JPH0633984A - 車両の振動低減装置 - Google Patents
車両の振動低減装置Info
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- JPH0633984A JPH0633984A JP18367192A JP18367192A JPH0633984A JP H0633984 A JPH0633984 A JP H0633984A JP 18367192 A JP18367192 A JP 18367192A JP 18367192 A JP18367192 A JP 18367192A JP H0633984 A JPH0633984 A JP H0633984A
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- Japan
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- engine
- vibration
- drive signal
- oil temperature
- vehicle
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- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両振動とは逆位相で同振幅の振動を車両に
与えて車両振動を低減するに際し、パワーユニットの運
転状態に基いて最適な振動低減動作を行わせる。 【構成】 エンジン冷却水温度信号、潤滑油温度信号等
のエンジンの燃焼状態に関連する信号に基いて、調整機
構26により補正フィルタ30のフィルタ係数を補正
し、車体を加振するアクチュエータ3に送信される加振
信号Aを補正する。これにより、エンジン燃焼状態に応
じた加振制御を行わせる。
与えて車両振動を低減するに際し、パワーユニットの運
転状態に基いて最適な振動低減動作を行わせる。 【構成】 エンジン冷却水温度信号、潤滑油温度信号等
のエンジンの燃焼状態に関連する信号に基いて、調整機
構26により補正フィルタ30のフィルタ係数を補正
し、車体を加振するアクチュエータ3に送信される加振
信号Aを補正する。これにより、エンジン燃焼状態に応
じた加振制御を行わせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の振動低減装置に関
し、特に、車両を加振するアクチュエータを別途備え、
車両をその車両振動とは逆位相で同振幅に加振して、車
両振動を低減するものの改良に関する。
し、特に、車両を加振するアクチュエータを別途備え、
車両をその車両振動とは逆位相で同振幅に加振して、車
両振動を低減するものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の振動低減装置
として、例えば実開昭60−88146号公報に開示さ
れるように、車体に取付けられて車両を加振する加振機
を備え、車両振動の位相に対して逆位相の振動を車両に
付与するように加振機を制御すると共に、車両振動の振
幅が大きい場合には、加振機に出力する駆動信号のゲイ
ンを大に設定して、加振機により付加する振動の振幅を
車両振動とほぼ同振幅として、車両振動を有効に低減す
るものが知られている。
として、例えば実開昭60−88146号公報に開示さ
れるように、車体に取付けられて車両を加振する加振機
を備え、車両振動の位相に対して逆位相の振動を車両に
付与するように加振機を制御すると共に、車両振動の振
幅が大きい場合には、加振機に出力する駆動信号のゲイ
ンを大に設定して、加振機により付加する振動の振幅を
車両振動とほぼ同振幅として、車両振動を有効に低減す
るものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、車体の振動の発
生状態は、エンジンの燃焼状態等のパワーユニットの運
転状態によって支配されることが知られている。つま
り、例えばエンジン始動初期時やエンジン高負荷時にあ
ってはエンジンから発せられる振動が大きくなり、これ
が車体に伝達されて車体全体の振動も大きくなってしま
う。
生状態は、エンジンの燃焼状態等のパワーユニットの運
転状態によって支配されることが知られている。つま
り、例えばエンジン始動初期時やエンジン高負荷時にあ
ってはエンジンから発せられる振動が大きくなり、これ
が車体に伝達されて車体全体の振動も大きくなってしま
う。
【0004】ところで、これまでの振動低減装置にあっ
ては、上述したように車体の振動が大きくなった場合に
は、振動センサによってその振動を検知し、この振動を
低減するようなフィードバック制御を行うことによって
振動を低減するようにしていた。そのために、その振動
低減動作の収束性が悪く、迅速な振動低減が行われない
といった不具合があった。そこで本発明の発明者らは、
この車体の振動の変化とエンジンの燃焼状態に関連する
要素の状態変化との相関関係に着目し、このパワーユニ
ットの運転状態に関連する要素の状態を検知することに
よって車体の振動状態を認識することについて考察し
た。
ては、上述したように車体の振動が大きくなった場合に
は、振動センサによってその振動を検知し、この振動を
低減するようなフィードバック制御を行うことによって
振動を低減するようにしていた。そのために、その振動
低減動作の収束性が悪く、迅速な振動低減が行われない
といった不具合があった。そこで本発明の発明者らは、
この車体の振動の変化とエンジンの燃焼状態に関連する
要素の状態変化との相関関係に着目し、このパワーユニ
ットの運転状態に関連する要素の状態を検知することに
よって車体の振動状態を認識することについて考察し
た。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、車体の振動を迅速に低減できる振動
低減動作を行わせることができる構成を得ることであ
る。
あり、その目的は、車体の振動を迅速に低減できる振動
低減動作を行わせることができる構成を得ることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、パワーユニットの運転状態に関連する要
素の変化状態を予め認識しておき、これに基いて振動低
減動作を行わせるようにした。具体的に、請求項1記載
の発明は、図1に示すように、特定の振動要素を加振す
るアクチュエータ3と、エンジン2から発せられる振動
に基くリファレンス信号を受け、該リファレンス信号に
基いて前記振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振
動要素を加振するように、前記アクチュエータ3に駆動
信号を送信して該アクチュエータ3を駆動制御する制御
手24段とを備えた車両の振動低減装置を前提としてい
る。そして、前記制御手段24に、パワーユニットの運
転状態に関連する信号に基づいて前記駆動信号を補正す
る駆動信号補正手段35を備えさせるような構成とし
た。
め、本発明は、パワーユニットの運転状態に関連する要
素の変化状態を予め認識しておき、これに基いて振動低
減動作を行わせるようにした。具体的に、請求項1記載
の発明は、図1に示すように、特定の振動要素を加振す
るアクチュエータ3と、エンジン2から発せられる振動
に基くリファレンス信号を受け、該リファレンス信号に
基いて前記振動要素の振動とは逆位相且つ同振幅で該振
動要素を加振するように、前記アクチュエータ3に駆動
信号を送信して該アクチュエータ3を駆動制御する制御
手24段とを備えた車両の振動低減装置を前提としてい
る。そして、前記制御手段24に、パワーユニットの運
転状態に関連する信号に基づいて前記駆動信号を補正す
る駆動信号補正手段35を備えさせるような構成とし
た。
【0007】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の車両の振動低減装置において、駆動信号補正手段に、
エンジン冷却水温度を検出する水温センサを連繋させ、
該水温センサからのエンジン冷却水温度信号に基いて駆
動信号を補正するような構成とした。
の車両の振動低減装置において、駆動信号補正手段に、
エンジン冷却水温度を検出する水温センサを連繋させ、
該水温センサからのエンジン冷却水温度信号に基いて駆
動信号を補正するような構成とした。
【0008】請求項3記載の発明は、前記請求項1また
は2記載の車両の振動低減装置において、駆動信号補正
手段に、エンジン潤滑油温度を検出するエンジン油温セ
ンサを連繋させ、該エンジン油温センサからのエンジン
潤滑油温度信号に基いて駆動信号を補正するような構成
とした。
は2記載の車両の振動低減装置において、駆動信号補正
手段に、エンジン潤滑油温度を検出するエンジン油温セ
ンサを連繋させ、該エンジン油温センサからのエンジン
潤滑油温度信号に基いて駆動信号を補正するような構成
とした。
【0009】請求項4記載の発明は、前記請求項1、2
または3記載の車両の振動低減装置において、駆動信号
補正手段に、トランスミッションの油温度を検出するミ
ッション油温センサを連繋させ、該ミッション油温セン
サからのトランスミッション油温度信号に基いて駆動信
号を補正するような構成とした。
または3記載の車両の振動低減装置において、駆動信号
補正手段に、トランスミッションの油温度を検出するミ
ッション油温センサを連繋させ、該ミッション油温セン
サからのトランスミッション油温度信号に基いて駆動信
号を補正するような構成とした。
【0010】請求項5記載の発明は、前記請求項1、
2、3または4記載の車両の振動低減装置において、駆
動信号補正手段を、エンジン回転数及びエンジン負荷に
基いて駆動信号を補正するような構成とした。
2、3または4記載の車両の振動低減装置において、駆
動信号補正手段を、エンジン回転数及びエンジン負荷に
基いて駆動信号を補正するような構成とした。
【0011】請求項6記載の発明は、前記請求項1、
2、3、4または5記載の車両の振動低減装置におい
て、駆動信号補正手段を、混合気の空燃比に基いて駆動
信号を補正するような構成とした。
2、3、4または5記載の車両の振動低減装置におい
て、駆動信号補正手段を、混合気の空燃比に基いて駆動
信号を補正するような構成とした。
【0012】
【作用】以上の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、エンジン
2から発生される振動に基くリファレンス信号を制御手
段24が受け、該制御手段24は、このリファレンス信
号に基いて車体や車室内空気等の振動要素の振動とは逆
位相且つ同振幅でこの振動要素を加振するように、アク
チュエータ3に駆動信号を送信して該アクチュエータ3
を駆動制御する。そして、この際、制御手段24に備え
られた駆動信号補正手段35は、パワーユニットの運転
状態に関連する信号に基いて前記駆動信号を補正してい
る。従って、エンジン2の燃焼状態に支配される振動要
素の振動を迅速且つ効率良く低減することができる。
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、エンジン
2から発生される振動に基くリファレンス信号を制御手
段24が受け、該制御手段24は、このリファレンス信
号に基いて車体や車室内空気等の振動要素の振動とは逆
位相且つ同振幅でこの振動要素を加振するように、アク
チュエータ3に駆動信号を送信して該アクチュエータ3
を駆動制御する。そして、この際、制御手段24に備え
られた駆動信号補正手段35は、パワーユニットの運転
状態に関連する信号に基いて前記駆動信号を補正してい
る。従って、エンジン2の燃焼状態に支配される振動要
素の振動を迅速且つ効率良く低減することができる。
【0013】請求項2記載の発明では、水温センサから
のエンジン冷却水温度信号に基いて駆動信号を補正する
ことにより、エンジンの暖機状態に支配される振動要素
の振動に適応した駆動信号が得られる。
のエンジン冷却水温度信号に基いて駆動信号を補正する
ことにより、エンジンの暖機状態に支配される振動要素
の振動に適応した駆動信号が得られる。
【0014】請求項3記載の発明では、エンジン油温セ
ンサからのエンジン潤滑油温度信号に基いて駆動信号を
補正することにより、エンジン負荷状態に支配される振
動要素の振動に適応した駆動信号が得られる。
ンサからのエンジン潤滑油温度信号に基いて駆動信号を
補正することにより、エンジン負荷状態に支配される振
動要素の振動に適応した駆動信号が得られる。
【0015】請求項4記載の発明では、ミッション油温
センサからのトランスミッション油温度信号に基いて駆
動信号を補正することにより、シフトショックの発生状
況に応じた駆動信号が得られる。
センサからのトランスミッション油温度信号に基いて駆
動信号を補正することにより、シフトショックの発生状
況に応じた駆動信号が得られる。
【0016】請求項5記載の発明では、エンジン回転数
及びエンジン負荷に基いて駆動信号を補正することによ
り、エンジンの燃焼状態を正確に認識することができ、
振動に対して最適な駆動信号が得られる。
及びエンジン負荷に基いて駆動信号を補正することによ
り、エンジンの燃焼状態を正確に認識することができ、
振動に対して最適な駆動信号が得られる。
【0017】請求項6記載の発明では、混合気の空燃比
に基いて駆動信号を補正することにより、エンジンの燃
焼状態を予期することができ、振動に対して収束性の向
上が図られた最適な駆動信号が得られる。
に基いて駆動信号を補正することにより、エンジンの燃
焼状態を予期することができ、振動に対して収束性の向
上が図られた最適な駆動信号が得られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
いて説明する。
【0019】図2において、1は車体、2は車体1のボ
ンネット1a下方のエンジンルーム1b内に配置された
エンジンであって、該エンジン2は、その下部を弾性支
持するマウント3及び支持ブラケット4を介して車体1
に弾性支持され、該エンジン2及び車体1等により車両
の全体が構成される。また、本車両はトランスミッショ
ンとして、図示しない自動変速機(オートマチックトラ
ンスミッション)を備えている。
ンネット1a下方のエンジンルーム1b内に配置された
エンジンであって、該エンジン2は、その下部を弾性支
持するマウント3及び支持ブラケット4を介して車体1
に弾性支持され、該エンジン2及び車体1等により車両
の全体が構成される。また、本車両はトランスミッショ
ンとして、図示しない自動変速機(オートマチックトラ
ンスミッション)を備えている。
【0020】前記マウント3は、図3に示すように、振
動源としてのエンジン2を加振するアクチュエータとし
ての機能を有する。即ち、同図のマウント3は、エンジ
ン2下端部が固定される挿入ロッド3aが上端部に配置
されたケーシング3bと、該ケーシング3bの下端部に
外周端が固定された中空錐形状の支持ゴム3cと、該支
持ゴム3cの内周端が固定された支持部3dとを有する
基本構成から成り、支持部3d下端に設けた挿入ロッド
3eが車体1に固定される。
動源としてのエンジン2を加振するアクチュエータとし
ての機能を有する。即ち、同図のマウント3は、エンジ
ン2下端部が固定される挿入ロッド3aが上端部に配置
されたケーシング3bと、該ケーシング3bの下端部に
外周端が固定された中空錐形状の支持ゴム3cと、該支
持ゴム3cの内周端が固定された支持部3dとを有する
基本構成から成り、支持部3d下端に設けた挿入ロッド
3eが車体1に固定される。
【0021】前記ケーシング3b内には主液室3fが形
成されると共に、支持ゴム3cの下方にはダイヤフラム
3gにて区画した副液室3hが形成されている。前記主
液室3fと副液室3hとの間には、支持ゴム3cの側方
に形成した小径のオリフィス3iが形成されていて、主
液室3fと副液室3hとの流体をオリフィス3iを介し
て相互に流通させる構成である。更に、ケーシング3b
内には、主液室3fの上面を形成する加振板3jがラバ
ー3kを介してケーシング3b内周面を上下に摺動可能
に配置されると共に、該加振板3jの上方には、該加振
板3jを上下に摺動させる永久磁石3m及び電磁コイル
3nが配置されていて、該永久磁石3m及び電磁コイル
3nにより加振板3jを上下に振動させて主液室3fの
容積を可変にすることにより、主液室3fと副液室3h
との間で流体をオリフィス3iを通じて流通させること
を繰返して、支持ゴム3cを上下に振動させ、その結
果、加振力を発生させる構成としている。
成されると共に、支持ゴム3cの下方にはダイヤフラム
3gにて区画した副液室3hが形成されている。前記主
液室3fと副液室3hとの間には、支持ゴム3cの側方
に形成した小径のオリフィス3iが形成されていて、主
液室3fと副液室3hとの流体をオリフィス3iを介し
て相互に流通させる構成である。更に、ケーシング3b
内には、主液室3fの上面を形成する加振板3jがラバ
ー3kを介してケーシング3b内周面を上下に摺動可能
に配置されると共に、該加振板3jの上方には、該加振
板3jを上下に摺動させる永久磁石3m及び電磁コイル
3nが配置されていて、該永久磁石3m及び電磁コイル
3nにより加振板3jを上下に振動させて主液室3fの
容積を可変にすることにより、主液室3fと副液室3h
との間で流体をオリフィス3iを通じて流通させること
を繰返して、支持ゴム3cを上下に振動させ、その結
果、加振力を発生させる構成としている。
【0022】また、図2において、7は車両1の左前輪
近傍の位置に配置されて車体1の上下加速度により車両
の振動を検出する振動センサとしての加速度センサであ
って、該加速度センサ7の検出信号はコントローラ8に
入力され、該コントローラ8により、前記加速度センサ
7で検出される上下加速度信号に基いて前記エンジンマ
ウント3を加振制御してエンジン2を上下振動させて、
本発明でいう特定の振動要素としての車体の振動を低減
する構成である。
近傍の位置に配置されて車体1の上下加速度により車両
の振動を検出する振動センサとしての加速度センサであ
って、該加速度センサ7の検出信号はコントローラ8に
入力され、該コントローラ8により、前記加速度センサ
7で検出される上下加速度信号に基いて前記エンジンマ
ウント3を加振制御してエンジン2を上下振動させて、
本発明でいう特定の振動要素としての車体の振動を低減
する構成である。
【0023】次に、前記コントローラ8による車両振動
の低減制御のブロック構成を図4に示す。同図におい
て、10はエンジン2での混合気の点火信号に基いてエ
ンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期測定回
路、11は該周期測定回路10にて測定されたエンジン
回転の周期に基いてエンジン2の振動に関連するリファ
レンス信号Rを発生するリファレンス信号発生器であ
る。また、12は前記加速度センサ7からの振動信号と
しての加速度信号を設定ゲインG2で増幅する増幅器、
13は該増幅器12で増幅された加速度信号の低周波成
分を濾波するローパスフィルタ、14は該ローパスフィ
ルタ13で濾波された加速度信号をアナログ値からデジ
タル値に変換するA/D変換器、15は該A/D変換器
14からの加速度信号Sを入力し、該加速度信号Sに基
いて前記エンジンマウント3を加振制御する駆動信号と
しての加振信号Aを生成する加振信号生成器である。更
に、17は該加振信号生成器15にて生成される加振信
号Aをデジタル値からアナログ値に変換するD/A変換
器、18は該D/A変換器17からの加振信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ、19は該ローパスフ
ィルタ18で濾波された加振信号を設定ゲインG1で増
幅する増幅器であって、該増幅器19で増幅された加振
信号は前記エンジンマウント3に出力される。また、前
記加振信号生成器15には、エンジン冷却水の温度を検
出する水温センサ25、エンジン潤滑油の温度を検出す
るエンジン油温センサ26、トランスミッションの油温
を検出するミッション油温センサ27の各信号が入力さ
れるようになっている。
の低減制御のブロック構成を図4に示す。同図におい
て、10はエンジン2での混合気の点火信号に基いてエ
ンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期測定回
路、11は該周期測定回路10にて測定されたエンジン
回転の周期に基いてエンジン2の振動に関連するリファ
レンス信号Rを発生するリファレンス信号発生器であ
る。また、12は前記加速度センサ7からの振動信号と
しての加速度信号を設定ゲインG2で増幅する増幅器、
13は該増幅器12で増幅された加速度信号の低周波成
分を濾波するローパスフィルタ、14は該ローパスフィ
ルタ13で濾波された加速度信号をアナログ値からデジ
タル値に変換するA/D変換器、15は該A/D変換器
14からの加速度信号Sを入力し、該加速度信号Sに基
いて前記エンジンマウント3を加振制御する駆動信号と
しての加振信号Aを生成する加振信号生成器である。更
に、17は該加振信号生成器15にて生成される加振信
号Aをデジタル値からアナログ値に変換するD/A変換
器、18は該D/A変換器17からの加振信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ、19は該ローパスフ
ィルタ18で濾波された加振信号を設定ゲインG1で増
幅する増幅器であって、該増幅器19で増幅された加振
信号は前記エンジンマウント3に出力される。また、前
記加振信号生成器15には、エンジン冷却水の温度を検
出する水温センサ25、エンジン潤滑油の温度を検出す
るエンジン油温センサ26、トランスミッションの油温
を検出するミッション油温センサ27の各信号が入力さ
れるようになっている。
【0024】前記加振信号生成器15は、その加振信号
の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(Least
Mean Square Method(=LM
S))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小二乗
法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器15の内
部構成を図5に示す。同図において、20は、該加振信
号生成器15から加振信号Aを出力した後、この加振信
号Aによりマウント3が加振制御され、その結果車両振
動に変化があり、この車両振動の変化が加速度センサ7
で検出されてその加速度信号Sが加振信号生成器15に
入力されるまでの伝達特性Hをモデル化したデジタルフ
ィルタ、21は加速度センサ7からの加速度信号Sに応
じてフィルタ係数を書き変えるための収束係数αを算出
する収束係数算出回路、22は前記リファレンス信号R
に伝達特性H及び収束係数αを乗算する乗算器、23は
該乗算器21の出力毎にその出力値に基いてフィルタ係
数が逐次更新され、その更新後のフィルタ係数に基いて
リファレンス信号とは逆位相で同振幅の加振信号Aを出
力する適応フィルタである。よって、加振信号生成器1
5により、加速度センサ7からの加速度信号Sを受け、
該加速度信号S及び収束係数に基いて適応フィルタ23
のフィルタ係数を更新して加振信号Aを適宜調整し、該
加振信号Aでエンジンマウント3を駆動制御して、その
車両に付加する振動の位相及び振幅をエンジン2の振動
と逆位相で同振幅として車両の振動を低減するようにし
た制御手段24を構成している。
の生成のアルゴリズムとして、最小二乗法(Least
Mean Square Method(=LM
S))の適応アルゴリズムが用いられる。この最小二乗
法の適応アルゴリズムを用いた加振信号生成器15の内
部構成を図5に示す。同図において、20は、該加振信
号生成器15から加振信号Aを出力した後、この加振信
号Aによりマウント3が加振制御され、その結果車両振
動に変化があり、この車両振動の変化が加速度センサ7
で検出されてその加速度信号Sが加振信号生成器15に
入力されるまでの伝達特性Hをモデル化したデジタルフ
ィルタ、21は加速度センサ7からの加速度信号Sに応
じてフィルタ係数を書き変えるための収束係数αを算出
する収束係数算出回路、22は前記リファレンス信号R
に伝達特性H及び収束係数αを乗算する乗算器、23は
該乗算器21の出力毎にその出力値に基いてフィルタ係
数が逐次更新され、その更新後のフィルタ係数に基いて
リファレンス信号とは逆位相で同振幅の加振信号Aを出
力する適応フィルタである。よって、加振信号生成器1
5により、加速度センサ7からの加速度信号Sを受け、
該加速度信号S及び収束係数に基いて適応フィルタ23
のフィルタ係数を更新して加振信号Aを適宜調整し、該
加振信号Aでエンジンマウント3を駆動制御して、その
車両に付加する振動の位相及び振幅をエンジン2の振動
と逆位相で同振幅として車両の振動を低減するようにし
た制御手段24を構成している。
【0025】そして、本例の特徴とする構成として、前
記加振信号生成器15には補正フィルタ30が備えられ
ている。この補正フィルタ30は、前記各センサ25,
26,27によって検出された温度信号に基いて調整機
構31によりフィルタ係数が変更されるようになってい
ると共に、前記適応フィルタ23及びデジタルフィルタ
20が連繋されている。つまり、この補正フィルタ30
は、そのフィルタ係数が上述した各温度信号に基いて変
更されるようになっている。従って、上述した各センサ
25,26,27によって検出された各温度の検出信号
は調整機構31に入力され、該調整機構31によって、
補正フィルタ30のフィルタ係数が変更されることによ
って、この加振信号生成器15において生成される加振
信号のゲイン及び位相が適宜設定されるようになってい
る。このようにして前記補正フィルタ30及び調整機構
31によって本発明でいう駆動信号補正手段35が構成
されている。
記加振信号生成器15には補正フィルタ30が備えられ
ている。この補正フィルタ30は、前記各センサ25,
26,27によって検出された温度信号に基いて調整機
構31によりフィルタ係数が変更されるようになってい
ると共に、前記適応フィルタ23及びデジタルフィルタ
20が連繋されている。つまり、この補正フィルタ30
は、そのフィルタ係数が上述した各温度信号に基いて変
更されるようになっている。従って、上述した各センサ
25,26,27によって検出された各温度の検出信号
は調整機構31に入力され、該調整機構31によって、
補正フィルタ30のフィルタ係数が変更されることによ
って、この加振信号生成器15において生成される加振
信号のゲイン及び位相が適宜設定されるようになってい
る。このようにして前記補正フィルタ30及び調整機構
31によって本発明でいう駆動信号補正手段35が構成
されている。
【0026】また、各センサ25,26,27によって
検出される各温度の特徴について説明すると、図6に示
すように、エンジン2の冷却水温度は、エンジン2の始
動と共に徐々に上昇していき、エンジン2の暖機が十分
に行われるとその温度は80℃以上で安定されるように
なっている。従って、本例では、この冷却水温度の検出
によってエンジン2の暖機が十分に行われたか否かの判
定を行うようにしている。また、エンジン2の潤滑油温
度は、エンジン負荷に応じて変化するようになってい
る。従って、本例では、この潤滑油温度によってエンジ
ン2の負荷状態を検出するようにしている。
検出される各温度の特徴について説明すると、図6に示
すように、エンジン2の冷却水温度は、エンジン2の始
動と共に徐々に上昇していき、エンジン2の暖機が十分
に行われるとその温度は80℃以上で安定されるように
なっている。従って、本例では、この冷却水温度の検出
によってエンジン2の暖機が十分に行われたか否かの判
定を行うようにしている。また、エンジン2の潤滑油温
度は、エンジン負荷に応じて変化するようになってい
る。従って、本例では、この潤滑油温度によってエンジ
ン2の負荷状態を検出するようにしている。
【0027】次に、前記調整機構31における補正フィ
ルタ30のフィルタ係数の変更に伴う加振信号のゲイン
及び位相の設定動作の手順について図7のフローチャー
トに基いて説明する。先ず、スタートして、ステップS
1において、前記水温センサ25から発せられるエンジ
ン冷却水温度信号によりエンジンの冷却水温度(THW)
を読込む。その後、ステップS2に移り、ここで、この
冷却水温度(THW )が80℃よりも高いか否かを判定す
る。つまり、エンジン2の暖機運転が十分に行われたか
否かを判定する。そして、このステップS2において、
未だ冷却水温度(THW )が80℃以下であるNOの場合
には、ステップS3に移って図8に示す水温メモリマッ
プに基いて、補正フィルタ30のフィルタ係数の変更に
伴う加振信号のゲイン及び位相を設定する。この水温メ
モリマップについて説明すると、図8の如く、エンジン
2の冷却水温度が40℃以下の際にはゲインを通常のゲ
インに1.5を乗じて大きくすると共に位相を10°だ
け進めるようにする。これは、エンジンの冷却水温度が
40℃以下であるということはエンジンの始動初期時で
あって、燃焼安定性が悪く、大きな振動が生じ易い状態
であることから、ゲインを大きくして大きな振動に対処
できるようにすると共に、このような状態では、混合気
の着火性を良くするために点火時期の進角を例えば10
°だけ遅らせる制御が行われており、上述した如くリフ
ァレンス信号はエンジンの点火信号に基いて生成されて
いることから、このような進角制御が行われている場合
にはリファレンス信号は実際の振動よりも位相が遅れた
状態になっている。このことを考慮し、この実際に発生
している振動に対応した位相が得られるように位相を1
0°だけ進めておくようにしている。一方、エンジンの
冷却水温度が40℃以上の際にはエンジンの暖機が略十
分に行われており、上述した始動初期時のような大きな
振動の発生が少なく、また点火時期の進角制御も解除さ
れているので、ゲイン及び位相を通常状態に戻すように
する。このようにして、エンジン冷却水温度が80℃以
下の際には、このエンジン冷却水温度信号に基いてゲイ
ン及び位相が設定されるように補正フィルタ30のフィ
ルタ係数を変更して、加振信号が生成されるようになっ
ている。
ルタ30のフィルタ係数の変更に伴う加振信号のゲイン
及び位相の設定動作の手順について図7のフローチャー
トに基いて説明する。先ず、スタートして、ステップS
1において、前記水温センサ25から発せられるエンジ
ン冷却水温度信号によりエンジンの冷却水温度(THW)
を読込む。その後、ステップS2に移り、ここで、この
冷却水温度(THW )が80℃よりも高いか否かを判定す
る。つまり、エンジン2の暖機運転が十分に行われたか
否かを判定する。そして、このステップS2において、
未だ冷却水温度(THW )が80℃以下であるNOの場合
には、ステップS3に移って図8に示す水温メモリマッ
プに基いて、補正フィルタ30のフィルタ係数の変更に
伴う加振信号のゲイン及び位相を設定する。この水温メ
モリマップについて説明すると、図8の如く、エンジン
2の冷却水温度が40℃以下の際にはゲインを通常のゲ
インに1.5を乗じて大きくすると共に位相を10°だ
け進めるようにする。これは、エンジンの冷却水温度が
40℃以下であるということはエンジンの始動初期時で
あって、燃焼安定性が悪く、大きな振動が生じ易い状態
であることから、ゲインを大きくして大きな振動に対処
できるようにすると共に、このような状態では、混合気
の着火性を良くするために点火時期の進角を例えば10
°だけ遅らせる制御が行われており、上述した如くリフ
ァレンス信号はエンジンの点火信号に基いて生成されて
いることから、このような進角制御が行われている場合
にはリファレンス信号は実際の振動よりも位相が遅れた
状態になっている。このことを考慮し、この実際に発生
している振動に対応した位相が得られるように位相を1
0°だけ進めておくようにしている。一方、エンジンの
冷却水温度が40℃以上の際にはエンジンの暖機が略十
分に行われており、上述した始動初期時のような大きな
振動の発生が少なく、また点火時期の進角制御も解除さ
れているので、ゲイン及び位相を通常状態に戻すように
する。このようにして、エンジン冷却水温度が80℃以
下の際には、このエンジン冷却水温度信号に基いてゲイ
ン及び位相が設定されるように補正フィルタ30のフィ
ルタ係数を変更して、加振信号が生成されるようになっ
ている。
【0028】一方、前記ステップS2において、冷却水
温度(THW )が80℃より高いYESの場合には、ステ
ップS4に移って図9に示すエンジン油温メモリマップ
に基いて、補正フィルタ30のフィルタ係数の変更に伴
う加振信号のゲイン及び位相を設定する。このエンジン
油温メモリマップについて説明すると、前記エンジン油
温センサ26から発せられるエンジン潤滑油温度信号に
基いて前記ゲイン及び位相が設定されるようになってお
り、図9の如く、エンジンの潤滑油温度が120℃以下
の際にはエンジンの低中負荷運転が行われており、大き
な振動の発生が少なく、またこのような状態では点火時
期の進角制御も行われていないので、ゲイン及び位相を
通常状態に設定しておく。一方、エンジンの潤滑油温度
が120℃以上の際にはゲインを通常のゲインに1.2
を乗じて大きくすると共に位相を10°だけ遅らせるよ
うにする。これは、エンジンの潤滑油温度が120℃以
上であるということは加速時などのエンジンの高負荷時
であって大きな振動が生じ易い状態であることからゲイ
ンを大きくして大きな振動に対処できるようにすると共
に、このような状態では、点火時期の進角が例えば10
°だけ進められるような制御が行われており、上述した
ようにリファレンス信号はエンジン2の点火信号に基い
て生成されていることから、このリファレンス信号は実
際の振動よりも位相が進んだ状態になっている、このた
めに、この実際に発生している振動に対応した位相が得
られるように位相を10°だけ遅らせるようにしてい
る。このようにして、エンジン冷却水温度が80℃以上
の際には、このエンジン潤滑油温度信号に基いてゲイン
及び位相が設定されるように、補正フィルタ30のフィ
ルタ係数を変更して、加振信号が生成されるようになっ
ている。
温度(THW )が80℃より高いYESの場合には、ステ
ップS4に移って図9に示すエンジン油温メモリマップ
に基いて、補正フィルタ30のフィルタ係数の変更に伴
う加振信号のゲイン及び位相を設定する。このエンジン
油温メモリマップについて説明すると、前記エンジン油
温センサ26から発せられるエンジン潤滑油温度信号に
基いて前記ゲイン及び位相が設定されるようになってお
り、図9の如く、エンジンの潤滑油温度が120℃以下
の際にはエンジンの低中負荷運転が行われており、大き
な振動の発生が少なく、またこのような状態では点火時
期の進角制御も行われていないので、ゲイン及び位相を
通常状態に設定しておく。一方、エンジンの潤滑油温度
が120℃以上の際にはゲインを通常のゲインに1.2
を乗じて大きくすると共に位相を10°だけ遅らせるよ
うにする。これは、エンジンの潤滑油温度が120℃以
上であるということは加速時などのエンジンの高負荷時
であって大きな振動が生じ易い状態であることからゲイ
ンを大きくして大きな振動に対処できるようにすると共
に、このような状態では、点火時期の進角が例えば10
°だけ進められるような制御が行われており、上述した
ようにリファレンス信号はエンジン2の点火信号に基い
て生成されていることから、このリファレンス信号は実
際の振動よりも位相が進んだ状態になっている、このた
めに、この実際に発生している振動に対応した位相が得
られるように位相を10°だけ遅らせるようにしてい
る。このようにして、エンジン冷却水温度が80℃以上
の際には、このエンジン潤滑油温度信号に基いてゲイン
及び位相が設定されるように、補正フィルタ30のフィ
ルタ係数を変更して、加振信号が生成されるようになっ
ている。
【0029】このように、本例の構成によれば、エンジ
ン冷却水温度及びエンジン潤滑油温度信号に基いて加振
信号を生成する際のゲイン及び位相を変更するようにし
ておくことで、本発明でいうパワーユニットの運転状態
としてのエンジンの燃焼状態に応じた加振信号を得るこ
とができるので、エンジンマウント3に最適な振動低減
動作を行わせることができ、車体の振動を効率良く低減
することができ、その結果、車両の静粛性が向上する。
ン冷却水温度及びエンジン潤滑油温度信号に基いて加振
信号を生成する際のゲイン及び位相を変更するようにし
ておくことで、本発明でいうパワーユニットの運転状態
としてのエンジンの燃焼状態に応じた加振信号を得るこ
とができるので、エンジンマウント3に最適な振動低減
動作を行わせることができ、車体の振動を効率良く低減
することができ、その結果、車両の静粛性が向上する。
【0030】また、上述した振動低減動作に対して付加
的に、トランスミッションの変速時におけるシフトショ
クの低減動作を行わせるようにしてもよい。具体的に
は、トランスミッションの油温状態によってシフトショ
ックの大きさや位相が変化するため、これに応じて加振
信号を生成する際のゲイン及び位相を変更して振動低減
動作を行わせるようにするものである。このトランスミ
ッションの油温度の特徴について説明すると、図6に示
すように、略車速に対応して変化するものであって、本
例では、このトランスミッションの油温度を利用して車
速によって支配されるシフトショックの大きさを認識す
るようにしている。この動作について図10のフローチ
ャートに沿って説明すると、ステップS5において、前
記ミッション油温センサ27からのトランスミッション
油温度信号によりトランスミッションの油温度を読込ん
でおき、ステップS6においてAT油温メモリマップに
基いて加振信号を生成する際のゲイン及び位相の遅れ量
を決定する。このATメモリマップについて説明する
と、図11に示すように、AT油温度が60℃以下の時
には、車速が低中速であって、大きなシフトショックの
発生が少ない一方、変速時の信号が発信されてから油温
度が上昇するまでの時間的な遅れが大きくなるので、ゲ
インは通常状態に設定しておくと共に位相遅れ量を50
0msに大きく設定しておく。そして、AT油温度が60
℃以上の時には、車速が高速であって、変速時の信号が
発信されてから油温度が上昇するまでの時間的な遅れは
小さいが、大きなシフトショックが発生するために、位
相遅れ量を100msに小さく設定しておくと共にゲイン
を通常の値に2を乗じた大きな値としておく。
的に、トランスミッションの変速時におけるシフトショ
クの低減動作を行わせるようにしてもよい。具体的に
は、トランスミッションの油温状態によってシフトショ
ックの大きさや位相が変化するため、これに応じて加振
信号を生成する際のゲイン及び位相を変更して振動低減
動作を行わせるようにするものである。このトランスミ
ッションの油温度の特徴について説明すると、図6に示
すように、略車速に対応して変化するものであって、本
例では、このトランスミッションの油温度を利用して車
速によって支配されるシフトショックの大きさを認識す
るようにしている。この動作について図10のフローチ
ャートに沿って説明すると、ステップS5において、前
記ミッション油温センサ27からのトランスミッション
油温度信号によりトランスミッションの油温度を読込ん
でおき、ステップS6においてAT油温メモリマップに
基いて加振信号を生成する際のゲイン及び位相の遅れ量
を決定する。このATメモリマップについて説明する
と、図11に示すように、AT油温度が60℃以下の時
には、車速が低中速であって、大きなシフトショックの
発生が少ない一方、変速時の信号が発信されてから油温
度が上昇するまでの時間的な遅れが大きくなるので、ゲ
インは通常状態に設定しておくと共に位相遅れ量を50
0msに大きく設定しておく。そして、AT油温度が60
℃以上の時には、車速が高速であって、変速時の信号が
発信されてから油温度が上昇するまでの時間的な遅れは
小さいが、大きなシフトショックが発生するために、位
相遅れ量を100msに小さく設定しておくと共にゲイン
を通常の値に2を乗じた大きな値としておく。
【0031】このようにすれば、エンジンの燃焼状態ば
かりでなく変速時におけるシフトショックの大きさにも
応じた加振信号を得ることができる。
かりでなく変速時におけるシフトショックの大きさにも
応じた加振信号を得ることができる。
【0032】(第2実施例)次に、請求項5及び6記載
の発明に係る第2実施例について説明する。上述した第
1実施例は各温度に応じてゲイン及び位相を変更するも
のであったが、本例は、それに代えてエンジン回転数、
エンジン負荷、混合気の空燃比に基いて夫々を変更する
ようにしたものである。
の発明に係る第2実施例について説明する。上述した第
1実施例は各温度に応じてゲイン及び位相を変更するも
のであったが、本例は、それに代えてエンジン回転数、
エンジン負荷、混合気の空燃比に基いて夫々を変更する
ようにしたものである。
【0033】本例における制御動作を図12のフローチ
ャートに沿って説明する。スタートした後、先ずステッ
プS11において、エンジン回転数(NE)及びエンジン
負荷(CE)を読込み、これらに基いて図13に示すゲイ
ンマップ及び図14に示す位相マップからゲインA及び
位相A´を夫々読出す。また、ステップS12におい
て、混合気の空燃比(A/F )に基いて図15に示すゲイ
ンテーブル及び図16に示す位相テーブルからゲインB
及び位相B´を夫々読出す。その後、ステップS13に
おいて前記ゲインAとBを乗じて最終ゲインとし、ステ
ップS14において前記位相A´とB´との和を最終位
相として設定する。そして、この最終ゲイン及び最終位
相でもって加振信号の生成を行わせるようにする。
ャートに沿って説明する。スタートした後、先ずステッ
プS11において、エンジン回転数(NE)及びエンジン
負荷(CE)を読込み、これらに基いて図13に示すゲイ
ンマップ及び図14に示す位相マップからゲインA及び
位相A´を夫々読出す。また、ステップS12におい
て、混合気の空燃比(A/F )に基いて図15に示すゲイ
ンテーブル及び図16に示す位相テーブルからゲインB
及び位相B´を夫々読出す。その後、ステップS13に
おいて前記ゲインAとBを乗じて最終ゲインとし、ステ
ップS14において前記位相A´とB´との和を最終位
相として設定する。そして、この最終ゲイン及び最終位
相でもって加振信号の生成を行わせるようにする。
【0034】このように、本例では、エンジン回転数及
びエンジン負荷に応じて駆動信号を補正するようにした
ために、エンジンの燃焼状態を正確に認識することがで
き、振動に対して最適な駆動信号が得られ、振動低減動
作をより効果的に行わせることができる。更には、混合
気の空燃比に応じても駆動信号を補正するようにしたた
めに、エンジンの燃焼状態を予期することができて、振
動に対して収束性の向上が図られた最適な駆動信号が得
られ、収束性の高い振動低減動作を行わせることもでき
る。
びエンジン負荷に応じて駆動信号を補正するようにした
ために、エンジンの燃焼状態を正確に認識することがで
き、振動に対して最適な駆動信号が得られ、振動低減動
作をより効果的に行わせることができる。更には、混合
気の空燃比に応じても駆動信号を補正するようにしたた
めに、エンジンの燃焼状態を予期することができて、振
動に対して収束性の向上が図られた最適な駆動信号が得
られ、収束性の高い振動低減動作を行わせることもでき
る。
【0035】(変形例)図17は加振制御するアクチュ
エータ及び振動センサの変形例を示し、上記実施例では
エンジンマウント3及び加速度センサ7で構成したのに
代え、車室内に配置するスピーカ及びマイクロホンで構
成したものである。
エータ及び振動センサの変形例を示し、上記実施例では
エンジンマウント3及び加速度センサ7で構成したのに
代え、車室内に配置するスピーカ及びマイクロホンで構
成したものである。
【0036】すなわち、図17においては、車室内とい
う所定空間での振動を低減すべく、車室内の複数位置に
M個のマイクロホン40-1,40 -2 〜40-M(図2に
仮想線で示す前席ヘッドレスト部、及び後席側方等に配
置されるマイクロホン)と、L個のスピーカ41-1,4
1-2〜41-Lを各々配置している。更に、前記各スピー
カ41-1…と各マイクロホン40-1…との間の伝達特性
H11〜HLMをモデル化した複数個のデジタルフィルタ2
0…と、前記スピーカ41-1…の数に等しいL個の適応
フィルタ23…と、L個のD/A変換器17…と、L個
の出力側の増幅器19…と、M個のA/D変換器14…
と、M個の入力側の増幅器12…とを備えている。その
他の構成は図4及び図5と同一であるので、同一部分に
同一の符号を付してその説明を省略する。
う所定空間での振動を低減すべく、車室内の複数位置に
M個のマイクロホン40-1,40 -2 〜40-M(図2に
仮想線で示す前席ヘッドレスト部、及び後席側方等に配
置されるマイクロホン)と、L個のスピーカ41-1,4
1-2〜41-Lを各々配置している。更に、前記各スピー
カ41-1…と各マイクロホン40-1…との間の伝達特性
H11〜HLMをモデル化した複数個のデジタルフィルタ2
0…と、前記スピーカ41-1…の数に等しいL個の適応
フィルタ23…と、L個のD/A変換器17…と、L個
の出力側の増幅器19…と、M個のA/D変換器14…
と、M個の入力側の増幅器12…とを備えている。その
他の構成は図4及び図5と同一であるので、同一部分に
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0037】尚、加速度センサ7の配設位置としては、
フロアパネル、ドアインナパネル、ステアリング、シフ
トノブ等種々の振動発生部に配設することが望ましい。
フロアパネル、ドアインナパネル、ステアリング、シフ
トノブ等種々の振動発生部に配設することが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、制御手段に、パワーユニットの運転状
態に関連する信号に基づいて駆動信号を補正する駆動信
号補正手段を備えさせるような構成としたために、パワ
ーユニットの運転状態に支配される振動要素の振動を迅
速且つ効率良く低減することができる。
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、制御手段に、パワーユニットの運転状
態に関連する信号に基づいて駆動信号を補正する駆動信
号補正手段を備えさせるような構成としたために、パワ
ーユニットの運転状態に支配される振動要素の振動を迅
速且つ効率良く低減することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、駆動信号補
正手段に、エンジン冷却水温度を検出する水温センサを
連繋させ、該水温センサからのエンジン冷却水温度信号
に基いて駆動信号を補正するような構成としたために、
エンジンの暖機状態に支配される振動要素の振動に適応
した駆動信号が得られ、特に、エンジン始動時における
振動を確実に低減することができる。
正手段に、エンジン冷却水温度を検出する水温センサを
連繋させ、該水温センサからのエンジン冷却水温度信号
に基いて駆動信号を補正するような構成としたために、
エンジンの暖機状態に支配される振動要素の振動に適応
した駆動信号が得られ、特に、エンジン始動時における
振動を確実に低減することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、駆動信号補
正手段に、エンジン潤滑油温度を検出するエンジン油温
センサを連繋させ、該エンジン油温センサからのエンジ
ン潤滑油温度信号に基いて駆動信号を補正するような構
成としたために、エンジン負荷状態に支配される振動要
素の振動に適応した駆動信号が得られ、特に、エンジン
高負荷時における振動を確実に低減することができる。
正手段に、エンジン潤滑油温度を検出するエンジン油温
センサを連繋させ、該エンジン油温センサからのエンジ
ン潤滑油温度信号に基いて駆動信号を補正するような構
成としたために、エンジン負荷状態に支配される振動要
素の振動に適応した駆動信号が得られ、特に、エンジン
高負荷時における振動を確実に低減することができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、駆動信号補
正手段に、トランスミッションの油温度を検出するミッ
ション油温センサを連繋させ、該ミッション油温センサ
からのトランスミッション油温度信号に基いて駆動信号
を補正するような構成としたために、該油温度によって
変化する変速時におけるシフトショックの発生状況に応
じた駆動信号が得られ、シフトッショックを確実に低減
することができる。
正手段に、トランスミッションの油温度を検出するミッ
ション油温センサを連繋させ、該ミッション油温センサ
からのトランスミッション油温度信号に基いて駆動信号
を補正するような構成としたために、該油温度によって
変化する変速時におけるシフトショックの発生状況に応
じた駆動信号が得られ、シフトッショックを確実に低減
することができる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、駆動信号補
正手段を、エンジン回転数及びエンジン負荷に基いて駆
動信号を補正するような構成としたために、エンジンの
燃焼状態を正確に認識することができ、振動に対して最
適な駆動信号が得られ、振動低減動作をより効果的に行
わせることができる。
正手段を、エンジン回転数及びエンジン負荷に基いて駆
動信号を補正するような構成としたために、エンジンの
燃焼状態を正確に認識することができ、振動に対して最
適な駆動信号が得られ、振動低減動作をより効果的に行
わせることができる。
【0043】請求項6記載の発明によれば、駆動信号補
正手段を、混合気の空燃比に基いて駆動信号を補正する
ような構成としたために、エンジンの燃焼状態を予期す
ることができ、振動に対して収束性の向上が図られた最
適な駆動信号が得られ、収束性の高い振動低減動作を行
わせることができる。
正手段を、混合気の空燃比に基いて駆動信号を補正する
ような構成としたために、エンジンの燃焼状態を予期す
ることができ、振動に対して収束性の向上が図られた最
適な駆動信号が得られ、収束性の高い振動低減動作を行
わせることができる。
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】車両の全体概略構成を示す図である。
【図3】加振制御用アクチュエータを兼用するエンジン
マウントの具体的構成を示す図である。
マウントの具体的構成を示す図である。
【図4】加振制御のブロック構成を示す図である。
【図5】LMSの適応アルゴリズムを用いた加振信号生
成器の構成を示す図である。
成器の構成を示す図である。
【図6】エンジン水温、エンジン油温、トランスミッシ
ョン油温の変化特性を説明するための図である。
ョン油温の変化特性を説明するための図である。
【図7】第1実施例におけるゲイン及び位相の設定動作
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図8】水温メモリマップを示す図である。
【図9】エンジン油温メモリマップを示す図である。
【図10】シフトショック低減動作を示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図11】AT油温メモリマップを示す図である。
【図12】第2実施例におけるゲイン及び位相の設定動
作を示すフローチャート図である。
作を示すフローチャート図である。
【図13】ゲインマップを示す図である。
【図14】位相マップを示す図である。
【図15】ゲインテーブルを示す図である。
【図16】位相テーブルを示す図である。
【図17】加振制御用アクチュエータを複数個のスピー
カで構成した場合のLMSの適応アルゴリズムのブロッ
ク構成図ある。
カで構成した場合のLMSの適応アルゴリズムのブロッ
ク構成図ある。
1 車体(振動要素) 2 エンジン 3 エンジンマウント(アクチュエータ) 24 制御手段 25 水温センサ 26 エンジン油温センサ 27 ミッション油温センサ 30 補正フィルタ 31 調整機構 35 駆動信号補正手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59/72 8009−3J G05D 19/02 D 8914−3H (72)発明者 中尾 憲彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 三藤 千明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 塚原 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 原田 真悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 特定の振動要素を加振するアクチュエー
タと、エンジンから発せられる振動に基くリファレンス
信号を受け、該リファレンス信号に基いて前記振動要素
の振動とは逆位相且つ同振幅で該振動要素を加振するよ
うに、前記アクチュエータに駆動信号を送信して該アク
チュエータを駆動制御する制御手段とを備えた車両の振
動低減装置において、 前記制御手段には、パワーユニットの運転状態に関連す
る信号に基づいて前記駆動信号を補正する駆動信号補正
手段が備えられていることを特徴とする車両の振動低減
装置。 - 【請求項2】 駆動信号補正手段は、エンジン冷却水温
度を検出する水温センサが連繋され、該水温センサから
のエンジン冷却水温度信号に基いて駆動信号を補正する
ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
車両の振動低減装置。 - 【請求項3】 駆動信号補正手段は、エンジン潤滑油温
度を検出するエンジン油温センサが連繋され、該エンジ
ン油温センサからのエンジン潤滑油温度信号に基いて駆
動信号を補正するように構成されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の車両の振動低減装置。 - 【請求項4】 駆動信号補正手段は、トランスミッショ
ンの油温度を検出するミッション油温センサが連繋さ
れ、該ミッション油温センサからのトランスミッション
油温度信号に基いて駆動信号を補正するように構成され
ていることを特徴とする請求項1、2または3記載の車
両の振動低減装置。 - 【請求項5】 駆動信号補正手段は、エンジン回転数及
びエンジン負荷に基いて駆動信号を補正するように構成
されていることを特徴とする請求項1、2、3または4
記載の車両の振動低減装置。 - 【請求項6】 駆動信号補正手段は、混合気の空燃比に
基いて駆動信号を補正するように構成されていることを
特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の車両の
振動低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18367192A JPH0633984A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 車両の振動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18367192A JPH0633984A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 車両の振動低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633984A true JPH0633984A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16139895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18367192A Withdrawn JPH0633984A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 車両の振動低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633984A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1137210A (ja) * | 1997-07-24 | 1999-02-12 | Toyota Motor Corp | V型内燃機関の可変防振支承装置 |
JP2000002290A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 能動型騒音振動制御装置及び車両用能動型振動制御装置 |
JP2008121819A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 動力伝達機構の振動抑制装置、振動抑制方法およびその方法をコンピュータで実現されるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 |
US8214107B2 (en) | 2008-04-02 | 2012-07-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle behavior control apparatus and control method |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18367192A patent/JPH0633984A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1137210A (ja) * | 1997-07-24 | 1999-02-12 | Toyota Motor Corp | V型内燃機関の可変防振支承装置 |
JP2000002290A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 能動型騒音振動制御装置及び車両用能動型振動制御装置 |
JP2008121819A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 動力伝達機構の振動抑制装置、振動抑制方法およびその方法をコンピュータで実現されるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 |
US8214107B2 (en) | 2008-04-02 | 2012-07-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle behavior control apparatus and control method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |