C)における膨張部18、図7(C)及び図8(C)における膨張部38、図10(C)及び図11(C)における膨張部48については、展開後の厚さを夫々小さく示している。これは、各膨張部に張力が作用した状態を示したものであり、張力が作用していない状態では、膨張部の厚さがより大きくなる。図4(C)及び図5(C)における膨張部28については、張力に大きさにより環状部28A,28Bの幅が変化する(図6)。
各実施形態に記載の構成を適宜組み合わせることも可能である。
10 エアベルト装置
12 シート
14 乗員
16 ウェビング(主拘束部材)
17 主ウェビング(主拘束部材)
18 膨張部
20 エアベルト装置
22 意匠カバー(副拘束部材)
28 膨張部
30 エアベルト装置
32 副ウェビング(副拘束部材)
38 膨張部
38A 上部チャンバ
38B 下部チャンバ
40 エアベルト装置
48 膨張部
48A 上部チャンバ
48B 下部チャンバ

Claims (5)

  1. シートに着座した乗員を拘束するための帯状の主拘束部材と、
    前記主拘束部材に接続され、ガスの供給を受けた際に前記主拘束部材の幅方向に展開する膨張部と、
    前記主拘束部材に対して並列に設けられると共に、前記膨張部の上方及び下方で前記主拘束部材に接続され、前記膨張部の展開状態において前記主拘束部材と前記膨張部との接続位置に対して前記主拘束部材の幅方向に離れた位置で前記膨張部に接続されると共に前記主拘束部材の幅方向に並び前記乗員を拘束する副拘束部材と、
    を有するエアベルト装置。
  2. 前記膨張部の展開状態において、前記主拘束部材は、前記主拘束部材の幅方向における前記膨張部の一端部に設けられ、前記副拘束部材は、前記膨張部の他端部に接続されている請求項1に記載のエアベルト装置。
  3. 前記膨張部は、前記副拘束部材の上部で展開する上部チャンバと、前記副拘束部材の下部で展開する下部チャンバとを有している請求項1又は請求項2に記載のエアベルト装置。
  4. 前記主拘束部材は、ウェビングであり、
    前記副拘束部材は、折り畳まれた前記主拘束部材及び前記膨張部を包み、前記膨張部の展開により開裂する意匠カバーである請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエアベルト装置。
  5. 前記主拘束部材及び前記副拘束部材は、何れもウェビングである請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のエアベルト装置。
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