JP2007022212A - 乗員拘束ベルト及び乗員拘束装置 - Google Patents

乗員拘束ベルト及び乗員拘束装置 Download PDF

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Abstract

【課題】乗員の頭部の側方を通って該乗員の前面側に引き回され、該乗員の頭部の側方に配置される部分から該乗員の前面側に配置される部分にかけて膨張可能部となっている乗員拘束ベルトにおいて、側頭配置部の膨張をさらに早期化する。
【解決手段】乗員拘束ベルト1のショルダーベルト部10は、乗員の頭部の側方に配置される側頭配置部10Sと、乗員の前面側にかけて配置される前面配置部10Fとを有している。ショルダーベルト部10は、膨張した状態において、側頭配置部10Sが前面配置部10Fよりも太くなり、且つ該前面配置部10Fがその長手方向において略同等の太さとなるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のシートに座った乗員を拘束する膨張可能な乗員拘束ベルトと、この乗員拘束ベルトを備えた乗員拘束装置に関する。
車両のシートに座った乗員を膨張可能なベルトで拘束する乗員拘束装置として、シートの車両後方側に配置されたショルダーアンカと、該ショルダーアンカに掛通されて乗員の前面側に引き回される乗員拘束ベルトとを有し、該乗員拘束ベルトのうち少なくとも乗員の頭部の側方に配置される部分が膨張可能部となっている乗員拘束装置が公知である(例えば、特開2003−312439号公報)。
上記特開2003−312439号公報の乗員拘束装置(エアベルト装置)にあっては、車両のシートの斜め後方に位置するピラー部の上部にショルダーアンカが取り付けられており、このショルダーアンカに掛通された乗員拘束ベルトが、該シートに座った乗員の前面側へ引き回される。
この乗員拘束ベルトは、該ショルダーアンカから乗員の頭部の側方を通って該乗員の上半身の前面側を該ショルダーアンカと反対側の腰部付近まで斜めに引き回されるショルダーベルト部と、該ショルダーベルト部の下端に連なっており、乗員の腹部付近を覆うように左右方向に引き回されるラップベルト部とを有している。同号公報では、該ショルダーベルト部は膨張可能な袋状ベルトにより構成されている。この袋状ベルトは、上端側が乗員の頭部の側方に位置するように配置される。同号公報では、ラップベルト部も、膨張可能な袋状ベルトにより構成されている。
このショルダーベルト部の下端及びラップベルト部の一端は、ベルト装着時にバックル装置に挿入係止されるタングに連結されている。該バックル装置には、このショルダーベルト部及びラップベルト部を膨張させるためのインフレータが設置されており、タングには、このインフレータからのガスをショルダーベルト部及びラップベルト部にそれぞれ導入するための通路が設けられている。
車両衝突時や横転時等には、インフレータが作動し、このインフレータからのガスにより該ショルダーベルト部及びラップベルト部がそれぞれ膨張して乗員を拘束する。この際、該ショルダーベルト部のうち乗員の頭部の側方に配置された部分(以下、この部分を側頭配置部と称することがある。)が乗員の頭部と車室側面との間において膨張する。これにより、乗員の頭部が車室側面等に直に当ることが防止される。
このショルダーベルト部の側頭配置部はできるだけ早期に高内圧となることが望ましい。
しかしながら、同号公報の乗員拘束装置にあっては、ショルダーベルト部は、同号公報の図1に示されるように、その側頭配置部から乗員の前面側に配置される部分(以下、この部分を前面配置部と称することがある。)にかけて略同等の太さかむしろ前面配置部の方が太くなっているため、このショルダーベルト部にガスの充填が開始されてから該側頭配置部が十分に高内圧となるまでにはかなりの時間を要する。
特開平11−301396号公報には、ショルダーベルト部(膨張体)の膨張時における乗員腰部側(前面配置部)の膨張量が乗員肩部側(側頭配置部)の膨張量よりも小さくなるように、該膨張体を略倒立円錐台形状に構成することが記載されている。
上記特開平11−301396号公報の乗員拘束装置にあっては、前面配置部の膨張量が側頭配置部の膨張量よりも小さいため、上記特開2003−312439号公報の乗員拘束装置に比べ、該側頭配置部の膨張が早期化される。
特開2003−312439号公報 特開平11−301396号公報
本発明は、乗員の頭部の側方を通って該乗員の前面側に引き回され、該乗員の頭部の側方に配置される側頭配置部から該乗員の前面側に配置される前面配置部にかけて膨張可能部となっている乗員拘束ベルトにおいて、側頭配置部の膨張をさらに早期化することを目的とする。
請求項1の乗員拘束ベルトは、乗員の頭部の側方を通って該乗員の前面側に引き回され、該乗員の頭部の側方に配置される部分から該乗員の前面側に配置される部分にかけて膨張可能部となっている乗員拘束ベルトにおいて、該膨張可能部は、該乗員の頭部の側方に配置される側頭配置部と、該乗員の肩部から下側の部位の前面側に配置される前面配置部とを有しており、該膨張可能部が膨張した状態において、該側頭配置部が該前面配置部よりも太くなり、且つ該前面配置部は、その長手方向において略同等の太さとなることを特徴とするものである。
請求項2の乗員拘束ベルトは、請求項1において、前記膨張可能部は、膨張した状態において、前記側頭配置部の平均直径Dが前記前面配置部の平均直径Dの1.5〜10倍であることを特徴とするものである。
請求項3の乗員拘束ベルトは、請求項1又は2において、該膨張可能部は、まず前面配置部にガスが供給され、次いで該前面配置部から側頭配置部にガスが流入することにより膨張するよう構成されており、該前面配置部と側頭配置部との間に、該前面配置部から側頭配置部へのガスの流通は許容するが該側頭配置部から前面配置部へのガスの流通は阻止する逆止手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4の乗員拘束装置は、膨張可能部を有する乗員拘束ベルトと、該膨張可能部を膨張させるインフレータとを備えた乗員拘束装置において、該乗員拘束ベルトは請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗員拘束ベルトであることを特徴とするものである。
本発明の乗員拘束ベルト及び乗員拘束装置にあっては、乗員拘束ベルトは、前面配置部が側頭配置部よりも細く、且つ該前面配置部はその長手方向において略同等の太さとなるように膨張する。このため、前面配置部が側頭配置部に向って徐々に太くなる前記特開平11−301396号公報の円錐台形状のものに比べて、さらに前面配置部の膨張量が側頭配置部よりも小さくなる。これにより、側頭配置部の膨張が一層早期化される。
請求項2の通り、本発明においては、側頭配置部の平均直径Dが前面配置部の平均直径Dの1.5〜10倍であることが好ましい。なお、この平均直径とは、前面配置部から側頭配置部にかけての膨張可能部の延在方向と直交方向の断面の平均直径であり、この断面の形状が略円形である場合には、この円の直径を平均直径とし、断面形状が楕円ないし長円形である場合には、その直径と短径との平均値を平均直径とする。
このように構成することにより、前面配置部のクッション性を確保しつつ、十分に側頭配置部の膨張を早期化することができる。
請求項3のように構成することにより、側頭配置部から前面配置部へのガスの逆流が防止されるため、長時間にわたって側頭配置部の内圧を維持することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態に係る膨張可能な乗員拘束ベルトを備えた乗員拘束装置の斜視図であり、図2はこの乗員拘束ベルトの膨張可能部の側面図である。なお、図1及び図2は、膨張可能部が膨張した状態を示している。図3(a)はこの膨張可能部を構成するバッグの平面図、図3(b)及び(c)はそれぞれ図3(a)のB−B線及びC−C線に沿う断面図、図4(a)及び(b)はそれぞれガス流通時及び逆止時における逆止弁の作動を示す模式的な断面図である。
この実施の形態の乗員拘束装置は、車両のシートに座った乗員の頭部の側方を通って該乗員の上半身の前面側を斜めに(この実施の形態では左上から右下へ)引き回される、膨張可能なショルダーベルト部10と、該ショルダーベルト部10に接続されたウェビング10aと、この乗員の腰部付近の上側を左右方向に引き回されるラップベルト部11と、該シートの側方(この実施の形態では右側)に隣接して設置されたバックル装置12と、ベルト装着時に該バックル装置12に挿入係止されるタング13と、ウェビング10aを案内するショルダーアンカ14等を備えている。
この実施の形態では、該ショルダーベルト部10、ウェビング10a及びラップベルト部11により乗員拘束ベルト1が構成されている。
該ショルダーベルト部10は、図2に示すように、乗員の頭部の側方に配置される側頭配置部10Sと、該乗員の肩部から腰部にかけての前面側に配置される前面配置部10Fとを有している。この側頭配置部10Sと前面配置部10Fとは一連のものとなっている。
このショルダーベルト部10は、図2に示すように、膨張した状態において、側頭配置部10Sが前面配置部10Fよりも太くなり、且つ該前面配置部10Fがその長手方向において略同等の太さとなるように構成されている。
この実施の形態では、該ショルダーベルト部10は、図3に示す太幅の帯状のバッグ20を細幅帯状となるように折り畳んでカバーにより覆ったものであり、通常時には帯状に保形されている。
このバッグ20は、ショルダーベルト部10とされたときに側頭配置部10Sを構成する側頭配置部構成室20Sと、前面配置部10Fを構成する前面配置部構成室20Fとを有している。この実施の形態では、該前面配置部構成室20Fの側頭配置部構成室20Sと反対側の端部にガス導入口21が形成されている。
該バッグ20は、この実施の形態では、膨張した状態におけるショルダーベルト部10の前面配置部10Fから側頭配置部10Sにかけての乗員側と反乗員側の各側面をそれぞれ形成する2枚のパネル22A,22Bにより構成されている。各パネル22A,22Bは、図3(a)に示すように、前面配置部10F(前面配置部構成室20F)の側面を形成する領域が比較的細幅(且つその長手方向において略等幅)の帯状とされ、側頭配置部10S(側頭配置部構成室20S)の側面を形成する領域は、これよりも幅の大きい略長方形状とされている。
このパネル22A、22Bを重ね合わせ、各々の周縁部同士を縫糸23等の結合手段によって結合することにより、袋状のバッグ20が構成される。
本発明においては、ショルダーベルト部10(この実施の形態ではバッグ20)は、膨張した状態において、側頭配置部10S(側頭配置部構成室20S)の平均直径Dが前面配置部10F(前面配置部構成室20F)の平均直径Dの1.5〜10倍となるよう構成されることが好ましい。なお、この平均直径とは、ショルダーベルト部10(バッグ20)の延在方向と交叉方向の断面における平均直径をいう。
この実施の形態では、図3(b)に示すように、側頭配置部構成室20Sは、膨張した状態において、この断面が略楕円形ないし長円形となる。この側頭配置部構成室20Sの平均直径Dは、その長径D及び短径Dの平均値である。また、図3(c)に示すように、前面配置部構成室20Fは、膨張した状態において、この断面が略円形となる。前面配置部構成室20Fの平均直径Dは、この円の直径である。
この実施の形態では、前面配置部構成室20Fと側頭配置部構成室20Sとの間に、該側頭配置部構成室20Sから前面配置部構成室20Fへのガスの逆流を阻止する逆止弁24が設けられている。図4(a),(b)に示すように、この逆止弁24は、前面配置部構成室20Fから側頭配置部構成室20Sへ向ってガスが流れるときには開弁して該側頭配置部構成室20Sへのガスの流入を許容し、側頭配置部構成室20Sから前面配置部構成室20Fへ向ってガスが流れようとすると閉弁して該前面配置部構成室20Fからのガスの流出を阻止するよう構成されている。
このバッグ20を幅が小さくなるように折り畳んでバンド等で保形した後、カバーを被せることにより、ショルダーベルト部10が構成される。
このショルダーベルト部10の側頭配置部10S側の端部に縫合等により前記ウェビング10aが接続され、他端側(ガス導入口21側)にタング13が連結されている。
ウェビング10aは、従来の一般的な非膨張式シートベルトと同様のノーマルベルトよりなり、ショルダーアンカ14に摺動自在に案内掛通されている。ウェビング10aの端部は、車体に設置された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)15に巻き取り可能に連結されている。
この実施の形態では、バックル装置12に、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するインフレータ17が連結されており、タング13には、このインフレータ17からのガスをショルダーベルト部10に導くための通路(図示略)が設けられている。前記バッグ20のガス導入口21はこの通路に連通している。
なお、この実施の形態では、ラップベルト部11も、一般的な非膨張式シートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング13に連結されているとともに、他端が、シートのバックル装置12と反対側に設置されたシートベルトリトラクタ(ELR)16に巻き取り可能に連結されている。
この乗員拘束ベルト1は、通常のシートベルトと同様に使用される。車両の衝突時や横転時等にインフレータ17が作動すると、前記通路及びガス導入口21を介してショルダーベルト部10(バッグ20)内にガスが導入され、図1及び図2の如くショルダーベルト部10が厚み(径)を増大させるように膨張する。
この際、該インフレータ17からのガスは、まず前面配置部10F(前面配置部構成室20F)内に供給され、次いで、この前面配置部10Fから側頭配置部10S(側頭配置部構成室20S)に流入する。この乗員拘束ベルト1にあっては、前面配置部10Fが側頭配置部10Sよりも細く、且つ該前面配置部10Fはその長手方向において略同等となっているので、該インフレータ17からのガスは、きわめて速やかに前面配置部10F内を通って側頭配置部10S内に流入するようになる。このため、該側頭配置部10Sが著しく早期に高内圧となる。
また、この実施の形態では、前面配置部10Fと側頭配置部10Sとの間に、該側頭配置部10Sから前面配置部10Fへのガスの逆流を阻止する逆止手段としての逆止弁24が設けられているので、比較的長時間にわたって該側頭配置部10Sの内圧が高目に維持される。
膨張可能部(ショルダーベルト部)は、上記以外の形状とされてもよい。図5は、膨張可能部としてのショルダーベルト部の別の構成例の説明図である。なお、図5(a)は、このショルダーベルト部を構成するバッグの平面図であり、図5(b)は、このショルダーベルト部の膨張時の側面図である。
この実施の形態の乗員拘束ベルトのショルダーベルト部10Aも、図5(b)に示すように、乗員の頭部の側方に配置される側頭配置部10S’と、該乗員の肩部から腰部にかけての前面側に配置される前面配置部10F’とを有している。図示の通り、この実施の形態では、該ショルダーベルト部10Aは、該前面配置部10F’から側頭配置部10S’にかけて、乗員の肩部の上面に沿って曲った形状に膨張しうるように構成されている。
この実施の形態では、該前面配置部10F’から側頭配置部10S’にかけての乗員と対向する側の長さがこれと反対側の長さより短くなっており、これにより、ショルダーベルト部10Aは、膨張したときに側頭配置部10S’が乗員側へ引張られて該乗員の肩部上面にフィットするようになっている。
この実施の形態でも、該ショルダーベルト部10Aは、太幅の帯状のバッグ20Aを細幅帯状となるように折り畳んでカバーにより覆ったものであり、通常時には帯状に保形されている。
このバッグ20Aも、ショルダーベルト部10Aとされたときに側頭配置部10S’を構成する側頭配置部構成室20S’と、前面配置部10F’を構成する前面配置部構成室20F’とを有している。該バッグ20Aは、この実施の形態では、図5(a)に示すように、これらの室20F’,20S’が略「く」字形に連なったものとなっている。この実施の形態でも、該前面配置部構成室20F’の側頭配置部構成室20S’と反対側の端部にガス導入口21が設けられている。
このバッグ20Aを、幅が小さくなるように、且つ該前面配置部構成室20F’から側頭配置部構成室20S’にかけて真直ぐに延在するように折り畳んだ後、バンド等で保形してカバーを被せることにより、ショルダーベルト部10Aが構成される。
このショルダーベルト部10Aを備えた乗員拘束ベルトのその他の構成は前述の第1〜4図の乗員拘束ベルト1と同様となっている。
かかる構成のショルダーベルト部10Aを備えた乗員拘束ベルトにあっては、該ショルダーベルト部10Aが前面配置部10F’から側頭配置部10S’にかけて、乗員の肩部の上面に沿って曲った形状に膨張するよう構成されているので、膨張した該ショルダーベルト部10Aを乗員の前面から肩部の上面にかけてしっかりとフィットさせることができる。
上記実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は図示の構成に限定されない。
上記の実施の形態では乗員拘束ベルトはショルダーベルト部10,10Aのみ膨張する構成となっているが、ラップベルト部11も膨張するように構成してもよい。この乗員拘束ベルトの膨張可能部へのガス供給システムやベルト非装着時の巻き取りシステム、タングやスルーアンカへのベルトの掛通構造などは、図示以外の構成であってもよい。
実施の形態に係る膨張可能な乗員拘束ベルトを備えた乗員拘束装置の斜視図である。 乗員拘束ベルトの膨張可能部の正面図である。 膨張可能部を構成するバッグの構成図である。 膨張可能部を構成するバッグ内に設けた逆止弁の作動を説明する要部拡大断面図である。 別の実施の形態に係る乗員拘束ベルトの膨張可能部を構成するバッグの構成図及び乗員拘束ベルトの膨張可能部の膨張時の側面図である。
符号の説明
1 乗員拘束ベルト
10,10A ショルダーベルト部
10a ウェビング
10F,10F’ 前面配置部
10S,10S’ 側頭配置部
11 ラップベルト部
12 バックル装置
13 タング
14 ショルダーアンカ
15,16 リトラクタ
17 インフレータ
20,20A バッグ
20F,20F’ 前面配置部構成室
20S,20S’ 側頭配置部構成室
24 逆止弁(逆止手段)

Claims (4)

  1. 乗員の頭部の側方を通って該乗員の前面側に引き回され、該乗員の頭部の側方に配置される部分から該乗員の前面側に配置される部分にかけて膨張可能部となっている乗員拘束ベルトにおいて、
    該膨張可能部は、該乗員の頭部の側方に配置される側頭配置部と、該乗員の肩部から下側の部位の前面側に配置される前面配置部とを有しており、該膨張可能部が膨張した状態において、該側頭配置部が該前面配置部よりも太くなり、且つ該前面配置部は、その長手方向において略同等の太さとなることを特徴とする乗員拘束ベルト。
  2. 請求項1において、前記膨張可能部は、膨張した状態において、前記側頭配置部の平均直径Dが前記前面配置部の平均直径Dの1.5〜10倍であることを特徴とする乗員拘束ベルト。
  3. 請求項1又は2において、該膨張可能部は、まず前面配置部にガスが供給され、次いで該前面配置部から側頭配置部にガスが流入することにより膨張するよう構成されており、
    該前面配置部と側頭配置部との間に、該前面配置部から側頭配置部へのガスの流通は許容するが該側頭配置部から前面配置部へのガスの流通は阻止する逆止手段が設けられていることを特徴とする乗員拘束ベルト。
  4. 膨張可能部を有する乗員拘束ベルトと、該膨張可能部を膨張させるインフレータとを備えた乗員拘束装置において、該乗員拘束ベルトは請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗員拘束ベルトであることを特徴とする乗員拘束装置。
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