JP2001153175A - 能動型吸振装置 - Google Patents

能動型吸振装置

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JP2001153175A
JP2001153175A JP33793599A JP33793599A JP2001153175A JP 2001153175 A JP2001153175 A JP 2001153175A JP 33793599 A JP33793599 A JP 33793599A JP 33793599 A JP33793599 A JP 33793599A JP 2001153175 A JP2001153175 A JP 2001153175A
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vibration
yoke
electromagnet
mass
vehicle body
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Hiroshi Kojima
宏 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置重量を軽減すると共に、駆動電圧の供給
が必要となる電磁石を吸振対象となる振動体に対して固
定配置する。 【解決手段】 振動センサ42はエンジンが作動して車
体11が振動すると、車体11の振動を検出して検出信
号をコントローラへ出力する。検出信号に基づいてコン
トローラは、ヨーク30が車体11における振動の周波
数と等しい周波数で振動するように電磁石12のコイル
16へ駆動電圧を周期的に印加し、ヨーク30を車体1
1の振動周波数と等しい周波数で振動させると共に、ヨ
ーク30を車体の振動位相とは一定のずれを有する位相
で振動させる。これにより、アクティブダンパ10から
の慣性力は車体11の振動を打ち消し又は弱めるように
作用するので、エンジン13の作動時における車体11
の振動レベルを大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車、
一般産業用機械等に適用され、振動を発生するエンジン
やエンジンからの振動が伝達される車体等の振動体の振
動を能動的に打ち消す能動型吸振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、エンジンと車体との間にエ
ンジンマウントとして防振装置が配置されている。この
ような防振装置は、ゴム状弾性体の内部抵抗や、ゴム状
弾性体の変形に伴って拡縮する主液室とこれに制限通路
(オリフィス)を通して繋がれた副液室との間に生じる
液柱共振により振動エネルギを吸収し、エンジンからの
振動を減衰して車体へ伝達される振動を抑制している。
但し、このような防振装置では、エンジンからの振動を
一定の減衰率で減衰できるものの、理論上、エンジンか
ら車体へ伝達される振動を完全に消失できない。
【0003】そこで、振動発生部から振動受部へ伝達さ
れる振動を理論上、完全に打ち消すことができる能動型
吸振装置であるアクティブダンパの自動車への適用が検
討されている。アクティブダンパとしては、例えば、所
定の質量を有する質量体をコイルスプリング等により弾
性的に支持し、電磁石及びヨーク等からなる電磁アクチ
ュエータにより質量体を振動させるものがあり、このア
クティブダンパを振動受部に固定して振動の周波数に対
応させて質量体を振動させることで、その慣性力によっ
てエンジンから車体へ伝達された振動を能動的に打ち消
すことができる。このようなアクティブダンパでは、電
磁アクチュエータにおけるヨークが車体側へ固定される
と共に、質量体が電磁石へ連結固定される。これによ
り、例えば、電磁石へ周期的に駆動電圧を印加すれば、
電磁石とヨークとの間に電磁気力が周期的に作用して電
磁石が質量体と一体となって振動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなアクティブダンパに用いられる電磁アクチュエー
タでは、通常、車体側へ固定されるヨークの重量が電磁
石を含む可動部全体の重量よりかなり重くなっている。
ここで、電磁アクチュエータにより振動する質量体の慣
性力は車体における被吸振領域と共にヨークにも作用す
る。このため、ヨークの質量が大きくなる程、車体にお
ける被吸振領域の振動を実際に打ち消す制振力が減少し
て行く。従って、アクティブダンパでは、被吸振領域の
質量とヨークの質量との和を実質的な被吸振領域の質量
と考え、この質量和に対応させて質量体の質量も十分大
きくしなければならならず、アクティブダンパの重量が
重くなってしまう。
【0005】またアクティブダンパでは、電磁アクチュ
エータにおける電磁石が可動部に配置されることから、
電磁石のコイルへ駆動電圧を供給するための電源ケーブ
ルを可動部へ接続する必要がある。しかし、電源ケーブ
ルを可動部へ直接接続すると、可動部の振動時にケーブ
ルへ繰返し応力が作用し、長期的には電源ケーブルが断
線するおそれがある。
【0006】本発明の目的は、上記事実を考慮し、装置
重量を軽減できると共に、駆動電圧の供給が必要となる
電磁石を被吸振対象となる振動体に対して固定に配置で
きる能動型吸振装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の能動型吸振装置
は、吸振対象となる振動体に連結固定される電磁石と、
前記電磁石に対して振動体における振動の振幅方向に沿
って相対的に変位可能とされたヨークと、前記ヨークを
前記電磁石に対して弾性的に支持する弾性部材と、前記
ヨークに設けられ、前記電磁石への駆動電圧の印加時に
該電磁石との間に前記振幅方向に沿った電磁気力を作用
させる永久磁石と、を有するものである。
【0008】上記構成の能動型吸振装置によれば、ヨー
クが電磁石に対して振幅方向に沿って相対的に変位可能
とされると共に弾性部材によって電磁石に対して弾性的
に支持され、かつ電磁石への駆動電圧の印加時にヨーク
と電磁石との間に振動体における振動の振幅方向に沿っ
た電磁気力が作用することにより、電磁石へ駆動電圧を
印加すると、電磁気力によりヨークが振動の振幅方向に
沿って相対変位し、この状態から電磁石への駆動電圧の
印加を中止すると、ヨークが弾性部材の復元力により振
動の振幅方向に沿って電圧印加時とは逆方向へ変位する
ので、振動体の振動時に振動周波数に対応する周期で電
磁石へ駆動電圧を印加すれば、ヨークを振動周波数に対
応する周波数で振動させることができる。この結果、振
動体の振動を打ち消すような慣性力をヨークにより発生
できるので、振動体における振動を抑制又は消失でき
る。
【0009】ここで、電磁アクチュエータの一部である
ヨークが質量体の一部又は全部となり、振動体における
振動を打ち消すための慣性力を発生させる。従って、本
発明の能動型吸振装置では、ヨークの質量を振動体の振
動を打ち消すために必要となる質量(適正質量)と等し
くすれば、ヨークとは別に質量体を設置する必要がなく
なり、またヨークの質量が適正質量より小さい場合に
は、ヨークの質量と適正質量との差と等しい質量を有す
る質量体を設置すればよい。この結果、装置重量を軽減
でき、かつヨークが振動体へ制振力を作用させヨーク自
体には制振力が作用しなくなるので、ヨークの質量が大
きくなっても振動体の振動を実際に打ち消す制振力が減
少することがなくなる。
【0010】また電磁石が振動体に対して固定され、装
置作動時にも電磁石が振動体に対して変位しないことか
ら、電磁石にケーブル等の駆動電圧供給用の接続部材を
直接接続しても、接続部材に繰り返し応力等の外力が作
用しなくなるので、接続部材が経時的に劣化することが
なくなる。
【0011】ここで、振動体における被吸振領域とは、
ヨーク(質量体)を振動させて発生させた慣性力により
振動が実質的に打ち消される領域であり、振動体が剛体
である場合には振動体の全体が被吸振領域となるが、自
動車の車体(フレーム)のように振動に対しては非剛性
体(弾性体)としての挙動を示すものが振動体である場
合には、振動体における能動型吸振装置との連結部近が
局部的に被吸振領域となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
アクティブダンパについて図面を参照して説明する。
【0013】(実施の形態の構成)図1には本発明の実
施形態に係るアクティブダンパ10が示されている。な
お、図中符号Sは装置の中心線である軸心を示し、この
軸心に沿った方向を軸方向として以下の説明を行う。
【0014】アクティブダンパ10は、図2に示される
ように自動車の車体11に固定される。また車体11上
には、振動発生部となるエンジン13が複数の防振装置
15を介してマウントされており、複数のアクティブダ
ンパ10が車体11のエンジン取付部を付近に配置され
ている。ここで、防振装置15としては、例えば、吸振
主体となるゴム弾性体及び制限通路(オリフィス)によ
り互いに繋がれた複数の液室を備えた液体封入式のもの
が用いられる。
【0015】アクティブダンパ10は、図1に示される
ように略円柱状の電磁石12を備えている。電磁石12
は、軟鉄心により形成されたコア14の外周部にコイル
16が設けられたものであり、コイル16は絶縁導線が
密に巻き付けられて構成されている。電磁石12の下面
には、軸心Sに沿って連結ロッド18が下方へ突出する
ように設けられている。連結ロッド18には、軸方向中
間部に外周側へ延出する鍔部20が一体的に設けられて
おり、この鍔部20より下部は外周面にねじ山が形成さ
れた雄ねじ部22とされている。また電磁石12の上面
には、軸心Sに沿ってガイドロッド24が上方へ突出す
るように設けられている。
【0016】電磁石12は、連結ロッド18の雄ねじ部
22が車体11の取付穴26内へ挿通し、鍔部20が車
体11における取付穴きの周縁部へ当接するように配置
され、取付穴26から突出した雄ねじ部22の先端部へ
ナット28がねじ込まれる。これにより、電磁石12は
車体11へ連結固定されている。
【0017】アクティブダンパ10には、図1に示され
るように頂部側が閉止された有底円筒状のヨーク30が
設けられている。ヨーク30は鋳鉄又は鋳鋼鉄により形
成され、その頂板部には軸心Sに沿って貫通穴32が穿
設されている。この貫通穴32には円筒状の軸受部材3
4が圧入等により固定されている。ヨーク30は、その
中空部内に電磁石12が収納されるように上方から電磁
石12へ被せられる。このとき、電磁石12のガイドロ
ッド24はヨーク30の軸受部材34内へ摺動可能に挿
通する。これにより、ヨーク30は電磁石12に対して
相対的に変位可能に支持される。
【0018】電磁石12の頂面とヨーク30の頂板部下
面との間には、ガイドロッド24の外周側に金属製のコ
イルスプリング36が同軸的に配置されている。このコ
イルスプリング36はヨーク30の重量によって軸方向
へ所定量圧縮されている。これにより、コイルスプリン
グ36は、ヨーク30が図示の中立位置から変位する
と、その変位量に応じた大きさの弾性復元力をヨーク3
0へ作用させる。またヨーク30の内周面には電磁石1
2のコイル16の外周面に面するように永久磁石38が
埋設固定される。
【0019】すなわち、本実施の形態のアクティブダン
パ10では、電磁石12及びヨーク30により電磁アク
チュエータが構成されており、電磁石12のコイルへ駆
動電圧を印加することにより、電磁石12と永久磁石3
8との間には電磁気的な駆動力が生じ、この駆動力はヨ
ーク30を軸方向に沿って下方へ変位させるように作用
する。またコイル16への駆動電圧の印加を中止する
と、電磁気力が消失してヨーク30がコイルスプリング
36の弾性復元力により軸方向に沿って上方へ変位す
る。このとき、ヨーク30は慣性力により図1に示され
る中立位置よりも上方まで移動する。従って、コイル1
6への駆動電圧のオン/オフを周期的に繰り返すことに
より、ヨーク30は駆動電圧のオン/オフの周期に応じ
た周波数で振動する。
【0020】ここで、ヨーク30の質量は、車体11に
おけるアクティブダンパ10から車体11へ伝えられる
慣性力によって振動が実質的に打ち消される領域(被吸
振領域)の質量に応じて定められる。すなわち、ヨーク
30の加速度は電磁アクチュエータにおけるヨーク30
の振幅及び周波数に応じて予め定まっているので、ヨー
ク30の慣性力を被吸振領域の振動エネルギに対抗でき
る大きさとするには、ヨーク30の質量を被吸振領域の
質量に対応させて設定する必要がある。
【0021】アクティブダンパ10は電磁石12を制御
するコントローラ40を備えており、このコントローラ
40には車体11上に設置された振動センサ42からの
信号伝送用ケーブル44が接続されている。振動センサ
42は、車体11上におけるエンジン13とアクティブ
ダンパ10との中間部に設置されており、車体11の振
動を検出して、この振動に対応する波形(例えば、正弦
波形)の電気信号を検出信号としてコントローラ40へ
出力する。またコントローラ40は、駆動電圧供給用の
ケーブル46により電磁石12のコイル16と接続され
ている。
【0022】コントローラ40は、振動センサ42から
の信号を受けてエンジン13の作動時の車体11におけ
る振動の周波数及び位相を判断する。コントローラ40
は、車体11における振動の周波数と等しい周波数でヨ
ーク30が振動するように駆動電圧をオンするオン時間
とオフするオフ時間との比、すなわち駆動電圧のデュー
ティ比及び信号周期を設定する。更にコントローラ40
は、ヨーク30が車体11における振動の位相とは一定
時間のずれを有する位相又は逆位相で振動するように駆
動電圧の位相を調整する。
【0023】(実施の形態の作用)次に、本発明の実施
形態に係るアクティブダンパ10の動作及び作用を説明
する。
【0024】車体11に搭載されるエンジン13が作動
すると、エンジンの振動が防振装置15を介して車体1
1へ伝達される。エンジン13からの振動は、防振装置
15により一定の減衰率で減衰されて車体11へ伝達さ
れるが、防振装置15では車体11に伝達される振動を
完全に消失できず、エンジン13からの振動によって車
体11が振動する。
【0025】振動センサ42はエンジンが作動して車体
11が振動すると、車体11の振動を検出して検出信号
をコントローラ40へ出力する。振動センサ42からの
検出信号を受けたコントローラ40は、ヨーク30が車
体11における振動の周波数と等しい周波数で振動する
ように電磁石12のコイル16へ駆動電圧を周期的に印
加する。
【0026】アクティブダンパ10では、ヨーク30の
振動時にはヨーク30の質量と加速度との積と等しい慣
性力を車体11へ作用させる。このとき、ヨーク30の
振動周波数を車体11の振動周波数と等しくすると共
に、ヨーク30を車体の振動位相とは一定のずれを有す
る位相(逆位相を含む)で振動させることにより、アク
ティブダンパ10からの慣性力は車体11の振動を打ち
消し、又は弱めるように作用する。従って、車体11に
おける振動に対応させてヨーク30を振動させることに
より、エンジン13の作動時における車体11の振動レ
ベルを大幅に低減できる。
【0027】ここで、アクティブダンパ10は車体11
におけるエンジン13の取付部を囲むように配置されて
いるので、車体11におけるアクティブダンパ10の取
付部から外側の領域に振動が伝達することを効果的に阻
止(振動遮断)できる。この結果、自動車の車内へ伝達
される振動レベルを大幅に低減できる。
【0028】以上説明した本実施の形態に係るアクティ
ブダンパ10では、電磁アクチュエータの一部であるヨ
ーク30が質量体となり、車体11における振動を打ち
消すための慣性力を発生させるので、装置重量を軽減で
き、かつヨーク30が車体11へ制振力を作用させヨー
ク30自体には制振力が作用しなくなるので、ヨーク3
0の質量が大きくなっても車体11の振動を実際に打ち
消す制振力が減少することがなくなる。
【0029】また、電磁石12が車体11に対して連結
固定され、アクティブダンパ10の作動時にも電磁石1
2が車体11に対して変位しないことから、電磁石12
のコイルにケーブル46を直接接続しても、ケーブル4
6には繰り返し応力等の外力が作用しなくなるので、ケ
ーブル46が経時的に劣化し、断線することを防止でき
る。
【0030】なお、エンジン13からの振動の種類に
は、例えば、車両が70〜80km/hで走行すると生
じるシエイク振動(15Hz未満)や、アイドリング運
転及び車速が5km/h以下の低速運転の場合に生じる
アイドル振動(20〜30Hz)等があるが、これらの
振動の種類をコントローラ40により判断させ、特定の
振動、例えば、シエイク振動が車体11に伝達されてい
るときにのみ、アクティブダンパ10を作動させるよう
にしてもよい。
【0031】但し、特定振動の発生時にコイル16への
電圧印加を中断すると、コイルスプリング36により弾
性的に支持されたヨーク30の自由振動が可能となるこ
とから、車体11の振動時にヨーク30が共振して車体
11の振動を却って助長するおそれがある。このような
不具合を防止するためには、例えば、特定振動の発生時
にもコイル16への駆動電圧の印加を継続してヨーク3
0へ駆動力を作用させる。これにより、駆動力がヨーク
30の軸方向に沿った変位に対する抵抗力となってヨー
ク30の振動が抑制されるので、車体11の振動時にも
ヨーク30の共振を効果的に抑制できる。
【0032】また、本実施の形態では、アクティブダン
パ10を車体11に配置する場合のみを説明したが、ア
クティブダンパ10を振動発生部であるエンジン13側
に配置してエンジン13自体の振動を抑制するようにし
てもよい。
【0033】(実施の形態の変形例)図3には本実施の
形態に係るアクティブダンパ10の変形例が示されてい
る。図3に示されるアクティブダンパ10では、ヨーク
52の外周面にリング状の補助質量体50が固定されて
いる。この補助質量体50は、図1に示されるヨーク3
0と同様に、補助質量体50の質量とヨーク52の質量
との和が車体11における被吸振領域の質量に対応する
大きさとなるように質量が設定されている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の能動型吸振
装置によれば、装置の重量を軽減できると共に、駆動電
圧の供給が必要となる電磁石を被吸振対象となる振動体
に対して固定配置できるので、電磁石へ駆動電圧を供給
するケーブル等の断線を防止し装置の信頼性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るアクティブダンパ
の一例を示す軸方向に沿った側面断面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るアクティブダンパ及
びエンジンが車体上へ搭載された状態を示す模式図であ
る。
【図3】 本発明の実施形態に係るアクティブダンパの
変形を示す軸方向に沿った側面断面図である。
【符号の説明】
10 アクティブダンパ(能動型吸振装置) 11 車体(振動体) 12 電磁石 30 ヨーク 36 コイルスプリング(弾性部材) 38 永久磁石 40 コントローラ(駆動制御手段) 42 振動センサ(駆動制御手段) 50 補助質量体 52 ヨーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸振対象となる振動体に連結固定される
    電磁石と、 前記電磁石に対して振動体における振動の振幅方向に沿
    って相対的に変位可能とされたヨークと、 前記ヨークを前記電磁石に対して弾性的に支持する弾性
    部材と、 前記ヨークに設けられ、前記電磁石への駆動電圧の印加
    時に該電磁石との間に前記振幅方向に沿った電磁気力を
    作用させる永久磁石と、 を有することを特徴とする能動型吸振装置。
  2. 【請求項2】 前記ヨークは、該ヨークの慣性力により
    振動が打ち消される振動体の被吸振領域の質量に対応し
    た質量を有することを特徴とする請求項1記載の能動型
    吸振装置。
  3. 【請求項3】 前記ヨークに補助質量体を固定し、前記
    ヨークの質量と前記補助質量体の質量との和を該ヨーク
    の慣性力により振動が打ち消される振動体の被吸振領域
    の質量に対応する大きさとしたことを特徴とする請求項
    1記載の能動型吸振装置。
  4. 【請求項4】 振動体の振動時に振動周波数に対応する
    周期で前記ヨークが前記振幅方向に沿って振動するよう
    に前記電磁石に駆動電圧を印加する駆動制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の能動型吸
    振装置。
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