JP4701505B2 - 慣性トランスデューサ - Google Patents

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    • G01P1/02Housings
    • G01P1/023Housings for acceleration measuring devices

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車、航空機、船舶等の輸送機器やカメラ、ビデオカメラ等の映像機器や電子機器の入力装置等に使用される慣性トランスデューサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
慣性トランスデューサは、たとえばビデオカメラなどに用いられており、その構造は容器内に検知素子と回路部品を収納させたものが知られている。
【0003】
このように、一つの容器内に回路部品と検知素子を収納させたものでは、回路部品を固定するために用いられる樹脂系接着剤から発せられるガスや有機物の検知素子への付着、回路部品の接続に用いられる半田およびフラックスの検知素子への付着により、その検知特性を劣化させてしまうという問題がある。
【0004】
そこで近年では、両面が開放した容器の内部を仕切り、一方の室に検知素子、他方の室に回路部品を収納させ、それによって回路部品固定用の樹脂系接着剤から発せられるガスや有機物、半田やフラックスの検知素子への付着を防止したものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような2つの室を形成したものでは、一方の室に検知素子を実装し、検知特性の調整を行った後、他方の室に回路部品を実装し、特性調整や特性検査を行うようになっているが、回路部品の実装時や上記特性調整時にこの回路部品を損傷させてしまった場合には、この回路部品のみならず、検知素子を容器とともに廃棄しなければならず、コスト面で著しく不利となる。
【0006】
このことは、組み立て手順を逆にし、回路部品を実装した後、検知素子を実装する場合でも同様な課題が生じることは明らかである。
【0007】
すなわち、この回路部品に損傷が生じた場合には、容器の他方の室から回路部品のみを取り外して交換すれば良いという考えもあるが、実際には回路部品は樹脂系接着剤や半田等で固定されており、これを容易に取外すことはできず、容器までも損傷させてしまうことになる。
【0008】
本発明は、センシングのための重要部品となる検知素子に回路部品固定用の樹脂系接着剤からのガスや有機物、半田やフラックスが付着することがない信頼性の高い検知素子部を作製できると同時に、万一にも回路部品部または検知素子部が損傷した場合、検知素子部または回路部品部の内の良品は再使用できる構造の慣性トランスデューサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の慣性トランスデューサは、開口部を有し回路部品が実装された第1の容器と、前記第1の容器に設けられた外部電極と第1の接続電極と、内部に検知素子が実装され開口部が封止板により封止された第2の容器と、前記第2の容器に設けられた第2の接続電極とを備え、前記第1の容器の開口部を覆うように前記第2の容器が装着され、前記第2の接続電極と第1の接続電極とが電気的に接続され、能動部品は、前記第1の容器の内部に実装され、受動部品は前記第1の容器の外周壁の上面に実装されたことを特徴とするものである。
【0010】
この構成により、センシングのための重要部品となる検知素子に回路部品固定用の樹脂系接着剤からのガスや有機物、半田やフラックスが付着することがない信頼性の高い検知素子部を作製できると同時に、万一にも回路部品部または検知素子部が損傷した場合、検知素子部または回路部品部の内の良品は再使用できる構造の慣性トランスデューサが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、開口部を有し回路部品が実装された第1の容器と、前記第1の容器に設けられた外部電極と第1の接続電極と、内部に検知素子が実装され開口部が封止板により封止された第2の容器と、前記第2の容器に設けられた第2の接続電極とを備え、前記第1の容器の開口部を覆うように前記第2の容器が装着され、前記第2の接続電極と第1の接続電極とが電気的に接続され、能動部品は、前記第1の容器の内部に実装され、受動部品は前記第1の容器の外周壁の上面に実装されているため、センシングのための重要部品となる検知素子に回路部品固定用の樹脂系接着剤からのガスや有機物、半田やフラックスが付着することがない信頼性の高い検知素子部を作製できると同時に、万一にも回路部品部または検知素子部が損傷した場合、検知素子部または回路部品部の内の良品は再使用できるといった作用を有する。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、外部電極は、第1の容器の外周壁の少なくとも2個所のコーナ部に下部から底面にかけて形成されているため、本慣性トランスデューサの第1の容器を基板上に実装する場合に、リフロー式の半田付けを用いた時、半田の表面張力によるセルフアライメント機構が働くといった作用を有する。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1の接続電極は、第1の容器の外周壁の上面に少なくとも2個所設けられるとともに、第2の接続電極は前記第1の接続電極と対応するように第2の容器の外周壁の下部から底面にかけて設けられているため、半田を用いて第1の容器と第2の容器を接続する時、半田の表面張力によるセルフアライメント機構が働くといった作用を有する。
【0014】
また、請求項1に記載の発明において、能動部品は、第1の容器の内部に実装され、受動部品は第1の容器の外周壁の上面に実装されているため、コンデンサ、抵抗等の受動部品を半田や導電性接着剤を用いて接続する際、半田や導電性接着剤の塗布にあたってスクリーン印刷が使用可能となり、生産性が向上するといった作用を有する。
【0015】
請求項に記載の発明は、請求項1またはに記載の発明において、第1の容器の外周壁の外周面には検査電極が設けられ、この検査電極は前記第1の容器の底面から所定距離だけ離れた位置に設けられているため、第1の容器を実装する基板上の導電パターンと検査電極が短絡してしまうことを防止でき、かつ、第1の容器に受動部品を実装した段階での検査および完成した慣性トランスデューサの段階で検査が可能となるといった作用を有する。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1の容器の外周壁の上面には検査電極が設けられ、この検査電極は第1の接続電極から所定距離だけ離れた位置に設けられているため、第1の容器に受動部品を実装した段階での検査および完成した慣性トランスデューサでの検査を上部から接触式プローブを用いて行えるといった作用を有する。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2の容器の底面の外周部近傍に、接着及び封止するための樹脂が設けられているため、第1の容器の上に第2の容器を強固に固定することができるだけでなく、この第2の容器によって第1の容器の上面開口部を密封することができるので、第1の容器内の能動素子の保護用の封止樹脂を廃止することができるといった作用を有する。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1の容器の外周壁の上面の内周部には凹状の段部が形成され、この段部により第2の容器が支持されるため、第1、第2の接続電極を用いて第1の容器に対して第2の容器を確実、かつ、容易に位置決めできるといった作用を有する。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、第1の容器の外周壁の上面を、第2の容器の第2の接続電極の上に配置するとともに、この第1の容器の外周壁の上面にシールド電極が設けられているため、第1、第2の接続電極への外来ノイズの侵入、および指などが触れることによる静電破壊を防止することができるといった作用を有する。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の発明において、第1の容器の外周壁の内面側であって、第2の容器の第2の接続電極に対応する位置には、この第1の容器の外周壁の上面側から段部上面まで下方に向けて切り欠きが設けられているため、切り欠きから導電性接着剤を充填することで第1、第2の接続電極の導通接続が容易、かつ、確実に行えるといった作用を有する。また、第1、第2の接続電極の導通接続が容易、かつ、確実に行えるようになるので、その分だけ第1、第2の接続電極の面積を小さくでき、外来ノイズの侵入をより防止しやすくできるといった作用を有する。
【0021】
請求項10に記載の発明は、請求項に記載の発明において、切り欠き内面に電極が設けられているため、導電性接着剤による接着強度を高くできるといった作用を有する。
【0022】
請求項11に記載の発明は、請求項または10に記載の発明において、切り欠き内の開口部より下方にのみ導電性接着剤が充填されているため、切り欠き内に充填した導電性接着剤によって上面のシールド電極と第1、第2の接続電極が短絡してしまうのを防止することができるといった作用を有する。
【0023】
請求項12に記載の発明は、請求項乃至11のいずれか1つに記載の発明において、第1の容器の段部の底面で第2の容器の底面の第2の接続電極に対応する位置に孔が設けられているため、第1、第2の接続電極を接続するための導電性接着剤が不用意に外方へ拡がって短絡を起こしてしまうのを防止することができるといった作用を有する。
【0024】
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、第1の容器の段部の孔は下方に向かって径小となる形状であるため、導電性接着剤が孔を介して下方へ流出してしまう結果として、第1、第2の接続電極の導通不良が生ずるのを防止することができるといった作用を有する。
【0025】
請求項14に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2の接続電極と第1の接続電極とが薄い弾性部材を介して電気的に接続されているため、センシングのための重要部品となる検知素子に回路部品固定用の樹脂系接着剤からのガスや有機物、半田やフラックスが付着することがない信頼性の高い検知素子部を作製できると同時に、万一にも回路部品部または検知素子部が損傷した場合、検知素子部または回路部品部の内の良品は再使用できるばかりか、第2の容器の内部に実装された検知素子を弾性的に保持できるため、外部の振動やショックによる検知素子の検出信号レベルの悪化を抑制し特性の安定性を図ることができるといった作用を有する。
【0026】
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、弾性部材は第1の容器と第2の容器の接続面とほぼ同等の面積であり、かつ前記弾性部材には第1の接続電極と第2の接続電極とを互いに電気的に接続させるための第3の接続電極が形成されているため、電極部を含めて弾性的に保持できるといった作用を有する。
【0027】
請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、弾性部材は第1の容器と第2の容器の接続面とほぼ同等の面積であり、かつ、異方導電性であるため、弾性部材に容器の接続電極に応じた専用の接続電極を形成する必要なく安価に構成できるといった作用を有する。
【0028】
請求項17に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、外部電極は、第1の容器の外周壁の少なくとも2個所のコーナ部に下部から底面にかけて形成されているため、本慣性トランスデューサの第1の容器を基板上に実装する場合に、リフロー式の半田付けを用いた時、半田の表面張力によるセルフアライメント機構が働くといった作用を有する。
【0029】
また、請求項14に記載の発明において、能動部品は第1の容器の内部に実装され、受動部品は第1の容器の外周壁の上面に実装されているため、コンデンサ、抵抗等の受動部品を半田や導電性接着剤を用いて接続する際、半田や導電性接着剤の塗布にあたってスクリーン印刷が使用可能となり、生産性が向上するといった作用を有する。
【0030】
請求項18に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、第1の容器の外周壁の外周面には検査電極が設けられ、この検査電極は前記第1の容器の底面から所定距離だけ離れた位置に設けられているため、第1の容器を実装する基板上の導電パターンと検査電極が短絡してしまうことを防止でき、かつ、第1の容器に受動部品を実装した段階での検査および完成した慣性トランスデューサの段階で検査が可能となるといった作用を有する。
【0031】
請求項19に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、第1の容器の外周壁の上面には検査電極が設けられ、この検査電極は第1の接続電極から所定距離だけ離れた位置に設けられているため、第1の容器に受動部品を実装した段階での検査および完成した慣性トランスデューサでの検査を上部から接触式プローブを用いて行えるといった作用を有する。
【0032】
請求項20に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、第1の容器の外周壁の上面の内周部には凹状の段部が形成され、この段部により第2の容器が支持されるため、第1、第2の接続電極を用いて第1の容器に対して第2の容器を確実、かつ、容易に位置決めできるといった作用を有する。
【0033】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、第1の容器の外周壁の上面を、第2の容器の第2の接続電極の上に配置するとともに、この第1の容器の外周壁の上面にシールド電極を設けられているため、第1、第2の接続電極への外来ノイズの侵入、および指などが触れることによる静電破壊を防止することができるといった作用を有する。
【0034】
請求項22に記載の発明は、請求項20または21に記載の発明において、第1の容器の外周壁の内面側であって、第2の容器の第2の接続電極に対応する位置には、この第1の容器の外周壁の上面側から段部上面にまで下方に向けて切り欠きが設けられているため、切り欠きから導電性接着剤を充填することで第1、第2の接続電極の導通接続が容易、かつ、確実に行えるといった作用を有する。また、第1、第2の接続電極の導通接続が容易、かつ、確実に行えるようになるので、その分だけ第1、第2の接続電極の面積を小さくでき、外来ノイズの侵入をより防止しやすくできるといった作用を有する。
【0035】
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、切り欠き内面に電極が設けられているため、導電性接着剤による接着強度を高くできるといった作用を有する。
【0036】
請求項24に記載の発明は、請求項22または23に記載の発明において、切り欠き内の開口部より下方にのみ導電性接着剤が充填されているため、切り欠き内に充填した導電性接着剤によって上面のシールド電極と第1、第2の接続電極が短絡してしまうのを防止することができるといった作用を有する。
【0037】
請求項25に記載の発明は、請求項20乃至24のいずれか1つに記載の発明において、第1の容器の段部の底面で第2の容器の底面の第2の接続電極に対応する位置に孔が設けられているため、第1、第2の接続電極を接続するための導電性接着剤が不用意に外方へ拡がって短絡を起こしてしまうのを防止することができるといった作用を有する。
【0038】
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、第1の容器の段部の孔は下方に向かって径小となる形状であるため、導電性接着剤が孔を介して下方へ流出してしまう結果として、第1、第2の接続電極の導通不良が生ずるのを防止することができるといった作用を有する。
【0039】
請求項27に記載の発明は、請求項2または17に記載の発明において、外部電極は、第1の容器の外周壁の外周に設けられ、前記外部電極には基板上のランド穴に挿通するためのターミナルが設けられているため、本慣性トランスデューサの基板に対する位置決め精度の向上、表面実装が不可能な基板への実装が可能となる。また、自動車のように使用環境が厳しく、より実装信頼性が要求される用途に好適であるといった作用を有する。
【0040】
請求項28に記載の発明は、請求項27に記載の発明において、ターミナルは第1の容器と一体的に積層されているため、より一層の信頼性を向上させることができるといった作用を有する。
【0041】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図21を用いて説明する。
【0042】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の慣性トランスデューサの外観斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同正面図、図4は同平面図、図5は同実施の形態の能動部品を取り付けた状態の第1の容器の平面図、図6は同正面半断面図、図7は同実施の形態のシールド板を外した状態の検知ユニットの平面図、図8は同正面断面図、図9は同実施の形態の電気的ブロック図、図10は同実施の形態の第1の容器の上面に検査電極を配置した慣性トランスデューサの平面図である。
【0043】
図1〜図10において、第1の容器1、第2の容器6はセラミックシートの積層体で形成されている。その形状は、図2、図5と図6に示すように上面が開口部を有した箱型に成形されている。この第1の容器1の内部には、回路部品の構成要素の1つであるベアチップよりなる能動素子2が接着剤により固定されて実装されている。
【0044】
第1の容器1の外周壁3の上には、回路部品のもう1つの構成要素である受動素子(ここではチップ型の抵抗とコンデンサ)4a〜4eが接着されている。
【0045】
また第1の容器1の開口部を覆うように検知ユニット5が装着されている。この検知ユニット5は、図1〜図3、図7と図8に示すようなセラミックシートの積層体で形成され上面に開口部を有した第2の容器6と、第2の容器6の外周壁10上に固定されたシームリング9と、第2の容器6の内部に実装された検知素子としての水晶振動子7と、第2の容器6の開口部を封止するための封止板としての金属製のシールド板8とから構成されている。また、シームリング9にシールド板8を溶接することによって水晶振動子7を第2の容器6の内部に気密封止している(図8)。
【0046】
なお、気密封止は溶接以外にガラス、半田またはAu−Sn等を用いた封止でも良い。
【0047】
第2の容器6の外周壁10の外周面の6ヶ所には、図1、図2、図7に示すように切り欠きが設けられ、この切り欠きの内側とそれに続く底面に、第2の接続電極11a〜11fが形成されている。第2の接続電極11a〜11eは、図9に示すように水晶振動子7と電気的に接続されており、第2の接続電極11fはGND電極で、第2の容器6とシームリング9に電気的に接続され、シールド板8と共にアースされるようになっている。
【0048】
一方、第1の容器1に実装された能動素子2は、図2、図5と図6に示すようにワイヤ12により第1の容器1に設けられた電極13と電気的に接続され、さらに第1の容器1の外周壁3の上面の6ヶ所には電極13のいずれかと接続するための第1の接続電極14a〜14fが設けられている(図1、図2、図5)。
【0049】
第1の接続電極14a〜14fと第2の接続電極11a〜11fは、それぞれ第1の接続電極14aと第2の接続電極11a、第1の接続電極14bと第2の接続電極11b、第1の接続電極14cと第2の接続電極11c、第1の接続電極14dと第2の接続電極11d、第1の接続電極14eと第2の接続電極11e、第1の接続電極14fと第2の接続電極11fの間が導電性接着剤としての半田によって電気的に接続されている。
【0050】
第2の接続電極11a〜11dは第2の容器6の外周壁10の外周のコーナ部に配置されており、第1の電極14a〜14dもそれぞれ対応する位置に配置されている。これにより、半田等の導電性接着剤で接続する際に、半田硬化時の表面張力を利用して、検知ユニット5を第1の容器1に対してセルフアライメントさせることができる。
【0051】
また、受動素子4a〜4eも同様に半田により、第1の容器1の所定のパターン上に電気的に接続されている。以上により、水晶振動子7、能動素子2と受動素子4a〜4eの電気的な接続が完成する。
【0052】
なお、能動素子2はワイヤ12による接続以外にフリップチップ実装を行っても良い。
【0053】
第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fの電気的な接続が完了した後に、図3と図4に示すように第2の容器6の底面の外周部には接着及び封止するための樹脂15が塗布されるため、第1の容器1の外周壁3の上面に第2の容器6が強固に接着固定されるとともに、第1の容器1の上面に設けられている開口部が第2の容器6で密封され能動素子2が保護される。
【0054】
なお、この密封処理により、能動素子2の外周樹脂モールドは不要となるが、より確実に能動素子2の保護を行う必要がある場合には、外周樹脂モールドを行えば良い。
【0055】
第1の容器1の外周壁3の外周には切り欠きが設けられ、各切り欠きには外部電極16a〜16d、検査電極16e〜16hが設けられている(図1〜図5、図10)。外部電極16a,16b,16c,16dは、切り欠き内部だけではなく、それに続く第1の容器1の底面にも形成され、外部電極16aは電源端子(Vcc)、外部電極16bは出力端子(OUT)、外部電極16c及び外部電極16dはグラウンド端子となっている。
【0056】
また、検査電極16e,16f,16g,16hは第1の容器1の底面から所定距離だけ上方に離れた位置に設けられており、これらの検査電極16e〜16hを使用して能動素子2の内部のメモリへのデータ書込みや各種の検査が行われる。
【0057】
一方、図10は検査電極16i〜16lが第1の容器1の外周壁3上に設けられたもので、検査用プローブを上面からコンタクトさせることが可能になる。
【0058】
なお、外部電極16a〜16dは同じく第1の容器1の外周壁3の外周コーナ部に設けられているため、基板上に実装される場合、リフロー等の自動半田付け時に有効で半田硬化時の表面張力を利用して、本慣性トランスデューサをセルフアライメントさせ、取り付けズレを緩和させることができる。
【0059】
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2の慣性トランスデューサの正面断面図、図12は同分解正面断面図である。
【0060】
本実施の形態において、同一構成部品には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0061】
図11、図12に示すように第1の容器1Aの外周壁3Aの上面内周部に凹状の段部3Bを形成し、この段部3Bで第2の容器6を支持している。このように、段部3Bの上に第2の容器6を支持させれば、それだけで第1の容器1Aに対して第2の容器6の位置決めがなされるため、第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fの相対位置関係も正しく設定され、両者の電気的接続がより確実に行える。さらに、第1の容器1Aの開口部は第2の容器6で確実に密封される。
【0062】
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3の慣性トランスデューサの正面断面図、図14は同平面図である。
【0063】
本実施の形態において、実施の形態1、実施の形態2と同一構成部分には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0064】
図13に示すように、第1の容器1Bの外周壁3Cは実施の形態2に示す外周壁3Aに比べてさらに上方に延長した構成である。具体的には、外周壁3Cの上面を第2の容器6の第2の接続電極11a〜11f(符号は表示せず)よりも上方にまで延長し、この外周壁3Cの上面にシールド電極17を図14に示すように受動素子4a〜4eに短絡しない範囲でほぼ全周にわたって設けている。このシールド電極17は、図13に示すように外周壁3Cの内部に形成された導電路20を介して、グラウンド端子となる外部電極16c(符号は表示せず)もしくは外部電極16d(符号は表示せず)に電気的に接続されている。
【0065】
これにより、このシールド電極17により第1、第2の接続電極14a〜14f(符号は表示せず)、11a〜11f(符号は表示せず)の接続部への外来ノイズが侵入しにくくなる。また、作業者の指が触れて能動素子2を静電破壊させてしまうことを防止できる。
【0066】
なお、外周壁3Cを上方に延長することによって、第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fの接続部に半田を挿入しにくくなるので、第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fに対応する段部3Bにまで達する切り欠き18a〜18fを形成し、この切り欠き18a〜18fの内部に半田を注入することで、第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fの電気的接続状態を安定にしている。
【0067】
なお、半田は切り欠き18a〜18fの内部にしか注入せず、その上方は接着及び封止のための樹脂15(図示せず)により覆うことによって、シールド電極17と第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fが不用意に短絡しないように構成されている。
【0068】
(実施の形態4)
図15は本発明の実施の形態4の慣性トランスデューサを説明するための要部正面断面図である。
【0069】
本実施の形態において、実施の形態1〜実施の形態3と同一構成部分には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0070】
図15は、図14に示すB−B線による断面図であり、第1の容器1Cにおいて段部3B部分から下方に向けて形成された径小となる孔19を詳細に示している。この孔19の役割は、第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fを半田により接続する際、半田が不用意に第1、第2の接続電極14a〜14f,11a〜11fの外に拡がって電気的な短絡を防止するために余分な半田を、孔19の内部に流入させるものである。
【0071】
その場合、孔19がストレートなものであると半田が第1の容器1Cの外部に流出してしまうので、孔19を徐々に径小となる構造にすることで、その流出を防止している。
【0072】
(実施の形態5)
図16は本発明の実施の形態5の慣性トランスデューサの正面図、図17は同実施の形態の弾性部材の平面図である。
【0073】
本実施の形態において、実施の形態1と同一構成部品には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0074】
図16に示すように、第1の容器1と第2の容器6を接続する際、薄い弾性部材21を介して電気的に接続されている。弾性部材21は、図17に示すように第1の接続電極14a〜14f、第2の接続電極11a〜11fにそれぞれ対応するように両面に第3の接続電極22a〜22fが設けられている。弾性部材21はシリコンからなる絶縁材とシリコンにカーボンを含有させた導電材との一体成形材で構成されている。
【0075】
第1の接続電極14a〜14fと第3の接続電極22a〜22f間及び第2の接続電極11a〜11fと第3の接続電極22a〜22f間を半田により接続することにより、検知ユニット5を弾性的に支持できる。
【0076】
なお、本実施の形態においては、検知ユニット5を弾性的に支持することを目的とするため、実施の形態1のように接着及び封止するための樹脂15による検知ユニット5の固定は行わない。本実施の形態において、弾性部材21の絶縁体としてシリコンを用いて説明したが、防振性能を有する弾性体であれば、材質は問わない。
【0077】
また、本実施の形態で用いた弾性部材を実施の形態2〜4で説明した構成に適応することも可能である。
【0078】
(実施の形態6)
図18は本発明の実施の形態6の慣性トランスデューサの弾性部材の平面図、図19は同正面断面図である。
【0079】
本実施の形態においては、図16における弾性部材21を別の材料に置換した点が特徴である。
【0080】
図18、図19において、弾性部材21Aはシリコンからなる絶縁材23aとカーボン含有の導電材23bが所定のピッチで形成され、かつ、積層された後、適当な厚みにスライスされた異方導電性ゴムと呼ばれるものである。これにより、実施の形態5において説明したような第3の電極群は特に必要なく、弾性部材21Aと各第1の接続電極14a〜14f、第2の接続電極11a〜11f間を接続することが可能である。
【0081】
本実施の形態において、弾性部材21Aの絶縁材としてシリコンを用いて説明したが、防振性能を有する弾性体であれば、材質は問わない。
【0082】
また、本実施の形態で用いた弾性部材を実施の形態2〜4で説明した構成に適応することも可能である。
【0083】
(実施の形態7)
図20は本発明の実施の形態7の慣性トランスデューサの斜視図、図21は同断面図である。
【0084】
本実施の形態において、実施の形態1と同一構成部分には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0085】
図20に示すように、第1の容器1Dの外部電極16m〜16pには、本慣性トランスデューサが実装される基板上のラウンド穴に挿通可能な大きさの導電性を有する半田メッキ鋼鈑からなるターミナル24a〜24dがロウ付けにより固着されている。図21に示すように、第1の容器1Dの作製工程において、ターミナル24a〜24dを同時に積層して構成することが可能である。例えば、短冊状のターミナル24a〜24dをセラミックシートを積層して第1の容器1Dを作製する工程の途中で積層し形成する。併せて、層間の導通及びターミナル24a〜24dとの導通も確保する。その後、ターミナル24a〜24dを曲げ加工し所定の形状を得る。
【0086】
このターミナル24a〜24dを利用することにより、本慣性トランスデューサを基板へ実装する際の位置精度のより一層の高精度化を図れると共に、表面実装が不可能な基板への対応、自動車等の使用環境が厳しくより実装信頼性の要求される用途への適応が可能となる。
【0087】
なお、実施の形態1〜7においては、第1、第2の容器としてセラミックシートの積層体から作製された例について説明したが、シートを積層する構成以外にも、型成形品、インゴットから加工形成したものを用いる構成も可能である。また、用いる材料に関してもセラミックス以外にガラスエポキシ材等様々なものが適用可能である。
【0088】
なお、実施の形態1〜7において、検知素子として水晶振動子を用いた例について説明したが、検知素子は水晶振動子に限定されるものではなく、慣性力により物理量が変化し、その変化量を電気的に検出できる様々なものが利用できる。
【0089】
【発明の効果】
以上のように本発明は、開口部を有し回路部品が実装された第1の容器と、前記第1の容器に設けられた外部電極と第1の接続電極と、内部に検知素子が実装され開口部が封止板により封止された第2の容器と、前記第2の容器に設けられた第2の接続電極とを備え、前記第1の容器の開口部を覆うように前記第2の容器が装着され、前記第2の接続電極と第1の接続電極とが電気的に接続されているため、センシングのための重要部品となる検知素子に回路部品固定用の樹脂系接着剤からのガスや有機物、半田やフラックスが付着することがない信頼性の高い検知素子部を作製できると同時に、万一にも回路部品部または検知素子部が損傷した場合、検知素子部または回路部品部の内の良品は再使用できる構造の慣性トランスデューサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の慣性トランスデューサの外観斜視図
【図2】 同分解斜視図
【図3】 同正面図
【図4】 同平面図
【図5】 同実施の形態の能動部品を取り付けた状態の第1の容器の平面図
【図6】 同正面半断面図
【図7】 同実施の形態のシールド板を外した状態の検知ユニットの平面図
【図8】 同正面断面図
【図9】 同実施の形態の電気的ブロック図
【図10】 同実施の形態の第1の容器の上面に検査電極を配置した慣性トランスデューサの平面図
【図11】 本発明の実施の形態2の慣性トランスデューサの正面断面図
【図12】 同分解正面断面図
【図13】 本発明の実施の形態3の慣性トランスデューサの正面断面図
【図14】 同平面図
【図15】 本発明の実施の形態4の慣性トランスデューサを説明するための要部正面断面図
【図16】 本発明の実施の形態5の慣性トランスデューサの正面図
【図17】 同実施の形態の弾性部材の平面図
【図18】 本発明の実施の形態6の慣性トランスデューサの平面図
【図19】 同正面断面図
【図20】 本発明の実施の形態7の慣性トランスデューサの斜視図
【図21】 同断面図
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 第1の容器
2 能動素子
3,3A,3C 外周壁
3B 段部
4a〜4e 受動素子
5 検知ユニット
6 第2の容器
7 水晶振動子
8 シールド板
9 シームリング
10 外周壁
11a〜11f 第2の接続電極
12 ワイヤ
13 電極
14a〜14f 第1の接続電極
15 樹脂
16a〜16d 外部電極
16m〜16p 外部電極
16e〜16h 検査電極
16i〜16l 検査電極
17 シールド電極
18a〜18f 切り欠き
19 孔
20 導電路
21,21A 弾性部材
22a〜22f 第3の接続電極
23a 絶縁材
23b 導電材
24a〜24d ターミナル

Claims (28)

  1. 開口部を有し回路部品が実装された第1の容器と、前記第1の容器に設けられた外部電極と第1の接続電極と、内部に検知素子が実装され開口部が封止板により封止された第2の容器と、前記第2の容器に設けられた第2の接続電極とを備え、前記第1の容器の開口部を覆うように前記第2の容器が装着され、前記第2の接続電極と第1の接続電極とが電気的に接続され、能動部品は、前記第1の容器の内部に実装され、受動部品は前記第1の容器の外周壁の上面に実装された慣性トランスデューサ。
  2. 外部電極は、第1の容器の外周壁の少なくとも2個所のコーナ部に下部から底面にかけて形成された請求項1に記載の慣性トランスデューサ。
  3. 第1の接続電極は、第1の容器の外周壁の上面に少なくとも2個所設けられるとともに、第2の接続電極は前記第1の接続電極と対応するように第2の容器の外周壁の下部から底面にかけて設けられた請求項1に記載の慣性トランスデューサ。
  4. 第1の容器の外周壁の外周面には検査電極が設けられ、この検査電極は前記第1の容器の底面から所定距離だけ離れた位置に設けられた請求項1またはに記載の慣性トランスデューサ。
  5. 第1の容器の外周壁の上面には検査電極が設けられ、この検査電極は第1の接続電極から所定距離だけ離れた位置に設けられた請求項1に記載の慣性トランスデューサ。
  6. 第2の容器の底面の外周部近傍に、接着及び封止するための樹脂が設けられた請求項1に記載の慣性トランスデューサ。
  7. 第1の容器の外周壁の上面の内周部には凹状の段部が形成され、この段部により第2の容器が支持された請求項1に記載の慣性トランスデューサ。
  8. 第1の容器の外周壁の上面を、第2の容器の第2の接続電極の上に配置するとともに、この第1の容器の外周壁の上面にシールド電極を設けた請求項に記載の慣性トランスデューサ。
  9. 第1の容器の外周壁の内面側であって、第2の容器の第2の接続電極に対応する位置には、この第1の容器の外周壁の上面側から段部上面にまで下方に向けて切り欠きが設けられた請求項またはに記載の慣性トランスデューサ。
  10. 切り欠き内面に電極が設けられた請求項に記載の慣性トランスデューサ。
  11. 切り欠き内の開口部より下方にのみ導電性接着剤が充填された請求項または10に記載の慣性トランスデューサ。
  12. 第1の容器の段部の底面で第2の容器の底面の第2の接続電極に対応する位置に孔が設けられた請求項乃至11のいずれか1つに記載の慣性トランスデューサ。
  13. 第1の容器の段部の孔は下方に向かって径小となる形状とした請求項12に記載の慣性トランスデューサ。
  14. 前記第2の接続電極と第1の接続電極とが薄い弾性部材を介して電気的に接続された請求項1に記載の慣性トランスデューサ。
  15. 弾性部材は第1の容器と第2の容器の接続面とほぼ同等の面積であり、かつ前記弾性部材には第1の接続電極と第2の接続電極とを互いに電気的に接続させるための第3の接続電極が形成されている請求項14に記載の慣性トランスデューサ。
  16. 弾性部材は第1の容器と第2の容器の接続面とほぼ同等の面積であり、かつ異方導電性である請求項14に記載の慣性トランスデューサ。
  17. 外部電極は、第1の容器の外周壁の少なくとも2個所のコーナ部に下部から底面にかけて形成された請求項14に記載の慣性トランスデューサ。
  18. 第1の容器の外周壁の外周面には検査電極が設けられ、この検査電極は前記第1の容器の底面から所定距離だけ離れた位置に設けられた請求項14に記載の慣性トランスデューサ。
  19. 第1の容器の外周壁の上面には検査電極が設けられ、この検査電極は第1の接続電極から所定距離だけ離れた位置に設けられた請求項14に記載の慣性トランスデューサ。
  20. 第1の容器の外周壁の上面の内周部には凹状の段部が形成され、この段部により第2の容器が支持された請求項14に記載の慣性トランスデューサ。
  21. 第1の容器の外周壁の上面を、第2の容器の第2の接続電極の上に配置するとともに、この第1の容器の外周壁の上面にシールド電極を設けた請求項20に記載の慣性トランスデューサ。
  22. 第1の容器の外周壁の内面側であって、第2の容器の第2の接続電極に対応する位置には、この第1の容器の外周壁の上面側から段部上面にまで下方に向けて切り欠きが設けられた請求項20または21に記載の慣性トランスデューサ。
  23. 切り欠き内面に電極が設けられた請求項22に記載の慣性トランスデューサ。
  24. 切り欠き内の開口部より下方にのみ導電性接着剤が充填された請求項22または23に記載の慣性トランスデューサ。
  25. 第1の容器の段部の底面で第2の容器の底面の第2の接続電極に対応する位置に孔が設けられた請求項20乃至24のいずれか1つに記載の慣性トランスデューサ。
  26. 第1の容器の段部の孔は下方に向かって径小となる形状とした請求項25に記載の慣性トランスデューサ。
  27. 外部電極は、第1の容器の外周壁の外周に設けられ、前記外部電極には基板上のランド穴に挿通するためのターミナルが設けられた請求項2または17に記載の慣性トランスデューサ。
  28. ターミナルは、第1の容器と一体的に積層されている請求項27に記載の慣性トランスデューサ。
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