JPH07281676A - 能動型振動騒音制御装置 - Google Patents
能動型振動騒音制御装置Info
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- JPH07281676A JPH07281676A JP6075037A JP7503794A JPH07281676A JP H07281676 A JPH07281676 A JP H07281676A JP 6075037 A JP6075037 A JP 6075037A JP 7503794 A JP7503794 A JP 7503794A JP H07281676 A JPH07281676 A JP H07281676A
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- signal
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ランダムな振動、騒音に対し、振動、騒音の能
動的な抑制を行う。 【構成】騒音を検出する密閉構造体内に配置された騒音
検出手段と、加振発生位置近傍に配置され振動を検出す
る第1振動検出手段と、構造体内に配置され振動を検出
する第2振動検出手段と、構造体内の内部表面を加振す
る加振手段と、騒音検出手段、第1および第2の振動検
出手段の出力信号を入力信号とし、加振手段へ与える加
振制御信号を生成する加振制御回路とを備える。また、
加振制御回路は、第2振動検出手段の出力信号の二乗総
和値が最小になるように、第1振動検出手段の信号の位
相、振幅の調整を行い、第1加振制御信号を生成し、同
時に、騒音検出手段の出力信号の二乗総和値が最小にな
るように、第2振動検出手段の信号の位相、振幅の調整
を行い、第2加振制御信号を生成する。第1、第2の加
振制御信号の加算信号を加振制御信号として加振手段に
供給する。
動的な抑制を行う。 【構成】騒音を検出する密閉構造体内に配置された騒音
検出手段と、加振発生位置近傍に配置され振動を検出す
る第1振動検出手段と、構造体内に配置され振動を検出
する第2振動検出手段と、構造体内の内部表面を加振す
る加振手段と、騒音検出手段、第1および第2の振動検
出手段の出力信号を入力信号とし、加振手段へ与える加
振制御信号を生成する加振制御回路とを備える。また、
加振制御回路は、第2振動検出手段の出力信号の二乗総
和値が最小になるように、第1振動検出手段の信号の位
相、振幅の調整を行い、第1加振制御信号を生成し、同
時に、騒音検出手段の出力信号の二乗総和値が最小にな
るように、第2振動検出手段の信号の位相、振幅の調整
を行い、第2加振制御信号を生成する。第1、第2の加
振制御信号の加算信号を加振制御信号として加振手段に
供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、車両におい
て、走行時のタイヤ、サスペンション等の振動と、振動
により発生する車室内騒音とを能動的に抑制するシステ
ムに関する。
て、走行時のタイヤ、サスペンション等の振動と、振動
により発生する車室内騒音とを能動的に抑制するシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の運転時において発生する騒音とし
ては、エンジン音、風切音、ロードノイズ等の各種の音
が存在する。このうち、走行中の路面の凹凸による、タ
イヤおよびサスペンションの振動が、車室内に伝搬され
て、フロアパネルの一部を加振して発生する振動放射騒
音を、一般にロードノイズと呼しており、通常30〜3
00(Hz)の広帯域のスペクトル分布を有している。
ては、エンジン音、風切音、ロードノイズ等の各種の音
が存在する。このうち、走行中の路面の凹凸による、タ
イヤおよびサスペンションの振動が、車室内に伝搬され
て、フロアパネルの一部を加振して発生する振動放射騒
音を、一般にロードノイズと呼しており、通常30〜3
00(Hz)の広帯域のスペクトル分布を有している。
【0003】かかるロードノイズは、粗い路面において
は、時速40〜60(km)程度での比較的低速な走行
時にも発生し、人間にとっては不快な音であることか
ら、これを低減するために様々な努力がなされてきた。
は、時速40〜60(km)程度での比較的低速な走行
時にも発生し、人間にとっては不快な音であることか
ら、これを低減するために様々な努力がなされてきた。
【0004】ところで、これらの騒音に対する対策は、
車体構造設計の変更や、遮音材を用いた対策など、いわ
ゆる「消極的(パッシブ)」な方法を用いるのが、一般
的であった。
車体構造設計の変更や、遮音材を用いた対策など、いわ
ゆる「消極的(パッシブ)」な方法を用いるのが、一般
的であった。
【0005】一方、発生する騒音に対し、逆位相の2次
音を人工的に作り出して、「能動的(アクティブ)」に
消音する、能動騒音制御技術が注目されている。
音を人工的に作り出して、「能動的(アクティブ)」に
消音する、能動騒音制御技術が注目されている。
【0006】特に、ロードノイズに対して、2次音源を
使用して、能動的な消音を行うシステムに関する研究報
告例は、例えば、文献「Active Noise and Vibration C
ontrol within the Automobile,A. M. Mcdonald,et al,
International Symposium onActive Control of Sound
and Vibration,ASJ Proc,'91,Tokyo,April 9-11,1991,p
p.147-156」に記載されている。
使用して、能動的な消音を行うシステムに関する研究報
告例は、例えば、文献「Active Noise and Vibration C
ontrol within the Automobile,A. M. Mcdonald,et al,
International Symposium onActive Control of Sound
and Vibration,ASJ Proc,'91,Tokyo,April 9-11,1991,p
p.147-156」に記載されている。
【0007】このなかで、A. M. Mcdonald.らは、リア
サスペンションの振動を、ホイールハブに近接して取り
付けた2個の加速度センサの測定出力を参照信号として
用い、2個のマイクロフォンと2個のスピーカを有して
構成される、能動消音システムにより、リアシートの位
置での、100Hz付近の騒音レベルを、相当低減する
システムについて提案、報告している。
サスペンションの振動を、ホイールハブに近接して取り
付けた2個の加速度センサの測定出力を参照信号として
用い、2個のマイクロフォンと2個のスピーカを有して
構成される、能動消音システムにより、リアシートの位
置での、100Hz付近の騒音レベルを、相当低減する
システムについて提案、報告している。
【0008】このような能動騒音制御の基本的なアイデ
ィアは、古く、1930年代にLuegによって行われた先
駆的な研究以降、1950年代には、Olson、Conver等に
よって研究が行われてきているが、実際に製品に適用さ
れるようになったのは比較的最近のことである。これは
ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の、各種の
制御を可能とする電子デバイスの発達によるところが大
きいが、制御アルゴリズムに関する理論等のソフトウエ
ア面での技術進歩が進んできたことも挙げられる。
ィアは、古く、1930年代にLuegによって行われた先
駆的な研究以降、1950年代には、Olson、Conver等に
よって研究が行われてきているが、実際に製品に適用さ
れるようになったのは比較的最近のことである。これは
ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の、各種の
制御を可能とする電子デバイスの発達によるところが大
きいが、制御アルゴリズムに関する理論等のソフトウエ
ア面での技術進歩が進んできたことも挙げられる。
【0009】能動騒音制御技術に頻繁に使用されるLM
S適応制御アルゴリズムは、1950年代に、B.Widrow
によって体系化された方法であり、本アルゴリズムは、
汎用性に富むことから、能動騒音制御に関する最近の研
究例は、殆どこの制御アルゴリズムを使用しているもの
である。
S適応制御アルゴリズムは、1950年代に、B.Widrow
によって体系化された方法であり、本アルゴリズムは、
汎用性に富むことから、能動騒音制御に関する最近の研
究例は、殆どこの制御アルゴリズムを使用しているもの
である。
【0010】このアルゴリズムについては、例えば、文
献「Signal Processing for ActiveControl-Adaptive S
ignal Processing:Hareo Hamada,International Sympos
iumon Active Control of Sound and Vibration,ASJ Pr
oc,'91,Tokyo,April 9-11,1991,pp.33-44」等に詳細に
記載されている。特に、自動車の車室内のような密閉構
造体内の騒音を、複数のマイクロホンと複数のスピーカ
によって消音するためのアルゴリズムとして、マルチプ
ル・エラー・フィルタードX LMS(「MEFX−L
MS」と略記される)アルゴリズムが主として採用され
ている。
献「Signal Processing for ActiveControl-Adaptive S
ignal Processing:Hareo Hamada,International Sympos
iumon Active Control of Sound and Vibration,ASJ Pr
oc,'91,Tokyo,April 9-11,1991,pp.33-44」等に詳細に
記載されている。特に、自動車の車室内のような密閉構
造体内の騒音を、複数のマイクロホンと複数のスピーカ
によって消音するためのアルゴリズムとして、マルチプ
ル・エラー・フィルタードX LMS(「MEFX−L
MS」と略記される)アルゴリズムが主として採用され
ている。
【0011】図8は、このMEFX−LMSアルゴリズ
ムに基づく適応制御システムのブロック線図の一例であ
る。
ムに基づく適応制御システムのブロック線図の一例であ
る。
【0012】本ブロック図では、K個の参照信号、L個
のエラー信号、M個の出力信号(2次音出力)等が、入
出力される(ここで、K、L、Mは、自然数である)。
のエラー信号、M個の出力信号(2次音出力)等が、入
出力される(ここで、K、L、Mは、自然数である)。
【0013】今、車両の振動騒音伝達系の伝達関数を
H、加速度センサ等で検出される振動信号をX、Hを通
過してエラー信号となる騒音(本騒音は、マイクロホン
等で検出される)をSとすると、X、Hをベクトル(1
行の行列)、Sを行列と考えて、次式のような関係が成
立する。
H、加速度センサ等で検出される振動信号をX、Hを通
過してエラー信号となる騒音(本騒音は、マイクロホン
等で検出される)をSとすると、X、Hをベクトル(1
行の行列)、Sを行列と考えて、次式のような関係が成
立する。
【0014】
【数1】
【0015】図7に示す、適応制御システムでは、Xを
参照信号(Xの要素数は、Kである)として用い、適応
フィルタWにより、エラー信号Eのエネルギーが最小に
なるように動作する。
参照信号(Xの要素数は、Kである)として用い、適応
フィルタWにより、エラー信号Eのエネルギーが最小に
なるように動作する。
【0016】すなわち、以下の式が成立する。
【0017】
【数2】
【0018】ただし、D(要素数Lのベクトル)は、具
体的には、マイクロフォンで検出されるスピーカの出力
音(2次音)、Y(要素数Mのベクトル)は、その2次
音の制御信号である。また、Cは、スピーカからマイク
に至る空間音響伝達関数(行列で表現できる)である。
なお、実際に検出されるエラー信号には、Xに起因する
S以外の、信号Nも含まれるが、これは制御系へのノイ
ズとなる、制御対象外から入力されてしまう成分であ
る。
体的には、マイクロフォンで検出されるスピーカの出力
音(2次音)、Y(要素数Mのベクトル)は、その2次
音の制御信号である。また、Cは、スピーカからマイク
に至る空間音響伝達関数(行列で表現できる)である。
なお、実際に検出されるエラー信号には、Xに起因する
S以外の、信号Nも含まれるが、これは制御系へのノイ
ズとなる、制御対象外から入力されてしまう成分であ
る。
【0019】適応フィルタWの調整は、MEFX−LM
Sアルゴリズムを使用して、時々刻々と行われる。この
調整(デジタルフィルタの係数の調整や更新を意味す
る)は、参照信号X、および、エラー信号Eを使用して
行われるが、参照信号Xは、前述のCを、コントローラ
内部でモデル関数化したC^によって、フィルタリング
され、これをフィルタードXと、一般に称している。
Sアルゴリズムを使用して、時々刻々と行われる。この
調整(デジタルフィルタの係数の調整や更新を意味す
る)は、参照信号X、および、エラー信号Eを使用して
行われるが、参照信号Xは、前述のCを、コントローラ
内部でモデル関数化したC^によって、フィルタリング
され、これをフィルタードXと、一般に称している。
【0020】図8に示す、ブロック図中の各記号は、周
波数領域における物理量を示していおり、周波数領域に
おける演算は、実際のシステムでは、DSP(デジタル
・シグナル・プロセッサ)を用い、高速デジタル演算に
より実現され、ブロック線図中における、乗算(積)
は、時間領域においては、いわゆる畳み込み演算で表現
されうる。
波数領域における物理量を示していおり、周波数領域に
おける演算は、実際のシステムでは、DSP(デジタル
・シグナル・プロセッサ)を用い、高速デジタル演算に
より実現され、ブロック線図中における、乗算(積)
は、時間領域においては、いわゆる畳み込み演算で表現
されうる。
【0021】その演算式は、次式のようになる。
【0022】
【数3】
【0023】ただし、ym(n)は、m番目のスピーカに対
するn番目サンプリング時の2次音制御の出力信号であ
り、参照信号xk(n)と適応フィルタwmk(i)(i=0から
I-1)の畳み込み演算で与えられる。また、k番目の参
照信号にもとづいて、m番目のスピーカへの出力を信号
を生成する適応フィルタwmk(i)は、次式で更新され
る。
するn番目サンプリング時の2次音制御の出力信号であ
り、参照信号xk(n)と適応フィルタwmk(i)(i=0から
I-1)の畳み込み演算で与えられる。また、k番目の参
照信号にもとづいて、m番目のスピーカへの出力を信号
を生成する適応フィルタwmk(i)は、次式で更新され
る。
【0024】
【数4】
【0025】ここで、m番目のスピーカとl番目のマイ
クとの間の、音響伝達系のモデル関数はC^lm(j)は、
係数がJ個のデジタルFIRフィルタで表現される。ま
た、rlmk(n)は、フィルタードXである。
クとの間の、音響伝達系のモデル関数はC^lm(j)は、
係数がJ個のデジタルFIRフィルタで表現される。ま
た、rlmk(n)は、フィルタードXである。
【0026】上述の適応フィルタの更新式は、n番目の
サンプリング時のL個のエラー信号の2乗総和値J=Σ
el(n)2(Σは、l=0からL-1の総和をとりことを意味す
る)が最小となるように、更新されていくものである
が、式中、係数αmk、λmkは、それぞれ、「収束係
数」、「リーキーパラメータ」と称される係数である。
サンプリング時のL個のエラー信号の2乗総和値J=Σ
el(n)2(Σは、l=0からL-1の総和をとりことを意味す
る)が最小となるように、更新されていくものである
が、式中、係数αmk、λmkは、それぞれ、「収束係
数」、「リーキーパラメータ」と称される係数である。
【0027】収束係数αmkが大きいと、1回の更新処理
ごとの、適応フィルタwmkの更新料が大きくなり、増音
や発振現象を招き易くなる。一方、リーキーパラメータ
λmkは、通常1以下の値をとり、適応フィルタの更新処
理ごとに、各係数の絶対値を小さくしていく。
ごとの、適応フィルタwmkの更新料が大きくなり、増音
や発振現象を招き易くなる。一方、リーキーパラメータ
λmkは、通常1以下の値をとり、適応フィルタの更新処
理ごとに、各係数の絶対値を小さくしていく。
【0028】すなわち、リーキーパラメータの働きによ
り、適応フィルタの過大成長を抑制することができる
が、更新量に比べてリーキーパラメータの働きが大きす
ぎると、適応フィルタは成長できず、充分な制御効果が
得られない。なお、通常のLMSアルゴリズムでは、λ
mk=1とするのが、一般的である。
り、適応フィルタの過大成長を抑制することができる
が、更新量に比べてリーキーパラメータの働きが大きす
ぎると、適応フィルタは成長できず、充分な制御効果が
得られない。なお、通常のLMSアルゴリズムでは、λ
mk=1とするのが、一般的である。
【0029】このように、従来の能動騒音制御システム
は、以上説明したような適応システムを用いて実現され
ている。
は、以上説明したような適応システムを用いて実現され
ている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな能動騒音制御システムにおいては、当然のことなが
ら制御により低減できるのは騒音のみであり、振動は低
減されず残るため、特に振動に敏感な人間にとっては、
騒音は聞こえず、振動は体感できるために、不自然な感
じがあった。
うな能動騒音制御システムにおいては、当然のことなが
ら制御により低減できるのは騒音のみであり、振動は低
減されず残るため、特に振動に敏感な人間にとっては、
騒音は聞こえず、振動は体感できるために、不自然な感
じがあった。
【0031】ここで、ロードノイズ等は、前述したよう
に、路面振動が車室内に伝搬されてフロアパネルの一部
を加振して発生する振動放射騒音である。
に、路面振動が車室内に伝搬されてフロアパネルの一部
を加振して発生する振動放射騒音である。
【0032】したがって、騒音放射源近傍のフロアパネ
ルを加振して、振動抑制を図るシステムとして、この振
動自体を低減すれば、騒音の発生は抑えられることにな
る。
ルを加振して、振動抑制を図るシステムとして、この振
動自体を低減すれば、騒音の発生は抑えられることにな
る。
【0033】このとき、参照信号として、サスペンショ
ン近傍の振動信号を用い、エラー信号は、フロアパネル
等のボディの振動信号を用いればよい。しかしながら、
因果律の問題と共鳴音の発生等のために、完全には騒音
成分を取りきることはできない。そこで、次に、ボディ
の振動信号を参照信号として用い、車室内に配置された
マイクロフォンにより検出された騒音をエラー信号とし
て用いる適応フィルタを、カスケードに接続する。
ン近傍の振動信号を用い、エラー信号は、フロアパネル
等のボディの振動信号を用いればよい。しかしながら、
因果律の問題と共鳴音の発生等のために、完全には騒音
成分を取りきることはできない。そこで、次に、ボディ
の振動信号を参照信号として用い、車室内に配置された
マイクロフォンにより検出された騒音をエラー信号とし
て用いる適応フィルタを、カスケードに接続する。
【0034】このように、本発明は、上記問題点を解決
すべく創作されたもので、その解決しようとする課題
は、ロードノイズ等の広帯域のスペクトルを有するラン
ダム振動騒音に対する能動振動騒音制御システムを提供
し、振動および騒音の同時低減を可能にすることにあ
る。
すべく創作されたもので、その解決しようとする課題
は、ロードノイズ等の広帯域のスペクトルを有するラン
ダム振動騒音に対する能動振動騒音制御システムを提供
し、振動および騒音の同時低減を可能にすることにあ
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、以下の手段が考えられる。
めに、以下の手段が考えられる。
【0036】すなわち、外部振動源による加振が原因で
密閉構造体の内部表面に励起される振動と、該振動によ
り前記密閉構造体内部に発生する騒音とを抑制する装置
であって、前記騒音を検出し、検出信号を出力するため
に前記密閉構造体内部に配置された、少なくとも1個以
上の騒音検出手段と、前記加振が発生する位置の近傍に
配置され、振動を検出し検出信号を出力する、少なくと
も1個以上の第1の振動検出手段と、前記騒音の発生位
置近傍の前記密閉構造体内部(内部表面位置)に配置さ
れ、振動を検出し検出信号を出力する、少なくとも1個
以上の第2の振動検出手段と、前記密閉構造体内部にお
ける、前記内部表面位置近傍に設けた、前記密閉構造体
内部の内部表面を加振する、少なくとも1個以上の加振
手段と、前記騒音検出手段、第1、および第2の振動検
出手段の出力信号を入力信号として、前記加振手段へ与
える加振制御信号を生成する加振制御回路とを備えた構
成にする。
密閉構造体の内部表面に励起される振動と、該振動によ
り前記密閉構造体内部に発生する騒音とを抑制する装置
であって、前記騒音を検出し、検出信号を出力するため
に前記密閉構造体内部に配置された、少なくとも1個以
上の騒音検出手段と、前記加振が発生する位置の近傍に
配置され、振動を検出し検出信号を出力する、少なくと
も1個以上の第1の振動検出手段と、前記騒音の発生位
置近傍の前記密閉構造体内部(内部表面位置)に配置さ
れ、振動を検出し検出信号を出力する、少なくとも1個
以上の第2の振動検出手段と、前記密閉構造体内部にお
ける、前記内部表面位置近傍に設けた、前記密閉構造体
内部の内部表面を加振する、少なくとも1個以上の加振
手段と、前記騒音検出手段、第1、および第2の振動検
出手段の出力信号を入力信号として、前記加振手段へ与
える加振制御信号を生成する加振制御回路とを備えた構
成にする。
【0037】そして、前記加振制御回路は、前記第2の
振動検出手段の出力信号の二乗の総和値が最小になるよ
うに、前記第1の振動検出手段から出力される信号の、
位相および振幅の調整を行って、これを第1の加振制御
信号として生成し、同時に、前記騒音検出手段の出力信
号の二乗の総和値が最小になるように、前記第2の振動
検出手段から出力される信号の、位相および振幅の調整
を行って、これを第2の加振制御信号として生成し、前
記第1および第2の加振制御信号の加算信号を、前記加
振制御信号として、前記加振手段に供給する装置であ
る。
振動検出手段の出力信号の二乗の総和値が最小になるよ
うに、前記第1の振動検出手段から出力される信号の、
位相および振幅の調整を行って、これを第1の加振制御
信号として生成し、同時に、前記騒音検出手段の出力信
号の二乗の総和値が最小になるように、前記第2の振動
検出手段から出力される信号の、位相および振幅の調整
を行って、これを第2の加振制御信号として生成し、前
記第1および第2の加振制御信号の加算信号を、前記加
振制御信号として、前記加振手段に供給する装置であ
る。
【0038】また、以下のような手段も考えられる。
【0039】すなわち、外部振動源による加振が原因で
密閉構造体の内部表面に励起される振動と、該振動によ
り前記密閉構造体内部に発生する騒音とを抑制する装置
であって、前記騒音を検出し、検出信号を出力するため
に前記密閉構造体内部に配置された、少なくとも1個以
上の騒音検出手段と、前記加振が発生する位置の近傍に
配置され、振動を検出し検出信号を出力する、少なくと
も1個以上の第1の振動検出手段と、前記騒音の発生位
置近傍の前記密閉構造体内部(内部表面位置)に配置さ
れ、振動を検出し検出信号を出力する、少なくとも1個
以上の第2の振動検出手段と、前記密閉構造体内部にお
ける、前記内部表面位置近傍に設けた、前記密閉構造体
内部の内部表面を加振する、少なくとも1個以上の加振
手段と、前記密閉構造体内部に配置され、音響信号を出
力する、少なくとも1個以上の音響出力手段と、前記騒
音検出手段、第1、および第2の振動検出手段の出力信
号を入力信号として、前記加振手段へ与える加振制御信
号および前記音響出力手段へ与える音響制御信号を生成
する加振音響制御回路とを備えた構成にする。
密閉構造体の内部表面に励起される振動と、該振動によ
り前記密閉構造体内部に発生する騒音とを抑制する装置
であって、前記騒音を検出し、検出信号を出力するため
に前記密閉構造体内部に配置された、少なくとも1個以
上の騒音検出手段と、前記加振が発生する位置の近傍に
配置され、振動を検出し検出信号を出力する、少なくと
も1個以上の第1の振動検出手段と、前記騒音の発生位
置近傍の前記密閉構造体内部(内部表面位置)に配置さ
れ、振動を検出し検出信号を出力する、少なくとも1個
以上の第2の振動検出手段と、前記密閉構造体内部にお
ける、前記内部表面位置近傍に設けた、前記密閉構造体
内部の内部表面を加振する、少なくとも1個以上の加振
手段と、前記密閉構造体内部に配置され、音響信号を出
力する、少なくとも1個以上の音響出力手段と、前記騒
音検出手段、第1、および第2の振動検出手段の出力信
号を入力信号として、前記加振手段へ与える加振制御信
号および前記音響出力手段へ与える音響制御信号を生成
する加振音響制御回路とを備えた構成にする。
【0040】そして、前記加振音響制御回路は、前記第
2の振動検出手段の出力信号の二乗の総和値が最小にな
るように、前記第1の振動検出手段から出力される信号
の、位相および振幅の調整を行って、これを前記加振制
御信号として生成し、前記加振手段に供給し、同時に、
前記騒音検出手段の出力信号の二乗の総和値が最小にな
るように、前記第2の振動検出手段から出力される信号
の、位相および振幅の調整を行って、前記音響制御信号
として生成し、前記音響出力手段に供給する装置であ
る。
2の振動検出手段の出力信号の二乗の総和値が最小にな
るように、前記第1の振動検出手段から出力される信号
の、位相および振幅の調整を行って、これを前記加振制
御信号として生成し、前記加振手段に供給し、同時に、
前記騒音検出手段の出力信号の二乗の総和値が最小にな
るように、前記第2の振動検出手段から出力される信号
の、位相および振幅の調整を行って、前記音響制御信号
として生成し、前記音響出力手段に供給する装置であ
る。
【0041】
【作用】本発明では、上述のように、騒音を検出する騒
音検出手段と、加振が発生する位置の近傍に配置され、
振動を検出し検出信号を出力する、1個以上の第1の振
動検出手段と、前記騒音の発生位置近傍の密閉構造体内
部に配置され、振動を検出する、1個以上の第2の振動
検出手段と、前記密閉構造体内部における、前記内部表
面位置近傍に設けた、前記密閉構造体内部の内部表面を
加振する、少なくとも1個以上の加振手段と、前記騒音
検出手段、第1および第2の振動検出手段の出力信号を
入力信号として、前記加振手段へ与える加振制御信号を
生成する加振制御回路とを備える。
音検出手段と、加振が発生する位置の近傍に配置され、
振動を検出し検出信号を出力する、1個以上の第1の振
動検出手段と、前記騒音の発生位置近傍の密閉構造体内
部に配置され、振動を検出する、1個以上の第2の振動
検出手段と、前記密閉構造体内部における、前記内部表
面位置近傍に設けた、前記密閉構造体内部の内部表面を
加振する、少なくとも1個以上の加振手段と、前記騒音
検出手段、第1および第2の振動検出手段の出力信号を
入力信号として、前記加振手段へ与える加振制御信号を
生成する加振制御回路とを備える。
【0042】具体的には、加振制御回路は、予め定めら
れた適応アルゴリズムにしたがって動作する、第1およ
び第2の適応フィルタを備えた構成にする。
れた適応アルゴリズムにしたがって動作する、第1およ
び第2の適応フィルタを備えた構成にする。
【0043】そして、第1の適応フィルタは、前記第1
の振動検出手段の出力信号を、参照信号とし、前記第2
の振動検出手段の出力信号をエラー信号とし、エラー信
号の2乗の総和値が最小となるように、前記加振手段の
加振制御信号を生成して前記加振手段に供給し、さら
に、前記第2の適応フィルタは、前記エラー信号を参照
信号とし、前記騒音検出手段の出力信号を、第2の適応
フィルタのエラー信号とし、該エラー信号の2乗の総和
値が最小となるように、前記加振手段の加振制御信号を
生成し、該加振制御信号を、前記第1の適応フィルタが
前記加振手段に供給する加振制御信号に加えて、前記加
振手段に供給する。
の振動検出手段の出力信号を、参照信号とし、前記第2
の振動検出手段の出力信号をエラー信号とし、エラー信
号の2乗の総和値が最小となるように、前記加振手段の
加振制御信号を生成して前記加振手段に供給し、さら
に、前記第2の適応フィルタは、前記エラー信号を参照
信号とし、前記騒音検出手段の出力信号を、第2の適応
フィルタのエラー信号とし、該エラー信号の2乗の総和
値が最小となるように、前記加振手段の加振制御信号を
生成し、該加振制御信号を、前記第1の適応フィルタが
前記加振手段に供給する加振制御信号に加えて、前記加
振手段に供給する。
【0044】これにより、騒音および振動を能動的に低
減する装置を実現できる。
減する装置を実現できる。
【0045】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0046】なお、以下、密閉構造体の一例として、走
行中の車室内を想定して説明するが、密閉構造体は、こ
れに限られないことは言うまでもない。
行中の車室内を想定して説明するが、密閉構造体は、こ
れに限られないことは言うまでもない。
【0047】図1は、車室内騒音のうち、特にロードノ
イズと称される、路面の凹凸による車両の加振が原因で
発生する騒音を低減する能動型騒音制御装置例の構成図
を示している。
イズと称される、路面の凹凸による車両の加振が原因で
発生する騒音を低減する能動型騒音制御装置例の構成図
を示している。
【0048】まず、本システムの構成要素について説明
する。
する。
【0049】加速度センサ1は、振動に応じた出力を検
出する手段であり、例えば、圧電素子型や静電容量型
の、Gセンサにて実現可能である。なお、加速度センサ
1は、例えば、前輪サスペンションにとりつけ、後に説
明するように、出力信号を、適応フィルタの参照信号と
して用いる。なお、一般には、複数個備えるのが好まし
い。
出する手段であり、例えば、圧電素子型や静電容量型
の、Gセンサにて実現可能である。なお、加速度センサ
1は、例えば、前輪サスペンションにとりつけ、後に説
明するように、出力信号を、適応フィルタの参照信号と
して用いる。なお、一般には、複数個備えるのが好まし
い。
【0050】加速度センサ10は、加速度センサ1と同
様の構成で実現でき、同様の機能を有する手段である。
ただし、加速度センサ10は、図1に示すようにボディ
フロアに配置する。一般には、複数個配置するのが好ま
しい。
様の構成で実現でき、同様の機能を有する手段である。
ただし、加速度センサ10は、図1に示すようにボディ
フロアに配置する。一般には、複数個配置するのが好ま
しい。
【0051】マイクロフォン2は、車室内に、少なくと
も1個以上配置され、車室内の騒音を検出するための手
段であり、市販されている、オーディオ用のマイクロフ
ォンを用いて実現すれば良い。
も1個以上配置され、車室内の騒音を検出するための手
段であり、市販されている、オーディオ用のマイクロフ
ォンを用いて実現すれば良い。
【0052】加振機3は、与えられた制御信号にしたが
って、加振波形を出力するための手段であり、後に説明
するように、騒音および振動の抑制を行うために用い
る。少なくとも1個以上配置すれば良い。
って、加振波形を出力するための手段であり、後に説明
するように、騒音および振動の抑制を行うために用い
る。少なくとも1個以上配置すれば良い。
【0053】加振機3は、例えば、電磁式のボイスコイ
ルやPZT等の電歪素子を用いたものが考えられる。電
歪素子の場合には、与えた電気信号に対して、素子自体
が伸縮するため、電気信号の与えかたによって、例え
ば、周期的な電圧を印加することにより、電歪素子の装
着部分を周期的に加振する手段となる。
ルやPZT等の電歪素子を用いたものが考えられる。電
歪素子の場合には、与えた電気信号に対して、素子自体
が伸縮するため、電気信号の与えかたによって、例え
ば、周期的な電圧を印加することにより、電歪素子の装
着部分を周期的に加振する手段となる。
【0054】制御用コントローラ4は、信号101、1
07をフィルタリングするローパスフィルタ41、フィ
ルタリングされたアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器42、信号103をフィルタリングする
ローパスフィルタ43、フィルタリングされたアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器44、マイ
クロプロセッサ40、デジタル信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器45、アナログ信号をフィルタリン
グするローパスフィルタ46、加振機3に与える信号を
生成するパワーアンプ5を有して構成される。
07をフィルタリングするローパスフィルタ41、フィ
ルタリングされたアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器42、信号103をフィルタリングする
ローパスフィルタ43、フィルタリングされたアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器44、マイ
クロプロセッサ40、デジタル信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器45、アナログ信号をフィルタリン
グするローパスフィルタ46、加振機3に与える信号を
生成するパワーアンプ5を有して構成される。
【0055】なお、マイクロプロセッサ40によって、
適応フィルタ1(201)、適応フィルタ2(202)
が実現され、また、所定の信号を入力し、所定の信号を
出力する機能を有する。なお、図示しないが、マイクロ
プロセッサ40は、RAMやROMを備えており、RO
Mに格納されたプログラムに従って所定の処理が行われ
る。また、演算結果等は、RAMに格納しておく。もち
ろん、マイクロプロセッサ40自体が備える、各種レジ
スタによって、RAMの機能を代用させる場合には、必
ずしもRAMを備えた構成にしなくてもよい。なお、マ
イクロプロセッサ40をASIC化する場合に、ROM
を内蔵する構成にしておくと、マイクロプロセッサ40
の外部に、必ずしもROMを備えた構成にしなくても良
い。
適応フィルタ1(201)、適応フィルタ2(202)
が実現され、また、所定の信号を入力し、所定の信号を
出力する機能を有する。なお、図示しないが、マイクロ
プロセッサ40は、RAMやROMを備えており、RO
Mに格納されたプログラムに従って所定の処理が行われ
る。また、演算結果等は、RAMに格納しておく。もち
ろん、マイクロプロセッサ40自体が備える、各種レジ
スタによって、RAMの機能を代用させる場合には、必
ずしもRAMを備えた構成にしなくてもよい。なお、マ
イクロプロセッサ40をASIC化する場合に、ROM
を内蔵する構成にしておくと、マイクロプロセッサ40
の外部に、必ずしもROMを備えた構成にしなくても良
い。
【0056】さて、以下、本システムの動作について説
明する。
明する。
【0057】走行により、サスペンションの振動が発生
した場合、加速度センサ1により検出され、加速度セン
サ1の出力信号は、センサ検出信号101として、コン
トローラ4に入力される。このサスペンションの振動
は、ボディフロアに伝達され、フロアの振動により、車
室内に騒音が発生する。
した場合、加速度センサ1により検出され、加速度セン
サ1の出力信号は、センサ検出信号101として、コン
トローラ4に入力される。このサスペンションの振動
は、ボディフロアに伝達され、フロアの振動により、車
室内に騒音が発生する。
【0058】このフロアの振動は、加速度センサ10に
よって検出され、さらに、車室内に発生した騒音は、マ
イクロフォン2によって検出される。加速度センサ10
による検出信号は、センサ信号107として、また、マ
イクロフォン2によって検出された信号は、音圧信号1
03としてコントローラ4に供給される。
よって検出され、さらに、車室内に発生した騒音は、マ
イクロフォン2によって検出される。加速度センサ10
による検出信号は、センサ信号107として、また、マ
イクロフォン2によって検出された信号は、音圧信号1
03としてコントローラ4に供給される。
【0059】次に、センサ信号101、107および音
圧信号103は、ローパスフィルタ(LPF)41、4
3、A/D変換器42、44を介して、それぞれ、ディ
ジタル信号102、108および104に変換され、マ
イクロプロセッサ40に入力される。
圧信号103は、ローパスフィルタ(LPF)41、4
3、A/D変換器42、44を介して、それぞれ、ディ
ジタル信号102、108および104に変換され、マ
イクロプロセッサ40に入力される。
【0060】マイクロプロセッサ40では、まず、第1
の加速度センサ1の出力信号101をディジタル化した
信号102を参照信号として用い、前述の「フィルター
ドXLMS アルゴリズム」により、第1の適応ディジ
タルフィルタ201との畳込み演算により、加振機3を
制御するための第1の加振機制御信号を生成する。
の加速度センサ1の出力信号101をディジタル化した
信号102を参照信号として用い、前述の「フィルター
ドXLMS アルゴリズム」により、第1の適応ディジ
タルフィルタ201との畳込み演算により、加振機3を
制御するための第1の加振機制御信号を生成する。
【0061】ここで、第1の適応ディジタルフィルタ2
01のフィルタ係数は、第2の加速度センサ10の出力
信号102をディジタル化した信号108を、エラー信
号として、このエラー信号108の2乗の総和値が最小
になるような、第1の加振機制御信号を生成するよう
に、時々刻々と適応更新される。
01のフィルタ係数は、第2の加速度センサ10の出力
信号102をディジタル化した信号108を、エラー信
号として、このエラー信号108の2乗の総和値が最小
になるような、第1の加振機制御信号を生成するよう
に、時々刻々と適応更新される。
【0062】同時に、マイクロプロセッサ40は、信号
107をデジタル化した信号108を参照信号とし、第
2の適応ディジタルフィルタ202との畳込み演算によ
り、第2の加振機制御信号を生成する。そして、最終的
に、フィルタ202のフィルタ係数は、音圧信号103
をディジタル化したディジタル信号104の2乗の総和
値が最小になるような、第2の加振機制御信号を生成す
るように、時々刻々と適応更新される。
107をデジタル化した信号108を参照信号とし、第
2の適応ディジタルフィルタ202との畳込み演算によ
り、第2の加振機制御信号を生成する。そして、最終的
に、フィルタ202のフィルタ係数は、音圧信号103
をディジタル化したディジタル信号104の2乗の総和
値が最小になるような、第2の加振機制御信号を生成す
るように、時々刻々と適応更新される。
【0063】そして、前記第1の加振機制御信号と前記
第2の加振機制御信号との加算信号105が、制御信号
として出力され、D/A変換器45、ローパスフィルタ
(LPF)46、パワーアンプ5を介して、加振機3の
駆動信号106に変換され、加振機3に供給される。
第2の加振機制御信号との加算信号105が、制御信号
として出力され、D/A変換器45、ローパスフィルタ
(LPF)46、パワーアンプ5を介して、加振機3の
駆動信号106に変換され、加振機3に供給される。
【0064】したがって、加振機3は、前輪サスペンシ
ョンの加速度センサ1により検出された振動成分がボデ
ィに伝わって発生した振動を、加速度センサ10の位置
で最小になるよう抑制するように制御すると同時に、ボ
ディの振動により発生した騒音が、マイクロフォン2の
位置で最小になるように抑制するように制御されること
になる。
ョンの加速度センサ1により検出された振動成分がボデ
ィに伝わって発生した振動を、加速度センサ10の位置
で最小になるよう抑制するように制御すると同時に、ボ
ディの振動により発生した騒音が、マイクロフォン2の
位置で最小になるように抑制するように制御されること
になる。
【0065】次に、図2に、図1に示したシステムをブ
ロック線図で表した。
ロック線図で表した。
【0066】但し、図2では、説明の簡略化のため、1
入力1出力系にしているが、実際には、従来技術でも述
べたように、多入力多出力の適応フィルタ制御が一般的
である。また、図中の信号、伝達関数等は、周波数領域
での量を示す。したがって、ブロック図での積は、時間
領域では、畳込み演算で表現される。
入力1出力系にしているが、実際には、従来技術でも述
べたように、多入力多出力の適応フィルタ制御が一般的
である。また、図中の信号、伝達関数等は、周波数領域
での量を示す。したがって、ブロック図での積は、時間
領域では、畳込み演算で表現される。
【0067】さて、図2において、サスペンションに装
着した加速度センサ1の出力信号101を、参照信号X
とする。Xは、振動伝達系H1を通過して、振動信号X1
となり、ボディフロアに装着された加速度センサ10の
出力信号、すなわち、信号107(これをデジタル化し
たのが信号108である)として検出され、さらに、車
室内空間音響伝達系H2を通過して、騒音信号X2とな
り、マイクロフォン2により信号103として検出され
る。
着した加速度センサ1の出力信号101を、参照信号X
とする。Xは、振動伝達系H1を通過して、振動信号X1
となり、ボディフロアに装着された加速度センサ10の
出力信号、すなわち、信号107(これをデジタル化し
たのが信号108である)として検出され、さらに、車
室内空間音響伝達系H2を通過して、騒音信号X2とな
り、マイクロフォン2により信号103として検出され
る。
【0068】なお、図2中、C1は、加振機3からセン
サ10までの伝達関数を表し、C2^は、加振機3から
マイクロフォン2までの伝達関数C2(図示せず)をモ
デル化して表現したものであり、ブロック図よりC2=
C1・H2であることは明らかである。
サ10までの伝達関数を表し、C2^は、加振機3から
マイクロフォン2までの伝達関数C2(図示せず)をモ
デル化して表現したものであり、ブロック図よりC2=
C1・H2であることは明らかである。
【0069】また、N1、N2は、サスペンションの振動
以外の他の原因によって発生する振動および騒音の(ノ
イズ)成分であり、制御対象外の要素であるため、以後
の説明の中では考慮しないこととする。
以外の他の原因によって発生する振動および騒音の(ノ
イズ)成分であり、制御対象外の要素であるため、以後
の説明の中では考慮しないこととする。
【0070】これに対し、適応制御系1では、参照信号
Xと適応フィルタW1(201)から、加振機制御信号
Y1を生成する。
Xと適応フィルタW1(201)から、加振機制御信号
Y1を生成する。
【0071】適応フィルタW1は、エラー信号E1=X1
+D1と、フィルタードX信号(C1^・X)を用いて、
I.MSアルゴリズム(かかるアルゴリズムは、従来例
で説明したものを用いれば良い)により、E1の2乗値
(通常は、該2乗値の所定時間での総和値である)が最
小になるように更新される。ここで、D1は、加振機3
による与えられる制御振動信号を表す。
+D1と、フィルタードX信号(C1^・X)を用いて、
I.MSアルゴリズム(かかるアルゴリズムは、従来例
で説明したものを用いれば良い)により、E1の2乗値
(通常は、該2乗値の所定時間での総和値である)が最
小になるように更新される。ここで、D1は、加振機3
による与えられる制御振動信号を表す。
【0072】一方、適応制御系2では、適応制御系1の
エラー信号E1を参照信号とし、適応フィルタW2(20
2により)、加振機制御信号Y2を生成する。
エラー信号E1を参照信号とし、適応フィルタW2(20
2により)、加振機制御信号Y2を生成する。
【0073】適応フィルタW2は、エラー信号E2=X2
とフィルタードX信号(C2^・E1)を用いて、LMS
アルゴリズムにより、E2の2乗値(通常は、該2乗値
の所定時間での総和値である)が最小になるように更新
される。
とフィルタードX信号(C2^・E1)を用いて、LMS
アルゴリズムにより、E2の2乗値(通常は、該2乗値
の所定時間での総和値である)が最小になるように更新
される。
【0074】また、加算信号Y=Y1+Y2が、加振機3
の制御信号105となって出力され、伝達関数C1を通
過して、D1となり、X1に加算される。そして、適応フ
ィルタW1とW2の働きにより、振動X1および騒音X2が
最小になるよう抑制、制御される。
の制御信号105となって出力され、伝達関数C1を通
過して、D1となり、X1に加算される。そして、適応フ
ィルタW1とW2の働きにより、振動X1および騒音X2が
最小になるよう抑制、制御される。
【0075】ここで、適応制御系1および2に用いられ
る制御パラメータ、すなわち、前述の収束係数αおよび
リーキーパラメータλの値は、別々に設定されるが、基
本的には、適応制御系1の方が先に最適状態に適応する
ように(即ち収束が早く)設定されてるのが望ましい。
この理由は、適応制御系2では、適応制御系1のエラー
信号E1を、参照信号として用いているが、適応制御系
1の適応制御進行中には、E1は適応制御系1の出力の
影響を大きく受けてしまうからである。
る制御パラメータ、すなわち、前述の収束係数αおよび
リーキーパラメータλの値は、別々に設定されるが、基
本的には、適応制御系1の方が先に最適状態に適応する
ように(即ち収束が早く)設定されてるのが望ましい。
この理由は、適応制御系2では、適応制御系1のエラー
信号E1を、参照信号として用いているが、適応制御系
1の適応制御進行中には、E1は適応制御系1の出力の
影響を大きく受けてしまうからである。
【0076】次に、図3に、車室内騒音の抑制に重点を
置いたシステムである、本発明にかかる他の実施例(第
2実施例)の構成図を示す。
置いたシステムである、本発明にかかる他の実施例(第
2実施例)の構成図を示す。
【0077】そのシステム構成は、図1に示したものと
大きく異なるものではないが、ボディフロアに装着する
加速度センサ10に替えて、ボディフロアに隣接して、
(第1の)マイクロフォン20を装着し、さらに、この
出力信号をローパスフィルタ(LPF)43に入力して
いるのが特徴である。
大きく異なるものではないが、ボディフロアに装着する
加速度センサ10に替えて、ボディフロアに隣接して、
(第1の)マイクロフォン20を装着し、さらに、この
出力信号をローパスフィルタ(LPF)43に入力して
いるのが特徴である。
【0078】その他、図1の構成要素と同一のものにつ
いては同一の符号を付しており、これらの説明は、重複
記載となるため省略する。
いては同一の符号を付しており、これらの説明は、重複
記載となるため省略する。
【0079】第1のマイクロフォン20は、騒音発生位
置により近く、従来のマイクロフォン2(この実施例で
は(第2のマイクロフォン)と呼ぶことにする)より、
時間的に早く、騒音を検出できる構成にする。
置により近く、従来のマイクロフォン2(この実施例で
は(第2のマイクロフォン)と呼ぶことにする)より、
時間的に早く、騒音を検出できる構成にする。
【0080】そこで、第1のマイクロフォン20により
検出した騒音信号110を、第2のマイクロフォン2に
より検出した騒音信号103とともに、LPF43に入
力し、A/D変換器44を介して、それぞれ、ディジタ
ル信号114、104に変換して、マイクロプロセッサ
40に入力する。
検出した騒音信号110を、第2のマイクロフォン2に
より検出した騒音信号103とともに、LPF43に入
力し、A/D変換器44を介して、それぞれ、ディジタ
ル信号114、104に変換して、マイクロプロセッサ
40に入力する。
【0081】そして、適応フィルタ201は、振動信号
101(具体的には、LPF41によりフィルタリング
され、A/D変換器42によりデジタル化された信号1
02)を参照信号、第1のマイクロフォン20により検
出した騒音信号110をエラー信号として、エラー信号
の2乗値が最小となるように、加振機制御信号を生成す
る。一方、他の適応フィルタ202は、騒音信号110
(具体的には、LPF43によりフィルタリングされ、
A/D変換器44によりデジタル化された信号114)
を参照信号とし、騒音信号103をエラー信号として、
エラー信号の2乗値が最小となるように、加振機制御信
号を生成する。そして、適応フィルタ201、202で
生成された、加振機制御信号を加算し、これ(106)
を、加振機3に供給する。
101(具体的には、LPF41によりフィルタリング
され、A/D変換器42によりデジタル化された信号1
02)を参照信号、第1のマイクロフォン20により検
出した騒音信号110をエラー信号として、エラー信号
の2乗値が最小となるように、加振機制御信号を生成す
る。一方、他の適応フィルタ202は、騒音信号110
(具体的には、LPF43によりフィルタリングされ、
A/D変換器44によりデジタル化された信号114)
を参照信号とし、騒音信号103をエラー信号として、
エラー信号の2乗値が最小となるように、加振機制御信
号を生成する。そして、適応フィルタ201、202で
生成された、加振機制御信号を加算し、これ(106)
を、加振機3に供給する。
【0082】したがって、本実施例も、加振機の加振に
よる車室内騒音の抑制を2段階で行っているので、大き
な騒音抑制の効果が得られる。なお、本実施例に対する
ブロック線図は、図2と同一のブロック線図になるの
で、ここではブロック線図の説明を省略する。
よる車室内騒音の抑制を2段階で行っているので、大き
な騒音抑制の効果が得られる。なお、本実施例に対する
ブロック線図は、図2と同一のブロック線図になるの
で、ここではブロック線図の説明を省略する。
【0083】ところで、図1に示すようなシステムで
は、後段の騒音制御の前に、騒音の元となる振動を抑制
している。したがって、センサ、加振機の配置および性
能、コントローラの制御能力が十分であれば、前段の振
動制御により、概ね騒音になる成分は除去されるはずで
ある。しかしながら、ラフロード走行時等、加振の振動
振幅が非常に大きく、加振機の最大出力能力によって
も、ボディ振動が完全に除去しきれない場合等には、残
留振動成分の振動周波数が、車室内の固有の音響モード
に一致したとき等に、大きく振動が増幅されてしまい、
充分に騒音抑制制御を行うことができない問題が生じる
場合がある。
は、後段の騒音制御の前に、騒音の元となる振動を抑制
している。したがって、センサ、加振機の配置および性
能、コントローラの制御能力が十分であれば、前段の振
動制御により、概ね騒音になる成分は除去されるはずで
ある。しかしながら、ラフロード走行時等、加振の振動
振幅が非常に大きく、加振機の最大出力能力によって
も、ボディ振動が完全に除去しきれない場合等には、残
留振動成分の振動周波数が、車室内の固有の音響モード
に一致したとき等に、大きく振動が増幅されてしまい、
充分に騒音抑制制御を行うことができない問題が生じる
場合がある。
【0084】こうした場合であっても、十分に騒音抑制
が行えるように、加振機とは別に、スピーカを設け、振
動制御は加振機が行い、騒音抑制は、スピーカとアクチ
ュエータが行うように、役割分担を定めた構成も考えら
れる。図4には、このようなシステムの実施例の構成図
を示している。
が行えるように、加振機とは別に、スピーカを設け、振
動制御は加振機が行い、騒音抑制は、スピーカとアクチ
ュエータが行うように、役割分担を定めた構成も考えら
れる。図4には、このようなシステムの実施例の構成図
を示している。
【0085】まず、図4におけるシステム構成について
説明する。
説明する。
【0086】図1の構成と概ね同一であり、図1の構成
要素と同一のものについては同一の符号を付しており、
これらの説明は、重複記載となるため省略する。
要素と同一のものについては同一の符号を付しており、
これらの説明は、重複記載となるため省略する。
【0087】なお、異なる点は、マイクロプロセッサ4
0に、新たに、D/A変換器47、ローパスフィルタ
(LPF)4、アンプ6を接続する。そして、新たに設
けた、スピーカ30に、アンプ6からの信号を供給す
る。
0に、新たに、D/A変換器47、ローパスフィルタ
(LPF)4、アンプ6を接続する。そして、新たに設
けた、スピーカ30に、アンプ6からの信号を供給す
る。
【0088】図4に示す、マイクロプロセッサ40で
は、振動信号101と適応フィルタ201との畳込み演
算によって、ディジタル信号105を生成し、D/A変
換器45、ローパスフィルタ(LPF)46、パワーア
ンプ5を介して、加振機3へ加振信号106を供給す
る。
は、振動信号101と適応フィルタ201との畳込み演
算によって、ディジタル信号105を生成し、D/A変
換器45、ローパスフィルタ(LPF)46、パワーア
ンプ5を介して、加振機3へ加振信号106を供給す
る。
【0089】一方、騒音信号107と適応フィルタ20
2との畳込み演算によって、ディジタル信号115を生
成し、D/A変換器47、LPF48、パワーアンプ6
を介して、スピーカ30へ音響信号116を供給する。
2との畳込み演算によって、ディジタル信号115を生
成し、D/A変換器47、LPF48、パワーアンプ6
を介して、スピーカ30へ音響信号116を供給する。
【0090】そして、適応フィルタ201は、加速度セ
ンサ10より得られる信号108を、適応フィルタ20
2は、マイクロフォン2より得られる騒音信号104
を、エラー信号として適応制御を行うための更新処理を
行っている。
ンサ10より得られる信号108を、適応フィルタ20
2は、マイクロフォン2より得られる騒音信号104
を、エラー信号として適応制御を行うための更新処理を
行っている。
【0091】図5は、図4のシステムをブロック線図で
表したものである。
表したものである。
【0092】ここで、C2は、スピーカ30からマイク
ロフォン2までの伝達関数であり、図2の場合とは異な
る。なお、H1、H2は、図1と同様である。
ロフォン2までの伝達関数であり、図2の場合とは異な
る。なお、H1、H2は、図1と同様である。
【0093】図5に示すとおり、適応制御系1は、参照
信号Xと適応フィルタW1(201)から、加振機制御
信号Y1を生成し、Y1はC1を経て、制御振動D1とな
る。
信号Xと適応フィルタW1(201)から、加振機制御
信号Y1を生成し、Y1はC1を経て、制御振動D1とな
る。
【0094】C1は、加振機3からセンサ10までの伝
達関数を表し、C1^は、C1をモデル化したものであ
る。
達関数を表し、C1^は、C1をモデル化したものであ
る。
【0095】また、適応制御系2は、適応制御系1のエ
ラー信号E1を参照信号とし、該参照信号と適応フィル
タW2(202)から、スピーカ制御信号Y2を生成す
る。そして、スピーカ制御信号Y2は、くを経て、音響
信号D2となる。
ラー信号E1を参照信号とし、該参照信号と適応フィル
タW2(202)から、スピーカ制御信号Y2を生成す
る。そして、スピーカ制御信号Y2は、くを経て、音響
信号D2となる。
【0096】ここで、W1は、エラー信号E1=X1+D1
とフィルタードX信号(C1^・X)を用いて更新さ
れ、適応フィルタW2は、エラー信号E2=X2+D2とフ
ィルタードX信号(C2^・E1)を用いて、LMSアル
ゴリズムにより、E2の2乗値が最小になるよう(一般
的には、所定時間のE2の2乗値の総和が最小になるよ
うに)更新される。
とフィルタードX信号(C1^・X)を用いて更新さ
れ、適応フィルタW2は、エラー信号E2=X2+D2とフ
ィルタードX信号(C2^・E1)を用いて、LMSアル
ゴリズムにより、E2の2乗値が最小になるよう(一般
的には、所定時間のE2の2乗値の総和が最小になるよ
うに)更新される。
【0097】そして、適応フィルタW1、W2の働きによ
り、加振機およびスピーカの出力が制御され、振動X1
および騒音X2が最小になるよう制御する。
り、加振機およびスピーカの出力が制御され、振動X1
および騒音X2が最小になるよう制御する。
【0098】ところで、特に、ランダム性の振動、騒音
等の物理量を制御対象とした場合に問題となるのは、元
の振動を検出して、振動および騒音の評価点位置で抑制
する制御を行うまでの時間的制約条件である。
等の物理量を制御対象とした場合に問題となるのは、元
の振動を検出して、振動および騒音の評価点位置で抑制
する制御を行うまでの時間的制約条件である。
【0099】すなわち、振動がサスペンションからボデ
ィまで、また、騒音がボディパネルからマイク位置まで
伝達するまでの間に、先回りして、「センサ信号の検
出、コントローラの演算処理、加振機(スピーカ)への
出力信号の供給を含む、一連のの制御」を完了しなけれ
ばならず、コントローラにとっては、かかる一連の処理
は、かなりの負担となる。
ィまで、また、騒音がボディパネルからマイク位置まで
伝達するまでの間に、先回りして、「センサ信号の検
出、コントローラの演算処理、加振機(スピーカ)への
出力信号の供給を含む、一連のの制御」を完了しなけれ
ばならず、コントローラにとっては、かかる一連の処理
は、かなりの負担となる。
【0100】そこで、参照信号としてに用いる信号に
は、サスペンションに装着した、加速度センサ1にから
の振動信号101(102)のみとし、ボディフロアに
装着した、加速度センサ10(もしくはマイクロフォン
20)の出力信号を、適応フィルタ201のエラー信号
とし、さらに、車室内に装着した、マイクロフォン2の
出力信号を、適応フィルタ202のエラー信号とする構
成とすれば、少なくとも騒音制御のための制御時間を軽
減することができる。
は、サスペンションに装着した、加速度センサ1にから
の振動信号101(102)のみとし、ボディフロアに
装着した、加速度センサ10(もしくはマイクロフォン
20)の出力信号を、適応フィルタ201のエラー信号
とし、さらに、車室内に装着した、マイクロフォン2の
出力信号を、適応フィルタ202のエラー信号とする構
成とすれば、少なくとも騒音制御のための制御時間を軽
減することができる。
【0101】図6、7は、このような事情を考慮した実
施例にかかるブロック線図である。
施例にかかるブロック線図である。
【0102】なお、全体のシステム構成図は、図1、図
3および図4と同一であるので、システム構成の説明は
省略する。
3および図4と同一であるので、システム構成の説明は
省略する。
【0103】図6中、参照信号Xは、例えば、サスペン
ションに装着した加速度センサ1の出力信号である。X
は、振動伝達系H1を通過して、振動信号X1となり、例
えば、ボディフロアに装着された加速度センサ10の出
力信号として検出される。
ションに装着した加速度センサ1の出力信号である。X
は、振動伝達系H1を通過して、振動信号X1となり、例
えば、ボディフロアに装着された加速度センサ10の出
力信号として検出される。
【0104】さらに、例えば、車室内空間音響伝達系H
2を通過して得られる騒音信号X2は、マイクロフォン2
により検出される。
2を通過して得られる騒音信号X2は、マイクロフォン2
により検出される。
【0105】なお、C1は、例えば、加振機から加速度
センサ10までの伝達関数を、C2は、例えば、加振機
からマイクロフォンまでの伝達関数を表すものとする。
センサ10までの伝達関数を、C2は、例えば、加振機
からマイクロフォンまでの伝達関数を表すものとする。
【0106】まず、図6において、適応制御系1は、参
照信号Xと適応フィルタW1(201)から、加振機制
御信号Y1を生成し、また、適応制御系2は、参照信号
Xと適応フィルタW2(202)から加振機制御信号Y2
を生成する。
照信号Xと適応フィルタW1(201)から、加振機制
御信号Y1を生成し、また、適応制御系2は、参照信号
Xと適応フィルタW2(202)から加振機制御信号Y2
を生成する。
【0107】そして、加算信号Y=Y1+Y2が、制御信
号となって加振機に出力され、伝達関数C1を通過して
D1となり、振動信号X1に加算される。
号となって加振機に出力され、伝達関数C1を通過して
D1となり、振動信号X1に加算される。
【0108】ここで、適応制御系1の適応フィルタW1
は、エラー信号E1=X1+D1とフィルタードX信号
(C1^・X)を用いて、LMSアルゴリズムにより、
E1の2乗値が最小になるよう更新される。
は、エラー信号E1=X1+D1とフィルタードX信号
(C1^・X)を用いて、LMSアルゴリズムにより、
E1の2乗値が最小になるよう更新される。
【0109】一方、適応制御系2の適応フィルタW
2は、エラー信号E2=X2とフィルタードX信号(C2^
・X)を用いてLMSアルゴリズムにより、E2の2乗
値が最小になるよう更新される。ただし、「C2^」
は、C2=C1・H2をモデル化した関数である。
2は、エラー信号E2=X2とフィルタードX信号(C2^
・X)を用いてLMSアルゴリズムにより、E2の2乗
値が最小になるよう更新される。ただし、「C2^」
は、C2=C1・H2をモデル化した関数である。
【0110】図7には、他のブロック図の構成例を示
す。
す。
【0111】図7中、参照信号Xは、例えば、サスペン
ションに装着した加速度センサ1の出力信号である。X
は、振動伝達系H1を通過して、振動信号X1となり、例
えば、ボディフロアに装着された加速度センサ10の出
力信号として検出される。
ションに装着した加速度センサ1の出力信号である。X
は、振動伝達系H1を通過して、振動信号X1となり、例
えば、ボディフロアに装着された加速度センサ10の出
力信号として検出される。
【0112】さらに、例えば、車室内空間音響伝達系H
2を通過して得られる騒音信号X2は、マイクロフォンに
より検出される。
2を通過して得られる騒音信号X2は、マイクロフォンに
より検出される。
【0113】なお、C1は、例えば、加振機から加速度
センサ10までの伝達関数を、C2は、例えば、加振機
からマイクロフォンまでの伝達関数を表すものとする。
センサ10までの伝達関数を、C2は、例えば、加振機
からマイクロフォンまでの伝達関数を表すものとする。
【0114】加振機制御信号Y1、Y2の生成に、参照信
号Xを用いているが、出力Y1は、C1を経てD1とな
り、振動信号X1に、出力Y2は、C2を経てD2となり、
騒音信号X2に、それぞれ加算される。
号Xを用いているが、出力Y1は、C1を経てD1とな
り、振動信号X1に、出力Y2は、C2を経てD2となり、
騒音信号X2に、それぞれ加算される。
【0115】そして、適応フィルタW1(201)、適
応フィルタW2(202)の更新処理は、エラー信号と
して、それぞれ、E1=X1+D1、E2=X2+D2、フィ
ルタードX信号として、それぞれ、「C1^・X」、
「C2^・X」を用いて、LMSアルゴリズムによっ
て、エラー信号E1およびE2の2乗値が最小(あるい
は、かかる2乗値の所定時間内の総和値が最小となるよ
うに)になるように行われる。
応フィルタW2(202)の更新処理は、エラー信号と
して、それぞれ、E1=X1+D1、E2=X2+D2、フィ
ルタードX信号として、それぞれ、「C1^・X」、
「C2^・X」を用いて、LMSアルゴリズムによっ
て、エラー信号E1およびE2の2乗値が最小(あるい
は、かかる2乗値の所定時間内の総和値が最小となるよ
うに)になるように行われる。
【0116】以上のように、本発明によれば、外部から
の加振に基づいて発生する振動、さらに、かかる振動に
基づいて発生する振動騒音が頻繁に生ずる、走行中の車
室内等の密閉構造空間において、振動および騒音の双方
に対して、これを段階的に適応制御することにより、双
方とも抑制するための安定した制御を行うことができ、
その結果、振動および騒音がともに大幅に低減され、快
適な密閉構造空間を提供するシステムを実現できる。
の加振に基づいて発生する振動、さらに、かかる振動に
基づいて発生する振動騒音が頻繁に生ずる、走行中の車
室内等の密閉構造空間において、振動および騒音の双方
に対して、これを段階的に適応制御することにより、双
方とも抑制するための安定した制御を行うことができ、
その結果、振動および騒音がともに大幅に低減され、快
適な密閉構造空間を提供するシステムを実現できる。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、広帯域なスペクトル分
布を有するランダム性振動、騒音に対しても、騒音およ
び振動を抑制する制御を別々に実行することにより、い
ずれも安定な制御を行うことができるという利点があ
る。
布を有するランダム性振動、騒音に対しても、騒音およ
び振動を抑制する制御を別々に実行することにより、い
ずれも安定な制御を行うことができるという利点があ
る。
【図1】本発明にかかる装置例の構成図である。
【図2】本発明にかかる装置例の制御ブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明にかかる装置例の構成図である。
【図4】本発明にかかる装置例の構成図である。
【図5】本発明にかかる装置例の制御ブロック図であ
る。
る。
【図6】本発明にかかる装置例の制御ブロック図であ
る。
る。
【図7】本発明にかかる装置例の制御ブロック図であ
る。
る。
【図8】従来の能動騒音制御装置の説明図である。
1…加速度センサ、2…マイクロフォン、3…加振機、
4…コントローラ、5…アンプ、41…ローパスフィル
タ、42…A/D変換器、43…ローパスフィルタ、4
4…A/D変換器、45…D/A変換器、46…ローパ
スフィルタ、101…センサ検出信号
4…コントローラ、5…アンプ、41…ローパスフィル
タ、42…A/D変換器、43…ローパスフィルタ、4
4…A/D変換器、45…D/A変換器、46…ローパ
スフィルタ、101…センサ検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 15/02 B 9138−3J G10K 11/16 H03H 21/00 8842−5J H04R 1/34 320
Claims (4)
- 【請求項1】外部振動源による加振が原因で密閉構造体
の内部表面に励起される振動と、該振動により前記密閉
構造体内部に発生する騒音とを抑制する装置であって、 前記騒音を検出し、検出信号を出力するために前記密閉
構造体内部に配置された、少なくとも1個以上の騒音検
出手段と、前記加振が発生する位置の近傍に配置され、
振動を検出し検出信号を出力する、少なくとも1個以上
の第1の振動検出手段と、前記騒音の発生位置近傍の前
記密閉構造体内部(内部表面位置)に配置され、振動を
検出し検出信号を出力する、少なくとも1個以上の第2
の振動検出手段と、前記密閉構造体内部における、前記
内部表面位置近傍に設けた、前記密閉構造体内部の内部
表面を加振する、少なくとも1個以上の加振手段と、前
記騒音検出手段、第1および第2の振動検出手段の出力
信号を入力信号として、前記加振手段へ与える加振制御
信号を生成する加振制御回路とを備え、 前記加振制御回路は、前記第2の振動検出手段の出力信
号の二乗の総和値が最小になるように、前記第1の振動
検出手段から出力される信号の、位相および振幅の調整
を行って、これを第1の加振制御信号として生成し、同
時に、前記騒音検出手段の出力信号の二乗の総和値が最
小になるように、前記第2の振動検出手段から出力され
る信号の、位相および振幅の調整を行って、これを第2
の加振制御信号として生成し、前記第1および第2の加
振制御信号の加算信号を、前記加振制御信号として、前
記加振手段に供給することを特徴とする能動型騒音振動
制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記加振制御回路は、
予め定められた適応アルゴリズムにしたがって動作す
る、第1および第2の適応フィルタを備え、 前記第1の適応フィルタは、前記第1の振動検出手段の
出力信号を、参照信号とし、前記第2の振動検出手段の
出力信号をエラー信号とし、エラー信号の2乗の総和値
が最小となるように、前記加振手段の加振制御信号を生
成して前記加振手段に供給し、さらに、 前記第2の適応フィルタは、前記エラー信号を参照信号
とし、前記騒音検出手段の出力信号を、第2の適応フィ
ルタのエラー信号とし、該エラー信号の2乗の総和値が
最小となるように、前記加振手段の加振制御信号を生成
し、該加振制御信号を、前記第1の適応フィルタが前記
加振手段に供給する加振制御信号に加えて、前記加振手
段に供給することを特徴とする能動型騒音振動制御装
置。 - 【請求項3】外部振動源による加振が原因で密閉構造体
の内部表面に励起される振動と、該振動により前記密閉
構造体内部に発生する騒音とを抑制する装置であって、 前記騒音を検出し、検出信号を出力するために前記密閉
構造体内部に配置された、少なくとも1個以上の騒音検
出手段と、前記加振が発生する位置の近傍に配置され、
振動を検出し検出信号を出力する、少なくとも1個以上
の第1の振動検出手段と、前記騒音の発生位置近傍の前
記密閉構造体内部(内部表面位置)に配置され、振動を
検出し検出信号を出力する、少なくとも1個以上の第2
の振動検出手段と、前記密閉構造体内部における、前記
内部表面位置近傍に設けた、前記密閉構造体内部の内部
表面を加振する、少なくとも1個以上の加振手段と、前
記密閉構造体内部に配置され、音響信号を出力する、少
なくとも1個以上の音響出力手段と、前記騒音検出手
段、第1、および第2の振動検出手段の出力信号を入力
信号として、前記加振手段へ与える加振制御信号および
前記音響出力手段へ与える音響制御信号を生成する、加
振音響制御回路とを備え、 前記加振音響制御回路は、前記第2の振動検出手段の出
力信号の二乗の総和値が最小になるように、前記第1の
振動検出手段から出力される信号の、位相および振幅の
調整を行って、これを前記加振制御信号として生成し、
前記加振手段に供給し、同時に、前記騒音検出手段の出
力信号の二乗の総和値が最小になるように、前記第2の
振動検出手段から出力される信号の、位相および振幅の
調整を行って、前記音響制御信号として生成し、前記音
響出力手段に供給することを特徴とする能動型騒音振動
制御装置。 - 【請求項4】請求項3において、前記加振振動制御回路
は、予め定められた適応アルゴリズムにしたがって動作
する、第1および第2の適応フィルタを備え、 前記第1の適応フィルタは、前記第1の振動検出手段の
出力信号を、参照信号とし、前記第2の振動検出手段の
出力信号をエラー信号とし、エラー信号の2乗の総和値
が最小となるように、前記加振手段の加振制御信号を生
成して前記加振手段に供給し、さらに、 前記第2の適応フィルタは、前記エラー信号を参照信号
とし、前記騒音検出手段の出力信号を、第2の適応フィ
ルタのエラー信号とし、該エラー信号の2乗の総和値が
最小となるように、前記音響出力手段の音響制御信号を
生成して前記音響手段に供給することを特徴とする能動
型騒音振動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6075037A JPH07281676A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 能動型振動騒音制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6075037A JPH07281676A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 能動型振動騒音制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281676A true JPH07281676A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13564613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6075037A Pending JPH07281676A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 能動型振動騒音制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07281676A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006335136A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Nissan Motor Co Ltd | 能動振動騒音制御装置 |
JP2011126300A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Honda Motor Co Ltd | 能動型騒音制御装置及び車両 |
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WO2014050295A1 (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-03 | 東海ゴム工業株式会社 | 能動型消音装置 |
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WO2019176757A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | ソニー株式会社 | 信号処理装置、信号処理方法および信号処理プログラム |
CN112863472A (zh) * | 2019-11-12 | 2021-05-28 | 丰田自动车株式会社 | 交通工具用消音装置及交通工具用消音方法 |
US11694670B2 (en) | 2021-01-20 | 2023-07-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Active noise control device and vehicle |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP6075037A patent/JPH07281676A/ja active Pending
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JP5326056B2 (ja) * | 2011-05-19 | 2013-10-30 | 東海ゴム工業株式会社 | 能動型消音装置 |
WO2012157577A1 (ja) * | 2011-05-19 | 2012-11-22 | 東海ゴム工業株式会社 | 能動型消音装置 |
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JP2014065375A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Tokai Rubber Ind Ltd | 能動型消音装置 |
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DE112013004693B4 (de) | 2012-09-25 | 2018-07-12 | Sumitomo Riko Company Limited | Aktive Geräuschreduzierungsvorrichtung |
WO2014050295A1 (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-03 | 東海ゴム工業株式会社 | 能動型消音装置 |
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