JPH0633981A - 車両の振動低減装置 - Google Patents

車両の振動低減装置

Info

Publication number
JPH0633981A
JPH0633981A JP4183598A JP18359892A JPH0633981A JP H0633981 A JPH0633981 A JP H0633981A JP 4183598 A JP4183598 A JP 4183598A JP 18359892 A JP18359892 A JP 18359892A JP H0633981 A JPH0633981 A JP H0633981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
transfer function
vehicle
signal
digital filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4183598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Takehara
伸 竹原
Naoki Ikeda
直樹 池田
Hiroshi Seni
浩史 仙井
Norihiko Nakao
憲彦 中尾
Chiaki Mitsufuji
千明 三藤
Yutaka Tsukahara
裕 塚原
Shingo Harada
真悟 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP4183598A priority Critical patent/JPH0633981A/ja
Publication of JPH0633981A publication Critical patent/JPH0633981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両振動とは逆位相で同振幅の振動を車両に
与えて車両振動を低減するに際し、振動及び騒音の伝達
状態に応じて最適な振動低減動作を行わせる。 【構成】 車室内外の温度及び圧力、車体における重量
分布等の変化に伴う振動及び騒音の伝達状態の変化に応
じてデジタルフィルタ20の伝達関数を変更して最適な
加振制御を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の振動低減装置に関
し、特に、車両を加振するアクチュエータを別途備え、
車両をその車両振動とは逆位相で同振幅に加振して、車
両振動を低減するものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の振動低減装置
として、例えば特開平1−501344号公報に開示さ
れるようなものがある。この公報に示されているもの
は、車両に振動が発生すると、この振動が車体シャーシ
を伝達して車室内へ達し、該車室内に騒音として放出さ
れることになるので、これを抑制するためのものであっ
て、車体に取付けられて車両を加振する加振機を備え、
車両振動の位相に対して逆位相の振動を車両に付与する
ように加振機を制御すると共に、車両振動の振幅が大き
い場合には、加振機に出力する加振信号のゲインを大に
設定して、加振機により付加する振動の振幅を車両振動
とほぼ同振幅として、車両振動を有効に低減するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに車体シャーシから室内へ伝達されて該室内へ放出さ
れる騒音は、室内温度によって伝播速度が変化するな
ど、車両の環境条件によって発生状態が異なることにな
る。つまり、環境条件によって車両における振動、騒音
の伝達特性が変化して、車両の振動発生状態や車室内で
の騒音発生状態もそれに応じて変化することになる。
【0004】ところが、これまでの振動低減装置にあっ
ては、上述したように振動や騒音の発生状態が変化した
場合には、振動センサやマイクロホンによってその振動
や騒音を検知し、この振動や騒音を低減するようなフィ
ードバック制御を行うことによって振動や騒音を低減す
るようにしていた。そのために、その振動低減動作の収
束性が悪く、迅速な振動低減が行われないといった不具
合があった。そこで本発明の発明者らは、この振動や騒
音の変化と車両の環境条件との相関関係に着目し、この
環境条件を検知することによって振動や騒音の発生状態
を認識することについて考察した。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、車両の環境条件に応じて車体の振
動、騒音を迅速に低減できる振動低減動作を行わせるこ
とができる構成を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、エンジンから発せられる振動の伝達状態
に応じて、アクチェータを駆動制御させるための駆動信
号を生成するデジタルフィルタの伝達関数を変更させる
ようにした。具体的に、請求項1記載の発明は、図1に
示すように、特定の振動要素を加振するアクチュエータ
3と、前記振動要素の振動を検出する振動センサ40
と、エンジン2から発せられる振動に基くリファレンス
信号を受け、該リファレンス信号に基いて前記振動要素
の振動とは逆位相且つ同振幅で該振動要素を加振するよ
うな駆動信号を作成する制御手段24とを備えており、
該制御手段24には、前記振動要素の振動伝達特性に応
じた伝達関数を有するデジタルフィルタ20が備えられ
ており、このデジタルフィルタ20の伝達関数及び前記
振動センサ40の振動信号に基いてフィードバック補正
された駆動信号が前記アクチュエータ3に送信されるこ
とによって該アクチュエータ3が前記振動要素を加振し
て該振動要素の振動を低減するように構成された車両の
振動低減装置を前提としている。そして、前記デジタル
フィルタ20の伝達関数を、振動伝達状態に関連する信
号に基づいて変更する伝達関数変更手段30を設けるよ
うな構成としている。
【0007】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、伝達関数変更手段が、
振動伝達状態に関連する信号としての車室内温度信号に
基いてデジタルフィルタの伝達関数を変更するような構
成としている。
【0008】請求項3記載の発明は、前記請求項1また
は2記載の車両の振動低減装置において、伝達関数変更
手段が、振動伝達状態に関連する信号としての外気温度
信号に基いてデジタルフィルタの伝達関数を変更するよ
うな構成としている。
【0009】請求項4記載の発明は、前記請求項1、2
または3記載の車両の振動低減装置において、伝達関数
変更手段が、振動伝達状態に関連する信号としての車室
内圧力信号に基いてデジタルフィルタの伝達関数を変更
するような構成としている。
【0010】請求項5記載の発明は、前記請求項1、
2、3または4記載の車両の振動低減装置において、伝
達関数変更手段が、振動伝達状態に関連する信号として
の外気圧力信号に基いてデジタルフィルタの伝達関数を
変更するような構成としている。
【0011】請求項6記載の発明は、前記請求項1、
2、3、4または5記載の車両の振動低減装置におい
て、伝達関数変更手段が、振動伝達状態に関連する信号
としての車両の重量分布信号に基いてデジタルフィルタ
の伝達関数を変更するような構成としている。
【0012】
【作用】以上の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、エンジン
2から発せられる振動に基くリファレンス信号及び振動
要素の振動を検出する振動センサ7の振動信号を制御手
段24が受け、該制御手段24は、前記リファレンス信
号に基いて前記振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で
該振動要素を加振するような駆動信号を作成する。ま
た、デジタルフィルタ20の伝達関数及び前記振動セン
サ7の振動信号に基いてフィードバック補正された駆動
信号が前記アクチュエータ3に送信されることによって
該アクチュエータ3が前記振動要素を加振して該振動要
素の振動を低減する。そして、この際、伝達関数変更手
段30によって、デジタルフィルタ20の伝達関数が、
振動伝達状態に関連する信号に基づいて変更される。従
って、アクチュエータ3がエンジンから発せられる振動
の伝達特性に応じた最適な振動低減動作を行うことにな
り、振動要素の振動を効率良く低減することができる。
【0013】請求項2〜5記載の発明では、車両の空間
環境状態の変化に伴う振動伝達状態の変化に応じた最適
な振動低減動作が行われることになる。
【0014】請求項6記載の発明では、乗員の着座状態
などのようにエンジン振動の伝達特性を変化させる要因
の状態に応じた最適な振動低減動作が行われることにな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
【0016】図2において、1は車体、2は車体1のボ
ンネット1a下方のエンジンルーム1b内に配置された
エンジンであって、該エンジン2は、その下部を弾性支
持するマウント3及び支持ブラケット4を介して車体1
に弾性支持され、該エンジン2及び車体1等により車両
の全体が構成される。
【0017】上記マウント3は、図3に示すように、振
動源としてのエンジン2を加振するアクチュエータとし
ての機能を有する。即ち、同図のマウント3は、エンジ
ン2下端部が固定される挿入ロッド3aが上端部に配置
されたケーシング3bと、該ケーシング3bの下端部に
外周端が固定された中空錐形状の支持ゴム3cと、該支
持ゴム3cの内周端が固定された支持部3dとを有する
基本構成から成り、支持部3d下端に設けた挿入ロッド
3eが車体1に固定される。
【0018】上記ケーシング3b内には主液室3fが形
成されると共に、支持ゴム3cの下方にはダイヤフラム
3gにて区画した副液室3hが形成されている。上記主
液室3fと副液室3hとの間には、支持ゴム3cの側方
に形成した小径のオリフィス3iが形成されていて、主
液室3fと副液室3hとの流体をオリフィス3iを介し
て相互に流通させる構成である。更に、ケーシング3b
内には、主液室3fの上面を形成する加振板3jがラバ
ー3kを介してケーシング3b内周面を上下に摺動可能
に配置されると共に、該加振板3jの上方には、該加振
板3jを上下に摺動させる永久磁石3m及び電磁コイル
3nが配置されていて、該永久磁石3m及び電磁コイル
3nにより加振板3jを上下に振動させて主液室3fの
容積を可変にすることにより、主液室3fと副液室3h
との間で流体をオリフィス3iを通じて流通させること
を繰返して、支持ゴム3cを上下に振動させ、その結
果、加振力を発生させる構成としている。
【0019】また、図2において、40−1,…,40
−Mは各座席のヘッドレスト部分に配設されたマイクロ
ホンであって、該マイクロホン40−1,…,40−M
の検出信号はコントローラ8に入力され、該コントロー
ラ8により、上記マイクロホン40−1,…,40−M
で検出される騒音信号に基いて上記エンジンマウント3
を加振制御してエンジン2を上下振動させて、本発明で
いう振動要素としての車体の振動を低減することにより
車室内の騒音を低減する構成となっている。
【0020】次に、上記コントローラ8による車両振動
の低減制御のブロック構成を図4に示す。同図におい
て、10はエンジン2での混合気の点火信号に基いてエ
ンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期測定回
路、11は該周期測定回路10にて測定されたエンジン
回転の周期に基いてエンジン2の振動に関連するリファ
レンス信号Rを発生するリファレンス信号発生器であ
る。また、12は上記マイクロホン40からの振動信号
としての騒音信号を設定ゲインG2で増幅する増幅器、
13は該増幅器12で増幅された騒音信号の低周波成分
を濾波するローパスフィルタ、14は該ローパスフィル
タ13で濾波された騒音信号をアナログ値からデジタル
値に変換するA/D変換器、15は該A/D変換器14
からの騒音信号Sを入力し、該騒音信号Sに基いて上記
エンジンマウント3を加振制御する駆動信号としての加
振信号Aを生成する加振信号生成器である。更に、17
は該加振信号生成器15にて生成される加振信号Aをデ
ジタル値からアナログ値に変換するD/A変換器、18
は該D/A変換器17からの加振信号の低周波成分を濾
波するローパスフィルタ、19は該ローパスフィルタ1
8で濾波された加振信号を設定ゲインG1で増幅する増
幅器であって、該増幅器19で増幅された加振信号は上
記エンジンマウント3に出力される。
【0021】上記加振信号生成器15は、その加振信号
の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(Least
Mean Square Method(=LM
S))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小二乗
法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器15の内
部構成を図5に示す。同図において、20は、該加振信
号生成器15から加振信号Aを出力した後、この加振信
号Aによりマウント3が加振制御され、その結果車両振
動に変化があり、この車両振動の変化に伴う騒音の変化
がマイクロホン40で検出されてその騒音信号Sが加振
信号生成器15に入力されるまでの伝達関数Hをモデル
化したデジタルフィルタ、21はマイクロホン40から
の騒音信号Sに応じてフィルタ係数を書き変えるための
収束係数αを算出する収束係数算出回路、22は上記リ
ファレンス信号Rに伝達関数H及び収束係数αを乗算す
る乗算器、23は該乗算器22の出力毎にその出力値に
基いてフィルタ係数が逐次更新され、その更新後のフィ
ルタ係数に基いてリファレンス信号とは逆位相で同振幅
の加振信号Aを出力する適応フィルタである。よって、
加振信号生成器15により、マイクロホン40からの騒
音信号Sを受け、該騒音信号S及び収束係数に基いて適
応フィルタ23のフィルタ係数を更新して加振信号Aを
適宜調整し、該加振信号Aでエンジンマウント3を駆動
制御して、その車両に付加する振動の位相及び振幅をエ
ンジン2の振動と逆位相で同振幅として車両の振動を低
減するようにした制御手段24を構成している。
【0022】そして、本例の特徴とする構成として、こ
の加振信号生成器15には、前記デジタルフィルタ20
の伝達関数を変更するための伝達特性調整機構26が備
えられている。また、この伝達特性調整機構26には、
各種センサ31〜37からの信号が入力されるようにな
っており、伝達特性調整機構26は、この信号に基いて
デジタルフィルタ20の伝達関数を変更するようになっ
ている。この各センサ31〜37について説明すると、
31は車室内の温度を検出する室内温度センサ、32は
車室内の気圧を検出する室内気圧センサ、33は車室外
の温度を検出する室外温度センサ、34は車室外の気圧
を検出する室外気圧センサ、35はサスペンション装置
のストロークによって車高を検出する車高センサ、36
は乗員の着座位置を検出するために各座席に配設された
着座センサ、37は燃料タンク内の燃料の残量を検出す
るための燃料残量センサである。これにより、伝達特性
調整機構26及び各センサ31〜37によって本発明で
いう伝達関数変更手段30が構成されている。
【0023】次に、本例におけるデジタルフィルタ20
の伝達関数変更動作の手順について図6のフローチャー
トに沿って説明する。スタートした後、先ず、ステップ
S1において車両重量に関連する信号の読込みを行う。
ここでは、上述した車高センサ35、着座センサ36及
び燃料残量センサ37の検知信号を読込んで、車両の重
量分布を認識するようにしている。その後、ステップS
2において環境信号の読込みを行う。ここでは、上述し
た室内温度センサ31、室内気圧センサ32、室外温度
センサ33及び室外気圧センサ34の検知信号を読込ん
で、車室内外の空間環境を認識するようにしている。そ
の後、ステップS3に移って図7に示すメモリマップに
より伝達関数の読込みを行う。このメモリマップについ
て説明すると、図7に示すように、前記ステップS1に
おいて読込まれた車両重量に関連する信号により重量モ
ードが予め設定されており、また、前記ステップS2に
おいて読込まれた環境信号により環境モードも予め設定
されており、これらモードに対応する伝達関数が算出さ
れて読込まれる。このようにして、車両の環境条件によ
って伝達関数が読込まれると、ステップS4に移って、
この読込まれた伝達関数がデジタルフィルタの伝達関数
とされて、加振信号が生成され、これによってマウント
3が適応加振制御される。つまり、車両の環境条件等の
変化によって変化する車両の伝達特性に応じた伝達関数
が設定されることになる。
【0024】このように、本例の構成によれば、エンジ
ン2から発せられる振動及び該振動が車室内に達して該
車室内に放出される騒音の伝達状態を支配する要素の各
信号の変化によって変化する車両の伝達特性に応じてデ
ジタルフィルタ20の伝達関数を変更して加振信号を補
正するようにしていることで、エンジンマウント3に最
適な振動低減動作を行わせることができ、車体の振動及
び騒音を効率良く低減することができ、その結果、車両
の静粛性が向上する。
【0025】また、図8は加振制御するアクチュエータ
の変形例を示し、上記実施例ではエンジンマウント3で
構成したのに代え、車室内に配置するスピーカで構成し
たものである。
【0026】すなわち、図8においては、車室内という
所定空間での振動を低減すべく、車室内の複数位置にM
個のマイクロホン40-1,40 -2 〜40-Mと、L個の
スピーカ41-1,41-2〜41-Lを各々配置している。
更に、上記各スピーカ41-1…と各マイクロホン40-1
…との間の伝達特性H11〜HLMをモデル化した複数個の
デジタルフィルタ20…と、上記スピーカ41-1…の数
に等しいL個の適応フィルタ23…と、L個のD/A変
換器17…と、L個の出力側の増幅器19…と、M個の
A/D変換器14…と、M個の入力側の増幅器12…と
を備えている。その他の構成は図4及び図5と同一であ
るので、同一部分に同一の符号を付してその説明を省略
する。また、このような制御を行う場合には、必ずしも
前記車高センサ35、着座センサ36及び燃料残量セン
サ37の各信号を読込む必要はない。
【0027】また、上述した各実施例では、アクチュエ
ータと振動センサの組合わせとしてエンジンマウント3
とマイクロホン40、スピーカ41とマイクロホン40
の2例について説明したが、その他、エンジンマウント
3と加速度センサ(図2に符号7で示す)の組合わせと
したり、アクチュエータとしてエンジンマウント3とス
ピーカ40の両方を備えさせるようにしたり、振動セン
サとしてマイクロホン40と加速度センサ7の両方を備
えさせるような構成としてもよい。
【0028】尚、加速度センサ7の配設位置としては、
フロアパネル、ドアインナパネル、ステアリング、シフ
トノブ等種々の振動発生部に配設することが望ましい。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、デジタルフィルタの伝達関数を、振動
伝達状態に関連する信号に基づいて変更する伝達関数変
更手段を設けるような構成としたために、エンジンから
発せられる振動の伝達特性に応じた最適な振動低減動作
をアクチュエータに行わせることができ、振動要素の振
動を正確且つ効率良く低減することができる。
【0030】請求項2〜5記載の発明によれば、伝達関
数変更手段を、車両の空間環境状態に応じてデジタルフ
ィルタの伝達関数を変更するような構成としたために、
車両の空間環境状態に応じた最適な振動低減動作を行わ
せることができる。
【0031】請求項6記載の発明によれば、伝達関数変
更手段を、振動伝達状態に関連する信号としての車両の
重量分布信号に基いてデジタルフィルタの伝達関数を変
更するような構成としたために、乗員の着座状態などの
ように振動の伝達特性を変化させる要因の状態に応じた
最適な振動低減動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】車両の全体概略構成を示す図である。
【図3】加振制御用アクチュエータを兼用するエンジン
マウントの具体的構成を示す図である。
【図4】加振制御のブロック構成を示す図である。
【図5】LMSの適応アルゴリズムを用いた加振信号生
成器の構成を示す図である。
【図6】伝達関数変更動作の手順を示すフローチャート
図である。
【図7】伝達関数を設定するためのメモリマップを示す
図である。
【図8】加振制御用アクチュエータを複数個のスピーカ
で構成した場合のLMSの適応アルゴリズムのブロック
構成図ある。
【符号の説明】
1 車体(振動要素) 2 エンジン 3 エンジンマウント(アクチュエータ) 20 デジタルフィルタ 24 制御手段 30 伝達関数変更手段 40 マイクロホン(振動センサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 憲彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 三藤 千明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 塚原 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 原田 真悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の振動要素を加振するアクチュエー
    タと、前記振動要素の振動を検出する振動センサと、エ
    ンジンから発せられる振動に基くリファレンス信号を受
    け、該リファレンス信号に基いて前記振動要素とは逆位
    相且つ同振幅で該振動要素を加振するような駆動信号を
    作成する制御手段とを備えており、該制御手段には、前
    記振動要素の振動伝達特性に応じた伝達関数を有するデ
    ジタルフィルタが備えられており、このデジタルフィル
    タの伝達関数及び前記振動センサの振動信号に基いてフ
    ィードバック補正された駆動信号が前記アクチュエータ
    に送信されることによって該アクチュエータが前記振動
    要素を加振して該振動要素の振動を低減するように構成
    された車両の振動低減装置において、 前記デジタルフィルタの伝達関数を、振動伝達状態に関
    連する信号に基づいて変更する伝達関数変更手段が設け
    られていることを特徴とする車両の振動低減装置。
  2. 【請求項2】 伝達関数変更手段は、振動伝達状態に関
    連する信号としての車室内温度信号に基いてデジタルフ
    ィルタの伝達関数を変更するように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の車両の振動低減装置。
  3. 【請求項3】 伝達関数変更手段は、振動伝達状態に関
    連する信号としての外気温度信号に基いてデジタルフィ
    ルタの伝達関数を変更するように構成されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の車両の振動低減装
    置。
  4. 【請求項4】 伝達関数変更手段は、振動伝達状態に関
    連する信号としての車室内圧力信号に基いてデジタルフ
    ィルタの伝達関数を変更するように構成されていること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の車両の振動低
    減装置。
  5. 【請求項5】 伝達関数変更手段は、振動伝達状態に関
    連する信号としての外気圧力信号に基いてデジタルフィ
    ルタの伝達関数を変更するように構成されていることを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の車両の振動
    低減装置。
  6. 【請求項6】 伝達関数変更手段は、振動伝達状態に関
    連する信号としての車両の重量分布信号に基いてデジタ
    ルフィルタの伝達関数を変更するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    車両の振動低減装置。
JP4183598A 1992-07-10 1992-07-10 車両の振動低減装置 Pending JPH0633981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183598A JPH0633981A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 車両の振動低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183598A JPH0633981A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 車両の振動低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0633981A true JPH0633981A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16138619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4183598A Pending JPH0633981A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 車両の振動低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633981A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10307590A (ja) * 1997-05-09 1998-11-17 Nissan Motor Co Ltd 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
JPH10319972A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Nissan Motor Co Ltd 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
WO2003049821A3 (en) * 2001-12-11 2004-03-25 Reactec Ltd Vibration control system and improvements in or relating to skis
EP2113755A1 (en) * 2008-05-01 2009-11-04 LMS International NV Vibrational and/or acoustic transfer path analysis
US7770375B2 (en) 2006-02-09 2010-08-10 United Technologies Corporation Particle collector for gas turbine engine
US8857585B2 (en) 2010-12-29 2014-10-14 Newport Corporation Tunable vibration dampers and methods of manufacture and tuning

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10307590A (ja) * 1997-05-09 1998-11-17 Nissan Motor Co Ltd 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
JPH10319972A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Nissan Motor Co Ltd 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
WO2003049821A3 (en) * 2001-12-11 2004-03-25 Reactec Ltd Vibration control system and improvements in or relating to skis
US7770375B2 (en) 2006-02-09 2010-08-10 United Technologies Corporation Particle collector for gas turbine engine
EP2113755A1 (en) * 2008-05-01 2009-11-04 LMS International NV Vibrational and/or acoustic transfer path analysis
US8731868B2 (en) 2008-05-01 2014-05-20 Lms International Nv Transfer path analysis
US8857585B2 (en) 2010-12-29 2014-10-14 Newport Corporation Tunable vibration dampers and methods of manufacture and tuning

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3320842B2 (ja) 車両の振動低減装置
US20160042731A1 (en) System and method for controlling vehicle noise
JPH06175735A (ja) 車両の振動低減装置
JPH0633981A (ja) 車両の振動低減装置
JP3124382B2 (ja) 車両の振動低減装置
JP3308306B2 (ja) 車両の振動低減装置
JPH0633984A (ja) 車両の振動低減装置
US6150733A (en) Method and device for influencing an impression which is subjectively perceived by an occupant of a vehicle, in particular of a passenger car, when the vehicle is being operated
JPH0633980A (ja) 車両の振動低減装置
JPH0633982A (ja) 車両の振動低減装置
JPH0719155B2 (ja) 車室内騒音の低減装置
JPH0633983A (ja) 車両の振動低減装置
JPH0633977A (ja) 車両の振動低減装置
JPH0687464A (ja) 車両の振動低減装置
JPH0642580A (ja) 車両の振動低減装置
JP3124388B2 (ja) 車両の振動低減装置
JPH07210179A (ja) 能動消音装置
JPH0672159A (ja) 車両の振動低減装置
JPH06109068A (ja) 車両の振動低減装置
JPH08226489A (ja) 車両の振動低減装置
JP3403209B2 (ja) 車室内騒音の低減装置
JP3617079B2 (ja) 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
JPH0633979A (ja) 車両の振動低減装置
JPH09281975A (ja) 振動騒音制御装置
JP3278173B2 (ja) 車両用騒音制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020430