JP4801938B2 - 能動型防振装置 - Google Patents

能動型防振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4801938B2
JP4801938B2 JP2005175311A JP2005175311A JP4801938B2 JP 4801938 B2 JP4801938 B2 JP 4801938B2 JP 2005175311 A JP2005175311 A JP 2005175311A JP 2005175311 A JP2005175311 A JP 2005175311A JP 4801938 B2 JP4801938 B2 JP 4801938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rough road
road
vibration
vehicle
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005175311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006349028A (ja
Inventor
浩幸 市川
恭宣 安田
英揮 大嶋
武彦 伏見
大地 水島
謙一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Sumitomo Riko Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Sumitomo Riko Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2005175311A priority Critical patent/JP4801938B2/ja
Priority to US11/450,461 priority patent/US7756619B2/en
Priority to DE102006000299A priority patent/DE102006000299A1/de
Priority to CNA200610092560XA priority patent/CN1880793A/zh
Publication of JP2006349028A publication Critical patent/JP2006349028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4801938B2 publication Critical patent/JP4801938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
    • F16F13/264Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for acting dynamically on the walls bounding a working chamber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

本発明は、能動型防振装置、特に車載のエンジン等の振動発生源から発生する振動の伝達を能動的に抑制する能動型防振装置に関するものである。
この種の能動型防振装置は、能動的な加振力を発生可能な能動型エンジンマウント等を駆動することにより、エンジン等から伝達される振動を能動的に抑制することできるというものである。ところで、能動型エンジンマウントを駆動すると、エネルギーを消費するため、燃費を悪化することになる。そこで、例えば特許文献1には、能動型エンジンマウントを駆動することに伴う燃費の悪化を低減することが記載されている。これは、エンジン以外から伝達される振動レベルが大きい場合には、能動型エンジンマウントの駆動によりエンジンから伝達される振動レベルを低減したとしても、乗員が感じる振動レベルはそれほど低減されることにはならないことを利用したものである。すなわち、エンジン以外から伝達される振動レベルが大きい場合に、能動型エンジンマウントを駆動する信号を低く抑えることとしている。このように、駆動信号を低くすることで、能動型エンジンマウントによる消費エネルギーを低減することができ、結果として燃費の悪化を低減することができるというものである。
特開平10−318325号公報
ところで、悪路を走行している場合においては、車両は大きく振動する。車両振動に伴い、能動型防振装置の能動型エンジンマウントに搭載される電磁アクチュエータのプランジャが制御に関わりなく往復移動する。ここで、電磁アクチュエータのプランジャが往復移動すると、電磁アクチュエータのプランジャとコアとの距離が変化するためインダクタンスが変化する。そして、能動型エンジンマウントを駆動する際には、電磁アクチュエータのコアのコイルに駆動電圧が印加されているため、インダクタンスによっては電磁アクチュエータのコイル及び制御部の駆動回路に過電流が流れるおそれがある。このことは、上記したように悪路走行時に能動型エンジンマウントの電磁アクチュエータへの駆動信号(駆動電圧)を低減したとしても、電磁アクチュエータのコイル及び制御部の駆動回路に過電流が流れるおそれがある。そして、コイル及び駆動回路に過電流が流れると、電磁アクチュエータや制御部が故障するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、悪路走行時であっても、電磁アクチュエータや制御部の故障を防止できる能動型防振装置を提供することを目的とする。
本発明の能動型防振装置は、エンジンに取り付けられる第1取付部材と、エンジンフレームに取り付けられる第2取付部材と、前記第1取付部材と前記第2取付部材とを弾性的に連結する本体ゴム弾性体と、前記本体ゴム弾性体と共に前記エンジンからの振動が入力される受圧室を形成し、弾性体からなる加振板と、前記第2取付部材に取り付けられ、コイルが巻設されたコアと該コアに対して往復移動可能なプランジャとを備え、前記コイルへの電流通電量に応じて前記コアに対する前記プランジャの加振力を前記加振板に対して発生すると共に、悪路走行に伴って前記コアに対して前記プランジャが移動することによりインダクタンスが変化する電磁アクチュエータと、車載の振動発生源から出力される周期性のパルス信号に基づき車両特定部位の振動を能動的に抑制させるように電磁アクチュエータに供給される電流通電量を可変にして、電磁アクチュエータに加振力を発生させる加振力発生制御を行う制御部と、前記第2取付部材に固定され、前記第2取付部材の振動を検出する加速度センサと、前記加速度センサにより検出される振動に基づき悪路走行時であるか否かを判定し、前記悪路走行時と判定された場合に制御部による加振力発生制御を停止させて、前記電磁アクチュエータによる能動的な前記加振力の発生を停止させることにより、悪路走行に伴う前記インダクタンスの変化により前記コイル及び前記制御部の駆動回路に過電流が流れることを防止する悪路処理部とを備えることを特徴とする。ここで、電磁アクチュエータは、例えば、コイルが巻設されたコアとコアに対して往復移動可能なプランジャとから構成される。
つまり、本発明の能動型防振装置によれば、悪路走行時には、制御部による加振力発生制御を停止させている。従って、悪路走行時に車両振動に伴って電磁アクチュエータのプランジャが移動してインダクタンスが変化したとしても、電磁アクチュエータの例えばコイルや制御部の駆動回路に過電流が流れることを防止できる。その結果、能動型防振装置の電磁アクチュエータ及び制御部の故障を防止できる。
また、悪路処理部は、悪路に進入した時に制御部による加振力発生制御を停止させ、悪路から通常路へ復帰した時に制御部による加振力発生制御を復帰させるようにするとよい。ここで、通常路とは、悪路でない道路を意味する。ここで、車両が走行する路面は、悪路であったり、悪路でない通常路であったりする。つまり、車両が悪路を走行していたとしても、その後、悪路から通常路へ復帰することになる。このように、悪路から通常路へ復帰した場合には、上述したような過電流などによる電磁アクチュエータや制御部の故障のおそれはなくなる。そこで、悪路から通常路へ復帰した場合に、加振力発生制御を復帰させることで、能動型防振装置をより効果的に利用できる。
この場合における悪路処理部は、第1条件に基づき悪路に進入したか否かを判定する第1判定手段と、第1条件と異なる第2条件に基づき悪路から通常路へ復帰したか否かを判定する第2判定手段と、第1判定手段により悪路に進入したと判定された場合に制御部による加振力発生制御を停止し、第2判定手段により悪路から通常路へ復帰したと判定された場合に制御部による加振力発生制御を復帰させる制御停止処理手段とを有するようにするとよい。このように、第1条件と第2条件とを異なる条件とすることにより、加振力発生制御の停止と復帰とが頻繁に切り替わる状態となることを防止できる。つまり、安定した制御を行うことができる。さらに、第1条件と第2条件とを異なる条件とすることにより、誤判定を確実に防止することができる。
ここで、悪路処理部が制御部による加振力発生制御を停止させる方法として、例えば、以下のように行うとよい。第1の方法としては、悪路処理部が、悪路走行時に制御部により電磁アクチュエータのコイルに印加される駆動電圧を零にすることである。このように駆動電圧を零にすることで、悪路走行時に車両振動に伴って電磁アクチュエータのプランジャが移動したとしても、コイル及び駆動回路に過電流が流れることを確実に防止できる。
第2の方法としては、悪路処理部は、悪路走行時に制御部により電磁アクチュエータのコイルに印加される駆動電圧を一定のにして、電磁アクチュエータのコアに対するプランジャの動作を固定することである。ここで、一定の値とは、電磁アクチュエータのプランジャをコアに対して固定することができる程度の電圧である。この電圧は、プランジャをコアに対して往復移動させるように制御する電圧に比べると非常に小さな電圧である。これにより、悪路走行時に車両振動に伴って電磁アクチュエータのプランジャが移動したとしても、コイル及び駆動回路に過電流が流れることを防止できる。さらに、悪路走行時であっても、電磁アクチュエータのプランジャの移動を抑制することができるので、プランジャの過度な移動に伴う他部品の破損を防止できる。
また、本発明の能動型防振装置において、悪路処理部は、加速度センサにより検出され
る振動に基づき悪路走行時であるか否かを判定するようにしている。例えば、加速度セン
により検出される振動が大きい場合には、悪路走行時であると推定する。具体的には、
悪路処理部の第1判定手段は、加速度センサにより検出された振動が連続する所定時間内
に所定閾値を所定回数何れも超えた場合に、悪路に進入したと判定するようにしてもよい
。例えば、加速度センサにより検出された振動が、エンジンのパルス信号の1周期内に所
定閾値を例えば2回超え、且つ、次の1周期内にも所定閾値を例えば2回超えた場合に、
悪路に進入したと判定する。なお、この場合の所定回数とは、1回としてもよいし、複数
回としてもよい。そして、加速度センサにより検出された振動が連続する所定時間内に所
定閾値を何れも超えた場合に悪路に進入したと判定することにより、誤判定を防止でき、
より正確な悪路への進入の判定ができる。なお、この悪路に進入したか否かを判定する条
件が、上述した悪路処理部の第1判定手段の第1条件となる。
また、悪路処理部の第2判定手段は、加速度センサにより検出された振動が連続する所
定時間内に所定閾値を何れも超えない場合に、悪路から通常路へ復帰したと判定するよう
にしてもよい。例えば、加速度センサにより検出された振動が、エンジンのパルス信号の
1周期内に所定閾値を超えず、且つ、次の1周期内にも所定閾値を超えない場合に、通常
路に復帰したと判定する。なお、この場合の所定回数とは、1回としてもよいし、複数回
としてもよい。そして、加速度センサにより検出された振動が連続する所定時間内に所定
閾値を何れも超えない場合に悪路から通常路へ復帰したと判定することにより、誤判定を
防止でき、より正確な悪路から通常路への復帰の判定ができる。なお、この通常路に復帰
したか否かを判定する条件が、上述した悪路処理部の第2判定手段の第2条件となる。
また、本発明は、加速度センサにより第2取付部材の振動を検出している。ここで、
動型防振装置の電磁アクチュエータを適応制御により駆動することがあるが、適応制御に
際して加速度センサの出力値を用いることがある。そこで、適応制御に用いる加速度セン
サを加振力発生制御の停止又は復帰の判定に用いる加速度センサとして利用することによ
り、新たなセンサを設置する必要がなくなる。
本発明の能動型防振装置によれば、悪路走行時には、制御部による加振力発生制御を停止するので、悪路走行時に車両振動に伴って電磁アクチュエータのプランジャが移動してインダクタンスが変化したとしても、電磁アクチュエータの例えばコイルや制御部の駆動回路に過電流が流れることを防止できる。その結果、能動型防振装置の電磁アクチュエータ及び制御部の故障を防止できる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
1.第1実施形態
(1)能動型防振装置1の構成
第1実施形態の能動型防振装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、能動型防振装置1の構成を示すブロック図である。能動型防振装置1は、車両に搭載されたエンジンE/G(振動発生源)により発生する振動が車両特定部位に伝達されることを能動的に抑制するための装置である。この能動型防振装置1は、図1に示すように、周波数算出部11と、制御信号生成部12と、駆動部13と、加振器14と、加速度センサ15と、悪路処理部16とを備えている。
周波数算出部11は、エンジンE/Gの回転数を検出するための回転検出器(図示せず)から周期性のパルス信号を入力する。そして、周波数算出部11は、入力されたパルス信号に基づき、該パルス信号の角周波数ωを算出する。
制御信号生成部(本発明における制御部)12は、周波数算出部11により算出されたパルス信号の角周波数ωを入力する。そして、入力されたパルス信号の角周波数ωに基づき、マップ制御モードと適応制御モードの何れか一方を適宜選択する。そして、制御信号生成部12は、マップ制御モード及び適応制御モードのうち選択されたモードにより、周期性制御信号yを生成する。マップ制御モードが選択された場合には、算出されたパルス信号の角周波数ωと予め記憶されたマップデータとに基づき、周期性制御信号yを生成する。また、適応制御モードが選択された場合には、算出されたパルス信号の角周波数ωと加速度センサ15により検出された誤差信号eとに基づき、適応制御法により周期性制御信号yを生成する。これらの周期性制御信号yは、エンジンE/Gにより加速度センサ15の取付部位に生じる振動を能動的に抑制させることを可能とする信号である。
さらに、制御信号生成部12は、悪路処理部16から制御許可信号又は制御停止信号を入力する。そして、制御信号生成部12は、悪路処理部16から制御許可信号を入力した場合には、生成した周期性制御信号yを駆動部13へ出力する。一方、制御信号生成部12は、悪路処理部16から制御停止信号を入力した場合には、生成した周期性制御信号yを駆動部13へ出力しない。この場合、制御信号生成部12が駆動部13へ出力する信号は、零信号となる。つまり、制御信号生成部12は、制御許可信号を入力した場合にのみ、周期性制御信号yを駆動部13へ出力する。以下、制御信号生成部12が周期性制御信号yを駆動部13へ出力する制御を「加振力発生制御」と言う。
駆動部(本発明における制御部)13は、駆動回路を備えており、制御信号生成部12から出力される信号に基づき加振器14を駆動する。つまり、制御信号生成部12から周期性制御信号yが出力される場合には、駆動部13は、周期性制御信号yに基づき加振器14を駆動する。すなわち、この場合には、周期性制御信号yに応じた電流が加振器14へ供給されるように、駆動部13は周期性制御信号yに基づく駆動電圧を加振器14へ印加する。一方、制御信号生成部12から零信号が出力される場合(周期性制御信号yが出力されない場合)には、駆動部13は、実質的に加振器14を駆動しない。すなわち、この場合には、駆動部13が加振器14に印加する駆動電圧は零となる。このように、駆動部13は、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合に、加振器14を駆動する。一方、駆動部13は、悪路処理部16が制御停止信号を出力した場合に、加振器14を駆動しない。
加振器(電磁アクチュエータ)14は、例えば、エンジンマウント(後述する)20に搭載されたソレノイドである。加振器14であるソレノイドは、周期的に変化するコイルへの電流通電量に応じた加振力を発生する。つまり、加振器14であるソレノイドのコイルへの電流通電量を周期的に変化させることにより、加振器14により発生する加振力を変化させることができる。そして、例えば、エンジンE/Gにより発生する振動と加振器14により発生させる振動とが完全に相殺される時には、エンジンE/Gの振動はエンジンマウント20から車体側へ全く伝達されないことになる。
ただし、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合に、加振器14であるソレノイドのコイルへの電流通電量が周期性制御信号yに応じたものとなる。従って、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合にのみ加振器14は加振力を発生する。一方、悪路処理部16が制御停止信号を出力した場合には、加振器14であるソレノイドのコイルへの電流通電量は実質的に零となる。従って、この場合には、加振器14は加振力を発生しない。なお、エンジンマウント20の詳細構成については後述する。
加速度センサ(振動検出センサ)15は、エンジンマウント20のうちのエンジンフレームE/Fへの固定部位に取付けられている。つまり、加速度センサ15は、エンジンマウント20のうちのエンジンフレームE/Fとの固定部位における振動を検出している。詳細には、加速度センサ15は、エンジンE/Gの振動が伝達系Cを介して伝達された振動と加振器14により発生させた振動とを合成した振動(以下、「誤差信号」という)eを検出する。そして、加速度センサ15は、この誤差信号eを制御信号生成部12に出力する。この誤差信号eは、上述した制御信号生成部12において適応制御モードが選択された際に用いられる。ここで、エンジンフレームE/Fは、エンジンE/Gの振動が伝達されて振動する場合の他に、車両そのものが振動した場合に、車両と共に振動する。つまり、加速度センサ15は、車両振動を検出することになる。
悪路処理部16は、加速度センサ15により検出された車両振動を入力する。そして、
悪路処理部16は、入力した車両振動に基づき、走行路面が悪路であるか否かを判定する
。さらに、悪路処理部16は、悪路走行中でないと判定した場合には制御許可信号を制御
信号生成部12へ出力し、悪路走行中と判定した場合には制御停止信号を制御信号生成部
12へ出力する。つまり、悪路処理部16は、悪路走行中に、制御信号生成部12による
加振力発生制御を停止させ、電磁アクチュエータ14に印加される駆動電圧を零にする。
なお、悪路処理部16の詳細構成について、後述する。
(2)加振器14及び加速度センサ15を備えたエンジンマウント20の詳細構成
次に、加振器14及び加速度センサ15を備えたエンジンマウント20の詳細構成について図2を参照して説明する。図2は、エンジンマウント20の断面図を示す。
図2に示すように、エンジンマウント20は、第1取付金具21と、第2取付金具22と、本体ゴム弾性体23と、加振板24と、ダイヤフラム25と、加振器14と、加速度センサ15とを有する。
第1取付金具21は、エンジンE/Gに取付けられる部材である。第2取付金具22は、略筒状からなり、エンジンフレームE/Fに取付けられる部材である。そして、第1取付金具21と第2取付金具22とは、互いに離隔して対向配置されている。そして、第1取付金具21と第2取付金具22との間には本体ゴム弾性体23が介装されており、第1取付金具21と第2取付金具22とは弾性的に連結されている。
第2取付金具22の内部で本体ゴム弾性体23の図2の下方側には、略円盤状のゴム製からなる加振板24が配置されている。この加振板24と本体ゴム弾性体23とにより、エンジンE/Gからの振動が入力される受圧室を形成している。また、第2取付金具22の内部で加振板24の図2の下方側には、変形容易な薄肉のゴム弾性膜により形成されたダイヤフラム25が配置されている。このダイヤフラム25と加振板24とにより、容積変化が容易に許容される平衡室を形成している。そして、受圧室及び平衡室には、非圧縮性流体が封入されている。さらに、受圧室と平衡室とは、オリフィス通路により連通している。
そして、加振器14であるソレノイドは、略円筒状のコア14aと、コア14aの中央に配置された略円柱状のプランジャ14bとを有している。コア14aは、コイルが巻設され、第2取付金具22の内周面であってダイヤフラム25の図2の下方側に固定されている。プランジャ14bは、コア14aに対して軸方向(図2の上下方向)に移動可能である。このプランジャ14bの図2の上端側は、加振板24に固定されている。つまり、コア14aのコイルへの電流通電量に応じて、プランジャ14bを図2の下方側へ引張るように動作する。このように、プランジャ14bの軸方向への往復移動に伴い加振板24が変形することにより、受圧室の圧力制御が行われる。そして、加振板24を能動的に適切に変形させて受圧室の圧力を能動的に変化させることで、エンジンE/Gの振動がエンジンフレームE/F側へ伝達されないようにすることができる。そして、このようにプランジャ14bを往復移動させるのは、上述したように、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合である。
ところで、悪路処理部16が制御停止信号を出力した場合には、コア14aのコイルへ印加される駆動電圧が実質的に零になるので、プランジャ14bはコア14aに対してフリーな状態となる。ここで、悪路走行中には車両振動が大きくなるため、車両振動に伴いプランジャ14bがコア14aに対して大きく軸方向へ移動することがある。そして、コア14aとプランジャ14bの相対位置によって変化するインダクタンス、及び、コイルへ印加される駆動電圧によっては、コイルに過電流が流れるおそれがある。しかし、悪路走行中にはコイルへ印加される駆動電圧は零であるので、コイルに過電流が流れることを防止できる。さらに、コイルに電流を供給する駆動部13の駆動回路にも過電流が流れることを防止できる。
加速度センサ15は、第2取付金具22の外周側に固定されている。つまり、加速度センサ15は、エンジンマウント20の第2取付金具22の振動を計測している。
(3)悪路処理部16の詳細構成
次に、悪路処理部16の詳細構成について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、悪路処理部16の構成を示すブロック図である。図4は、悪路処理部16の処理動作を示すフローチャートである。
悪路処理部16は、図3に示すように、悪路進入判定部31と、通常路復帰判定部32と、悪路フラグ記憶部33と、制御停止許可処理部34とから構成される。
悪路進入判定部(第1判定手段)31は、加速度センサ15により検出された車両振動を入力する。そして、悪路進入判定部31は、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグがOFFの場合に、車両振動を用いて悪路進入判定を行う。ここで、悪路フラグがOFFの場合とは、現在走行している路面が通常路(悪路ではない道路)とされている場合である。また、悪路進入判定とは、車両振動が連続する所定時間内に所定閾値を複数回何れも越えたか否かの判定である。例えば、悪路進入判定は、車両振動が、周波数算出部11に入力されるパルス信号の1周期内に所定閾値を例えば2回超え、且つ、次の1周期内にも所定閾値を例えば2回超えた場合に、悪路に進入したと判定する。このように、悪路進入判定部31は、通常路を走行中の場合に、悪路に進入したか否かを判定している。ここで、悪路進入判定を上述したように車両振動が連続する所定時間内に所定閾値を何れも越えたか否かの判定とすることで、誤判定を防止することができる。さらに、悪路進入判定部31は、通常路から悪路へ進入したと判定した場合には、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグをONに変更する。
通常路復帰判定部(第2判定手段)32は、加速度センサ15により検出された車両振動を入力する。そして、通常路復帰判定部32は、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグがONの場合に、車両振動を用いて通常路復帰判定を行う。ここで、悪路フラグがONの場合とは、現在走行している路面が悪路とされている場合である。また、通常路復帰判定とは、車両振動が連続する所定時間内に所定閾値を何れも越えないか否かの判定である。例えば、通常路復帰判定は、車両振動が、周波数算出部11に入力されるパルス信号の1周期内に所定閾値を超えず、且つ、次の1周期内にも所定閾値を超えない場合に、通常路に復帰したと判定する。このように、通常路復帰判定部32は、悪路を走行中の場合に、通常路に復帰したか否かを判定している。ここで、通常路復帰判定を上述したように車両振動が連続する所定時間内に所定閾値を何れも越えないか否かの判定とすることで、誤判定を防止することができる。さらに、通常路復帰判定部32は、悪路から通常路へ復帰したと判定した場合には、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグをOFFに変更する。
悪路フラグ記憶部33は、悪路フラグを記憶している。悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグは、悪路進入判定部31及び通常路復帰判定部32により変更される。なお、上述したように、悪路フラグがONの場合は現在走行している路面が悪路を意味し、悪路フラグがOFFの場合は現在走行している路面が通常路を意味する。
制御停止許可処理部34は、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグを入力する。そして、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグがONの場合には、制御停止許可処理部34は、制御信号生成部12へ制御停止信号を出力する。一方、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグがOFFの場合には、制御停止許可処理部34は、制御信号生成部12へ制御許可信号を出力する。つまり、制御停止許可処理部34は、悪路に進入したと判定されてから通常路に復帰したと判定されるまでの間、制御信号生成部12へ制御停止信号を出力する。一方、悪路に進入したと判定されるまでの間、及び、通常路に復帰したと判定されてから悪路に進入したと判定されるまでの間、制御信号生成部12へ制御許可信号を出力する。なお、悪路に進入したと判定されてから通常路に復帰したと判定されるまでの間が、悪路走行中となる。一方、悪路に進入したと判定されるまでの間、及び、通常路に復帰したと判定されてから悪路に進入したと判定されるまでの間が、悪路走行中でないことになる。
このように、制御停止許可処理部34は、通常路から悪路へ進入したと判定された場合に加振力発生制御を停止し、悪路から通常路へ復帰したと判定された場合に加振力発生制御を復帰させる。
上述した構成からなる悪路処理部16の処理動作は、図4に示すように、まず運転中、すなわちエンジンE/Gが駆動中か否かを判定する(ステップS1)。そして、運転中でない場合には(ステップS1:No)、悪路処理部16は制御停止信号を出力する(ステップS10)。一方、運転中の場合には(ステップS1:Yes)、悪路処理部16は、加速度センサ15により検出された車両振動を入力する(ステップS2)。
続いて、ステップS3〜ステップS7において、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグのON/OFF変更処理が行われる。まず、悪路進入判定部31及び通常路復帰判定部32にて、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグがONかOFFかを判定する(ステップS3)。
悪路フラグがOFFの場合(ステップS3:Yes)、すなわち通常路を走行中の場合には、悪路進入判定部31にて悪路進入判定を行う(ステップS4)。そして、悪路進入判定の結果、通常路から悪路へ進入していないと判定された場合(ステップS4:No)、すなわち通常路を継続して走行中の場合には、悪路フラグを変更することなく次のステップS8へ進む。一方、悪路進入判定の結果、通常路から悪路へ進入したと判定された場合には(ステップS4:Yes)、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグをONに変更して(ステップS5)、次のステップS8へ進む。
悪路フラグがONの場合(ステップS3:No)、すなわち悪路を走行中の場合には、通常路復帰判定部32にて通常路復帰判定を行う(ステップS6)。そして、通常路復帰判定の結果、悪路から通常路へ復帰していないと判定された場合(ステップS6:No)、すなわち悪路を継続して走行中の場合には、悪路フラグを変更することなく次のステップS8へ進む。一方、通常路復帰判定の結果、悪路から通常路へ復帰したと判定された場合には(ステップS6:Yes)、悪路フラグ記憶部33に記憶されている悪路フラグをOFFに変更して(ステップS7)、次のステップS8へ進む。
悪路フラグのON/OFF変更処理の後は、制御停止許可処理部34にて悪路フラグがOFFであるか否かを判定する(ステップS8)。そして、悪路フラグがOFFの場合には(ステップS8:Yes)、制御停止許可処理部34は制御許可信号を制御信号生成部12へ出力する(ステップS9)。一方、悪路フラグがONの場合には(ステップS8:No)、制御停止許可処理部34は制御停止信号を制御信号生成部12へ出力する(ステップS10)。そして、上述した処理を繰り返す。
以上より、第1実施形態の能動型防振装置1によれば、悪路走行時には、制御信号生成部12による加振力発生制御を停止させている。つまり、悪路走行時には、加振器14のコア14aのコイルに印加される駆動電圧は零となる。従って、悪路走行時の車両振動に伴い、加振器14のコア14aとプランジャ14bの相対位置が変化することによってインダクタンスが変化したとしても、コア14aのコイル及び駆動部13の駆動回路に過電流が流れることを防止できる。その結果、加振器14及び駆動部13の故障を防止できる。
2.第2実施形態
第2実施形態の能動型防振装置1は、上述した第1実施形態の能動型防振装置1の制御信号生成部12のみが相違する。以下、制御信号生成部12について説明する。
第2実施形態の能動型防振装置1の制御信号生成部12は、悪路処理部16から制御許可信号を入力した場合には、生成した周期性制御信号yを駆動部13へ出力する。一方、制御信号生成部12は、悪路処理部16から制御停止信号を入力した場合には、生成した周期性制御信号yを駆動部13へ出力しない。この場合、制御信号生成部12は、一定値信号を駆動部13へ出力する。この一定値信号は、周期性制御信号yの最大値に比べて非常に小さな一定の値からなる。
駆動部13は、制御信号生成部12から出力される信号に基づき、加振器14を駆動する。つまり、制御信号生成部12から周期性制御信号yが出力される場合には、駆動部13は、周期性制御信号yに基づき加振器14を駆動する。すなわち、この場合には、周期性制御信号yに応じた電流が加振器14へ供給されるように、駆動部13は周期性制御信号yに基づく駆動電圧を加振器14へ印加する。一方、制御信号生成部12から一定値信号が出力される場合には、駆動部13は、一定の駆動電圧を加振器14へ印加する。この一定の駆動電圧は、周期性制御信号yに基づく駆動電圧の最大値に比べて非常に小さな一定の値からなる。このように、駆動部13は、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合に、加振器14を駆動する。一方、駆動部13は、悪路処理部16が制御停止信号を出力した場合に、一定の駆動電圧を印加するのみで、加振器14を駆動しない。
そして、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合に、加振器14であるソレノイドのコイルへの電流通電量が周期性制御信号yに応じたものとなる。従って、悪路処理部16が制御許可信号を出力した場合にのみ加振器14は加振力を発生する。一方、悪路処理部16が制御停止信号を出力した場合には、加振器14であるソレノイドのコイルへの電流通電量は一定値となる。従って、この場合には、加振器14のプランジャ14bが図2の下側に電流通電量に応じた所定量だけ引張られた状態で固定される。つまり、コア14aとプランジャ14bとの相対位置が固定される。
つまり、悪路処理部16は、悪路走行中に、制御信号生成部12による加振力発生制御
を停止させ、電磁アクチュエータ14に印加される駆動電圧を一定値にする。
以上より、第2実施形態の能動型防振装置1によれば、悪路走行時には、加振器14のプランジャ14bの位置を固定させている。つまり、コア14aとプランジャ14bとの相対位置が変化しないので、インダクタンスが変化することを防止できる。その結果、コア14aのコイル及び駆動部13の駆動回路に過電流が流れることを防止できる。さらに、悪路走行時であっても、加振器14のプランジャ14bの移動を抑制することができるので、プランジャ14bの過度な移動に伴う例えば加振板24などの破損を防止できる。このように、第2実施形態の能動型防振装置1によれば、コイル及び駆動回路へ流れる過電流や加振板24などの破損による加振器14及び駆動部13の故障を防止できる。
3.その他
上記実施形態における能動型防振装置1は、マップ制御モードと適応制御モードとを切り替えるようにしたが、これに限られるものではない。例えば、マップ制御モードのみを適用してもよいし、適応制御モードのみを適用してもよい。
能動型防振装置1の構成を示すブロック図である。 エンジンマウント20の断面図を示す。 悪路処理部16の構成を示すブロック図である。 悪路処理部16の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1:能動型防振装置、 11:周波数算出部、 12:制御信号生成部(制御部)、 13:駆動部(制御部)、 14:加振器(電磁アクチュエータ)、 14a:コア、 14b:プランジャ、 15:加速度センサ(振動検出センサ)、 16:悪路処理部、 20:エンジンマウント、 21:第1取付金具、 22:第2取付金具、 23:本体ゴム弾性体、 24:加振板、 25:ダイヤフラム、 31:悪路進入判定部、 32:通常路復帰判定部、 33:悪路フラグ記憶部、 34:制御停止許可処理部

Claims (6)

  1. エンジンに取り付けられる第1取付部材と、
    エンジンフレームに取り付けられる第2取付部材と、
    前記第1取付部材と前記第2取付部材とを弾性的に連結する本体ゴム弾性体と、
    前記本体ゴム弾性体と共に前記エンジンからの振動が入力される受圧室を形成し、弾性体からなる加振板と、
    前記第2取付部材に取り付けられ、コイルが巻設されたコアと該コアに対して往復移動可能なプランジャとを備え、前記コイルへの電流通電量に応じて前記コアに対する前記プランジャの加振力を前記加振板に対して発生すると共に、悪路走行に伴って前記コアに対して前記プランジャが移動することによりインダクタンスが変化する電磁アクチュエータと、
    車載の振動発生源から出力される周期性のパルス信号に基づき車両特定部位の振動を能動的に抑制させるように前記電流通電量を可変にして、前記電磁アクチュエータに加振力を発生させる加振力発生制御を行う制御部と、
    前記第2取付部材に固定され、前記第2取付部材の振動を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサにより検出される振動に基づき悪路走行時であるか否かを判定し、前記悪路走行時と判定された場合に前記制御部による前記加振力発生制御を停止させて、前記電磁アクチュエータによる能動的な前記加振力の発生を停止させることにより、悪路走行に伴う前記インダクタンスの変化により前記コイル及び前記制御部の駆動回路に過電流が流れることを防止する悪路処理部と、
    を備え
    前記悪路処理部は、悪路走行時に前記制御部により前記電磁アクチュエータの前記コイルに印加される駆動電圧を零にすることを特徴とする能動型防振装置。
  2. エンジンに取り付けられる第1取付部材と、
    エンジンフレームに取り付けられる第2取付部材と、
    前記第1取付部材と前記第2取付部材とを弾性的に連結する本体ゴム弾性体と、
    前記本体ゴム弾性体と共に前記エンジンからの振動が入力される受圧室を形成し、弾性体からなる加振板と、
    前記第2取付部材に取り付けられ、コイルが巻設されたコアと該コアに対して往復移動可能なプランジャとを備え、前記コイルへの電流通電量に応じて前記コアに対する前記プランジャの加振力を前記加振板に対して発生すると共に、悪路走行に伴って前記コアに対して前記プランジャが移動することによりインダクタンスが変化する電磁アクチュエータと、
    車載の振動発生源から出力される周期性のパルス信号に基づき車両特定部位の振動を能動的に抑制させるように前記電流通電量を可変にして、前記電磁アクチュエータに加振力を発生させる加振力発生制御を行う制御部と、
    前記第2取付部材に固定され、前記第2取付部材の振動を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサにより検出される振動に基づき悪路走行時であるか否かを判定し、前記悪路走行時と判定された場合に前記制御部による前記加振力発生制御を停止させて、前記電磁アクチュエータによる能動的な前記加振力の発生を停止させることにより、悪路走行に伴う前記インダクタンスの変化により前記コイル及び前記制御部の駆動回路に過電流が流れることを防止する悪路処理部と、
    を備え
    前記悪路処理部は、悪路走行時に前記制御部により前記電磁アクチュエータの前記コイルに印加される駆動電圧を一定の値にして、前記電磁アクチュエータの前記コアに対する前記プランジャの動作を固定することを特徴とする能動型防振装置。
  3. 前記悪路処理部は、悪路に進入した時に前記制御部による前記加振力発生制御を停止させ、悪路から通常路へ復帰した時に前記制御部による前記加振力発生制御を復帰させる請求項1または2記載の能動型防振装置。
  4. 前記悪路処理部は、
    第1条件に基づき悪路に進入したか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1条件と異なる第2条件に基づき悪路から通常路へ復帰したか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段により悪路に進入したと判定された場合に前記制御部による前記加振力発生制御を停止し、前記第2判定手段により悪路から通常路へ復帰したと判定された場合に前記制御部による前記加振力発生制御を復帰させる制御停止処理手段と、
    を有する請求項3記載の能動型防振装置。
  5. 前記第1判定手段は、前記加速度センサにより検出される振動が連続する所定時間内に所定閾値を所定回数何れも超えた場合に悪路に進入したと判定する請求項4記載の能動型防振装置。
  6. 前記第2判定手段は、前記加速度センサにより検出される振動が連続する所定時間内に所定閾値を何れも超えない場合に悪路から通常路へ復帰したと判定する請求項4記載の能動型防振装置。
JP2005175311A 2005-06-15 2005-06-15 能動型防振装置 Active JP4801938B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175311A JP4801938B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 能動型防振装置
US11/450,461 US7756619B2 (en) 2005-06-15 2006-06-12 Active vibration insulator
DE102006000299A DE102006000299A1 (de) 2005-06-15 2006-06-14 Aktiver Schwingungsabsorber
CNA200610092560XA CN1880793A (zh) 2005-06-15 2006-06-15 主动隔振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175311A JP4801938B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 能動型防振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006349028A JP2006349028A (ja) 2006-12-28
JP4801938B2 true JP4801938B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37519097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005175311A Active JP4801938B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 能動型防振装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7756619B2 (ja)
JP (1) JP4801938B2 (ja)
CN (1) CN1880793A (ja)
DE (1) DE102006000299A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4370933B2 (ja) * 2004-02-20 2009-11-25 東海ゴム工業株式会社 能動型防振装置の振動制御方法及び振動制御装置
EP2080929A2 (en) 2006-05-08 2009-07-22 Shinko Electric Co., Ltd Damping apparatus for reducing vibration of automobile body
JP4720770B2 (ja) 2007-04-02 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 車両用情報記録システム
JP5569195B2 (ja) * 2010-07-02 2014-08-13 シンフォニアテクノロジー株式会社 リニアアクチュエータ駆動装置
CN105134853A (zh) * 2013-06-25 2015-12-09 丁雪强 可防止滑块撞击后反弹的缓冲器及其工作方法
JP2016048179A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 レーザレーダ装置及び物体検出方法
FR3054628B1 (fr) * 2016-07-26 2018-08-17 Hutchinson Dispositif antivibratoire hydraulique
JP6486307B2 (ja) * 2016-09-28 2019-03-20 本田技研工業株式会社 能動型防振装置
JP6486306B2 (ja) * 2016-09-28 2019-03-20 本田技研工業株式会社 能動型防振装置
DE102016223864A1 (de) * 2016-11-30 2018-05-30 Audi Ag Aktives Schwingungsabsorptionssystem zur Absorption einer Schwingung eines schwingenden Elements sowie Kraftfahrzeug mit dem aktiven Schwingungsabsorptionssystem und Verfahren zum Betreiben des aktiven Schwingungsabsorptionssystems
JP6980259B2 (ja) 2017-09-25 2021-12-15 下西技研工業株式会社 ヒンジおよびヒンジのモニタリング方法
JP7283721B2 (ja) * 2017-09-25 2023-05-30 下西技研工業株式会社 ヒンジおよびヒンジのモニタリング方法
JP7006913B2 (ja) 2017-09-25 2022-01-24 下西技研工業株式会社 ダンパーおよびダンパーのモニタリング方法
JP6980260B2 (ja) 2017-09-25 2021-12-15 下西技研工業株式会社 ダンパーおよびダンパーのモニタリング方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE447926B (sv) * 1985-05-13 1986-12-22 Jan R Schnittger Hydraulisk stotdempare der dempformagan paverkas av ett styrorgan
US4840247A (en) * 1986-05-06 1989-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Device for controlling 4wd vehicle central differential restriction device according to front and rear wheels rotational speed difference, and method of operation thereof
JP2964044B2 (ja) * 1990-06-29 1999-10-18 マツダ株式会社 車両のトラクションコントロール装置
JP2917652B2 (ja) * 1991-06-10 1999-07-12 株式会社デンソー サスペンション制御装置
JPH0633980A (ja) * 1992-07-10 1994-02-08 Mazda Motor Corp 車両の振動低減装置
JPH06316223A (ja) * 1993-03-10 1994-11-15 Mazda Motor Corp パワーユニットのマウント装置
JPH06286600A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Toyota Motor Corp 車両用ブレーキ圧制御装置
JP3433492B2 (ja) * 1993-12-24 2003-08-04 マツダ株式会社 車両のシ−ト制御装置
JP3328792B2 (ja) * 1994-09-20 2002-09-30 トキコ株式会社 サスペンション制御装置
JP3138603B2 (ja) * 1994-11-30 2001-02-26 三菱電機株式会社 アンチスキッド制御装置
JPH08177961A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Nissan Motor Co Ltd 防振支持装置
JP3525954B2 (ja) * 1994-12-27 2004-05-10 本田技研工業株式会社 能動型エンジンマウント装置
JPH08261274A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Nippondenso Co Ltd エンジンマウント
JP3430699B2 (ja) * 1995-03-31 2003-07-28 日産自動車株式会社 制御型防振支持装置
JPH0920223A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Nippondenso Co Ltd 路面状態識別装置
JPH09291966A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Honda Motor Co Ltd 車両用防振マウント装置、車両におけるパワーユニットの支持構造
JP3829408B2 (ja) 1997-05-21 2006-10-04 日産自動車株式会社 車両用能動型振動制御装置
JP2001001768A (ja) 1999-06-23 2001-01-09 Tokai Rubber Ind Ltd 能動型振動除去システムの制御方法
JP4496598B2 (ja) * 2000-04-06 2010-07-07 株式会社デンソー 路面状態識別装置
JP3862482B2 (ja) * 2000-06-29 2006-12-27 株式会社日立製作所 アンチスキッド制御装置
JP2004322787A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Nissan Motor Co Ltd 車線逸脱防止装置
JP3979339B2 (ja) * 2003-05-12 2007-09-19 日産自動車株式会社 車線逸脱防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1880793A (zh) 2006-12-20
US7756619B2 (en) 2010-07-13
US20060287788A1 (en) 2006-12-21
JP2006349028A (ja) 2006-12-28
DE102006000299A1 (de) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4801938B2 (ja) 能動型防振装置
JP4832808B2 (ja) 能動型防振装置
EP2080928B1 (en) Damping apparatus for reducing vibration of automobile body
JP3430699B2 (ja) 制御型防振支持装置
JP2009062032A (ja) 減衰力可変ダンパの制御装置
JP2006336736A (ja) 能動型防振装置
JP2001153175A (ja) 能動型吸振装置
JP2008208905A (ja) 能動型防振装置
JP2006349029A (ja) 能動型防振装置
JP4830928B2 (ja) 能動型防振装置
US10406905B2 (en) Active vibration damping device
JP2009078757A (ja) 車両用路面変位推定装置
JP4839286B2 (ja) 能動型防振支持装置
JP2006117102A (ja) 車両用走行制御装置
JP6266283B2 (ja) エンジン支持装置
JP2007238045A (ja) パワーユニットの支持装置
JP6448341B2 (ja) 能動型防振装置
JP3747619B2 (ja) 能動型振動制御装置
JPH04302729A (ja) パワーユニット用マウント
JP2008195349A (ja) 車両挙動制御装置
JPH08261274A (ja) エンジンマウント
KR20040041961A (ko) 능동 다이나믹 댐퍼 제어 장치 및 그 방법
JP2012140979A (ja) 車両用能動型防振装置
JP2005069339A (ja) 振動吸収装置
JP2016114073A (ja) 能動型防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110808

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4801938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350