JP2008056030A - エアベルト及びエアベルト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠カバーとエアベルト本体の非膨張部との縫着部がエアベルトの外面に露出せず、見栄えが良好なエアベルトと、このエアベルトを備えたエアベルト装置を提供する。
【解決手段】エアベルト10は、バッグ3及びメッシュウェビング4を被包する意匠カバー5を備えている。意匠カバー5を表裏反転させた状態としてこの意匠カバー5にウェビング2を挿通し、この状態でメッシュウェビング4に近い方の端部5rをウェビング2に縫着した後、この意匠カバー5を裏表反転させることにより、該意匠カバー5とウェビング2との縫着部が該意匠カバー5の内側に配置される。
【選択図】図3
【解決手段】エアベルト10は、バッグ3及びメッシュウェビング4を被包する意匠カバー5を備えている。意匠カバー5を表裏反転させた状態としてこの意匠カバー5にウェビング2を挿通し、この状態でメッシュウェビング4に近い方の端部5rをウェビング2に縫着した後、この意匠カバー5を裏表反転させることにより、該意匠カバー5とウェビング2との縫着部が該意匠カバー5の内側に配置される。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両衝突時等の緊急時に乗員を拘束するためのエアベルト及びエアベルト装置に係り、特に、その膨張可能部が意匠カバーによって被包されたエアベルト及びこのエアベルトを備えたエアベルト装置に関する。
周知の通り、エアベルト装置は、シートベルト装置のラップベルトやショルダーベルトを膨張可能なエアベルトにて構成したものであり、車両の衝突時や横転時にはインフレータが作動し、このインフレータからのガスによりエアベルトが膨張する。
特開平6−262994号公報には、エアベルトの膨張可能部を布製の筒状カバー(意匠カバー)で覆うことが記載されている。
同号公報のエアベルトは、通常のシートベルトと同様の非膨張式のベルト材料よりなるウェビングと、該ウェビングのうち乗員の身体に当接する部分に沿って配置された、膨張可能なチューブと、該チューブを覆っており、該ウェビングの長手方向には伸長しにくく、且つ周方向(該長手方向と交叉方向)には容易に伸長しうる筒状の編布とを備えている。前記筒状カバーは、さらにこの編布の外周を取り巻くように装着され、該チューブ及び編布をウェビングに沿うように保形している。
同号公報では、この筒状カバーの筒軸方向の一端側が該チューブよりもウェビング側に長く延出しており、この一端側が該ウェビングに対し型縫いにより縫着されている。この筒状カバーの筒軸方向の他端側は、タングに連結されている。
同号公報のエアベルトにあっては、チューブ内にインフレータからガスが供給されることにより、該チューブが膨張する。この際、筒状カバーは、チューブの膨張圧により開裂し、該チューブの膨張を許容する。また、このチューブの膨張に追従して編布も膨張する。この編布は、ウェビングの長手方向には伸長しにくく、且つ周方向には容易に伸長しうるものなので、膨張すると長手方向に短くなり、ウェビングにテンションを加えるようになる。これにより、乗員が座席に拘束されると共に、膨張したチューブによって乗員に加えられる衝撃が吸収される。
特開平6−262994号公報
上記特開平6−262994号公報では、同号公報の図4に示されるように、筒状カバーでチューブ及び編布を被包した後、この筒状カバーの前記一端側をウェビングに重ね、その上から型縫いを行うことにより、該筒状カバーとウェビングとを縫合している。
このようにした場合、該筒状カバーとウェビングとの縫い目がエアベルトの外面に露出するため、見栄えが悪い。
本発明は、意匠カバーとエアベルト本体の非膨張部との縫着部がエアベルトの外面に露出せず、見栄えが良好なエアベルトと、このエアベルトを備えたエアベルト装置とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアベルトは、長手方向の少なくとも一部が、内部にガスが導入されることにより膨張する膨張可能部となっており、残りの部分が非膨張部となっているエアベルト本体と、該エアベルト本体のうち少なくとも該膨張可能部を被包する筒状の意匠カバーとを備え、該意匠カバーの筒軸方向の少なくとも一端側が、該膨張可能部よりも非膨張部側へ延出し、該非膨張部に縫着されているエアベルトにおいて、該意匠カバーと該非膨張部との縫着部は、該意匠カバーの内側に配置されていることを特徴とするものである。
請求項2のエアベルトは、請求項1において、該意匠カバーを、エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側に配置されるように表裏反転させた状態としておき、この表裏反転状態の意匠カバーに該エアベルト本体の非膨張部を挿通し、この意匠カバーのうち該エアベルト本体の膨張可能部に近い方の端部を該非膨張部に縫着し、その後、この意匠カバーの該膨張可能部から遠い方の端部を該膨張可能部側へ移動させるようにしてこの意匠カバーを裏表反転させることにより、該意匠カバーと該非膨張部との縫着部を該意匠カバーの内側に配置したことを特徴とするものである。
本発明(請求項3)のエアベルト装置は、かかる本発明のエアベルトと、このエアベルトの膨張可能部を膨張させるためのインフレータとを備えてなるものである。
本発明のエアベルト及びエアベルト装置にあっては、意匠カバーとエアベルト本体の非膨張部との縫着部が該意匠カバーの内側に配置されているため、この縫着部がエアベルトの外面に露出しない。これにより、エアベルトの見栄えを良好なものとすることができる。
請求項2のように、意匠カバーを、エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側に配置されるように表裏反転させた状態としておき、この表裏反転状態の意匠カバーに該エアベルト本体の非膨張部を挿通し、この意匠カバーのうち該エアベルト本体の膨張可能部に近い方の端部を該非膨張部に縫着し、その後、この意匠カバーの該膨張可能部から遠い方の端部を該膨張可能部側へ移動させるようにしてこの意匠カバーを裏表反転させることにより、容易に意匠カバーとエアベルト本体の非膨張部との縫着部を該意匠カバーの内側に配置することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るエアベルトの平面図であり、(a)は意匠カバーが装着された状態を示し、(b)は意匠カバーが装着される前の状態を示している。第2図は意匠カバー及びメッシュウェビングが装着される前の状態におけるエアベルトの平面図であり、(a)はバッグを折り畳んだ状態を示し、(b)はバッグを折り畳む前の状態を示している。第3図は第1図(a)のIII−III線に沿う断面図である。第4図(a)は意匠カバーの分解斜視図であり、第4図(b)は、意匠カバーを、エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側となるように反転させた状態を示す斜視図である。第5図〜第8図は、それぞれ、意匠カバーの装着手順を示す平面図である。
なお、以下の説明において、エアベルトの長手方向のうち、アンカが連結される側を先端側といい、これと反対側を後端側という。
この実施の形態のエアベルト1は、車両の座席に座った乗員の腹部に沿って引き回されるラップエアベルトである。
このエアベルト1は、通常のシートベルトと同様の非膨張式のベルト材料よりなるウェビング2と、後端側が該ウェビング2の先端にシーム6(第2図)によって縫合されたバッグ3と、該バッグ3を囲むメッシュウェビング4と、該メッシュウェビング4の略全体及びウェビング2の先端側を覆う意匠カバー5とを有する。
即ち、この実施の形態では、該ウェビング2、バッグ3及びメッシュウェビング4によりエアベルト本体が構成されると共に、該バッグ3及びメッシュウェビング4によりこのエアベルト本体の膨張可能部が構成されており、ウェビング2が非膨張部となっている。
バッグ3は、複数枚の基布を重ね合わせ、それらの周縁部をシーム3aで縫合して袋状としたものである。この基布の最大幅はウェビング2の幅よりも大である。
バッグ3のシーム3aの大部分は、該バッグ3の外周縁に沿っているが、バッグ3の先端側では外周縁から離隔しており、このシーム3aとバッグ3の先端との間に、ガスが導入されない延出片部3e(第2図(b)参照)が形成されている。
第2図の通り、バッグ3は、その両側を折り返すことにより、ウェビング2と略等幅の帯状とされる。このバッグ3の先端側に形成されたガス導入口3bがインフレータ11に接続される。このインフレータ11はラップアンカ10に保持部材12によって固定されている。ガス導入口3bは、例えば、該インフレータ11のガス噴出口に外嵌され、外周囲からバンド(図示略)を締め付けることにより該インフレータ11に接続される。
なお、この実施の形態では、バッグ3を構成する基布同士をシーム3aで縫合するに当り、該基布同士の間から若干のガスリークが許容されるようにこれらの縫合を行っている。また、ガス導入口3bとインフレータ11との接続構造は、これらの間から若干のガスリークが許容されるように構成されている。ただし、このようにバッグ3を構成する基布同士の間や、ガス導入口3bとインフレータ11との接続部からガスをリークさせる代わりに、該バッグ3にベントホール(図示略)を設けてもよい。
メッシュウェビング4は、この折り畳まれた帯状のバッグを覆っている。このメッシュウェビングは、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されている。
このメッシュウェビング4の後端側は、シーム7によってウェビング2の先端近傍に縫合されている。なお、前記シーム6はウェビング2の最先端部に位置する。シーム7はウェビング2の最先端よりも若干離隔している。
メッシュウェビング4の先端側がラップアンカ10の開口13に挿通されて折り返され、メッシュウェビング4の基端側に重ね合わされてシーム8により縫合されている。なお、基端側とは、開口13よりもバッグ3側の部分を示す。このメッシュウェビング4の先端側が重なった位置は、前記バッグ3の延出片部3eの部分である。このメッシュウェビング4の先端側は、該メッシュウェビング4の基端側とバッグ延出片部3eに対しシーム8により縫合されている。これにより、メッシュウェビング4及びバッグ3の先端側がラップアンカ10に連結されている。
意匠カバー5は、この実施の形態では、第4図(a)に示すように、略長方形状の2枚のシート状材料5a,5bよりなり、これらの長手方向辺同士をシーム5cによって縫合することにより、筒状とされている。このシーム5cは、所定以上の張力が加えられると破断して該シート状材料5a,5b同士の結合を解除する低強度シーム(テアシーム)である。
なお、この実施の形態では、意匠カバー5を製造するに当っては、第4図(a)のように、該シート状材料5a,5b同士を、各々の外面(エアベルト10が完成した状態において外側となる面)を向い合わせるようにして重ね合わせた状態で、これらの長手方向辺同士をシーム5cで縫合する。これにより、第4図(b)の通り、表裏反転した状態(エアベルト10が完成した状態において外側となる面が内側に配置された状態)の意匠カバー5が得られる。
この表裏反転した状態の意匠カバー5は、後述のように、エアベルト10に装着されるときに裏表反転される。これにより、該シート状材料5a,5b同士の縫合部(シーム5c)がこの意匠カバー5の内側に配置されるようになる。
なお、このように2枚のシート状材料5a,5bを縫い合わせて筒状とする以外にも、例えば、1枚のシート状材料を2つ折りにして、重なり合った対向辺同士を縫合することにより筒状としてもよく、あるいは、初めから筒状に織られた織物により意匠カバー5を構成してもよい。この意匠カバー5を構成するシート状材料の材質に特に制限はなく、種々の材質により意匠カバー5を構成することができる。
次に、この意匠カバー5の装着方法について説明する。
まず、上記のように、エアベルト10が完成した状態において外側となる面が内側に配置されるように表裏反転させた状態で製造された意匠カバー5を、第5図の通り、その先後方向がエアベルト10に対し逆向きとなるように配置して(エアベルト10が完成した状態において該エアベルト10の後端側に位置する端部5rを該エアベルト10の先端側に配置すると共に、エアベルト10が完成した状態において該エアベルト10の先端側に位置する端部5fを該エアベルト10の後端側に配置して)、この意匠カバー5内にウェビング2を引き通す。
そして、第6図のように、この状態において意匠カバー5のメッシュウェビング4に近い方の端部5rを、該メッシュウェビング4の後端(前記シーム7)から若干ウェビング2の後端側へ離隔した位置に配置してシーム9により該ウェビング2に縫着する。なお、この際、該端部5rをその幅方向の一端側から他端側までシーム9で縫合し、該端部5rを閉鎖する。
次に、第7図から第8図のように、この表裏反転状態の意匠カバー5を前記端部5f側からめくり返し、この端部5fをラップアンカ10側へ移動させるようにして、この意匠カバー5を裏表反転させる。これにより、この意匠カバー5がメッシュウェビング4に被さり、第8図の通り、該メッシュウェビング4の略全体がこの意匠カバー5によって被包されるようになる。また、これにより、この意匠カバー5の端部5rとウェビング2との縫着部(シーム9)が、この意匠カバー5の内側に配置された状態となる。
その後、この意匠カバー5の先端側の端部5fをメッシュウェビング4の先端側に縫着する。なお、この意匠カバー5の先端側の端部5fは、ラップアンカ10の近傍に位置しており、車両に設置された状態にあっては乗員から容易には視認されないので、単にこの端部5fをメッシュウェビング4の先端側に重ね合わせてその上から縫合を行うようにしてもよい。あるいは、この意匠カバー5の端部5fは、ラップアンカ10に連結されてもよい。
図示はしないが、該ラップアンカ10は、ボルト等の留付金具15によって車両のシートサイドフレーム(図示略)に取り付けられる。また、ウェビング2の途中には、通常のシートベルト装置と同一のタングが挿通されている。ウェビング2の後端側は、ショルダアンカを通った後、シートベルトリトラクタに巻取可能に連結されている。
このエアベルト10にあっては、上記のように意匠カバー5の後端側の端部5rとウェビング2との縫着部(シーム9)が該意匠カバー5の内側に配置されているため、その縫い目がエアベルト10の外面に露出しない。そのため、このエアベルト10は、見栄えが良好である。
なお、このエアベルト10を備えたエアベルト装置の作動は次の通りである。
このエアベルト装置を搭載した車両が衝突した場合、インフレータ11がガス噴出作動し、バッグ3が膨張し、乗員を拘束する。この際、意匠カバー5は、シーム5cが破断して開裂し、バッグ3の膨張を許容する。バッグ3は、膨張すると長さが短くなる。また、このバッグ3の膨張に追従してメッシュウェビング4も膨張するが、メッシュウェビング4は、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし膨大方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されているので、このメッシュウェビング4も、その膨張に伴って長さが短くなる。この結果、ウェビング2にテンションが加えられ、乗員が座席に拘束される。また、この際、バッグ3を構成する基布同士の間や、ガス導入口3bとインフレータ11との接続部からガスが漏出することにより、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
第9図〜第13図を参照して、意匠カバーの別の構成例について説明する。第9図(a)は、別の構成例に係る意匠カバーの分解斜視図であり、第9図(b)は、この意匠カバーを、エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側となるように反転させた状態を示す斜視図である。第10図〜第13図は、それぞれ、この意匠カバーの装着手順を示す平面図である。
第9図(a)に示すように、この実施の形態の意匠カバー5Aも、略長方形状の2枚のシート状材料5a,5bよりなる。この実施の形態では、一方のシート状材料5aに、ウェビング2を挿通するためのウェビング挿通孔5dが形成されている。このウェビング挿通孔5dは、意匠カバー5Aの後端部5rの近傍に配置されている。
第9図(b)に示すように、この実施の形態では、各シート状材料5a,5bの1対の長手方向辺と、これと直交する意匠カバー5Aの後端部5r側の辺とが互いにシーム5cにより縫合されている。即ち、この実施の形態の意匠カバー5Aは、後端部5r側が閉鎖されており、該後端部5r側においては、ウェビング挿通孔5dを介して該意匠カバー5Aの内外が連通している。なお、この実施の形態でも、該シーム5cは、所定以上の張力が作用すると破断する低強度シーム(テアシーム)である。
この意匠カバー5Aも、前述の実施の形態の意匠カバー5と同様に、表裏反転した状態(エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側に配置された状態)にて製造される。
次に、この意匠カバー5Aの装着方法について説明する。
まず、上記のように、エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側に配置されるように表裏反転させた状態で製造された意匠カバー5Aを、第10図の通り、その先後方向がエアベルトに対し逆向きとなるように配置し(エアベルトが完成した状態における後端部5rを該エアベルトの先端側に配置すると共に、エアベルトが完成した状態における先端部5fを該エアベルトの後端側に配置し)、前記ウェビング挿通孔5dを介してこの意匠カバー5A内にウェビング2を引き通す。
そして、第11図に示すように、この意匠カバー5Aの該ウェビング挿通孔5dよりも後端部5r側の縁部を、メッシュウェビング4の後端(前記シーム7)から若干ウェビング2の後端側へ離隔した位置において、シーム9Aにより該ウェビング2に縫着する。
次に、第12図から第13図のように、この表裏反転状態の意匠カバー5Aを前記端部5f側からめくり返し、この端部5fをラップアンカ10側へ移動させるようにして、この意匠カバー5Aを裏表反転させる。これにより、この意匠カバー5Aがメッシュウェビング4に被さり、第13図の通り、該メッシュウェビング4の略全体がこの意匠カバー5Aによって被包されるようになる。また、これにより、この意匠カバー5Aのウェビング挿通孔5dよりも後端部5r側の縁部とウェビング2との縫着部(シーム9A)が、この意匠カバー5Aの内側に配置された状態となる。
その後、この意匠カバー5Aの先端部5fをメッシュウェビング4の先端側に縫着するか又はラップアンカ10に連結する。
この実施の形態にあっても、意匠カバー5Aのウェビング挿通孔5dよりも後端部5r側の縁部とウェビング2との縫着部が、意匠カバー5Aの内側に配置されているため、その縫い目がエアベルトの外面に露出せず、見栄えの良いエアベルトが構成される。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、意匠カバーの構成は、上記以外のものであってもよい。
上記実施の形態ではラップエアベルトをラップアンカに接続しているが、ラップエアベルトをタングに接続し、前記特開平6−262994号公報のように該タングにガス導入口を設けてもよい。
また、上記実施の形態は、ラップエアベルトへの本発明の適用例を示しているが、本発明はショルダエアベルト(肩ベルト)にも適用可能である。この場合にも、ショルダエアベルトが特開平6−262994号公報のようにタングに接続されてもよい。
1 ラップエアベルト
2 ウェビング
3 バッグ
4 メッシュウェビング
5,5A 意匠カバー
5d ウェビング挿通孔
5c,6,7,8,9,9A シーム
2 ウェビング
3 バッグ
4 メッシュウェビング
5,5A 意匠カバー
5d ウェビング挿通孔
5c,6,7,8,9,9A シーム
Claims (3)
- 長手方向の少なくとも一部が、内部にガスが導入されることにより膨張する膨張可能部となっており、残りの部分が非膨張部となっているエアベルト本体と、
該エアベルト本体のうち少なくとも該膨張可能部を被包する筒状の意匠カバーと
を備え、
該意匠カバーの筒軸方向の少なくとも一端側が、該膨張可能部よりも非膨張部側へ延出し、該非膨張部に縫着されているエアベルトにおいて、
該意匠カバーと該非膨張部との縫着部は、該意匠カバーの内側に配置されていることを特徴とするエアベルト。 - 請求項1において、該意匠カバーを、エアベルトが完成した状態において外側となる面が内側に配置されるように表裏反転させた状態としておき、この表裏反転状態の意匠カバーに該エアベルト本体の非膨張部を挿通し、この意匠カバーのうち該エアベルト本体の膨張可能部に近い方の端部を該非膨張部に縫着し、その後、この意匠カバーの該膨張可能部から遠い方の端部を該膨張可能部側へ移動させるようにしてこの意匠カバーを裏表反転させることにより、該意匠カバーと該非膨張部との縫着部を該意匠カバーの内側に配置したことを特徴とするエアベルト。
- 請求項1又は2に記載のエアベルトと、このエアベルトの前記膨張可能部を膨張させるためのインフレータとを備えてなるエアベルト装置。
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