JPH06250672A - 能動型騒音制御装置 - Google Patents

能動型騒音制御装置

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JPH06250672A
JPH06250672A JP5033619A JP3361993A JPH06250672A JP H06250672 A JPH06250672 A JP H06250672A JP 5033619 A JP5033619 A JP 5033619A JP 3361993 A JP3361993 A JP 3361993A JP H06250672 A JPH06250672 A JP H06250672A
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JP
Japan
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noise
adaptive
signal
filter
control
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Application number
JP5033619A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Nakamura
満 中村
Mitsuhide Sasaki
光秀 佐々木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06250672A publication Critical patent/JPH06250672A/ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両走行時のサスペンション及び車体の振動に
より発生するロードノイズを能動的に消音する。 【構成】走行中の振動を加速度センサ1により検出し、
検出信号101をコントローラ4に入力参照信号102
を作成する。102はマイクロプロセッサ43にて適応
ディジタルフィルタ103と畳み込み演算された後、出
力制御信号104を生成する。104はパワーアンプ5
で増幅されスピーカ3から2次音となって出力され、マ
イクロフォン2の位置で1次音(ロードノイズ)が最小
になるよう制御される。 【効果】システムの発散,増音を未然に防ぎ、常時安定
に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行時のタイ
ヤ,サスペンションの振動により発生する車室内騒音を
能動的に消音する車両走行騒音の能動消音装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両の運転時において発生する騒音は、
エンジン音,風切音,ロードノイズなど様々であるが、
このうち走行中の路面の凹凸によるタイヤ及びサスペン
ションの振動が車室内に伝搬されて発生する騒音が一般
にロードノイズと呼ばれ、通常30〜300Hzのブロ
ードバンドスペクトルを持っている。ロードノイズは、
粗い路面では時速40−60km程度でも発生し、人間
にとって不快な音であることから、これを低減するため
の様々な努力がなされてきた。
【0003】ところで、これら騒音に対する対策は車体
の構造設計上の変更や遮音材を用いた対策など、所謂
「消極的(パッシブ)」な方法を用いるのが一般的であ
った。一方、発生する騒音に対し逆位相の2次音を人工
的に作り出して、「能動的(アクティブ)」に音を消す能
動騒音制御技術が注目されている。特に、ロードノイズ
に対して2次音源を用いて能動的消音を行うシステムに
関する研究例としては例えば文献“Active Noise and V
ibration Control within the Automobile”,A M Mcdo
nald, et al, International Symposium on Active Con
trol of Sound and Vibration, ASJ Proc.'91,Tokyo,April
9−11,1991,pp.147−156がある。この
なかで、A M Mcdonaldらは、リアサスペンションの振動
をホイールハブに近接して取り付けた2個の加速度セン
サの測定出力を参照信号として用い、2個のマイクロフ
ォンと2個のスピーカで構成される能動消音システムに
より、リアシートの位置での100Hz付近での騒音レ
ベルをかなり低減できた例について報告している。
【0004】この、能動騒音制御の基本的なアイディア
は古く、1930年代にLuegによって行われた先駆的な研究
以降、1950年代にはOlson,Conver 等によって研究
が行われてきているが、実際に製品に適用されるように
なったのは比較的最近である。これはディジタルシグナ
ルプロセッサなど制御を可能とするための高速演算素子
の出現によるところが大きいが、制御アルゴリズムに関
する理論面の整備が進んできていることも挙げられる。
【0005】能動騒音制御技術に関する最近の注目すべ
き研究例としては、G.B.B.Chaplinによるもの(例えば公
表特許昭56−501062号)とP.A.Nelson/S.J.Elliotによ
るもの(例えば、公表特許平1−501344 号)の2例を挙
げることが出来る。両者の制御方法の違いは、前者の制
御が対象とする騒音の周期性を前提とした「繰返し制
御」を用いているのに対して、後者のそれは最急降下法
の一種であるLMSアルゴリズムを用いた適応信号処理
を行っている点にあり、対象騒音は必ずしも周期的であ
ることを要しない。
【0006】このLMS適応制御アルゴリズムは195
0年代にWidrowによって体系化された方法であるが、汎
用性に富むことから能動騒音制御に関する最近の研究例
は、殆どこの制御アルゴリズムに依っている。本発明に
おいても、基本的にはこの制御アルゴリズムの使用を前
提としているので、前述の公表特許平1−501344号(P.A.
Nelson/S.J.Elliot)を例に取って従来技術の説明を行
う。
【0007】図9は、前述の公表特許に記載されてい
る、複数のラウドスピーカとマイクロフォンにより自動
車の車室内などの特定の閉空間中を消音する能動騒音制
御装置を示している。これは、閉空間内の所定位置の音
圧を測定する3個のマイクロフォンと各マイクロフォン
位置で1次音(騒音)と2次音が干渉し合って騒音低減
させるための2次音を出力する2個のラウドスピーカ,
エンジンの回転に同期した信号を発生する基準信号発生
器,基準信号を、位相振幅変調させてスピーカを駆動す
る信号を出力してラウドスピーカを駆動するための一対
の適応形フィルタを有する制御回路で構成されている。
また、基準信号発生器へはエンジン回転信号(例えば、
点火タイミング信号,クランク角センサの信号等)が入
力されており、基準信号発生器は時々刻々のエンジン回
転周期の整数倍に比例した正弦波信号を生成している。
【0008】LMS適応制御アルゴリズムは、各マイク
ロフォン位置での音圧の二乗値が最小になるよう適応フ
ィルタの係数を時々刻々更新しているが、1次音と2次
音がうまく干渉しあって騒音低減が図られるためには、
基準信号若しくはその元となる参照信号の中に1次音に
対して充分相関性が高い成分が含まれていなければなら
ない。通常、2つの信号間の相関性の度合を表す指標と
してコヒーレンスと呼ばれる0〜1の間の値を取る無次
元量が定義されている。厳密な理論解析の結果から、L
MS適応制御アルゴリズムに基づく能動騒音制御システ
ムによる騒音低減量はこのコヒーレンスの値で決定され
ることが分かっている。
【0009】図9に示すような自動車の車室内における
能動騒音制御装置においては、エンジンの回転振動に伴
う騒音が制御対象になっており、エンジン回転信号を参
照信号として供給してこれに同期した正弦波信号を生成
することにより、エンジン騒音成分に対してコヒーレン
スの高い基準信号を得ている。例えば、エンジンが4サ
イクル4気筒である場合には、エンジン回転の2倍の周
波数の振動が大きく、一般的にエンジン2次振動と呼ば
れている。この原因は、1/2回転ごとのガス燃焼による
ガストルク変動とクランクシャフト系のモーメントのア
ンバランスによる慣性トルク変動によるものである。そ
して、これが加振トルクとなって車体を振動させ、これ
が車室内に伝搬されて定在波の騒音を発生させている。
従って、この時はクランク角180度ごとの回転信号を
参照信号として供給させることにより2次振動騒音の能
動騒音制御が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな能動騒音制御システムにおいては、1次音(騒音)
に対して2次制御音の位相と振幅の制御が適切に行われ
なかった場合、システムは逆に増音し、最終的には発散
現象を起こして制御不能となる危険性がある。このよう
な場合に備えて、増音や発散状態を検知しこれを未然に
防ぐためのフェールセーフシステムが必要となる。
【0011】システムの増音状態の検出は、前述したよ
うなエンジンのこもり音に対する能動騒音制御のように
単一周波数の周期音を対象にしたシステムでは比較的容
易である。例えば、エンジン回転数に同期したトラッキ
ングフィルタを用いてこもり音の周波数の音を抽出して
その音圧レベルの変動を見れば、システムが消音状態に
あるか増音状態にあるか推定することが可能である。あ
るいは、単一周波数の制御であるのでシステムが発散状
態になれば、ラウドスピーカを駆動する制御出力には急
激な変化が発生するはずであり、この変化を捕らえる方
法も考えられる。
【0012】しかしながら本発明で対象としているロー
ドノイズなどランダム騒音は30〜300Hzのブロー
ドバンドスペクトルであり、これを低減するための能動
騒音制御システムの出力もブロードバンドである。今、
システムが最終的に完全に制御不能となり全ての周波数
領域で2次音出力が増音している場合などは、制御を停
止させて2次音を出力させないようなフェールセーフ措
置が必要になる。しかしながら、それ以前の段階、即ち
特定の周波数帯域のみ増音している場合などは、制御停
止に至らずとも適応フィルタの成長を止める、あるいは
適応フィルタを小さくしその後再成長させる等の措置が
適切である。
【0013】また、システムが正常な消音動作を行って
いる場合でも、時々刻々の適応が進みすぎて過成長にな
ることがある。この場合でも、各フィルタ係数は、設定
レベルの上限を越えて際限なく大きくなる方向へ更新さ
れ、2次音制御出力に飽和歪が発生し増音にいたる恐れ
がある。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、その解決しようとする課題は、ロードノイズなどブ
ロードバンドスペクトルを有するランダム騒音に対する
能動騒音制御システムにおいて、増音や発散に向かいつ
つあるシステムの制御状態を検知または予測して未然に
防止して安定に制御を実行するフェールセーフシステム
を供給することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、第1の発明では、1個若しくは複数個の騒音検出
手段と、その騒音を能動的に打ち消すための1個若しく
は複数個の2次音出力手段と、検出される騒音の騒音発
生源により近くかつ該騒音と相関性の高い1個若しくは
複数個の信号を検出する手段と、前記信号検出手段より
得た検出信号を参照信号として用い、ある評価関数を最
小にするように前記参照信号から2次音制御信号を生成
する1個若しくは複数個の適応フィルタを有する適応信
号処理手段、及び車両の走行状態を検出する車両走行状
態検出手段を有する車両の能動型騒音制御装置におい
て、前記適応信号処理手段が前記車両走行状態検出手段
より得た情報、及び適応信号処理手段に関する情報の少
なくともいずれか若しくは両方の情報に基づいて制御す
ることができるようような構成としたものである。
【0016】また、第2の発明では、前記車両走行状態
検出手段を車両の走行速度,走行加速度,エンジン回転
数、若しくはエンジン回転加速度の少なくとも1つ以上
を用いているようにしたものである。
【0017】また、第3の発明では、前記適応信号処理
手段が、一定のサンプリング間隔でディジタル信号に変
換されたK個の参照信号xk(n)(k=0〜K−1)と
I個の適応的に修正可能なフィルタ係数を持つディジタ
ル適応フィルタwmk(i)(i=0〜I−1)との間でM
個の2次音制御信号ym(n)(m=0〜M−1)を式 ym(n)=ΣkΣimk(i)・xk(n−i) により決定してM個の2次音出力手段に供給しており、
前記ディジタル適応フィルタwmk(i)は、M個の騒音検
出手段により検出され、一定のサンプリング間隔でディ
ジタル信号に変換された騒音信号el(n)(l=0〜L
−1)の時々刻々の二乗和 J=Σlel(n)2 が最小値を取るように、前記(M×K)個のディジタル適
応フィルタwmk(i)を予め求めておいた前記騒音検出手
段と前記2次音出力手段との間のJ個のフィルタ係数で
モデル化された音響伝達関数C^(j)を用いて式 wmk(i)(n+1)=λmk・wmk(i)(n)−αmk・Σll(n)・
lmk(n−i) rlmk(n)=ΣjC^(j)・xk(n−j) により随時適応修正され、かつその適応修正速度が収束
係数αmk及びリークパラメータλmkにより調整されてい
るような適応信号処理手段であって、該装置は、収束係
数αmk及びリークパラメータλmkの設定値を車両の走行
速度,走行加速度,エンジン回転数,エンジン回転加速
度、及びディジタル適応フィルタwmk(i)の大きさに関
係する量、のうち少なくとも1つ以上を用いて可変設定
させているようにした構成としたものである。
【0018】また、第4の発明では、ディジタル適応フ
ィルタwmk(i)の大きさに関係する量が、I個の各フィ
ルタ係数の絶対値の最大値 (WMAX)mk=max{|wmk(0)|,|wmk(1)|,……,
|wmk(I−1)|} であるか、若しくはフィルタの出力パワー (WP)mk=wmk(0)2+wmk(1)2+……+wmk(I−1)2 のうち少なくともいずれかを用いているようにしたもの
である。
【0019】
【作用】走行中に路面の凹凸によりタイヤが加振され各
サスペンションが振動すると、加速度センサは振動加速
度を検出し、センサ検出信号としてコントローラに供給
される。センサ信号はアナログローパスフィルタ,A/
D変換器を介してディジタル信号に変換される。コント
ローラ内のマイクロプロセッサはディジタル信号を参照
信号として適応ディジタルフィルタと畳み込み演算して
2次音出力制御信号を生成する。そして出力制御信号は
D/A変換器及びアナログローパスフィルタを介してパ
ワーアンプにより増幅されスピーカより2次音として出
力される。一方、マイクロフォンから得られた車室内音
圧信号はアナログローパスフィルタ,A/D変換器を介
してディジタル信号に変換されてマイクロプロセッサに
入力される。適応制御アルゴリズムは、スピーカの2次
音出力と1次音(ロードノイズ)との干渉により車室内
音圧が最小になるように、ある一定のサンプリング間隔
で適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数を時々刻々
更新していく。
【0020】
【実施例】以下、本発明の内容を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、ロードノイズの能動型騒音制御装置
の全体構成の一例を示している。システムは、参照信号
用の前後左右のサスペンションに取り付けた加速度セン
サ1,車室内に配置された騒音検出用マイクロフォン
2,消音のための2次音を出力するスピーカ3,制御用
コントローラ4等によって主に構成され、センサ,マイ
クロフォン,スピーカは各々複数個使用されている。
【0021】図1のシステムにおいて、適応ディジタル
フィルタのフィルタ係数の調整はMultiple Error Filte
red-x LMS アルゴリズム(MEFX−LMSアルゴリズ
ムと略す)を用いて行われている。ここで、MEFX−
LMSアルゴリズムの詳細については、例えば“Signal
Processing for Active Control -Adaptive Signal Processing-”,Hareo HAMADA, International
Symposium on Active Control of Sound and Vibration,ASJ Proc.’91,To
kyo,April 9−11,1991,pp.33−44 等に
詳細に解説されている通りである。
【0022】図2はMEFX−LMSアルゴリズムを用
いたK個のセンサ(参照信号),M個のスピーカ(2次
音出力),L個のマイクロフォン(エラ−信号)よりな
るディジタル能動型騒音制御システムのブロック線図を
示している。同図より、n番目サンプル時の2次音制御
出力ym(n)は、次式で示すように参照信号xk(n)と適
応フィルタwmk(i)(i=0〜I−1)の畳み込みで与
えられる。
【0023】
【数1】 ym(n)=Σimk(i)xk(n−i) …(数1) ただし、 m=0〜(M−1),k=0〜(K−1),i=0〜
(I−1) M:スピ−カ個数,K:センサ個数,I:適応フィルタ
タップ数また、適応フィルタwmk(i)の更新式は次式で
表される。
【0024】
【数2】 wmk(i)(n+1)=λmk・wmk(i)(n)−αmk・Σll(n)rlmk(n−i) 及び rlmk(n)=ΣjC^lm(j)x(n−j) …(数2) ここで、C^lm(j)はm番目スピーカとl番目マイク間
の音響伝達系のモデル関数で係数J個のディジタルFI
Rフィルタで表現されている。
【0025】(数2)の適応フィルタ更新式のなかで、
係数αmk,λmkは各々、収束係数及びリークパラメータ
と呼ばれている。収束係数αmkが大きいと1回ごとの適
応フィルタwmkの更新量が大きくなり最適値に収束する
までの適応時間が短くなるが、大きすぎると制御が不安
定になり増音,発散現象を引き起こし易くなる。一方、
リークパラメータλmkは通常1以下の値を取り、適応フ
ィルタの更新毎に各係数の絶対値を小さくする。即ち、
リークパラメータの働きにより適応フィルタの過大成長
を抑制することができるが、更新量に比してリークパラ
メータの働きが大きすぎると適応フィルタは成長できず
充分な制御効果が得られない。
【0026】収束係数及びリークパラメータを変更させ
るための情報は、例えば、エラーマイク信号,スピーカ
出力制御信号、あるいはこれらの時間変化(微分値)な
どが考えられる。しかしながらこれらは、外乱の影響を
より受けやすいという問題がある。例えば、エラーマイ
クで検出する車室内騒音には、オーディオの音や他の車
両の走行騒音などロードノイズ以外の音の影響により音
圧変動が大きい。また、スピーカ出力制御信号はセンサ
参照信号に影響されるが、センサ検出値の大きさは路面
パターンにより大きく変化する。
【0027】ここで、センサにより検出される振動とエ
ラーマイクにより検出される騒音の間の振動騒音伝達特
性が時間的にあまり変動せず、入力信号に対する振幅依
存性等の非線形特性が小さければ、制御により生成され
る適応フィルタの最適値の各係数の大きさは大体一定に
なる。即ち、生成された適応フィルタ自身が収束係数及
びリークパラメータ設定変更の目安となる。
【0028】図3は、この適応フィルタの大きさをある
範囲内に保つように、適応フィルタの大きさに応じて収
束係数αmk,リークパラメータλmkの値の調整即ち、パ
ラメータチューニングを行う場合の1例を示している。
チューニングの方法はαmk,λmkの値を複数個予めテ−
ブル化しておき、LMSアルゴリズムによる時々刻々の
更新(数2)の際に随時変更する方法や簡易な式,規則
によって変更する等、いくつかの方法が考えられる。
【0029】適応フィルタwmkの大きさの指標として
は、例えば、次式で示すようなI個のフィルタ係数を用
いてフィルタ出力パワーを計算することが考えられる。
【0030】
【数3】 Wmk=wmk 2(0)+wmk 2(1)+…+wmk 2(i)+…+wmk 2(I−1) …(数3) 図3ではフィルタ出力パワーWmkに対して2つの閾値W
0mk,W1mk(W0mk<W1mk)が設定されている。また、
αmk,λmkに対してαmk={0.0,α0mk,α0mk
(0.0<α0mk<α1mk),λmk={λ0mk,λ1mk,1.
0}(λ0mk<λ1mk<1.0)と各々3通りの値が設定さ
れている。今、適応フィルタwmkはフィルタパワーWmk
の値がW0Lmk<Wmk<W1mk にあるとき最適であるよう
に設定されている場合を考えると、W0Lmk以下であると
きは急速に成長させ、W1mk 以上のときは速やかにそれ
以下にするよう抑制する必要がある。制御開始直後など
適応フィルタが未成長で、Wmk<W0mkのときは、更新
式ではαmk=α1mk,λmk=1.0のように収束係数は大き
い方が設定される。次に、適応フィルタが成長しフィル
タパワーWmkがW0mk<Wmk<W1mkの領域に入ったとき
は、αmk=α0mk,λmk=λ1mk と変更され、フィルタ
パワーがこの範囲内で定常的に制御されるように調整さ
れる。さらに適応フィルタが成長しWmk>W1mk となっ
た場合、αmk=0,λmk=λ0mk に設定して成長を抑制
し、リークパラメータの作用によりフィルタパワーがW
0mk<Wmk<W1mkの状態に戻るよう制御される。
【0031】図3の場合においては2個の閾値を用いて
収束係数とリークパラメータのチューニングを行った
が、より多くの閾値を用いて多段階に調整すればより緻
密なパラメータチューニングが可能となる。図4は、P
個の閾値を用いて(P+1)個の収束係数とリークパラ
メータの多段階設定を行った場合である。フィルタパワ
ー閾値,収束係数,リークパラメータは次式のように設
定される。
【0032】
【数4】 Wmk(p)={Wmk(0),Wmk(1),…,Wmk(M),Wmk(M+1),…,Wmk(P)} (但しWmk(0)<Wmk(1)<,…,<Wmk(P)) αmk(p)={αmk(0),αmk(1),…,αmk(M),…,αmk(P),αmk(P+1)} (但しαmk(0)≦αmk(1)≦,…,≦αmk(P)) λmk(p)={λmk(0),λmk(1),…,λmk(M),…,λmk(P),λmk(P+1)} (但しλmk(0)≦λmk(1)≦,…,≦λmk(P)=1.0) …(数4) 図4においては、フィルタパワーWmkがWmk(M)<Wmk
<Wmk(M+1)にあるとき最適であるように設定されて
いる。まず、適応開始直後でフィルタパワーがほぼ0
(Wmk<W0mk)のとき、αmk=αmk(P+1)(最大値)
及びλmk=λmk(P+1)(=1.0)が初期設定されて
おり、収束係数最大で適応フィルタを急速に成長させる
よう動作する。フィルタの成長によりフィルタパワーW
mkが時々刻々増大し、閾値Wmk(0),Wmk(1),…と越
えていくごとに収束係数αmk及びリークパラメータλmk
は、αmk(P+1),αmk(P),…,λmk(P+1),λ
mk(P),…,と小さい値が次々に設定されていき、1回
の更新量が少なくなるよう制御することができる。
【0033】ここで、図5は(数4)に示した収束係数
αmk(i)及びリークパラメータλmk(i)のチューニング
用の設定テーブルの1例である。図に示したように設定
したとき、適応フィルタは適応初期でフィルタパワーW
mk≒0の付近では収束係数αmkを大きく取って急速成長
させ、Wmk(M)に近づくにつれ成長が緩慢となるように
する。そして、安定制御を行うWmk<Wmk<Wmk(M+
1)の領域での適応速度に漸近的に移行するようパラメ
ータチューニングがなされている。さらにWmk(M+1)
を超えてフィルタが成長すると、リークパラメータλmk
が徐々に小さくなり、その作用としてフィルタパワーは
mk<Wmk(M+1)の領域に漸近的に戻される。
【0034】次に、図6は、適応フィルタwmkの大きさ
の判定にフィルタパワーWmkでなく、wmkのI個のフィ
ルタ係数の絶対値の最大値を用いた場合を示している。
即ち、
【0035】
【数5】 |wmkmax=MAX(|wmk(0)|,|wmk(1)|,…,|wmk(i)|,…, |wmk(I−1)|) …(数5) で求められたフィルタ係数最大値に対して、図5の場合
と同様にP個の閾値
【0036】
【数6】 wmax(p)mk={wmax(0)mk ,wmax(1)mk ,…,wmax(M)mk ,…, wmax(P−1)mk} …(数6) が用意されており、閾値wmax(p)mkに対するフィルタ
係数最大値|wmkmaxの大小によりαmk,λmkの設定
変更がなされる。そして、常時、wmax(M)mk
(wmk)max<wmax(M+1)mkになるように制御されてい
る。
【0037】これまで、収束係数及びリークパラメータ
のチューニングは、適応フィルタに関する量で行われて
きた。通常、ロードノイズは、時速40−80km位の
中速度域の定常走行時において顕著になる騒音である。
これに対して、時速80km以上の高速域では風切音が
増大する。また、時速40km以下の低速域では砂利道
などのラフロードを除いては走行騒音は相対的に大きく
ない。しかしながら、加速走行時においてはエンジンの
高速回転により発生する振動及び騒音,トランスミッシ
ョン(変速時のショックも含む)による振動騒音,給排
気騒音、など騒音が相対的に大きくなる。一般に、ロー
ドノイズと風切音,エンジン騒音では振動が伝搬して騒
音が放射されるまでの伝達経路が異なるため、適応フィ
ルタによってモデル化されるセンサーマイクロフォン間
の伝達関数も異なり、生成される適応フィルタのパター
ンもまた異なってくる。従って、例えば、急加速時に収
束係数を非常に大きく取ると、適応フィルタはエンジン
回転による過渡的な振動騒音に過剰適応し、ロードノイ
ズが支配的な車室内騒音になった定常走行に移行しても
すぐに適応できずにかえって増音する場合がありうる。
従って、適応フィルタの情報のみでなく車両の走行状態
に関する情報を用いて、収束係数及びリークパラメータ
の設定変更を行えば、より緻密な制御が可能となる。
【0038】図7は、収束係数及びリークパラメータの
設定変更を適応フィルタのフィルタパワーWP(添字m
kは省略)とエンジン回転数NEを用いて行った場合を
示している(この場合、図1での制御用コントローラ4
にはエンジン回転数信号として例えばエンジンコントロ
ールユニットからタコパルス信号が入力されてい
る。)。収束係数αmk,リークパラメータλmkの値はフ
ィルタパワーWP とエンジン回転数NE を変数として図
に示すようにマッピングされており、WPとNEに応じて
随時読み出されて(数2)の更新式において設定変更が
なされている。
【0039】図7に示した場合では、αmk,λmkはフィ
ルタパワーWP に対しては図4と同様、WP(M)<WP
P(M+1)で安定制御されるような設定であり、NE
に対しては、中回転数域(定常走行時ではこの回転数域
で運転される走行速度でロードノイズが支配的になる)
でのみαmkが大きくなるような設定である。図では、全
てのαmk(WP,NE),λmk(WP,NE)に対してテーブル
化されているが、例えばWP,NEに対して各々α
mk(WP),λmk(WP)及びαmk(NE),λmk(NE)を1次元
データとしてテーブル化しておき、重み係数amk,bmk
を用いて
【0040】
【数7】 αmk(WP ,NE)={amk・αmk(WP)+bmk・αmk(NE)}/(amk+bmk) λmk(WP ,NE)={amk・λmk(WP)+bmk・λmk(NE)}/(amk+bmk) …(数7) のように、αmk(WP,NE),λmk(WP,NE)を計算によ
り決定すれば、テーブル設定のメモリ容量も削減でき
る。
【0041】次に、図8はエンジン回転数の代りに車両
走行速度vを用いて行った場合を示している(この場合
では、図1での制御用コントローラ4には車両走行速度
信号として例えば車速センサの検出信号が入力されてい
る。)。この場合でも、収束係数αmk,リークパラメー
タλmkの値はフィルタパワーWP と車速vを変数として
図に示すようにマッピングされ、WP とvに応じて随時
読み出されて(数2)の更新式において設定変更がなさ
れる。
【0042】図8では、αmk,λmkの車速vに対する設
定は大きくは、低速域(0<v<vL),中速域(vL
v<vH),高速域(vH<v)の3領域に分割してなさ
れる。ロードノイズは一般に時速40−80km位の中
速度領域で定常走行時に特に顕著になる騒音であり、そ
れ以下ではラフロードなどを除けば騒音は低く、それ以
上では風切り音が増大し、ロードノイズ以外の騒音レベ
ルが大きくなる。そこで、中速域(vL<v<vH)でα
mkを大きくしてより適応させ、高速域(vH<v)に入
るとロードノイズに加えて風騒音が徐々に増大して(1
20km以上では風騒音が支配的になる)車室内騒音の
音圧が上昇するため、制御系が影響を受け適応フィルタ
が過成長する場合に備えて、λmkを小さくしてフィルタ
係数を減少させるような設定となっている。そして、フ
ィルタパワーWP に対しては、WP(M)<WP<WP(M+
1)で安定制御されるようなαmk,λmkの設定であり、
図7同様テーブル設定もしくは計算によりαmk(WP
v),λmk(WP,v)が設定される。
【0043】図7,図8では、αmk,λmkのチューニン
グは2種類のパラメータを用いて行われたが、これは、
さらにより多く判定パラメータを用いてテーブル設定を
行えばより緻密な制御が可能となるのは言うまでもな
い。具体的には、走行状態に関する情報として、エンジ
ン回転数,車両速度の他に、エンジン回転加速度,車両
加速度,(AT車では)変速シフト位置、等が考えられ
る。
【0044】またこれらの判定パラメータのチューニン
グは例えばファジイ理論等により決定することも可能で
ある。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、車両の走行状態及び適
応ディジタルフィルタの制御状態に応じて制御パラメー
タ変更がなされ、結果としてシステムの発散,増音を未
然に防ぎ、常時安定に制御を続行できるフェールセーフ
システムを供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロードノイズの能動消音装置の構成。
【図2】ディジタル能動型騒音制御システムブロック線
図。
【図3】収束係数,リークパラメータの値の調整方法一
例。
【図4】収束係数,リークパラメータの値の調整方法一
例。
【図5】収束係数,リークパラメータの値の設定テーブ
ル一例。
【図6】収束係数,リークパラメータの値の調整方法一
例。
【図7】収束係数,リークパラメータの値の調整方法一
例。
【図8】収束係数,リークパラメータの値の調整方法一
例。
【図9】従来の能動型騒音制御装置の説明図。
【符号の説明】
1…加速度センサ、2…マイクロフォン、3…スピー
カ、4…コントローラ、43…マイクロプロセッサ、5
…アンプ、101…センサ検出信号、102…参照信
号、103…適応ディジタルフィルタ、104…出力制
御信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個若しくは複数個の騒音検出手段と、そ
    の騒音を能動的に打ち消すための1個若しくは複数個の
    2次音出力手段と、検出される騒音の騒音発生源により
    近くかつ該騒音と相関性の高い1個若しくは複数個の信
    号を検出する手段と、前記信号検出手段より得た検出信
    号を参照信号として用い、ある評価関数を最小にするよ
    うに前記参照信号から2次音制御信号を生成する1個若
    しくは複数個の適応フィルタを有する適応信号処理手
    段、及び車両の走行状態を検出する車両走行状態検出手
    段、よりなる能動型騒音制御装置において、該装置は、
    前記適応信号処理手段が前記車両走行状態検出手段より
    得た情報、及び適応信号処理手段に関する情報の少なく
    ともいずれか若しくは両方の情報に基づいて制御されて
    いることを特徴とする能動型騒音制御装置。
  2. 【請求項2】前記車両走行状態検出手段が車両の走行速
    度,走行加速度,エンジン回転数、若しくはエンジン回
    転加速度の少なくとも1つ以上を用いることを特徴とす
    る能動型騒音制御装置。
  3. 【請求項3】前記適応信号処理手段は、一定のサンプリ
    ング間隔でディジタル信号に変換されたK個の参照信号
    のn番目サンプル値xk(n)(k=0〜K−1)とI個
    の適応的に修正可能なフィルタ係数を持つディジタル適
    応フィルタwmk(i)(i=0〜I−1)との間でM個の
    2次音制御信号ym(n)(m=0〜M−1)を、Σk,Σ
    iを各々k,iに関する和として式 ym(n)=ΣkΣimk(i)・xk(n−i) により決定してM個の2次音出力手段に供給しており、
    前記ディジタル適応フィルタwmk(i)は、L個の騒音検
    出手段により検出され、一定のサンプリング間隔でディ
    ジタル信号に変換された騒音信号el(n)(l=0〜L
    −1)の時々刻々の二乗和 J=Σlel(n)2 が最小値を取るように、前記(M×K)個のディジタル
    適応フィルタwmk(i)を予め求めておいた前記騒音検出
    手段と前記2次音出力手段との間のJ個のフィルタ係数
    でモデル化された音響伝達関数C^(j)を用いて式 wmk(i)(n+1)=λmk・wmk(i)(n)−αmk・Σll(n)・
    lmk(n−i) rlmk(n)=ΣjC^(j)・xk(n−j) により随時適応修正され、かつその適応修正速度が収束
    係数αmk及びリークパラメータλmkにより調整されてい
    るような適応信号処理手段であって、該装置は、収束係
    数αmk及びリークパラメータλmkの設定値を車両の走行
    速度,走行加速度,エンジン回転数,エンジン回転加速
    度、及びディジタル適応フィルタwmk(i)の大きさに関
    係する量、のうち少なくとも1つ以上を用いて可変設定
    させることを特徴とする能動型騒音制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のディジタル適応フィルタw
    mk(i)の大きさに関係する量が、I個の各フィルタ係数
    の絶対値の最大値 (WMAX)mk=max{|wmk(0)|,|wmk(1)|,……,
    |wmk(I−1)|} であるか、若しくはフィルタの出力パワー (WP)mk=wmk(0)2+wmk(1)2+……+wmk(I−1)2 のうち少なくともいずれかを用いていることを特徴とす
    る能動型騒音制御装置。
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