JP2005335595A - サスペンションサポート - Google Patents

サスペンションサポート Download PDF

Info

Publication number
JP2005335595A
JP2005335595A JP2004158346A JP2004158346A JP2005335595A JP 2005335595 A JP2005335595 A JP 2005335595A JP 2004158346 A JP2004158346 A JP 2004158346A JP 2004158346 A JP2004158346 A JP 2004158346A JP 2005335595 A JP2005335595 A JP 2005335595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
liquid chamber
suspension support
vibration
mounting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004158346A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Hishinuma
義則 菱沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2004158346A priority Critical patent/JP2005335595A/ja
Publication of JP2005335595A publication Critical patent/JP2005335595A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】サスペンションサポートとして、加振手段により液室の圧力をタイヤ振動との関連で制御して、タイヤ振動に伴うロードノイズの低減効果を高め、能動的な高い防振効果を得る。
【解決手段】ショックアブソーバSのロッドRに取り付けられる有天筒状の内側取付部材1と、車体側に取り付けられる筒状の外側取付部材2と、内側取付部材1と外側取付部材2とを結合するゴム状弾性体3と、ゴム状弾性体3に対向して外側取付部材2に取着されたゴム壁5と、ゴム状弾性体3と前記ゴム壁5との間に形成された液室6とを有し、ゴム壁5に電磁石により駆動される加振手段としてのアクチュエータ9を連結し、ロッドRに伝わる車輪側の上下振動に応じてゴム壁5を加振し液室6の圧力を制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車等の車両のサスペンションにおける防振装置としてのサスペンションサポートに関するものである。
自動車等の車両のサスペンション、例えばストラット式やダブルウィッシュボーン式のサスペンションにおいて、ショックアブソーバのロッドと車体側との連結部位に使用される振動減衰機能を持つサスペンションサポートは、一般に、ショックアブソーバにおけるロッドの上端部に取付られる内筒部材と、車体側に取り付けられる外筒部材と、これら両部材を全周に渡って結合する防振基体としてのゴム状弾性体からなる。
かかるサスペンションサポートにおいては、動バネ定数の低減効果、防振特性の効果を図るために、前記ゴム状弾性体の部分に前記内筒部材を囲む環状の液室を設けたものが提案されている(下記の特許文献1)。また、さらに有効な防振特性を得るために、前記の液室をオリフィス通路により互いに連通する上下2室に仕切り構成し、オリフィス通路を通じて流動せしめられる液体の共振現象を利用するようにしたものも提案されている(下記の特許文献2)。
ところで、前記のサスペンションサポートの場合、通常の車両走行時には液室の効果、さらにはオリフィス通路の効果で、特定の周波数領域では動バネ定数を低下できて、ある程度は振動抑制の効果が得られるものの、道路状況に応じて変化するタイヤの上下振動に伴うロードノイズの低減効果については、充分に満足できるものではなく、さらなる改善が求められている。
なお、エンジンマウントやボディマウントに使用する液封入式の防振装置として、液室(主液室)の室壁を構成する一部のゴム壁を、加振手段としてのアクチュエータにより加振して、該液室の圧力を制御することにより、能動的な防振効果を得るようにしたものも提案されているが(例えば、下記の特許文献3)、アクチュエータの構造等から小型化、軽量化には不向きであり、ショックアブソーバのロッドに取り付けて使用するサスペンションサポートでの使用には適さないものである。
特開平10−38014号公報 特開2003−206977号公報 特開2001−12539号公報
本発明は、上記に鑑みてなしたもので、特に液封入式の防振構造を利用するサスペンションサポートにおいて、液室の室壁を構成するゴム壁を加振して該液室の圧力を制御することにより能動的な防振効果を得るようにして、しかもその液室の圧力制御をタイヤ振動との関連で制御することにより、タイヤ振動に伴うロードノイズの低減効果を高め、防振効果をより一層高めるようにした、サスペンションサポートを提供するものである。
上記の課題を解決する本発明は、ショックアブソーバのロッドの上端部に取り付けられる有天筒状の内側取付部材と、この内側取付部材の外方に同心的に配されかつ車体側に取り付けられる筒状の外側取付部材と、前記内側取付部材と外側取付部材との間に介設されて該両取付部材を結合するゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体の上方に対向して前記外側取付部材に取着されたゴム壁と、前記ゴム状弾性体と前記ゴム壁との間に形成された液室とを有するサスペンションサポートにおいて、前記液室の室壁の一部を構成する前記ゴム壁に、電磁石により駆動される加振手段が連結されており、該加振手段は、前記ロッドに伝わる車輪側の上下振動に基づいて制御され、前記上下振動に応じて前記ゴム壁を加振し前記液室の圧力を制御するように設けられてなることを特徴とする。
このサスペンションサポートは、これをショックアブソーバのロッドと車体側の部材との連結部位に介設して、車両走行によるタイヤの上下振動すなわち車輪側の上下振動に伴うショックアブソーバのロッドの振動を、内側取付部材と外側取付部材との間のゴム状弾性体と、該ゴム状弾性体とこれに対向するゴム壁との間の液室の効果で吸収、緩和し、該ロッドから車体側への振動伝達を遮断するものであるが、特に本発明の場合は、前記液室の室壁の一部を構成するゴム壁を、前記加振手段により車輪側の上下振動に応じて加振することにより、前記液室の圧力を前記車輪側の上下振動に応じて制御でき、該液室の急激な圧力上昇を抑えることができるとともに、タイヤ振動に伴うロードノイズの低減効果を高めることができ、能動的で高い防振効果を発揮できる。
前記のサスペンションサポートにおいて、前記加振手段は、前記ショックアブソーバのロッドに伝わる車輪側の上下振動を検出するセンサが接続されており、該センサにより検出される振動に基づく信号が入力されることにより駆動制御されて、前記車輪側の上下振動に応じた振動を前記ゴム壁に与えるように構成されてなるものとする。これにより、前記加振手段が車輪側の上下振動に対応して駆動することで、前記液室の圧力制御を車輪側つまりタイヤの上下振動に応じて制御できることになる。
前記の加振手段は、前記ゴム壁に連結される軸部材を有し、該軸部材がその外方に配した固定子に関して軸方向に往復動可能な可動子の少なくとも一部として構成されてなる鉄心可動形のアクチュエータであり、前記固定子に備えるコイルが励磁されることにより、前記軸部材が往動行程及び復動行程の両方向に駆動されて前記ゴム壁を加振するように構成されてなるものが好ましい。
すなわち、加振手段として前記の鉄心可動形のアクチュエータを用いることにより、アクチュエータの軸部材の往復動により発生する力の立ち上がりの遅れをなくすることができ、前記液室の圧力制御をスムーズにかつ迅速に行える。また、鉄心可動形のために、外径を大きくすることなく、大きな出力を得ることができる。
前記アクチュエータは、前記軸部材の外周に磁性材部を取設してなる可動子と、該可動子の外方に配された環状の固定子とを有してなり、前記可動子は、前記固定子の内空部において軸方向に往復動可能に支持されており、前記固定子は、前記軸部材を含む可動子の外方に配された前記固定子が径方向内方に向かって突出する磁極部を有し、該磁極部には、軸方向に隣合って異極をなす少なくとも一対の永久磁石が配されるとともに、該磁極部の周りに前記一対の永久磁石を通る磁束を発生可能なコイルが巻回されてなり、該コイル励磁により発生する起磁力と前記各永久磁石のそれぞれの起磁力との組み合わせにより、前記可動子を軸方向に往復動させるように構成されてなるものよりなる。
これにより、小型にしてしかも大きい加振力を得ることができることになり、かなり大きい荷重を受けるサスペンションサポートとしてもそれほど大型化せずに実施できる。
前記のサスペンションサポートは、より好ましくは、前記液室とは別の第2の液室であって、前記液室とオリフィスを介して連通し、かつダイヤフラムが室壁の一部をなす前記第2液室が設けられてなるものとする。
その構造として、前記内側取付部材及び前記ゴム状弾性体の下部外方を覆うダイヤフラムが前記内側取付部材と前記外側取付部材とにわたって設けられ、該ダイヤフラムと前記内側取付部材及び前記ゴム状弾性体の下部外周面との間に前記第2液室が形成され、該第2液室が前記外側取付部材に沿うオリフィスにより前記液室と連通せしめられてなるものとすることができる。
前記のように第2液室を設け、これを前記液室とオリフィスにより連通させるようにした場合、例えば通常の車両走行による比較的高周波域の振動に対しては前記加振手段による液室の圧力制御により能動的な高い防振効果を発揮でき、しかも道路面の凹凸あるいは段差等による振幅の大きい比較的低周波領域の振動に対しては、前記オリフィス内の液流動による共振作用で良好な振動抑制効果を発揮できるものとなる。
さらに、前記外側取付部材は、前記ゴム状弾性体の外周部が加硫接着された下部第1筒金具と、前記ダイヤフラムの上端部が加硫接着された下部第2筒金具と、該下部第1筒金具及び下部第2筒金具の上端部に連結されて前記加振手段を収容保持する上部筒金具とからなり、前記下部第1筒金具の上端部に張り出し形成されたフランジ部と、前記上部筒金具の下端部に張り出し形成されたフランジ部とが、前記ゴム壁の外周部に加硫接着された環状補強金具の外周部を挟んで、前記下部第2筒金具のかしめ固定により一体的に結合されてなるものとする。これにより、サスペンションサポートの装置本体部の組立てが容易になる。
本発明のサスペンションサポートは、液封入式の防振構造を利用するものにおいて、液室の室壁を構成するゴム壁を加振して該液室の圧力を制御するようにしたので、能動的な防振効果を得ることができて、しかもその液室の圧力制御を車輪側の上下振動との関連で制御することにより、液室の急激な圧力上昇を抑え、タイヤ振動に伴うロードノイズの低減効果を高め、液室による防振効果をより一層高めることができる。
また、前記液室とは別の第2液室を設け、これを前記液室とオリフィスにより連通させるようにした場合、高周波領域では前記加振手段による液室の圧力制御により高い防振効果を発揮でき、しかも道路面の凹凸や段差等による振幅の大きい比較的低周波領域の振動に対しては、両液室の前記オリフィス通路の作用で、良好な防振効果を発揮できる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係るサスペンションサポートの1実施例を示す図2のI−I線における縦断面図、図2は同上の平面図、図3は同上のサスペンションサポートの使用状態の縦断面図、図4は同上の使用形態の制御系統の概略説明図である。
この実施例のサスペンションサポートAは、装置本体部の基本構成として、図3のように、ショックアブソーバSのロッドRの上端部に取り付けられる内側取付部材1と、車体パネルその他の車体側のフレーム等の部材Bに対し取付けられる外側取付部材2と、これら内側取付部材1と外側取付部材2との間に配されて両者を連結するように加硫接着された防振基体としてのゴム状弾性体3とを有し、さらに前記ゴム状弾性体3の上方に対向して前記外側取付部材2に取着されたゴム壁5と、前記ゴム状弾性体3と前記ゴム壁5との間に形成された第1の液室6とを有してなる。図示する実施例の場合は、さらに前記第1の液室6とは別に後述するダイヤフラム10が室壁の一部をなす第2の液室8が設けられており、前記第1の液室6にオリフィス7により連通接続せしめられている。
そして、前記第1の液室6の室壁の一部をなす前記ゴム壁5には、電磁石により駆動される加振手段としてのリニアアクチュエータ9(以下、「アクチュエータ」と称する)が前記液室6とは反対側(上方側)から連結されており、前記ゴム壁5を加振変位させることにより前記第1の液室6の圧力を制御するように設けられている。特に本発明の場合、前記アクチュエータ9は、前記ロッドRに伝わる車輪側の上下振動に基づいて電気的に駆動制御され、前記上下振動に応じて前記ゴム壁5を加振するように構成される。
また、前記の駆動制御のために、図4のように、タイヤ振動に伴って振動する車輪側の部材、例えばタイヤTを含む車輪とショックアブソーバSのロッドRとを連結するアーム(アッパーアーム、ロアアーム等)Eに車輪側の上下振動を検出するセンサ50を設けて実施する。このセンサ50は、前記車輪側の上下振動を検出するとともに、その検出値に基づく信号を直接または制御部(図示せず)を介して前記アクチュエータ9に送り、該アクチュエータ9を前記車輪側の上下振動に応じて駆動させて、その上下振動に応じた振動を前記ゴム壁5に与えるように構成する。
先ず、サスペンションサポートAの装置本体部の構成について説明する。
前記内側取付部材1は、ショックアブソーバSのロッドRが挿入される有天筒状の取付金具11と、この取付金具11の下端側を取り囲むテーパ状に拡がったスカート状金具12とからなり、両者は溶接手段等により一体化されている。図の場合、前記取付金具11は二重構造をなしている。前記スカート状金具12の内方に位置する前記取付金具11の一端部には、前記ロッドRを回動自在に支持するベアリング13が圧入され固定されている。前記ゴム状弾性体3は前記取付金具11と前記スカート状金具12の外周部に加硫接着されている。図3中のC1は前記ロッドRをベアリング13に締結するナット等の締結手段を示す。
前記の外側取付部材2は、その下部に前記ゴム状弾性体3の外周部が加硫接着され下部第1筒金具21と、その上端部に連結されて前記加振手段9を収容保持する上部筒金具23と、前記下部第1筒金具21の外方を囲んでかつ前記下部第1筒金具21と前記上部筒金具23の両者を締結する下部第2筒金具22とからなる。すなわち、前記下部第1筒金具21の上端部において外方へ張り出したフランジ部21aと、上部筒金具23の下端部において外方へ張り出したフランジ部23aとを、前記下部第2筒金具22の上端部の外方への張り出し部分22aで包み込むように該張り出し部分22aを折曲することにより、これらを一体にかしめ固定している。
前記内側取付部材1及び前記ゴム状弾性体3の下部外側には、その外方を覆うダイヤフラム10が、前記内側取付部材1のスカート状金具12の下端部12aと前記外側取付部材2の下部第2筒金具22の下端部とに渡って設けられている。前記ダイヤフラム10は、ゴム状弾性材により形成されており、その上端部が前記の下部第2筒金具22に加硫接着され、また下端部には前記スカート状金具12の下端部12aに圧入固定される環状金具16が加硫接着されている。これにより、前記ダイヤフラム10と、前記内側取付部材1及び前記ゴム状弾性体3の下部外周面との間に前記第2液室8が形成されている。この第2液室8は、前記下部第1筒金具21と前記下部第2筒金具22との間で周方向に延びるオリフィス7により前記第1の液室6と連通せしめられている。
前記下部第1筒金具21は、その上部が内方にくびれ状に凹設されるとともに、下部外周にゴム状弾性体3と一体のゴム部17が加硫接着されており、前記下部第2筒金具22が該ゴム部17の外周に嵌合されることにより、前記下部第1筒金具21と前記下部第2筒金具22との間に周方向に延びるオリフィス7が形成されている。図の場合、前記下部第2筒金具22の内周に前記ダイヤフラム10と一体のゴム膜15が加硫接着されており、前記下部第1筒金具21のゴム部17に対し液密に嵌合している。図中の7a,7bは前記オリフィス7と前記第1の液室6および前記第2液室8との連通口を示す。なお図示していないが、通常、前記オリフィス7にはその一部に前記ゴム部17と一体のゴム等による遮壁部が設けられ、前記連通口7aから連通口7bへの短絡が防止されるようになっている。
前記下部第1筒金具21の上部内周には、前記ゴム状弾性体3に連なるゴム膜18が加硫接着されている。前記ゴム壁5は、その外周部に加硫接着された環状補強金具19の外周部19aが、前記下部第2筒金具22により締結される前記下部第1筒金具21のフランジ部21aと上部筒金具23のフランジ部23aとの間に挟まれて、これらのフランジ部21a,23aと共に一体に固定されている。これにより、前記下部第1筒金具21の内部において、前記ゴム壁5と、前記ゴム状弾性体3および内側取付部材1の天部との間に前記第1の液室6が形成されている。
加振手段を収容する前記上部筒金具23は、図の場合、筒状本体24の上部に取付用筒部材25が圧入固定され、該取付用筒部材25の上部に外方へフランジ状に張り出した取付板部25aを有し、該取付板部25aの上に該上部筒金具23内に収容された前記加振手段としてのアクチュエータ9の上部を覆い、かつ該アクチュエータ9を後述のように支持するキャップ部材26が被着され、前記の取付板部25aと前記キャップ部材26の取付板部26aとが、共に、軸心に関して周方向の複数個所、例えば図のように3個所でボルト等の締結手段C2により、車体側の部材Bに対し取付固定されるように構成されている。
なお、前記上部筒金具23を構成する前記筒状本体24と前記取付用筒部材25とを一体形成しておくこともできる。
前記のゴム壁5の加振手段としては、電磁石により軸方向に駆動される種々のリニアアクチュエータを利用できるが、図示するように、前記ゴム壁5に連結される軸部材27を有し、該軸部材27がその外方に配した固定子28に関して軸方向に往復動可能な可動子30の少なくとも一部として構成されてなる、所謂鉄心可動形のアクチュエータ9が特に好適に用いられる。
前記のアクチュエータ9は、前記ゴム壁5の上方で前記軸部材27が縦姿勢に設定され、該軸部材27の先端部(下端部)に形成された円板状の頭部27aが、前記ゴム壁5の加硫成形工程で該ゴム壁5の中央部に埋設され連結されている。そして、後述のように固定子28に備えるコイルを励磁することにより、前記軸部材27を往動と復動のいずれの行程にも駆動させるように構成されている。
次に、このアクチュエータ9の構造・作用等について説明する。
前記アクチュエータ9は、前記上部筒金具23のキャップ部材26に固定される固定子28と、該固定子28に関して軸方向に往復動可能に前記固定子28の内空部(軸心部)において支持された可動子30とを有している。
前記固定子28は、可動子30の外方にあって、電磁鋼板等の磁性金属よりなる多数の環状(主に角形環状)の金属板を積層してなるヨーク28aと、該ヨーク28aの軸心方向の中央部において前記可動子30を挟んで相対向するように両側より径方向内方に向かって突出する磁極部29,29を有している。この固定子28は、その外周部においてボルト42により前記キャップ部材26の下面に締結固定されている。
前記可動子30は、基本的に、前記軸部材27を中心にして、その軸心方向中間部に、前記と同様の磁性金属よりなる多数の金属板を積層してなる可動子鉄心としての磁性材部30aが固着されてなり、前記軸部材27が前記固定子28に対し上下一対の板バネ35,35を介して上下方向(軸部材27の軸心方向)に往復動可能に連結され支持されている。
図示する実施例の場合は、前記軸部材27に嵌合されるパイプ部材37に前記磁性材部30aが固設され、該パイプ部材37が前記軸部材27の外周に嵌合されて固定されている。前記パイプ部材37には、前記磁性材部30aの上下に間隔をおいて上下一対の前記板バネ35,35の内端部も係合固定されている。
前記パイプ部材37の固定手段として、図の場合、前記軸部材27がその略全長にわたって外周にねじを有するねじ軸として形成し、該軸部材27に対しその下端部に位置する位置決め用のナット36を螺合し、その上方部に前記パイプ部材37を嵌合して、さらにその上部の軸部材27の端部に締め付け用のナット38を螺合して締付けることにより、所定の位置に固定している。
前記一対の板バネ35,35は、後述のコイル部分を迂回するように一部が内方へくびれた角形の変形リング状に形成され、前記磁性材部30aとの間に間隔を保有して位置している。各板バネ35は、その内端部が前記のようにパイプ部材37に固定されるとともに、その外端部が前記固定子28の外周部において前記キャップ部材26に対して固定子28を締結固定するボルト42による締結部分に共に固定され、弾性変形可能に支持されている。前記キャップ部材26の中央部には、前記締め付け用ナット38が通り抜けできる開口が設けられている。
通常、前記アクチュエータ9については、前記外側取付部材2の下部第1筒金具21及び下部第2筒金具22と上部筒金具23とを締結し、さらにキャップ部材26を組み付けるまでは、前記軸部材27を除く各構成部分を前記キャップ部材26に付設して、前記可動子30の軸部材27のみをゴム壁5に連結した状態にしておき、前記キャップ部材26の組み付け時に、前記軸部材27に対して前記前記磁性材部30aを固設したパイプ部材37嵌合固定して組み立てる。
図5〜図7にも示すように、前記可動子30の磁性材部30aに対向する前記固定子28の磁極部29,29の先端つまり内端には、前記可動子30の往復動方向(上下方向)に隣合った状態で並んで前記磁性材部30aに対向する上下一対の円弧板状をなす永久磁石31,32が、それらの磁極が互いにNS交互の異極をなすように、前記往復移動方向と直交する方向(左右方向)に磁極を並べて、かつ互いの磁極(N極とS極)の並びが逆になる状態に配設されている。なお、上側の永久磁石31の上端から下側の永久磁石32の下端までの長さは、前記磁性材部30aの上下方向(軸心方向)の長さよりも長くなっている。
そして、前記固定子28の磁極部29には、その周りにコイル33を巻回、つまり前記往復動方向と直交する方向(図1の左右方向)の軸心周りにコイル33を巻回して、前記一対の永久磁石31,32を通る磁束を発生可能に構成してある。
図の場合は、前記一対の永久磁石31,32が、前記可動子30を挟んで対向する前記固定子28の二つの磁極部29,29の内端部にそれぞれ設けられており、両磁極部29,29それぞれの永久磁石31,32は、前記往復移動方向と直交する方向で前記磁性材部30aを挟んで対向するとともに、この対向する磁極が互いに異極をなすように磁極の並びを左右で逆にして配設されている。これに対応して、前記コイル33についても、それぞれが各永久磁石より外方に位置する状態で前記磁極部29,29に巻回されて配置されている。
図5に示すように、前記一対のコイル33,33は互いに接続されている。図5,図6に示すように、この実施例では、右側の上下一対の永久磁石31,32のうち上側の永久磁石31は、磁性材部30aと対向する面側がN極、反対面側がS極であり、下側の永久磁石32は、磁性材部30aと対向する面側がS極、反対面側がN極である。左側の一対の永久磁石31,32のうち上側の永久磁石31は、磁性材部30aと対向する面側がS極、反対側がN極であり、下側の永久磁石32は、磁性材部30aと対向する面側がN極、反対側がS極である。図5,図6において、白抜きの左右方向を向いた矢印は永久磁石31,32の起磁力の向きを表す。この起磁力は上側では左側を向き、下側では右側を向いている。
上記の構成により、コイル33への非通電時は、左右の磁極部29,29における永久磁石31,32による磁束が該両磁石に対向する磁性材部30aの部分を通じて短絡している。そして、図6に示すように、コイル33に正方向の電流が流れると、コイル33に矢印方向の起磁力が発生し、その結果、上側の永久磁石31の起磁力の向きと、コイル33の起磁力の向き(図6の矢印)とが同一になって、磁石の磁束が合成されて起磁力が強まり、他方、下側の永久磁石32の起磁力の向きと、コイル33の起磁力の向きとが反対になって、両者の起磁力が相殺されて弱まる。その結果、前記可動子30の磁性材部30a及び軸部材27に上向きの力(白抜きの矢印で示してある)が作用して、該軸部材27が上昇する。
また、図7に示すように、コイル33に逆方向の電流(負電流)が流れると、前記とは反対に、上側の永久磁石31の起磁力の向きと、コイル33の起磁力の向きとが反対になって磁束が相殺され起磁力が弱まるとともに、下側の永久磁石32の起磁力の向きと、コイル33の起磁力の向きとが同一になって、この下側で磁石の磁束が合成されて起磁力が強まる。これにより、前記可動子30の磁性材部30a及び軸部材27に下向きの力(白抜きの矢印で示してある)が作用して、該軸部材27が下降する。そして、前記コイル33の電流の向きが正逆に交互に変わることで、ゴム壁5に連結された軸部材27が上下に往復動する。
したがって、前記の可動鉄心形のアクチュエータ9は、前記コイル33に正弦波交流を流すことにより前記軸部材27を上下動させることができ、これに連結された前記ゴム壁5に対して正弦波曲線の振動を与えることができる。また、コイル33に流れる電流を制御することにより、その振動状態を制御することができ、以て第1の液室6の圧力を任意に制御することができる。
特に、本発明サスペンションサポートAの場合は、前記アクチュエータ9が、図4のようにタイヤTの上下振動すなわち車輪側の上下振動をセンサ50により検出するとともに、この検出値に基づく信号(駆動信号)を前記アクチュエータ9に送信して該アクチュエータ9を駆動させ、前記軸部材27を前記車輪側の上下振動に応じて上下動させるように制御する。これにより、前記車輪側の上下振動に応じた振動を前記ゴム壁5に与えることができる。しかも、互いに異極をなす一対の永久磁石31,32のそれぞれの起磁力の向きと、コイル33に生じる起磁力との組み合わせにより、比較的コンパクトな装置でありながら、ムービングマグネット型の場合よりも出力の大きいものが得られ、第1の液室6の圧力制御を確実になすことができる。
従って、前記サスペンションサポートAの使用、例えば図3のように、サスペンションにおけるショックアブソーバSのロッドRの上端部に内側取付部材1を連結し、外側取付部材2を車体側の部材Bに締結して使用した場合においては、通常の車両走行時のタイヤTの上下振動すなわち車輪側の上下振動に伴うショックアブソーバSとのロッドRの振動を、前記内側取付部材1と前記外側取付部材2との間のゴム状弾性体3及び第1の液室6の効果吸収、緩和できることに加え、前記第1の液室6の室壁の一部である前記ゴム壁5を、前記アクチュエータ9により車輪側の上下振動に応じて加振することにより、該液室6の圧力を前記上下振動に応じて制御でき、該液室6の急激な圧力上昇を抑えることができるとともに、タイヤ振動に伴うロードノイズの低減効果を高めることができ、以て能動的で高い防振効果を発揮できる。
また、前記第1の液室6とオリフィス7により連通する第2の液室8を設けてある場合は、例えば通常の車両走行時の比較的高周波域の振動に対して前記のように液室6内の圧力制御により能動的な高い防止効果を発揮でき、また道路面の凹凸あるいは段差等による振幅の大きい低周波域の振動に対しては前記オリフィス7内の液流動による共振作用で良好な振動抑制効果を発揮できるものとなる。
なお、本発明のサスペンションサポートAは、上記した実施例のように、装置本体部の構造が、第1の液室6とは別の第2液室8を設けてオリフィス7により連通させた2室形のものには限らず、前記第2液室およびオリフィスを省略して、前記第1の液室6のみを備える1室形のものにおいても、その室壁の一部をなすゴム壁5に加振手段としてアクチュエータ9を連結して、上記同様に実施することができる。
本発明は、自動車等の車両のストラット式やダブルウィッシュボーン式のサスペンションにおいて特に好適に利用できる。
本発明の1実施例のサスペンションサポートの図2のI−I線における縦断面図である。 同上の平面図である。 同上のサスペンションサポートの使用状態の縦断面図である。 同上の使用形態の制御系統の概略説明図である。 アクチュエータの作用を示す略示説明図である。 コイルに電流を正方向に流したときのアクチュエータの作用を示す略示説明図である。 コイルに電流を逆方向に流したときのアクチュエータの作用を示す略示説明図である。
符号の説明
A サスペンションサポート
B 車体側の部材
C1 締結手段
C2 締結手段
E アーム
S ショックアブソーバ
R ロッド
1 内側取付部材
2 外側取付部材
3 ゴム状弾性体
5 ゴム壁
6 第1の液室
7 オリフィス
7a,7b 第1及び第2の両液室との連通口
8 第2液室
9 アクチュエータ
10 ダイヤフラム
11 取付金具
12 スカート状金具
13 ベアリング
15 ゴム膜
16 環状金具
17 ゴム部
18 ゴム膜
19 環状補強金具
19a 外周部
21 下部第1筒金具
21a フランジ部
22 下部第2筒金具
22a 張り出し部分
23 上部筒金具
23a フランジ部
24 筒状本体
25 取付用筒部材
25a 取付板部
26 キャップ部材
26a 取付板部
27 軸部材
27a 頭部
28 固定子
28a ヨーク
29 磁極部
30 可動子
30a 磁性材部
31 永久磁石
32 永久磁石
33 コイル
35 板バネ
36 位置決め用のナット
37 パイプ部材
38 締め付け用のナット
42 ボルト
50 センサ

Claims (7)

  1. ショックアブソーバのロッドの上端部に取り付けられる有天筒状の内側取付部材と、この内側取付部材の外方に同心的に配されかつ車体側に取り付けられる筒状の外側取付部材と、前記内側取付部材と外側取付部材との間に介設されて該両取付部材を結合する防振基体としてのゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体の上方に対向して前記外側取付部材に取着されたゴム壁と、前記ゴム状弾性体と前記ゴム壁との間に形成された液室とを有するサスペンションサポートであって、
    前記液室の室壁の一部を構成する前記ゴム壁に、電磁石により駆動される加振手段が連結されており、該加振手段は前記ロッドに伝わる車輪側の上下振動に応じて前記ゴム壁を加振し液室の圧力を制御するように設けられてなることを特徴とするサスペンションサポート。
  2. 前記加振手段は、前記ショックアブソーバのロッドに伝わる車輪側の上下振動を検出するセンサが接続されており、該センサにより検出される振動に基づく信号が入力されることにより駆動制御されて、前記車輪側の上下振動に応じた振動を前記ゴム壁に与えるように構成されてなる請求項1に記載のサスペンションサポート。
  3. 前記加振手段は、前記ゴム壁に連結される軸部材を有し、該軸部材がその外方に配した固定子に関して軸方向に往復動可能な可動子の少なくとも一部として構成されてなる鉄心可動形のアクチュエータであり、前記固定子に備えるコイルが励磁されることにより、前記軸部材が往動行程及び復動行程の両方向に駆動されて前記ゴム壁を加振するように構成されてなる請求項1または2に記載のサスペンションサポート。
  4. 前記アクチュエータは、前記軸部材の外周に磁性材部を取設してなる可動子と、該可動子の外方に配された環状の固定子とを有してなり、
    前記可動子は、前記固定子の内空部において軸方向に往復動可能に支持されており、
    前記固定子は、径方向内方に向かって突出する磁極部を有し、該磁極部には、軸方向に隣合って異極をなす少なくとも一対の永久磁石が配されるとともに、該磁極部の周りに前記一対の永久磁石を通る磁束を発生可能なコイルが巻回されてなり、該コイル励磁により発生する起磁力と前記各永久磁石のそれぞれの起磁力との組み合わせにより、前記可動子を軸方向に往復動させるように構成されてなる請求項3に記載のサスペンションサポート。
  5. 前記液室とは別の第2の液室であって、前記液室とオリフィスを介して連通し、かつダイヤフラムが室壁の一部をなす前記第2液室が設けられてなる請求項1〜4に記載のサスペンションサポート。
  6. 前記内側取付部材及び前記ゴム状弾性体の下部外方を覆うダイヤフラムが前記内側取付部材と前記外側取付部材とにわたって設けられ、該ダイヤフラムと前記内側取付部材及び前記ゴム状弾性体の下部外周面との間に前記第2液室が形成され、該第2液室が前記外側取付部材に沿うオリフィスにより前記液室と連通せしめられてなる請求項5に記載のサスペンションサポート。
  7. 前記外側取付部材は、前記ゴム状弾性体の外周部が加硫接着された下部第1筒金具と、前記ダイヤフラムの上端部が加硫接着された下部第2筒金具と、該下部第1筒金具及び下部第2筒金具の上端部に連結されて前記加振手段を収容保持する上部筒金具とからなり、
    前記下部第1筒金具の上端部に張り出し形成されたフランジ部と、前記上部筒金具の下端部に張り出し形成されたフランジ部とが、前記ゴム壁の外周部に加硫接着された環状補強金具の外周部を挟んで、前記下部第2筒金具のかしめ固定により一体的に結合されてなる請求項6に記載のサスペンションサポート。
JP2004158346A 2004-05-27 2004-05-27 サスペンションサポート Withdrawn JP2005335595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004158346A JP2005335595A (ja) 2004-05-27 2004-05-27 サスペンションサポート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004158346A JP2005335595A (ja) 2004-05-27 2004-05-27 サスペンションサポート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005335595A true JP2005335595A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35489627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004158346A Withdrawn JP2005335595A (ja) 2004-05-27 2004-05-27 サスペンションサポート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005335595A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213734A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両の騒音低減システム
JP2008240841A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Bridgestone Corp 防振装置
JP2008307955A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 加振装置
JP2009162281A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Tokai Rubber Ind Ltd 能動型流体封入式防振装置
JP2009281507A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 能動型液封入式防振装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213734A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両の騒音低減システム
JP2008240841A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Bridgestone Corp 防振装置
JP2008307955A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 加振装置
JP2009162281A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Tokai Rubber Ind Ltd 能動型流体封入式防振装置
JP2009281507A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 能動型液封入式防振装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11351322A (ja) 能動的防振用加振器
JP3620368B2 (ja) 流体封入式能動的マウント
KR20090086566A (ko) 제진 장치, 제진 장치의 제어 방법, 제진 장치의 오프셋 보정 방법 및 판 스프링
JP2000283214A (ja) 防振装置用加振器およびそれを用いた能動型防振装置
JP5547000B2 (ja) エンジンマウントシステム
JP2007218418A (ja) 能動型液封入式防振装置
JP2007085407A (ja) 能動型液封入式防振装置
JP2005335595A (ja) サスペンションサポート
JP2018123862A (ja) 能動型制振装置
JP3993559B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
JPH10311367A (ja) 能動型制振器
JP4170922B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
JP2006282118A (ja) 車両の騒音低減システム
JP4081022B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
JP3619056B2 (ja) 能動型防振装置
US20060255232A1 (en) Suspension support
JP2005155899A (ja) 能動型液封入式防振装置
JP4705662B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
JP4047876B2 (ja) サスペンションサポート
JP3697899B2 (ja) 能動的防振型サスペンション部材
JP3733745B2 (ja) 能動型制振器
JP5491994B2 (ja) 防振装置
JP2007057052A (ja) 能動型液封入式防振装置
JP2007028713A (ja) リニアアクチュエータ及びそれを用いた防振装置
JP3993567B2 (ja) 能動型液封入式防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20071206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761