JP4496598B2 - 路面状態識別装置 - Google Patents

路面状態識別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4496598B2
JP4496598B2 JP2000105283A JP2000105283A JP4496598B2 JP 4496598 B2 JP4496598 B2 JP 4496598B2 JP 2000105283 A JP2000105283 A JP 2000105283A JP 2000105283 A JP2000105283 A JP 2000105283A JP 4496598 B2 JP4496598 B2 JP 4496598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel speed
wheel
road surface
value
variation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000105283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001287634A (ja
Inventor
多佳志 渡辺
彰一 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000105283A priority Critical patent/JP4496598B2/ja
Priority to US09/819,660 priority patent/US6385525B2/en
Priority to DE2001117351 priority patent/DE10117351B4/de
Publication of JP2001287634A publication Critical patent/JP2001287634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4496598B2 publication Critical patent/JP4496598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/173Eliminating or reducing the effect of unwanted signals, e.g. due to vibrations or electrical noise
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
    • B60G17/0165Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input to an external condition, e.g. rough road surface, side wind
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2210/00Detection or estimation of road or environment conditions; Detection or estimation of road shapes
    • B60T2210/10Detection or estimation of road conditions
    • B60T2210/14Rough roads, bad roads, gravel roads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の走行時に、路面状態を識別することができる路面状態識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走行中の路面が良路であるか悪路であるかを識別する路面状態識別装置として、特開平9−20223号公報に示されるものが知られている。この従来公報に示される路面状態識別装置では、車輪速度センサからの出力に基づき車輪加速度のバラツキに相当する分散値を算出し、算出した分散値より路面状態の識別を行うようにしている。すなわち、路面の凹凸に応じて車輪加速度の分散値が変動するため、算出した分散値の大小により良路であるか悪路であるかを識別している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車輪速度センサは車輪と共に回動する歯車状のロータの凹凸の変化に基づいて車輪速度信号を抽出しているため、ロータの製造精度のバラツキ(例えばロータの歯のバラツキ等)によってセンサ出力がばらつく。
【0004】
このため、車輪加速度の分散値にロータの製造精度のバラツキが含まれ、算出した分散値が路面の凹凸によって変動したものであるか、それともロータの製造精度のバラツキによって変動したものであるか判別できず、正確に路面状態の識別を行えないという問題がある。
【0005】
本発明は上記点に鑑みて、ロータの製造精度によらず、路面状態を確実に識別できる路面状態識別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、車両の車輪速度信号を出力する車輪速度検出手段と、車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪1回転分における車輪速度のバラツキを積算する車輪速度積算手段と、車輪速度積算手段によって今回積算された積算値と、車輪速度積算手段によって先に積算された積算値との差分に基づいて、路面状態を検出する路面状態検出手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】
このように、今回積算された車輪1回転分における車輪速度のバラツキの積算値と、先に積算された積算値との差分を求めることにより、車輪速度のバラツキからロータ製造精度のバラツキに起因する変動成分をキャンセルすることができる。このため、上記積算値の差分が、路面の凹凸のバラツキによる変動成分に相当し、この積算値の差分によって路面状態を正確に識別することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度を算出する車輪加速度算出手段を備え、車輪速度積算手段では、車輪速度のバラツキとして、車輪加速度算出手段が算出する車輪加速度のバラツキを積算することを特徴としている。
【0009】
このように、車輪加速度のバラツキの積算値に基づいて路面状態の識別を行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明においては、車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度の分散値を算出する分散値算出手段を備え、車輪速度積算手段では、車輪速度のバラツキとして、分散値算出手段が算出する分散値を積算することを特徴としている。
【0011】
このように、車輪加速度の分散値の積算値に基づいて路面状態の識別を行うこともできる。
【0012】
請求項4に記載の発明においては、車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度の微分値を算出する加速度微分値算出手段を備え、車輪速度積算手段では、車輪速度のバラツキとして、加速度微分値算出手段が算出する車輪加速度の微分値のバラツキを積算することを特徴としている。
【0013】
このように、車輪加速度の微分値のバラツキの積算値に基づいて路面状態の識別を行うこともできる。
【0014】
請求項5に記載の発明においては、車両の車輪速度信号を出力する車輪速度検出手段と、車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪速度のバラツキを学習する学習手段と、学習手段が学習した学習値と、車輪速度検出手段によって得られた車輪速度のバラツキとの差分に基づいて、路面状態を検出する路面状態検出手段とを備え、車輪速度のバラツキのうちロータ製造精度のバラツキに起因する変動成分を抽出し、ロータ製造精度のバラツキに起因する車輪速度のバラツキを学習することを特徴としている。
【0015】
このように、車輪速度のバラツキを学習しておき、学習手段が学習した学習値と車輪速度検出手段によって得られた車輪速度のバラツキとの差分を求めることにより、車輪速度のバラツキからロータ製造精度のバラツキに起因する変動成分をキャンセルすることができる。これにより、請求項1と同様の効果を得ることができる。
【0017】
また、ロータ製造精度のバラツキを学習し、このバラツキを学習値とすれば、車輪速度のバラツキと学習値の差分によって、車輪速度のうち路面の凹凸に起因する変動成分のみを抽出することができる。
【0018】
例えば、請求項に示すように、車輪速度のバラツキの積算値の平均値を学習値として学習させることができる。
【0019】
なお、請求項5または6に記載の発明においても、例えば請求項7乃至9に示すように、車輪速度のバラツキとして、車輪加速度のバラツキ、車輪加速度の分散値、若しくは車輪加速度の微分値のバラツキを学習値として学習させることができる。
【0020】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に、本実施形態における路面状態識別装置を適用したアンチスキッド制御装置の全体構成である。なお、本実施形態では、フロントエンジン・リヤドライブの車両に適用した例を示してある。
【0022】
右前輪1、左前輪2、右後輪3及び左後輪4の各々に電磁式、磁気抵抗式等のの車輪速度センサ5、6、7、8が配置され、各車輪1〜4の回転に応じた周波数のパルス信号を出力する。さらに、各車輪1〜4には、各々油圧ブレーキ装置(ホイールシリンダ)11、12、13、14が配置され、各車輪1〜4に制動力を作用する。マスタシリンダ16からの油圧(液圧)は、アクチュエータ21、22、23、24及び各油圧管路を介して、各ホイールシリンダ11〜14に送られる。
【0023】
ブレーキベダル25の踏み込み状態は、ストップスイッチ26によって検出される。ブレーキベダル25が踏み込まれて車両の制動が開始されると、このストップスイッチ26からオン信号が出力され、また、車両の非制動時ではオフ信号が出力される。
【0024】
リザーバ28a、リザーバ28bは、アンチスキッド制御中、ホイールシリンダ圧の減圧時等に各ホイールシリンダ11〜14から排出されたブレーキ液を一時的に貯留するものである。リザーバ28a、28bに貯留されたブレーキ液は、モータ(図示せず)によって駆動される油圧ポンプ27a、27bによって吸引、吐出される。
【0025】
アクチュエータ21〜24は、電子制御回路(ECU)40によって制御され、アンチスキッド制御中にホイールシリンダ11〜14にかかるブレーキ液圧を調整し、各車輪1〜4のそれぞれに対する制動力を制御する。各アクチュエータ21〜24は、増圧モード、減圧モード、保持モードを有する電磁式3位置弁であり、アクチュエータ21に示すA位置でホイールシリンダ11のホイールシリンダ圧を増圧し、B位置でホイールシリンダ圧を保持し、C位置でホイールシリンダ11に係わっていたブレーキ液をリザーバ28aに逃がしホイールシリンダ圧を減圧する。なお、他のアクチュエータ22〜24もこれと同様の作動を行う。これらの3位置弁は非通電時に増圧モードとなり、通電時にその電流レベルにより保持または減圧モードとなる。
【0026】
電子制御回路40は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等から成るマイクロコンピュータから構成されている。この電子制御回路40は、イグニッションスイッチ41がオンされることによって、図示しない電源から電力が供給され、車輪速度センサ5〜8及びストップスイッチ26からの信号を受け、ブレーキ力制御のための演算制御等を行い、アクチュエータ21〜24に対する駆動制御信号を出力する。
【0027】
次に、電子制御回路40が実行するアンチスキッド制御を、図2〜図8に基づいて説明する。
【0028】
まず、本実施形態に示す路面状態識別制御の概要を、図2のブロック図に基づいて説明する。
【0029】
車輪速度センサ5〜8の信号は、車輪速度演算部A1に入力され、この車輪速度演算部A1によって算出された車輪速度は、車体速度演算部A2、車輪加速度演算部A3、制御部A4に出力される。車体速度演算部A2によって算出された車体速度は、制御部A4及び推定車体減速度演算部A5に出力され、この推定車体減速度演算部A5によって算出された推定車体減速度は、制御部A4に出力される。
【0030】
車輪加速度演算部A3によって算出された車輪加速度は、制御部A4及び路面認識部A6のフィルタ処理部A6aに出力される。この路面認識部A6においては、フィルタ処理部A6aによって処理された車輪加速度は、分散値演算部A6bに出力され、分散値演算部A6bによって算出された分散値は、悪路判定部A6cに出力され、悪路判定部A6cによって判定された結果は、制御部A4に出力される。
【0031】
そして、制御部A4では、各演算結果に基づいて、アクチュエータ21〜24を制御する出力がなされ、各車輪1〜4のブレーキ液圧が制御される。
【0032】
次に、本実施形態におけるアンチスキッド制御の詳細について、図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理はイグニッションスイッチ41がオンされたとき開始される。
【0033】
まず、ステップ110において、各種フラグや各種カウンタの初期設定を行なう。続くステップ120では、車輪速度センサ5〜8からの車輪速度信号に基づいて、各車輪1〜4の車輪速度を演算する。
【0034】
続くステップ130では、ステップ120で演算した車輪速度から各車輪1〜4の車輪加速度を演算する。続くステップ140では、後に詳述するように、ステップ130で演算した各車輪1〜4の車輪加速度から、その高周波成分を取り出すフィルタリング処理を行なう。
【0035】
続くステップ150では、後に詳述するように、ステップ140でフィルタリング処理した車輪加速度の分散値を算出する処理を行なう。続くステップ160では、後に詳述するように、ステップ150で求めた分散値を用いて悪路判定を行なう。
【0036】
続くステップ170では、ステップ160で行った悪路判定の結果に基づき、例えば現在の車輪スリップ率が路面状態に応じて設定した車輪スリップ率を超えていればABS制御を行う等、特開平9−20223号公報等に示される公知の方法によって、アンチスキッド制御を行なう。その後、ステップ120に戻り、上記処理を繰り返す。
【0037】
次に、上記したステップ140にて行われる車輪加速度のフィルタリング処理について、図4の説明図に基づいて説明する。
【0038】
このステップ140では、次式(1)のフィルタ演算式を用いて、ステップ130で演算した車輪加速度の高周波成分を取り出すフィルタリング処理を行なう。
【0039】
Figure 0004496598
ただし、DVWはフィルタ前車輪加速度、DVWFはフィルタ後車輪加速度、A0、A1、A2、B0、B1はフィルタ係数つまり、式(1)のフィルタ演算式が、所定の高周波成分のみを取り出すハイパスフィルタとなるように、フィルタ係数A0、A1、A2、B0、B1を設定する。具体的には、車体減速度の周波数及びアンチスキッド制御による制御変動周波数と、オフロード路面等の悪路による周波数とを区別し、悪路に起因する周波数のみを取り出すために、例えば20〜30Hzより高い周波数成分を通過させるように式(1)のフィルタ係数を設定する。そして、このフィルタリング処理によって得られたDVWFD(n)の値を、フィルタ後車輪加速度DVWFとする。
【0040】
このハイパスフィルタによるフィルタリング処理の状態を示したのが図4である。この図に示すように、フィルタリング処理前のフィルタ前車輪加速度DVWは、車体減速度や制御変動の影響によって大きく脈動しているが、ハイパスフィルタを用いたフィルタリング処理後のフィルタ後車輪加速度DVWFは、その脈動する成分が除去され、路面状態に起因する高周波成分だけが取り出されていることがわかる。
【0041】
次に、上記したステップ150にて行われる(フィルタリング処理された)車輪加速度の分散値を求める処理について、図5の説明図及び図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】
図5及び次式(2)に示すように、フィルタ後車輪加速度DVWFの分散値DVWBは、フィルタ後車輪加速度DVWFの2乗の値の積算値をそのサンプル数(演算回数)nで割ったものであり、フィルタ後車輪加速度DVWFの分散の状態を表している。例えば分散値DVWBが大であれば、そのバラツキの程度が大きいことを示している。
【0043】
DVWB={DVWF(1)2+・・・+DVWF(n)2}/n…(2)
そして、この式(2)に基づいて、以下に述べる様にして分散値DVWBを算出する。まず、図6のステップ210にて、所定の演算タイミング(例えば5ms)であるか否かを判定し、ここで肯定判定されるとステップ220に進み、一方否定判定されると一旦本処理を終了する。
【0044】
ステップ220では、ステップ140の処理にて算出されたフィルタ後車輪加速度DVWFの2乗の値を、分散値積算値DVSUMに加算する。
【0045】
そして、続くステップ230では、ロータ1回転分の加算が成されたか否かを判定し、ここで肯定判定されるとステップ240に進み、否定判定されると一旦処理を終了する。
【0046】
ステップ240では、分散値積算値DVSUMをnで割って、分散値積算値DVSUMの平均値に相当する分散値DVWBを算出する。続くステップ250では、分散値積算値DVSUMをクリアし、一旦本処理を終了する。
【0047】
次に、上記したステップ160にて行われる悪路判定の処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0048】
まず、ステップ310にて、分散値DVWBが更新されたタイミング(図6のステップ230で肯定判定されたタイミング)であるか否かを判定し、ここで肯定判断されるとステップ320に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0049】
続くステップ320では、今回ステップ150で算出された分散値DVWBをDVWB(n)とし、前回ステップ150で算出された分散値DVWBをDVWB(n−1)とすると、分散値DVWB(n)と分散値DVWB(n−1)の差分の絶対値が、所定の悪路判定レベルL以上か否かを判定する。これにより、走行中の路面が良路であるか悪路であるかの判定が成される。
【0050】
このような分散値DVWB(n)と分散値DVWB(n−1)とによって路面状態の識別が行えるのは、以下の理由による。
【0051】
上記したステップ150に示す車輪加速度の分散値を求める処理において、ロータ1回転分の分散値積算値DVSUMを求めるようにしている。これは、ロータが1回転すると元の位置に戻ることから、ロータの製造精度のバラツキに起因する車輪加速度の分散値が、ロータ1回転を1周期として周期的に変動するためである。図8にタイヤ回転(ロータ回転)に伴う分散値の変動の様子を示す。
【0052】
この図は、車輪加速度の分散値から、ロータの製造精度のバラツキに起因する車輪加速度の分散値と、路面の凹凸に起因する車輪加速度の分散値とを分離して示してたものである。即ち、ロータの製造精度のバラツキに起因する車輪加速度の分散値と路面の凹凸に起因する車輪加速度の分散値との和が、実際の車輪加速度の分散値DVWBに相当する。
【0053】
この図に示されるように、ロータの製造精度のバラツキに起因する車輪加速度の分散値はロータ1回転毎に同様な変動を示しており、路面の凹凸に起因する車輪加速度の分散値は規則性のない変動を示している。
【0054】
このため、ロータ1回転毎の分散値積算値DVSUMの平均値となる分散値DVWBを求めると、分散値DVWBには、ロータ1回転毎の規則性がない路面の凹凸に起因する車輪加速度の分散値の平均値と、ロータ1回転毎の規則性があるロータの製造精度のバラツキに起因する車輪加速度の分散値の平均値とが含まれることになる。
【0055】
そして、ロータの製造精度のバラツキに起因する車輪加速度の分散値の平均値がロータ1回転毎に同じ値となるため、今回算出した分散値DVWB(n)と前回算出した分散値DVWB(n−1)との差分の絶対値をとれば、路面の凹凸のみに起因する車輪加速度の分散値の平均値の変動を抽出できる。つまり、ロータの製造精度のバラツキによう変動成分がキャンセルされる。
【0056】
従って、走行している路面が良路であれば、路面凹凸のみに起因する分散値の平均値の変動が非常に小さく、逆に悪路であれば、路面凹凸のみに起因する分散値の平均値の変動が大きくなることに基づき、今回算出した分散値DVWB(n)と前回算出した分散値DVWB(n−1)との差分の絶対値を上記した悪路判定レベルと比較することにより、正確に路面状態の識別を行うことができる。
【0057】
このようなステップ320の判定で肯定判定されるとステップ330に進み、否定判定されるとステップ340に進む。
【0058】
ステップ330では、路面凹凸のみに起因する分散値の平均値の変動が大きいので、悪路状態とみなして、悪路状態を示すフラグAKを1にセットし、一旦本処理を終了する。一方、ステップ340では、路面凹凸のみに起因する分散値の平均値の変動た小さいので、良路状態とみなして、良路状態を示すためにフラグAKを0にセットし、一旦本処理を終了する。
【0059】
このような悪路判定処理が成されると、上述したように、この判定結果に基づいてステップ170で示す制御処理が成され、路面状態に応じたブレーキ制御が成される。
【0060】
以上説明したように、本実施形態では、車輪加速度の分散値のうちロータの製造精度のバラツキに起因して発生している変動成分を取り除き、路面凹凸のみに起因して発生している変動成分を抽出して路面状態を識別するようにしているため、正確に路面状態の識別を行うことができる。
【0061】
なお、本実施形態では、車輪加速度の分散値積算値DVSUMの平均値となる分散値DVWBに基づいて路面状態を識別しているが、他の方法を採用してもよい。すなわち、センサ出力のうち路面凹凸のみに起因して発生している変動成分を抽出できれば、他の方法を用いてもよい。
【0062】
例えば、車輪速度の変化量のバラツキ、車輪速度の分散値のバラツキ等に基づいて、路面凹凸のみに起因して発生する変動成分を抽出することができる。
【0063】
具体的には、車輪速度の変化量のバラツキの場合、車輪加速度の絶対値や、車輪加速度の微分値をさらに微分した値等を用いることができる。この場合において、車輪加速度の微分値をさらに微分した値を用いるようにすれば、車輪加速度から車体加速度成分を取り除くことが可能となり、単に車輪加速度の絶対値を用いる場合より確実に路面状態を識別することができる。
【0064】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態における路面状態識別装置について説明する。ただし、本実施形態の路面状態識別装置はの構成はほぼ第1実施形態と同様であるため、同じ部分には同一の符号を付し説明を省略する。
【0065】
本実施形態における路面状態識別装置が行うアンチスキッド制御の全体構成を、図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0066】
まず、ステップ410〜ステップ440では、図3に示したステップ110〜ステップ140に示した処理と同様の処理を行い、車輪加速度の高周波成分を抽出する。
【0067】
そして、ステップ450では、後に詳述するように、ステップ440でフィルタリング処理した車輪加速度の分散値を算出する処理を行なう。続くステップ455では、後に詳述するように、ステップ450で求めた分散値より学習値演算の処理を行う。続くステップ460では、ステップ450で求めた分散値ステップ455で求めた学習値とに基づいて悪路判定を行なう。
【0068】
続くステップ470では、ステップ170と同様に、ステップ460で行った悪路判定の結果に基づいてアンチスキッド制御を行ない、ステップ120に戻って上記処理を繰り返す。
【0069】
次に、上記したステップ450にて行われる(フィルタリング処理された)車輪加速度の分散値を求める処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態に対して分散値の積算の方法が異なり、分散値の算出方法等については同様であるため、異なる部分に付いてのみ説明する。
【0070】
まず、図10のステップ510、520では、図6のステップ210、220と同様に、所定の演算タイミング(例えば5ms)であるか否かを判定し、肯定判定されるとステップ440の処理にて算出されたフィルタ後車輪加速度DVWFの2乗の値を、分散値積算値DVSUMに加算する。
【0071】
そして、続くステップ530では、n個の加算が終了したか否かを判定し、ここで肯定判定されるとステップ540に進み、否定判定されると一旦処理を終了する。
【0072】
ステップ540では、分散値積算値DVSUMをnで割って、分散値積算値DVSUMの平均値に相当する分散値DVWBを算出する。続くステップ550では、分散値積算値DVSUMをクリアし、一旦本処理を終了する。
【0073】
次に、上記したステップ455にて行われる学習値演算処理について、図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0074】
この学習値演算処理では、ロータ製造精度のバラツキに起因するセンサ出力の変動を学習する。即ち、センサ出力の変動には、ロータ製造精度のバラツキに起因する変動と、路面凹凸に起因する変動とが含まれているが、路面凹凸に起因する変動が良路ではほぼゼロになることから、良路でのセンサ出力の変動を学習することで、ロータ製造精度のバラツキに起因するセンサ出力の変動を学習する。
【0075】
まず、ステップ610では、上記したステップ530に示したn個の加算が終了しているか否かを判定する。ここで肯定判定されるとステップ620に進み、否定判定されると一旦処理を終了する。
【0076】
続くステップ620では、ABS制御中であるか否かを判定する。なお、ABS制御中であるか否かは、ステップ170に示したように、現在の車輪スリップ率が路面状態に応じて設定された車輪スリップ率を超えたときに、フラグを立てる等の処理を行うことによって判定可能とされる。この処理により、ABS制御中のように車輪の乱れが激しくセンサ出力のノイズが大きくなるような場合には学習しないようにされる。ここで、肯定判定されるとステップ630に進み、否定判定されると一旦処理を終了する。
【0077】
続くステップ630では、フィルタ後車輪加速度の分散値DVWB(n)が基準値KGより小さいか否かを判定する。即ち、分散値DVWB(n)が極端に大きい場合には、悪路である可能性が高いため、悪路の場合の分散値DVWB(n)を学習してしまわないようにする。ここで、肯定判定されるとステップ640に進み、否定判定されると一旦処理を終了する。
【0078】
続くステップ640では、今回算出した分散値DVWB(n)と前回算出した分散値DVWB(n−1)との差分の絶対値が基準値KRより小さいか否かを判定する。即ち、n個加算完了毎に算出したDVWBの値のバラツキが大きいと、悪路若しくは良路であっても比較的路面凹凸が大きい場合を走行している可能性がある。このため、n個加算完了毎に算出したDVWBの値のバラツキが大きいときには学習しないようにし、極力、路面凹凸が小さな良路で学習されるようにする。ここで、肯定判定されるとステップ650に進み、否定判定されると一旦処理を終了する。
【0079】
続くステップ650では、分散値DVWBの積算値の平均値GAKUXを求める。この積算値平均値GAKUXは、次式(3)で示される。
【0080】
Figure 0004496598
但し、式(3)に示す積算値平均値GAKUX(n−1)は、前回の学習時に記憶している値である。この式(3)に基づいて分散値DVWBの積算値の平均値GAKUXを求めることにより、学習している値がより平均化される。この後、ステップ660に進む。
【0081】
続くステップ660では、今回算出した積算値平均値GAKUX(n)と前回の学習時に記憶した積算値平均値GAKUX(n−1)との差分の絶対値が基準値KGよりも小さいか否かを判定する。即ち、学習を続けるにつれ、積算値平均値GAKUXが良路での車輪加速度の分散値の平均的な値に収束していくことになるが、今回算出した積算値平均値GAKUX(n)と前回の学習時に記憶した積算値平均値GAKUX(n−1)との差分が大きければ、収束すべき値から離れるため学習しないようにフィルタリングする。
【0082】
そして、ステップ660で肯定判定されるとステップ670に進み、今回算出した積算値平均値GAKUX(n)を学習値GAKUに設定し、処理を終了する。また、ステップ660で否定判定されるとステップ680に進み、処理を一旦終了する。
【0083】
次に、上記したステップ460にて行われる悪路判定の処理について、図12のフローチャートに基づいて説明する。
【0084】
まず、ステップ710にて、所定の悪路判定タイミング(例えば50ms)であるか否かを判定し、ここで肯定判断されるとステップ720に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0085】
続くステップ720では、今回ステップ450で算出された分散値DVWBと記憶されている学習値GAKUとの差分が、所定の悪路判定レベルL以上か否かを判定する。これにより、走行中の路面が良路であるか悪路であるかの判定が成される。
【0086】
すなわち、学習値GAKUは、良路での車輪加速度の分散値の平均的な値に相当するため、今回算出された分散値DVWBと学習値GAKUとの差分をとることにより、センサ出力のうち路面の凹凸のみに起因する変動を抽出することができる。
【0087】
従って、走行している路面が良路であれば、センサ出力のうち路面の凹凸のみに起因する変動が非常に小さく、逆に悪路であれば、路面凹凸のみに起因する変動が大きくなることに基づき、今回算出した分散値DVWBと学習値GAKUとの差分の絶対値を上記した悪路判定レベルLと比較することにより、正確に路面状態の識別を行うことができる。
【0088】
このようなステップ720の判定で肯定判定されるとステップ730に進み、否定判定されるとステップ740に進む。
【0089】
ステップ730では、路面凹凸のみに起因する分散値の平均値の変動が大きいので、悪路状態とみなして、悪路状態を示すフラグAKを1にセットし、一旦本処理を終了する。一方、ステップ740では、路面凹凸のみに起因する分散値の平均値の変動た小さいので、良路状態とみなして、良路状態を示すためにフラグAKを0にセットし、一旦本処理を終了する。
【0090】
このような悪路判定処理が成されると、上述したように、この判定結果に基づいてステップ470で示す制御処理が成され、路面状態に応じたブレーキ制御が成される。
【0091】
以上説明したように、車輪加速度の分散値を学習しておき、その学習値と走行中に算出された車輪加速度の分散値とを比較することによって、正確に路面状態を識別することができる。
【0092】
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様、車輪加速度の分散値を用いるのは例示であり、第1実施形態と同様に、車輪速度の変化量のバラツキ、車輪速度の分散値のバラツキ等に基づいて、路面凹凸のみに起因して発生する変動成分を抽出することができる。
【0093】
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、ロータ1回転に対する積算をロータが360度回転する毎に行うようにしても良いが、図13に示すように例えば120度ずつ位相をずらし、▲1▼ロータが0〜360度回転する間、▲2▼120〜480度回転する間、及び▲3▼240〜600度回転する間に、ロータ1回転分の積算を行うようにして良い。
【0094】
ロータが360度回転する毎に上記積算を行う場合には、少なくともロータが2回転するまで路面状態の識別を行えないが、位相をずらして積算を行えばロータが2回転する前に路面状態の識別を行うことができる。このため、路面状態識別の応答性を向上させることができる。
【0095】
なお、上記各実施形態では、車輪加速度の高周波成分を取り出すようにしているが、必ずしも高周波成分のみを用いて路面状態の識別を行う必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の路面状態識別装置が適用されるアンチスキッド制御装置の全体構成を示す図である。
【図2】第1実施形態の制御構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における路面状態識別装置が実行するメインルーチンのフローチャートを示す図である。
【図4】図3に示すフィルタリング処理を説明するための図である。
【図5】図3に示す分散値処理を説明するための図である。
【図6】図3に示す分散値演算処理のフローチャートを示す図である。
【図7】図3に示す悪路判定処理のフローチャートを示す図である。
【図8】タイヤ回転に伴う分散値の変動を示した図である。
【図9】第2実施形態における路面状態識別装置が実行するメインルーチンのフローチャートを示す図である。
【図10】図9に示す分散値演算処理のフローチャートを示す図である。
【図11】図9に示す学習値演算処理のフローチャートを示す図である。
【図12】図9に示す悪路判定処理のフローチャートを示す図である。
【図13】他の実施形態で示す分散値の積算方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…右前輪、2…左前輪、3…右後輪、4…左後輪、
5〜8…ホイールシリンダ、16…マスタシリンダ、
21〜24…アクチュエータ、25…ブレーキペダル、40…電子制御装置。

Claims (10)

  1. 車両の車輪速度信号を出力する車輪速度検出手段と、
    前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪1回転分における車輪速度のバラツキを積算する車輪速度積算手段と、
    前記車輪速度積算手段によって今回積算された積算値と、前記車輪速度積算手段によって先に積算された積算値との差分に基づいて、路面状態を検出する路面状態検出手段とを備えていることを特徴とする路面状態識別装置。
  2. 前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度を算出する車輪加速度算出手段を備え、
    前記車輪速度積算手段では、前記車輪速度のバラツキとして、前記車輪加速度算出手段が算出する車輪加速度のバラツキを積算するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の路面状態識別装置。
  3. 前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度の分散値を算出する分散値算出手段を備え、
    前記車輪速度積算手段では、前記車輪速度のバラツキとして、前記分散値算出手段が算出する分散値を積算するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の路面状態判別装置。
  4. 前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度の微分値を算出する加速度微分値算出手段を備え、
    前記車輪速度積算手段では、前記車輪速度のバラツキとして、前記加速度微分値算出手段が算出する車輪加速度の微分値のバラツキを積算するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の路面状態判別装置。
  5. 車両の車輪速度信号を出力する車輪速度検出手段と、
    前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪速度のバラツキを学習する学習手段と、
    前記学習手段が学習した学習値と、前記車輪速度検出手段によって得られた車輪速度のバラツキとの差分に基づいて、路面状態を検出する路面状態検出手段とを備え、
    前記車輪速度信号のばらつきにはロータ製造精度のバラツキに起因する変動と路面凹凸に起因する変動とが含まれ、
    前記学習手段はロータ製造精度のバラツキに起因する変動と良路走行に起因する変動とが含まれる車輪速度バラツキを学習値として学習することを特徴とする路面状態識別装置。
  6. 前記学習手段は、前記車輪速度のバラツキの積算値の平均値を学習するようになっていることを特徴とする請求項に記載の路面状態識別装置。
  7. 前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度を算出する車輪加速度算出手段を備え、
    前記学習手段では、前記車輪速度のバラツキとして、前記車輪加速度算出手段が算出する車輪加速度のバラツキを学習し、
    前記路面状態検出手段では、前記学習手段によって学習された車輪加速度の学習値と、前記車輪加速度算出手段が算出する車輪加速度のバラツキとの差分に基づいて、前記路面状態を検出するようになっていることを特徴とする請求項5または6に記載の路面状態識別装置。
  8. 前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度の分散値を算出する分散値算出手段を備え、
    前記学習手段では、前記車輪速度のバラツキとして、前記分散値算出手段が算出する分散値のバラツキを学習し、
    前記路面状態検出手段では、前記学習手段によって学習された前記分散値の学習値と、前記分散値算出手段が算出する分散値のバラツキとの差分に基づいて、前記路面状態を検出するようになっていることを特徴とする請求項5または6に記載の路面状態判別装置。
  9. 前記車輪速度検出手段による車輪速度信号から車輪加速度の微分値を算出する加速度微分値算出手段を備え、
    前記学習手段では、前記車輪速度のバラツキとして、前記加速度微分値算出手段が算出する車輪加速度の微分値のバラツキを学習し、
    前記路面状態検出手段では、前記学習手段によって学習された車輪加速度の微分値の学習値と、前記加速度微分値算出手段が算出する車輪加速度の微分値のバラツキとの差分に基づいて、前記路面状態を検出するようになっていることを特徴とする請求項5または6に記載の路面状態判別装置。
  10. 前記車輪速度検出手段は、車輪速度センサであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の路面状態判別装置。
JP2000105283A 2000-04-06 2000-04-06 路面状態識別装置 Expired - Fee Related JP4496598B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105283A JP4496598B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 路面状態識別装置
US09/819,660 US6385525B2 (en) 2000-04-06 2001-03-29 Apparatus for detecting condition of road surface
DE2001117351 DE10117351B4 (de) 2000-04-06 2001-04-06 Vorrichtung zur Erfassung eines Zustandes einer Fahrbahnoberfläche

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105283A JP4496598B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 路面状態識別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001287634A JP2001287634A (ja) 2001-10-16
JP4496598B2 true JP4496598B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=18618676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000105283A Expired - Fee Related JP4496598B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 路面状態識別装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6385525B2 (ja)
JP (1) JP4496598B2 (ja)
DE (1) DE10117351B4 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3855886B2 (ja) * 2002-08-29 2006-12-13 トヨタ自動車株式会社 路面状態変化推定装置およびこれを搭載する自動車
JP2005028887A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Fuji Heavy Ind Ltd 路面摩擦係数推定装置および路面摩擦係数推定方法
JP4294415B2 (ja) * 2003-08-26 2009-07-15 富士重工業株式会社 車両の路面状態判定装置
JP4389567B2 (ja) * 2003-12-03 2009-12-24 日産自動車株式会社 車線逸脱防止装置
US7107138B2 (en) * 2004-11-02 2006-09-12 Joseph Edward Currie Automotive speed control disable switch
SE0500496L (sv) * 2005-03-02 2006-09-03 Volvo Lastvagnar Ab Metod för estimering av livslängden hos komponenter i ett fordon
US9121715B2 (en) * 2005-04-14 2015-09-01 General Motors Llc Method for determining vehicle location including road surface data
JP4801938B2 (ja) * 2005-06-15 2011-10-26 東海ゴム工業株式会社 能動型防振装置
JP4835197B2 (ja) * 2006-02-21 2011-12-14 株式会社アドヴィックス 車両制御装置
FI120061B (fi) * 2006-04-11 2009-06-15 Valtion Teknillinen Menetelmä tiedon keräämiseksi tien pinnan liukkaudesta
FR2906211B1 (fr) * 2006-09-22 2008-12-05 Renault Sas Procede et dispositif de detection de l'etat de la route
US8060275B2 (en) * 2007-01-19 2011-11-15 Ford Global Technologies, Llc Rough road detection system used in an on-board diagnostic system
DE102008061696A1 (de) * 2008-12-10 2010-06-17 Volkswagen Ag Elektromechanische Lenkung und Verfahren zur Bestimmung eines Fahrwegzustands
WO2013011992A1 (ja) * 2011-07-20 2013-01-24 株式会社ブリヂストン 路面状態推定方法、及び路面状態推定装置
JP5705051B2 (ja) * 2011-07-26 2015-04-22 株式会社ブリヂストン 路面状態推定方法、及び路面状態推定装置
DE102013207563B4 (de) 2013-04-25 2023-03-30 Continental Automotive Technologies GmbH Verfahren zur Bestimmung von Fahrwegbedingungen bei ungebremster oder gebremster Fahrt eines Fahrzeugs
DE102015226365A1 (de) * 2015-12-21 2017-06-22 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Messung der Varianz in einem Messsignal, Verfahren zur Datenfusion, Computerprogramm, Maschinenlesbares Speichermedium und Vorrichtung
US11145142B2 (en) 2016-09-06 2021-10-12 International Business Machines Corporation Detection of road surface defects
DE102017218613A1 (de) 2016-12-05 2018-06-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zum Entleeren eines Wasserbehälters von einem Brennstoffzellenfahrzeug
DE102017218609A1 (de) 2016-12-05 2018-06-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zum Entleeren eines Wasserbehälters von einem Brennstoffzellenfahrzeug
JP2019085891A (ja) 2017-11-02 2019-06-06 ヤマハ発動機株式会社 内燃機関と失火検出装置とを備えたエンジンユニット、及び車両
CN110525440B (zh) * 2018-05-23 2021-06-18 长城汽车股份有限公司 辅助车辆驾驶的方法和系统以及车辆
JP7169953B2 (ja) * 2019-09-19 2022-11-11 日立Astemo株式会社 悪路走行判定装置及び異常判定装置
JP7327300B2 (ja) * 2020-07-02 2023-08-16 トヨタ自動車株式会社 スタビライザの制御装置
US11859571B2 (en) * 2021-07-21 2024-01-02 Ford Global Technologies, Llc Methods for a road surface metric
CN113525387B (zh) * 2021-08-31 2022-09-13 招商局公路信息技术(重庆)有限公司 一种基于轮胎动态胎压的路面服务质量检测方法及系统
US20230347853A1 (en) * 2022-05-02 2023-11-02 Robert Bosch Gmbh Road surface detection using anti-lock braking system pressure sensor

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07205788A (ja) * 1994-01-26 1995-08-08 Honda Motor Co Ltd 推定車体速度算出方法
JPH0920223A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Nippondenso Co Ltd 路面状態識別装置
JPH09229950A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Unisia Jecs Corp 車輪速検出装置
JPH1031029A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Toyota Motor Corp スリップ制御用車両速度取得装置
JPH11192932A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Nisshinbo Ind Inc 路面状態識別装置
JP2000089824A (ja) * 1998-07-17 2000-03-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 出力選別装置及び動的システムの診断装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60596A (ja) 1983-06-16 1985-01-05 株式会社デンソー 路面状態識別装置
JPS62152914A (ja) * 1985-12-26 1987-07-07 Nippon Soken Inc 走行路面状態検出装置
JP2516780B2 (ja) * 1987-04-17 1996-07-24 本田技研工業株式会社 車両走行時の悪路検出装置
JP2699398B2 (ja) * 1988-04-19 1998-01-19 トヨタ自動車株式会社 車輪の回転諸量演算装置
JPH07110604B2 (ja) 1991-04-23 1995-11-29 日本電装株式会社 車両制御装置
JP2923385B2 (ja) 1991-11-08 1999-07-26 株式会社豊田中央研究所 路面形状計測装置
JPH0680044A (ja) 1992-09-03 1994-03-22 Omron Corp 路面状態推定装置およびその方法
DE19537257A1 (de) * 1994-10-14 1996-04-18 Volkswagen Ag Verfahren zur Ermittlung des physikalischen Profils einer Fahrbahnoberfläche
US5760682A (en) 1997-03-07 1998-06-02 Robert Bosch Gmbh Method for detecting a deflated tire on a vehicle
WO1999028172A1 (fr) * 1997-11-28 1999-06-10 Denso Corporation Organe de commande de vehicule
JP3617593B2 (ja) * 1998-02-26 2005-02-09 オムロン株式会社 路面摩擦係数測定装置とそれを用いた車両ブレーキ制御システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07205788A (ja) * 1994-01-26 1995-08-08 Honda Motor Co Ltd 推定車体速度算出方法
JPH0920223A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Nippondenso Co Ltd 路面状態識別装置
JPH09229950A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Unisia Jecs Corp 車輪速検出装置
JPH1031029A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Toyota Motor Corp スリップ制御用車両速度取得装置
JPH11192932A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Nisshinbo Ind Inc 路面状態識別装置
JP2000089824A (ja) * 1998-07-17 2000-03-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 出力選別装置及び動的システムの診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20010029421A1 (en) 2001-10-11
JP2001287634A (ja) 2001-10-16
DE10117351B4 (de) 2015-04-30
DE10117351A1 (de) 2001-10-11
US6385525B2 (en) 2002-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4496598B2 (ja) 路面状態識別装置
US6941212B2 (en) Stability factor learning method and apparatus for a vehicle and control apparatus for a vehicle
JPH0920223A (ja) 路面状態識別装置
JP3334647B2 (ja) 車両のヨーレイト検出装置
JP2659585B2 (ja) 車輪速度処理装置
JP4381481B2 (ja) カーブでのabsの制御状態を改善する方法
JP2004517314A (ja) 自動車の走行性を制御および/または調整する方法とシステム
JP2001287632A (ja) 制動力制御装置
JPH09295566A (ja) 車両制御方法
JPH0424264B2 (ja)
JP2005300254A (ja) 輪荷重推定装置及び輪荷重推定方法
JPH08295223A (ja) 車両の車体減速度及び車体速度推定装置、及びこれらを用いたアンチスキッドブレーキ装置
JPH0820458B2 (ja) 車輪速センサの異常検出装置
JP3024518B2 (ja) 車両制御装置
JPH0976889A (ja) 車輪速補正方法
JPH1029519A (ja) 四輪駆動車のアンチスキッド制御装置
JP2001504769A (ja) アンチロックコントロールシステムの制御状態を改善する方法
JP4953503B2 (ja) 車両の曲線走行を検知するための方法および装置
JP3768546B2 (ja) 走行状態判定装置
JP2000085558A (ja) 車両のオーバーステア状態検出装置
JP4560850B2 (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2001504767A (ja) Absの制御状態を改善する方法
JPH11192932A (ja) 路面状態識別装置
JP4434511B2 (ja) 車輌用ブレーキペダル踏力検出装置
KR100808009B1 (ko) 차량의 선회주행 검출장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees