JPH0633980A - 車両の振動低減装置 - Google Patents
車両の振動低減装置Info
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- JPH0633980A JPH0633980A JP18359292A JP18359292A JPH0633980A JP H0633980 A JPH0633980 A JP H0633980A JP 18359292 A JP18359292 A JP 18359292A JP 18359292 A JP18359292 A JP 18359292A JP H0633980 A JPH0633980 A JP H0633980A
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Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両振動とは逆位相で同振幅の振動を車両に
与えて車両振動を低減するに際し、外乱としての振動の
悪影響を受けることなく最適な振動低減動作を行わせ
る。 【構成】 リファレンス信号に基いて車両の振動を予測
しておき、この振動予測値と、加速度センサ7からの加
速度センサに基く振動実測値とを比較して、その差が大
きいときには、車両振動に外乱が含まれていると判断し
て、収束係数算出回路21の収束係数を小さく設定する
などして、この外乱による振動低減制御への悪影響を回
避する。
与えて車両振動を低減するに際し、外乱としての振動の
悪影響を受けることなく最適な振動低減動作を行わせ
る。 【構成】 リファレンス信号に基いて車両の振動を予測
しておき、この振動予測値と、加速度センサ7からの加
速度センサに基く振動実測値とを比較して、その差が大
きいときには、車両振動に外乱が含まれていると判断し
て、収束係数算出回路21の収束係数を小さく設定する
などして、この外乱による振動低減制御への悪影響を回
避する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の振動低減装置に関
し、特に、車両を加振するアクチュエータを別途備え、
車両をその車両振動とは逆位相で同振幅に加振して、車
両振動を低減するものの改良に関する。
し、特に、車両を加振するアクチュエータを別途備え、
車両をその車両振動とは逆位相で同振幅に加振して、車
両振動を低減するものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の振動低減装置
として、例えば実開昭61−1739号公報に開示され
るように、車体に取付けられて車両を加振する加振機を
備え、車両振動の位相に対して逆位相の振動を車両に付
与するように加振機を制御すると共に、車両振動の振幅
が大きい場合には、加振機に出力する加振信号のゲイン
を大に設定して、加振機により付加する振動の振幅を車
両振動とほぼ同振幅として、車両振動を有効に低減する
ものが知られている。また、上記公報には、加振制御状
態における車両振動を振動センサで検出しておき、この
検出値が所定値以上になった場合には、前記加振機を駆
動するための加振信号の位相及びゲインを更新するよう
にした構成が開示されている。
として、例えば実開昭61−1739号公報に開示され
るように、車体に取付けられて車両を加振する加振機を
備え、車両振動の位相に対して逆位相の振動を車両に付
与するように加振機を制御すると共に、車両振動の振幅
が大きい場合には、加振機に出力する加振信号のゲイン
を大に設定して、加振機により付加する振動の振幅を車
両振動とほぼ同振幅として、車両振動を有効に低減する
ものが知られている。また、上記公報には、加振制御状
態における車両振動を振動センサで検出しておき、この
検出値が所定値以上になった場合には、前記加振機を駆
動するための加振信号の位相及びゲインを更新するよう
にした構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな構成にあっては、外乱としてエンジン以外からの大
きな振動(例えば車両走行中における路面からの振動)
が入力された場合には、この外乱振動をも低減するよう
に加振信号が作成されることになり、エンジンから発せ
られる振動のみを低減することができず、振動低減制御
に乱れが生じてしまって安定した制御が行えなくなって
しまうといった不具合が生じる。
うな構成にあっては、外乱としてエンジン以外からの大
きな振動(例えば車両走行中における路面からの振動)
が入力された場合には、この外乱振動をも低減するよう
に加振信号が作成されることになり、エンジンから発せ
られる振動のみを低減することができず、振動低減制御
に乱れが生じてしまって安定した制御が行えなくなって
しまうといった不具合が生じる。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、エンジンから発せられる振動のみを
外乱の影響を受けることなく正確に低減することができ
る構成を得ることである。
あり、その目的は、エンジンから発せられる振動のみを
外乱の影響を受けることなく正確に低減することができ
る構成を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、車両に発生するエンジンからの振動を予
測しておくことにより、外乱の有無を認識し、この外乱
の有無に応じて振動低減動作を制御するようにした。具
体的に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、特
定の振動要素を加振するアクチュエータ3と、前記振動
要素の振動を検出する振動センサ7と、エンジン2から
発せられる振動に基くリファレンス信号を受け、該リフ
ァレンス信号に基いて前記振動要素の振動とは逆位相且
つ同振幅で該振動要素を加振するような駆動信号を作成
すると共に、前記振動センサ7から発せられる振動信号
を小さくするように前記駆動信号をフィードバック補正
し、該フィードバック補正した駆動信号を前記アクチュ
エータ3に送信して該アクチュエータ3を駆動制御する
制御手段24とを備えた車両の振動低減装置を前提とし
ている。そして、振動要素に発生するエンジン2からの
振動を予測する振動予測手段25と、前記振動センサ7
から発せられる振動信号を受け、該振動信号に基く振動
実測値と前記振動予測手段25の振動予測値との差を算
出し、この算出値に応じて前記駆動信号が調整されるよ
うに前記制御手段24に制御信号を送信する駆動信号制
御手段26とを備えさせるような構成としている。
め、本発明は、車両に発生するエンジンからの振動を予
測しておくことにより、外乱の有無を認識し、この外乱
の有無に応じて振動低減動作を制御するようにした。具
体的に、請求項1記載の発明は、図1に示すように、特
定の振動要素を加振するアクチュエータ3と、前記振動
要素の振動を検出する振動センサ7と、エンジン2から
発せられる振動に基くリファレンス信号を受け、該リフ
ァレンス信号に基いて前記振動要素の振動とは逆位相且
つ同振幅で該振動要素を加振するような駆動信号を作成
すると共に、前記振動センサ7から発せられる振動信号
を小さくするように前記駆動信号をフィードバック補正
し、該フィードバック補正した駆動信号を前記アクチュ
エータ3に送信して該アクチュエータ3を駆動制御する
制御手段24とを備えた車両の振動低減装置を前提とし
ている。そして、振動要素に発生するエンジン2からの
振動を予測する振動予測手段25と、前記振動センサ7
から発せられる振動信号を受け、該振動信号に基く振動
実測値と前記振動予測手段25の振動予測値との差を算
出し、この算出値に応じて前記駆動信号が調整されるよ
うに前記制御手段24に制御信号を送信する駆動信号制
御手段26とを備えさせるような構成としている。
【0006】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号制御手段が、
振動実測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大
きいとき、アクチュエータへの振動信号の送信を禁止す
るような構成としている。
の車両の振動低減装置において、駆動信号制御手段が、
振動実測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大
きいとき、アクチュエータへの振動信号の送信を禁止す
るような構成としている。
【0007】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号制御手段が、
振動実測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大
きいとき、振動センサから発せられる振動信号に基く振
動実測値の更新を抑制するような構成としている。
の車両の振動低減装置において、駆動信号制御手段が、
振動実測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大
きいとき、振動センサから発せられる振動信号に基く振
動実測値の更新を抑制するような構成としている。
【0008】請求項4記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号制御手段が、
振動実測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大
きいとき、振動予測値に基いて振動信号を作成して制御
手段に送信するような構成としている。
の車両の振動低減装置において、駆動信号制御手段が、
振動実測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大
きいとき、振動予測値に基いて振動信号を作成して制御
手段に送信するような構成としている。
【0009】請求項5記載の発明は、前記請求項1、
2、3または4記載の車両の振動低減装置において、振
動予測手段が、リファレンス信号に基いて車両に発生す
る振動を予測するような構成としている。
2、3または4記載の車両の振動低減装置において、振
動予測手段が、リファレンス信号に基いて車両に発生す
る振動を予測するような構成としている。
【0010】請求項6記載の発明は、前記請求項2、3
または4記載の車両の振動低減装置において、駆動信号
制御手段が、駆動信号の調整状態を切換える判定値をア
クチュエータの駆動制御状態に応じて変更するような構
成としている。
または4記載の車両の振動低減装置において、駆動信号
制御手段が、駆動信号の調整状態を切換える判定値をア
クチュエータの駆動制御状態に応じて変更するような構
成としている。
【0011】
【作用】以上の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、エンジン
2から発生される振動に基くリファレンス信号及び振動
要素の振動を検出する振動センサ7の振動信号を制御手
段24が受け、該制御手段24は、前記リファレンス信
号に基いて振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振
動要素を加振するような駆動信号を作成する。また、前
記振動センサ7の振動信号に基いてフィードバック補正
された駆動信号が前記アクチュエータ3に送信されるこ
とによって該アクチュエータ3が振動要素を加振して該
振動要素の振動を低減する。そして、この際、振動予測
手段25が振動要素に発生するエンジン2からの振動を
予測しており、駆動信号制御手段26が、前記振動セン
サ7から発せられる振動信号を受け、該振動信号に基く
振動実測値と前記振動予測手段25の振動予測値との差
を算出し、この算出値に応じて前記駆動信号が調整され
るように前記制御手段24に制御信号を送信している。
従って、振動実測値と振動予測値との差を算出すること
によって振動要素の振動に外乱としての振動が含まれて
いるか否かを認識でき、この外乱としての振動の有無に
対応した振動低減動作が行われる。
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、エンジン
2から発生される振動に基くリファレンス信号及び振動
要素の振動を検出する振動センサ7の振動信号を制御手
段24が受け、該制御手段24は、前記リファレンス信
号に基いて振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振
動要素を加振するような駆動信号を作成する。また、前
記振動センサ7の振動信号に基いてフィードバック補正
された駆動信号が前記アクチュエータ3に送信されるこ
とによって該アクチュエータ3が振動要素を加振して該
振動要素の振動を低減する。そして、この際、振動予測
手段25が振動要素に発生するエンジン2からの振動を
予測しており、駆動信号制御手段26が、前記振動セン
サ7から発せられる振動信号を受け、該振動信号に基く
振動実測値と前記振動予測手段25の振動予測値との差
を算出し、この算出値に応じて前記駆動信号が調整され
るように前記制御手段24に制御信号を送信している。
従って、振動実測値と振動予測値との差を算出すること
によって振動要素の振動に外乱としての振動が含まれて
いるか否かを認識でき、この外乱としての振動の有無に
対応した振動低減動作が行われる。
【0012】請求項2記載の発明では、振動実測値と振
動予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、駆動
信号制御手段によって、アクチュエータへの振動信号の
送信が禁止されることにより、振動要素の振動に外乱と
しての振動が含まれている場合の振動低減動作を行わな
いようにする。
動予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、駆動
信号制御手段によって、アクチュエータへの振動信号の
送信が禁止されることにより、振動要素の振動に外乱と
しての振動が含まれている場合の振動低減動作を行わな
いようにする。
【0013】請求項3記載の発明では、振動実測値と振
動予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、駆動
信号制御手段によって、振動センサから発せられる振動
信号に基く振動実測値の更新が抑制されることにより、
駆動信号に外乱の影響を与えないようにすることができ
る。
動予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、駆動
信号制御手段によって、振動センサから発せられる振動
信号に基く振動実測値の更新が抑制されることにより、
駆動信号に外乱の影響を与えないようにすることができ
る。
【0014】請求項4記載の発明では、振動実測値と振
動予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、駆動
信号制御手段によって、振動予測値に基いて振動信号が
作成されて制御手段に送信されることにより、この場合
にも駆動信号に外乱の影響を与えないようにすることが
できる。
動予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、駆動
信号制御手段によって、振動予測値に基いて振動信号が
作成されて制御手段に送信されることにより、この場合
にも駆動信号に外乱の影響を与えないようにすることが
できる。
【0015】請求項5記載の発明では、リファレンス信
号に基いて、振動予測手段が、車両に発生する振動を予
測することにより、簡単な構成でもって振動要素の振動
の予測が可能となる。
号に基いて、振動予測手段が、車両に発生する振動を予
測することにより、簡単な構成でもって振動要素の振動
の予測が可能となる。
【0016】請求項6記載の発明は、駆動信号の調整状
態を切換える判定値がアクチュエータの駆動制御状態に
応じて変更されることにより、アクチュエータの制御状
態に最適な判定値を設定することができる。
態を切換える判定値がアクチュエータの駆動制御状態に
応じて変更されることにより、アクチュエータの制御状
態に最適な判定値を設定することができる。
【0017】
(第1実施例)次に、本発明に係る第1実施例を図2以
下の図面に基いて説明する。
下の図面に基いて説明する。
【0018】図2において、1は車体、2は車体1のボ
ンネット1a下方のエンジンルーム1b内に配置された
エンジンであって、該エンジン2は、その下部を弾性支
持するマウント3及び支持ブラケット4を介して車体1
に弾性支持され、該エンジン2及び車体1等により車両
の全体が構成される。
ンネット1a下方のエンジンルーム1b内に配置された
エンジンであって、該エンジン2は、その下部を弾性支
持するマウント3及び支持ブラケット4を介して車体1
に弾性支持され、該エンジン2及び車体1等により車両
の全体が構成される。
【0019】前記マウント3は、図3に示すように、振
動源としてのエンジン2を加振するアクチュエータとし
ての機能を有する。即ち、同図のマウント3は、エンジ
ン2下端部が固定される挿入ロッド3aが上端部に配置
されたケーシング3bと、該ケーシング3bの下端部に
外周端が固定された中空錐形状の支持ゴム3cと、該支
持ゴム3cの内周端が固定された支持部3dとを有する
基本構成から成り、支持部3d下端に設けた挿入ロッド
3eが車体1に固定される。
動源としてのエンジン2を加振するアクチュエータとし
ての機能を有する。即ち、同図のマウント3は、エンジ
ン2下端部が固定される挿入ロッド3aが上端部に配置
されたケーシング3bと、該ケーシング3bの下端部に
外周端が固定された中空錐形状の支持ゴム3cと、該支
持ゴム3cの内周端が固定された支持部3dとを有する
基本構成から成り、支持部3d下端に設けた挿入ロッド
3eが車体1に固定される。
【0020】前記ケーシング3b内には主液室3fが形
成されると共に、支持ゴム3cの下方にはダイヤフラム
3gにて区画した副液室3hが形成されている。前記主
液室3fと副液室3hとの間には、支持ゴム3cの側方
に形成した小径のオリフィス3iが形成されていて、主
液室3fと副液室3hとの流体をオリフィス3iを介し
て相互に流通させる構成である。更に、ケーシング3b
内には、主液室3fの上面を形成する加振板3jがラバ
ー3kを介してケーシング3b内周面を上下に摺動可能
に配置されると共に、該加振板3jの上方には、該加振
板3jを上下に摺動させる永久磁石3m及び電磁コイル
3nが配置されていて、該永久磁石3m及び電磁コイル
3nにより加振板3jを上下に振動させて主液室3fの
容積を可変にすることにより、主液室3fと副液室3h
との間で流体をオリフィス3iを通じて流通させること
を繰返して、支持ゴム3cを上下に振動させ、その結
果、加振力を発生させる構成としている。
成されると共に、支持ゴム3cの下方にはダイヤフラム
3gにて区画した副液室3hが形成されている。前記主
液室3fと副液室3hとの間には、支持ゴム3cの側方
に形成した小径のオリフィス3iが形成されていて、主
液室3fと副液室3hとの流体をオリフィス3iを介し
て相互に流通させる構成である。更に、ケーシング3b
内には、主液室3fの上面を形成する加振板3jがラバ
ー3kを介してケーシング3b内周面を上下に摺動可能
に配置されると共に、該加振板3jの上方には、該加振
板3jを上下に摺動させる永久磁石3m及び電磁コイル
3nが配置されていて、該永久磁石3m及び電磁コイル
3nにより加振板3jを上下に振動させて主液室3fの
容積を可変にすることにより、主液室3fと副液室3h
との間で流体をオリフィス3iを通じて流通させること
を繰返して、支持ゴム3cを上下に振動させ、その結
果、加振力を発生させる構成としている。
【0021】また、図2において、7は車両1の左前輪
近傍の位置に配置されて車体1の上下加速度により車両
の振動を検出する振動センサとしての加速度センサであ
って、該加速度センサ7の検出信号はコントローラ8に
入力され、該コントローラ8により、前記加速度センサ
7で検出される上下加速度信号に基いて前記エンジンマ
ウント3を加振制御してエンジン2を上下振動させて、
本発明でいう振動要素としての車体の振動を低減する構
成である。
近傍の位置に配置されて車体1の上下加速度により車両
の振動を検出する振動センサとしての加速度センサであ
って、該加速度センサ7の検出信号はコントローラ8に
入力され、該コントローラ8により、前記加速度センサ
7で検出される上下加速度信号に基いて前記エンジンマ
ウント3を加振制御してエンジン2を上下振動させて、
本発明でいう振動要素としての車体の振動を低減する構
成である。
【0022】次に、前記コントローラ8による車両振動
の低減制御のブロック構成を図4に示す。同図におい
て、10はエンジン2での混合気の点火信号に基いてエ
ンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期測定回
路、11は該周期測定回路10にて測定されたエンジン
回転の周期に基いてエンジン2の振動に関連するリファ
レンス信号Rを発生するリファレンス信号発生器であ
る。また、12は前記加速度センサ7からの振動信号と
しての加速度信号を設定ゲインG2で増幅する増幅器、
13は該増幅器12で増幅された加速度信号の低周波成
分を濾波するローパスフィルタ、14は該ローパスフィ
ルタ13で濾波された加速度信号をアナログ値からデジ
タル値に変換するA/D変換器、15は該A/D変換器
14からの加速度信号Sを入力し、該加速度信号Sに基
いて前記エンジンマウント3を加振制御する駆動信号と
しての加振信号Bを生成する加振信号生成器である。更
に、17は該加振信号生成器15にて生成される加振信
号Bをデジタル値からアナログ値に変換するD/A変換
器、18は該D/A変換器17からの加振信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ、19は該ローパスフ
ィルタ18で濾波された加振信号を設定ゲインG1で増
幅する増幅器であって、該増幅器19で増幅された加振
信号は前記エンジンマウント3に出力される。
の低減制御のブロック構成を図4に示す。同図におい
て、10はエンジン2での混合気の点火信号に基いてエ
ンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期測定回
路、11は該周期測定回路10にて測定されたエンジン
回転の周期に基いてエンジン2の振動に関連するリファ
レンス信号Rを発生するリファレンス信号発生器であ
る。また、12は前記加速度センサ7からの振動信号と
しての加速度信号を設定ゲインG2で増幅する増幅器、
13は該増幅器12で増幅された加速度信号の低周波成
分を濾波するローパスフィルタ、14は該ローパスフィ
ルタ13で濾波された加速度信号をアナログ値からデジ
タル値に変換するA/D変換器、15は該A/D変換器
14からの加速度信号Sを入力し、該加速度信号Sに基
いて前記エンジンマウント3を加振制御する駆動信号と
しての加振信号Bを生成する加振信号生成器である。更
に、17は該加振信号生成器15にて生成される加振信
号Bをデジタル値からアナログ値に変換するD/A変換
器、18は該D/A変換器17からの加振信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ、19は該ローパスフ
ィルタ18で濾波された加振信号を設定ゲインG1で増
幅する増幅器であって、該増幅器19で増幅された加振
信号は前記エンジンマウント3に出力される。
【0023】前記加振信号生成器15は、その加振信号
の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(Least
Mean Square Method(=LM
S))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小二乗
法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器15の内
部構成を図5に示す。同図において、20は、該加振信
号生成器15から加振信号Bを出力した後、この加振信
号Bによりマウント3が加振制御され、その結果車両振
動に変化があり、この車両振動の変化が加速度センサ7
で検出されてその加速度信号Sが加振信号生成器15に
入力されるまでの伝達関数Hをモデル化したデジタルフ
ィルタ、21は加速度センサ7からの加速度信号Sに応
じてフィルタ係数を書き変えるための収束係数αを算出
する収束係数算出回路、22は前記リファレンス信号R
に伝達関数H及び収束係数αを乗算する乗算器、23は
該乗算器22の出力毎にその出力値に基いてフィルタ係
数が逐次更新され、その更新後のフィルタ係数に基いて
リファレンス信号とは逆位相で同振幅の加振信号Bを出
力する適応フィルタである。よって、加振信号生成器1
5により、加速度センサ7からの加速度信号Sを受け、
該加速度信号S及び収束係数に基いて適応フィルタ23
のフィルタ係数を更新して加振信号Bを適宜調整し、該
加振信号Bでエンジンマウント3を駆動制御して、その
車両に付加する振動の位相及び振幅をエンジン2の振動
と逆位相で同振幅として車両の振動を低減するようにし
た制御手段24を構成している。
の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(Least
Mean Square Method(=LM
S))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小二乗
法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器15の内
部構成を図5に示す。同図において、20は、該加振信
号生成器15から加振信号Bを出力した後、この加振信
号Bによりマウント3が加振制御され、その結果車両振
動に変化があり、この車両振動の変化が加速度センサ7
で検出されてその加速度信号Sが加振信号生成器15に
入力されるまでの伝達関数Hをモデル化したデジタルフ
ィルタ、21は加速度センサ7からの加速度信号Sに応
じてフィルタ係数を書き変えるための収束係数αを算出
する収束係数算出回路、22は前記リファレンス信号R
に伝達関数H及び収束係数αを乗算する乗算器、23は
該乗算器22の出力毎にその出力値に基いてフィルタ係
数が逐次更新され、その更新後のフィルタ係数に基いて
リファレンス信号とは逆位相で同振幅の加振信号Bを出
力する適応フィルタである。よって、加振信号生成器1
5により、加速度センサ7からの加速度信号Sを受け、
該加速度信号S及び収束係数に基いて適応フィルタ23
のフィルタ係数を更新して加振信号Bを適宜調整し、該
加振信号Bでエンジンマウント3を駆動制御して、その
車両に付加する振動の位相及び振幅をエンジン2の振動
と逆位相で同振幅として車両の振動を低減するようにし
た制御手段24を構成している。
【0024】そして、本例の特徴とする構成として、図
4及び図5に示す如く、この加振信号生成器15には、
本発明でいう振動予測手段としての振動予測値演算記憶
手段25と駆動信号制御手段としての振動値異常判定手
段26とが連繋されている。振動予測値演算記憶手段2
5は、前記リファレンス信号Rが入力されるようになっ
ており、この入力されるリファレンス信号Rによってエ
ンジン回転数を認識し、これに基いて車両に発生するエ
ンジンからの振動を予め予測して、この予測した値を振
動予測値GI として記憶しておくようになっている。一
方、振動値異常判定手段26は前記加速度センサ7から
の加速度信号Sに基く振動実測値GR が入力されるよう
になっていると共に、前記振動予測値演算記憶手段25
において記憶されている振動予測値GI を読込むように
なっている。そして、この振動値異常判定手段26は、
前記振動実測値GR と振動予測値GI との差を算出し
て、この算出値が所定の判定値Aよりも大きいか否かに
よって車両振動に外乱としての振動(エンジン以外から
の振動)が含まれているか否かを認識し、この認識に基
いて前記収束係数算出回路21に制御信号を送信して収
束係数αを設定するように構成されている。
4及び図5に示す如く、この加振信号生成器15には、
本発明でいう振動予測手段としての振動予測値演算記憶
手段25と駆動信号制御手段としての振動値異常判定手
段26とが連繋されている。振動予測値演算記憶手段2
5は、前記リファレンス信号Rが入力されるようになっ
ており、この入力されるリファレンス信号Rによってエ
ンジン回転数を認識し、これに基いて車両に発生するエ
ンジンからの振動を予め予測して、この予測した値を振
動予測値GI として記憶しておくようになっている。一
方、振動値異常判定手段26は前記加速度センサ7から
の加速度信号Sに基く振動実測値GR が入力されるよう
になっていると共に、前記振動予測値演算記憶手段25
において記憶されている振動予測値GI を読込むように
なっている。そして、この振動値異常判定手段26は、
前記振動実測値GR と振動予測値GI との差を算出し
て、この算出値が所定の判定値Aよりも大きいか否かに
よって車両振動に外乱としての振動(エンジン以外から
の振動)が含まれているか否かを認識し、この認識に基
いて前記収束係数算出回路21に制御信号を送信して収
束係数αを設定するように構成されている。
【0025】次に、この収束係数αの設定動作の手順を
図6のフローチャートに沿って説明する。スタートした
後、先ず、ステップS1において振動予測値演算記憶手
段25によりリファレンス信号Rに基いて車両に発生す
るエンジンからの振動を予め予測して、この予測した値
を振動予測値GI として該振動予測値演算記憶手段25
が記憶する。その後、ステップS2に移り、加速度セン
サ7からの加速度信号に基く振動実測値GR が検出され
て振動値異常判定手段26に入力される。そして、ステ
ップS3において、この振動値異常判定手段26は、前
記振動予測値演算記憶手段25に記憶されている振動予
測値GI と前記振動実測値GR との差を算出して、この
算出値の絶対値が所定の判定値Aよりも大きいか否かを
判定する。そして、このステップS3において振動予測
値GI と振動実測値GR との差が判定値A以下であるN
Oの場合には、車両振動に外乱としての振動が含まれて
いない、つまり、車両振動はエンジンから発せられた振
動のみによるものであると判定して、ステップS4に移
って予め設けられているタイマをリセットした後、ステ
ップS5において収束係数αを通常の値に設定した後、
ステップS6において、この通常の値に設定された収束
係数αでもって加振信号が生成されてエンジンマウント
3による振動低減動作の適応制御が実行される。
図6のフローチャートに沿って説明する。スタートした
後、先ず、ステップS1において振動予測値演算記憶手
段25によりリファレンス信号Rに基いて車両に発生す
るエンジンからの振動を予め予測して、この予測した値
を振動予測値GI として該振動予測値演算記憶手段25
が記憶する。その後、ステップS2に移り、加速度セン
サ7からの加速度信号に基く振動実測値GR が検出され
て振動値異常判定手段26に入力される。そして、ステ
ップS3において、この振動値異常判定手段26は、前
記振動予測値演算記憶手段25に記憶されている振動予
測値GI と前記振動実測値GR との差を算出して、この
算出値の絶対値が所定の判定値Aよりも大きいか否かを
判定する。そして、このステップS3において振動予測
値GI と振動実測値GR との差が判定値A以下であるN
Oの場合には、車両振動に外乱としての振動が含まれて
いない、つまり、車両振動はエンジンから発せられた振
動のみによるものであると判定して、ステップS4に移
って予め設けられているタイマをリセットした後、ステ
ップS5において収束係数αを通常の値に設定した後、
ステップS6において、この通常の値に設定された収束
係数αでもって加振信号が生成されてエンジンマウント
3による振動低減動作の適応制御が実行される。
【0026】一方、前記ステップS3において、振動予
測値GI と振動実測値GR との差が所定の判定値Aより
も大きいYESの場合には、車両振動はエンジンから発
せられた振動以外に何らかの外乱としての振動が含まれ
ていると判定し、ステップS7に移ってタイマのカウン
トを開始して該タイマに1を加算する。その後、ステッ
プS8に移り、タイマのカウントが所定値T1 となった
か否かを判定し、所定値T1 となるまでの間はステップ
S5において収束係数αが上述した通常の値に設定さ
れ、ステップS6において、この通常の値の収束係数α
でもって振動低減動作の適応制御が実行される。一方、
ステップS8においてタイマのカウントが所定値T1 に
なったYESの場合には、ステップS9に移って、収束
係数αを小さく設定し、ステップS6において、この小
さく設定された収束係数αでもって加振信号が生成され
てエンジンマウント3による振動低減動作の適応制御が
実行される。つまり、車両振動に外乱としての振動が含
まれた状態が所定時間継続した場合には、振動低減制御
の収束性を低下させるようにしている。
測値GI と振動実測値GR との差が所定の判定値Aより
も大きいYESの場合には、車両振動はエンジンから発
せられた振動以外に何らかの外乱としての振動が含まれ
ていると判定し、ステップS7に移ってタイマのカウン
トを開始して該タイマに1を加算する。その後、ステッ
プS8に移り、タイマのカウントが所定値T1 となった
か否かを判定し、所定値T1 となるまでの間はステップ
S5において収束係数αが上述した通常の値に設定さ
れ、ステップS6において、この通常の値の収束係数α
でもって振動低減動作の適応制御が実行される。一方、
ステップS8においてタイマのカウントが所定値T1 に
なったYESの場合には、ステップS9に移って、収束
係数αを小さく設定し、ステップS6において、この小
さく設定された収束係数αでもって加振信号が生成され
てエンジンマウント3による振動低減動作の適応制御が
実行される。つまり、車両振動に外乱としての振動が含
まれた状態が所定時間継続した場合には、振動低減制御
の収束性を低下させるようにしている。
【0027】従って、本例によれば、車両振動に外乱と
しての振動が含まれていないときには収束係数αを通常
の値に設定して収束性の高い振動低減動作が行われるよ
うにしておく一方、車両振動に外乱としての振動が所定
時間継続して含まれているときには収束係数αを小さく
設定して外乱による制御の乱れを抑制してエンジン2か
ら発せられる振動に対してのみ振動低減動作が行われる
ようにしている。つまり、振動実測値GR と振動予測値
GI との差に応じて加振信号を調整することで外乱の有
無に拘りなく常に安定した振動低減動作が行われるよう
になっている。
しての振動が含まれていないときには収束係数αを通常
の値に設定して収束性の高い振動低減動作が行われるよ
うにしておく一方、車両振動に外乱としての振動が所定
時間継続して含まれているときには収束係数αを小さく
設定して外乱による制御の乱れを抑制してエンジン2か
ら発せられる振動に対してのみ振動低減動作が行われる
ようにしている。つまり、振動実測値GR と振動予測値
GI との差に応じて加振信号を調整することで外乱の有
無に拘りなく常に安定した振動低減動作が行われるよう
になっている。
【0028】このように、本例の構成によれば、エンジ
ン2から発せられる振動を予め予測しておくことで外乱
としての振動の有無を認識し、それに応じて収束係数α
を設定するようにしているので、エンジンマウント3に
外乱による悪影響のない最適な低減動作を行わせること
ができ、車体の振動を効率良く低減することができ、そ
の結果、車両の静粛性が向上する。
ン2から発せられる振動を予め予測しておくことで外乱
としての振動の有無を認識し、それに応じて収束係数α
を設定するようにしているので、エンジンマウント3に
外乱による悪影響のない最適な低減動作を行わせること
ができ、車体の振動を効率良く低減することができ、そ
の結果、車両の静粛性が向上する。
【0029】また、振動予測値演算記憶手段25の変形
例として、該振動予測値演算記憶手段25に、リファレ
ンス信号Rばかりでなく、点火進角や負荷等のエンジン
運転情報Eや車両の伝達特性Hやエンジンマウントの制
御状態Cなど様々な信号を入力させるようにして総合的
に車両振動を予測するようにしてもよい。これら信号に
おいて、例えばリファレンス信号Rは加振信号のゲイ
ン、点火進角や負荷等のエンジン運転情報Eは加振信号
の位相及びゲインを設定する際に利用されることにな
る。また、エンジン運転情報Eにより振動予測値GI を
設定するに際しては、エンジン回転数が高回転になるほ
ど振動予測値GI を大きく設定し、エンジン負荷が大き
くなるほど振動予測値GI を大きく設定するようにす
る。また、エンジンマウントの制御状態Cにより振動予
測値GI を設定するに際しては、制御時間が長時間に亘
って行われて制御状態が良好になるに従って振動予測値
GI を小さく設定するようにする。そして、これら各信
号R,E,H,Cにおいて振動予測値GI を設定する場
合には以下の式(1) によって設定される。 GI =R×E×H−C ……(1) このように、リファレンス信号R以外の様々な信号を利
用することによって、より適切な振動の予測を行わせる
ことができることになる。
例として、該振動予測値演算記憶手段25に、リファレ
ンス信号Rばかりでなく、点火進角や負荷等のエンジン
運転情報Eや車両の伝達特性Hやエンジンマウントの制
御状態Cなど様々な信号を入力させるようにして総合的
に車両振動を予測するようにしてもよい。これら信号に
おいて、例えばリファレンス信号Rは加振信号のゲイ
ン、点火進角や負荷等のエンジン運転情報Eは加振信号
の位相及びゲインを設定する際に利用されることにな
る。また、エンジン運転情報Eにより振動予測値GI を
設定するに際しては、エンジン回転数が高回転になるほ
ど振動予測値GI を大きく設定し、エンジン負荷が大き
くなるほど振動予測値GI を大きく設定するようにす
る。また、エンジンマウントの制御状態Cにより振動予
測値GI を設定するに際しては、制御時間が長時間に亘
って行われて制御状態が良好になるに従って振動予測値
GI を小さく設定するようにする。そして、これら各信
号R,E,H,Cにおいて振動予測値GI を設定する場
合には以下の式(1) によって設定される。 GI =R×E×H−C ……(1) このように、リファレンス信号R以外の様々な信号を利
用することによって、より適切な振動の予測を行わせる
ことができることになる。
【0030】(第2実施例)次に、請求項2記載の発明
に係る第2実施例について説明する。上述した第1実施
例では、外乱としての振動の有無に応じて収束係数を設
定するようにしていたが、本例では、外乱としての振動
の有無に応じて制御の実行及び非実行を切換えるように
している。本例の制御手順を図7のフローチャートに示
す。ステップS1〜S4及びステップS7,S8は上述
した第1実施例のものと同様であるので説明を省略す
る。そして、ステップS3において振動予測値GI と振
動実測値GR との差が所定の判定値A以下であるNOの
場合には、車両振動に外乱としての振動が含まれていな
いと判定して、ステップS4を経た後、ステップS11
において通常の振動低減動作の適応制御を実行させる。
に係る第2実施例について説明する。上述した第1実施
例では、外乱としての振動の有無に応じて収束係数を設
定するようにしていたが、本例では、外乱としての振動
の有無に応じて制御の実行及び非実行を切換えるように
している。本例の制御手順を図7のフローチャートに示
す。ステップS1〜S4及びステップS7,S8は上述
した第1実施例のものと同様であるので説明を省略す
る。そして、ステップS3において振動予測値GI と振
動実測値GR との差が所定の判定値A以下であるNOの
場合には、車両振動に外乱としての振動が含まれていな
いと判定して、ステップS4を経た後、ステップS11
において通常の振動低減動作の適応制御を実行させる。
【0031】一方、前記ステップS3において、振動予
測値GI と振動実測値GR との差が所定の判定値Aより
も大きいYESの場合で且つステップS8においてタイ
マのカウントが所定値T1 になったYESの場合には、
ステップS12に移って、振動低減動作の適応制御を非
実行として振動低減動作を禁止する。
測値GI と振動実測値GR との差が所定の判定値Aより
も大きいYESの場合で且つステップS8においてタイ
マのカウントが所定値T1 になったYESの場合には、
ステップS12に移って、振動低減動作の適応制御を非
実行として振動低減動作を禁止する。
【0032】従って、本例によれば、車両振動に外乱と
しての振動が含まれていないときには適応制御を実行さ
せてエンジン2から発せられる振動に対して良好な振動
低減動作が行われるようにしておく一方、車両振動に外
乱としての振動が所定時間継続して含まれているときに
は適応制御を非実行として外乱の悪影響による制御の誤
作動を回避するようにしている。
しての振動が含まれていないときには適応制御を実行さ
せてエンジン2から発せられる振動に対して良好な振動
低減動作が行われるようにしておく一方、車両振動に外
乱としての振動が所定時間継続して含まれているときに
は適応制御を非実行として外乱の悪影響による制御の誤
作動を回避するようにしている。
【0033】このように、本例の構成によっても、エン
ジン2から発せられる振動を予め予測しておくことで外
乱の有無を認識し、それに応じて振動低減動作を制御す
るようにしているので、エンジンマウント3に外乱によ
る悪影響のない最適な低減動作を行わせることができ、
車体の振動を効率良く低減することができる。
ジン2から発せられる振動を予め予測しておくことで外
乱の有無を認識し、それに応じて振動低減動作を制御す
るようにしているので、エンジンマウント3に外乱によ
る悪影響のない最適な低減動作を行わせることができ、
車体の振動を効率良く低減することができる。
【0034】(第3実施例)次に、請求項3記載の発明
に係る第3実施例について説明する。本例は、外乱に応
じて加速度センサ7から収束係数算出回路21に入力さ
れる加速度信号の更新状態の調整を行うようにしてい
る。本例の制御手順を図8のフローチャートに示す。ス
テップS1〜S4及びステップS7,S8は上述した第
1及び第2実施例のものと同様であるので説明を省略す
る。そして、ステップS3において振動予測値GI と振
動実測値GR との差が判定値A以下であるNOの場合に
は、車両振動に外乱が含まれていないと判定して、ステ
ップS4を経た後、ステップS13において加速度セン
サ7から収束係数算出回路21に入力される加速度信号
を逐次更新させ、ステップS6において、この更新され
た加速度信号に基いて加振信号を作成させて振動低減動
作の適応制御を実行させる。
に係る第3実施例について説明する。本例は、外乱に応
じて加速度センサ7から収束係数算出回路21に入力さ
れる加速度信号の更新状態の調整を行うようにしてい
る。本例の制御手順を図8のフローチャートに示す。ス
テップS1〜S4及びステップS7,S8は上述した第
1及び第2実施例のものと同様であるので説明を省略す
る。そして、ステップS3において振動予測値GI と振
動実測値GR との差が判定値A以下であるNOの場合に
は、車両振動に外乱が含まれていないと判定して、ステ
ップS4を経た後、ステップS13において加速度セン
サ7から収束係数算出回路21に入力される加速度信号
を逐次更新させ、ステップS6において、この更新され
た加速度信号に基いて加振信号を作成させて振動低減動
作の適応制御を実行させる。
【0035】一方、前記ステップS3において、振動予
測値GI と振動実測値GR との差が判定値Aよりも大き
いYESの場合で且つステップS8においてタイマのカ
ウントが所定値T1 になったYESの場合には、ステッ
プS14に移り、加速度センサ7から収束係数算出回路
21に入力される加速度信号の更新を行うことなく、こ
の信号を固定値として、ステップS6において、加振信
号を作成させて振動低減動作の適応制御を実行させる。
測値GI と振動実測値GR との差が判定値Aよりも大き
いYESの場合で且つステップS8においてタイマのカ
ウントが所定値T1 になったYESの場合には、ステッ
プS14に移り、加速度センサ7から収束係数算出回路
21に入力される加速度信号の更新を行うことなく、こ
の信号を固定値として、ステップS6において、加振信
号を作成させて振動低減動作の適応制御を実行させる。
【0036】従って、本例によれば、車両振動に外乱と
しての振動が含まれていないときには制御状態を更新し
て振動発生状態に追従した振動低減動作が行われるよう
にしておく一方、車両振動に外乱としての振動が所定時
間継続して含まれているときには、適応制御がこの外乱
に追従しないように制御状態を固定するようにしてい
る。
しての振動が含まれていないときには制御状態を更新し
て振動発生状態に追従した振動低減動作が行われるよう
にしておく一方、車両振動に外乱としての振動が所定時
間継続して含まれているときには、適応制御がこの外乱
に追従しないように制御状態を固定するようにしてい
る。
【0037】このように、本例の構成によっても、エン
ジン2から発せられる振動を予め予測しておくことで外
乱の有無を認識し、それに応じて振動低減動作を制御す
るようにしているので、エンジンマウント3に外乱によ
る悪影響のない最適な低減動作を行わせることができ、
車体の振動を効率良く低減することができる。
ジン2から発せられる振動を予め予測しておくことで外
乱の有無を認識し、それに応じて振動低減動作を制御す
るようにしているので、エンジンマウント3に外乱によ
る悪影響のない最適な低減動作を行わせることができ、
車体の振動を効率良く低減することができる。
【0038】(第4実施例)次に、請求項4記載の発明
に係る第4実施例について説明する。本例は、車両振動
に外乱が含まれているときには加速度センサ7から収束
係数算出回路21に入力される加速度信号を変更するよ
うにしている。本例の制御手順を図9のフローチャート
に示す。ステップS1〜S4及びステップS7,S8,
S13は上述した第3実施例のものと同様であるので説
明を省略する。そして、前記ステップS3において、振
動予測値GI と振動実測値GR との差が判定値Aよりも
大きいYESの場合で且つステップS8においてタイマ
のカウントが所定値T1 になったYESの場合には、ス
テップS15に移り、収束係数算出回路21に送信され
る加速度センサ7の信号を実際に検出された加速度信号
から変更するようにしている。具体的には、この加速度
センサ7からの加速度信号Sを上述した振動予測値GI
に基いて設定して収束係数算出回路21に入力するか、
または、この振動予測値GI に前記判定値Aを加算若し
くは減算して収束係数算出回路21に入力するようにす
る。即ち、振動実測値GR が振動予測値GI よりも大き
い場合には判定値Aを加算し、逆に、振動実測値GR が
振動予測値GI よりも小さい場合には判定値Aを減算す
るようにしておき、ステップS6において振動低減動作
の適応制御を実行させる。つまり、加速度信号Sを振動
予測値GI に基いて設定することによって外乱を含んだ
振動実測値GR を除去するようにしたり、外乱の発生状
態に基いた制御を判定値Aの範囲内において許容させる
ようにしている。
に係る第4実施例について説明する。本例は、車両振動
に外乱が含まれているときには加速度センサ7から収束
係数算出回路21に入力される加速度信号を変更するよ
うにしている。本例の制御手順を図9のフローチャート
に示す。ステップS1〜S4及びステップS7,S8,
S13は上述した第3実施例のものと同様であるので説
明を省略する。そして、前記ステップS3において、振
動予測値GI と振動実測値GR との差が判定値Aよりも
大きいYESの場合で且つステップS8においてタイマ
のカウントが所定値T1 になったYESの場合には、ス
テップS15に移り、収束係数算出回路21に送信され
る加速度センサ7の信号を実際に検出された加速度信号
から変更するようにしている。具体的には、この加速度
センサ7からの加速度信号Sを上述した振動予測値GI
に基いて設定して収束係数算出回路21に入力するか、
または、この振動予測値GI に前記判定値Aを加算若し
くは減算して収束係数算出回路21に入力するようにす
る。即ち、振動実測値GR が振動予測値GI よりも大き
い場合には判定値Aを加算し、逆に、振動実測値GR が
振動予測値GI よりも小さい場合には判定値Aを減算す
るようにしておき、ステップS6において振動低減動作
の適応制御を実行させる。つまり、加速度信号Sを振動
予測値GI に基いて設定することによって外乱を含んだ
振動実測値GR を除去するようにしたり、外乱の発生状
態に基いた制御を判定値Aの範囲内において許容させる
ようにしている。
【0039】このように、本例の構成によっても、外乱
による悪影響を抑制した振動低減動作を行わせることが
できる。
による悪影響を抑制した振動低減動作を行わせることが
できる。
【0040】(変形例)次に、振動予測値算出記憶手段
25及び振動値異常判定手段26周辺構成の2つの変形
例について説明する。また、本例では、上述した実施例
の構成と異なる部分について説明する。先ず、第1の変
形例を図10に示す。本図に示すように、振動予測値演
算記憶手段25には、リファレンス信号Rの他に加振信
号Bに基いたアクチュエータ情報信号Tが入力されるよ
うになっている。そして、この振動予測値演算記憶手段
25は、前記リファレンス信号Rばかりでなくアクチュ
エータ情報信号Tをも考慮して車両に発生する振動を予
測して、その振動予測値を記憶するようになっている。
つまり、この振動予測値演算記憶手段25に記憶されて
いる振動予測値は、エンジンマウント3の駆動に伴うそ
の制御力を考慮したものであり、リファレンス信号Rに
基いて認識された振動に、エンジンマウント3の駆動に
よる振動抑制作用が加算された振動を予測して、この予
測した振動に基いた振動予測値が該振動予測値演算記憶
手段25に記憶されるようになっており、これによっ
て、より適切な振動の予測を行わせることができる。
25及び振動値異常判定手段26周辺構成の2つの変形
例について説明する。また、本例では、上述した実施例
の構成と異なる部分について説明する。先ず、第1の変
形例を図10に示す。本図に示すように、振動予測値演
算記憶手段25には、リファレンス信号Rの他に加振信
号Bに基いたアクチュエータ情報信号Tが入力されるよ
うになっている。そして、この振動予測値演算記憶手段
25は、前記リファレンス信号Rばかりでなくアクチュ
エータ情報信号Tをも考慮して車両に発生する振動を予
測して、その振動予測値を記憶するようになっている。
つまり、この振動予測値演算記憶手段25に記憶されて
いる振動予測値は、エンジンマウント3の駆動に伴うそ
の制御力を考慮したものであり、リファレンス信号Rに
基いて認識された振動に、エンジンマウント3の駆動に
よる振動抑制作用が加算された振動を予測して、この予
測した振動に基いた振動予測値が該振動予測値演算記憶
手段25に記憶されるようになっており、これによっ
て、より適切な振動の予測を行わせることができる。
【0041】また、第2の変形例は、図11に示すよう
に、振動実測値補正手段27を備えており、加速度セン
サ7からの加速度信号に基く振動実測値を、この振動実
測値補正手段27によって補正した後、振動値異常判定
手段26に送信するようになっている。また、この振動
実測値補正手段27には加振信号に基いたアクチュエー
タ情報信号Tが入力されるようになっている。そして、
この振動実測値補正手段27の動作としては、加速度セ
ンサ7からの加速度信号に基く振動実測値から前記アク
チュエータ情報信号Tを差引いた値を振動実測値GR と
して振動値異常判定手段26に送信するようになってい
る。つまり、エンジンマウント3が駆動していない状態
での車両の振動発生状態を認識して、この認識された振
動と、前記振動予測値演算記憶手段25による振動予測
値GI との比較によって制御を行うようになっており、
これによって、より正確に外乱の有無の検出を行わせる
ことができる。
に、振動実測値補正手段27を備えており、加速度セン
サ7からの加速度信号に基く振動実測値を、この振動実
測値補正手段27によって補正した後、振動値異常判定
手段26に送信するようになっている。また、この振動
実測値補正手段27には加振信号に基いたアクチュエー
タ情報信号Tが入力されるようになっている。そして、
この振動実測値補正手段27の動作としては、加速度セ
ンサ7からの加速度信号に基く振動実測値から前記アク
チュエータ情報信号Tを差引いた値を振動実測値GR と
して振動値異常判定手段26に送信するようになってい
る。つまり、エンジンマウント3が駆動していない状態
での車両の振動発生状態を認識して、この認識された振
動と、前記振動予測値演算記憶手段25による振動予測
値GI との比較によって制御を行うようになっており、
これによって、より正確に外乱の有無の検出を行わせる
ことができる。
【0042】(第5実施例)次に、請求項6記載の発明
に係る第5実施例について説明する。本例は、駆動信号
の制御状態を切換える前記判定値Aをエンジンマウント
2の制御状態に応じて変更するようにしたものである。
つまり、図12に示すように、振動低減動作が長時間に
亘って行われて制御状態が良好になるに従って前記判定
値Aを小さくするようにしている。これは、制御状態が
良好な状態にあっては、制御のばらつきが小さいため、
これを考慮して、外乱の認識をより迅速且つ正確に行え
るように判定値を小さく設定するようにしている。ま
た、図12に示すように、判定値のうち下側の幅A´
(許容幅)を上側A''よりも大きく設定するようにして
いる。これは、車両振動に対して逆位相の外乱がある場
合には、この外乱が車両振動を低減させるように働くこ
とになるので、この点を考慮して判定値Aの下側の幅を
大きく設定することにより、このような外乱が発生した
場合に、該外乱を直ちに排除するようなことを行わず、
この外乱による車両振動の低減作用を十分に利用できる
ようにしている。
に係る第5実施例について説明する。本例は、駆動信号
の制御状態を切換える前記判定値Aをエンジンマウント
2の制御状態に応じて変更するようにしたものである。
つまり、図12に示すように、振動低減動作が長時間に
亘って行われて制御状態が良好になるに従って前記判定
値Aを小さくするようにしている。これは、制御状態が
良好な状態にあっては、制御のばらつきが小さいため、
これを考慮して、外乱の認識をより迅速且つ正確に行え
るように判定値を小さく設定するようにしている。ま
た、図12に示すように、判定値のうち下側の幅A´
(許容幅)を上側A''よりも大きく設定するようにして
いる。これは、車両振動に対して逆位相の外乱がある場
合には、この外乱が車両振動を低減させるように働くこ
とになるので、この点を考慮して判定値Aの下側の幅を
大きく設定することにより、このような外乱が発生した
場合に、該外乱を直ちに排除するようなことを行わず、
この外乱による車両振動の低減作用を十分に利用できる
ようにしている。
【0043】(第6実施例)次に、第6実施例について
説明する。本例は、振動予測値GI と振動実測値GR と
の差を所定時間モニタしておき、その所定時間における
振動予測値GI と振動実測値GR との差の平均値に基い
て外乱の状態を認識するようにしている。
説明する。本例は、振動予測値GI と振動実測値GR と
の差を所定時間モニタしておき、その所定時間における
振動予測値GI と振動実測値GR との差の平均値に基い
て外乱の状態を認識するようにしている。
【0044】以下、本例の制御動作を図13のフローチ
ャートに沿って説明する。スタートして、先ず、ステッ
プS21において振動予測値演算記憶手段25によりリ
ファレンス信号Rに基いて車両に発生する振動を予め予
測して、この予測した値を振動予測値GI として該振動
予測値演算記憶手段25が記憶する。その後、ステップ
S22に移り、加速度センサ7からの加速度信号に基く
振動実測値GR が検出されて振動値異常判定手段26に
入力される。そして、ステップS23において、この振
動値異常判定手段26が、前記振動予測値演算記憶手段
25に記憶されている振動予測値GI と前記振動実測値
GR との差を算出して、その値を算出値An とする。そ
の後、ステップS24において、算出値An の読込み数
がn個に達したか否かが判定され、このn個に達するま
での間、前記ステップS21〜S23の動作を繰り返し
て行う。そして、このステップS24において算出値A
nの読込み数がn個に達したYESの場合には、ステッ
プS25に移って各算出値An の平均値AVn が算出さ
れる。その後、ステップS26において、この今回の平
均値AVn と前回の平均値AVo とが比較され、今回の
平均値AVn が前回の平均値AVo よりも大きいか否か
が判定される。そして、このステップS26において今
回の平均値AVn が前回の平均値AVo 以下であるNO
の場合には、車両振動に外乱が含まれていない、つま
り、車両振動はエンジンから発せられた振動によるもの
であると判定して、ステップS29に移って振動値が正
常であると判定し、上述した各実施例と同様の通常の振
動低減動作が行われる。その後、ステップS28におい
て、今回の平均値AVn が平均値AVo とされて終了す
る。
ャートに沿って説明する。スタートして、先ず、ステッ
プS21において振動予測値演算記憶手段25によりリ
ファレンス信号Rに基いて車両に発生する振動を予め予
測して、この予測した値を振動予測値GI として該振動
予測値演算記憶手段25が記憶する。その後、ステップ
S22に移り、加速度センサ7からの加速度信号に基く
振動実測値GR が検出されて振動値異常判定手段26に
入力される。そして、ステップS23において、この振
動値異常判定手段26が、前記振動予測値演算記憶手段
25に記憶されている振動予測値GI と前記振動実測値
GR との差を算出して、その値を算出値An とする。そ
の後、ステップS24において、算出値An の読込み数
がn個に達したか否かが判定され、このn個に達するま
での間、前記ステップS21〜S23の動作を繰り返し
て行う。そして、このステップS24において算出値A
nの読込み数がn個に達したYESの場合には、ステッ
プS25に移って各算出値An の平均値AVn が算出さ
れる。その後、ステップS26において、この今回の平
均値AVn と前回の平均値AVo とが比較され、今回の
平均値AVn が前回の平均値AVo よりも大きいか否か
が判定される。そして、このステップS26において今
回の平均値AVn が前回の平均値AVo 以下であるNO
の場合には、車両振動に外乱が含まれていない、つま
り、車両振動はエンジンから発せられた振動によるもの
であると判定して、ステップS29に移って振動値が正
常であると判定し、上述した各実施例と同様の通常の振
動低減動作が行われる。その後、ステップS28におい
て、今回の平均値AVn が平均値AVo とされて終了す
る。
【0045】一方、前記ステップS26において今回の
平均値AVn が前回の平均値AVoよりも大きいYES
の場合には、車両振動はエンジンから発せられた振動以
外に何らかの外乱が含まれていると判定し、ステップS
27に移って振動値が異常であると判定し、上述した各
実施例と同様の変更制御(収束係数を小さくしたり、制
御を非実行とするなど)を行なう。その後、前記と同様
にステップS28において、今回の平均値AVn が平均
値AVo とされて終了する。
平均値AVn が前回の平均値AVoよりも大きいYES
の場合には、車両振動はエンジンから発せられた振動以
外に何らかの外乱が含まれていると判定し、ステップS
27に移って振動値が異常であると判定し、上述した各
実施例と同様の変更制御(収束係数を小さくしたり、制
御を非実行とするなど)を行なう。その後、前記と同様
にステップS28において、今回の平均値AVn が平均
値AVo とされて終了する。
【0046】このように、本例の構成によれば、振動予
測値GI と振動実測値GR との差を所定時間モニタして
おき、その所定時間における振動予測値GI と振動実測
値GR との差の平均値に基いて外乱の状態を認識するよ
うにしているため、外乱の認識をより確実に行うことが
できる。
測値GI と振動実測値GR との差を所定時間モニタして
おき、その所定時間における振動予測値GI と振動実測
値GR との差の平均値に基いて外乱の状態を認識するよ
うにしているため、外乱の認識をより確実に行うことが
できる。
【0047】また、図14は加振制御するアクチュエー
タ及び振動センサの変形例を示し、上記実施例ではエン
ジンマウント3及び加速度センサ7で構成したのに代
え、車室内に配置するスピーカ及びマイクロホンで構成
したものである。
タ及び振動センサの変形例を示し、上記実施例ではエン
ジンマウント3及び加速度センサ7で構成したのに代
え、車室内に配置するスピーカ及びマイクロホンで構成
したものである。
【0048】すなわち、図14においては、車室内とい
う所定空間での振動を低減すべく、車室内の複数位置に
M個のマイクロホン40-1,40 -2 〜40-M(図2に
仮想線で示す前席ヘッドレスト部、及び後席側方等に配
置されるマイクロホン)と、L個のスピーカ41-1,4
1-2〜41-Lを各々配置している。更に、前記各スピー
カ41-1…と各マイクロホン40-1…との間の伝達特性
H11〜HLMをモデル化した複数個のデジタルフィルタ2
0…と、前記スピーカ41-1…の数に等しいL個の適応
フィルタ23…と、L個のD/A変換器17…と、L個
の出力側の増幅器19…と、M個のA/D変換器14…
と、M個の入力側の増幅器12…とを備えている。その
他の構成は図4及び図5と同一であるので、同一部分に
同一の符号を付してその説明を省略する。
う所定空間での振動を低減すべく、車室内の複数位置に
M個のマイクロホン40-1,40 -2 〜40-M(図2に
仮想線で示す前席ヘッドレスト部、及び後席側方等に配
置されるマイクロホン)と、L個のスピーカ41-1,4
1-2〜41-Lを各々配置している。更に、前記各スピー
カ41-1…と各マイクロホン40-1…との間の伝達特性
H11〜HLMをモデル化した複数個のデジタルフィルタ2
0…と、前記スピーカ41-1…の数に等しいL個の適応
フィルタ23…と、L個のD/A変換器17…と、L個
の出力側の増幅器19…と、M個のA/D変換器14…
と、M個の入力側の増幅器12…とを備えている。その
他の構成は図4及び図5と同一であるので、同一部分に
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0049】尚、加速度センサ7の配設位置としては、
フロアパネル、ドアインナパネル、ステアリング、シフ
トノブ等種々の振動発生部に配設することが望ましい。
フロアパネル、ドアインナパネル、ステアリング、シフ
トノブ等種々の振動発生部に配設することが望ましい。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、振動要素に発生する振動値を予測する
振動予測手段と、振動センサから発せられる振動信号を
受け、該振動信号に基く振動実測値と前記振動予測手段
の振動予測値との差を算出し、この算出値に応じて前記
駆動信号を調整する駆動信号制御手段とを備えさせるよ
うな構成として、振動実測値と振動予測値との差に応じ
て駆動信号を調整するようにしたために、この算出値に
よって振動要素の振動に外乱が含まれているか否かを認
識でき、この外乱の有無に対応した振動低減動作を行わ
せることができ、外乱による振動低減制御への悪影響を
回避することができる。
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、振動要素に発生する振動値を予測する
振動予測手段と、振動センサから発せられる振動信号を
受け、該振動信号に基く振動実測値と前記振動予測手段
の振動予測値との差を算出し、この算出値に応じて前記
駆動信号を調整する駆動信号制御手段とを備えさせるよ
うな構成として、振動実測値と振動予測値との差に応じ
て駆動信号を調整するようにしたために、この算出値に
よって振動要素の振動に外乱が含まれているか否かを認
識でき、この外乱の有無に対応した振動低減動作を行わ
せることができ、外乱による振動低減制御への悪影響を
回避することができる。
【0051】請求項2〜4記載の発明によれば、振動実
測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大きいと
きには、駆動信号に外乱の影響を与えないようにしたた
めに、乱れのない安定した振動低減制御を行わせること
ができる。
測値と振動予測値との差が所定の判定値よりも大きいと
きには、駆動信号に外乱の影響を与えないようにしたた
めに、乱れのない安定した振動低減制御を行わせること
ができる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、振動予測手
段を、リファレンス信号に基いて車両に発生する振動を
予測するような構成としたために、簡単な構成でもって
振動要素の振動の予測が可能となる。
段を、リファレンス信号に基いて車両に発生する振動を
予測するような構成としたために、簡単な構成でもって
振動要素の振動の予測が可能となる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、駆動信号制
御手段を、駆動信号の制御状態を切換える判定値をアク
チュエータの駆動制御状態に応じて変更するような構成
としたために、アクチュエータの制御状態に最適な判定
値を設定することができる。
御手段を、駆動信号の制御状態を切換える判定値をアク
チュエータの駆動制御状態に応じて変更するような構成
としたために、アクチュエータの制御状態に最適な判定
値を設定することができる。
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】車両の全体概略構成を示す図である。
【図3】加振制御用アクチュエータを兼用するエンジン
マウントの具体的構成を示す図である。
マウントの具体的構成を示す図である。
【図4】加振制御のブロック構成を示す図である。
【図5】LMSの適応アルゴリズムを用いた加振信号生
成器の構成を示す図である。
成器の構成を示す図である。
【図6】第1実施例における制御手順を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図7】第2実施例における制御手順を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図8】第3実施例における制御手順を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図9】第4実施例における制御手順を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図10】第1の変形例を示すブロック図である。
【図11】第2の変形例を示すブロック図である。
【図12】制御状態と該制御状態によって変更される判
定値との関係を示す図である。
定値との関係を示す図である。
【図13】第5実施例における制御手順を示すフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図14】加振制御用アクチュエータを複数個のスピー
カで構成した場合のLMSの適応アルゴリズムのブロッ
ク構成図ある。
カで構成した場合のLMSの適応アルゴリズムのブロッ
ク構成図ある。
1 車体(振動要素) 2 エンジン 3 エンジンマウント(アクチュエータ) 7 加速度センサ(振動センサ) 24 制御手段 25 振動予測値演算記憶手段(振動予測
手段) 26 振動値異常判定手段(駆動信号制御
手段)
手段) 26 振動値異常判定手段(駆動信号制御
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 憲彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 三藤 千明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 塚原 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 原田 真悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 特定の振動要素を加振するアクチュエー
タと、前記振動要素の振動を検出する振動センサと、エ
ンジンから発せられる振動に基くリファレンス信号を受
け、該リファレンス信号に基いて前記振動要素の振動と
は逆位相且つ同振幅で該振動要素を加振するような駆動
信号を作成すると共に、前記振動センサから発せられる
振動信号を小さくするように前記駆動信号をフィードバ
ック補正し、該フィードバック補正した駆動信号を前記
アクチュエータに送信して該アクチュエータを駆動制御
する制御手段とを備えた車両の振動低減装置において、 振動要素に発生するエンジンからの振動を予測する振動
予測手段と、 前記振動センサから発せられる振動信号を受け、該振動
信号に基く振動実測値と前記振動予測手段の振動予測値
との差を算出し、この算出値に応じて前記駆動信号が調
整されるように前記制御手段に制御信号を送信する駆動
信号制御手段とを備えていることを特徴とする車両の振
動低減装置。 - 【請求項2】 駆動信号制御手段は、振動実測値と振動
予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、アクチ
ュエータへの振動信号の送信を禁止するように構成され
ていることを特徴とする請求項1記載の車両の振動低減
装置。 - 【請求項3】 駆動信号制御手段は、振動実測値と振動
予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、振動セ
ンサから発せられる振動信号に基く振動実測値の更新を
抑制するように構成されていることを特徴とする請求項
1記載の車両の振動低減装置。 - 【請求項4】 駆動信号制御手段は、振動実測値と振動
予測値との差が所定の判定値よりも大きいとき、振動予
測値に基いて振動信号を作成して制御手段に送信するよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の車
両の振動低減装置。 - 【請求項5】 振動予測手段は、リファレンス信号に基
いて車両に発生する振動を予測するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の車
両の振動低減装置。 - 【請求項6】 駆動信号制御手段は、駆動信号の調整状
態を切換える判定値をアクチュエータの駆動制御状態に
応じて変更するように構成されていることを特徴とする
請求項2、3または4記載の車両の振動低減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18359292A JPH0633980A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 車両の振動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18359292A JPH0633980A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 車両の振動低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633980A true JPH0633980A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16138523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18359292A Pending JPH0633980A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 車両の振動低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633980A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0217390A (ja) * | 1988-04-19 | 1990-01-22 | Westinghouse Electric Corp <We> | 熱交換器内からスラッジ及び異物を離し除去する方法 |
| JP2000002292A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用能動型振動制御装置 |
| JP2004050938A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Honda Motor Co Ltd | 能動型防振装置の制御方法 |
| JP2006349028A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | 能動型防振装置 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18359292A patent/JPH0633980A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0217390A (ja) * | 1988-04-19 | 1990-01-22 | Westinghouse Electric Corp <We> | 熱交換器内からスラッジ及び異物を離し除去する方法 |
| JP2000002292A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用能動型振動制御装置 |
| JP2004050938A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Honda Motor Co Ltd | 能動型防振装置の制御方法 |
| JP2006349028A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | 能動型防振装置 |
| US7756619B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-07-13 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Active vibration insulator |
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